JP2010535470A5 - - Google Patents

Claims (37)

1. セメントクリンカーとセメントを含むペーストから水硬化された少なくとも一つの油透過性セメント体に、原位置で調理用油を接触させることを含む、調理用油を保存するための方法。
2. 前記油が貯蔵容器中にある、請求項１に記載の方法。
3. 前記油が揚げ鍋中にある、請求項１に記載の方法。
4. 水飽和重量と乾燥重量との差から見積可能な、前記セメント体の空隙率が30〜55%である、請求項１から３のいずれか一項に記載の方法。
5. 水飽和重量と乾燥重量との差から見積可能な、前記セメント体の空隙率が約50%である、請求項１から３のいずれか一項に記載の方法。
6. セメントとクリンカーの総合重量に基づいて17.5〜32.5 wt%のセメントを含み、かつ、その残りが全てもしくは概ねクリンカーであるペーストから、前記セメント体が水硬化されている、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。
7. セメントとクリンカーの総合重量に基づいて20〜30 wt%のセメントを含み、かつ、その残りが全てもしくは概ねクリンカーであるペーストから、前記セメント体が水硬化されている、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。
8. セメントとクリンカーの総合重量に基づいて23〜27 wt%のセメントを含み、かつ、その残りが全てもしくは概ねクリンカーであるペーストから、前記セメント体が水硬化されている、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。
9. セメントとクリンカーの総合重量に基づいて約25 wt%のセメントを含み、かつ、その残りが全てもしくは概ねクリンカーであるペーストから、前記セメント体が水硬化されている、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。
10. 前記クリンカーの平均粒径が前記セメントの平均粒径と類似しているペーストから、前記セメント体が水硬化されている、請求項１から９のいずれか一項に記載の方法。
11. 非結合水の量が少ないことを理由として、前記セメント体中の孔が油受容性である、請求項１から１０のいずれか一項に記載の方法。
12. 前記油との接触前に乾燥させることに少なくとも一部よって、前記セメント体中の前記孔の水の含有量が少ない、請求項１１に記載の方法。
13. 高温調理用油に接触することに少なくとも一部よって、前記セメント体中の前記孔の水の含有量が少ない、請求項１１または１２に記載の方法。
14. 前記セメントクリンカーが白色OPCクリンカーであり、前記セメントが白色OPCである、請求項１から１３のいずれか一項に記載の方法。
15. 前記セメント体が独立型ブロックである、請求項１から１４のいずれか一項に記載の方法。
16. 前記セメント体がカートリッジ内のペレットである、請求項１から１４のいずれか一項に記載の方法。
17. 冷却点を持つ揚げ鍋中で揚げ調理が行われ、かつ、前記セメント体が前記揚げ鍋の上部高温領域に置かれる、請求項１から１６のいずれか一項に記載の方法。
18. セメントクリンカーとセメントを含むペーストから水硬化された少なくとも一つの油透過性セメント体を中に持つ調理用油。
19. セメントクリンカーとセメントを含むペーストから水硬化された、請求項１から１７のいずれか一項に記載の方法で使用するための油透過性セメント体。
20. 非結合水の量が少ないことを理由として、前記セメント体の孔が油受容性である、請求項１９に記載のセメント体。
21. 不透水性の包装材で包装もしくは梱包される、請求項２０に記載のセメント体。
22. カルシウム源もしくはマグネシウム源から得られ、かつ、前記カルシウムもしくはマグネシウムが調理用油に実質的に浸出しないようにケイ酸塩源と結合した固体フィルター処理材で、調理用油を原位置処理することを含む、揚げ調理中に調理用油を処理するための方法。
23. カルシウム源もしくはマグネシウム源から得られ、かつ、前記カルシウムもしくはマグネシウムが調理用油に実質的に浸出しないようにケイ酸塩源と結合した固体フィルター処理材で、調理用油を原位置処理することを含む、調理用油中の脂肪酸の原位置形成を遅らせる方法。
24. カルシウム源もしくはマグネシウム源から得られ、かつ、前記カルシウムもしくはマグネシウムが調理用油に実質的に浸出しないようにケイ酸塩源と結合した固体フィルター処理材で、調理用油を原位置処理することを含む、調理用油中の酸化生成物の原位置形成を遅らせる方法。
25. カルシウム源もしくはマグネシウム源から得られ、かつ、前記カルシウムもしくはマグネシウムが調理用油に実質的に浸出しないようにケイ酸塩源と結合した固体フィルター処理材で、調理用油を原位置処理することを含む、調理用油中のトランス脂肪の原位置形成を遅らせる方法。
26. 調理用油を保存するための油透過性セメント体を作るための方法であって、
    セメントペーストから前記セメント体を形成することと、
    前記セメント体を水硬化させることと、
    自由水を除去するために前記セメント体を乾燥させることと、
    水もしくは水蒸気の浸入に抵抗するパッケージに前記セメント体を梱包することとを含む方法。
27. 前記セメントペーストを、開口部を備えた独立型ブロックの形態をとるセメント体に形成することを含む、請求項２６に記載の方法。
28. 水硬化が高温で行われる、請求項２６または２７に記載の方法。
29. 水硬化が約40〜50℃で行われる、請求項２８に記載の方法。
30. 乾燥が高温で行われる、請求項２６から２９のいずれか一項に記載の方法。
31. 乾燥が50℃以上で行われる、請求項３０に記載の方法。
32. 乾燥が100℃以上で行われる、請求項３０に記載の方法。
33. 前記セメント体を水蒸気の浸入に抵抗するための膜もしくはシートに梱包することを含む、請求項２６から３２のいずれか一項に記載の方法。
34. （ａ）調理用油への浸漬および初期加熱の際の損傷に抵抗するために、自由水をほとんど含まない、あるいは自由水の量が少ない、ならびに、
    （ｂ）水もしくは水蒸気の浸入に抵抗するパッケージに封入されている、
    調理用油を保存するための水硬性油透過性セメント体。
35. 開口部を備えた独立型ブロックである、請求項３４に記載のセメント体。
36. 水飽和重量と乾燥重量との差から見積可能な、30〜55%の空隙率を持つ、請求項３４または３５に記載のセメント体。
37. セメントとセメントクリンカーの水硬性混合物を含む、請求項３４から３６のいずれか一項に記載のセメント体。