JP2010533110A - 折り目を取り入れたシート材料 - Google Patents

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Abstract

本発明は、コーナーモジュール(200)を形成するために折りたたむように配置され
た略フラットなシート材料を提供する。シートは表面(101)と裏面(103)および
シートに4つの堅質部分(102、106、108、110)を定める少なくとも4つの
収束折り目(L1、L2、L3、L4)を備えている。折り目の3つ(L1、L2、L3
)は、隣接する部分(102、106、108、110)の表面間の角度が減少するよう
にシートを折りたためるように配置されており、折り目の1つ(L4)は隣接する部分の
表面間の角度が増大するようにシートを折りたためるように配置されている。
公表する場合に添付するための図面は図3である。

Description

本発明は、少なくとも1つのコーナーモジュールを形成するために配置された折り目を
取り入れたシート材料に関する。詳細には、シート材料は、ポリプロピレンなどの堅質材
料の可能性があるが、これに限定されるわけではない。
時折使用される用品の保管を容易にするために、たいていの場合、そのような用品は折
りたたみ式にすることが望ましい。例えば、折りたたみ式椅子やテーブルはよく知られて
いる。そのような折りたたみ式用品は、たいていの場合、組み付けが必要な2つまたは3
つの構成要素か作られている。
最近、「リビングヒンジ」において改良が生まれている。リビングヒンジとは、薄い、
柔軟性のある材料部分で、同じ材料からできている2つの比較的硬質な物体をつなぐもの
である。適切な材料(ポリプロピレンとポリエチレンはどちらもその例である)で形成さ
れると、ヒンジは繰り返し折りたたむことができ、材料疲労のために他の材料で発生する
深刻な劣化もない。これによって、対象物は複数の構成要素と組み付けが不要な一体型「
ヒンジ」を中心に曲げることができ、より容易に手入れや保守を行うことができる。
そのようなヒンジの例には、121 Oxo Tower Wharf、Bargeh
ouse Street、London、SE1 9PH、United Kingdo
mに所在するJoseph Joseph Limitedが製造したChop2Pot
(TM)として知られる折りたたみ式まな板がある。このヒンジにより、その板が折りた
たまれ、切り刻んだ材料を片手鍋などに移すための傾斜スロープになる。
使いやすく、保管しやすく、製造しやすく、運びやすく、および/または清掃しやすい
用品には、ニーズがある。
本発明の一態様によると、折りたたんでコーナーモジュールを形成するように配置され
ている略フラットなシート材料があり、そのシートは、表面と裏面を備え、さらにシート
の4つの堅質部分を定める少なくとも4つの収束折り目を備えており、ここで、折り目の
3つは隣接する部分の表面間で角度を減じるために、シートを折りたたむことができるよ
うにされており、折り目の1つは隣接する部分の表面間で角度を増やすことができるよう
にされている。
本明細書で使用される「堅質」という用語は、「折り目に比べて堅質である」ことを意
味していることを認識されたい。ただし、好適な実施形態では、該当部分は略硬質であっ
てよい。好適な実施形態では、シート材料は実質的に切れ目がない。
一実施形態では、コーナーモジュールは4つの折り目で形成されており、その部分は、
基部、側部、終端部、およびコーナー部を備え、次のように配置されている。
前記基部が第1の折り目を介して前記終端部に接合され、第2の折り目により前記側部
に接合され、
前記コーナー部が第3の折り目を介して前記側部に接合され、第4の折り目により前記
終端部に接合されており、
ここで、折り目は、そのコーナーが形成されると、コーナー部の表面と側部の表面間の
角度が減少し、終端部の表面とコーナー部の表面間の角度が増大し、終端部の表面と基部
の表面間の角度が減少し、そして側部の表面と基部の表面との間の角度が減少するように
配置されており、
そのようにして、いったんコーナーが形成されると、コーナー部の表面と側部の表面間
の角度が90度未満になる。
いくつかの実施形態では、その角度は60度未満の可能性があり、さらに50度から0
度の間の場合もある。
一実施形態では、折り目は単一地点に収束している。他の実施形態では、1つまたは複
数の折り目が2つ以上の折り目が収束する地点からオフセットしている場合がある。1つ
または複数の折り目がオフセットしていることは利点になる場合がある。それは、コーナ
ーモジュールが形成される際の、各部の表面の衝突を防止できるからである。したがって
、オフセットを設けるのは、角度は90度大幅に下回る場合、実際にほとんど0度に近い
場合には、特に利点となる場合がある。
一実施形態では、シートは単一の材料から形成されている。折り目は、材料の弱くなっ
た領域に形成される場合がある。単一の材料のみで作られているシートを提供することに
より、そのシートが製造しやすくなる。例えば、弱くなった領域は、穴のあいた領域の場
合がある。
一実施形態では、シートが厚い材料から成り、折り目は厚さが減じられた領域に形成さ
れる場合がある。そのような実施形態では、折り目が、シートの表面または裏面から切り
取られたV字形の溝によって形成されている場合がある。いくつかの実施形態では、V字
形の溝が片側から、すなわち、表面または裏面のいずれか側からすべてが形成されている
場合がある。これによって、例えば防水容器を形成することができる。他の実施形態では
、V字形の溝の一部が片側(表面)で形成され、一部がもう一方側(裏面)で形成される
場合がある。表面に少なくとも1つの折り目および裏面に少なくとも1つの折り目がある
場合には、フラットな状態で、シートがそれ自体で屈曲に抵抗するので、半硬質のシート
という感触を持つことになり、利点となることがある。
一実施形態では、少なくとも1つの折り目がシートの表面または裏面からインセットさ
れている。詳細には、折り目が材料の薄い部分から成るヒンジに設けられているところで
は、この部分はシートの表面と裏面との両方から材料の深さを減じることによって形成さ
れてもよい。あるいは、折り目はヒンジの厚さの約半分を形成するので、折り目は異なる
厚さのヒンジを設けることによってインセットされてもよい。これによって、折り目は、
インセットされていない折り目ではない平面上に移動する。これによって、表面間の角度
が減少し、少ない抵抗での一体化が可能になる。
その材料は、例えば、プラスチックが考えられる。好適な実施形態では、プラスチック
には、リビングヒンジ特性がある。ポリプロピレンとポリエチレンは、そのようなプラス
チックの例である。折り目は、より薄い領域を材料に設けることによって形成される(堅
質部分の厚さと比較する場合)。シートがプラスチック材料から形成される場合、射出成
形や機械加工技術などを使用することで簡単に製造することができる。また、自動皿洗い
機などで洗浄も簡単である。材料がプラスチック材料の場合、プラスチックが折り目に対
して平行ではなく、折り目を横切って流れるようにシートを形成した方が良い。こうする
ことにより、ヒンジの強度と耐久性が向上するからである。
一好適な実施形態では、材料はポリプロピレンである。ポリプロピレンは多目的材料で
あり、成形および/または機械加工が簡単で、手入れも簡単である。さらに、ポリプロピ
レンは、薄い部分に繰り返し折ることが可能なリビングヒンジを形成することができ、そ
れによって射出成形、機械加工、鋳造などのいずれでも形成することができる。ポリプロ
ピレンは、「食品の安全」、自動皿洗い機の安全、および電子レンジの安全を実現する比
較的硬く耐久性のあるプラスチックである。
コーナーモジュールは、各部の2箇所が対面接触(または接近)するように配置しても
よい。これによって、コーナーモジュールは各部の表面間の内側面を定めることができる
一実施形態では、コーナー部は側部と対面接触(または接近)するようになる(すなわ
ち、コーナー部の表面と側部の表面の角度がほとんどゼロになる)。これによって、コー
ナーモジュールは基部、側部、および終端部の表面間の内側面を定めることができる。
いくつかの実施形態では、折り目が繰り返し折りたたみ可能であることが好ましい。コ
ーナーモジュールの形成と分解が繰り返し可能(すなわち、シートを折りたたんだり、フ
ラットにしたりすることが可能)となるため、利点となる。そのような実施形態では、折
り目はリビングヒンジに形成することができる。本明細書で使用されている、「リビング
ヒンジ」という語句は、薄い、柔軟性のある材料部分(材料のウェブなど)で、同じ材料
からできている2つの比較的堅質または硬質な物体をつなぐものである。代替の実施形態
では、ヒンジは、布地や革などの柔軟性のある材料から成っていたり、あるいはプラスチ
ック製連結ヒンジ、金属製ピアノヒンジなどから成っていたりしてもよい。
シートは複数のコーナーモジュールを備えていてもよい。いつかの実施形態では、シー
トは、2つ、3つ、またはそれ以上のコーナーモジュールを形成するようにしてもよい。
複数のコーナーモジュールを形成できるシートであれば、開いた、または閉じた多面体を
形成することができ、いろいろな用途に使用できる。例えば、本明細書のこれ以降で記述
している例示の実施形態は、4つのコーナーモジュールを備え、略軸円錐ピラミッド(f
rusto?pyramidal)形状を略フラットなシートから形成することができる
。しかし、立方形などを含む、他の形状も形成可能であることを認識されたい。
一実施形態では、シートはフラット状態の場合に、同様の他のシートと積み重ね可能で
あるように配置されている。これによって、シートをより簡単に運搬、保管、および陳列
することができる。容易に積み重ねるために、シートには1つのシートが他のシートに対
して正しく重なり合う手段を含めてもよい。例えば、シートには、1つのシートの突起部
分が別のシートのくぼみ部分とちょうど重なるように配置された突起部分とくぼみ部分を
含めてもよい。これらの突起部分とくぼみ部分は、足部や把手など、他の目的にも活用す
ることができる。
一実施形態では、シートは、折りたたまれた状態でコーナーモジュールを保持するよう
に配置された止め具を備えている。これによって、安定性のあるコーナーモジュールを形
成することができ、シートは内部応力や外力に抵抗して再びフラットの状態になるので、
利点となる。止め具としては、例えば、マグネット、フックとキャッチ、留め具、スナッ
プ、ナットとボルト、VELCRO(R)などを含めることができる。他の実施形態では
、止め具として、接着剤や溶接などの永続的な固定手段を含めることができる。好適な実
施形態では、止め具は、フラットの状態の場合、実質的にシートの面内に収まるように配
置されている。これによって、シートの保管をより容易にすることができる。
本発明の一態様によると、折りたたみ時に略フラットになるリビングヒンジを取り入れ
たシート材料で作られている折りたたみ式容器が提供されている。フラット状態のときに
、シート材料が単一層であることが好ましい。
本発明の一態様によると、上述のように、少なくともの1つのコーナーモジュールを形
成するように配置された折り目を取り入れたシート材料で作られている折りたたみ可能な
物体が提供されている。いくつかの実施形態では、その対象物体は容器である。
一態様によると、本発明では、折りたたみ可能な台所用品が提供されている。そのよう
な実施形態では、食品に安全で、洗浄が簡単である、好ましくは自動皿洗い機で洗浄でき
る材料の用品を製造することには特に利点がある。また、オーブンおよび/または電子レ
ンジで使用しても安全な材料を提供することにも利点がある場合がある。実施形態が折り
たたみ式の場合、簡単に保管をできるので特に利点となることがある。
一態様によると、本発明は、折りたたんだ状態のときに、水切りが折り目を取り入れた
略平面のシートから成るように配置された、折りたたみ可能な水切りを提供している。水
切りは、上述のように、1つまたは複数のコーナーモジュールを取り入れたシート材料か
ら形成することができる。
上述の本発明のどの態様も、本発明の他のすべての態様の特徴を取り入れることが可能
である。
次に本発明の実施形態は、以下の図面を参照し、例示的な目的でのみ記述される。
コーナーモジュールがフラットシートから形成できるように配置された折り目の概略図である。 図1で示した折り目を使用したコーナーモジュールの構成を示す図である。 図1で示した折り目を使用したコーナーモジュールの構成を示す図である。 図1で示した折り目を使用したコーナーモジュールの構成を示す図である。 図1のコーナーモジュールの4つを含めることで、フラットシートから容器を形成できるように配置された折り目の概略図である。 折りたたみ/フラット状態の本発明の一実施形態を取り入れた水切りの表面図である。 本発明の一実施形態を取り入れた図4の水切りの裏面図である。 図4で示す水切りを、水切りの断面図に沿って示す表面図である。 図6のコーナーモジュールの詳細図である。 図6のコーナーモジュールの詳細図である。 水切りに取り入れられたリビングヒンジの詳細図である。 水切りに取り入れられたリビングヒンジの詳細図である。 水切りに取り入れられたリビングヒンジの詳細図である。 水切りに取り入れられたリビングヒンジの詳細図である。 図6のコーナーモジュールの変形形態の詳細図である。 水切りの表面の斜視図である。 水切りの表面の斜視図である。 本発明の一実施形態によるフックを示す図である。 本発明の一実施形態によるキャッチを示す図である。 組み立てられた水切りの斜視図である。 コーナーモジュールを形成するように配置された折り目のさまざまな配置を示す図である。 コーナーモジュールを形成するように配置された折り目のさまざまな配置を示す図である。 コーナーモジュールを形成するように配置された折り目のさまざまな配置を示す図である。 コーナーモジュールを形成するように配置された折り目のさまざまな配置を示す図である。 コーナーモジュールがフラットシートから形成できるように配置された折り目の概略図である。 図14で示した折り目を使用したコーナーモジュールの構成を示す図である。 図14で示した折り目を使用したコーナーモジュールの構成を示す図である。 図14で示した折り目を使用したコーナーモジュールの構成を示す図である。 コーナーモジュールを活用した器具を示す図である。 コーナーモジュールを活用した器具を示す図である。 コーナーモジュールを活用した器具を示す図である。 コーナーモジュールを活用した器具を示す図である。 図16aから図16dの器具の裏面図および拡大図である。 図16aから図16dの器具の裏面図および拡大図である。
本発明の一実施形態を例示するために、コーナーモジュールを形成するように配置され
た折り目を取り入れた硬質平面Pを示す図1を参照する。以下の説明用に、平面Pの厚さ
はゼロと見なされる。
平面Pは、1つの合流点Jにすべてが収束する4つの折り目L1、L2、L3、L4を
備える。これによって、平面Pは4つの硬質面に分割される。それは、基部B(L1とL
2との間)、側面S(L2とL3との間)、コーナーC(L3とL4との間)、終端E(
L4とL1との間)である。各面は、それぞれAB、AS、AC、およびAEと名付けら
れた角度(すなわち、4つの折り目L1、L2、L3、L4の間の角度)で延在している
図1から3で、4つの折り目間の角度は、AB=90度、AS=135度、AE=11
4.79度、AC=20.21度であるが、角度の他の設定も可能であること、フラット
状態での4つの折り目L1、L2、L3、L4間の角度AB、AS、AC、AEを変更す
ると、折りたたみ状態の4つの面B、S、C、E間の角度も変わることを認識されたい。
図1はまた、L1とL2に直交する反射線M1とM2も示している。以下で図3に関連
して説明しているように、コーナーモジュール200を形成するように配置された折り目
L1、L2、L3、L4のセットは、反射線M1とM2で反射したり、回転したりするこ
とができる。
図2aから2cは、コーナーモジュール200を形成するために、折り目L1、L2、
L3、L4を折りたたむ各段階を示している。図2aでは、平面Pはフラットであること
が示されている。図2bでは、基部Bはそのままであるが、終端EはL1で折りたたまれ
ている(そのため、基部Bの面と終端Eの面との間の角度は減少する)。これによって、
コーナー面Cも上方移動し、同時に、L4で外側に回転する(そのため、終端面とコーナ
ー面との間の角度は増大する)。次に、これによって側面Sが折り目L3により持ち上げ
られ、それによりL2で回転する(そのため、基部面Bと側面Sとの間の角度は減少する
)。コーナーモジュール200が折りたたまれると、コーナー面Cと側面Sとの間の角度
は180度から0度(すなわち、互いに接触するまで)に減少する。これは、2Cで示し
ているように、完全に折りたたまれた状態である。
コーナーモジュール200が上述の方法で折りたたまれるには、次の規則が適用される
必要があることに留意されたい。
・AE+AC<180度
・AC<AS
・(AS−AC)>(AB−AE)の絶対値
これらの規則では、理論上可能な角度の範囲を記述しているが、コーナーモジュール2
00の機能は、角度がこれらの範囲の端点に近づくにつれて低下する場合がある。
図3は、コーナーモジュール200を形成できる折り目L1、L2、L3、L4の4つ
のセットを取り入れた平面Pを示している。これらのセットの2つについては上述のとお
りであり(図3の右上と左下で示している)、2つは記述したこのセットの2つの反射バ
ージョンである。これらのコーナーモジュール200が折りたたまれると、平面Pから5
面容器形状(すなわち基部と4つの面)が形成される。しかし、当業者であるなら、コー
ナーモジュール200を形成できる折り目のセットが多くても少なくても、それらを使っ
て他の形状が形成できることを認識されたい。
前述では、コーナーモジュール200が平面Pで形成可能である原理を例示したが、実
際の材料には厚さがあることを認識されたい。平面Pがかなりの厚さのある材料の表面で
あるとする場合、折り目L1、L2、L3、L4で互いに隣接するエッジを、表面B、S
、C、およびEのすべてで持つのが不可能であることは明白になる。折り目L1、L2、
L3、L4がすべて表面にある場合、コーナーモジュール200は終端面Eとコーナー面
Cとの間の折り目L4で硬質部分のエッジとして折りたたむことができなくなり、直ちに
互いにどうにもならなくなる。折りたたみの動作を可能にするには、少なくともこの折り
目L4にある部分のエッジに隙間を設ける必要がある。例えば、このことは、終端面Eと
コーナー面Cとの間の折り目L4の裏面に、2つの部分エッジを形成し、V字形の溝を作
成することで実現できる。ここのV字溝の角度は折りたたみに必要な角度より大きいか、
同等である(ただし、当然180度未満である)。例えば、材料が非常に薄く、圧縮可能
な場合、V字形の溝が必要ではないことは当然理解されることである。
同様のV字形の溝は、他の3つの折り目L1、L2、L3、L4で形成可能であるが、
これは技術的ではなく美的な考慮事項である。というのは、これらの折り目は「閉じてい
る」のではく「開いている」(すなわち、隣接する面同士の角度は減少する)からである
本発明の代替の一実施形態を図4から図12に示す。これらの図は、いくつかの例示的
な寸法をミリメートル単位で示している。図を理解しやすいように、すべての図で、必ず
しもすべての配置要素に名前が付けられてはいない。
この実施形態では、折り目L1、L2、L3、L4は必ずしも、上述のように、すべて
が平面Pの1つの表面上にあるわけではない。これらの図は、コーナーモジュール200
を形成できる折り目L1、L2、L3、L4の4つのセットを取り入れた折りたたみ可能
な水切り100を示している。水切り100は、一体成形されたポリプロピレンで作られ
ており、図4で示している表面101と、図5で示している裏面103とを備えている。
各コーナーでは、(図4の左上コーナーに記されているとおり)4つの部分B、S、C、
Eが材料の薄い部分である折り目L1、L2、L3、L4で接合されている。(図8aか
ら図8dに横断面で示されている)これらの薄い部分で、材料は、いずれか1つの折り目
L1、L2、L3、L4で材料を繰り返し曲げることのできる「リビングヒンジ」800
a、800b、800c、800dを形成することができる。
主に図4を参照すると、水切り100は、実質上、8面を有する平面のポリプロピレン
シートから成っている。水切り100は、4つの折り目で定められる中心部分に正方形の
基部102を備えている。これらの折り目の2つは第1のタイプ(L1)からできており
、折り目の2つは第2のタイプ(L2)からできている。これらについては以下でより詳
細に記述する。
また、ヒンジで連結された8つの部分も設けられている。ヒンジで連結された部分は、
第1のタイプの折り目L1で基部102に接合している2つの終端部108と、第2のタ
イプの折り目L2で基部102に接続している2つの側部106とを備える。側部106
と終端部108とは、略六角形の形状である。ヒンジで連結された部分にはさらに、略三
角形の形状である4つのコーナー部110を備える。各コーナー部110は、第3のタイ
プの折り目(L3)を介して側部106と、第4のタイプの折り目(L4)を介して終端
部108と結合している。
図8aから図8dで詳細を示しているように(図7で記されている横断面を参照)、こ
の実施形態では、折り目L1とL2とは、次のように水切り100の表面101に形成さ
れる。V字形の溝802a、802bは、図8aと図8bで示しているように、水切り1
00の裏面103方向を頂点として形成される(水切り100が組み立てられると、これ
らのヒンジは「閉じる」ため、隙間が必要である)。これらのV字形の溝802a、80
2bの角度は、基部102と終端部108との間、および基部102と側部106との間
のそれぞれ折り角より大きいか、同等である。
図7aと図13dから最もはっきりわかるように、折り目L4は折り目L1とL3の合
流点で交差しないように位置付けられている(図1から図3の例とは対照的)。これにつ
いては、図13aから図13dを参照して、以下でより詳細に記述している。
V字形の溝802c、802dは、水切り100の表面101方向を頂点として、L3
とL4に沿って水切り100の裏面101に形成される(図8cと図8dとを参照)。上
述のとおり、L4のV字形の溝802cは折りたたみプロセスを実行可能にするのに必要
だが、L3のV字形の溝802dは主に美的な考慮から追加されている。これら交差する
4つのV字形の溝の構成によって、シート材料に穴が開く結果となる。例示している実施
形態では、この穴は、V字形の溝の交差部分で略ひし形の形状の穴122を形成するよう
に整えられている。穴122はL1の方向に延長され、基部102と終端部108との間
が相対屈曲可能なようになっている。これは、水切り100がフラットな状態と折りたた
まれた状態との中間にあるのときに生じる内部応力の減少に役立っている。したがって、
穴122を延長することで、水切り100を折りたたむ際に生じる「スナップ」力は減少
するが、ヒンジ800aから800dのいずれかへの致命的な損傷を防止するのに役立っ
ている。
図8eは、図6のコーナーモジュールの変形形態の詳細図である。切り抜き450はヒ
ンジL1とL2に沿って延長されており(ヒンジL1に沿ってのみ延長している図7と図
7aとの切り抜き122とは対照的)、V字形の溝の交差部分に略L形状の穴が設けられ
ている。これは、ひし形形状の穴122と同様の働きをする(上述のとおり)、しかし、
ヒンジL2を短縮化することにより、基部102と側面106との間でも相対屈曲が可能
になるという効果がある。
水切り100が「不適切に」折りたたまれる(すなわち、本明細書で記述しているもの
とは異なる何らかの方法で折りたたまれる)場合、一部のヒンジに大きな応力が生じる可
能性がある。「不適切な」折りたたみの例は、角度BSが略180度を超えるほど、側面
106が基部102に対して曲がる場合である。ヒンジを損傷するそのような応力の可能
性を少なくするために、ひし形形状122またはL形状450の各穴につなげられた応力
緩和スロット451を設けてもよい。これらのスロットにより、相対屈曲が側面パネル1
06、コーナーパネル110、および接合ヒンジL3の間に発生するようになる。応力緩
和スロットは、終端108および/またはコーナー110の各パネルにも、または代替案
として終端108および/またはコーナー110の各パネルに位置付けることができ、そ
れぞれのヒンジで応力緩和が可能である。スロットは適切な方法で、直線化、曲線化、ま
たは成形して、記述した機能を実行することができる。
また水切り100には、4つのフック112(終端部108のそれぞれに2つ)と4つ
のキャッチも備わっている。これらについては、図10と図11を参照して、以下でより
詳細に記述する。さらに水切り100には、基部102と、基部102方向のヒンジで連
結された部分106、108、110の領域との全体に分布している多数の排水穴、なら
びに終端部108の切り抜き部分として形成されている、2つのハンドル118が備わっ
ている。
4つの脚部120が基部102に形成されている。図6と図9からわかるように、脚部
120は上側(表面101)上で形成されたくぼみが裏面103で脚部120を形成する
ように成形される。これはフラット状態の水切り100を積み重ねる際の安定性に寄与す
る。それは、1つの水切り100の脚部120が直下の水切り100のくぼみに収まるか
らである。さらに、ハンドル118は傾斜面600と裏面103から突き出ているへり6
02で形成され(図6の断面y−yを参照)、その配置は、水切り100がフラット状態
で積み重なっている場合、1つの水切り100のへり602が直下の水切り100のハン
ドル118の面600内に収まるようになっている。
水切り100の両側にヒンジ800a、800b、800c、800dがあることで、
水切り100は折りたたんだ状態の場合、それ自体の屈曲に抵抗するので、半硬質のシー
トという感触を持つことになる。すべてのヒンジ800a、800b、800c、800
dが片側にある場合には、硬質パネルからできている柔軟なシートという感触になる。他
の実施形態ではこれが望ましい場合がある。
さらに、フラット状態および折りたたんだ状態で、シートの各側の4つの折り目の形状
と角度は、安定しており、すなわち内部応力は発生しない。しかし、折りたたみの動作時
に、折り目L1、L2、L3、L4が互いに対して「位置あわせを誤る」ようになると、
4つの部分102、106、108、110は個々に屈曲し、内部応力が生じ、不安定な
状態になる。このことにより、コーナーモジュールがフラット状態と折りたたまれた状態
との間を移動すると、コーナーモジュールにはわずかに「スナップの感触」が生まれる。
再度、図8aから図8dを参照すると、ヒンジ800a、800b、800c、800
dのぞれぞれには長さがある。その長さは、ヒンジ800a、800b、800c、80
0dが曲がる必要のある角度に左右される。したがって、この例では、L3にあるヒンジ
800d(図8dを参照)が、他のどのヒンジよりも大きい180度曲がるので最長であ
る。
さらに、折り目L1、L2、L3、およびL4が形成されるリビングヒンジ800a、
800b、800c、800dは約0.5ミリメートルの厚さである。したがって、横断
面を見ると、リビングヒンジが曲がると、ヒンジの外側部分が緊張し、内側部分は圧縮さ
れる。これら2つの部分の間にヒンジの中立軸があり、理論上、緊張も圧縮もない。ヒン
ジ800a、800b、800c、800dには厚さがあるので、この中立軸(すなわち
、折り目)はシート表面からわずかにインセットしている。したがって、水切り100が
折りたたまれ、コーナーモジュール200が形成されると、コーナー面Cと側面Sは内側
に閉じ、互いに抵触する。これには、メカニズムが折りたたみに「抵抗し」、折り目L1
、L2、L3、L4が水切り100のいずれかの側に配置されることによりもたらされる
「はっきりとしたスナップの感触」を抑制するという効果がある。これが他の実施形態で
望ましい場合があるのと同時に、本実施形態でもスナップ感触は望ましい。図8aから図
8dでわかるように、L3(図8d)およびL4(図8c)にあるヒンジ800d、80
0cは裏面103からのV字形の溝802d、802c、ならびに表面101上で略長方
形の溝804d、804cにより形成される。
同様の長方形の溝は、裏面103のL1(図8b)およびL2(図8a)に見ることが
できる。この結果、折り目(特にL2の場合)はインセットされる。
L3とL4のオフセットおよびL2のインセットの理由については、図13aから図1
3dを参照しながら、次で説明する。
以下で説明しているように、L2のインセットは水切り100のより簡単な折りたたみ
に寄与している。他の折り目L1、L3、L4のインセットは技術的な理由であるという
よりも美的な理由である(ただし、折り目L1、L3、L4を定義する際に技術的な利点
がある場合もある)。
図1から図3を参照し、さらに今、図13aを参照して記述している「片側」コーナー
モジュールの例では、ヒンジ800aから800dは、すべてシートの表面上にあり、各
ヒンジ800aから800d(すなわち、中立軸、そして折り目L1、L2、L3、およ
びL4)で折りたたまれる実際の地点がシートの表面101上になるような非常に厚さの
薄いものであることが想定されている。したがって、この例では、折り目L1、L2、L
3、L4およびヒンジ800aから800dは同じ場所にある。このバージョンでは、4
つのヒンジ800aから800dのすべては単一の地点に集まり、コーナーモジュール2
00は、コーナー部110と側面Sが対面接触するまで自由に折りたたむことができる。
「両側」コーナーモジュール200のこのような「非常に薄いヒンジ」バージョン(図
13bを参照)では、ヒンジ/折り目L3およびL4はなお表面101にあるが、ヒンジ
/折り目L1およびL2はシートの反対側に移動している(裏面103)。ヒンジ/折り
目L1およびL2(裏面上)はなお単一地点で集まっており、面103を垂直方向から見
ると、L3も(シートのもう一方の側、面103上ではあるが)この地点を通過している
。ヒンジ/折り目L4はこの地点に合致せず、L1の線分に沿って一定距離、移動してい
る。この結果、フラット状態と折りたたまれた状態との両方で形状的に安定した折り目L
1、L2、L3、L4が構成される。しかし、フラット状態と折りたたまれた状態との中
間状態で、折り目L1、L2、L3、L4が形状的に不適正になり、その結果、コーナー
モジュール200内に内部応力が形成され、不安定状態になる。
「片側」バージョンに比べると、「両側」コーナーモジュール200には、次の2つの
大きな相違がある。第1に、「両側」バージョンは誤った方向への折りたたみに抵抗し(
すなわち、基部Bと終端E間の表面角度が180度より大きい場合)、第2に、折りたた
み中の内部応力のために(上述のとおり)、「両側」バージョンは折りたたまれた状態と
フラットな状態でのみ安定しており、コーナーモジュール200の折りたたみおよび展開
時には、はっきりとした「スナップ」の感触がある。どちらのバージョンが望ましいかは
、コーナーモジュール200が配置される用途に左右される。
「片側」および「両側」コーナーモジュールのこれらの「非常に薄いヒンジ」モデル(
上述)では、ヒンジは厚さがゼロと想定されており、そのために折り目が一致しているが
、実際には、ヒンジ800には一定の厚さがある。かなりの厚さがある場合、各ヒンジ8
00の中立軸(すなわち、折り目)はシートの実際の表面101、103上にはないと見
なされるが、その代わりにシートの中にわずかな距離(およそヒンジ800の半分の厚さ
)だけインセットする。このことは、コーナーモジュール200(片側でも、両側でも)
が完全に折りたたまれた状態に近づくと、コーナー部110と側部106の各表面が衝突
し、その結果、少なくとも本実施形態では、折りたたみに対して望ましくない抵抗が生じ
る(ただし、他の実施形態では望ましかったり容認できたりする場合がある)。
「厚いヒンジ」の片側バージョンの場合(図13c)、これを補正する1つの方法は、
L1の線分に沿って折り目L3およびL4を「オフセット」して、それぞれがL1とL2
の交差部分に集まらないようにし、さらに折り目L1をわずかな距離だけシートの中に「
インセット」して、他のヒンジの中立軸L2、L3、およびL4と同じ平面上にならない
ようにすることである。「厚いヒンジ」という用語は、本実施形態のかなりの厚さ、例え
ば0.5ミリメートルなどを持つヒンジを述べており、折り目はヒンジと一致していると
は見なされないが、ヒンジ内の中立軸にある。
同じ解決策を例示した水切り100に適用すると(すなわち、「厚いヒンジ」の両側バ
ージョン、図13d)、折り目L3およびL4はここでもL1の線分に沿って「オフセッ
ト」され(L3がL1とL2の交差部分を通過しないように)、さらにL2は、L1の折
り目と同じ平面上にないように、わずかな距離だけ裏下103から「インセット」される
(すなわち、表面101の方向に移動)。この結果、図13cで示している「厚いヒンジ
」の片側モデルと同様の相対調整がL1とL2との間で行われる。さらに、L4は、図1
3bを参照する上述のように、L1に沿って移動する。
ヒンジ800の任意の配置で、これらの補正用「オフセット」、「移動」、および「イ
ンセット」の実際の寸法は、パラメトリック3D CADソフトウェアを使用したり、実
験に基づいたりするなどして計算することができる。
水切り100の本実施形態では、固定手段は、コーナー面110と側面106の接触状
態およびコーナーモジュール200の閉状態を保つのに使用される。図からわかるように
、本実施形態の固定手段は、4つのコーナーのそれぞれに位置付けられたフック112と
キャッチ114から成っている。フック112の詳細は図10で示されており、キャッチ
114は図11で示されている。フック112は、3つの側面から切り抜かれた略長方形
の部材から形成される。これは、固定された側が終端部108上にあり、各フック112
がコーナー部110まで延在するように位置付けられている。水切り100の裏面103
で(図5を参照)、フック112は略「S」字型形状を有する。キャッチ114は、切り
抜き部分が含み、図11からわかるように、1つのエッジで先端部124を形成するよう
に成形されている。キャッチ114は、六角形の側部106の外側コーナー向きに位置付
けられている。
その配置は、コーナーモジュール200の形成時に、フック112がキャッチ114に
入るというものである。フック112は、S字型形状とキャッチ114の先端部124と
の間で協調することにより、終端面108の平面から移動する。しかし、S字型形状の最
初の半分が先端124を過ぎると、ポリプロピレン材料の弾力によってフック112は終
端部108の平面に戻る。それで、コーナーモジュール200はしっかりと固定される。
コーナーモジュール200は、フック112に対して横方向に圧力を加えたり、側面1
06を引き離したりすることで固定解除することができ、フック112はキャッチ114
の先端部124を超えてスライドする。側部106を引き離すことで分解する場合、一方
の側部106の1組のフック112がキャッチ114から分離してから、もう一方の側部
106が分離することを認識されたい。フック112を水切り100の裏面103上に配
置することによって、水切り100の分解はより簡単になる。一方の側部106が分離す
ると、水切り100の形状が変化し、分離した側部106に近い終端部108が押し出さ
れるからである。これによって、フック112のもう一方の組の分離も容易になる。フッ
ク112がわずかに回転するからである。
図12では、フック112がすべてキャッチ114に係合している組み立てられた水切
り100を示している。水切り100は、野菜などの水切りや洗浄に使用するために準備
ができている。フック112の係合により、材料(比較的重い場合)が水切りの中に配置
される場合でも、水切り100は、折りたたまれた状態またはフラットな状態になるのを
防止できることを認識されたい。
図14では、コーナーモジュール200の変形形態を形成するように配置されている折
り目を取り入れた硬質平面を示している。次の説明のために、平面Pの厚さはゼロと見な
される。
折り目L1、L2、L3、L4は交差部分Jで収束し、平面は次の4つの硬質部分に分
割される。基部B(L1とL2との間)、側面S(L2とL3との間)、コーナーC(L
3とL4との間)、および終端E(L4とL1との間)である。各部分は、それぞれAB
、AS、AC、およびAEと名付けられた角度(すなわち、4つの折り目L1、L2、L
3、およびL4の間の角度)で延在している。
図14で示しているコーナーモジュール400で、折り目L2およびL4は角度AEお
よびABの合計が180度、ならびに角度ACおよびASの合計が180度になるように
配置されている。4つの折り目L1、L2、L3、およびL4は同じ交差部分(J)で交
差している。この折り目配置により、平面は前述の構成と同様に折られるが、折られた平
面の角度構成の点で変形形態を可能にしている。
部分BおよびEが同一平面上に配置される場合、折り目L2およびL4は同一線上で、
折り目L2−L4に沿って折り軸を形成する。便宜上、L2とL4が同一線上の場合、L
24という記号を利用することにする。L2とL4が同一線上にある場合、部分Sおよび
Cは互いに同一平面上にある。したがって、L24はBとEから形成される部分とSとC
から形成される部分間のヒンジを形成する。
図15aは、フラット状態(P0)の図14の平面を示している。図15bは、部分B
およびEにより形成された平面に対して角度Xだけ、L24を軸として引き起こした部分
CおよびSを含む傾斜状態(P2)の図14の平面を示している。Xが0度より大きい場
合、部分BおよびEは同一平面上のままで、部分CおよびSも同一平面上のままである必
要がある。したがって、Xが0度より大きい場合、折り目L1およびL3は「ロック」さ
れることになり、それらのヒンジにより接合された部分間の角度は固定される。平面は2
つのパネルBE一体化およびSC一体化として動作し、折り目L24に接合している。
角度Xが0度に設定されている場合、4つの折り目L1、L2、L3、およびL4は「
ロック解除」状態で、各部分は互いに移動可能で、図15cで示している折られた状態(
P1)にシートを折ることができる。折られた状態(P1)に平面を折ると、角度BS、
SC、およびEBが減少し、同時に、角度CEが増大する(「角度BS」および同様の用
語は、本明細書において、特定された部分間の角度を表すために利用される)。
状態P2から状態P1に移行するには、シートは、面B、S、C、およびEが同一平面
であるP0を介して移る必要がある。
コーナーモジュール400の例では、角度AEおよびABは90度にすることができ、
ACは45度、そしてASは135度にすることができる。ただし、前述の規則(コーナ
ーモジュール200で述べたもの)を満たす他の角度も使用することができる。
上述のように、図14の平面は厚さがゼロで硬質と想定されている。P2からP1に移
行するには(反対方向も同様)、シートは、すべての部分が完全に同一平面上にあるP0
を介して移る必要がある。ただし、実際の実装形態では(つまり、図14による折り目を
持つ物理的用品)、平面と折り目には一定の厚さと一定の屈曲がある。つまり、面すべて
がP2からP1に移行するために完璧に同一平面上にある必要はなく、L24も厳密に同
一線上ある必要はない。したがって、BE一体化およびSC一体化という用語は、P2か
らP1への移行を可能にするために、十分に同一平面である部分を指し、L24は折り目
L2およびL4が十分に同一線上であることを指すことを意図している。
図16aは、コーナーモジュール400を取り入れた切断洗浄器具を示している。この
器具のコーナーモジュールは図14および図15aから図15cで示しているものの反射
バージョンであるが、同じ原理で機能する。便宜上、図14、図15aから図15c、お
よび図16aから図16dでは、同じ参照を利用している。他の実施形態に関連して上述
したように、パネルB、S、C、およびEはポリプロピレンなどの硬質なシート材料から
形成され、折り目L1、L2、L3、およびL4のヒンジはそれらのパネル間でリビング
ヒンジとして形成することができる。一定の厚さを持つパネル間で角度が言及される場合
、角度はそれらのパネルの表面間で測定される。
図16aでは、パネルB、S、C、およびEが同一平面であるフラット状態(P0)の
器具を示している。この状態から、器具は、図15aから図15cに関連して上述したよ
うに、図16bと図16dで示している傾斜状態(P2)または図16cで示している折
られた状態(P1)に移行できる。パネルBおよびEは、略フラットな表面で、切断面や
洗浄面として使用するためのものである。パネルSには、表面を貫通する複数の穴300
とキャッチ穴301がある。フック302は、状態(P1)で器具を解除可能にロックす
るために設けられている。
状態P2で、パネルBおよびEは表面上に位置付けることができ、パネルBおよびEの
表面は切断および洗浄面として利用できる。器具が状態P2の場合、折り目L1のヒンジ
はロックされ、これによってBE一体化は同一平面状態で保持される。
角度BEを小さくすることにより、器具を状態P0から状態P1(図16c)に移行す
ることができる。器具を状態P1に移行すると、角度CEは増大し、角度BSおよびSC
は減少する。器具が状態P1に移行すると、フック302がキャッチ穴301と係合し、
状態P1で器具を解除可能にロックする。状態P1で、器具はパネルB、E、およびSで
定められる容積部の範囲で、収容する品目の水洗いや水切りに使用することができる。器
具の傾斜設定を適切にすることにより、品目に注がれる水が、排水穴300および折り目
L1、L2、L3、およびL4の交差部分にある穴303を通して流れ出る。パネルSか
ら見た容積部の遠位端は開いているので、その容積部内の品目は、その方向に器具を傾け
ることにより、外に空けることができる。
器具を状態P2で使用すると、パネルBE一体化を表面に位置付けることができ、それ
らのパネルの表面を切断面として使用できる。その状態では、パネルSC一体化は折り目
L24でヒンジの回りを自由に回転できる。したがって、そのパネルは、重力により器具
が状態P0に戻るように下向きに回転する傾向にある。状態P0では、L1(およびL3
)は「ロック解除」され、パネルBおよびE(そしてパネルSおよびC)は同一平面状態
を保持していない。同様に、パネルSC一体化を表面上に位置付け、パネルBE一体化を
引き起こし、折り目L1のヒンジをロックする角度Xを提供するようにすることができる
。その方向だと、BE一体化は状態P0へと下向きに回転する。次の記述は、一般にP2
からP0への器具の移動に適用される。
器具がフラットな面に配置されている場合、パネルSC一体化が状態P0へ下向きに回
転するのを防止するために、1つまたは複数の脚部410をパネルSまたはCの裏面に設
けてもよい。器具が表面に配置されている場合、図16dで示しているように、それらの
脚部はパネルSC一体化を角度Xまで押し上げる。器具が傾斜状態P2を保持しているの
で、パネルBおよびEは同一平面状態BE一体化に「ロック」される。
状態P2でパネルSC一体化を支持する代替手段は、直ぐ以下で記述する。
上述のように、ヒンジの裏側は、通常、V字型の溝でくぼんでいる。十分に硬質なスト
ッパーを折り目L2ヒンジの裏面に沿って溝内に形成すると、パネルBおよびSが同一平
面になることを防止することができる。状態P2で表面を配置すると、パネルSC一体化
の下向き移動はこうして防止され、SC一体化は表面に対して角度Xで保持され、したが
ってヒンジは折り目L1でロックされ、パネルBおよびEは同一平面状態BE一体化に保
たれる。
パネルB、S、C、およびE、ならびに折り目L1、L2、L3、およびL4のヒンジ
が完全に硬質である場合、ヒンジL2のストッパーは器具が状態P0に移動するのを防止
するので、状態P2から状態P1への移動を防止できる。しかし、実際には、ヒンジとパ
ネルは屈曲する。角度Xが小さくなるようにストッパーが設定されている場合、屈曲によ
り、器具はストッパーの力に対して、状態P0に十分近く移動することができるので、器
具が状態P2から状態P1へ、およびその逆方向に「スナップ」することが可能となる。
ストッパーはL4沿いに位置付けないようにする必要がある。そのストッパーで器具が状
態P1と状態P2との間を移動しないようにしているからである。
状態P2から状態P1、およびその逆方向に移動するのに必要な力を少なくするために
(または、パネルBおよびEを同一平面で保持するのに角度がより広く必要な場合)、弾
力性要素を硬質のストッパーに代わりに利用することができる。その要素は、重力に対し
て角度Xで、パネルSC一体化を保持できるだけのサポートを提供する一方で、器具を状
態P2と状態P1との間で移行する場合、簡単に克服する力を提供するようにも構成され
ている。
また、弾力性要素は折り目L4のヒンジに沿って配置することもできる。しかし、その
位置に配置する場合、器具が状態P1に折りたたまれる際、弾力性要素の動作に逆らって
器具を移動する必要がある。したがって、弾力性要素によって提供される力は、移動が弾
力性要素に逆らって可能であるように適切に定義される必要があり、フック302とキャ
ッチ301も十分なロックの力を提供し、弾力性要素の力に逆らって器具を状態P1に保
持する必要がある。
さらに他の代替形態では、保持部品が器具を状態P2に保持するようにしてもよい。保
持部品は、器具を状態P2と状態P1に(状態P0を介して)移動するため取り外せるよ
うに、着脱可能であってもよい。あるいは、保持部品は、保持状態から解除状態へ移行可
能に構成してもよい。保持部品は、上述のフック302と組み合わせてもよい。保持部品
は、器具の折りたたみを妨げないという前提で、折り目L4に沿って位置付けてもよい。
図17aは状態P2の図16aから図16dの器具の裏面を示し、図17bは折り目L
2のヒンジ部分の拡大図を示している。
パネルSには、折り目L2のヒンジの裏面のV字型の溝に突き出ているフット突起31
0が設けられている。弾力性要素311は、フット突起310の反対側にある折り目L2
のヒンジのV字型の溝のパネルB側に位置している。そのフット310および弾力性要素
311は、器具が状態P2にあるとき、弾力性要素311がフット310に対して力を提
供し、重力に対して引き起こされた位置にあるパネルSC一体化を保持するように構成さ
れおり、こうして、折り目L1のヒンジでロックする。
弾力性要素およびフットは、フットと弾力性要素の構成によって定められるように、パ
ネルSC一体化を角度Xで支持する。角度Xは折り目L1のヒンジにおいてロックできる
だけ十分大きく、しかし、器具を状態P2から状態P1へ、そしてその反対方向に移行す
るために、パネルSC一体化が簡単に弾力性要素の力に対して移動できるくらいに小さく
なるように定めることができる。器具が状態P2にあるとき、角度Xはおよそ17度にす
ることができる。
弾力性要素は、適切な任意の方法で提供してよい。図17aから図17bで示している
実施形態では、変形可能なゴムを活用しているが、他の構成も可能なことは当業者には明
らかであろう。弾力性要素の材料特性の変動量で、その要素によって提供される力が決ま
る。したがって、その特性はさまざまな材料の選択や要素の形状により変わる可能性があ
る。
図16aから図16dおよび図17aから図17bの器具は、2段階の成形プロセスで
製造できる。例えば、器具の本体は第1の材料で射出成形でき、次に第2の成形プロセス
で、第2の材料の弾力性要素を最初の材料に成形できる。第1の材料はポリプロピレンで
あってよく、第2の材料はゴムであってよい。
図14から図17aおよび図17bに関連した前述のすべてで、状態P2から状態P1
への器具の移行は、角度BEを小さくするために力を加えることによって達成できる。こ
れによって器具は状態P0を介して状態P1へ移行する。この折りたたみ方法は、器具の
パネルの屈曲のゆえに、パネルSC一体化の下方移動を引き起こす。パネルが完全に硬質
パネルの場合、SC一体化およびBE一体化は、パネルSC一体化に下方の力を加えるこ
とによって直接移動する必要がある。そして、力は角度SB、またはBEを小さくするた
めに加え、器具を折りたたまれた状態P1へと移行することができる。明らかなように、
明示的に記述している組み合わせに加えて、力と移動のさまざまな組み合わせを活用し、
器具を状態間で移行することができる。
上述の傾斜状態の器具を支持する方法は、主に、角度Xが90度未満の場合に適してい
る。しかし、角度Xが90度より大きい場合も可能である。
角度Xが90度より大きくなるように設計されている場合、V字型の溝は折り目L24
のヒンジの上側表面に設けることができ、上述のストッパーや保持器具は、必須地点を超
えてパネルSC一体化が移動するのを防ぐために設けることができる。あるいはXが18
0度になり、パネルBE一体化がパネルBE一体化の真上に位置するようにパネルSC一
体化が回転してもよい。
図16と図17の器具の4つのパネルは適切に成形および配置されているので、状態P
1の場合、4つのパネルの各種エッジが食品の水洗いや水切り用途に適した容器を作るよ
うに合わさっている。器具を状態P2から状態P1に折りたたむには、折り目L1を軸と
して、それぞれの頂面を相互方向へ折りたたむような力をパネルBおよびEに対称に加え
る。
しかし、パネルBE一体化は傾斜したパネルSC一体化によって互いに「ロック」され
るので、この印加された力に最初は抵抗する。折りたたむ力の大きさが増大すると、パネ
ルBE一体化は上方に屈曲し始め、パネルSC一体化も同一平面状態から屈曲し、強制的
に下方に移動する。これによって、角度Xが減少する結果になる。
パネルとヒンジが完全に硬質である場合、折り目L1を軸としてBとEを折りたたもう
とすることによってパネルSC一体化を下方移動させることは不可能である。ただし、材
料パネル/ヒンジの屈曲ゆえに、最初に状態P0にフラット化しないで、器具をこのよう
にして折りたたむことができる。
SとCは(折り目L1を軸とした何らかの相対回転で)下方に回転し、BとEはL1を
軸として折りたたみを開始するので、弾力性要素311はパネルS上のフット310によ
って圧縮され、パネルSに加わる抵抗力が増大する。これは、パネルCおよびEが同一平
面(ここでは角度CE=180度)になる地点に到達するまで続く。これは角度Xスナッ
プと称され、弾力性要素の堅質性と、ヒンジおよびパネルとの屈曲量により決まる。これ
は、弾力性要素の力がパネルSの先端に加わる際の角度である。
角度CEが180度を超えると、パネルSは移動方向を変え、折り目L2を軸として上
方回転を始め、弾力性要素は再度伸長することができ、それによって、Sが角度X切断に
到達するので、力は最終的にゼロに減少し、ここで、弾力性要素は圧縮されない状態にな
る。
弾力性要素の力はこのように角度Xスナップで最大になるので、器具はこの角度で不安
定になり、器具をP2からP1へ折りたたむ場合、およびその逆の作業を行う場合に、は
っきりとした「スナップ」感触がある。
一方、パネルBおよびEは、印加された力により、互いに同じ方向になお回転している
。器具が状態P1に近づくと、フック302がキャッチ穴301と合わさる。パネルSと
C(またはSとE)との間にさらに力を加えると、フック302は強制的にキャッチ穴3
01に入る。これによって、折りたたまれた状態P1の器具は固定される。
折り目L1のヒンジ付近には脚部320が設けられており、器具が表面上に折りたたま
れた状態P1で配置される場合にその器具を支持する。脚部320は、記述しているよう
に、L1に沿って器具を折りたたむこと妨害しないように構成されると同時に、パネルB
およびEが過度に誤って(すなわち、ここでは角度BEが180度を大幅に超えて)折り
たたまれないように構成される。折り目L3のヒンジに沿って、追加の脚部をさらに設け
てもよい。
4つの組み合わされたパネルB、S、C、およびEの外周は、横断面でわずかに先細り
にし、ゴムの種類の材料から作ることで、器具の任意の部分を持ち上げやすいようにし、
通常、改善されたグリップで取り扱いをより簡単にすることができる。さらに、パネルC
およびSの裏面には、フック302がキャッチ穴301にかみ合うときに力を加える場所
を示し、食品の水洗いや水切りの際に器具を保持する間、さらにしっかりと握るための、
より広い「グリップ領域」がある。それらのグリップ領域は、パネル上に成形されたテク
スチャで設けたり、ゴム、または適切な他の材料、領域によって設けたりすることもでき
る。
器具を折りたたまれた状態P1から傾斜状態P2にフラット化するには、(前述のよう
に)フック302とキャッチ穴301を係合解除して、パネルBおよびEは、フット31
0が弾力性要素311の上に載るまで、角度BE、BS、およびCS(パネル表面間で測
定)がすべて増大し、CEが減少するように開く。
この時点で、下方への力がパネルBおよびEに加わり(まだ、同一平面上にはない)、
EとCが同一平面上になるまで、弾力性要素311を圧縮する。その時点で、弾力性要素
311はパネルSを強制的に押し上げて、パネルBおよびEならびにSおよびCは(BE
一体化とSC一体化として)略同一平面になる。
このようにして、器具は状態P2になり、パネルBE一体化の表面に置かれた用品の切
断に使用することができる。
キャッチ穴301も、店舗で器具を吊り下げて保管や陳列に活用することができる。さ
らに、保管用に器具のサイズを小さくするために、パネルSC一体化を回転させて直接パ
ネルBE一体化上に重ねることもできる。
当業者なら理解されるように、上記実施形態の変形形態も本発明の範囲に含まれると見
なす。
例えば、上記実施形態はポリプロピレンで作られている。しかし、他の材料や材料の組
み合わせを使用して本発明を実行することも可能である。例えば、堅質または硬質の材料
(他のプラスチック、木材、金属など)を4つのパネル用に使用することができ、これら
を、折り目として機能するように、革や布地などの柔軟性のある材料と組み合わせること
もできる。別の方法では、従来のヒンジ(金属性のヒンジなど)を木製パネルなどに、ボ
ルトや接着、あるいはその他の方法で固定することができる。一実施形態では、硬質パネ
ルはプラスチック(または別の材料)で、外側被覆したゴムで形成された折り目を付ける
ことができる。
上記実施形態は成形したものとして記述したが、本発明は、その代わりに、機械加工、
鋳造、またはプレス成形した材料も取り入れることができ、それらはプラスチックや金属
などとすることができる。あるいは、材料は、おそらく、アルミニウム被覆のプラスチッ
クパネルから成る複合材料とすることもできる。被覆の外側アルミニウム層のいずれかと
プラスチックの中心に突き通すことにより、残りのアルミニウム製の外側の層にヒンジを
形成することができる。
上述の実施形態では、ファスナーは「フックとキャッチ」ファスナーである。しかし、
他の実施形態では、ファスナーには、例えば、ナットとボルト、ポッパー止め具、ひも式
止め具、磁石、接着剤、溶接などの1つまたは複数を含めることができる。あるいは、バ
ンドを構造体の回りに通すこともできる。いくつかの実施形態では、止め具が必要とされ
ない。
さらに、上述の実施形態では、水切り100およびまな板と水洗い用器具とを含めてい
るが、本発明はそのような用途にのみ限定されるものではない。本発明は、それに代えて
、ボウル、器、またはその他の種類の容器としても使用できる。あるいは、本発明を裏返
しにして、プラットフォームとして使用することもできる。全く模範的ないくつかの実施
形態には、フルーツボウル、洗濯物用かご、スツール、テントなどが含まれる。すべての
ヒンジが材料の片側に形成される場合(そして排水穴が除去される場合)、容器などは防
水処理を施して、液体を入れたり、排出したりするために使用できることを認識されたい
上記実施形態では、リビングヒンジ800は約0.5ミリメートルの厚さであったが、
他の実施形態では、例えば、0.1ミリメートルから2ミリメートルの間の厚さや、さら
に厚いものにすることができる。
記述した実施形態の1つには4つのコーナーモジュールがあったが、他の実施形態も可
能である。例えば、一実施形態では、2つのコーナーモジュール200を備え、4面容器
を形成するようにすることができる。そのような容器は、部分の1つまたは複数に排水穴
を有することにより、水切りとして利用できる。
1つまたは4つ(あるいは他の複数の数の)コーナーモジュールを備える本発明の実施
形態を述べてきたが、他の構成も可能である。コーナーモジュールは、モジュールが機能
できるようにする任意の数量、組み合わせ、または順序で組み合わせることができる。理
解されているように、モジュールは軸のまわりで反射し、時計回りおよび反時計回りのバ
ージョンを提供することができる。そのようなバージョンは同一の機能を果たすが、組み
合わせると、異なる機能を提供することができる。
1つのモジュールのヒンジ/折り目により、他のモジュールのヒンジ/折り目を形成す
ることもできる。例えば、図16aから図16dおよび図17aから図17bの器具の折
り目L1のヒンジは、図16aから図16dおよび図17aから図17bの器具の開口端
にある他のモジュール用に折り目L2のヒンジも形成することができる。いくつかの実施
形態では複数の用途に使用できる。例えば、フラットな状態ではまな板として使用し、折
りたたまれた状態では水切りとして使用できる。

Claims (36)

  1. コーナーモジュールを形成するために折りたたむように配置されたシート材料であって
    、前記シートは表面と裏面を備え、前記コーナーモジュールが前記シートに4つの堅質部
    分を定める4つの略収束折り目により形成され、前記折り目の3つは隣接する部分の前記
    表面間で角度を減じるために前記シートを折りたたむことができるように配置されており
    、前記折り目の1つは隣接する部分の前記表面間で角度を増大することができるように配
    置されており、前記部分は前記コーナーが形成される付近の基部、側部、終端部、および
    コーナー部を備え、前記部分は、
    前記基部が前記第1の折り目を介して前記終端部に接合され、前記第2の折り目によっ
    て前記側部に接合され、
    前記コーナー部が前記第3の折り目を介して前記側部に接合され、前記第4の折り目に
    よって前記終端部に接合されており、
    前記折り目は、前記コーナーが形成されると、前記コーナー部の表面と前記側部の表面
    との間の角度が減少し、前記終端部の表面と前記コーナー部の表面との間の角度が増大し
    、前記終端部の表面と前記基部の表面との間の角度が減少し、そして側部の表面と前記基
    部の表面との間の角度が減少するように配置されているシート材料。
  2. 前記折りたたまれていない状態と前記コーナー状態との間でスナップ感触を作り出すた
    めに、内部応力がコーナーの構成の間に生じるように配置された請求項1に記載のシート
  3. 少なくとも1つの応力緩和手段を備え、前記内部応力を制限する請求項2に記載のシー
    ト。
  4. 前記内部応力が、
    前記シートの表面の少なくとも1つの折り目および前記シートの裏面の少なくとも1つ
    の折り目を設けることと、
    折り目に関連付けられたストッパーで、前記折り目で接合された部分が同一平面上の関
    係と見なされないように機能するストッパーを設けることと、
    隣接する2つの部分表面間の角度が増大すると圧縮される弾力性要素を設けることと、
    の1つまたは複数により生じる請求項2または3に記載のシート。
  5. 前記応力が弾力性要素によってじ、前記弾力性要素が第1の部分に位置し、ヒンジによ
    って前記第1の部分に接合している第2の部分の突起によって圧縮される請求項4に記載
    のシート。
  6. 前記応力が弾力性要素によって生じ、前記基部と前記側部が前記第2の折り目を軸とし
    て相対的に回転するにつれて前記弾力性要素が圧縮される請求項4に記載のシート。
  7. 前記弾力性要素が前記基部上に形成され、前記側部上の突起によって圧縮される請求項
    5または6に記載のシート。
  8. 少なくとも1つの折り目が前記シートの表面または裏面からインセットされる請求項1
    から7のいずれか一項に記載のシート。
  9. 前記折り目の1つまたは複数が、前記折り目の2つ以上が共に収束する地点からオフセ
    ットする請求項1から8のいずれか一項に記載のシート。
  10. 前記応力緩和手段が、前記折り目が前記穴のエッジで終端するよう前記シートで延在す
    る穴を備える請求項3または請求項3に従属するいずれかの請求項に記載のシート。
  11. 前記穴が前記折り目の少なくとも1つに沿って延在する請求項10に記載のシート。
  12. 前記穴が前記折り目の2つに沿って延在する請求項11に記載のシート。
  13. 部分を通り、前記穴で終端する応力緩和スロットをさらに備える請求項10から12の
    いずれか一項に記載のシート。
  14. 前記コーナー部の表面と前記側部の表面との角度がほとんどゼロになるように、前記コ
    ーナー部が前記側部と対面接触する請求項1から13のいずれか一項に記載のシート。
  15. 前記シートが単一の材料から形成される請求項1から14のいずれか一項に記載のシー
    ト。
  16. 前記折り目が、前記材料の弱くなった領域によって形成される請求項1から15のいず
    れか一項に記載のシート。
  17. 厚さのある材料を含み、前記折り目が厚さの減じられた領域によって形成される請求項
    1から16のいずれか一項に記載のシート。
  18. 少なくとも1つの折り目が、前記シートの表面および/または裏面から切り抜かれたV
    字型の溝によって形成される請求項17に記載のシート。
  19. リビングヒンジ特性を有する材料を含む請求項1から18のいずれか一項に記載のシー
    ト。
  20. ポリプロピレンを含む請求項1から19のいずれか一項に記載のシート。
  21. 複数のコーナーモジュールを備える請求項1から20のいずれか一項に記載のシート。
  22. 前記コーナーモジュールの少なくとも1つが少なくとも他の1つのコーナーモジュール
    の反射である請求項21に記載のシート。
  23. 前記シートが、折りたたまれていない状態のときに他のそのようなシートに積み重ね可
    能なように配置されている請求項1から22のいずれか一項に記載のシート。
  24. 前記シートが別のそのようなシートに対して正しく重なり合う手段を備える請求項23
    に記載のシート。
  25. 折りたたまれた状態で前記コーナーモジュールを保持するように配置された止め具を備
    える請求項1から24のいずれか一項に記載のシート。
  26. 折りたたまれていない状態の場合に、前記止め具が前記シートの面内に実質的に収まる
    ように配置されている請求項25に記載のシート。
  27. 前記シートの前記部分の少なくとも1つを通して複数の排水穴を有する請求項1から2
    6のいずれか一項に記載のシート。
  28. 前記折り目が繰り返し折りたたみ可能な請求項1から27のいずれか一項に記載のシー
    ト。
  29. 前記第3の折り目と前記第4の折り目との間の角度が90度未満である請求項1から2
    8のいずれか一項に記載のシート。
  30. 前記第3の折り目と前記第4の折り目との間の前記角度が45度以下である請求項1か
    ら29のいずれか一項に記載のシート。
  31. 前記第1の折り目と前記第4の折り目との間の角度が90度である請求項1から30の
    いずれか一項に記載のシート。
  32. 前記第2の折り目と前記第4の折り目との間の角度が180度である請求項1から31
    のいずれか一項に記載のシート。
  33. いったん前記コーナーが形成されると、前記コーナー部の表面と前記側部の表面との間
    の角度が90度未満になるように配置された請求項1から32のいずれか一項に記載のシ
    ート。
  34. 少なくとも1つのコーナーモジュールを形成するために折りたたまれている、請求項1
    から33のいずれか一項に記載のシートを備える折りたたみ可能な物体。
  35. 前記コーナーが形成されると、隣接する部分間の角度が90度になる請求項33に記載
    の折りたたみ可能な物体。
  36. 水切りを備える請求項33または34に記載の折りたたみ可能な物体。
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