JP2010532888A - 車両用情報伝送方法及び装置、車両用識別体、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

車両用情報伝送方法及び装置、車両用識別体、並びにコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
2以上の車両識別体を有する場合でも、簡単かつ確実に、動作可能にする車両用情報伝送方法及び装置を提供する。
【解決手段】
車両V用の第1識別体ID1から、第2識別体ID2へ情報を伝送する車両用情報伝送方法であって、同期モードを作動させるMOD_SYNCステップと、第1識別体ID1及び第2識別体ID2間に双方向通信セッションを開設するOPEN_SSRFステップと、伝送されるべき情報に関連する日付DTに従って、情報を、1つの識別体(例えば、ID1)から他の識別体(例えば、ID2)へ情報を伝送する情報伝送ステップとを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用情報伝送方法及び装置に関し、特に、車両の第1識別体から第2識別体へ情報を伝送する情報伝送方法及び装置、車両へのアクセスを可能にする識別体、並びにそのコンピュータプログラムに関する。
従来、ハンドフリー携帯バッジのような識別体を介して、ユーザが車両にアクセスするとき、例えば、タイヤの空気圧、又はガソリンレベル等の車両に関する情報を、その識別体に記録させる。この情報は、車両にアクセスする毎に更新され、そのため、ユーザが、最後に車両にアクセスした時点の情報を示すこととなる。従来のバッジでは、この情報は、車両メーカから入手できる。
上述の如き従来技術の欠点は、同じ単一車両について、複数の識別体が存在する場合には、ユーザが、自己の車両の2つの識別体に同時にアクセスしないと、両識別体中の情報は常に同じではないことである。そのため、複数の識別体の1つの車両情報は、古くて役に立たず、例えばメーカの診断の場合に、エラーを生じさせることとなり得る。更に、何れの情報が、車両への最後のアクセス時に更新された情報であり、その情報が何れの識別体にあるかを、メーカは知ることができないことも欠点である。
本発明は、従来技術の上述の如き課題に鑑みなされたものであり、車両への最後のアクセスに対応する正確な情報を、何れかの識別体に保有させることにより、上記の課題を解決するか、又は軽減させることを目的としている。
本発明の1つの目的を達成するために、本発明の車両用情報伝送方法は、車両用の第1識別体から第2識別体へ情報を伝送して識別体が車両へのアクセスを可能にするものであり、以下のステップを備えることを特徴とする。
‐同期モードを作動させるステップ。
‐双方向通信セッションを開くステップ。
‐伝送するべき情報に関する日付に応じて、1つの識別体から他の識別体へ情報を伝送するステップ。
本発明の第2の目的を実現するために、本発明の車両用情報伝送装置は、車両用の第1識別体から第2識別体へ情報を伝送して識別体が車両へのアクセスを可能にするものであって、
‐同期モードを作動させ、
‐双方向通信セッションを開き、
‐伝送される情報の日付に応じて1つの識別体から他の識別体へ情報を伝送させるための制御ユニットを備えることを特徴とする。
本発明の第3の目的を実現するために、本発明の識別体は、他の識別体へ情報を伝送して、車両へのアクセスを可能にする識別体であり、
‐同期モードを選択するためのマンマシンインタフェース、
‐他の識別体へ情報を物理的に伝送するトランシーバ、
‐上述の如く情報を伝送する装置を備えていることを特徴とする。
本発明の第4の目的を実現するために、本発明のコンピュータプログラムは、情報処理ユニットにより実行される1以上の命令のシーケンスを備え、この命令のシーケンスにより、上述した情報伝送方法を可能にするものである。
以下の詳細な説明から明らかになるように、本発明によると、相互に通信する複数の識別体間で情報を同期させることにより、1つの識別体が車両に最後にアクセスできなかった場合でも、全ての識別体の情報を更新して、1つの同じ車両へのアクセスを可能にするという特有の効果を奏する。
本発明の第1実施形態による車両用情報伝送方法において、第1識別体及び第2識別体間での情報伝送方法を示すダイヤグラムである。 図1のダイヤグラムの一部を詳細に示すダイヤグラムである。 第2図のダイヤグラムに続くダイヤグラムである。 本発明の第2実施形態による車両用情報伝送方法において、第1識別体及び第2識別体間での情報伝送を示すダイヤグラムである。 図4のダイヤグラムの一部を詳細に示すダイヤグラムである。 図5のダイヤグラムに続くダイヤグラムである。 図2のダイヤグラムの変形例を示すダイヤグラムである。 図1に示す車両用情報伝送方法を可能にする本発明の車両用情報伝送装置の構成を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態による車両用情報伝送方法を示すダイヤグラムである。
図1に示す例は、2個の識別体ID1及びID2間における情報伝送ステップを示している。識別体IDは、車両へのアクセスを可能にする。必ずしもこの例に限定するものではないが、識別体IDは、バッジ、キー、キーホブ等とすることができる。それは、通常、スクリーン即ち表示画面、及びメニュSCRを有するマンマシンインタフェースIHMと、車両に搭載されたコンピュータに接続されたレシーバに無線信号を伝送可能にする電子モジュールとを備えている。このような識別体は、当業者には周知であるので、ここで詳細な説明は省略する。
1つの識別体から他の識別体への情報伝送方法は、以下の各ステップを備えている。
‐ウエークアップ(目覚まし)ステップUP。
‐同期モードMOD_SYNCを起動させるステップ。
‐双方向通信セッションを開設するOPEN_SSRFための同期要求ステップASK_SYNC。
‐情報を伝送するステップTXRX_SSRF。
‐セッションを閉じるステップCLOSE_SSRF。
これらのステップの詳細について、図2〜図7を参照して、以下に説明する。これらの図には、時間軸T、及びこの時間軸に沿う各ステップが示されている。
時点t0において、識別体IDが初期状態であるアイドリング状態IDLEから始まる。
最初のステップ1において、識別体IDは、ウエークアップUPされる。
図2の例では、第1識別体ID1が先ず時点t1にウエークアップされ、その後、第2識別体ID2は、時点t2にウエークアップされる。
これらの識別体は、識別体のマンマシンインタフェースMMIにより、後述する如く、手動で(例えば、ボタンを押して)、又は例えば車両内に取り付けられた低周波ベースBFに識別体が接近した際に、非接触で或いは接触により低周波で自動的にウエークアップされる。これに代わって、無線周波数RFで自動的に行うことも可能である。
ステップ2において、同期モードMOD_SYNCが起動され、複数の識別体ID間で、情報の伝送が可能になる。
具体例では、識別体IDのマンマシンインタフェースMMIにより、手動で同期モードが、後述する如く起動される。
図2の例では、第1識別体ID1は、時点t2で同期モードMOD_SYNCが起動され、識別体ID2は、時点t4で起動される。
この手動による起動により、自動起動の場合に比較して、少ないエネルギー消費で起動が可能である。
当然ながら、同期を自動的に起動させることも可能であるが、ゾーン内での識別体を検出し、自動双方向通信を行うので、より多くのリソースが必要となる。
次に、ステップ3において、次の方法で同期要求ASK_SYNCがなされる。
最初にウエークアップされる第1識別体ID1に関しては、第1サブステップ31において、同期要求ASK_SYNCは、双方向通信セッションを開設するOPEN_SSRFことを含んでいる。
本発明を限定するものではない具体例では、この双方向通信セッションは、無線周波数RF通信である。これにより、識別体IDが相互間で、かつ必要に応じて離間して、通信を可能にする。以下、無線通信セッションの例について説明する。
この通信セッションは、この場合には、無線周波数(RF)信号MSG_SYNC1により開設され、OPEN_SSRF、この信号は第2識別体ID2へ時点t3に送られる。
第2識別体ID2を知るために、同期要求を送る必要があり、この第2識別体ID2に関する番号NSが使用される。
第1の例では、この番号NSは全ての識別体がアクセスする車両Vの番号である。
特に、斯かる車両番号は、その車両Vにアクセスが許される全ての識別体のメモリに記録される。従って、この例では、第1識別体ID1及び第2識別体ID2は、そのメモリに、この番号が付されている。
第2の例では、この番号NSは、第2識別体ID2に特有の番号であり、第1識別体ID1のメモリにも記録されている。
従って、同期要求ASK_SYNC及び通信セッションの開設OPEN_SSRFは、車両番号のチェック後に行われる。
第2サブステップ32において、第1識別体ID1は、第2識別体ID2からアクノリッジACK、即ち受領確認が戻ってきたかをチェックする。これにより、第2識別体ID2が利用可能であるか否か(即ち、ウエークアップ及び同期モード)のチェックを可能にする。
図2の例から理解されるように、第2識別体ID2から、アクノリッジACKを送ることはできなかった。従って、この場合には、時点t4で行ったチェックは、ネガティブである。
なお、第1識別体ID1からアクノリッジACKを受け取った場合には、第2識別体ID2に関して説明した場合と対応する。従って、第2識別体ID2に関して後述する第4ステップの説明を参照されたい。
第3サブステップ33において、アクノリッジを受け取らなかったので、第1識別体ID1は、第1所定期間TIMEOUT0の間、無線通信信号を待ち受ける。一例では、この第1所定時間は5秒間である。
図2から理解しうるように、時点t6において、第2識別体ID2から同期を要求する通信信号RFに対応するメッセージMSG_ASK2を受け取る。
このとき、即ち時点t7で、第4サブステップ34において、第1識別体ID1は、メッセージMSG_ACK1を介して第2識別体ID2にアクノリッジACKを送り、それが同期を実行できることを通知する。
従って、アクノリッジACKを受け取ると、第1識別体ID1及び第2識別体ID2の2方向無線通信セッションが開始したことを意味する。
尚、第3サブステップ33において行ったチェックがネガティブであれば、第1所定時間TIMEOUT0の後、メッセージMSG_FAILが送られ、同期要求が失敗したのでアイドリング状態IDLEに戻ることを示す。このメッセージにより、第1識別体ID1のユーザに、第2識別体ID2が利用できないことを知らせることができる。
その後、双方向の無線通信セッションSSRFにより、無線信号RFにより両識別体ID1及びID2間で情報交換を可能にする。
尚、無線信号RFは、約433MHzの周波数である。しかし、無線信号の周波数は、各国において利用可能な周波数バンドに応じて、GHzまで可能である(アジア地区では315MHz、一部のヨーロッパ諸国では868MHz、アメリカでは915MHz等である)。
当然ながら、遠距離通信を可能にするために、他の周波数を使用することも可能である。低周波信号BFの場合と異なり、無線周波数信号RFは、1MHzより高い。
従って、両識別体ID1及びID2が数100m、通常は、100m〜600m間の距離で通信可能であり、典型的には、868MHzで200mの距離である。
従って、第1識別体ID1が車両Vの近傍であり、第2識別体ID2が車両のユーザの居住地内にあれば、両識別体間で通信可能である。
第2識別体ID2に関し、それが、時点t3に第1識別体ID1からの同期要求ASK_SYNCを受け取ると、それは使用不可能であるので、何も起こらない。図2に示す例では、第2識別体ID2に同期モードがまだ選択されていない。
第2識別体ID2に同期モードMOD_SYNCが選択されるのは、時点t4である。
時点t6において、第2識別体ID2は、メッセージMSG_SYNCを介して、第1識別体ID1へ同期要求ASK_SYNCを送り、この同期要求ASK_SYNCは、双方向通信セッションの開設OPEN_SSRFを有する。
時点t7において、第2識別体ID2は、第1識別体ID1からメッセージMSG_ACK1を介してアクノリッジACKを受け取り、第1識別体ID1の同期利用が可能であることを示す。
本発明を何ら限定するものではないが、この実施形態においては、データフレーム(図示せず)は、次の目的に使用される。
‐RF通信セッションの開設OPEN_SSRF。
‐アクノリッジACKの伝送。
本発明を限定するものではない実施形態によると、上述したデータフレームは、同期ビットSYNCを有し、それにより、同期要求がなされたことを知ることを可能にする。従って、このビットは、通信セッションの開設OPEN_SSRF時に、同期要求をイネーブルする。
更に、本発明を限定するものではない実施例によると、通信セッションの開設時OPEN_SSRFに、このデータフレーム中に、識別体内の情報PQに関連する日付DTが送信される。後述する如く、この日付DTは、車両Vが識別体IDにより、アクセスされた後に更新された情報に対応する。
図2に示す例から理解しうるように、第1識別体ID1内の情報に関連する日付DT1は、第1識別体ID1による同期要求ASK_SYNC(従って、通信セッションの開設OPEN_SSRF)中に第2識別体ID2へ送られる。他方、第2識別体ID2内の情報に関連する日付DT2は、第2識別体ID2による同期要求ASK_SYNC(従って、通信セッションの開設OPEN_SSRF)中に、第1識別体ID1へ送られる。
第4ステップ4において、両識別体ID1及びID2間で情報伝送が行われる。
伝送される情報の一例は、車両に関連する情報である。例えば、それは次の通りである。
‐車両Vの状態。
‐車両Vの位置。
車両Vの状態を参照して、次の如きデータを得ることが可能である。
‐エンジン及び/又は電子回路の温度。
‐バッテリレベル、ガソリンレベル及びオイルレベル。
‐タイヤ圧力。
‐車両のプレ換気又はプレヒーティング。
‐後部又は前部ドアの開/閉、トランクの開/閉。
‐全走行距離及び当日走行距離。
‐その他。
車両Vの位置に関し、次のデータを得ることが可能である。
‐例えば車両の停車時における車両のGPS(全地球測位システム)位置。
‐1以上の目的地アドレス。
当然ながら、例えば識別体IDのグラフィック環境の如き車両に関する他の情報も伝送可能である。
以下に詳述する如く、本発明を限定するものではない一例として、上述した情報は、識別体IDにより、車両Vにアクセスした後に更新される。
従って、伝送される情報は、車両への最後のアクセスに対応するものであり、各識別体IDは、同じでかつ最新の情報を理解する。情報の更新中に、更新日付DTが識別体に格納される。この情報更新に関連する日付DTにより、何れの情報が車両への最後のアクセスに対応するかを決定可能である。従って、情報の伝送は、この日付DTに基づき、特に第1識別体中の車両情報と第2識別体中の車両情報の比較により決定される。
第1の例では、日付DTの比較は、1つの識別体内に行い、日付DTが最も新しい情報が最も古い情報の識別体へ伝送され、それを更新する。
第2の例では、1つの識別体から他の識別体へ情報が伝送される。そして、各識別体において日付DTを比較し、その結果に応じて、他の識別体から受け取った情報を、更新するか又は更新しない。
その結果、複数の識別体間における情報の同期が良好に行われることとなる。
従って、第1例では、伝送は、図3及び図4を参照して以下に詳述する方法で行われる。
第1例では、1つの識別体内の情報が伝送され、日付DTの比較を1つの識別体において1回行う。
この第1例において、第1識別体ID1はマスタとして動作し、第2識別体ID2はスレーブとして動作する。換言すると、アクションの主導権をとるのは第1識別体ID1であり、第2識別体ID2は、第1識別体ID1からの命令を待つ。
識別体ID1において通信セッションが開設された後、
‐時点t8において、第2識別体ID2はスレーブであるので、それ自身を受信モードOPEN_RXにセットする。第2識別体ID2は、第1識別体ID1からの命令を待ち受ける。
‐時点t9において、第1識別体ID1に関して、第2識別体ID2内に含まれる車両情報に関する日付DT2を受けた後(通信セッションの開設時に受信)、第1識別体ID1は、日付の比較を行う。第1識別体ID1は、第2識別体ID2内の情報の日付DT2が自身の情報の日付DT1の前であるか否かをチェックする。当然ながら、比較は時点t8に開始する。
最初に、第1日付DT1が第2日付の後である場合について説明する。
‐時点t10において、もし日付DT1が日付DT2の後であれば、第1識別体ID1は、自身を送信モードOPEN_TXにセットする。
‐時点t11において、第識別体ID1はRF信号MSG_PQ1により情報PQ1を第2識別体ID2へ送信する。
次に、時点t12において、第1識別体ID1は、その送信モードを閉じCLOSE_TX、自身を受信モードOPEN_RXにセットする。一方、第2識別体ID2は、第1識別体ID1から情報PQ1を受け取ったことをチェックする(図3のRX_PQステップ)。情報PQの受信のポーリングは、第3の所定期間TIMEOUT2中に行われる。もしこの時間が超過すると、失敗メッセージMSG_FAILが表示される。この期間TIMEOUT2は、例えば1秒間とするが、これに限定するものではない。
もし肯定Oであり、情報PQ1を受信済みであれば、時点t13において、第2識別体ID2は、その受信モードを閉じCLOSE_RX、それ自身を送信モードOPEN_TXにセットする。
時点t14において、第2識別体ID2は、それが受け取った情報の一体性をチェックする(図3のCHECK_PQ)。それは、例えばチェックサム又は当業者が周知の他のアルゴリズム等の検証アルゴリズムを使用する。
時点t15において、もし受け取った情報が正常であれば(チェック結果が正しい場合)、第2識別体ID2は、RF信号MSG_FLCにより制御信号FLCを戻す(図3中のTX_FLCステップ)。
変形例として、制御信号FLCを常に戻し、かつその値(例えば0又は1)により一体性チェックの結果を決定する。
時点t16において、第1識別体ID1は、制御信号FLCの受信をポーリングする。当然ながら、ポーリングは時点t13で開始してもよい。
第1の例(情報が正常な場合のみに制御信号を送信する)の場合には、このポーリングは、第2所定期間TIMEOUT1中に行われる。実施例におけるポーリングのための第2所定期間TIMEOUT1は、第2識別体ID2が次の各動作を行うために必要な時間よりも長く設定する。
‐受信情報のチェックCHECK_PQ。
‐制御信号FLCの戻し。
‐受信情報の更新UPDAT_PQ。
この第2所定期間TIMEOUT1の1例は1秒であるが、何らこれに限定するものではない。
この第2所定期間TIMEOUT1の終わりである時点t17において、制御信号FLCが未受信である場合、又はその値がネガティブ(即ち、情報が正常でない)である場合には、MSG_FAILメッセージが第1識別体ID1のスクリーンに表示され、両識別体間で情報が同期していないことを示す。
反対に、もしこの第2所定期間TIMEOUT1中に、第1識別体ID1が制御信号FLCを受信すると、伝送した情報が正常に送信され、第1例により同期していることを知る。またその他の第2例によると、制御信号FLCの値をチェックして、情報が正常に送信され、かつ同期しているか否かをチェックする。
時点t18において、もし情報が正常に伝送された場合には、第1識別体ID1は、その送信モードを閉じるCLOSE_TX。それ以外の場合には、それは所定回数その情報PQ1の送信を試みる。例えば、情報を2回再送信する。
例えば2回試みても情報の返送に失敗した場合には、時点t18において、第1識別体ID1のスクリーンにメッセージMSG_FAILが表示され、両識別体間の情報の同期に失敗したことを示す。
その場合に、もし第1識別体ID1が送信した情報が正常であれば、時点t17において、第2識別体ID2は、その情報を第1識別体ID1により伝送された情報に置換することにより、情報を更新する(図3のUPDAT_PQステップ)。
時点t18において、第1識別体ID1及び第2識別体ID2は、それぞれのスクリーンに成功メッセージMSG_OKを表示して情報の同期に成功したことを示す。
以上、第1日付DT1が第2日付DT2の後である場合について説明した。
次に、第1日付DT1が第2日付DT2の前である場合(図3の点A及びB)について検討する。この場合を図4に示している。
時点t10において、第1識別体ID1は、RF信号MSG_ASK_TX_PQにより第2識別体ID2に対して情報の伝送を要求する(図4中のASK_TX_PQステップ)。
その後、時点t11において、第1識別体ID1は、自身を受信モードにセットするOPEN_RX。
時点t12において、第2識別体ID2は、既に受信モードである(上述した図3の時点t8参照)。第2識別体ID2は、情報を受信したか否かをチェックする。未受信であるが、第1識別体ID1から情報伝送要求を受けたことを知る。
これに続いて、時点t13において、第2識別体ID2は、その受信モードを閉じCLOSE_RX、そして送信モードをセットするOPEN_TX。
その後、時点t14において、第2識別体ID2は、RF信号MSG_PQ2により第1識別体ID1にその車両情報PQ2を送信する(図4中のTX_PQステップ)。
時点t15において、第2識別体ID2からの情報を受信後に、第1識別体ID1は、その受信モードを閉じCLOSE_RX、それを送信モードにセットするOPEN_TX。
次に、時点t16において、(第2識別体ID2に関し図3を参照して上述したのと同様)に情報の一体性をチェックする(図4中のCHECK_PQステップ)。
時点t17において、情報PQ2が正常であれば、第1識別体ID1は、RF信号MSG_FLCにより制御信号FLCを第2識別体ID2へ戻す(図4中のTX_FLCステップ)。さもなければ、メッセージMSG_FAILをそのスクリーンに表示して、同期の失敗を示す。また、上述した第2例も使用可能である(即ち、常時制御信号及び伝送が正常であったか否かに応じて異なる値を送信する)。
時点t18において、第2識別体ID2は、ポーリングを行い、制御信号FLCを受け取ったか否かをチェックする。このポーリング及びチェックは、上述した第1例又は第2例により行う。
肯定Oの場合(即ち、もし制御信号を受信した場合又は受信信号の値により)、時点t19において、伝送モードを閉じるCLOSE_TX。尚、上述した第2例の場合には、先ず制御信号FLCの値をチェックする。時点t19において、第1識別体ID1については、自身の情報を第2識別体ID2から受け取った情報で更新する(UPDAT_PQステップ)。
否定Nの場合には、時点t19において、第2識別体ID2は、情報PQ2を所定回数、例えば2回再送信する。
これでも送信失敗の場合には、時点t20において、第2識別体ID2は、そのスクリーン上にMSG_FAILメッセージを表示し、両識別体間での情報同期が失敗したことを示す。
これに対して、第2識別体ID2から第1識別体ID1への情報伝送に成功すると、時点t20において、成功メッセージMSG_OKが、第1識別体ID1および第2識別体ID2のスクリーン上に表示され、情報同期に成功したことを示す。
従って、上述した本発明の第1実施形態によると、2つの識別体ID1及びID2は更新され、かつ同期した情報を有する。換言すると、第1識別体ID1及び第2識別体ID2は、最後にアクセスした車両に対応する同じ情報を有する。日付DT1及びDT2の1回の比較が行われ、それは、最初に同期モードMOD_SYNCがイネーブルされた第1識別体ID1にて行われる。
本発明の第2実施形態では、図5及び図6を参照して後述するように、情報伝送が行われる。
この第2実施形態では、両識別体の情報が伝送され、日付の比較が各識別体において行われる。
次に、識別体IDの通信セッションの開設後に、時点t9〜t17において、以下の動作が順次行われる。
時点t9において、第1識別体ID1は、自身を送信モードOPEN_TXにセットし、第2識別体ID2を受信モードOPEN_RXにセットする。
時点t10において、第1識別体ID1は、RF信号MEG_PQ1により、その車両情報PQ1を第2識別体ID2へ送信する。
時点t11において、第1識別体ID1は、送信モードを閉じCLOSE_TX、自身を受信モードにセットするOPEN_RX。他方、第2識別体ID2は、第1識別体ID1から情報PQ1を受け取ったかチェックする(図5中のRX_PQステップ)。この情報PQの受信のポーリングは、第3所定期間TIMEOUT2中に行う。この期間が経過すると、第2識別体ID2のスクリーンに失敗メッセージMSG_FAILが表示される。
もし肯定Oであり、情報PQ1を受信済みであれば、時点t12において、第2識別体ID2は、その受信モードを閉じCLOSE_RX、自身を送信モードにセットするOPEN_TX。否定Nの場合には、そのスクリーン上にMSG_FAILメッセージが表示され、情報の同期に失敗したことを示す。情報PQ1の受信を確認するポーリングは、第3所定期間TIMEOUT2内に行われる。この期間が経過すると、失敗メッセージMSG_FAILが表示される。
時点t13において、第2識別体ID2は、それが受信した情報の一体性をチェックする(図5中のCHECK_PQステップ)。
次に、時点t14において、第2識別体ID2は、RF信号MSG_FLCにより、上述した第1例又は第2例で制御信号FLCを戻す(図5中のTX_FLCステップ)。
時点t15において、第1識別体ID1は、自身のための制御信号FLCのポーリングを行う。第1例によると、このポーリングは、第2所定期間TIMEOUT1中に行われる。当然ながら、このポーリングは受信モードへのセットOPEN_RX直後の時点t12で開始してもよい。この第2指定期間TIMEOUT1の終わりに、もし制御信号が未受信であれば、第1識別体ID1のスクリーン上にMSG_FAILメッセージを表示して、両識別体間の情報の同期が失敗したことを示す。
もし第1識別体ID1が、第2所定期間TIMEOUT1中に制御信号FLCを受信すると、送信した信号が上述した第1例により正常に送信されたことを知る。或いは上述した第2例の場合には、制御信号FLCの値をチェックし、情報が正常に送信されたか否かをチェックする。
時点t16において、もし情報が正常に送信されなかった場合には、第1識別体ID1は、その情報PQ1を所定回数だけ再送信する。この情報の再送信回数は、例えば2回である。
時点t17において、もし例えば2回の再送信でも情報の送信に失敗すると、第1識別体ID1のスクリーン上にMSG_FAILメッセージが表示され、良識別体間の情報同期に失敗したことを示す。
次に、上述した動作の続きを、図6の時点t16〜t24を参照して、以下に説明する。
第1識別体ID1により伝送された情報PQ1が正常である場合(第2識別体ID2により制御信号が時点t14に送信済み)には、時点t16において、第2識別体ID2は、その車両情報PQ2を自分の順番にRF信号MSG_PQ2により第1識別体ID1へ伝送する。
時点t17において、第2識別体ID2は、その伝送モードを閉じCLOSE_TX、それを受信モードにセットするOPEN_RX。
時点t17〜t20において、第1識別体ID1は、図5を参照して上述した第2識別体ID2からの情報の受信と同じステップを実行する。即ち、
‐情報受信のポーリング(RX_PQステップ)。
‐伝送モードへのセット(CLOSE_RX/−OPEN_TXステップ)。
‐情報の一体性チェック(CHECK_PQステップ)。
‐上述したチェック結果により制御信号FLCの送信(TX_FLCステップ)。
時点t21において、第1識別体ID1は、2つの日付DT1及びDT2を比較する。即ち、それぞれ第1識別体ID1の情報PQ1に対応する日付DT1と、第2識別体ID2の情報PQ2に対応する日付DT2とを比較する。
時点t22において、もし日付DT1が受信した日付DT2の後であれば、成功メッセージMSG_OKをそのスクレーン上に表示して、同期が行われたことを示す。
これに反して、日付DT1が早い場合には、時点t22において、その車両情報を第2識別体ID2から受信した車両情報に更新する(図6中のUPDAT_PQステップ)。
更に、時点t23において、成功メッセージMSG_OKをそのスクリーン上に表示して、同期に成功したことを示す。
時点t21おいて、第2識別体ID2は、制御信号FLCを受信したか否かをチェックする(RX_FLCステップ)。
時点t22において、もし第2所定時間TIMEOUT1が経過すると、(1回目の送信が失敗したので)再送信を試みる。
或いは、時点t23において、伝送に失敗すると、失敗メッセージMSG_FAILをそのスクリーン上に表示し、両識別体間の情報の同期に失敗したことを示す。
これに対して、時点t22において、第2識別体ID2が(第1例で)制御信号FLCを受信した場合、又は(第2例で)その値が正常であるとき、第2識別体ID2は、両日付DT2及びDT1を比較する。即ち、情報PQ2に対応する日付DT2と第1識別体ID1の情報PQ1に対応する日付DT1とを比較する。
時点t23において、日付DT1が受信した日付DT2より後であれば、成功メッセージMSG_OKをそのスクリーン上に表示して、同期が行われたことを示す。
これと反対に、日付DT1が先である場合には、時点t23において、自身の車両情報を第1識別体ID1から受け取った車両情報への更新を実行する(図6中のUPDAT_PQステップ)。
そして、時点t24において、成功メッセージMSG_OKをそのスクリーン上に表示して、同期が成功したことを示す。
従って、本発明の第2実施形態によると、2つの識別体ID1及びID2は、更新され且つ同期した情報を有する。即ち、両識別体は、最後の車両アクセスに対応する同じ情報を保有する。それぞれ、第1識別体ID1内及び第2識別内で日付DT1及びDT2の2つの比較を実行する。
尚、上述した2つの実施形態の第1例において、第1識別体ID1の情報PQの全てが、一度に単一パケットで送信される。
第2例では、情報PQは複数のパケットで伝送される。これにより、情報のモジュラ伝送を可能にする。換言すると、同じタイプの情報は、グループ化できる。例えば、車両の状態に関する情報を第1パケットにまとめてグループ化し、車両の位置に関する情報を他のパケットにグループ化可能である。
この第2例において、各伝送パケットPQi(ここで、i=1〜Nであり、Nは任意の正整数である)毎に、このパケット及び(上述した第1例又は第2例に応じて伝送された又は伝送されなかった)関連する制御信号FLCの一体性チェックを行う。
第2例を図7に示す。これは、図3に示す第1実施形態の場合であるが、図4と同様に、また図5及び図6に示す第2実施形態と同様に適用しうる。
尚、これら2つの実施形態では、「車両アクセス」日付DT1及びDT2は、RF通信セッションの開設OPEN_SSRF時に送られる。これにより、実行時間をセーブし、実行のためのステップを1つ減少することが可能である。
当然ながら、以下の例の如き他の変形実施形態も可能である。
‐日付DT1及びTD2伝送は、(第1実施形態で第2日付DT2の送信が必要であるときのみ)通信セッションの開設OPEN_SSRFの直後に行う。
‐伝送される情報PQ内に日付DTを含み、情報その他と同時に伝送する。
‐各パケットPQiは日付DTを有する。
第5ステップ5において、情報PQの伝送(又はこの伝送の再送信を失敗)の後、両識別体ID1及びID2は、図1に示す如く通信セッションを閉じ、CLOSE_SSRF、かつアイドリング状態IDLEへ戻る。
本発明のこの方法は、図8に示す如く、車両Vの第1識別体ID1から第2識別体ID2への情報PQの伝送デバイス(情報伝送装置)DISPに適用される。
この伝送デバイスDISPは、制御ユニットUCを備えている。この制御ユニットUCは、以下の機能を有する。
‐(マンマシンインタフェースMMIを介して)同期モードMOD_SYNCを作動させる。
‐双方向通信セッションSSRFの開設のための同期要求を行う。
‐1つの識別体ID1から他の識別体ID2へ、伝送される情報PQに関する日付に従って、情報PQを伝送する。
この目的のために、制御ユニットUCは、情報PQの物理的伝送(TX_PQ)を行うトランシーバERの制御を可能にする。
具体例では、伝送デバイスDISPは、(図8に例示する如く)このトランシーバERを備えていてもよい。
また、このトランシーバERは、無線周波数のトランシーバであるが、本発明は必ずしもそれに限定されない。
また、制御ユニットUCは、他の全てのステップ及び上述したサブステップ、即ち以下のステップの実行を可能にする。
‐識別体ID1及びID2のウエークアップを開始。
‐通信セッションを閉じるCLOSE_SSRF。
‐他の識別体から受け取った情報に基づき1つの識別体における情報の更新UPDAT_PQ。
‐比較器により日付DTの比較。
‐受信した情報の一体性のチェックCHECK_PQ。
また、制御ユニットUCは、以下の各動作を可能にする。
‐最後の車両アクセスに対応する日付DTと共に車両情報PQを保存する。この日付は、例えば車両のクロックに基づくことができる。
‐識別体IDを伝送モードTX又は受信モードRXにセットする。即ち、トランシーバERを送信又は受信に制御する。
‐トランシーバERをイネーブルする。
尚、必要に応じて第1制御ユニットに代わりに第2制御ユニットを設け、トランシーバERをイネーブル又はその他の機能を行うことも勿論可能である。
また、トランシーバERは、RF信号により他の識別体IDからの情報の物理的受信RX_PQを可能にする。
尚、伝送デバイスDISPの1例は、識別体IDの内部に設けられる。従って、各識別体ID1及びID2は、斯かるデバイスDISPを備えている。
更に、図8に示す如く、各識別体IDは、以下の構成要素を有するマンマシンインタフェースMMIを備えている。
‐識別体ID間における情報の同期の失敗MSG_FAIL、又は成功MSG_OKメッセージを表示するスクリーンSCR、及び
‐例えばタッチ感応メニュであるメニュMENU。
尚、このメニュMENUは、以下の動作を可能にする。
‐識別体IDのウエークアップ(例えば、ボタンB_UPによる)、又は
‐同期モードの選択(例えば、ボタンB_MOD_SYNCによる)。
尚、上述した伝送方法の応用は、マイクロプログラム又は配線したロジック、即ち論理回路により実行可能である。
従って、伝送デバイスDISPは、マイクロプロセッサ等の情報処理ユニット又はコンピュータに内蔵されたASICのマイクロコントローラの処理ユニットその他により実行可能な1以上の命令シーケンスよりなるコンピュータプログラムプロダクトPGにより構成し得る。これらの命令シーケンスの実行により、上述した方法のアプリケーションを可能にする。
かかるコンピュータプログラムPGは、例えばROM(読出専用メモリ)タイプの1回書き込み非揮発性メモリ、又はFLASHタイプの再書き込み可能な非揮発性メモリに書き込んでもよい。また、かかるコンピュータプログラムPGは、工場においてメモリに書き込み、メモリにロードするか、又はメモリに遠隔操作でダウンロードしてもよい。また、命令シーケンスは、マシン命令シーケンス又は実行時に、処理ユニットにより解釈される制御言語シーケンスであってもよい。
本発明を限定するものではない図8の例によると、コンピュータプログラムPGは、伝送デバイスDISPのメモリに書き込まれている。図示しない他の例では、コンピュータプログラムPGは、識別体IDのマンマシンインタフェースMMIのウエークアップ、及び同期モード選択機能を応用する1以上の命令シーケンスを備えている。
上述した実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨または精神を逸脱することなく、特定用途に応じて、種々の変形変更が可能であることは、当業者には容易に理解できると思う。例えば、以上の説明は、識別体が2個である場合について説明したが、本発明は、3個以上の識別体を有する場合にも適用することが可能であること勿論である。
上述した種々の特徴に加えて、本発明は、次の如き多くの特徴を更に有する。
‐複数の識別体間の双方向通信は、無線周波数通信である。これにより、多くのエネルギーを消費することなく識別体間で遠隔通信を可能にする。
‐それぞれ第1識別体に関連する日付と第2識別体内の情報との比較結果に基づいてして情報伝送を行う。その結果、何れの識別体の情報が最新情報であるかを知ることが可能である。
‐日付は、識別体による車両へのアクセス後に更新された情報に対応する。これにより、何れの車両に最後にアクセスしたのは何れの識別体であるかを知ることを可能にする。
‐通信セッションの開設は、車両番号のチェック後に行われる。その結果、1つの識別体が車両にアクセス権を有する他の識別体と通信可能にする。
‐同期モードの起動は、手動で行われる。これは、1つの識別体の情報を他の識別体の情報と簡単に同期させることが可能にする。
‐情報伝送は、複数のパケットで実行される。これにより、一層のモジュラ情報伝送を可能にする。換言すると、同じタイプの情報をグループ化できる。
‐双方向通信セッションの開設時に少なくとも1つの日付を伝送する。これにより、通信セッションの開設後に日付伝送に関する実行時間をセーブ可能にする。
次に、上述した本発明が奏する特有の効果について、詳細に説明する。
‐手動で始動可能であるので、同期を簡単に行うことが可能である。
‐複数の識別体間の情報を同期させ、各識別体の車両情報を同一に且つ更新するので、車両のユーザは、自己の車両に関する識別体の全てを区別することなく、使用可能である。
‐複数の識別体間の双方向通信により、識別体間の遠隔同期を実行可能である。
‐識別体が一時的に車両情報を有し、かつ車両の使用毎に変更可能である。
‐手動操作が可能であるので、多くのエネルギーを消費することなく、複数の識別体間の情報同期が可能である。
‐車両の実際のユーザが、車両の低周波アンテナに接近すること、又はメーカやディーラへ出向くことなく識別体のスクリーン上で車両情報を直接チェックすることが可能である。従って、ユーザは、何時でも、また車両から離れていても、車両情報のチェックが可能である。
1 ウエークアップステップ(第1ステップ)
2 同期モード作動ステップ(第2ステップ)
3 同期要求ステップ(第3ステップ)
31 第1識別体ウエークアップステップ(第1サブステップ)
32 受信確認ステップ(第2サブステップ)
33 同期モードの開設待ち受けステップ(第3サブステップ)
34 受信確認又は失敗メッセージ送信ステップ((第4サブステップ)
4 識別体間での情報伝送ステップ(第4ステップ)
5 双方向通信セッション閉じステップ(第5ステップ)
V 車両
ID 識別体
DT 日付
ER トランシーバ
PQ 伝送情報
PG コンピュータプログラムプロダクト
UC 制御ユニット
MMI マンマシンインタフェース
SSRF 双方向通信セッション
DISP 伝送デバイス(情報伝送装置)

Claims (11)

  1. 車両の第1識別体から第2識別体へ情報伝送し、前記識別体が前記車両へのアクセスを可能にする車両用情報伝送方法において、
    同期モードを作動させるステップと、
    前記第1及び第2識別体間で双方向通信セッションを開設するステップと、
    前記伝送される情報に関連する日付に応じて、前記識別体の一方から他方へ情報を伝送するステップとを備えることを特徴とする車両用情報伝送方法。
  2. 前記双方向通信は、無線周波数(RF)通信であることを特徴とする請求項1に記載の車両用情報伝送方法。
  3. 前記情報伝送は、前記第1識別体内の情報に関する日付、及び前記第2識別体内の情報に関する日付の比較結果に基づいて行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用情報伝送方法。
  4. 前記日付は、前記識別体により前記車両にアクセスした後に更新された情報に対応していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用情報伝送方法。
  5. 前記通信セッションは、前記車両の車両番号をチェック後に開設されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用情報伝送方法。
  6. 前記同期モードの作動は、ユーザが手動により実行可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用情報伝送方法。
  7. 前記情報伝送は、複数のパケットにより実行されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車両用情報伝送方法。
  8. 前記通信セッションの開設時に、少なくとも1つの日付が伝送されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の車両用情報伝送方法。
  9. 車両の第1識別体から第2識別体へ情報を伝送して、前記車両へのアクセスを可能にする車両用情報伝送装置において、
    同期モードを作動させ、前記識別体間で双方向通信セッションを開設し、前記識別体の一方から他方へ、伝送するべき情報に関する日付に応じて情報を伝送する制御ユニットを備えることを特徴とする車両用情報伝送装置。
  10. 他の車両用識別体へ情報を伝送して前記車両へのアクセスを可能にする車両用識別体において、
    同期モードを選択するためのマンマシンインタフェースと、
    他の識別体へ情報を物理的に伝送するトランシーバと、
    請求項9に記載の方法で情報伝送する情報伝送デバイスとを備えることを特徴とする車両用識別体。
  11. 情報処理ユニットにより実行可能な1以上の命令シーケンスよりなるコンピュータプログラムにおいて、
    前記命令シーケンスの実行を、請求項1〜8のいずれかに記載の方法により行なうようになっていることを特徴とするコンピュータプログラム。
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