JP2010529791A - マルチメディアカスタマイズされた呼出音およびマルチメディアカスタマイズされた着信音サービスを実装するための方法および装置 - Google Patents

マルチメディアカスタマイズされた呼出音およびマルチメディアカスタマイズされた着信音サービスを実装するための方法および装置 Download PDF

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    • H04M3/2227Quality of service monitoring

Abstract

マルチメディアカラーリングサービスを実装するための方法が提供され、方法は、発呼者端末によって送信される呼出要求を受信することと、呼出要求に基づき、発呼者端末の発呼者能力を判定することと、発呼者能力に基づいて、カラーリングを再生するモードを選択することと、を含む。本方法を用いて、より強力な能力を有する端末の場合には、データ損失、通信遅延等の問題が、回避され、あまり強力でない能力を有する端末の場合には、カラーリングまたはカラー画像データを再生することの失敗が起こりうるような問題が、克服される。マルチメディアカラーリングサービスを実装するための装置、と、マルチメディアカラー画像サービスを実装するための方法および装置もまた、提供される。

Description

本発明は、通信の技術分野に関し、より詳細には、マルチメディアカスタマイズされた呼出音(MRBT)サービスおよびマルチメディアカスタマイズされた着信音(MRT)を実装するための方法および装置に関する。
カスタマイズされた呼出音(RBT)サービスおよびカスタマイズされた着信音(RT)サービスは、第2世代(2G)通信ネットワークから生じた。ネットワーク技術における持続する発展により、カスタマイズされたRBTサービスおよびカスタマイズされたRTサービスは、徐々に広い用途を見出してきた。
カスタマイズされたRBTサービスにおいて、RBTは、被呼者によってカスタマイズされ、発呼者によって経験される。特に、ポイントツーポイントコールにおいて、被呼者が電話をかけると、発呼者は、通常のネットワークRBTではなく、被呼利用者によってカスタマイズされた音楽断片を耳にする。第3世代(3G)通信ネットワークの適用によって、映像能力が、3Gネットワークに加えられ、したがって、2Gネットワーク用のカスタマイズされたRBTが、3Gネットワーク用のマルチメディアカスタマイズされたRBT(MRBT)に拡張されている。MRBTによって、発呼者は、音を耳にするだけでなく、MRBTを経験する際に映像も目にする可能性がある。
カスタマイズされたRTサービスにおいて、RTは、発呼者によってカスタマイズされ、被呼者によって経験される。特に、ポイントツーポイントコールにおいて、被呼者は、ローカルな着信音ではなく、発呼利用者によってカスタマイズされ、ネットワーク側から送信された着信音を耳にする。同様に、3Gネットワークに適用されているとき、通常のカスタマイズされたRTは、マルチメディアカスタマイズされたRT(MRT)に拡張される。したがって、被呼者は、音を耳にするだけでなく、映像も目にする可能性がある。
一般に、IPマルチメディアサブシステム(IMS)におけるMRBTサービスおよびMRTサービスを実装するための既存のスキームは、以下のように要約され得る。
1.IMS(IP Multimedia Subsystem:IPマルチメディアサブシステム)に基づくMRBTサービスは、ゲートウェイモデルにおいて実装され得る。MRBTアプリケーションサーバ(Aplication Server(AS))は、発呼者と被呼者との間でネゴシエートされる正常なセッションSDP(セッション記述プロトコル)を維持し、発呼者端末とマルチメディアリソースサーバ(Multimedeia Resource Server(MRS))との間のMRBTセッションSDPネゴシエーションを容易にし、被呼者から着信信号を受信した後、発呼者にMRBTを再生するようにMRSに命令する。被呼者からのフックオフ信号を受信するとき、MRBT ASは、Updateメッセージを用いて、発呼者と被呼者との間でネゴシエートされる通常セッションSDPを発呼者端末に伝送することができる。次に、発呼者および被呼者は、互いに通信することができる。
2.IMSに基づくMRTスキームは、ダウンロード方式で実装され得る。発呼者が、被呼者に対するIMS呼出を開始するとき、発呼者が、MRTサービスを適用する場合には、MRT ASは、MRTデータ用のユニフォームリソースロケータ(Uniform Resource Locator(URL))をInviteメッセージのヘッダフィールド(たとえば、Call‐Infoヘッダフィールド)に加えることができる。Inviteメッセージを受信すると、被呼者は、URL情報を用いることによって、MRTデータをダウンロードし、ローカルにそれを再生することができる。このスキームにおいて、被呼者は、MRTデータをダウンロードしなければならず、大きな時間遅延が生じることになる可能性がある。
3.IMSに基づくMRBTおよびMRTスキームは、初期セッションASモデルにおいて実装され得る。このスキームにおいて、正常なセッションSDPネゴシエーションは、発呼者と被呼者との間で実行されるのに対して、初期セッションSDPネゴシエーションは、発呼者(および/または被呼者)とMRSとの間で実行される。被呼者が着信信号を起動した後、発呼者(および/または被呼者)に対して、MRSはMRBT(および/またはMRT)を再生する。
本発明の実施形態によるマルチメディアカスタマイズされたRBT(MRBT)サービスおよびマルチメディアカスタマイズされたRT(MRT)サービスを実装するための方法および装置は、MRBTサービスおよびMRTサービスを実装するときに、能力のより高い端末に生じるデータ損失または通信遅延のような問題と、能力のより低い端末に生じるMRBTおよびMRTデータを再生する際の失敗のような起こりうる問題との克服を容易にすることができる。本発明の技術的な解決策は、以下のように要約され得る。
1つの態様は、MRBTサービスを実装するための方法であって、
発呼者端末から送信された呼出要求を受信することと、
呼出要求に基づいて、発呼者端末被呼者端末の被呼者能力を判定することと、
発呼者能力に基づいて、MRBT再生方式を選択することと、を含む方法を提供する。
別の態様は、MRTサービスを実装するための方法であって、
被呼者端末が、発呼者端末から送信された呼出要求を受信した後、被呼者から返された応答メッセージを取得することと、
応答メッセージに基づいて、被呼者端末の被呼者能力を判定することと、
被呼者能力に基づいて、MRT再生方式を選択することと、を含む方法を提供する。
別の態様は、MRBTサービスを実装するための装置であって、
発呼者端末から送信された呼出要求を受信するように構成された受信モジュールと、
呼出要求に基づいて、発呼者端末の発呼者能力を判定し、発呼者能力に基づいて、MRBT再生方式を選択するように構成された選択モジュールと、を含む装置を提供する。
さらに別の態様は、MRTサービスを実装するための装置であって、
被呼者端末が発呼者端末から送信された呼出要求を取得した後、被呼者端末から返された応答メッセージを受信するように構成された受信モジュールと、
応答メッセージに基づいて、被呼者端末の被呼者能力を判定し、被呼者能力に基づいて、MRT再生方式を選択するように構成された選択モジュールと、を含む装置を提供する。
さらに別の態様は、1つまたはそれ以上のプロセッサに
発呼者端末から送信された呼出要求を受信させ、
呼出要求に基づいて、発呼者端末の発呼者能力を判定させ、
発呼者能力に基づいて、MRBT再生方式を選択させるコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読み出し可能格納媒体を提供する。
さらに別の態様は、1つまたはそれ以上のプロセッサに
被呼者端末が発呼者端末から送信された呼出要求を受信した後、被呼者端末から返された応答メッセージを取得させ、
応答メッセージに基づいて、被呼者端末の被呼者能力を判定させ、
被呼者能力に基づいて、MRT再生方式を選択させるコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読み出し可能格納媒体を提供する。
本発明の実施形態によれば、発呼者端末および被呼者端末の能力に基づいて、MRBTおよびMRTを再生するための適切な方式が、選択される。したがって、本発明は、能力のより高い端末に生じるデータ損失または通信遅延のような問題の回避と、能力のより低い端末に生じるMRBTおよびMRTデータを再生する際の失敗のような起こりうる問題の解決と、を容易にする可能性がある。
本発明の実施形態によるマルチメディアカスタマイズされたRMT(MRBT)サービスを実装するためのシステムを示したブロック図である。 本発明の実施形態によるマルチメディアカスタマイズされたRMT(MRBT)サービスを実装するためのシステムを示したブロック図である。 本発明の実施形態によるマルチメディアカスタマイズされたRMT(MRBT)サービスを実装するためのシステムを示したブロック図である。 本発明の実施形態によるMRBTサービスを実装するための方法を示したフローチャートである。 本発明の実施形態によるMRBTを再生するためのシグナリングを示した流れ図である。 本発明の実施形態によるMRBTを再生するためのシグナリングを示した流れ図である。 本発明の実施形態によるサービングコールセッションコントロールファンクション(Serving‐Call Session Control Function(S‐CSCF))を用いることによるMRBT再生方式を選択するための方法を示したフローチャートである。 本発明の実施形態によるMRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力の優先度が、初期セッション能力の優先度より低く設定される場合に、MRBTを再生するための方法を示したフローチャートである。 本発明の実施形態によるMRBTサービスを実装するための装置を示したブロック図である。 本発明の実施形態によるMRBTサービスを実装するための装置を示したブロック図である。 本発明の実施形態によるMRBTサービスを実装するための装置を示したブロック図である。 本発明の実施形態によるマルチメディアカスタマイズされたRT(MRT)サービスを実装するための方法を示したフローチャートである。 本発明の実施形態によるMRTを再生するためのシグナリングを示した流れ図である。 本発明の実施形態によるMRTを再生するためのシグナリングを示した流れ図である。 本発明の実施形態によるMRTサービスを実装するためのシステムを示したブロック図である。 本発明の実施形態によるMRTサービスを実装するためのシステムを示したブロック図である。 本発明の実施形態によるMRTサービスを実装するためのシステムを示したブロック図である。 本発明の実施形態によるMRTサービスを実装するための装置を示したブロック図である。 本発明の実施形態によるMRTサービスを実装するための装置を示したブロック図である。 本発明の実施形態によるMRTサービスを実装するための装置を示したブロック図である。 本発明の実施形態によるMRBTを実装し、MRTを実装する方法のためのシグナリングを示した流れ図である。
上記の目的を達成するために、本発明の種々の実施形態は、発呼者端末の能力および被呼者端末の能力に基づき、マルチメディアカスタマイズされたRBT(MRBT)サービスおよび(MRT)サービスの実装を選択するために、IMSにおけるスキームを提供する。詳細な説明は、添付図面を参照して、本発明の種々の実施形態について以下で与えられる。
図1a、図1bおよび図1cに示されているように、本発明の実施形態によるMRBTサービスを実装するためのシステムが提供される。システムは、発呼者端末11、選択モジュール12および被呼者端末13を含む。発呼者端末11は、呼出要求を送信するように構成される。選択モジュール12は、呼出要求を受信し、呼出要求に基づいて、発呼者端末11の発呼者能力を判定し、発呼者能力に基づいて、MRBT再生方式を選択するように構成される。
発呼者端末から送信された呼出要求は、それ自体の発呼者能力を含んでもよい。
特定の実装において、選択モジュール12は、MRBTアプリケーションサーバ(Application Server(AS))またはサービングコールセッションコントロールファンクション(Serving‐Call Session Control Function(S‐CSCF))または任意の他のエンティティであってもよい。
異なる発呼者能力に基づいて、MRBTを再生するために、異なる方式が、選択されてもよいが、以下のものに限定されるわけではない。
1.図1aに示されているように、発呼者能力が、初期セッションがサポートされているかどうかである場合には、選択モジュール12は、第1判定ユニット21および第1実行ユニット22を含む。
第1判定ユニット21は、発呼者端末が初期セッションをサポートするかどうかを判定するように構成される。第1実行ユニット22は、発呼者端末が初期セッションをサポートすることを第1判定ユニット21が判定するときには、MRBTを再生するために、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式を選択し、発呼者端末が初期セッションをサポートしないときには、MRBTを再生するために、ゲートウェイモデルSDPネゴシエーション方式を選択するように構成される。
2.図1bに示されているように、発呼者能力が、MRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力がサポートされているかどうかである場合には、選択モジュール12は、第2判定ユニット23および第2実行ユニット24を含む。
第2判定ユニット23は、発呼者端末がMRBTメディアファイルをダウンロードして再生する能力を有するかどうかを判定するように構成される。第2実行ユニット24は、発呼者端末がMRBTメディアファイルをダウンロードして再生する能力を有するとき、MRBTメディアファイルをダウンロードして再生するように構成される。
3.図1cに示されているように、複数のMRBT再生方式の優先度に応じて、適切なMRBT再生方式が選択される場合には、選択モジュール12は、第3判定ユニット25および第3実行ユニット26を含む。第3判定ユニット25は、発呼者能力に基づいて、発呼者端末によってサポートされるMRBT再生方式を判定するように構成される。第3実行ユニット26は、判定されたMRBT再生方式から最も高い優先度を有するMRBT再生方式を選択するように構成される。
上述したように、本発明の実施形態によるMRBTサービスを実装するためのシステムにおいて、発呼者端末の能力に基づいて、MRBTを再生するための適切な方式が、選択される。したがって、能力のより高い端末に生じるデータ損失または通信遅延のような問題を回避することができ、能力のより低い端末に生じるMRBTデータを再生する際の失敗のような起こりうる問題を克服することができる。
上述のシステムに対応して、本発明の実施形態は、MRBTサービスを実装するための方法を提供する。図2に示されているように、方法は、以下のステップを含む。
ステップ201において、発呼者端末から送信された呼出要求が、受信される。
呼出要求を受信するためのエンティティとしては、MRBT AS(たとえば、マルチメディア呼出音(Multimedia Ring Back Tone)ASまたはMRBT ASと略記される)またはS‐CSCFが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
ステップ202において、呼出要求に基づき、発呼者端末の発呼者能力が、判定される。
呼出要求は、発呼者端末の発呼者能力を含んでもよい。発呼者端末の発呼者能力としては、初期セッションがサポートされているかどうかと、MRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力がサポートされているかどうかが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
ステップ203において、発呼者能力に基づき、MRBT再生方式が、選択される。
MRBT再生方式としては、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション、ゲートウェイモデルSDPネゴシエーションまたはMRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
発呼者能力に基づくMRBT再生方式の選択としては、以下の場合が挙げられるがこれらに限定されるわけではない。発呼者能力として、初期セッションがサポートされている場合には、MRBTを再生するために、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式が、選択され得る。発呼者能力として、初期セッションがサポートされていない場合には、MRBTを再生するために、ゲートウェイモデルSDPネゴシエーション方式が、選択され得る。発呼者能力として、ダウンロードおよび再生がサポートされている場合には、発呼者端末は、MRBTメディアファイルをダウンロードして再生することができる。総括すると、発呼者端末の発呼者能力によってサポートされているMRBT再生方式のいずれも、設定優先度に基づいて、選択され得る。
発呼者能力が、初期セッションサポートと、MRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生のサポートとの両方を含む場合には、MRBT再生方式は、2つの能力の優先度に基づいて選択されてもよく、またはユーザによって必要に応じて選択されてもよい。
MRBTサービスを実装するプロセスを記載するために、呼出要求が、MRBT ASおよびCSCFによってそれぞれ受信される実施例について、以下で与えられる。
図3aおよび図3bは、本発明の実施形態によるMRBTを再生するためのシグナリングを示した流れ図である。実施形態では、MRBT ASは、呼出要求を受信し、呼出要求に基づいて、MRBT再生方式を選択し、発呼者能力は、初期セッションがサポートされているかどうかである。プロセスは、以下のように記載される。
ステップ301において、発呼者端末が、MRBT ASに対して呼出要求を開始する。
呼出要求は、Inviteメッセージにおいて送信され、正常な通信を確立するために、その要求が、発呼者端末SDP offerを保持する。
ステップ302において、MRBT ASが、呼出要求におけるSUPPORTEDヘッダフィールドが初期セッションのオプションタグを保持しているかどうかを判定する。判定が肯定的である場合には、ステップ303が、実行される。判定が否定的である場合には、ステップ304が、実行される。
初期セッションのオプションタグが保持される場合には、発呼者端末が初期セッションをサポートすることを示し、したがって、MRBTは、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式で再生され得る。そうでない場合には、発呼者端末は、初期セッションをサポートしないことを示し、したがって、MRBTは、ゲートウェイモデルSDPネゴシエーション方式で再生され得る。
ステップ303において、MRBT ASは、発呼者端末に対してMRBTを再生するために、サーバモデルを用いて、初期セッションSDPネゴシエーション方式を開始する。
ステップ304において、MRBT ASは、発呼者端末にMRBTを再生するために、ゲートウェイモデルを用いて、SDPネゴシエーション方式を開始する。
図3aは、ステップ303のフローチャートを示し、初期セッションSDPネゴシエーション方式を開始するために、サーバモデルを用いることは、以下のステップを含むことができる。
1.MRBT ASは、呼出要求を被呼者端末に送信する。
2.被呼者端末は、それ自体の能力に基づいて、SDPネゴシエーションを開始し、183シグナリングを介して、MRBT ASにネゴシエートされた通常セッションSDP answerを返す。
3.MRBT ASは、MRSから、MRBTセッションSDPネゴシエーション用の初期セッションSDP offer(MRBT offer)を取得する。
4.MRBT ASは、183シグナリングを発呼者端末に送信し、シグナリングは、ネゴシエートされたanswerおよびMRBT offerを保持する。
183シグナリングは、以下のようなフォーマットを有する。
Content‐Type:multipart/mixed;boundary=”boundary1”
Content‐Length:401
‐‐boundary1
Content‐Type:application/sdp
Content‐Disposition:session // 通常呼セッションSDP answer
‐‐boundary1
Content‐Type:application/sdp
Content‐Disposition:early‐session // MRBT offer
‐‐boundary1
5.発呼者端末は、それ自体の能力に基づき、MRBT初期セッションSDPネゴシエーションを行い、ネゴシエートされたMRBTセッションSDP answer(MRBT answer)をPRACK(暫定応答承認:Provisional Response ACKnowledgement)を介してMRBT ASに返す。MRBT answerは、以下のようなフォーマットを有する。
Content‐Type:multipart/mixed;boundary=”boundary1”
Content‐Length:401
‐‐boundary1
Content‐Type:application/sdp
Content‐Disposition:early‐session // MRBT answer
‐‐boundary1
6.MRBT ASは、受信したPRACKにおけるMRBT answerをMRSに送信する。
7.MRBT ASは、被呼者端末に受信したPRACKシグナリングを送信する。
8.被呼者端末は、MRBT ASを介してPRACK応答メッセージ(200 PRACK)を発呼者端末に送信する。
9.発呼者端末は、MRBT ASを介してUpdateメッセージを発呼者端末に送信する。
10.被呼者端末は、MRBT ASを介してUpdate応答メッセージ(200 Update)を発呼者端末に送信する。
ここで、発呼者端末と被呼者端末との間の初期セッションSDPネゴシエーションが、成功する。
11.被呼者端末は、180メッセージをMRBT ASに送信する。
12.180メッセージを受信すると、MRBT ASは、予め格納されたMRBTを発呼者端末に対して再生するようにMRSに命令する。
13.MRBT ASは、180メッセージを発呼者端末に送信する。
14.被呼者端末がオフフックになった後、Invite応答メッセージ(200 Invite)が、MRBT ASに送信される。
15.MRBT ASは、発呼者端末に対するMRBTの再生を停止するようにMRSに命令する。
16.MRBT ASは、200 Inviteを発呼者端末に送信する。
17.発呼者端末は、MRBT ASを介して、被呼者端末に応答メッセージ(ACK)を送信する。
18.発呼者端末と被呼者端末との間で、接続が確立され、通信が行われることができる。
図3bは、ステップ304のフローチャートを示す。ゲートウェイモデルにおけるSDPネゴシエーション用の方式は、以下を含むことができる。
1.MRBT ASは、呼出要求を被呼者端末に送信する。
2.被呼者端末は、それ自体の能力に基づき、SDPネゴシエーションを行い、183シグナリングを介して、ネゴシエートされた正常なセッションSDP answerをMRBT ASに返す。
3.MRBT ASは、MRBTを再生するように、SDPネゴシエーションに関するMRSへのofferを発呼者端末に送信する。SDPネゴシエーション後、MRSは、MRBT answerをMRBT ASに返す。
4.MRBT ASは、183シグナリングにおける正常なセッションSDP answerを、受信したMRBT answerに置き換え、次に、183シグナリングを発呼者端末に送信する。シグナリングは、MRBT answerを含む。
MRBT answerのフォーマットは、以下の通りである。
Content‐Type:application/sdp
Content‐Disposition:session // MRBT answer
5.発呼者端末は、MRBT ASを介してPRACKシグナリングを被呼者端末に送信する。
6.被呼者端末は、MRBT ASを介して200 PRACKを発呼者端末に送信する。
7.発呼者端末は、MRBT ASを介してUpdateメッセージを被呼者端末に送信する。
8.被呼者端末は、MRBT ASを介して200 Updateを発呼者端末に送信する。
9.被呼者端末は、180メッセージをMRBT ASに送信する。
10.被呼者端末から送信された180メッセージを受信すると、MRBT ASは、予め設定されたMRBTを発呼者端末に対して再生するようにMRSに命令する。
11.MRBT ASは、180メッセージを発呼者端末に送信する。
12.被呼者端末が、オフフックになった後、200 Inviteメッセージが、MRBT ASに送信される。
13.MRBT ASは、Updateメッセージにおいて呼セッションSDP answerを発呼者端末に送信する。
answerのフォーマットは、以下の通りである。
Content‐Type:application/sdp
Content‐Disposition:session // 呼セッションSDP answer
14.発呼者端末は、200 UpdateをMRBT ASに返す。
15.MRBT ASは、発呼者端末に対するMRBTの再生を停止するようにMRSに命令する。
16.MRBT ASは、200 Inviteを発呼者端末に送信する。
17.発呼者端末は、MRBT ASを介してACKメッセージを被呼者端末に送信する。
18.発呼者端末と被呼者端末との間で、接続が確立され、通信が行われることが可能となる。
MRBT ASの使用を通じてMRBTを再生するために、適切な方式の選択についての説明が行われてきた。本発明の実施形態によれば、MRBTを再生するための適切な方式を選択するために、任意の他のエンティティが用いられもよく、以下に詳細に記載される。
図4は、実施形態によるMRBTを再生するための方式を選択するために、S‐CSCFを用いる方法を示した流れ図である。
ステップ401において、発呼者端末は、呼出要求をS‐CSCFに送信する。
このステップにおける呼出要求は、ステップ301における呼出要求と類似している。
ステップ402において、初期セッションのオプションタグが、呼出要求のSUPPORTEDヘッダフィールドに保持されているかどうかに応じて、S‐CSCFは、発呼者端末が初期セッションをサポートしているかどうかを判定する。発呼者端末が初期セッションをサポートしている場合には、ステップ403が行われる。発呼者端末が初期セッションをサポートしていない場合には、ステップ404が行われる。
ステップ403において、S‐CSCFは、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーションを行う呼出要求をMRBT ASに送信する。
MRBT ASは、MRBTを再生するために、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式を用い、これは、ステップ303に類似している。
ステップ404において、S‐CSCFは、ゲートウェイモデルSDPネゴシエーションを行う呼出要求をMRBT ASに送信する。
MRBT ASは、MRBTを再生するために、ゲートウェイモデルSDPネゴシエーション方式を用い、これは、ステップ304に類似している。
上述したように、MRBTを実装するための2つの方式が、MRBT ASおよびS‐CSCFを実施例と見なすことによって、記載される。2つの方式において、発呼者能力は、初期セッションがサポートされているかどうかである。初期セッションがサポートされているかどうかに基づいて、MRBTを再生するために、異なる方式が選択されてもよい。発呼者端末がMRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートしているかどうかを発呼者能力と見なすことによって、MRBTを再生するための方式の選択について、以下で説明が行われる。
MRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力の優先度は、初期セッション能力の優先度より低く設定される。図5に示されているように、詳細は、以下の通りである。
ステップ501において、MRBT ASは、受信した呼出要求に基づいて、発呼者端末が、初期セッションをサポートしているかどうかを判定する。発呼者端末が初期セッションをサポートしている場合には、ステップ502が行われる。発呼者端末が初期セッションをサポートしていない場合には、ステップ503が行われる。
ステップ502において、MRBTを再生するために、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式が、選択される。
ステップ503において、発呼者端末がMRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートしているかどうかに関する判定が、行われる。発呼者端末がMRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートしている場合には、ステップ504が行われる。発呼者端末がMRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートしていない場合には、ステップ505が行われる。
ステップ504において、MRBT ASは、発呼者端末に、再生されることになっているMRBTメディアファイル用のURLを送信し、発呼者端末は、URLに基づき、MRBTメディアファイルをダウンロードして再生することができる。
ステップ505において、MRBTを再生するために、ゲートウェイモデルSDPネゴシエーション方式が、選択される。
この場合も同様に、発呼者端末の能力に基づいて、MRBTを再生するために、適切な方式を選択するエンティティは、S‐CSCFであってもよい。
同様に、MRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力が、初期セッション能力より高い優先度を有する場合には、発呼者端末が、MRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートするかどうかを判定することが好ましい。
異なる能力は、異なる優先度を有するように、ユーザによって設定されてもよい。あるいは、ユーザは、MRBTを再生するために、所望の方式を直接的に選択してもよい。
発呼者端末の発呼者能力に基づいて、MRBT再生方式を判定して選択する以外に、MRBT再生方式は、発呼者能力とMRBT再生方式の優先度との組み合わせに基づいて判定されてもよい。
第一に、発呼者端末によってサポートされるMRBT再生方式は、発呼者能力に基づいて判定されてもよい。次に、最も高い優先度を有するMRBT再生方式が、判定されたMRBT再生方式から選択されてもよい。
サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式が最も高い優先度を有し、MRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生方式が、次に高い優先度を有し、ゲートウェイモデルSDPネゴシエーション方式が、最も低い優先度を有することを、MRBT再生方式の優先度が示す場合には、以下のような場合であってもよい。
1.発呼者端末の能力が初期セッションをサポートするときには、最も高い優先度を有するMRBT再生方式が、選択され得る。
2.発呼者端末の能力が初期セッションをサポートしないが、発呼者端末がMRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートするときには、最も高い優先度を有するMRBT再生方式がサポートされないため、次に高い優先度を有するMRBT再生方式が、選択され得る。
3.発呼者端末の能力が初期セッションをサポートせず、発呼者端末がMRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートしないときには、最も低い優先度を有するMRBT再生方式が、選択される。
上述したように、本発明の実施形態によるMRBTサービスを実装するための方法において、発呼者端末の能力は、MRBTを再生するための適切な方式を選択するために利用される。能力のより高い端末の場合には、データ損失または通信遅延のような問題が、回避され得る。能力のより低い端末の場合には、MRBTおよびMRTデータを再生する際の失敗のような起こりうる問題が、解決され得る。
本発明の実施形態によるMRBTサービスを実装するための上記のシステムおよび方法に対応して、本発明の実施形態は、MRBTサービスを実装するための装置を提供する。図6a、図6bおよび図6cに示されているように、装置は、受信モジュール31および選択モジュール32を含む。
受信モジュール31は、発呼者端末から送信された呼出要求を受信するように構成される。
選択モジュール32は、呼出要求に基づいて、発呼者端末の発呼者能力を判定し、発呼者能力に基づいて、MRBT再生方式を選択するように構成される。選択モジュール32は、MRBT AS、S‐CSCFまたは任意の他のエンティティであってもよい。
この実施形態において提供されるようなMRBTサービスを実装するための装置は、異なる発呼者能力に基づいて、MRBTを再生するために、異なる方式を選択してもよいが、以下のものに限定されるわけではない
1.図6aに示されているように、選択モジュール32は、第1判定ユニット41および第1実行ユニット42を含む。第1判定ユニット41は、発呼者端末が初期セッションをサポートする否かを判定するように構成される。第1実行ユニット42は、発呼者端末が初期セッションをサポートするときには、MRBTを再生するために、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式を選択し、発呼者端末が初期セッションをサポートしないときには、MRBTを再生するために、ゲートウェイモデルSDPネゴシエーション方式を選択するように構成される。
2.図6bに示されているように、選択モジュール32は、第2判定ユニット43および第2実行ユニット44を含む。第2判定ユニット43は、発呼者端末がMRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートしているかどうかを判定するように構成される。第2実行ユニット44は、発呼者端末がMRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートしているときには、MRBTメディアファイルをダウンロードして再生するように構成される。
3.図6cに示されているように、選択モジュール32は、第3判定ユニット45および第3実行ユニット46を含む。第3判定ユニット45は、発呼者能力に基づき、発呼者端末によってサポートされているMRBT再生方式を判定するように構成される。第3実行ユニット46は、判定されたMRBT再生方式から最も高い優先度を有するMRBT再生方式を選択するように構成される。
本発明の実施形態によるMRBTサービスを実装するための装置に関して、発呼者端末の能力は、MRBTを再生するための適切な方式を選択するために利用される。能力のより高い端末の場合には、データ損失または通信遅延のような問題が、回避され得る。能力のより低い端末の場合には、MRBTおよびMRTデータを再生する際の失敗のような起こりうる問題が、解決され得る。
上述したように、本発明の実施形態によるMRBTサービスを実装するためのシステム、方法および装置において、発呼者端末の能力は、MRBTを再生するための適切な方式を選択するために利用される。能力のより高い端末の場合には、データ損失または通信遅延のような問題が、回避され得る。能力のより低い端末の場合には、MRBTおよびMRTデータを再生する際の失敗のような起こりうる問題が、解決され得る。MRBTの再生と同様に、MRTサービスを実装するための方法、システムおよび装置についての説明が、以下で与えられる。図7に示されているように、MRTサービスを再生するための方法は、以下のステップを含むことができる。
ステップ701において、被呼者端末は、発呼者端末から送信された呼出要求の受信に応じて、応答メッセージを返す。
発呼者端末は、呼出要求をMRT ASに送信する。呼出要求は、正常な通信を確立するための発呼者端末SDP要求(offer)を含む。
MRT ASは、その被呼者能力を返すように被呼者端末に要求するオプションタグを呼出要求に追加する。
ステップ702において、被呼者端末の被呼者能力は、被呼者端末から返された応答メッセージに基づいて判定される。
被呼者端末の被呼者能力としては、初期セッションがサポートされているかどうかおよびファイルダウンロードおよび再生能力がサポートされているかどうかが挙げられるがこれらに限定されるわけではない。
ステップ703において、MRT再生方式は、被呼者能力に基づいて選択される。
MRT再生方式としては、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーションまたはMRBTメディアのファイルダウンロードおよび再生が挙げられるがこれらに限定されるわけではない。
被呼者能力に基づくMRT再生方式の選択は、以下の場合が挙げられるがこれらに限定されるわけではない。被呼者能力が初期セッションをサポートしている場合には、MRTを再生するために、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式が、選択される。被呼者能力がダウンロードおよび再生に関してサポートされている場合には、被呼者端末は、MRTメディアファイルをダウンロードして再生することができる。
被呼者能力が、初期セッション用のサポートおよびダウンロードおよび再生用のサポートの両方を含む場合には、対応するMRT再生方式は、2つの能力の優先度に基づいて選択されてもよい。あるいは、対応するMRT再生方式が、ユーザの要求に基づいて、選択されてもよい。
初期セッションに関するサポートの優先度が、ダウンロードおよび再生に関するサポートの優先度より高い実施形態における、MRTを実装するためのプロセスに関する詳細な説明が、以下で行われる。
図8aおよび図8bは、本発明の実施形態によるMRTを再生するためのシグナリングを示した流れ図である。プロセスは、以下のステップを含むことができる。
ステップ801において、発呼者端末が、呼出要求をMRT ASに送信する。
ステップ802において、MRT ASは、初期セッションのオプションタグを、受信された呼出要求のREQUIREヘッダフィールドに追加して、初期セッションがサポートされているかどうかを返すように被呼者端末に要求する。
ステップ803において、被呼者端末が初期セッションをサポートする場合には、ステップ804が行われ、被呼者端末が初期セッションをサポートしない場合には、ステップ805が行われる。
被呼者端末が初期セッションをサポートする場合には、MRT ASに返された応答メッセージは、正常な(183)シグナリングである。183シグナリングは、初期のMRTネゴシエーション結果(answer)を保持することができる。ネゴシエーション結果(answer)は、183シグナリングに保持されるのではなく、別の次のシグナリングに保持されてもよい。そうでない場合には、返された応答メッセージは、異常な(420)シグナリングである。受信されたシグナリングに応じて、MRT ASは、MRTを再生するために、適切な方式を選択する。
ステップ804において、MRT ASは、被呼者端末が初期セッションをサポートすることを判定し、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式が、被呼者端末にMRTを再生するために利用される。
ステップ805において、MRT ASは、被呼者端末が初期セッションをサポートしないことを判定し、MRTメディアファイルをダウンロードして再生することを被呼者端末に要求する呼出要求が、被呼者端末に再送される。
再送された呼出要求において、初期セッションのオプションタグではなく、再生されることになっているMRT用のURLが被呼者端末に追加される。
図8aを参照すると、ステップ804において、初期セッションSDPネゴシエーションを行うためにサーバモデルを利用するためのフローチャートが、示されている。
1.MRT ASは、受信された183シグナリングを発呼者端末に返す。
2.発呼者端末は、PRACKをMRT ASに送信する。
3.MRT ASは、MRSから、MRTセッションSDPネゴシエーション用の初期セッションSDP要求(マルチメディアコーラアイデンティフィケーション(Multimedia Caller Identification(MCID、すなわち、MRT)offer)を取得する。
4.MRT ASは、MRT offerを含むPRACKを被呼者端末に送信する。
5.それ自体の能力に応じて、被呼者端末は、MRT初期セッションSDPネゴシエーションを行い、200 PRACKを介して、ネゴシエートされたMRTセッションSDP answerをMRT ASに返す。
6.MRT ASは、MRT answerをMRSに送信する。
7.MRT ASは、200 PRACKを発呼者端末に送信する。
8.発呼者端末は、MRT ASを介してUpdateを被呼者端末に送信する。
9.被呼者端末は、MRT ASを介して200 Updateを発呼者端末に送信する。
10.被呼者端末は、180シグナリングをMRT ASに送信する。
11.MRT ASは、被呼者端末に対してMRTを再生するようにMRSに命令する。
12.MRT ASは、180シグナリングを発呼者端末に送信する。
13.被呼者端末は、オフフックになり、200 InviteをMRT ASに送信する。
14.MRT ASは、被呼者端末に対するMRTの再生を停止するようにMRSに命令する。
15.MRT ASは、200 Inviteを発呼者端末に送信する。
16.発呼者端末は、MRT ASを介して被呼者端末にACKを送信する。
17.発呼者端末と被呼者端末との間で、接続が確立され、通信が行われることができる。
図8bを参照すると、ステップ805においてMRTをダウンロードして再生するように被呼者端末に要求するためのフローチャートが、示されている。
1.MRT ASは、再生されることになっているMRT用のURLを含むInviteを被呼者端末に送信する。
2.被呼者端末がMRTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートする場合には、MRTメディアファイルが、URLを用いることによってダウンロードされる。
3.被呼者端末は、MRT ASを介してMRTネゴシエーション結果(answer)を含む183シグナリングを発呼者端末に送信する。
4.発呼者端末は、MRT ASを介してPRACKを被呼者端末に送信する。
5.被呼者端末は、MRT ASを介して200 PRACKを発呼者端末に送信する。
6.被呼者端末は、ダウンロードされたMRTメディアファイルを再生する。
7.被呼者端末は、MRT ASを介して180を発呼者端末に送信する。
8.発呼者端末がオフフックになるとき、200 InviteがMRT ASを介して発呼者端末に送信される。
9.発呼者端末と被呼者端末との間で、接続が確立され、通信が行われることができる。
MRBTサービスの実装と同様に、被呼者端末の被呼者能力に基づいて、MRTを再生するための適切な方式の選択が、S‐CSCFによって行われることができる。
MRBT再生方式の選択と同様に、MRT再生方式は、被呼者能力と異なるMRT再生方式の優先度との組み合わせに基づいて判定されてもよい。
被呼者端末によってサポートされたMRT再生方式は、被呼者能力に基づいて判定されてもよく、最も高い優先度を有するMRT再生方式が、判定されたMRT再生方式から選択されてもよい。
MRT再生方式の優先度が、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式が最も高い優先度を有し、カスタマイズされたRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生方式がより低い優先度を有するようである場合には、以下のような場合であってもよい。
1.発呼者端末の能力が初期セッションをサポートするときには、最も高い優先度を有するカスタマイズされたRBT再生方式が、選択されてもよい。
2.発呼者端末の能力が初期セッションをサポートしないが、発呼者端末がカスタマイズされたRBTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートするときには、最も高い優先度を有するRBT再生方式がサポートされないため、次に高い優先度を有するカスタマイズされたRBT再生方式が、選択されてもよい。
MRTを実装するための上記の方法に対応して、本発明の実施形態は、MRTを実装するためのシステムを提供する。図9a、図9bおよび図9cに示されているように、システムは、発呼者端末51、被呼者端末52および選択モジュール53を含む。
発呼者端末51は、呼出要求を送信するように構成される。
被呼者端末52は、呼出要求の受信に応じて、選択モジュール53に応答メッセージを返すように構成される。
選択モジュール53は、被呼者端末52から返された被呼者能力に基づいて、MRT再生方式を選択するように構成される。
さらに、システムは、その被呼者能力を返すように被呼者端末に要求するオプションタグを呼出要求に追加し、オプションタグを含む呼出要求を被呼者端末に送信するように構成される追加モジュール54を含んでもよい。
MRBTサービスを実装するためのシステムと同様に、以下のように、異なる被呼者能力に基づいて、異なるMRT再生方式が、選択されてもよいが、これらに限定されるわけではない。
1.図9aに示されているように、被呼者能力が、初期セッションがサポートされているかどうかである場合には、選択モジュール53は、第1判定ユニット61および第1実行ユニット62を含む。
第1判定ユニット61は、被呼者端末52が初期セッションをサポートしているかどうかを判定するように構成される。第1実行ユニット62は、被呼者端末52が初期セッションをサポートしているとき、MRTを再生するために、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式を選択するように構成される。
2.図9bに示されているように、被呼者能力が、MRTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力がサポートされているかどうかである場合には、選択モジュール53は、第2判定ユニット63および第2実行ユニット64を含む。
第2判定ユニット63は、被呼者端末52が、MRTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートしているかどうかを判定するように構成される。第2実行ユニット64は、被呼者端末52がMRTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートしているときには、被呼者端末にMRTメディアファイルのダウンロードおよび再生を可能にするように構成される。
3.図9cに示されているように、選択モジュール53は、第3判定ユニット65および第3実行ユニット66を含む。
第3判定ユニット65は、被呼者能力に基づいて、被呼者端末52によってサポートされるMRT再生方式を判定するように構成される。第3実行ユニット66は、判定されたMRT再生方式から、最も高い優先度を有するMRT再生方式を選択するように構成される。
追加モジュール54は、動作ユニット67および送信ユニット68を含む。動作ユニット67は、呼出要求のREQUIREヘッダフィールドに初期セッションのオプションタグを追加するように構成される。送信ユニット68は、初期セッションのオプションタグを含む呼出要求を被呼者端末52に送信するように構成される。
MRTを実装するための上述の方法およびシステムに対応して、本発明の実施形態はまた、MRTを実装するための装置を提供する。図10a、図10bおよび図10cに示されているように、装置は、受信モジュール71および選択モジュール72を含む。
受信モジュール71は、被呼者端末が発呼者端末から送信された呼出要求を取得した後、被呼者端末から返された応答メッセージを受信するように構成される。
選択モジュール72は、応答メッセージに基づいて、被呼者端末の被呼者能力を判定し、被呼者能力に基づいて、MRT再生方式を選択するように構成される。
さらに、装置は、被呼者能力を返すように被呼者端末に要求するオプションタグを呼出要求に追加し、オプションタグを含む呼出要求を被呼者端末に送信するように構成される追加モジュール73を含む。
図10aに示されているように、選択モジュール72は、第1判定ユニット81および第1実行ユニット82を含む。第1判定ユニット81は、被呼者端末が初期セッションをサポートしているかどうかを判定するように構成される。第1実行ユニット82は、被呼者端末が初期セッションをサポートしているときに、MRTを再生するために、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式を選択するように構成される。
図10bに示されているように、選択モジュール72は、第2判定ユニット83および第2実行ユニット84を含む。第2判定ユニット83は、被呼者端末がMRTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートしているかどうかを判定するように構成される。第2実行ユニット84は、被呼者端末がMRTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートしているときには、被呼者端末に対して、MRTメディアファイルのダウンロードおよび再生を可能にするように構成される。
図10cに示されているように、選択モジュール72は、第3判定ユニット85および第3実行ユニット86を含む。第3判定ユニット85は、被呼者能力に基づき、被呼者端末によってサポートされるMRT再生方式を判定するように構成される。第3実行ユニット86は、判定されたMRT再生方式から、最も高い優先度を有するMRT再生方式を選択するように構成される。
追加モジュール73は、動作ユニット87および送信ユニット88を含む。動作ユニット87は、呼出要求のREQUIREヘッダフィールドに初期セッションのオプションタグを追加するように構成される。送信ユニット88は、初期セッションのオプションタグを含む呼出要求を被呼者端末に送信するように構成される。
MRBTを実装するための方法、システムおよび装置と、MRTを実装するための方法、システムおよび装置と、に関して、それぞれ記載してきた。以下に記載されるように、本発明の実施形態はまた、MRBTを実装し、MRTを実装するための方法も提供する。この実施形態において、発呼者端末および被呼者端末の両方は、初期セッションをサポートするように設定される。図11に示されているように、方法は、以下のステップを含む。
ステップ1101において、発呼者端末は、呼出要求をMRT ASに送信する。
呼出要求のSUPPORTEDヘッダフィールドは、初期セッションのオプションタグを保持することができる。
ステップ1102において、MRT ASは、受信した呼出要求のREQUIREヘッダフィールドに、初期セッションがサポートされているかどうかを返すように被呼者端末に要求する初期セッションのオプションタグを保持し、呼出要求をMRBT ASに送信する。
ステップ1103において、発呼者端末が初期セッションをサポートしていることをMRBT ASが判定する場合には、MRBT ASは、ステップ303と類似の方式で発呼者端末にMRBTを再生し、呼出要求を被呼者端末に送信する。
ステップ1104において、被呼者端末は、それ自体の能力に基づいて、SDPネゴシエーションを行い、SDPネゴシエーション結果(answer)を含む183シグナリングをMRBT ASに送信する。
ステップ1105において、MRBT ASは、MRSからMRBT offerを取得する。
ステップ1106において、MRBT ASは、MRBT offerを、受信した183シグナリングに追加して、183シグナリングをMRT ASに送信する。
ステップ1107において、MRT ASは、被呼者端末が初期セッションSDPをサポートしていることを判定し、ステップ704と類似の方式で、被呼者端末に対してMRTを再生する。
次のプロセスは、図3aおよび図8aを参照してもよく、前の実施形態に記載されていることと類似している。
MRBTおよびMRT初期セッションSDPネゴシエーションが同時に行われるため、MRBT ASおよびMRT ASは、受信された初期セッションSDPがMRBT初期セッションまたはMRT初期セッションSDPであるかどうかを判定することができる。たとえば、MRT ASが、MRBT answerおよびMRT offerをMRBT ASに送信するときには、初期セッションSDPがMRBTサービスまたはMRTサービスに対応するかどうかを識別するために、サービスIDが追加される。
シグナリングPRACK(MRBT answer+MRT offer)を実施例と見なすと、フォーマットは、以下のようであってもよい。
Content‐Type:multipart/mixed;boundary=”boundary1”
Content‐Length:401
‐‐boundary1
Content‐Type:application/sdp
Content‐Disposition:early‐session;service=MRBT // MRBT answer
‐‐boundary1
Content‐Type:application/sdp
Content‐Disposition:early‐session;service=MRT // MRT answer
‐‐boundary1
サービスIDが追加されることによって、MRBT ASは、PRACK(MRBT answer+MRT offer)を受信すると、その中でMRBT初期セッションSDPを判定してもよい。
たとえば、MRBT ASが、183を介してanswerおよびMRBT offerをMRT ASに送信するとき、MRT ASがその中でMRT初期セッションSDPを判定してもよいように、IDもまた、追加されてもよい。183(answer+MRBT offer)は、以下のようなフォーマットを有することができる。
Content‐Type:multipart/mixed;boundary=”boundary1”
Content‐Length:401
‐‐boundary1
Content‐Type:application/sdp
Content‐Disposition:session // Communication normal answer
‐‐boundary1
Content‐Type:application/sdp
Content‐Disposition:early‐session;service=MRBT // MRBT offer
‐‐boundary1
本発明の実施形態において提供される上記の技術的解決策を用いて、端末が能力のより低いものから能力のより高いものに変更されるプロセス(たとえば、いくつかの端末のみが初期セッションを現在サポートするが、将来、すべての端末が初期セッションをサポートする)において、IMSに基づくMRBTサービスおよびMRTサービスは、可能な限り改善されるべきである。そのようなプロセスにおいて、データ損失を回避するために、MRBTおよびMRTを実装するために初期セッションをサポートする端末に対して、時間遅延は、短くなければならない。初期セッションに関するサポートを有していない端末に対しては、MRBTサービスおよびMRTサービスの実装を保証するために、別のスキームを利用してもよい。
本発明の実施形態において用いられるとき、「受信する/受信中である」という表現は、任意の他のモジュールから初めに情報を取得することまたは任意の他のモジュールから送信された情報を受信することと解釈されてもよい。
当業者は、図面が特定の実施形態を示すために用いられたに過ぎないことと、図面におけるすべてのモジュールまたはステップが、本発明を実行するために必要であるというわけではないことを認識するであろう。
当業者は、実施形態による装置におけるモジュールが、記載されたような実施形態による装置の中で分布されてもよいこと、または実施形態とは異なるもう1つの装置において提供されてもよいことを認識するであろう。実施形態におけるモジュールは、1つのモジュールに組み込まれてもよく、または複数のサブモジュールに分割されてもよい。
本発明の実施形態におけるいくつかのステップは、ソフトウェアにおいて実装されてもよく、対応するソフトウェアプログラムは、ディスクまたはハードディスクなどの読み出し可能格納媒体に格納されてもよい。
当業者は、本発明の範囲を逸脱することなく、本発明に対して種々の変更および修正を行ってもよい。本発明に対する変更および修正が、本発明の請求項およびそれらの均等物の範囲内に収まるのであれば、本発明はこれらの変更および修正を網羅することを意図している。

Claims (27)

  1. マルチメディアカスタマイズされた呼出音(MRBT)サービスを実装するための方法であって、
    発呼者端末から送信された呼出要求を受信することと、
    前記呼出要求に基づき、前記発呼者端末の発呼者能力を判定することと、
    前記発呼者能力に基づき、MRBT再生方式を選択することと、を含む方法。
  2. 前記発呼者能力は、初期セッションがサポートされているかどうか、および/またはメディアファイルのダウンロードおよび再生能力がサポートされているかどうかを含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記発呼者能力に基づき、前記MRBT再生方式を選択することは、
    前記発呼者能力が、初期セッションがサポートされているかどうかである場合に、
    前記発呼者端末が初期セッションをサポートしているとき、前記MRBTを再生するために、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式を選択することを含む請求項2に記載の方法。
  4. 前記発呼者端末が初期セッションをサポートしないときには、前記MRBTを再生するために、ゲートウェイモデルSDPネゴシエーション方式を選択することをさらに含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記発呼者能力に基づき、前記MRBT再生方式を選択することは、
    前記発呼者端末が、メディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートするときに、前記発呼者端末によって、MRBTメディアファイルをダウンロードして再生することを含む請求項2に記載の方法。
  6. 前記発呼者能力に基づき、前記MRBT再生方式を選択することは、
    前記発呼者能力に基づき、前記発呼者端末によってサポートされるMRBT再生方式を判定することと、
    前記判定されたMRBT再生方式から最も高い優先度を有するMRBT再生方式を選択することと、を含む請求項2に記載の方法。
  7. マルチメディアカスタマイズされた着信音(RT)サービスを実装するための方法であって、
    被呼者端末が、発呼者端末から送信された呼出要求を受信した後、前記被呼者端末から返された応答メッセージを取得することと、
    前記応答メッセージに基づき、前記被呼者端末の被呼者能力を判定することと、
    前記被呼者能力に基づき、カスタマイズされたRT(MRT)再生方式を選択することと、を含む方法。
  8. 前記呼出要求は、前記被呼者能力を返すように前記被呼者端末に要求するオプションタグを含む請求項7に記載の方法。
  9. 前記被呼者能力は、初期セッションがサポートされているかどうか、および/またはメディアファイルのダウンロードおよび再生能力がサポートされているかどうかを含む請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記被呼者能力に基づき、前記MRT再生方式を選択することは、
    前記発呼者端末が、初期セッションをサポートしている場合には、MRTを再生するために、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式を選択することを含む請求項9に記載の方法。
  11. 前記被呼者能力に基づき、前記MRT再生方式を選択することは、
    前記被呼者能力が、初期セッションをサポートしていないときには、MRTを再生するために、ダウンロード方式を選択することをさらに含む請求項10に記載の方法。
  12. 前記被呼者能力に基づき、前記MRT再生方式を選択することは、
    前記被呼者端末が、メディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートしているときには、前記被呼者端末によって、MRTメディアファイルをダウンロードして再生することを含む請求項9に記載の方法。
  13. 前記被呼者能力に基づき、前記MRT再生方式を選択することは、
    前記被呼者能力に基づき、前記被呼者端末によってサポートされるMRT再生方式を判定することと、
    前記判定されたMRT再生方式から最も高い優先度を有するMRT再生方式を選択することと、を含む請求項9に記載の方法。
  14. 初期セッションのオプションタグが、前記呼出要求のREQUIREヘッダファイルに追加され、
    前記被呼者端末が初期セッションをサポートする場合には、前記返された応答メッセージが、正常なシグナリングであり、
    前記被呼者端末が初期セッションをサポートしない場合には、前記返された応答メッセージが、異常なシグナリングである請求項8に記載の方法。
  15. マルチメディアカスタマイズされた呼出音(RBT)サービスを実装するための装置であって、
    発呼者端末から送信された呼出要求を受信するように構成される受信モジュール(31)と、
    前記呼出要求に基づき、前記発呼者端末の発呼者能力を判定し、前記発呼者能力に基づき、MRBT再生方式を選択するように構成される選択モジュール(32)と、を備える装置。
  16. 前記選択モジュール(32)は、MRBTアプリケーションサーバ(Application Server(AS))またはサービングコールセッションファンクション(Serving‐Call Session Control Function(S‐CSCF))である請求項15に記載の装置。
  17. 前記選択モジュール(32)は、
    前記発呼者端末が初期セッションをサポートするかどうかを判定するように構成される第1判定ユニット(41)と、
    前記発呼者端末が初期セッションをサポートするときには、MRBTを再生するために、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式を選択し、前記発呼者端末が初期セッションをサポートしないときには、MRBTを再生するために、ゲートウェイモデルSDPネゴシエーション方式を選択するように構成される第1実行ユニット(42)と、を備える請求項15または16に記載の装置。
  18. 前記選択モジュール(32)は、
    前記発呼者端末がメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートするかどうかを判定するように構成される第2判定ユニット(43)と、
    前記発呼者端末がメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートするときには、MRBTメディアをファイルダウンロードして再生するように構成される第2実行ユニット(44)と、を備える請求項15または16に記載の装置。
  19. 前記選択モジュール(32)は、
    前記発呼者能力に基づいて、前記発呼者端末によってサポートされるMRBT再生方式を判定するように構成される第3判定ユニット(45)と、
    前記判定されたMRBT再生方式から最も高い優先度を有するMRBT再生方式を選択するように構成される第3実行ユニット(46)と、を備える請求項15または16に記載の装置。
  20. マルチメディアカスタマイズされた着信音(MRT)サービスを実装するための装置であって、
    被呼者端末が発呼者端末から送信された呼出要求を取得した後、前記被呼者端末から返された応答メッセージを受信するように構成される受信モジュール(71)と、
    前記応答メッセージに基づいて、前記被呼者端末の被呼者能力を判定し、前記被呼者能力に基づいて、MRT再生方式を選択するように構成される選択モジュール(72)と、を備える装置。
  21. 前記被呼者能力を返すように前記被呼者端末に要求するオプションタグを前記呼出要求に追加し、前記オプションタグを含む前記呼出要求を前記被呼者端末に送信するように構成される追加モジュール(73)をさらに備える請求項20に記載の装置。
  22. 前記選択モジュール(72)は、
    前記被呼者端末が初期セッションをサポートするかどうかを判定するように構成される第1判定ユニット(81)と、
    前記被呼者端末が初期セッションをサポートするときには、MRTを再生するために、サーバモデル初期セッションSDPネゴシエーション方式を選択するように構成される第1実行ユニット(82)と、を備える請求項20または21に記載の装置。
  23. 前記選択モジュール(72)は、
    前記被呼者端末がMRTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートするかどうかを判定するように構成される第2判定ユニット(83)と、
    前記被呼者端末がMRTメディアファイルのダウンロードおよび再生能力をサポートするときには、前記被呼者端末にMRTメディアファイルのダウンロードおよび再生を可能にさせるように構成される第2実行ユニット(84)と、を備える請求項20または21に記載の装置。
  24. 前記選択モジュール(72)は、
    前記被呼者能力に基づいて、前記被呼者端末によってサポートされるMRT再生方式を判定するように構成される第3判定ユニット(85)と、
    前記判定されたMRT再生方式から最も高い優先度を有するMRT再生方式を選択するように構成される第3実行ユニット(86)と、を備える請求項20または21に記載の装置。
  25. 前記追加モジュール(73)は、
    前記呼出要求の前記REQUIREヘッダフィールドに初期セッションのオプションタグを追加するように構成される動作ユニット(87)と、
    前記初期セッションのオプションタグを含む前記呼出要求を前記被呼者端末に送信するように構成される送信ユニット(88)と、を備える請求項21に記載の装置。
  26. 1つまたはそれ以上のプロセッサに
    発呼者端末から送信された呼出要求を受信させ、
    前記呼出要求に基づいて、前記発呼者端末の発呼者能力を判定させ、
    前記発呼者能力に基づいて、カスタマイズされた呼出音(RBT)再生方式を選択させるコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読み出し可能格納媒体。
  27. 1つまたはそれ以上のプロセッサに
    被呼者端末が発呼者端末から送信された呼出要求を受信した後、前記被呼者端末から返された応答メッセージを取得させ、
    前記応答メッセージに基づいて、前記被呼者端末の被呼者能力を判定させ、
    前記被呼者能力に基づいて、カスタマイズされた着信音(RT)再生方式を選択させるコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読み出し可能格納媒体。
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