JP2010528524A - 移動体通信システムにおける出力アップリンクおよびダウンリンク電力レベルを制御するための方法およびネットワークノード - Google Patents

移動体通信システムにおける出力アップリンクおよびダウンリンク電力レベルを制御するための方法およびネットワークノード Download PDF

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Abstract

本発明は、移動体通信システムの目標セルにおいて移動局の出力アップリンク電力レベルの制御および目標基地局の出力ダウンリンク電力レベルの制御のための、方法およびネットワークノードに関する。上記方法は、元のセルから上記目標セルへ上記移動局のハンドオーバが完了されたことを示すメッセージを上記ネットワークノードにおいて受信することと;上記目標基地局に初期出力ダウンリンク電力レベルを使用するように、上記移動局に初期出力アップリンク電力レベルを使用するように命令し、上記初期出力ダウンリンク電力レベルおよび上記初期出力アップリンク電力レベルは、上記元のセルと上記目標セルとの間で以前のハンドオーバが完了された後に1回使用された少なくとも前回の電力制御レベルに基づくことと;を含む。
【選択図】図6

Description

本発明は、一般的に、移動体通信分野に関し、特に、移動体通信システムにおける移動局の出力アップリンク電力レベルおよび基地局(base station)の出力ダウンリンク電力レベルを制御するための方法およびネットワークノードに関する。
GSM(Global System for Mobile communications)やGPRS(General Packet Radio Service)のような移動体通信システムにおいて、移動局の送信電力レベルと基地局の送信電力レベルは、通常は移動体通信システムの基地局または基地局コントローラのいずれかに実装される電力制御アルゴリズムによって制御される。電力制御の目的の1つは、移動局とサービス提供(serving)基地局との間の接続の品質を危うくする(jeopardizing)ことなく、ネットワークにおける干渉を減少させることである。移動体通信システムにおいては、移動局は1つのセルからネットワーク内のおよび/または異なるネットワークに属する別のセルへと自由に移動しまたはローミングするため、電力制御は特に重要である。
例えば、移動局は、隣接する他のセルにおいて元のセルより低い送信電力レベルでの通信が可能となる場合には、1つのセルからその隣接セルにハンドオーバされうる。そのようなシナリオにおいて、電力制御アルゴリズムは、適切な出力電力レベルを決定し、使用すべき適切な出力電力レベルを電力制御命令において移動局に知らせる。ハンドオーバはまた、セル間の負荷バランシング(load balancing)のためにも使用されうる(例えば移動局は混雑したセルからより少ないトラフィックのセルに移動されうる)。
ハンドオーバのための準備として、移動局がサービス提供セルから目標セルへハンドオーバされる必要があるか決定するために、さまざまな種類の無線リンク測定が要求される。一例として、移動局は、目標セルのダウンリンク信号強度およびサービス提供セルのダウンリンク信号強度ならびに品質についての無線リンク測定を実行し、基地局コントローラ(BSC:base station controller)にこれらの測定結果を測定結果報告(measurement reports)において知らせることができる。BSCはその後ハンドオーバが実行されるべきか決定することができる。BSCは、サービス提供セルの基地局またはBTS(base transceiver station)および隣接セルのBTSから測定結果報告を受信し、ハンドオーバが実行されるべきか決定するためにこれらを移動局からの報告と共に使用するであろう。ハンドオーバの決定がなされた場合、BSCは、選択された目標セル内のリソースをセットアップし、選択された目標セルに切り替えるよう移動局に命令する。ハンドオーバが完了された後、移動局およびBTSの出力電力を調整するために、移動局およびBTSは、測定結果報告をBSCに送信し始める。
しかしながら、BSCにおける電力制御アルゴリズムは、電力を調整するために移動局および/またはBTSに命令する前にいくつかの測定結果報告を必要とする。この理由のために、移動局および/またはBTSは、ハンドオーバ以後、好適には(preferably)、セルにおいて高い電力(例えば最大電力)レベルを使用する。これは、高い送信電力レベルが、移動局のサービス提供BTSに対する位置にかかわらず十分なリンクの品質を保証するためである。それゆえ、電力制御アルゴリズムが移動局および/またはBTSに安定した(適切な)出力送信レベルを使用するよう命令できる前に、ハンドオーバ以後、ネットワークにおいて不必要な干渉が引き起こされる。
その上、電力制御アルゴリズムの入力として使用される測定結果報告は、普通は周期的に(例えば、GSMにおいては0.48秒の間隔で)到着するため、電力制御アルゴリズムは、安定性(stability)の理由により、適した電力レベルを見つけるためにいくつかの測定結果報告を必要とし、したがって適した電力レベルに達するまでには数秒を要するであろう。このことが、結果としてバッテリー式の移動局においてバッテリー寿命を短くするであろう。
国際出願WO 95/35003において、移動体通信システムにおけるハンドオーバのための電力制御方法が記載されている。その方法において、各々のセルは、そのセルにおいて移動局が使用することを許容される最大送信電力、および移動局がハンドオーバ以後に達成すべきアップリンク信号のための最適の電力レベルを割り当てられる。この先行技術の方法によれば、ハンドオーバ以後、移動局が目標セルにおいて使用すべき初期の送信電力は、測定された目標セルの受信レベルがアップリンク信号のための最適のレベルよりも高ければ、アップリンク信号のための最適レベルとハンドオーバよりも前に測定した目標セルのダウンリンク信号の受信レベルとの間の差分に等しい量だけ目標セルの最大送信電力よりも低い。それゆえ、この先行技術に記載されている方法は、ハンドオーバ以後、ネットワークにおいて引き起こされる上記の不必要な干渉を減らす。
しかしながら、上記の方法の欠点は、目標セルのBTSと移動局との間のハンドオーバシグナリングのロバスト性を危うくすることである。その上、上記電力制御方法は、静的に割り当てられたアップリンク信号のための最適のレベルの値と、ハンドオーバよりも前に測定されたダウンリンクの受信レベルとに基づくため、無線ネットワークの状態の変化に適応しない。さらに、この先行技術に記載されている方法はアップリンク送信電力の電力制御を扱うだけである。
本発明の目的は、移動体通信システムにおいてハンドオーバシグナリングのロバスト性を危うくすることなく不必要な干渉を減らし、そのようにしてより高度なスペクトルの利用を達成する、移動体通信システムにおける移動局の出力アップリンク電力レベルおよび目標基地局の出力ダウンリンク電力レベルを制御するための方法およびネットワークノードを提供することによって、上記ニーズおよびその他のニーズに対処することである。さらに、本発明における上記方法およびネットワークノードは、無線通信の状態の変化に動的に適応することができる。
本発明の第1の観点によれば、上述した課題は、移動体通信システムにおける、移動局の出力アップリンク電力レベルの制御および目標基地局の出力ダウンリンク電力レベルの制御のための方法という手段により解決される。上記方法は:移動体システムのネットワークノードで、元の(originating)セルから目標セルへ上記移動局のハンドオーバが完了されたことを示すメッセージを受信することと;ネットワークノードにより、上記目標基地局に初期出力ダウンリンク電力を使用するように、上記移動局に初期出力アップリンク電力を使用するように命令し、それらはいずれも以前のハンドオーバが完了された後に1回使用された少なくとも前回の電力制御レベルに基づくことと;を含む。上記以前のハンドオーバは、上記元のセルと上記目標セルとの間で実行されたハンドオーバで、以前に完了したものを指す。
本発明のさらなる観点によれば、上述した課題は、上記移動体システムの目標セルにおいて、移動局の出力アップリンク電力レベルの制御および目標基地局の出力ダウンリンク電力レベルの制御をするよう構成された、移動体通信システムのネットワークノードという手段により解決される。上記ネットワークノードは、元のセルから対象セルへ上記移動局のハンドオーバが完了したことを示すメッセージを受信するよう構成された受信機を含む。上記ネットワークノードは、上記メッセージの受信後、上記目標基地局に初期ダウンリンク電力レベルを使用するよう命令するように操作可能で、上記移動局に初期アップリンク電力レベルを使用するよう命令するように操作可能な命令手段をさらに含み、それらはいずれも、上記元のセルと上記目標セルとの間で以前のハンドオーバが完了された後に1回使用された、少なくとも前回の電力制御レベルに基づく。
本発明によれば、上記の、以前のハンドオーバが完了された後に1回使用された以前の電力制御レベルは、上記ネットワークノードにおいてデータベースに格納され、さらに上記移動体通信システムにおける新たなハンドオーバの完了の後には更新される。さらに、以前のハンドオーバの後の時間は、以前のハンドオーバ以後に移動局の上記出力アップリンク電力レベルを適切な電力レベルに調整し、目標基地局の上記出力ダウンリンク電力レベルを適切な電力レベルに調整するのに要する時間を参照してもよい。
これより、例示的な実施形態と添付図面の参照によって本発明をより詳細に説明する。しかしながら、以下の図面は例示的なものに過ぎず、また添付の特許請求の範囲内において、図示および説明された特定の実施形態が変更されうるという事実に留意すべきである。
本発明が適用されうる移動体通信システムの一例を示すブロック図である。 本発明が適用されうる別の移動体通信システムの例を示すブロック図である。 ハンドオーバHOの完了後のアップリンクのための送信電力制御を示すブロック図である。 ハンドオーバHOの完了後のダウンリンクのための送信電力制御を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る、ハンドオーバを実行し完了するために要求されるシグナリングメッセージを示している。 本発明の実施形態に係る、ハンドオーバを実行し完了するために要求されるシグナリングメッセージを示している。 本発明の例示的な実施形態に係るデータベースの例示的な構成を示している。 本発明の例示的な実施形態に係る、初期電力制御レベルに向けた繰り返し(iterations)を示すグラフである。 先行技術の電力制御方法でのハンドオーバ以後の干渉の影響と対比して、本発明の例示的な実施形態に係る方法を使った場合の干渉の影響を示すグラフである。 本発明の例示的な実施形態に係る方法のフローチャートを示している。 本発明の例示的な実施形態に係るネットワークノードの例示的な実施形態の概略ブロック図である。
本発明を一般的なGSMシステムのコンテキストに関して説明する。しかしながら、本発明およびその実施形態は、GPRSおよびEDGE(改良されたGPRS)またはUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、LTE(Long Term Evolution)などのあらゆるセルラーまたは移動体通信システムに適用されうる。それゆえ、本発明は、特定の移動体通信システムに限定されることを意図されたものではない。
図1Aおよび図1Bを参照すると、本発明が適用されうるGSMタイプの移動体通信システム1の2つの例のいくつかのネットワーク要素がごく簡単に示されている。図1Aおよび図1Bに示されているように、GSMシステム1は、個々のセルを定義するBTS(base transceiver systems(stations))1 11およびBTS2 12を特徴とする複数のセルを含む。セル境界15も図示されている。ここで留意すべきは、他の移動体またはセルラーシステムにおいてセルはRBS(radio base stations)により定義されうるが、GSMシステムにおいてはBTSという用語が用いられることである。BTSはGSMにおいて基地局(BS)としても知られる。
図1Aにおいて、GSMシステム1はBTS(BTS1,BTS2,・・・)を制御するために使用される基地局コントローラ(BSC)13をも含む。BSCの代表的な役割の1つは、ネットワークにおいて移動局(例えば移動局10)の元のセルから目標セルへのハンドオーバを扱うことである。図1Bにおいて、一方でBSC1 13がBTS1 11を制御し、他方でBSC2 14がBTS2 12を制御する、2つの基地局コントローラBSC1 13およびBSC2 14が示されている。図1Bに示されているように、BSC1 13およびBSC2 14はさらにMSC(mobile services switching centre)16によって相互に接続されている。GSMシステムの他の関連する要素、例えば位置、登録情報およびその他の加入者情報のような加入者情報を扱う、ホームロケーションレジスタ(HLR)および在圏網加入者管理レジスタは、明瞭さのために図1Aにも図1Bにも示されていない。
上記の通り、基地局コントローラは、通常は移動局の元のセルから目標セルへのハンドオーバを扱う。ハンドオーバの決定も、移動局および基地トランシーバ局による測定結果報告に基づいたさまざまなハンドオーバパラメータに基づいて基地局コントローラによりなされる。一例として、図1Aおよび図1Bを参照すると、MS10は、BTS2によりサービス提供される目標セルに切り替える前に、無線リンクの品質およびBTS1 11のダウンリンク信号のレベルを監視および測定し、またBTS2 12を含む隣接セルのそれぞれのダウンリンク信号のレベルを監視および測定している。BTS1 11は無線リンクの品質およびMS10のアップリンク信号のレベルを監視および測定している。その後すべての測定結果は、MS10が元のセルから目標セルにハンドオーバされるべきか決定するBSC1 13に送信される。
ハンドオーバ以後、MS10およびBTS2 12は、BTS2 12を制御する基地局コントローラ、図1AではBSC 13、図1BではBSC2 14へ測定結果報告を送り始める。MS10により送られた測定結果報告は、BTS2から受信したダウンリンク信号の受信レベルおよびダウンリンク信号の品質を含む。BTS2 12により送られた測定結果報告は、MS10から受信したアップリンク信号の受信レベルおよびアップリンク信号の品質を含む。これらの測定結果報告のいくつか、および他の電力制御パラメータに基づいて、基地局コントローラにおける電力制御アルゴリズムは、MS10が使用すべき適切な出力アップリンク電力レベルを決定し、それをアップリンク電力制御命令においてMS10に送る。基地局コントローラはまた、BTS2 12が使用すべき適切な出力ダウンリンク電力レベルを決定し、それをダウンリンク電力制御命令においてBTS2 12に送る。これらの手続は、安定した出力レベル(ダウンリンクおよびアップリンク)に達するまで何度か繰り返される。
図2Aおよび図2Bは、先行技術のアップリンク用(図2A)およびダウンリンク用(図2B)の送信電力制御のブロック図をそれぞれ示す。ここで留意すべきは、図2Aにおいて、移動局(MS)は、ハンドオーバ(HO)以後、最初は最大出力アップリンク電力MS_TXPWR_MAXを使用するよう命令され、図2Bにおいて、基地トランシーバ局(BTS)は、ハンドオーバ以後、最大出力ダウンリンク電力BTS_TXPWR_MAXを使用するよう命令されることである。目標セル(または目標BTS)でのハンドオーバ前の信号強度測定が、たいていの場合、ハンドオーバの後に使用されるべきチャネルでは実行されず、また測定はダウンリンクのみで実行されるために、最大電力が初期に使用される。
その上、許容される最も高い送信電力レベルは、移動局のサービス提供BTSに対する位置にかかわらず十分なリンクの品質を保証する。さらに、目標セルにおける新しいチャネルの品質は、これらの測定結果を使って評価することができない。それゆえ、MSおよびBTSによる最大電力レベルの使用のために引き起こされる干渉は、最初は高く、電力制御アルゴリズムがMSによって使用される電力をMS_TXPWR_appr_level(図2A参照)で表される適切な電力レベルに調整し、BTSによって使用される電力をBTS_TXPWR_appr_level(図2B参照)で表される適切な電力レベルに調整した後、まず減少する。MSおよびBTSによって使用される電力は必ずしも等しくないことに留意すべきである。さらに、MSがその送信電力の制御の間にMS_TXPWR_MAXからMS_TXPWR_appr_levelまでその出力電力を減少させることができる範囲は、BTSがBTS_TXPWR_MAXからBTS_TXPWR_appr_levelまでその出力電力を減少させることができる範囲と必ずしも近似していない。MSおよびBTSがそれらの電力を減少させる範囲は、普通は設計パラメータであり、とりわけネットワークで使用されている移動体通信システムの種類に依存する。
本発明の例示的な実施形態に係る方法によれば、ハンドオーバ手続中およびハンドオーバ直後において、移動局MS10により使用される出力アップリンク電力レベルおよび基地トランシーバ局BTS2 12により使用される出力ダウンリンク電力レベルは、ハンドオーバシグナリングが堅固(robust)であることを担保するため十分に高く、シグナリングが完了すると、MS10およびBTS2 12は、それらの電力を元のセルと目標セルとの間で以前のハンドオーバが完了された後に1回使用された、少なくとも前回の電力制御レベルに基づく適切な電力レベルまで減らすよう命令される。
本発明の例示的な実施形態に係る方法に従って電力制御がどのように実行されるのかを説明する前に、移動局と目標基地局との間で要求されるハンドオーバシグナリングについて説明することは重要である。
図3Aおよび図3Bを参照すると、本発明において移動局と目標BTSにそれらの出力電力を調整するよう命令する前に、移動局と目標BTSとの間で使用されるシグナリングメッセージが示されている。ここで留意すべきは、図3Aは、以前に図1Aで示された、BSC13が元のBTS1 11および目標BTS2 12の両方を制御している第1のハンドオーバのシナリオを示し、一方、図3Bは、元のBTS1 11が第1のBSC1 13により制御され第2のBTS2 12がBSC2 14により制御される場合を示していることである。図1Bの例示的なシナリオに示されているように、BSC13および14はMSC16によって相互に接続されている。明瞭さのために、ハンドオーバの決定がBSCによりなされた後に実行されたシグナリングメッセージのみが考慮されている。その理由は、ハンドオーバの決定は本発明にとって本質的ではないからである。
図3Aによれば、BSC13により決定がされた後、BSC13は、目標BTS2 12においてトラフィックチャネルを確保しようとする。トラフィックチャネルが確保できる場合、ステップ5Aにおいて、BSC13は、チャネル起動(activation)(CH ACT)メッセージを目標BTS2 12に送る。GSMにおいては、チャネル起動メッセージCH ACTは、初期の移動局MSの電力命令およびリクエストされたチャネルの種類であるハンドオーバリファレンス番号を含む。チャネル起動メッセージに反応して、ステップ5bにおいて、リソースのセットアップが成功した場合、目標BTS2 12は、チャネル起動確認応答(CH ACT ACK)メッセージをBSC13に送る。ステップ6aにおいて、BSC13は、目標BTS2 12によりセットアップされた新しいチャネルに切り替えるようMS10に命令する元のBTS1 11(ステップ6b)によって、ハンドオーバ命令(HO CMD)メッセージをMS10に送る。HO CMDメッセージは、MS10が新しいチャネルにおいて初期に使用すべき電力命令をも含む。
ステップ7aにおいて、HO CMDメッセージに反応して、MS10は古いチャネルを解放し、新しいチャネルに切り替え、ステップ7bにおいてハンドオーバ検出(HO DECT)メッセージを送ることにより今度はBSC13に情報を与えるBTS2 12に、ハンドオーバアクセス(HO ACC)バーストを送信し始める。このメッセージは、MS10が新しい専用のチャネルに整調したことをBSC13に知らせるためにも使われる。HO ACCバーストはMS10がその送信をタイムスロット構造に合わせてどのように調整すべきかを測定するために使用される、すなわち、HO ACCバーストは、MS10によって使用されるべきタイムアラインメントを測定するために使用されることに留意すべきである。それから目標BTS2 12は、ステップ8において、MS10へのタイムアラインメント命令(送信アップリンクのための間隔調整)を含むMS10への物理情報(PHY INFO)の送信を始める。ステップ9a−9bにおいて、MS10は、PHY INFOに反応して、レイヤ2をセットアップするハンドシェイキング手続を始める。これはSABM/UA(set asynchronous balanced mode/unnumbered acknowledgment)ハンドシェイキングとして知られる。ハンドシェイキング手続は、ステップ10aにおいて、ハンドオーバコンプリート(HO COMPL)メッセージを目標BTS2 12に送信することによりハンドオーバ手続を終了するMS10により完了される。次にBTS2 12は、ステップ10bにおいて、ハンドオーバコンプリート(HO COMPL)メッセージをBSC13に送る。
本発明の一実施形態によれば、目標基地局BTS12または基地局コントローラBSC13によるハンドオーバコンプリート(HO COMPL)メッセージの受信は、MS10の出力アップリンク電力レベルの制御およびBTS2 12の出力ダウンリンク電力レベルの制御のトリガーとなるであろう。それゆえ本発明によれば、BSC13または目標BTS2 12は、出力電力を制御することができる。その結果、移動局の出力電力および目標基地局の出力電力を制御するであろうノードは、以下ネットワークノードと呼ばれるであろう。
HO COMPLメッセージを受信したネットワークノードで、MS10は、ステップ11a(またはステップ11b)において、元のセル(または元のBTS1 11)と目標セル(または目標BTS2 12)との間で以前のハンドオーバが完了された後に1回使用された以前の電力制御レベルに基づく初期アップリンク電力レベルを使用するよう、MS電力制御コマンドメッセージMS_PWRの中で命令される。ネットワークノードはさらに、HO COMPLメッセージを受信したとき、元のセル(または元のBTS1 11)と目標セル(または目標BTS2 12)との間で以前のハンドオーバが完了されてから1回使用された以前の電力制御レベルに基づく初期ダウンリンク電力レベルを使用するよう、ステップ12a(ネットワークノードがBSC13の場合)または内部的なステップ12b(ネットワークノードがBTS2 12の場合)のいずれかにあるBTS2 12に命令する。この使用される命令は基地局電力制御コマンドメッセージ、BS_PWRである。
図3Bには、元のBTS1 11がBSC13によって制御され、第2のBTS2 12がBSC2 14によって制御される場合のシグナリングメッセージが示されている。BSC13および14は、図1Bの例示的なシナリオに示されたようにMSC16によって接続されている。元のBSC1 13によってなされた決定(HO DECISION)の後、BSC1 13が、ステップ4aにおいて、HO_RQDメッセージの中でMSC16にMS10のハンドオーバのためのリクエストをする点においてこのシナリオは上記のものと異なっている。MSC16は次に、ステップ4bにおいて、HO_REQメッセージの中で目標BSC2 14にハンドオーバリクエストを送る。その後、チャネル起動手続(図示せず)が前回のシナリオ(図3A)に関連して説明されたものと同じように起動される。しかしながらこのシナリオにおいては、MSC16はチャネル起動(図示せず)を知らせられ、ステップ6cにおいて元のBSC1 13(ステップ6a)によって元のBTS1 11(ステップ6b)を介してMS10にハンドオーバコマンドメッセージHO_CMDを送信する前に、ステップ5cにおいて目標BSC2 14からハンドオーバリクエスト確認応答メッセージHO REQ ACKを受信する。ステップ7aにおいてMS10は、ステップ7bにおいてハンドオーバ検出メッセージHO DECTを送ることにより今度はBSC2 14に情報を与えるBTS2 12にハンドオーバアクセス(HO_ACC)バーストを送信し始める。MSC16はHO DECTメッセージの情報も与えられる(ステップ7c)。
目標BTS2 12は次に、ステップ8において、MS10へのタイムアラインメント命令(送信アップリンクのための間隔調整)を含むMS10への物理情報PHY INFOを送信し始める。MS10は、ステップ9a−9bにおいて、PHY INFO(ステップ8)に反応して、レイヤ2をセットアップするハンドシェイキング手続を、先に説明されたもの(SABM/UAハンドシェイキング)と同じように始める。ハンドシェイキング手続は、ステップ10aにおいて、ハンドオーバコンプリート(HO COMPL)メッセージを目標BTS2 12に送信することによりハンドオーバ手続を終了するMS10により完了される。BTS2 12は次に、ステップ10bにおいて、ハンドオーバコンプリート(HO COMPL)メッセージをBSC2 14に送る。BSC2 14も、ステップ10cにおいて、MSC16にハンドオーバの完了について知らせる。明瞭さのために、図3Bはすべてのシグナリングメッセージを含んではいない。
本発明の一実施形態によれば、すでに説明されたシナリオと同じように、目標基地局BTS2 12、または目標基地局コントローラBSC2 14によるハンドオーバコンプリート(HO COMPL)メッセージの受信が、MS10の出力アップリンク電力レベルの制御、およびBTS2 12の出力ダウンリンク電力レベルの制御のトリガーとなるであろう。ここで留意すべきは、このシナリオにおいてはBSC2 14または目標BTS2 12が出力電力を制御できることである。その結果、移動局の出力電力および目標基地局の出力電力を制御するであろうノードもまた、ネットワークノードと呼ばれるであろう。
すでに説明したように、出力アップリンク電力レベルの制御、およびダウンリンク電力レベルの制御は、ネットワークノード(BSCまたはBTS)におけるハンドオーバコンプリート(HO COMPL)メッセージの受信をトリガーとする。初期アップリンク電力レベルはステップ11a(またはステップ11b)においてMS_PWRメッセージの中で命令され、初期ダウンリンク電力レベルはステップ12a(またはステップ12b)においてBTS_PWRメッセージの中で命令される。ハンドオーバ中の目標基地局における初期シグナリングに使用するための電力レベルは、好適にはハンドオーバシグナリングのロバスト性を担保するのに十分なほど高いことに留意すべきである。一例として、初期シグナリングの間の電力レベルは許容される最大電力レベルと等しくてもよい。本発明はコマンドメッセージが送信/命令される命令に限定されない、すなわちBTS_PWRメッセージ(ステップ12aまたはステップ12b)が、移動局へのコマンドメッセージMS_PWRメッセージ(11aおよび11b)の送信の前に発生しうることにもまた留意すべきである。
出力アップリンクおよびダウンリンク電力レベルの制御は、元のセル(または元のBTS)と目標セル(または目標BTS)との間で以前のハンドオーバが完了された後に1回使用された、以前または少なくとも前回の電力制御レベルに基づくため、これらの電力制御レベルは、例えば上記の適切な電力レベルMS_TXPWR_appr_levelおよびBTS_TXPWR_appr_levelと等しくなることがある。
本発明の一実施形態においては、それぞれの隣接関係(neighbour relation)に対して、電力制御レベルを含むデータベースが構築される。すなわち、到達したアップリンク電力制御レベル(例えばMS_TXPWR_appr_level)および到達したダウンリンク電力制御レベル(例えばBTS_TXPWR_appr_level)は、以前に実行された元のセルと目標セルとの間の各ハンドオーバに対してデータベースに格納される。それゆえデータベースにおけるそれぞれのフィールドは、隣接関係に対応する。図4Aは、3つの隣接関係(BTS1−BTS2,BTS2−BTS3,BTS1−BTS3)を含み、隣接関係の間でハンドオーバが完了された後に1回到達した電力制御レベル(アップリンクおよびダウンリンク)に対応するデータベースの一例を示している。ここで留意すべきは、本発明は、いかなる隣接関係の特定の数にも限定されず、図4Aに図示された電力制御レベルの値にも限定されないことである。
それぞれの隣接関係において、アップリンク電力制御レベルおよびダウンリンク電力制御レベルに到達するために、電力制御レベルに向けた繰り返しを伴ういくつかのハンドオーバ(PC HOs)が要求される。図4Bは、出力電力調整(PC1stHO,PC2ndHO,PC3rdHO,およびPC4thHO)を伴う4回のハンドオーバが実行された隣接関係のための、アップリンク電力制御レベルに向けた繰り返しを示すグラフの一例である。図4Bに示されているように、初期には最大アップリンク出力電力レベルが移動局により使用され、ハンドオーバ(HO)以後、数回の繰り返しの後、MS_TXPWR_appr_levelで表されるアップリンク電力制御レベルに到達する。明瞭さのために、図4Bはアップリンク電力制御レベルに向けた繰り返しを示しているにすぎないことに留意すべきである。本発明によれば、ダウンリンクのための繰り返しもまた、ダウンリンク電力制御レベルBTS_TXPWR_appr_levelに到達するために行われる。それゆえ、図4Aに図示されたデータベースには、到達した電力制御レベルが(すなわちMS_TXPWR_appr_levelおよびBTS_TXPWR_appr_levelが)それぞれの隣接関係について投入される。
本発明によれば、データベースは、ネットワークノード、例えばBSC(またはBSC間のハンドオーバの場合であれば目標BSC)または目標BTSに格納される。その後ネットワークノードは、ハンドオーバコンプリート(HO COMPL)メッセージを受信すると、初期に出力アップリンク電力レベルを例えば最大出力アップリンク電力レベルから電力制御レベルMS_TXPWR_appr_levelまで減らすよう移動局に命令し、また、初期にダウンリンク出力電力レベルを例えば最大出力電力レベルから電力制御レベルBTS_TXPWR_appr_levelまで減らすよう目標基地局(またはBTS)に命令する。BTS_TXPWR_appr_levelは、ネットワークノードによって基地局電力制御コマンドメッセージの中で命令され、MS_TXPWR_appr_levelは、ネットワークノードによって移動局電力制御コマンドメッセージの中で命令される。移動局および目標BTSがそれらの出力電力をMS_TXPWR_appr_levelおよびBTS_TXPWR_appr_levelまでそれぞれ減らした後、必要であれば、通常の電力制御アルゴリズムを移動局およびBTSの電力レベルのさらなる適応/修正のために使用してもよい。
ここで留意すべきは、ハンドオーバ以後、移動局および目標基地局はそれらの電力を電力制御レベルMS_TXPWR_appr_levelおよびBTS_TXPWR_appr_levelまでそれぞれ減らすよう命令されるため、ネットワークにおいては引き起こされる干渉がより少ないことである。これは、ハンドオーバ以後、移動局および目標基地局の初期出力電力制御レベルが直ちに(またはできるだけ早く)適切な電力制御レベル(MS_TXPWR_appr_level,BTS_TXPWR_appr_level)に達しうるからである。さらに留意すべきは、移動局が直ちに(またはできるだけ早く)その適切なアップリンク電力制御レベルに達しうるため、バッテリー電力消費が減らされることである。
BTSおよびMSが、それらの出力電力を例えばそれらの最大レベルからBTS_TXPWR_appr_levelおよびMS_TXPWR_appr_levelまでそれぞれ減らすことができる範囲は、設計上の選択事項であることに留意すべきである。一例として、BTSがその出力電力を例えばその最大電力レベルから減らしうる範囲は名目上(nominally)2dBの15ステップからなる名目上30dBでありえ、一方MSがその出力電力を例えばその最大電力レベルから減らしうる範囲は例えば名目上2dBのステップによるものでありうる。しかしながら、上述したように、データベースに含まれるMS_TXPWR_appr_levelおよびBTS_TXPWR_appr_levelは直ちに、そうでなければできるだけ早く到達されうる。適切なレベルに到達した後、通常の電力制御アルゴリズムが電力レベルの適応に使用されることがある(必要であれば)。
本発明に係るデータベースは、ネットワークにおいて実行された各ハンドオーバの後、到達した電力レベルによって更新される。一例として、第1のセルと第2のセルとの間の最初のハンドオーバの後、目標BTSは、データベースに示された電力レベルに従って、BTS_TXPWR_appr_levelを使用するよう命令される。それから通常の電力アルゴリズムは、ハンドオーバの後、BTSの電力レベルを新しい電力レベルBTS_TXPWR_appr_levelに調整するのに使用されうる。その後データベースは、この電力レベルによって更新される。続く第1のセルと第2のセルとの間(すなわち同じセルの関係)のハンドオーバの状況において、BTSは、データベースに示された、更新された電力レベルBTS_TXPWR_appr_levelを使用するよう命令される。その後、通常の電力制御アルゴリズムが(必要であれば)BTSの出力電力を調整するのに使用され、データベースは再び更新され、など以下同様である。ここで留意すべきは、上記の例はBTS電力レベルの電力制御に限定されるものではない、すなわちデータベースは実行されたそれぞれのハンドオーバの後、MS_TXPWR_appr_levelによっても更新されるということである。
図5を参照すると、先行技術の電力制御方法でのハンドオーバ以後の干渉の影響(1)(アップリンクへのもののみ)と対比して、本発明の方法による干渉の影響の一例(2)(アップリンクへのもののみ)が示されている。図5においてアップリンクへの干渉の影響のみが考慮されているのは、先行技術の方法がアップリンクのシナリオに限定されているからである。図示されているように、最初に使用される電力レベル(MS_TXPWR_MAX)が先行技術のものよりも高いにもかかわらず、引き起こされる干渉は先行技術の方法を使用した場合のものよりずっと少ない。
本発明の他の例示的な実施形態によれば、移動局の初期アップリンク電力レベルMS_TXPWR_appr_levelおよび目標基地局の初期ダウンリンク電力レベルBTS_TXPWR_appr_levelは、RXLEV_TCELLで表される、元のセルと目標との間でハンドオーバが実行される前に測定された目標基地局(または目標BTS)のダウンリンク信号の受信電力レベルにさらに基づく。受信電力レベルRXLEV_TCELLはその結果、電力制御レベルに加えてデータベースに格納されてもよい。受信電力レベルはさらにデータベースにおいて更新されてもよい。
本発明の他の例示的な実施形態によれば、移動局の初期アップリンク電力レベルMS_TXPWR_appr_levelおよび目標基地局の初期ダウンリンク電力レベルBTS_TXPWR_appr_levelは、元のセルと目標との間でハンドオーバが実行された後に測定された目標基地局(または目標BTS)のダウンリンク信号の受信電力レベルにさらに基づく。ハンドオーバの後に測定されたダウンリンク信号の受信電力レベルもまた、データベースに格納され、元のセルと目標セルとの間で次のハンドオーバが発生したときには更新されてもよい。
本発明のさらなる例示的な実施形態によれば、目標基地局の初期ダウンリンク電力レベルおよび移動局の初期アップリンク電力レベルは、目標セルにおける経路損失にさらに基づく。経路損失の情報はさらにデータベースに格納され、また元のセルと目標セルとの間で次のハンドオーバが発生したときには更新されてもよい。
本発明のさらなる例示的な実施形態によれば、目標基地局の初期ダウンリンク電力レベルおよび移動局の初期アップリンク電力レベルは、その値がさらにデータベースにおいて格納および更新される、目標セル(または目標BTS)におけるタイミングアドバンス値(例えば移動局と目標基地局との間の距離)にさらに基づく。
本発明のさらなる例示的な実施形態によれば、目標基地局の初期ダウンリンク電力レベルおよび移動局の初期アップリンク電力レベルは、元のセルと目標セル(または目標BTS)との間でハンドオーバが発生した時間にさらに基づく。上記のハンドオーバのタイミングはさらに、データベースにおいて格納および更新されてもよい。
本発明によれば、初期電力制御レベルは、ハンドオーバの前または/および後の無線状態を表すその他の変数またはパラメータまたは測定結果にさらに基づいてもよい。変数またはパラメータまたは測定結果はさらに、データベースにおいて格納され更新されてもよい。初期電力制御レベルBTS_TXPWR_appr_levelおよびMS_TXPWR_appr_levelが、ネットワークにおいて移動局および目標基地局が使用することを許容され/割り当てられた最大電力レベルよりもどれだけ少ない、または等しいかに留意すべきである。最大許容電力レベルは例えば上記の測定結果が悪い無線状態を示しているときに使用されうる。
本発明によれば、データベースにおけるエントリーは、ネットワーク(または無線)状態における変化に適応するために、隣接関係において元のセルと目標セルとの間で実行された新しいハンドオーバそれぞれについて自動的に新しいエントリーに更新される。
図6を参照すると、すでに説明されたように、移動体通信システムの目標セルにおいて、移動局の出力アップリンク電力レベルの制御、および目標基地局の出力ダウンリンク電力レベルの制御をするための方法のフローチャートが示されている。図6に示されているように、ステップ(1)において、移動体通信システムのネットワークノードで、元のセルから上記目標セルへの移動局のハンドオーバが完了されたことを示すメッセージが受信される。すでに説明されたように、このメッセージはハンドオーバコンプリート(HO COMPL)メッセージに対応する。ハンドオーバコンプリートメッセージ(HO COMPL MSG)は、以前に図3Aおよび図3Bにおいてステップ10aおよびステップ10bとして参照された。それゆえ、ハンドオーバコンプリート(HO COMPL)メッセージを受信するネットワークノードは基地局コントローラまたは基地トランシーバ局であろう。
ネットワークノードは、ステップ2において、初期出力アップリンク電力レベルMS_TXPWR_appr_levelを使用するよう移動局に命令し、初期出力ダウンリンク電力レベルBTS_TXPWR_appr_levelを使用するよう目標基地局に命令する。初期出力アップリンク電力レベルおよび初期出力ダウンリンク電力レベルは、元のセルと目標セルとの間で以前のハンドオーバ(HOs)が完了された後に1回使用された、少なくとも前回の電力制御(PC)レベルに基づく。すでに説明されたように、必要であれば、通常の電力制御アルゴリズムを移動局およびBTSの電力レベルのさらなる適応/修正に使用してもよい。
図7を参照すると、移動体通信システムの目標セルにおける移動局の出力アップリンク電力レベル制御、および目標基地局の出力ダウンリンク電力レベル制御のためのネットワークノード100の例示的な実施形態の概略ブロック図が示されている。示されているように、ネットワークノードは、元のものから目標セルへの移動局のハンドオーバが完了されたことを示すHO COMPLメッセージ10a,10bというメッセージを受信するように構成された受信機110を含む。ネットワークノードは、受信機110におけるHO COMPLメッセージ10a,10bの受信の後、初期出力アップリンク電力レベルMS_TXPWR_appr_levelを使用するよう移動局に命令するように操作可能で、かつ初期出力ダウンリンク電力レベルBTS_TXPWR_appr_levelを使用するよう目標基地局に命令するように構成された命令手段120をさらに含む。初期出力アップリンク電力レベルおよび初期出力ダウンリンク電力レベルは、本発明によれば、元のセルと目標セルとの間で以前のハンドオーバが完了された後に1回使用された、少なくとも前回の電力制御レベルに基づく。
本発明によれば、ネットワークノード100は、元のセルと目標セルとの間で以前のハンドオーバの後に1回使用された以前の電力制御レベル、および移動体通信システムにおけるセル間で以前のハンドオーバの後に1回使用された少なくとも前回の電力制御レベルをデータベース130に格納するようにさらに構成される。データベース130および命令手段120は単一のユニットの部分である必要はない、すなわちそれらは分離されていてもよい。
本発明の例示的な実施形態によれば、BSC間のハンドオーバ(すなわち異なるBSCによって制御される2つのセルの間でのハンドオーバ、図3Bを参照)の場合、目標BSCは元のBSCによって、元のセルにおいて測定された目標BTSの測定ダウンリンク信号強度の情報を与えられる。情報は例えば、元のBSCによって目標BSCに、HO_RQDメッセージおよびHO_REQメッセージ(図3Bを参照)において送られてもよい。
本発明およびその実施形態が、GPRS(General Packet Radio Service)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、JDC(Japanese Digital Cellular)、WCDMA(Wide band Code Division Multiplexing Access)、CDMA2000(Code Division Multiplex Access)、LTE(Long Term Evolution)およびWIMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)のような、電力コントロールが適用されうるあらゆるセルラーまたは移動体通信システムに適用されうることを、当業者は当然に理解する。本発明はその結果、いかなる特定の移動体通信システムに限定されることを意図されたものでもない。
その上、本発明およびその実施形態は多くの手段で実現されうる。例えば、本発明の一実施形態は、コンピュータが読み取り可能な媒体であって、移動局の出力アップリンク制御レベルおよび目標基地局の出力ダウンリンク電力レベルを制御するためにコンピュータシステムにより実行可能な命令群を格納したものを含む。コンピューティングシステムにより実行可能で、コンピュータが読み取り可能な媒体に格納された上記命令群は、特許請求の範囲において説明する本発明の方法ステップを実行する。
発明は、いくつかの好適な実施形態の観点から説明されたが、当業者が明細書を読み図面を考慮すれば明白になるであろう、代替、変更、置換、および均等物が包含されている。その結果、以下に添付の特許請求の範囲は、そのような代替、変更、置換、および均等物を本発明の技術的範囲に属するものとして含むことになろう。

Claims (28)

  1. 移動体通信システムの目標セルにおいて、移動局の出力アップリンク電力レベルの制御と目標基地局の出力ダウンリンク電力レベルの制御とを行う方法であって、
    前記方法は:
    前記移動体通信システムのネットワークノード(12,13,14)で、元のセルから前記目標セルへ前記移動局のハンドオーバが完了されたことを示すメッセージ(10a,10b)を受信することと;
    前記メッセージ(10a,10b)の受信後、前記目標基地局に初期出力ダウンリンク電力レベルを使用するよう命令し(11a,11b,12a,12b)、前記移動局に初期出力アップリンク電力レベルを使用するよう命令し、前記初期出力ダウンリンク電力レベルおよび前記初期出力アップリンク電力レベルは、以前のハンドオーバが前記元のセルと前記目標セルとの間で完了された後に1回使用された、少なくとも前回の電力制御レベルに基づくことと;
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記初期出力アップリンク電力レベルおよび前記初期ダウンリンク電力レベルは、
    さらに、前記元のセルと前記目標セルとの間で前記ハンドオーバが実行される前に測定された前記目標基地局のダウンリンク信号強度の受信レベルに基づく、請求項1に記載の方法。
  3. 前記初期出力ダウンリンク電力レベルおよび前記初期出力アップリンク電力レベルは、
    さらに、前記目標セルにおける経路損失に基づく、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記初期出力ダウンリンク電力レベルおよび前記初期出力アップリンク電力レベルは、
    さらに、前記移動局と前記目標基地局との間のタイミングアドバンス値に基づく、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記初期出力ダウンリンク電力レベルは、
    前記ハンドオーバ中に前記目標基地局により使用される出力ダウンリンク電力レベル以下であり、
    前記初期出力アップリンク電力レベルは、
    前記ハンドオーバ中に前記移動局により前記目標セルにおける初期シグナリングのために使用される出力アップリンク電力レベル以下である、
    請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記ハンドオーバ中に前記移動局により前記目標セルにおける初期シグナリングのために使用される前記出力アップリンク電力レベルは、
    割り当てられる最大の出力アップリンク電力レベルに等しく、
    前記ハンドオーバ中に前記目標基地局により使用される前記出力ダウンリンク電力レベルは、
    許容される最大の出力ダウンリンク電力レベルに等しい、
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記目標基地局が使用するための前記初期出力ダウンリンク電力レベルは、
    基地局電力制御コマンドメッセージ(12a,12b)において前記ネットワークノードにより命令される、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記移動局が使用するための前記初期出力アップリンク電力レベルは、
    移動局電力制御コマンドメッセージ(11a,11b)において前記ネットワークノードにより命令される、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記元のセルと前記目標セルとの間で以前のハンドオーバの後に1回使用された前記前回の電力制御レベルを、前記ネットワークノードによってデータベースに記憶することと、
    前記移動体通信システムにおけるセル間で以前のハンドオーバの後に1回使用された前回の電力制御レベルを前記データベースにさらに記憶することと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. ダウンリンク信号強度の前記受信レベル、前記経路損失および前記タイミングアドバンス値を前記データベースに記憶することをさらに含む、請求項9,2〜4のいずれかに記載の方法。
  11. 前記移動体通信システムにおいて各ハンドオーバが完了された後に1回使用された電力制御レベルによって、前記ネットワークノードにおいて前記データベースを更新することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. ダウンリンク信号強度の受信レベル、経路損失およびタイミングアドバンス値によって前記データベースを更新することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記ネットワークノードは、
    基地局コントローラおよび/または基地トランシーバ局である、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  14. 移動体通信システムの目標セルにおいて、移動局の出力アップリンク電力レベルの制御と目標基地局の出力ダウンリンク電力レベルの制御とを行う、前記移動体通信システムのネットワークノード(100)であって、
    前記ネットワークノードは:
    元のものから前記目標セルへ前記移動局のハンドオーバが完了されたことを示すメッセージ(10a,10b)を受信するように構成された受信機(110)と;
    前記メッセージ(10a,10b)の受信後、前記移動局に初期出力アップリンク電力レベルを使用するよう命令するように構成され、また前記目標基地局に初期出力ダウンリンク電力レベルを使用するよう命令するように構成され、前記初期出力アップリンク電力レベルおよび前記初期出力ダウンリンク電力レベルは、前記元のセルと前記目標セルとの間で以前のハンドオーバが完了された後に1回使用された、少なくとも前回の電力制御レベルに基づく命令手段(120)と;
    を備えることを特徴とするネットワークノード。
  15. 前記初期出力アップリンク電力レベルおよび前記初期ダウンリンク電力レベルは、
    さらに、前記元のセルと前記目標セルとの間で前記ハンドオーバが実行される前に測定された前記目標基地局のダウンリンク信号の受信レベルに基づく、請求項14に記載のネットワークノード(100)。
  16. 前記初期出力ダウンリンク電力レベルおよび前記初期出力アップリンク電力レベルは、
    さらに、前記目標セルにおける経路損失に基づく、請求項14または請求項15に記載のネットワークノード(100)。
  17. 前記初期出力ダウンリンク電力レベルおよび前記初期出力アップリンク電力レベルは、
    さらに、前記移動局と前記目標基地局との間のタイミングアドバンス値に基づく、請求項14〜16のいずれかに記載のネットワークノード(100)。
  18. 前記初期出力ダウンリンク電力レベルは、
    前記ハンドオーバ中に前記目標基地局により使用される出力ダウンリンク電力レベル以下であり、
    前記初期出力アップリンク電力レベルは、
    前記ハンドオーバ中に前記移動局により前記目標セルにおける初期シグナリングのために使用される出力アップリンク電力レベル以下である、
    請求項14〜17のいずれかに記載のネットワークノード(100)。
  19. 前記ハンドオーバ中に前記移動局により前記目標セルにおける初期シグナリングのために使用される前記出力アップリンク電力レベルは、
    割り当てられる最大の出力アップリンク電力レベルに等しく、
    前記ハンドオーバ中に前記目標基地局により使用される前記出力ダウンリンク電力レベルは、
    許容される最大の出力ダウンリンク電力レベルに等しい、
    請求項18に記載のネットワークノード(100)。
  20. 前記命令手段(120)は、
    前記目標基地局に前記初期出力ダウンリンク電力レベルを使用するよう基地局電力制御コマンドメッセージにおいて命令するように構成されている、請求項14〜19のいずれかに記載のネットワークノード(100)。
  21. 前記命令手段(120)は、
    さらに、前記移動局に前記初期出力アップリンク電力レベルを使用するよう移動局電力制御命令において命令するように構成されている、請求項14〜20のいずれかに記載のネットワークノード(100)。
  22. さらに、前記元のセルと前記目標セルとの間で以前のハンドオーバが完了された後に1回使用された前記前回の電力制御レベルをデータベース(130)において記憶するように構成され、
    さらに、前記移動体通信システムにおけるセル間で以前のハンドオーバが完了された後に1回使用された前回の電力制御レベルを前記データベース(130)において記憶するように構成されている、
    請求項14〜21のいずれかに記載のネットワークノード(100)。
  23. さらに、前記移動体通信システムにおいて各ハンドオーバが完了された後に1回使用された電力制御レベルによって、前記データベース(130)を更新するように構成されている、請求項22に記載のネットワークノード(100)。
  24. 前記データベース(130)は、
    さらに、ダウンリンク信号強度の前記受信レベル、前記経路損失および前記タイミングアドバンス値を記憶および更新するように構成されている、請求項22,15〜17のいずれかに記載のネットワークノード(100)。
  25. 前記ネットワークノード(100)は、
    前記移動体通信システムにおける基地局の基地トランシーバ局BTSである、請求項14〜24のいずれかに記載のネットワークノード(100)。
  26. 前記ネットワークノード(100)は、
    前記移動体通信システムにおける基地局コントローラBSCである、請求項14〜24のいずれかに記載のネットワークノード(100)。
  27. さらに、BSC間のハンドオーバにおいて、元のBSCにより、目標BSCに前記測定された前記目標基地局のダウンリンク信号強度について情報を与えるように操作可能である、請求項26に記載のネットワークノード(100)。
  28. コンピュータが読み取り可能な媒体であって、そこに格納した、移動体通信システムの目標セルにおいて移動局の出力アップリンク電力レベルの制御、および目標基地局の出力ダウンリンク電力レベルの制御のためのコンピュータシステムにより実行可能な命令群を有し、前記命令群は実行されたとき請求項1〜13のいずれかに記載の方法ステップを実行することを特徴とする媒体。
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