JP2010527787A - ヒドロサイクロン方式の浮上分離装置及びそれを含む水質汚染防止システム - Google Patents

ヒドロサイクロン方式の浮上分離装置及びそれを含む水質汚染防止システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010527787A
JP2010527787A JP2010515986A JP2010515986A JP2010527787A JP 2010527787 A JP2010527787 A JP 2010527787A JP 2010515986 A JP2010515986 A JP 2010515986A JP 2010515986 A JP2010515986 A JP 2010515986A JP 2010527787 A JP2010527787 A JP 2010527787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
generating body
flow generating
swirling flow
suspended substance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010515986A
Other languages
English (en)
Inventor
シチュン ヤン
スンウン チョウ
Original Assignee
コリア アクオシス コーポレーション リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コリア アクオシス コーポレーション リミテッド filed Critical コリア アクオシス コーポレーション リミテッド
Publication of JP2010527787A publication Critical patent/JP2010527787A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
    • B04C1/00Apparatus in which the main direction of flow follows a flat spiral ; so-called flat cyclones or vortex chambers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/38Treatment of water, waste water, or sewage by centrifugal separation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03DFLOTATION; DIFFERENTIAL SEDIMENTATION
    • B03D1/00Flotation
    • B03D1/02Froth-flotation processes
    • B03D1/028Control and monitoring of flotation processes; computer models therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03DFLOTATION; DIFFERENTIAL SEDIMENTATION
    • B03D1/00Flotation
    • B03D1/14Flotation machines
    • B03D1/1418Flotation machines using centrifugal forces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03DFLOTATION; DIFFERENTIAL SEDIMENTATION
    • B03D1/00Flotation
    • B03D1/14Flotation machines
    • B03D1/24Pneumatic
    • B03D1/247Mixing gas and slurry in a device separate from the flotation tank, i.e. reactor-separator type
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/24Treatment of water, waste water, or sewage by flotation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/52Treatment of water, waste water, or sewage by flocculation or precipitation of suspended impurities
    • C02F1/5236Treatment of water, waste water, or sewage by flocculation or precipitation of suspended impurities using inorganic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/66Treatment of water, waste water, or sewage by neutralisation; pH adjustment

Abstract

本発明は旋回流生成胴体、この旋回流生成胴体に供給される水に空気を注入する空気注入手段、旋回流生成胴体からの排水量を調節して旋回流生成胴体の内部水位を一定に維持する排水量調節手段、旋回流生成胴体に供給される水中に分散されてこの水が旋回流生成胴体を通過する間水の旋回流と空気の泡沫により水の旋回流中心部に向けて浮上して集まる懸濁物質を外部で回収する懸濁物質除去手段により構成されたヒドロサイクロン方式の水中懸濁物質浮上分離装置、を含むので、廃水や下水、用水などの水質浄化工程で発生する浮遊性物質を比較的低費用で效果的に処理できる水質汚染防止システムに関するものである。

Description

本発明は、液体中の懸濁物質を分離するヒドロサイクロン方式の浮上分離装置及びこのヒドロサイクロン方式の浮上分離装置を含む水質汚染防止システムに関するものである。
最近、水質汚染の悪化により湖沼や河川の水などに藻類の発生が増大して生態系の破壊などさまざまな問題が発生しているが、藻類の分布や量が広範囲で大量であるため現在の技術水準では処理できない場合が多いのである。
藻類の除去方法としては、藻類を死滅させる薬品を投入するかフィルタにより藻類をフィルタリングする方法がある。それらは簡単な処理方法ではあるが、前者の場合は薬品の毒性問題及び藻類の死体による第2次汚染問題が誘発され、後者の場合には処理速度が遅くて高費用を必要とするので適用が容易でなかった。
藻類を除去する他の方法としては、藻類を水中に沈殿させそのときに発生する沈澱物を除去する凝集沈澱法、藻類を水界の上層に浮上させて水上に浮び上がる浮きかすを除去する浮上分離法があるが、設備を使用して凝集沈澱法を適用する場合、工程の運転が比較的容易であるという長所はあるが、処理対象物の沈澱に2〜5時間が掛かるのでそれだけ設備が大きくなって相当な施設費用を必要とするという問題があった。浮上分離法の場合は、処理対象物の浮上に20〜50分が掛かるので凝集沈澱法に比べ5〜6分の1ほど容量の設備だけでも運転ができるという長所はあるが、空気加圧設備、浮きかす除去設備など追加設備を設けて運営するべきであるという負担と浮き上がった浮きかす中の一部が工程運転途中でまた沈む問題があった。
一方、廃水や下水の処理過程でも水中のスラッジを分離するために凝集沈澱または浮上分離法を適用するケースが多いが、それらの場合もやはり上述したような問題点があった。
韓国特許第10−0806462 韓国実用新案第20−0209804
本発明は、経済的で大規模の対象にも適用可能なヒドロサイクロン方式の水中懸濁物質浮上分離装置及びそれを含む水質汚染防止システムを提供することを目的とする。
本発明の実施例に係ると、水流入口を有し、この水流入口に流入される水を内部で一定方向へ旋回させるように構成されて、このように旋回する水を下部から排出する水排出口を有する旋回流生成胴体と;上記水流入口に流入される水に空気を注入する空気注入手段と;上記水排出口から排出される水の量を調節して上記旋回流生成胴体内の水位を一定に維持する排水量調節手段と;上記旋回流生成胴体に供給される水中に分散されて、水が上記旋回流生成胴体を通過する間、水の旋回流と水に注入された空気泡沫の浮力によって上記旋回流生成胴体内の水面と旋回流の中心とが接する部分に向けて浮上して一定高さに集まる懸濁物質を外部で回収する懸濁物質除去手段と、を含むヒドロサイクロン方式の浮上分離装置が提供される。
ここで、上記旋回流生成胴体は、横断面が円形で、周囲に水流入管が接線方向に接続されてこの水流入管の管路が上記水流入口であって、下部に排水管が接続されてこの排水管の管路が上記水排出口である。また、上記水流入管は、複数個具備されて、上記旋回流生成胴体に同一接線方向に接続される。更に、上記排水量調節手段は、バルブを含む。
上記懸濁物質除去手段は懸濁物質回収管を包含し、上記懸濁物質回収管は、入口が上記旋回流生成胴体内の水面の下部でこの水面の旋回流中心部分と対応するように配置される。
本発明の実施例に係ると、取水源から水を汲み出して目的する所へ移送させるポンプと;上記ポンプが汲み出す水を収容して移送する管路と;上記管路に設けられてこの管路に沿って流れる水に水の処理のための薬品を注入する薬品注入手段と;上記管路に設けられて薬品が注入された水中の懸濁物質を水と分離するものとして請求項1に記載されたヒドロサイクロン方式の浮上分離装置と;を含む水質汚染防止システムが提供される。
本発明の実施例に係るヒドロサイクロン方式の浮上分離装置及びこれを含む水質汚染防止システムは、用水、廃水、下水のような水やこれの浄化処理過程中この水に含まれた藻類や汚泥などの懸濁物質を効率的に迅速に除去することが可能で、設置時の施設費を節減することが可能であると共に敷地面積を縮小することができて経済的な側面で非常に有利で運転が簡便であるという利点がある。特に、ヒドロサイクロン方式の浮上分離装置はサイズが小さいので船舶や浮体上に設置、稼動させることによって汚染された河川や湖沼の水を必要な現場で直接浄化処理することができる。
本発明の第1の実施例に係る水質汚染防止システムを示す構成図である。 図1に示したヒドロサイクロン方式の浮上分離装置の斜視図である。 図2に示したヒドロサイクロン方式の浮上分離装置の懸濁物質浮上原理を説明するための概念図である。 本発明の第2の実施例に係る水質汚染防止システムを示す構成図である。
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る水質汚染防止システムを示す構成図である。図示したように、第1実施例は、取水源30側に取水源30の水(以下、原水と称す)を汲み上げるように設けられた取水ポンプ32、取水ポンプ32が汲み上げる原水を原水が受容される湛水処40へ移送する送水管路34、送水管路34に沿って流れる原水に空気と処理に必要な薬品をそれぞれ注入する少なくとも一つずつの空気注入手段及び薬品注入手段、原水と注入された薬品とを混合する少なくとも一つの撹拌施設36、撹拌施設36によって混合された原水中の各種懸濁物質(藻類など)を浮上方式によって原水から分離するヒドロサイクロン方式の浮上分離装置1と、を含んで構成され、その他に浮きかす貯蔵手段56を更に含む。この時、上記取水源30は河川や湖沼であり、湛水処40は他の河川や湖沼、人工貯水槽である。または、取水源が湛水処であることもありうる。
取水ポンプ32は、取水源30から原水を汲み出し、汲み出された原水を湛水処40へ移送するために必要な圧力を提供する。
原水が流れる管路を提供する送水管路34は、鋼鉄製の内圧管により構成される。または、開渠型の管路を提供するように上部が開放された形態の管渠(例:U字形管渠)が適用される。
このような送水管路34には、原水が流れる方向に沿って空気注入手段、薬品注入手段、撹拌施設36、ヒドロサイクロン方式の浮上分離装置1が順次結合されるが、この中で空気注入手段の設置位置は、図1に二点鎖線で表現したように撹拌施設36とヒドロサイクロン方式の浮上分離装置1との間に変更することができる。また、必要であれば工程間に移送ポンプが一つ以上追加備わることができる。
空気注入手段は、空気圧縮機、圧縮空気貯蔵タンク、注入圧力調節機及び流量調節機などにより構成された空気注入設備50であって、圧縮空気を提供することが可能で、注入される圧縮空気の圧力及び量を容易に調節することができる。一方、空気注入手段は、上記したのとは相違に、圧縮空気をあらかじめ溶解させてある水、即ち、加圧水を注入するように構成されたものであることができる。
薬品注入手段は、空気が注入された原水に処理薬品として凝集剤を供給する凝集剤注入設備51及び酸と塩基とに区分されたpH薬品を供給するpH薬品注入設備52と、を含む。勿論、原水を処理するために必要であればその他のいかなる薬品注入設備も追加することができる。
凝集剤注入設備51は、凝集剤溶解槽、凝集剤溶液貯蔵槽及び注入ポンプなどにより構成される。ここで、注入ポンプの場合は定量ポンプであることが好ましく、定量ポンプを適用すると液状の凝集剤を提供することが可能で、注入される凝集剤の量を自由に特定することができる。凝集剤は、無機凝集剤と有機凝集剤中いずれか一つのタイプが単独で用いられるか、または、それら二つを組合せたタイプを用いることができる。また、pH薬品注入設備52を別途に具備せず、凝集剤注入設備51が凝集剤と共にpH薬品を注入するように構成することもできる。
撹拌施設36は、インペラ及びその回転手段を含んで、インペラ回転手段はモータを含む。参考として、送水管路34はその中で原水の乱流が発生するので、その一部分を人為的にジグザグに曲げて乱流の発生を促進することが可能で、乱流が十分に発生する場合は撹拌機36を省略することができる。
図2は、図1に示したヒドロサイクロン方式の浮上分離装置1の斜視図である。
ヒドロサイクロン方式の浮上分離装置1は、空気が過飽和溶解された原水から形成された微細気泡や強制注入された微細気泡に原水中の懸濁物質が接着して水面に浮上するようにすることによって懸濁物質を除去するものであって、図2に示したように、旋回流生成胴体10、空気注入手段、排水量調節手段18及び懸濁物質除去手段を含む。
旋回流生成胴体10は、水を内部で一定方向へ旋回させるように横断面が円形の容器の構造を有するものであって、その縁部には水流入管12が接線方向に接続されて管路を水流入口とし、その下部の中央には排水管16が接続されて管路を水排出口とする。ここで、水流入管12は、必要に応じては安定した旋回流を形成するために二つ以上具備されて、全て旋回流生成胴体10に縁部方向に同一間隔を有して配置されてこの状態で同一接線方向に接続される。
空気注入手段は、旋回流生成胴体10に供給される水に空気を注入する。この空気注入手段は別途に具備することもできるが、ここでは上述した空気注入手段である空気注入設備50を利用した。
排水量調節手段18は、排水管16に設けられた流量調節バルブであって、排水管16から排出される水の量を調節して旋回流生成胴体10内の水位を一定に維持する役割をする。勿論、このようにするために、必要な場合には水位感知センサーなどを揃えることができる。
懸濁物質除去手段は、旋回流生成胴体10に供給される水中に分散されて水が旋回流生成胴体10を通過する間、水の旋回流及び水に注入された空気の泡沫により水面の旋回流中心部分に向けて浮上して所定の高さに集まる懸濁物質、即ち、浮きかすを外部へ回収する役割を行うので、構成要素として懸濁物質回収管14を含む。懸濁物質回収管14は、入口が旋回流生成胴体10の水面下でこの水面の旋回流中心部分と対応するように配置され、出口は排水管16を貫通して外部に露出されて、入口と出口の間は直線に形成されて旋回流の中心に位置する。
図3は、ヒドロサイクロン方式の浮上分離装置の懸濁物質浮上原理を説明するための概念図で、以下からは図3を参照して、懸濁物質(例えば、スラッジ粒子)が水と共にヒドロサイクロン方式の浮上分離装置1に供給されて旋回流を発生した時の力学的作用について説明する。
旋回流が発生した旋回流生成胴体10の内部で、任意のスラッジ粒子M1は重力による力Fg及び旋回流の回転中心であるAの外側方向からFc大きさの遠心力を受ける。これに、結果的にスラッジ粒子M1は上記二つの力のベクター和であるFvの力を受ける。この時、同一位置の水でも同一力を受けるようになるので、もし、このスラッジ粒子M1が気泡を吸着して平均密度が水のそれよりも低いと、スラッジ粒子M1は力Fvの反対方向に力Ffだけの浮上力を受けて旋回流の回転中心Aに向かって浮び上がるようになる。この時の浮力は、平常時の浮力よりもFv/Fg倍だけ大きくなるので、浮上速度はさらに速くなる。また、他の任意のスラッジ粒子M2の場合も同様な作用を受けるので、この時にも浮力は旋回流の回転中心Aに向かって傾いて作用するので、水中のスラッジ粒子は窮極的に旋回流の回転中心Aと水表面Hとが接する地点に向かって集まるようになる。
このような原理でヒドロサイクロン方式の浮上分離装置1は、水中に分散されている懸濁物質を容易に一点に集めることができると共に、懸濁物質回収管14を通して簡便に外部へ放出することができる。
一方、このように回収された浮きかすは、浮きかす貯蔵手段56に貯蔵された後そのまま処理されたり、再び濃縮過程を経由して最終処理される。一方、懸濁物質が除去されて精製された処理水は、サンドフィルタ、消毒装置などを経由するかそのまま湛水処40へ移送されて活用にされる。
上述した第1の実施例は次の通り作動される。取水ポンプ32が汲み上げる取水源30の原水は、送水管路34に沿って湛水処40側へ流れる。この過程で、凝集剤注入設備51は凝集剤を注入し、pH薬品注入設備52はpH薬品を注入するが、このとき、注入された凝集剤は原水に含まれた懸濁物質と凝結し、線くず(floc)を形成して懸濁物質が容易に浮上できるようにし、pH薬品は線くずの生成を支援する。空気注入設備50は空気を注入するが、送水管路34に沿って流れる原水中には常圧で過飽和水準の空気が溶解されて、一部空気は乱流により微細な大きさの粒子に分散されることもある。以後、このように空気、凝集剤、pH薬品が注入された原水は移送中に送水管路34の内部で形成される乱流によって混合され、必要によっては撹拌施設36により強制混合された後、ヒドロサイクロン方式の浮上分離装置1へ向かうようになる。
空気、凝集剤、pH薬品が混合された状態でヒドロサイクロン方式の浮上分離装置1に到達した混合液は、旋回流生成胴体10で低い圧力とのろい流速により生成された気泡を包含し、懸濁物質は、重力及び旋回流の回転力によって水面に浮上して浮きかすを形成する。この時、浮上した浮きかすは旋回流の中心側に集まり、懸濁物質回収管14を通して外部へ放出、回収されて浮きかす貯蔵手段56に貯蔵されて別途処理される。懸濁物質が分離された下方側の精製された処理水はサンドフィルタなど追加精製工程や消毒処理工程を経由するかそのまま湛水処40へ移送されて活用される。
以上の説明で、原水中の懸濁物質に対する空気要求量の比は約0.05〜0.2が適切で、旋回流生成胴体10の大きさは混合水が約10〜25分間滞留できれば充分であって、通常的な気泡の上昇速度は20〜100mm/min程度で表現される。
一方、藻類の含量の高い原水は固液分離効果を高めるために凝集剤としてポリ塩化アルミニウム(poly aluminum chloride)を17%溶液基準10〜50ppm程度使用することが望ましく、効率向上のために廃水処理高分子凝集剤などを0.2〜1.0ppm程度追加することができる。そしてポリ塩化アルミニウムの代わりに、性能はやや低下するが価格が低廉な硫酸アルミニウムや塩化第二鉄のような薬品を苛性ソーダのようなアルカリ溶液と一緒に投入して所望の効果を得ることができる等、様々な他の方法を適用することができる。
以上説明した第1の実施例は取水源30の原水に含まれた藻類など懸濁物質を経済的に除去することが可能で、施設物の大きさが比較的小さいので河川や湖沼の水上で船舶など移動体に搭載して(または、浮体によって水に浮かぶように設けて)自体水質の浄化に活用することができる。
図4は、本発明の第2の実施例に係る水質汚染防止システムを示す構成図である。第2の実施例は廃水や下水など汚染の激しい水の水質汚染防止システムであって、図4に示したように、第1の実施例に比べその他の構成や作用はすべて同一で、送水管路34に沿ってヒドロサイクロン方式の浮上分離装置1へ流れる原水を生物学的処理法である微生物などを利用する方法により処理する生物学的水質浄化手段33を更に含むことだけが相異する。この時、生物学的水質浄化手段33は一例として活性汚泥法の具現が可能な処理設備である。
以上、本発明を説明したが、本発明はこの明細書に開示された実施例及び図面によって限定されるものではない。従って、本発明は、本発明の技術的思想の範囲内で本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって多様に変形することができる。
例えば、上述した説明で懸濁物質除去手段の懸濁物質回収管14は、その入口が旋回流生成胴体10内の水面下部に位置するものと説明したが、懸濁物質回収管14はその入口が水面上で水面と連接して配置されて、ポンプなどを利用して浮きかすを分離することができる。
また、上述した説明では原水中の懸濁物質を分離する手段が浮上原理を利用するヒドロサイクロン方式の浮上分離装置1であると説明したが、原水中の懸濁物質を分離する手段は、懸濁物質を沈殿させこの沈澱された沈澱物をスラッジ排出管によって排出する沈澱施設であり、従って、浮きかす貯蔵手段56の代わりに、スラッジ貯蔵手段を適用することができる。これは懸濁物質を水の下へ沈めて除去するものであるので、原水に含まれた懸濁物質が藻類の場合よりは泥水のような無機性粒子が主をなしている時に適用すれば有利である。
1:ヒドロサイクロン方式の浮上分離装置 10:旋回流生成胴体
12:水流入管 14:懸濁物質回収管
16:排水管 18:排水量調節手段
30:取水源 32:取水ポンプ
33:生物学的水質浄化手段 34:送水管路
36:撹拌施設 40:湛水処
50:空気注入設備 51:凝集剤注入設備
52:pH薬品注入設備

Claims (6)

  1. 水流入口を有し、この水流入口に流入される水を内部で一定方向へ旋回させるように構成されて、このように旋回する水を下部から排出する水排出口を有する旋回流生成胴体と;
    上記水流入口に流入される水に空気を注入する空気注入手段と;
    上記水排出口から排出される水の量を調節して上記旋回流生成胴体内の水位を一定に維持する排水量調節手段と;
    上記旋回流生成胴体に供給される水中に分散されて、水が上記旋回流生成胴体を通過する間、水の旋回流と水に注入された空気泡沫の浮力によって上記旋回流生成胴体内の水面と旋回流の中心とが接する部分に向けて浮上して一定高さに集まる懸濁物質を外部で回収する懸濁物質除去手段と、
    を含むことを特徴とするヒドロサイクロン方式の水中懸濁物質浮上分離装置。
  2. 上記旋回流生成胴体は、横断面が円形で、周囲に水流入管が接線方向に接続されてこの水流入管の管路が上記水流入口であって、下部に排水管が接続されてこの排水管の管路が上記水排出口であることを特徴とする請求項1記載のヒドロサイクロン方式の水中懸濁物質浮上分離装置。
  3. 上記水流入管は、複数個具備されて、上記旋回流生成胴体に同一接線方向に接続されることを特徴とする請求項2記載のヒドロサイクロン方式の水中懸濁物質浮上分離装置。
  4. 上記排水量調節手段は、バルブを含むことを特徴とする請求項2記載のヒドロサイクロン方式の水中懸濁物質浮上分離装置。
  5. 上記懸濁物質除去手段は懸濁物質回収管を包含し、上記懸濁物質回収管は、入口が上記旋回流生成胴体内の水面の下部でこの水面の旋回流中心部分と対応するように配置されたことを特徴とする請求項1記載のヒドロサイクロン方式の水中懸濁物質浮上分離装置。
  6. 取水源から水を汲み出して目的する所へ移送させるポンプと;
    上記ポンプが汲み出す水を収容して移送する管路と;
    上記管路に設けられてこの管路に沿って流れる水に水の処理のための薬品を注入する薬品注入手段と;
    上記管路に設けられて薬品が注入された水中の懸濁物質を水と分離するものとして請求項1に記載されたヒドロサイクロン方式の水中懸濁物質浮上分離装置と;
    を含むことを特徴とする水質汚染防止システム。
JP2010515986A 2008-06-03 2009-06-03 ヒドロサイクロン方式の浮上分離装置及びそれを含む水質汚染防止システム Pending JP2010527787A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020080052066A KR100882200B1 (ko) 2008-06-03 2008-06-03 하이드로사이클론 및 이것을 포함하는 수질오염 방지장치
PCT/KR2009/002963 WO2009148265A2 (ko) 2008-06-03 2009-06-03 하이드로사이클론 부상분리장치 및 이것을 포함하는 수질오염 방지시스템

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010527787A true JP2010527787A (ja) 2010-08-19

Family

ID=40681173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010515986A Pending JP2010527787A (ja) 2008-06-03 2009-06-03 ヒドロサイクロン方式の浮上分離装置及びそれを含む水質汚染防止システム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20110084012A1 (ja)
EP (1) EP2305386A4 (ja)
JP (1) JP2010527787A (ja)
KR (1) KR100882200B1 (ja)
CN (1) CN102056673A (ja)
WO (1) WO2009148265A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101153187B1 (ko) 2012-04-12 2012-07-02 블루그린링크(주) 오수의 정화장치 및 정화방법
KR20150005154A (ko) * 2013-07-04 2015-01-14 주식회사 한국아쿠오시스 가압부상장치

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9884295B2 (en) 2012-10-08 2018-02-06 Doosan Heavy Industries & Construction Co., Ltd. Membrane bioreactor system using reciprocating membrane
US9422168B2 (en) 2013-04-24 2016-08-23 Doosan Heavy Industries & Construction Co., Ltd. Dissolved air flotation device for liquid clarification
CN203470193U (zh) * 2013-09-06 2014-03-12 刘学凯 淘金粗选装置
CN103539221A (zh) * 2013-10-10 2014-01-29 彭伟明 双涡旋体涡旋活化水的方法和装置
CN105498943B (zh) * 2015-12-16 2018-03-06 通辽矽砂工业公司 稳流多用硅砂泵池
KR102078099B1 (ko) 2017-11-23 2020-02-17 주식회사에이비테크 선회류 침전장치
JP7021553B2 (ja) * 2018-02-13 2022-02-17 トヨタ自動車株式会社 クーラントタンク

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6028880A (ja) * 1983-07-28 1985-02-14 Mizu Kemikaruzu:Kk 排水の油分離装置
JPH07124551A (ja) * 1993-11-02 1995-05-16 Kazutoyo Sugihara 浄化装置
JPH0975916A (ja) * 1995-09-18 1997-03-25 Kimura Chem Plants Co Ltd 気液接触装置及び浮上分離装置
JP2003190708A (ja) * 2001-12-25 2003-07-08 Aura Tec:Kk 油水分離装置

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS511072B1 (ja) * 1971-05-24 1976-01-13
US4399027A (en) * 1979-11-15 1983-08-16 University Of Utah Research Foundation Flotation apparatus and method for achieving flotation in a centrifugal field
US4414112A (en) * 1982-01-29 1983-11-08 Recovery Technology Associates Oil/water separator
US4997549A (en) * 1989-09-19 1991-03-05 Advanced Processing Technologies, Inc. Air-sparged hydrocyclone separator
EP0441230B1 (en) * 1990-02-09 1994-07-13 Masakatsu Ozawa Apparatus for separation by pressurization and flotation
US5240600A (en) * 1990-07-03 1993-08-31 International Environmental Systems, Inc., Usa Water and wastewater treatment system
US5069751A (en) * 1990-08-09 1991-12-03 Kamyr, Inc. Hydrocyclone deinking of paper during recycling
US5131980A (en) * 1990-08-09 1992-07-21 Kamyr, Inc. Hydrocyclone removal of sticky contaminants during paper recycling
CA2046195A1 (en) * 1990-11-08 1992-05-09 Wayne J. Chamblee Foam removal from receiving tanks of gas sparged hydrocyclones
US5458738A (en) * 1993-09-08 1995-10-17 Kamyr, Inc. Clarifying suspended solids from liquid process streams
FI104852B (fi) * 1997-12-30 2000-04-14 Valmet Corp Menetelmä öljyn ilmapitoisuuden saattamiseksi tasapainotilaan kiertovoitelu- ja telahydrauliikkajärjestelmissä
JP3949811B2 (ja) * 1998-04-02 2007-07-25 永和国土環境株式会社 排水処理装置
KR200209804Y1 (ko) * 1998-08-27 2001-01-15 이영섭 가압부상식 폐수 처리장치
DE10201916A1 (de) * 2001-01-24 2002-07-25 Oekag Wassertechnik Schweiz Ag Vorrichtung zum kontinuierlichen Trennen von aufschwimmbaren und sedimentierbaren Stoffen aus damit verunreinigtem Wasser
JP3634791B2 (ja) * 2001-10-31 2005-03-30 三洋電機株式会社 被除去物の除去方法
CA2422608A1 (en) * 2002-05-10 2003-11-10 Maurice Lacasse Transportable water treatment apparatus
KR100441628B1 (ko) * 2004-04-20 2004-07-23 아태수기엔지니어링 주식회사 싸이크론식 분리기와 회전식 디스크 여과기를 이용한비점오염물질 처리방법 및 그 처리장치
US7267232B2 (en) * 2004-04-30 2007-09-11 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Flotation device and method of froth flotation
GB2423490B (en) * 2005-02-23 2009-05-20 Dps Separator
KR100806462B1 (ko) * 2006-12-08 2008-02-21 한상배 수질정화 방법 및 장치

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6028880A (ja) * 1983-07-28 1985-02-14 Mizu Kemikaruzu:Kk 排水の油分離装置
JPH07124551A (ja) * 1993-11-02 1995-05-16 Kazutoyo Sugihara 浄化装置
JPH0975916A (ja) * 1995-09-18 1997-03-25 Kimura Chem Plants Co Ltd 気液接触装置及び浮上分離装置
JP2003190708A (ja) * 2001-12-25 2003-07-08 Aura Tec:Kk 油水分離装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101153187B1 (ko) 2012-04-12 2012-07-02 블루그린링크(주) 오수의 정화장치 및 정화방법
KR20150005154A (ko) * 2013-07-04 2015-01-14 주식회사 한국아쿠오시스 가압부상장치
KR101639414B1 (ko) * 2013-07-04 2016-07-15 주식회사 한국아쿠오시스 가압부상장치
JP2016526482A (ja) * 2013-07-04 2016-09-05 コリア アクオシス カンパニー リミテッド 加圧浮上装置
US10421669B2 (en) 2013-07-04 2019-09-24 Korea Aquosys Co., Ltd. Dissolved air flotation device

Also Published As

Publication number Publication date
CN102056673A (zh) 2011-05-11
EP2305386A4 (en) 2012-04-04
US20110084012A1 (en) 2011-04-14
KR100882200B1 (ko) 2009-02-06
WO2009148265A2 (ko) 2009-12-10
WO2009148265A3 (ko) 2010-03-11
EP2305386A2 (en) 2011-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010527787A (ja) ヒドロサイクロン方式の浮上分離装置及びそれを含む水質汚染防止システム
KR100990913B1 (ko) 고액 분리 장치
KR101281514B1 (ko) 마이크로버블 유닛과 경사판 구조를 갖는 가압 부상식 오염수 처리방법
KR101779748B1 (ko) 수처리 시스템
JPS5884093A (ja) 固形分−液体分離装置
KR101278958B1 (ko) 폐수처리시스템
KR101336169B1 (ko) 침전과 부상을 연계한 고도정수처리장치
KR101602289B1 (ko) 역 와류형 미세기포 발생장치를 이용한 가압부상설비
JP6381412B2 (ja) 海水淡水化装置及びその方法
KR101297293B1 (ko) 스컴 농축 기능을 구비한 부상 분리 장치
KR100646042B1 (ko) 스크류형 경사판을 갖는 폐수설비의 침전조
KR101020238B1 (ko) 나노 입자 공기 부상을 이용한 하ㆍ폐수 처리 장치 및 방법
KR101964830B1 (ko) 부상분리 수처리장치
KR20110071481A (ko) 오폐수 처리장치
KR101164660B1 (ko) 저수지 및 연못 수질정화를 위한 용존공기부상 처리시스템
JP2006043626A (ja) 水処理装置
JP2009072747A (ja) マイクロバブルを利用した水処理装置及び水処理方法
CN212476431U (zh) 一种油田高矿化度污水处理装置
RU2717786C1 (ru) Флотационная установка очистки сточных вод
CN208218448U (zh) 一种喷涂废水气浮处理设备
JPH11309446A (ja) 複合型水浄化装置
KR200384139Y1 (ko) 스크류형 경사판을 갖는 폐수설비의 침전조
KR100724778B1 (ko) 오폐수처리장치
JP2016150315A (ja) 液体処理装置および液体処理方法
KR200371017Y1 (ko) 오폐수 처리용 가압부상조

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130708

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131209