JP2010527744A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 生体組織に複数の組織固定器具を留置するための医療器具であって、
   複数の細長デリバリー器具であって、各デリバリー器具が一つの組織固定器具を受け入れるサイズのデリバリールーメンを画定するデリバリー器具と、
   長手方向軸線と略平行に延在する複数の細長チューブであって、各チューブが、前記複数のデリバリー器具の１つを、他のデリバリー器具とは独立に摺動可能となるようにして受け入れるサイズのチューブルーメンを画定し、各チューブルーメンは遠位ポートに隣接して終端する、チューブと、
   前記複数の細長チューブに接続される遠位先端であって、前記遠位先端は前記遠位ポートの遠位方向に位置するガイド面を画定し、前記ガイド面は前記複数のデリバリー器具が前記複数の細長チューブの前記チューブルーメン及び前記遠位ポートを通じて遠位方向に並進移動すると、前記複数のデリバリー器具の向きを半径方向外側に変えるような構造を有する、遠位先端と、
   を含む、医療器具。
2. 前記ガイド面が半径方向外側に傾斜している、請求項１に記載の医療器具。
3. 前記ガイド面が湾曲している、請求項１に記載の医療器具。
4. 前記ガイド面が、前記長手方向軸線に対して角度をなす方向に前記複数のデリバリー器具の向きを変える、請求項１に記載の医療器具。
5. 前記ガイド面が、前記長手方向軸線に対して約３０度の角度をなす方向に前記複数のデリバリー器具の向きを変える、請求項４に記載の医療器具。
6. 前記複数の細長チューブが、前記遠位先端を囲んで円周方向に等距離に離間されている、請求項１に記載の医療器具。
7. 前記複数のデリバリー器具が複数の穿刺針を含み、かつ前記複数の組織固定器具が複数の組織アンカーを含む、請求項１に記載の医療器具。
8. 前記遠位先端が、前記複数のチューブを受け入れるサイズの複数のポケットを有する１つ又は複数のハブを画定する、請求項１に記載の医療器具。
9. 前記遠位先端に選択的に取付け可能な内視鏡をさらに含み、前記遠位先端がその中に前記内視鏡の遠位端を受け入れるサイズの通路を画定する、請求項１に記載の医療器具。
10. 前記複数のチューブが、前記内視鏡の外表面に沿って延在する、請求項９に記載の医療器具。
11. 各ハブが、それを貫通する孔を有し、該孔の近位部分がポケットを画定し、該孔の遠位部分が遠位ポートを画定し、該ハブが該遠位ポートに続いて当該孔の半径方向で開口する細長いスロットを有し、該スロットが前記デリバリー器具の１つを通すようなサイズとされている、請求項８に記載の医療器具。
12. 人間以外の動物の生体組織に組織固定器具を留置する方法であって、
    医療器具と、前記医療器具に選択的に取付け可能な内視鏡とを含む医療システムを提供するステップであって、前記医療器具が、複数の細長チューブと、複数のデリバリー器具と、前記複数の細長チューブに接続される遠位先端とを備え、前記複数のチューブの各々が遠位ポートを有し、前記遠位先端が、前記遠位ポートの遠位方向に位置し、且つ半径方向外側に伸張するガイド面を画定する、ステップと、
    前記内視鏡を前記医療器具に取り付けるステップと、
    前記医療システムを前記動物の生体管腔を通じて前記生体組織に近接した位置まで導入するステップと、
    前記複数のデリバリー器具を、前記複数のチューブを通じて遠位方向にそれぞれ独立に並進移動させ、それによって前記複数のデリバリー器具を前記ガイド面に係合させて半径方向外側に偏向させるステップと、
    前記複数のデリバリー器具を前記生体組織に近接して位置決めするステップと、
    前記複数のデリバリー器具を通じて複数の組織固定器具を送り込み、前記複数の組織固定器具を前記生体組織に取り付けるステップと、
    を含む、方法。
13. 前記内視鏡の付属チャンネルに切開用具を挿通するステップと、前記切開用具を用いて前記生体組織に開口を形成するステップとをさらに含む、請求項１２に記載の方法。
14. 前記開口を形成する前記ステップが、前記複数の組織固定器具を送り込む前記ステップの後に実施される、請求項１３に記載の方法。
15. 前記複数のデリバリー器具を前記生体組織に近接して位置決めする前記ステップが、少なくとも第１のデリバリー器具と第２のデリバリー器具とを順番に前記生体組織に近接して位置決めするステップを含む、請求項１３に記載の方法。