JP2010525904A - 引出ガイド構造体 - Google Patents

引出ガイド構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2010525904A
JP2010525904A JP2010506767A JP2010506767A JP2010525904A JP 2010525904 A JP2010525904 A JP 2010525904A JP 2010506767 A JP2010506767 A JP 2010506767A JP 2010506767 A JP2010506767 A JP 2010506767A JP 2010525904 A JP2010525904 A JP 2010525904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
drawer
guide structure
drawer guide
rotating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010506767A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5524046B2 (ja
Inventor
リッター,トーマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Julius Blum GmbH
Original Assignee
Julius Blum GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Julius Blum GmbH filed Critical Julius Blum GmbH
Publication of JP2010525904A publication Critical patent/JP2010525904A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5524046B2 publication Critical patent/JP5524046B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B88/00Drawers for tables, cabinets or like furniture; Guides for drawers
    • A47B88/40Sliding drawers; Slides or guides therefor
    • A47B88/483Sliding drawers; Slides or guides therefor with single extensible guides or parts
    • A47B88/487Sliding drawers; Slides or guides therefor with single extensible guides or parts with rollers, ball bearings, wheels, or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B88/00Drawers for tables, cabinets or like furniture; Guides for drawers
    • A47B88/40Sliding drawers; Slides or guides therefor
    • A47B88/49Sliding drawers; Slides or guides therefor with double extensible guides or parts
    • A47B88/493Sliding drawers; Slides or guides therefor with double extensible guides or parts with rollers, ball bearings, wheels, or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B2210/00General construction of drawers, guides and guide devices
    • A47B2210/0091Drawer movement damping
    • A47B2210/0097Ball or roller cage incorporating damping means

Abstract

本発明は、引き出し(6)用の引出ガイド構造体(3)に関する。この構造体は、第1レール(7)と、少なくとも1本の第2レール(5)とを備えており、さらにこれら2本のレール間に荷重移動回転体(10)を備えた少なくとも1体の走行運搬体(9)を有している。走行運搬体(9)はレール(5と7)間の移動ずれによって偏位が発生すると第2レール(5)に連結される。回転体あるいは滑走体(12)は走行運搬体(9)に緩く移動式に搭載されており、その構成によって、走行運搬体(9)は第2レール(5)上に設けられた連結部(8)に連結され、第1レール(7)上に設けられた逃避開口部(14)に、引き出し(6)の開動作時に回転体または滑走体(12)が移動して侵入する。その際に連結部(8)は回転体または滑走体(12)から解放され、走行運搬体(9)を通過する。
【選択図】図6a

Description

本発明は、第1レールと、少なくとも1本の第2レールとを備えた、引き出し用の引出ガイド構造体に関する。これら2本のレール間には荷重移動回転体を備えた少なくとも1体の走行運搬体が設置される。この走行運搬体は、特にそれら両レール間で移動にずれが発生すると第2レールに係合することができる。
走行運搬体のローラ(回転体)とレールのガイド形状部との間の滑動により、引き出しの出し入れ時に走行運搬体が引出レールの走行距離の正確に半分を走行することが必ずしも保証されない。その結果、走行運搬体の位置ずれ(エラー)が発生し、走行運搬体の位置(ポジション)は家具本体および引出レールとの相対的位置関係において正常な位置ではなくなる。通常の使用時にこの種の走行運搬体のエラーは引き出しを開いた状態にすることがある。
このような走行運搬体エラーが関与するこの問題点は従来から知られており、引き出しの荷重が、レール上に提供されておらず、別体である走行運搬体に提供されているローラによって移動される形態の引出ガイド構造体を利用する場合に反復して発生する。もし引き出しが手動で移動されるものであるなら、多くの場合にこのようなエラーは気付かれない。引き出しがバネを利用した従来式の引込システムによって完全閉位置にまで引き込まれるタイプである場合には、大抵の場合には引き出しの動力学作用によって運搬体走行エラーは矯正され、引き出しは常に閉じられる。
閉装置を備えた引出ガイド構造体の場合には、追加的に緩衝装置が装着されることが多い。この緩衝装置は引き出しの各端位置(完全開位置と完全閉位置)への最後の動作範囲にて引き出しを緩衝し、引き出しが家具本体に激突しないようにする。しかしながら、これら緩衝装置は引き出しの動力学作用を低減させ、引き出しの移動時に発生する運搬体の走行エラーを運動エネルギーの不足により補償させることができなくなる。
この問題の解決策は、例えば、本出願人による欧州特許公報EP1393654B1に記載されている。そこでは、レール間に移動ずれが発生すると、2端位置間の所定箇所にて走行運搬体を捕獲させる捕獲手段が走行運搬体に提供されている。その捕獲作用はレール同士のずれ動作によって解除される。捕獲作用の解除後には走行運搬体は端位置方向に所定位置を越えて移動できる。よって、この構成は、走行運搬体が引き込み軌道の最終区域に到達する以前に走行運搬体の位置エラーを確実に矯正させる。
欧州特許EP1393654B1号公報
本発明の1目的は、構造が複雑で高価である部品を必要とせずに運搬体走行エラーを矯正することができる方法の提供にある。
好適な設計では、本発明の目的は、回転体または滑走体を運搬体に弛緩状態にて移動可能に搭載することで達成される。そうすることで走行運搬体は第2レール上に提供されている連結部に係合可能となる。第1レール上には逃避開口部が提供される。回転体または滑走体は引き出しの開動作時にその逃避開口部内に移動できる。この連結部は回転体または滑走体から連結解除されると走行運搬体を通過させることができる。
通常は数ミリ程度である運搬体走行エラーが発生した場合、走行運搬体は比較的に短距離を、弛緩ガイドされる回転体または滑走体によって引き出し動作に連動される。差動引出構造体の場合には普通のことであるが、引き出し動作速度は走行運搬体速度の約2倍である。そのような連動の過程で運搬体走行エラーは矯正できる。その後に回転体または滑走体は逃避開口部内に移動できる。その移動によって連動作用が停止され、引き出しは開位置方向に実質的に自由運動でき、非連結回転体または滑走体は所定の出口位置から逃避開口部を外出し、走行運搬体の一部として外端方向に可動となる。
本発明の1好適実施形態によれば、回転体または滑走体をレール上に、垂直可動状態にて、好適には重力による荷重により、実質的にレールが延びる方向と直交するように搭載させる。この関係で逃避開口部は第1レールに設けられた凹部を含むことができる。この凹部は好適にはスロット形態であり、その中に回転体または滑走体が陥没し、走行運搬体と第2レールとの間の連結状態が解除される。
一方、引き出しの閉動作時には回転体または滑走体は連結部と非係合状態に保たれる。この場合には、レールの閉動作時に連結部は回転体または滑走体と接触状態となり、逃避開口部を横側で越えるようにガイドされる。閉動作時の場合には、次の引き出し開動作に備えて回転体または滑走体は再び当初位置に戻される。このため、回転体または滑走体は逃避開口部周囲のバイパスに導かれ、逃避開口部内には進入しない。この目的で横方向の一定の移動性が提供される(平面図のレール上およびレール延伸方向との関係で偏位)。換言すると、回転体または滑走体はレール面の横断方向、好適には引き出しの動作方向に実質的直交して可動式に搭載される。その横方向移動性のため、回転体または滑走体を所定範囲内で限定的に可動式に搭載するように走行運搬体がガイドを有していることが望ましい。この関係で、本発明の1好適実施形態においては、回転体または滑走体はそのガイド内でバネ装置に作用を受ける。それによって回転体または滑走体は引き出しの閉動作時に、引き出しの開動作のための当初ポジションに再び移動できる。閉動作時には連結部は逃避開口部を越えて回転体または滑走体を横方向に押し、バネ装置は横方向の偏位(ずれ)を補償する。
本発明の引き出しは前述の引出ガイド構造体を特徴とし、本発明の家具は前述の構成を備えた引き出しを有する。
本発明の引出ガイド構造体により可動式に搭載されている引き出しを有したキャビネット家具を図示する。 図1で図示されている引出ガイド構造体の斜視図。 運搬体走行エラーを補償するための作動制御システムの当該部品を備えた引出ガイド構造体の一部の分解図。 運搬体走行エラーを有さずにレール間に配置された走行運搬体の平面図並びに拡大詳細図。 運搬体走行エラーを有さずにレール間に配置された走行運搬体の平面図並びに拡大詳細図。 運搬体走行エラーを有してレール間に配置された走行運搬体の平面図。 運搬体走行エラーを有してレール間に配置された走行運搬体の拡大詳細図。 引き出しの開動作時の様々なボール(回転体または滑走体)位置の概略側面図。 引き出しの開動作時の様々なボール(回転体または滑走体)位置の平面図。 引き出しの閉動作時の様々なボール位置の概略側面図。 引き出しの閉動作時の様々なボール位置の平面図。 連結部が引出レール上に配置されている状態の引出レールを下方から示す斜視図。 連結部が引出レール上に配置されている状態の引出レールを下方から示す拡大詳細図。 本発明のさらなる細部と利点とを、以下において図面を利用して詳細に説明する。 本発明の引出ガイド構造体の分解図
図1は、家具本体2を有したキャビネット形態の家具1を示す。家具本体の横内壁には本発明の引出ガイド構造体3が固定されている。この引出ガイド構造体3は家具本体2に取り付けられているレール4と、レール4と相対移動可能に取り付けられ、引き出し6に固定されている少なくとも1本のレール5とを含んでいる。下側の引き出しは引き出し6の構造を明確に示すために取り外されている。引出ガイド構造体3は三部式レールシステムを有することも可能であり、引き出し6を家具枠体2から完全に引き出させることができる。この目的で引出ガイド構造体3は従来技術による本体レール、引出レールおよびそれら2本のレール間で移動式にガイドされる中央レールを含む。
図2は、家具本体2に固定されるレール4と、引き出し6に固定される引出レール5とを備えた引出ガイド構造体3の斜視図である。これらレール4と5の間に配置された中央レールとして提供されるレール7の一部も図示されている。この場合、中央レールは第1レールであり、引出レールは第2レールであり、本体レールは第3レールである。概略的に図示されている連結部8も図示されている。連結部8は移動式の第2レール5の走行部の下側で下方に延び出ており、引出レール5の延伸方向に対して横断方向の傾斜面形態で提供されている。連結部8の機能は下記で説明する。
図3は、第1レール7(中央レール)と第2レール5(引出レール)とを備え、これら両レール間で移動可能な走行運搬体9を備えた引出ガイド構造体3の一部を分解図で図示する。走行運搬体9は、水平方向回転軸を有した荷重移動回転体10と、垂直回転軸を有した少なくとも1体の横方向回転体11とを従来式に備えている。さらに走行運搬体9は、ボール形態(12a)である回転体または滑走体12を含む。このボール12aはスロット型ガイド13内で緩やかにガイドされて移動できる。組み立てられるとボール12aは時々、第2レール5の走行部の下側で下方に延び出る連結部8と係合する。第1レール7は引き出し6の開閉方向に沿って提供された長形スロットの形態で逃避開口部14を有する。レール5と7は端部アバットメント(端部隣接部)15aと15bを有する。理想的には、2本のレール5と7の閉位置にて走行運搬体9はそれら両方の端部アバットメント15aと15bに対して離れている状態で配置される。
図4aと図4bは、レール5と7の間で移動式に搭載されている走行運搬体9の理想位置を示す。図4bはレール5と7の閉位置における引出ガイド構造体3の平面図である。この場合のように走行運搬体9は可視ではなく、レール5と7の間に提供されている部品は破線で図示されている。図4aは、レール5と7で示す閉位置のように走行運搬体9の理想位置を示す。走行運搬体9は端部アバットメント15aと15bと離間状態で配置されている。よって走行運搬体の位置の矯正は必要ではない。図4bは図4aの詳細を拡大図で示す。ガイド13内に緩やかにガイドされる状態で提供されているボール12aも図示されている。また、ガイド13内に提供されているバネ装置16も図示されている。このバネ装置16は弾性プラスチック部材の形態であり、これによって引き出し6の閉動作時にボール12aは、続く移動に対する準備ポジションを提供するため図示の位置に再び移動できる。連結部8は延伸式である第2レール5の下側で傾斜面形態にて明確に図示されている。また、逃避開口部14はボール12aのためのスロット形態で図示されている。
図5aと図5bは図4aと図4bに類似するが、回転体10とレール5と7の間の滑動によって走行運搬体9は偏位する。この偏位状況は、レール5と7が独立して完全閉位置に到着する前に走行運搬体9が第1レール7の端部アバットメント15aに接するときに発生する。この結果、作用力を作用させて延伸可能な第2レール5に完全閉位置を達成させることが必要となる。この場合、レール5は回転体10上を押されるが、それには強力な押力が必要であり、それに応じて走行運搬体9には磨耗現象を発生するであろう。さらに走行運搬体9のそのポジションは、緩衝器を有した引込装置が提供されると引き出し6を家具本体2内に完全に引き込めなくなることを意味する。よって、この問題に対処するために傾斜連結部8が提供される。傾斜連結部8は引き出し6の開動作時に、引き出し6の速度が走行運搬体9の2倍であるため、引き出し6はボール12aと係合して走行運搬体9と連結され、2倍の速度で短時間の間、走行運搬体9を積極的に移動させる。ボール12aが引き出し延伸移動時に逃避開口部14に到達すると、ボール12aは逃避開口部に沈降し、連結が解除されて連結部8は自由に走行運搬体9に追い付くことができる。逃避開口部14はボール12aをそこに係合させるが、完全には沈降させない形態である。さらに、それ自体は従来型であるが、蛇行スプリングバッファの形態である緩衝器20を利用することが可能である。その場合には端位置における走行運搬体9の衝撃は緩衝器20によって緩衝される。
図6aは、引き出し6の矢印方向Sでの開動作時にボール12aが連続的に占める位置AからFに対応する走行運搬体9に関連されたボール12aの位置を表す概略側面図である。第2レール(引出レール)5に関連する連結部8が図示されている。図6bは、図6aで示すボール12aに対応するボール12aの位置を示す第1レール(中央レール)7の平面図である。図6aと図6bは、引き出し6の開動作時の第1レール7に対する連結部8とボール12aとの相対移動関係を経時的に表している。ここで運搬体走行エラーは矯正される。
位置Aでは連結部8はボール12aの後方に存在する。差動式引出ガイド構造体3の場合と同様に、引出レール5は走行運搬体9(およびボール12a)の速度の約2倍で移動する。
位置Bでは連結部8は既にボール12aを捕獲している。ボール12a(および走行運搬体9)は相対的に速く移動する引出レール5に連結されている。よってボール12aは第1レール7と連結部8との間で固定状態であり、従って走行運搬体9は2倍の速度で引出レール5と共に移動する。
位置Cではボール12aは高さの差が△Hである逃避開口部14内に係合しており、ボール12aは差△Hのために連結部8との係合状態から外れることができる。運搬体走行エラーに関して矯正されるべき移動距離に対応する距離△Xも図示されている。距離△Xは発生する最大走行運搬体エラーよりも幾分かは長い。従って運搬体走行エラーの矯正は位置Cで既に完了している。
位置Dは連結部8が垂直方向に移動できるボール12aに追い付いており、走行運搬体9のボール12aの2倍の速度で移動を継続していることを示している。
位置Eでは走行する走行運搬体9の一部としてのボール12aは逃避開口部14から再び外出することができる。位置Fは、走行運搬体9の端位置方向の途中である走行運搬体9のボール12aと、連結部がその上に設けられている引出レール5が完全開位置に移動できることを示す。
図7aと図7bは図6aと図6bに対応する図である。これらの図を利用して引き出しの閉動作過程に関与する作動モードを説明する。この場合、引き出しの移動方向は右から左である。すなわち位置A’(引き出し6の開位置)から開始し、位置F’(引き出し6の完全閉位置の直前)に至る。よって引き出し6は閉動作である矢印S’の方向に移動する。
位置A’では右から開始する引出レール5の連結部8はボール12aの方向に素早く移動する。位置B’では連結部8は走行運搬体9のボール12aに追い付いている。この場合、連結部8は走行運搬体9のボール12aに押し付けられている。開動作の場合とは異なり閉動作全般にわたって連結部8とボール12aとの間に作用力のロック連結現象は介在しない。連結部8はボール12aに対して押し付けられるだけである。すなわち逃避開口部14周囲を移動するようにボール12aは連結部8に押し付けられるが、そうでなければ、連結部8はボール12aを抵抗なく通過する。このように、ボール12aは位置D’で図示されているように連結部8の傾斜面によって幅差△Bだけ偏位することができる。連結部8が通過した後に、ボール12aは図4bで示すようにバネ装置16によって位置F’で示すごとく引き出し6の続く延伸動作のために当初位置に再び付勢されて戻る。その位置F’から開始し、引出レール5は連結部8と共に完全閉位置方向に移動することができる。
図8aは引出レール5の下側からの斜視図であり、その上に提供されている連結部8を示す。図8bは図8aの円部分の拡大図である。連結部8は延伸方向に対して横断方向(例えば、10°から90°の角度、好適には30°から60°の角度以内)に引出レール5の走行部上に設けられている。拡大詳細部Aは傾斜面形態の制御エッジ8aを有した連結部8を示す。発生する運搬体走行エラーが引き出しの開動作過程で矯正されるとき、ボール12aは、ボール12aが逃避開口部14内に落下し、制御エッジ8aから解放されるまで矯正作用時には駐停位置P(図6aの位置BとC参照)に配置される。一方、引き出しの閉操作においては反対方向から移動するボール12aは移動経路Rに従って移動する。この場合、ボール12aは逃避開口部14周囲にガイドされ、幅差△B(図7bの位置D’参照)の横方向偏位が可能となる。この場合、制御エッジ8aはレール5の走行部上に、ボール12aが横方向に移動して通過できるように構成されている。その通過後にボール12aはバネ装置16によって再び元の移動経路に押し入れられる。
図9は本発明の引出ガイド構造体3の分解図である。この場合、第1レール(中央レール)7、その上に搭載される第2レール(引出レール)5、および第3レール(家具本体レール)4が利用される。これらのレールは相対的に移動が可能である。本発明の特徴に従って、少なくとも2本の前述のレール(4、5、7)の間には少なくとも1体の走行運搬体9が配置される。さらに、少なくとも1体の従来型走行運搬体19を配置することも可能である。さらに、引出ガイド構造体はバネ式引込装置17を含む。これで延伸可能なレール5と7はそれぞれ完全閉位置にまで移動できる。緩衝装置18は好適には流体が充填されたピストン・シリンダ形態であり、引き出しの閉動作を緩衝するために提供されている。
本発明は以上説明した実施形態には限定されず、「請求の範囲」にて定義された範囲でカバーされる全ての変形物および技術的均等物も含むものである。明細書で使用されている位置を表す用語である、例えば、上方、下方、横方向、等々は直接的に解説され、添付の図で図示されているものに関しており、図面の位置の変更により随時変換が可能なものである。走行運搬体9は通常はレール5と7との間に存在するが、引き出し6の開動作時には本明細書の説明に従って適宜変更可能である。適当な手段の利用によって引き出し6の閉動作時にエラー矯正を実施することも可能である。

Claims (20)

  1. 引き出し用の引出ガイド構造体であって、
    第1レールと、少なくとも1つの第2レールとを備えており、
    これら2つのレール間には荷重移動回転体を備えた少なくとも1つの走行運搬体が設置されており、前記走行運搬体は、前記レール間の移動ずれによって偏位が発生すると前記第2レールに連結され、回転体あるいは滑走体(12)が前記走行運搬体(9)に緩く移動式に搭載されており、その構成によって、前記走行運搬体(9)は前記第2レール(5)上に設けられた連結部(8)に連結され、前記第1レール(7)上には逃避開口部(14)が設けられ、引き出し(6)の開動作時に前記回転体または滑走体(12)は前記逃避開口部(14)内に移動し、前記連結部(8)は前記回転体または滑走体(12)から解放され、前記走行運搬体(9)を通過することを特徴とする引出ガイド構造体。
  2. 回転体または滑走体(12)は、重力等により積載され、実質的にレール(5と7)の延伸方向に対して直交して、垂直方向に高差(△H)を移動可能に搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の引出ガイド構造体。
  3. 逃避開口部(14)は、スロット形態等にて提供され、第1レール(7)に設けられた凹部を含んでおり、前記凹部と回転体または滑走体(12)とが係合し、走行運搬体(9)と第2レール(5)との間の連結が解除されることを特徴とする請求項1または2に記載の引出ガイド構造体。
  4. レール(5と7)の閉動作時に連結部(8)は、逃避開口部(14)を横方向に越えてガイドされるように回転体または滑走体(12)と接触状態となることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の引出ガイド構造体。
  5. 回転体または滑走体(12)は、引き出し(6)の延伸方向に対して実質的に直交する横断方向に、幅差(△B)を移動可能にレール平面内に搭載されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の引出ガイド構造体。
  6. 走行運搬体(9)はガイド(13)を備えており、回転体または滑走体(12)は前記ガイド(13)内に限定的に可動状態で搭載されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の引出ガイド構造体。
  7. 回転体または滑走体(12)はバネ装置(16)によってガイド(13)内で付勢されており、それによって、引き出し(6)の閉動作終了時に前記回転体または滑走体(12)は前記引き出し(6)の開動作のための初期位置にまで再び移動可能であることを特徴とする請求項6記載の引出ガイド構造体。
  8. 第2レール(5)の開動作時の回転体または滑走体(12)の移動経路は、前記第2レール(5)の閉動作時の前記回転体または滑走体(12)の移動経路とは少なくとも部分的にずれていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の引出ガイド構造体。
  9. 連結部(8)は傾斜面等である制御エッジ(8a)を備えており、その構成によって、走行運搬体(9)は、回転体または滑走体(12)を介して、第2レール(5)と連結可能であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の引出ガイド構造体。
  10. 制御エッジ(8a)は、10°から90°、さらに好適には30°から60°の範囲で第2レール(5)の縦方向に対して横断する方向に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の引出ガイド構造体。
  11. 制御エッジ(8a)は第2レール(5)の走行部に設けられており、回転体または滑走体(12)は前記第2レール(5)の閉動作時に前記制御エッジ(8a)を横方向に越えることを特徴とする請求項9または10に記載の引出ガイド構造体。
  12. 走行運搬体(9)は両端位置の間で、好適には端部アバットメント(15aと15b)間の所定箇所で連結されており、前記連結はレール(5と7)の相対的な位置ずれによって解除されることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の引出ガイド構造体。
  13. 走行運搬体(9)は連結解除後に所定箇所を越えて端位置方向に可動となることを特徴とする請求項12に記載の引出ガイド構造体。
  14. 走行運搬体(9)は少なくとも1つの緩衝器(20)を有しており、そのため、端位置における前記走行運搬体(9)の衝撃は緩衝されることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の引出ガイド構造体。
  15. 回転体または滑走体(12)はボール(12a)の形態であることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の引出ガイド構造体。
  16. 少なくとも1つの第3レール(4)が第1レール(7)と第2レール(5)との間に配置されていることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の引出ガイド装置。
  17. 少なくとも1つの走行運搬体(9)が第1レール(7)と第2レール(5)との間、及び/又は前記第1レール(7)と第3レール(4)との間に配置されていることを特徴とする請求項16に記載の引出ガイド装置。
  18. 第3レール(4)は家具本体(2)に固定される本体レールであり、第2レール(5)は引き出し(6)に固定される引出レールであり、第1レール(7)は前記本体レールと前記引出レールとの間に移動可能に配置されている中央レールであることを特徴とする請求項16または17に記載の引出ガイド構造体。
  19. 請求項1から18のいずれかに記載の引出ガイド構造体を含んでいることを特徴とする引き出し。
  20. 請求項19に記載の引き出しを含んでいることを特徴とする家具。



JP2010506767A 2007-05-07 2008-03-18 引出ガイド構造体 Active JP5524046B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
ATA697/2007A AT505120B1 (de) 2007-05-07 2007-05-07 Ausziehführung für schubladen
ATA697/2007 2007-05-07
PCT/AT2008/000094 WO2008134782A1 (de) 2007-05-07 2008-03-18 Ausziehführung für schubladen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010525904A true JP2010525904A (ja) 2010-07-29
JP5524046B2 JP5524046B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=39743133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010506767A Active JP5524046B2 (ja) 2007-05-07 2008-03-18 引出ガイド構造体

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7905561B2 (ja)
EP (1) EP2144531B1 (ja)
JP (1) JP5524046B2 (ja)
CN (1) CN101677685B (ja)
AT (1) AT505120B1 (ja)
MY (1) MY148728A (ja)
WO (1) WO2008134782A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202007001897U1 (de) * 2006-05-24 2007-09-27 Paul Hettich Gmbh & Co. Kg Schließ- und Haltevorrichtung für eine Ausziehführung
US8231189B2 (en) * 2009-08-14 2012-07-31 King Slide Works Co., Ltd. Undermount drawer slide
AT509414B1 (de) * 2010-02-03 2013-04-15 Blum Gmbh Julius Kupplungsvorrichtung mit seitenverstellung für eine schublade
AT509540B1 (de) * 2010-02-25 2012-05-15 Blum Gmbh Julius Ausziehführung für schubladen
AT510361B1 (de) * 2010-08-23 2013-12-15 Blum Gmbh Julius Ausziehführung für schubladen
IT1403337B1 (it) * 2010-12-16 2013-10-17 Fami Srl Cassettiera a estrazione differenziata.
ITMI20110834A1 (it) * 2011-05-12 2012-11-13 Salice Arturo Spa Assieme di guida di estrazione per un cassetto
DE102013102949A1 (de) * 2012-07-12 2014-06-26 Paul Hettich Gmbh & Co. Kg Auszugsführung
CN105640090B (zh) * 2014-11-11 2017-12-19 川湖科技股份有限公司 滑轨总成
US9526334B2 (en) 2015-02-12 2016-12-27 King Slide Works Co., Ltd. Slide rail assembly
US9498061B2 (en) * 2015-02-17 2016-11-22 King Slide Works Co., Ltd. Slide rail assembly
EP3058847B1 (en) * 2015-02-18 2017-04-05 King Slide Works Co., Ltd. Slide rail assembly
DE202015006277U1 (de) * 2015-09-04 2017-01-17 Grass Gmbh Vorrichtung zur Befestigung von Zubehörteilen an einer Möbelkomponente eines Möbels
TWI597433B (zh) * 2015-11-11 2017-09-01 川湖科技股份有限公司 滑軌總成及其助滑裝置
US10314398B2 (en) * 2015-12-17 2019-06-11 Grass America, Inc. Pull-out guide for the guidance of a drawer
AT518136B1 (de) * 2016-01-13 2020-01-15 Blum Gmbh Julius Schubladenausziehführung
EP3388840B1 (en) 2017-04-10 2020-02-12 Roche Diagnostics GmbH Drawer assembly for a laboratory instrument

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060091770A1 (en) * 2004-11-02 2006-05-04 Thomas Ritter Motion control device for guide rails of drawers
JP2010057569A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Nippon Akyuraido Kk 移動側部材の引き込み装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3904254A (en) * 1973-06-14 1975-09-09 Magnus F Hagen Means for positioning ball retainer for telescoping ball bearing slide mechanisms in relationship to open or closed position of same
US5671988A (en) * 1995-05-24 1997-09-30 Waterloo Furniture Components, Ltd. Drawer slide latch
AT407002B (de) * 1997-04-01 2000-11-27 Blum Gmbh Julius Ausziehführungsgarnitur für schubladen
MY131063A (en) * 2002-05-17 2007-07-31 Harn Marketing Sdn Bhd Guide rails pull-out drawer/equipment
TW564720U (en) * 2002-06-20 2003-12-01 Nan Juen Int Co Ltd Buffering and returning device for drawer rail
AT6364U1 (de) * 2002-08-29 2003-09-25 Blum Gmbh Julius Ausziehführungsgarnitur für schubladen
WO2004110213A2 (en) * 2003-05-13 2004-12-23 Grass America Inc. Front locking device for releasably engaging a drawer to a drawer slide
CN2680106Y (zh) * 2003-12-31 2005-02-23 沈楙钦 抽屉滑轨复归定位装置
US20050231083A1 (en) * 2004-04-15 2005-10-20 Garcie Kent C Jr Undermount drawer slide
DE102005019341B4 (de) * 2004-05-04 2016-03-24 Grass Gmbh Schubladenführung
US7533946B2 (en) * 2005-08-25 2009-05-19 Knape & Vogt Manufacturing Company Closing device for drawers
MY146313A (en) * 2005-10-11 2012-07-31 Harn Marketing Sdn Bhd Sliding guide rail system for a drawer
TWM295704U (en) * 2006-01-06 2006-08-11 Jarllytec Co Ltd Alignment mechanism for sliding track
TWI353821B (en) * 2008-03-21 2011-12-11 King Slide Works Co Ltd Slide rail assembly

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060091770A1 (en) * 2004-11-02 2006-05-04 Thomas Ritter Motion control device for guide rails of drawers
JP2010057569A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Nippon Akyuraido Kk 移動側部材の引き込み装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101677685B (zh) 2012-01-11
JP5524046B2 (ja) 2014-06-18
CN101677685A (zh) 2010-03-24
EP2144531A1 (de) 2010-01-20
US20100045153A1 (en) 2010-02-25
EP2144531B1 (de) 2017-06-21
MY148728A (en) 2013-05-31
AT505120A1 (de) 2008-11-15
AT505120B1 (de) 2012-04-15
US7905561B2 (en) 2011-03-15
WO2008134782A1 (de) 2008-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5524046B2 (ja) 引出ガイド構造体
CN101068487B (zh) 用于可移动地安置的抽屉的拉出导向装置
KR101179095B1 (ko) 인입 장치
US10051962B2 (en) Drive device for a movable furniture part
CN107105892B (zh) 折叠桌
CN101257819B (zh) 可闭锁的推出装置
JP5144668B2 (ja) 引出しのための引出し可能なガイド組立部品
US8419142B2 (en) Drawer guide
CN101784212A (zh) 抽屉滑动装置的自闭合机构
CN105142460A (zh) 用于可运动的家具部件的驱动装置
US9795216B1 (en) Driving mechanism and driving method for furniture parts
US20120001441A1 (en) Automatic locking/unlocking apparatus for a drawer
CN102785593A (zh) 车辆座椅导轨的锁定装置
EP3387950B1 (en) Slide rail assembly
JP2012511351A (ja) 自動引込み装置および引出しガイド
TWI697423B (zh) 設有改進的鎖定裝置之用於車輛座椅的滑動裝置
US9033433B2 (en) Pull-out guide for drawers
CN103842207A (zh) 用于座椅调节器组件的形状配合接合闭锁件
JP6985497B2 (ja) 引出し用ガイド
TWI690284B (zh) 滑軌閉鎖緩衝機構
KR200440800Y1 (ko) 슬라이드레일
US20230349197A1 (en) Pull-out locking device for drawers
US10021978B1 (en) Clutch for furniture parts
JP2014527438A (ja) 移動可能な家具部分を中間位置に引き込む装置
JP2015519490A (ja) 取付具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5524046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250