JP2010522881A - 無色透明被覆毛管を用いる毛管電気泳動法 - Google Patents

無色透明被覆毛管を用いる毛管電気泳動法 Download PDF

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Abstract

硬質/光透過性外装被覆またはクラッドを有する毛管。一実施形態において、無色透明外装被覆は硬質フルオロポリマーを含む。硬質フルオロポリマー被覆は石英ガラスに結合し、より高い強度及び優れた静的疲労性能を与え、この結果、大きく改善された曲げ可撓性が得られる。毛管の薄い硬質フルオロポリマー被覆は、より高い初期引張強度、より長い寿命(応力腐食または静的疲労への対抗力)及び蛍光ベース検出のために励起光及び放出光を直接透過させ得る優れた能力を提供する。

Description

関連出願の説明
本出願は2007年3月26日に出願された米国仮特許出願第60/919984号の優先権を主張する。この仮特許出願の明細書は、その全体が、本明細書に述べられているかのように、本明細書に参照として含まれる。本明細書の開示で以下に挙げられるその他の特許出願明細書、特許明細書、文書及び文献の全ては、それぞれの全体が、本明細書に述べられているかのように、本明細書に参照として含まれる。
本発明は毛管電気泳動法に関し、特に、毛管電気泳動分析の実施に用いるための改善された毛管に関する。
合成石英ガラス毛管が、ガスクロマトグラフィ、毛管液体クロマトグラフィ及び毛管電気泳動(CE)法の普及している分野を含む、分離科学に広く用いられている。合成石英ガラス毛管の1970年代末期における出現以来、製品品質において着実な進歩が見られた。軟質フルオロポリマー被覆を施すことによる導光石英ガラス毛管が、この間断ない発展における最新段階である[非特許文献1を見よ]。合成石英ガラスの純度向上、外装被覆の耐久性向上及び許容度仕様の厳格化が毛管の進歩における要である。研究者等は高屈折率液体で満たした毛管を用いて光導波路を形成することに成功した。特定の用途の1つに、低屈折率軟質フルオロポリマー外装被覆毛管がラマン分光装置に用いられた[ディー・チェ(D. Che)及びエス・リゥ(S. Liu)の、名称を「長毛管導波路ラマンセル(Long Capillary Waveguide Raman Cell)」(1997年)とする、特許文献1を見よ]。導光用途に使える製品ではあるが、軟質フルオロポリマー被覆毛管では、毛管電気泳動タイプの装置の使い捨て大容積多チャネル毛管ゲルカートリッジに望ましい低コストまたは耐久性が達成されることは全くなかった。
高性能毛管電気泳動(HPCE)法は現在、強力な電気流動法の集合を表し、そのインパクトは生化学分析の事実上全領域に及んだ[非特許文献2,3,4及び5を見よ]。HPCE法はゲル電気泳動法に対する微量流体手法であり、その最大の利点は広大な応用範囲である。蛍光ベース検出型CE技術は、信頼できる高分解能/高感度検出ツールとして、バイオテクノロジー工業により普通に受け入れられている[非特許文献6を見よ]。
高スループットの用途に多毛管/チャネルを用いる、レーザ誘起蛍光(LIF)検出機構を備える既存の市販CEシステムは計測器の構造及び動作が複雑になっている。これらのシステムでは、ポリイミド外装被覆が施され、無色透明窓領域(すなわち、窓領域においてはポリイミド外装が除去されている)を検出区域にもつ石英ガラス毛管が用いられる。そのような多チャネル用途には軟質フルオロポリマー被覆毛管が用いられていなかった。ポリイミド被覆(外装)は強度を提供し、小外径ガラス毛管の破損を防止する。蛍光ベース検出のため、ポリイミド外装は毛管の検出区域において除去されなければならない。毛管の内径内を移動しているかまたは流れている試料(生体分子)からの蛍光信号の励起及び直接発光検出/収集のため、毛管の検出区域はいかなるポリイミド材料または粒子も全くないようにして石英ガラス管を通る無色透明光路を設けることが肝要である。
蛍光検出のために毛管の検出区域においてポリイミド外装を除去して無色透明光学窓を設けるため、ポリイミド外装は、(電熱コイルを用いる)熱印加により焼き取るか、酸でエッチングするか、(例えばカミソリの刃を用いて)機械的に削り落とすかまたは除去することができるであろう。あるいは外装は様々な波長及び/またはタイプのレーザを用いる光エッチング法または光アブレーション法によって除去できるであろう。このプロセスは多大な労力が必要であり、窓(ガラス表面)に全くポリイミド外装またはその他のいかなる粒子もないことを確かめるために、除去プロセス後に高倍率でガラス表面を慎重に検査する必要がある。ポリイミドも可視光の下で蛍光性であり、このため検出路における複雑性がさらに高くなる。検出区域における(たとえば3〜5mm長区画の)ポリイミド外装の除去も、微少クラックが生じるかまたは完全な破損に至り得る、裸の毛管が露出する弱接合の元になる。被覆材料/外装の除去中に検出区域に印加される過剰な熱または機械的応力も石英ガラス管の外径及び内径に、目には見えないかまたは高倍率の下でも検出できない、微少クラックを生じさせ、これもDNAフラグメント分析タイプCE計測器のような、CEタイプ計測器における総合検出限界(LOD)に影響を与える背景蛍光を強め得る。
米国特許第5604587号明細書
マカンバー・ジョー(Macomber Joe),ネルソン・ゲイリー(Nelson Gary)著,「導光石英ガラス毛管(Light Guiding Fused Silica Capillary Tubing)」,LCGCにて印刷,APPLICATION NOTEBOOK,2002年6月,p.48 エム・ブイ・ノボトニー(M. V. Novotny),ジェイ・サドール(J. Sudor),J. Electrophoresis,1993年,第14巻,p.373〜389 エム・ブイ・ノボトニー著,「高性能毛管電気泳動法:理論、手法及び応用(High Performance Capillary Electrophoresis, Theory, Techniques and Applications)」,(米国ニューヨーク),ジョン・ワイリー・アンド・サンズ(John Wiley and Sons),1998年,第21章,p.729〜765 エム・ブイ・ノボトニー,Methods Enzymol.,1996年,第270巻,p.101〜133 エム・ステファンソン(M. Stefansson),エム・ブイ・ノボトニー著,「グライコバイオロジーでの技法(Techniques In Glycobiology)」,(米国ニューヨーク),マーセル・デッカー(Marcel Dekker),1997年,第26章,p.409〜430 エイ・ガットマン(A. Guttman),エヌ・クック(N. Cook),Anal. Chem.,1991年,第63巻,p.2038〜2042
本発明の課題は、CE用ポリイミド被覆毛管の欠点を克服する、構造保全性を有する低コストで光効率の高い毛管を提供することである。
本発明の一態様は、光透過性すなわち無色透明の硬質外装被覆毛管に向けられる。一実施形態において、光透過性すなわち無色透明の被覆毛管は光透過性すなわち無色透明の硬質フルオロポリマーの外装被覆またはクラッドを有する。硬質フルオロポリマー被覆は石英ガラスに結合してより高い強度及び優れた静的疲労特性を与え、この結果大きく改善された曲げ可撓性が得られる。毛管の薄い硬質フルオロポリマー被覆は、より高い初期引張強度、より長い寿命(応力腐食または静的疲労への対抗力)及び、蛍光ベース検出のための、優れた励起光及び放出光の外装直接透過能力を提供する。硬質ポリマー被覆毛管は、固有蛍光が小さく、したがって背景散乱が少なくなり、また、従来技術のポリイミド外装が除去された裸ガラスタイプの毛管に比較して、DNAフラグメントゲル毛管電気泳動タイプの応用に対し、少なくとも同じ信号対雑音性能を示す。無色透明被覆毛管を用いることにより、窓焼取りは必要とされず、この結果、コスト節減(手作業が減る)が得られ、電気泳動タイプ計測器の高信頼性ゲルカートリッジアセンブリのための検出区域内での優れた毛管強度が得られる。毛管の検出区域(窓)は硬質フルオロポリマー外装被覆で完全に覆われるから、脆弱なガラス毛管のクラックまたは破損を生じさせずに、毛管の中心腔にある分離された試料に励起光を送り込むためまたは試料からの放出光を収集するための光ファイバの密結合(すなわち、光結合効率がより高くなる毛管外表面の接触)も可能になる。別の利点は、薄いポリマー被覆の上から直接に毛管をダイアモンド折開によって毛管を切断できることであり、この結果、遠端(切断面)に外装の持逃げが全くないクリーンカットガラス面が得られる。これにより、製造歩留がさらに向上し、この結果、総アセンブリコストがさらに低減される。
本発明の別の態様は、本発明の無色透明被覆毛管を用いる、CEシステム及びCE実施方法に向けられる。
図1は本発明の一実施形態にしたがう毛管電気泳動システムを表す略図である。 図2は本発明の一実施形態にしたがうトラッキングデバイスを有する毛管カートリッジの斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態にしたがう、図2の毛管カートリッジを用いる生体分析計測器の斜視外観図である。 図4は、本発明の一実施形態にしたがう、図3の生体分析計測器の斜視内部図である。 図5は本発明の一実施形態にしたがう生体分析計測器のための制御システムのブロック図である。 図6は本発明の一実施形態にしたがう検出システム及び印加電力に関する毛管カートリッジの略図である。 図7は本発明の一実施形態にしたがう検出システムに関する毛管カートリッジの斜視部分図である。 図8は本発明の一実施形態にしたがう透明硬質フルオロポリマー被覆を有する毛管の一部を示す。
本発明の性質及び利点の、また好ましい使用モードの、さらに十分な理解のためには、添付図面とともに読まれる以下の詳細な説明が参照されるべきである。図面において、類似の参照数字は全図面を通して類似または同様の要素を指す。
本発明は以下で図面を参照しながら様々な実施形態を参照して説明される。本発明は本発明の目的を達成するための最善のモードに関して説明されるが、当業者には、本発明の精神または範囲を外れずに本教示の観点において変形がなされ得ることは当然であろう。
本発明は、毛管電気泳動システムに用いるための、高い構造保全性を有する、低コストで光効率の高い毛管を提供する。
CEシステムの概要
毛管電気泳動(CE)法は、全般的には、電気泳動に対する微量流体手法(ゲル電気泳動を簡易化するためのマイクロチャネルデバイス)である。その最大の利点は広大な応用範囲である。CE技術は、特にDNAまたは核酸ベースの検査における信頼できる高分解能/高感度検出ツールとして、バイオテクノロジー工業で普通に受け入れられている。レーザ誘起蛍光(LIF)を用いるCEも、高速、高感度及び高分解能の生体分析/検査(例えば、DNA、糖質、等)に対する最も強力な分析ツールの1つである。
図1は本発明の一実施形態にしたがう毛管電気泳動(CE)システム200の略図である。CEシステム200は一般に、(例えば、内径が5〜200μmの)分離チャネル36を定める、(例えば、外径が200〜500μmの)毛管分離カラム22を備える。本発明にしたがえば、毛管カラム22は、以下でさらに開示されるように、(光透過性の)無色透明外装被覆をもつ(同じく光透過性の)石英ガラスでつくられる。分離カラム22の内壁(すなわち、分離チャネル36の壁)は、試料成分の電気泳動及び/または動電学的移動を容易にするために静電荷を蓄積することができる材料で被覆することができる。分離チャネル36は、規定された動作及び分析条件の下で特定の生物学的試料(例えば、DNA、RNA、タンパク質または糖質タイプの試料)のために調合されたランニングバッファまたは篩分けゲルバッファとすることができる、分離支援媒質で満たされる。
毛管カラム22の一端はランニングバッファ/ゲル34の貯槽28に浸される。毛管カラム22の他端は試料バイアル26に結合される。その他の検出構成がCEシステム200と同様のシステムに実施されることは当然である。光検出器24が検出区域30における毛管壁の光透過性区画の外側に配置される。本発明にしたがい、毛管カラム22の硬質光透過性外装被覆が与えられれば、毛管カラム22の長さ方向の壁全体を特定の試料検査に望ましいように検出区域30を配置するために利用できるであろう。励起ファイバ16が光源18(例えばLEDまたはレーザ)から延び、カラム壁の外側の検出区域30に導かれる。毛管カラム22の硬質光透過性被覆は検出区域において石英ガラス毛管本体に構造的支持を与えるに十分に強く、よって毛管カラム22の検出区域30に構造保全性を与えるための外装スリーブまたは支持体は必要ではないであろうことに注意されたい。これは、検出区域において光信号が妨害されないであろうから望ましい。カートリッジアセンブリの一部である電極12及び14が、電気泳動路を完成させるため、バッファ貯槽26及びゲル貯槽28に結合される。
CE分離及び分析の概要
動作において、試料バイアル26内の、標識フルオロフォア(すなわち、臭化エチジウムまたはAPTS)を含む、作成された生物学的試料(例えば、DNAまたは糖質の試料)が毛管22の検出区域30から遠い側の端に、多くの手段の内のいずれか(例えば、試料貯槽からの動電学的注入)によって導入される。
DC電圧(例えば、1〜30kV)が電極12と14の間に印加されると、試料成分が印加電圧の下で分離チャネル36に沿って移動し(例えば、負に帯電したDNA分子は図1に示されるように正電極に向かい篩分けゲルを通って進む)、試料成分(例えば、DNAフラグメント)の帯に分かれる。分離の大きさ及び分離チャネル36に沿う移動距離は、試料成分の易動度、試料成分の質量及び大きさまたは長さ及び分離支援媒質のような、多くの要因に依存する。試料の分離に対する分離チャネル36内の駆動力は、電気泳動、圧力または電気浸透(EOF)の手段とすることができるであろう。
試料が検出区域に達すると、検出区域において励起光が励起ファイバ16を通して向けられる。試料成分はそれぞれの試料成分の濃度に比例する(蛍光性標識材料の量に比例する)強度で蛍光を放出する。検出器24が入射光の波長とは異なる波長の放出蛍光の強度を検出する。検出された放出光は既知の方法で分析することができる。自動システムについては、電子回路基板64(図4)上の(図5に関して以下で論じられる)コントローラ32がCEシステム200の動作を制御する。
毛管カートリッジ
本発明の一態様にしたがえば、電気泳動法用の無色透明外装被覆を有する上述した毛管カラム22は、保管、運搬または再使用のためシステムから取り外すことができる、着脱可能カートリッジの一部とすることができる。様々な毛管特性(例えば、毛管径、内部被覆及び長さ)、例えば様々なゲルの化学的性質で識別される、内容物、をもつ様々なカートリッジを前もって組み立てることができる。カートリッジ及びその内容物を識別するために目視表示を与えることができる。例えば、(例えば、バーコード付)ラベルまたは分離情報シートをカートリッジに付すことができる。さらに、カートリッジの再使用可能性及びカートリッジの内容物の定められた使用または保管期限の観点において、カートリッジ使用履歴を追うために分離ログを特定のカートリッジに付帯させることができる。CE計測器で使用するための再使用可能毛管カートリッジは、特定のカートリッジに付帯する情報を自動的に追うための機構を有し得るであろう。カートリッジ追跡データキーの特徴は、同時係属の米国特許出願第11/022313号の明細書にさらに十分に説明されている。この明細書はその全体が本明細書に参照として含まれる。
図2は、本発明の一実施形態にしたがう、追跡データキーを有するCEカートリッジの斜視図である。多チャネル毛管カートリッジ100はカートリッジ本体に支持された毛管140によって定められる12の(図1に参照数字30で簡略に示される)検出区域を有し、それぞれの毛管は上で論じた毛管カラム22と同様である。データキー500が(例えば、図示されるように、繋索またはコード510によって)カートリッジ100に付帯する。データキー500に関する詳細は米国特許出願第11/022313号明細書に開示されている。カートリッジ100は、使い捨て及び/または携帯可能で、交換可能なカートリッジアセンブリ100の一部として試料の分離及び検出に用いられる、12チャネル石英ガラス毛管アレイを有する。図2に示されるカートリッジ100は、長さが12〜18cmの、12本の毛管140を支持する。カートリッジ100は、カートリッジ100が(以下で論じられる)図3及び4に示されるCEシステムに装着されたときに、インターフェース機構300によって、不活性で互換であるかまたは非反応性のガス(例えば、窒素、圧縮空気、CO、等)の交換可能圧縮ガスカートリッジまたは加圧ポンプのような、ガスモジュール型圧縮ガス源78に直接に結合される、毛管140の全てに共通の上部アウトレットバッファ貯槽130と一体化される。ガス管、圧力バルブ及びソレノイド制御を含む、適切な圧力配管が備えられる(そのような配管の詳細は、システム200の機能、特徴及び動作の本明細書における開示が与えられればそのような配管を構成することは十分に当業者の範囲内にあるから、省略される)。圧力源78は、貯槽130に収められた篩分けゲルで12本の毛管の全てを満たし、再充填プロセス中に毛管から前のランに用いたゲルをパージするに必要なガス圧を提供する。ゲルの粘度に依存して、40psi(2.8×10Pa)までの圧力をゲルで満たされた貯槽130を通して毛管140に印加することができる。
図6を参照すれば、ゲルカートリッジ100は、毛管140の全てに共通である、分離支援媒質(例えば、ゲルマトリックスバッファ)131を収めている一体貯槽130を有する。媒質131の化学的性質及び毛管140の特性(例えば、毛管径、被覆及び長さ)はそれぞれのカートリッジ100について定められる。使い捨てゲルカートリッジ100は、試料(例えば、糖質またはDNA)フラグメントの高速(短分離時間)及び高分解能分離を提供するため、低電流(すなわち、低抵抗)及び低粘度タイプの調合された線状ポリマーゲルマトリックスと組み合わされた小腔内径毛管(すなわち、内径10〜100μm、長さ12〜30cm)をもつパッケージとすることができる。特別に調合された分離バッファ/ゲルマトリックスと組み合わされた細腔毛管(12毛管カートリッジ)は、ゲルマトリックスにいかなる損傷も与えずに、または総合分離分解能を損なわずに、<120μA(一般には10〜20μA)の総電流で250回ないしさらに多くの連続ランを達成できる。
カートリッジゲル貯槽130には12本の毛管140の全てに対して(図1の陽極14と等価な)内蔵共通陽極132が装備され、毛管140のそれぞれの垂下端には外部同軸陰極134が備えられる。陽極132及び陰極134は、カートリッジがシステム200内に装着されると、インターフェース機構300によって電気泳動のための高圧電源76(図4)に自動的に接続される。カートリッジの温度制御を与えるため、カートリッジ100に隣接する構造上にファンまたはペルチェ冷却器(図示せず)を設けることができる。さらに、または代わりに、カートリッジは空気(計測器側面からカートリッジに導入されるべき温度制御された空気)循環のための(流入及び流出)ベント穴を有することができる。CE分離中に発生する熱に依存して、補助冷却機構を用いずに、単にカートリッジを周囲温度にさらすことができる。
一実施形態において、カートリッジ100は図3及び4に示される自動CEシステム200に受け入れられる。以下でさらに説明されるように、カートリッジに供給されるべきDC電力を電源66(図4)がCEシステム200に供給する。
カートリッジのさらなる詳細については同時係属の米国特許出願第10/059993号の明細書を参照することができる。この明細書はその全体が本明細書に参照として含まれる。
生体物質分離システムにおいて、特定試料ベース分離に適するように、様々なカートリッジを容易に交換することができる。短い細腔毛管を特別な篩分けゲルと組み合わせることにより、DNA、糖質、等のような生体分子の大量/低コスト選別のために高速、高分解能及び高性能の分離/結果を達成するための高印加電圧(例えば、10kV)において、毛管の冷却を必要としない、低動作電流(<200μA)が得られる。
無色透明被覆毛管
本発明の一態様は、上で論じたゲルカートリッジ100に用いることができるであろう、硬質で光透過性すなわち無色透明な外装被覆をもつ毛管または毛管カラムに向けられる。図8を参照すれば、一実施形態において、無色透明被覆毛管カラム22は、石英ガラス毛管802上に無色透明硬質フルオロポリマー被覆またはクラッド800を有する。無色透明被覆毛管の市販実施形態は米国アリゾナ州フェニックス(Phoenix)のInnovaQuartz Inc.から入手できる、TEQS(商標)クラッドシリカ毛管,パーツ番号:HOSBX075/363(内径75μm,全外径363μm)である(他の寸法の被覆毛管も入手できる)。
硬質フルオロポリマー被覆の組成それ自体は本発明の発明者等にとって新規なものではない。適するフルオロポリマー材料の例は、(Technology Enhanced Clad Silicaを表す)「TECS」という名称で、3M社(Minnesota Mining and Manufacturing Company)によって開発されており、「被覆またはクラッド付光ファイバに対する光ファイバ市場(optical fiber trade for coating or cladding optic fibers)」に十分に記述されている。米国特許第4654235号、第5002359号、第5690863号、第5461692号、第7317857号、及び米国特許出願公開第2005/0254765号のそれぞれの明細書も参照できる。硬質フルオロポリマー被覆は中間緩衝層を用いず直接に石英ガラス毛管体に施すことができる。同じ硬質フルオロポリマー膜で裸の毛管に被覆またはクラッドを施すプロセスは、同じフルオロポリマーで光ファイバに被覆またはクラッドを施すプロセスと同様である。
一実施形態において、石英ガラスの無色透明クラッドの組成は、100%の、一官能価モノマーまたは多官能価モノマーの反応性組成から作成される。これらの組成の成分は(1つまたは複数の)フッ素含有一官能性アクリレートモノマーまたはメタクリレートモノマーの低分子量ポリマーとすることができ、そのようなポリマーは可溶性であり、1つまたは複数のフルオロカーボンアクリレートまたはフルオロカーボンメタクリレートモノマーに溶解されるが、そのような塩基性ポリマーである必要はない。クラッドの組成は、二官能価または多官能価のアクリレートまたはメタクリレートのような、架橋モノマーを用いるかまたは用いずに作成することができる。クラッドには、熱開始剤または光開始剤あるいはその他の重合開始系及び、アクリル酸またはメタクリル酸、シラノールアクリレートまたはシラノールメタクリレート、アルコキシシランアクリレートまたはアルコキシシランメタクリレート、あるいはアルコキシビニルシラン、アリールアクリレートまたはアリールメタクリレートのような、1つまたは複数の定着剤を用いることもできる。
無色透明被覆毛管の外径は200〜500μm、内径は5〜200μmとすることができる。無色透明被覆の厚さは5〜50μmとすることができる。
硬質フルオロポリマー被覆は石英ガラスに結合して、より高い強度及び優れた静的疲労性能を与え、この結果、曲げ可撓性が大きく改善される。毛管の薄い硬質フルオロポリマー被覆は、より高い初期引張強度、より長い寿命(応力腐食または静的疲労への対抗力)及び、図8に示されるような、蛍光ベース検出のための励起可視光の直接被覆透過及び放出光の直接被覆透過を可能にする優れた能力を提供する。硬質ポリマー被覆は固有蛍光が小さく、これにより、従来技術のポリイミド外装が除去された裸ガラスタイプ毛管に比較して、低い背景散乱が得られ、DNAフラグメントゲル毛管電気泳動タイプ応用について少なくとも同じ信号対雑音性能を示す。無色透明被覆毛管を用いることにより、窓焼取りが必要ではなく、これにより、コスト節減(手作業が減る)が得られ、電気泳動タイプ計測器の高信頼性ゲルカートリッジアセンブリのための検出区域内の優れた毛管強度が得られる。毛管の検出区域(窓)は硬質フルオロポリマー外装被覆で完全に覆われているから、脆弱なガラス毛管のクラックまたは破損を生じずに、励起光を送り込むためまたは毛管の中心腔にある分離された試料からの放出光を集めるために密な光ファイバ結合(すなわち、光結合効率がより高くなる毛管外表面の接触)も可能になる。別の利点は、薄いポリマー被覆の上から直接に毛管をダイアモンド折開またはレーザ折開/切断によって毛管を切断できることであり、この結果、遠端(切断面)において外装の持逃げが全くないクリーンカットガラス面が得られる。これにより、製造歩留がさらに向上し、この結果、総アセンブリコストがさらに低減される。無色透明ポリマー被覆をもつガラス毛管の切断/折開プロセスの簡易化により、新しい計測器の光検出システム設計が簡単になり、これにより、製造コストの低減が得られ、同時に信頼性及び再現性が向上する。
無色透明フルオロポリマー外装被覆は毛管の全長を覆うことができ、あるいは検出区域を定めるために毛管の長さ方向のある区画だけを覆うことができる。毛管の少なくとも検出区域は、光誘起蛍光検出のための励起光及び放出光が無色透明被覆を透過するための無色透明窓を定めるため、無色透明被覆で覆われるべきである。毛管の全長を硬質透明無色被覆で外装することにより、特定のCE実験に適切なようにどこにでも検出区域を定め得ることに注意されたい。従来技術のポリイミド被覆毛管と比較すると、毛管の特定の区画においてポリイミド被覆を除去することによって検出区域を定める必要がない。さらに、硬質無色透明外装被覆により、破損またはその他の損傷から毛管を保護するための外装スリーブまたはその他の支持体が必要ではない。硬質無色透明被覆は検出区域において毛管に十分な構造的支持を与え、よって検出区域における外部支持は必要ではないであろう。したがって、光検出コンポーネント(例えば、励起及び/または検出のための光ファイバ)及び光信号を妨害し得る外部構造はないであろう。
多毛管カートリッジベースCEシステム
本発明の譲受人の、(eGene Inc.が完全に所有する)BioCal Technology Inc.はCEベース自動計測器(例えば、モデルHDA-GT12分析器システム)を開発した。自動計測器の図示される実施形態は、高感度/高確度生体分析検出システムを形成するため、低コスト/高感度光検出技術、一体化試薬カートリッジ及び微量流体電気泳動原理を実時間蛍光分析のために導入している、BioCalのCE計測器に基づく。このシステムは、スループットが高く、使用が容易であり、携帯型であり、安価で、非常に頑丈であって、現場作業/応用のためであるように、設計されている。BioCalによって開発されたカートリッジは本計測器で支持されるように設計され、全ての基本カートリッジ要素は計測器の支持要素に位置合わせされ、結合される。カートリッジは、カートリッジの毛管分離チャネルに対して移動させることができる、試料トレイに対して保持される。
図4はCEシステム200(例えば、糖質分析器またはDNA分析器)の内部コンポーネントの全体斜視図である。図3はシステムの外観図である。CEシステム200には、本発明の一実施形態にしたがう、インターフェース機構300が組み込まれている。インターフェース機構300は、本発明の一実施形態にしたがう、多チャネルカートリッジ100を支持し、よって、多チャネル分離カラムの容易な取扱いを提供し、CEシステム200の検出光学系への検出区域の容易な光結合を可能にする。
全自動CEシステム200は、試料トレイ支持フレーム81を有するモジュール型X-Z機構80を支持する、基体74を有する。X-Z機構80はバッファプレート70を支持し、インターフェース機構300によって支持される多毛管カートリッジ100に対して移動させ、また必要に応じて備えられる試料作成デバイス250に保持することができる試料ホルダ(例えば、96ウエルマイクロ滴定プレート72)を支持する。詳しくは、機構80はカートリッジ100に対してX方向に沿って支持フレーム81を移動させるためのX機構82及び、支持フレーム81及びカートリッジ100に対してZ方向に試料トレイ及びバッファトレイを移動させるためのZ機構83を有する。試料作成デバイス250は、備えられていれば、熱電コントローラ68(図5を見よ)で制御することができる。
図6及び7も参照すれば、12個の励起LED921が(10〜100Hzのサンプリング周波数で)時間多重化されて、12本の分離マイクロチャネル(毛管140)への多重信号をつくり、次いで、比例する12の時間スタガ放出蛍光信号(図7)が12の微少球レンズ923で集光されて、12本の発光検出光ファイバ(12フィバアレイ)922に結合される。結合された光は、フィルタブロック924によって単一の光電子増倍管(PMT検出器)24に渡される。ゲルカートリッジ100はCE分離のための12本の石英ガラス毛管140を支持する(図6及び7)。
CEシステム200のインターフェース機構300のその他の構造及び動作については、同時係属の米国特許出願第10/823382号の明細書を参照することができる。この明細書はその全体が本明細書に参照として含まれる。カートリッジインターフェースにより、使い捨てゲル入り毛管カートリッジ100への迅速で信頼できるインターフェース接続が達成される。そのようなインターフェース接続には、(図7には示されていない)圧気接続、高電圧接続(陽極132及び陰極134)及び精密光接続が含まれる。インターフェースは、例えば96ウエル滴定プレートに見られる、外部試料またはバッファの溜に対する毛管先端の位置決めを含む、CEシステム200の支持要素に対するカートリッジのコンポーネントの位置を正確に定めるための、カートリッジの精確で再現性のある機械的位置決めも提供する。さらに、インターフェースがそれぞれの分離チャネルに、個別の、電気接続、光接続及び圧気接続を提供すれば、電気クロストーク及び光クロストークに対するチャネル間絶縁及び計測器の他の要素の高電圧からの絶縁が得られるであろう。
検出システム
それぞれの全体が本明細書に参照として含まれる、米国特許第6828567号及び第6870165号の明細書が、CEシステム200に適合させることができる時間スタガ/多重検出方式をさらに詳しく開示している。
一実施形態において、光誘起可視蛍光検出のための励起光の波長は400〜700nmの範囲にあり、励起光で誘起される放出光の波長の一般に同様の範囲にある(例えば、励起波長範囲は(500nmが中心の)400〜600nmであり、発光検出範囲は(600nmが中心の)500〜700nmであろう)。励起光源921(図7)は超高輝度LED(すなわち、米国Agilent社の、青色、緑色等のInGaN LED)、またはその他の、本発明の検出方式に用いるための安価/小型/低パワー光源とすることができるであろう。InGaN材料技術に基づくそのような超高輝度LED(Agilent社のHLMP-CB15及びHLMP-CM15)は2.5〜3mWの平均光出力パワーを有する。これらの青色−緑色InGaN LEDのスペクトル特性はそれぞれのピーク波長が470nm及び530nmにあり、30〜50nmのそれぞれの半値幅(nm)は励起スペクトルが450〜550nmの範囲の染料(例えば、フルオレセイン、ローダミン、臭化エチジウム、チアゾールオレンジ)の励起に用いられ得る優れた候補である。パルス駆動し得るいかなる固体光源も、いかなる染料またはフルオロフォアとともに本タイプの時間多重検出のために用いることができるであろう。これらのLEDの応答時間は非常に速い(1Hz〜100MHzの周波数範囲において数100ns)から、高い光ピークを得るために、より大きな順電流でパルス駆動することができるであろう(例えば、15〜30mA、ただしパルスモード動作では順電流を100mAまで上げることができるであろう)。LEDのパルス動作は一般にトランジスタ駆動回路で達成することができる。DC動作よりかなり高いピークLED光出力を,低デューティサイクルにおいて大駆動パルス電流で実現することができる。別の例は緑色524nmLEDからなるLEDアレイモジュールであり、これも低コストCE計測器の蛍光検出のための励起光源として適合させることができる。例えば、400〜900nmの範囲、さらに詳しくは40〜600nmの範囲のレーザダイオードも用いることができる。
フィルタブロック927(図7)は、500〜700nm(または、さらに詳しくは570〜630nm)長波長通過光フィルタ(OG-590)とすることができる。
自動システム200の制御
CEシステム200は、システムの様々なコンポーネントを動作させるための組込コントローラを備える。I/Oポート400を備えるインターフェース機構300、検出システム、電源、X-Y制御システム等を含む、CEシステム200の動作は、本明細書に説明される機能を統御するため、外部ユーザ制御インターフェース(例えばPC918)とインターフェースするコントローラ32によって制御される。
図5も参照すれば、本発明の一実施形態にしたがうCEシステム200のためのコントローラ32のブロック図が示される。コントローラ32は、検出器24(例えば、PMT)から受け取られる検出信号を、CPU910からの命令によってCEシステム200のそれぞれの要素に及びそれぞれの要素から信号を転送及び受信するためのLEDスキャンPCBAインターフェース914から入ってくる、対応するデジタル信号に変換するため、CPU910をもつA/Dボード(LEDプロセッサPCBA)912の要素としてのプロセッサを有する。A/D(LEDプロセッサPCBA)インターフェース912は、少なくとも、高電圧電源76,(図2のインターフェース機構300では隠れて見えない)圧気系78,モーター制御(X-Z試料バッファトレイ)80、及び(図2のインターフェース機構300には詳細が示されていない)インターロック(カートリッジ及び搬送ドア)61及び62を(インターフェース機構300を用いて)制御及び接続するため、インターフェース機構300の様々なアクチュエータ及びI/Oポート400に接続される。A/DすなわちLEDプロセッサPCBA912は、CEシステム200の試料注入及び電気泳動機能のための高電圧電源76,励起光源(例えば、LED)921を変調するための回路(LEDスキャンボード)914及びCEシステム200の検出器モジュール24も制御する。励起光源の変調の詳細については同時係属の米国特許出願第10/060052号の明細書を参照することができる。この明細書はその全体が本明細書に参照として含まれる。
A/D(LEDプロセッサPCBA)912はさらに外部パーソナルコンピュータ918に接続することができ、パーソナルコンピュータ918は続いて、例えば、自動多チャネルCEシステム200の様々な機構及び機能を制御するためのBioCalのBioCalculatorソフトウエアを用いて、CEシステム200のためにデータ処理機能または追加の制御機能を実施する。
コントローラ32のコンポーネントは、PC918を除いて、CEシステム200に搭載される、電子回路ボード64(図4)及び冷却ファン63としてパッケージ化して、シリアルポート(図示せず)を介してPC918に電気的に接続することができ、あるいはCEシステム200の外部の独立コントローラモジュールの要素とすることができる。CPU910及び/またはPC918はCEシステム200のための様々な制御機能及び特徴を達成するようにプログラムされる。一実施形態において、PC918はCEシステム200に対するユーザ制御インターフェース(例えば、インターフェース機構300の接続シーケンスのユーザによる開始)を提供するように構成することができる。本明細書に開示される機能及び特徴が与えられれば、プログラムコードの実装は当業者の範囲内にあるであろう。別の実施形態において、コントローラ32またはそのコンポーネントはPC918の要素として組み込むことができる。
CEシステムの動作
毛管カートリッジ100及びデータキー500が計測器に嵌め込まれてしまうと、カートリッジID及び前もってプログラムされたカートリッジ100で利用できるラン数がI/Oポート400を介してCEシステム200に読み込まれる。CEシステム200は、CEシーケンスを開始する前に、アルゴリズムを用いてプロセスサイクルを完了するに十分なランが毛管カートリッジに残っているか否かを判定することができる。残っていなければ、CEシステム200はエラーメッセージを表示することができ、シーケンスは停止される。毛管カートリッジ100に利用できるランが十分にあると判定されれば、CEシーケンスが開始され、ラン数がCEシステムによって記録されるであろう。分析終了時に、残りのラン数が計算され、格納のためにデータキー500に送られる。
計測器のコントローラ32は、カートリッジ100を「認証」し、特定のカートリッジ100が行われるべき特定の試料分析に対して適正な特性(例えば、ゲルの化学的性質、チャネル/毛管数)を有しているか否かを判定するための完全性チェックを行うように構成することができる。計測器は、ユーザが特定のカートリッジの使用を許可されているユーザ階級に入っていることを確認することもできる。さらに、計測器はカートリッジ100の使用に関する情報(例えば、使用履歴、シーケンス/方法工程/パラメータ設定、患者ID、検査パラメータ及び、おそらくは、検査結果)を送信/記録することができる。そのような情報により、前回のカートリッジ使用から格納された情報が更新される。さらに、データキー500に関して上で論じたデータ及び情報に関する読出及び書込を制御することができる。計測器は、ユーザが特定のカートリッジに適用したい検査プロトコルが適正であることを認証し、先に述べたような、何らかの限定、制限または制約があるか否かを判定するための、その他のチェックを行うことができる。
CE分析の作業において、それぞれの毛管140に試料(または検体)を導入するために、試料ハンドリングトレイ搬送機構80が、96(8×12)ウエルプレート72及びバッファトレイ70とともに、用いられる。X-Z搬送機構80が微量滴定プレート72の試料保持ウエル73の列を毛管140の先端の列の下に割り送りし、先端をウエル内に浸す。電圧の印加によって、動電学的注入が既知の量の検体を分離カラム140の始端に移動させる。注入後、試料トレイ72からの検体はトレイ72からのランニングバッファで置き換えることができる。あるいは、注入後に、検体を収めている12のウエルを置き換えるために、搬送機構80が割送りを行って滴定プレート72の12ウエル列をカートリッジ100の毛管140の下の位置に移動させることができる。
毛管140の総長にかけて高電圧を印加することによって、検体の分離が達成される。フラグメントが毛管140の終端に達して検出区域に入ると、(例えば、12のLEDから光ファイバで送られる)励起光エネルギーが移動しているフラグメントを照射する。検出方式は、米国特許第6828567号及び第6870165号の明細書に開示されているような、時間スタガ態様とすることができる。これらの明細書は本明細書に参照として含まれる。
異なる試料による次回のランを準備するため、前回のランの古いゲルは、貯槽を加圧して新鮮なゲルで毛管を再充填することで、毛管からパージされる。トレイ70はクリーニング溶液、集められた廃液及び試料を運ぶ。パージされたゲルはトレイの1つの廃液収集ウエル列に毛管の先端の位置を定めることによってトレイ70の1つに集められる。毛管の先端は、適切なトレイウエルに毛管の先端の位置を定めて水またはクリーニング溶液に浸すことによって、水またはクリーニング溶液で洗浄することができる。毛管が再充填され、次回のランの準備ができると、トレイ72の位置を再び定めることによって毛管の先端が試料に浸される。上述したプロセスシーケンスはコントローラ32の自動機能の1つとしてプログラムすることができる。インターフェース機構300は、上述したように、高電圧、ガス圧、LED光源及び検出光学系のような、CEシステム200の支援要素のカートリッジとのインターフェースを提供する。
分析完了後、カートリッジ100は取り出すことができ、後刻または後日の別の分析に必要とされるときに再使用できる。異なるラン条件で分析を行いたければ、異なる属性及び特性を有する異なるカートリッジを代わりに用いることができる。本発明のデータキー機構は様々な互換カートリッジの使用の記録を自動で取り、ユーザがそのような記録を手動で取る必要をなくすであろう。
本発明を特に、好ましい実施形態に関して示し、説明したが、本発明の精神、範囲及び教示を逸脱せずに、形態及び詳細に様々な変更がなされ得ることが当業者には当然であろう。
例えば、インターフェース機構は別の構造形態の毛管カートリッジを受け入れるように構成することができる。限定ではなく、例として、毛管電気泳動法及び光誘起蛍光検出に関して本発明の検出方式を説明した。燐光、ルミネセンス及び化学ルミネセンスのような別のタイプの発光を含む、蛍光発光以外の発光の検出にも、またUV及び可視吸収ベース検出にも、本発明を適用できることは当然である。さらに、説明した実施形態において分離チャネルは円筒カラムまたはチューブで定められるが、本発明の概念は(正方形、長方形、または実質的に半円の断面のような)様々な断面をもつカラムまたはチューブに等しく適用できることは当然である。
したがって、開示される本発明は単なる説明と見なされるべきであり、添付される特許請求の範囲で特定される範囲にしか限定されない。
12,14 電極
16 励起ファイバ
18 励起光源
22 毛管カラム
24 検出器
26 試料バイアル
28 ゲル貯槽
30 検出区域
32 コントローラ
34 ランニングバッファ/ゲル
36 分離チャネル
100 多チャネル毛管カートリッジ
200 毛管電気泳動(CE)システム
800 透明硬質フルオロポリマー被覆
802 石英ガラス毛管

Claims (13)

  1. 毛管において、
    細長い透明チューブ体、及び
    前記チューブ体上の硬質光透過性被覆、
    を有し、
    光の前記硬質被覆透過を可能にすることを特徴とする毛管。
  2. 前記硬質光透過性被覆が硬質被覆ポリマーを含むことを特徴とする請求項1に記載の毛管。
  3. 前記硬質被覆ポリマーがフルオロポリマー材料を含むことを特徴とする請求項2に記載の毛管。
  4. 生体分析用カートリッジにおいて、
    本体、
    少なくとも1本の、前記本体に支持された、請求項1から3のいずれか1項に記載の毛管、
    前記毛管と流体が通じる貯槽、及び
    前記貯槽に容れられた、電気泳動分析のために調合された分離マトリックス、
    を有することを特徴とするカートリッジ。
  5. 複数本の毛管が前記カートリッジの前記本体に支持されており、前記毛管のそれぞれが光透過性被覆で覆われ、前記貯槽が前記複数本の毛管に共通であることを特徴とする請求項4に記載のカートリッジ。
  6. 生体分析システムにおいて、
    基体、
    請求項4または5に記載のカートリッジ、
    前記基体上に支持された、前記カートリッジとインターフェースする、カートリッジインターフェース、及び
    前記カートリッジインターフェースの動作を制御するための、前記カートリッジインターフェースに動作可能な態様で接続されたコントローラ、
    を備えることを特徴とする生体分析システム。
  7. 前記毛管のそれぞれの検出区域に光結合された検出システムをさらに備え、前記検出システムが、少なくとも、前記検出区域に導かれる励起光、または前記検出区域からの放出光の検出を備えることを特徴とする請求項6に記載の生体検出システム。
  8. 前記検出システムが光誘起蛍光検出を備えることを特徴とする請求項7に記載の生体分析システム。
  9. 前記励起光及び前記放出光の波長が一般に400〜700nmの範囲にあることを特徴とする請求項7または8に記載の生体分析システム。
  10. 生体分析のための方法において、
    請求項4または5に記載のカートリッジを提供する工程、
    前記毛管のそれぞれの一端に試料を導入する工程、
    前記試料を成分に分離するために、前記毛管のそれぞれに沿う電気泳動分離を施す工程、及び
    前記分離された成分を分析する工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  11. 前記分離された成分が、前記毛管のそれぞれの検出区域に光結合された検出システムを用いて分析され、前記検出システムが、少なくとも、前記検出区域に導かれる励起光、または前記検出区域からの放出光の検出を備えることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記検出システムが光誘起蛍光検出を備えることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記励起光及び前記放出光の波長が一般に400〜700nmの範囲にあることを特徴とする請求項11または12に記載の方法。
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