JP2010522003A - パノラマx線装置 - Google Patents

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Abstract

支持要素2と、垂直方向に移動可能であるように構成されている患者支持体9と、撮像ステーション4aとを少なくとも備えるパノラマX線装置。パノラマX線装置は、少なくとも撮像ステーション4aを支持するように構成されている支持構造体4と、少なくとも撮像ステーション4aを様々な高さ位置へ移動させる垂直方向の直線運動を生み出すアクチュエータ15とを有する。パノラマX線装置は、撮像ステーション4aの垂直移動の速度/走行距離に影響を与えると共に、少なくともアクチュエータ15、及び上記支持構造体4又は上記支持要素のいずれかに接続されている伝達機構28を備え、それによって、撮像ステーション4aの垂直移動の速度/走行距離が、アクチュエータ15が伝達機構28に加える運動の速度/走行距離よりも実質的に大きくなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像ステーションを様々な高さ位置へ運ぶ手段を少なくとも備える、請求項1の前提部分に規定されているパノラマX線装置に関する。
歯科用パノラマX線撮像は、歯列弓の撮像に適用可能な特定のX線撮像方法を意味するものとして一般的に理解されており、この場合歯列弓は、走査動作の間中、ビームを歯列弓と実質的に直角に交わるように配向させたままにすると同時に、放射線源及び画像情報の受信器を撮像対象である被験者に対して回転させることによって、狭い垂直X線ビームによって走査される。例えば、患者の歯、顎骨及び顎関節並びに口腔及び上顎洞を撮像するのにこの原理に基づいたパノラマX線装置が使用される。撮像する場合、装置の患者支持手段及び撮像アーム構造を、患者の高さに対して適切な高さまで駆動する。以下、「撮像ステーション」という用語を使用して、少なくとも撮像アーム構造、X線源及び画像情報受信手段等の撮像手段、並びに撮像アーム構造を支持し移動させる要素から成る全体のアセンブリを指す。この高さ調節は一般的に、できる限り安全、迅速且つ円滑に行われる。患者の位置決めに長時間かからず、且つ位置決め範囲をどのようなサイズの患者にも十分にすることが目的である。
従来技術の解決策では、単にカウンタウェイト原理に基づいて上記高さ調節を行うパノラマX線装置が既知である。この場合、例えば装置の支持ピラーの上端には、垂直方向に移動可能な患者支持体及び撮像アームアセンブリを支持するケーブル又はチェーンのセットが巻き付けられている小さいプーリを回転させるように取り付けられているアクチュエータが取り付けられている。支持ケーブルの第1の端は、垂直方向に移動可能な部分に取り付けられており、第2の端は、その質量が垂直方向に移動可能な部分の質量に対して適切であるように選択されているカウンタウェイトに取り付けられている。そのような機構を駆動するためには低出力アクチュエータで十分である。この理由は、このアクチュエータを実際には慣性力に反作用させるだけでよいためである。しかし、カウンタウェイトが実装されているこのタイプの装置に関連する問題は、カウンタウェイト自身が比較的重いことであり、これが問題なのは、カウンタウェイトが装置の総質量を増加させ費用を嵩ませるためである。さらなる問題は、カウンタウェイトが、例えば自身の高さに起因して、装置の垂直方向の調整を制限することである。したがってこの場合、例えば支持ピラーがより高くなければならず、これはまた総質量を増加させ、支持ピラーの長さに起因して、装置のより大きな搬送用パッケージが必要となり、これは、異なる構成を使用して実施される装置(device)の搬送用パッケージよりも高価であり扱い難い。
患者支持体及び撮像アームアセンブリの高さを調節するための解決策も既知であり、この場合、アクチュエータによって回転され、パノラマ装置内に配置されている長い垂直ねじ付き棒を使用して垂直運動を行う。この際、例えば垂直方向に移動可能な患者支持体及び撮像アームアセンブリを、1つ又は複数の回転不能なナット状要素を用いてパノラマ装置の支持ピラー内に配置される垂直方向に移動不能なねじ付き棒に接続し、それによって、ねじ付き棒がその長手軸を中心にアクチュエータによって回転されると、患者支持体及び撮像アームアセンブリが垂直方向に移動する。ねじ付き棒が移動可能部分に含まれ、ナット状要素が移動不能部分に含まれるのが適当であり得る。これらの従来技術の解決策に関連する問題は、支持ピラーの長さを好適な長さまで短縮したとしても、患者支持体及び撮像アームアセンブリの十分な移動速度を経済的に達成することが困難であることである。十分な速度を達成するために、強力且つ実質的に頑強であり、したがって高価なアクチュエータを使用してねじ付き棒を回転させることが必要となる。このような、高価な制御システムを有するアクチュエータは嵩張り、構成が複雑であると共に重い。
本発明の目的は、上記問題に関する新たなタイプの解決策を提供すること、及び撮像ステーションを様々な高さ位置まで十分迅速に移動させることを依然として可能にしつつも、撮像ステーションの垂直位置を変更する手段が比較的軽量である廉価且つ単純なパノラマX線装置を達成することである。さらなる目的は、垂直運動を生み出すアクチュエータの本質的に小さい移動によって、少なくとも撮像ステーションを、高さが異なる患者の撮像に十分である本質的に長い走行距離にわたって移動させる構成体を形成することである。したがって、目的のうちの1つは、例えば、実際には様々なサイズである患者に十分な撮像ステーションの走行距離、すなわち約1メートルの垂直移動を達成することである。本発明のパノラマX線装置は、請求項1の特徴部に開示されていることを特徴とする。本発明の特定の他の実施の形態は、他の請求項に開示されていることを特徴とする。
本発明の解決策は、撮像ステーションの十分な垂直運動速度及び十分な垂直方向走行距離を依然として達成しつつも、パノラマX線装置の総質量を比較的小さく保つことができるという利点を提供する。さらなる利点は、上述の撮像ステーションの十分な速度及び走行距離を、自身は高速である必要がないアクチュエータを使用して達成し、アクチュエータによって直接生み出される走行距離が、アクチュエータが撮像ステーションを移動させる走行距離ほど長くなくてもよいということである。アクチュータは、必要な出力を生成することができれば十分である。基本的には、迅速な移動を直接生み出すアクチュエータよりも大幅に廉価なこのタイプのアクチュエータは、市場で見つかる。別の利点は、本発明による構成において、垂直方向に移動可能なキャリッジの上縁は、その支持及びガイド構造に応じて、装置の支持ピラーの上端よりもはるかに上の距離まで上昇することができ、例えば輸出パッケージを鑑みて支持ピラーを好適な長さに構成することを可能にし、さらに、垂直運動を生み出す出力手段が、例えば上述の従来技術によるねじ付き棒による解決策ほど強力である必要がないということである。
以下では、実施例及び添付の図面を参照することによって本発明をより詳細に説明する。
本発明の解決策を適用することができる典型的なパノラマX線装置の上方斜視図である。 本発明の解決策が適用される別のパノラマX線装置の簡略化した正面図である。 本発明の機器による解決策の簡略化した部分切断側面図である。 本発明の機器による解決策の簡略化した部分切断正面図である。
図1は、本発明の解決策を適用することができる1つの典型的なパノラマX線装置1を示す。装置の主な部品は、定位置で実質的に不動なままであるように構成されている支持要素2と、撮像ステーション4aを支持すると共に、垂直方向に移動可能であるように構成されている支持構造体4であり、支持構造体4の移動は支持要素2がガイドする。図1による解決策では、支持要素2は、支持機構3によって床に取り付けられている柱型支持ピラーである。しかし、支持要素2は例えば壁に取り付けてもよい。
垂直方向に移動する支持構造体4は、支持要素2に載り、且つ患者支持体9と、撮像アームアセンブリを少なくとも支持するように構成されている片持ち梁型の要素6とを支えるように取り付けられるフレーム部分5を少なくとも備え、撮像アームアセンブリは、いわゆるCアーム7と、Cアームを支持すると共に移動させる機構8と、X線放射源10と、画像情報受信手段11とを少なくとも備える。加えて、装置は、支持構造体4の垂直運動及び撮像アームアセンブリの移動を制御するのに使用されるユーザインタフェース12を備える。
図2は、本発明の解決策が適用されるパノラマX線装置1の簡略化した正面図である。装置の主な部品及びそれらの機能に関しては、図2に示される解決策は図1に提示されるパノラマX線装置と対応する。図2には、支持構造体4のフレーム部分5内に取り付けられており、支持構造体4のフレーム部分5の直線の垂直運動と同時に撮像ステーション4aの垂直運動を生み出す本発明によるアクチュエータ15が、分かり易くするために破線で示されている。直線運動を生み出すアクチュエータ15の構成及び支持要素2の構成は、図3及び図4と関連してより詳細に説明する。支持ピラーとして働く支持要素2の前壁には、実質的に垂直方向に細長い第1のスロット13が刻み込まれており、該第1のスロット13を通して、支持構造体4のフレーム部分5が、支持要素2内に設けられている本質的に垂直方向の摺動ガイドレール上で摺動可能に支持される。支持ピラーとして働く支持要素2の前壁にはさらに、実質的に垂直方向に細長い第2のスロット14が刻み込まれており、該第2のスロット14を通して、支持構造体4のフレーム部分5内のアクチュエータ15の下側プーリが、支持要素2内に部分的に配置されるように構成されている。スロット13及び14の高さは、支持構造体4のフレーム部分5の垂直運動の範囲の長さと少なくとも実質的に等しい。
図3及び図4は、撮像ステーション4aを支持する支持構造体4のフレーム部分5がほぼその最も高い位置にある場合の、本発明のパノラマX線装置1の上側部分の簡略化した部分切断側面図及び部分切断正面図である。支持構造体4のフレーム部分5は例えば、1つの側壁に解放可能なドア(図示せず)を有する、大抵は密閉型である箱構造体である。図3の、読み手(viewer)に面している箱構造体及び支持要素2の壁、並びに図4の、読み手に面している箱構造体の壁は、よりよく見えるように省いてある。
上述したように、支持構造体4のフレーム部分5は、1つ又は複数の摺動ガイド17によって、支持要素2内の実質的に垂直方向に摺動するガイドレール16に摺動可能に支持されている。フレーム部分5の箱構造体内には、直線運動を生み出す前述のアクチュエータ15が、フレーム部分5の箱構造体と共に垂直方向に移動するように構成されるような方法で取り付けられている。アクチュエータ15は、電気モータ又は均等物等の動的電力ユニット18と、電力ユニット18に対して垂直方向に直線移動する移動要素19とを少なくとも備え、該移動要素19の自由下端は、電力ユニット18から離れる方向及び電力ユニット18に向かう方向の両方に移動するように構成されており、移動要素は電力ユニットによって駆動される。直線運動を生み出すアクチュエータ15は好ましくは、例えばスピンドルモータである。
加えて、フレーム部分5の箱構造体内に主に配置されているのは、フレーム部分5の箱構造体に取り付けられている少なくとも上側の第1の方向転換プーリ20と、リニアアクチュエータ15の移動要素19の下端に取り付けられている下側の第2の方向転換プーリ21と、該方向転換プーリ20、21の周りに巻き付くように取り付けられていると共に可撓性の懸架要素23として機能する懸架ケーブルとを備える伝達機構28であり、上記懸架要素23の第1の端は、移動要素19と共に移動可能であるように、リニアアクチュエータ15の移動要素19の下端に配置されている固定要素26の固定点24に固定されており、該懸架ケーブル23の第2の端は、支持要素2の上端にある固定点25に不動であるように固定されている。このように構成されているため、方向転換プーリ21及び22並びに懸架要素23は、滑車装置型の構造を形成するように取り付けられており、その作用は、アクチュエータ15の移動要素19の下端が垂直運動している場合、フレーム部分5の箱構造体の垂直運動の速度及び同時にその走行距離が、上記下端の速度及び走行距離よりも実質的に大きくなるように作用する。これによって、撮像ステーション4aが垂直運動している間の、支持構造体4の垂直運動の速度は、アクチュエータ15が伝達機構28に加える垂直運動の速度よりも実質的に速いということにもなる。したがって、支持構造体4が垂直運動している間の走行距離は、移動要素19の下端が同時に移動する走行距離よりも実質的に大きい。
固定要素27によってフレーム部分5の箱構造体に固定されている第1の方向転換プーリ20には、その中心軸を中心に回転可能であるように軸受が備え付けられており、同様に、固定要素26によって移動要素19の下端に固定されている第2の方向転換プーリ21には、その中心軸22を中心に回転可能であるように軸受が備え付けられている。懸架要素23は、その第1の端の固定点24から第1の方向転換プーリ20へ上方に延びて、第1の方向転換プーリ20の上を周って通ってから第2の方向転換プーリ21へ下り、第2の方向転換プーリ21の下を周って通って、最終的に支持要素2にあるその第2の端の固定点25へ上るように構成されている。
第1の方向転換プーリ20と第2の方向転換プーリ21との間の距離は、アクチュエータ15によって、撮像ステーション4aが垂直運動している間、移動要素19の下端に取り付けられている第2の方向転換プーリ21が移動要素19の自由下端と共に垂直方向に移動するように可変であるように構成されている。第2の方向転換プーリ21が垂直方向に移動する場合、フレーム部分5の箱構造体の後壁、すなわち支持要素2に面する壁には、本質的に支持要素2のスロット14と同じ垂直面に配置される実質的に垂直方向の細長いスロット状開口が設けられており、この開口の幅は第2の方向転換プーリ21の厚さよりも大きいことが好適である。分かり易くするために、この開口は図示していない。第2の方向転換プーリ21は、方向転換プーリ21の一部がフレーム部分5の箱構造体内にあり、その一方で方向転換プーリ21の一部が支持要素2内にあるように位置決めされると共にそのような寸法にされる。したがって第2の方向転換プーリ21は、フレーム部分5の箱構造体内部から、上述の後壁の開口及びスロット14を通って支持要素2内へ延びる。
上述の構成の場合、速度及び走行距離の伝達比は1:3である。したがって例えば、移動要素19の下端が垂直方向に下へ10cm移動する場合、支持構造体4のフレーム部分5及び同時に撮像ステーション4aは、全ての関連する機構、及び支持構造体4と一緒に移動するように構成されている患者支持体9と共に、垂直方向に下へ30cm移動する。撮像ステーション4aに必要とされる約1メートルの上述の移動距離は、本発明の次の構成によって達成される。すなわち、本発明においては、アクチュエータ15の垂直方向に移動可能な移動要素19が、自身が約25cm〜35cm垂直運動し、少なくとも撮像ステーション4aを、また患者支持体9が支持構造体4と共に移動可能であるように取り付けられている場合には患者支持体も約75cm〜105cm垂直方向に移動させ、すなわち、実際的にいかなるサイズの患者も撮像するのに十分移動させるように構成される。伝達比は、懸架ケーブルを方向転換プーリ20及び21に巻き付ける回数を増やすことによって容易に変更することができる。例えば、さらに1回多く巻き付けることによって、1:5の伝達比が得られるというように変更することができる。
本発明は上述の例示的な実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲内で変更可能であることが当業者には明らかである。したがって例えば、直線運動を生み出すアクチュエータは、スピンドルモータ以外の異なる作動装置であってもよい。これは、例えば空気圧アクチュエータ若しくは油圧アクチュエータ、又は例えば目的に適したいくつかの他の機械式アクチュエータ若しくは非機械式アクチュエータであり得る。アクチュエータは、実際の検査作業に十分な撮像ステーションの垂直運動の速度及び垂直方向の走行距離を、アクチュエータと併せて伝達機構を使用することによって達成することを可能にするのに十分である力を生成すればよい。
伝達機構の構成及び動作が上記説明とは異なっていてもよいことも当業者には明らかである。したがって、伝達機構は、滑車装置型の構造の代わりに、或る伝達比を生成するいくつかの他の構造であってもよい。
さらに、滑車装置型の構造で用いられるような懸架ケーブルの代わりに、異なる種類のベルト又はチェーンを懸架及び伝達要素として使用することができ、この場合、方向転換プーリも、ケーブルプーリではなく、懸架要素に対応するベルト又はチェーンプーリであることが当業者には明らかである。
さらに、速度及び走行距離の変化の伝達比に関して、伝達比は上述した1:3又は1:5以外であってもよいことが当業者には明らかである。伝達比は1:nの範囲内のいかなる比であってもよく、ここでnは1よりも大きく、好適には例えば2〜7、好ましくは3であり、この場合、いかなるサイズの患者を撮像するにも十分である撮像ステーションの垂直運動の速度/走行距離を提供し、且つ適当な出力及びサイズの廉価なアクチュエータを使用することによって良好な性能を達成することを可能にする、最適な構成が達成される。

Claims (9)

  1. 支持要素(2)と、垂直方向に移動可能であるように構成されている患者支持体(9)と、撮像ステーション(4a)とを少なくとも備えるとともに、少なくとも前記撮像ステーション(4a)を支持するように構成されている支持構造体(4)と、少なくとも前記撮像ステーション(4a)を様々な高さ位置へ移動させる垂直方向の直線運動を生み出すアクチュエータ(15)とを有するパノラマX線装置において、
    前記撮像ステーション(4a)の垂直移動の速度/走行距離に影響を与えるとともに、少なくとも前記アクチュエータ(15)、及び前記支持構造体(4)又は前記支持要素(2)のいずれかに接続されている伝達機構(28)を備え、前記撮像ステーション(4a)の垂直移動の速度/走行距離が、前記アクチュエータ(15)が前記伝達機構(28)に加える運動の速度/走行距離よりも実質的に大きくなることを特徴とする、パノラマX線装置。
  2. 前記伝達機構(28)は、第1の方向転換プーリ(20)と、第2の方向転換プーリ(21)と、該方向転換プーリ(20、21)の周りに延びるように構成されている実質的に可撓性の懸架要素(23)とを少なくとも備える滑車装置型の構造であることを特徴とする、請求項1に記載のパノラマX線装置。
  3. 前記可撓性の懸架要素(23)の第1の端は、固定要素(26)によって前記アクチュエータ(15)の垂直方向に移動可能な移動要素(19)に固定されており、前記固定要素(26)から、前記懸架要素(23)は前記方向転換プーリ(20、21)をそれぞれ少なくとも一度は通り、その後、前記懸架要素(23)の第2の端は前記支持要素(2)にあるその固定点(25)まで延びることを特徴とする、請求項1又は2に記載のパノラマX線装置。
  4. 前記アクチュエータ(15)は、垂直運動している間に前記支持構造体(4)とともに移動可能であるように該支持構造体(4)に取り付けられていること、及び前記伝達機構(28)の前記第2の方向転換プーリ(21)は、前記アクチュエータ(15)の前記垂直方向に移動可能な移動要素(19)に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパノラマX線装置。
  5. 前記第1の方向転換プーリ(20)と前記第2の方向転換プーリ(21)との間の距離は、前記アクチュエータ(15)によって、前記撮像ステーション(4a)が垂直移動している間に可変であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のパノラマX線装置。
  6. 前記伝達機構は1:nの伝達比を有し、ここでnは1よりも大きく、好適には2〜7であり、好ましくは3であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のパノラマX線装置。
  7. 前記アクチュエータ(15)の前記垂直方向に移動可能な移動要素(19)は、約25cm〜35cmの走行距離範囲の垂直移動を生み出すように構成されており、該垂直移動は、伝達比が1:3である前記伝達機構(28)によって、少なくとも前記撮像ステーション(4a)の前記垂直運動に影響を与えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のパノラマX線装置。
  8. 前記懸架要素(23)は、ケーブル状、ベルト状又はバンド状の構造であって、前記方向転換プーリ(20、21)の構造は前記懸架要素(23)の構造と適合することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のパノラマX線装置。
  9. 前記アクチュエータ(15)は、実質的に直線の運動を生み出す、スピンドルモータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ、又は目的に適したいくつかの他の機械式アクチュエータ若しくは非機械式アクチュエータであることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のパノラマX線装置。
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