JP2010521985A - パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学スキャフォルド - Google Patents

パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学スキャフォルド Download PDF

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Abstract

バイオマテリアルおよび誘導組織工学用途のための三次元スキャフォルドを形成するために一つにされる複数の合成または天然ポリマー膜構造を備えるスタック型ラメラ構造体を開発した。それぞれの層がそれぞれのラメラの構築中に配置される二次元または三次元ナノおよびマイクロトポグラフィー形状に互いに類似しているかまたは異なる二次元または三次元ナノおよびマイクロトポグラフィー形状を有し、かつ、それらの配向は三次元構造の相の構築中に調節される。そのような構造体を、ヒト初代細胞を用いる人工角膜の開発に利用した。この人工角膜でラメラ構造の構成要素のパターン付表面は天然角膜に本来ある配向コラーゲン構造に似ている。三次元パターン付構造の同様の利用は、整列ECM構造が必須である組織、例えば靱帯、骨、腱、皮膚、に行われうる。

Description

本発明は、高分子ナノパターン付ビルディングブロックおよびマイクロパターン付ビルディングブロックを使用することによって三次元バイオマテリアルまたは組織工学構造体の表面トポグラフィーの精密制御を導入することによってバイオマテリアルおよび組織工学スキャフォルドの能力を改良することを目的とする。
組織の損傷や損失の修復のための移植に代わる方法として、組織工学は、細胞成長を許容し、生体内条件下で分解され、再構築されるスキャフォルドを利用する。多くの組織工学スキャフォルドは、細胞が成長するのに十分なスペースを提供し、かつ、分子および細胞を拡散させるランダムな孔を有するようにデザインされている。組織工学スキャフォルドの表面にある細胞に物理的または化学的刺激が提示されると、再構築プロセスが大いに影響されることが示されてきた。細胞の応答は、整列細胞外基質分泌物に対する細胞配向から、よりわずかな変化、例えば分化度、に至るまでさまざまである。多くの組織にとって、複雑な細胞外基質構造は組織の機能に不可欠であり、組織特性は一般的にECM分子、例えばコラーゲンおよびエラスチン、の配向および細胞の分布に依存する。
天然組織は、一般的に、それぞれ個々の層に互いに特定の空間配向で配置された一種類よりも多くの細胞を含む。この配向および分離は、これらの組織の機能性に重要である。一例として、角膜組織は、5つの別個の層および3つの異なる種類の細胞を含み、この空間構成は、人工角膜を製造するために模倣されるべきである。従って、一種類よりも多い細胞を有する複合組織用の組織工学スキャフォルドは、異種細胞間の必要な分離を提供すべきであり、同時に、利用可能な物理的および化学的刺激によって異種細胞間の相互作用をさせるべきである。
現在の組織工学スキャフォルドデザインのほとんどは、均質形態、例えば孔の分布がランダムな発泡体、であるか、または、表面だけが二次元もしくは三次元形状を有するかのいずれかであり、結局、細胞の二次元配向にしか作用しない。異種細胞は、異なる領域のトポグラフィー(タイプおよび大きさ)に対して反応し、組織工学スキャフォルドにおけるこれらの違いの正確な模倣がその能力を改良しうる。例えば、表面刺激に対する角膜上皮細胞と実質細胞との応答が全く異なり、それぞれの細胞種の最適表面トポグラフィー形状のサイズが異なることが証明されている。従って、特有の二次元もしくは三次元特性を有するラメラを備える三次元構造体は、それぞれの層に異なるトポグラフィー形状を提供し、複合マルチレイヤー多細胞組織に好適なスキャフォルドの作成を可能にする。従って、組織工学および非組織工学用にデザインされるバイオマテリアルは、開発された構造体の利益を享受する。
加えて、パターン付の層を有し、スタックされてマルチレイヤー構造体を形成している、細胞を有さないバイオマテリアルは、また、その組織化の増加のために、従って、それが模倣し、かつ/または取って代わる組織に更に一層似るために、単一層非パターン付バイオマテリアルよりも好ましい。
発明の要旨
本発明は、予め製造された天然ポリマーまたは合成ポリマー由来の個々のラメラでつくられた三次元マルチラメラ構造体であって、バイオマテリアルの性能または細胞の挙動に影響を与えるようにデザインされたマイクロ−またはナノ−スケールの表面形状を有する三次元マルチラメラ構造体を記述している。この発明は、さまざまなポリマーのために開発された、ラメラの配向に関して物理的にも化学的にもさまざまな寸法およびデザインを有し、かつ、さまざまなサイズの表面形状およびさまざまな厚さのマルチラメラ構造を有する三次元構造体、および三次元スキャフォルドのさまざまな製造方法を含む。本発明は、更に、一般的にバイオマテリアル、特に、組織、特に特定の標的組織、角膜、用のスキャフォルドの組織工学へのこれらの構造の適用にも関する。
本発明の例示的な説明を、異なる二種類の高分子物質、1)ポリエステル、ポリ(L−ラクチド−co−D,L−ラクチド)((P(L/DL)LA)とポリ(3−ヒドロキシ絡酸−co−3−ヒドロキシ吉草酸)(PHBV)、および2)コラーゲン、を用いて行う。かいつまんで言うと、マイクロスケールのトポグラフィー形状を有するコラーゲン膜とP(L/DL)LA−PHBV膜とを、フォトリソグラフィ技術およびソフトリソグラフィ技術とその次のソルベントキャスティングを使用することによって製造した。次に、特定の用途に所望される機械特性を慎重に検討して決定される特定の接触地点に熱を加えることによってこれらのソリッド膜を一つにした。開発された第二の方法は、局所的に濡らすための微量の適切な溶媒の接触地点への適用と次の乾燥プロセスである。第三の方法は、架橋剤溶液の適用を含み、二つの層の付着強度は、架橋剤の濃度、量およびタイプによって制御されうる。
以下の本発明の態様の詳細な説明および関連図面、図およびそれらの説明、は一例にすぎない。従って、限定や実例であると見なすべきではない。以下の詳細な説明を読み、理解すると、本発明の別の形態および側面が当業者に明らかになる。
本明細書に組み込まれて本明細書の一部を形成する添付の図面は、本発明の一以上の例示態様を概略的に説明し、上記概要および下記の好ましい態様の詳細な説明と共に本発明の本質を説明する役割を果たす。
パターン付コラーゲンフィルムのSEM顕微鏡写真 パターン付コラーゲンフィルムの立体顕微鏡写真(倍率30倍) コラーゲンフィルムベースの三次元マルチレイヤー構造体の立体顕微鏡写真。それぞれの層においてパターンの方向が次の層に対して直行している。コラーゲンフィルムの透明性のために下の層が見える。 ヒト角膜実質細胞が植えられているインキュベーション14日後のコラーゲンフィルムマルチレイヤーの蛍光顕微鏡写真(DAPIで細胞核を染色) 別のタイプの細胞(D407網膜色素上皮細胞)が植えられているインキュベーション7日後の単一パターン付コラーゲンフィルム層の蛍光顕微鏡写真(DAPIで細胞核を染色) ヒト角膜実質細胞が植えられているインキュベーション7日後の単一パターン付コラーゲンフィルムの蛍光顕微鏡写真(アクリジンオレンジで細胞核を染色) インキュベーション7日後のパターン付コラーゲンフィルムの単一層におけるFITC標識ファロイジン染色細胞骨格要素(f−アクチン)の分布およびヒト角膜実質細胞の配向を示す蛍光顕微鏡写真 Alamar Blueアッセイによって決定された3層コラーゲンフィルムマルチレイヤーにおけるヒト角膜実質細胞の増殖速度。組織培養ポリスチレンを対照として使用した。 A3パターン付(P(L/DL)LA−PHBVフィルム二層のSEM顕微鏡写真。パターン軸が互いに直行する配向でフィルムを一つにした。 D407網膜色素上皮細胞が植えられているパターン付(P(L/DL)LA−PHBVフィルムのインキュベーション1日後の蛍光顕微鏡写真(アクリジンオレンジで細胞核を染色) D407網膜色素上皮細胞が植えられているパターン付(P(L/DL)LA−PHBVフィルムのインキュベーション7日後の蛍光顕微鏡写真(アクリジンオレンジで細胞核を染色)。パターン寸法が他と異なる。 ヒト角膜実質細胞が植えられているパターン付(P(L/DL)LA−PHBVフィルムのインキュベーション21日後の蛍光顕微鏡写真(DAPIで細胞核を染色) テンプレートの拡大透視図(A:溝幅、B:畝幅、h:溝の深さ、θ:傾斜角) テンプレートの光学顕微鏡写真(マイクロパターン付Siテンプレート−350倍)(Sm:平滑非パターン付領域、MP:マイクロパターン付領域、Groove:溝、Ridge:畝) テンプレートから得られるポリマーフィルムの光学顕微鏡写真(マイクロパターン付PHBV−P(L/DL)LAフィルム−100倍)(Sm:平滑非パターン付領域、MP:マイクロパターン付領域、Groove:溝、Ridge:畝)
発明の詳細な説明
本発明において開発されたプロセスにおいて、天然または合成由来のポリマーを使用した。
コラーゲンの溶液およびさまざまな比の天然由来のポリエステルと合成由来のポリエステルとのブレンドの溶液をさまざまな濃度で製造した。
ポリエステルの例として、P(L/DL)LAとPHBVとのブレンドを使用した。溶液をパターン付テンプレートに注いだ。このパターン付テンプレートは、フォトリソグラフィによってシリコンウエハー上に製造されるかまたは「平行な溝と畝」のデザインをシリコンウエハー製の第一テンプレートから第二テンプレートに転写することによって得られる。テンプレートと逆の表面パターンを有する膜構造をソルベントキャスティングによって製造した。テンプレート構造は、任意のトポグラフィー形状、例えば任意の傾斜角の傾斜面並びにさまざまな畝および溝の寸法によってつながれる畝または溝、のテンプレート構造である。任意のタイプのマイクロパターン、例えばコブルストーン、ピラー(pillar)、二次元ストライプ、スクエア、円など、がフォトリソグラフィによって得られるか、または、ナノスケールのパターン化に関してはあらゆる三次元デザインの必要性に合わせるために電子ビームリソグラフィもしくは干渉リソグラフィもしくはエンボスもしくはコンタクトプリンティング(contact printing)もしくはAFMベースのリソグラフィによって得られる。
天然ポリマーの三次元構造は一般的に厳しい処理に非常に弱いので、三次元コラーゲンマルチレイヤーの構築に関する穏やかな化学的方法を発明した。コラーゲンの酢酸溶液をマイクロパターン付テンプレートに注ぎ、溶液を自然乾燥した後、形成されるコラーゲンフィルムを剥がした。コラーゲン溶液としてさまざまな溶液が使用されうる。一例として、0.5M酢酸中の15mg/mL溶液0.2mLが供給されうる。これらのフィルムを安定化するために、架橋手順を行った。それらの架橋は、EDCおよびNHSにおけるインキュベーションによって達成された。一例として、架橋は、50mM NaHPO緩衝液(pH5.5)中の33mM EDCおよび6mM NHSの中で室温における2時間のインキュベーションによって達成される。構造体をNaHPO緩衝液(pH9.1)で1時間洗浄し、次に1M NaClおよび2M NaClを用いて連続して洗浄した。いくつかの架橋フィルムの互いへの付着を、コラーゲンの希釈溶媒、0.1%酢酸、の添加によって達成した。溶媒添加は、溶媒の濃度および量に依存して局所的な溶解をある程度引き起こす。次の自然乾燥は、溶媒と接触する位置における同時の溶解および乾燥に起因して膜と膜との間の接触を引き起こす。
コラーゲン溶液および濃厚架橋溶液を伴う、コラーゲンフィルムを付着させる第二の手法を開発した。コラーゲン溶液を所望の接触地点に適用して二つの層の間のグルーの役割を果たさせ、コラーゲン溶液の添加後、EDC/NHSからなる濃厚架橋溶液を添加して溶液中のコラーゲンを二つの膜に付着させた。この方法で、パラメータ、例えばコラーゲンおよび架橋剤溶液の濃度、を変えることによって接触強度が細かく調節されうる。
P(L/DL)LA−PHBV膜を、有機溶媒、例えばクロロホルムまたはジクロロメタン、中のP(L/DL)LAとPHBVとの溶液のソルベントキャスティングによって形成してテンプレートのパターンの逆のパターン寸法を有するマイクロパターン付膜を製造した。さまざまな寸法およびジオメトリーを有するマイクロパターン付シリコンテンプレートをフォトリソグラフィおよび次の化学エッチングによって製造した。形成された膜をピーリングによって取り外し(平均フィルム厚42μm)、四隅に熱を加え、これらの地点においてポリマーフィルムを溶融させることによって互いに付着させた。代わりに、コラーゲン構造体の場合と同様に溶媒の液滴を隅につけること(このことが溶媒の量に依存してポリマー局所的な溶解をある程度引き起こす。)によって付着を行ってもよい。構造の自然乾燥が、溶媒と接触する地点における同時の溶解および乾燥に起因して、二つの膜の間の接触を引き起こす。
接着/接触地点の数、表面トポグラフィー形状の相対的配向、これらの形状のサイズおよびジオメトリー、それぞれのフィルム層の寸法並びに層の数は、標的組織に特有の必要性に従って製造プロセス中に調節されうる。それぞれ異なる有機体および細胞を有する組織の層が要求される場合、さまざまな配向のマルチレイヤーを別個に製造し、次に一つにしてマルチレイヤー多配向構造を有する構造体をつくる。存在する異種細胞間に高いレベルの相互作用が必要である場合、または溶質、成長因子、生物活性剤の移動のために透過性の増加が必要である場合、所望の寸法の適切な溶質粒子の添加と、次の、これらの粒子のみを溶解してフィルム材料を溶解しない適切な溶媒による溶解と、によってフィルムを部分的に多孔性にしてもよい。類似した特性が、微粒子および電磁照射に曝すことによる孔の形成によって達成されうる。生物活性剤、例えば成長因子、の漸進供給が必要である場合、これらの薬剤は膜に溶解されうる。
フィルム製造
三種のフィルム、1)タイプIパターンのパターン付(P(L/DL)LA−PHBVフィルム、2)タイプIIパターンのパターン付(P(L/DL)LA−PHBVフィルム、および3)タイプIパターンの逆のパターン付コラーゲンフィルム、を得た。フィルムは、前に記述したようにソルベントキャスティングによって製造された。パターンのジオメトリーおよび寸法を表1に示す。
Figure 2010521985
マルチレイヤーの製造
複数のパターン付(P(L/DL)LA−PHBVフィルムを、フィルムの隅の熱処理によって一つにした。この方法によって最大8層までの(P(L/DL)LA−PHBVフィルムがうまく一つにされた。
パターン付コラーゲンフィルムを、コラーゲン溶液およびEDC/NHS溶液の連続適用によって一つにした。この方法によって最大3層までのコラーゲンフィルムを互いに他着させた。
これらの三次元構造体は特に角膜組織工学のために製造されたので、互いに対するパターンの配向は天然角膜実質構造に似るように直交であった。
4℃において滅菌EtOH(70%)中に2時間浸漬することによってマルチレイヤーを滅菌した。次に構造体をリン酸緩衝生理食塩水(PBS)で4回洗浄した。
生体外研究
ヒト角膜実質細胞培養を初代細胞株の継代数2において開始し、継代数8まで増殖させた。全ての実験で継代数4〜8の角膜実質細胞を使用した。角膜実質細胞培地500mLの組成は、二酸化炭素インキュベータ中37℃、5%COにおいてDMEM高グルコース225mL、Ham F12培地225ml、新生仔牛血清50mL、ヒト組み換えb−FGF 10ng/mL、アンフォテリシン(1μg/mL)、ストレプトマイシン(100μg/mL)およびペニシリン(100UI/mL)であった。0.05%トリプシン−EDTA溶液を使用して細胞を継代した。
D407網膜色素上皮細胞(継代数5〜15)を、二酸化炭素インキュベータ中37℃、5%COにおいて、5%ウシ胎児血清(FBS)、100単位/mLペニシリンおよび100単位/mLストレプトマイシンを用いて補強された高グルコースDMEM中で培養した。0.05%トリプシン−EDTA溶液を使用して細胞を継代した。
0.05%トリプシンを37℃において5分間使用することによって角膜実質細胞およびD407細胞を組織培養フラスコから分離し、次に3000rpmで5分間遠心分離し、それぞれの培地に再懸濁した。NucleoCounter(デンマークのChemoMetec A/S)を使用して細胞数をカウントした。それぞれの構造体に50000細胞/20μLを植え、これらの構造体を30分間そっとして細胞を付着させた。30分後、培地500μLをそれぞれの構造体に補った。それらをCOインキュベータ(5%CO、37℃)において21日間インキュベートした。培地を毎日補充した。組織培養ポリスチレン(TCPS)を対照として使用した。
SEMキャラクタリゼーション
SEMのために、試料をカコジル酸緩衝液(0.1M、pH7.4)および蒸留水で洗浄し、凍結乾燥した。金でスパッタコーティングした後にサンプルをSEMで分析した。
蛍光染色
蛍光顕微鏡検査(日本のオリンパス製のIX 70)のために、試料を最初にグルタルアルデヒド(2.5%)で二時間固定し、次にリン酸緩衝生理食塩水(PBS)(10mM、pH7.4)で二回洗浄した。アクリジンオレンジで染色されるサンプルをHCl(0.1M)で1分間洗浄し、アクリジンオレンジを添加した。15分後、アクリジンオレンジを取り除き、サンプルを蒸留水で洗浄した。細胞を励起波長領域450〜480nmにおいて蛍光顕微鏡下で観察した。
DAPIおよびファロイジン染色のために、フィルム上の細胞を4%ホルムアルデヒドで15分間固定し、PBSで二回洗浄した。次に細胞膜を透過性にするために細胞を1% Triton−X−100で5分間処理し、再度PBSで3回洗浄した。次にサンプルを室温においてブロッキング溶液(PBS中の1% BSA(ウシ血清アルブミン))中で30分間インキュベートし、37℃において染色溶液中に1時間入れた。染色溶液はPBS溶液中の0.1%BSAの中の1%ファロイジンと0.1%DAPIとであった。インキュベーション後、サンプルをPBSで洗浄し、蛍光顕微鏡下において、ファロイジンに関しては450〜480nmの励起波長で、DAPIに関しては330〜385nmの励起波長で検査した。
細胞増殖アッセイ
細胞増殖速度を決定するために、Alamar Blue細胞増殖アッセイを行った。角膜実質細胞を植えたマルチレイヤーに関して1日、4日、7日、および10日の時点において、培地を廃棄し、サンプルを滅菌PBSで数回洗浄した。次に5%Alamar Blue溶液500μLを添加し、サンプルをCOインキュベータ(5%CO、37℃)中で1時間インキュベートした。インキュベーション後、Alamar Blueを含む培地を収集し、それらの570および600nmにおける吸光度を紫外可視分光光度計によって決定した。次に、細胞の代謝活動による染料の還元率を、還元型染料と酸化型染料との吸光係数を使用して決定した。次に既知の細胞数の存在下における染料の還元率を使用して作図された較正曲線を使用することによって細胞数を決定した。
本発明の方法の簡単な説明
この発明において、さまざまなポリマーのための、ラメラの配向に関して物理的にも化学的にもさまざまな寸法およびデザインを有し、かつ、さまざまなサイズの表面形状およびさまざまな厚さのマルチラメラ構造を有するバイオマテリアルおよび/または三次元スキャフォルドのさまざまな製造方法を開発した。
これらの方法の主な工程は以下に挙げるものである。
・コラーゲンの溶液、およびP(L/DL)LAとPHBVとのブレンドの溶液をさまざまな濃度で製造する。
・シリコンウエハー上にフォトリソグラフィによって製造されたかまたは「平行な溝と畝」もしくは「交互スクエアピット」のデザインをシリコンウエハー製の第一テンプレートから第二テンプレートに転写することによって得られたパターン付テンプレートにポリマー溶液を注ぐ。
・テンプレートと同一かまたは逆の表面パターンを有する膜構造をソルベントキャスティングによって製造する。
・テンプレート構造は、任意のトポグラフィー形状、例えば任意の傾斜角の傾斜面およびさまざまな畝と溝との寸法によってつながった畝または溝、のテンプレート構造である。任意のタイプのマイクロパターン、例えばコブルストーン、ピラー、二次元ストライプ、スクエア、円などが、あらゆる三次元デザインの必要性に合わせて、フォトリソグラフィによってかまたはナノスケールのパターン化に関しては電子ビームリソグラフィまたは干渉リソグラフィ、フォトリソグラフィまたはエンボスまたはコンタクトプリンティングまたはAFMベースのリソグラフィによって得られる。
・使用されるポリマーがコラーゲンである場合、三次元コラーゲンマルチレイヤーの構築に関する穏やかな化学的方法を開発する。天然ポリマーの三次元構造は、一般的に厳しい処理に非常に敏感である。
・濃度2〜25mg/mL(好ましくは15mg/mL)のコラーゲン溶液(酢酸中)をマイクロパターン付きのテンプレートに注ぐ。濃度領域の下限は、非常に低い厚さおよび低い機械的特性に起因し、上限は、適切な加工を妨げる過剰な粘度に起因する。
・テンプレートに注がれるコラーゲン溶液の量は、テンプレート表面1平方cmあたり50μL〜1mLである。厚さおよび機械的強度が十分でない薄すぎるフィルムを防ぐために、50マイクロリットル未満でなく、そのような小さなエリアに高い容積を維持することが可能でなく、更に、生じるフィルムが厚すぎ、硬すぎ、かつ、透明性が低くなるので、1mLよりも多くない。
・溶液を乾燥した後、形成されるコラーゲンフィルムを剥がす。
・乾燥を室温においてガスや空気の循環なしに10〜24時間で達成する。温度が高いか、空気もしくはガスの循環があるか、加熱されるか、または、使用される溶液の容積が低いと、乾燥時間が短くなる。
・これらのフィルムを安定化するために架橋処理を行う。
・緩衝液、好ましくはリン酸緩衝液(好ましくはpH 5.5)、中の33mM EDCおよびNHSの中で室温における2時間のインキュベーションによって架橋を達成する。緩衝液のpHは、4〜6である。なぜなら、このpH範囲外ではEDCの反応性が減少するからである。架橋時間は、要求される架橋度に依存して、温度+4〜37℃(上限は37℃よりも高い温度におけるコラーゲンの変性に起因する。)において30分〜4時間である。
・架橋は、グルタルアルデヒド、ゲニピン、デンドリマーなどによって達成されうる。
・構造体を緩衝液、好ましくはリン酸緩衝液、で1時間洗浄し、次に1M NaClと2M NaClとで連続的に洗浄する。緩衝液は、好ましくはNaHPOであり、そのpHは好ましくは9.1である。
・薄いコラーゲンの溶媒、0.1%酢酸、の液滴の適用によっていくつかの架橋フィルムを互いに付着させる。
・溶媒の適用は、溶媒の濃度および量に依存して、局所的な溶解をある程度引き起こす。次の乾燥が、溶媒と接触する位置における同時の溶解および乾燥に起因して、膜と膜との間の接触をつくる。
・有機溶媒中にさまざまな濃度でさまざまな比のポリエステルのブレンドの溶液を製造する。
・ポリエステルは好ましくはP(L/DL)LAおよびPHBVである。
・有機溶媒中のP(L/DL)LAとPHBVとの溶液のソルベントキャスティングによってフィルムを形成してマイクロパターン付きの膜であって、パターン寸法がテンプレートのパターン寸法と逆の膜を製造した。有機溶媒は、クロロホルム、ジクロロメタンなどである。
・ポリマー溶液濃度は、有機溶媒中、2〜10%、好ましくは4%である。十分な厚さおよび機械的強度を達成するために2%よりも低くなく、適切なフィルムの形成のための適切な粘度を達成するために10%よりも高くない。
・さまざまな寸法およびジオメトリーのマイクロパターン付きのシリコンテンプレートをフォトリソグラフィおよび次の化学エッチングによって製造した。
・P(L/DL)LAとPHBVとのブレンドの比は、さまざまな透明性および剛性のフィルムを得るために、1:0〜0:1、好ましくは1:1である。
・テンプレートに注がれるP(L/DL)LAとPHBVとの溶液は、テンプレート表面1平方cmあたり50μL〜1mLである。厚さおよび機械的強度が不充分な薄すぎるフィルムを防ぐために50μLよりも少なくなく、そのような小さなエリアに高い容積を維持することが可能でなく、更に、生じるフィルムが厚すぎ、硬すぎ、かつ、透明性が低くなるので、1mLよりも多くない。
・乾燥は、ガスまたは空気の循環や真空の適用や加熱をせずに室温において10時間以上で達成される。より短い時間は、溶媒保持および不適切な性能をもたらしうる。温度が高いか、空気もしくはガスの循環があるか、真空が適用されるか、または、使用される溶液容積が低い場合、乾燥時間が短くなりうる。
・形成される膜をピーリングによって取り外し(平均フィルム厚42マイクロメートル)、4隅に熱を加え、これらの地点のポリマーフィルムを溶融させることによって膜同士を互いに付着させた。
・代わりに、溶媒の液滴を4隅につけること(このことが溶媒の量に依存してある程度ポリマーの局所溶解を引き起こす。)によって付着させてもよい。
・構造の乾燥が、溶媒と接触する地点における同時の溶解および乾燥に起因して、二つの膜の間の接触を引き起こす。
代わりの方法の簡単な説明
コラーゲン溶液および濃架橋溶液を伴うコラーゲンフィルムの第二の付着手法を開発した。
・コラーゲン溶液が所望の接触地点に適用されて二つの連続層の間のグルーの役割を果たした。
・コラーゲン溶液の添加後、EDC/NHSからなる濃架橋溶液を添加して溶液中のコラーゲンを二つの膜に付着させた。
・この方法で、パラメータ、例えばコラーゲンおよび架橋剤溶液の濃度、を変えることによって、接触の強度が細かく調節されうる。
次のコラーゲンフィルム層を互いに付着させる第三の手法は、接着剤、例えばフィブリングルーまたはシアノアクリレート、の適用である。
接着/接触地点の数、表面トポグラフィー形状の相対配向、形状のサイズおよびジオメトリー、それぞれのフィルム層の寸法並びに層の数は、標的組織の特性の要求に従って、製造プロセス中に調節されうる。
テンプレート構造は、任意のタイプのマイクロパターン、例えばコブルストーン、ピラー、二次元ストライプ、スクエア、円、である。
テンプレートは、任意の三次元デザインの必要性に合わせるために、フォトリソグラフィか、電子ビームリソグラフィか、干渉リソグラフィか、エンボスか、コンタクトプリンティングか、または、AFMベースのリソグラフィによって得られる。
テンプレート上のデザインは、ナノレベルであってもマイクロレベルであってもよい。
この構造体は、標的組織に適切な細胞が植えられうる。
この構造体は、標的組織の細胞集団に応じて、一種類以上の細胞が植えられうる。
組織の層であって、それぞれの層が異なる有機体および細胞を有する層が要求される場合、さまざまな配向の複数の層を別個に製造し、一つにしてマルチレイヤー、多配向、かつ多細胞の構造体をつくってもよい。
存在する異種細胞間に高レベルの相互作用が必要であるか、または溶質、成長因子、生物活性剤の移動のために透過性の増加が必要である場合、含まれる所望の寸法の溶質粒子を、適切な溶媒であって、これらの粒子のみを溶解し、フィルム材料を溶解しない溶媒で浸出することによってフィルムを部分的に多孔性にしてもよい。孔の作成は、電磁線または微粒子放射線の適用によっても行われうる。
生物活性剤、例えば成長因子、の漸進供給が必要とされる場合、これらの薬剤をフィルム中に溶解してもよい。
この方法は、天然ポリマーおよび合成ポリマー、例えばキトサン、NIPAM、PDMS、PCL、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸または生分解性ポリマーと非分解性ポリマーとのブレンド、に適用される。

Claims (41)

  1. ・さまざまな濃度のコラーゲン溶液を製造する工程
    ・コラーゲン溶液をパターン付テンプレートに注ぐ工程
    ・該テンプレートの表面パターンと同一であるかまたは逆の表面パターンを有するフィルム構造をソルベントキャスティングによって製造する工程
    ・該マイクロパターン付テンプレート上に形成されたコラーゲンフィルムを乾燥し、剥がす工程
    ・架橋処理を行って該フィルムを安定化する工程
    ・該フィルムを洗浄する工程
    ・いくつかの架橋フィルムを互いに付着させる工程
    を特徴とする、さまざまなポリマーのための、ラメラの配向に関して物理的にも化学的にもさまざまな寸法およびデザインを有し、かつ、さまざまなサイズの表面形状およびさまざまな厚さのマルチラメラ構造を有するパターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  2. コラーゲン溶液濃度が2〜25mg/mLであることを特徴とする、請求項1に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  3. テンプレートに注ぐコラーゲン溶液の量がテンプレート表面1平方cmあたり50μL〜1mLであることを特徴とする、請求項1または2に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  4. 該パターン付テンプレートが、シリコンウエハー上にフォトリソグラフィによって製造されるかまたはシリコンウエハー製の第一テンプレートから第二テンプレートにデザインを転写することによって得られることを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  5. 任意のガスまたは空気循環を伴って室温において10〜24時間で乾燥を行うことを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  6. 温度が高いか、空気もしくはガス循環があるか、または使用される溶液の容積が低くなると乾燥時間が短くなりうることを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  7. 架橋が好ましくはEDCおよびNHS中のインキュベーションによって達成されうることを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  8. 架橋が好ましくは緩衝液中のEDCおよびNHS中のインキュベーションによって達成されうることを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  9. 架橋が好ましくはリン酸緩衝液中のEDCおよびNHS中のインキュベーションによって達成されうることを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  10. pH4〜6の範囲の外でEDCの反応性が低くなるので、緩衝液のpHが4〜6、好ましくは5.5であることを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  11. 架橋時間が、温度+4〜37℃において、要求される架橋度に依存して30分〜4時間であり、該上限はそれよりも高い温度におけるコラーゲンの変性のためであり、好ましくは室温において2時間であることを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  12. 架橋をグルタルアルデヒド、ゲニピン、デンドリマーによって達成することを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  13. 該フィルムを緩衝液で洗浄することを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  14. 該フィルムをリン酸緩衝液で洗浄することを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  15. 該フィルムを好ましくはNaHPOで1時間洗浄し、次に1M NaClおよび2M NaClで連続して洗浄することを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  16. 次の層を溶媒適用によって互いに付着させることを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  17. 次の層を架橋剤とコラーゲンとの溶液混合物の適用によって互いに付着させることを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  18. 次の層を接着剤、例えばフィブリングルー、の適用によって互いに付着させることを特徴とする、従前請求項のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  19. ・有機溶媒中にさまざまな濃度でさまざまな比のポリマーブレンドの溶液を製造する工程
    ・該ポリマーブレンドの溶液をパターン付テンプレートに注ぐ工程
    ・ソルベントキャスティングによってテンプレートの表面パターンと同一かまたは逆の表面パターンを有するフィルム構造を製造する工程
    ・形成されるポリマーフィルムのブレンドを乾燥し、剥がす工程
    ・いくつかのフィルムを互いに付着させる工程
    を特徴とする、さまざまなポリマーのための、ラメラの配向に関して物理的にも化学的にもさまざまな寸法およびデザインを有し、かつ、さまざまなサイズの表面形状およびさまざまな厚さのマルチラメラ構造を有するパターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  20. ポリマーブレンドの溶液が好ましくはポリエステルP(L/DL)LAおよびPHBVであることを特徴とする、請求項19に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  21. 有機溶媒がクロロホルムまたはジクロロメタンであることを特徴とする、請求項19または20に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  22. P(L/DL)LAおよびPHBVの溶液濃度が2〜10%、好ましくは4%であることを特徴とする、請求項19〜21のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  23. P(L/DL)LAおよびPHBVのブレンド比が1:0〜0:1、好ましくは1:1であることを特徴とする、請求項19〜22のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  24. テンプレートに注がれるP(L/DL)LAおよびPHBVの溶液の量がテンプレート表面1平方cmあたり50μL〜1mLであることを特徴とする、請求項19〜23のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  25. 該パターン付テンプレートがフォトリソグラフィによってシリコンウエハー上に製造されるかまたはシリコンウエハー製の第一テンプレートから第二テンプレートにデザインを転写することによって得られることを特徴とする、請求項19〜24のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  26. 乾燥が、室温において任意のガスもしくは空気循環または真空適用または加熱を伴って10時間以上で達成されることを特徴とする、請求項19〜25のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  27. 温度が高いか、空気もしくはガス循環があるか、真空が適用されるか、または使用される溶液の容積が少ない場合に乾燥時間が短縮されることを特徴とする、請求項19〜26のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  28. 次の層を加熱によって互いに付着させることを特徴とする、請求項19〜27のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  29. 次の層を溶媒の適用によって互いに付着させることを特徴とする、請求項19〜28のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  30. 次の層を接着剤、例えばシアノアクリレート、の適用によって互いに付着させることを特徴とする、請求項19〜29のいずれか一項に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  31. 該テンプレート構造が任意のトポグラフィー形状、例えば任意の傾斜角の傾斜面によってつながれたさまざまな寸法の畝と溝、のテンプレート構造であることを特徴とする、請求項1または19に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  32. 接着/接触地点の数、表面トポロジー形状の相対配向、該形状のサイズおよびジオメトリー、それぞれのフィルム層の寸法並びに層の数が、製造プロセス中に標的組織の特定の要求に従って調節されることを特徴とする、請求項1または19または31に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  33. 該テンプレート構造が任意のタイプのマイクロパターン、例えばコブルストーン、ピラー、二次元ストライプ、スクエア、円、であることを特徴とする、請求項1または19または31または32に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  34. 該テンプレートが任意の三次元デザインの必要性に合わせるためのフォトリソグラフィまたは電子ビームリソグラフィまたは干渉リソグラフィまたはエンボス、またはコンタクトプリンティングまたはAFMベースのリソグラフィのいずれかによって得られることを特徴とする、請求項1または19または31または32または33に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  35. テンプレート上のデザインがナノレベルであるかまたはマイクロレベルであることを特徴とする、請求項1または19または31または32または33または34に記載の、さまざまなポリマーのための、パターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルドの製造方法。
  36. 再構成される標的組織に適切な細胞が該構造体に植えられることを特徴とする、従前請求項のいずれかの記載に従って得られるパターン付スタック型組織工学三次元スキャフォルド。
  37. 標的組織の細胞集団に応じて一種類以上の細胞が該構造体に植えられることを特徴とする、従前請求項のいずれかの記載に従って得られるパターン付スタック型組織工学三次元スキャフォルド。
  38. それぞれ異なる有機体および細胞を有する組織の層が要求される場合、さまざまな配向の複数の層を別個に製造し、一つにして、マルチレイヤー、多配向かつ多細胞の構造体をつくることを特徴とする、従前請求項のいずれかの記載に従って得られるパターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルド。
  39. 存在する異種細胞間で高レベルの相互作用が必要であるか、または、溶質、成長因子、生物活性剤の移動のために高い透過性が必要とされる場合、溶質粒子のみを溶解し、フィルム材料を溶解しない適切な溶媒中で所望の寸法の溶質粒子の添加を浸出するかまたは電磁線もしくは微粒子放射線の適用によってフィルムが部分的に多孔性にされることを特徴とする、従前請求項のいずれかの記載に従って得られるパターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルド。
  40. 生物活性剤、例えば成長因子、の漸進供給が必要とされ、かつ、これらの活性剤がフィルム中に溶解されうることを特徴とする、従前請求項のいずれかの記載に従って得られるパターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルド。
  41. 該方法が天然および合成ポリマー、例えばキトサン、NIPAM、PDMS、PCL、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸または生分解性ポリマーと非分解性ポリマーとのブレンド、に適用されることを特徴とする、従前請求項のいずれかに記載のパターン付スタック型バイオマテリアルおよび/または組織工学三次元スキャフォルド。
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