JP2010521366A - タイヤ空気圧偏差を推定するシステム、方法、およびコンピュータ・プログラム - Google Patents

タイヤ空気圧偏差を推定するシステム、方法、およびコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

本発明は、1つまたは複数の圧力偏差タイヤの複数の可能なコンステレーションが存在する、車両の複数のタイヤでのタイヤ空気圧偏差を推定するシステム、方法、およびコンピュータ・プログラムを提供する。このシステムは、複数の圧力偏差検出器(11)であって、当該検出器(11)のそれぞれが、圧力偏差タイヤ・コンステレーションのうちの少なくとも1つを検出するように構成される、複数の圧力偏差検出器(11)を含む。このシステムは、圧力偏差検出器(11)のうちの1つが圧力偏差タイヤ・コンステレーションのうちの少なくとも1つを検出する場合に警告を提供するように構成された出力ユニット(12)をさらに含む。

Description

本発明は、全般的には、車両の複数のタイヤのタイヤ空気圧の監視に関し、具体的には、車両の複数のタイヤのタイヤ空気圧偏差を推定するシステム、方法、およびコンピュータ・プログラムに関する。
現在の自動車設計の2つの主要な問題は、運転安全性および燃料消費効率の改善に関する。最適状態に及ばないタイヤ空気圧は、一方では、不正にふくらまされたタイヤの道路との接触表面が、変化し、おそらくはより長いブレーキング距離、車両の悪化したサイド・スタビリティ(side stability)およびハンドリング、ならびにタイヤと道路との間の熱生成の増加さえ引き起こし、他方では、タイヤ空気圧が燃料消費に直接に影響するという態様の両方に悪影響を有する可能性がある。
したがって、タイヤ空気圧監視システムは、正常なタイヤ空気圧からのすべての大きい偏差について車両運転手に警告するために、車両エレクトロニクスにますます一体化される。
タイヤ空気圧監視システムは、一般に、直接に(すなわち、タイヤ空気圧センサを用いて)または間接に(すなわち、タイヤ空気圧センサを有しない)のいずれかで働く。直接監視システムは、通常は非常に正確であるが、必要な追加の測定機器に起因して高価である。間接システムは、より安価であるが、当然、信頼でき有用な結果を入手することがよりむずかしい。
タイヤ空気圧間接監視システムは、主として、例えば、アンチロック・ブレーキング・システム(ABS)によって使用される、車輪の角速度を測定する既存センサからの信号を、その推定のために使用する。角速度信号に基づいて、このシステムは、特に車輪半径の変化を計算し、あるいは角速度信号のスペクトルを観察することができる。これから、このシステムは、タイヤ空気圧導出に関する情報を演繹することができる。従来のタイヤ空気圧間接監視システムが、米国特許第6501373B2号に記載されている。
米国特許第6501373B2
本発明の目的は、タイヤ空気圧間接監視システムの性能を改善することである。
本発明は、独立請求項による方法、システム、およびコンピュータ・プログラムを提供することによってこの目的を達成する。
従属請求項は、本発明のさらなる態様を含む。
本発明を、添付図面を参照して説明する。
本発明の実施形態によるタイヤ空気圧監視システムを示す概略データ・フロー図である。 1W圧力偏差タイヤ・コンステレーション(tire constellation)に関する図1のWRAモジュールの出力信号の例示的な時間的経過を示す図である。 2W圧力偏差タイヤ・コンステレーションに関する図1のWRAモジュールの出力信号の例示的な時間的経過を示す図である。 4W圧力偏差タイヤ・コンステレーションに関する図1のWRAモジュールの出力信号の例示的な時間的経過を示す図である。 1W圧力偏差タイヤ・コンステレーションに関する図1のWSAモジュールの出力信号の例示的な時間的経過を示す図である。 2W圧力偏差タイヤ・コンステレーションに関する図1のWSAモジュールの出力信号の例示的な時間的経過を示す図である。 4W圧力偏差タイヤ・コンステレーションに関する図1のWSAモジュールの出力信号の例示的な時間的経過を示す図である。 図1の警告ユニットの概略データ・フロー図を示す図である。 本発明の一実施形態によるパンク検出器タイプの動作原理を示す6つの異なるグラフを示す図である。
タイヤ空気圧間接監視は、一般的知識または引用された参考文献から当業者に既知の技法である。したがって、この技法の詳細は、本発明に直接に関係する範囲でのみ説明される。
本発明は、少なくとも2つの車輪を有する車両での使用のために提供される。車両は、一般に、自動車、バイク、トラック、トレーラ、および類似物など、タイヤを有するすべてのタイプの車両を含む。車両タイヤの個数に依存して、圧力偏差を有する1つまたは複数のタイヤの定義された個数の可能なコンステレーション(constellations)が存在する。一例として、15個の異なる圧力偏差タイヤ・コンステレーションが、4つのタイヤを有する車両について発生し得る。
− 1つの単一のタイヤすなわち、左前(FL)タイヤ、右前(FR)タイヤ、左後(RL)タイヤ、または右後(RR)タイヤが、圧力において偏差している場合があり(したがって、合計4つの異なる「1Wコンステレーション」)、
− 2つのタイヤすなわち、1つの軸の2つのタイヤ(FLおよびFR、RLおよびRR)、1つの車両側面の2つのタイヤ(FLおよびRL、FRおよびRR)、または対角線上で対向する2つのタイヤ(RLおよびRR、FRおよびRL)が同時に圧力において偏差している場合があり(したがって、合計6つの異なる「2Wコンステレーション」)、
− 3つのタイヤすなわち、FL、FR、RL、またはRRを除くすべてのタイヤが同時に圧力において偏差している場合があり(したがって、合計4つの異なる「3Wコンステレーション」)、
− 4つのタイヤが同時に圧力において偏差している場合がある(したがって、合計1つの異なる「4Wコンステレーション」)。
この文脈で、タイヤの「圧力偏差」は、タイヤ空気圧が正常なタイヤ空気圧または1つもしくは複数の他のタイヤの圧力から大きく偏差する場合と考えることができる。圧力間接監視システムは、タイヤ空気圧測定の可能性を有しないので、「正常な」タイヤ空気圧は、通常、較正フェーズ中に判定される。もちろん、タイヤ空気圧偏差の「大きさ」は、個々の応用例および車両状態に依存し、例えば、正常なタイヤ空気圧と比較して20%の相対圧力偏差または2つのタイヤの間の10%の圧力差を、大きい偏差と考えることができる。
上の圧力偏差タイヤ・コンステレーションのそれぞれを信頼できる形で検出するために、本発明は、複数の圧力偏差検出器を使用する。
圧力偏差検出器を、本発明の一実施形態で、例えば車輪角速度を測定するセンサ(例えば、ABSで使用される)からのデータに基づいて圧力偏差を検出する別々の個々のユニットとしてソフトウェア実施またはハードウェア実施することができる。ほとんどの実施形態で、1つまたは複数の分析モジュールは、測定データを圧力偏差検出器に供給する前に、例えばロール半径ベースの分析(例えば、車輪半径分析)および/または車輪スペクトル分析を使用して、測定データを前処理する。例えば、車輪半径分析(WRA)モジュールおよび/または車輪スペクトル分析(WSA)モジュールを使用して、車輪相対および/または車輪個別の圧力監視のデータを圧力偏差検出器に供給することができる。さらに、例えば車両状態または運転状態に関するさらなるデータ(例えば、車両速度、外気温度、荷重情報、運転状態情報など)を、本発明のいくつかの実施形態で検出器に供給することもでき、これらのデータは、例えば、タイヤ空気圧間接監視システムの特定のモジュールを介して車両CANバスから入手することができる。
主として、少なくとも1つの検出器が、圧力偏差タイヤ・コンステレーションごとに設けられる。そうである場合に、タイヤ空気圧検出器のそれぞれは、可能な圧力偏差タイヤ・コンステレーションの特定の1つを検出するように設計される。圧力偏差タイヤ・コンステレーションあたり少なくとも1つの検出器を設けることによって、特定の圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出する各検出器の最適化が可能になる。そのような最適化は、例えば、特定のコンステレーションの関連入力信号の検出器への供給、または対応するタイヤの特定の状態(例えば、特定のタイヤ摩滅、アンバランスな荷重の影響など)への検出器パラメータの適合を含むことができる。検出器の性能が、その検出器がそれについて最適化されるもの以外の圧力偏差タイヤ・コンステレーションに関して働くのに不十分であるかどうかは、問題にならない。というのは、これらの他のコンステレーションが、それら「自体の」検出器によって検出されるからである。本発明の一実施形態によれば、検出器は、特定の圧力偏差タイヤ・コンステレーションの存在を、特定の検出器が警告を呼び出すという事実から演繹できるように、その検出器が適合される圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出する場合に限って警告を呼び出す。
しかし、いくつかの場合に、検出器より多数の可能な圧力偏差タイヤ・コンステレーションが存在し、検出器のうちの少なくともいくつかを、単一より多数の圧力偏差タイヤ・コンステレーションに適合させなければならなくなる。
本発明のさらなる実施形態によれば、異なる圧力偏差状況を検出するように構成されたさらなる検出器が設けられる。異なる圧力偏差状況の例は、すばやい圧力消失またはすばやい圧力増加の状況、遅い圧力消失または遅い圧力増加の状況、非対称圧力偏差状況、すばやく大きい圧力消失に起因するフラット・タイヤ状況、あるいは較正中の圧力漏れに起因する漏れ状況を含む。さらに、圧力偏差状況は、圧力偏差の正しい検出を複雑にする状況の悪化を含む場合がある。そのような状況の悪化は、例えば、較正の開始の直後の状況を含む場合があり、あるいは、異なるサイズのタイヤを有する混合タイヤ・セットに関して生じる場合がある。もちろん、異なる圧力偏差状況が、同時に生じる場合があり、例えば、すばやい圧力消失状況が、別のタイヤでの遅い圧力増加状況と同時に発生する場合がある。本発明のいくつかの実施形態は、特定の圧力偏差状況または圧力偏差状況の組合せを検出するようにそれぞれ最適化される複数の検出器タイプを提供する。
異なる検出器タイプの使用は、本発明のいくつかの実施形態で、例えば各タイプの1つの検出器が圧力偏差タイヤ・コンステレーションごとに設けられる場合に、タイヤ空気圧推定性能を高める。すなわち、各タイプの1つの検出器は、同一の圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出するように構成され、各検出器が、1つの特定の圧力偏差状況について1つの特定の圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出するように最適化されるようになっている。最適化された検出器が、圧力偏差タイヤ・コンステレーション/偏差状況シナリオごとに設けられるので、圧力偏差は、高い信頼性で検出される。
もちろん、この手法は、多数の検出器を必要とする。例えば、4車輪車両について、15個の可能な圧力偏差タイヤ・コンステレーションが存在し、3つの検出器タイプだけがコンステレーションごとに設けられると仮定すると、これは、合計45個の検出器になる。したがって、可能なコンステレーションあたりに少数の異なる検出器タイプだけ、例えば、すばやい圧力消失/増加に1つの検出器タイプおよび遅い圧力消失/増加に1タイプを使用することが、いくつかの応用例について有利である可能性がある。その代わりに、異なる検出器タイプを、一部の可能な圧力偏差タイヤ・コンステレーションだけについて設けることができる。その結果、一部の検出器は、複数の異なる圧力偏差状況にうまく対処できなければならない。
別の代替実施形態は、タイプにかかわりなく、圧力偏差タイヤ・コンステレーションあたり1つの検出器を使用し、これらのコンステレーション最適化された検出器に加えて、特定の圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出するために最適化されるのではなく、特定の圧力偏差状況を検出するのみのための異なるタイプの1セットの検出器を提供する。1つの検出器グループの結果を他の検出器グループに供給でき、検出器が、例えばある種の検出器パラメータに適合できるようになっている。この実施形態は、検出器総数を大幅に減らす。
もちろん、上で概要を示した配置の組合せを設けることもできる。例えば、異なるタイプのいくつかの検出器を、可能な圧力偏差タイヤ・コンステレーションごとに設けることができ、さらに、他のタイプのいくつかの検出器を、特定の圧力偏差タイヤ・コンステレーションへの最適化なしに使用することができる。特定の圧力偏差タイヤ・コンステレーションに最適化されないそのような追加検出器は、例えば、混合タイヤ・セットを検出する検出器とすることができる。というのは、この検出器タイプが、通常、特定のタイヤ・コンステレーションへのさらなる最適化なしで信頼できる形で働くからである。
本発明のシステム、方法、またはコンピュータ・プログラムをより柔軟にするために、個々の検出器の異なる検出器パラメータ(例えば、例えば圧力偏差が警告を引き起こさなければならないか否かを判定するのに使用されるしきい値パラメータ)または他のシステム・パラメータは、例えば定期的にまたは外部イベントに反応して、本発明の一実施形態に従って、運転状態または車両状態、外気温度、ユーザ・コマンドまたは他の外部コマンドなどに適合される。例えば、外気温度に依存して検出器パラメータを変更することによる検出器結果の温度補償は、検出器および全体的システムの性能を改善することができる。さらに、個々の検出器を、タイヤ空気圧監視を特定の車両モデル、特定の市場、またはある種の法的規制に適合させるためにアクティブ化および/または非アクティブ化することができる。
一実施形態では、例えばソフトウェア・ルーチン、CPU、またはECUとして実施される、上の特徴を実現する制御ユニットが設けられる。制御ユニットは、一実施形態で、外部要求に応答し、および/または運転状態、車両状態、もしくは検出された圧力偏差に反応することができる。
制御ユニットが一実施形態に従って提供するもう1つの特徴は、検出器結果のもっともらしさ分析に関する。例えば、それについて最適化されていないタイヤ空気圧偏差シナリオを検出する検出器結果または現在のWRAデータおよびWSAデータが較正状態に十分に近い時の警告を、選り分けることができ、また、検出器結果を、車両荷重、気象状態、較正状況などを考慮して現在の車両状態に適合させることができ、あるいは、迷惑警告を選り分けるために、警告を呼び出す前に、圧力偏差タイヤ・コンステレーションが十分に長い時間期間にわたって検出されたかどうかをチェックすることができる。
さらに、制御ユニットは、いくつかの実施形態で、出力データを出力ユニットに転送する責任を負うものとすることができる。
もちろん、上で説明した制御ユニットの特徴を、他のユニット、例えば出力ユニットまたは検出器自体によって実施することもできる。
出力ユニットは、本発明に従って、制御ユニットからまたは直接に検出器から入手された出力データを外部ユニット、プログラム、またはアプリケーションに供給するというタスクを実行する。外部ユニットまたはプログラムは、例えば、出力データをメモリ・ユニットに格納するか、出力データを車両ユーザに表示することができる。
一実施形態で、出力ユニットは、検出器から入力データを入手するOR論理である。
供給される出力データは、圧力偏差が検出される場合に、タイヤ空気圧偏差警告を含む。本発明のいくつかの実施形態では、出力データは、さらに、検出された圧力偏差タイヤ・コンステレーションすなわち、圧力偏差タイヤの個数および位置を指定し、本発明のいくつかの実施形態は、さらに、検出された圧力偏差状況に関する情報を供給する。本発明のいくつかの実施形態によれば、供給される出力データは、例えば検出器によって、制御ユニットによって、または出力ユニットによって判定できる警告水準に関する情報を含む。第1警告水準は、例えば、限られた時間期間の間に実質的なリスクをまったく伴わずにユーザが運転し続けることを可能にする遅い圧力低下を示すことができ、第2警告水準は、できる限り早くユーザに車両を停止させなければならないすばやいまたは大きい圧力消失を示すことができる。任意のさらなる警告水準を実施することもできる。大きい圧力偏差が検出されない場合には、データが出力ユニットに供給されないか、すべてが正常であることが示されるかのいずれかになる。
本発明のいくつかの実施形態について、タイヤ空気圧を監視できない車両状態または状況、例えばある速度範囲の外が存在する。その場合に、出力ユニットは、タイヤ空気圧監視が少しの間インアクティブであることの情報を出力することができる。
発明的タイヤ空気圧監視システム1の実施形態の概略データ・フロー図を図1に示す。
タイヤ空気圧監視システム1は、例えば、車両の電子制御ユニットに一体化される標準化されたソフトウェア・コンポーネントとすることができる。システム1は、アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)3によってデータを入手する。これらの入手されるデータは、一方では、例えば、温度変化、運転状況(速度、ブレーキング...)、道路状態、または外部デバイスからの制御コマンドを記述する、車両CANバスなどからの信号を含むことができる。これらの信号をシステム1のモジュールから使用可能にするために、これらの信号は、図示の実施形態に従ってメモリ・ユニット9に格納される。その一方で、入手されるデータは、回転する車輪の角速度を示す回転速度センサ(車両のABSに存在する)など、車両のセンサから直接に入手される測定データを含むことができる。
診断制御モジュール8は、内部システム・チェックおよび入力信号チェックを実行し、システム状況およびエラー・コードをセットする。深刻なエラーが発生する場合には、このモジュールは、タイヤ空気圧監視システムをディスエーブルすることができる。
入手されたデータは、信号前処理モジュール7に入力され、信号前処理モジュール7は、外乱信号およびオフセット信号を除去するために信号を前フィルタリングし、他のモジュールによって使用される信号および量を前計算する。
信号前処理モジュール7によって出力された前処理された信号は、ここでは例示的に車輪半径分析(WRA)モジュール5の形のロール半径ベースのタイヤ空気圧間接監視のユニットおよび車輪スペクトル分析(WSA)モジュール4に入力される。任意選択で、データ分析のために考慮される信号前処理モジュール7からのデータに基づいて動的状態検出器6によって検出された特殊な運転状態(例えば、スノー・チェーンを伴う運転など)に関して知らせる情報が、WRAモジュール5およびWSAモジュール4に入力される。
本質的に、WRAモジュール5内で実行されるWRAは、車輪の車輪速度がそれぞれの車輪半径に依存し、車輪速度が車輪半径減少に伴って増加するという事実に基づく。車輪半径の変化は、対応する車輪のタイヤ空気圧の変化に関する情報を含むが、車両荷重変化および表面変化を反映し、あるいは駆動力(加速、ブレーキング、カーブでの力など)に反応する場合もある。
モジュール7から入手された車輪角速度信号に基づいて、WRAモジュール5は、1つ、2つ、および3つの車輪の相対車輪半径の変化を推定するが、4つすべてのタイヤの相対車輪半径の変化を同時には推定しない。というのは、この手法が、主として、絶対車輪半径推定値ではなく相対車輪半径推定値に頼るからである。各車輪の車輪半径推定値を別々に入手するために、図示のWRAモジュール5は、相対車輪半径を車輪の個々の半径推定値に変換し、較正値からのこれらの推定値の車輪の個々の偏差を出力する。
図2に、例示的な1W圧力偏差タイヤ・コンステレーションに関するWRAモジュール5の一実施形態によって出力される信号の時間的経過を示す。出力信号の1つは、常に0である。というのは、WRAモジュール5によって正規化が実行され、それによって、圧力低下を有する確率が最も小さいタイヤに対応する信号が0にセットされるからである。他の信号は、較正値に関する個々のタイヤの圧力偏差の推定値を示す。
図からわかるように、信号のうちの1つの経過は、明らかに、それに対応するタイヤの増加する推定された圧力偏差を示す。
図3に、例示的な2W圧力偏差タイヤ・コンステレーションに関するWRA信号を示す。やはり、関係するタイヤに対応する2つの信号は、増加する推定された圧力偏差を示す。
WRA評価の限界を図4に示すが、図4は、例示的な4W圧力偏差タイヤ・コンステレーションに関するWRA信号を示す。車輪の個々の出力信号が、車輪相対推定値に基づくので、これらは、すべてのタイヤでの同一の時の同時圧力偏差に関する情報を含まない。4Wコンステレーションは、WRAだけに基づいて認識することができない。
WSAモジュール4は、4つの車輪角速度信号のそれぞれのスペクトル特性の変化を検出する。タイヤ空気圧は、角速度信号のスペクトルの特性に対する大きい影響を有するが、道路表面および外気温度も、角速度信号スペクトルに対する影響を有し、考慮されなければならない。
まず車輪速度スペクトルのパラメータ・モデルを計算することと、スペクトルの異なる圧力依存特徴を1つの単一のスカラ量に圧縮するスペクトル形状係数を計算するのにこのモデルのパラメータを使用することによって、WSAモジュール4は、図示の実施形態で、各車輪のタイヤ空気圧の変化を個別に検出する。
図5、6、および7に、それぞれ1W圧力偏差タイヤ・コンステレーション、2W圧力偏差タイヤ・コンステレーション、および4W圧力偏差タイヤ・コンステレーションに関するWSAモジュール4の例示的な出力信号の時間的経過を示す。各信号は、較正値に関する特定のタイヤの推定された圧力偏差を示す。WRAモジュール5とは対照的に、WSAモジュール4は、最小圧力偏差を有するタイヤを表す信号の正規化を実行しない。
図からわかるように、WSA信号は、上のコンステレーションのすべてについて、関係するタイヤの圧力低下を示す。しかし、「正常な」信号レベルからの示される偏差は、WRA信号の偏差ほど大きくはない。
この実施形態では、WSAモジュール4は、ある範囲の車両速度のみ、例えば50から150km/hの範囲のみについてアクティブである。
警告ユニット2は、WRAモジュール5およびWSAモジュール4からデータを入手する。これらの入力データに基づいて、警告ユニット2は、タイヤ空気圧偏差を検出し、タイヤ空気圧偏差が検出される場合には警告をAPI 3に出力する。API 3は、このデータを外部アプリケーションに供給する。
もちろん、発明的タイヤ空気圧監視システムの他の実施形態は、さらなるまたは他のコンポーネントを含むことができる。例えば、図1に示されたWRAモジュールおよびWSAモジュールの構成を、例えば当業者に既知の車輪相関分析(WCA)モジュールによって、圧力変化を推論することのできるさらなるモジュールによって補完することができる。
図8に、図1の警告ユニット2の内部構造を反映するデータ・フロー図を示す。
警告ユニット2は、図示の実施形態では、WRAモジュール5およびWSAモジュール4からデータを入手する荷重補償ユニット10を含む。これらのデータが検出器に供給される前のこれらのデータの荷重補償は、全体的なシステム性能を改善する。というのは、荷重変化が、車輪のロール半径および車輪速度スペクトルに影響するからである。したがって、荷重補償なしの荷重変化は、不正な圧力偏差警告を作る可能性がある。
荷重補償ユニット10で実行される荷重補償は、増やされた荷重が減らされたタイヤ空気圧と同様にロール半径に影響するが、車輪速度スペクトルに対する増やされた荷重の影響が、部分的にのみ圧力減少に関する影響と同一であるという観察に基づく。したがって、言及した観察を考慮した、WRAモジュール5およびWSAモジュール4から伝えられるデータの比較は、荷重変化について補償することができる可能性がある。
荷重補償ユニット10から、荷重補償されたWSA信号およびWRA信号が、複数の圧力偏差検出器11に入力される。各検出器は、図示の実施形態に従って、特定の圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出するためおよび特定の圧力偏差状況に対して設計され、調整される。
図示のシステムは、4車輪車両に使用されるので、15個の異なる圧力偏差タイヤ・コンステレーションが発生し得る(上と比較されたい)。
具体的に言うと、図示の実施形態は、1W圧力偏差タイヤ・コンステレーション用の5つの異なる検出器タイプ(すなわち、パンク検出器、拡散検出器、フラット・タイヤ検出器、非対称検出器、および較正中漏れ検出器)を使用し、2W、3Wおよび4Wの圧力偏差タイヤ・コンステレーションのそれぞれについて2つの異なる検出器タイプ(すなわち、パンク検出器および拡散検出器)を使用する。合計で、4×5+(6+4+1)×2=42個の検出器が使用され、これらは、それぞれ、特定の圧力偏差タイヤ・コンステレーションおよび特定の圧力偏差状況を検出するように適合される。
この実施形態で使用される検出器タイプおよび異なる圧力偏差タイヤ・コンステレーションへのそれらの適合を、次で示す。
[パンク検出器タイプ]
パンク検出器タイプは、4つのタイヤのうちの1つでのすばやい圧力偏差を検出するために、短い時間スケール、通常は分単位で動作する。1W、2W、および3Wの圧力偏差タイヤ・コンステレーションに使用されるパンク検出器は、通常、WRA信号およびWSA信号の関数である。WSAのアクティブ速度範囲の外では、WRA信号だけが使用される。上で述べたように、WRA信号は、各個々のタイヤの圧力低下を示すために変換されるロール半径変化の4つの異なる相対推定値に基づく。WRA信号のこの相対的な性質に起因して、4Wパンク検出器は、一実施形態で、WSA信号のみの関数である。
本発明の一実施形態による1W圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出するパンク・タイプ検出器の動作原理を、図9に示す。
WRA信号およびWSA信号は、較正値に関して推定された圧力偏差を表すので、これらは、図9ではΔWRAおよびΔWSAを用いて表される。これらの信号の例示的な経時的進行を、それぞれ図9aおよび9dに示す。
1Wパンク検出器は、最大の大きさを有する2つのWRA推定値ΔWRAの間の差ΔWRA1Wに基づき、ΔWRA1Wは、図9eに示されている。WSAのアクティブ速度範囲では、この量は、g(ΔWSA)を乗算される。この関数を、図9cに示す。図9bは、小さいWSA偏差ΔWSA(減衰)の場合に1未満の値、大きいWSA偏差ΔWSA(増幅)の場合に1を超える値を返す関数g(・)の通常の選択を示し、ここで、WSA偏差ΔWSAは、定義された偏差値Δより小さいまたはより大きいときに「小さい」または「大きい」と考えられる。図9aと比較されたい。
g(ΔWSA)およびΔWRA1Wの乗算は、図9fに示された1Wパンク・インジケータI1Wを形成する。
1W=ΔWRA1W×g(ΔWSA) (1)
1Wパンク・インジケータ値は、1Wしきい値T1Wと継続的に比較される。I1W>T1Wの場合には、1Wパンク警告が呼び出される。
WRAだけがアクティブであるときには、パンク・インジケータ値を、上で説明したように計算することができる。この場合に、固定された乗算量によってこのインジケータ値を減衰させることが有利である場合がある。
説明される実施形態では、4つの1Wパンク検出器が、それぞれ左前タイヤ、右前タイヤ、左後タイヤ、および右後タイヤでのパンク状況を検出するのに使用される。これらの1W検出器は、それぞれのタイヤに対応するWRA信号およびWSA信号ならびに他のタイヤに対応するWRA信号およびWSA信号に関するこれらの信号の偏差のみを観察するように調整され得るという点で、互いに異なる。このことから、各1W圧力偏差タイヤ・コンステレーションの個々のインジケータ値を計算することができ、各1W検出器は、それに対応するタイヤの圧力偏差が発生する場合に限って警告を呼び出すようになっている。
概要を示された1Wパンク検出手法は、2Wおよび3Wのパンク検出器の背後にある基本動作原理でもあるものとすることができる。しかし、1Wパンク検出器とは異なって、2Wおよび3Wの検出器は、それぞれ、2番目および3番目に大きいWRA推定値の間の差ならびに3番目に大きいWRA推定値と最小のWRA推定値との間の差に基づくものとすることができる。説明される実施形態のように、2Wおよび3Wの圧力偏差タイヤ・コンステレーションあたり1つの検出器が設けられる場合に、個々の検出器は、1Wの場合のように、対応する圧力偏差タイヤ・コンステレーションにかかわるタイヤに対応するWRA信号およびWSA信号ならびに他のWRA信号およびWSA信号に関するそれらの偏差に基づいて圧力偏差タイヤ・コンステレーションごとに個々のインジケータを計算することができる。
4Wパンク検出器は、WSA推定値だけに基づくものとすることができる。この検出器の一実施形態は、2つの異なる判断基準を並列に検討する。第1の判断基準は、最小WSA偏差がしきい値を超えるかどうかすなわちmin(I4WLev)>T4WLevをチェックし、第2の判断基準は、各車輪のWSA偏差の合計が別のしきい値を超えるかどうかすなわちI4WSum>T4WSumをチェックする。代替案では、4W検出器は、4つの車輪のサブセット、例えば、非駆動車輪または同一軸上の車輪のうちの1つからのWSA情報に基づき、このサブセットからのWRA情報を使用して、実際に4W圧力偏差状況が選択されたサブセットによって記述されることを検証することができる。
パンク検出器の他の実施形態は、圧力偏差シナリオを検出する他の判断基準を使用することができる。
[拡散検出器タイプ]
拡散検出器タイプは、4つのタイヤのうちの1つでの遅い圧力消失または圧力増加を検出するために、長い時間スケール、通常は時間単位で動作する。1W、2W、および3Wの拡散検出器は、WRA信号およびWSA信号の関数であるが、4W拡散検出器は、WSAパラメータのみの関数である。
これらの検出器のすべてが、本発明のほとんどの実施形態に従って、使用されるWRA信号およびWSA信号に関して2つの主要な差を用いる対応するパンク検出器と同一の形で動作し、使用されるWRA信号およびWSA信号は、より長い時間スケールを反映するためにより遅く適合し、WSA信号は、より広い速度範囲からのデータを必要とする。
[フラット・タイヤ検出器タイプ]
フラット・タイヤ検出器は、あるタイヤでのすばやく大きい圧力低下を検出するために、非常に短い時間スケールで動作する。フラット・タイヤ検出器は、WRA信号のみの関数である。
フラット・タイヤ検出器は、最大の大きさを有する2つのWRA推定値の間の差として計算される1Wフラット・タイヤ・インジケータを形成するために、直近のWRA推定値からの情報を使用する。この差が、定義された個数の連続する推定値についてしきい値を超える場合に、1Wパンク警告が呼び出される。
[非対称検出器タイプ]
1W非対称検出器は、非対称タイヤ空気圧偏差状況での検出性能を高めるために、パンク検出器および拡散検出器を補完することができる。そのような状況の例が、あるタイヤでの圧力低下が15%であり、別のタイヤでの圧力低下が30%であるときである。これらの検出器は、WRA信号およびWSA信号の関数である。
1W非対称検出器は、最大の大きさを有するWRA推定値に基づく。検出器計算は、原理的に、1Wパンク検出器および拡散検出器と同一であるが、更新は、WRAとWSAとの両方がアクティブであることを必要とする。検出は、両方のサブシステムが同一の車輪を指摘するように、WRAとWSAとの両方からの別個の偏差圧力表示をも必要とする。計算されたインジケータは、しきい値とも比較される。
[較正中漏れ検出器タイプ]
較正中漏れ検出器は、システム較正フェーズ中の1つの車輪内の連続的な圧力低下を検出する。そのようなフェーズは、正常な圧力状態を学習するために、圧力間接監視システムについて必要である。通常、較正は、タイヤ空気圧、タイヤ、または車両に対して変更が行われるときに、必ず実行されなければならない。
較正中漏れは、WRA信号の関数である。
この検出器の基本原理は、時間に関して計算された最大のロール半径勾配S1WLeakを監視し、これを、較正が開始された後の限られた時間期間についてしきい値と比較することである。S1WLeakが限られた時間期間中にしきい値より大きい場合には、1W較正中漏れ状態が推論される。
もちろん、本発明の他の実施形態は、説明された検出器タイプに加えてまたはその代わりに、任意の個数の異なる検出器タイプまたは説明された検出器タイプの変形形態もしくは修正形態を使用することができる。追加の検出器タイプの例として、本発明のいくつかの実施形態は、誤用状況および誤動作状況を検出する検出器を含むことができる。
図2の実施形態について、上で述べたように、可能な1W圧力偏差タイヤ・コンステレーションごとに各検出器タイプの1つの検出器が使用される。可能な2W、3W、および4Wのコンステレーションについて、パンク・タイプ検出器および拡散タイプ検出器だけが使用される。本発明の他の実施形態は、可能な圧力偏差タイヤ・コンステレーションごとに示された検出器タイプのうちのいくつかのみ、1つ、またはすべてを使用し、いくつかの実施形態では、検出器より多数の圧力偏差タイヤ・コンステレーションが存在し、上の検出器タイプのいずれかの少なくとも1つの検出器が、複数の圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出するように配置される。例えば、各設けられる検出器を、1W圧力偏差タイヤ・コンステレーションのすべて、2Wコンステレーションのすべて、3Wコンステレーションのすべて、または4Wコンステレーションのいずれかを検出するように調整することができる。すなわち、例えば、パンク検出器、拡散検出器、フラット・タイヤ検出器、非対称検出器、および較正中漏れ検出器を、それぞれ、1Wコンステレーションのすべてを検出するように調整することができ、パンク検出器および拡散検出器を、2Wコンステレーションのすべてを検出するように構成することなどができ、合計5+2+2+2=11個の検出器が必要になる。代替案では、2つの検出器グループが設けられ、ここで、第1グループの各検出器は、圧力偏差状況にかかわりなく、特定の圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出するように調整され、第2グループの各検出器は、圧力偏差タイヤ・コンステレーションにかかわりなく、特定の圧力偏差状況を検出するように調整される。もちろん、上の配置の他の配置または組合せも可能である。
しかし、図示の実施形態では、各検出器11は、特定の圧力偏差状況でそのそれぞれの圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出するように最適化され、したがって、非常に信頼できる性能を与える。特定の圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出する異なる検出器タイプの個々の検出器11の最適化は、上で述べた態様に加えて、例えば、例えば較正フェーズ中に入手されるデータまたは車両CANバスから入手されるデータに基づいて、アンバランスな荷重などに起因するタイヤ固有状態ヘのしきい値およびインジケータ・パラメータの適合を含むことができる。
タイヤ空気圧監視システム1は、さらに、図示されていない、例えばソフトウェア・ルーチンとして実施できる制御ユニットを含むことができる。この制御ユニットは、なかんずく、検出された圧力偏差タイヤ・コンステレーションがもっともらしいなどであるかどうか、あるいは、例えば現在のWRA信号およびWSA信号が較正状態に十分に近いときなど、警告をリセットしなければならないかどうかを判定する。さらに、この制御ユニットは、検出器のデフォルト評価インジケータI>しきい値Tを、検出器をより頑健にし、迷惑警告を回避するために、警告が呼び出される前に、この状態が十分に長い時間の間に真であったことを保証する関数を用いて補完することができる。好ましくは、これは、事前定義の値で始まり、状態I>Tが真である限り、あるレートで0までカウント・ダウンするカウンタを使用して実施される。このカウンタは、固定レートを使用するか、適合式とすることができる。後者の場合に、適合は、一例として、差I−Tまたは速度および外気温度などの他のパラメータに依存するものとすることができる。このカウンタは、さらに、一方向(すなわち、カウント・ダウンするのみ)または両方向(すなわち、カウント・アップとカウント・ダウンとの両方が可能)とすることができる。後者の場合に、レートは、方向に依存して異なるものとすることができ、カウンタは、カウント・アップおよびカウント・ダウンをさらに制御する、あるヒステリシス手段を含むこともできる。
好ましくは、制御ユニットは、外部影響に反応してすべてまたは個々の検出器の異なる検出器パラメータを適合できるものとすることもできる。適合がそれに基づくことのできるデータは、例えば、タイヤ空気圧監視システム1のメモリ・モジュール9から入手することができる。
例えば、インジケータ値が比較される検出器のしきい値またはインジケータ値自体を、温度変化、運転状況(速度、加速度、ブレーキングなど)、道路状態、入力信号の品質、運転者入力、車両内の他のシステムおよびECUからの制御コマンド、出発からの時間、最後の較正からの時間などに適合させることができる。これらのすべてを、基本インジケータIdefault(例えば、上で示したように計算される)またはしきい値Tdefaultの関数として実現されるインジケータまたはしきい値の変更すなわちImodified=f(Idefault)およびTmodified=g(Tdefault)として記述することができる。関数f(.)およびg(.)の例は、単純な乗算関数または加法関数、遅延演算子(例えば、単純な遅延演算子またはカウンタを使用して実施される)、論理演算子(例えば、速度<10km/hの場合に0、そうでない場合に1)、ルックアップ・テーブル、あるいは上の例の組合せである。
本発明の一実施形態によれば、個々の検出器および全体的システムの性能を改善するために温度依存のインジケータおよび/またはしきい値および/または評価ルールを使用することが、さらに有利である。温度依存性は、現在の(外気)温度すなわちTcurrentまたは現在温度と較正中の温度との間の差すなわちΔT=Tcurrent−Tcalibrationのいずれかに対するものとすることができる。問題になる温度は、タイヤの内部の空気温度である。車両が、タイヤ空気圧間接監視システムを使用する車両でしばしばそうであるようにタイヤの内部に温度センサを有しない場合には、他の使用可能な温度センサ、例えば、自動車のインストルメント・クラスタに結合された標準の外気温度センサまたは車両エンジンのインテーク・マニホルド内の空気温度センサからの情報を使用することができる。ブレーキング中および加速中の熱蓄積の数学モデルを使用してタイヤの内部の温度を推定する仮想センサからの情報さえ、使用することができる。
例えば、一部の検出器は、極端に寒いおよび/または暑い状態での使用に、より不適切である可能性がある。したがって、|Tcurrent|<Tlimitのときに1であり、そうでないときに0である乗法的関数h(Tcurrent)を使用して、対応する検出器を変更することができ、Imodified=Idefault×h(Tcurrent)となる。h(.)のもう1つの選択は、これをΔTの関数にし、較正中と同様の(温度)状態に由来するデータを強調することである。通常は、0≦h(ΔT)≦1であり、h(0)=1であり、増加する|ΔT|に伴って減少し、例えば、h(ΔT)=exp(−γ|ΔT|)であり、γは定数である。圧力が、増加する温度に伴って増加し、逆も同様であるという事実を使用するために、非対称関数h(ΔT)、例えば、ΔT≧0についてh(ΔT)=1−αΔT、ΔT<0についてh(ΔT)=1−βΔTを使用することができ、ここで、αおよびβは、適切に選択された定数である。
制御ユニットは、例えば外部アクセスに応答して、個々の検出器をアクティブ化し、または非アクティブ化することもできる。これによって、タイヤ空気圧監視システム1を、異なる車両モデルまたは市場の要件あるいは法律要件に適合させることができる。
制御ユニットが、もっともらしい圧力偏差タイヤ・コンステレーションが検出されると判定するときに、圧力偏差警告を示す出力データが、出力ユニット12に供給され、出力ユニット12は、その警告を図1のAPI 3に供給する。この実施形態では、出力ユニット12は、OR論理である。もちろん、車両ユーザに圧力偏差について知らせることができるか警告データを他の形で処理できるように、出力データを外部デバイス、プログラムなどに供給できるならば、任意の他の出力ユニットを使用することができる。
出力データは、発明的システム、方法、またはコンピュータ・システムが複数の警告水準を区別する場合に、警告水準に関する情報を含むこともできる。例えば、圧力低下が低速である場合に、現在の圧力偏差状況についてユーザに知らせ、そのユーザに次のガレージまで運転するように助言するために、低優先順位警告を出力することができ、限られた時間期間の間の運転の継続は、危険ではない。すばやい圧力消失の場合には、車両を即座に停止するために、緊急警告をユーザに与えることができる。低優先順位警告の検出の下側しきい値を定義することが望ましい場合がある。
本発明の他の実施形態では、警告水準は、異なって定義される。
本発明の一実施形態によれば、警告水準を、異なる検出器タイプに割り当てることができる、すなわち、特定の検出器タイプの警告は、必ず特定の水準の警告を作る。例えば、上のフラット・タイヤ検出器および較正中漏れ検出器は、必ず高優先順位警告を呼び出すことができるが、パンク検出器、拡散検出器、および非対称検出器は、実際の圧力シナリオを評価し、低優先順位警告または高優先順位警告のいずれかを呼び出す機構を有する。拡散検出器は、どちらかといえばゆっくりと適合する信号に基づくが、一実施形態では、まず低優先順位アラームをセットする。ユーザが、この状態で十分に長い時間の間運転し続ける場合、または圧力偏差が第2の水準を超える場合には、高優先順位警告を呼び出すことができる。パンク検出器および非対称検出器について、警告水準を、計算されたパンク・インジケータと拡散インジケータとの間の差を調べることによって判断することができる。これらのインジケータが十分に類似する場合には、低優先順位警告が呼び出され、そうでない場合またはパンク・インジケータが第2のしきい値未満になる場合には、高優先順位警告がセットされる。
警告水準を判断する機能性を、例えば、制御ユニットによって、出力ユニット(12)によって、または検出器(11)によって実施することができる。
要約すると、本発明は、多くのタイヤ空気圧偏差状況で、発生する圧力偏差タイヤ・コンステレーションの正確で信頼できる検出を可能にする。検出器のモジュラ配置は、発明的システム、方法、およびコンピュータ・プログラムを非常に柔軟にする。というのは、このモジュラ配置が、例えば、特定の状況およびコンステレーションに関する単一検出器の特定の調整および最適化、単一検出器コンポーネントのオプションのアクティブ化/非アクティブ化など、ならびに例えば運転状況および環境状態ヘの異なる検出器の適切な変更または適合を可能にするからである。
1 タイヤ空気圧監視システム; 2 警告ユニット;
3 アプリケーション・プログラム・インターフェース(API);
4 車輪スペクトル分析(WSA)モジュール;
5 車輪半径分析(WRA)モジュール;
6 動的状態検出器6; 7 信号前処理モジュール;
8 診断制御モジュール; 9 メモリ・ユニット。

Claims (28)

  1. 1つまたは複数の圧力偏差タイヤの複数の可能なコンステレーションが存在する、車両の複数のタイヤでのタイヤ空気圧偏差を推定するシステムであって、
    複数の圧力偏差検出器(11)であって、当該検出器(11)のそれぞれが、前記圧力偏差タイヤ・コンステレーションのうちの少なくとも1つを検出するように構成される、複数の圧力偏差検出器(11)と、
    前記圧力偏差検出器(11)のうちの1つが前記圧力偏差タイヤ・コンステレーションのうちの少なくとも1つを検出する場合に警告を提供するように構成された出力ユニット(12)と
    を含むシステム。
  2. 前記圧力偏差検出器(11)のうちの1つが少なくとも1つの圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出する場合に、前記出力ユニット(12)が、さらに、前記検出されたコンステレーションを指定する情報を提供する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記システムによって推定される圧力偏差に依存して警告水準を判定するユニットを含み、前記圧力偏差検出器(11)のうちの1つが少なくとも1つの圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出する場合に、前記出力ユニット(12)が、さらに、前記警告水準を指定する情報を提供する、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記警告水準を判定する前記ユニットが、推定された圧力偏差が第1の所定のしきい値を超える場合に低優先順位警告水準を、推定された圧力偏差が前記第1のしきい値より大きい第2の所定のしきい値を超える場合または前記推定された圧力偏差が所定の時間期間にわたって前記第1のしきい値を超える場合に高優先順位警告水準を提供する、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記圧力偏差検出器(11)が、別々のユニットとして設計される、前記請求項のいずれかに記載のシステム。
  6. ロール半径ベースのタイヤ空気圧監視のユニット(5)および/または車輪スペクトル分析モジュール(4)および/または車輪相関モジュールが、前記圧力偏差検出器(11)にデータを提供するために配置される、請求項1〜5のいずれかに記載のシステム。
  7. 圧力偏差タイヤ・コンステレーションごとに1つの検出器(11)を含む、請求項1〜6のいずれかに記載のシステム。
  8. 前記検出器(11)が、異なる圧力偏差状況を検出するように構成された異なる検出器タイプをさらに含み、前記検出器タイプが、すばやい圧力偏差を検出するパンク検出器タイプと、遅い圧力偏差を検出する拡散検出器タイプと、すばやく大きい圧力偏差を検出するフラット・タイヤ検出器タイプと、非対称圧力偏差を検出する非対称検出器タイプと、較正中漏れを検出する検出器タイプと、異なるタイヤ・サイズを検出する検出器タイプと、上に掲げた状況以外の状況を検出するさらなる検出器タイプとのうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜7のいずれかに記載のシステム。
  9. 圧力偏差タイヤ・コンステレーションごとに異なるタイプの複数の検出器(11)を含む、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記圧力偏差検出器(11)のいずれかをアクティブ化および/または非アクティブ化する制御ユニットをさらに含む、請求項1〜9のいずれかに記載のシステム。
  11. 前記制御ユニットが、車両パラメータ、運転状況、外部コマンド、または他の外部影響に応答して検出器パラメータを適合させるように設計される、請求項9に記載のシステム。
  12. 前記制御ユニットが、外気温度に依存して圧力偏差検出器パラメータを変更することによって温度補償を提供するように設計される、請求項10または11に記載のシステム。
  13. 前記出力ユニット(12)は、前記圧力偏差検出器(11)のうちの1つが所定の時間期間の間に前記圧力偏差タイヤ・コンステレーションのうちの前記少なくとも1つを検出した場合に限って警告を提供する、請求項1〜12のいずれかに記載のシステム。
  14. 信号が前記検出器(11)に提供される前に前記信号を荷重補償するために結合された荷重補償ユニット(10)をさらに含む、請求項1〜13のいずれかに記載のシステム。
  15. 1つまたは複数の圧力偏差タイヤの複数の可能なコンステレーションが存在する、車両の複数のタイヤでのタイヤ空気圧偏差を推定する方法であって、
    複数の圧力偏差検出器(11)を使用して前記圧力偏差タイヤ・コンステレーションの検出をするステップを含み、前記検出器のそれぞれが、前記複数の圧力偏差タイヤ・コンステレーションのうちの少なくとも1つを検出するように構成されており、
    前記圧力偏差タイヤ・コンステレーションのうちの少なくとも1つが検出される場合に警告の提供をするステップを含む
    ことを特徴とする方法。
  16. 前記圧力偏差タイヤ・コンステレーションのうちの1つが検出される場合に、前記検出されたコンステレーションを指定する情報をさらに提供するステップを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 推定される圧力偏差に依存して警告水準を判定するステップと、前記圧力偏差タイヤ・コンステレーションのうちの1つが検出される場合に、前記判定された警告水準を指定する情報をさらに提供するステップとを含む、請求項15または16に記載の方法。
  18. 前記警告水準を判定する前記ステップが、推定された圧力偏差が第1の所定のしきい値を超える場合に低優先順位警告水準を、推定された圧力偏差が前記第1のしきい値より大きい第2の所定のしきい値を超える場合または推定された圧力偏差が所定の時間期間にわたって前記第1のしきい値を超える場合に高優先順位警告水準を判定することを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 外部信号に応答して検出器(11)をアクティブ化および/または非アクティブ化するステップを含む、請求項15〜18のいずれかに記載の方法。
  20. 外部要求または運転/車両状態に応答して検出器パラメータを変更するステップを含む、請求項15〜19のいずれかに記載の方法。
  21. 前記圧力偏差検出器(11)の入力として車輪半径分析モジュール(5)および/または車輪スペクトル分析モジュール(4)からデータを受け取るステップを含む、請求項15〜20のいずれかに記載の方法。
  22. 異なる圧力偏差状況を検出するように構成された異なる検出器タイプの複数の検出器(11)を使用して異なる偏差状況を検出するステップを含み、前記検出器タイプが、すばやい圧力偏差を検出するパンク検出器タイプと、遅い圧力検出を検出する拡散検出器タイプと、すばやく大きい圧力偏差を検出するフラット・タイヤ検出器タイプと、非対称圧力偏差を検出する非対称検出器タイプと、較正中漏れを検出する検出器タイプと、異なるタイヤ・サイズを検出する検出器タイプと、上に掲げた状況以外の状況を検出するさらなる検出器タイプとのうちの少なくとも1つを含む、請求項15〜21のいずれかに記載の方法。
  23. 前記検出器(11)が、それぞれ同一の圧力偏差タイヤ・コンステレーションを検出するように構成された異なる検出器タイプの複数の検出器を含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記圧力偏差検出器(11)のいずれかをアクティブ化および/または非アクティブ化するステップを含む、請求項15〜23のいずれかに記載の方法。
  25. 車両パラメータ、運転状況、外部コマンド、または他の外部影響に応答して検出器パラメータを適合させるステップを含む、請求項15〜24のいずれかに記載の方法。
  26. 外気温度に依存して圧力偏差検出器パラメータを変更することによって温度補償を提供するステップを含む、請求項15〜25のいずれかに記載の方法。
  27. 前記圧力偏差タイヤ・コンステレーションのうちの前記少なくとも1つが所定の時間期間の間に検出された場合に限って警告が提供される、請求項15〜26のいずれかに記載の方法。
  28. 1つまたは複数の圧力偏差タイヤの複数の可能なコンステレーションが存在する、車両の複数のタイヤでのタイヤ空気圧偏差を推定するコンピュータ・プログラムであって、
    複数の圧力偏差検出器(11)を使用して前記圧力偏差タイヤ・コンステレーションの検出を行い、そのため、前記検出器のそれぞれが、前記複数の圧力偏差タイヤ・コンステレーションのうちの少なくとも1つを検出するように構成されており、
    前記圧力偏差タイヤ・コンステレーションのうちの少なくとも1つが検出される場合に警告の提供をする
    ことを可能にする命令を格納する、コンピュータ・プログラム。
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