JP2010517848A - 反射面 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 本発明は、次式で記述されるベクトル場に実質的に垂直な反射面に関する。また、本発明は、前記反射面を形成するコンピュータプログラムに関する。前記反射面は、実質的にゆがみのない広角視野を提供することができる。前記反射面は、特に、拡大された実質的にゆがみのない視野を提供する車両の運転席側ドアミラーとして有用であり、当該運転席側ドアミラーは、死角を低減または排除するよう使用できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、実質的にゆがみのない広角視野を提供することのできる湾曲した反射面と、当該反射面を形成するコンピュータプログラムとを対象としている。本発明は、照明光学およびドアミラーの分野に適用できる。
米国運輸省は、車線変更および合流(lane changes and merger:LCM)による衝突だけで、1994年、米国で約244,000件の衝突事故が起こり、225件の死亡および多数の重傷につながったことを報告している。この数字は、車両の衝突事故総数の約4%を表しており、その大部分はドアミラーで得られる視野が狭いことに起因する。助手席側ドアミラーの大半では、使用者(当該ミラーを見る者)の目からの光軸は、当該ミラーで約90°の角度を成して反射する。ただし、平坦な運転席側ドアミラーの場合は、通常約15°の視角が得られる。そのため、運転者の安全性を確保するには、広角ドアミラー、特に通常の運転者位置から運転席側ドアミラーを見たとき反射されてくる視野を拡大できる運転席側の広角ドアミラーを開発する必要がある。
曲面鏡を使うと、視野が拡大されることが知られている。例えば、曲面鏡は、米国特許公開第2003/0039039号、米国特許公開第2003/0081334号、米国特許公開第2004/0114260号、米国特許第6,979,090号、米国特許第6,069,755号、米国特許第5,980,050号、米国特許第5,166,833号、米国特許第4,580,881号、および米国特許第4,331,382号に開示されているように、これまで自動車のバックミラーおよびドアミラーに組み込まれてきた。
曲面鏡の他形態には、韓国特許公開第KR1004847号などが開示している湾曲した構成へと操作できるドアミラーなどがある。ただし、これらのミラーで反射される画像は、一般に、当該ミラーの曲率および形状に依存して著しくゆがんでしまう。
ゆがんだ画像は、非透視投影である。これと対照的に、透視投影は、焦点または投影中心として知られる点から画像平面への視線が、シーン(景色)中の対象物(オブジェクト)に接触する線をトレースすることにより形成される。例えばピンホールカメラでは、この方法を利用して透視画像を形成する。
望遠鏡設計など従来の応用では、球形または放物形のミラーを構築することしかできなかった。しかし、近年はコンピュータ制御の機械加工により、ほぼいかなる数学的形状の部品も作製できるようになった。その結果、いかに不規則な形状であっても、厳密に設定された幾何学的形状どおりにミラーを作製することが可能になった。本出願人が知る限りでは、反射面の幾何学的形状をカスタマイズする技術は存在するが、運転席側ドアミラーの視野を拡大して実質的にゆがみのない画像を反射することのできる反射面は現存しない。
本発明は、実質的にゆがみのない画像を投影することのできる新規性のある湾曲した反射面に関する。
本発明は、その第2の態様において、前記反射面を作製する方法およびコンピュータプログラムを対象としている。
図1は、画像平面から対象物平面への変換Tが与えられた場合のベクトル場W(x,y,z)の数式の導出を例示した概略図である。 図2は、source(x,y,z)を示した概略図である。 図3は、スライス法を使って面M上の点を計算する工程を例示した図である。 図4は、本発明に係る反射面を生成するソフトウェア工程のフローチャートである。 図5は、偏角ψ°を有した運転席側ドアミラーと、偏角θ°を有した助手席側ドアミラーとを例示した図である。 図6は、数式4により定義される湾曲した反射面である。 図7(a)は、2台の自動車の実験設定を示したもので、自動車Aは、本発明の反射面を実装したドアミラーを有する。 図7(b)は、自動車Aの運転者から、本発明の運転席側ドアミラー内に見えるであろう視野の像を示したものである。 図7(c)は、自動車Aの運転者が、窓から頭を出して後方の自動車Bを見た場合、自動車Aの運転者から見えるであろう自動車Bの像を示したものである。
本発明は、実質的にゆがみのない広角視野を投影し照度を制御することのできる新規性のある成形された反射面を対象としている。本発明は、具体的な一実施形態において、自動車、列車、船舶、航空機、オートバイ、バス、または他の任意の車両を含む車両の、実質的にゆがみのない反射像を投影できる運転席側ドアミラーとして構築することができる。ここで、実質的にゆがみのない反射像の投影は、着座した運転者の視点から反射面を見たときのものをいう。「運転者」とは、本特許出願の文脈において、少なくとも自動車、列車、船舶、航空機を含む任意の車両の操作者をいう。
運転席側ドアミラーでは、カスタマイズ可能な広い視角を提供でき、この視角は、運転者の後方視野の死角を低減または排除するよう、好ましくは少なくとも30°の角度、より好ましくは少なくとも40°の角度、最も好ましくは少なくとも45°の角度である。ここで、前記視野とは、着座した運転者の視点から反射面を見た場合に見える視野をいう。
本特許出願において、用語「実質的にゆがみがない(ゆがみのない)」(substantially undistorted)とは、誤差量Iが約15%未満であることと定義する。Iは、約10%未満であることが好ましく、約5%未満であることがより好ましく、約3%未満であることが最も好ましい。Iは、数式1に従って計算され、対象物平面内の領域AからミラーMを介した対象物平面への投影により生じる誤差を表す。すなわち、所与のミラーMは、当該ミラーの画像平面から対象物平面へと逆方向に光線をトレースすることにより、画像平面から対象物平面への変換を誘導する。
Figure 2010517848
対象物面について実質的にゆがみのない反射像を得るため、変換関数Tは、規定された方法、すなわちT:I→Sで、対象物面Sを画像平面Iにマッピングする。T(A)は、前記反射面Mをグラフとする画像平面における領域Aの画像であり、領域Aは用途に応じて異なるTは、ミラーMにより前記画像平面から前記対象物面へと誘導される変換である。数式1は、TおよびTの作用を比較する手段を提供し、平均的には、所与の変換に基づく画像平面中の1点の画像と、前記ミラーにより誘導された変換との距離を考慮して計算されると解釈できる。
本発明は、新規性のある反射面x=f(y,z)を対象としており、この反射面は、正のX軸に沿って見た場合、誘導された投影により、画像平面I上の点source(x,y,z)が対象物平面S上の点T(source(x,y,z))にマッピングされる態様で、空間内の点(x,y,z)の集合により記述できる。これは実際に光が移動する方向とは逆であるが、数学的な簡潔性のため、このように構成されていることに注意すべきである。この対応に基づいて、図1で与えられる構成により、3次元空間の何らかのサブセットに関するベクトル場W(x,y,z)が定義される。
ベクトル関数W(x,y,z)を計算するため、図2で示すように、点[x,y,z]が、画像平面I中の点(source(x,y,z)と表す)へと光線に沿って投影される。次に、所与の対応関数Tを使って、ターゲット2の望ましい点T(source(x,y,z))を計算することができる。次いで点pから起点(ソース点)source(x,y,z)への単位ベクトルと、点pからターゲットのT(source(x,y,z))への単位ベクトルとを計算し、ベクトルW(x,y,z)の定義に追加することができる。この手続きにより、3次元空間のサブセットに関する非ゼロのベクトル場W(x,y,z)が定義される。
Mの各点でベクトル場Wに垂直な面Mが存在すれば、Mは現在の問題の厳密な解となる。ベクトル場Wの長さは、Mの接平面がベクトル場Wに垂直である限り、重要ではない。
図1のように、ベクトルW(x,y,z)は、前記点pから起点への単位ベクトルを前記点pから点T(source(x,y,z))への単位ベクトルに加えることにより定義できる。面に垂直なベクトル場が存在することがわかった場合は、初等微積分を使ってMを見つけることができる。この状況に関する検証方法は、厳密な解が存在し、必ず
Figure 2010517848
となるかどうかを調べることである。この場合、解を見つけるため初等微積分を適用でき、すなわち、ベクトル場Wの成分のいずれか1つを、適切な変数について積分してMに関する方程式を得ることができる。
すべてのベクトル場が面に垂直である(面がベクトル場Wに垂直である)わけではないため、Mが存在しない場合は、「スライス法」(slice method)として知られる新規性のあるヒューリスティックな計算で近似解の面Mを決定できる。提案された前記面の法線ベクトルを考慮すると、当該面上の点は、図3に示すように、ベクトル場Wにより決定される分布の各「スライス」に沿った積分により見つけることができる。図3に示したように、前記スライスに沿って積分を行うと、Pを超える当該面の高さを初期条件として、反射面を生成することができ、Qへの直線に沿って積分を行うと、Qを超える高さを定義することができる。
点[x,y,z]におけるベクトルWの座標を決定するには、まず画像平面中の起点を
Figure 2010517848
と計算する。ここで、得るべきsource(x,y,z)は、図2のように、[x,y,z]と観察者3の目に対応する座標とを含んだ光線と交差する画像平面中の点として定義される。対象物面上の点であるターゲット(x,y,z)はT(source(x,y,z))として定義され、これはドアミラーに応用する場合、明示的に数式2で与えられる。
Figure 2010517848
ここで、kは反射面と対象物平面との距離、ψは、図5で示すようにミラーの偏角、λは拡大率(倍率)である。λを増やすと、観察者の視野も拡大する。次に、ベクトル場Wが次のように定義される。
Figure 2010517848
数式4を得るため前記スライス法をWに適用すると、面Mとなる3次元空間内の点の集合が得られる。次いで標準的かつ利用可能な任意の数学的アルゴリズムまたはソフトウェアプログラムを使用すると、それらのデータ点に適合する面を生成し、すなわち数式4で与えられるタイプの定式を生成することができる。
本発明の反射面を生成する上で適したソフトウェアプログラムのフローチャートは、図4に示すとおりである。画像面、起点、対象物面、画像と対象物面との対応、及び観察点を表すパラメータを入力すると、当該プログラムはW(x,y,z)代数式を計算する。次に当該プログラムは、前記スライス法を実施して、前記反射面M上のサンプル点を生成する。このソフトウェアにわずかな変更を加えると、身長が異なる運転者、異なる視野、異なる偏角ψなどに対応した反射面を生成することができる。
Tを決定する際、画像平面座標、対象物平面座標、および拡大率係数などのパラメータを適切に選択すると、結果として得られる反射面は、広い視野を反射することができる。また、前記反射面を傾け、また調整すると、視野を縮小または拡大することができる。さらに図7(b)に示すように、前記反射面は、実質的にゆがみのない画像を有利に投影する。
本発明の反射面には、多くの用途がある。本発明の反射面は、一実施形態において、自動車、列車、船舶、航空機、オートバイ、または他の車両などの車両の運転席側ドアミラーとして構築して、その運転者または操縦者に死角を排除する拡大されたゆがみのない視野を提供することができる。本発明は、特に運転席側ドアミラーとして有効である。そのようなドアミラーは、ロバストで(各種条件に悪影響を受けにくく)、運転者の頭の位置に実質的に依存しない。
前記反射面は、光源から集光した照射(輻射)を規定された強度で再分布することに係わる分野である照明光学または非結像光学の分野における用途も多い。J.H.McDermitおよびT.E.Horton「コリメートされた光源から規定された照射分布を得るための反射光学」(Reflective optics for obtaining prescribed irradiative distributions from collimated sources)(Applied Optics、13:1444−1450、1974年)、ならびにR.Winston、J.Minano、およびP.Benitez「非結像光学」(Nonimaging Optics)(Elsevier Academic Press、2005年)を参照。
前記反射面を使用すると、例えばD.L.Shealy「レーザー光線整形系を設計する幾何学的方法理論」(Theory of geometrical methods for design of laser beam shaping systems)(Laser Beam Shaping、Fred M.DickeyおよびScott C.Holswade編、Proc.SPIE 4095、ページ1−15.SPIE Optical Engineering Press、San Diego、2000年)に代わるものとしてレーザー光線を整形でき、また太陽光集光装置の設計を強化し(R.Winston「非結像光学に関する代表的論文」(Selected Papers on Nonimaging Optics)(SPIE Optical Engineering Press、Bellingham、Wash.、1995年)を参照)、さらに反射光の投影を方向付けることにより発光ダイオードなど任意光源の照明を制御し、集光し、または拡散させることができる。照明問題については、他に同様な取り組みを行ってきている者もある。その例としては、T.GlimmおよびV.Oliker「単一反射体系の光学設計およびMonge−Kantorovich質量輸送問題」(Optical design of single reflector systems and the Monge−Kantorovich mass transfer problem)(J.of Math.Sciences、117:4096−4108、2003年)、T.GlimmおよびV.Oliker「2反射体系の光学設計、Monge−Kantorovich質量輸送問題、およびフェルマーの原理」(Optical design of two−reflector systems, the Monge−Kantorovich mass transfer problem and Fermat’s principle)(Indiana Univ.Math.J.、53:1255−1277、2004年)、V.OlikerおよびS.Kochengin「反射体を構築するための計算アルゴリズム」(Computational algorithms for constructing reflectors)(Computing and Visualization in Science、6:15−21、2003年)、ならびにH.RiesおよびJ.Muschaweck「カスタマイズされた自由形態の光学面」(Tailored freeform optical surfaces)(J.Opt.Soc.Am.A、19:590-595、2002年)を参照。
これらの非結像光学応用では、ピンホールカメラと同様に作用する単純な手段を利用して、透視投影を実現している。ピンホールカメラは、通常、2つのパラメータを伴う光線群をピンホール(針で穴けたような小さな穴)を通じて結像することにより作用する。光学系に入射している光線について当該光学系を出射していると考えてもよい(光源が画像平面にあると見なしてもよい)とする幾何光学の「逆進の原理」を考慮すると、ピンホールカメラを光束の「光源」と見なすことができる。したがって、ピンホールカメラおよび曲面鏡により、規定された画像を形成する工程の裏づけとなる理論は、単一の光源で照明を制御する工程の理論と等価である。そのため、LED照明を制御するなどの非結像用途の場合、図2に示したように、前記観察者3の目はLEDに対応し、前記対象物面は光を当てる面に対応する。
図5では、偏角ψ=65°の運転席側ドアミラーを含む座標系の文脈で反射面Mを例示している。運転者の目がXYX空間の座標[10,0,0]にあり、YZ画像平面が座標[9,0,0]にあり、ミラーの中心が原点[0,0,0]にあると仮定すると、ゆがみのない広角視野を提供できる反射Mを計算することができる。一般的な運転席側ドアミラーの視野範囲は、約15°である。ベクトル場W(x,y,z)を決定するため、まず(x,y,z)すなわち、[x,y,z]と、[10,0,0]にある観察者の目とを含む光線と交差する画像平面内の点から起点を計算し、その結果source(x,y,z)=[9,y/(10−x),z/(10−x)]を得た。
Tについては、k=10およびl=4に基づき計算した。次いで図4に示したプログラムを適用してW(x,y,z)を決定し、数式2および3に基づくスライス法をx=0、−1≦y≦1、−0.6≦z≦0.6の領域に適用して、反射面上のデータ点のセットを生成した。これらの値はそれぞれ異なる状況に応じて異なる。これらのデータ点に適合する面をフィッティングにより求め、単位をミリメートルに選択し、数式4からy=−60mm〜60mmおよびz=−36mm〜36mmを得た。
Figure 2010517848
図6は、数式4で定義され、結果的に得られた反射面のグラフである。
なお、これらのパラメータは、同様な状況に対応させて変更できることに注意すべきである。例えば、前記ミラーの垂直方向の高さを変える必要がある場合は、Wをそのままにし、異なる積分パラメータを選択する。この面は、目のレベルを中心に合わせ、動きに対しロバストであるよう(影響を受けにくいよう)設計されている。
上記の実施例1の反射面は、図7(b)に示す運転席側ドアミラーに組み込むことができる。図7(a)は、自動車A 4の運転席側ドアミラーの死角に位置する自動車B 5を示したものである。図7(b)は、自動車B 5の運転者から、本発明の運転席側ドアミラー内に見える自動車B 5の像を示したものである。図7(c)は、自動車A 4の運転者が、当該自動車A 4の運転席側の窓から頭を出して首をひねり、後方の自動車B 5を見た場合、自動車A 4の運転者から見えるであろう像を示したものである。前記ミラーは、自動車B 16について、完全に認識可能で実質的にゆがみのない45°の視野を前記運転者に提供することに注意すべきである。これに比べ、標準的な運転席側ドアミラーにより得られる視野は、約13°〜約15°である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、この説明は例示的なものであって本発明を限定するよう意図したものではなく、当業者であれば、上記の開示内容を踏まえて変更(修正)形態および変形形態が可能なことに注意すべきである。したがって、添付の請求項で概説した本発明の範囲を逸脱しない範囲で、本明細書に開示された本発明の特定の実施形態を変更できることは言うまでもない。以上、特許法の用件に応じた詳細事項および特殊性を併せて本発明を説明したが、添付の請求項に本発明の意図された保護範囲を記載する。

Claims (20)

  1. 反射面であって、
    Figure 2010517848
    により定義されるベクトル場に実質的に垂直な反射面。
  2. 請求項1記載の反射面において、前記反射面は約15%未満の画像誤差数量Iであって、
    Figure 2010517848
    に基づき計算されるものである前記約15%未満の画像誤差数量Iを有し、
    ここで、Aは、前記面Mをグラフとする画像平面における領域の画像であり、Tは、少なくとも1つの光線がMで反射することにより、前記画像平面から前記対象物面へと誘導される変換である。
  3. 請求項2記載の反射面において、前記反射面は、約10%未満の画像誤差数量を有するものである。
  4. 請求項2記載の反射面において、前記反射面は、約5%未満の画像誤差数量を有するものである。
  5. 請求項2記載の反射面において、前記反射面は、約3%未満の画像誤差数量を有するものである。
  6. 請求項1記載の反射面において、前記反射面は、着座した運転者の視点から実質的にゆがみのない画像を反射できるものである。
  7. 請求項2記載の反射面において、前記反射面は、着座した運転者の視点から少なくとも30°の視野を反射できるものである。
  8. 請求項2記載の反射面において、前記反射面は、着座した運転者の視点から少なくとも40°の視野を反射できるものである。
  9. 請求項2記載の反射面において、前記反射面は、着座した運転者の視点から少なくとも45°の視野を反射できるものである。
  10. 請求項2記載の反射面において、前記反射面は、同じ観察点から見える前記反射された視野を拡大または縮小するよう調整可能である。
  11. 請求項1記載の反射面を有する車両用の運転席側ドアミラー。
  12. 請求項2記載の反射面を有する車両用の運転席側ドアミラー。
  13. 請求項7記載の反射面を有する車両用の運転席側ドアミラー。
  14. 反射面を生成する方法を実施するコンピュータ実行可能命令が格納された1若しくはそれ以上のコンピュータ可読記憶媒体を有するコンピュータプログラムであって、
    画像面、画像面の領域、対象物面、対応T、および観察者の目の座標を少なくとも含むデータを入力させる工程と、
    数式3〜4から代数式としてW(x,y,z)を計算させる工程と、
    Figure 2010517848
    ここで、kは反射面と対象物平面との距離、ψはミラーの偏角、λは拡大率(倍率)であり、
    Figure 2010517848
    反射面上の点を生成させる工程と
    を有するコンピュータプログラム。
  15. 請求項14記載のコンピュータプログラムにおいて、前記反射面は、着座した運転者の視点から見た場合、少なくとも30°の視野を反射するものである。
  16. 請求項14記載のコンピュータプログラムにおいて、前記反射面は、着座した運転者の視点から見た場合、少なくとも40°の視野を反射するものである。
  17. 請求項14記載のコンピュータプログラムにおいて、前記反射面は、着座した運転者の視点から見た場合、少なくとも45°の視野を反射するものである。
  18. 請求項14記載のコンピュータプログラムにおいて、前記反射面は、約15%未満の画像誤差数量Iであって、
    Figure 2010517848
    に基づき計算される約15%未満の画像誤差数量Iを有し、
    ここで、Vは、前記反射面Mをグラフとする画像平面における領域の画像であり、Tは、Mにより、前記画像平面から前記対象物面へと誘導される変換である。
  19. 請求項18記載の反射面において、当該反射面は、約10%未満の画像誤差数量を有するものである。
  20. 請求項18記載の反射面において、当該反射面は、約5%未満の画像誤差数量を有するものである。
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