JP2010516676A - 冷却効果を有する尿素組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、無水の組成物中に組み込まれる前に、その粒子がジメチコンおよびシリカのネットワーク中にカプセル化されている尿素粉末を包含する。カプセル化された尿素は局所用組成物に冷却活性を付与することができる。本発明はまた、カプセル化された尿素を含有する局所用冷却組成物に関する。カプセル化された尿素は新規であり、局所用無水組成物に冷却活性を付与するためのその使用は新規である。カプセル化された尿素を含有する局所用無水組成物もまた新規である。この尿素を含有する無水組成物は、そうでなければ周囲の湿度のために生じ得る加水分解に対して安定である。開示された組成物は使用者にとって清潔で新鮮な感覚をもたらす。
【選択図】なし

Description

本発明は、スキンケアのための局所用組成物に関する。具体的には、本発明の原理を、種々の型のスキントリートメント組成物に組み込んで、該組成物に冷却特性を付与することができる。
「尿素」としても知られるカルバミド(系統名:ジアミノメタナール(diaminomethnal))は、極性の、約132℃まで結晶性の固体である。その分子式は以下の通りである:
Figure 2010516676
尿素は水に対して高い溶解性を有する:20℃で108g/100mLであり、100℃で733g/100mLまで増大する。この反応は吸熱性であり、尿素−水の系が、反応が進行するに連れてその周囲から熱を吸収することを意味する。尿素の、水への溶解熱は約-57.8cal/gである。局所用組成物における尿素および置換尿素の使用は公知であり、防腐剤、抗細菌剤、抗真菌剤、かゆみ止め、防臭剤およびその他の用途で使用されてきた。尿素は角質溶解活性(死んだ皮膚細胞の除去)を有し、そして高濃度ではタンパク質溶解活性を有する。尿素は、それ自身および皮膚表面下を標的とする他の活性剤双方のための皮膚浸透促進剤とされている。
角質層において、水の保持は、天然保湿因子(NMF)として集合的に知られる、高濃度の水溶性吸湿性分子によって主として達成される。NMFは水と結合し、組織の水和状態を維持するためのリザーバーとして作用する。尿素はNMFの一部として角質層内で天然に生成する湿潤剤であり、皮膚における水分の保持において重要な役割を果たしている。更に、外から皮膚に適用した尿素は高い浸透活性を有している。局所的に適用された尿素は、角質層外層の水素結合を壊して下部の水結合部位をさらすことによって皮膚に浸透する(ハイドロトピック可溶化(hydrotopic solubilization)として知られる現象)。この理由のために、尿素は、局所保湿用組成物において非常に効果的に使用することができる。湿潤剤としては、約10%より低い濃度で尿素を含有する組成物が毎日もしくは時々使用する保湿剤として意図されている。約10%より顕著に高い濃度において(40%まででさえも)、尿素を含有する局所用組成物は、魚鱗癬および乾癬等の乾燥して荒れた皮膚の深刻なケースのための効果的なトリートメントである。
その強力な保湿特性にも関わらず、尿素を含有する市販に耐え得る化粧用調製物は製剤化が困難である。水系において、尿素は徐々に加水分解し、通常の製品の使用期限より短い期間で製品中で顕著な量のアンモニア、他のアミンおよび二酸化炭素が生成してしまう。アミンは独特の不快な臭いを有し、組成物のpHを上げる傾向がある。例えば、20%の尿素溶液は約7.4の初期pHを有し、室温で11ヵ月間の保管後に8.8まで上昇することが報告されている(米国特許出願公開第2004/0033963号)。水性組成物中における尿素の加水分解の結果として、製品の変色または相分離を含む他の変質(breakdown)も生じ得る。このことは、パーソナルケア製品において全く許容されるものではない。
従って、これらの問題は、尿素が無水のビヒクル中に組み込まれている場合には回避されると考え得る。しかしながら、尿素はある臨界的な相対湿度を示す。臨界相対湿度は、ある物質が空中から水分を自発的に吸収し始める周囲の環境の相対湿度である。臨界相対湿度以下では、物質は空気中から水分を吸収しない。尿素の臨界相対湿度は20℃で約81%、30℃で約73%である。従って、日常的に遭遇する条件下で、尿素は周囲の水分を吸収する傾向があり、たとえ尿素含有ビヒクルが無水であったとしても、保護されていない尿素は一般的に周囲の水分の影響を受けやすい。従って、尿素は空気中の水分の存在のために加水分解し、尿素を含有する無水の製品の使用期限が短くなり得るために、無水の系の使用によって上記の問題が完全に回避されるものではない。
これらの理由のために、尿素の利点を追求するいくつかの製品は、尿素の加水分解速度を低下させる手段(緩衝系または尿素誘導体の使用等)も組み込んでいる。例えば:ヨーロッパ特許出願公開第0101887A2号には、尿素、低級アルキル置換尿素、およびこれらの混合物よりなる群から選択され、約0.5〜約12モルの濃度で存在する尿素化合物と、尿素化合物溶液のpH値を約6〜約8に調整するために十分な量の不活性の酸のアンモニウム塩との水溶液を含有する化粧用組成物が開示されており、該化粧用組成物は滴定可能なアルカリの生成に対して安定である。この特許出願に係る好ましいアンモニウム塩として、4個までの炭素原子を有するカルボン酸等の強酸のアンモニウム塩が挙げられる。
特開昭59-020217号には、1〜48重量%の尿素、アンモニウム化合物およびカルボキシビニルポリマーを含有する水性ゼリー状組成物が記載されている。組成物のpHは、アルカリ金属の水酸化物、アルカノールアミン、塩基性アミノ酸およびアンモニア水から構成される塩基を添加することによって5.5〜7.5に調整されている。この文献には、開示された組成物中に存在する全ての成分の組み合わせによって、相乗的な尿素の分解阻害が提供されることが教示されている。従って、この特許文献では、構成成分のいずれかが欠ければ組成物の安定性が低下するであろうことが暗示されている。
米国特許第6,355,259号には、尿素、アラントイン、および、リン酸1水素2ナトリウムおよびクエン酸を含有するか、もしくはリン酸2水素1カリウムおよびリン酸1水素2ナトリウムを含有するか、または双方を含有する尿素安定化緩衝剤を含有する水性化粧用組成物が開示されている。荒れた乾燥肌を防止し、潤いを維持するために有用な尿素を含有するにもかかわらず、この化粧用組成物は、pHの上昇および長期の保管の間に尿素から産生されるアンモニアの臭い等の問題を有さないと報告されている。
明らかなように、先行技術では、可能な限りpHを安定させて尿素を安定化するために、緩衝作用を使用する尿素含有組成物が多く見られる。しかしながら、緩衝系は、従来の増粘系と共に使用した場合に困難を引き起こし得る電解質を生成させる。尿素含有局所用組成物を開示する文献を概略すると、以下のものが挙げられる。
米国特許第3,666,863号は、尿素および乳酸の水溶液を含有するスキントリートメント組成物が開示されており、尿素は約2〜30重量%の量で存在し、乳酸は約0.5〜8重量%の量で存在し、それぞれの範囲は溶液の重量に基づくものである。このスキントリートメント組成物で報告されている利点は、乳酸による、二酸化炭素およびアンモニアが生成する尿素の分解の減少である。
米国特許第4,137,302号には、尿素の代わりに、アンモニアの放出を伴う分解をしない、その特定の誘導体を使用することによって、尿素の相対的に短時間の軟化および保湿特性を延長させる無水の組成物が開示されている。この参考文献には1〜99重量%のモノアセチル尿素を、化粧的に許容される水以外のビヒクルと共に含有するスキントリートメントのための組成物が開示されている。従って、置換尿素を使用するとしても、この参考文献には無水の系が必要であることが教示されている。
米国特許第4,518,614号には、ジベレリン酸およびリシン、および、場合によって5%までの尿素を含有する水性保湿組成物が開示されている。米国特許第4,694,021号には、尿素、粘土質のクレイ物質、p-ヒドロキシ安息香酸エステル(すなわちメチル-またはプロピルパラベン)、およびスルホサクシネート化合物を含有する水性の組成物を適用することを含む、組織瘢痕(scars)の処置方法が開示されている。
米国特許第5,100,674号には、固体の無水化合物が水性媒体中に同時に添加され、該化合物が尿素、少なくとも1種のアルカリ金属および/もしくはアンモニウムの重炭酸塩およびピロリドンカルボン酸(PCA)、および爪のトリートメントのためのエモリエントまたは薬学的作用を有する少なくとも1種の水溶性成分である、爪のキューティクルに対してエモリエント作用を有する発泡性の水溶液の調製方法が開示されており;上記方法は更に少なくとも1種の中性または塩基性アミノ酸を導入することを含む。水中に投入されると、尿素およびアルカリ金属またはアンモニウムの重炭酸塩が溶解する。ピロリドンカルボン酸は、アルカリ金属および/またはアンモニウムの重炭酸塩と次第に反応してピロリドンカルボン酸の塩を形成し、これは水溶性であり、二酸化炭素を放出し、そして水和剤であり、その作用が尿素のエモリエント作用を補完する。それによって得られた溶液は爪および爪に近接した手指の皮膚を攻撃しない一方、キューティクル除去のために効果的なエモリエント作用を有する。更に、二酸化炭素が発生する結果、溶液は発泡性があり、このことで使用時の心地良さが付加される。
米国特許第5,993,857号には、ポリオキシメチレン尿素のマイクロスフェアの水性の非油性懸濁液が開示されている。尿素のマイクロスフェアは皮膚保湿剤で満たされており、皮膚にこすりつけると破裂してその中身を放出する前に穏やかな研磨作用を提供する。
米国特許第6,010,707号、米国特許第6,093,412号および米国特許第6,335,024号には、尿素官能基を有するアミノアルコール誘導体の保湿剤が開示されている。
米国特許第6,284,281号には、尿素-ホルムアルデヒド樹脂の粒子を含有するつや消し(mattifying)化粧用組成物および皮膚の凹凸の欠点(skin relief defects)を和らげるためのこうした組成物の使用が開示されている。
米国特許第6,660,251号には、尿素もしくは尿素誘導体の比率が組成物全体に基づいて1〜40重量%である、ビオチンおよび尿素もしくは尿素誘導体の水性組成物が開示されている。尿素は、ビオチンの皮膚中への浸透増大をもたらすと言われている。浸透増大は使用する尿素の量に依存する。
米国特許出願公開第2003/0031688号には、補酵素Q10および尿素の相乗的な組み合わせを含有する水性皮膚保湿組成物が開示されている。ジメチコンは組成物の任意成分である。
米国特許出願公開第2004/0220137号には、乾燥肌の治療および積極的な予防のために局所的に適用される調製物における、1種以上のオスモライト(osmolytes)および場合によって1種以上の電解質、ポリオールまたは尿素の使用が開示されている。
米国特許出願公開第2004/0228894号には、尿素およびセスキテルペンアルコール、および場合によってジメチコンを含有する保湿用水性組成物が開示されている。
米国特許出願公開第2004/0033963号には、尿素と、少なくとも1個のヒドロキシル基および1個のカルボキシル基を、遊離の酸、塩、アミドまたはラクトンとして有する機能性物質との分子複合体を含む組成物が開示されている。報告されているところでは、この組成物は従来の尿素含有組成物と比較して安定であり、皮膚中への尿素の制御放出が提供される。
米国特許出願公開第2005/0037040号には、尿素およびα-ヒドロキシ酸および/またはそのアンモニウム塩、例えば乳酸アンモニウムを含有する局所用水性組成物が開示されている。
米国特許出願公開第2005/0042182号には、化粧的に許容される担体中に尿素およびプロペラントを含む発泡性の水性組成物が開示されている。
米国特許出願公開第2005/0112153号には、尿素および少なくとも1種のエモリエントの皮膚科学的水性組成物が開示されている。
米国特許出願公開第2005/0181999号において、尿素は抗真菌剤等の生物学的活性剤のための「浸透促進(pro-penetrating)」剤である。これらの組成物は実質的に非水性である(溶媒系の5%未満)。
米国特許出願公開第2006/0083708号には、かゆみ防止および剥離治療のための尿素、鉱物塩およびティーツリー抽出物の水性組成物が開示されている。この組成物にはエモリエントとしてジメチコンを含めることもできる。
米国特許出願公開第2006/0216260号には、少なくとも5分間で6時間までの間皮膚上に留まるのに適し、かつ水で皮膚から洗い流すことができる、許容される水性媒体中に少なくとも20重量%の尿素を含有する皮膚ピーリング組成物が開示されている。
イミダゾリジニル尿素またはジアゾリジニル尿素を含有する局所用冷却組成物は公知である。イミダゾリジニル尿素(C11H16N8O8)およびジアゾリジニル尿素(C8H14N4O7)は尿素(別名カルバミド、別名ジアミノメタナール(diaminomethnal)-CH4N2O)とは全く異なり、これらの化合物の名称の類似性から任意の局所用組成物におけるこれら個々の挙動について示唆されることはほとんどない。更に、冷たくてさわやかな感覚を提供するとされ、シリカおよびジメチコンをイミダゾリジニル尿素またはジアゾリジニル尿素のいずれかと共に含有する市販の製品がある。前者の一例はフィジシャンズ フォーミュラ アクアパウダー(Physician's Formula AquaPowder)、後者はジョン アベイト アクセルレイティング クーリング ブロンザー ティングル フリー(John Abate Accelerating Cooling Bronzer Tingle Free)の名称で市場に出されている。これらの製品、また類似の製品のいずれにおいても、イミダゾリジニル尿素またはジアゾリジニル尿素はシリカ-ジメチコンネットワーク中にトラップされてはいない。イミダゾリジニル尿素またはジアゾリジニル尿素は公知の保存剤であり、本出願人の知る限り、冷却効果を提供するものではない。更に、これらの製品によって達成されるとされる冷却効果はシリカおよびジメチコン中のトラップからの水の放出によって提供されるものであると考えられる。従って、冷却効果は比較的穏やかであり、皮膚に突然水が接触したことのみに基づくものである。これは、皮膚の間近に存在する尿素の吸熱反応に基づく、比較的劇的な本発明の冷却効果とは異なる。
米国特許第5,356,627号には、マスカラにおけるウォータープルーフ剤としてのジメチコン-シリカコポリマー(Dow Corning(登録商標) 7-4116)の使用が開示されている。ジメチコンおよびシリカは表面処理として特定して使用されてはいない。コポリマーによって何もカプセル化されておらず、尿素についての開示もされていない。
上記のいずれにも、ジメチコンおよびシリカにトラップまたはカプセル化された尿素の粒子も、これを使用して局所用組成物に冷却特性を付与することも開示されていない。本出願人は、トラップまたはカプセル化された尿素を含有する組成物も、皮膚に冷感を与えるこうした組成物の使用も知らない。
米国特許出願公開第2004/0033963号 ヨーロッパ特許出願公開第0101887A2号 特開昭59-020217号 米国特許第6,355,259号 米国特許第3,666,863号 米国特許第4,137,302号 米国特許第4,518,614号 米国特許第4,694,021号 米国特許第5,100,674号 米国特許第5,993,857号 米国特許第6,010,707号 米国特許第6,093,412号 米国特許第6,335,024号 米国特許第6,284,281号 米国特許第6,660,251号 米国特許出願公開第2003/0031688号 米国特許出願公開第2004/0220137号 米国特許出願公開第2004/0228894号 米国特許出願公開第2004/0033963号 米国特許出願公開第2005/0037040号 米国特許出願公開第2005/0042182号 米国特許出願公開第2005/0112153号 米国特許出願公開第2005/0181999号 米国特許出願公開第2006/0083708号 米国特許出願公開第2006/0216260号 米国特許第5,356,627号
本発明の主目的は、皮膚に対して鎮静作用を有し、有益である冷感を皮膚に付与する、尿素を含有する安定な局所用組成物を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、皮膚に対して鎮静作用を有し、有益である冷感を皮膚に付与する方法を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、局所用組成物に冷却特性を付与する方法を提供することである。
本発明のこれらおよび他の目的は、無水組成物中に組み込まれる前に、その粒子がジメチコンおよび特定のシリカのネットワーク中にトラップまたはカプセル化された尿素粉末の使用によって達成される。トラップされた尿素は新規であり、局所用無水組成物に冷却活性を付与するためのその使用は新規である。トラップされた尿素を含有する局所用無水組成物も新規である。尿素を含有する無水組成物は、そうでなければ周囲の湿度のために生じ得る加水分解に対して安定である。にもかかわらず、本発明に係る組成物を湿った皮膚に適用するか、または乾燥した皮膚に適用し、その後に湿らせた場合、尿素は水と吸熱的に反応する。局所的に適用された尿素による熱の吸収によって、皮膚に顕著な冷感がもたらされる。尿素は容易に洗い流され、残渣を残さない。冷感をもたらすために、尿素は短時間(すなわち数秒または1分未満)だけ皮膚上にある必要がある。皮膚に適用された尿素の一部は、保湿および浸透効果を提供することができ、これは、冷感と組み合わさって、清潔で新鮮な感覚をもたらす。冷却効果は、その製品が効果的であることを使用者に知らせるシグナルとして使用することもできる。冷却の程度は組成物中のトラップされた尿素の濃度によって調節することができる。本発明の組成物は、無水の局所用調製物に適した他の任意の成分を含んでいても良い。トラップされた、またはカプセル化された尿素の使用は、製造工程に対して制限を課さない(すなわち熱感受性でない)。全ての型のトリートメント製品を、本発明に係るトラップされた尿素を含めることによって向上させることができる。一般的に、他に特定の成分は必要ではない(すなわち尿素に対して特定の保存剤は不要)。一般的に、本発明に係る組成物は、任意の従来のパッケージ;例えばビン、チューブ、含浸ワイプ(impregnated wipe)、一方のコンパートメントには無水のトラップされた尿素組成物が保持され、他方には水相が保持されているデュアルコンパートメント容器等にパッケージングすることができる。
用語
本明細書を通じて、用語「含む」、「含有する」、「含有している」等は、対象物の集合が具体的に列挙した対象物に限定されないことを常に意味する。
「実質的に無水」とは、偶発的な量の水を含有する化合物を含めることによって本発明に係る有効な組成物を製剤化することが可能であり得ることを意味する。
用語「トラップされた」(および関連する統語形態)は、シリカおよびジメチコンが共同して作用して本発明に係る組成物中の尿素の少なくとも一部の化学反応性を阻害することを意味する。特に、数ある中で、トラップは、ジメチコンおよびシリカの組み合わせによって、少なくとも一部の尿素が組成物中または周囲の空気中の水と反応することを阻害できる能力をいう。用語「カプセル化された」は、上記の「トラップされた」の定義を含み、また尿素粉末の粒子が、部分的もしくは完全に、物理的に囲まれていることも意味する。
「冷却」、「冷感」または他の意味的等価物は、本発明に係る組成物の局所的適用によって、皮膚の温度が使用者が認識できるだけ下降することを意味する。
「有効量」および「冷却有効量」とは、「冷感」を提供するために十分な量を意味する。
「活性化する」とは、吸熱的な尿素の加水分解反応を開始することを意味し、この反応は冷感が達成されるような速度で進行する。
処理された尿素の特徴
上記のように、無水または実質的に無水のビヒクルの使用は一般に、尿素含有製品の許容されない分解を回避するには不十分である。従って、本発明は、周囲の湿度から、および組成物中に存在し得るいかなる偶発的な水からも製品を保護するための手段を含む。従って、製品の有意な分解が回避され、尿素の機能性が使用時まで維持される。
有利には、使用時に、本発明に係る局所適用用組成物は(例えば蛇口からの)更なる水と特徴的な吸熱的溶解反応で反応し、強力な冷却効果をもたらすことができる。すなわち、本明細書に記載する処理された尿素は、周囲の湿度とも、組成物中に存在し得る偶発的な水(下記参照)とも実質的に反応しないが、使用者が日常的な洗浄または入浴において典型的に適用する水とは実質的に反応する。従って、本明細書において、本発明の組成物が暴露され得る周囲の湿度と、吸熱的溶解反応を活性化させるために使用者によって意図的に与えられる水との間に境界線を引くことが重要である。これらの間の本質的な違いは、トラップされた尿素の表面積に対する水の量、およびトラップされた尿素に与えられる摩擦の程度である。上記で「活性化する」を定義したように、周囲の水分はトラップされた尿素を活性化することはできない。
このような組成物は新規であり、予想外のものであり、先行技術から自明のものではない。尿素に適用される処理によって、処理された尿素原料の保存の間、およびこの原料を含有する製品の使用期限の間、製品の実質的な分解を抑制することができる。しかしながら、皮膚に適用し、十分な量の水と接触させると、この尿素処理は水と尿素との吸熱反応を抑制しない。ここで記載した性質は、2種以上の型の表面処理した尿素により満たすことができる。粒子表面がシリカおよびジメチコンの組み合わせで被覆されている尿素粉末で優れた結果が得られた。
いくつかの物質のシリカ-ジメチコンによる表面処理は公知であるが、尿素粉末にこうした処理を行うことはこれまで知られておらず、またそのように処理された尿素のいかなる利用方法も知られていなかった。表面処理としてのシリカおよびジメチコンの先行技術における使用の一例は、Distinctive Cosmetics Ingredients, LLS(Plainfield, NJ)のNatural Hot(商標)TRと呼ばれる製品においてである。この製品においては、塩化カルシウムがシリカおよびジメチコンで表面処理もしくはカプセル化されている。塩化カルシウムは水と発熱反応をして熱を放出する。表面処理の主たる利点は製品の使用中に認識され、発熱反応の速度を制御し、熱が放出される時間を延長することである。これは、表面処理の主たる利点が製品の使用前に認識され、周囲の湿度によって引き起こされる分解に対して尿素を安定化させる本発明とは異なるものである。また、処理された塩化カルシウムは水中で発熱するが、一方処理された尿素は吸熱する。従って、本発明の処理された尿素は先行技術の処理された塩化カルシウムとは異なり、異なって使用されて異なる効果を生じるものである。
組成物の他の要件
本発明に係る効果的な組成物の範囲内で、トラップされた尿素の統合性は使用時まで維持されなければならない。これを達成するために最も簡単な手段は、化粧的もしくは皮膚科学的に許容される、無水のビヒクル、または少なくとも実質的に無水のビヒクル中に尿素を提供することである。組成物の仕様に基づき、本発明の有効な組成物において許容され得る水の総量は変動するであろうが、日常的な実験によって容易に決定することができる。大まかに言えば、我々は、水の総含量が組成物の約5重量%以下である場合に、実質的に無水の有効な組成物が可能であり得ることを予測した。好ましくは、組成物は5重量%以下の水、より好ましくは約1重量%以下、そして最も好ましくは約0.1重量%以下の水を含有する。
あるいはまた、組成物中のトラップされた尿素が組成物中に存在し得るいかなる水に対しても不活性である限り、本発明の精神および機能性は維持される。従って、いかなる手段によるものであっても、トラップされた尿素の統合性を維持することができる組成物は本発明の範囲内である。例えば、トラップされた尿素、およびカプセル化されているか、もしくはトラップされた尿素と分離された水とを含有する組成物は、原理的には、効果的な冷却組成物となり得る。
組成物の有効性
表1は、皮膚に冷感をもたらす上での本発明のトラップされた尿素の有効性を示す。シリカおよびジメチコンで処理した尿素の50%水溶液を調製した。溶媒である水の温度を数分間にわたって測定した。表1に示すように、最初から2分までの間、溶媒の温度は劇的に下降し、次いで上昇し始める。
Figure 2010516676
トラップされた尿素成分によって特異的にもたらされる冷却効果の程度は、使用時における組成物中のトラップされた尿素の濃度を含む、数種の因子に依存する。本発明に係る有用な組成物は、重量で、約0.1〜約50%のトラップされた尿素を含有し得る。好ましくは、有用な組成物は約1.0%〜約30%のトラップされた尿素、最も好ましくは約2%〜約20%のトラップされた尿素を含有するであろう。
一般的に、冷却の程度は使用者の制御下にある因子、例えば:皮膚に適用される組成物の量、組成物が適用される皮膚の領域および活性化組成物が皮膚上に留まる時間にも依存するであろう。有用であり得るこれらの因子の組み合わせは事実上無限にあり、個々の使用者は、日常的な試行錯誤によって、良好な効果を得るための本発明の組成物の使用を容易に体得するであろう。しかしながら、一例として、本発明の組成物は、組成物1グラムを顔の一部分(例えば頬)に適用し、その後、手で水をすくい、それを顔にかけることによって顔をすすいだ場合に効果的である。
アジュバント
水の総含量の他には、原理的には、本発明に係る組成物中の成分の型に関して制限はない。本発明の組成物は全ての様態の化粧的、感覚的、皮膚科学的または栄養補給的成分を含有することができる。好ましくは、含有させる場合、こうしたアジュバントは処方を不安定化させない量で組成物中に存在する。独特で愉快な感覚的経験を使用者に生じさせ、および/または皮膚に利益をもたらすために、広範囲の局所的に許容される物質を有利に使用して組成物の物理的特性を維持または改変することができる。これらの物質としては、限定するものではないが、有効量の1種以上の以下の薬剤が挙げられる:研磨剤、吸湿剤(absorbents)、ニキビ防止剤、老化防止剤、しわ防止剤、抗真菌剤、抗炎症剤、抗微生物剤、抗酸化剤、制汗剤、フケ防止剤、抗皮膚炎剤(anti-dermatitis)、止痒剤、制吐剤、角質過溶解防止剤(anti-hyperkeratolytic)、ドライスキン防止剤、抗乾癬剤、抗脂漏症剤、抗喘息剤、収れん剤、気管支拡張剤、殺生剤、化学的剥離剤、洗浄剤、着色剤、コルチコステロイド、防臭剤、脱色剤、脱毛剤(depilating)、エモリエント剤、脱毛剤(epilating)、鎮痛剤、ヘアコンディショナー、ホルモン類、湿潤剤、光作用剤(light-interacting)、光沢付与剤(luster-imparting)、メーキャップリムーバー、pH調整剤、粉末、レオロジー改変剤(rheological modifiers)、光輝性付与剤(shine-imparting)、皮膚漂白剤、スキンコンディショニング剤、皮膚保護剤、タンニング剤(tanning)、UVスクリーニング剤、ビタミン類および創傷治癒剤。局所的使用に適したほとんど全ての化粧的、皮膚科学的もしくは薬学的剤が本発明の範囲内にあり、唯一の要件は適切な量のトラップされた尿素が使用前に安定なままであることである。
組成物の形態
水の不存在によって課される制限以外には、原理的には本発明に係る組成物の形態、または組成物を含有するビヒクルに関して制限はない。一般的に、仕上げ用化粧品の従来の任意の形態が可能である。例えば、トラップされた尿素を含有する冷却組成物は、クリーム、ローション、エマルジョン、ゲル、ワックス、ペースト、スティック、フォーム、リキッド等として実施することができる。これらの製品の形態は、限定するものではないが、ハンドおよびボディーローション、コールドクリーム、フェイシャルモイスチャライザー、抗ニキビ製剤、局所鎮痛剤、石けん、またはファンデーション、アイシャドウ、口紅等のカラーコスメティクスを含む、数多くの適用のために使用することができる。
パッケージング
一般に、本発明に係る組成物は、適切な容器から、すくい取り、注ぎ、噴霧し、ポンプで押し出し、搾り出し、拭き取ることができる。更に、尿素が一般的にシリカ-ジメチコンによるカプセル化で保護されているとしても、全ての尿素が完璧にカプセル化されていなくても良い。従って、本発明に係る組成物の有効性を最大にするために、組成物は、使用されていない場合、周囲の水分から保護されていることが好ましい。例えば、組成物は、水の透過を阻止する密封容器に保存することができる。密封蓋を有するプラスティック、ガラスおよび金属製の容器は一般的にこの基準を満たす。本発明に係る組成物をフレキシブルなパッケージ(すなわちチューブまたはパケット(packette))中に分布させる場合、フレキシブルなパッケージは、実質的に全ての水のフレキシブルなパッケージを通した透過を阻害するべきである。ローションポンプは典型的に射出ノズル内にいくらかの製品が残るため、セルフシールオリフィスを有するローションポンプが好ましい場合がある。
上記のように、使用者が受ける冷却の程度は、使用者の管理下にある数多くの因子に依存する。この理由のために、本発明に係る製品の使用説明書を使用者に提供することが有用であり得る。これは、典型的には例えば製品の購入に関連付けて使用者に印刷された説明書を提供することによって行うことができる。こうした説明書の主たる目的は、使用者にもたらされる利益を最大限にすることである。従って、このような説明書によって、以下の1以上のことが示唆され得る:体の所定の部分に適用させる製品の量、吸熱的な尿素の反応の活性化方法、製品を皮膚上に留める時間、トリートメントの反復頻度、トリートメント計画の維持方法、フォローアップトリートメントとすべきもの、等。
本発明の種々の利点
本発明の有利な特徴は、トラップされた尿素の使用が、本発明に係る組成物の製造に関していかなる特殊な条件をも課すものではないことである。特殊な設備または特殊もしくは極端な加工条件は必要とされない。例えば、トラップされた尿素はバッチの温度に制限を課さない。
本発明のもう1つの有利な特徴は、既存の任意の無水で化粧的に許容される製品を、その製品に冷却効果を組み込むことによって改良し得るということである。これは、例えば、化粧的に許容され、かつ無水である第1の組成物を提供し、そして該第1の組成物にトラップされた尿素成分を添加することによって達成され得る。好ましくは、トラップされた尿素成分は、例えば単純な混合によって、第1の組成物全体に均一に分布する。
他の有利な特徴には以下のものがある:尿素は容易に洗い流すことができるため、皮膚上に残渣を残さない;尿素は皮膚に潤いを与えるであろう;組成物は冷却および保湿の双方の手段であり、清潔で新鮮な感覚が達成される;使用後、皮膚の毛穴が弛緩して開いているため、また皮膚の尿素を浸透させる能力のために、皮膚に他の活性剤またはトリートメントを受け入れる準備がより整う;冷感は、製品が効果的であることを使用者に知らせるシグナルとして役立つ。
使用方法
好ましい使用方法(またはトリートメント方法)は、有効量のトラップされた尿素を皮膚のある領域に均一に広げ、皮膚において所望の温度変化を生じさせるために十分な尿素を活性化するために十分な量の水と組成物とを接触させ;組成物を少なくとも約5秒間皮膚上に留まらせ:組成物を皮膚から除去することを含む。使用方法は更に、活性化された組成物を皮膚中にマッサージし;トリートメントを繰り返し;該トリートメントに続いて尿素の冷却トリートメントと何らかの累積的もしくは相乗的効果を有するように選択される第2の皮膚科学的トリートメントを行う;ことを含み得る。好ましくは、尿素の冷却トリートメントは、最大の利益が実現され得る場合には、少なくとも週1回、より好ましくは少なくとも1日1回、そして最も好ましくは少なくとも1日2回実施する。

Claims (14)

  1. 冷却有効量のトラップされた尿素(カルバミド)および化粧的に許容されるビヒクルを含有する局所用組成物。
  2. トラップによって周囲の湿度による尿素の加水分解が阻害される、請求項1記載の組成物。
  3. 尿素が粉末であり、トラップがシリカおよびジメチコンのネットワークを含む、請求項2記載の組成物。
  4. ビヒクルが実質的に無水である、請求項3記載の組成物。
  5. 水の総含量が約5%未満である、請求項4記載の組成物。
  6. 皮膚に適用され、活性化された場合に、皮膚表面温度を少なくとも5℃低下させることができる、請求項1記載の組成物。
  7. トラップされた尿素が組成物の重量に対して約0.1%〜約50%で存在する、請求項1記載の組成物。
  8. 仕上げ用化粧品の従来の形態を有する、請求項1記載の組成物。
  9. 密封された場合に水の透過を阻害するパッケージ中に配置された、請求項8記載の組成物。
  10. 使用説明書と組み合わせた請求項9記載の組成物であって、該説明書が以下の1以上:所定の体の部分に適用させる組成物の量、組成物の活性化方法、組成物を皮膚上に留める時間、適用を反復する頻度、トリートメント計画の維持方法、およびフォローアップトリートメントとすべきもの;を示唆するものである、上記組成物。
  11. 以下のステップ:
    有効量のトラップされた尿素を皮膚のある領域に均一に広げ;
    尿素を活性化するために十分な量の水と組成物とを接触させ;
    組成物を少なくとも約5秒間皮膚上に留まらせ;
    組成物を皮膚から除去する;
    を含む、使用者の皮膚のトリートメント方法。
  12. 以下の1以上のステップ:
    活性化された組成物を皮膚中にマッサージし;
    トリートメントを反復し;
    該トリートメントに続いて尿素の冷却トリートメントと何らかの累積的もしくは相乗的効果を有するように選択される第2の皮膚科学的トリートメントを行う;
    を更に含む、請求項11記載の方法。
  13. 請求項11記載の方法を含む、皮膚トリートメント計画であって、該方法を少なくとも週1回、より好ましくは少なくとも1日1回、最も好ましくは少なくとも1日2回実施する、上記計画。
  14. 以下のステップ:
    化粧的に許容され、かつ無水である第1の組成物を提供し;
    該第1の組成物にトラップされた尿素成分を添加する;
    を含む、冷却組成物の製造方法。
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