JP2010514500A - 生体組織への材料の処理及び分配装置および方法 - Google Patents

生体組織への材料の処理及び分配装置および方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、炭化水素の改質において水素の収率及び純度を高める装置および方法について開示しており、その1実施態様として、原料炭化水素燃料(例えば、メタン、気化メタノール、天然ガス、気化ディーゼル燃料など)と水蒸気(102)を反応ゾーン(104)に受容する工程と、触媒の存在下で原料炭化水素燃料と水蒸気(102)とを反応させて水素ガスを製造する工程を含む。反応を行いながら、多孔性セラミック膜(106)を介して水素ガスを選択的に拡散させて、反応ゾーン(104)から選択的に取り除かれる。選択的に水素が取り除かれることにより、反応の平衡が変化し、原料炭化水素燃料から抽出される水素の量が増加する。

Description

本願は、アショック・ジョシ(Ashok Joshi)他により2005年8月1日出願の米国出願第11/193,339号(名称:生体組織への治療薬の投与装置および方法)の一部継続出願であり、かつその優先権を主張し、その全体が、参照により本願に包含される。
本発明は、概括的に、生体組織内に治療薬を投与するための装置、特に、ポータブル装置を使用して、流体治療薬を生体組織内で発生および投与するための装置に関する。
背関節板または腱の痛みは、見積りで全世界の人口の80%が一生に少なくとも一度は患う一般的かつ潜在的衰弱疾患である。多くの場合、痛みの原因は、変性椎間板に起因し、更にこの変性椎間板は、椎間板ヘルニアとして知られる症状に劣化する。この椎間板ヘルニアは、椎間板核髄が、椎間板の外皮に生じた裂け目を通じて外部に押し出され、これによってスパイラル神経を押圧する際に起こる。ヘルニア核による圧迫は、炎症を生じて、直接、脚部に降下する感覚の痛みとなる(所謂、坐骨神経痛)。このタイプの背関節痛に対する可能な処置は、ヘルニアの深刻度に応じて異なる。もし軽度である場合は、患者の症状は、長時間の休養及び安静によって緩和させることが出来る。しかしながら、重度のヘルニア患者または非侵襲性処置(薬理および/または物理的治療)が有効でない患者の場合、外科的介入が、度々推奨される。この侵襲性処置には、下記のような幾つかの欠点が存在する。i)手順の不可逆性、ii)瘢痕組織の形成、iii)より遅い回復時間、iv)より長時間の病院滞在、v)感染の危険。
1950年代後半以来、坐骨神経痛および低背部痛に対し、最低限の侵襲性経皮処置によって外科手術を避ける多くの試みがなされてきた。周知の処置としては、例えば、経皮椎間板切除、経皮プラズマ椎間板減圧(核形成)、椎間板内電熱治療(IDET)、経皮椎間板内高周波熱凝固(PIRT)が挙げられるが、しかしながら、これらの処置は、高価であるため、研究者は、他の代替処置法を追求している。1984年に、イタリアの整形外科医セサレ・ベルガ(Cesare Verga)博士は、ヘルニア椎間板病理治療においてオゾン・酸素混合物の使用を提案した。
リューマチ性関節炎、骨関節症、又はテニス肘、疼痛性肩拘縮またはハウスメイド膝等のスポーツ又は職業を通じた反復性損傷等の他の症状においては、腱および内部を腱が移動する鞘または潤滑管等の関節機能を許容する2つの表面間に、炎症を生じる。膝、肩、尻または他の解剖学上の嚢における嚢炎等の炎症には、酸素・オゾン混合物または励起エネルギー性純酸素等の治療薬の投与が有益であり、これら炎症には、手首、腕並びに腕および手首の腱鞘における外上顆炎並びに他の腱炎および嚢炎が含まれる。これら炎症は、腱または靭帯の骨挿入部又はこれらが鞘を通過する部分で、使用または病症中の外傷または緊張から生じる。
炎症は、いかなる関節の病変によっても悪化する。これら病変には、リューマチ性関節炎、乾癬性関節炎等若しくは骨関節症の炎症性関節炎症状が含まれる。酸素・オゾン混合物または励起エネルギー性純酸素等の治療薬の投与に適する、これらの病状過程に包含される関節には、顎関節、尻関節、膝関節、踝関節、肘関節または仙腸関節等の滑膜関節が挙げられる。上記処置は、脊柱関節突起及び仙腸関節の炎症にも、同様に、有用であり、これら炎症には、リューマチ性関節炎、骨関節症または手根管症候群等のスポーツ又は職業を通じた反復性損傷を有する腕、手首および足部の関節の炎症が含まれる。
上記した炎症、関節炎および変性は、通常、イブプロフェン、又はステロイド等のより薬効が高い薬剤若しくはメトトレキサート等の化学療法を組み合わせにより処置する。一般的医学処置では、直接、炎症組織または関節にステロイド薬またはリドカインを注入する。この処置は多くの場合繰り返し行われる。これらの薬剤は、感染の副作用を伴い、そして胃潰瘍出血または免疫抑制および感染から死亡するという可能性もある。我々は、気体状または溶液状の酸素・オゾン混合物または励起エネルギー性純酸素のいずれを用いるにせよ、オゾン治療が、現在の実態に有効であると信じる。
尻または膝プロテーゼまたはペースメーカー等の永久外科的インプラントの設置、若しくは感染関節の処置以前の外科的スペースの洗浄は、酸素・オゾン混合物または励起エネルギー性純酸素を殺菌物質として使用することにより容易になる。同様に、人工肛門形成時には、粘着性板が、気体状または溶液状の酸素・オゾン混合物または励起エネルギー性純酸素により融着して、治癒を助長し、感染を防止する。心臓外科手術後の胸骨切開からの術後回復は、度々創傷感染により合併症を惹起する。気体状または溶液状の酸素・オゾン混合物または励起エネルギー性純酸素により洗浄された創傷内に吸収性カテーテルを設置することにより、治癒が助長される。実際、如何なる創傷も、吸収性多面開口カテーテルをその中に設置して、酸素・オゾン混合物または励起エネルギー性純酸素を、カテーテルを通じて注入することが出来る。この措置は、耐感染性、抗アレルギー性および創傷治癒性を示し、回復時間を短縮し、術後の合併症率を低下させる。
オゾンの内視鏡操作注入およびオゾンのカテーテル注入の使用により、例えば、膵管の内視鏡評価の際に、内視鏡の医療介在または画像案内式または非案内式カテーテルの介在による合併症の発生を防止する。
気体状または溶液状の酸素・オゾン混合物または励起エネルギー性純酸素の歯科的注入は、歯腔の形成および修復を増長し、歯根炎症または歯周病の緩和を助長する可能性がある。
気体状または溶液状の酸素・オゾン混合物または励起エネルギー性純酸素の最小限侵襲性投与の獣医学的応用が、椎間板および変性症候群を罹病した動物においてなされている。この分野では、幾つかの他のオプションも可能である。ある種の動物は、椎間板症および関節炎からの痛みに続く二次的衰弱性疼痛に起因して死に至る場合もある。
このように、椎間板ヘルニア及び身体に悪影響を及ぼす他の医学的症状を、酸素・オゾン混合物または励起エネルギー性純酸素により、効率的および抗菌的に処置するために特別に設計された装置が、要望されている。また、携帯可能、使い捨て又は再使用可能であり、オンデマンドで即座に抗菌性かつ安定なオゾンの形成を助長し得る、炎症性および変性疾患のための介在キットを開発する要望がある。
本発明は、前駆体材料を保持する構成を有するチャンバーを画成するハウジングと;前記チャンバーと材料に関して連通し、前記前駆体材料を処理して処理済材料を生成する材料処理モジュールと;前記チャンバーと材料に関して連通し、処理済材料をハウジングから放出する取出し口とからなることを特徴とする、手持ち型分配装置に存する。
本発明によれば、治療薬を投与する装置が提供される。種々の実施形態において、装置は、胴部及びプランジャーを有し、これらと関連した材料処理モジュールを有する注射器(シリンジ)からなる。材料処理モジュールは、オゾン含有材料を胴部内に集積するように作動するオゾン発生器であってもよい。材料は、次いで、胴部からニードルを経て目的箇所内に送給され、それによって目的箇所で治療効果を発揮する。
図1は本発明の一実施形態に従った治療薬投与のための装置の一部破断斜視図である。 図2は図1に示す装置の分解斜視図である。 図3は図1の材料処理モジュールの側断面図である。 図4は図1の材料処理モジュールの他の実施形態の側断面図である。 図5aは充填位置にある図1に示す装置の平面図であり、図5bは分配位置にある図5aに示す装置の平面図である。 図6aは、本発明の別の実施形態の破断平面図であり、図6bは線A−Aに沿った図6aの断面図であり、図6cは図6aのセクションBの詳細平面図である。 図7aは本発明の別の実施形態の破断平面図であり、図7bは線A−Aに沿った図7aの断平面図であり、図7cは図7aのセクションBの詳細平面図である。
本発明の実施形態は、添付図面を参照すると共に、以下の詳細な説明および添付請求の範囲から、より十分に明らかになるであろう。理解されるように、添付図面は、単に、代表的実施形態を示したものであり、それ故、本記載の範囲を限定するものではない。実施形態は、添付図面を参照して、特定かつ詳細に記載および説明される。
本発明は、その精神または基本的な特徴から逸脱することなく、他の特定の形態により実施可能である。記載された実施形態は、すべての観点で、単に例示であり、本発明を限定するものではない。実施形態の種々の要旨を図面に提示するが、図面は、特に明記しない限り、必ずしも実際の尺度で描写されるものではない。それゆえ、本発明の権利範囲は、本説明の記載によってよりもむしろ添付請求の範囲によって示されるものである。請求の範囲と等価の意味および範囲に入るすべての変更は、本発明の権利範囲に包含されるべきものである。
本明細書を通じた、特徴、利点または同様の言語の参照において、本発明によって実現される特徴および利点のすべてが、本発明のいずれかの単一の実施形態に包含されるということを意味するものではない。むしろ、特徴および利点を参照する言語は、実施形態に関して記載された特定の特徴、利点又は特性が、本発明の少なくとも一つの実施形態に包含される意味と解釈されるべきである。つまり、本明細書を通じて、特徴、利点または同様の言語の記載は、同一の実施形態を参照するものであるかもしれないが、必ずしもそうでない場合もある。
更に、本発明の記載された特徴、利点又は特性は、1つ以上の実施形態において、適宜組み合わせることが可能である。当業者に理解されるように、本発明は、特定の実施形態の1つ以上の特定の特徴または利点なしで、実施可能である。他の場合には、更なる特徴および利点は、本発明の何れの実施形態にも開示されないある種の別の実施形態で認識される可能性もある。
本明細書を通じて、「一実施形態」、「実施形態」又は同様の言語の参照は、当該実施形態に関して記載された特定の特徴、構造または特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。つまり、本明細書を通じて、「一実施形態における」、「実施形態における」等の語句及び同様の言語を伴って開示される装置は、全て同一の実施形態を参照するものであるかもしれないが、必ずしもそうでない場合もある。
以下の記載において、本発明の実施形態の十分な理解を促すため、ハウジング、バリア、チャンバー等の例示に関し多数の特定の詳細を提示するが、当業者に理解されるように、本発明は、かかる特定の詳細の1つ以上の特徴なしに、他の方法、成分、材料等を用いても実施可能である。他の場合には、真空源等の公知の構造、材料または作動は、本発明の要旨が不明瞭となるのを避けるため、詳細な図示及び記載を省略する。
図1を参照すると、本発明に従った手持ち型分配装置10が図示される。装置10は、チャンバー14を画成するハウジング12を有する。一実施形態では、装置10又はハウジング12は、プランジャー16と、チャンバーを画成する胴部18とを備える。プランジャーは、第1端部20及び第2端部22を有する。胴部18は、プランジャー16の第1端部20を受け入れるために開口した第1端部24を有し、移動可能にプランジャー16と嵌合する。胴部18は、また、第2端部26を有する。図示された実施形態では、プランジャー16の第1端部20及び胴部18の第2端部26によって、チャンバー14が形成される。ハウジング12は、約150cm未満の容積を有していてもよい。一実施形態では、チャンバー14は、約150cm以下の体積を有する材料を保持することが出来る。他の実施形態では、チャンバー14は、約0.1cm以上の体積を保持することが出来る。理解されるように、容積範囲は、胴部18内のプランジャー16の位置と一致する。例えば、プランジャー16は、胴部18内を移動可能であり、プランジャー16の第1端部20が、胴部18の第1端部24内(全体ではないが)に位置する充填位置と、プランジャー16の第1端部20が、実質的に胴部18内に位置して、プランジャー16の第1端部20が、胴部18の第2端部26に隣接する分配位置との間で、胴部18内を移動する。
チャンバー14は材料を保持するように構成される。本明細書を通じて使用される「材料」は、気体、液体、ゲル、固体又はこれらの混合物を意味する。前記材料は、また、液体、気体またはゲル中に懸濁または分散した固体であってもよい。前駆体または出発材料は当該装置に投入され、装置の作動によって処理され、有益薬剤または治療剤を調製する。従って、装置10は、有益薬剤として作用する処理済材料を調製するために使用することが出来る。本記載を通じて、「前駆体」、「前駆体材料」及び「出発材料」は同義語として使用される。更に、「処理済材料」、「有益薬剤」及び「治療剤」も同義語として使用される。装置は、前駆体材料を有益薬剤に調製して、次いで通常体内の所望の箇所に該有益薬剤を送給するために使用される。
一実施形態では、プランジャーの第1端部20はシール28を備え、チャンバー14内の材料の保持を容易にする。シールはガスケット、フレキシブルフランジ又は従来公知の他の機械的手段であってもよい。当業者に理解されるように、チャンバー14内の材料の保持する方法としては種々の方法が挙げられ、これらの各方法が本発明の範囲に包含されるものである。胴部18の外面30は目盛32を有し、チャンバー14内の材料量を測定する。装置10は充填位置および分配位置間でのプランジャー16の移動を容易にするように構成されてもよい。例えば、胴部18はハンドル指保持部34を有しもよく、プランジャー16はハンドル36を有するように構成されてもよい。
一実施形態では、装置10は材料処理モジュール40を有する。以下で図3及び4に関してより詳細に述べるように、材料処理モジュール40は種々の形態を有することが出来る。材料処理モジュール40はハウジング12又は胴部18内に配置することが出来る。一実施形態では、材料処理モジュール40はプランジャー16内に配置することが出来る。他の実施形態では、材料処理モジュール40は胴部18内に配置することが出来る。更に別の実施形態では、材料処理モジュール40はハウジング12外に配置することが出来る。
材料処理モジュール40は、チャンバー内の前駆体材料が材料処理モジュール40と接触するか、又は該モジュールによって処理され得るように、チャンバー14と作動可能に連通する。本明細書を通じて使用される「材料の処理」とは、材料のすべて又は一部の組成又は特性を変更することを意味する。同様に、「処理済材料」は化学的組成または特性を変更または変性された材料を意味する。例えば、前記前駆体材料が酸素である実施形態では、材料処理モジュール40はオゾンを発生するオゾン発生器であってもよく、得られる又は処理された材料は酸素およびオゾンの混合物であってもよい。同様に、前記前駆体材料が水である場合は、材料処理モジュール40は水を酸化して酸素およびオゾンからなる処理済材料を調製してもよい。前記前駆体材料が塩水液である場合は、材料処理モジュール40は溶液中のイオンを酸化して溶液中に溶解するか又は気体として排出される有益薬剤または治療剤を調製してもよい。例えば、前駆体材料の塩化物イオンは、材料処理モジュール40との相互作用の後、以下の反応により、塩素ガスを生じる。
2Cl → Cl (1)
塩素ガスは装置から所望位置に放出され、その有益な効果を発揮する。同様に、臭化物イオンは以下の反応により臭素を生じる。
2Br → Br (2)
逆に、材料処理モジュールは、前駆体材料を還元して有益または治療性の処理済材料を形成してもよい。
理解されるように、原材料又は前駆体材料は、材料処理モジュール40により処理されて、これらに限定されないが、酸素等の粒子元素濃度、材料のpH、材料温度、材料粘度等を含む該前駆体材料の種々の特性を変更してもよい。材料処理モジュール40は、保存の容易な温和な材料を受け入れ、治療価値を有する反応性材料を調製することが出来る。更に、材料の処理は、これらに限定されないが、材料の還元、材料の酸化、材料の電気化学的変性、材料の化学的変性、材料の熱的変性、又は光を使用した材料の変性を含む種々の方法によって行うことが出来る。理解されるように、材料処理モジュールにより処理された材料は、使用者に対する治療力を有する種々の特性、特徴または属性を示す有益薬剤であることが出来る。装置10は、該有益薬剤の持運び可能な、単一または多点使用による適用を可能とする。
以下で図2に関してより詳細に述べるように、装置10は、また、液体処理モジュール40を制御する手段を有していてもよい。例えば、装置20は、オン・オフスイッチ42又は他のレギュレータを有していてもよい。更に、装置10は、視覚的および/または聴覚的ディスプレイ又はインジケーター44を備えて、使用者が、液体処理モジュールの状態を確認するように構成されてもよい。例えば、装置10は、装置が材料処理を行っているか又は停止した時点を示すように構成してもよい。装置は、また、処理済材料が、チャンバー14内に存在するか否かを示すように構成することも出来る。
ハウジング12は、ハウジング12から処理済材料を放出するためにチャンバー14と材料に関し連通した取出口46を有していてもよい。一実施形態では、取出口46は、胴部18の第2端部26に形成された開口からなる。取出口46は、針48を受け入れる構成としてもよい。例えば、取出口46は、ニードル48を取出口46にプレス装着する構成としてもよい。取出口46は、また、ニードル48のねじ端を螺入するように、ねじ切されていてもよい。ニードル48は、ルア(Luer)又は他の機械的結合又は取付具により、取出口46に取り付けられてもよい。当業者によって理解されるように、取出口46及びニードル48は、互いに連通するように、種々の構成を有することが出来る。ニードルは、材料に関し取出口、即ち、チャンバーと連通し、体内および使用者に最も治療価値ある特定の箇所に処理済材料を注入させる。
装置10は、また、バルブ50を有し、チャンバー14とニードル48間の材料の移動を制御してもよい。一実施形態では、バルブは、止め栓弁である。バルブは、材料が処理されている間、材料の漏れを防止するため、閉止状態に位置することが出来る。一定量の材料が処理されると、バルブは、装置10から処理済材料を排出するために、開放状態に位置することが出来る。
図2を参照すると、本発明に従った図1の実施形態の斜視分解図が示される。装置10は、更に、材料処理モジュール40により処理される材料量を制御するためのコントロラー52を有していてもよい。一実施形態のコントロラー52は、材料処理モジュール40により材料を処理する時間の長さを制御するためのタイミング回路54を備えていてもよい。材料処理モジュール40が、オゾン発生器であり、かつ前駆体材料が、酸素または空気である実施形態では、コントロラー52は、オゾン発生を制御するオゾン回路56を備えることが出来る。コントロラー52は、材料処理モジュール40と、電気的に接続される。一実施形態では、コントロラー52は、プランジャーハウジング内に配置され、オゾン発生器であってもよい材料処理モジュール40によって発生するオゾン量を制御するために使用することが出来る。当業者によって理解されるように、コントロラー52は、また、該コントロラー52が、材料処理モジュール40の機能を適切に制御するために、リレー回路(図示せず)を有することも出来る。
電源80は、材料処理モジュール40及びコントロラー52と、電気的に接続される。電源80は、直流または交流のいずれでもよい。一実施形態では、電源80は、プランジャー16内に同軸的に配置された1つ又は一連のバッテリーを有する。コントロラー52は、高電圧高周波電気信号の発生および該信号の材料処理モジュール40への伝送が可能な電子系を有していてもよい。信号周波数は、約1/10キロヘルツ(kHz)〜約1000kHzの範囲に設定することが出来る。一実施形態では、信号周波数は、約20kHz〜約60kHzの範囲にある。電気信号の電圧は、約1キロボルト〜約20キロボルトの範囲にある。一実施形態では、電気信号の電圧は、約3キロボルト〜約6キロボルトの範囲にある。他の実施形態では、電源80は、また、約1ボルト〜約30ボルトの範囲の電圧を有する電流を供給することが出来る。
スイッチ42は、電源80による電力の伝送を制御するために使用することが出来る。スイッチ及び他の電気的要素は、ワイヤー又はケーブル60を介して電気的に互いに結合される。スイッチ42が、オン位置の時、電流は、材料処理モジュール40へ通電され、スイッチ42が、オフ位置の時、電流は、非通電となる。スイッチ42は、いかなる数の公知の電気スイッチであってもよい。例えば、スイッチは、使用者に、多数回の回路の連結または遮断を許容するトグル型(起伏型)スイッチであってもよい。一実施形態では、スイッチは、プルタブ(引きつまみ)であり、この実施形態では、プルタブを装置10から引き出した際、回路が連結されて、電流が、材料処理モジュール40に供給されるように構成する。タイミング回路54は、所定時に電流の発生または伝送を自動的に停止することが出来る。コントロラー52又はコントロラー52の個々の要素54及び56は、また、ブザー又は光源を有していてもよく、聴覚または視覚信号またはディスプレイを提供することのより、装置10のオン・オフ又は材料処理モジュール40の状態を表示する構成としてもよい。装置10は、ディスプレイを有していてもよい。当業者によって理解されるように、装置40の電子要素は、図示のように回路板62によりハードワイヤード(固定プログラム化接続)されていてもよいし、プログラマブルマイクロプロセッサー(図示せず)により制御されることも出来る。
制御要素および他の電子系は、ハンドル36及びプランジャー16の本体内に収容される。プランジャー16は、第1部分64及び第2部分66からなるプランジャーハウジング62を有することが出来る。ハウジング62の各部分64及び66は、合体されて中空内部を形成し、そこにコントロラー52及び電源80を収容する。エンドキャップ65は、プランジャー16の第1端部に設けられ、内部の要素を所定位置に保持する。エンドキャップ65は、シール28を備えて、胴部18の内部との封止係合を行うことも出来る。エンドキャップ65は、また、胴部18内におけるプランジャー16の伸縮(テレスコピック)係合を制御する構成とすることも出来る。プランジャーハウジングの各部分64及び66は、ナット、ボルト、ワッシヤ、セットスクリュー等の公知の締結部材68によって、共に結合されてもよい。プランジャー16のハウジング半体および胴部18等の装置10の他の部材は、成形プラスチックから形成し、作動状態に、共に取り付けられてもよい。取り付けは、これらに限定されないが、粘着または他のタイプの接着、溶接、クリンプ加工、超音波接合、熱溶接等を含む種々の方法により行われてもよい。ハウジング半体は、また、プレス係合、スナップ係合等により、互いに合わせ嵌合するように構成してもよい。公知のすべてのタイプのファスナー68が、同様に、上記結合のために使用することが出来る。当業者によって理解されるように、個々の要素は、本発明の教示を実施するために、種々の方法により、作製・組み合わせることが出来る。一実施形態では、電子系および制御要素は、胴部18内に配置することが出来る。他の実施形態では、電子系および制御要素は、プランジャー16及び胴部18と別体のハウジング又はモジュール内に配置することが出来る。
プランジャー16及び胴部18は、ガラス、ステンレス鋼、ポリカーボネート、高密度ポリエチレン、塩素化ポリビニルクロリド、シリコーン、エチレン−プロピレン三元共重合体、及びポリテトラフルオロエチレン、フッ素化エチレン−プロピレン重合体等のフッ素重合体等の実質的に硬質である材料から形成することが出来る。当業者により理解されるように、装置10を形成するために使用する材料は、材料処理モジュール40により遂行される特定の材料処理において適切に機能可能である必要がある。例えば、材料処理モジュール40が、オゾン発生器である場合は、材料に接するプランジャー16、胴部18及び他の要素は、上記されたような、オゾン曝露に対し不活性な材料から形成する必要がある。材料を熱処理する際は、該材料は、使用される熱範囲において耐熱性を有する必要がある。同様に、前駆体材料を紫外線により処理する場合は、ハウジングは、紫外線に対し適合性を有する必要がある。
材料処理モジュール40は、プランジャー16の端部20内に配置することが出来る。一実施形態では、材料処理モジュール40は、カソード70、アノード72及び電解質を有する電気化学的セル40である(図3参照)。チップ40は、プランジャー16内に形成されたキャビティ69内に配置することが出来る。材料処理モジュール40は、プランジャーと同軸配置され、プランジャー16の第1端部20と胴部18の第2端部26により画成されるチャンバー14に開口しかつ該チャンバー内に連通する。更に、理解されるように、材料処理モジュール40は、装置10のハウジング12に対し、好適な位置に配置することが出来る。ハウジング12が、プランジャー16と胴部18との組合わせ形状である場合は、材料処理モジュール40は、プランジャー16の第1端部20と第2端部22間の好適な位置に配置するか、又は胴部18内の第1端部24と第2端部26間の好適な位置に配置することが出来る。また、材料処理モジュール40は、装置10の外面の好適な位置に配置するか、又は材料処理モジュール40が装置に直接取付けられていないが装置と結合した装置外側の位置に配置してもよい。
材料処理モジュール40は、また、コロナ放電装置であってもよい。また、材料処理モジュール40は、紫外線(UV)源であってもよい。これら実施形態においては、電源80、電子回路54、56、回路板62、ケーブル60及びコントローラー52は、コロナ放電装置またはUV源を適切に機能させるために改変されてもよい。例えば、UV源装置では、電子系は、約100nm〜約700nm間、又は約140nm〜約200nm間の光波長を提供する必要がある。
他の観点では、材料処理モジュール40は、オゾン化ゲル及び加熱部材を収容する開放容器であってもよく、加熱部材の作動によりゲル温度を上昇させて、ゲルからのオゾン・酸素混合物の脱着をさせてもよい。ゲルは、オゾンをオリーブ油中に散布し、次いでオリーブ油を冷却することによって形成することが出来る。オリーブ油は、約−15℃〜約10℃の温度に冷却する。当業者により理解されるように、材料処理モジュール40の種々のオプション形態が、本発明の教示を実施するために、単独または組み合わせて使用可能である。
取出口46に取り付けたニードル48は、送給される処理済材料に応じて、所望の材料、所望の長さ又は寸法から形成することが出来る。一実施形態では、処理済材料は、治療効果を有するオゾン・酸素混合物であり、その詳細は、以下に記載する。オゾン・酸素混合物が、ヘルニア椎間板内に送給される場合は、ニードル48は、チバ(Chiba)ニードルでも、フランシーン(Franceen)ニードルであっても、当業者に公知の他の好適なニードルであってもよい。
図3を参照すると、本発明に従った材料処理モジュール40のより詳細な図が示される。材料処理モジュール40は、カソード70、アノード72及び電解質74からなる電気化学的セルであってもよい。電解質74の少なくとも一部は、カソード70とアノード72間に配置される。電源(図示せず)は、ワイヤー76により、カソード70とアノード72間に電圧を印加する。この実施形態では、材料処理モジュール40は、電気化学的オゾン発生器であることが出来る。オゾン又は空気の前駆体材料は、材料処理モジュール40と相互作用することにより、オゾン・酸素混合物を形成してもよい。この混合物は、水の電気分解およびアノード72でのオゾン及び酸素の製造によって、材料処理モジュール40の電気化学的セル構造から放出させることが出来る。一実施形態では、電流は、約3ボルト〜約20ボルトの電圧を印加するために使用される。他の実施形態では、約2ボルト〜約10ボルトの電圧が使用される。
図4を参照すると、材料処理モジュール40の他の実施形態が例示される。材料処理モジュール40は、表面放電コロナから形成されてもよい。この実施形態では、誘電材料174は、一対の電極170及び172間に配置されてもよい。ワイヤー176を使用して、放電電極170及び誘電電極172を結合することが出来る。電極は、高純度アルミナ又はシリカ誘電体174内に組み入れられる。一実施形態では、電極170及び172は、これらに限定されないが、タングステン、白金、ニクロム、ステンレス鋼またはこれらの組み合わせを含有する。高周波高電圧電源が、2つの電極170及び172間に適用された場合は、安定した高周波表面コロナ放電が、放電電極170上で生起する。他の実施形態では、より旧来のギャプ放電型コロナ材料処理モジュール40が、使用され、該モジュールでは、ガラス誘電体および低周波高電圧電源が使用される。この構成においては、装置10は、酸化ガス形状の処理済気体を生成する。例えば、チャンバー14(図1参照)は、純酸素ガス形状の出発ガスを含有してもよい。オゾン・酸素混合物は、約1/10キロヘルツ(kHz)〜約1000kHzの周波数範囲において、装置40により発生する電場を通じて酸素含有ガスを通過させることにより、コロナ放電装置40から放出される。一実施形態では、約20kHz〜約60kHzの範囲の周波数が、使用される。同様に、約1キロボルト〜約20キロボルト、より好ましくは約3キロボルト〜約6キロボルトの電圧を有する電流を使用することが出来る。
図5a及び5bを参照すると、本発明に従った装置10が例示される。図5aでは、プランジャー16の第1端部20が、胴部18を充填するために後退した充填位置にある装置10が示される。図5bでは、プランジャー16の第1端部20が、胴部18内に実質的に配置され、プランジャー16の第1端部20が、胴部18の第2端部26に近接して配置された分配位置にある装置10が示される。充填位置と分配位置間の、胴部18内でのプランジャー16の可動範囲は、プランジャー16内に形成された溝17によって制限することが出来る。胴部18内に形成されたストップ19は、溝17内に配置されて、胴部18の最大充填容積を制御することが出来る。他の実施形態では、多数個のストップを組み込んで、胴部18の充填および送給容積を制御してもよい。当業者に理解されるように、胴部18内のプランジャー16の移動は、公知の種々の方法によって実施可能である。図1に関して上述したように、プランジャー16の第1端部20及び胴部18の第2端部26は、チャンバー14又はアキュームレターを画成する。チャンバー14の容積は、プランジャーが、充填位置から分配位置に移動するにつれて、減少する。
使用時には、装置10は、チャンバー(特に図1参照)が、所定量の材料を保持し得るように配置される。本明細書を通じて参照する前駆体材料は、装置により処理可能ないかなる容積の材料であってもよい。殆どの実施形態では、該材料は、装置により処理されて有益薬剤又は治療薬剤を生成する前駆体液体、気体、ゲル又はこれらの組合せである。前駆体材料は、取出し口46又は取出し口46に取り付けられたニードル等の装置を前駆体材料源に取り付け、プランジャー16を充填位置に向かって引っ張ることによって、チャンバー14内に引き込むことが出来る。前駆体材料は、また、装置10に取り付けるか、又は装置10から離れて配置された外部源から、チャンバー14内に投入されてもよい。前駆体材料は、装置の梱包前または装置10を使用者が入手した後に、チャンバー14内に投入されてもよい。当業者に理解されるように、前駆体材料を装置10及びチャンバー14に充填する方法としては、種々の方法が挙げられる。前駆体材料は、これらに限定されないが、空気、酸素、水、窒素、二酸化炭素、塩素、臭素およびこれらの組合せを含むことが出来る。前駆体材料は、また、塩溶液を単独または前記物質と組み合わせて、含むことが出来る。例えば、塩溶液は、NaI、NaF、NaCl、NaBr等含むことが出来る。前駆体材料は、気体、液体、ゲル又はこれらの組合せのいずれの形態であってもよい。理解されるように、処理済材料が、治療薬剤の更なる処理または更なる生成のためリサイクルされる場合、又は材料を2度処理して、より高濃度のある種の有益薬剤を生成することが所望される場合、前駆体材料は、処理済材料を含有してもよい。
装置10は、次いで、電源80(図2)を活性化するスィッチ42(図1及び2)を投入することによって、活性化されてもよく、材料処理モジュール40は、チャンバー14内の前駆体材料との相互作用が可能となる。使用する材料処理モジュール40のタイプに応じて、装置10の活性化により、前駆体材料を処理して処理済材料を生成することによって、有益薬剤を調製または生成することが出来る。例えば、材料処理モジュール40が、コロナ発生器の形状のオゾン発生器であり、かつ前駆体材料体が、酸素である場合、装置10の活性化により、材料処理モジュール40は、チャンバー14内の酸素と相互作用する場を発生し、それによって有益薬剤である酸素混合オゾンを生成する。オゾン生成サイクルが完了すると、プランジャー16は、押し下げられ、取出し口16からオゾンを送給する。ここで注意すべきは、一実施形態において、プランジャー16のストロークは、プランジャーが最大に押し下げられた際、材料処理モジュール40が、胴部18の第2端部26に近接するが、しかし実際に接触することはないように、調整されるということである。
本明細書を通じて使用される「処理済材料」は、装置10の作動によって、何らかの変更または変性を被った材料であってもよい。つまり、「前駆体材料」および「処理済材料」という用語は、装置10の単一作動における異なる段階での材料を示すものである。上記実施例においては、前駆体材料が酸素であり、かつ材料処理モジュール40がオゾン発生器である場合、装置10の活性化によって、オゾン及び酸素の混合物からなる処理済材料が調製される。この混合物を保存し、その後二次使用のため装置に投入する場合は、処理済混合物は、装置10の二次使用のための前駆体材料であってもよい。
処理済材料は、患者に投与することが望ましい治療薬剤である。処理済材料は、これらに限定されないが、オゾン、酸素、酸化窒素(類)、塩素、フッ素、二酸化塩素、ヨウ素、二酸化炭素、臭素、二酸化臭素、酸素ラジカル;水酸ラジカル;イオン性酸素;エネルギー処理酸素;及びこれらの組合せを含むことが出来る。処理済材料の少なくとも一部は、また、前駆体材料を含んでいてもよい。処理済材料は、また、これらに限定されないが、窒素、ヘリウム、二酸化炭素および/またはこれらの組合せからなる不活性ガスを含むことが出来る。
図6aを参照すると、他の実施形態の装置310が例示される。装置310は、プランジャー316、及び前駆体材料を保持するチャンバー314を画成する胴部318を有する。プランジャー316は、第1端部320及び第2端部322を有する。胴部318は、プランジャー316の第1端部320を受け入れ、プランジャー316を移動可能に胴部318と係合させるために開口した第1端部324を有する。胴部318は、また、第2端部326を有する。胴部318の第2端部326は、取出し口346を有し、該取出し口は、チャンバー314の取出し口346として供することが出来る。ニードル348は、第1端部382及び第2端部384を有する。ニードル348の第2端部384は、ルア(Leur)又は他の機械的結合または取り付け具を使用して、取出し口346に取り付けられてもよい。
この実施形態では、材料処理モジュール40は、ニードル348内に配置されるか、又はニードル348そのものである。図6aの線分A−Aに沿った断面図である図6b及び領域Bの破断図である図7cに最もよく示されるように、ニードル348は、流通型電気化学的セルを使用して、治療薬剤形状の処理済材料を調製する。電気化学的セル型ニードル348は、アノード370及びカソード372を有する。電流は、電源380に接続されたワイヤー376によって、アノード370及びカソード372に通電される。チャンバー314は、前駆体材料または前駆体または電解質374を注入される。他の実施形態で示されるように、材料処理モジュール340及び前駆体材料間の電気化学反応は、電極および電解質材料の選択によって制御されることが出来る。電極370及び372は、電極370及び372における電気酸化/電気還元の電気化学的動力学に影響を与える。
電源投入によって、アノード370及びカソード372が、分極され、前駆体材料が、チャンバー314からプランジャーのより押し出され、ニードル348内に注入された際、該前駆体材料を電気酸化または電気還元することによって、治療薬剤を生成する。他の実施形態では、アノード370は、ニードルの金属壁により形成される。すべての実施形態において、アノード370及びカソード372は、逆に配置することが出来る。上述したように、印加電圧および/または電流電源のタイミング及び制御により、材料処理モジュール40により生成される有益薬剤の量を制御するが、該制御は、手動でも、自動(即ち、プログラマブルマイクロプロセッサーによる制御)のいずれでもよい。
当業者に理解されるように、作動を容易にするため、ワイヤーは、チャンバー314の内部に印刷された導体であってもよい。一実施形態では、ワイヤー376は、絶縁され、電極370及び372は、導電性であり、所望の有益薬剤に応じて選択可能である。気体前駆体の場合は、電極370及び372は、ニードル348内に配置された、タングステン、白金、ステンレス鋼、ニクロム又はアルミニウムであってもよい。理解されるように、ニードル348内の材料処理モジュール40の形態は、また、旧来のギャップ放電コロナ放電装置と同様に、コロナ放電装置として構成されてもよい。この構成では、ニードルは、高電圧電極上にガラス誘電体を使用し、低周波高電圧電源により電力を供給される気体処理モジュールであってもよい。液体前駆体の場合、同様の電極を使用するが、しかし、これら電極は、低電圧によって電力を供給され、高電圧電極と相違して、誘電体を必要としない。
図7aを参照すると、本発明に従った他の実施形態の装置410が示される。装置410は、プランジャー416、及び前駆体材料を保持するチャンバー414を画成する胴部418を有する。プランジャー416は、第1端部420及び第2端部422を有する。胴部418は、プランジャー416の第1端部420を受け入れ、プランジャー416を移動可能に胴部418と係合させるために開口した第1端部424を有する。胴部418は、また、第2端部426を有する。胴部418の第2端部426は、取出し口446を有し、該取出し口は、チャンバー414の取出し口446として供することが出来る。ニードル448は、第1端部482及び第2端部484を有する。ニードル448の第2端部484は、ルア(Leur)又は他の機械的結合または取り付け具を使用して、取出し口446に取り付けられてもよい。
この実施形態では、材料処理モジュール40は、ニードル448である。図7aの線分A−Aに沿った断面図である図7b及び領域Bの拡大図である図7cに最もよく示されるように、ニードル448は、流通型電気化学的セルを使用して、治療薬剤形状の処理済材料を調製する。電気化学的セル型ニードル448は、アノード470及びカソード472を有する。電流は、電源480に接続されたワイヤー476によって、アノード470及びカソード472に通電される。チャンバー414は、前駆体材料または前駆体または電解質474を注入される。
この実施形態では、ニードル480は、現場、換言すれば、体内で有益薬剤を製造するために使用する電極470及び472を収容する。この実施形態では、更なる電解質が、チャンバー414内に供給されても、供給されなくてもよい。電極470及び472は、開口486を越えて延設され、体液により接した状態で、有益材料である処理済材料を現場で生成することが出来る。理解されるように、処理済材料が、ニードル448の端部486を越えた領域で生成されるので、プランジャー416/胴部418の構成は、この応用では必ずしも必要ではない。しかしながら、この注射器タイプの構成は、プランジャー416を胴部418内に押し込むことによって、脱水状態の患者または十分な材料を供給されない体内領域に、塩水溶液または他の液体前駆体を追加供給するために好適であるかもしれない。ニードルの第1端部482は、電極470及び472を挿入時の損傷から保護するための保護シールド又は隔板(シュラウド:図示せず)を有することも出来る。
また、手持ち型分配装置を使用した材料の分配方法が、開示される。上述したように、分配装置10、310、410は、材料を分配するために使用される。本方法はチャンバー14、314、414内に前駆体材料を収集する工程を有する。材料処理モジュール40、340、440は、活性化される。チャンバー14、314、414内に収集された前駆体材料は、材料処理モジュールにより処理され、処理済材料を生成する。ニードル48、348、448は、体内に配置される。処理済材料は、次いで、装置10、310、410又はチャンバーから外に分配され、ニードルを通じて、体内に供給される。
一実施形態にでは、前駆体材料は、これらに限定されないが、空気、酸素、水、窒素、二酸化炭素、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素およびこれらの組合せを含んでいてもよい。同様に、該前駆体材料は、塩溶液を単独または前記物質と組合せて含んでいてもよい。例えば、塩溶液は、NaI、NaF、NaCl、NaBr等含むことが出来る。当業者に理解されるように、用語「塩溶液」は、金属により酸の水素原子を置換することによって形成された化合物を含む。
材料処理モジュール40を活性化する工程は、スィッチを投入して、電源からの電力を材料処理モジュールに送給する工程を含む。前記方法は、また、手動または自動により材料処理モジュールを不活性化する工程を含む。前記方法は、また、材料処理モジュールにより処理された材料量を検出して、モジュール40又は装置10を遮断する時期を決定する工程を含む。この工程は、ディスプレイを監視することにより行われてもよい。
実施形態においては、ハウジングが、胴部18、318、418内に可動に係合したプランジャー16,316、416を有する注射器構成である場合、材料を分配する工程は、プランジャーを胴部に対し移動させ、ニードルを通じて体内に処理済材料を送給する工程を含むことが出来る。
更なる詳細な記述無しに、当業者は、前述の記載を使用して、本発明の開示を、最大限度に、実施することが可能であると信じる。本願明細書で開示された実施例および実施形態は、単に例示であり、何れの場合にも、本発明の開示の範囲を限定するものではない。当業者に理解されるように、ここで提供された開示の基礎となる原則から逸脱することなく、上述の実施形態の詳細において、変更を行うことが可能である。言い換えれば、上記記載において詳述した実施形態に関する種々の変更および改良は、添付請求の範囲の権利範囲に包含されるべきものである。なお、手段+機能形式(means−plus−function format)で記載された部材は、米国特許法「35USC112条の6」に従って解釈されるべきである。それ故、本発明の範囲は、以下の請求の範囲によって規定されるものである。

Claims (47)

  1. 前駆体材料を保持する構成を有するチャンバーを画成するハウジングと、当該チャンバーと材料に関して連通し、上記前駆体材料を処理して処理済材料を生成する材料処理モジュールと、上記チャンバー及び材料に関して連通し、処理済材料をハウジングから放出する取出し口とから成る手持ち型分配装置。
  2. 前記前駆体材料が、空気、酸素、水、塩溶液、窒素、二酸化炭素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素およびこれらの組合せから成る群より選択された1種から成る請求項1に記載の装置。
  3. 前記処理済材料の少なくとも一部が、オゾン、酸素、酸素ラジカル、エネルギー処理酸素、水酸ラジカル、イオン性酸素、酸化窒素、塩素、フッ素、二酸化塩素、窒素、ヘリウム、ヨウ素、二酸化炭素、臭素、二酸化臭素、及びこれらの組合せから成る群より選択された1種から成る請求項1に記載の装置。
  4. 前記処理済材料の少なくとも一部が前駆体材料から成る請求項1に記載の装置。
  5. 材料処理モジュールがハウジング内に配置された請求項1に記載の装置。
  6. ハウジングが150cm未満の容積を有する請求項1に記載の装置。
  7. チャンバーが150cm未満の容積を有する請求項1に記載の装置。
  8. チャンバーが0.1cmを超える容積を有する請求項1に記載の装置。
  9. 更に、材料処理モジュ−ルと電気的に接続された電源を有する請求項1に記載の装置。
  10. 材料処理モジュールがアノード、カソード及び電解質から成る電気化学的セルから成り、上記電解質の少なくとも一部がアノード及びカソード間に配置された請求項9に記載の装置。
  11. 電源がアノード及びカソードを通じた電圧を提供する請求項10に記載の装置。
  12. 電源がバッテリーから成る請求項9に記載の装置。
  13. 材料処理モジュールが、一対の電極間に配置された誘電材料から成るコロナセルから成り、電極は電源と電気的に接続された請求項9に記載の装置。
  14. 更に、材料処理モジュールにより処理された材料の量を制御するコントロラーを有する請求項1に記載の装置。
  15. 前記コントロラーが、材料処理モジュールによる材料処理を許容する時間長を制御するためのタイミング回路を有する請求項14に記載の装置。
  16. 材料処理モジュールは、更に、第1材料および第2材料間の相互作用を制御する弁を有する請求項1に記載の装置。
  17. プランジャーと、当該プランジャーを受け入れこれと可動に係合する構成を有し、かつ当該プランジャーと共働して前記前駆体材料を保持するチャンバーを画成する胴部と、上記チャンバーと材料に関して連通し、前記前駆体材料を処理して処理済材料を生成する材料処理モジュールと、上記チャンバーと材料に関して連通し、処理済材料をハウジングから放出する取出し口と、当該取出し口と材料に関して連通し、処理済材料を体内に送給するニードルとから成る手持ち型分配装置。
  18. 前記前駆体材料が、空気、酸素、水、塩溶液、窒素、二酸化炭素、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素およびこれらの組合せから成る群より選択された1種から成る請求項17に記載の装置。
  19. 前記処理済材料の少なくとも一部が、オゾン、酸素、酸素ラジカル、エネルギー処理酸素、水酸ラジカル、イオン性酸素、酸化窒素、塩素、フッ素、二酸化塩素、窒素、ヘリウム、ヨウ素、二酸化炭素、臭素、二酸化臭素、及びこれらの組合せから成る群より選択された1種から成る請求項17に記載の装置。
  20. 前記処理済材料の少なくとも一部が前駆体材料から成る請求項17に記載の装置。
  21. 材料処理モジュールがプランジャー内に配置された請求項17に記載の装置。
  22. 材料処理モジュールが胴部内に配置された請求項17に記載の装置。
  23. チャンバーが約150cm未満の容積を有する請求項17に記載の装置。
  24. チャンバーが約0.1cmを超える容積を有する請求項23に記載の装置。
  25. 更に、材料処理モジュ−ルと電気的に接続された電源を有する請求項17に記載の装置。
  26. 更に、電源による電力の送給を制御するスィッチを有する請求項25に記載の装置。
  27. 材料処理モジュールが、アノード、カソード及び電解質からなる電気化学的セルから成り、前記電解質の少なくとも一部がアノード及びカソード間に配置された請求項25に記載の装置。
  28. 材料処理モジュールがオゾン発生器から成る請求項27に記載の装置。
  29. 電源が、アノード及びカソードを通じた電圧を提供する請求項27に記載の装置。
  30. 電源がバッテリーから成る請求項25に記載の装置。
  31. ニードルが材料処理モジュールから成る請求項27に記載の装置。
  32. 材料処理モジュールが、一対の電極間に配置された誘電材料からなるコロナセルから成り、電極は電源と電気的に接続されている請求項27に記載の装置。
  33. 更に、材料処理モジュールにより処理された材料の量を制御する電源と接続されたコントロラーを有する請求項25に記載の装置。
  34. 前記コントロラーが、材料処理モジュールによる材料処理を許容する時間長を制御するためのタイミング回路を有する請求項33に記載の装置。
  35. 更に、材料処理モジュールの状態を表示するディスプレイを有する請求項17に記載の装置。
  36. 更に、チャンバー及びニードル間の材料移動を制御する弁を有する請求項17に記載の装置。
  37. 胴部と、プランジャーハウジングを有し、胴部に可動に取付けられ、胴部と共働して材料を保持するチャンバーを画成するプランジャーと、チャンバーと連通し、材料との相互作用によってオゾンを含む混合物を発生するオゾン発生器と、プラジャーハウジング内に配置され、オゾン発生器により発生するオゾン量を制御するコントロラーと、プラジャー内に配置され、コントロラー及びオゾン発生器と作動可能に接続した電源と、電源により送給される電力を制御するスィッチと、チャンバーと、材料に関して連通し、ニードルを受け入れる構成を有し、オゾン混合物をニードル内に放出する弁を備えた取出し口とから成る手持ち型分配装置。
  38. チャンバーを画成するハウジングと、チャンバーと材料に関して連通した材料処理モジュールと、チャンバーと材料に関して連通した取出し口と、取出し口と材料に関して連通し、材料をハウジングから放出するニードルとから成る手持ち型分配装置を使用して材料を分配する方法であって、前記分配方法は、チャンバー内に、前駆体材料を収集する工程と、材料処理モジュールを活性化する工程と、材料処理モジュールによりチャンバー内に収集された前駆体材料を処理して処理済材料を生成する工程と、体内にニードルを配置する工程と、装置から体内に処理済材料を分配する工程とから成ることを特徴とする前記方法。
  39. 前記前駆体材料が、空気、酸素、水、塩溶液、窒素、二酸化炭素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素およびこれらの組合せから成る群より選択された1種から成る請求項38に記載の方法。
  40. 前記処理済材料の少なくとも一部が、オゾン、酸素、酸素ラジカル、エネルギー処理酸素、水酸ラジカル、イオン性酸素、酸化窒素、塩素、フッ素、二酸化塩素、窒素、ヘリウム、ヨウ素、二酸化炭素、臭素、二酸化臭素、及びこれらの組合せから成る群より選択された1種から成る請求項38に記載の装置。
  41. 前記処理済材料の少なくとも一部が前駆体材料から成る請求項38に記載の装置。
  42. 材料処理モジュールを活性化する工程が、スィッチを投入して、電源からの電力を材料処理モジュールに送給する工程を含む請求項38に記載の方法。
  43. 更に、材料処理モジュールを不活性化する工程を含む請求項38に記載の方法。
  44. 更に、材料処理モジュールにより処理される材料の量を検出する工程を含む請求項38に記載の方法。
  45. 材料の量を検出する工程がディスプレイを監視する工程を含む請求項44に記載の方法。
  46. ハウジングがプランジャーに可動に取付けられた胴部を有する請求項38に記載の方法。
  47. 材料を分配する工程が、更に、胴部に対しプランジャーを移動させ、ニードルを通じて体内に処理済材料を送給する工程を有する請求項46に記載の方法。
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