JP2010507460A5 - - Google Patents

Description

別の実施態様では、２つのヒータが使用されることもできる。例えば、ヒータは、プランジャー１１５０内にあり、かつ、ノズル部１１３０にあることもできる。これにより、（ノズル部１１３０に配置されたヒータの場合）熱はノズル部１１３０を通して間接的にＩＯＬへ転送され、かつ、（プランジャー１１０５に配置されたヒータの場合）熱は直接的にＩＯＬへ転送される。その他多くの類似の配置は本発明の範囲にある。

図１５の実施態様において、コントローラ１５０５は、入力装置１５１５からインターフェイス１５３５を介して入力を受信できる集積回路である。コントローラは、その電力をインターフェイス１５２５を介して電源１５２０から受け取る。コントローラ１５０５は、情報もインターフェイス１５４０を介してヒータ（図示しない）から受け取る。この実施態様では、コントローラ１５０５は、２つの制御出力を有する。コントローラ１５０５は、インターフェイス１５３０を介して制御出力をモータ１５１０に送信する。コントローラ１５０５は、インターフェイス１５４０を介して制御出力をヒータ（図示しない）に送信する。

コントローラ１５０５は、ヒータ１３０５又はヒータ１３１０を制御する異なるアルゴリズムをいくつでも使用することができる。本発明の原理と整合する１つの実施態様において、コントローラ１５０５は、ＩＯＬをある所望の温度範囲内に維持するためにヒータのスイッチをＯＮ／ＯＦＦする、ＯＮ／ＯＦＦ制御アルゴリズムを使用する。別の実施態様では、コントローラ１５０５は、その温度を安定化するためにヒータ１３０５又はヒータ１３１０に流す電流の量を制御する。この方法では、ヒータは、ＩＯＬが所望の温度範囲内に維持されることを確実なものとすべく所定の温度範囲内に維持される。

図２２は、本発明の別の実施態様にしたがった、眼球内レンズ注入システムの別の作動方法のフローチャートである。ステップ２２１０でヒータが作動させられるべきことを示す入力信号が受信され、ステップ２２２０でヒータが作動させられる。ステップ２２３０でＩＯＬが加熱される。ステップ２２４０でＩＯＬがその所望温度範囲に達していない場合、その後、ステップ２２５０でコントローラにフィードバックがかけられ、ステップ２２３０でＩＯＬが加熱され続ける。ステップ２２４０でＩＯＬが所望温度範囲に達していた場合、その後、２２６０でＩＯＬが所望温度範囲内にあることが示される。ステップ２２７０でＩＯＬの温度がその所望温度範囲内に維持される。ステップ２２８０で信号が送信されてプランジャーを作動する。ステップ２２９０でその所望温度範囲内にある間にＩＯＬは眼の中に送達される。

Claims (8)

1. ＩＯＬ送達システムの作動方法であって、
   前記ＩＯＬ送達システムは、眼球内レンズを加熱するためのヒータを備え、
   当該ＩＯＬ送達システムの作動方法は、
   前記ＩＯＬ送達システムが前記ヒータを作動させて前記眼球内レンズを加熱する工程と、
   前記ＩＯＬ送達システムが前記ヒータを制御して前記眼球内レンズを所望の温度範囲に維持する工程と、
   前記眼球内レンズが前記所望の温度範囲にないとき、前記ＩＯＬ送達システムが前記眼球内レンズの眼の中への送達を禁止する工程とを含む、ＩＯＬ送達システムの作動方法。
2. さらに、前記眼球内レンズが前記所望の温度範囲にあることを前記ＩＯＬ送達システムが示す工程を含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記ＩＯＬ送達システムが前記ヒータを制御して前記眼球内レンズを所望の温度範囲に維持する前記工程は、前記眼球内レンズを前記眼球内レンズが圧縮されることのできる所定の温度範囲に維持することを含む、請求項１に記載の方法。
4. さらに、前記ＩＯＬ送達システムが温度フィードバック信号を使用して前記ヒータを制御する工程を含む、請求項１に記載の方法。
5. 前記ＩＯＬ送達システムが前記ヒータを制御して前記眼球内レンズを所望の温度範囲に維持する前記工程は、前記ＩＯＬ送達システムが前記ヒータを所定の温度範囲に維持することを含む、請求項１に記載の方法。
6. さらに、前記ヒータのスイッチが入れられるべきであることを示す入力信号を前記ＩＯＬ送達システムが受信する工程を含む、請求項１に記載の方法。
7. ＩＯＬ送達システムの作動方法であって、
   前記ＩＯＬ送達システムは、眼球内レンズを加熱するためのヒータを備え、
   当該ＩＯＬ送達システムの作動方法は、
   前記ヒータのスイッチが入れられるべきであることを示す入力信号を前記ＩＯＬ送達システムが受信する工程と、
   前記ＩＯＬ送達システムが前記ヒータを作動させて前記眼球内レンズを加熱する工程と、
   前記ヒータを制御するための温度フィードバック信号を前記ＩＯＬ送達システムが受信する工程と、
   前記ＩＯＬ送達システムが前記ヒータを制御して前記眼球内レンズを所望の温度範囲に維持する工程と、
   前記眼球内レンズが前記所望の温度範囲にないとき、前記ＩＯＬ送達システムが前記眼球内レンズの眼の中への送達を禁止する工程とを含む、ＩＯＬ送達システムの作動方法。
8. さらに、前記眼球内レンズが前記所望の温度範囲にあることを前記ＩＯＬ送達システムが示す工程を含む、請求項７に記載の方法。