JP2010507359A - 磁気カプラに電力を供給する方法、及び電気ダイポールに電力を供給する装置 - Google Patents

磁気カプラに電力を供給する方法、及び電気ダイポールに電力を供給する装置 Download PDF

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Abstract

マルチ相間変圧器に電力を供給する方法であって、a)第1基本磁気セルの各々の巻線は、第2セルに結合された第1セルのバー内に、その基本成分が角度オフセットxiを有する磁化フラックスを生成するべく、電力が供給され、且つ、b)第2セルの各々の巻線は、第1セルに結合された第2セルのバー内に、その基本成分が角度オフセットxjを有する磁化フラックスを生成するべく、電力が供給される。角度オフセットxi及び角度オフセットxjの間の差の絶対値は、4π/Nラジアン以上である。

Description

本発明は、マルチ相間変圧器(multi−interphase transformer)に電力を供給する方法及び装置に関する。
マルチ相間変圧器は、例えば、負荷を多相電源に接続するべく使用される。先行技術文献である「電力コンバータを並列に接続するためのマルチ相間変圧器のモデリング及び解析(Modelling and Analysis of Multi−Interphase Transformers for Connecting Power Converters in Prallel)」(イン・ギュ・パーク及びセオン・イク・キム(IN GYU PARK and SEON IK KIM)著、韓国のイクサン,チョンブクのワンウォン大学の制御及び計測工学科、韓国IEEEの570〜749頁(1997年)(Dept.of Control and Instrumentation Eng., Wonkwang University, Iksan,Chonbuk,570−749,Korea,IEEE 1997))(後述の非特許文献1に対応する)は、マルチ相間変圧器に関する更なる情報を提供している。
互いに角度的にオフセットされたN個の周期的な供給電圧又は電流を生成することが可能な多相電源の使用が一般に知られている。この場合に、Nは、4以上の整数である。使用される供給電圧又は電流間の角度オフセットは、0ラジアンと2πラジアンとの間で均一に分布している。2πラジアンの角度オフセットは、供給電圧又は電流の1つの周期に対応する。
本発明者らにとって公知のマルチ相間変圧器は、少なくとも4つの基本磁気セルに分割可能である。各々の基本磁気セルは、単一の環状閉磁路を形成するのに適した磁気コアであって、当該磁気コアは、このために、環状閉磁路を形成するための少なくとも3つの同一直線上にはないバーを有し、これらのバーの中の少なくとも2つは、それぞれ、セルの外部に対向する平らな面を有し、且つ、これらのバー内の環状閉磁路の磁力線は、平らな面に対して平行であるような磁気コアを備えている。更に、各々の基本磁気セルは、1つ又は複数の巻線であって、これらの巻線の各々は、平らな面が巻線を有しない状態に少なくとも2つのバーを残すべく、磁気コアのバーの周りに巻回されるような1つ又は複数の巻線を備えている。更に、上記の少なくとも4つの基本磁気セルは、互いに磁気的に結合された第1及び第2セルのペアを形成するべく、それぞれの平らな面を介してペアとして1つに結合されている。
又、本発明者らには、少なくとも4つの基本磁気セルに分割可能なマルチ相間変圧器も公知である。各々の基本磁気セルは、共通部分を有する第1及び第2の環状閉磁路のみを形成するのに適した磁気コアであって、当該磁気コアは、2つの環状閉磁路の共通部分を形成するための中央磁気バーと、それぞれが、セルの外部に向かって対向する平らな面を有する少なくとも2つの同一直線上にはないバーとを有し、且つ、これらのバー内の第1の環状閉磁路又は第2の環状閉磁路の磁力線は、その平らな面に対して平行であるような磁気コアを備えている。更に、各々の基本磁気セルは、1つ又は複数の巻線であって、これらの巻線の各々は、平らな面が巻線を有しない状態に少なくとも2つのバーを残すべく、中央バーの周りに巻回されるような1つ又は複数の巻線を備えている。更に、上記の少なくとも4つの基本磁気セルは、互いに磁気的に結合された第1及び第2セルのペアを形成するべく、それぞれの平らな面を介してペアとして1つに結合されている。
これらのマルチ相間変圧器に電力を供給する方法は、a)第2セルに結合された第1セルのバー内に、その基本成分が角度オフセットxiを有する磁化フラックス(magnetizing flux)を生成するべく、供給電圧又は電流の中の1つによって第1セルの1つの巻線又は各々の巻線に電力を供給する段階と、b)第1セルに結合された第2セルのバー内に、その基本成分が角度オフセットxjを有する磁化フラックスを生成するべく、供給電圧又は電流の中の1つによって第2セルの1つの巻線又は各々の巻線に電力を供給する段階とを有する。
2つの角度オフセットの差(xi−xj)の絶対値は、2π/Nラジアンに等しい。
このように電力が供給されたマルチ相間変圧器は、正しく機能するが、容積が大きい。
「電力コンバータを並列に接続するためのマルチ相間変圧器のモデリング及び解析(Modelling and Analysis of Multi−Interphase Transformers for Connecting Power Converters in Prallel)」(イン・ギュ・パーク及びセオン・イク・キム(IN GYU PARK and SEON IK KIM)著、韓国のイクサン,チョンブクのワンウォン大学の制御及び計測工学科、韓国IEEEの570〜749頁(1997年)(Dept.of Control and Instrumentation Eng., Wonkwang University, Iksan,Chonbuk,570−749,Korea,IEEE 1997))
従って、本発明の目的は、同一の性能レベルを維持しつつ、マルチ相間変圧器の全体的なサイズの低減を可能にするような、これらのマルチ相間変圧器に電力を供給する方法を提案することにある。
従って、本発明は、これらのマルチ相間変圧器に電力を供給する方法に関し、この場合に、角度オフセットxi及び角度オフセットxjの間の差の絶対値は、4π/Nラジアン以上である。
角度オフセットxi及び角度オフセットxjの間に4π/N以上の角度オフセットを提供することにより、結合されたバーを通過する最大磁束が低減されることが判明した。実際に、この結果として、角度オフセットは、結合されたバー内において観察可能な最大磁束の最適な低減に対応するπラジアンに更に近接した状態となる。
バーを通過する最大磁束が低減されるため、これらのバーの寸法を低減させることも可能であり、この結果として、マルチ相間変圧器の全体的なサイズも低減される。
更には、N個の供給電圧又は電流の角度オフセットの均一な分布に起因し、この変圧器によって電力が供給された負荷内における電圧又は電流の調波も低減される。
このような電力を供給する方法の実施例は、次の特徴の中の1つ又は複数のものを有することが可能である。
・角度オフセットxi及び角度オフセットxjの間の差の絶対値は、複数のセルの各々のペアについて、π−2π/Nラジアンとπ+2π/Nラジアンとの間にある。
・1つのセルの各々の巻線は、別のセルの少なくとも1つのその他の巻線と直列に接続される。
又、本発明は、電気ダイポールに電力を供給する装置の第1実施例にも関する。この装置は、N個の位相を有する電源であって、これらの位相の間の角度オフセットは、0ラジアンと2πラジアンとの間で均一に分布しており、Nは、4以上であり、且つ、2πラジアンは、周期的な供給電圧又は電流の1つの周期を表す電源と、少なくとも4つの基本磁気セルに分割可能なマルチ相間変圧器とを備え、各々のセルは、単一の環状閉磁路を形成するのに適した磁気コアであって、当該磁気コアは、このために、環状閉磁路を形成するための少なくとも3つの同一直線上にはないバーを有し、これらのバーの中の少なくとも2つのものは、それぞれ、セルの外部に対向する平らな面を有し、且つ、これらのバー内の環状閉磁路の磁力線は、平らな面に対して平行であるような磁気コアと、1つ又は複数の巻線であって、これらの巻線の各々は、平らな面が巻線を有しない状態に少なくとも2つのバーを残すべく、磁気コアのバーの周りに巻回されるような巻線とを具備し、且つ、基本磁気セルは、互いに磁気的に結合された第1及び第2セルのペアを形成するべく、それぞれの平らな面を介してペアとして1つに結合される。この場合に、a)第1セルの1つの巻線又は各々の巻線は、動作の際に、第2セルに結合された第1セルのバー内に、その基本成分が角度オフセットxiを有する磁化フラックを生成するべく、電源のそれぞれの位相に接続され、且つ、b)第2セルの1つの巻線又は各々の巻線は、動作の際に、第1セルに結合された第2セルのバー内に、その基本成分が角度オフセットxjを有する磁化フラックを生成するべく、電源のそれぞれの位相に接続され、角度オフセットxi及び角度オフセットxjの間の差の絶対値は、4π/Nラジアンを上回る。
又、本発明は、電気ダイポールに電力を供給する装置の第2実施例にも関する。この装置は、N個の位相を有する電源であって、これらの位相の間の角度オフセットは、0ラジアンと2πラジアンとの間で均一に分布しており、Nは、4以上であり、且つ、2πラジアンは、周期的な供給電圧又は電流の1つの周期を表す電源と、少なくとも4つの基本磁気セルに分割可能なマルチ相間変圧器とを備え、各々のセルは、共通部分を有する第1及び第2の環状閉磁路のみを形成するのに適した磁気コアであって、当該磁気コアは、2つの環状閉磁路の共通部分を形成するための中央磁気バーと、それぞれが、セルの外部に向かって対向する平らな面を有する少なくとも2つの同一直線上にはないバーとを有し、これらのバー内の第1の環状閉磁路又は第2の環状閉磁路の磁力線は、その平らな面に対して平行であるような磁気コアと、1つ又は複数の巻線であって、これらの巻線の各々は、平らな面が巻線を有しない状態に少なくとも2つのバーを残すべく、中央バーの周りに巻回されるような1つ又は複数の巻線とを具備し、且つ、基本磁気セルは、互いに磁気的に結合された第1及び第2セルのペアを形成するべく、それぞれの平らな面を介してペアとして1つに結合される。この場合に、a)第1セルの1つの巻線又は各々の巻線は、動作の際に、第2セルに結合された第1セルのバー内に、その基本成分が角度オフセットxiを有する磁化フラックを生成するべく、電源のそれぞれの位相に接続され、且つ、b)第2セルの1つの巻線又は各々の巻線は、動作の際に、第1セルに結合された第2セルのバー内に、その基本成分が角度オフセットxjを有する磁化フラックを生成するべく、電源のそれぞれの位相に接続され、角度オフセットxi及び角度オフセットxjの間の差の絶対値は、4π/Nラジアンを上回る。
これらの電力を供給する装置の実施例は、次の特徴の中の1つ又は複数のものを有することが可能である。
・角度オフセットxi及び角度オフセットxjの間の差の絶対値は、各々のセルについて、π−2π/Nラジアンとπ+2π/Nラジアンとの間にある。
・第2セルの各々の巻線は、結合された面と同一直線上にある軸に沿った軸対称性により、第1セルの対応する巻線から推定される。
・各々のセルは、同一バーの周りに互いに反対方向に巻回された少なくとも1つの第1巻線及び少なくとも1つの第2巻線を有する。
・各々のセルは、少なくとも1つの第1巻線及び少なくとも1つの第2巻線を有し、これらの第1巻線及び第2巻線は、動作の際に、これらの第1巻線及び第2巻線の各々の供給電圧の間の角度位相差がπ−2π/Nラジアンとπ+2π/Nラジアンとの間になるように、電源のそれぞれの位相に接続される。
非限定的な例としてのみ付与され、且つ、図面を参照して記述される以下の説明を参照することにより、本発明を更に明瞭に理解することができるであろう。
マルチ相間変圧器によって電気ダイポールに電力を供給する装置の回路図である。 図1の装置用の電源の位相の分布を示す図である。 図1の装置内において使用可能なマルチ相間変圧器の第1実施例の概略図である。 図3のマルチ相間変圧器内において使用可能な第1及び第2基本磁気セルの概略図である。 図3のマルチ相間変圧器に電力を供給する方法を説明するためのフローチャートである。 12個の位相を有する電源の位相の分布を示す図である。 図1の装置内において使用可能なマルチ相間変圧器の別の実施例の構造の概略図である。 図3及び図7のマルチ相間変圧器内において使用可能な基本磁気セルに関する異なる実施例の概略図である。 図3及び図7のマルチ相間変圧器内において使用可能な基本磁気セルに関する異なる実施例の概略図である。 図3及び図7のマルチ相間変圧器内において使用可能な基本磁気セルに関する異なる実施例の概略図である。 図3及び図7のマルチ相間変圧器内において使用可能な基本磁気セルに関する異なる実施例の概略図である。 マルチ相間変圧器によって電気ダイポールに電力を供給する装置の別の実施例の回路図である。 図12の装置内において使用可能なマルチ相間変圧器の概略図である。 図13のマルチ相間変圧器内において使用可能な基本磁気セルの概略図である。 図13のマルチ相間変圧器内において使用可能な基本磁気セルの概略図である。 マルチ相間変圧器によって電気ダイポールに電力を供給する装置の別の実施例の回路図である。 図16の装置内において使用可能なマルチ相間変圧器を形成するべく使用され得る基本磁気セルの異なる実施例の概略図である。 図16の装置内において使用可能なマルチ相間変圧器を形成するべく使用され得る基本磁気セルの異なる実施例の概略図である。 図16の装置内において使用可能なものと同一のマルチ相間変圧器を使用するDC−DCコンバータの回路図である。 図16の装置内において使用可能なものと同一のマルチ相間変圧器を使用するDC−DCコンバータの回路図である。
図1は、電気ダイポール4に電力を供給する装置2を示す。このケースにおいては、電気ダイポール4は、入力8を有するフィルタ6を介して装置2に接続されている。
電気ダイポール4は、例えば、抵抗器である。
フィルタ6は、例えば、電気ダイポール4の端子と並列に接続されたフィルタコンデンサ12のみを有するフィルタである。このケースにおいては、装置2によって、フィルタチョークを省略することが可能である。
装置2は、多相電圧の供給源16と、この供給源16を電気ダイポール4に接続するためのマルチ相間変圧器18とを有する。
供給源16は、N個の位相を有する供給源であり、Nは、4以上の整数である。従って、供給源16は、N個の電圧Viを供給し、ここで、添え字iは、位相の数0〜N−1である。慣例に従って、電圧V0及び電圧Viの間の角度オフセットは、2πi/Nラジアンであるものと仮定する。従って、電圧V0及び電圧VN-1の間の角度オフセットは、図2に示されているように、0ラジアンと2πラジアンとの間で均一に分布している。
図2においては、各々のベクトルは、電圧Viに対応しており、このベクトルのモジュラスは、電圧の基本成分のモジュラスに対応し、且つ、x軸に対する上記ベクトルの角度は、電圧V0の基本成分からのその角度オフセットに対応する。図示のように、電圧V0〜VN-1の基本成分の角度オフセットが均一に分布している際には、図2の図における2つの連続した電圧ベクトルの間の角度位相差は、2π/Nに等しい。
このケースにおいては、すべての電圧V0〜VN-1が、2π/Nラジアンの角度オフセットだけ互いにオフセットされた同一の周期的波形を有するため、電圧V0〜VN-1の振幅は、すべて同一である。
図1においては、供給源16は、電圧V0〜VN-1を供給するN個の単相電圧源S0〜SN-1の形態において示されている。例えば、各々の供給源(単相電圧源)Siによって生成される電圧の角度オフセットを、電圧V0〜VN-1のいずれかのものに対応するように調節することが可能である。後述するように、電圧V0〜VN-1は、供給源S0〜SN-1によって順序どおりには生成されない。
図1を簡単にするべく、3つの電圧源S0、S1、及びSN-1のみが示されている。
供給源16は、例えば、多相電源ネットワーク、チョッパもしくは多相電圧インバータ、ダイオード及びサイリスタから形成された制御可能な電圧整流器、又はフライバック電源の第1段である。前述の周期的な電圧Viは、必ずしも正弦波である必要はなく、例えば、矩形又は三角形であり、且つ、連続的な成分を有することが可能である。
この実施例においては、マルチ相間変圧器18は、N個の単相変圧器Tr0〜TrN-1を有する。各々の変圧器は、隣接すると共に磁気コアniを介して互いに磁気的に結合された一次巻線e1i及び二次巻線e2iによって形成されており、この場合に、iは、先程使用したものと同一の添え字である。
各々の変圧器は、磁気コアniによって互いに磁気的に結合された巻線のペアを形成している。
図を簡単にするべく、図1には、3つの変圧器Tr0、Tr1、及びTrN-1のみが示されている。
各々の一次巻線e1iの一端は、供給源Siに直接的に接続されている。
各々の変圧器Triの二次巻線e2iは、変圧器Tri-1の一次巻線e1,i-1を介して供給源Si-1に接続されている。iがゼロに等しい場合には、二次巻線e20は、変圧器TrN-1の巻線e1,N-1を介して供給源SN-1に接続されている。
供給源Siの中の1つに接続されていない各々の二次巻線の端部は、それ自体がフィルタ6の入力8に直接的に接続された共通点24に対して直接的に接続されている。
以下、図3及び図4を参照し、位相の数Nが12である特定のケースにおいて、マルチ相間変圧器18について更に詳細に説明することとする。
図3は、マルチ相間変圧器18の断面を示す図である。マルチ相間変圧器18は、水平方向Lにおいて互いに結合された12個の基本磁気セルC0〜C11から形成されている。各々のセル(基本磁気セル)Ciは、単相変圧器Triに対応する。
図4には、2つの隣接するセルCi及びCjが更に詳細に示されている。
各々のセルCiは、梯子又は「8」の形状の断面を有する磁気コアniを有する。このために、磁気コアは、6つの横方向バーB1,i〜B6,iと、中央バーBc,iとから形成されている。バーB1,i及びB2,iは、梯子の左側の脚部MGiを形成している。バーB4,i及びB5,iは、右側の脚部MDiを形成している。側部の脚部MGi及びMDiは、単一片から形成されることが可能である。
バーBciは、中央の水平バーであり、バーB3,i及びB6,iは、側部の脚部MGi及びMDiの上部及び下部にそれぞれ配置された水平バーである。
側部の脚部又はバーの各々の断面は、実質的に矩形である。
更に詳しくは、横方向バーB1,i〜B6,iは、それぞれ、平らな面F1,i〜F6,iを有し、これらの平らな面は、それぞれ、セルCiの外部に対向している。
コア(磁気コア)niは、それぞれ、中央バーBCiの上方及び下方に配置された2つのウィンドウ又はアパーチャ32及び34を有する。
又、セルCiは、中央バーBCiの周りに巻回された2つの巻線36及び38をも有する。巻線36及び38は、互いに反対方向に巻回されている。各々の巻線は、好ましくは、複数の巻回(turn)を有する。
各々の巻線の巻回の巻線方向は、円によって取り囲まれた点と、×印を含む円とによって規定されている。円によって取り囲まれた点は、ベクトルがページの面から出てくることを示しており、×印を含む円は、このベクトルがページの面に入っていくことを示している。
以下の説明においては、図3のマルチ相間変圧器18の右手側から見て時計回りの方向に巻回された巻線が、正の方向に回転するものと見なすこととする。反対方向に巻回された巻線は、負の方向に回転する。「Vi」及び「−Vi」という2つの参照符号も、相応して規定される。「Vi」は、正の方向にて巻回された巻線の供給電圧であり、「−Vi」は、負の方向にて巻回された巻線の供給電圧である。
前述の巻線36、38の各々は、マルチ相間変圧器18の巻線e2i又は巻線e1iに対応する。この理由から、セルの各々の巻線は、図3においては、e1i又はe2iという参照符号を保持する。更には、図3には、各々の巻線の巻線方向のみが示されている。
コアniは、巻線36及び38によって生成された磁場の磁力線を集中させる。これらの磁力線は、磁化フラックスを形成する。図4において、2つの矢印は、コアni内において巻線36及び38により生成された磁化フラックスEHi及びEBiの2つの磁力線を表す。又、これらの矢印は、次の符号表記法をも表す。即ち、磁化フラックスEHiの基本成分の振幅が正である場合には、この磁化フラックスEHiによる磁場の磁力線は、時計回りの方向に回転するときに、正の方向に回転するものと見なされる。磁化フラックスEBiの基本成分の振幅が正である場合には、この磁化フラックスEBiによる磁場の磁力線は、反時計回りの方向に回転するときに、正の方向に回転するものと見なされる。この符号表記法は、マルチ相間変圧器のセルCiのすべてのものに対して適用される。又、同一基準からの磁気フラックスEHi及びEBiの基本成分の角度オフセットを表記するべく、参照符号wiも使用される。この符号表記法を使用することにより、wiのオフセットを伴って正の方向に移動するものとして、或いは、オフセットwi+πを伴って負の方向に移動するものとして、同一の磁化フラックスを規定することが可能であることを示すことができる。
更に詳しくは、磁化フラックスEHiの磁力線は、正の方向に回転する場合には、中央バーBCiの右から進入し、且つ、上部においてバーB6iを通過することによって閉路状態になる。又、磁力線EBiは、正の方向に回転する場合には、バーB6iの右から進入し、且つ、下部においてバーB3iによって閉路状態になる。これらの磁力線EHi及びEBiは、巻線36及び38によって生成された磁化フラックスに対応する。
従って、コアniにより、2つの閉磁路を形成することが可能である。これらの閉磁路は、共通部分、即ち、バーBciを有する。
後述するように、この磁化フラックスの基本成分の振幅及び位相は、巻線36及び38の供給電圧の角度オフセットの関数である。
セルCjは、軸対称性のために、セルCiから推定することが可能である。従って、セルCjは、その巻線36及び38の位置がセルCiの巻線36及び38の位置との関係においてスワッピング(swap)されているという点を除いて、構造的にセルCiと同一である。
セルCjの巻線に電力が供給された際に、セルCjのコア30内には、磁力線EHi+1及びEBi+1が形成される。又、セルCiについて規定されたものと同一の符号表記法が、セルCjにも適用される。
巻線36及び38によって生成された全体的な磁場は、コアni内において集中されない。矢印FHi及びFBiによって示されているように、磁場漏洩ラインが巻線36の周辺に形成される。これらのラインは、漏洩磁束に対応する。磁化フラックスとは異なり、漏洩磁束ラインは、コアniの外部に延長する少なくとも1つの部分を有する。例えば、このケースにおいては、漏洩磁束ラインは、閉磁路を形成するべくウィンドウ32、34を通過する。ウィンドウ32、34は、例えば、空気から形成されている。
この実施例においては、セルCiの面F4,i及びF5,iが結合されており、且つ、更に詳しくは、それぞれ、セルCjの面F2,j及びF1,jと接触した状態になっている。従って、磁化フラックスEHi、EHj及びEBi、EBjは、側部の脚部MDi及びMGj内において合流する(merge)。
側部の脚部MDi及びMGiは、例えば、2つの側部の脚部の間における密接な接触の維持を可能にする任意の手段により、互いに接着接合されているか又は互いに接続されている。
矢印SH及びSBは、結合されたバー内を循環するすべての磁化フラックスに対して適用される符号表記法を規定している。更に詳しくは、この共通的な符号表記法により、各々のセル内の磁化フラックスの角度オフセットを比較することが可能である。
この符号表記法においては、Xd iは、セルCjに結合されたセルCiのバー内における磁化フラックスEHi及びEBiの角度オフセットを示し、Xg jは、セルCiのバーに結合されたセルCjのバー内における磁化フラックスEHj及びEBjの角度オフセットを示す。これらの参照符号により、図4においては、オフセットXd iがオフセットwiに等しいということを認知することが可能である。この理由は、これらのオフセットwi及びxiを提示するべく使用される符号表記法が同一の方向におけるものであるためである。逆に、オフセットwj及びxg jを規定するべく使用される符号表記法が反対方向におけるものであるため、オフセットxg jは、オフセットwj+πラジアンに等しい。
図4は、垂直部の脚部MDi及びMGjの交差部においてページの面に対して垂直に配置された面Qi,jを同様に示す。この面Oi,jに跨って磁化フラックスEBi及びEBjが存在している。フラックスEBi及びEBjの変位の方向が同一である場合には、磁化フラックスEBiの基本成分の角度オフセットxiと磁化フラックスEBjの基本成分の角度オフセットxjとの間の差が大きいほど、面Oi,jに跨った最大磁化フラックスが小さくなる。又、面Oi,jに跨った磁化フラックスが小さいほど、バーB4,i及びB2,jの水平の部分を更に低減させることが可能である。従って、これにより、マルチ相間変圧器18の全体的なサイズが低減される。同一の説明が、バーB5,i及びB1,jの全体的なサイズの低減にも適用される。
マルチ相間変圧器18は、図4を参照して説明したように、水平方向Lにおいてペアとして結合されたセル、即ち、その垂直部の面を介して互いに結合されたセルのみを有する。
以下、図5を参照し、装置2の設計及び機能について説明することとする。
まず、マルチ相間変圧器18を設計する段階40において、いずれも互いに同一である複数の基本磁気セルを製造する。例えば、この段階においては、セル(基本磁気セル)の各々は、図4を参照して説明したセルCiと同一である。次いで、次の規則a)及びb)を適用する。
a)セルCiの各々の巻線の供給電圧Viは、そのセルの2つの巻線の供給電圧間の角度オフセットαiが、π−2π/Nラジアンとπ+2π/Nラジアンとの間になるように選択される。
b)各々のセルCiは、隣接するセルCjに結合され、この隣接するセルは、接着の前に、左垂直部のバーB1j及びB2j内に、磁気フラックスEHj及びEBjを生成し、この角度オフセットxjは、xi+2π/N+πラジアンとxi−2π/N+πラジアンとの間にある。
上記の規則a)は、第0507136号(FR0507136)として出願された仏国特許出願第0507136号明細書の開示内容の適用に対応しており、これによって、マルチ相間変圧器18の全体的なサイズを更に制限することが可能である。
例えば、上記の規則a)の適用は、各々のセル毎に付属書類の〔表3〕に示された電圧の対Viの選択に結び付く。
〔表3〕については、本明細書の末尾の付属書類を参照されたい。
付属書類の〔表3〕において、シンボルCiは、セルを示す。各々の列Ciにおいて、左側及び右側のシンボルViは、それぞれ、セルCiの右側及び左側の巻線の対応する電圧を特定している。
供給電圧Viは、いずれも、同一の振幅を有し、且つ、角度オフセットαiは、セルCiの各々について同一であるため、セルの各々によって生成された磁化フラックスの基本成分の振幅は、同一である。従って、上記の規則b)の適用は、1)動作42において、付属書類の〔表3〕内の供給電圧から、各々のセルCiによって生成される磁化フラックスの角度オフセットwiを推定する段階と、2)動作44において、結合されたバー内の磁化フラックスの角度オフセットxi及び角度オフセットxjの間の差γの値がπ−2π/Nとπ+2π/Nとの間になるように、各々のセルCiを別のセルCjに結合させる段階とからなる。
以下、図6を使用し、セルC0の特定のケースにおいて、角度オフセットwiの推定について説明することとする。
図6は、Nが12に等しいケースにおける図2のグラフに対応する。
付属書類の〔表3〕に基づいて、電圧V0及びV5を使用し、セルC0の巻線36及び38に対してそれぞれ電力を供給する。
磁化フラックスの角度オフセットwiは、下記の〔数1〕及び〔数2〕に示す2つの電圧ベクトルのベクトル和として推定することが可能である。
Figure 2010507359
Figure 2010507359
即ち、角度オフセットwiは、電圧V0に対応する電圧ベクトルと、電圧−V5に対応する電圧ベクトルとのベクトル加算によって算出される。
このベクトル加算の結果が、破線の矢印Fにより、図6に示されている。この矢印Fは、x軸との間に−π/12ラジアンの角度wを形成している。この角度wは、角度オフセットw0の推定値に対応する。
この結果を得るには、巻線38が負の方向にて巻回されているため、下記の〔数3〕に示す電圧ベクトルの逆の数を取得する必要があることに留意されたい。
Figure 2010507359
即ち、ここでは、電圧V5に対応する電圧ベクトルの逆の数を使用する必要がある。
マルチ相間変圧器18の場合には、動作42が完了した時点において、下記の〔表1〕が得られる。この〔表1〕における第2行目は、オフセットwiを示す。
Figure 2010507359
次いで、動作44において、角度オフセットwiの昇順又は降順により、セルCiを分類する。
このケースにおいては、角度オフセットwiの昇順によって分類されたセルのリストは、次のとおりである。
{C0、C5、C10、C3、C8、C1、C6、C11、C4、C9、C2、C7
第1実施例においては、この段階において、この昇順に従ってセルを水平方向Lにおいて互いに結合させる。この結果として、セルCiのバーB5i及びB4iが、後続のセルCjのバーB1,j及びB2,jに対してそれぞれ結合される。
この第1実施例においては、角度オフセットxd i及び角度オフセットxg jの間の差γが約πラジアンであることをチェックする。例えば、このケースにおいては、角度オフセットw0は、−π/12ラジアンに等しく、角度オフセットw5は、π/12ラジアンに等しい。従って、バーB50内のオフセットxd iは、−π/12ラジアンに等しい。バーB15内においては、フラックスEH5のオフセットを規定するべく採用された符号表記法が、矢印SHの反対方向におけるものであるため、バーB15内のオフセットxg 5は、w5+π、即ち、π/12+πラジアンに等しい。従って、このケースにおいては、差γは、π+2π/12ラジアンに等しい。
第1実施例においては、オフセットwiは、360°にわたって分布しており、従って、結合されたバー内の磁気フラックスの連続的な成分は相殺されない。
差γが更にπラジアンに接近したマルチ相間変圧器の第2実施例を取得するために、供給電圧を並べ換える段階46を実行する。
更に正確には、段階46においては、〔表1〕を使用し、第1の半分のグループ内の各々のセルの角度オフセットwiが、第2の半分のグループ内のセルのすべての角度オフセットwiよりも小さくなるように、セルを2つの半分のグループに分割する。例えば、このケースにおいては、第2の半分のグループは、先程示された昇順における分類内の最後の6つのセル、即ち、この場合には、セルC6、C11、C4、C9、C2及びC7から構成される。
次いで、この第2の半分のグループ内のセルの各々の左巻線の供給電圧を、同一のセルの右巻線の供給電圧と並べ換える。この供給電圧の並べ換えにより、巻線36及び38の位置は変更されない。従って、付属書類の〔表3〕を参照して規定された表記法を使用し、このセルの電圧を並べ換える動作により、供給電圧の対(Va、−Vb)から供給電圧の対(Vb、−Va)に移行することが可能である。
対照的に、電圧を並べ換える動作は、磁気フラックスの基本成分が回転する方向を逆転させる。この結果として、各々の並べ換えられたセルの角度オフセットwiは、πラジアンだけ増分される。下記の〔表2〕における第2行目は、段階46が完了した時点における各々のセルCiの角度オフセットwiを示す。
Figure 2010507359
従って、この時点においては、一揃いのセルの角度オフセットは、もはや360°ではなく、180°にわたって分布していることがわかる。
次いで、依然として段階46において、このようにして得られたセルCiを、再度、角度オフセットwiの昇順によって分類する。この結果として、次の分類が得られる。
{C0、C6、C5、C11、C10、C4、C3、C9、C8、C2、C1、C7
この第2実施例においては、このようにして得られたセルCiを、次いで、この順序に従って水平方向Lにおいて結合させる。
〔表4〕(付属書類を参照されたい)における第1行目は、この第2実施例におけるセルの順序を示す。第2行目は、各々のセルの巻線の各々が接続される電圧を示す。
第2実施例においては、得られた差γが、第1実施例におけるよりも、πラジアンに近いことをチェックする。例えば、結合されたセルC0及びC6の角度オフセットw0及び角度オフセットw6は、いずれも、−π/12ラジアンに等しい。従って、接着前のバーB50内の角度オフセットxd 0は、−π/12ラジアンに等しい。接着前のバーB16内の角度オフセットxg 6は、−π/12+πラジアンに等しい。実際には、以前と同様に、オフセットw6を規定する符号表記法は、矢印SHから反対方向におけるものである。従って、バーB16内においては、オフセットxg 6は、xg 6=w6+πという関係により付与される。
それゆえに、差γは、πラジアンに等しい。
又、セルC6及びC5の結合されたバーの間の差γは、π+2π/12ラジアンに等しいことに留意されたい。
従って、セルのペアの結合された垂直部内の磁化フラックスの基本成分の最大振幅は、実質的にゼロである。更には、異なるペアに属する2つのセルの結合された垂直部内において生成される磁化フラックスの最大振幅も、大幅に低減される。この結果として、これらの垂直部の部分、ひいては、マルチ相間変圧器18の全体的なサイズを大幅に低減させることが可能である。
従って、この第2実施例によれば、差γをπラジアンに更に近いものにすることが可能である。しかしながら、第1及び第2実施例は、いずれも、結合されたバー内の磁化フラックスの連続的な成分の相殺が可能ではない。
次いで、この結合されたバー内の連続的な成分を相殺するべく、コイルの位置を並べ換える段階48を実行する。このケースにおいては、段階48は、セルの半分のグループに対して適用される。段階48は、段階46の後に、或いは、段階40の直後に、実行可能である。
段階48においては、昇順によって分類されたセルのリストの最初の2つのセルをグループ化して第1ペアを形成し、次いで、後続の2つのセルをグループ化して第2のペアを形成し、以下、これを同様に継続する。
次いで、各々のペアの第2の要素について、分類動作が基礎とした位置との関係において、セルの2つのコイルの位置を並べ換える。例えば、セルC6の場合には、動作46において、巻線36及び38は、それぞれ、セルの左と右に位置している。位置を並べ換えた後には、巻線36及び38は、それぞれ、セルの右と左に位置している。
このタイプの並べ換えに続いて、結合されたバーの直接右又は左の巻線を同一方向にて巻回する。このタイプの構成は、結合されたバー内における磁化フラックスの連続的な成分を低減させるか又は相殺する。更には、巻線36及び38には、依然として、同一の電圧が供給されるため、巻線の位置の並べ換えにより、セルの角度オフセットwiは変更されない。最後に、巻線の位置のみを変更している。これらの条件においては、結合されたバー内の磁化フラックスの基本成分の最大振幅の低減に加えて、段階48により、前述の結合されたバー内の磁化フラックスの連続的な成分を低減させることが可能である。
例えば、付属書類の〔表5〕は、段階46及び段階48が完了した時点において得られた、マルチ相間変圧器の各々のセルの供給電圧を示す。〔表5〕における第1行目は、セルの順序を示す。第2行目は、各々のセルの左コイル及び右コイルの供給電圧を示す。
〔表5〕については、付属書類を参照されたい。
マルチ相間変圧器の設計の後に、段階50において、各々のセルCiの第1巻線e1i、e2iの供給電圧が、マルチ相間変圧器を設計する段階40において決定されたものに対応するように、各々の供給源S0〜SN-1の角度オフセットを制御する。
この結果として、段階52において、このようにして制御された供給源16を使用し、各々のセルの巻線に電力を供給する。これにより、多相電源からダイポール4に電力を供給することが可能である。
以上、12個のセルから形成された特定のケースにおいて、マルチ相間変圧器18について説明した。しかしながら、以上において説明した内容は、少なくとも4つのセルから形成された任意のマルチ相間変圧器に対して適用可能である。一例として、付属書類の〔表6〕及び〔表7〕は、段階46及び段階48を実行することによって得られた4〜20個のセルを有するマルチ相間変圧器の構成を示す。
更に正確には、これらの付属書類の〔表6〕及び〔表7〕の各々においては、列「N」は、セルの合計数を示し、且つ、後続の列は、その巻線に電力を供給するべく各々のセルCiに使用される供給電圧を示す。これらの〔表6〕及び〔表7〕においては、各々の列Ciは、2つのサブ列に分割されている。左及び右のサブ列は、このセルの左巻線及び右巻線がそれぞれ接続されなければならない供給電圧を示す。これらのサブ列においては、示されている数値jの絶対値は、この巻線が電圧Vj-1によって供給されなければならないことを示す。数値jの前の「−」シンボルは、単に、この巻線が負の方向にて巻回されることを示す。
〔表6〕については、付属書類を参照されたい。
〔表7〕については、付属書類を参照されたい。
図7は、装置2のマルチ相間変圧器18の代わりに、且つ、このマルチ相間変圧器18に代えて使用可能であるマルチ相間変圧器50を示す。
このマルチ相間変圧器50は、マルチ相間変圧器18のセルCiとそれぞれ同一の12個のセルCiを同様に有する。マルチ相間変圧器18とは対照的に、マルチ相間変圧器50のセルCiは、マルチ相間変圧器18と同様の水平方向Lにおいてのみならず、垂直方向Hにおいても結合されている。
更に正確には、セルの各々のペア(C0、C6)、(C5、C11)、(C10、C4)、(C3、C9)、(C8、C2)、及び(C1、C7)は、それぞれの垂直部を介して水平方向において結合される。更には、セルのそれぞれのペアは、その水平バーを介してセルの別のペアに対して垂直方向Hにおいても結合される。セルは、水平方向におけると同様に、即ち、これらのセルの横方向バーの平らな面に直接的に接触することにより、垂直方向においても結合される。これらのセルは、接着又はその他の手段により、垂直方向において固定されることが可能である。
マルチ相間変圧器18の場合と同様に、各々のセルの巻線の各々の供給電圧は、磁化フラックスの角度オフセットwiの関数として決定される。
例えば、マルチ相間変圧器50を設計する場合、その手順は、付属書類の〔表5〕を取得する時点までは、動作42〜48(動作42、動作44、段階46及び段階48)を参照して説明したものと同一である。次いで、この代わりに、すべてのその他のセルについて、これらのセルのペアにおけるセルの各々の供給電圧を並べ換える段階と、これらのセルの各々の巻線の位置を並べ換える段階とからなる動作を実行する。
従って、このケースにおいては、これらの動作は、{C5、C11}、{C3、C9}、及び{C1、C7}というセルのペアに対して適用される。
供給電圧の並べ換えは、動作(段階)46と同一であり、従って、これにより、πラジアンのオフセットを追加することが可能であり、これにより、結合された水平バー内において基本成分を相殺することが可能である。
巻線を並べ換える段階は、動作(段階)48と同一であり、従って、これにより、結合された水平バー内における磁化フラックの連続的な成分を相殺することが可能である。
これらの段階が完了した時点において、付属書類の〔表8〕に示された電圧の分布が、各々のセルについて得られる。
〔表8〕については、付属書類を参照されたい。
次いで、例えば、バーB65内のオフセットx5とバーB30内のオフセットx0との間の差γが約πラジアンであることをチェックする。この場合には、w0及びw5は、それぞれ、−π/12ラジアン及びπ/12+πラジアンに等しい。バーB30及びB65の共通の符号表記法が、結合されたバー内において左から右に変位した際に磁化フラックスが正であるようになっている場合には、xb 0=−π/12ラジアンであり、且つ、xh 5=π/12+πラジアンである。ここで、xb 0及びxh 5は、それぞれ、バーB30及びB65内の角度オフセットである。従って、差γは、πラジアンに等しい。
従って、マルチ相間変圧器50においては、結合された垂直部及び結合された水平バーの全体的なサイズを大幅に低減させることが可能である。
図8は、それぞれ、セルCi及びCjの代わりに、且つ、このセルCi及びCjに代えて使用可能なセルC’i及びC’jの別の実施例を示す。
セルC’iの構造は、巻線36が、巻線38の側部にではなく、巻線38の周りに巻回されていることを除いて、セルCiの構造と同一である。例えば、巻線36は、巻線38の外周に巻回される。
セルC’jは、例えば、セルC’iと同一である。
図9〜図11は、それぞれ、セルAi、A’i、及びA’’iを示しており、これらのセルは、垂直プレーン内における環状断面を有するコア60を具備する。このケースにおいては、コア60は、2つの水平バー及び2つの垂直バーから形成される。
これらのセルAi、A’i、及びA’’iは、それぞれ、互いに反対方向にて巻回された2つの巻線62及び64のみを有する。セルAi及びA’’iにおいては、巻線62及び64は、同一バーの周りに巻回されている。セルAiにおいては、巻線62は、垂直バーの上部の部分の周りにのみ巻回され、巻線64は、同一バーの下部の部分の周りにのみ巻回されている。
セルA’’iにおいては、巻線64は、巻線62の周りに、且つ、好ましくは、巻線62の外周の周りに巻回されている。
セルA’iにおいては、巻線62は、セルの垂直バーの周りにのみ巻回され、巻線64は、セルのもう1つの垂直バーの周りにのみ巻回されている。
セルAi、A’i、及びA’’iの各々のコイルの自由バー(free bar)は、それぞれ、セルの外部に向かって対向する平らな面を有する。これらの平らな面により、セルを互いに結合してマルチ相間変圧器を形成することが可能である。これらの巻線の各々の供給電圧は、結合されたバー内において集められた磁化フラックスの基本成分の角度オフセットxiの関数として選択される。このために、互いに結合されたこれらのバー内の磁化フラックスの基本成分の最大振幅を極小化するべく、図5を参照して提供された開示内容を、セルAi、A’i、及びA’’iを有するケースに適合させる。
最終的に、セルAi、A’i、及びA’’iにおいては、単一の環状閉磁路が確立されており、又一方で、セルCi及びC’iにおいては、2つの環状閉磁路が異なる経路上において確立されているという点において、セルAi、A’i、及びA’’iは、セルCi及びC’iから基本的に差別化される。
図12は、別の実施形態(第2実施例)に係る電気ダイポール4に電力を供給する装置70を示す。このために、この装置70は、電源16と、この電源16のN個の位相を電気ダイポール4に接続するためのマルチ相間変圧器72とを有する。
更に正確には、マルチ相間変圧器72は、インダクタンスを生成するN個の巻線Liを有する。各々の巻線Liの一方の側部のみが供給源Siに接続され、他方の側部は、共通点24に接続されている。
図13を参照し、位相の数Nが5に等しい特定のケースにおいて、マルチ相間変圧器72の構造について更に詳細に説明する。
マルチ相間変圧器72は、垂直方向Hにおいて、5つの同一の基本磁気セルB0〜B4を結合させることによって製造されている。図14を参照し、セルBiについて更に詳細に説明する。
この例においては、セルBiは、環状の断面を有する磁気コア74を具備する。この磁気コア74は、2つの垂直バー及び2つの水平バーのみから構成されている。このケースにおいては、コイルを有していない3つのバーは、それぞれ、外部に向かって対向すると共に当該セルが別のセルに対して磁気的に結合されることを許容する平らな面を有する。バーの中の少なくとも1つは、磁化フラックスの連続的な成分によって引き起こされる磁気コア74の飽和を防止するためのギャップ75を有する。
セルBiは、垂直バーの1つのみの周りに巻回された単一の巻線76のみを同様に有する。この巻線76は、磁気コア74の内部において集められた磁化フラックスEiを生成する。図14には、磁化フラックスEiの単一の磁力線が示されている。この磁化フラックスは、巻線76の供給電圧の角度オフセットの関数である角度オフセットwiを有する。更に正確には、セルBiのケースにおいては、角度オフセットwiの推定値は、巻線76の供給電圧の角度オフセットに等しく設定される。
図13においては、セルBiは、それぞれの水平バーの平らな面によってエッジとエッジが並置されるように互いに結合されている。
以前と同様に、セルBiの巻線の供給電圧の角度オフセットは、結合されたバー内において循環する磁化フラックスの基本成分の振幅を極小化するように決定される。更に詳しくは、これらのセルの各々によって生成される磁化フラックスの基本成分の角度オフセットxi及び角度オフセットxjの間の差が、可能な限りπラジアンに接近するように、結合されたセルBi及びBjの供給電圧を選択する。
図5の手順を参照して説明した方法を適合させてマルチ相間変圧器72を製造する。例えば、図13において、セルB1〜B4の巻線が、いずれも、同一の方向にて巻回される。従って、この構成においては、セルB0〜B4の巻線には、それぞれ、V1、V3、V5、V2及びV4が供給される。
図15は、セルCiのコアniと同一のコアを有するセルDiのアーキテクチャを示す。セルDiには、中央バーの周りに巻回された単一巻線80のみが設けられている。中央バーは、磁化フラックスの連続的な成分によって引き起こされるコアniの飽和を回避するためのギャップ81を有する。このセルDiは、マルチ相間変圧器72に類似したマルチ相間変圧器内においてセルBiの代わりに、且つ、このセルBiに代えて使用可能である。
図16は、電気ダイポール4に電力を供給する装置90の第3実施例を示す。この図においては、図1を参照して既に説明済みの要素は、同一の参照符号を有しており、従って、ここでは、装置2との相違点のみを説明する。
図16において、フィルタ6は、インダクタンスを有する必要はない。
装置90は、マルチ相間変圧器92を介して電気ダイポール4に接続された電源16を有する。
マルチ相間変圧器92においては、中点24は、もはやフィルタ6の入力8にではなく、基準電位M1に接続されている。
この実施例においては、各々の変圧器Triは、巻線のペアe1i及びe2iに加えて、巻線のペアe3i及びe4iをも有する。巻線e3i及びe4iは、磁気コアniを介して巻線e1i及びe2iに磁気的に結合されている。巻線のペアe3i及びe4iは、巻線e1i及びe2iから電気的に絶縁されている。
巻線e3iの一端は、ダイオードdiを介して共通点96に接続されている。ダイオードdiのカソードは、共通点96に向いている。
共通点96は、フィルタ6の入力8に直接的に接続されている。
巻線e3iの他端は、後続する変圧器Tri+1の巻線e4,i+1の一端に直接的に接続されている。巻線e3iに接続されていない巻線e4,i+1の端部は、基準電位M1から電気的に絶縁された基準電位M2に接続されている。
共通点96に接続されていない巻線e3,N-1の端部は、巻線e40の一端に直接的に接続されている。
マルチ相間変圧器92の設計及び電力供給手順は、前述のマルチ相間変圧器の全体的なサイズを低減させるべく、図5を参照して説明したものと同一である。具体的には、セルの角度オフセットwiの推定値は、巻線e1i及びe2iの供給電圧のみを使用して得られる。セル当たりに2つの巻線という以前のケースに戻るべく、巻線e1i、e3i及びe2i、e4iの部分をそれぞれ図1の巻線e1i及びe2iと同等とみなすことができる。
図17は、マルチ相間変圧器92を形成するべく使用可能なセルEiの一例を示す。このセルEiは、巻線62及び64が二重になっていることを除いて、セルA’iと同一である。図17においては、巻線62及び64の二重化された部分は、それぞれ、参照符号102及び104を有する。
巻線102及び104は、それぞれ、巻線62及び64と同一方向にてコア60の回りに巻回されている。これらの巻線102及び104は、巻線62及び64から電気的に絶縁され、且つ、コア60を介してこれらの巻線62及び64に磁気的に結合されている。巻線62及び64は、それぞれ、図16の巻線e1i及びe2iに対応し、且つ、巻線102及び104は、それぞれ、図16の巻線e3i及びe4iに対応する。
図18は、マルチ相間変圧器92を生成するべく同様に使用可能であるセルFiの構造を示す。
このセルFiは、巻線36及び38が二重化されていることを除いて、セルCiと同一である。巻線36及び38の二重化された部分は、それぞれ、参照符号106及び108を有する。この実施例においては、巻線106は、巻線36の周りにのみ巻回され、且つ、巻線108は、巻線38の周りにのみ巻回される。巻線106及び108は、巻線36及び38から電気的に絶縁され、且つ、コアniを介してこれらの巻線36及び38に磁気的に結合されている。
図19は、以前の図面を参照して説明したマルチ相間変圧器を使用するDC−DCコンバータのアーキテクチャを示す。
コンバータ110は、インバータ124の入力に接続された連続的な電源122を有し、このインバータは、電源122によって供給された連続的な電圧を、2π/Nラジアンだけ互いに角度的にオフセットされたN個の周期的な電圧に変換する。
このケースにおいては、インバータ124は、双方向の電流インバータである。このインバータについては、公知であり、従って、その構造については、本明細書において詳述しない。
従って、電源122及びインバータ124を接続することにより、多相電源126が形成される。多相電源126は、マルチ相間変圧器92の絶縁体に類似した直流的な絶縁体(galvanic insulation)を有するマルチ相間変圧器128に接続される。但し、この実施例においては、各々の巻線e1i及びe2iの一端は、電源126のそれぞれの位相に直接的に接続されている。これらの巻線e1i及びe2iの各々の他端は、電気的に相互接続されている。
巻線e3i及びe4iの各々の一端は、電圧整流器130のそれぞれの入力に接続されている。これらの巻線e3i及びe4iの他端は、基準電位M3に接続されている。
整流器130は、巻線e3i及びe4iによって供給された電圧を受領する同数のブランチ及び入力を有する。各々のブランチは、並列接続された制御可能なスイッチIi及びダイオードDiから構成されている。制御可能なスイッチIiは、巻線e3i又は巻線e4iに接続された入力から共通点134への一方向における電流の循環のみを許容するスイッチである。整流器130の各種の制御可能なスイッチは、巻線e3i及びe4iの各々によって供給された電圧を整流するように制御される。この実施例においては、電気ダイポール4は、共通点134と基準電位M3との間に接続されている。
このケースにおいては、整流器130は、双方向の電流整流器である。
図20は、DC−DCコンバータ140の別の実施例を示す。このコンバータ140は、インバータ146の入力に接続された連続的な電圧源144から構成された多相電源142を有する。このケースにおいては、例えば、インバータ146は、単一方向の電流を有する。インバータ146の各々の出力は、マルチ相間変圧器148のそれぞれの巻線に接続されている。マルチ相間変圧器148は、前述のマルチ相間変圧器128においては、多相電源142のそれぞれの位相に接続されるのは、巻線e3i及びe4iの端部であることを除いて、前述のマルチ相間変圧器128と同一である。この理由から、セルの各々の角度オフセットxiを推定する動作において、巻線e3i及びe4iと、その供給電圧とを考慮する必要がある。
このケースにおいては、マルチ相間変圧器148の出力は、電圧整流器/ステップアップ変圧器149に接続されている。例えば、電圧整流器/ステップアップ変圧器149は、複数のステップアップ変圧器段150〜153から形成されることが可能である。それぞれのステップアップ変圧器段は、入力において受領した電圧をステップアップするべく、それぞれ、コイルのペアe1i及びe2iによって生成された電圧を受領する。このタイプの電圧整流器/ステップアップ変圧器については、公知であり、従って、更に詳細な説明は省略する。負荷(電気ダイポール)4は、この電圧整流器/ステップアップ変圧器149の出力に接続されている。
多くのその他の実施例が可能である。本明細書においては、各々のマルチ相間変圧器が、複数の基本磁気セルを互いに接着又は固定することによって製造されるケースにおいて説明した。一変形例においては、マルチ相間変圧器は、本明細書に記述されたものと正確に同一の構造を有することが可能であるが、E字の形状の一連の磁気コアを互いの背後に結合させることによって製造されている。更に正確には、E字形状の部分の水平バーの自由端が、後続のE字形状のコアの垂直の背面に結合される。
スタック内の最後のE字形状のコアの水平バーの自由端は、垂直のI字形のバーを介して磁気的に接続される。このようにして得られたマルチ相間変圧器の構造は、例えば、セルCi等のセルを結合させることによって得られたものと同一である。従って、このタイプのマルチ相間変圧器は、本明細書に記述されたものと同一の基本磁気セルに分割可能である。この観点から、このマルチ相間変圧器内において、バーBijの各々に対応するコアの部分を見出すことが可能である。但し、この場合には、結合されたバーBij及びBij+1は、互いに同一の材料によるものであり、即ち、単一のブロックとして形成されている。従って、結合されたバー内における最大磁気フラックスを極小化するべく、前述の開示内容をこのタイプのマルチ相間変圧器に適用し、各々の巻線を接続しなければならない電源の位相を決定することが可能である。
又、提供された開口部の数が、必要なウィンドウ32、34の数と同一であるような単一ブロックとしてのコアから、本明細書に記述された構造の中の1つを有するマルチ相間変圧器を生成することも可能である。この最後の実施例においては、異なるセルの間の接着が不要である。しかしながら、それにも拘わらず、このタイプのマルチ相間変圧器も、依然として、本明細書に記述されたタイプの基本磁気セルに分割可能である。従って、結合されたバー内における最大磁気フラックスを極小化するべく、本明細書に提供された開示内容をこの実施例に適用し、巻線の各々を接続しなければならない電圧源の位相を決定することが可能である。
又、垂直方向のみにおいて複数のセルを結合させることにより、低減された全体的なサイズを有するマルチ相間変圧器を製造することも可能である。
このケースにおいては、マルチ相間変圧器は、同一の数の巻線e1i及びe2i並びに電源の位相を有する。一変形例においては、各々の巻線e1i及びe2iは、それぞれ、直列に接続された複数の巻線e1ik及びe2ikに分割される。次いで、各々の巻線e1ik及びe2ikは、異なるセル内において使用される。但し、直列に接続された巻線e1ik及びe2ikの数は、N未満に留まることが好ましい。
本明細書に記述されたマルチ相間変圧器の実施例は、図5を参照して記述したように、これらのセルの各々の全体的なサイズを更に低減させるべく(規則a))、仏国特許出願第0507136号明細書(FR0507136)の開示内容が各々のセル内において使用される特定のケースに基づいている。但し、一変形例においては、同一の図を参照して記述された規則b)のみを使用し、マルチ相間変圧器の全体的なサイズを低減させている。
セルが2つの巻線を有する場合には、これらの巻線の巻回に関するインターレース(interlace)を行うことが可能である。この結果として、巻線の代替抵抗(alternative resistance)が低減される。
結合されたバーの平らな面は、セルの相互結合及び相互固定を容易にする粗さ又は不規則性を有することが可能である。
その周りにコイルが巻回されるバーは、必ずしも真っ直ぐである必要はなく、曲がっていてもよい。
最後に、単一のマルチ相間変圧器内において異なるタイプのセルを使用することも可能である。
本明細書に記述された様々な実施例は、以下の利点を有する。
・それぞれの結合されたバーに対して規則b)を適用することにより、マルチ相間変圧器の全体的なサイズ及び損失を非常に顕著に低減させることが可能である。
・2つの結合されたセルによって生成された磁化フラックスの角度オフセットxi及び角度オフセットxjの間の差がπ−2π/Nラジアンとπ+2π/Nラジアンとの間になるように巻線の供給電圧を選択することにより、マルチ相間変圧器の全体的なサイズの低減を最大化することが可能である。
・電源の位相に接続された各々の巻線e1iを、直列に接続された複数の巻線e1ikに分割することにより、セルを製造する際に利用可能な巻線の数を低減させることが可能であり、且つ、ひいては、2つの角度オフセットの差(xi−xj)がπラジアンに等しいか又はこれに非常に近い最適な構成に近似する可能性を改善させることが可能である。
以下、付属書類の〔表3〕〜〔表8〕を示す。
Figure 2010507359
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Claims (10)

  1. 少なくとも4つの基本磁気セルに分割可能なマルチ相間変圧器に電力を供給する方法であって、
    各々の前記基本磁気セルは、
    単一の環状閉磁路を形成するのに適した磁気コア(ni)であって、前記磁気コアは、このために、前記環状閉磁路(Ei)を形成するための少なくとも3つの同一直線上にはないバーを有し、前記バーの中の少なくとも2つは、それぞれ、前記セルの外部に対向する平らな面を有し、且つ、前記バー内の前記環状閉磁路の磁力線は、前記平らな面に対して平行であるような磁気コアと、
    1つ又は複数の巻線(62、64及び76)であって、前記巻線の各々は、平らな面が巻線を有しない状態に少なくとも2つの前記バーを残すべく、前記磁気コアのバーの周りに巻回されるような1つ又は複数の巻線とを備え、
    前記基本磁気セルは、互いに磁気的に結合された第1及び第2セルのペアを形成するべく、それぞれの前記平らな面を介してペアとして1つに結合されるような前記方法において、
    互いに角度的にオフセットされたN個の周期的な供給電圧又は電流を使用することにより、前記マルチ相間変圧器に電力を供給する段階(48)であって、使用される前記N個の供給電圧又は電流の間の前記角度オフセットは、0ラジアンと2πラジアンとの間で均一に分布しており、ここで、Nは、4以上の整数であり、且つ、2πラジアンは、前記周期的な供給電圧又は電流の1つの周期を表す段階を有しており、
    且つ、更に詳しくは、前記方法は、
    a)前記第2セルに結合された前記第1セルの前記バー内に、その基本成分が角度オフセット(xi)を有する磁化フラックスを生成するべく、前記供給電圧又は電流の中の1つによって前記第1セルの1つの巻線又は各々の巻線にそれぞれ電力を供給する段階と、
    b)前記第1セルに結合された前記第2セルの前記バー内に、その基本成分が角度オフセット(xj)を有する磁化フラックスを生成するべく、前記供給電圧又は電流の中の1つによって前記第2セルの1つの巻線又は各々の巻線にそれぞれ電力を供給する段階とを有しており、
    前記角度オフセット(xi)及び前記角度オフセット(xj)の間の差の絶対値は、4π/Nラジアン以上であることを特徴とする方法。
  2. 少なくとも4つの基本磁気セルに分割可能なマルチ相間変圧器に電力を供給する方法であって、
    各々の前記基本磁気セルは、
    共通部分を有する第1及び第2の環状閉磁路(EHi、E8i)のみを形成するのに適した磁気コア(ni)であって、前記磁気コアは、2つの前記環状閉磁路の前記共通部分を形成するための中央磁気バー(BCi)と、それぞれが、前記セルの外部に向かって対向する平らな面(F1i、F5i)を有する少なくとも2つの同一直線上にはないバー(B1i、B5i)とを有し、且つ、前記バー内の前記第1の環状閉磁路又は前記第2の環状閉磁路の磁力線は、前記平らな面に対して平行であるような磁気コアと、
    1つ又は複数の巻線であって、前記巻線の各々は、平らな面が巻線を有しない状態に少なくとも前記2つのバーを残すべく、前記中央バーの周りに巻回されるような1つ又は複数の巻線とを備え、
    前記基本磁気セルは、互いに磁気的に結合された第1及び第2セルのペアを形成するべく、それぞれの前記平らな面を介してペアとして1つに結合されるような前記方法において、
    互いに角度的にオフセットされたN個の周期的な供給電圧又は電流を使用することにより、前記マルチ相間変圧器に電力を供給する段階(48)であって、使用される前記N個の供給電圧又は電流の間の前記角度オフセットは、0ラジアンと2πラジアンとの間で均一に分布しており、ここで、Nは、4以上の整数であり、且つ、2πラジアンは、前記周期的な電圧又は電流の1つの周期を表す段階を有しており、
    且つ、更に詳しくは、前記方法は、
    a)前記第2セルに結合された前記第1セルの前記バー内に、その基本成分が角度オフセット(xi)を有する磁化フラックスを生成するべく、前記供給電圧又は電流の中の1つによって前記第1セルの第1の巻線又は各々の巻線にそれぞれ電力を供給する段階と、
    b)前記第1セルに結合された前記第2セルの前記バー内に、その基本成分が角度オフセット(xj)を有する磁化フラックスを生成するべく、前記供給電圧又は電流の中の1つによって前記第2セルの1つの巻線又は各々の巻線にそれぞれ電力を供給する段階とを有しており、
    前記角度オフセット(xi)及び前記角度オフセット(xj)の間の差の絶対値は、4π/Nラジアンを上回ることを特徴とする方法。
  3. 前記角度オフセット(xi)及び前記角度オフセット(xj)の間の前記差の前記絶対値は、複数のセルの各々のペアについて、π−2π/Nラジアンとπ+2π/Nラジアンとの間にある請求項1又は2記載の方法。
  4. 1つのセルの各々の巻線は、別のセルの少なくとも1つのその他の巻線と直列に接続される請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 電気ダイポールに電力を供給する装置において、
    N個の位相を有する電源(16、126及び142)であって、前記位相の間の角度オフセットは、0ラジアンと2πラジアンとの間で均一に分布しており、Nは、4以上であり、且つ、2πラジアンは、周期的な供給電圧又は電流の1つの周期を表す電源と、
    少なくとも4つの基本磁気セルに分割可能なマルチ相間変圧器(72)とを備え、
    各々の前記基本磁気セルは、
    単一の環状閉磁路を形成するのに適した磁気コア(ni)であって、前記磁気コアは、このために、前記環状閉磁路(Ei)を形成するための少なくとも3つの同一直線上にはないバーを有し、前記バーの中の少なくとも2つは、それぞれ、前記セルの外部に対向する平らな面を有し、且つ、前記バー内の前記環状閉磁路の磁力線は、前記平らな面に対して平行であるような磁気コアと、
    1つ又は複数の巻線(62、64及び76)であって、前記巻線の各々は、平らな面が巻線を有しない状態に少なくとも前記2つのバーを残すべく、前記磁気コアのバーの周りに巻回されるような1つ又は複数の巻線とを具備し、
    前記基本磁気セルは、互いに磁気的に結合された第1及び第2セルのペアを形成するべく、それぞれの前記平らな面を介してペアとして1つに結合され、
    この場合に、
    a)前記第1セルの1つの巻線又は各々の巻線(e1i、e2i)は、動作の際に、前記第2セルに結合された前記第1セルの前記バー内に、その基本成分が角度オフセット(xi)を有する磁化フラックスを生成するべく、前記電源のそれぞれの位相に接続され、且つ、
    b)前記第2セルの1つの巻線又は各々の巻線(e1i+1、e2i+1)は、動作の際に、前記第1セルに結合された前記第2セルの前記バー内に、その基本成分が角度オフセット(xj)を有する磁化フラックスを生成するべく、前記電源のそれぞれの位相に接続され、
    前記角度オフセット(xi)及び前記角度オフセット(xj)の間の差の絶対値は、4π/Nを上回ることを特徴とする装置。
  6. 電気ダイポールに電力を供給する装置において、
    N個の位相を有する電源(16、126及び142)であって、前記位相の間の角度オフセットは、0ラジアンと2πラジアンとの間で均一に分布しており、Nは、4以上であり、且つ、2πラジアンは、周期的な供給電圧又は電流の1つの周期を表す電源と、
    少なくとも4つの基本磁気セルに分割可能なマルチ相間変圧器(18、50、92、128及び148)とを備え、
    各々の前記基本磁気セルは、
    共通部分を有する第1及び第2の環状閉磁路(EHi、E8i)のみを形成するのに適した磁気コア(ni)であって、前記磁気コアは、2つの前記環状閉磁路の前記共通部分を形成するための中央磁気バー(BCi)と、それぞれが、前記セルの外部に向かって対向する平らな面(F1i、F5i)を有する少なくとも2つの同一直線上にはないバー(B1i、B5i)とを有し、且つ、前記バー内の前記第1の環状閉磁路又は前記第2の環状閉磁路の磁力線は、前記平らな面に対して平行であるような磁気コアと、
    1つ又は複数の巻線であって、前記巻線の各々は、平らな面が巻線を有しない状態に少なくとも前記2つのバーを残すべく、前記中央バーの周りに巻回されるような1つ又は複数の巻線とを具備し、
    前記基本磁気セルは、互いに磁気的に結合された第1及び第2セルのペアを形成するべく、それぞれの前記平らな面を介してペアとして1つに結合され、
    この場合に、
    a)前記第1セルの1つの巻線又は各々の巻線(e1i、e2i)は、動作の際に、前記第2セルに結合された前記第1セルの前記バー内に、その基本成分が角度オフセット(xi)を有する磁化フラックスを生成するべく、前記電源のそれぞれの位相に接続され、且つ、
    b)前記第2セルの1つの巻線又は各々の巻線(e’1i、e’2i)は、動作の際に、前記第1セルに結合された前記第2セルの前記バー内に、その基本成分が角度オフセット(xj)を有する磁化フラックスを生成するべく、前記電源のそれぞれの位相に接続され、
    前記角度オフセット(xi)及び前記角度オフセット(xj)の間の差の絶対値は、4π/Nラジアンを上回ることを特徴とする装置。
  7. 前記角度オフセット(xi)及び前記角度オフセット(xj)の間の前記差の前記絶対値は、各々のセルについて、π−2π/Nラジアンとπ+2π/Nラジアンとの間にある請求項5又は6記載の装置。
  8. 前記第2セルの各々の巻線は、結合された前記面と同一線上にある軸に沿った軸対称性により、前記第1セルの対応する巻線から推定される請求項5から7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 各々のセルは、同一バーの周りに互いに反対方向に巻回された少なくとも1つの第1巻線及び少なくとも1つの第2巻線(e1i、e2i)を有する請求項5から8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 各々のセルは、少なくとも1つの第1巻線及び少なくとも1つの第2巻線(e1i、e2i)を有し、前記第1巻線及び前記第2巻線は、動作の際に、前記第1巻線及び前記第2巻線の各々の前記供給電圧の間の角度位相差がπ−2π/Nラジアンとπ+2π/Nラジアンとの間になるように、前記電源のそれぞれの位相に接続される請求項5から8のいずれか一項に記載の装置。
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