JP2010507099A - 合成抗体 - Google Patents
合成抗体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010507099A JP2010507099A JP2009533482A JP2009533482A JP2010507099A JP 2010507099 A JP2010507099 A JP 2010507099A JP 2009533482 A JP2009533482 A JP 2009533482A JP 2009533482 A JP2009533482 A JP 2009533482A JP 2010507099 A JP2010507099 A JP 2010507099A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- affinity
- target
- affinity element
- binding
- synthetic antibody
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/53—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
- G01N33/543—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
- G01N33/54306—Solid-phase reaction mechanisms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
- C07K16/14—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from fungi, algea or lichens
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
- C07K16/18—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
- C07K16/28—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants
- C07K16/2881—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants against CD71
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/30—Immunoglobulins specific features characterized by aspects of specificity or valency
- C07K2317/31—Immunoglobulins specific features characterized by aspects of specificity or valency multispecific
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C40—COMBINATORIAL TECHNOLOGY
- C40B—COMBINATORIAL CHEMISTRY; LIBRARIES, e.g. CHEMICAL LIBRARIES
- C40B40/00—Libraries per se, e.g. arrays, mixtures
- C40B40/04—Libraries containing only organic compounds
- C40B40/10—Libraries containing peptides or polypeptides, or derivatives thereof
Abstract
Description
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み入れられる2006年10月16日に出願された米国特許仮出願第60/852,040号および2007年9月26日に出願された同第60/975,442号に対して優先権を主張する。
本出願は、NIAID助成金番号5 U54 A1057156およびNCI助成金番号5 U54 CA112952の米国政府資金によって一部援助された。したがって、米国政府は、本発明において一定の権利を有する。
抗体またはリガンドの基本的な用途は、それらが複合混合物中の1種の成分を他の成分から区別できることである。必要とされる区別のレベルは、用途によって異なる。抗体(リガンド)開発の根本的な問題は、標的の表面の1つまたは複数の領域を構造的に補完することができ、かつその相補性が混合物中の他の成分の相補性よりも必要な程度高い、何らかの実体を発見することである。
(a)支持体上に標的親和性要素が存在する場合に、標的が標的親和性要素に中程度に親和性結合するのに適した条件下で、組成が公知である102〜107個の異なる試験化合物のアレイを含む支持体表面を関心対象の標的と接触させる段階であって、標的は抗体のFv部分ではなく、異なる試験化合物は標的に由来しない段階;および
(b)少なくとも中程度の親和性で標的に結合する試験化合物を同定する段階であって、このような化合物が標的親和性要素を含む段階。
本発明のこの第1の局面の方法の1つの態様において、支持体表面はアドレス指定可能である。別の態様において、これらの方法は、少なくとも中程度の親和性で標的に結合しない試験化合物を同定する段階をさらに含む。さらなる態様において、試験化合物は、1000ダルトン〜10,000ダルトンの分子量を有する。さらなる態様において、試験化合物はポリペプチドである。別の態様において、これらの方法は、同じ支持体表面または別の支持体表面を競合物と接触させる段階、および標的に結合する試験化合物と競合物に結合する試験化合物の比率を求める段階をさらに含む。さらなる態様において、これらの方法は、同じ標的上の異なる部位に結合する標的親和性要素の組合せを同定する段階をさらに含む。これらの方法は、標的に対する標的親和性要素単独の結合親和性および/または特異性と比べて、標的に対する親和性要素の組合せの結合親和性および/または特異性を増大させるために、親和性要素の組合せ中の標的親和性要素間の適切な間隔を決定する段階をさらに含んでよい。さらなる態様において、これらの方法は、親和性要素の組合せを連結する段階を含み、その際、リンカーは、第1の親和性要素と第2の親和性要素の間に約0.5nm〜約30nmの間隔を提供する。これらの方法は、標的に対する第1の親和性要素および第2の親和性要素の1つまたは両方の結合親和性を最適化する段階をさらに含んでよい。さらなる態様において、第1の局面は、本発明の第1の局面の方法によって作製した合成抗体を提供する。
(a)第1の標的に結合することができる第1の親和性要素;
(b)第1の標的に結合することができ、かつ、第1の標的に結合された第1の親和性要素の存在下で第1の標的に結合することができる第2の親和性要素;ならびに
(c)第1の親和性要素および第2の親和性要素をつなぐリンカー;
ここで、第1の親和性要素および第2の親和性要素の1つまたは両方は、少なくとも1000ダルトンの分子量を有し;
第1の親和性要素および第2の親和性要素のうち少なくとも1つは、第1の標的に由来せず;
合成抗体は、第1の標的に対する第1の親和性要素の結合親和性および/または特異性と比べて、ならびに標的に対する第2の親和性要素の結合親和性および/または特異性と比べて、第1の標的に対する結合親和性および/または特異性が高く;かつ、
第1の標的は抗体のFvではない。さらなる態様において、第1の親和性要素および第2の親和性要素の両方とも、約1000ダルトン〜10,000ダルトンの分子量を有する。
別の態様において、リンカーは、第1の親和性要素と第2の親和性要素の間に約0.5nm〜約30nmの間隔を提供する。さらなる態様において、第1の親和性要素も第2の親和性要素も、抗体のFv領域に由来しない。別の態様において、第1の親和性要素も第2の親和性要素も、第1の標的に由来しない。さらに別の態様において、第1の親和性要素および第2の親和性要素は、ポリペプチドまたは核酸を含む。さらなる態様において、合成抗体は、第1の親和性要素および第2の親和性要素につながれた第3または別の親和性要素をさらに含む。さらなる態様において、合成抗体は支持体に結合される。
(a)表面;および
(b)表面に付着させた、本発明の第2の局面による複数の合成抗体。
ここで、第1の親和性要素および第2の親和性要素の1つまたは両方は、少なくとも1000ダルトンの分子量を有し;
第1の親和性要素および第2の親和性要素のうち少なくとも1つは、第1の標的に由来せず;
合成抗体は、第1の標的に対する第1の親和性要素の結合親和性および/または特異性と比べて、ならびに標的に対する第2の親和性要素の結合親和性および/または特異性と比べて、第1の標的に対する結合親和性および/または特異性が高く;かつ、
第1の標的は抗体のFvではない。
1つの態様において、第1の親和性要素および第2の親和性要素の両方とも、1000ダルトン〜10,000ダルトンの分子量を有する。別の態様において、リンカーは、第1の親和性要素と第2の親和性要素の間に約0.5nm〜約30nmの間隔を提供する。さらなる態様において、第1の親和性要素および第2の親和性要素の1つまたは両方は、ポリペプチドまたは核酸を含む。
(a)標的アレイを含む支持体表面を1種または複数種の潜在的なリガンドと接触させる段階であって、支持体上に存在する適切な標的への1種または複数種のリガンドの中程度から高度の親和性結合に適した条件下で実施される段階;および
(b)少なくとも中程度の親和性で1種または複数種のリガンドに結合する標的を同定する段階。
1つの態様において、1種または複数種の潜在的なリガンドは、抗体および本発明の第2の局面による合成抗体からなる群より選択される。さらなる態様において、標的のアレイは、フローチャンバー中に取り付けられ、
(i)1種または複数種の潜在的なリガンドを含む第1の緩衝液が、アドレス指定可能なアレイ上に流され、
(ii)少なくとも中程度の親和性で1種または複数種のリガンドに結合する標的を同定する段階が、アレイリーダーによって集められたリアルタイムの親和性データを解析する段階を含み;
(iii)アレイへの少なくとも中程度の結合が検出された後に、アドレス指定可能なアレイ上の第1の緩衝液フローが停止され;
(iv)1種または複数種のさらなる潜在的なリガンドを含む別の緩衝液を用いて、(i)〜(iii)のステップを望ましい回数繰り返す。
(a)鋳型核酸鎖に結合した第1の親和性要素;
(b)相補的な核酸鎖に結合した第2の親和性要素;
ここで、第1の親和性要素および第2の親和性要素は、共通の標的に非競合的に結合し;
鋳型核酸鎖および相補的な核酸鎖は、塩基対合によってアニールしてアセンブリを形成し;
第1の親和性要素および第2の親和性要素は、アセンブリ中で離れており;かつ、
鋳型核酸鎖、相補的な核酸鎖のいずれか、または両方が、支持体の表面に結合している。
第1の局面において、本発明は、以下の段階を含む、関心対象の標的に対する親和性要素を同定するための方法を提供する:
(a)支持体上に標的親和性要素が存在する場合に、標的が中程度に親和性結合するのに適した条件下で、組成が公知である102〜107個の異なる試験化合物のアレイを含む支持体表面を関心対象の標的と接触させる段階であって、標的は抗体のFv部分ではなく、異なる試験化合物は標的に由来しない段階;および
(b)少なくとも中程度の親和性で標的に結合する試験化合物を同定する段階であって、このような化合物が標的親和性要素を含む段階。
(a)第1の標的に結合できる第1の親和性要素;
(b)第1の標的に結合することができ、かつ、第1の標的に結合された第1の親和性要素の存在下で第1の標的に結合することができる第2の親和性要素;ならびに
(c)第1の親和性要素および第2の親和性要素をつなぐリンカー;
ここで、第1の親和性要素および第2の親和性要素の1つまたは両方は、少なくとも1000ダルトンの分子量を有し;
第1の親和性要素および第2の親和性要素のうち少なくとも1つは、第1の標的に由来せず;
合成抗体は、第1の標的に対する第1の親和性要素の結合親和性および/または特異性と比べて、ならびに標的に対する第2の親和性要素の結合親和性および/または特異性と比べて、第1の標的に対する結合親和性および/または特異性が高く;かつ、
第1の標的は抗体のFv領域ではない。
(a)表面;および
(b)表面に付着させた、第2の局面の1つまたは複数の合成抗体。
ここで、第2の親和性要素は、標的に結合された第1の親和性要素の存在下で標的に結合することができ;
第1の親和性要素および第2の親和性要素の1つまたは両方は、少なくとも1000ダルトンの分子量を有し;
第1の親和性要素および第2の親和性要素の1つまたは両方は、第1の標的に由来せず;
合成抗体は、第1の標的に対する第1の親和性要素の結合親和性および/または特異性と比べて、ならびに標的に対する第2の親和性要素の結合親和性および/または特異性と比べて、第1の標的に対する結合親和性および/または特異性が高く;かつ、
第1の標的は抗体のFv領域ではない。
(a)鋳型核酸鎖に結合した第1の親和性要素;
(b)相補的な核酸鎖に結合した第2の親和性要素;
ここで、第1の親和性要素および第2の親和性要素は、共通の標的に非競合的に結合し;
鋳型核酸鎖および相補的な核酸鎖は、結合してアセンブリを形成し;
第1の親和性要素および第2の親和性要素は、アセンブリ中で離れており;かつ、
鋳型核酸鎖、相補的な核酸鎖のいずれか、または両方が、支持体の表面に結合している。
(a)第1のリガンドおよび第2のリガンドが各組成物に対して同じであるが、アセンブリ中の第2のリガンドからの第1のリガンドの分離が異なる、複数の組成物;ならびに
(b)第1のリガンドおよび/または第2のリガンドが各組成物に対して異なる、複数の組成物。
(a)標的アレイを含む支持体表面を1種または複数種の潜在的なリガンドと接触させる段階であって、支持体上に存在する適切な標的への1種または複数種のリガンドの中程度から高度の親和性結合に適した条件下で実施される段階;および
(b)少なくとも中程度の親和性で1種または複数種のリガンドに結合する標的を同定する段階。
本発明のこの第2の局面の1つの非限定的な態様において、ポリペプチド4,000個のアレイをスライド上にスポットする。各ポリペプチドは20アミノ酸長であり、その向きがC末端を介して制御されるように、スポットする。ごく一部の存在し得る空間を用いて、大量の配列および化学的空間を適切に標本抽出することができる。例えば、このアレイの場合、1917=5×1021個のポリペプチド配列が存在し得る(最初の3個のアミノ酸は一定に保たれるが、これは必ずしも必要ではなく、システインはチオールを介した結合としてC末端にのみ使用される)が、本発明者らは、たった4×103個の配列を標本抽出し、いくつかのタンパク質に対して中程度の結合親和性および特異性を示すポリペプチドを同定することができる。
本実施例では、ランダムなポリペプチドのアレイ上で標的をスクリーニングすることによる親和性要素の同定を実証する。ポリリジンで表面コーティングされたスライドガラス上に、約4,000個の異なるポリペプチド組成物(ポリペプチド組成物1つ当たり2つのレプリケートアレイフィーチャー(feature))をロボットでスポットすることにより、マイクロアレイを調製した。各ポリペプチドの長さは20残基で、グリシン-セリン-システインを含んだ。これら3つのC末端残基および残りの残基は、システインを除く20種の各天然アミノ酸が各位置で選択される確率が等しい、擬似ランダム計算プロセスによって決定した。表面への正確な結合を促進するため、システインはC末端位置以外で使用しなかった。マレイミド(スルホ-SMCC、スルホスクシンイミジル4-[N-マレイミドメチル]シクロヘキサン-1-カルボキシラート、図10(a)を参照されたい)(図10(b)に示すように、ポリリジン表面コーティングのリジン単量体のεアミンに共有結合されている)にポリペプチドのC末端システインをチオール結合することによって、ポリリジン表面コーティングにポリペプチドを結合させた。これらのポリペプチドは、Alta Biosciences(Birmingham, UK)によって合成された。最初に、各ポリペプチドをジメチルホルムアミドに一晩溶解し、かつ、ポリペプチドの最終濃度が約2mg/mlになるように、等体積の水を添加することによって、マスターのストックプレートを調製した。マスタープレートから得た等体積のポリペプチドを、ポリペプチドの最終濃度が約1mg/mlになるようにリン酸緩衝化生理食塩水で希釈することによって、作業用のスポットプレートを調製した。SpotArray 72マイクロアレイプリンター(Perkin Elmer, Wellesley, MA)を用いて、2つ組でポリペプチドをスポットし、プリント済みのスライドは、使用するまでアルゴン雰囲気下、4℃で保管した。意図したアレイアッセイ法と適合性のある様式でアレイ表面にポリペプチドを固定化するために実施可能な他の任意のスポット/固定化化学および/または方法を使用してよい。非限定的な例として、ポリペプチドは、ポリペプチドのC末端残基とリジンのεアミンとのアミド結合を介してポリリジン表面コーティングに直接結合させてもよく、または、アミノシランもしくは表面に露出した他の官能化遊離アミンに結合させてもよい。また、SMCC以外のリンカーまたはSMCCに加えたリンカーを使用してもよい。非限定的な例として、PEGリンカーを用いて、支持体から離してポリペプチドを配置してよい。アミン以外の表面官能基化を使用して、提供される表面部分に親和性要素の結合に適した結合化学を用いて結合させることができる。いくつかの態様において、表面固定化は非共有結合性でよい。
本実施例では、シンボディ中に組み込むための親和性要素を同定するためのプロセスの別の態様を実証する。標準的な4,000フィーチャーのポリペプチドマイクロアレイを用いて実施したいくつかのポリペプチドマイクロアレイ実験からデータを取得し、解析することによって、Gal80に特異的なDNA連結シンボディのための15量体ポリペプチド親和性要素を同定した。この各フィーチャーは、C末端がグリシン-セリン-システインで終わり、擬似ランダムアルゴリズムによって20種の天然アミノ酸のうち8種から選択した他の12残基を有する、長さ15残基のポリペプチドを含んだ。蛍光体で標識した4種のタンパク質標的、すなわちgal80、gal4結合ポリペプチドと複合体を形成したgal80、トランスフェリン、およびα-抗トリプシンをLC Sciences社の所有するプロトコルに従うアレイ解析のためにLC Sciences社に提供し、結合(蛍光強度)データを取得した。ランダムペプチドアレイに対してスクリーニングするために、製造業者のプロトコルに従って、Cy3蛍光色素およびCy5蛍光色素(GE Healthcare)でGal80を標識した。Nanodrop ND-100分光光度計(Nanodrop Technologies)においてProteins and Labels設定を用いて、色素対タンパク質の比率を求めた。Cy3標識Gal80およびCy5標識Gal80の色素対タンパク質の比率はそれぞれ3.4および5.0であった。ペプチドアレイをブロックするために使用したブロッキング溶液は、1%ウシ血清アルブミン(BSA)、0.5%脱脂乳、0.05%Tween-20の1×リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)溶液(pH7.4)から構成された。次いで、ブロッキング後、0.05% Tween-20の1×PBS溶液(pH7.4)から構成された洗浄緩衝液で各アレイを3回洗浄した。インキュベーション緩衝液は、1%ウシ血清アルブミン(BSA)、0.5%脱脂乳の1×リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)溶液(pH7.4)から構成された。Axon GenePix 400B Microarray Scanner (Molecular Devices, Sunnyvale, CA)を使用して、ペプチドアレイの画像を取得した。アレイの最初のスキャンは、アレイ上の各ペプチドからの任意のバックグランド蛍光を決定するために取得した。タンパク質インキュベーションの後に得られた蛍光強度をバックグラウンド蛍光から引き、解析のためにMicrosoft Excelにエクスポートした。
トランスフェリンシンボディ親和性要素の結合特徴のSPRによる検証
本実施例では、親和性要素の結合特徴のSPR測定を実証する。図11に例示したように、アミンカップリングによって、Biacore T100 CMS Dextran SPRチップのカルボキシル官能化表面にトランスフェリンを固定化した。EDC(0.4M 1-エチル-3(3-ジメチルアミノプロピル)-カルボジイミド水溶液)およびNHS(0.1M N-ヒドロキシスクシンイミド水溶液)の1:1混合物を接触時間約6〜10分間、流速5〜10μl/分で適用して(300)、表面に露出したカルボキシル基にマレイミド306を結合させることによって表面を活性化した。次いで、pHを補正するために選択した固定化緩衝液中のトランスフェリン25μg/mlを接触時間約5〜10分間、流速5〜10μl/分で適用して(302)、トランスフェリン308上のアミン官能性に、活性化されたNHSエステルを置換させ、アミド結合を介して表面に結合させた。最後に、エチレンジアミン(1Mエチレンジアミン-HCl、pH8.5)を接触時間約6〜7分間、流速5〜10μl/分で適用して(304)、デキストランチップ表面上の任意の残存する反応性基を不活性化した。流速および接触時間は、意図した用途のために望ましい標的の表面濃度を提供するために必要に応じて調整され、かつ標的によって異なってよい。一般に、結合が起こるかどうかを評価するためには、比較的大量の標的を固定化することが好ましく、より速い流速および/またはより長い接触時間が使用され得る。動態を決定するためには、固定化する標的の量を制限して再結合および結合活性の影響を最小限にすることが好ましく、より遅い流速および/またはより短い接触時間が使用され得る。
本実施例では、タンパク質標的上の異なる部位に結合するポリペプチド親和性要素を同定するためのSPRに基づいた方法を実証する。上記の実施例4で説明した方法に従って、トランスフェリン標的をBiacore T100 SPRチップ上に固定化し、候補ポリペプチドをペアの1:1の混合物として添加し、応答データを得た。図12に示したように、固定化した標的の上に候補ポリペプチドを流すと、理想的には、単独で添加した1つのポリペプチドが、標的上の第1の結合部位に結合し、第1の特徴的なSPR応答レベルを生じ(図12(a))、他のポリペプチドは、標的上の第2の異なる結合部位に結合して、第2の特徴的な応答レベルを生じ(図12(b))、2種のポリペプチドを一緒にした混合物(前と同じ濃度)は、これらのポリペプチドが異なる結合部位に結合するため、各ポリペプチド単独によって生じた応答レベルの合計に近い応答レベルを生じると思われる(図12(c))。しかしながら、これら2種のポリペプチドは標的上の異なる結合部位に結合しないが、その代わりに同じ結合部位を求めて競合することも起こり得(図12(d))、この場合、予想されるSPR応答は、いずれか一方のポリペプチドによって別々にもたらされる応答レベルと2種の合計の中間である。図13は、実施例2において説明するようにして同定したポリペプチドのいくつかのペア(表1を参照されたい)を評価した結果を示す。他のペアのうちでは、TRF23およびTRF26が、トランスフェリンに対して約50〜100μMのKD範囲の溶液相親和性を有し(表3を参照されたい)、トランスフェリン上の異なる部位に結合することが判明した。
本実施例では、DNAリンカーによって連結された、実施例3において説明するようにして同定した2つの15量体ポリペプチド親和性要素を含む、gal80に特異的なシンボディの合成を実証する。この構造物は、図15に概略的に示す。配列は、2次構造物の予測される形成をもたらすべきではなく、BLAST検索によって決定した際にいかなる天然配列に類似でも同一でもあるべきではなく、かつ可変鎖は、親和性要素の結合が望まれる位置にシトシン残基を有するべきである(他の結合様式が使用されてもよいが、便宜上、使用した結合は、シトシン残基のC6アミン修飾を含んだ)という制約を条件として、DNAリンカー配列をランダムに決定した。鋳型鎖314の5'末端シトシン残基をアミン修飾して、マレイミドリンカー328を介したポリペプチド親和性要素330の結合を可能にした。可変鎖316は、鋳型鎖に対して逆相補的であり、内部のシトシン残基をアミン修飾して、やはりマレイミドリンカー332を介した他のポリペプチド親和性要素334の結合を可能にした。それぞれ異なる位置がアミン修飾された可変鎖のライブラリーを得て、親和性要素間の分離距離の範囲に対応する、結合点の範囲を提供した。結合点の決定はまた、DNA主鎖の反対側に親和性要素を位置づけることを回避するために、DNAらせんに沿った残基の角度の向きも考慮に入れた。生理学的条件下の溶液中のB-DNAの場合、二重らせんは、約10.4〜10.5塩基対で完全に一周回転し、10塩基対当たりの長さは約3.4nmである。らせんの縦軸の回りにほぼ同じ角度位置で親和性要素の結合点を整列させるために、および親和性要素が反対の鎖に結合されることに留意して、約10.5個(1つの完全な回転)プラス約4個(鎖間の角度位置の差に相当する)、プラスまたはマイナス約2個または3個(親和性要素は必ずしも、互いに完璧に整列されることによって標的に最適に結合するわけではないため)のおよそ偶数倍数の分離距離で、結合点を含む塩基を選択することができる。様々な結合点をスクリーニングすることにより、親和性要素の様々な分離距離および相対的向きを試験することができる。本明細書において説明する実施例の場合、(可変鎖の3'末端から数えて)13番目、15番目、17番目、24番目、26番目、および28番目にアミン修飾されたシトシンを有する可変鎖を得た。アミン修飾されたシトシン(以下、dC C6)は、5'-ジメトキシトリチル-N-ジメチルホルムアミジン-5-[N-(トリフルオロアセチルアミノヘキシル)-3-アクリルイミド]-2'-デオキシシチジン、3'-[(2-シアノエチル)-(N,N-ジイソプロピル)]-ホスホルアミダイト(図14を参照されたい)を用いてオリゴヌクレオチド中に組み入れた。これらは、シチジン塩基の5番炭素から伸びたトリフルオロアセチルアミノヘキシル部分310を有する。
5'末端dC C6 は、前述のアミン修飾されたシトシンである)、および可変鎖316(
3'末端から数えて13番目に現れるdC C6がアミン修飾されたシトシンである)を、Keck Oligonucleotide Synthesis Facility (Yale University)から購入した。アセトニトリル中SMCC(1mg/mL)200μLを0.1M KHPO4緩衝液(pH7.2)中DNA(20nmol)200μLと混合することによって、これらのアミン修飾されたシトシンのトリフルオロアセチル部分(312、図14)を、二価性リンカーである4-(マレイミドメチル)-1-シクロヘキサンカルボン酸N-ヒドロキシスクシンイミドエステル(SMCC、Sigma Aldrich)(328、332)に結合させた。室温で3時間インキュベーションした後、SMCC(10mg/ml)の2つめの分量(20μL)を添加し、反応を室温で一晩継続させた。Nap-5カラム(Amersham Bioscience)を用いたサイズ排除クロマトグラフィーによって、SMCCを結合させたDNA試料から過剰なSMCCを除去した。ポリペプチド-オリゴヌクレオチド結合体を構築するために、Gal80結合ポリペプチド330
を、0.1M KHPO4緩衝液(pH7.2)200μLに溶かしたSMCC結合鋳型鎖314(2nmol)と共にインキュベートし、かつ、Gal4活性化ドメインペプチド334
を、0.1M KHPO4緩衝液(pH7.2)200μLに溶かしたSMCC結合可変鎖316(2nmol)と共に室温で3時間インキュベートして、これらのポリペプチドのC末端システインをそれぞれSMCCリンカー328、332に結合させた。ポリペプチド-オリゴヌクレオチド結合体をHPLCで精製した。これら2つのポリペプチド-オリゴヌクレオチド結合体は、ワトソン-クリック塩基対合によって容易にハイブリダイゼーションを受ける。
に架橋結合させた(338)。このチオールを含むDNAオリゴヌクレオチド318は、鋳型鎖314の3'末端領域の一部分に部分的に逆相補的であり、鋳型鎖に部分的にハイブリダイズすることができ(次いで、安定性のために鋳型鎖314に架橋結合させた(338))、チオールを含むオリゴ318の3'末端は、シンボディ構築物から一本鎖を伸ばし、かつ、チオール修飾因子320を介して、マレイミドで修飾したビオチン322に対する結合部位を提供し、その結果として、ストレプトアビジン324を結合させたHRP326が結合され得る部位を提供することにより、ELISAタイプのアッセイ法におけるこの構築物の使用を可能にする。第3のDNA鎖318を含めることは、任意である。第3のDNA鎖318を使用する場合、鎖のハイブリダイズしていない部分に任意の所望の実体を結合させるために実施可能な任意の結合化学を使用することができる。非限定的な例として、任意のマレイミドをチオール修飾因子に結合させることができ、マレイミドで修飾したビオチンを使用する場合は、ストレプトアビジンを連結した任意の実体をビオチンに付けることができる。20μLの架橋緩衝液(100mM KCL、1mMスペルミジン、200mM Hepes pH7.8、および1mM EDTA pH8)中で、90℃で5分間、Gal80-鋳型結合体40μL(2nmol)およびソラレンを含む鎖4.8μL(4nmol)を用いてハイブリダイゼーションを起こさせ、次いで、氷上で30分間冷却した。この試料を96ウェルの平底NUNC透明プレートの1つのウェルに入れ、紫外線光(366nm)を15分間放射した。ビオチン化した相補的DNA鎖を含むストレプトアビジン磁性ビーズ上で、未反応の架橋DNAを精製した。フロースルー液を、架橋したGal80-鋳型結合体として採取し、1M NaClの存在下、90℃で5分間インキュベートすることによって等モル比のGal4-可変鎖とハイブリダイズさせ、次いで、氷上で30分間冷やした。使用する前に、室温で30分間、10mM TCEP(トリス(2-カルボキシエチル)ホスフィンヒドロクロリド)と共にインキュベートすることによって、架橋したDNA上のジスルフィド結合を30分間還元した。マイクロコンYM-10分子量スピンカラム(Millipore)を用いて、メルカプトプロパンを除去した。
本実施例では、先に同定したポリペプチド親和性要素(図16に示す配列)を用いた、図16に示すシンボディの合成を実証する。図17に示すように、αアミンをFmoc保護基に、およびεアミンをivDde保護基に保護されたリジンをシステイン残基に結合させ、その結果として、酸に不安定な結合によって樹脂支持材に結合させた。Fmoc保護基を除去し、標準的な固相ペプチド合成技術による残基の逐次付加によってリジンのαアミンから第1のポリペプチド親和性要素を合成し、かつ末端のFmoc保護基をBocに変換した。次いで、ivDde保護基をリジンのεアミンから除去し、リジンの露出したεアミンへの残基の逐次付加によって第2のポリペプチド親和性要素を合成した。樹脂へのシステイン残基の酸に不安定な結合を切断して、完成したシンボディを遊離させた。前述の段階は、標準的な固相ペプチド合成技術に従って実施した。例えば、参照により本明細書に組み入れられるAtherton E, Sheppard RC: Solid Phase peptide synthesis: a practical approach. Oxford, England: IRL Press; 1989およびStewart JM, Young JD: Solid Phase Peptide Synthesis、第2版、Rockford: Pierce Chemical Company; 1984を参照されたい。構造物を合成および/または組み立てるために実施可能な他の任意の技術が使用され得る。非限定的な例として、標準的な固相合成技術を用いた残基の逐次付加によって、または前もって合成した下部構造物の組み立てによって、ポリペプチド親和性要素のいずれか1つまたは両方を合成することができる。リジンリンカーは、図16に示すように、2つのポリペプチドの結合点の間に約1nmの間隔を与える。システインは、蛍光標識したストレプトアビジンを用いた検出を可能にするためにビオチン化してよく、または他の任意の望ましい官能基化のために使用してよい。また、他のC末端残基または構造物を使用してもよい。システインの代わりにC末端にグリシンまたはアラニンを有するシンボディも調製した。
本実施例では、DNAシンボディ用のリンカーの長さの最適化を実証し、かつ、適切なリンカーによって、標的に対する中程度の親和性を有する2つの親和性要素を結合することにより、個々の親和性要素の親和性よりも実質的に改善した親和性を同じ標的に対して有するシンボディがもたらされることを実証する。(実施例6で説明したようにして調製した)DNA連結シンボディ構築物をFlexchip上に固定化し、溶液中のgal80をチップ上に流し、応答データを取得した。一方の親和性要素としてのBP1ポリペプチドおよびもう一方の親和性要素としてのBP2ポリペプチドをそれぞれ有する12個の異なるシンボディ構築物を評価した。これらの構築物のうち6個は、鋳型鎖に結合されたBP1ポリペプチドおよび可変鎖のそれぞれ6個の異なる位置(可変鎖の3'末端から数えて13番目、15番目、17番目、24番目、26番目、および28番目)に結合されたBP2ポリペプチドを有した。他の6個の構築物は、これら2つのポリペプチドの位置が逆転していた(すなわち、BP2ポリペプチドが鋳型鎖に結合され、BP1ポリペプチドが可変鎖に結合されていた)ことを除いては、最初の6個と同一であった。gal80に対するこれらのシンボディの相対的なSPR応答を決定および比較し、図18に結果を示した。鋳型鎖上にBP1および可変鎖上にBP2を有する立体配置の方が、逆の立体配置より高い応答をもたらし、かつリンカーを長くするにつれ、gal80に対するシンボディの親和性は低下したことから、約13〜17DNA塩基または約5nmに相当するリンカー長がこの立体配置にとって最適であることが示唆された。これは、ほぼ円柱形であり、長さが約10nm、直径5nmであるgal80ホモ二量体構造物の公知の寸法に良く対応する。
本実施例では、実施例2で説明したようにして同定した親和性要素を含むシンボディが、いずれか一方の親和性要素単独の同じ標的に対する親和性よりも有意に優れている親和性で、それらの同定のために使用される標的(ここでは、トランスフェリン)に結合できることを実証する。上記の実施例7で説明した方法に従って、TRF-19からTRF-26(表3を参照されたい)の親和性要素の様々なペア形成を含む様々なシンボディを合成し、上記の実施例4で説明した方法に従って、SPRチップ上に固定化したトランスフェリンを用いたSPRによって、トランスフェリンに対するそれらの親和性を評価し、動態からKd値を決定した。評価したペア形成のすべてから、個々の親和性要素単独のKd値よりも小さいKd値を有するシンボディが得られた(すなわち、すべて約50μMより低かった)。TRF-26およびTRF-23を含むシンボディのトランスフェリンに対するKdは150±50nmであった。
上記の実施例7で説明したようなリジン分子のそれぞれαアミン部分およびεアミン部分上に2つの20量体ポリペプチドを合成することによってシンボディを構築し、それによって、図21に示すような約1nmの間隔を提供した。システインのチオール基をビオチン化して、蛍光標識したストレプトアビジンを用いた検出を可能にする。
および
であり、SYN23-26の配列は
および
であった。
上記の実施例6で説明したようにして、Gal80に対する親和性の点で選択した結合要素を有する二価のシンボディを組み立て、核酸リンカーによって連結して、約5nmの結合要素間の間隔を提供した。上記の実施例3で説明したようにして、結合要素BP1およびBP2を同定した。
本実施例では、DNAタイルリンカーによって連結されたDNAアプタマー親和性要素を有するシンボディの組み立てを実証し、かつ、そのようにして構築したシンボディが、アプタマー親和性要素を同定するために使用される標的に対して、同じ標的に対するアプタマー親和性要素のいずれか一方の親和性よりも有意に大きな親和性を有することを実証する。図26に概略的に示され、かつ参照により本明細書に組み入れられるKe YG, Liu Y, Zhang JP, Yan H: A study of DNA tube formation mechanisms using 4-, 8-, and 12-helix DNA nanostructures. Journal of the American Chemical Society 2006, 128(13):4414-4421に詳細に説明されているようにして、DNAオリゴヌクレオチドから4-らせんDNAタイルリンカーを構築した。親和性要素の間隔は、らせんの数およびアプタマー親和性要素を組み入れるループの選択によってある程度決定される。らせんの数およびループの選択は、所望の間隔を実現するために変更してよい。表4に示すトロンビンに特異的なアプタマーの配列を第1の一本鎖DNAループ340および第4の一本鎖DNAループ342中に組み入れて、図26(b)に概略的に示すようにアプタマーがタイルから伸び、(4-らせんタイルに対する)アプタマー間の間隔が約2nmである構造物を提供した。このアプタマー2つのシンボディ構造物の結合特性を、単一の親和性要素のみを有する同様の構造物と比較および評価するために、第1のループ340中にApt1のみを有し、Apt2が存在しない構造物(図26(c)を参照されたい)および第4のループ342中にApt2のみを有し、Apt1が存在しない構造物(図26(d)を参照されたい)も同様に合成した。
本明細書において開示する組成物および方法において使用するリンカーは任意の構造物でよく、結果として生じるシンボディが、関心対象の標的に対して、そのように結合されていない場合の親和性要素のものより優れた親和性および/または特異性を有するように、2つまたはそれ以上の親和性要素を1つに結合させるために操作可能な1つまたは複数の分子を含む。様々な態様において、リンカーは、2つまたはそれ以上の親和性要素のそれぞれが連結される別個の構造物でよく、他の態様において、リンカーは、1つまたは両方の親和性要素と一体化されてよい。いくつかの態様において、水系環境において安定かつ比較的溶解性であり、所望の位置および/または立体構造で親和性要素を結合するための効率的かつ特異的な化学反応を受け入れやすいリンカー構造物を選択することが望ましい。
本実施例では、ペプチドまたは他の親和性要素を結合するための、相互作用せずに保護された3つの結合部位を有する環状テトラペプチドの合成を実証する。
1-メチル-1-フェニルエチル3-アミノプロパノアート(図46(3))を以下のようにして合成した:NaH(50mg、2.1mmol)のジエチルエーテル(2mL)懸濁液に、ジエチルエーテル2mL中2-フェニル-2-プロパノール(2.5g、18.36mmol)溶液を滴下して加えた。この混合物を室温で20分間攪拌し、次いで0℃で冷却した。トリクロロアセトニトリル(1.9mL)を緩徐に添加し(15分間)、混合物を室温に戻した。1時間攪拌した後、混合物を濃縮乾燥させ、結果として得られる油をペンタン(2mL)中に溶解し、溶液をろ過した。ろ液を蒸発乾固させて、非常に色の濃い油を得、本発明者らはこれを次の反応で直ちに使用した。新しく調製した1-メチル-1,1-フェニルエチルトリクロロアセトイミダート(2.7g、6.424mmol)を、DCM(8mL)に溶かしたFmoc-β-アラニン(図46(1))(1g、3.212mmol)溶液に添加した。一晩攪拌した後、沈殿したトリクロロアセトアミドをろ過によって除去し、ろ液混合物を蒸発乾固させ、かつフラッシュクロマトグラフィーCH2Cl2/MeOH(0%〜1%)によって精製して、1.158g(84%)の化合物2を無色の油として得た。
Boc-β-アラニンおよびFmoc-β-アラニンの混合物(いずれも2.0当量、4.0当量のTBTU、8当量のDIEA(DMG中)、25℃で1時間)をアミノメチルポリスチレン樹脂(1.0g、0.5mmol/g)と結合させた。DCM中50%TFAを用いてBoc基を除去し、露出したアミノ基を無水酢酸(acetanhydride)処理によりキャップ化した。このようにして、樹脂の添加量(loading)を0.16mmol/gまで減らした。DMF中20%ピペリジンによる処理を用いてFmoc基を除去し、HATUによって促進した結合により、4-(4-ホルミル-3,5-ジメトキシフェノキシ)酪酸を結合して、誘導体化した樹脂を得た。
1%(体積/体積)AcOH(16mL)を含む、1-メチル-1-フェニルエチル3-アミノプロパノアート(図46(3)、160mg、4当量)およびNaCNBH3(48mg、4当量)のDMF中混合物で、先に誘導体化した樹脂(1.0g、0.16mmol/gの添加量)を室温で1時間処理した。DMF、DCM、およびMeOHで樹脂を洗浄し、フィルター上で乾燥させた。
3つのアミノ酸残基を逐次的に脱保護し、スルホスクシンイミジル-4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシラート(Sulfo-SMCC)または他のヘテロ二価性リンカーと反応させ、対応するペプチドを付加することができる。したがって、この骨格は、図37に示すように、最高3つの同じまたは異なるペプチドの組入れを可能にする。上記の実施例で説明したようなランダムペプチドマイクロアレイ上での標的のスクリーニングに基づいて、ペプチドを選択する。
本実施例では、図38に示すように、N末端アミノ酸としてのTrt-Lys(Fmoc)OHおよびSASRIN樹脂を用いた固相合成による、市販のFmocアミノ酸からの環状デカペプチドリン骨格の合成を実証する。デカペプチドの環化を高度希釈で実施する。このデカペプチド構造物は、相互作用せずに保護された結合部位を提供して、最高4つの異なるペプチドまたは他の親和性要素の結合を可能にし、したがって、シンボディのためのリンカーとして役立つ。
保護ペプチドの組み立てを手動で実施した。Fmoc-Ala-SASRIN(0.5g、0.75当量/g)を洗浄し、CH2Cl2(2×10mL×15分)およびDMF(2×50mL×15分)で膨張させた(swollen)。樹脂添加量に対して、DMF8mLに溶かした4当量のPyBOPおよび8当量のDIEAで30分間インサイチューで活性化した4当量のN-α-Fmoc-保護アミノ酸を用いて、カップリング反応を実施した。各カップリングの完全性をカイザー試験によって確認した。ピペリジン:DMF 1:4(10mL×4×10分)での処理により、N-α-Fmoc保護基を除去し、各脱保護の完全性を、ピペリジン洗浄物の299nmでのUV吸収によって確認した。
上記の直鎖状ペプチドをDMF(100mL)中に溶解し、DIEA添加によってpHを8〜9に調整した。HATU(1.1当量)を添加し、溶液を室温で3時間攪拌した。真空中で溶媒を除去した。残渣をTFA:CH2Cl2 1:1(15mL)中に溶解し、室温で45分間静置した。次いで、溶液を減圧下で濃縮し、残渣をEt2Oで粉砕し、かつろ過して、図38(c)に示す粗生成物を得た。骨格は、異なる表面にそれを結合させるため、または研究に寄与すると考えられる色素を付加するために、官能化することができる。
骨格は、異なる表面にそれを結合させるため、または研究に寄与すると考えられる色素を付加するために、官能化することができる。したがって、内部のリンカーが末端位置にチオール(SH)基を有するように操作することができる。このチオールを酸化して、親和性要素が結合された骨格の二量体を得ることができる。また、チオールは、他の様々な骨格および表面に構造物を結合させるために使用することもできる。官能化は、図39に示すように、遊離のNH2基で起こる。例として、このアミノ基は、tert-ブチルチオで保護されたチオグリコール酸を用いてアシル化することができる。この時点で、骨格は、関心対象のペプチドを逐次付加する準備が整っている。
4つのリジン残基を相互作用せずに(互いに影響を及ぼさずに)脱保護し、スルホスクシンイミジル-4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシラート(Sulfo-SMCC)または他の類似したとヘテロ二価性リンカーと反応させ、対応するNH2で保護したペプチドを付加する。したがって、この骨格は、図39に示すように、最高4つの異なるペプチドの組入れを可能にする。
本実施例では、ポリ-(Pro-Gly-Pro)リンカー(その長さは、(Pro-Gly-Pro)サブユニットの所望の数を挿入することによって決定することができる)によって連結されたポリペプチド親和性要素を有するシンボディの合成およびクリック結合によるその組み立てを実証する。図40に示すように、Symphonyペプチド合成機において標準的な固相ペプチド合成方法を用いて、図に示すようにポリペプチド親和性要素400、ポリ-(Pro-Gly-Pro)リンカー410、およびリジン402に結合させたアジド部分を含む、図40に示す構造物を合成した。第2のポリペプチド親和性要素406を含み、かつ図に示すようにアルキン部分404を有する第2の構造物を別に合成した。これら2つの構造物を、ビタミンCおよびCuSO4の存在下、溶液中で反応させて、連結されたシンボディ構造物408を作製した。正確なシンボディ構造物の合成をMALDIによって確認した。
Claims (49)
- 以下の段階を含む、関心対象の標的に対する親和性要素を同定するための方法:
(a)支持体上に標的親和性要素が存在する場合に、標的が標的親和性要素に中程度に親和性結合するのに適した条件下で、組成が公知である102〜107個の異なる試験化合物のアレイを含む支持体表面を関心対象の標的と接触させる段階であって、該標的は抗体のFv部分ではなく、該異なる試験化合物は該標的に由来しない段階;および
(b)少なくとも中程度の親和性で前記標的に結合する試験化合物を同定する段階であって、このような化合物が標的親和性要素を含む段階。 - 支持体表面がアドレス指定可能である、請求項1記載の方法。
- さらに以下の段階を含む、請求項1または2記載の方法:
(c)少なくとも中程度の親和性で前記標的に結合しない試験化合物を同定する段階。 - 試験化合物が1000ダルトン〜10,000ダルトンの分子量を有する、請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。
- 試験化合物がポリペプチドである、請求項1〜4のいずれか一項記載の方法。
- 同じ支持体表面または別の支持体表面を競合物と接触させる段階、および標的に結合する試験化合物と競合物に結合する試験化合物との比率を求める段階をさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項記載の方法。
- 同じ標的上の異なる部位に結合する標的親和性要素の組合せを同定する段階をさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
- 標的に対する標的親和性要素単独の結合親和性および/または特異性と比べて、該標的に対する親和性要素の組合せの結合親和性および/または特異性を増大させるために、該親和性要素の組合せ中の該標的親和性要素間の適切な間隔を決定する段階をさらに含む、請求項7記載の方法。
- 親和性要素の組合せを連結する段階をさらに含み、リンカーが、第1の親和性要素と第2の親和性要素の間に約0.5nm〜約30nmの間隔を提供する、請求項7または8記載の方法。
- 第1の親和性要素および第2の親和性要素の1つまたは両方の、第1の標的に対する結合の解離定数が、約1μM〜500μMである、請求項1〜9のいずれか一項記載の方法。
- 第1の親和性要素および第2の親和性要素の1つまたは両方の標的に対する結合親和性を最適化する段階をさらに含む、請求項8〜10のいずれか一項記載の方法。
- 請求項9〜11のいずれか一項記載の方法によって作製した合成抗体。
- 以下を含む合成抗体:
(a)第1の標的に結合できる第1の親和性要素;
(b)前記第1の標的に結合することができ、かつ、該第1の標的に結合された前記第1の親和性要素の存在下で該第1の標的に結合することができる第2の親和性要素;ならびに
(c)前記第1の親和性要素および前記第2の親和性要素をつなぐリンカー;
ここで、前記第1の親和性要素および前記第2の親和性要素の1つまたは両方は、少なくとも1000ダルトンの分子量を有し;
前記第1の親和性要素および前記第2の親和性要素のうち少なくとも1つは、前記第1の標的に由来せず;
前記合成抗体は、前記第1の標的に対する前記第1の親和性要素の結合親和性および/または特異性と比べて、ならびに該標的に対する前記第2の親和性要素の結合親和性および/または特異性と比べて、該第1の標的に対する結合親和性および/または特異性が高く;かつ、
前記第1の標的は抗体のFvではない。 - 第1の親和性要素および第2の親和性要素の両方が、約1000ダルトン〜10,000ダルトンの分子量を有する、請求項13記載の合成抗体。
- リンカーが、第1の親和性要素と第2の親和性要素の間に約0.5nm〜約30nmの間隔を提供する、請求項13または14記載の合成抗体。
- 第1の親和性要素も第2の親和性要素も、抗体のFv領域に由来しない、請求項13〜15のいずれか一項記載の合成抗体。
- 第1の親和性要素も第2の親和性要素も、第1の標的に由来しない、請求項13〜16のいずれか一項記載の合成抗体。
- 第1の親和性要素および第2の親和性要素がポリペプチドを含む、請求項13〜17のいずれか一項記載の合成抗体。
- 第1の親和性要素および第2の親和性要素が核酸を含む、請求項13〜17のいずれか一項記載の合成抗体。
- 合成抗体のpH7での正味電荷が+2〜-2である、請求項18記載の合成抗体。
- 第1および第2の親和性要素のうち少なくとも1つが非天然化合物である、請求項13〜20のいずれか一項記載の合成抗体。
- リンカーがアミノ酸リンカーである、請求項13〜21のいずれか一項記載の合成抗体。
- リンカーが核酸リンカーである、請求項13〜21のいずれか一項記載の合成抗体。
- 第1の親和性要素および第2の親和性要素の1つまたは両方が核酸ではない、請求項23記載の合成抗体。
- 第1の親和性要素および第2の親和性要素が異なり、第1の標的の別の領域に結合する、請求項13〜24のいずれか一項記載の合成抗体。
- 第1の親和性要素および第2の親和性要素に結合された第3の親和性要素をさらに含む、請求項13〜25のいずれか一項記載の合成抗体。
- 第3の親和性要素が、第1の標的と異なる第2の標的に結合することができる、請求項26記載の合成抗体。
- 第2の親和性要素も同様に第2の標的に結合し、かつ、第1の親和性要素、第2の親和性要素、および第3の親和性要素の空間的配置により、第1の標的および第2の標的のうち1つのみが合成抗体によって結合されることができる、請求項27記載の合成抗体。
- 第1の親和性要素、第2の親和性要素、および第3の親和性要素につながれた第4の親和性要素をさらに含み、該第3および該第4の親和性要素を該第1の親和性要素および該第2の親和性要素に対して空間的に配置して、合成抗体に結合された第1の標的の存在下でさらなる標的の結合を提供する、請求項26記載の合成抗体。
- 第1のシグナル伝達要素および第2のシグナル伝達要素をさらに含み、該第1のシグナル伝達要素および該第2のシグナル伝達要素の空間的関係を変更して、合成抗体に標的が結合した際に検出可能なシグナルを生じるようにした、請求項13〜29のいずれか一項記載の合成抗体。
- 支持体に結合された、請求項13〜30のいずれか一項記載の合成抗体。
- 以下を含む支持体:
(a)表面;および
(b)前記表面に付着させた、請求項13〜30のいずれか一項記載の複数の合成抗体。 - 複数の合成抗体が、複数の異なる合成抗体を含む、請求項32記載の支持体。
- 所与の標的に対する少なくとも第1の親和性要素および第2の親和性要素をリンカーを介してつなぐ段階を含む、合成抗体を作製するための方法であって、
前記第1の親和性要素および前記第2の親和性要素の1つまたは両方は、少なくとも1000ダルトンの分子量を有し;
前記第1の親和性要素および前記第2の親和性要素のうち少なくとも1つは、第1の標的に由来せず;
前記合成抗体は、前記第1の標的に対する前記第1の親和性要素の結合親和性および/または特異性と比べて、ならびに該標的に対する前記第2の親和性要素の結合親和性および/または特異性と比べて、該第1の標的に対する結合親和性および/または特異性が高く;かつ、
前記第1の標的は抗体のFvではない、
前記方法。 - 第1の親和性要素および第2の親和性要素の両方が、1000ダルトン〜10,000ダルトンの分子量を有する、請求項34記載の方法。
- リンカーが、第1の親和性要素と第2の親和性要素の間に約0.5nm〜約30nmの間隔を提供する、請求項34または35記載の方法。
- 第1の親和性要素も第2の親和性要素も、抗体のFv領域ではない、請求項34〜36のいずれか一項記載の方法。
- 第1の親和性要素および第2の親和性要素のうち少なくとも1つが核酸を含む、請求項34〜37のいずれか一項記載の方法。
- 第1の親和性要素および第2の親和性要素のうち少なくとも1つがポリペプチドを含む、請求項34〜37のいずれか一項記載の方法。
- 合成抗体のpH7での正味電荷が+2〜-2である、請求項39記載の方法。
- 以下の段階を含む、リガンド同定のための方法:
(a)標的アレイを含む支持体表面を1種または複数種の潜在的なリガンドと接触させる段階であって、該支持体上に存在する適切な標的への該1種または複数種のリガンドの中程度から高度の親和性結合に適した条件下で実施される段階;および
(b)少なくとも中程度の親和性で前記1種または複数種のリガンドに結合する標的を同定する段階。 - 1種または複数種の潜在的なリガンドが、抗体および請求項13〜31のいずれか一項記載の合成抗体からなる群より選択される、請求項41記載の方法。
- 標的のアレイがフローチャンバー中に取り付けられ、
(i)1種または複数種の潜在的なリガンドを含む第1の緩衝液が、アドレス指定可能なアレイ上に流され、
(ii)少なくとも中程度の親和性で前記1種または複数種のリガンドに結合する標的を同定する段階が、アレイリーダーによって集められたリアルタイムの親和性データを解析することを含み、
(iii)前記アドレス指定可能なアレイへの少なくとも中程度の結合が検出された後に、該アレイ上の第1の緩衝液フローが停止され;
(iv)1種または複数種のさらなる潜在的なリガンドを含む別の緩衝液を用いて、(i)〜(iii)のステップを所望の回数繰り返す、
請求項41または42記載の方法。 - 本発明による複数の合成抗体を含む支持体を試験試料と接触させる段階および該試験試料に対する合成抗体の結合を対照試料に対する合成抗体の結合と比較する段階を含む、関心対象の試験試料に対する合成抗体プロファイルを同定するための方法であって、該対照試料と比べて該試験試料中の標的に差次的に結合する合成抗体が、該試験試料に対する合成抗体プロファイルを構成する方法。
- 対照試料を試験試料と同じ支持体に接触させる、請求項44記載の方法。
- 試験試料が疾患状態の試験試料である、請求項44または45記載の方法。
- 試験試料が研究用の試験試料である、請求項44または45記載の方法。
- 以下を含む組成物:
(a)鋳型核酸鎖に結合した第1の親和性要素;
(b)相補的な核酸鎖に結合した第2の親和性要素;
ここで、前記第1の親和性要素および前記第2の親和性要素は、共通の標的に非競合的に結合し;
前記鋳型核酸鎖および前記相補的な核酸鎖は、塩基対合によってアニールしてアセンブリを形成し;
前記第1の親和性要素および前記第2の親和性要素は、前記アセンブリ中で離れており;かつ、
前記鋳型核酸鎖、前記相補的な核酸鎖のいずれかまたは両方が、支持体の表面に結合している。 - 支持体表面に結合した請求項48記載の複数の組成物を含むアレイであって、該複数の組成物が以下の1つまたは両方を含む、アレイ:
(a)第1のリガンドおよび第2のリガンドが各組成物に対して同じであるが、アセンブリ中の該第2のリガンドからの該第1のリガンドの分離が異なる、複数の組成物;ならびに
(b)前記第1のリガンドおよび/または前記第2のリガンドが各組成物に対して異なる、複数の組成物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US85204006P | 2006-10-16 | 2006-10-16 | |
US97544207P | 2007-09-26 | 2007-09-26 | |
PCT/US2007/081536 WO2008048970A2 (en) | 2006-10-16 | 2007-10-16 | Synthetic antibodies |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010507099A true JP2010507099A (ja) | 2010-03-04 |
JP2010507099A5 JP2010507099A5 (ja) | 2010-11-18 |
Family
ID=39314793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009533482A Pending JP2010507099A (ja) | 2006-10-16 | 2007-10-16 | 合成抗体 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US20110143953A1 (ja) |
EP (1) | EP2076614A4 (ja) |
JP (1) | JP2010507099A (ja) |
CA (1) | CA2666507A1 (ja) |
WO (1) | WO2008048970A2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017021014A (ja) * | 2012-02-07 | 2017-01-26 | ヴィブラント ホールディングス リミテッド ライアビリティ カンパニー | 基板、ペプチドアレイ、および方法 |
US10006909B2 (en) | 2012-09-28 | 2018-06-26 | Vibrant Holdings, Llc | Methods, systems, and arrays for biomolecular analysis |
US10286376B2 (en) | 2012-11-14 | 2019-05-14 | Vibrant Holdings, Llc | Substrates, systems, and methods for array synthesis and biomolecular analysis |
US10816553B2 (en) | 2013-02-15 | 2020-10-27 | Vibrant Holdings, Llc | Methods and compositions for amplified electrochemiluminescence detection |
US11168365B2 (en) | 2017-05-26 | 2021-11-09 | Vibrant Holdings, Llc | Photoactive compounds and methods for biomolecule detection and sequencing |
Families Citing this family (46)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998037417A1 (en) * | 1997-02-20 | 1998-08-27 | The Regents Of The University Of California | Plasmon resonant particles, methods and apparatus |
US8470332B2 (en) | 2006-11-22 | 2013-06-25 | Bristol-Myers Squibb Company | Targeted therapeutics based on engineered proteins for tyrosine kinases receptors, including IGF-IR |
MX2010008874A (es) | 2008-02-14 | 2010-09-22 | Bristol Myers Squibb Co | Terapeuticos dirigidos a base de proteinas manipuladas que se unen al receptor de factor de crecimiento epidermico. |
GB0805608D0 (en) * | 2008-03-28 | 2008-04-30 | Sec Dep For Environment Food & | Detection method |
EP2291399B1 (en) | 2008-05-22 | 2014-06-25 | Bristol-Myers Squibb Company | Multivalent fibronectin based scaffold domain proteins |
TWI496582B (zh) | 2008-11-24 | 2015-08-21 | 必治妥美雅史谷比公司 | 雙重專一性之egfr/igfir結合分子 |
WO2010111299A2 (en) * | 2009-03-24 | 2010-09-30 | The Arizona Board Of Regents A Body Corporate Of The State Of Arizona Acting For And On Behalf Of Arizona State University | Synthetic antibodies |
KR20120122869A (ko) | 2009-06-02 | 2012-11-07 | 보드 오브 리전츠, 더 유니버시티 오브 텍사스 시스템 | 신경변성 질환을 갖는 대상에서 항체에 의해 인식되는 소분자의 확인법 |
EP2443459B1 (en) | 2009-06-19 | 2018-12-26 | The Arizona Board of Regents, A Body Corporate Of the State of Arizona acting for and on behalf Of Arizona State University | Compound arrays for sample profiling |
CA2767616A1 (en) | 2009-07-09 | 2011-01-13 | The Scripps Research Institute | Gene expression profiles associated with chronic allograft nephropathy |
WO2011029008A2 (en) * | 2009-09-04 | 2011-03-10 | Arizona Board Of Regents Acting For And On Behalf Of Arizona State University | Synbodies to akt1 |
TW201138808A (en) | 2010-05-03 | 2011-11-16 | Bristol Myers Squibb Co | Serum albumin binding molecules |
WO2011150133A2 (en) | 2010-05-26 | 2011-12-01 | Bristol-Myers Squibb Company | Fibronectin based scaffold proteins having improved stability |
WO2012085064A1 (en) | 2010-12-23 | 2012-06-28 | Roche Diagnostics Gmbh | Detection of a posttranslationally modified polypeptide by a bi-valent binding agent |
WO2012085113A1 (en) * | 2010-12-23 | 2012-06-28 | Roche Diagnostics Gmbh | Binding agent |
SG191153A1 (en) | 2010-12-23 | 2013-07-31 | Hoffmann La Roche | Polypeptide-polynucleotide-complex and its use in targeted effector moiety delivery |
EP2540710A1 (en) | 2011-06-30 | 2013-01-02 | Bayer Schering Pharma Aktiengesellschaft | New precursors for direct radiosynthesis of protected derivatives of O-([18F]Fluoromethyl) tyrosine |
EP2751087A1 (en) | 2011-06-30 | 2014-07-09 | Piramal Imaging SA | Direct synthesis of 18f-fluoromethoxy compounds for pet imaging and the provision of new precursors for direct radiosynthesis of protected derivatives of o-([18f]fluoromethyl)tyrosine |
US9309298B2 (en) | 2011-11-02 | 2016-04-12 | Arizona Board Of Regents, A Body Corporate Of The State Of Arizona, Acting For And On Behalf Of Arizona State University | Anti-bacterial polypeptides and pathogen specific synthetic antibodies |
US20150241420A1 (en) * | 2012-09-05 | 2015-08-27 | Arizona Board of Regents, Body Corp. of the State of Arizona, acting for and on behalf of Arizona S | Methods for discovering therapeutic targets |
WO2014083474A1 (en) * | 2012-11-30 | 2014-06-05 | Koninklijke Philips N.V. | Capture particle for selectively binding a target molecule |
US10006919B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-06-26 | Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University | Peptide array quality control |
US9970932B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-05-15 | Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University | Non-covalent patterned chemical features and use thereof in MALDI-based quality control |
US10011649B2 (en) | 2013-08-26 | 2018-07-03 | Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University | High affinity synbodies for influenza |
WO2015179773A1 (en) | 2014-05-22 | 2015-11-26 | The Scripps Research Institute | Tissue molecular signatures of kidney transplant rejections |
MX2016003674A (es) * | 2013-09-24 | 2016-10-13 | Entopsis | Matrices detectables, sistemas para el diagnostico y sus metodos de preparacion y uso. |
CA2934878A1 (en) | 2013-12-30 | 2015-07-09 | The Henry M. Jackson Foundation For The Advancement Of Military Medicine, Inc. | Genomic rearrangements associated with prostate cancer and methods of using the same |
IL275497B (en) | 2014-03-20 | 2022-09-01 | Bristol Myers Squibb Co | Serum proteins with type iii fibronectin binding domains |
US11104951B2 (en) | 2014-05-22 | 2021-08-31 | The Scripps Research Institute | Molecular signatures for distinguishing liver transplant rejections or injuries |
EP3825418A3 (en) | 2014-05-22 | 2021-09-15 | The Scripps Research Institute | Molecular signatures for distinguishing liver transplant rejections or injuries |
US10443100B2 (en) | 2014-05-22 | 2019-10-15 | The Scripps Research Institute | Gene expression profiles associated with sub-clinical kidney transplant rejection |
WO2015179777A2 (en) | 2014-05-22 | 2015-11-26 | The Scripps Research Institute | Gene expression profiles associated with sub-clinical kidney transplant rejection |
US9757472B2 (en) * | 2014-07-28 | 2017-09-12 | Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University | Proteas stabilized antibacterial peptides for S. aureus |
US10758886B2 (en) | 2015-09-14 | 2020-09-01 | Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University | Conditioned surfaces for in situ molecular array synthesis |
CN108290941A (zh) | 2015-09-23 | 2018-07-17 | 百时美施贵宝公司 | 快解离速率的血清白蛋白结合性纤连蛋白iii型结构域 |
AU2016352874B2 (en) | 2015-11-10 | 2021-06-24 | Children's Research Institute, Children's National Medical Center | Echinomycin formulation, method of making and method of use thereof |
US10125167B2 (en) | 2015-12-04 | 2018-11-13 | Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University | Compositions and methods for treating MRSA infections and for sensitizing MRSA to beta-lactam antibiotics |
US11747334B2 (en) | 2016-06-20 | 2023-09-05 | Cowper Sciences Inc. | Methods for differential diagnosis of autoimmune diseases |
US11774446B2 (en) | 2016-06-20 | 2023-10-03 | Cowper Sciences Inc. | Methods for diagnosis and treatment of autoimmune diseases |
US11168320B2 (en) * | 2016-08-09 | 2021-11-09 | Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University | Structure assisted directed evolution of multivalent aptamers |
WO2018089858A1 (en) | 2016-11-11 | 2018-05-17 | Healthtell Inc. | Methods for identifying candidate biomarkers |
US10712342B2 (en) | 2017-01-31 | 2020-07-14 | Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University | Diagnostic to distinguish bacterial infections |
EP3759225A1 (en) | 2018-03-02 | 2021-01-06 | Sixfold Bioscience Ltd. | Compositions for delivery of cargo to cells |
JP2023523345A (ja) | 2020-04-27 | 2023-06-02 | シックスフォールド バイオサイエンス リミテッド | モジュール官能基を有する核酸ナノ粒子を含有する組成物 |
US20230304992A1 (en) * | 2020-06-29 | 2023-09-28 | The Johns Hopkins University | Growth and site-specific organization of micro-scale bimolecular devices on living cells |
WO2023144206A1 (en) | 2022-01-27 | 2023-08-03 | Sanofi Pasteur | Modified vero cells and methods of using the same for virus production |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001500531A (ja) * | 1997-06-12 | 2001-01-16 | リサーチ コーポレイション テクノロジーズ,インコーポレイティド | 人工抗体ポリペプチド |
JP2004511753A (ja) * | 2000-05-04 | 2004-04-15 | イエール ユニバーシティー | タンパク質活性のスクリーニング用タンパク質チップ |
JP2005519579A (ja) * | 2001-04-26 | 2005-07-07 | アヴィディア リサーチ インスティテュート | 単量体ドメインのコンビナトリアルライブラリー |
WO2006033972A2 (en) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Protometrix, Inc. | Protein arrays and methods of use thereof |
Family Cites Families (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5196510A (en) * | 1988-12-29 | 1993-03-23 | Cytogen Corporation | Molecular recognition units |
US5733743A (en) * | 1992-03-24 | 1998-03-31 | Cambridge Antibody Technology Limited | Methods for producing members of specific binding pairs |
US6072044A (en) * | 1996-04-26 | 2000-06-06 | New York University | Nanoconstructions of geometrical objects and lattices from antiparallel nucleic acid double crossover molecules |
US6087103A (en) * | 1998-03-04 | 2000-07-11 | Lifespan Biosciences, Inc. | Tagged ligand arrays for identifying target-ligand interactions |
US6537749B2 (en) * | 1998-04-03 | 2003-03-25 | Phylos, Inc. | Addressable protein arrays |
US6255469B1 (en) * | 1998-05-06 | 2001-07-03 | New York University | Periodic two and three dimensional nucleic acid structures |
US6818418B1 (en) * | 1998-12-10 | 2004-11-16 | Compound Therapeutics, Inc. | Protein scaffolds for antibody mimics and other binding proteins |
US20050048512A1 (en) * | 2001-04-26 | 2005-03-03 | Avidia Research Institute | Combinatorial libraries of monomer domains |
US20060223114A1 (en) * | 2001-04-26 | 2006-10-05 | Avidia Research Institute | Protein scaffolds and uses thereof |
US20050053973A1 (en) * | 2001-04-26 | 2005-03-10 | Avidia Research Institute | Novel proteins with targeted binding |
US20050089932A1 (en) * | 2001-04-26 | 2005-04-28 | Avidia Research Institute | Novel proteins with targeted binding |
US20030157561A1 (en) * | 2001-11-19 | 2003-08-21 | Kolkman Joost A. | Combinatorial libraries of monomer domains |
US20040175756A1 (en) * | 2001-04-26 | 2004-09-09 | Avidia Research Institute | Methods for using combinatorial libraries of monomer domains |
EP1556506A1 (en) * | 2002-09-19 | 2005-07-27 | The Chancellor, Masters And Scholars Of The University Of Oxford | Molecular arrays and single molecule detection |
US7736909B2 (en) * | 2003-01-09 | 2010-06-15 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Methods and compositions comprising capture agents |
US7034941B2 (en) * | 2003-06-26 | 2006-04-25 | Eastman Kodak Company | Color detection using spectroscopic imaging and processing in random array of microspheres |
AU2003903295A0 (en) | 2003-06-30 | 2003-07-10 | Raustech Pty Ltd | Substrate for combinatorial chemistry |
EP1675878A2 (en) * | 2003-10-24 | 2006-07-05 | Avidia, Inc. | Ldl receptor class a and egf domain monomers and multimers |
US20060234299A1 (en) * | 2004-11-16 | 2006-10-19 | Avidia Research Institute | Protein scaffolds and uses thereof |
US20070003954A1 (en) * | 2005-05-12 | 2007-01-04 | The Board Of Regents Of The University Of Texas System | Protein and antibody profiling using small molecule microarrays |
-
2007
- 2007-10-16 EP EP07844320A patent/EP2076614A4/en not_active Withdrawn
- 2007-10-16 US US12/445,923 patent/US20110143953A1/en not_active Abandoned
- 2007-10-16 WO PCT/US2007/081536 patent/WO2008048970A2/en active Application Filing
- 2007-10-16 CA CA002666507A patent/CA2666507A1/en not_active Abandoned
- 2007-10-16 JP JP2009533482A patent/JP2010507099A/ja active Pending
-
2014
- 2014-03-05 US US14/198,316 patent/US9863938B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001500531A (ja) * | 1997-06-12 | 2001-01-16 | リサーチ コーポレイション テクノロジーズ,インコーポレイティド | 人工抗体ポリペプチド |
JP2004511753A (ja) * | 2000-05-04 | 2004-04-15 | イエール ユニバーシティー | タンパク質活性のスクリーニング用タンパク質チップ |
JP2005519579A (ja) * | 2001-04-26 | 2005-07-07 | アヴィディア リサーチ インスティテュート | 単量体ドメインのコンビナトリアルライブラリー |
WO2006033972A2 (en) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Protometrix, Inc. | Protein arrays and methods of use thereof |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017021014A (ja) * | 2012-02-07 | 2017-01-26 | ヴィブラント ホールディングス リミテッド ライアビリティ カンパニー | 基板、ペプチドアレイ、および方法 |
US10486129B2 (en) | 2012-02-07 | 2019-11-26 | Vibrant Holdings, Llc | Substrates, peptide arrays, and methods |
US11565231B2 (en) | 2012-02-07 | 2023-01-31 | Vibrant Holdings, Llc | Substrates, peptide arrays, and methods |
US10006909B2 (en) | 2012-09-28 | 2018-06-26 | Vibrant Holdings, Llc | Methods, systems, and arrays for biomolecular analysis |
US10175234B2 (en) | 2012-09-28 | 2019-01-08 | Vibrant Holdings, Llc | Methods, systems, and arrays for biomolecular analysis |
US10746732B2 (en) | 2012-09-28 | 2020-08-18 | Vibrant Holdings, Llc | Methods, systems, and arrays for biomolecular analysis |
US11674956B2 (en) | 2012-09-28 | 2023-06-13 | Vibrant Holdings, Llc | Methods, systems, and arrays for biomolecular analysis |
US11815512B2 (en) | 2012-09-28 | 2023-11-14 | Vibrant Holdings, Llc | Methods, systems, and arrays for biomolecular analysis |
US10286376B2 (en) | 2012-11-14 | 2019-05-14 | Vibrant Holdings, Llc | Substrates, systems, and methods for array synthesis and biomolecular analysis |
US10799845B2 (en) | 2012-11-14 | 2020-10-13 | Vibrant Holdings, Llc | Substrates, systems, and methods for array synthesis and biomolecular analysis |
US10816553B2 (en) | 2013-02-15 | 2020-10-27 | Vibrant Holdings, Llc | Methods and compositions for amplified electrochemiluminescence detection |
US11168365B2 (en) | 2017-05-26 | 2021-11-09 | Vibrant Holdings, Llc | Photoactive compounds and methods for biomolecule detection and sequencing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2076614A2 (en) | 2009-07-08 |
US20140221253A1 (en) | 2014-08-07 |
WO2008048970A8 (en) | 2009-05-28 |
WO2008048970A3 (en) | 2008-08-21 |
US9863938B2 (en) | 2018-01-09 |
US20110143953A1 (en) | 2011-06-16 |
WO2008048970A2 (en) | 2008-04-24 |
EP2076614A4 (en) | 2012-07-04 |
CA2666507A1 (en) | 2008-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010507099A (ja) | 合成抗体 | |
US20120021967A1 (en) | Synthetic antibodies | |
US20120065123A1 (en) | Synthetic Antibodies | |
US11499979B2 (en) | Single-molecule protein and peptide sequencing | |
CN102159949B (zh) | 多配位体捕获剂及相关组合物,方法和系统 | |
US11015265B2 (en) | Chemically encoded spatially addressed library screening platforms | |
CA2721085A1 (en) | Capture agents and related methods and systems for detecting and/or sorting targets | |
WO2014144383A1 (en) | Non-covalent patterned chemical features and use thereof in maldi-based quality control | |
US20230107647A1 (en) | Single molecule peptide sequencing | |
US20190194358A1 (en) | Synthetic Antibodies | |
JP5133895B2 (ja) | 生体分子の親和性を測定する方法 | |
EP2038074B1 (en) | Make and use of surface molecules of varied densities | |
US20230104998A1 (en) | Single-molecule protein and peptide sequencing | |
EP1969371B1 (en) | A method of producing a multimeric capture agent for binding a ligand | |
Hüttl et al. | Development of Peptidyl Lysine Dendrons: 1, 3‐Dipolar Cycloaddition for Peptide Coupling and Antibody Recognition | |
US20100324215A1 (en) | Affinity structures for the specific binding of substances by means of non-covalent interaction types | |
JP4722998B2 (ja) | 疎水性担体にリガンド結合性を付与する方法 | |
WO2024015875A2 (en) | Determination of protein information by recoding amino acid polymers into dna polymers | |
Sun | Synthetic lectins for glycoprotein recognition: Towards the identification and classification of cancer associated cell lines |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100928 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100928 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120305 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130605 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20130903 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20130910 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140224 |