JP2010503360A - 動的な電力増幅器バックオフ - Google Patents

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Abstract

スペクトルマスクマージン上の電力増幅器からの非直線ひずみの影響を緩和することを容易にするシステム及び方法論が記載される。電力制限表示は、モバイル装置をスケジュールする際に分析することができる。電力制限を有するモバイル装置は、内部のサブバンドにスケジュールすることができる。他のモバイル装置は、割り当てられたスペクトルの残りの部分を用いることができる。更に、モバイル装置は、サブバンドスケジューリングに基づいて、電力増幅器バックオフを評価及び確立することができる。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2006年9月11日に出願され、”A METHOD AND APPARATUS FOR DYNAMIC POWER AMPLIFIER (PA) BACKOFF(動的な電力増幅器(PA)バックオフの方法及び装置)”と題された、米国仮特許出願第60/843,893号、及び2007年9月10日に出願され、”DYNAMIC POWER AMPLIFIER BACKOFF(動的な電力増幅器バックオフ)”と題された、米国特許出願第11/852,565号の利益を主張する。前述の出願の全体が参照によって本明細書に組込まれる。
以下の記載は、一般に無線通信に関し、特に、サブバンドスケジューリング及び電力増幅器バックオフに関する。
無線ネットワーキングシステムは、世界的に大部分の人々が通信する一般的な手段となった。無線通信装置は、消費者のニーズを満たし、且つ可搬性及び便宜を改善するために、より小さく且つより強力になった。消費者は、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)などといった無線通信装置に依存するようになり、信頼できるサービス、カバレッジの拡張された領域、及び高められた機能性を要求している。
一般に、無線多元接続通信システムは、複数の無線端末あるいはユーザ装置のための通信を同時にサポートし得る。各端末は、順方向リンク及び逆方向リンク上の送信を介して一つ又は複数のアクセスポイントと通信する。順方向リンク(あるいはダウンリンク)はアクセスポイントから端末への通信リンクを指し、また逆方向リンク(あるいはアップリンク)は端末からアクセスポイントへの通信リンクを指す。
無線システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅及び送信電力)を共有することで、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、及び直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムが含まれる。
概して、各アクセスポイントは、セクタと称される特定のカバレッジ領域内に位置する端末をサポートする。特定の端末をサポートするセクタは、サービングセクタ(serving sectors)と称される。特定の端末をサポートしていない他のセクタは、非サービングセクタ(non-serving sectors)と称される。セクタ内の端末には、複数の端末の同時のサポートを可能にすべく特定のリソースを割り当てることができる。しかしながら、近隣のセクタの端末による送信は調整されない。結果として、セクタ端における端末による送信は、端末性能の低下及び干渉を引き起こすことがある。
下記は、そのような実施形態の基本的な理解を提供するために、一つ又は複数の実施形態の簡略化された概要を提示する。この概要は、予期される実施形態全ての広範囲にわたる概要ではなく、全ての実施形態の重要なエレメント又は重大なエレメントを識別することも、実施形態の一部又は全ての範囲を描写することも意図されていない。その唯一の目的は、後に提示される、より詳細な記載の序文として、一つ又は複数の実施形態の幾つかの概念を簡略化された形で提示することである。
ある面によれば、スペクトルマスクマージン上の非直線ひずみを緩和する方法が本明細書に記載される。該方法は、モバイル装置の最初のグループを、該最初のグループからの電力制限情報に基づいて、割り当てられたスペクトルの内部のサブバンドにスケジュールすることを含むことができる。また、該方法は更に、モバイル装置の次のグループを、該次のグループからの電力制限情報に基づいて内部のサブバンドをスケジューリングした後、割り当てられたスペクトルの残りの部分にスケジュールすることを含むことができる。
別の面は、電力制限を有するモバイル装置をスペクトルの内部のサブバンドにスケジュールし、電力制限のないモバイル装置を該スペクトルの残りの部分にスケジュールすることに関連する命令を保持するメモリを備えることができる無線通信装置に関係がある。無線通信装置はまた、メモリに結合され、メモリに保持される命令を実行するように構成された集積回路を備えることができる。
また別の面は、動的な電力増幅器バックオフを可能にする無線通信装置に関連する。該装置は、モバイル装置の最初のグループを、該最初のグループからの電力制限情報に少なくとも部分的に基づいて、割り当てられたスペクトルの内部のサブバンドにスケジュールする手段を含むことができる。該装置は更に、モバイル装置の次のグループを、該次のグループからの電力制限情報に少なくとも部分的に基づいて、割り当てられたスペクトルの残りの部分にスケジュールする手段と、電力制限情報に少なくとも部分的に基づいてサブバンドを選択する手段とを備えることができる。
更に別の面は、コンピュータに、スペクトルの内部のサブバンドに電力制限を有するモバイル装置をスケジュールさせるコードを備えることができるコンピュータ読み取り可能な媒体に関係がある。該コンピュータ読み取り可能な媒体は更に、コンピュータに、電力制限の無いモバイル装置をスペクトルの残りの部分にスケジュールさせるコードを備えることができる。
別の面によれば、装置は、モバイル装置の最初のグループを、該最初のグループから受信される電力制限情報に少なくとも部分的に基づいて、割り当てられたスペクトルの内部のサブバンドにスケジュールし、また、モバイル装置の次のグループを、該次のグループから受信される電力制限情報に少なくとも部分的に基づいて内部のサブバンドにスケジュールした後に、割り当てられたスペクトルの残りの部分にスケジュールするように構成された集積回路を備えることができる。
また別の面によれば、電力増幅器バックオフを動的に調整することを容易にする方法が本明細書に記載される。該方法は、サブバンド割り当てを受信し、受信されたサブバンド割り当てに少なくとも部分的に基づいて電力増幅器バックオフを評価し、評価されたバックオフに従って電力増幅器を調整することを含むことができる。
本明細書に記載される別の面は、受信されたサブバンド割り当てに少なくとも部分的に基づいて、電力増幅器バックオフを評価し、評価されたバックオフに基づいて電力増幅器を変更することに関連する命令を保持するメモリを備えることができる無線通信装置に関連する。また、無線通信装置は、メモリに結合され、メモリに保持される命令を実行するように構成された集積回路を備えることができる。
また別の面は、スペクトルマスクマージンへの非直線ひずみの影響を緩和する無線通信装置に関連する。該装置は、サブバンド割り当てを受信する手段と、受信されたサブバンド割り当てに少なくとも部分的に基づいて電力増幅器バックオフを判定する手段とを備えることができる。また、該無線通信装置は、判定されたバックオフに従って電力増幅器を調整する手段を備えることができる。
更に別の面は、コンピュータに、サブバンド割り当てに少なくとも部分的に基づいて電力増幅器バックオフを評価させるコードを備えることができるコンピュータ読み取り可能な媒体に関連する。該コンピュータ読み取り可能な媒体は更に、コンピュータに、評価されたバックオフに従って電力増幅器を設定させるコードを備えることができる。
本明細書に記載される更なる面は、集積回路を備えることができる装置に関連する。集積回路は、基地局から受信されるサブバンド割り当てに少なくとも部分的に基づいて電力増幅器バックオフを判定するように構成されることができる。更に、集積回路は、判定された電力増幅器バックオフに従って電力増幅器を調整することができる。
前述の及び関連する目的の達成のために、1つ又は複数の実施形態は、以下に充分に記載され、特に特許請求の範囲で指摘される特徴を備える。以下の記載及び添付の図面は、1つ又は複数の実施形態の幾つかの例証となる面を詳細に述べる。しかしながら、これらの面は、種々の実施形態の原理が用いられ得る様々な方法のほんの一部を示すにすぎず、そのような面の全て及びそれらの均等物を含むことを意図される。
図1は、主題の開示の一面に従って動的な電力増幅器バックオフを容易にするシステムのブロック図である。 図2は、本明細書に提示された一つ又は複数の面に従ってサブバンドスケジューリングをサポートするチャネルツリー構造の図である。 図3は、本明細書に述べられた種々の面に従った無線通信システムの図である。 図4は、サブバンドスケジューリングに基づいて動的な電力増幅器バックオフを実施する無線通信システムの例の図である。 図5は、本明細書に提示された一つ又は複数の面に従った無線通信システムの図である。 図6は、電力制限の考察に基づいてサブバンドスケジューリングを容易にする方法論の例の図である。 図7は、サブバンドスケジュールに基づいて電力増幅器バックオフを調整することを容易にする方法論の例の図である。 図8は、送信のためにスケジュールされたサブバンド割り当てを取得することに関連して逆方向リンクで情報をシグナリングすることを容易にする方法論の例の図である。 図9は、電力増幅器バックオフ値を判定することを容易にするモバイル装置の例の図である。 図10は、電力制限情報に基づいてサブバンドスケジュールを生成することを容易にするシステムの例の図である。 図11は、本明細書に記載される種々のシステム及び方法と共に用いることができる無線ネットワーク環境の例の図である。 図12は、サブバンドスケジュールを生成することを容易にするシステムの例の図である。 図13は、電力増幅器バックオフ調整を容易にするシステムの例の図である。
詳細な説明
ここで様々な実施形態は、同様の参照符号が全体を通して同様の要素を指すために用いられる図面を参照しつつ記載される。以下の記載では、説明の目的のために、多数の特定の詳細が1つ又は複数の実施形態の充分な理解を提供するために述べられる。しかしながら、そのような実施形態が、これらの特定の詳細なしに実行され得ることは明白であり得る。他の例において、周知の構造及び装置は、1つ又は複数の実施形態を記載することを容易にするために、ブロック図の形で示される。
本明細書で用いられるように、「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などの用語は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、又は実行中のソフトウェアのいずれにしても、コンピュータ関連のエンティティ(entity)を指すことを意図されている。例えば、コンポーネントは、プロセッサで実行中の処理、プロセッサ、オブジェクト、実行可能な、実行中のスレッド、プログラム、及び/又はコンピュータであってよいが、これらに制限されるものではない。例として、コンピューティングデバイス上で実行中のアプリケーションと、当該コンピューティングデバイスとの両方が、コンポーネントになり得る。1つ又は複数のコンポーネントは実行中のスレッド及び/又は処理内に存在することができ、また、コンポーネントは、1つのコンピュータに配置されても、及び/又は、2台以上のコンピュータ間に分散されてもよい。また、これらのコンポーネントは、格納された様々なデータ構造を有する種々のコンピュータ読み取り可能な媒体から実行することができる。コンポーネントは、例えば1つ又は複数のデータパケット(例えば、ローカルなシステム、分散されたシステム中の別のコンポーネントとやり取りする1つのコンポーネントからのデータ、及び/又は信号を手段として他のシステムとインターネットといったネットワークを介してやり取りするコンポーネントからのデータ)を有する信号に従って、ローカルな処理及び/又は遠隔処理を介して通信してもよい。
更に、種々の実施形態が、モバイル装置に関連して本明細書に記載される。モバイルデバイスはまた、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動体、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント、ユーザ装置、又はユーザ機器(UE)と称されることができる。モバイル装置は、携帯電話、コードレス電話、セッション設定プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線接続能力を有するハンドヘルド装置、コンピューティングデバイス、又は無線モデムに接続された他の処理装置であってもよい。更に、種々の実施形態は、基地局に関連して本明細書に記述される。基地局はモバイル装置と通信するために用いられてもよく、また、アクセスポイント、ノードB若しくは何らかの他の用語で称されてもよい。
更に、本明細書に記載された種々の面又は特徴は、標準的なプログラミング及び/又はエンジニアリング技法を用いる、製造品、装置、及び/又は方法として実施され得る。本明細書で用いられる「製造品」という用語は、任意のコンピュータ読み取り可能な装置、搬送波、又は媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含することを意図される。例えば、コンピュータ読取り可能な媒体は、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)等)スマートカード、及びフラッシュメモリ装置(例えば、EPROM、カード、スティック、キードライブ等)を含むことができるが、これらに限定されるものではない。また、本明細書に記載される種々の記憶媒体は、情報を格納するための、一つ又は複数の装置、及び/又は他の機械読み取り可能な媒体を表わすことができる。「機械読み取り可能な媒体」という用語は、データ及び/又は命令を格納し、含み、及び/又は伝えることができる、無線チャネル及び格種々の他の媒体を含むことができるが、これらに限定されるものではない。
本明細書に記載される技法は、多元接続通信システム、ブロードキャストシステム、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)等といった種々の無線通信システムに用いられ得る。「システム」及び「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。多元接続システムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)等といった多元接続のスキームを利用してもよい。多元接続システムはまた、多元接続スキームの組み合わせ、例えば、ダウンリンクの用の一つ又は複数の多元接続スキーム及びアップリンク用の一つ又は複数の多元接続スキーム、を利用してもよい。
OFDMAは直交周波数分割多重(OFDM)を利用するが、これはマルチキャリアの多重化スキームである。SC−FDMAは、LFDM(Localized Frequency Division Multiplexing)、IFDM(Interleaved FDM)、エンハンストFDM(EFDM)等を利用し得るが、これらは集合的にシングルキャリアFDM(SC−FDM)と称される、異なるシングルキャリア多重化スキームである。OFDM及びSC−FDMは、システム帯域幅を複数の(K個の)直交副搬送波に分割するが、これらはまた、トーン(tones)、ビン(bins)等と一般に称される。各副搬送波はデータで変調され得る。一般に、変調シンボルは、OFDMを用いて周波数ドメインで、SC−FDMを用いて時間ドメインで送信される。LFDMは連続的な副搬送波上でデータを送信し、IFDMはシステム帯域幅にわたって分散された副搬送波上でデータを送信し、EFDMは連続的な副搬送波のグループ上でデータを送信する。
OFDMは、地球上の通信システムにおいて一般的なマルチパス効果と対抗する能力を含む、幾つかの望ましい特性を有する。しかしながら、OFDMの主な不利益は、OFDM波形の高いピーク平均電力比(peak-to-average power ratio)(PAPR)、即ち、OFDM波形についての平均電力に対するピーク電力の比率が高くなり得ることである。高いPAPRは、副搬送波がデータと独立して変調されるとき、全ての副搬送波の考え得る同相の(あるいはコヒーレントな)追加に起因する。OFDM波形についての高いPAPRは望ましくなく、性能を低下させることがある。例えば、OFDM波形中の大きなピークは電力増幅器を非常に非線形な領域で動作させるか、あるいはおそらくクリップさせる(clip)が、これは次いで、信号品質を劣化させ得る相互変調ひずみ及び他のアーティファクトを引き起こすことがある。非線形性を回避するために、電力増幅器はピーク電力レベルよりも低い平均電力レベルにバックオフさせて動作される。電力増幅器をピーク電力からバックオフさせて動作させることによって、バックオフが4dBから7dBまで変動する場合、電力増幅器は過度のひずみを生成することなく、波形中の大きなピークを処理する(handle)ことができる。
SC−FDM(例えば、LFDM)は、OFDMと類似する、マルチパス効果に対するロバストネス(robustness)といった幾つかの望ましい特性を有する。更に、SC−FDMでは変調シンボルが時間ドメインで送信されるので、SC−FDMは高いPAPRを有しない。SC−FDM波形のPAPRは、使用のために選択された信号のコンステレーション(constellation)(例えば、M−PSK、M−QAM等)の信号点(signal points)によって判定される。しかしながら、SC−FDMの時間ドメインの変調シンボルは、非平坦な(non-flat)通信チャンネルに起因してシンボル間干渉を受けやすい。受信されたシンボルに対して等化を行なって、シンボル間干渉の有害な影響を緩和してもよい。
ある面において、OFDM及びSC−FDM(例えば、LFDM)は所与のリンク(例えば、アップリンク)上の送信に使用され得る。一般に、OFDM波形のリンク効率は、SC−FDM波形のそれを上回る。OFDMのより高いリンク効率は、SC−FDMよりも大きなOFDMの電力増幅器バックオフによって相殺される。SC−FDMは、このようにOFDMに対して低いPAPRという利点を有する。高いSN比(SNR)を有するUEについては、OFDMのリンクレベル利得は、SC−FDMのPAPRの利点を超過し得る。OFDMとSC−FDMとの両方を利用することによって、システムは、低いSNRシナリオのSC−FDMのPAPRの利点だけでなく、高いSNRシナリオのOFDMのより高いリンク効率からも利益を得てもよい。
一般に、任意のSC−FDMスキームをOFDMと共に用い得る。更に、OFDM及びSC−FDMは、アップリンク、又はダウンリンク、又はアップリンクとダウンリンクとの両方に共同で用いられてもよい。明確にするために、以下の記載の多くは、アップリンクでOFDM及びLFDMの共同使用を対象としている。
ここで図1を参照するに、図示されているのは、動的な電力増幅器バックオフを供給するシステム100のブロック図である。システム100は、少なくとも1つの基地局102と、基地局102のセクタによってサポートされる少なくとも1つのモバイル装置104とを備える。セクタという用語は、文脈によって、基地局及び/又は基地局によってカバーされる領域を指し得る。簡単にするため、単独の基地局及びモバイル装置が図示されている。しかしながら、システム100は複数の基地局及びモバイル装置を備えることができる。基地局102は、モバイル装置104のサブバンドスケジュールを明示的に制御することができる。サブバンドスケジューリングは、特に、チャネル条件に応じてシステム周波数帯の制限の制限された領域にモバイル装置を適応的にスケジュールすることによって、マルチユーザダイバーシティ利得を可能にする。サブバンドサイズは、等しいグレードのサービススケジューリングを備えたセクタスループットの低下と同様に、高速で移動するモバイル装置の性能劣化も防ぐために、充分な周波数ダイバーシティを提供するべきである。小さなサブバンドはまた、サブバンドスケジューリングのトランキング効率(trunking efficiency)の損失という結果を招き得る(例えば、サブバンドが小さくなればなるほど、サブバンドごとに選択する候補のモバイル装置が少なくなる)。
一時的に図2に移ると、図示されているのは、ローカルホッピングを備えた例示のチャネルツリーである。一定のサブバンド内にスケジュールされ、サブバンド全体よりも少ない帯域幅割り当てを有するモバイル装置は、チャネル干渉ダイバーシティを最大限にするために、サブバンドにわたってローカルにホップする。図2において、各ベースノードは周波数中の16の隣接するトーンにマッピングする。8つのベースノードの集まりはサブバンドにマッピングするが、これは128の隣接するトーンから成る。サブバンド内では、16のトーンのグループ(即ち、ベースノード)が擬似乱数的な方法でホップする。サブバンドスケジューリングモードに加えて、ダイバーシティモードは有益となり得る。セクタは圧倒的に高速で移動するユーザ(例えば、ハイウェーをカバーするセクタ)にサービスすることができる。そのような場合、チャネルのベースノードは全帯域にわたってホップし得る
図1の参照に戻ると、概して、サブバンドスケジューリングをサポートするために、モバイル装置は、異なるサブバンドに関連する順方向リンクチャネル特性についてのフィードバックを提供するべきである。フィードバックの量は、フィードバックチャネルによって引き起こされる逆方向リンクのオーバヘッドに対する、サブバンドスケジューリングに起因する順方向リンクの性能における利得のバランスを保つべきである。適切なトレードオフは、サブバンドスケジューリングのフィードバックに加えて、他の逆方向リンク制御情報を伝達する、逆方向リンク制御チャネルの負荷に依存する。
主題の開示の1つの面によれば、モバイル装置104は基地局102へ電力制限情報(power limit information)を送信する。基地局102は、受信された電力制限情報を用いて、サブバンド上にモバイル装置104をスケジュールする。電力制限情報は、モバイル装置104の能力又は電力増幅器のサイズに関連する情報を含んでいてもよい。更に、電力制限情報は、異なるタイプの割り当てで利用され得る異なる電力レベルを含んでいてもよい。例えば、モバイル装置104は、内部のサブバンド(inner subband)において利用可能な1つの電力レベルを有し得る一方で、端のサブバンド(edge subband)で利用可能な別の電力レベルを有してもよい。モバイル装置104はまた、その割り当てが全帯域幅、内部のサブバンド、あるいは単独のベースノードにわたる場合、自身が達成できる最大限の電力を報告し得る。また、情報は、もしあれば干渉制約の影響を伝えることができる。更に、電力制限情報は、所与のセクタ若しくはセル内の位置、及び/又は1つを超えるセクタ若しくはセルに関連する位置情報を含むことができる。また、モバイル装置104によって送信される電力制限情報は、モバイル装置104によって経験された搬送波対干渉パラメータを含むことができる。図1は、基地局102へ電力制限情報を送信するモバイル装置104を示すが、基地局102はそのような情報をそのリンクから推論し(infer)得ること、及びモバイル装置104と通信し得ることが認識されるべきである。例えば、基地局102は、受信された電力レベル又は受信されたフィードバックを評価して、モバイル装置104に課された任意の電力制約を推論することができる。
基地局102は、電力制限情報を用いて、システム100に利用可能なサブバンドへモバイル装置104をスケジュールする。主題の開示の1つの面によれば、基地局102は電力を制限されたモバイル装置を主に内部のサブバンドにスケジュールする。電力制限の無いモバイル装置は、残りのスペクトル上にスケジュールされる。サブバンドを選択するとき、基地局102は、サブバンドにわたるチャネル選択度に加えて、モバイル装置104の電力制限を考慮する。基地局102は、モバイル装置104に対して、モバイル装置104によって用いられるべきサブバンドを示す、スケジュール情報を送信する。
ここで図3を参照すると、無線通信システム300は、本明細書に提示された種々の実施形態に従って例証される。システム300は、複数のアンテナグループを含み得る基地局302を備える。例えば、1つのアンテナグループは、アンテナ304及び306を含み、別のグループはアンテナ308及び310を含み、更なるグループはアンテナ312及び314を含んでいてもよい。各アンテナグループについて2本のアンテナが図示されている。しかしながら、より多数のアンテナ、又はより少数のアンテナが各グループに用いられてもよい。当業者には認識されるであろうが、基地局302は、送信機チェーン(transmitter chain)及び受信器チェーン(receiver chain)を含み得るが、これらの各々が信号送信及び信号受信に関連付けられた複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ等)を更に備えることができる。
基地局302は、モバイル装置316及びモバイル装置322といった、一つ又は複数のモバイル装置と通信し得る。しかしながら、基地局302は、モバイル装置316及び322に類似する実質的に任意の数のモバイル装置と通信し得ることが認識されるべきである。モバイル装置316及び322は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ラップトップ型コンピュータ、ハンドヘルド通信装置、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA、及び/又は、無線通信システム300と通信するための任意の他の適当な装置とすることができる。図示のように、モバイル装置316は、アンテナ312及び314と通信中であるが、アンテナ312及び314は順方向リンク318でモバイル装置316に情報を送信し、逆方向リンク320でモバイル装置316から情報を受信する。更に、モバイル装置322は、アンテナ304及び306と通信中であり、アンテナ304及び306は順方向リンク324でモバイル装置322に情報を送信し、逆方向リンク326でモバイル装置322から情報を受信する。例えば、周波数分割二重(FDD)システムにおいて、順方向リンク318は逆方向リンク320によって用いられるものとは異なる周波数帯を利用してもよく、順方向リンク324は逆方向リンク326によって用いられるものとは異なる周波数帯を用いてもよい。更に、時分割二重(TDD)システムにおいて、順方向リンク318及び逆方向リンク320は共通の周波数帯を利用してもよく、また順方向リンク324及び逆方向リンク326は共通の周波数帯を利用してもよい。
それらが通信するように指定される領域及び/又はアンテナの各グループは、基地局302のセクタと称され得る。例えば、アンテナグループは、基地局302によってカバーされた領域のセクタ中のモバイル装置と通信するように設計され得る。順方向リンク318及び324での通信において、基地局302の送信アンテナは、ビーム形成(beamforming)を利用して、モバイル装置316及び322のための順方向リンク318及び324のSN比を改善してもよい。また、基地局302がビーム形成を利用して、関連付けられたカバレッジ全体にわたってランダムに分散されたモバイル装置316及び322に送信する一方で、近隣のセル中のモバイル装置は、単一のアンテナを介してその全てのモバイル装置に送信する基地局と比較して、より少ない干渉を受け得る。一例によれば、システム300は、複数のMIMO(multiple-input multiple-output)通信システムであってもよい。更に、システム300は、FDD、TDD、などといった通信チャンネル(例えば、順方向リンク、逆方向リンク...)を分割するために任意のタイプの二重化技法を利用し得る。
ここで図4に移ると、図示されているのは、電力制限の考察に基づいてサブバンドスケジューリングを実施する無線通信システム300である。システム400は、モバイル装置404(及び/又は、任意の数の異なるモバイル装置(図示せず))と通信する基地局402を備える。基地局402は順方向リンクチャネルでモバイル装置404に情報を送信し得る。更に、基地局402は逆方向リンクチャネルでモバイル装置404から情報を受信し得る。また、システム400はMIMOシステムであってもよい。
システム400は、スペクトルマスクマージン(spectrum mask margin)上の非直線ひずみ(non-linear distortion)の影響を低減する軽減技法を使用する。非直線ひずみは、例えば電子装置の入力と出力との間の非線形の関係の現象に関連する。一つの面によれば、関係のある非線形の関係は、電力増幅器に関連がある。
モバイル装置404は、電力制限インジケータ410と、バックオフ評価器412と、電力増幅器414とを備え得る。モバイル装置404の電力制限インジケータ410は、モバイル装置404に課される電力制約を反映する電力制限表示(indication)を判定する。モバイル装置404は基地局402へ電力制限表示を送信する。基地局402は、そのような情報をそのリンクから推論し、モバイル装置404と通信してもよいことが認識されるべきである。例えば、基地局402は、受信された電力レベル又は受信されたフィードバックを評価して、モバイル装置404に課された任意の電力制限を判定することができる。電力制限表示は、モバイル装置404の能力又は電力増幅器のサイズに関連する情報を含んでいてもよい。また、インジケータは、もしあれば、干渉制約の影響を伝えることができる。更に、電力制限情報は、所与のセクタ若しくはセル内の位置、及び/又は1つを超えるセクタ若しくはセルに関連する位置情報を含むことができる。また、モバイル装置404によって送信された電力制限情報は、モバイル装置404によって経験される搬送波対干渉パラメータを含むことができる。
基地局402は、モバイル装置404から電力制限表示を受信し、当該表示を用いてサブバンドスケジューリングを判定する。基地局402は、サブバンドセレクタ406とサブバンドスケジューラ408とを備える。サブバンドセレクタ406は、サブバンドにわたるチャネル選択性及びモバイル装置404の電力制限表示の考察に基づいて、サブバンドを選択する。サブバンドスケジューラ408は、モバイル装置404と基地局402によってサービスされる他のモバイル装置をスケジュールする。主題の開示の一面によれば、サブバンドスケジューラ408は、主に内部のサブバンドで電力制限を有するモバイル装置をスケジュールする。例えば、セクタ又はセルの端にある制限された電力増幅器のサイズを有する高いサービス品質(QoS)のユーザは、内部のサブバンドにスケジュールされることができる。干渉制御(例えば、隣接するセクタから使用中のビットによって制限される、ユーザの送信電力)によって制約されない、セクタ又はセル端のベストエフォートのユーザも、スペクトル割当ての内部のサブバンドにスケジュールされることができる。更に、サブバンドスケジューラ408は、残りのスペクトル上で電力制限の無いモバイル装置をスケジュールする。例えば、干渉制御(例えば、隣接するセクタから使用中のビットによって制限されない、ユーザの送信電力)によって抑制される、セクタ又はセル端のベストエフォートのユーザは、電力制限されたユーザのスケジューリング後にスペクトルの残りの部分にスケジュールされることができる。また、高い搬送波対干渉(C/I)比を有するユーザだけでなく、大きな電力増幅器のサイズを有するユーザも割り当てられた残りのスペクトル上にスケジュールされることができる。高いC/Iを有するユーザは、割り当てられたスペクトルの中間の領域上にスケジュールされることに起因して、C/Iの更なる増加からの利益をわずかに得るにすぎないことがある。
内部のサブバンドとは、帯域幅の全体又はスペクトル割当ての端(edges)から遠ざかったサブバンドである。帯域外放射は、変調処理の結果として生じる帯域幅のすぐ外部の1つの周波数又は複数の周波数上の放射である。帯域外放射レベルは、割り当てによって及んだ総帯域幅及びスペクトル割当ての端へのこのスパンの近接(proximity)又はシステムの最大の帯域幅に依存する。概して、割り当てスパン(即ち、広範な割り当て)が大きければ大きいほど、帯域外放射レベルも高くなるであろう。また、端から遠く離れた割り当ては、低い帯域外放射レベルという結果をもたらす。帯域外放射レベルは、チャネル割当てに隣接した1MHzを超える総電力の関数として測定されてもよい。一例によれば、1MHzを超えて統合された総送信電力は−13dBmを超過するべきでない。また、概して平均的に23dBmで送信された電力の場合、スペクトルマスクは隣接した1MHzで約30dBの減衰を要求する。
スペクトルマスクマージンは、許可された放射レベルと実際の放射レベルとの間の差として定義される。スペクトルマスクマージン、Lmaskは、下記によって表現することができる。
Figure 2010503360
この実例に従えば、Pmaskはマスク限界である。一例によれば、Pmaskは−13dbmを超過するべきでない。PTXは総送信電力である。量
Figure 2010503360
は電力増幅器出力における電力スペクトル密度を表わす。量
Figure 2010503360
はチャネル割当てに隣接している1MHzである。正の値は、許可された放射レベルと実際の放射レベルとの間のマージンを示す。負の値は、許可された放射レベルを超過することを示す。
ユーザが大きなバックオフを用いる場合、又はユーザに小さな割り当てが与えられる場合、ユーザは、OFDMAシステムとLFDMAシステムとの両方において端のサブバンドに適切なマージンを有する。ユーザが小さなバックオフを用いる状況では、LFDMAユーザが中間の割り当てを備えた小さな正のマージンを経験する一方で、OFDMAユーザは中間の割り当て及び大きな割り当てを備えた負のマージンを経験する。
中間か内部のサブバンド上で予定されるユーザのために、ユーザはOFDMAシステム及びLFDMAシステムの両方での低いバックオフで肯定的なマージンを経験する。中間又は内部のサブバンドにスケジュールされるユーザの場合、ユーザはOFDMAシステムとLFDMAシステムとの両方において低いバックオフで正のマージンを経験する。ユーザを中間のサブバンドにスケジュールすることで、OFDMAとLFDMAとの双方は、たとえ双方が当該低いバックオフで動作することができることを示す0dBのバックオフでも、充分なスペクトルマスクマージンを有する。従って、OFDMAのPAPRの不利益は、ユーザがスペクトル割当ての端から遠ざかってスケジュールされる場合、LFDMAに関してその出力効率には影響しない。
基地局402は、モバイル装置404に割り当て及びスケジュール情報を送信する。モバイル装置404は、スケジューリング情報に基づいた電力増幅器414用のバックオフを判定するバックオフ評器412を備える。モバイル装置404によって受信されたスケジューリング情報が、端のサブバンドにスケジュールされた中間の又は大きな割り当てを示す状況では、バックオフ評価器412は大きなバックオフを判定するだろう。概して、このバックは、スペクトルマスクへの同様のマージンを維持するためにLFDMAシステムよりOFDMAシステムは約2dB大きい必要がある。しかしながら、モバイル装置が中間か内部のサブバンドにスケジュールされることをサブバンドスケジューラ408が示す場合、バックオフ評価器412はスペクトルマスクへの適切なマーキングを維持するのに充分な低いバックオフを判定する。主題の開示の一面によれば、モバイル装置404が内部のサブバンドにスケジュールされる場合、バックオフ評価器412は電力増幅器414を調整して、より低いバックオフ(即ち、より高い送信電力)を用いる。端のサブバンドにスケジュールされたとき、電力増幅器414は、より高いバックオフ(即ち、より低い送信電力)で動作する。また、割り当ての幅は考慮に入れることができる。例えば、モバイル装置404が16のキャリア(即ち、1つのベースノード)だけにわたってスケジュールされる場合、割り当てが隣接し、総帯域幅の狭い部分に広がるので、帯域外放射は低い。この状況においては、低いバックオフと高い送信電力を許容することができる。
ここで図5を参照すると、本明細書に提示される種々の面に係る無線通信システム500が図示されている。システム500は、無線通信信号を、互いに及び/又は一つ又は複数の端末404へ受信し、送信し、中継等する、一つ又は複数のアクセスポイント502を備えることができる。各基地局502は、複数の送信機チェーン及び受信器チェーンを備えることができ、例えば、各送受信アンテナについて一つ、その各々が同様に信号送信及び信号受信に関連付けられた複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ等)を含むことができる。端末504は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ラップトップ型コンピュータ、ハンドヘルド通信装置、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA、及び/又は、無線システム500で通信するための他の任意の適当な装置であり得る。また、各端末504は、MIMO(multiple input multiple output)システムに用いられるような、一つ又は複数の送信器チェーン及び受信器チェーンを備えることができる。送信器チェーンと受信器チェーンの各々は、当業者によって認識されるであろうように、信号送信及び信号受信に関連付けられた複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ等)を備えることができる。
図5に示されるように、各アクセスポイントは特定の地理的な領域506に通信カバレッジを提供する。「セル」という用語は、文脈に応じて、アクセスポイント及び/又はそのカバレッジ領域を指すことができる。システム容量を改善するために、アクセスポイントのカバレッジ領域を複数のより小さな領域(例えば、3つのより小さな領域508A、508B及び508C)へ分割することができる。より小さな領域の各々は、それぞれのベーストランシーバサブシステム(BTS)によってサービスされる。「セクタ」という用語は、文脈に応じて、BTS及び/又はそのカバレッジ領域を指すことができる。セクタ化されたセルについては、当該セルの全てのセクタのためのベーストランシーバサブシステムは、概して当該セルのアクセスポイント内の同じ場所に配置される。
端末504は、概してシステム500の全体にわたって分散される。各端末504は、固定されていても、移動可能であってもよい。各端末504は、任意の所与の瞬間に順方向リンク及び逆方向リンク上の一つ又は複数のアクセスポイント502と通信し得る。
集中型のアーキテクチャの場合、システムコントローラ510はアクセスポイント502と結合し、アクセスポイント502の調整及び制御を提供する。分散型のアーキテクチャの場合、アクセスポイント502は必要に応じて互いに通信し得る。システムコントローラ510などを経由したアクセスポイント間の通信は、バックホールシグナリング(backhaul signaling)と呼ぶことができる。
本明細書に記載される技法は、セクタ化されていないセルを備えるシステムだけでなく、セクタ化されたセルを備えるシステム500にも用いられ得る。明確にするために、以下の記載はセクタ化されたセルを備えたシステムを対象とする。「アクセスポイント」という用語は、セルにサービスする固定された局だけでなく、セクタにサービスする固定された局についても総称的に用いられる。「端末」及び「ユーザ」という用語は互換的に使用される、また「セクタ」及び「アクセスポイント」という用語も互換的に使用される。サービングアクセスポイント/セクタは、端末が通信するアクセスポイント/セクタである。近隣のアクセスポイント/セクタは、端末が通信していないアクセスポイント/セクタである。
ブロードキャストされた干渉情報に基づいた逆方向リンク電力調整に関する方法論は、図6−図8を参照する。説明の単純さの目的のために、方法論は、一連の動作として示され、記載されるが、該方法論は動作の順序によって制限されず、一つ又は複数の実施形態によれば、幾つかの動作は、本明細書に記載及び図示されたものとは異なる順序及び/又は他の動作と同時に発生し得ることが理解され、認識されるべきである。例えば、当業者は、方法論が、例えば状態図におけるように、一連の相互に関連のある状態又は事象として代わりに表わされ得ることを理解し認識するだろう。更に、1つ又は複数の実施形態に係る方法論を実施するために、例証された動作の全てが要求されるわけではない。
図6に移ると、図示されているのは、無線通信システムにおける電力制限インジケータの考察に基づいてサブバンドにモバイル装置をスケジュールすることを容易にする方法論600である。参照符号602では、電力制限インジケータが受信される。電力制限インジケータは、特に、電力増幅器のサイズ又は能力に関連する情報、もしあれば干渉制約の存在、所与のセクタ若しくはセル内の位置及び/又は1つを越えるセクタ若しくはセルに関する位置情報、又はモバイル装置によって経験される搬送波対干渉パラメータ(carrier-to-interference parameter)を含み得る。参照符号604では、サブバンドが選択される。選択は、モバイル装置の電力制限、サブバンドにわたるチャネル選択性などのうちの少なくとも1つに基づくことができる。参照符号606では、モバイル装置はサブバンドにスケジュールされる。スケジューリングは、受信された電力制限インジケータに基づく。例えば、電力制限されたユーザは内部のサブバンドにスケジュールされるが、電力制限の無いモバイル装置はスペクトル割当ての残りの部分にスケジュールされる。
図7に移ると、図示されているのは、電力制限及びサブバンドスケジューリング情報の考察に基づいて電力増幅器バックオフを調整することを容易にする方法論700である。参照符号702では、電力制限インジケータが、基地局又はアクセスポイントへ送信される。電力制限インジケータは、特に、電力増幅器のサイズ又は能力に関する情報、もしあれば干渉制約の存在、所与のセクタ若しくはセル内の位置及び/又は1つを超えるセクタ若しくはセルに関する位置情報、及びモバイル装置若しくはアクセス端末によって経験される搬送波対干渉パラメータを含み得る。参照符号704では、サブバンドスケジューリング情報が受信される。サブバンドスケジューリング情報は、用いられるべき割り当てられたスペクトル内のサブバンドを含むことができる。例えば、スケジューリング情報は、内部のサブバンドが利用されるべきことを示すことができる。参照符号706では、電力増幅器に適用されるべき電力増幅器バックオフを評価するためにスケジューリング情報が使用される。例えば、スケジューリング情報が内部のサブバンドの利用を示す場合、低いバックオフが判定され得る。反対に、情報が端のサブバンドが利用されるべきことを示す場合、適当なスペクトルマスクマージンが維持されるように、高いバックオフが判定され得る。
図8を参照すると、図示されているのは、送信のためにスケジュールされたサブバンド割り当てを取得することに関してアップリンクで情報をシグナリングすること(signaling)を容易にする方法論800である。802で、電力制限を含む情報が、逆方向リンクで基地局へ信号で送られてもよい。一例によれば、情報は要求の一部として送信されてもよい。しかしながら、特許請求の範囲に記載された主題はそのように制限されない。804で、サブバンド割り当てが基地局から取得され得るが、割り当ては、信号で送られた情報に少なくとも部分的に基づいて生成され得る。例えば、信号で送られた情報は、情報を信号で送っているユーザについてのスペクトルマスクマージンを判定するために基地局によって使用されてもよい。更に、基地局はサブバンド割り当てを与えること(yielding)に関してそのようなマージンを考慮してもよい。806で、トラヒックはサブバンド割り当てを用いることによって、逆方向リンク上で送信され得る。従って、逆方向リンク送信は、サブバンド割り当てで特定される、周波数、時間、レート等で実施され得る。
本明細書に記載される一つ又は複数の面によれば、推論は、電力制限を判定すること、どのユーザを内部のサブバンドにスケジュールするかを判定すること、適当な電力増幅器バックオフを判定すること等に関連して行なうことができることが認識されるであろう。本明細書で用いられるように、「推論する」こと又は「推論」という用語は、事象及び/又はデータを介して獲得されるような一組の観測から、システム、環境、及び/又はユーザの状態を推論すること、又は論証する処理を一般に指す。例えば、推論は、特定の状況(context)又は動作を識別するために用いることができ、あるいは、状態に関する確率分布を生成することができる。推論は確率的、即ち、事象及びデータの考察に基づいて所与の状態にわたる確立分布の計算であり得る。推論はまた、一組の事象及び/又はデータから、より高いレベルの自称を構成するために用いられる技法を指すことができる。そのような推論は、事象が密接に時間的に近接して相互に関連するか否か、並びに、事象及びデータは一つ又は幾つかの事象及びデータソースからもたらされるのか、一組の観測された事象及び/又は格納された事象データからの新たな事象又は動作の構成という結果をもたらす。
一例によれば、上記に提示された一つ又は複数の方法は、電力制限情報の考察に少なくとも部分的に基づいて、割り当てられたスペクトルのサブバンドにモバイル装置をスケジュールすることに関係する推論をすることを含むことができる。更なる例証として、推論は、サブバンドスケジュールの考察に基づいて電力増幅器バックオフを判定することに関連してなされてもよい。前述の例は本質的に例証であり、本明細書に記載される種々の実施形態及び/又は方法に関連してなし得る推論の数、又はそのような推論がなされる方法を制限することを意図しないことが認識されるであろう。
図9は、ブロードキャストされた干渉情報の考察に基づいて逆方向リンク電力を調整することを容易にする、モバイル装置900の例証である。モバイル装置900は、例えば受信アンテナ(図示せず)から信号を受信し、受信された信号に対して典型的な動作を行い(例えば、フィルタリングし、増幅し、ダウンコンバートする等)、調整された信号をデジタル化してサンプルを取得する受信器902を備える。受信器902は、例えばMMSE受信器とすることができ、受信されたシンボルを復調し、それらをチャネル推定のためにプロセッサ906に供給することができる復調器904を備えることができる。プロセッサ906は、受信器902によって受信された情報を分析するための、及び/又は送信器916による送信のための情報を生成するための専用のプロセッサ、モバイル装置900の1つ又は複数のコンポーネントを制御するプロセッサ、及び/又は、受信器902によって受信される情報を分析し、送信器916による送信のための情報を生成し、且つモバイル装置900の1つ又は複数のコンポーネントを制御するプロセッサであることができる。
モバイル装置900は更に、プロセッサ906に動作可能に結合され、送信されるべきデータ、受信されたデータ、使用可能なチャネルに関する情報、干渉強度及び/又は分析された信号に関連付けられたデータ、割り当てられたチャネルに関する情報、電力、レートなど、及び、チャネルを推定し、当該チャネル経由で通信するための任意の他の適当な情報を格納し得る、メモリ908を備えることができる。メモリ908は更に、(例えば、パフォーマンスベースの、キャパシティベース等の)チャネルを利用すること及び/又は推定することに関連付けられたアルゴリズム及び/又はプロトコルを格納することができる。
本明細書に記載されるデータストア(例えば、メモリ908)は、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリのいずれかとすることもでき、あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含むことができることが認識されるだろう。例として、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的にプログラム可能なROM(EPROM)、電気的消去可能なPROM(EEPROM)、又はフラッシュメモリを含むことができるが、これらに限定されない。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができるが、これは外部キャッシュメモリとして動作する。例として、RAMは、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、Synchlink DRAM(SLDRAM)、及びダイレクトラムバスRAM(DRRAM)といった、多くの形式で使用可能であるが、これらに限定されない。主題の方法及びシステムのメモリ908は、これら及び任意の他の適当なタイプのメモリを含むことを意図されるが、これらに限定されない。
プロセッサ906は更に、モバイル装置900の電力制限を判定する電力制限インジケータ910に動作可能に結合される。電力制限は、モバイル装置900の電力増幅器サイズ又は能力に関連する情報を含み得る。また、インジケータは、もしあれば干渉制約の影響を伝えることができる。更に、電力制限情報は、所与のセクタ若しくはセル内の位置及び/又は1つを超えるセクタ若しくはセルに関する位置情報を含むことができる。更に、モバイル装置902によって送信される電力制限情報は、モバイル装置902によって経験される搬送波対干渉パラメータを含むことができる。電力制限インジケータ910は、送信器916を介して基地局又はアクセスポイントへ電力制限を送信する。更に、受信器902は、アクセスポイント又は基地局から受信されるサブバンドスケジューリング情報を利用して、モバイル装置900の電力増幅器用の適当なバックオフを判定し得る、バックオフ評価器に結合される。モバイル装置900はまた、例えば基地局、別のモバイル装置等へ信号(例えば、電力制限インジケータ)を送信する送信器916と変調器914とを更に備える。プロセッサ906とは別個のものとして図示されているが、電力制限インジケータ910、バックオフ評価器912及び/又は変調器914は、プロセッサ906の一部であっても、又は多くのプロセッサ(図示せず)であってもよいことが認識されるべきである。
図10は、PGRCスキームを実施するMIMOシステムにおける順方向リンク送信を制御するのに必要なフィードバックの量を低減することを容易にするシステム1000の例証である。システム1000は、一つ又は複数のモバイル装置1004から複数の受信アンテナ1006を介して信号を受信する受信器1010を備える基地局1002(例えば、アクセスポイント、...)と、送信アンテナ1008を介して一つ又は複数のモバイル装置1004に送信する送信器1020を備える。受信器1010は、受信アンテナ1006から情報を受信することができ、また、受信された情報を復調する復調器1012に動作可能に関連付けられている。復調されたシンボルは、図9に関して上に記述されたプロセッサと類似し得るプロセッサ1014によって分析されるが、これは、信号(例えば、パイロット)強度及び/又は干渉強度の推定に関連する情報、モバイル装置1004(あるいは異なる基地局(図示せず))に送信されるべきデータ若しくはモバイル装置1004から受信されるべきデータ、及び/又は、本明細書に述べられた種々の動作及び機能を行なうことに関連する任意の他の適当な情報を格納するメモリ1016に結合される。プロセッサ1014は更に、サブバンドを選択するサブバンドセレクタ1018に結合される。サブバンドセレクタ1018は、サブバンドにわたるチャネル選択性及びモバイル装置の電力制限インジケータの考察に基づいてサブバンドを選択する。
サブバンドセレクタ1018は、サブバンドスケジューラ1020に結合される。サブバンドスケジューラ1020は、モバイル装置1004から受信される電力制限情報の考察に基づいてモバイル装置1004をスケジュールする。例えば、電力制限を有するモバイル装置は内部のサブバンドにスケジュールでされる一方で、電力制限の無いモバイル装置は割り当てられた残りのスペクトルの一部分にスケジュールされる。変調器1022は、モバイル装置1004へのアンテナ1008を介した送信器1024による送信のための制御情報を多重送信する(multiplex)ことができる。モバイル装置1004は、図9を参照しつつ記載されたモバイル装置900に類似していてもよく、また、電力増幅器バックオフを調整するためにサブバンドスケジュールを使用してもよい。主題の開示に従って他の機能を利用できることが認識されるべきである。プロセッサ1014とは別個のものとして図示されているが、サブバンドセレクタ1018、サブバンドスケジューラ1020及び/又は変調器1022は、プロセッサ1014の一部であっても、あるいは多くのプロセッサ(図示せず)であってもよい。
図11は、例示の無線通信システム1100を示す。無線通信システム1100は、簡潔さのために、1つの基地局1110と1つのモバイル装置1150を示す。しかしながら、システム1100は、1つを超える基地局及び/又は1つを超えるモバイル装置を備えてもよく、更なる基地局及び/又はモバイル装置は、以下に記載される例示の基地局1110及びモバイル装置1150に実質的に類似していても、異なっていてもよいことが認識されるべきである。また、基地局1110及び/又はモバイル装置1150は、本明細書に記載されるシステム(図1、図3−図5及び図9−図10)及び/又は方法(図6−図8)を用いて、その間の無線通信を容易にし得ることが認識されるべきである。
基地局1110では、多くのデータストリーム用のトラヒックデータがデータソース1112から送信(TX)データプロセッサ1114に供給される。一例によれば、各データストリームは、それぞれのアンテナを介して送信されてもよい。TXデータプロセッサ1114は、トラヒックデータストリームを、当該データストリームについて選択された特定のコーディングスキームに基づいて、フォーマットし、コード化し、またインタリーブして、コード化されたデータを供給する。
各データストリームのコード化されたデータは、直交周波数分割多重(OFDM)技法を用いて、パイロットデータと多重化され得る。更に又はあるいは、パイロットシンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、又は符号分割多重化(CDM)され得る。パイロットデータは、概して、公知の方法で処理される公知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するためにモバイル装置1150で使用されてもよい。各データストリームの多重化されたパイロット及びコード化されたデータは、当該データストリームについて選択された特定の変調スキーム(例えば、二位相偏移変調(BPSK)、4位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M−PSK)、M直交振幅変調など(M−QAM)等)に基づいて変調され(例えば、シンボルマッピングされ)て、変調シンボルを供給し得る。各データストリームのデータレート、コーディング、及び変調は、プロセッサ1130によって供給又は実行される命令によって判定され得る。
データストリームの変調シンボルは、TX MIMOプロセッサ1120に供給され得るが、これは更に(例えば、OFDMの)変調シンボルを処理し得る。次いで、TX MIMOプロセッサ1120は、N個の変調シンボルストリームをN個のトランシーバ(TMTR/RCVR)1122a乃至1122tに供給する。種々の実施形態では、TX MIMOプロセッサ1120は、データストリームのシンボルに、及びシンボルが送信されているアンテナにビーム形成重みを適用する。
各トランシーバ1022は、それぞれのシンボルストリームを受信及び処理して、一つ又は複数のアナログ信号を供給し、更に当該アナログ信号を調整し(例えば、増幅し、フィルタリングし、またアップコンバートし)て、MIMOチャネルでの送信に適当な変調された信号を供給する。更に、トランシーバ1022a乃至1022tからのN個の変調された信号は、それぞれN個のアンテナ1024a乃至1024tから送信される。
モバイル装置1150では、送信された変調された信号は、N個のアンテナ1152a乃至1152rによって受信され、各アンテナ1152からの受信された信号は、それぞれのトランシーバ(TMTR/RCVR)1154a乃至1154rに供給される。各トランシーバ1154は、それぞれの信号を調整し(例えば、フィルタリングし、増幅し、またダウンコンバートし)、調整された信号をデジタル化してサンプルを供給し、サンプルを更に処理して、対応する「受信された」シンボルストリームを供給する。
RXデータプロセッサ1160は、N個のトランシーバ1154からのN個の受信されたシンボルストリームを、特定の受信器処理技法に基づいて受信及び処理して、N個の「検知された」シンボルストリームを供給し得る。RXデータプロセッサ1160は、検知されたシンボルストリームの各々を復調し、デインタリーブし、またデコードして、データストリーム用のトラヒックデータを回復し得る。RXデータプロセッサ1160による処理は、基地局1110でのTXデータプロセッサ1114及びTX MIMOプロセッサ1020によって行なわれるもの相補的である。
プロセッサ1170は、上記に議論されたように、どのプレコーディングマトリクスを利用するかを周期的に判定し得る。更に、プロセッサ1170は、ランク値部分及びマトリクスインデックス部分を含む逆方向リンクメッセージを公式化してもよい。
逆方向リンクメッセージは、通信リンク及び/又は受信されたデータストリームに関する種々のタイプの情報を含み得る。逆方向リンクメッセージは、データソース1136から多数のデータストリームのトラヒックデータも受信する、TXデータプロセッサ1138によって処理され、変調器1180によって変調され、トランシーバ1154a乃至1154rによって調整され、また基地局1110へ送信され得る。
基地局1110では、モバイル装置1150からの変調された信号は、アンテナ1124によって受信され、トランシーバ1122によって調整され、復調器1140によって復調され、また、RXデータプロセッサ1142によって処理されて、モバイル装置1150によって送信された逆方向リンクメッセージを抽出する。更に、プロセッサ1130は、抽出されたメッセージを処理して、ビーム形成重みを判定するためにどのプレコーディングマトリクスを用いるかを判定し得る。
プロセッサ1130及び1170は、それぞれ基地局1110及びモバイル装置1150における動作を指示し(例えば、制御し、調整し、管理する等)得る。それぞれのプロセッサ1130及び1170は、プログラムコード及びデータを格納するメモリ1132及び1172に関連付けることができる。プロセッサ1130及び1170はまた、それぞれアップリンク及びダウンリンクのための周波数応答及びインパルス応答の推定値を導くために計算を行なうことができる。
本明細書に記載された実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はこれらの任意の組み合わせによって実施され得ることが理解されるべきである。ハードウェアで実施する場合、処理ユニットは、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書に記載される機能を行なうように設計された他の電子ユニット、又はこれらの組み合わせの内で実施され得る。
実施形態が、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア若しくはマイクロコード、プログラムコード若しくはコードセグメントで実施される場合、それらは記憶コンポーネントといった機械読み取り可能な媒体に格納され得る。コードセグメントは、プロシージャ、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、又は、指示、データ構造若しくはプログラム文の任意の組み合わせを表わし得る。コードセグメントは、情報、データ、引き数、パラメータ又はメモリコンテンツを渡すこと及び/又は受け取ることによって、別のコードセグメント又はハードウェア回路に結合されてもよい。情報、引き数、パラメータ、データ等は、メモリシェアリング、メッセージパッシング、トークンパッシング、ネットワーク送信等を含む任意の適当な手段を用いて、渡され、転送され、又は送信されてもよい。
ソフトウェアでの実施の場合、本明細書に記載された技法は、本明細書に記載された機能を行なうモジュール(例えば、プロシージャ、関数など)で実施され得る。ソフトウェアコードはメモリユニットに格納され、プロセッサによって実行されてもよい。メモリユニットは、プロセッサ内に実装されても、プロセッサの外部に実装されてもよいが、その場合は、当技術分野で公知であるように、様々な手段を介してプロセッサに通信可能に結合されることができる。
図12を参照すると、図示されているのは、複数のモバイル装置にブロードキャストされるべき干渉表示の生成を容易にするシステム1200である。例えば、システム1200は、基地局内に少なくとも部分的に存在し得る。システム1200は、機能ブロックを含むものとして表わされているが、これらはプロセッサ、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実施される機能を表わす機能ブロックであり得ることが認識されるべきである。システム1200は、関連して動作することができる電子部品の論理的なグループ1202を備える。例えば、論理的なグループ1202は、電力制限されたモバイル装置1204をスケジュールする電子部品を備え得る。例えば、電力制限されたモバイル装置は、割り当てられたスペクトルの内部のサブバンドにスケジュールされてもよい。更に、論理的なグループ1202は、電力制限されないモバイル装置1206をスケジュールする電子部品を備え得る。例えば、電力制限の無いモバイル装置は、電力制限されたモバイル装置をスケジューリングした後、割り当てられたスペクトルの残りの部分に割り当てることができる。また、論理的なグループ1202は、サブバンドを選択する電子部品1208を備え得る。一例によれば、サブバンドは、サブバンドにわたるチャネル選択性と同様に、モバイル装置の電力制限の考察に基づいて選択することができる。更に、システム1200は、電子部品1204、1206、及び1208に関連付けられた機能を実行する命令を保持するメモリ1210を備え得る。メモリ1210の外部にあるものとして図示されているが、電子部品1204、1206、及び1208のうちの1つ又は複数は、メモリ1210内に存在し得ることが理解されるべきである。
図13に移ると、図示されているのは、逆方向リンクの電力を調整するシステム1300である。システム1300は、例えばモバイル装置内に存在し得る。図示されるように、システム1300は、プロセッサ、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実施される機能を表わし得る機能ブロックを含む。システム1300は、順方向リンク送信を制御することを容易にする電子部品の論理的なグループ1302を備える。論理的なグループ1302は、サブバンドスケジュールを受信する電子部品1304を備え得る。例えば、サブバンドスケジュールは、端のサブバンド又は内部のサブバンドへの割り当てを示すことができる。更に、論理的なグループ1302は、電力増幅器バックオフを判定する電子部品1206を備え得る。例えば、電力増幅器バックオフは、受信されたサブバンドスケジュールに基づいて評価される。一つの面によれば、サブバンドスケジュールが端のサブバンド割り当てを示す場合、高い電力バックオフが判定され得る。サブバンドスケジュールが中間の(middle)サブバンド割り当てを示す場合、低いバックオフが判定され得る。更に、論理的なグループ1302は、電力増幅器バックオフを変更する電子部品1208を備え得る。サブバンドスケジュールを分析し、バックオフを評価した後に、電力増幅器は、許容できるスペクトルマスクマージンを維持しつつ、電力利用量を緩和するために調整することができる。また、システム1300は、電子部品1304、1306、及び1308に関連付けられた機能を実行する命令を保持するメモリ1310を備え得る。メモリ1310の外部にあるものとして示されているが、電子部品1304、1306、及び1308はメモリ1310内に存在してもよいことが理解されるべきである。
上述されたものは、1つ又は複数の実施形態の例を含む。当然ながら、前述の実施形態を記載する目的のために、方法論又はコンポーネントのあらゆる考え得る組み合わせを記載することは不可能ではないが、当業者は、様々な実施形態の多くの更なる組み合わせ及び置換が可能であることを認識し得る。従って、記載された実施形態は、添付の特許請求の範囲の領域及び精神に含まれる、そのような変更、変形及びバリエーションを全て包含することを意図されている。更に、「含む(includes)」という用語が、詳細な説明又は請求項のいずれかの中で用いられる限り、そのような用語は、「備える(comprising)」が請求項において移行語として用いられるときに解釈されるように、「備える」という用語と同様の方法で包含的であることを意図される。

Claims (61)

  1. スペクトルマスクマージンの非直線ひずみを緩和する方法であって、
    少なくとも1つのモバイル装置の最初のグループを、前記最初のグループからの電力制限情報に基づいて、割り当てられたスペクトルの内部のサブバンドにスケジュールし、
    少なくとも1つのモバイル装置の次のグループを、前記次のグループからの電力制限情報に基づいて前記内部のサブバンドをスケジュールした後に、前記割り当てられたスペクトルの残りの部分にスケジュールする
    ことを含む、方法。
  2. 一つ又は複数のモバイル装置から電力制限情報を受信することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記電力制限情報はQoSレベル又は電力増幅器サイズを含む、請求項1記載の方法。
  4. 前記電力制限情報は、前記割り当てられたスペクトル、前記内部のサブバンド、端のサブバンド又は単一のベースノードのうちの少なくとも1つにわたる割り当てのための達成可能な最大の送信電力を含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記電力制限情報は、端のサブバンド、内部のサブバンド又は単一のベースノードのうちの1つに対応する静的な差動電力ヘッドルーム(static differential power headroom)を含む、請求項2に記載の方法。
  6. 前記最初のグループは、ほぼ最大の送信電力で送信する装置を備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記次のグループは、実質的に最大の送信電力未満で送信する装置を備える、請求項1に記載の方法。
  8. 電力制限情報及びチャネル選択性に部分的に基づいてサブバンドを選択することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  9. 一つ又は複数のモバイル装置との通信に少なくとも部分的に基づいて、電力制限情報を推論することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記最初のグループは、制限された電力増幅器サイズを有する高いサービスの品質(QoS)のモバイル装置を備える、請求項1の方法。
  11. 前記高いQoSのモバイル装置はセクタ端にある、請求項10の方法。
  12. 前記最初のグループは、セクタ端にベストエフォートのモバイル装置を備え、前記ベストエフォートのモバイル装置は干渉制御によって抑制されない、請求項1に記載の方法。
  13. 前記次のグループは、干渉制御によって抑制されるベストエフォートの装置、大きな電力増幅器サイズを有する装置又は高い搬送波対干渉(C/I)比を有する装置の少なくとも1つを備える、請求項1に記載の方法。
  14. 電力制限を有する少なくとも1つのモバイル装置をスペクトルの内部のサブバンドにスケジュールし、電力制限の無い少なくとも1つのモバイル装置を前記スペクトルの残りの部分にスケジュールすることに関連する命令を保持するメモリと、
    前記メモリに結合され、前記メモリに保持される前記命令を実行するように構成されたた集積回路と
    を備える、無線通信装置。
  15. 動的な電力増幅器バックオフを可能にする無線通信装置であって、
    少なくとも1つのモバイル装置の最初のグループを、前記最初のグループからの電力制限情報に少なくとも部分的に基づいて、割り当てられたスペクトルの内部のサブバンドにスケジュールする手段と、
    少なくとも1つのモバイル装置の次のグループを、前記次のグループからの電力制限情報に少なくとも部分的に基づいて、前記割り当てられたスペクトルの残りの部分にスケジュールする手段と、
    電力制限情報に少なくとも部分的に基づいてサブバンドを選択する手段と、
    を備える、無線通信装置。
  16. 一つ又は複数のモバイル装置から前記電力制限情報を受信する手段を更に備える、請求項15の無線通信装置。
  17. 前記電力制限情報はQoSレベル又は電力増幅器サイズを含む、請求項15記載の無線通信装置。
  18. 前記電力制限情報は、前記割り当てられたスペクトル、前記内部のサブバンド、端のサブバンド又は単一のベースノードのうちの少なくとも1つにわたる割り当てのための達成可能な最大の送信電力を含む、請求項16記載の無線通信装置。
  19. 前記電力制限情報は、端のサブバンド、内部のサブバンド又は単一のベースノードのうちの1つに対応する、静的な差動電力ヘッドルーム(static differential power headroom)を含む、請求項16記載の無線通信装置。
  20. 前記最初のグループは、ほぼ最大の送信電力で送信する装置を備える、請求項15の無線通信装置。
  21. 前記次のグループは、実質的に最大の送信電力未満で送信する装置を備える、請求項15記載の無線通信装置。
  22. サブバンドを選択する手段は、更にチャネル選択性に基づく、請求項15記載の無線通信装置。
  23. 一つ又は複数のモバイル装置との通信に少なくとも部分的に基づいて前記電力制限情報を推論する手段を更に備える、請求項15記載の無線通信装置。
  24. 前記最初のグループは、制限された電力増幅器サイズを有する高いサービスの品質(QoS)のモバイル装置を備える、請求項15記載の無線通信装置。
  25. 前記高いQoSのモバイル装置はセクタ端にある、請求項24記載の無線通信装置。
  26. 前記最初のグループは、セクタ端にベストエフォートのモバイル装置を備え、前記ベストエフォートのモバイル装置は干渉制御によって抑制されない、請求項15の無線通信装置。
  27. 前記次のグループは、干渉制御によって抑制されるベストエフォートの装置、大きな電力増幅器サイズを有する装置又は高い搬送波対干渉(C/I)比を有する装置のうちの少なくとも1つを備える、請求項15記載の無線通信装置。
  28. コンピュータに、電力制限を有する少なくとも1つのモバイル装置をスペクトルの内部のサブバンドにスケジュールさせるコードと、
    コンピュータに、電力制限の無い少なくとも1つのモバイル装置を前記スペクトルの残りの部分にスケジュールするコードと
    を備える、コンピュータ読み取り可能な媒体。
  29. コンピュータに、電力制限情報及びチャネル選択性に部分的に基づいてサブバンドを選択させるコードを更に備える、請求項28記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  30. 一つ又は複数のモバイル装置との通信に少なくとも部分的に基づいて前記電力制限情報を推論するコードを更に備える、請求項29記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  31. 無線通信システムにおいて、
    少なくとも1つのモバイル装置の最初のグループを、前記最初のグループから受信される電力制限情報に少なくとも部分的に基づいて、割り当てられたスペクトルの内部のサブバンドにスケジュールし、
    少なくとも1つのモバイル装置の次のグループを、前記次のグループから受信される電力制限情報に少なくとも部分的に基づいて前記内部のサブバンドをスケジュールした後に、前記割り当てられたスペクトルの残りの部分にスケジュールする
    ように構成された集積回路
    を備える、装置。
  32. 前記集積回路は、電力制限情報及びチャネル選択性に部分的に基づいてサブバンドを選択するように更に構成される、請求項31記載の装置。
  33. 一つ又は複数のモバイル装置との通信に少なくとも部分的に基づいて、電力制限情報を推論することを更に備える、請求項31記載の装置。
  34. 前記電力制限情報は、QoSレベル又は電力増幅器サイズを含む、請求項31記載の装置。
  35. 前記電力制限情報は、前記割り当てられたスペクトル、前記内部のサブバンド、端のサブバンド又は単一のベースノードのうちの少なくとも1つにわたる割り当てのための達成可能な最大の送信電力を更に含む、請求項33記載の装置。
  36. 前記電力制限情報は、端のサブバンド、内部のサブバンド又は単一のベースノードのうちの1つに対応する静的な差動電力ヘッドルーム(static differential power headroom)を含む、請求項33記載の装置。
  37. 前記最初のグループは、ほぼ最大の送信電力で送信する装置を備える、請求項31記載の装置。
  38. 前記次のグループは、実質的に最大の送信電力未満で送信する装置を備える、請求項31記載の装置。
  39. 前記最初のグループは、制限された電力増幅器サイズを有する高いサービスの品質(QoS)のモバイル装置を備える、請求項31記載の装置。
  40. 前記高いQoSのモバイル装置はセクタ端にある、請求項39記載の装置。
  41. 前記最初のグループはセクタ端にベストエフォートのモバイル装置を備え、前記ベストエフォートのモバイル装置は干渉制御によって抑制されない、請求項31記載の装置。
  42. 前記後のグループは、干渉制御によって抑制されるベストエフォートのモバイル装置、大きな電力増幅器サイズを有する装置又は高い搬送波対干渉(C/I)比を有する装置のうちの少なくとも1つを備える、請求項31記載の装置。
  43. 電力増幅器バックオフを動的に調整することを容易にする方法であって、
    サブバンド割り当てを受信し、
    前記受信されたサブバンド割り当てに少なくとも部分的に基づいて電力増幅器バックオフを評価し、
    前記評価されたバックオフに従って電力増幅器を調整する
    ことを含む、方法。
  44. 電力制限情報を送信することを更に含む、請求項43記載の方法。
  45. 前記電力制限情報は、QoSレベル又は電力増幅器サイズを含む、請求項44記載の方法。
  46. 前記電力制限情報は、前記割り当てられたスペクトル、前記内部のサブバンド、端のサブバンド又は単一のベースノードのうちの少なくとも1つにわたる割り当てのための達成可能な最大の送信電力を更に含む、請求項45記載の方法。
  47. 電力増幅器バックオフを評価することは、前記サブバンド割り当てが、割り当てられたスペクトルの内部のサブバンドへの割当てを示す場合、低いバックオフを判定することを含む、請求項43記載の方法。。
  48. 電力増幅器バックオフを評価することは、前記サブバンド割り当てが、割り当てられたスペクトルの端のサブバンドへの割当てを示す場合、高いバックオフを判定することを含む、請求項43に記載の方法。
  49. 受信されたサブバンド割り当てに少なくとも部分的に基づいて、電力増幅器バックオフ評価し、前記評価されたバックオフに基づいて電力増幅器を変更することに関連する命令を保持するメモリと、
    前記メモリに結合され、前記メモリに保持される前記命令を実行するように構成されたた集積回路と
    を備える、無線通信装置。
  50. スペクトルマスクマージン上の非直線ひずみを緩和する無線通信装置であって、
    サブバンド割り当てを受信する手段と、
    前記受信されたサブバンド割り当てに少なくとも部分的に基づいて電力増幅器バックオフを判定する手段と、
    前記判定されたバックオフに従って電力増幅器を調整する手段と
    を備える、無線通信装置。
  51. 電力制限情報を送信する手段を更に備える、請求項50記載の無線通信装置。
  52. 前記電力制限情報は、QoSレベル又は電力増幅器サイズを含む、請求項51記載の無線通信装置。
  53. 前記電力制限情報は、前記割り当てられたスペクトル、前記内部のサブバンド、端のサブバンド又は単一のベースノードのうちの少なくとも1つにわたる割り当てのための達成可能な最大の送信電力を更に含む、請求項51記載の無線通信装置。
  54. 電力増幅器バックオフを判定する手段は、前記サブバンド割り当てが、割り当てられたスペクトルの内部のサブバンドへの割当てを示す場合、低いバックオフを判定することを備える、請求項50記載の無線通信装置。
  55. 電力増幅器バックオフを判定することは、前記サブバンド割り当てが、割り当てられたスペクトルの端のサブバンドへの割当てを示す場合、高いバックオフを判定することを含む、請求項50の無線通信装置。
  56. コンピュータに、サブバンド割り当てに少なくとも部分的に基づいて電力増幅器バックオフを評価させるコードと、
    コンピュータに、前記評価されたバックオフに従って電力増幅器を設定させるコードと
    を備える、コンピュータ読み取り可能な媒体。
  57. 前記電力増幅器バックオフは、前記サブバンド割り当てが、割り当てられたスペクトルの内部のサブバンドへの指定を示す場合、低いバックオフを含む、請求項56記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  58. 前記電力増幅器バックオフは、前記サブバンド割り当てが、割り当てられたスペクトルの端のサブバンドへの指定を示す場合、高いバックオフを含む、請求項56記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  59. 無線通信システムにおいて、
    基地局から受信されるサブバンド割り当てに少なくとも部分的に基づいて電力増幅器バックオフを判定し、
    前記判定された電力増幅器バックオフに従って電力増幅器を調整する
    ように構成された集積回路
    を備える、装置。
  60. 前記電力増幅器バックオフは、前記サブバンド割り当てが、割り当てられたスペクトルの内部のサブバンドへの指定を示す場合、低いバックオフを含む、請求項59記載の装置。
  61. 前記電力増幅器バックオフは、前記サブバンド割り当てが、割り当てられたスペクトルの端のサブバンドへの指定を示す場合、高いバックオフを含む、請求項59記載の装置。
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