JP2010502376A - 耳鳴り治療のための方法および装置 - Google Patents

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Abstract

振動変換素子を介して音を生成するための電子機器および/または変換器アセンブリを有する口腔内装置が1つまたは複数の歯に連結される、耳鳴りを治療する方法および装置が記載されている。変換器は、概して、音が振動伝導を介して患者の内耳に伝達されるように、少なくとも1つの歯に接して配置される作動可能な変換器を介して、1つ以上の周波数の音を生成してもよく、それによって、音は、患者によって知覚される耳鳴りを完全にまたは少なくとも部分的に遮蔽するか、またはそれの馴化のための音療法を提供する。1つ以上の生成される周波数は、測定された耳鳴りの周波数に関連付けられてもよく、または、それらは事前に設定されてもよい。

Description

(関連出願の引用)
本願は、米国仮特許出願第60/825,099号(2006年9月8日出願)の優先権の利益を主張するものであり、この出願は、その全体が参考として本明細書に援用される。
(発明の分野)
本発明は、口腔内用補聴装置を介して耳鳴りを治療するための方法および装置に関する。さらに具体的には、本発明は、患者の口腔内に配置可能な口腔内装置を介して耳鳴りを治療するための方法および装置に関し、その方法および装置は、耳鳴りに典型的に関連する音または鳴りに対して、患者を遮蔽するか、または馴化させるために、口腔内および/またはその周辺の歯または骨構造を介して音伝導を伝達する。
耳鳴りは、外部音が存在しないときに、罹患者が片耳もしくは両耳、または頭部において音を知覚する状態である。しばしば、耳中の「鳴り」と称されるとき、耳鳴りは、低音から非常に高音までの範囲にある知覚される音量で、断続的または継続的に生じ得る。しかしながら、耳鳴りの知覚音量は患者間で異なり得、耳鳴りの音量の現実の尺度は、ある患者においては苦痛として知覚され得るが、同一の音量が、別の患者においては微小であるとして知覚され得るほどのものである。
概して、耳鳴りは、多くの原因によって生じ得る。例えば、大きな騒音への暴露は、内耳内の繊毛の損傷をもたらし得る。外耳道内の耳垢の蓄積もまた、人の耳鳴り状態を増幅し得る。ある薬剤の摂取、耳感染症または副鼻腔感染症、聴神経における腫瘍成長、ならびに頭部または頸部への外傷等の他の要因もまた、耳鳴りを誘発し得る。加えて、少数の耳鳴り患者が、拍動性耳鳴りとして知られる形態の耳鳴りを経験する場合があり、この場合、患者の心拍に同調した律動的な脈動音が存在する。このような状態は、肺動脈弁狭窄症、高血圧、動脈硬化、動脈静脈奇形(arterio venous malformation)等の心臓血管状態を示し得る。
耳鳴りの治療は非常に多様である。例えば、遮蔽療法(masking therapy)は、一般的に、補聴デバイスを使用して、患者における耳鳴り音を完全にまたは部分的に覆うレベルおよび周波数における音を導入して、直接的な短期の軽減を提供する。別の類似の療法である、耳鳴り順応療法(TRT)または馴化法は、補聴器等の音源または送風機等の卓上装置を用いて意識を集中させない、併用療法の形態であって、これらの音源または卓上装置は、患者が耳鳴りに違和感がなくなることを可能にし、ユーザが耳鳴りをしだいに軽視するように、ユーザの脳を再訓練する目的で耳鳴りをさらに聞くことを可能にする低いレベルでの音を発する。馴化、すなわち遮蔽しないさらに低いレベルの音療法によっては、音は患者に送達されない。併用療法では、馴化は、患者を落ち着かせ、耳鳴りが生命に関わるものでも危険なものでもないことを患者に強制する。さらに、本療法は、辺縁系が耳鳴りへの意識および集中の増大を防止することを意図している。しかしながら、遮蔽およびTRT療法は、ユーザに不快であり得る、および/または他の心理的な抵抗感を持ち得る、従来の補聴デバイスを利用することができる。加えて、TRTの場合、このような療法は、達成するには数年かかり得る。
電力アレイを蝸牛に挿入し、受信機を耳の後ろの皮下に埋め込む、蝸牛インプラントおよび電気的な刺激等の他のデバイスもまた、周囲の音および/または電気的な刺激によって耳鳴りを遮蔽するために利用してもよい。しかしながら、このような手段は、手術、および一般的にそれと関連する合併症に関与する。さらに、抗うつ剤の使用等の薬物療法は、耳鳴りを治療するのに効果的であり得る。しかしながら、当該の薬物を摂取することの典型的な副作用は、耳鳴り患者には非常に望ましくない。
したがって、耳鳴り患者を非侵襲かつ効果的に治療するための方法およびデバイスの必要性が存在する。
耳鳴りは、外部音が存在しないときに、音が、片耳もしくは両耳、または頭部において知覚される状態である。このような状態は、一般的に、生成された雑音または音を介して、耳鳴りを遮蔽することによって治療されてもよい。一変形例では、耳鳴りの周波数は、耳鳴りが患者に生じる範囲を特定するために、聴力試験を介して測定され得る。本周波数は、その後、耳鳴りを遮蔽するためにユーザの歯または骨を介して伝導される音を生成するように構成される着脱可能な口腔内デバイスにプログラムされることができる。
電子機器および変換器デバイスを、着脱可能な口腔内装置または他の口腔内デバイス内、またはその上に取り付け、接着、または埋め込んで、補聴器および/または音発生アセンブリを形成することができる。このような口腔内装置は、多種多様な異なる工程を介して、例えば、多数の方法によって得られた歯の構造の複製モデルを利用して、加工されたオーダーメイドのデバイスとすることができる。口腔内装置は、したがって、安全かつ快適に患者の歯列に対して電子機器および変換器デバイスを保持するために、患者の歯列の一部に適合、接着、または配置するように作製され得る。
電子機器および変換器アセンブリは、1つの歯、または上顎、下顎、もしくは口蓋の骨構造等の他の骨構造に連結された振動変換素子を介して、ユーザの耳鳴りの状態によって、1つ以上の周波数で音を生成するようにプログラムすることができる。さらに、アセンブリはまた、直接的に、または受信機を介して入力音を受信し、信号を処理および増幅し、処理した音を伝達するように任意に構成することもできる。作動可能な変換器を介して生成された音(例えば、広帯域または狭帯域の雑音を使用した、あらゆる信号音、音楽、または治療)は、歯または骨のインピーダンスを補償するように調整および均一化される。
耳鳴りを治療するための一方法は、概して、耳鳴りを遮蔽するステップを備え、少なくとも1つの音(例えば、広帯域または狭帯域の雑音を使用した、あらゆる信号音、音楽、または治療)の周波数は、音が、振動伝導を介して該患者の内耳に伝達されるように、少なくとも1つの歯に対して配置された作動可能な変換器を介して生成され、それによって、該音は、患者によって知覚される耳鳴りを完全に、または少なくとも部分的に遮蔽する。広帯域雑音を生成するステップでは、音レベルは、知覚された耳鳴りだけでなく、他の音も遮蔽する耳鳴りレベルで、またはそのレベルを超えるように、上昇されてもよい。代替的に、狭帯域雑音を生成するステップでは、音レベルは、知覚される耳鳴りのみが遮蔽され、他の音の周波数はそれでもなおユーザによって知覚され得るように、耳鳴りの特定の周波数に制限されてもよい。
別の方法は、耳鳴りに患者を馴化させることによって患者を治療してもよく、作動可能な変換器は、広域周波数スペクトル音に重畳される、患者によって知覚される耳鳴り周波数を標的とする広帯域または狭帯域の雑音内において振動させられてもよい。この広域周波数スペクトル音、例えば、音楽は、患者が音を介して耳鳴りを周期的に聞くことができる範囲にわたって広がっていてもよく、したがって、耳鳴りへ意識を集中させない。
耳鳴りの治療を増強するステップでは、技術者、聴覚訓練士、医師等は、最初に、患者によって知覚された1つ以上の耳鳴りの周波数を判断してもよい。1つ以上の周波数を判断すると、聴覚訓練士または医師は、実装される治療の種類、例えば、遮蔽または馴化を決定してもよい。その後、本情報は、変換器を治療プログラムに従って振動させるようにプログラムするような、適切な治療を展開する、および作動可能変換器に結合されたプロセッサに、例えば、無線で伝達され得る電子的治療プログラムファイルを編集するために利用されてもよい。
使用時、変換器を含む口腔内装置は、患者の1つ以上の歯に対して配置されてもよく、変換器は、耳鳴りが1つまたは複数の歯に対する1つ以上の周波数を生成するために知覚される場合、ユーザによって作動させてもよい。生成された振動は、知覚された耳鳴りのそれぞれの周波数が完全に、または少なくとも部分的に遮蔽されるように、1つまたは複数の歯を通じて、振動伝導を介して、患者の内耳に伝達されてもよい。
口腔内装置は、治療のために1つ以上の周波数を利用する、耳鳴り治療アルゴリズムでプログラムされてもよい。本耳鳴り治療アルゴリズムは、耳鳴りを治療するためのアルゴリズムに従い、アクチュエータを振動させることができるように、外部プログラミングデバイスによって、無線で口腔内装置にアップロードされてもよい。さらに、口腔内装置は、耳鳴りを治療するためのみ、または耳鳴りだけでなく聴覚障害にも罹患する患者を治療するために、1つ以上の補聴デバイスと組み合わせて、使用されてもよい。
図1は、患者の歯の歯列を示すとともに、着脱可能な口腔内装置として、患者の1つまたは複数の歯の上に、またはそれらに対する着脱可能に配置された、補聴器および/または音発生アセンブリの一変形例を示す図である。 図2Aは、着脱可能な口腔内装置の補聴器および/または音発生アセンブリを配置する1つの典型的な位置を示す、下側の歯の斜視図である。 図2Bは、マウスガードの様態で全ての歯列を覆って配置された装置の形態の、着脱可能な口腔内装置の別の変形例を示す図である。 図2Cは、アーチによって支持された、着脱可能な口腔内装置の別の変形例を示す図である。 図2Dは、マウスガードとして構成された口腔内装置の別の変形例を示す図である。 図3は、口の外側の伝達アセンブリと組み合わせて利用可能であり、デバイスの他の変形例では患者が装着することができる、患者の歯の上に配置された口腔内装置の詳細斜視図である。 図4は、口腔内に受信および変換アセンブリを備えた、外部伝達アセンブリを有する口腔内装置デバイスの変形例における、個々の構成要素の構成を示す図である。 図5は、ユーザの口腔内の口腔内装置によって全てのアセンブリが収容されたデバイスの別の変形例の例示的な構成を示す図である。 図6Aは、音発生デバイスは、プログラミング信号を受信するために受信機に接続され、患者特有の耳鳴り状態を治療することができる、デバイスのさらに別の例示的な変形例を示す図である。 図6Bは、デバイスアセンブリを分離した伝達アセンブリを介して作動させ、デバイスの操作を制御することができる一実施例を示す。 図7は、耳鳴りに関連し、口腔内装置をプログラミングするために患者特有である周波数を得るために、一方法の変形例を示す図である。 図8Aは、電子機器および/または変換器アセンブリを患者特有の耳鳴りの周波数でプログラミングするために、いくつかの変形例を示す図である。 図8Bは、電子機器は、変換器アセンブリから分離させた、変形例を概略的に示す図である。 図9Aおよび9Bは、耳鳴りを治療するために生成された音の増幅レベルを自動的に低減する実施例を示す図である。 図10Aおよび10Bは、耳鳴りを治療するために生成された音を自動的に低減する、または終了する付加的な実施例を示す図である。 図11は、遮蔽する雑音へのユーザの依存度からの離脱を促進するために、日数、週数、月数等の期間にわたって、生成された音を低減するための別の実施例を示す図である。 図12Aおよび12Bは、口腔内装置によって生成された音を遮蔽するための患者の心拍数を伝達および相関するための一実施例を示す図である。 図12Aおよび12Bは、口腔内装置によって生成された音を遮蔽するための患者の心拍数を伝達および相関するための一実施例を示す図である。 図13Aおよび13Bは、1つ以上の変換器アセンブリで一体化されたリテーナの変形例の上面図を示す図である。 図13Aおよび13Bは、1つ以上の変換器アセンブリで一体化されたリテーナの変形例の上面図を示す図である。 図14Aは、リテーナアセンブリに耳鳴り治療アルゴリズムを無線で伝達するために外部デバイスを使用する、耳鳴り治療システムの一実施例を示す。 図14Bは、補聴デバイスと連結してリテーナアセンブリを使用する、耳鳴り治療システムの別の実施例を示す。 図15は、リテーナアセンブリへの聴覚信号および治療アルゴリズムの伝達のために、マイクロホンおよび耳鳴り治療アルゴリズムを用いる併用療法システムの別の実施例を示す。
耳鳴りは、外部音が存在しないときに、音が、片耳もしくは両耳、または頭部において知覚される状態であるため、このような状態は、一般的に、生成された雑音または音を介して耳鳴りを遮蔽することによって治療することができる。一変形例では、耳鳴りの周波数は、耳鳴りが患者において生じる範囲を特定するために、聴力試験を介して測定され得る。本周波数は、その後、下記のさらなる詳細に記載されるように、耳鳴りを遮蔽するために、ユーザの歯または骨を介して伝導される音を生成するように構成される着脱可能な口腔内デバイスにプログラムすることができる。
電子機器および変換器デバイスを、着脱可能な口腔内装置または他の口腔内デバイス内、またはその上に取り付け、接着、または埋め込んで、補聴器および/または音発生アセンブリを形成することができる。このような口腔内装置は、多種多様な異なる工程を通じて、例えば、多数の方法によって得られた歯の構造の複製モデルを利用して、加工されたオーダーメイドのデバイスとすることができる。口腔内装置は、したがって、安全かつ快適に患者の歯列に対する電子機器および変換器デバイスを維持するために、患者の歯列の一部に適合、接着、または配置するように作製され得る。
電子機器および変換器アセンブリは、1つの歯、または上顎、下顎、もしくは口蓋の骨構造等の他の骨構造に連結された振動変換素子を介して、ユーザの耳鳴りの状態によって、1つ以上の周波数で音を生成するようにプログラムすることができる。さらに、アセンブリもまた、直接的に、または受信機を介して入力音を受信して、信号を処理および増幅し、処理した音を伝達するように任意に構成することができる。広帯域および/または狭帯域の雑音を使用する、任意の信号音、音楽、または治療は、歯または骨のインピーダンスを補償するように調整および均一化された後、その音は、作動可能な変換器を介して生成される。調整および均一化は、いくつかの手法を使用して実施され得る。一手法は、標的とされる集団を示す一群の対象の間で平均インピーダンスを使用することである。別の手法は、それぞれの患者に対して歯および骨のインピーダンスを得ることによって、調整および均一化をカスタマイズすることである。
さらに、電子機器および変換器アセンブリは、いくつかの異なる耳鳴り治療を提供するように構成されてもよい。例えば、アセンブリは、直接的な短期の軽減を提供するために、耳鳴り音を完全にまたは部分的に覆うレベルおよび周波数で、骨伝導を介して音を提供することにより、耳鳴り遮蔽療法を提供するように構成されてもよい。広帯域および/または狭帯域の雑音を使用した、あらゆる信号音、音楽、または治療は、音が振動伝導を介して患者の内耳に伝達されるように、少なくとも1つの歯に対して配置された作動可能な変換器を介して生成してもよく、それによって、音は、患者によって知覚される耳鳴りを完全に、または少なくとも部分的に遮蔽される。
代替的に、アセンブリは、馴化を提供するように構成されてもよく、該アセンブリは、耳鳴りを遮蔽し得ない音を提供するが、患者の意識を集中させない。作動可能な変換器は、広域周波数スペクトル音に重畳される、患者によって知覚される耳鳴り周波数を標的とする広帯域または狭帯域の雑音内において振動させられてもよい。この広域周波数スペクトル音、例えば、音楽は、患者が音を介して耳鳴りを周期的に聞くことを可能にする範囲にわたって広がっていてもよく、こうして患者は耳鳴りに意識を集中させない。
一般的に、これは、患者または治療提供者に、大きな変動を有する音楽の心地よいモノラル部分を選択させることを含む。レベル変動は、好ましくは、患者による耳鳴りの断続的な知覚を可能にするように選択される、すなわち、耳鳴りは、音楽における静かな経過にわたって、患者によって知覚されてもよい。広帯域、例えば、14kHz等の白色雑音は、音楽がなお聞こえるようにさせる、耳鳴りをちょうど遮蔽するレベルで音楽に付加または重畳されてもよい。治療提供者は、患者によってあらゆる聴覚障害を補償するために、例えば、グラフィックイコライザを介して、音楽、および/または広帯域白色雑音への増幅を付加してもよい。
本音楽および重畳された広帯域白色雑音を考えると、電子ステレオファイルは、モノラルファイルから生成され得、同一のモノラルファイルは、位相を均一化するためにそれぞれのチャネルに使用される。本治療ファイルは、その後、例えば、電子機器音楽プレーヤを通じて患者によって演奏される、および/または変換器を通じて伝達されてもよい。
いずれかの治療機構またはデバイスでは、遮蔽療法、または馴化法は、本明細書に記載のアセンブリによって達成されてもよい。
音響エコーキャンセレーションに類似するさらに別の耳鳴り治療法では、聴覚訓練士または医師は、患者によって知覚される耳鳴り周波数を決定してもよい。既知の1つまたは複数の周波数で、治療信号は、例えば、6dBで5kHzに生成されてもよく、耳鳴り周波数から位相ずれ(例えば、理想的には、180°の位相ずれ)だけ移動させられる。この移動された治療信号はプロセッサに伝達されてもよく、このプロセッサは、耳鳴りとの治療信号の和が患者によって知覚されるときに耳鳴り雑音の相殺を生じるように、患者の1つの歯、複数の歯、または骨構造を介して位相ずれの治療信号を作動させるように変換器を作動させる。信号の相殺方法の例および詳細は、2007年2月7日出願の米国特許出願第11/672,239号に記載され、参照することによって、全体として本明細書に組み込まれる。
図1に示されるように、患者の口腔および歯列10が示されており、臼歯12等の少なくとも1つの歯の上に、またはこれに接して補聴器および/または音発生アセンブリ14を着脱可能に取り付けるための1つの可能な位置を示している。参考のために、患者の舌TGおよび口蓋PLも示されている。電子機器および/または変換器アセンブリ16は、下記に詳述するように、アセンブリ14内、またはその上に取り付け、接着、または別様に埋め込むことができる。
図2Aは、患者の下部歯列の斜視図であり、着脱可能な口腔内装置18と、アセンブリ14の側面に沿って配置された電子機器および/または変換器アセンブリ16とを備えた補聴器および/または音発生アセンブリ14が示されている。この変形例では、口腔内装置18は、患者の歯の上で安定させるために、口腔内装置18によって画定された歯の係合チャネル20の中に、2つの臼歯12を取り付けることができるが、他の変形例では、単一の臼歯または門歯を利用することができる。代替的に、2つを超える臼歯を利用して、口腔内装置18をそれらの上またはそれらを覆って取り付けることができる。さらに、電子機器および/または変換器アセンブリ16は、アセンブリ16が歯12の頬側面に沿って配列されるように、口腔内装置18の側面上に配置されて示されている。しかしながら、歯12の舌側面のような他の位置および他の表面を利用することもできる。図は、変形例を例示したものであり、限定することを目的としたものではない。したがって、口腔内装置18の他の構成および形状も本願明細書に含まれるものとする。
図2Bは、マウスガードの様態で歯列全体を覆って配置される装置15の形態の、着脱可能な口腔内装置の別の変形例を示す図である。この変形例では、装置15は、下側歯列全体を、または代替的に上側歯列全体を覆うように構成することができる。更なる変形例では、歯列全体を覆うのではなく、その代わりに歯列の大部分を装置15によって覆うことができる。アセンブリ16は、口腔内装置15の1つ以上の部分に沿って配置することができる。
図2Cは、アーチ型の構成を有する口腔内装置17のさらに別の変形例を示す図である。この装置では、1つ以上の歯の係止部分21、23は、この変形例では上側歯列に沿って配置することができ、ユーザの口蓋に隣接して、またはこれに沿って位置させることができるアーチ19によって支持することができる。示されるように、電子機器および/または変換器アセンブリ16は、歯の係止部分21、23の1つ以上の部分に沿って配置することができる。さらに、示された変形例では、アーチ19は、ユーザの口蓋の一部だけしか覆うことができないが、他の変形例では、ユーザの口蓋全体を覆うアーチを有するように構成することができる。
図2Dは、ユーザの口腔内に容易に挿入および取り外しができるマウスガードまたはリテーナ25の形態の、口腔内装置のさらに別の変形例を示す図である。このようなマウスガードまたはリテーナ25は、従来のマウスガードを装着するスポーツにおいて使用することができる。しかしながら、アセンブリ16がその中に統合されたマウスガードまたはリテーナ25は、聴覚障害のある人によって、または遠隔で命令を受信するための歯と、距離を隔てて通信するための歯との間に、溝またはチャネル26を介して単純にマウスガードまたはリテーナ25を保持することができる人によって、利用することができる。
概して、電子機器および/または変換器アセンブリ16の容量は、口腔内に配置したときに邪魔にならないように、また、ユーザが満足するように最小限に抑えることができる。サイズは変化し得るが、アセンブリ16の容量は、800立方ミリメートル未満とすることができる。当然のことながら、この容量は例示的なものであり、アセンブリ16のサイズおよび容量を制限するものではなく、したがって、ユーザ毎に異なり得る。
補聴デバイスとして構成される一変形例では、図3に示されるように、歯の上に配置したアセンブリ14により、患者の口腔の外側に位置する頬部外の送信機アセンブリ22を利用して、聴覚信号を受信して処理し、無線信号24を介して、患者の口腔内に配置した電子機器および/または変換器アセンブリ16に伝達することができ、次いで、聴覚信号を処理し、処理した聴覚信号を振動伝導によって下側にある歯に伝達し、その結果、患者の内耳に伝達される。
下記に詳述するように、送信機アセンブリ22は、マイクロホンアセンブリおよび送信機アセンブリを含むことができ、また、時計、ネックレス、ラペル、電話、ベルト実装型デバイス等のような、ユーザが装着する多数の形状および形態で構成することができる。
代替的に、別の変形例では、下記に詳述するように、送信機アセンブリ22は、変換器が振動する特定の周波数または継続時間をプログラミングするために、電子機器および/または変換器アセンブリ16にプログラミング信号を送信するための送信機として構成することができる。
いずれの場合も、本変形例および他の変形例では、変換器アセンブリ16は、概して、100dBの音圧レベル(SPL)ピークで、例えば、125Hz乃至20kHzの周波数応答、および不快振動(UCV)に基づいて、例えば、125Hz乃至1000Hzの周波数応答を有するように構成することができる。
図4は、アセンブリ14が頬部外の送信機アセンブリ22を利用した補聴デバイスとして構成される変形例の概略図を示す図であり、概して、音を受信するためのマイクロホン30を備えることができ、聴覚信号を処理するためのプロセッサ32に電気的に接続される。プロセッサ32は、処理信号を、ユーザの歯の上、またはこれに隣接して配置された電子機器および/または変換器アセンブリ16に伝達するための送信機34に電気的に接続することができる。マイクロホン30およびプロセッサ32は、あらゆる実用的な範囲の聴覚信号を検出して処理するように構成することができるが、一変形例では、例えば125Hz乃至20,000Hzの範囲の聴覚信号を検出するように構成することができる。
マイクロホン30に関しては、多種多様なマイクロホンシステムを利用することができる。例えば、マイクロホン30は、デジタル、アナログ、および/または指向型マイクロホンとすることができる。このような各種マイクロホンは、必要に応じて、アセンブリとともに利用するように代替可能に構成することができる。
電源36は、送信機アセンブリ22内の構成要素のそれぞれに電源を供給するように、該構成要素に接続することができる。送信機信号24は、アセンブリ16への伝達に対して、例えば高周波、超音波、マイクロ波、Blue Tooth(登録商標)(BLUETOOTH SIG,INC.、Bellevue、WA)等を利用した、あらゆる無線形態とすることができる。アセンブリ22は、ユーザが操作して、音響収束、音量制御、フィルタ処理、ミュート、周波数最適化、音調整、およびトーン調整等のような、電子機器および/または変換器アセンブリ16の種々の音響パラメータを調整することができる、1つ以上の入力制御28も任意選択で含むことができる。
送信機34によって伝達された信号24は、受信機38を介して電子機器および/または変換器アセンブリ16によって受信することができ、該アセンブリは、受信信号の更なる処理のために、内部プロセッサに接続することができる。受信信号は、変換器40に通信することができ、該変換器は、それに対応して歯表面を振動させて、振動信号を歯および骨を介して伝導し、その後、中耳に伝導してユーザの聴取を容易にする。変換器40は、多数の異なる振動機構として構成することができる。例えば、一変形例では、変換器40は、電磁的に作動する変換器とすることができる。他の変形例では、変換器40は、例えば250乃至14,000Hzの振動周波数の範囲を有する圧電結晶の形態とすることができる。
電源42は、必要に応じて、受信機、変換器、および/またはプロセッサに電力を提供するように、アセンブリ16に含めることもできる。電源42は、交換式または常設の単純なバッテリとすることができ、他の変形例では、外部充電器を介してインダクタンスによって、例えば、24時間ごとに充電される電源42を含むことができる。加えて、電源42は、代替的に、交流(AC)または直流(DC)源へ直結することによって充電することができる。他の変形例は、従来技術で既知の内部振り子または摺動可能な電気インダクタンス充電器のような機械的な機構によって充電される電源42を含むことができ、該機構は、例えば顎の運動、および/または機械的な運動を貯蔵電気エネルギーに変換して電源42を充電するための運動を介して作動する。さらに、電源42は、使い捨てであってもよく、電源42はそれ自身(着脱可能な場合)あるいは全てのアセンブリ16のいずれかは、周期的に、例えば、4週間毎に、新しいアセンブリによって、配置され、交換することができる。
アセンブリ16の別の変形例では、頬部外の送信機を用いるのではなく、図5に示されるように、補聴器アセンブリ50を、ユーザの口腔内に全体が収容された独立アセンブリとして構成することができる。したがって、アセンブリ50は、オンボードプロセッサ54と通信する、内部マイクロホン52を含むことができる。内部マイクロホン52は、下記に詳述するように、多数の異なるタイプのマイクロホンを備えることができる。プロセッサ54を使用して、あらゆる受信聴覚信号をフィルタ処理および/または増幅して、それらを歯表面に対して振動接触する変換器56に伝達するために処理することができる。電源58は、上述のように、必要に応じて電力をアセンブリ50の構成要素のそれぞれに供給するために、アセンブリ50内に含めることもできる。
着脱可能な口腔内装置18は、多数の方法を用いて、種々のポリマー材料、またはポリマー材料および金属材料の組み合わせによって作製することができる。例えば、口腔内装置を作製するための一変形例では、三次元デジタルスキャナは、患者の歯列、特に該口腔内装置がその上またはその周囲に配置される1つまたは複数の歯を撮像するために使用することができる。スキャンされた画像をコンピュータを介して処理し、1つまたは複数の歯の三次元の仮想またはデジタルモデルを作製することができる。
種々の三次元スキャンモードを利用して、三次元デジタルモデルを作製することができる。例えば、レーザ、白色光、超音波、機械式三次元タッチスキャナ、磁気共鳴映像法(MRI)、コンピュータ断層撮影(CT)、他の光学的方法等を使用する、口腔内カメラまたはスキャナを用いることができる。
三次元画像が取得されると、画像は、その後、従来のソフトウェアを介して操作され、モデルの直接三次元印刷を作製することができる。代替的に、画像を使用し、モデルを直接機械加工することができる。コンピュータ数値制御(CNC)システム、または三次元印刷工程(例、立体造形装置(stereolithography apparatus:SLA)、選択的レーザ焼結(selective laser sintering:SLS))、および/または患者の歯列の三次元ジオメトリを利用する、他の類似した工程等のシステムを用いることができる。
別の代替では、印刷から金型を生成し、次いで、作製された金型上に直接装置の熱形成を行うことができる。また他の変形例では、三次元画像を使用し、装置を作製するための射出成形金型を作製することができる。
聴覚障害を治療する代わりに、またはその治療と組み合わせて、耳鳴りをさらに治療するように構成されるデバイスの別の変形例では、音発生アセンブリ60は、送信機34からプログラミング信号24を受信するために、受信機62を任意に含むことができる。受信機62は、プロセッサ64と電気通信し、電源68によって電源供給することができ、それによって、図6Aの概略図に示されるように、変換器66に電気的に結合される。
電源68は、受信機62、変換器66、および/またはプロセッサ64に電源を供給することができる。電源68は、交換式または常設の単純なバッテリとすることができ、他の変形例では、外部充電器を介してインダクタンスによって充電される電源68を含むことができる。加えて、電源68は、代替的に、交流(AC)または直流(DC)源へ直結することによって充電することができる。他の変形例は、従来技術で既知の内部振り子または摺動可能な電気インダクタンス充電器のような機械的な機構によって充電される電源68を含むことができ、該機構は、例えば顎の運動、および/または機械的な運動を貯蔵電気エネルギーに変換して電源68を充電するための運動を介して作動する。
音発生アセンブリ60が、耳鳴りを遮蔽するために音発生デバイスとして単に機能を果たすように構成される変形例では、受信機62をアセンブリ60から省くことができ、変換器66を、所定期間、例えば、必要に応じて、数分間から数時間、所定の周波数で、または所定の周波数の範囲、例えば、250Hz乃至14,000Hzの範囲にわたって、振動するように構成することができる。アセンブリは、耳鳴りを遮蔽するように望まれる場合に、要求に応じて、ユーザによって作動させてもよく、この場合、変換器66は、例えば、250Hz乃至14,000Hzの範囲にわたって、特定の事前設定時間の間、またはユーザによって動作を停止されるまで振動する。
図6Bに示される変形例では、アセンブリ60は、上述のように、アセンブリ60の操作を制御するように、送信機アセンブリ22を介して、作動させてもよい。該送信機信号24は、アセンブリ60への伝達に対して、例えば、ラジオ周波数、超音波、マイクロ波、Blue Tooth(登録商標)(BLUETOOTH SIG,INC.,Bellevue,WA)等を利用した、あらゆる無線形態とすることができる。アセンブリ22は、ユーザが操作して、音響収束、音量制御、フィルタ処理、ミュート、周波数最適化および/または選択、音調整、トーン調整、操作時間、または変換器の時間遅延等の、電子機器および/または変換器アセンブリ16の種々の音響パラメータを調整する、ならびにアセンブリ60のオン/オフ動作を操作することができる、1つ以上の入力制御30も任意選択で含むことができる。
加えて、ユーザ入力制御30はまた、1日を通して事前設定時間で、変換器66の自動有効化または無効化をプログラムおよび制御するための機能、例えば、選択された時間でユーザを自動的に起こすためのアラーム機能、または耳鳴りを完全に、もしくは部分的に、自動的に遮蔽するために、ユーザの就寝時間の前、もしくはその間の選択された時間で、変換器66を自動的に作動させるためのアラーム機能を含んでもよい。
代替的な変形例では、アセンブリ60は、受信機62によって受信したプログラミング信号を受信するように構成されてもよい。このような変形例では、該デバイスは、特定の周波数で、および/または患者特有の耳鳴り状態にカスタマイズされ得る特定の期間にわたって、変換器66を振動させるように明確にプログラムされてもよい。したがって、患者は、患者70によって知覚される耳鳴りの周波数を最初に決定するために、図7に示されるように、音叉、聴力検査等のあらゆる聴力機器を利用して、例えば、技術者、聴覚訓練士、医師等によって、検査されてもよい。
患者特有の耳鳴りの周波数が決定されると、これらの周波数の値は、変換器66が耳鳴りを最適に遮蔽する、または少なくとも部分的に遮蔽するために特定の周波数で振動させることができるように、口腔内装置72のためにプログラムされてもよい。代替的に、耳鳴りの検出された周波数が、ある周波数の範囲に含まれる場合、口腔内装置アセンブリ60は、特定の標的周波数値よりもむしろ事前設定の周波数範囲内において変換器66を単に振動させるように構成されてもよい。
患者特有の耳鳴り周波数を有する電子機器および/または変換器アセンブリ16をプログラムするために、いくつかの代替的方法は、図8Aに示されるように、アセンブリ16を適切にプログラムするように利用されてもよい。例えば、技術者、聴覚訓練士、医師等は、アセンブリ16内に含まれる受信機62にプログラミング情報86を無線で伝達するために、送信機84と通信してコンピュータ80を有するアセンブリ16を直接プログラムしてもよい。
代替的に、ユーザは、送信機84を介して、アセンブリ16にプログラミング情報86を伝達するために、コンピュータ80を介して、患者関連の周波数情報を直接入力82してもよい。さらに別の変形例では、コンピュータ80は、技術者、聴覚訓練士、医師等90が、コンピュータ80への伝達のために患者特有の周波数情報を入力および/またはアクセスし得るインターネット88に接続されてもよく、その後、送信機84を介してアセンブリ16に情報を伝達するために使用されてもよい。送信機84はまた、送信機がアセンブリ16に組み込まれる場合、アセンブリ16からの患者特有の情報を任意に受け取るために、受信機として利用されてもよい。
耳鳴りを治療するための別の変形例では、電子機器は、患者への遮蔽治療を送達するための、潜在的に小型かつ比較的に邪魔にならないデバイス14を提供するために、変換器アセンブリ16から分離されてもよい。図8Bに概略的に示されるように、ベースユニット92は、患者への伝導のために、変換器アセンブリ16にプログラミング情報86を無線で伝達するための、少なくともプロセッサ94および送信機96を含む、電子機器を組み込んでもよい。ベースユニット92は、ナイトスタンドまたはテーブル表面上に配置するためのベースユニット等の多数の異なる形状因子(form factor)に構成されてもよい。代替的に、ベースユニット92は、音楽プレーヤまたはIPODデバイス(Apple,Inc.,Cupertino,CA)のように患者のベルトに取り付けるように構成されてもよい。変換器アセンブリ16は、上述のように、耳鳴りの遮蔽または療法プログラミング情報86を受信するための受信機、患者への信号を伝導するための変換器、および電源を含んでもよい。変換器アセンブリ16が耳鳴り馴化法を提供するように構成される本変形例、および他の変形例においては、プログラミング情報86は、ユーザによって選択されるように、音楽と組み合わせるか、または重畳されてもよい。他の電子構成要素は、アセンブリ16よりもむしろベースユニット92内に含まれてもよいため、デバイス14は、比較的小型構造に構成されてもよい。
他の変形例では、患者の口腔内に配置されるデバイス14を利用するよりもむしろ、アセンブリ16は、患者の外耳道の入口に一時的に取り付け、使用後に取り外し、処分し得る裏面粘着式のアセンブリを備えてもよい。いずれの場合も、アセンブリ16は、就寝前の夜間に、患者によって使用されてもよく、そのときに、ベースユニット92は、デバイス14を介して患者へのプログラミングを生成し、無線で伝達してもよい。
変換器66を振動させるアセンブリ16に特定の周波数をプログラムする能力に加えて、振動する期間等の他の患者特有の情報がまた、プログラムされてもよい。さらに、生成される音の増幅はまた、デバイスへのユーザの依存度を徐々に低減するために本期間、例えば、睡眠の初期段階の前、およびその間に、自動的に、しだいに低減させられてもよい。一変形例では、図9Aに示されるように、変換器66は、第1の出発デシベル(dB)レベル102、例えば、30dBから40dBで作動後に、特定の1つ以上の周波数で、振動させるようにプログラムされてもよい。第1の出発レベル102は、ユーザの耳鳴り状態により異なってもよい。特定の期間T、例えば、数分間から数時間の範囲にわたって、振動変換器66の増幅レベルは、プロット100に示されるように、変換器66が全体的に停止するまで、遮蔽雑音を徐々に低減するために、指数関数的に104低減されてもよい。代替的に、増幅レベルは、図9Bのプロット106に示されるように、変換器66が、起動時に、第1の出発デシベルレベル108で開始し、変換器66が全体的に停止するまで、線形的に109に徐々に低減するようにされてもよい。
これらの実施例および他の実施例では、レベルは、ある期間にわたって低減するように示されるが、代替的に、所望の治療に依存して、所定の期間にわたって断続的に、または除々に時間と共に増加させられてもよい。
別の代替では、図10Aは、増幅レベルが第1の一定のデシベルレベル112で開始し、その後、ある期間T後、第2のレベルの114に減少するように、段階付け116されてもよい、プロット110を示す。増幅は、変換器66が全体的に停止するまで、均一(または不均一)な増分でしだいに減少してもよい。別の変形例では、増幅は、図10Bのプロット117に示されるように、第1のレベル118で始まり、デバイスが全体的に停止するまで、ある期間Tの間、一定レベル119を維持してもよい。
図11のプロット120に示されるさらに別の変形例では、変換器66は、遮蔽する雑音へのユーザの依存からの離脱を促進するために、日数、週数、月数、またはさらに長い期間にわたって、その増幅を徐々に低減するようにプログラムされてもよい。例えば、変換器66は、第1の期間中(T1)、第1のデシベルレベル122を最初に提供してもよい。アセンブリは、その後、ユーザが耳鳴り状態を許容するためにデバイスの使用を必要としなくなるまで、第2の期間(T2)にわたって、その増幅レベルを自動的に低減し、第3の期間(T3)にわたって、第4の期間(T4)にわたって、さらなる低減等、その増幅レベルをしだいにさらに低減してもよい。それぞれの期間は、均一に、または日数から月数、もしくはユーザの耳鳴り状態によりさらに長期にわたって、変動するようにプログラムされてもよい。
図12Aおよび12Bに示されるさらに別の変形例では、上述のように、拍動性耳鳴り等の状態はまた、補聴器および/または音発生アセンブリ14を使用して治療されてもよい。拍動性耳鳴りを罹患している患者において、耳鳴りに関連する音は、一般的に、患者の心拍に同調された律動的脈動音とともに生じる。したがって、アセンブリ14内の電子機器および/または変換器アセンブリ16は、遮蔽する雑音を生成するか、または患者の検出された脈に対応して環境雑音の増幅を増大するようにプログラムされてもよい。脈拍計130は、患者によって、例えば、手首周辺に装着されてもよく、無線で接続、またはプロセッサ/送信機132に接続されてもよい。図12Aに示されるように、検出された脈は、プロセッサ132によって処理され、補聴器および/または音発生アセンブリ14に無線で伝達134されてもよい。
図12Bに示されるように、受信した信号は、プロット140に沿って見られるように、その増幅デシベルレベル144を上昇させ、検出された心拍142に対応する上昇したレベル146を維持するように、アセンブリ14によって利用されてもよく、それは、患者の心臓の検出された心拍、血圧、電気的活動等に対応する。事前設定された期間後か、またはプログラムされた期間後に、上述のように、増幅レベルは、自動的に低減148されてもよい。
患者への耳鳴り治療を送達するためのさらに別の変形例では、第1の歯の係止部分150と第2の歯の係止部分152とを接続するために、患者の歯列の舌側面または頬側面に沿って配置することができる、接続部材162を利用する構成を、図13Aに示す。1つ以上の変換器アセンブリ154、156は、1つ以上の歯の頬側面および舌側面に沿って整合するために、第1の歯の係止部分150内に一体化されてもよい。同様に、1つ以上の変換器アセンブリ158、160もまた、1つ以上の歯の頬側面および舌側面に沿って整合するために、第2の歯の係止部分152内に一体化されてもよい。
図13Bは、係止部分150によって一体化された変換器アセンブリのうちの少なくとも1つが、バッテリ164、変換器166、および受信機、プロセッサ、およびメモリ等の関連した電子機器168を含むように構成することができる変形例を図に示す。バッテリ164は、充電可能な、または使い捨て型のバッテリであってもよく、変換器166は、電磁気変換器または圧電変換器であってもよい。特に、圧電変換器は、部分的に様々な振動モードであるため、種々の構成に使用されてもよく、それは、1つまたは複数の歯を介する振動として音響信号を伝達するために利用されてもよい。多数の変換器は、特定の用途に利用されてもよい。例えば、Morgan Electro Ceramics Ltd.(Wrexham,England)によって製造された低電圧多層型の圧電変換器を、本明細書に記載の用途のために利用してもよい。本明細書の耳鳴り治療のために利用してもよい変換器および筐体アセンブリのさらなる実施例は、2007年4月27日出願の米国特許出願第11/741,648号、および2007年5月29日出願の米国特許出願第11/754,823号にさらに詳細に図示および記載され、それぞれ参照することによって、全体として本明細書に組み込まれる。
耳鳴り治療に対するシステムは、多くの異なる形態を取り得る。一実施例では、図14Aに示されるように、PDA、携帯電話、音楽プレーヤ等の外部プログラミングデバイス170は、例えば、RFまたはBlue Tooth(登録商標)(BLUETOOTH SIG,INC.,Bellevue,WA)等を介して、リテーナ150へ音療法プログラミング治療アルゴリズムを伝達172するようにプログラムすることができる。外部デバイス170からの信号172をリテーナ150に伝達するために、特に、RFを利用する場合、信号172は、1MHz乃至6GHzの範囲において伝達されてもよい。図8Bに対して上述したように、外部デバイス170は、患者または医師がデバイス170を介して選択することができる1つ以上のプログラム(就寝、仕事、運動中等に対する)によって、治療の特定のアルゴリズムに対して臨床医によってプログラムされてもよい。
加えて、患者は、快適性または追加のプログラミング機能を向上させるために、外部デバイス170の特定の機能を制御してもよい。例えば、患者は、オン/オフの選択、治療信号の音量を制御し、治療が予め選択された時間で開始および/または終了するようなアラーム機能をプログラムし、自動的にシャットダウンする前に所定期間にわたって作動させるために、患者がリテーナ150をプログラムできるスリープ機能をプログラムし、所望の音ファイルを選択する等、してもよい。外部デバイス170もまた、選択したファイルをアップロードし、患者がリテーナ150を使用した時間および持続時間のコンプライアンスインジケータまたはデータログを保持してもよく、外部デバイス170および/またはリテーナ150のいずれかに電力を供給することをユーザに知らせるために、電源ランプを利用してもよい。
医師はまた、患者が耳鳴り治療のプログラム選択または音量を調整ができないようにすることができる。いずれの場合も、必要に応じて、外部デバイス170は、さらに治療の増進を医師が閲覧するために、リテーナ150に選択された治療をアップロード、および
保存用のコンプライアンス情報をダウンロードしてもよい。さらに、外部デバイス170は、上述のように、周期的に充電するか、あるいは新しい電源によって単に再補給してもよい、専用バッテリ電源を担持してもよい。
統合性および均一性を業界基準で維持するために、外部デバイス170は、NOAHと一致するようにプログラムされてもよく、それは、聴力業界内の企業のフレームワークにより支持された業界基準である。本業界基準の順守は、プログラミング情報ならびに任意の聴覚測定が共通データベースと連動することを可能にしてもよい。
また、選択された周波数で音声信号の強度を修正する所定の遮蔽アルゴリズムに従って、音声信号をスペクトル的に修正するためにソフトウェアを利用する、他の耳鳴り治療アルゴリズムを使用してもよい。例えば、遮蔽アルゴリズムは、聴取レベルで、音楽等の音声信号のピーク中、耳鳴りの断続的な遮蔽を提供してもよく、耳鳴りは、音声信号のトラフの間は全く気付かず、耳鳴りの知覚はときどき出現する。このようなアルゴリズムは、プログラムされ、リテーナ150に伝達され、患者の歯または骨への振動伝導を介して、伝達されてもよい。このようなアルゴリズムの詳細は、2003年12月4日出願の米国特許公開第2004/0141624 A1号にさらに詳細に記載され、参照することによって、全体として本明細書に組み込まれる。
耳鳴りを罹患している患者の中にはまた、聴覚障害も罹患しているものもいる。耳鳴りを有する患者のうちの80%以上はまた、患者が正常な日常活動を継続することも可能でありながら、耳鳴り療法を供給するように意図されている、音療法デバイスでの耳鳴りの治療において重要な問題である特定の形態の聴覚障害を有する。耳鳴りの治療もしながら、聴覚障害を補償するための一手法は、聴覚障害を治療するための補聴器174とともに耳鳴りを治療するための口腔内装置150を利用する、併用療法176を含む。口腔内装置150はまた、聴取入力を増大することなく、耳鳴りを治療するために最大40dBまで耳鳴り治療信号自体を増大することによって、感音難聴を補償してもよい。広帯域および/または狭帯域の雑音を使用する、任意の信号音、音楽、または治療はまた、歯および骨のインピーダンス、ならびに感音難聴を補償するように調整および均一化されてもよく、その後、音は、作動可能な変換器を介して生成されてもよい。調整および均一化は、いくつかの手法を使用して実行され得る。一手法は、標的とされる集団を示す一群の対象の間の平均インピーダンスを使用することである。別の手法は、それぞれの患者のための歯および骨インピーダンスを得ることによって、調整および均一化をカスタマイズすることである。
ほとんどの従来の補聴デバイス174は、一般的に、患者の耳の外側、または外耳道内に装着され、耳鳴り治療デバイスの使用を可能にしない。しかしながら、図14Bに示されるように、ユーザの1つまたは複数の歯の上に装着される口腔内装置150の使用は、耳内の補聴器の装着を妨げず、その代わりに、装置150とともに補聴器の使用を補充することができる。
耳鳴りと聴覚障害の双方を罹患している患者を治療するための別の手法は、上述のように、マイクロホン188、および外部音がリテーナデバイス150に伝達され、増幅された後に、骨伝導を介して蝸牛に送達することができる受信機を含み得る、併用療法システム180を含んでもよい。併用療法システム180は、図15に示されるように、システム180に、マイクロホン188を電気的に結合する接続線190を含んでもよく、それにはまた、プロセッサ184および無線送信機186も含んでもよく、その双方は、バッテリ182によって電力を供給されてもよい。システム180は、ユーザによって受信された外部音を増幅してもよいが、外部デバイス170から耳鳴りプログラミング情報200を受信してもよい。プロセッサ184は、マイクロホン188によって検出されたあらゆる知覚された聴覚信号を組み合わせ、外部デバイス170から受信された耳鳴りプログラミング情報200を組み合わせ、そして、ユーザへの振動伝導のためにリテーナ150にこの組み合わせた情報202を伝達してもよい。
単一の療法システム180を使用してもよいが、プロセッサ184’、無線送信機186’、およびバッテリ182’に、線190’によって結合されたマイクロホン188’も含む第2の相補的システム180’はまた、外部デバイス170から耳鳴りプログラミング情報200’を受信する、および治療のためにユーザへの振動伝導のために同一、あるいは異なるリテーナ160への耳鳴りプログラミングとともに、あらゆる知覚された聴覚信号202’を伝達するために利用されてもよい。
加えて、上述のように、患者特有の周波数情報を決定するステップでは、アセンブリ16はまた、患者の個々の聴覚障害プロファイルに対する適切なゲインレベルを決定するために、アセンブリ16を介して直接患者の骨伝音難聴を測定するために使用されることもできる。伝音難聴を測定するために、アセンブリ16を、標準の聴覚プロトコルを使用することによって、アセンブリ16を介して直接、歯または骨において患者の聴覚閾値を測定するために、無線あるいは有線で標準聴力計に接続することができる。
患者は、最初に、耳鳴り周波数を設定するために、アセンブリ16を介して生成される異なる周波数でトーンを聞くことによって、耳鳴り音レベルおよび周波数を適合するように要請され得る。周波数レベルは、患者によって知覚された耳鳴りレベルに適合するように徐々に増大させてもよい。この相関情報を用いて、アセンブリ16および/または外部デバイス170は、こうして患者の聴覚障害プロファイルによってプログラムされ、そして、耳鳴り治療中、それぞれの周波数で適切なゲインに対して調整されることができる。加えて、プログラミングソフトウェアは、患者の耳鳴り周波数およびレベルに基づいて、医師の選択(例えば、広帯域または狭帯域の雑音、録音された音等)に従って、カスタマイズされた音療法治療を構成してもよい。
上述したデバイスの用途および方法は、耳鳴りおよび/または聴覚障害の治療に限られるものではなく、多数の更なる治療用途を含むことができる。さらに、このようなデバイスおよび方法は、体内の他の治療部位に適用することができる。本発明を実行するための上述のアセンブリおよび方法の変更、実用的なものとしての異なる変形例間の組み合わせ、および当業者に明らかである本発明の側面の変形例は、特許請求の範囲内にあるものとする。

Claims (47)

  1. 患者における耳鳴りを治療する方法であって、
    音が振動伝導を介して該患者の内耳に伝達されるように、少なくとも1つの歯に接する作動可能な変換器を介して、少なくとも1つの周波数の音を生成することを備え、
    それによって、該音は、該耳鳴りの軽減を提供するように、該患者によって知覚される該耳鳴りと重畳される、方法。
  2. 生成することの前に、筐体内に配置された前記作動可能な変換器を、前記少なくとも1つの歯の上に配置することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの歯の表面および前記変換器が振動伝導を保つように、該少なくとも1つの歯の表面と該変換器との間の接触を維持することをさらに備える、請求項2に記載の方法。
  4. 生成することは、250Hzから14,000Hzまでの範囲において、前記作動可能な変換器を介して少なくとも1つの付加的な周波数の音を生成することを備える、請求項1に記載の方法。
  5. 所定期間にわたって、線形または非線形に音レベルを低減することおよび/または増大させることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  6. 所定期間にわたって、前記第1の音レベルを維持することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. 第1の音レベルで前記少なくとも1つの周波数の音を生成することは、所定の時間数、日数、週数、または月数の期間にわたって維持される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1の音レベルよりも低いまたは高い第2の音レベルで、前記少なくとも1つの周波数を生成することをさらに備える、請求項7に記載の方法。
  9. 生成することは、所定期間にわたって、前記少なくとも1つの周波数を生成することを備える、請求項1に記載の方法。
  10. 生成することは、所定の分数または時間数の期間にわたって、前記少なくとも1つの周波数を生成することを備える、請求項9に記載の方法。
  11. 生成することは、前記患者の検出された心拍数に比例するレベルで、前記少なくとも1つの周波数を生成することを備える、請求項1に記載の方法。
  12. 生成することの前に、前記患者によって知覚される1つ以上の耳鳴りの周波数を決定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  13. 前記1つ以上の耳鳴りの周波数を有するプログラミング情報を前記作動可能な変換器に伝達することをさらに備える、請求項12に記載の方法。
  14. 聴覚信号を受信することと、振動伝導を介して前記患者の内耳まで、該聴覚信号に対応する振動信号を伝達することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  15. 前記音は、前記知覚された耳鳴りが該音によって遮蔽されるように、重畳される、請求項1に記載の方法。
  16. 前記音は、前記知覚された耳鳴りが前記患者によって検出可能であるように、重畳される、請求項1に記載の方法。
  17. 前記耳鳴りを治療するために感音難聴を補償するように、40dBまで前記音を増大させることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  18. 前記患者の前記少なくとも1つの歯または骨を通るインピーダンスを補償するように、前記音を調整することおよび/または均一化することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  19. 前記少なくとも1つの歯または骨を通る前記インピーダンスは、前記患者から直接測定される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記少なくとも1つの歯または骨を通る前記インピーダンスは、平均インピーダンス値である、請求項18に記載の方法。
  21. 生成することの前に、前記患者によって知覚される前記耳鳴りの周波数を決定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  22. 前記音を前記耳鳴りと重畳することは、前記患者によって知覚されるような該耳鳴りを相殺するように、該耳鳴りの前記周波数に対して、位相ずれした該音の周波数を移動することをさらに備える、請求項21に記載の方法。
  23. 患者における耳鳴りを治療する方法であって、
    該患者によって知覚される1つ以上の耳鳴りの周波数を決定することと、
    該1つ以上の周波数で振動するように作動可能な変換器をプログラミングすることと、
    該1つ以上の周波数が、振動伝導を介して該患者の内耳に伝達されるように、少なくとも1つの歯に接して配置される該作動可能な変換器を介して、該1つ以上の周波数を生成することと
    を備え、それによって、該生成された1つ以上の周波数は、該患者によって知覚される該1つ以上の耳鳴りの周波数と重畳される、方法。
  24. プログラミングすることは、前記1つ以上の耳鳴りの周波数を、前記作動可能な変換器に連結される受信機に無線で伝達することを備える、請求項23に記載の方法。
  25. 無線で伝達することは、1MHzから6GHzの間の周波数範囲で、外部デバイスから前記1つ以上の耳鳴りの周波数を伝達することを備える、請求項24に記載の方法。
  26. 聴覚信号を受信することと、振動伝導を介して、該聴覚信号に対応する振動信号を前記患者の前記内耳に伝達することとをさらに備える、請求項23に記載の方法。
  27. プログラミングすることは、コンピュータを介してプログラミングすることを備える、請求項23に記載の方法。
  28. 生成することは、第1の音レベルで、前記1つ以上の周波数を生成することを備える、請求項23に記載の方法。
  29. 所定期間にわたって、線形または非線形に前記音レベルを徐々に低減することおよび/または増大させることをさらに備える、請求項28に記載の方法。
  30. 所定期間にわたって、前記第1の音レベルを維持することをさらに備える、請求項28に記載の方法。
  31. 第1の音レベルで前記1つ以上の周波数を生成することは、所定の時間数、日数、週数、または月数の期間にわたって維持される、請求項28に記載の方法。
  32. 前記第1の音レベルよりも低いまたは高い第2の音レベルで、前記1つ以上の周波数を生成することをさらに備える、請求項28に記載の方法。
  33. 前記1つ以上の周波数は、前記知覚された耳鳴りが該1つ以上の周波数によって遮蔽されるように重畳される、請求項23に記載の方法。
  34. 前記1つ以上の周波数は、前記知覚された耳鳴りが前記患者によって検出可能であるように重畳される、請求項23に記載の方法。
  35. 耳鳴り治療システムであって、
    患者によって知覚される1つ以上の耳鳴りの周波数を有する耳鳴り治療アルゴリズムと、
    筐体内またはその上に配置され、少なくとも1つの歯の表面と振動伝導する作動可能な変換器と、
    該耳鳴り治療アルゴリズムに従って、該1つ以上の周波数で、該少なくとも1つの歯の該表面に対して該変換器を作動させるように構成されるプロセッサと
    を備える、システム。
  36. 前記耳鳴り治療アルゴリズムは、第1の音レベルで前記変換器を作動させるように適合される、請求項35に記載のシステム。
  37. 前記耳鳴り治療アルゴリズムは、所定期間にわたって、線形または非線形に前記音レベルを徐々に低減または増大させるように適合される、請求項36に記載のシステム。
  38. 前記耳鳴り治療アルゴリズムは、所定期間にわたって前記第1の音レベルを維持するように適合される、請求項36に記載のシステム。
  39. 前記耳鳴り治療アルゴリズムは、第1のデシベルレベルよりも低いまたは高い第2の音レベルで、前記変換器を作動させるように適合される、請求項36に記載のシステム。
  40. 前記患者によって受信される外部音を増幅するための補聴デバイスをさらに備える、請求項35に記載のシステム。
  41. 前記変換器を作動させるために、前記プロセッサに前記耳鳴り治療アルゴリズムを無線で伝達するように構成される、外部伝達デバイスをさらに備える、請求項35に記載のシステム。
  42. 前記プロセッサと電気通信し、聴覚信号を受信するように構成される、マイクロホンをさらに備える、請求項35に記載のシステム。
  43. 耳鳴り治療システムであって、
    患者によって知覚される1つ以上の耳鳴りの周波数を有する耳鳴り治療アルゴリズムと、
    筐体内またはその上に配置され、該患者の骨構造と振動的に連絡する作動可能な変換器と、
    該耳鳴り治療アルゴリズムに従って、該1つ以上の周波数において、該骨構造に対して該変換器を作動させるように構成されるプロセッサと
    を備える、システム。
  44. 前記耳鳴り治療アルゴリズムは、第1の音レベルで前記変換器を作動させるように適合される、請求項43に記載のシステム。
  45. 前記患者によって受信される外部音を増幅するための補聴デバイスをさらに備える、請求項43に記載のシステム。
  46. 前記変換器を作動させるために、前記プロセッサに前記耳鳴り治療アルゴリズムを無線で伝達するように構成される、外部伝達デバイスをさらに備える、請求項43に記載のシステム。
  47. 前記筐体は、前記患者の1つまたは複数の歯に対する配置のために構成される、請求項43に記載のシステム。
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