JP2010501570A - 4−チオ置換キノリンおよびナフチリジン化合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、4−チオ置換キノリンおよびナフチリジン誘導体ならびにそれらの製造方法に関する。本発明はまた、4−チオ置換キノリンもしくはナフチリジン誘導体を投与することによるC型肝炎ウィルスの感染を治療する方法に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、4−チオ置換キノリンおよびナフチリジン誘導体ならびにそれらの製造方法に関する。本発明はさらに、4−チオ置換キノリンまたはナフチリジン誘導体を投与することによるC型肝炎ウィルスの感染を治療する方法に関する。本発明は、高い置換基耐容性を提供し、生物学的スクリーニング用の4−チオ置換キノリンおよびナフチリジン誘導体のライブラリを作る上での固相合成で使用するのに好適な温和な反応条件を用いる4−チオ置換キノリンおよびナフチリジン誘導体製造のための合成方法を提供する。
C型肝炎ウィルス(HCV)による感染は、重大な世界的規模の健康危機を代表するものである。感染者のうちの70%超で、ウィルスは免疫系によるクリアランスを逃れて、持続的なHCV感染に至らせる。持続的HCV感染の長期的影響は、見かけ上健康な保菌者状態から慢性肝炎、肝線維症、肝硬変および最終的には肝細胞癌まで幅広い。HCVは、慢性肝臓疾患の主要な原因である。HCV感染の治療に関して現在利用可能な主たる治療法は、PEG化α−インターフェロンおよびリバビリンの組み合わせを用いるものである。しかしながら、この療法で治療を受けた患者の多くが、十分な抗ウィルス応答を示さない。さらに、インターフェロン治療も、治療を受ける患者の生活の質を低下させる重度の副作用(すなわち、網膜症、甲状腺炎、急性膵炎、抑鬱)を誘発する。従って、より効果的な治療を確認することが重要である。
HCV複製および/または増殖の阻害薬の確認は、HCV複製を研究するための細胞に基づく系の開発によって促進された。HCV複製の阻害は、バルテンシュラガー(Bartenschlager)の研究室(Lohman et al, Science 285, 110-113, 1999)およびライス(Rice)の研究室(Blight et al, Science 290, 1972-1974, 2000)で開発されたHCVレプリコンアッセイを用いて行うことができる。そのアッセイは、Huh−Luc−Neo細胞株(Lohman et al, Science 285, 110-113, 1999)を用いて行われる。Huh−Luc−Neo細胞は、HCV IRESを含むビ−シストロンサブゲノムレプリコンを安定に発現するヒト肝臓癌細胞株(Huh−7)であり、この細胞株では、HCVの構造タンパク質が欠失され、ホタルルシフェラーゼレポーター遺伝子、ネオマイシン選択可能マーカーおよび構造タンパク質NS3、NS4A、NS4B、NS5AおよびNS5Bを発現する切断型HCVゲノムの発現のためのEMCV IRESをコードする配列を含む構築物によって置き換えられている。阻害薬が作用して複製を阻害することができると考えられるHCV標的には、NS3プロテアーゼ、ヘリカーゼ/ATPase、NS5A、NS5B−RNA依存性RNAポリメラーゼおよびHCV IRESなどがある。
Lohman et al, Science 285, 110-113, 1999 Blight et al, Science 290, 1972-1974, 2000
新たな薬剤開発における戦略では、天然物に目を向け、それによって治療特性を有する新たな化合物が見出される場合が多い。薬剤開発において何度も生じる問題の一つが、天然入手源由来の有機化合物の利用可能性である。コンビナトリアル・ケミストリーを用いる技術では、化学ライブラリと称される数百もしくは数千の関連合成化合物の高スループットでの合成および試験を可能とすることで、この問題を克服する試みが行われている。予想される治療化合物もしくは化学ライブラリの合成を設計する上では、広い生理活性を有することが知られている天然化学単位が注目されることが多い。キノリン誘導体は、天然において高頻度で認められ、生理活性範囲が広いことから、特に興味深いものである。
キノリンおよびナフチリジンの両方の誘導体は、広範囲の生理活性を有する。混乱を避けるため、本明細書に記載のキノリン誘導体およびナフチリジン誘導体には、下記の慣習に従って番号を付ける:
Figure 2010501570
本発明は、下記式Iを有する4−チオ置換キノリンおよびナフチリジン誘導体またはその製薬上許容される塩もしくは水和物を提供する:
Figure 2010501570
式中、
aは、適宜の二重結合を表し;
Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
rは0〜6であり;
sは0〜6であり;
nは0〜3であり;
Aは、0〜3個のヘテロ原子を含んでいてもよい5員もしくは6員環であり;
各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
vは0〜6であり;
wは0〜6であり;
pは0〜3であり;
は、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CHC(O)R31、−(CHC(O)N(R32)(R33)、(CHC(O)OR31からなる群から選択され;
31は、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
32およびR33は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR32およびR33がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
xは0〜6であり;
mは0もしくは1であり;
は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CH−O−R41、−(CH−N(R42)(R43)、−(CH−N(R41)−(CH−C(O)R41、−(CH−N(R41)SO41、−(CH−SR41、−(CH−C(O)R41、−(CH−C(O)OR41、−(CH−C(O)(CH−N(R42)(R43)、−(CH−OC(O)R41および−(CH−OC(O)−(CH−N(R42)(R43)からなる群から選択され;
各R41は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
42およびR43は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR42およびR43がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
yは0〜6であり;
zは0〜6であり;
はHであり;
またはRおよびRが一緒になって=Oであり;
qは0もしくは1であり;
は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される。
本発明はさらに、式Iの化合物の製造のための合成方法を提供する。その方法は、高い置換基耐容性を与える温和な反応条件を用いるものである。従って、その方法は、多様な置換パターンを有する多様な4−チオ置換キノリンおよびナフチリジン誘導体の製造に利用可能である。さらに、その方法は、コンビナトリアル合成技術とともに用いるのに適している。従ってその方法は、生物学的スクリーニング用に4−チオ置換キノリンおよびナフチリジン誘導体のライブラリを作る方法を提供するものである。
本発明はさらに、組成物ならびに治療上有効量で本発明の化合物を投与することで、HCVの治療を行う方法を提供する。
本明細書で使用される「ハロ」もしくは「ハロゲン」という用語は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を含む。
本明細書で使用される「アルキル」という用語は、1〜15個の炭素原子を含む置換されているか置換されていない直鎖および分岐のアルキル基を想定するものである。本明細書で使用される「低級アルキル」という用語は、1〜6個の炭素原子を含む直鎖および分岐の両方のアルキル基を想定するものであり、それにはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチルなどがある。そのアルキル基は、ハロ、CN、NO、COR、C(O)R、−O−R、−N(R’)(R”)、−N(R)C(O)R、−N(R)SOR、−SR、−C(O)N(R’)(R”)、−OC(O)R、−OC(O)N(R’)(R”)、SO、−SOR、−SOR、−SON(R’)(R”)、ホスフェート、ホスホネート、置換および置換されていないシクロアルキルならびに置換および置換されていないシクロアルケニルから選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、その置換シクロアルキルおよび置換シクロアルケニルは、ハロ、CN、CF、COR、C(O)R、C(O)NR、NR、NOおよびORのうちの1以上で置換されていてもよい。
本明細書で使用される「アルケニル」という用語は、置換されているか置換されていない、直鎖および分岐の2から8個の炭素原子を含むアルケン基を想定している。アルケニル基は、ハロ、CN、NO、COR、C(O)R、−O−R、−N(R’)(R”)、−N(R)C(O)R、−N(R)SOR、−SR、−C(O)N(R’)(R”)、−OC(O)R、−OC(O)N(R’)(R”)、SO、−SOR、−SOR、−SON(R’)(R”)、ホスフェート、ホスホネート、置換および置換されていないシクロアルキル、置換および置換されていないシクロアルケニル、置換および置換されていないアリールならびに置換および置換されていない複素環基から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換シクロアルキル、置換シクロアルケニル、置換アリールおよび置換複素環基は、ハロ、CN、CF、COR、C(O)R、C(O)NR、NR、NOおよびORのうちの1以上で置換されていてもよい。
本明細書で使用される「アルキニル」という用語は、置換されているか置換されていない直鎖および分岐の2〜8個の炭素原子を含み、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を有する炭素鎖を想定している。アルキニルという用語は、例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、3−メチル−1−ブチニルなどを含む。アルキニル基は、ハロ、CN、NO、COR、C(O)R、−O−R、−N(R’)(R”)、−N(R)C(O)R、−N(R)SOR、−SR、−C(O)N(R’)(R”)、−OC(O)R、−OC(O)N(R’)(R”)、SO、−SOR、−SOR、−SON(R’)(R”)、ホスフェート、ホスホネート、置換および置換されていないシクロアルキル、置換および置換されていないシクロアルケニル、置換および置換されていないアリールならびに置換および置換されていない複素環基から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換シクロアルキル、置換シクロアルケニル、置換アリールおよび置換複素環基は、ハロ、CN、CF、COR、C(O)R、C(O)NR、NR、NOおよびORのうちの1以上で置換されていてもよい。
本明細書で使用される「シクロアルキル」という用語は、置換されているか置換されていない3〜7個の炭素原子を含む環状アルキル基を想定しており、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどを含む。シクロアルキル基は、ハロ、CN、NO、COR、C(O)R、−O−R、−N(R’)(R”)、−N(R)C(O)R、−N(R)SOR、−SR、−C(O)N(R’)(R”)、−OC(O)R、−OC(O)N(R’)(R”)、SO、−SOR、−SOR、−SON(R’)(R”)、ホスフェート、ホスホネート、置換および置換されていないアルキル、置換および置換されていないシクロアルケニル、置換および置換されていないアリールならびに置換および置換されていない複素環基から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換アルキル、置換シクロアルケニル、置換アリールおよび置換複素環基はハロ、CN、CF、COR、C(O)R、C(O)NR、NR、NOおよびORのうちの1以上で置換されていてもよい。
本明細書で使用される「シクロアルケニル」という用語は、2個の環炭素間での二重結合を有する、置換されているか置換されていない5〜7個の炭素原子を含む環状アルケニル基を想定しており、シクロペンテニル、シクロヘキセニルなどを含む。シクロアルケニル基は、ハロ、CN、NO、COR、C(O)R、−O−R、−N(R’)(R”)、−N(R)C(O)R、−N(R)SOR、−SR、−C(O)N(R’)(R”)、−OC(O)R、−OC(O)N(R’)(R”)、SO、−SOR、−SOR、−SON(R’)(R”)、ホスフェート、ホスホネート、置換および置換されていないアルキル、置換および置換されていないアルケニル、置換および置換されていないアリールならびに置換および置換されていない複素環基から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換アルキル、置換アルケニル、置換アリールおよび置換複素環基はハロ、CN、CF、COR、C(O)R、C(O)NR、NR、NOおよびORのうちの1以上で置換されていてもよい。
本明細書で使用される「アラルキル」という用語は、置換基として芳香族基を有する低級アルキル基を想定しており、芳香族基は置換されていても置換されていなくてもよい。アラルキル基は、ハロ、CN、NO、COR、C(O)R、−O−R、−N(R’)(R”)、−N(R)C(O)R、−N(R)SOR、−SR、−C(O)N(R’)(R”)、−OC(O)R、−OC(O)N(R’)(R”)、SO、−SOR、−SOR、−SON(R’)(R”)、ホスフェート、ホスホネート、置換および置換されていないアルキル、置換および置換されていないアルケニル、置換および置換されていないシクロアルキル、置換および置換されていないシクロアルケニル、置換および置換されていないアリールならびに置換および置換されていない複素環基から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換アルキル、置換アルケニル、置換シクロアルキル、置換シクロアルケニル、置換アリールおよび置換複素環基はハロ、CN、CF、COR、C(O)R、C(O)NR、NR、NOおよびORのうちの1以上で置換されていてもよい。
本明細書で使用されるホスフェートおよびホスホネートという用語は、それぞれ下記の構造を有する部分を指す:
Figure 2010501570
本明細書で使用される「複素環基」もしくは「複素環」という用語は、環員として少なくとも1個のヘテロ原子を有する置換されているか置換されていない芳香族および非芳香族の環状基を想定している。好ましい複素環基は、少なくとも1個のヘテロ原子を含む5もしくは6個の環原子を含むものであり、それにはモルホリノ、ピペリジノ、ピロリジノなどの環状アミン、そしてテトラヒドロフラン、テトラヒドロピランなどの環状エーテルなどがある。「ヘテロアリール」基とも称される芳香族複素環基は、1個〜3個のヘテロ原子を含むことができる単環式のヘテロ芳香族基を想定しており、例えば、ピロール、フラン、チオフェン、イミダゾール、オキサゾール、チアゾール、トリアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリダジン、ピリミジンなどである。ヘテロアリールという用語は、2個以上の環を有する多環式ヘテロ芳香族系であって、2個の原子が2つの隣接する環に共通であり(その環は「縮合」している)、それらの環のうちの少なくとも1個がヘテロアリールであり、例えばその他の環はシクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、複素環および/またはヘテロアリールであることができるものをも含む。多環式ヘテロ芳香族系の例には、キノリン、イソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、キノキザリン、キナゾリン、ベンズイミダゾール、ベンゾフラン、プリン、イミダゾピリジン、ベンゾトリアゾールなどがある。複素環基は、ハロ、アルキル、CN、NO、COR、C(O)R、−OR、−N(R’)(R”)、−N(R)C(O)R、−N(R)SOR、−SR、−C(O)N(R’)(R”)、−OC(O)R、−OC(O)N(R’)(R”)、SO、−SOR、−SOR、−SON(R’)(R”)、ホスフェート、ホスホネート、置換および置換されていないアルキル、置換および置換されていないアルケニル、置換および置換されていないシクロアルキル、置換および置換されていないシクロアルケニル、置換および置換されていないアリールならびに置換および置換されていない複素環基から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換アルキル、置換アルケニル、置換シクロアルキル、置換シクロアルケニル、置換アリールおよび置換複素環基は、ハロ、CN、CF、COR、C(O)R、C(O)NR、NR、NO、およびORのうちの1以上で置換されていてもよい。
本明細書で使用される「アリール」、「芳香族基」もしくは「芳香族環」という用語は、置換されているか置換されていない単環式の芳香族基(例えば、フェニル、ピリジル、ピラゾールなど)および多環式の環系(ナフチル、キノリンなど)を想定している。多環式の環は、2個の原子が二つの隣接する環に共通であり(それらの環は「縮合」している)、それらの環のうちの少なくとも一つが芳香族であり、例えばその他の環はシクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、複素環および/またはヘテロアリールであることができる2個以上の環を有することができる。そのアリール基は、ハロ、アルキル、CN、NO、COR、C(O)R、−O−R、−N(R’)(R”)、−N(R)C(O)R、−N(R)SOR、−SR、−C(O)N(R’)(R”)、−OC(O)R、−OC(O)N(RO(R”)、SO、−SOR、−SOR、−SON(R’)(R”)、ホスフェート、ホスホネート、置換および置換されていないアルキル、置換および置換されていないアルケニル、置換および置換されていないシクロアルキル、置換および置換されていないシクロアルケニル、置換および置換されていないアリールならびに置換および置換されていない複素環基から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換アルキル、置換アルケニル、置換シクロアルキル、置換シクロアルケニル、置換アリールおよび置換複素環基は、ハロ、CN、CF、COR、C(O)R、C(O)NR、NR、NOおよびORのうちの1以上で置換されていてもよい。
上記の定義に関して、各Rは独立に、H、置換および置換されていないアルキル、置換および置換されていないシクロアルキル、置換および置換されていないシクロアルケニル、置換および置換されていないアルケニル、置換および置換されていないアルキニル、置換および置換されていないアラルキル、置換および置換されていないアリールならびに置換および置換されていない複素環基から選択される。各R’およびR”は独立に、H、置換および置換されていないアルキル、置換および置換されていないシクロアルキル、置換および置換されていないシクロアルケニル、置換および置換されていないアルケニル、置換および置換されていないアルキニル、置換および置換されていないアラルキル、置換および置換されていないアリールならびに置換および置換されていない複素環基から選択され;または、R’およびR”がそれらが結合している窒素と一緒になって、さらに別のヘテロ原子を含んでいてもよい5〜7員環を形成していてもよい。前記置換アルキル、置換シクロアルキル、置換シクロアルケニル、置換アルケニル、置換アルキニル、置換アラルキル、置換アリールおよび置換複素環基は、ハロ、CN、CF、OH、COH、NOおよび−N(C1−6アルキル)のうちの1以上で置換されていてもよい。
特に環ヘテロ原子としての「ヘテロ原子」という用語は、N、OおよびSを指す。
全ての値の範囲、例えばnおよびmについて示されている範囲は、その範囲全体を含むものである。従って、0〜4という範囲は、0、1、2、3および4という値を含むことになると考えられる。
本発明は、下記式Iの化合物またはその製薬上許容される塩もしくは水和物を提供する:
Figure 2010501570
式中、
aは、適宜の二重結合を表し;
Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
rは0〜6であり;
sは0〜6であり;
nは0〜3であり;
Aは、0〜3個のヘテロ原子を含んでいてもよい5員もしくは6員環であり;
各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
vは0〜6であり;
wは0〜6であり;
pは0〜3であり;
は、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CHC(O)R31、−(CHC(O)N(R32)(R33)、(CHC(O)OR31からなる群から選択され;
31は、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
32およびR33は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR32およびR33がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
xは0〜6であり;
mは0もしくは1であり;
は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CH−O−R41、−(CH−N(R42)(R43)、−(CH−N(R41)−(CH−C(O)R41、−(CH−N(R41)SO41、−(CH−SR41、−(CH−C(O)R41、−(CH−C(O)OR41、−(CH−C(O)(CH−N(R42)(R43)、−(CH−OC(O)R41および−(CH−OC(O)−(CH−N(R42)(R43)からなる群から選択され;
各R41は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
42およびR43は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR42およびR43がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
yは0〜6であり;
zは0〜6であり;
はHであり;
またはRおよびRが一緒になって=Oであり;
qは0もしくは1であり;
は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される。
本発明の好ましい実施形態において、環Aはアリール基から選択される。特に好ましい実施形態において、環Aはフェニルである。
本発明の他の好ましい実施形態において、RおよびRが一緒になって=Oを形成している。
本発明の他の好ましい実施形態において、RはHである。
本発明の一実施形態において、RおよびRは一緒になって=Oを形成しており、RはHであり、mは1であって、下記式IIの化合物またはその製薬上許容される塩もしくは水和物を与える:
Figure 2010501570
式中、
Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
rは0〜6であり;
sは0〜6であり;
nは0〜3であり;
Aは、0〜3個のヘテロ原子を含んでいてもよい5員もしくは6員環であり;
各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
vは0〜6であり;
wは0〜6であり;
pは0〜3であり;
は、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CHC(O)R31、−(CHC(O)N(R32)(R33)、(CHC(O)OR31からなる群から選択され;
31は、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
32およびR33は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR32およびR33がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
xは0〜6である。
本発明のさらに別の実施形態において、RおよびRが一緒になって=Oを形成しており、RがHであり、mが1であり、環Aがフェニルであることで、下記式IIIの化合物またはその製薬上許容される塩もしくは水和物が与えられる:
Figure 2010501570
式中、
Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
rは0〜6であり;
sは0〜6であり;
nは0〜3であり;
各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
vは0〜6であり;
wは0〜6であり;
pは0〜3であり;
は、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CHC(O)R31、−(CHC(O)N(R32)(R33)、(CHC(O)OR31からなる群から選択され;
31は、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
32およびR33は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR32およびR33がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
xは0〜6である。
別の好ましい実施形態において本発明は、下記式IIIの化合物を提供する:
Figure 2010501570
式中、
1aおよびR1bは独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CH−C(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CH−N(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
rは0〜6であり;
sは0〜6であり;
2aは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
vは0〜6であり;
wは0〜6であり;
pは0〜3である。
式IIIを有する化合物についての本発明の別の好ましい実施形態では、R1aおよびR2aは独立に、H、−NH、ハロ、アルキルおよび−O−アルキルから選択され、R2aはHおよびハロから選択される。
本発明の別の好ましい実施形態では、RがHであり、mが0であって、下記式IVの化合物またはその製薬上許容される塩もしくは水和物が与えられる:
Figure 2010501570
式中、
Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
rは0〜6であり;
sは0〜6であり;
nは0〜3であり;
Aは、0〜3個のヘテロ原子を含んでいてもよい5員もしくは6員環であり;
各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
vは0〜6であり;
wは0〜6であり;
pは0〜3であり;
は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CH−O−R41、−(CH−N(R42)(R43)、−(CH−N(R41)−(CH−C(O)R41、−(CH−N(R41)SO41、−(CH−SR41、−(CH−C(O)R41、−(CH−C(O)OR41、−(CH−C(O)(CH−N(R42)(R43)、−(CH−OC(O)R41および−(CH−OC(O)−(CH−N(R42)(R43)からなる群から選択され;
各R41は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
42およびR43は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR42およびR43がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
yは0〜6であり;
zは0〜6である。
式IVの化合物についての好ましい実施形態において、Rはアリール基となるように選択される。
本発明の別の実施形態において、RがHであり、mが0であり、環Aがフェニルであることで、下記式Vの化合物またはその製薬上許容される塩もしくは水和物が与えられる:
Figure 2010501570
式中、
Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
rは0〜6であり;
sは0〜6であり;
nは0〜3であり;
各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
vは0〜6であり;
wは0〜6であり;
pは0〜3であり;
は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CH−O−R41、−(CH−N(R42)(R43)、−(CH−N(R41)−(CH−C(O)R41、−(CH−N(R41)SO41、−(CH−SR41、−(CH−C(O)R41、−(CH−C(O)OR41、−(CH−C(O)(CH−N(R42)(R43)、−(CH−OC(O)R41および−(CH−OC(O)−(CH−N(R42)(R43)からなる群から選択され;
各R41は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
42およびR43は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR42およびR43がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
yは0〜6であり;
zは0〜6である。
本発明による物質は、塩としても存在することができる。本発明の文脈において、製薬上許容される塩が好ましい。「製薬上許容される塩」とは、本発明の化合物の酸付加塩もしくは塩基付加塩を指し、その場合に得られる対イオンは、当業界において、製薬用途に許容されるものと理解される。製薬上許容される塩は、本発明による化合物と無機もしくは有機酸との塩であることができる。好ましいものは、例えば塩酸、臭化水素酸、リン酸もしくは硫酸などの無機酸との塩、または例えば酢酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、安息香酸またはメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、フェニルスルホン酸、トルエンスルホン酸もしくはナフタレンジスルホン酸などの有機カルボン酸もしくはスルホン酸との塩である。製薬上許容される塩は、本発明による化合物の金属塩もしくはアンモニウム塩であることもできる。特に好ましいものは、例えばナトリウム、カリウム、マグネシウムもしくはカルシウム塩、さらにはアンモニアもしくは例えばエチルアミン、ジエチルアミンもしくはトリエチルアミン、ジエタノールアミンもしくはトリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジメチルアミノエタノール、アルギニン、リジン、エチレンジアミンもしくは2−フェニルエチルアミンなどの有機アミンから誘導されるアンモニウム塩である(Berge et al. J. Pharm. Sci. 1977, 66, 1-19参照)。
1以上のキラル中心が本発明の化合物に存在する場合、個々の異性体およびそれらの混合物(例えば、ラセミ体など)は、本明細書に示した式によって包含されるものとする。ある種の実施形態では、本発明の化合物はいくつかの互変異体で存在し得る。従って、本明細書で示した化学構造は、示した化合物の全ての可能な互変異体を包含するものである。本発明の化合物は、各種の水和形態で存在し得る。
nが1より大きい値であり、各R基が独立に選択可能であることは明らかである。従って、複数のR基が存在する場合、そのR基は、同一もしくは異なるように、記載の基のいずれかから選択することができる。これは、各種の基もしくは値から独立に選択することができる他の基もしくは置換基についても当てはまる。
本発明の別の態様において、本発明の化合物の製造のための合成方法が提供される。本発明の方法は、温和な反応条件を用いるものであり、それによって高い置換基耐性が提供される。生成物は、高収率および高純度で得られる。本発明の一つの方法をスキーム1に示してある:
Figure 2010501570
を、適切な塩基の存在下にチオール(HS−A−R)で処理することができる。LGは、ハロ、アリールスルホン類(トシルなど)、トリフレートその他の当業者には理解されると考えられる適切な脱離基などの脱離基を表す。好ましい脱離基は、ハロ、特にはClである。塩基は、アミン塩基、水酸化物塩(例としては、水酸化ナトリウムおよび水酸化テトラアルキルアンモニウムなどがあるが、これらに限定されるものではない)、炭酸塩、水素化物、アルコキシド塩(例としては、ナトリウムメトキシドおよびカリウムt−ブトキシドなどがあるが、これらに限定されるものではない)などから選択することができる。水素化ナトリウムなどの水素化物が、好ましい塩基である。
他の実施形態では、スキーム2に示した反応に従って、本発明の化合物を製造することができる:
Figure 2010501570
置換されていてもよい2,4−キノリンジオールA2は、無希釈もしくは溶媒中で、例えばPOClで処理することで、相当する2,4−ジクロロキノリンB2に変換することができる。その溶媒は、極性非プロトン性溶媒であることができる。適切な塩基の存在下に、2,4−ジクロロキノリンB2を、チオール(HS−A−R)で処理することができる。その塩基は、アミン塩基、水酸化物塩(例には水酸化ナトリウムおよび水酸化テトラアルキルアンモニウムなどがあるが、これらに限定されるものではない)、炭酸塩、水素化物、アルコキシド塩(例には、ナトリウムメトキシドおよびカリウムt−ブトキシドなどがあるが、これらに限定されるものではない)などから選択することができる。2−クロロ−4−チオキノリンC2は、例えばTFA中のHClで処理することで、D2に変換することができる。
他の実施形態において、スキーム3に示した反応に従って、本発明の化合物を製造することができる:
Figure 2010501570
置換されていてもよい4−ヒドロキシ−2−キノロンA3は、無希釈もしくは溶媒中で、例えばPOClで処理することで、相当する4−クロロ−2−キノロンB3に変換することができる。その溶媒は、極性非プロトン性溶媒であることができる。適切な塩基の存在下に、4−クロロ−2−キノロンB3を、チオール(HS−A−R)で処理することができる。その塩基は、アミン塩基、水酸化物塩(例には水酸化ナトリウムおよび水酸化テトラアルキルアンモニウムなどがあるが、これらに限定されるものではない)、炭酸塩、水素化物、アルコキシド塩(例には、ナトリウムメトキシドおよびカリウムt−ブトキシドなどがあるが、これらに限定されるものではない)などから選択することができる。
他の実施形態において、スキーム4に示した反応に従って、本発明の化合物を製造することができる:
Figure 2010501570
置換されていてもよい1−ベンジル−4−ヒドロキシ−ナフチリジン−2−オン(A4)を、無希釈もしくは溶媒中でPOClで処理することで、相当する1−ベンジル−4−クロロ−ナフチリジン−2−オン(B4)および相当する2,4−ジクロロナフチリジンを得ることができる。その溶媒は、極性非プロトン性溶媒であることができる。
他の実施形態において、スキーム5に示した反応に従って、本発明の化合物を製造することができる:
Figure 2010501570
2,4−ジクロロナフチリジン(A5)は、例えば代表的には還流下に加熱しながら極性非プロトン性溶媒中にてHClで処理することで、B5に変換することができる。B5を極性非プロトン性溶媒中で適切な塩基およびヨウ化メチルによって処理することで、C5を得る。その塩基は、水酸化物塩(例には水酸化ナトリウムおよび水酸化テトラアルキルアンモニウムなどがあるが、これらに限定されるものではない)、炭酸塩、水素化物、アルコキシド塩(例には、ナトリウムメトキシドおよびカリウムt−ブトキシドなどがあるが、これらに限定されるものではない)などから選択することができる。適切な塩基の存在下に、C5を、チオール(HS−A−R)で処理することができる。その塩基は、アミン塩基、水酸化物塩(例には水酸化ナトリウムおよび水酸化テトラアルキルアンモニウムなどがあるが、これらに限定されるものではない)、炭酸塩、水素化物、アルコキシド塩(例には、ナトリウムメトキシドおよびカリウムt−ブトキシドなどがあるが、これらに限定されるものではない)などから選択することができる。
Figure 2010501570
A6は、適切な塩基の存在下にチオール(HS−A−R)で処理することができる。その塩基は、アミン塩基、水酸化物塩(例には水酸化ナトリウムおよび水酸化テトラアルキルアンモニウムなどがあるが、これらに限定されるものではない)、炭酸塩、水素化物、アルコキシド塩(例には、ナトリウムメトキシドおよびカリウムt−ブトキシドなどがあるが、これらに限定されるものではない)などから選択することができる。
最終生成物を得るのに、一時的な保護基を用いることが有利な場合がある。本明細書で使用される「保護基」という表現は、反応性である可能性がある官能基を望ましくない化学変換から保護する、その官能基の一時的修飾を意味する。そのような保護基の例には、カルボン酸のエステル、アルコールのシリルエーテル、ならびにそれぞれアルデヒドおよびケトンのアセタールおよびケタールなどがある。保護基化学の分野については、総説がある(Greene, T. W.; Wuts, P. G. M. Protective Groups in Organic Synthesis, 2nd ed.; Wiley: New York, 1991)。
本明細書に開示の化合物および方法は、生物学的スクリーニング用の4−チオ置換キノリンおよびナフチリジン誘導体のライブラリの作成において有用である。キノリンおよびナフチリジンの誘導体は、広範囲の生理活性を有する。キノリンに基づく化合物は、例えば抗ウィルス薬としての効力を示している。特に、本発明の化合物を用いて、HCVによる感染の予防もしくは治療を行うことができる。
HCVレプリコンアッセイを用いて、HCV感染の治療および/または予防ならびにHCVの複製および/または増殖の阻害での化合物の効力を予測することができる。HCVレプリコンは、阻害薬の作用によるHCV複製の阻害を介在すると考えられるウィルスおよび宿主標的の多重度を意図する。HCVレプリコンで発現されるウィルス標的には、HCV IRES(翻訳に関して)、NS3プロテアーゼ、HCVヘリカーゼ/ATPase、NS5Aリン酸化およびNS5Bポリメラーゼなどがある。理論に拘束されるものではないが、本発明の化合物はHCV複製を阻害するものと考えられる。本発明の化合物は、IRES、NS3プロテアーゼ、NS5Bポリメラーゼ、ヘリカーゼ/ATPaseもしくはNS5Aリン酸化に対して作用することで、複製を阻害することができる。
HCV IRES駆動のルシフェラーゼレポーター活性およびHCV RNAの発現を測定して、それぞれHCV RNAの複製の間接および直接の評価基準を得る。HCVの複製および/または増殖の阻害薬は、このHCVレプリコンルシフェラーゼアッセイでのHCV IRES駆動ルシフェラーゼレポーターの発現を阻害する分子を最初に確認することで決められる。HCVレプリコンルシフェラーゼアッセイで確認されたヒット(hits)について細胞生存度アッセイおよび対照細胞に基づくルシフェラーゼアッセイを行って、ルシフェラーゼ酵素を阻害することで作用する細胞傷害性化合物および非特異的化合物を排除する。特異的で無細胞傷害性であるHCVレプリコンルシフェラーゼヒットを評価し、HCV RNAに特異的なプライマーおよびプローブを用いる定量的PCRに基づくアプローチ(Taqman)(HCVレプリコンRNAアッセイ)を用いて、これらの化合物がHCV RNAの発現を阻害することを示すことで、HCV複製および/または増殖の、確認された阻害薬を確認する。
従って、別の実施形態において本発明は、抗HCV的に有効量の式Iの化合物またはその製薬上許容される塩もしくは水和物を、製薬上許容される担体もしくは補助剤と組み合わせて含む医薬組成物を提供する。本明細書で使用される場合、「製薬上許容される塩」および「水和物」という用語は、溶解度、嗜好性、吸収、分布、代謝および排泄などの化合物の物理特性もしくは薬物動態特性に好ましい影響を与えると考えられる化合物の塩および水和物形態を指す。選択する上で当業者が考慮する可能性がある性質上より実際的な他の要素には、原料のコスト、結晶化しやすさ、得られる薬剤原体の収量、安定性、溶解度、吸湿性および流動性などがある。
本発明はさらに、哺乳動物に、有効量の本発明の化合物、その製薬上許容される塩もしくは水和物、または上記の組成物を投与することで、哺乳動物、好ましくはヒトでのHCV感染を治療する方法を提供する。本発明の化合物は単独で投与することができるか、インターフェロン(PEG化されたもの、またはされていないもの)、好ましくはα−インターフェロン、リバビリンもしくはインターフェロンおよびリバビリン、またはHCVプロテアーゼ阻害薬、HCVポリメラーゼ阻害薬、HCV IRES阻害薬、HCVヘリカーゼおよび/またはATPase阻害薬、NS5Aリン酸化阻害薬、HCV NS2阻害薬その他のHCVライフサイクル阻害薬などの1以上の他の抗HCV薬のような他の承認された治療薬との併用で投与することができる。併用療法には、本発明の化合物とHCVライフサイクルの複数の異なる阻害薬(免疫調節剤、トール様受容体調節剤、アンチセンス治療薬など)とのものなどがあり得る。併用療法薬を含む薬剤は、一緒にまたは別個に、例えば本発明の化合物もしくはその製薬上許容される塩の投与の前、その投与中、またはその投与後に投与することができる。これらの別の薬剤は、本発明の化合物と組み合わせて、単一の医薬製剤を形成することができる。あるいは、これらの別の薬剤は、例えばキットを用いて多剤製剤の一部として患者に別個に投与することができる。そのような別の薬剤は、患者に対して、式(I)の化合物もしくはその製薬上許容される塩の投与の前、その投与と同時に、またはその投与の後に投与することができる。
本発明の化合物は、例えば非晶質粉末もしくは結晶、溶液もしくは懸濁液などの固体もしくは液体で用いることができる。それは、経口、非経口、局所、経皮もしくは吸入などの多くの多様な方法で投与することができる。経口投与または注射による投与が好ましい。担体の選択および担体中の活性化合物の含有量は、所望の生成物の溶解度および化学特性、特定の投与形態および確立されている製薬上の実務に従って決定される。本発明の医薬組成物は、従来の無毒性の製薬上許容される担体、補助剤もしくは媒体を含むことができる。場合により、製薬上許容される酸、塩基もしくは緩衝液を用いて製剤のpHを調節して、製剤された化合物もしくはそれの送達形態の安定性を高めることができる。本明細書で使用される非経口という用語は、皮下、皮内、静脈、筋肉、動脈、滑液嚢内、胸骨内、髄腔内および病巣内の注射もしくは注入技術を含むものである。
液体担体の例には、シロップ、落花生油、オリーブ油、水、生理食塩水などがある。非経口投与の場合、例えばゴマ油、落花生油もしくはオリーブ油などの植物油または水とプロピレングリコールなどの含水有機溶媒、オレイン酸エチルなどの注射可能な有機エステル中の本発明による化合物の乳濁液、懸濁液もしくは溶液ならびに製薬上許容される塩の無菌水溶液を用いることができる。例えばレシチンなどのコーティング剤を用いることで、分散液の場合には必要な粒径を維持することで、そして界面活性剤を用いることで、注射製剤は、それを容易に注射することができ、適切な流動性を維持可能な程度に流動性となっていなければならない。例えばモノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンのような吸収を遅延させる薬剤を用いることで、注射組成物の長期吸収を行うことができる。その医薬組成物は、例えば無菌注射用水系もしくは油系懸濁液としての無菌注射製剤の形態であることができる。この懸濁液は、好適な分散剤もしくは湿展剤(例えばTween80など)および懸濁剤を用いて、当業界で公知の技術に従って製剤化することができる。
本発明の医薬組成物は、カプセル、錠剤ならびに水系の懸濁液および溶液など(これらに限定されるものではない)の経口的に許容される剤形で経口投与することができる。本発明の化合物は、硬シェルもしくは軟シェルゼラチンカプセルに封入することができ、または圧縮して錠剤とすることができる。経口液体製剤の例には、液剤、懸濁液、シロップ、乳濁液、軟ゼラチンカプセルなどがある。経口用の担体(固体もしくは液体)には、単独もしくはロウとともに用いるモノステアリン酸グリセリルもしくはジステアリン酸グリセリルなどの当業界で公知の遅延材料を含むことができる。カプセルを製造する上では、乳糖および高分子量ポリエチレングリコール類などの液体担体を用いることが有利となる場合がある。
本発明に従って製造される組成物および剤形は、乳糖、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウムならびにデンプン、アルギン酸のような崩壊剤を含むことができ、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウムおよびタルクなどの潤滑剤と組み合わせたある種の複合シリカゲルを用いて、錠剤、カプセルなどを製造してもよい。各種の他の材料をコーティング剤として存在させたり、剤形単位の物理的形態を他の形で変えるのに存在させることができる。例えば、錠剤およびカプセルを、シェラック、糖もしくは両方でコーティングすることができる。水系懸濁液を用いる場合、それは乳化剤または懸濁を容易にする薬剤を含むことができる。ショ糖、エタノール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコールおよびグリセリンなどの多価アルコールおよびそれらの混合物などの希釈液も用いることができる。さらに、活性化合物を、徐放調製物および製剤に組み込むことができる。所望の場合、ある種の甘味剤および/または香味剤および/または着色剤を加えることができる。上記の剤形および組成物に関する他の好適な媒体もしくは担体は、標準的な製薬関連の本に記載されている(例えば、”Remington’s Pharmaceutical Sciences”, The Science and Practice of Pharmacy, 19.sup.th Ed. Mack Publishing Company, Easton, Pa., (1995))。
これらの化合物もしくはそれらの製薬上許容される塩を製薬上許容される担体とともに製剤化する場合、得られる組成物をイン・ビボでヒトなどの哺乳動物に投与して、HCVウィルス感染を治療もしくは予防することができる。そのような治療は、a−インターフェロンおよびリバビリンなど(これらに限定されるものではない)の他の抗ウィルス薬との併用で本発明の化合物を用いることで行うことができる。その別の薬剤を本発明の化合物と組み合わせて、単一剤形を形成することができる。別の形態して、これらの別の薬剤を、多剤製剤の一部として哺乳動物に別個に投与することができる。
一般的方法
反応溶媒は、アクロス(Acros)およびアルドリッチ(Aldrich)から商業的に購入して精製は行わず、試薬は入手したものをそのまま使用した。開始物質合成のための反応は、紫外線もしくはリンモリブデン酸染色を用いて可視化する0.25mmコーティング済みメルク(Merck)シリカゲル60F254での薄層クロマトグラフィー(TLC)によってモニタリングした。試薬用ヘキサン、ジクロロメタン、メタノールおよび酢酸エチルを用いるメルクシリカゲル60(230−400メッシュ)で、フラッシュカラムクロマトグラフィーを行った。
反応試薬は、アルドリッチから商業的に購入し、入手したものをそのまま用いた。Hおよび13C NMRスペクトルはバリアン(Varian)500MHz分光計で記録し、残留溶媒ピークまたはCDCl中でのテトラメチルシランの内部標準を基準としている。LC−MSは、ウォーター(Water)2790HPLCシステムを有するES+モードでのマイクロマス(Micromass)ZQ質量分析装置で得た。HPLC条件:9分以内で15%〜100%CHCN/HOの勾配で流量0.4mL/分を用い、1分間の洗浄を行うC18カラム(3.5μm、2.1×50mm、W93491F26)。
実施例1
2,4−ジクロロキノリン2
Figure 2010501570
2,4−キノリンジオール(13.6g、84.47mmol)のPOCl(150mL)中の混合物を3時間加熱還流した。冷却した後、混合物を、砕氷に振盪しながらゆっくり滴下した。沈殿を濾過によって回収し、水で数回洗浄した。生成物を終夜真空乾燥して生成物13.86g(収率83%)を淡灰色粉末として得て、それは以降での使用に十分な純度のものである。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.17(d,J=8.0Hz,1H),8.02(d,J=8.0Hz,1H),7.79(t,J=8.0Hz,1H),7.64(t,J=8.0Hz,1H),7.49(s,1H);13C NMR(125MHz,CDCl)150.06,148.33,144.62,131.79,129.20,128.13,125.39,124.42,122.19;LCMS(EI)m/z198.0(M),200.0,202.0。
実施例2
2,4−ジクロロキノリンのための一般的手順
Figure 2010501570
マロン酸(100mmol)のPOCl(100mL)中の懸濁液に、アニリンもしくは置換アニリンを少量ずつ加えた。混合物を、110℃で1時間、140℃でさらに4時間加熱した。冷却後、混合物を、破氷に振盪しながらゆっくり注いだ。混合物を冷蔵庫で終夜放置してから、濾過した。沈殿を回収し、水で数回洗浄し、真空乾燥した。CHClを用いて固体を抽出した。抽出液を脱水し、カラムで精製して、2,4−ジクロロキノリンもしくは置換2,4−ジクロロキノリンを収率約70%で得た。
2,4−ジクロロ−キノリン
Figure 2010501570
H NMR(500MHz,CDCl)δ8.17(d,J=8.0Hz,1H),8.02(d,J=8.0Hz,1H),7.79(t,J=8.0Hz,1H),7.64(t,J=8.0Hz,1H),7.49(s,1H);13C NMR(125MHz,CDCl)150.06,148.33,144.62,131.79,129.20,128.13,125.39,124.42,122.19;LCMS(EI)m/z198.0(M),200.0,202.0。
2,4−ジクロロ−6−メチル−キノリン
Figure 2010501570
H NMR(500MHz,CDCl)δ7.96(s,1H),7.93(d,J=9.0Hz,1H),7.63(d,J=9.0Hz,1H),7.49(s,1H),2.59(s,3H);LCMS(EI)m/z212.1(M),214.1,216.1。
2,4−ジクロロ−6−メトキシ−キノリン
Figure 2010501570
H NMR(500MHz,CDCl)δ7.93(d,J=8.5Hz,1H),7.49(s,1H),7.43(d,J=8.5Hz,1H),7.41(s,1H),3.98(s,3H);LCMS(EI)m/z228.1(M),230.0,232.1。
実施例3
2−クロロ−4−チオアリールキノリンのための一般的手順
Figure 2010501570
2,4−ジクロロキノリン(1.98g、10.0mmol)のDMF(10mL)中の溶液に、EtN(2.78mL、20mmol)およびチオール(10mmol)のDMF(10mL)溶液を0℃で滴下した。10分後に反応液を昇温させ、室温で終夜攪拌した。EtOAc200mLを混合物に加え、水およびブラインの順で洗浄した。有機層を分離し、NaSOで脱水した。溶媒を減圧下に除去した後に、生成物をカラムで精製した。ほとんどの場合、ジチオ置換キノリンの生成は5%未満であった。
2−クロロ−4−(4−フルオロ−フェニルスルファニル)−キノリン
Figure 2010501570
収率:62%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.13(d,J=8.0Hz,1H),7.99(d,J=8.0Hz,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.62−7.57(m,3H),7.23(t,J=8.0Hz,2H),6.57(s,1H);13C NMR(125MHz,CDCl)165.32,163.31,152.47,150.65,147.26,138.29,138.22,131.24,129.36,127.09,124.52,123.41,118.09,117.91,117.32;LCMS(EI)m/z289.9(M),291.9,293.0。
2−クロロ−4−(4−クロロ−フェニルスルファニル)−キノリン
Figure 2010501570
収率:85%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.15(d,J=8.0Hz,1H),8.01(d,J=8.0Hz,1H),7.77(t,J=8.0Hz,1H),7.61(t,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.5Hz,2H),7.51(d,J=8.5Hz,2H),6.66(s,1H);13C NMR(125MHz,CDCl)151.69,150.63,147.36,137.10,137.00,131.30,130.89,129.41,127.19,127:04,124.67,123.52,117.89;LCMS(EI)m/z305.9(M),307.9,309.9。
2−クロロ−4−(4−メチル−フェニルスルファニル)−キノリン
Figure 2010501570
収率:63%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.17(d,J=8.0Hz,1H),7.99(d,J=8.0Hz,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.59(t,J=8.0Hz,1H),7.50(d,J=8.0Hz,2H),7.34(d,J=8.0Hz,2H),6.62(s,1H);13C NMR(125MHz,CDCl)153.24,150.71,147.24,141.13,136.01,131.43,131.09,129.30,126.94,124.65,124.50,123.52,117.26,21.68;LCMS(EI)m/z285.9(M),287.9。
2−クロロ−4−(4−メトキシ−フェニルスルファニル)−キノリン
Figure 2010501570
収率:66%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.16(d,J=8.0Hz,1H),7.99(d,J=8.0Hz,1H),7.15(t,J=8.0Hz,1H),7.59(t,J=8.0Hz,1H),7.54(d,J=8.0Hz,2H),7.06(d,J=8.0Hz,2H),6.57(s,1H);13C NMR(125MHz,CDCl)161.71,153.88,150.74,147.20,137.90,131.08,129.28,126.89,124.53,123.43,118.13,116.90,116.24,55.74;LCMS(EI)m/z301.9(M),303.9。
2−クロロ−4−(4−ブロモ−フェニルスルファニル)−キノリン
Figure 2010501570
収率:80%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.15(d,J=8.0Hz,1H),8.01(d,J=8.0Hz,1H),7.77(t,J=8.0Hz,1H),7.66(d,J=8.0Hz,2H),7.60(t,J=8.0Hz,1H),7.47(d,J=8.0Hz,2H),6.68(s,1H);13C NMR(125MHz,CDCl)151.47,150.63,147.36,137.13,133.84,131.32,129.41,127.77,127.21,125.30,124.69,123.54,118.01;LCMS(EI)m/z349.8(M),351.7,353.8。
2−クロロ−4−(4−アミノ−フェニルスルファニル)−キノリン
Figure 2010501570
収率:63%。H NMR(500MHz,CDCI)δ8.16(d,J=8.0Hz,1H),7.98(d,J=8.0Hz,1H),7.74(t,J=8.0Hz,1H),7.58(t,J=8.0Hz,1H),7.39(d,J=8.0Hz,2H),6.81(d,J=8.0Hz,2H),6.60(s,1H);13C NMR(125MHz,CDCl)154.70,150.80,148.92,147.16,137.86,130.98,129.22,126.77,124.55,123.44,116.71,116.70,114.40;LCMS(EI)m/z286.9(M),288.9。
2−クロロ−4−(4−トリフルオロメチル−フェニルスルファニル)−キノリン
Figure 2010501570
収率:85%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.17(d,J=8.5Hz,1H),8.04(d,J=8.5Hz,1H),7.79(t,J=8.5Hz,1H),7.74(d,J=8.5Hz,2H),7.67(d,J=8.5Hz,2H),7.62(t,J=8.5Hz,1H),6.85(s,1H);13C NMR(125MHz,CDCl)150.56,149.62,147.61,134.69,134.63,131.47,129.52,127.50,127.28,127.25,127.22,127.20,125.31,123.84,119.76;LCMS(EI)m/z339.8(M),341.8,342.9。
4−(4−tert−ブチル−フェニルスルファニル)−2−クロロ−キノリン
Figure 2010501570
収率:52%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.19(d,J=8.0Hz,1H),7.99(d,J=8.0Hz,1H),7.75(t,J=8.0Hz,1H),7.59(t,J=8.0Hz,1H),7.55(bs,4H),6.67(s,1H);13C NMR(125MHz,CDCl)154.14,153.09,150.69,147.26,135.71,131.10,129.30,127.72,126.95,124.69,124.57,123.56,117.37,35.20,31.45;LCMS(EI)m/z327.9(M),329.9,331.0。
4−ベンジルスルファニル−2−クロロ−キノリン
Figure 2010501570
収率:71%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.05(d,J=8.0Hz,1H),7.98(d,J=8.0Hz,1H),7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.53(t,J=8.0Hz,1H),7.45(d,J=7.0Hz,2H),7.38(t,J=7.5Hz,2H),7.33(t,J=7.5Hz,1H),7.18(s,1H);13C NMR(125MHz,CDCl)151.02,150.45,147.08,134.69,131.04,129.38,129.25,129.21,128.33,126.90,125.09,123.63,116.58,36.45;LCMS(EI)m/z285.9(M),287.9。
実施例4
置換4−クロロ−1−メチル−1H−キノリン−2−オンのための一般的手順
Figure 2010501570
置換されていてもよい2,4−ジクロロキノリン(10.0mmol)の1,4−ジオキサン(20mL)中の溶液に、HCl(6N、30mL)を加えた。混合物を終夜還流した。冷却後、水200mLを加えたところ、沈殿が生成した。沈殿を回収し、真空乾燥した。乾燥固体に、脱水アセトン(50mL)、KCO(2当量)およびMeI(5当量)を加えた。混合物を終夜加熱還流した。不溶固体を濾去し、溶液を脱水し、カラムで精製した。収率は2段階で約50%であった。
4−クロロ−1,6−ジメチル−1H−キノリン−2−オン
Figure 2010501570
H NMR(500MHz,CDCl)δ7.81(s,1H),7.46(d,J=8.5Hz,1H),7.30(d,J=8.5Hz,1H),6.88(s,1H),3.70(s,3H)2.47(s,3H);LCMS(EI)m/z208.1(M),210.2。
4−クロロ−6−メトキシ−1−メチル−1H−キノリン−2−オン
Figure 2010501570
H NMR(500MHz,CDCl)δ7.42(d,J=2.5Hz,1H),7.33(d,J=9.0Hz,1H),7.24(dd,J9.0,2.5Hz,1H),6.90(s,1H),3.90(s,3H)3.69(s,3H);LCMS(EI)m/z224.2(M),226.2。
実施例5
4−フェニルスルファニル)−1−メチル−1H−キノリン−2−オンのための一般的手順
Figure 2010501570
4−クロロ−1−メチル−1H−キノリン−2−オンもしくは置換4−クロロ−1−メチル−1H−キノリン−2−オン(1mmol)および4−アミノフェニルチオール(1.5mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、NaOH(10N、1.5mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。HO 50mLを混合物に加えた。沈殿を回収し、カラムで精製して、生成物を収率約90%で得た。
4−(4−アミノ−フェニルスルファニル)−1−メチル−1H−キノリン−2−オン
Figure 2010501570
H NMR(500MHz,CDCl)δ8.00(d,J=8.0Hz,1H),7.59(t,J=8.0Hz,1H),7.36(d,J=8.0Hz,1H),7.32(d,J=8.0Hz,2H),7.27(t,J=8.0Hz,1H),6.73(d,J=8.0Hz,2H),6.04(s,1H),3.99(s,2H),3.65(s,3H);13C NMR(125MHz,CDCl)161.43,153.18,148.91,139.23,137.97,131.19,124.69,122.07,119.42,116.51,115.16,114.68,114.31,29.47;LCMS(EI)m/z283.0(M),284.0。
4−(4−アミノ−フェニルスルファニル)−1,6−ジメチル−1H−キノリン−2−オン
Figure 2010501570
H NMR(500MHz,CDCl)δ7.79(s,1H),7.41(d,J=8.5Hz,1H),7.33(d,J=8.0Hz,2H),7.26(d,J=8.0Hz,1H),6.74(d,J=8.0Hz,2H),6.02(s,1H),3.98(s,2H),3.64(s,3H),2.47(s,3H);LCMS(EI)m/z297.2(M),298.2。
4−(4−アミノ−フェニルスルファニル)−6−メトキシ−1−メチル−1H−キノリン−2−オン
Figure 2010501570
H NMR(500MHz,CDCl)δ7.42(s,1H),7.32(d,J=8.0z,2H),7.30(d,J=8.5Hz,1H),7.21(d,J=8.5Hz,1H),6.74(d,J=8.0Hz,2H),6.07(s,1H),3.99(s,2H),3.91(s,H),3.64(s,3H);LCMS(EI)m/z313.1(M),314.2。
実施例6
4−(4−フルオロ−フェニルスルファニル)−1H−キノリン−2−オン
Figure 2010501570
2−クロロ−4−(4−フルオロ−フェニルスルファニル)−キノリン(145mg、0.50mmol)のTFA(2mL)およびHCl(6N、2mL)中の溶液を、マイクロ波照射下に120℃で20分間加熱した。冷却後、水20mLを加えた。沈殿を濾過によって回収し、水で数回洗浄した。生成物を風乾したところ(115mg、85%)、それ以上精製しなくとも十分な純度であった。注:生成物の有機溶媒中での溶解度は非常に低い。H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ11.6(bs,1H),7.82(d,J=8.0Hz,1H),7.71(m,2H),7.56(t,J=8.0Hz,1H),7.43(m,3H),7.33(d,J=8.0Hz,1H),7.23(t,J=8.0Hz,1H),5.56(s,1H);LCMS(EI)m/z272.0(M),273.0。
実施例7
1−ベンジル−4−クロロ−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オンおよび2,4−ジクロロ−[1,8]ナフチリジン
Figure 2010501570
1−ベンジル−4−ヒドロキシ−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン(2.52g、10mmol)のPOCl(100mL)中の混合物を、2時間加熱還流した。冷却後、反応混合物を、破氷に振盪しながら滴下した。溶液をNaOHで中和し、次にEtOAcで抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、NaSOで脱水した。溶媒を減圧下に除去した後、生成物をカラムで精製して、1−ベンジル−4−クロロ−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン(1.26g、収率:47%)および2,4−ジクロロ−[1,8]ナフチリジン(556mg、28%)を得た。1−ベンジル−4−クロロ−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン:H NMR(500MHz,CDCl)δ8.64(d,J=3.0Hz,1H),8.22(d,J=7.0Hz,1H),7.49(d,J=7.0Hz,2H),7.21−7.28(m,4H),6.94(s,1H),5.73(s,2H);13C NMR(125MHz,CDCl)161.62,151.31,149.38,143.20,137.49,134.57,128.92,128.55,127.58,122.40,118.80,115.00,44.56;LCMS(EI)m/z270.9(M),273.0。2,4−ジクロロ−[1,8]ナフチリジン:H NMR(500MHz,CDCl)δ9.10(d,J=3.0Hz,1H),8.51(d,J=8.5Hz,1H),7.57(dd,J=8.5,3.0Hz,1H),7.54(s,1H);13C NMR(125MHz,CDCl)155.63,155.39,153.62,144.70,133.97,123.38,123.36,120.69;LCMS(EI)m/z198.9(M),200.7,203.0。
実施例8
1−ベンジル−4−(4−ブロモ−フェニルスルファニル)−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン
Figure 2010501570
NaH(24mg、1mmol)のDMF(4mL)中の懸濁液に、4−ブロモベンゼンチオール(189mg、1mmol)を0℃で加えた。室温で10分間攪拌後、1−ベンジル−4−クロロ−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン(135mg、0.5mmol)のDMF(1mL)中の溶液を室温で加えた。水を加えることで反応停止し、次にEtOAcによる抽出を行った。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで脱水した。濃縮残留物のカラムクロマトグラフィーによって、生成物210mg(収率:100%)を得た。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.63(d,J=5.0Hz,1H),8.21(d,J=8.0Hz,1H),7.62(d,J=8.5Hz,2H),7.46(d,J=7.5Hz,2H),7.43(d,J=8.5Hz,2H),7.25(t,J=7.5Hz,2H),7.21(dd,J=8.0,5.0Hz,1H),7.20(t,J=8.0Hz,1H),6.10(s,1H),5.70(s,2H);13C NMR(125MHz,CDCl)161.65,150.77,149.42,148.87,137.85,137.46,133.78,132.97,128.82,128.47,127.38,126.81,125.50,118.09,117.66,114.65,44.20;LCMS(EI)m/z422.8(M),424.8。
実施例9
4−(4−ブロモ−フェニルスルファニル)−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン
Figure 2010501570
1−ベンジル−4−(4−ブロモ−フェニルスルファニル)−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン(200mg、0.47mmol)およびHBr(5mL、48%)の混合物を4時間加熱還流した。冷却後、水を加え、混合物をNaOHで中和した。混合物をEtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで脱水した。溶媒除去後、固体をEtOAcおよびヘキサンで再結晶して、生成物30mgを得た(収率:19%)。注:有機溶媒中での生成物の溶解度は低い。H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ12.12(s,1H),8.58(d,J=4.0Hz,1H),8.22(d,J=8.0Hz,1H),7.76(d,J=8.0Hz,2H),7.58(d,J=8.0Hz,2H),7.29(dd,J=8.0,5.0Hz,1H),5.74(s,1H);LCMS(EI)m/z332.8(M),334.9。
実施例10
4−クロロ−1−メチル−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン
Figure 2010501570
2,4−ジクロロ−[1,8]ナフチリジン(556mg、2.79mmol)の1,4−ジオキサン(20mL)およびHCl(6N、20mL)中の溶液を、終夜加熱還流した。冷却後、反応液をNaOH溶液で中和した。沈殿を濾過によって回収し、水で数回洗浄した。生成物を風乾して生成物400mgを得て、それを次のステップにそれ以上精製せずに用いた。上記で得られた4−クロロ−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オンのDMF(20mL)中の懸濁液に、NaH(64mg)を室温で少量ずつ加えた。20分後、MeI(0.27mL、4.4mmol)を加え、室温で終夜攪拌した。水を加えることで反応停止し、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで1回再度洗浄し、NaSOで脱水した。減圧下に濃縮した後、生成物(300mg、2段階で55%)をカラムクロマトグラフィーによって精製した。H NMR(500MHz,CDCI)δ8.67(d,J=4.5Hz,1H),8.27(d,J=8.0Hz,1H),7.28(dd,J=8.0,4.5Hz,1H),6.94(s,1H);13C NMR(125MHz,CDCl)161.94,151.23,149.80,142.96,134.55,122.16,118.57,115.04,28.84;LCMS(EI)m/z198.9(M),200.7,203.0。
実施例11
4−チオアリ(thioary)−1−メチル−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オンのための一般的手順
Figure 2010501570
NaH(12mg、0.5mmol)のDMF(2mL)中の懸濁液に、チオール(0.5mmol)のDMF(1mL)中の溶液を室温で滴下した。10分後、4−クロロ−1−メチル−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン(49mg、0.25mmol)を加えた。水を加えることで反応停止し、次にEtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで脱水した。濃縮残留物のカラムクロマトグラフィーによって、生成物を57%から85%の範囲の収率で得た。
4−(4−フルオロ−フェニルスルファニル)−1−メチル−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン
Figure 2010501570
収率:85%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.64(m,1H),8.23(m,1H),7.56(m,2H),7.27−7.17(m,3H),6.02(s,1H),3.76(s,3H);13C NMR(125MHz,CDCl)165.36,163.35,162.03,150.63,149.88,149.25,138.41,138.33,132.85,122.80,117.99,117.85,117.81,116.93,114.63,28.51;LCMS(EI)m/z286.9(M),288.0。
4−(4−クロロ−フェニルスルファニル)−1−メチル−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン
Figure 2010501570
収率:85%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.64(d,J=5.0Hz,1H),8.22(d,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.0Hz,2H),7.45(d,J=8.0Hz,2H),7.21(dd,J=8.0,5.0Hz,1H),6.08(s,1H),3.76(s,3H);13C NMR(125MHz,CDCl)161.98,150.68,149.28,149.21,137.20,137.17,132.95,130.80,126.26,117.89,117.52,114.66,28.54;LCMS(EI)m/z302.9(M),304.9。
4−(4−ブロモ−フェニルスルファニル)−1−メチル−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン
Figure 2010501570
収率:57%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.65(d,J=5.0Hz,1H),8.22(d,J=8.0Hz,1H),7.61(d,J=8.5Hz,2H),7.42(d,J=8.5Hz,2H),7.22(dd,J=8.0,5.0Hz,1H),6.09(s,1H),3.77(s,3H);13C NMR(125MHz,CDCl)161.98,150.69,149.30,149.03,137.31,133.77,132.99,126.97,125.42,117.91,117.67,114.68,28.56;LCMS(EI)m/z346.8(M),348.9。
4−(4−アミノ−フェニルスルファニル)−1−メチル−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン
Figure 2010501570
収率:72%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.63(d,J=4.0Hz,1H),8.26(d,J=8.0Hz,1H),7.32(d,J=8.0Hz,2H),7.21(dd,J=8.0,4.5Hz,1H),6.75(d,J=8.0Hz,2H),6.07(s,1H),3.98(s,2H),3.76(s,3H);13C NMR(125MHz,CDCl)162.30,151.79,150.35,149.23,149.01,137.91,132.80,117.70,116.56,116.04,114.84,113.68,28.44;LCMS(EI)m/z284.0(M),285.1。
1−メチル−4−p−トリルスルファニル−1H−[1,8]ナフチリジン−2−オン
Figure 2010501570
収率:79%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.62(d,J=5.0Hz,1H),8.24(d,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.0Hz,2H),7.28(d,J=8.0Hz,2H),7.20(dd,J=8.0,4.5Hz,1H),6.04(s,1H),3.75(s,3H),2.41(s,3H);13C NMR(125MHz,CDCl)162.15,150.51,150.45,149.23,141.16,136.15,132.89,131.33,123.81,117,77,116.70,114.80,28.47,21.61;LCMS(EI)m/z283.0(M),284.0。
実施例12
Figure 2010501570
一般的手順:4−(4−アミノ−フェニルスルファニル)−1−メチル−1H−キノリン−2−オン(1mmol)および酸(2mmol)のCHCl(5mL)中の溶液に、EtN(3mmol)およびBOP(1.5mmol)を加えた。反応液を50℃で終夜攪拌した。混合物をカラムで精製して、生成物を収率約70%で得た。
N−[4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−キノリン−4−イルスルファニル)−フェニル]−アセトアミド
Figure 2010501570
収率:90%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.53(s,1H),8.01(d,J=7.5Hz,1H),7.66(d,J=7.5Hz,2H),7.64(t,J=7.5Hz,1H),7.49(d,J=7.5Hz,2H),7.40(d,J=7.5Hz,1H),7.31(t,J=7.5Hz,1H),6.01(s,1H),3.69(s,3H),2.21(s,3H);LCMS(EI)m/z324.9(M),326.1。
2−メトキシ−N−[4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−キノリン−4−イルスルファニル)−フェニル]−アセトアミド
Figure 2010501570
収率:90%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.39(s,1H),8.00(d,J=8.0Hz,1H),7.73(d,J=8.5Hz,2H),7.62(t,J=7.5Hz,1H),7.55(d,J=8.5Hz,2H),7.38(d,J=8.5Hz,1H),7.29(t,J=8.0Hz,1H),6.03(s,1H),4.06(s,2H),3.67(s,3H),3.55(s,3H);LCMS(EI)m/z354.9(M),356.0。
2−(2−メトキシ−エトキシ)−N−[4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−キノリン−4−イルスルファニル)−フェニル]−アセトアミド
Figure 2010501570
H NMR(500MHz,CDCl)δ9.12(s,1H),8.01(d,J=7.5Hz,1H),7.74(d,J=8.5Hz,2H),7.62(t,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.5Hz,2H),7.38(d,J=8.5Hz,1H),7.29(t,J=8.0Hz,1H),6.03(s,1H),4.15(s,2H),3.80(d,J=4.0Hz,2H),3.67(bs,5H),3.52(s,3H);LCMS(EI)m/z398.9(M),400.1。
{[4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−キノリン−4−イルスルファニル−フェニルカルバモイル]−メチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
Figure 2010501570
H NMR(500MHz,CDCl)δ8.87(bs,1H),8.01(d,J=7.5Hz,1H),7.66(d,J=8.5Hz,2H),7.63(t,J=8.0Hz,1H),7.52(d,J=8.0Hz,2H),7.39(d,J=8.5Hz,1H),7.30(t,J=8.0Hz,1H),6.01(s,1H),5.34(bs,1H),3.97(d,J=5.5Hz,2H),3.68(s,3H),1.50(s,9H);LCMS(EI)m/z439.9(M),441.0。
2−[4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−キノリン−4−イルスルファニル)−フェニルカルバモイル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 2010501570
収率:55%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.58(bs,1H),8.00(d,J=8.0Hz,1H),7.65(d,J=8.0Hz,2H),7.62(t,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=8.0Hz,2H),7.38(d,J=8.5Hz,1H),7.29(t,J=8.0Hz,1H),6.00(s,1H),4.89(bs,1H),3.66(s,3H),2.88(m,1H),2.37(m,1H),1.65−1.45(m,6H),1.55(s,9H);LCMS(EI)m/z494.0(M),495.1。
{1−[4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−キノリン−4−イルスルファニル)−フェニルカルバモイル]−2−フェニル−エチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
Figure 2010501570
収率:80%。H NMR(500MHz,CDCl)δ8.31(bs,1H),8.00(d,J=8.0Hz,1H),7.62(t,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=8.0Hz,2H),7.49(d,J=8.0Hz,2H),7.38(d,J=8.5Hz,1H),7.34−7.26(m,6H),6.02(s,1H),5.21(bs,1H),4.53(bs,1H),3.67(s,3H),3.18(m,2H),1.44(s,9H);LCMS(EI)m/z530.0(M),531.0。
{2−(4−メトキシフェニル)−1−[4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−キノリン−4−イルスルファニル)−フェニルカルバモイル]−エチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
Figure 2010501570
H NMR(500MHz,CDCl)δ8.25(bs,1H),8.00(d,J=8.0Hz,1H),7.63(t,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.0Hz,2H),7.50(d,J=8.0Hz,2H),7.38(d,J=8.5Hz,1H),7.29(t,J=8.0Hz,1H),7.18(d,J=8.0Hz,2H),6.87(d,J=8.0Hz,2H),6.03(s,1H),5.18(bs,1H),4.46(bs,1H),3.79(s,3H),3.66(s,3H),3.12(d,J=7.0Hz,2H),1.45(s,9H);LCMS(EI)m/z560.0(M),561.1。
{2−(4−フルオロ−フェニル)−1−[4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−キノリン−4−イルスルファニル)−フェニルカルバモイル]−エチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
Figure 2010501570
H NMR(500MHz,CDCl)δ8.43(bs,1H),8.00(d,J=8.0Hz,1H),7.63(t,J=8.0Hz,1H),7.57(d,J=8.0Hz,2H),7.51(d,J=8.0Hz,2H),7.39(d,J=8.5Hz,1H),7.30(t,J=8.0Hz,1H),7.23(m,2H),7.02(m,2H),6.02(s,1H),5.14(bs,1H),4.48(bs,1H),3.67(s,3H),3.20(dd,J=9.0,7.0Hz,2H),1.44(s,9H);LCMS(EI)m/z548.0(M),549.0。
実施例13
HCVレプリコンルシフェラーゼアッセイ
第0日、細胞播種および化合物処理:Huh−Luc−Neo細胞を、増殖培地(DMEM(フェノールレッド不含)+PS+2mMグルタミン;100μL/ウェル)を入れた不透明壁の96プレートに25,000個/ウェルで播種する。被験化合物を実験ウェルに加え(10×アッセイ濃度で10μL/ウェル)、細胞を48時間インキュベートする(5%CO、37℃)。
第2日、試薬調製およびルシフェラーゼアッセイ:ブライト・グロ(Bright-Glo)ルシフェラーゼアッセイ緩衝液(プロメガ(Promega))を解凍し、室温に平衡化してから使用に供する。凍結乾燥ブライト・グロ・ルシフェラーゼアッセイ基質を室温に平衡化してから使用に供する。ブライト・グロ・ルシフェラーゼアッセイ緩衝液10mLをブライト・グロ・ルシフェラーゼアッセイ基質ボトルの1個のバイアルに移し、ボルテックスを用いて穏やかに混合する。ブライト・グロ・ルシフェラーゼアッセイ試薬(ブライト・グロ・ルシフェラーゼアッセイ緩衝液+ブライト・グロ・ルシフェラーゼアッセイ基質混合物)100μLを各ウェルに加える。ウェルの内容物を、軌道振盪装置(orbital shaker)上にて室温で5分間混合して、細胞溶解を誘発し、ルミノメーターを用いて発光を測定する。データを解析し、グラフパッド・プリズム(GraphPad Prism)4ソフトウェアを用いてIC50値を測定する。レプリコンルシフェラーゼアッセイで確認されるヒットは、<8.0μMのIC50を有しており、化合物濃度100μMで細胞生存度の<30%阻害を示す(セル・タイター・グロー・アッセイ(Cell Titer Glow Assay)、HCVレプリコンルシフェラーゼアッセイ条件と同じ細胞生存度アッセイ条件)。
実施例14
HCVレプリコンRNAアッセイ
第0日、細胞播種および化合物処理:Huh−Luc−Neo細胞を、増殖培地(DMEM(フェノールレッド不含)+PS+2mMグルタミン;100μL/ウェル)を入れた不透明壁の96プレートに25,000個/ウェルで播種する。被験化合物を実験ウェルに加え(10×アッセイ濃度で10μL/ウェル)、細胞をインキュベートする(5%CO、37℃)。
第1日、培地交換および化合物処理:最初の化合物処理から24時間後、細胞培養培地をウェルから吸引し、新鮮な増殖培地を加える(DMEM(フェノールレッド不含)+PS+2mMグルタミン;100μL/ウェル)。被験化合物を適切な実験ウェルに加え(10倍アッセイ濃度で10μL/ウェル)、細胞をさらに24時間インキュベートする(5%CO、37℃)。
第2日、RNA単離およびcDNA合成:細胞を1×リン酸緩衝生理食塩水(PBS)で1回洗浄する。次に、細胞を溶解し、RNAを、製造者推奨のプロトコールに従って、真空多岐管およびRNAeasy96キット(キアゲン(Qiagen))を用いて96ウェル方式で単離する。次に、cDNAを、製造者推奨のプロトコールに従って、Taqman逆転写試薬キット(アプライド・バイオシステムズ(Applied Biosystems))を用いて各ウェルから単離したRNAから合成する。
第3日、定量的PCRに基づくHCV RNAの測定(Taqmanアッセイ):第2日に合成されたcDNAからのHCV RNA発現を測定するための定量的PCR分析を、既述の方法(Lohman et al, Science 285, 110-113, 1999)に従ってABI 9700HT配列検出システム(アプライド・バイオシステムズ)を用いて実施する。データを解析し、グラフパッド・プリズム(GraphPad Prism)4ソフトウェアを用いてIC50値を測定する。レプリコンRNAアッセイで確認されるヒットは、<8.0μMのIC50を有しており、化合物濃度50μMで細胞生存度の<30%阻害を示す(セル・タイター・グロー・アッセイ(Cell Titer Glow Assay)、HCVレプリコンルRNAアッセイ条件と同じ細胞生存度アッセイ条件)。
実施例15
セル・タイター・グロ細胞生存度アッセイ(プロメガ)
第0日、細胞接種および化合物処理:Huh−Luc−Neo細胞を、増殖培地(DMEM(フェノールレッド不含)+PS+2mMグルタミン;100μL/ウェル)を入れた不透明壁の96プレートに25000個/ウェルで接種する。細胞生存度阻害に関する被験化合物を実験ウェルに加え(10倍アッセイ濃度で10μL/ウェル)、細胞を48時間インキュベートする(5%CO、37℃)。
第2日、試薬調製およびアッセイ:セル・タイター・グロ緩衝液を解凍し、室温に平衡化してから使用に供する。凍結乾燥セル・タイター・グロ基質を室温に平衡化してから使用に供する。セル・タイター・グロ緩衝液10mLをセル・タイター・グロ基質の1個のバイアルに移し、ボルテックスを用いて穏やかに混合する。セル・タイター・グロアッセイ試薬(セル・タイター・グロ緩衝液+セル・タイター・グロ基質混合物)100μLを各ウェルに加える。ウェルの内容物を、軌道振盪装置(orbital shaker)上にて室温で5分間混合して、細胞溶解を誘発し、ルミノメーターを用いて発光を測定する。
レプリコン阻害ルシフェラーゼアッセイ、レプリコンRNA(Taqman)アッセイおよび細胞生存度アッセイの結果を表1に報告する。RNAに基づくアッセイについては、データに若干の変動性がある傾向があることから、結果は範囲として報告してあり、A、IC50>100μM;B、IC50=10〜100μM;C、IC50=1〜10μM;D、IC50<1μM。
Figure 2010501570
Figure 2010501570
Figure 2010501570
Figure 2010501570
Figure 2010501570
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Figure 2010501570
Figure 2010501570

Claims (26)

  1. 下記式Iの化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくは水和物:
    Figure 2010501570
    [式中、
    aは、適宜の二重結合を表し;
    Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
    各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    rは0〜6であり;
    sは0〜6であり;
    nは0〜3であり;
    Aは、0〜3個のヘテロ原子を含んでいてもよい5員もしくは6員環であり;
    各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    vは0〜6であり;
    wは0〜6であり;
    pは0〜3であり;
    は、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CHC(O)R31、−(CHC(O)N(R32)(R33)、(CHC(O)OR31からなる群から選択され;
    31は、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    32およびR33は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR32およびR33がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    xは0〜6であり;
    mは0もしくは1であり;
    は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CH−O−R41、−(CH−N(R42)(R43)、−(CH−N(R41)−(CH−C(O)R41、−(CH−N(R41)SO41、−(CH−SR41、−(CH−C(O)R41、−(CH−C(O)OR41、−(CH−C(O)(CH−N(R42)(R43)、−(CH−OC(O)R41および−(CH−OC(O)−(CH−N(R42)(R43)からなる群から選択され;
    各R41は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    42およびR43は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR42およびR43がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    yは0〜6であり;
    zは0〜6であり;
    はHであり;
    またはRおよびRが一緒になって=Oであり;
    qは0もしくは1であり;
    は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される。]。
  2. 環Aがアリール基から選択される、請求項1に記載の化合物。
  3. 環Aがフェニルである、請求項1に記載の化合物。
  4. およびRが一緒になって=Oを形成している、請求項1に記載の化合物。
  5. がHである、請求項1に記載の化合物。
  6. 下記式IIを有する請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくは水和物:
    Figure 2010501570
    [式中、
    Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
    各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    rは0〜6であり;
    sは0〜6であり;
    nは0〜3であり;
    Aは、0〜3個のヘテロ原子を含んでいてもよい5員もしくは6員環であり;
    各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    vは0〜6であり;
    wは0〜6であり;
    pは0〜3であり;
    は、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CHC(O)R31、−(CHC(O)N(R32)(R33)、(CHC(O)OR31からなる群から選択され;
    31は、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    32およびR33は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR32およびR33がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    xは0〜6である。]。
  7. 下記式IIIを有する請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくは水和物:
    Figure 2010501570
    [式中、
    Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
    各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    rは0〜6であり;
    sは0〜6であり;
    nは0〜3であり;
    各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    vは0〜6であり;
    wは0〜6であり;
    pは0〜3であり;
    は、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CHC(O)R31、−(CHC(O)N(R32)(R33)、(CHC(O)OR31からなる群から選択され;
    31は、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    32およびR33は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR32およびR33がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    xは0〜6である。]。
  8. 下記式IIIを有する、請求項7に記載の化合物:
    Figure 2010501570
    [式中、
    1aおよびR1bは独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CH−C(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CH−N(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    rは0〜6であり;
    sは0〜6であり;
    2aは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
    各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    vは0〜6であり;
    wは0〜6であり;
    pは0〜3である。]。
  9. 1aおよびR2aが独立に、H、−NH、ハロ、アルキルおよび−O−アルキルから選択され、R2aがHおよびハロから選択される、請求項8に記載の化合物。
  10. 下記式IVを有する請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくは水和物:
    Figure 2010501570
    [式中、
    Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
    各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    rは0〜6であり;
    sは0〜6であり;
    nは0〜3であり;
    Aは、0〜3個のヘテロ原子を含んでいてもよい5員もしくは6員環であり;
    各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    vは0〜6であり;
    wは0〜6であり;
    pは0〜3であり;
    は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CH−O−R41、−(CH−N(R42)(R43)、−(CH−N(R41)−(CH−C(O)R41、−(CH−N(R41)SO41、−(CH−SR41、−(CH−C(O)R41、−(CH−C(O)OR41、−(CH−C(O)(CH−N(R42)(R43)、−(CH−OC(O)R41および−(CH−OC(O)−(CH−N(R42)(R43)からなる群から選択され;
    各R41は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    42およびR43は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR42およびR43がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    yは0〜6であり;
    zは0〜6である。]。
  11. がアリール基である、請求項10に記載の化合物。
  12. 下記式Vを有する請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくは水和物:
    Figure 2010501570
    [式中、
    Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
    各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    rは0〜6であり;
    sは0〜6であり;
    nは0〜3であり;
    各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    vは0〜6であり;
    wは0〜6であり;
    pは0〜3であり;
    は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CH−O−R41、−(CH−N(R42)(R43)、−(CH−N(R41)−(CH−C(O)R41、−(CH−N(R41)SO41、−(CH−SR41、−(CH−C(O)R41、−(CH−C(O)OR41、−(CH−C(O)(CH−N(R42)(R43)、−(CH−OC(O)R41および−(CH−OC(O)−(CH−N(R42)(R43)からなる群から選択され;
    各R41は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    42およびR43は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR42およびR43がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    yは0〜6であり;
    zは0〜6である。]。
  13. 下記のものから選択される化学式を有する、請求項1に記載の化合物:
    Figure 2010501570
    Figure 2010501570
    Figure 2010501570
  14. 処置を必要とする患者に対して、治療上有効量の式Iの化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくは水和物を投与するステップを含み、前記式Iの化合物が下記構造を有する、C型肝炎ウィルスによる感染の治療方法:
    Figure 2010501570
    [式中、
    aは、適宜の二重結合を表し;
    Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
    各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    rは0〜6であり;
    sは0〜6であり;
    nは0〜3であり;
    Aは、0〜3個のヘテロ原子を含んでいてもよい5員もしくは6員環であり;
    各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    vは0〜6であり;
    wは0〜6であり;
    pは0〜3であり;
    は、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CHC(O)R31、−(CHC(O)N(R32)(R33)、(CHC(O)OR31からなる群から選択され;
    31は、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    32およびR33は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR32およびR33がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    xは0〜6であり;
    mは0もしくは1であり;
    は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CH−O−R41、−(CH−N(R42)(R43)、−(CH−N(R41)−(CH−C(O)R41、−(CH−N(R41)SO41、−(CH−SR41、−(CH−C(O)R41、−(CH−C(O)OR41、−(CH−C(O)(CH−N(R42)(R43)、−(CH−OC(O)R41および−(CH−OC(O)−(CH−N(R42)(R43)からなる群から選択され;
    各R41は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    42およびR43は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR42およびR43がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    yは0〜6であり;
    zは0〜6であり;
    はHであり;
    またはRおよびRが一緒になって=Oであり;
    qは0もしくは1であり;
    は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される。]。
  15. 環Aがアリール基から選択される、請求項14に記載の方法。
  16. 環Aがフェニルである、請求項14に記載の方法。
  17. およびRが一緒になって=Oを形成している、請求項14に記載の方法。
  18. がHである、請求項14に記載の方法。
  19. 治療上有効量の下記式IIの化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくは水和物を投与するステップを含む、請求項14に記載の方法:
    Figure 2010501570
    [式中、
    Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
    各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    rは0〜6であり;
    sは0〜6であり;
    nは0〜3であり;
    Aは、0〜3個のヘテロ原子を含んでいてもよい5員もしくは6員環であり;
    各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    vは0〜6であり;
    wは0〜6であり;
    pは0〜3であり;
    は、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CHC(O)R31、−(CHC(O)N(R32)(R33)、(CHC(O)OR31からなる群から選択され;
    31は、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    32およびR33は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR32およびR33がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    xは0〜6である。]。
  20. 治療上有効量の下記式IIIの化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくは水和物を投与するステップを含む、請求項14に記載の方法:
    Figure 2010501570
    [式中、
    Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
    各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    rは0〜6であり;
    sは0〜6であり;
    nは0〜3であり;
    各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    vは0〜6であり;
    wは0〜6であり;
    pは0〜3であり;
    は、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CHC(O)R31、−(CHC(O)N(R32)(R33)、(CHC(O)OR31からなる群から選択され;
    31は、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    32およびR33は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR32およびR33がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    xは0〜6である。]。
  21. 治療上有効量の下記式IIIの化合物を投与するステップを含む、請求項20に記載の方法:
    Figure 2010501570
    [式中、
    1aおよびR1bは独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    rは0〜6であり;
    sは0〜6であり;
    2aは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
    各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    vは0〜6であり;
    wは0〜6であり;
    pは0〜3である。]。
  22. 1aおよびR2aが独立に、H、−NH、ハロ、アルキルおよび−O−アルキルから選択され、R2aがHおよびハロから選択される、請求項21に記載の方法。
  23. 治療上有効量の下記式IVの化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくは水和物を投与するステップを含む、請求項14に記載の方法:
    Figure 2010501570
    [式中、
    Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
    各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    rは0〜6であり;
    sは0〜6であり;
    nは0〜3であり;
    Aは、0〜3個のヘテロ原子を含んでいてもよい5員もしくは6員環であり;
    各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    vは0〜6であり;
    wは0〜6であり;
    pは0〜3であり;
    は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CH−O−R41、−(CH−N(R42)(R43)、−(CH−N(R41)−(CH−C(O)R41、−(CH−N(R41)SO41、−(CH−SR41、−(CH−C(O)R41、−(CH−C(O)OR41、−(CH−C(O)(CH−N(R42)(R43)、−(CH−OC(O)R41および−(CH−OC(O)−(CH−N(R42)(R43)からなる群から選択され;
    各R41は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    42およびR43は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR42およびR43がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    yは0〜6であり;
    zは0〜6である。]。
  24. がアリール基である、請求項23に記載の方法。
  25. 治療上有効量の下記式Vの化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくは水和物を投与するステップを含む、請求項14に記載の方法:
    Figure 2010501570
    [式中、
    Xは、N、C−HおよびC−Rから選択され;
    各Rは独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R11、−(CH−N(R12)(R13)、−(CH−N(R11)−(CHC(O)R14、−(CH−N(R11)SO11、−(CH−SR11、−(CH−C(O)R14、−(CH−C(O)−(CHOR11、−(CH−C(O)−(CHN(R12)(R13)、−(CHO−(CH−C(O)R14、−(CHOC(O)−(CHN(R12)(R13)、CN、CF、NO、SO、−SOR11、−SO11、−SON(R12)(R13)、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R11から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R11は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R12およびR13は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;または、R12およびR13がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R14は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    rは0〜6であり;
    sは0〜6であり;
    nは0〜3であり;
    各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−(CH−O−R21、−(CH−N(R22)(R23)、−(CH−N(R21)−(CH−C(O)R24、−(CH−N(R21)SO21、−(CH−SR21、−(CH−C(O)R24、−(CH−C(O)−(CHOR21、−(CH−C(O)(CH−N(R22)(R23)、−(CH−O−(CH−C(O)R24、−(CH−OC(O)−(CH−N(R22)(R23)、CN、CF、NO、SO、−SOR21、−SO21、−SON(R22)(R23)、−NH−C(S)−NH−R21、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロ、ホスフェート、ホスホネート、アリールおよび複素環基からなる群から選択され;
    さらにもしくはあるいは、隣接する環原子上の2個のR置換基が一緒になって縮合5員もしくは6員環を形成していてもよく、その縮合5員もしくは6員環は0〜3個の環ヘテロ原子を含んでいてもよく、R21から選択される1以上の置換基でさらに置換されていてもよく;
    各R21は独立に、H、アルキル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    各R22およびR23は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル−O−アルキル、アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR22およびR23がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、および複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    各R24は独立に、H、アルキル、−OH、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アラルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルキル−O−アリール、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    vは0〜6であり;
    wは0〜6であり;
    pは0〜3であり;
    は、H、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリール、複素環基、−(CH−O−R41、−(CH−N(R42)(R43)、−(CH−N(R41)−(CH−C(O)R41、−(CH−N(R41)SO41、−(CH−SR41、−(CH−C(O)R41、−(CH−C(O)OR41、−(CH−C(O)(CH−N(R42)(R43)、−(CH−OC(O)R41および−(CH−OC(O)−(CH−N(R42)(R43)からなる群から選択され;
    各R41は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;
    42およびR43は独立に、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択され;またはR42およびR43がそれらが結合している窒素と一緒になって5〜7員環を形成していてもよく、その環はさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよく、ハロ、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールおよび複素環基から選択される3個以下の置換基で置換されていてもよく;
    yは0〜6であり;
    zは0〜6である。]。
  26. 治療上有効量の下記のものから選択される化学式を有する化合物を投与するステップを含む、請求項14に記載の方法:
    Figure 2010501570
    Figure 2010501570
JP2009525625A 2006-08-23 2007-08-22 4−チオ置換キノリンおよびナフチリジン化合物 Pending JP2010501570A (ja)

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