JP2010288377A - 電池パック、充電装置および移動機 - Google Patents

電池パック、充電装置および移動機 Download PDF

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Abstract

【課題】充電電圧制御の高い精度を維持しつつ電池セルの充電に要する時間を短縮する。
【解決手段】電池パックは、充電可能な電池セルと、電池セルを充電するための充電回路のプラス極端子側と接続されるプラス極端子と、充電回路のマイナス極端子側と接続されるマイナス極端子と、充電回路にセル電圧を算出させるための信号を、充電回路に供給するセル電圧監視端子と、電池セルのマイナス極とマイナス極端子との間に流れる電流をオン・オフする第一切換スイッチと、電池セルのマイナス極側とセル電圧監視端子との接続をオン・オフする第二切換スイッチと、第一切換スイッチおよび第二切換スイッチのオン・オフを制御する保護動作部とを備える。そして、充電回路により、プラス極端子およびセル電圧監視端子それぞれが供給する信号に基づいてセル電圧が算出され、算出されたセル電圧に応じて、定電流定電圧充電方式の充電が電池セルに対して行われる。
【選択図】図2

Description

本発明は、二次電池の充電を行う場合に使用して好適な電池パック、充電装置および移動機に関する。
二次電池(電池セル)の充電方式として、CCCV(定電流定電圧:Constant Current Constant Voltage)充電方式がある。これは、電池セルを含む電池パックの+(プラス)極端子と−(マイナス)極端子との間に掛かる電圧(以下、「充電電圧」という)が決められた電圧(以下、「充電方式変更電圧」という)になるまでCC(定電流:Constant Current)充電を行う。そして、充電方式変更電圧に達してからはCV(定電圧:Constant Voltage)充電に切り換え、充電電圧を充電方式変更電圧に維持しつつ充電電流を減少させていき、所定の充電電流に降下した場合に充電を終了する充電方式である。
ところで、二次電池にはリチウムイオン電池のように高いエネルギー密度を有するものがあり、過充電に対して注意を払う必要がある。つまり、二次電池が過充電とならないようにするため、当該二次電池をCCCV充電方式で充電する際にはCV充電の制御精度を高くすることが求められている。
ここで、1本の電池セルに対してCCCV充電を行う場合の従来の充電装置について図7を参照して説明する。
図7は、従来の充電装置を示すブロック図である。
充電装置702は、電池パック703と充電回路705よりなる。まず、電池パック703について説明する。
電池パック703は、電池セル202と、この電池セル202を保護する電池保護回路704と、電池パック703の温度を検出するためのサーミスタ素子209とを備えている。この電池パック703には、+極端子T1と、−極端子T2と、温度検出端子T3とが設けられている。
電池保護回路704は、過充電、過放電および過電流等の電池セル202の異常を防止すべく、電池セル202の異常を検出すると−極端子を電池セル202から切り離すものである。この電池保護回路704は、PTC(Positive Temperature Coefficient)素子203と、保護動作制御IC208(Integrated Circuit)と、nMOS−FET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)204,205とを備えている。
PTC素子203の一端は電池セル202のマイナス極に接続されており、その他端はnMOS−FET204のソースと接続されている。nMOS−FET204のドレインはnMOS−FET205のドレインに接続されている。nMOS−FET205のソースは−極端子T2に接続されている。
保護動作制御IC208は、電池セル202の状態を検出し、その検出結果に基づいて、電池セル202からの放電または電池セル202への充電を停止させるべく、nMOS−FET204,205を制御する。
具体的には、保護動作制御IC208は、nMOS−FET204のソースとnMOS−FE205のソース間での電圧降下に基づいて、制御信号を生成し、nMOS−FET204のゲートに出力する。また、保護動作制御IC208は、電池セル202のプラス極の電位およびnMOS−FET204のソース電位、すなわち電池セル202およびPTC素子203に掛かる電位に基づいて、制御信号を生成し、nMOS−FET205のゲートに出力する。
これらの制御信号は、保護動作制御IC208が電池セル202の異常を検出した際に、nMOS−FET204,205をオフするように当該nMOS−FET204,205を制御する論理信号である。
より詳細には、nMOS−FET204が、過放電および過電流から電池セル202を保護すべく電池セル202からの放電を禁止させるためのスイッチである。そして、nMOS−FET205が、過充電から電池セル202を保護すべく電池セル202への充電を禁止するためのスイッチである。
nMOS−FET205のソースはサーミスタ素子209の一端と接続されている。このサーミスタ素子209の他端は、温度検出端子T3に接続されている。
次に、充電回路705について説明する。
充電回路705は、充電制御回路706と、MOS−FET214と、抵抗器R211〜R213を備えている。この充電回路705には、+極端子T5、−極端子T6、温度検出端子T7、+電源端子T9および−電源端子T10が設けられている。
充電装置702に電池パック703が取り付けられると、+極端子T5、−極端子T6および温度検出端子T7は、+極端子T1、−極端子T2および温度検出端子T3とそれぞれ接続される。また、充電回路705の+電源端子T9および−電源端子T10には、電池セル202を充電する充電電流を流すべく、ACアダプタ104から出力される電源電圧および接地電圧がそれぞれ入力される。
充電制御回路706は、+極端子T5における電位を制御する回路である。この充電制御回路706は、充電制御部219と、温度検出部218と、定電圧制御部707と、電流検出部216とを備える。
充電制御部219は、MOS−FET214のゲートと接続されている。この充電制御部219は、MOS−FET214のソースとドレインとの間に流れる電流(前述の充電電流に相当)を制御すべく、所定の電圧信号(以下、「電流制御信号」という)を生成し、生成した電流制御信号をMOS−FET214のゲートに印加する。つまり、MOS−FET214のソースとドレインとの間に流れる電流が調節されることにより、電池セル202の充電電圧が制御される。
温度検出部218は、電池パックの温度を監視しており、その温度が異常な値となった場合に、MOS−FET214のソースとドレインとの間に電流が流れないようにするために、充電制御部219を制御する。この温度検出部218は、温度検出端子T7,T3を介してサーミスタ素子209と直列に接続されている抵抗器R211に掛かる電圧の値に基づいて電池パック703の温度を検出している。
電流検出部216は、MOS−FET214と+極端子T5との間に接続されている抵抗器R212に流れる電流を監視している。そして、その電流が異常な値となった場合に、MOS−FET214のソースとドレインとの間に電流が流れないようにするために、充電制御部219を制御する。なお、ACアダプタ104で規定のものである場合は、抵抗器R212に異常な電流は流れないので、電流検出部216が充電制御部219を制御することはない。
定電圧制御部707は、電池セル202の充電方式をCC充電方式からCV充電方式への切り替えるタイミングを制御するものである。この定電圧制御部707は、充電電圧を監視する。そして、定電圧制御部707は、充電電圧が充電方式変更電圧になった時点で、充電電圧が当該所定値に保たれる(CV充電)ようにするための電流制御信号を充電制御部219に生成させる。このような構成により、CC充電方式とCV充電方式との切換を適切に行うことができる。特許文献1には、この種のCCCV充電を1本の電池セルに対して行う技術についての記載がある。
特開2008−253129号公報
ところで、充電装置を備える移動機の消費電流は増える傾向にあり、電池パックの充電を早く終わらせたいというニーズがある。そのため、充電電流を増やし、充電時間を短くする急速充電を行う必要が出てきている。しかしながら、従来からの電池パックにおいて充電電流を増やすと、PTC素子203およびnMOS−FET204,205での電圧降下が無視できなくなり、電池セル202には決められた電圧より低い電圧の印加となる。
ここで、充電時に電池セル202に印加される電圧について図8を参照して説明する。
図8は、電池セル202充電時における、充電電流802と、充電電圧803と、セル電圧804と、電池セル202の充電容量805との関係を示す波形図である。縦軸は、充電電流802の電流値(mA)と、充電電圧803およびセル電圧804の電圧値(V)と、当該充電電流802の時間積分、すなわち電池セル202の充電容量(mAh)とをそれぞれ示している。横軸は共通の時間軸である。
図8に示すように、PTC素子203およびnMOS−FET204,205に充電電流が流れることに伴う電圧降下の影響により、セル電圧804は充電電圧803より低くなる。したがって、CC充電とCV充電とを切り替えるタイミングが理想のタイミング(セル電圧804が充電方式変更電圧に到達するタイミング)より早くなり、充電時間短縮の妨げになるという問題があった。特に、急速充電時のように充電電流が大きくなればなるほど、PTC素子203およびnMOS−FET204,205での電圧降下の影響が大きくなるので、問題はより顕著になる。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、充電電圧制御の高い精度を維持しつつ電池セルの充電に要する時間を短縮する電池パック、充電装置および移動機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電池パックは、充電可能な電池セルと、電池セルを充電するための充電回路のプラス極端子側と接続されるとともに、電池セルのセル電圧を充電回路に算出させるための第一電圧信号を、該充電回路に供給するプラス極端子と、充電回路のマイナス極端子側と接続されるマイナス極端子と、充電回路にセル電圧を算出させるための第二電圧信号を、充電回路に供給するセル電圧監視端子と、電池セルのマイナス極とマイナス極端子との接続のオン・オフを切り換える第一切換スイッチと、電池セルのマイナス極側とセル電圧監視端子との接続のオン・オフを切り換える第二切換スイッチと、セルのセル電圧または放電電流に基づいて、第一切換スイッチおよび第二切換スイッチのオン・オフを制御する保護動作部とを備え、充電回路により、プラス極端子およびセル電圧監視端子それぞれが供給する第一電圧信号および第二電圧信号に基づいてセル電圧が算出され、算出されたセル電圧に応じて、定電流定電圧充電方式の充電が電池セルに対して行われるものである。
上記構成によれば、充電時において、セル電圧を監視するために設けられたセル電圧監視端子と電池セルの間に設けられた第二切換スイッチにほとんど電流を流さないようにすることができる。そのため、当該第二切換スイッチでは電圧降下がほとんど生じなくなり、プラス極端子とセル電圧監視端子との間に掛かる電圧を電池セルのセル電圧とほぼ等しくすることができる。
本発明によれば、電池セルのマイナス極の電圧を直接監視できるセル電圧監視端子を設け、プラス極端子とセル電圧監視端子との間に掛かる電圧に基づいて、CCCV充電の制御が行われるので、よりCC充電を行う期間を長くすることができる。さらに、CV充電を行う期間を短縮することができる。これにより、充電電圧制御の高い精度を維持しつつ電池セルの充電に要する時間を短縮することが可能になる。
本発明の第一の実施形態に係る移動機の概略的な内部構成を示すブロック構成図である。 本発明の第一の実施形態に係る充電装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第一の実施形態に係る充電装置の充電動作を説明するための波形図である。 本発明の第二の実施形態に係る充電装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第三の実施形態に係る充電装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第四の実施形態に係る充電装置の構成を示すブロック図である。 従来の充電装置の構成を示すブロック図である。 従来の充電装置の充電動作を説明するための波形図である。
以下、本発明を実施するための形態例(以下、「本例」ということもある。)について説明を行う。以下に述べる実施の形態例は、本発明の好適な具体例であるため、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本発明の範囲は、下記の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。例えば、以下の説明で挙げる各パラメータの数値的条件は好適例に過ぎず、説明に用いた各図における配置関係も概略的なものである。
説明を以下の順に行う。
1.本発明の第一の実施形態例
(1)移動機の構成
(2)充電装置の構成
(3)充電装置(充電時)の動作
2.本発明の第二の実施形態例
(1)充電装置の構成および充電時の動作
3.本発明の第三の実施形態例
(1)充電装置の構成および充電時の動作
4.本発明の第四の実施形態例
(1)充電装置の構成および充電時の動作
<1.本発明の第一の実施形態例>
以下、本発明の第一の実施形態例を、図1〜図3を参照して説明する。
[移動機の構成]
図1は、本発明の第一の実施形態に係る移動機の概略的な内部構成を示すブロック図である。
移動機101は、携帯電話端末に適応した例であり、携帯電話機能部102と、充電装置103とを備える。
携帯電話機能部102は、ユーザの操作内容に応じて携帯電話端末の一般的な機能である通話、電子メール、ウェブ閲覧等の機能を提供する。
充電装置103は、携帯電話機能部102に当該携帯電話機能部102を動作させるための電力を供給する電池パック106と、ACアダプタ104から供給される電力によりCCCV(定電流定電圧)充電方式で当該電池パック106に含まれる電池セル(図2にて後述)の充電を行う充電回路105とよりなる。ただし、電池パック106は、充電装置103に対して取り外し可能となっている。なお、充電装置103の詳細については図2にて後述する。
[充電装置の構成]
図2は、本発明の第一の実施形態に係る充電装置103を示すブロック図である。
充電装置103は、図1で示したように、電池パック106と充電回路105とよりなる。
まず、電池パック106について説明する。
電池パック106は、二次電池である電池セル202と、この電池セル202を保護する電池保護回路220と、電池パック106の温度を検出するためのサーミスタ素子209とを備えている。さらに、この電池パック106には、+極端子T1と、−極端子T2と、温度検出端子T3と、セル電圧監視端子T4とが設けられている。この例では、電池セル202にリチウムイオン電池を用いるものとするが、この例に限られるものではない。
電池保護回路220は、過充電、過放電および過電流等の電池セル202の異常を防止すべく、電池セル202の異常を検出すると−極端子T2およびセル電圧監視端子T4を電池セル202から切り離す。この電池保護回路220は、PTC素子203と、保護動作制御IC208と、nMOS−FET204〜207と、電流制限用抵抗器R210とを備えている。
PTC素子203は電池セル202の温度に応じてその抵抗値が変化する抵抗体(温度可変抵抗素子)の一例であり、その一端は電池セル202のマイナス極に接続されており、その他端はnMOS−FET204のソースと接続されている。nMOS−FET204のドレインはnMOS−FET205のドレインに接続されている。nMOS−FET205のソースは−極端子T2に接続されている。
一方、nMOS−FET206のソースは電池セル202のマイナス極に接続されており、そのドレインはnMOS−FET207のドレインと接続されている。nMOS−FET207のソースは、電流制限用抵抗器R210の一端に接続されている。
電流制限用抵抗器R210は、+極端子T1とセル電圧監視端子T4とをショートさせた際にnMOS−FET206,207に当該nMOS−FET206,207が故障する程度の大きな電流が流れないようにするための抵抗体である。この電流制限用抵抗器R210の他端はセル電圧監視端子T4と接続されている。
保護動作制御IC208は、過充電、過放電および過電流等の電池セル202の状態を検出する。そして、その検出結果に基づいて、電池セル202からの放電または電池セル202への充電を停止させるべく、nMOS−FET204〜207のオン・オフ、すなわちnMOS−FET204〜207のソースとドレインの間に流れる電流を制御する。
具体的には、保護動作制御IC208は、nMOS−FET204のソースとnMOS−FET205のソース間での電圧降下に基づいて、制御信号を生成し、nMOS−FET204,206のゲートにそれぞれ出力する。また、保護動作制御IC208は、電池セル202およびPTC素子203に掛かる電圧に基づいて、制御信号を生成し、nMOS−FET205,207のゲートにそれぞれ出力する。
これらの制御信号は、保護動作制御IC208が電池セル202の異常を検出した際に、nMOS−FET204〜207がオフとするように当該nMOS−FET204〜207を制御する論理信号である。
すなわち、nMOS−FET204,206が、過放電および過電流から電池セル202を保護すべく電池セル202からの放電を禁止させるためのスイッチである。そして、nMOS−FET205,207が、過充電から電池セル202を保護すべく電池セル202への充電を禁止するためのスイッチである。
nMOS−FET205のソースはサーミスタ素子209の一端と接続されている。このサーミスタ素子209の他端は、温度検出端子T3に接続されている。
次に、充電回路105について説明する。
充電回路105は、充電制御回路215と、MOS−FET214と、抵抗器R211〜R212を備えている。この充電回路105には、+極端子T5、−極端子T6、温度検出端子T7、セル電圧監視端子T8、+電源端子T9および−電源端子T10が設けられている。
充電装置103に電池パック106が取り付けられると、+極端子T5、−極端子T6、温度検出端子T7およびセル電圧監視端子T8は、+極端子T1、−極端子T2、温度検出端子T3およびセル電圧監視端子T4とそれぞれ接続される。また、充電回路105の+電源端子T9および−電源端子T10には、電池セル202を充電する充電電流を流すべく、ACアダプタ104から出力される電源電圧および接地電圧がそれぞれ入力される。
充電制御回路215は、+極端子T5における電位を制御する回路である。この充電制御回路215は、充電制御部219と、温度検出部218と、定電圧制御部217と、電流検出部216とを備える。
充電制御部219は、MOS−FET214のゲートと接続されている。この充電制御部219は、MOS−FET214のソースとドレインとの間に流れる電流(前述の充電電流に相当)を制御すべく、所定の電圧信号(以下、「電流制御信号」という)を生成し、生成した電流制御信号をMOS−FET214のゲートに印加する。このようにMOS−FET214のソースとドレインとの間に流れる電流が調整されることにより、+極端子T1とセル電圧監視端子T4との間の電圧である充電電圧が制御される。
温度検出部218は、電池パック106の温度を監視しており、その温度が異常な値となった場合に、MOS−FET214のソースとドレインとの間に電流が流れないようにするために、充電制御部219を制御する。温度検出部218は、温度検出端子T7,T3を介してサーミスタ素子209と直列に接続されている抵抗器R211に掛かる電圧に基づいて電池パック106の温度を検出している。この温度検出は、サーミスタ素子209と抵抗器R211を直列に接続した回路に基準電圧を印加すると、電池パック106の温度に応じて抵抗器R211に印加される電圧が変化するという特性を利用したものである。
電流検出部216は、MOS−FET214と+極端子T5との間に接続されている抵抗器R212に流れる電流を監視している。そして、その電流が異常な値となった場合に、MOS−FET214のソースとドレインとの間に電流が流れないようにするために、充電制御部219を制御する。本例では、電池セル202の充電に用いられるACアダプタ104は規定のものであるとする。この場合、抵抗器R212に異常な電流は流れないので、電流検出部216が充電制御部219を制御することはない。
定電圧制御部217は、電池セル202の充電方式をCC充電方式からCV充電方式への切り替えるタイミングを制御するものである。この定電圧制御部217は、+極端子T5と、セル電圧監視端子T4に接続されており、充電電圧を監視する。そして、定電圧制御部217は、充電電圧が所定値(以下、充電方式変更電圧」という)になった時点で、充電電圧を当該所定値に保つ(CV充電)ようにするための電流制御信号を充電制御部219に生成させる。
なお、充電装置103において、+極端子T1および−極端子T2のセットは電池セル202から電流を取り出すことが目的であるので、+極端子T1および−極端子T2を含む閉回路のnMOS−FET204,205をできる限り低い抵抗値を有するものにしなければならない。
+極端子T1およびセル電圧監視端子T4のセットはセル電圧を監視することが目的であるので、+極端子T1および電池セル監視端子T4を含む閉回路の抵抗値をできる限り高くする必要がある。例えば、電流制限用抵抗器R210や抵抗器R213をできる限り高い抵抗値のものにすることが理想である。このため、+極端子T1およびセル電圧監視端子T4をショートさせたり、+極端子T1およびセル電圧監視端子T4に直接電圧を印加したりしない限り、分岐点Aとセル電圧視端子との間にはほぼ電流が流れないように構成されている。
[充電装置(充電時)の動作]
次に、電池セル202の充電時の充電装置103の動作について、図3に基づいて説明する。
図3は電池セル202の充電時において、MOS−FET214のソースとドレインの間に流れる充電電流302と、+極端子−極端子間電圧303と、充電電圧304と、電池セル202の充電容量305との関係を示す波形図である。
縦軸は、充電電流302の電流値(mA)と、+極端子−極端子間電圧303および充電電圧304の電圧値(V)と、当該充電電流302の時間積分、すなわち電池セル202の充電容量(mAh)とをそれぞれ示している。横軸は共通の時間軸である。
本例では、充電容量305がほぼ0Ahの電池セル202に対し充電を行うものとする。このとき、定電圧制御部217が検出する充電電圧304の電圧値が2.1Vであるものとする。そして、充電方式変更電圧が4.2Vであるものとする。つまり、定電圧制御部217によって、充電制御部219からMOS−FET214のゲートに当該MOS−FET214をオンにする電流制御信号が入力されている。
電池セル202の充電を開始すると、例えばACアダプタ104から+電源端子T9に500mAの電流が供給され、MOS−FET214のソースとドレインとの間には500mAの充電電流302が流れる。そして、この充電電流302は、抵抗器R212、+極端子T5,T1を通じて電池セル202に入力される。そして、一定(500mA)の充電電流302で電池セル202が充電される(CC充電)。すると、充電容量305に応じて電池セル202のセル電圧が上昇していく。
ところで、前述したように、nMOS−FET205,207および電流制限用抵抗器R210には電流がほぼ流れないような構成になっているので、これらのnMOS−FET205,207および電流制限用抵抗器R210ではほとんど電圧降下は生じない。そのため、電池セル202のセル電圧は、定電圧制御部217で監視されている充電電圧304とほぼ等しくなる。
そして、充電開始からCC充電期間306が経過すると、充電電圧304が4.2Vになったことが定電圧制御部217により検出される。すると、定電圧制御部217では、検出した充電電圧304を4.2Vに保つべくMOS−FET214のソースとドレインの間に流れる電流を調節する電流制御信号を、充電制御部219に生成させる制御が行われる。
そして、この電流制御信号が、充電制御部219からMOS−FET214のゲートに出力される(CV充電)。すると、MOS−FET214のソースとドレインとの間に流れる充電電流302が時間経過とともに減少していく。そして、MOS−FET214のソースとドレインとの間に流れる充電電流302は、抵抗器R212および+極端子T5を通じて電池セル202に入力される。そして、CV充電が開始されてからCV充電期間307が経過する、すなわち充電電流302が所定値まで減少すると、充電制御部219によりMOS−FET214がオフされ、電池セル202に対する充電が終了する。
図3に示したように、充電電圧304が充電方式変更電圧に到達するまでに要する時間は、+極端子−極端子間電圧303が当該充電方式変更電圧に到達するまでに要する時間よりもCC充電延長期間308だけ長くなる。すなわち、+極端子−極端子間電圧303に基づいてCC充電からCV充電に切り換えるよりも、充電電圧304に基づいてCC充電からCV充電に切り換えた方が、CC充電を行う期間をCC充電延長期間308だけ長くすることができる。つまり、CC充電延長期間308だけ従来のものよりCC充電が長く行うことができる。ところで、CC充電が終了した時点において、電池セルの充電容量は従来のものよりも大きくなるので、この充電容量が充電を終了する規定の値に達するまで行われるCV充電を行うCV充電期間は従来のCV充電期間よりも短くなる。
以上説明したように、本発明の第一の実施形態例では、分岐点Aとセル電圧視端子との間にほぼ電流が流れないようにした。このため、分岐点Aとセル電圧監視端子との間での電圧降下の影響がほとんどなくなるので、+極端子T1およびセル電圧監視端子T4により電池セル202のセル電圧にほぼ等しい充電電圧304を取り出すことができる。そして、電池セル202に対して充電を行う際に、充電電圧304が充電方式変更電圧に到達するまでCC充電を行い、充電電圧304が充電方式変更電圧に到達してから充電が終了するまで、CV充電を行うようにしている。すなわち、電池セル202に対してCC充電を行う期間を従来のものよりCC充電延長期間308だけ長くすることができる。つまり、CC充電の速度はCV充電の速度よりも早いので、電池セル202に対してCV充電を行う期間をCC充電延長期間308よりも長く短縮することができる。これにより、充電電圧制御の高い精度を維持しつつ電池セル202の充電に要する時間を短縮することができる、という効果を奏する。
この電池セル202の充電に要する時間を短縮することができるという効果は、電池セル202を充電するための充電電流302が大きくなるほど顕著になる。これは、PTC素子203、nMOS−FET204,205での電圧降下の影響が大きくなるので充電電圧304と+極端子−極端子間電圧303との差が大きくなり、CC充電延長期間308が長くなるためである。
また、本発明の第一の実施形態例では、電池セル202とセル電圧監視端子T4の間にnMOS−FET206が設けられており、放電電流が規定の値以上になった場合に、当該nMOS−FET206をオフに制御するようにしている。すなわち、過電流時には、セル電圧監視端子T4を電気的に電池セル202から切り離すことできる。これにより、例えば、+極端子T1とセル電圧監視端子T4とをショートさせた時に生じる過電流を防止することができる。
また、本発明の第一の実施形態例では、電池セル202とセル電圧監視端子T4の間にnMOS−FET207を備え、電池セル202およびPTC素子203に掛かる電圧が規定の値以上になった場合に、当該nMOS−FET207をオフに制御する。すなわち、過充電時には、セル電圧監視端子T4を電気的に電池セル202から切り離すことができる。これにより、例えば、+極端子T1とセル電圧監視端子T4とに異常な電圧を加えられたとしても、電池セル202にこの電圧が印加されることはないので、電池セル202を保護することができる。
<2.本発明の第二の実施形態例>
次に、本発明の第二の実施形態例を、図4を参照して説明する。以下説明において、第一の実施形態例と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略もしくは簡略する。
[充電装置の構成および充電時の動作]
図4は、本発明の第二の実施形態に係る充電装置を示すブロック図である。
実施携帯の充電装置401は、第一の実施形態の充電装置103と同様の機能を有するセル電圧監視端子T4を設け、過充電、過放電あるいは過電流が生じた場合に、セル電圧監視端子と電池セル202を切り離すものである。この充電装置401は、第一の実施形態の充電装置103の電池パック106に代えて、電池パック402が設けられている。この電池パック402は、電池パック106のnMOS−FET206,207の代替として、スイッチ404が設けられ、また、このスイッチ404を動作させるANDゲート403がnMOS−FET204,205に接続するように備えられている。
ANDゲート403は、保護動作制御IC208からnMOS−FET204,205それぞれに出力される論理信号の論理積を示す信号(以下、「論理積信号」という)をスイッチ404に出力する。つまり、nMOS−FET204,205の両方ともオンの状態の場合は、ANDゲート403からスイッチ404に‘真’を示す論理積信号が出力される。そして、nMOS−FET204,205のいずれか一方でもオフの状態の場合は、ANDゲート403からスイッチ404に‘偽’を示す論理積信号が出力される。
スイッチ404は、ANDゲート403から入力される論理積信号に基づいてオン・オフを制御する。スイッチ404は、入力される論理積信号が‘真’の場合にオンとし、入力される論理信号が‘偽’の場合にオフとする。
なお、電池セル202に対して充電を行う際の充電装置401の各ブロックの動作は、第一の実施形態の充電装置103のそれと同じであるので説明は省略する。
以上説明したように、本発明の第二の実施形態例では、第一の実施形態例と同様に、電池セル202のセル電圧にほぼ等しい充電電圧304に基づいてCCCV充電の制御を行っている。そのため、電池セル202の充電に要する時間を短縮することができる、という効果を奏する。
また、本発明の第二の実施形態例では、電池セル202とセル電圧監視端子T4の間にスイッチ404を設けた。そして、nMOS−FET204,205のいずれか一方でもオフの場合はスイッチ404をオフし、nMOS−FET204,205の両方ともオンの場合はスイッチ404をオンするようにした。そのため、過充電、過放電あるいは家電流等が生じた場合に、セル電圧監視端子T4を電気的に電池セル202から切り離すことができる。これにより、電池セル202を保護できる、という効果を奏する。
<3.本発明の第三の実施形態例>
次に、本発明の第三の実施形態例を、図5を参照して説明する。以下説明において、第一の実施形態例と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略もしくは簡略する。
[充電装置の構成および充電時の動作]
図5は、本発明の第三の実施形態に係る充電装置を示すブロック図である。
本実施形態の充電装置501は、第一の実施形態の充電装置103と同様の機能を有するセル電圧監視端子T4を設け、電池パック502が正しい充電回路105に接続されたとき以外は、電池セル監視端子T4と電池セル202を切り離すものである。この充電装置501は、第一の実施形態の充電装置103の電池パック106に代えて、電池パック502が設けられている。この電池パック502は、電池パック106のnMOS−FET206,207をスイッチ503に置き換えたものである。
スイッチ503は、電池セルのマイナス極と電流制限用抵抗器R210の接続のオン・オフを切り換えるスイッチである。このスイッチ503は、温度検出端子T3と電気的に接続されており、温度検出端子T3に電圧が印加されている場合はオンし、温度検出端子T3に電圧が印加されていない場合はオフする。
なお、電池セル202に対して充電を行う際の充電装置501の各ブロックの動作は、第一の実施形態の充電装置103のそれと同じであるので説明は省略する。
以上説明したように、本発明の第三の実施形態例では、第一の実施形態例と同様に、電池セル202のセル電圧にほぼ等しい充電電圧304に基づいてCCCV充電の制御を行っている。そのため、電池セル202の充電に要する時間を短縮することができる、という効果を奏する。
また、本発明の第三の実施形態例では、電池セル202とセル電圧監視端子T4の間にスイッチ503を設けた。そして、温度検出端子T3に電圧が印加されている場合はスイッチ503をオンにし、温度検出端子T3に電圧が印加されていない場合はスイッチ503をオフにするようにした。このため、温度検出端子T3と温度検出端子T7とが接続されていない時、例えば充電回路105に電池パック502が取り付けられていない状態では、電池パック502の温度検出端子T3に電圧が印加されなくなるので、スイッチ503をオフの状態にすることができる。すなわち、充電回路105と電池パック502の接続を解除するだけで、セル電圧監視端子T4を電気的に電池セル202から切り離すことができる。これにより、例えば、電池パック502が単体で存在する場合でも、+極端子T1とセル電圧監視端子T4間のショートおよび直接充電を防止することができる、という効果がある。
<4.本発明の第四の実施形態例>
次に、本発明の第四の実施形態例を、図6を参照して説明する。以下説明において、第一の実施形態例と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略もしくは簡略する。
[充電装置の構成および充電時の動作]
図6は、本発明の第四の実施形態に係る充電装置を示すブロック図である。
本実施形態の充電装置601は、第二の実施形態の充電装置401と第三の実施形態の充電装置501の構成を組み合わせたものである。
ANDゲート603は、保護動作制御IC208からnMOS−FET204,205それぞれに出力される論理信号の論理積を示す信号(以下、「第一論理積信号」という)をANDゲート604に出力する。
ANDゲート604は、ANDゲート603から入力される第一論理積信号と、温度検出端子T3に対する電圧の印加の有無を表す論理信号(以下、「印加電圧信号」という)との論理積を示す信号(以下、「第二論理積信号」という)をスイッチ605へ出力する。なお、この印加電圧論理信号は、温度検出端子T3に対する電圧の印加がある時は‘真’をとり、温度検出端子T3に対する電圧の印加がない時は‘偽’をとる論理信号である。
すなわち、温度検出端子T3に対する電圧の印加がない時は、ANDゲート604からスイッチ605に‘偽’の第二論理信号が出力される。
また、温度検出端子T3に対する電圧の印加がある時は、nMOS−FET204,205の両方ともオンの状態の場合にANDゲート604からスイッチ605に‘真’を示す第二論理積信号が出力される。また、nMOS−FET204,205のいずれか一方でもオフの状態の場合にANDゲート604からスイッチ605に‘偽’を示す第二論理積信号が出力される。
スイッチ605は、ANDゲート604から入力される第二論理積信号に基づいてオン・オフが制御する。スイッチ605は、入力される第二論理積信号が‘真’の場合にオンとし、入力される論理信号が‘偽’の場合にオフとする。
なお、電池セル202に対して充電を行う際の充電装置601の各ブロックの動作は、第一の実施形態の充電装置103のそれと同じであるので説明は省略する。
以上説明したように、本発明の第四の実施形態例では、第一の実施形態例と同様に、電池セル202のセル電圧にほぼ等しい充電電圧304に基づいてCCCV充電の制御を行っている。そのため、電池セル202の充電に要する時間を短縮することができる、という効果を奏する。さらに、本発明の第四の実施形態では、第二および第三の実施形態例と同様の効果もあることはいうまでもない。
なお、上記した各実施形態では、充電装置のスイッチにnMOS−FETを用いているが、pMOS−FETを用いてもよい。また、PNP型あるいはNPN型のバイポーラトランジスタを充電装置のスイッチとして用いてもよいことはいうまでもない。
また、上記した各実施形態では、移動機として携帯電話端末に適用した例を説明したが、この移動機は充電装置を備えていればよく携帯電話端末に限られない。
また、上記した各実施形態において、電池パックの電池セル202から−極端子T2までのライン上の任意の位置に抵抗器を設け、その抵抗器の電圧降下を検出することにより、保護動作制御IC208が放電電流および充電電流を算出できるようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態の例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含むことはいうまでもない。
101…移動機、102…携帯電話機能部、103…充電装置、104…ACアダプタ、202…電池セル、203…PTC素子、204〜207…nMOS−FET、208…保護動作制御IC、209…サーミスタ素子、R210…電流制限用抵抗器、R211〜R212…抵抗器、214…MOS−FET、215…充電制御回路、216…電流検出部、217…定電圧制御部、218…温度検出部、219…充電制御部、302…充電電流、303…+極端子−極端子間電圧、304…充電電圧、305…充電容量、306…CC充電期間、307…CV充電機関、308…CC充電延長期間、401…充電装置、402…電池パック、403…ANDゲート、404…スイッチ、501…充電装置、502…電池パック、503…スイッチ、601…充電装置、602…電池パック、603,604…ANDゲート、605…スイッチ

Claims (10)

  1. 充電可能な電池セルと、
    前記電池セルを定電流定電圧方式で充電するための充電回路のプラス極端子側と接続されるとともに、前記電池セルのセル電圧を前記充電回路に算出させるための第一電圧信号を、該充電回路に供給するプラス極端子と、
    前記充電回路のマイナス極端子側と接続されるマイナス極端子と、
    前記充電回路に前記セル電圧を算出させるための第二電圧信号を、前記充電回路に供給するセル電圧監視端子と、
    前記電池セルのマイナス極と前記マイナス極端子との接続のオン・オフを切り換える第一切換スイッチと、
    前記電池セルのマイナス極側と前記セル電圧監視端子との接続のオン・オフを切り換える第二切換スイッチと、
    前記セルのセル電圧または放電電流に基づいて、前記第一切換スイッチおよび前記第二切換スイッチのオン・オフを制御する保護動作部とを備え、
    前記充電回路により、前記プラス極端子および前記セル電圧監視端子それぞれが供給する前記第一電圧信号および前記第二電圧信号に基づいて前記セル電圧が算出され、算出された前記セル電圧に応じて前記電池セルに対する充電が行われる
    電池パック。
  2. 前記第一切換スイッチは、
    前記電池セルの放電電流のオン・オフ制御を行う第一放電用トランジスタと、
    前記電池セルの充電電流のオン・オフ制御を行う第一充電制御用トランジスタとを含む
    請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記第二切換スイッチは、
    前記電池セルの放電電流のオン・オフ制御を行う第二放電用トランジスタと、
    前記電池セルの充電電流のオン・オフ制御を行う第二充電用トランジスタとを備え、
    前記第一放電用トランジスタおよび前記第二放電用トランジスタのオン・オフの動作は同期しており、前記第一充電用トランジスタおよび前記第二充電用トランジスタのオン・オフの動作は同期している
    請求項2に記載の電池パック。
  4. 前記第二切換スイッチは、前記第一放電用トランジスタおよび前記第一充電用トランジスタの両方がオンの時のみオンする
    請求項2に記載の電池パック。
  5. さらに、
    一端が前記マイナス極端子と接続されるサーミスタと、
    前記サーミスタの他端が接続され、前記サーミスタの抵抗値に応じた電圧信号が前記充電回路から入力される温度検出端子とを備え、
    前記第二切換スイッチは、前記第一放電用トランジスタおよび前記第一充電用トランジスタの両方がオン且つ前記温度検出端子に前記電圧信号が入力されている時にのみオンする
    請求項2に記載の電池パック。
  6. さらに、
    前記セル電圧監視端子と前記第二切換スイッチとの間に過電流抑制のための抵抗素子を備える
    請求項1から5のいずれかに記載の電池パック。
  7. さらに、
    前記マイナス極と前記充放電制御スイッチとの間に、前記電池セルの温度に応じて抵抗値が変化する温度可変抵抗素子を備える
    請求項1から6のいずれかに記載の電池パック。
  8. 充電可能な電池セルと、
    前記電池セルを充電するための充電回路のプラス極端子側と接続されるとともに、前記電池セルのセル電圧を前記充電回路に算出させるための信号を、該充電回路に供給する前記プラス極端子と、
    前記充電回路のマイナス極端子側と接続されるマイナス極端子と、
    前記充電回路に前記セル電圧を算出させるための信号を、前記充電回路に供給するセル電圧監視端子と、
    前記電池セルのマイナス極と前記マイナス極端子との間に流れる電流のオン・オフを切り換える第一切換スイッチと、
    前記電池セルのマイナス極側と前記セル電圧監視端子との接続のオン・オフを切り換える第二切換スイッチと、
    前記セルのセル電圧または放電電流に基づいて、前記第一切換スイッチおよび前記第二切換スイッチのオン・オフを制御する保護動作部と、
    一端が前記マイナス極端子と接続されるサーミスタと、
    前記サーミスタの他端が接続され、前記サーミスタの抵抗値に応じた電圧信号が前記充電回路から入力される温度検出端子と
    前記温度検出端子に前記電圧信号が入力されている時だけ、前記電池セルのマイナス極側と前記セル電圧監視端子との接続をオンする第二切換スイッチとを備え、
    前記充電回路により、前記プラス極端子および前記セル電圧監視端子それぞれが供給する信号に基づいて前記セル電圧が算出され、算出された前記セル電圧に応じて、定電流定電圧充電方式の充電が前記電池セルに対して行われる
    電池パック。
  9. 充電可能な電池セルと、
    前記電池セルのプラス極と接続されるプラス極端子と、
    前記電池セルのマイナス極側と接続されるマイナス極端子と、
    前記電池セルのマイナス極側と接続されるセル電圧監視端子と、
    前記電池セルのマイナス極と前記マイナス極端子との間に流れる電流のオン・オフを切り換える第一切換スイッチと、
    前記電池セルのマイナス極側と前記セル電圧監視端子との接続のオン・オフを切り換える第二切換スイッチと、
    前記セルのセル電圧または放電電流に基づいて、前記第一切換スイッチおよび前記第二切換スイッチのオン・オフを制御する保護動作部と
    を備える電池パックと、
    直流電流を供給するACアダプタのプラス極と前記プラス極端子とを接続するプラス電源端子と、
    前記ACアダプタのマイナス極と前記マイナス極端子とを接続するマイナス電源端子と、
    前記プラス極端子と前記セル電圧監視端子との間の電圧であるプラス極端子セル電圧監視端子間電圧を検出し、前記プラス極端子セル電圧監視端子間電圧に基づいて、前記電池セルに対して定電流低電圧充電をすべく、前記ACアダプタから前記プラス極端子に供給される電流を制御する充電制御部と
    を備える充電回路と、
    を有する充電装置。
  10. 充電可能な電池セルと、
    前記電池セルのプラス極と接続されるプラス極端子と、
    前記電池セルのマイナス極側と接続されるマイナス極端子と、
    前記電池セルのマイナス極側と接続されるセル電圧監視端子と、
    前記電池セルのマイナス極と前記マイナス極端子との間に流れる電流のオン・オフを切り換える第一切換スイッチと、
    前記電池セルのマイナス極側と前記セル電圧監視端子との接続のオン・オフを切り換える第二切換スイッチと、
    前記セルのセル電圧または放電電流に基づいて、前記第一切換スイッチおよび前記第二切換スイッチのオン・オフを制御する保護動作部と
    を備える、前記携帯電話機能部を動作させるための電力を供給する電池パックと、
    直流電流を供給するACアダプタのプラス極と前記プラス極端子とを接続するプラス電源端子と、
    前記ACアダプタのマイナス極と前記マイナス極端子とを接続するマイナス電源端子と、
    前記プラス極端子と前記セル電圧監視端子との間の電圧であるプラス極端子セル電圧監視端子間電圧を検出し、前記プラス極端子セル電圧監視端子間電圧に基づいて、前記電池セルに対して定電流低電圧充電をすべく、前記ACアダプタから前記プラス極端子に供給される電流を制御する充電制御部と
    を備える充電回路と、から構成される充電装置
    を有する移動機。
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