JP2010287347A - 無電極放電灯点灯装置及び照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 間欠点灯動作における消灯期間中の電磁ノイズの強度が抑えられる無電極放電灯点灯装置及び照明器具を提供する。
【解決手段】 無電極放電灯が点灯する程度に無電極放電灯への出力電力を大きくする点灯期間P1と、無電極放電灯が消灯する程度に無電極放電灯への出力電力を小さくする消灯期間P2とを周期的に繰り返す間欠点灯動作を行う無電極放電灯装置において、消灯期間P2中の動作周波数fを周期的に変動させるようにした。これにより、消灯期間P2中に発生する電磁ノイズの周波数が分散されるから、消灯期間P2中の電磁ノイズの強度が抑えられる。
【選択図】図1
【解決手段】 無電極放電灯が点灯する程度に無電極放電灯への出力電力を大きくする点灯期間P1と、無電極放電灯が消灯する程度に無電極放電灯への出力電力を小さくする消灯期間P2とを周期的に繰り返す間欠点灯動作を行う無電極放電灯装置において、消灯期間P2中の動作周波数fを周期的に変動させるようにした。これにより、消灯期間P2中に発生する電磁ノイズの周波数が分散されるから、消灯期間P2中の電磁ノイズの強度が抑えられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、無電極放電灯点灯装置及び該無電極放電灯点灯装置を用いた照明器具に関するものである。
従来から、例えばガラスのような透光性を有する材料からなるバルブに放電ガスが封入されてなる無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置が提供されている。この種の無電極放電灯点灯装置は、無電極放電灯に近接配置される誘導コイルに対して高周波の交流電力を供給することにより、無電極放電灯のバルブ内に高周波電磁界を発生させるものである。高周波電磁界によって無電極放電灯のバルブ内にアーク放電が発生すると、励起された放電ガスが紫外線を放出する。無電極放電灯のバルブの内面には蛍光体が塗布されており、この蛍光体によって上記紫外線が可視光に変換されることにより、無電極放電灯は発光する。
この種の無電極放電灯点灯装置として、無電極放電灯を間欠的に点灯させる間欠点灯動作を行い、この間欠点灯動作中のオンデューティの変更により、無電極放電灯の光出力を変更可能としたものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、一般に電気機器では、他の電気機器の動作等に悪影響を与えないように、電磁ノイズの抑制が求められる。
上記のような間欠点灯動作を行う無電極放電灯点灯装置においては、間欠点灯動作中に無電極放電灯を点灯する点灯期間では、無電極放電灯内のプラズマによる吸収で電磁ノイズは抑えられるものの、間欠点灯動作中に無電極放電灯を消灯する消灯期間では、無電極放電灯内にプラズマが存在しないことにより、外部に放射される電磁ノイズ(輻射ノイズ)の強度が比較的に高くなってしまう。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、間欠点灯動作における消灯期間中の電磁ノイズの強度が抑えられる無電極放電灯点灯装置及び照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、直流電力を出力する直流電源部と、無電極放電灯に近接配置される誘導コイルとともに共振回路を構成する共振部と、直流電源部と共振部との電気的な接続を周期的に切り換えることで誘導コイルに交流電力を供給するスイッチング部と、スイッチング部が直流電源部と共振部との電気的な接続を切り換える周波数である動作周波数を制御することにより共振部から誘導コイルへの出力電力を制御する制御部とを備え、制御部は、無電極放電灯が点灯する程度に動作周波数を前記共振回路の共振周波数に対して近くする点灯期間と、無電極放電灯が消灯する程度に動作周波数を前記共振回路の共振周波数に対して高くする消灯期間とを周期的に交互に繰り返す間欠点灯動作が可能であって、間欠点灯動作における消灯期間中には、動作周波数を周期的に変化させることを特徴とする。
この発明によれば、消灯期間中に動作周波数を周期的に変化させることで、消灯期間中に発生する電磁ノイズの周波数が分散されるから、消灯期間中に動作周波数を変化させない場合に比べて電磁ノイズの強度が抑えられる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、制御部は、点灯期間と消灯期間との切換時には動作周波数の周期的な変化を停止させることを特徴とする。
この発明によれば、点灯期間と消灯期間との切換に伴う動作周波数の増減と動作周波数の周期的な変化による動作周波数の増減とが互いに相殺されてしまうことがない。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、間欠点灯動作における消灯期間中に動作周波数が取りうる範囲の中央値は点灯期間中の動作周波数の2倍以上であることを特徴とする。
この発明によれば、消灯期間中に動作周波数が取りうる範囲の中央値を点灯期間中の動作周波数の2倍未満とする場合に比べ、共振部と誘導コイルとが構成する共振回路の共振周波数に対して消灯期間中の動作周波数をより大きく離すことになるから消灯期間中の出力電力が低下することにより電磁ノイズの強度が抑えられることに加え、消灯期間中に動作周波数がとり得る範囲をより大きくして電磁ノイズの周波数をより分散して電磁ノイズの強度をより低く抑えることができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、間欠点灯動作における消灯期間中の動作周波数の最低値は、誘導コイルに出力される電圧の振幅が点灯期間中の2分の1となるような動作周波数であって点灯期間中の動作周波数よりも高い動作周波数よりも高くされていることを特徴とする。
この発明によれば、間欠点灯動作における消灯期間中に誘導コイルに出力される電圧の振幅の最大値は、点灯期間中に誘導コイルに出力される電圧の振幅の2分の1未満となるから、消灯期間中に誘導コイルに出力される電圧の振幅の最大値を、点灯期間中に誘導コイルに出力される電圧の振幅の2分の1以上とする場合に比べ、消灯期間中の電磁ノイズの強度がより低く抑えられる。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、消灯期間中の動作周波数の変動幅は、消灯期間中の動作周波数の変化の周波数の6倍以上であることを特徴とする。
この発明によれば、消灯期間中の動作周波数の変動幅を、消灯期間中の動作周波数の変化の周波数の6倍未満とする場合に比べ、消灯期間中の電磁ノイズの周波数がより分散されるから、消灯期間中の電磁ノイズの強度がより低く抑えられる。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの発明において、消灯期間の開始直後と終了時とには、それぞれ、動作周波数は、消灯期間中に動作周波数がとり得る範囲の最低値とされることを特徴とする。
この発明によれば、消灯期間の開始直後や終了時に動作周波数が消灯期間中に動作周波数がとり得る範囲の最低値以外とされる場合に比べ、点灯期間と消灯期間との相互の移行に伴う動作周波数の変動幅すなわち誘導コイルへの出力電力の変動幅が抑えられることにより、回路部品にかかる電気的なストレスが抑えられる。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の無電極放電灯点灯装置と、無電極放電灯点灯装置の共振部に接続された誘導コイルと、無電極放電灯点灯装置と誘導コイルとをそれぞれ保持する器具本体とを備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、消灯期間中に動作周波数を周期的に変化させることで、消灯期間中に発生する電磁ノイズの周波数が分散されるから、消灯期間中に動作周波数を変化させない場合に比べて電磁ノイズの強度が抑えられる。
請求項2の発明によれば、制御部は、点灯期間と消灯期間との切換時には動作周波数の周期的な変化を停止させるので、点灯期間と消灯期間との切換に伴う動作周波数の増減と動作周波数の周期的な変化による動作周波数の増減とが互いに相殺されてしまうことがない。
請求項3の発明によれば、間欠点灯動作における消灯期間中に動作周波数が取りうる範囲の中央値は点灯期間中の動作周波数の2倍以上であるので、消灯期間中に動作周波数が取りうる範囲の中央値を点灯期間中の動作周波数の2倍未満とする場合に比べ、共振部と誘導コイルとが構成する共振回路の共振周波数に対して消灯期間中の動作周波数をより大きく離すことになるから消灯期間中の出力電力が低下することにより電磁ノイズの強度が抑えられることに加え、消灯期間中に動作周波数がとり得る範囲をより大きくして電磁ノイズの周波数をより分散して電磁ノイズの強度をより低く抑えることができる。
請求項4の発明によれば、間欠点灯動作における消灯期間中の動作周波数の最低値は、誘導コイルに出力される電圧の振幅が点灯期間中の2分の1となるような動作周波数であって点灯期間中の動作周波数よりも高い動作周波数よりも高くされているので、間欠点灯動作における消灯期間中に誘導コイルに出力される電圧の振幅の最大値は、点灯期間中に誘導コイルに出力される電圧の振幅の2分の1未満となるから、消灯期間中に誘導コイルに出力される電圧の振幅の最大値を、点灯期間中に誘導コイルに出力される電圧の振幅の2分の1以上とする場合に比べ、消灯期間中の電磁ノイズの強度がより低く抑えられる。
請求項5の発明によれば、消灯期間中の動作周波数の変動幅は、消灯期間中の動作周波数の変化の周波数の6倍以上であるので、消灯期間中の動作周波数の変動幅を、消灯期間中の動作周波数の変化の周波数の6倍未満とする場合に比べ、消灯期間中の電磁ノイズの周波数がより分散されるから、消灯期間中の電磁ノイズの強度がより低く抑えられる。
請求項6の発明によれば、消灯期間の開始直後と終了時とには、それぞれ、動作周波数は、消灯期間中に動作周波数がとり得る範囲の最低値とされるので、消灯期間の開始直後や終了時に動作周波数が消灯期間中に動作周波数がとり得る範囲の最低値以外とされる場合に比べ、点灯期間と消灯期間との相互の移行に伴う動作周波数の変動幅すなわち誘導コイルへの出力電力の変動幅が抑えられることにより、回路部品にかかる電気的なストレスが抑えられる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の無電極放電灯点灯装置1は、図2に示すように、外部の交流電源ACを電源とし、無電極放電灯6に近接配置される誘導コイル5に接続して用いられるものであって、交流電源ACから入力された交流電力を所定電圧の直流電力に変換する直流電源部2と、直流電源部2が出力した直流電力を高周波の交流電力に変換して誘導コイル5に出力する電力変換部3と、電力変換部3を制御する制御部4とを備える。
無電極放電灯6は、例えばガラスのような透明な材料からなる中空のバルブに、不活性ガスと水銀蒸気とを含む放電ガスが封入されてなる。無電極放電灯6のバルブには、水銀蒸気の濃度を一定に保つためのアマルガムが封入されている。さらに、無電極放電灯6のバルブの内面には蛍光体膜(図示せず)が設けられており、誘導コイル5が発生させる高周波電磁界によってバルブ内にアーク放電が発生すると、発生した紫外線が上記の蛍光体膜において可視光に変換されることにより、無電極放電灯6は発光する。
直流電源部2は、例えば、交流電源ACから入力された交流電力を全波整流するダイオードブリッジ(図示せず)と、このダイオードブリッジの直流出力を電源として所定電圧の直流電力を生成する周知のDC−DCコンバータ回路(図示せず)とで構成することができ、周知技術で実現可能であるので詳細な図示並びに説明は省略する。
電力変換部3は、誘導コイル5に接続されて誘導コイル5とともに共振回路を構成する共振部32と、共振部32と直流電源部2との間に介在し共振部32と直流電源部2との接続を周期的に切り換えることで共振部32から誘導コイル5に高周波電力を出力させるスイッチング部31とを備える。
スイッチング部31は、直流電源部2の出力端間に接続された2個のスイッチング素子Q1,Q2の直列回路からなる。
共振部32は、スイッチング部31の2個のスイッチング素子Q1,Q2の接続点と誘導コイル5の一端との間に接続されたインダクタL1と直列コンデンサCsとの直列回路と、一端がインダクタL1と直列コンデンサCsとの接続点に接続されるとともに他端が誘導コイル5の他端とともに直流電源部2の低電圧側の出力端(すなわち回路のグランド)に接続された並列コンデンサCpとからなる。つまり、共振部32はスイッチング部31の低電圧側(ローサイド)のスイッチング素子Q2の両端間に接続されている。
制御部4は、スイッチング部31の2個のスイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフ駆動する駆動部41を備える。すなわち、駆動部41がスイッチング部31の2個のスイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフすれば、共振部32と誘導コイル5とが構成する共振回路の共振により、共振部32から誘導コイル5に交流電力が出力される。このような駆動部41は周知の電子回路で実現可能であるので詳細な図示並びに説明は省略する。図1に示すように、共振部32から誘導コイル5への出力電圧(すなわち誘導コイル5の両端電圧、以下、単に「出力電圧」と呼ぶ。)Vxの振幅(以下、「出力振幅」と呼ぶ。)は、駆動部41がスイッチング部31の2個のスイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフする周波数(すなわち電力変換部2の出力電圧の周波数。以下、「動作周波数」と呼ぶ。)fが、上記の共振回路の共振周波数(以下、単に「共振周波数」と呼ぶ。)に近いほど大きくなる。
また、駆動部41は、コンデンサC1を介してグランドに接続された端子と、第1抵抗R1を介してグランドに接続された制御端子とを有し、制御端子から流出する電流が多いほど動作周波数fを高くする。上記の第1抵抗R1にはさらに第2抵抗R2と制御用交流電源VfmとスイッチSWとの直列回路が並列に接続されている。そして、スイッチSWがオフされている期間には動作周波数fは出力振幅を無電極放電灯6が点灯する程度に大きくする所定の点灯周波数f1とされ、スイッチSWがオンされている期間には動作周波数fは点灯周波数f1よりも高周波数側において無電極放電灯6が消灯する程度に出力振幅を小さくする範囲内で制御用交流電源Vfmの出力により周期的に変動する。つまり、スイッチSWがオフされている期間が点灯期間P1であり、スイッチSWがオンされている期間が消灯期間P2である。また、制御用交流電源Vfmの出力の周波数が、すなわち消灯期間P2中の動作周波数fの変動の周波数(以下、「変動周波数」と呼ぶ。)ffmとなる。いうまでもなく、点灯期間P1と消灯期間P2との繰り返しの周波数(PWM周波数)、並びに、変動周波数ffmは、それぞれ点灯周波数f1に対して十分に低くされる。また、消灯期間P2中の動作周波数fの変動の周期Tfm=1/ffmは消灯期間P2の流さよりも長くされる。本実施形態では、上記のように消灯期間P2中の動作周波数fが周期的に変動することで、消灯期間P2中に発生する電磁ノイズの周波数が分散されるから、消灯期間P2中の電磁ノイズの強度が抑えられている。
さらに、制御部4は、無電極放電灯6の光出力を指示する信号である調光信号を受信するとともに、受信された調光信号によって指示された光出力が低いほど高いオンデューティでスイッチSWを周期的にオンオフ駆動する間欠点灯動作を行う調光信号受信部42を備える。調光信号は有線で送受信される電気信号であってもよいし、電波や赤外光を媒体として送受信されるワイヤレス信号であってもよい。いずれの場合にも調光信号受信部42は周知技術で実現可能であるので詳細な図示並びに説明は省略する。
ここで、本実施形態では、点灯周波数f1は125kHzとされ、消灯期間P2中に動作周波数fがとり得る範囲の中央値(以下、「消灯周波数」と呼ぶ。)f2は280kHzとされている。このように消灯周波数f2を点灯周波数f1の2倍以上としていることにより、消灯周波数f2を点灯周波数f1の2倍未満とする場合に比べ、消灯期間P2中の出力振幅がより小さくなること、並びに、消灯期間P2中の動作周波数fの変動幅をより大きくして電磁ノイズの周波数をより分散させることができることにより、電磁ノイズの強度をより低く抑えることができる。
また、スイッチSWのオフにより第2抵抗R2と制御用交流電源Vfmとが同時に駆動部41から切り離され、つまり第2抵抗R2の切り離しによる動作周波数fの遷移と制御用交流電源Vfmの切り離しによる動作周波数fの周期的変動の停止とが同時になされるから、点灯期間P1と消灯期間P2との間の動作周波数fの切換時には動作周波数fの周期的変動も停止されることになる。これにより、点灯期間P1と消灯期間P2との間の動作周波数fの遷移と、動作周波数fの周期的変動とが、互いに打ち消しあってしまうようなことがない。
さらに、消灯期間P2中の出力振幅の最大値は、点灯期間P1中の出力振幅の2分の1未満とされている。つまり、消灯期間P2中の動作周波数fの最低値は、出力振幅が点灯期間P1中の出力振幅の2分の1となるような動作周波数fよりも高くされている。定数mと変動周波数ffmとを用いて消灯期間P2中の動作周波数fの変動幅が2×m×ffmと表され、すなわち消灯期間P2中の動作周波数fの最低値がf2−m×ffmと表される場合において、動作周波数fが点灯周波数f1であるときに比べて出力振幅が2分の1となるような動作周波数fであって点灯周波数f1より高い動作周波数fをf1+Δf1とおくと、上記の条件は、f2−m×ffm>f1+Δf1と表される。さらに、点灯周波数f1が共振周波数であるという条件のもとでは、共振部32と誘導コイル5とが構成する共振回路の共振の鋭さ(Q値)をQ1とおくと、定義によりQ1=f1/(2×Δf1)であり、すなわちΔf1=f1/(2×Q1)であるので、上記の式は、f2−m×ffm>(1+1/(2×Q1))f1と書き換えることができる。これにより、消灯期間P2中の出力振幅の最大値を点灯期間P1中の出力振幅の2分の1以上とする場合に比べ、消灯期間P2中の出力振幅の低下により直接的に消灯期間P2中の電磁ノイズの強度が抑えられる。
さらに、消灯期間P2中の動作周波数fの変動幅2×m×ffmを変動周波数ffmの6倍以上とすれば、すなわち上記の定数mを3以上とすれば、上記の定数mを3未満とする場合に比べ、消灯期間P2中の動作周波数fの変動幅2×m×ffmをより大きくすることになり、つまり消灯期間P2中の電磁ノイズがより分散されるから、消灯期間P2中の電磁ノイズの強度がより抑えられる。
また、点灯期間P1から消灯期間P2への切換直後、並びに、消灯期間P2から点灯期間P1への切換直前における動作周波数fは、それぞれ、消灯期間P2中の動作周波数fがとり得る範囲の下限(上記の例ではf2−m×ffm)であることが、切換時の動作周波数fの変動幅すなわち誘導コイル5への出力電力の変動幅を小さくして回路部品への電気的なストレスを抑える観点では望ましい。消灯期間P2中に動作周波数fの周期的な変化を止めることがないとすると、上記の条件を満たすには、消灯期間P2の長さは、消灯期間P2中の動作周波数fの変動の周期Tfm=1/ffmの整数倍であることが必要条件となる。
上記の無電極放電灯点灯装置1は、図3に示すような照明器具7に用いることができる。図3の照明器具7は、無電極放電灯点灯装置1を収納及び保持したケース10と、ケース10が固定されるとともに誘導コイル5と無電極放電灯6とをそれぞれ放熱板70を介して保持しケース10及び放熱板70とともに請求項における器具本体を構成するベース71と、透光性を有する材料からなり無電極放電灯6を囲む筒形状であって放熱板70に対して固定され無電極放電灯6の光を拡散させる拡散板72と、透光性を有する材料からなり拡散板72を囲む筒形状であって一方(図3での下側)の開口がベース71により閉塞されたグローブ73と、グローブ73の他方(図3での上側)の開口を閉塞するカバー74とを備える。無電極放電灯6は電球形状であって窪みを有し、誘導コイル5は無電極放電灯6の窪み内に挿入されることで無電極放電灯6に近接配置されている。上記のような照明器具7は周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。
1 無電極放電灯点灯装置
2 直流電源部
4 制御部
5 誘導コイル
6 無電極放電灯
7 照明器具
10 ケース(請求項における器具本体)
31 スイッチング部
32 共振部
70 放熱板(請求項における器具本体)
71 ベース(請求項における器具本体)
2 直流電源部
4 制御部
5 誘導コイル
6 無電極放電灯
7 照明器具
10 ケース(請求項における器具本体)
31 スイッチング部
32 共振部
70 放熱板(請求項における器具本体)
71 ベース(請求項における器具本体)
Claims (7)
- 直流電力を出力する直流電源部と、
無電極放電灯に近接配置される誘導コイルとともに共振回路を構成する共振部と
直流電源部と共振部との電気的な接続を周期的に切り換えることで誘導コイルに交流電力を供給するスイッチング部と、
スイッチング部が直流電源部と共振部との電気的な接続を切り換える周波数である動作周波数を制御することにより共振部から誘導コイルへの出力電力を制御する制御部とを備え、
制御部は、無電極放電灯が点灯する程度に動作周波数を前記共振回路の共振周波数に対して近くする点灯期間と、無電極放電灯が消灯する程度に動作周波数を前記共振回路の共振周波数に対して高くする消灯期間とを周期的に交互に繰り返す間欠点灯動作が可能であって、間欠点灯動作における消灯期間中には、動作周波数を周期的に変化させることを特徴とする無電極放電灯点灯装置。 - 制御部は、点灯期間と消灯期間との切換時には動作周波数の周期的な変化を停止させることを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
- 間欠点灯動作における消灯期間中に動作周波数が取りうる範囲の中央値は点灯期間中の動作周波数の2倍以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の無電極放電灯点灯装置。
- 間欠点灯動作における消灯期間中の動作周波数の最低値は、誘導コイルに出力される電圧の振幅が点灯期間中の2分の1となるような動作周波数であって点灯期間中の動作周波数よりも高い動作周波数よりも高くされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無電極放電灯点灯装置。
- 消灯期間中の動作周波数の変動幅は、消灯期間中の動作周波数の変化の周波数の6倍以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の無電極放電灯点灯装置。
- 消灯期間の開始直後と終了時とには、それぞれ、動作周波数は、消灯期間中に動作周波数がとり得る範囲の最低値とされることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の無電極放電灯点灯装置。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の無電極放電灯点灯装置と、無電極放電灯点灯装置の共振部に接続された誘導コイルと、無電極放電灯点灯装置と誘導コイルとをそれぞれ保持する器具本体とを備えることを特徴とする照明器具。
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