JP2010286772A - 撮像装置、合焦方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、合焦方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自動合焦処理の精度を向上させる。
【解決手段】撮像装置100であって、撮像画像内の合焦対象となる注目被写体の画像領域の形状を特定する画像領域特定部7aと、特定された注目被写体の画像領域の形状に合わせて複数のAF評価領域を設定する領域設定部7eと、これらのAF評価領域内の画像データに基づいて、レンズ部1を合焦させるレンズ駆動部2とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、オートフォーカス(自動合焦)処理を行う撮像装置、合焦方法及びプログラムに関する。
従来、デジタルカメラのオートフォーカス(AF)処理において、撮像フレーム内に複数のAF領域を設定する技術(例えば、特許文献1参照)や、被写体を追尾してAFする技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2007−178576号公報 特開2006−184742号公報
しかしながら、上記特許文献1に係る技術においては、撮像フレーム内の予め決められた位置にAF領域を設定するものであり、AF対象となる特定の被写体の形状に合わせてAF領域を設定したり、AF対象となる一の被写体に対して複数のAF領域を設定するものではなかった。このため、部位によってコントラストが異なるような被写体をAFの対象とする場合には、コントラストの低い部分にAF領域が設定されてしまい、AFの精度が低下してしまうという問題があった。また、上記特許文献2に係る技術を適用しても、コントラストの低い部分にAF領域が設定されることを防止することはできなかった。
一方、被写体全体を含むように大きなAF領域を設定してしまうと、AF処理におけるコントラスト勾配が緩くなる虞もあり、この場合にはコントラストのピークを検出する精度が低下してしまうという問題が生じてしまう。
そこで、本発明の課題は、自動合焦処理の精度を向上させることができる撮像装置、合焦方法及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の撮像装置は、
撮像手段と、この撮像手段により撮像された撮像画像内の合焦対象となる注目被写体の画像領域の形状を特定する特定手段と、この特定手段により特定された前記注目被写体の画像領域の形状に合わせて複数のコントラスト評価領域を設定する領域設定手段と、この領域設定手段により設定されたコントラスト評価領域内の画像データに基づいて、前記撮像手段を合焦させる合焦制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、
前記領域設定手段は、矩形状の前記コントラスト評価領域を複数隣接させて設定することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の撮像装置において、
前記注目被写体の画像領域の垂直方向及び水平方向の長さの比率に応じて、複数隣接して設定される前記コントラスト評価領域の垂直方向及び水平方向の設定数を決定する決定手段を更に備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の撮像装置において、
前記特定手段は、更に、前記注目被写体の画像領域の寸法を特定し、前記決定手段は、前記注目被写体の画像領域の形状及び寸法に基づいて設定された仮コントラスト評価領域の寸法に応じて、前記コントラスト評価領域の垂直方向及び水平方向の設定数を決定することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の撮像装置において、
前記決定手段により決定された前記コントラスト評価領域の垂直方向及び水平方向の設定数に応じて、前記コントラスト評価領域の寸法を算出する算出手段を更に備えることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の撮像装置において、
前記特定手段は、更に、前記注目被写体の画像領域の寸法を特定し、前記算出手段は、前記注目被写体の画像領域の形状及び寸法、並びに前記決定手段により決定された前記コントラスト評価領域の垂直方向及び水平方向の設定数に基づいて、前記コントラスト評価領域の寸法を算出することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記特定手段は、更に、前記注目被写体の画像領域の寸法を特定し、前記注目被写体の画像領域の寸法が前記コントラスト評価領域として設定可能な最小寸法よりも大きいか否かを判定する寸法判定手段を更に備え、前記領域設定手段は、前記寸法判定手段による判定の結果、前記注目被写体の画像領域の寸法が前記コントラスト評価領域の最小寸法よりも大きい場合、前記コントラスト評価領域を複数設定する一方で、前記注目被写体の画像領域の寸法が前記コントラスト評価領域の最小寸法以下である場合、前記コントラスト評価領域を一つ設定することを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記注目被写体の画像領域を囲む最小の矩形を当該注目被写体の画像領域の仮形状として設定する被写体設定手段と、この被写体設定手段により設定された前記注目被写体の画像領域の仮形状に合わせて前記領域設定手段により設定された複数のコントラスト評価領域について、当該注目被写体の画像領域を所定の割合以上含むか否かを判定する領域判定手段と、前記複数のコントラスト評価領域のうち、前記領域判定手段により当該注目被写体の画像領域を所定の割合以上含まないと判定されたコントラスト評価領域を評価対象から除外する除外手段と、を更に備えることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記領域設定手段は、前記注目被写体の画像領域の輪郭部分と交わるように前記コントラスト評価領域を設定することを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記特定手段は、前記注目被写体の画像領域の形状を逐次特定し、前記領域設定手段は、前記特定手段により逐次特定された前記注目被写体の画像領域の形状に合わせて複数のコントラスト評価領域を逐次設定することを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記合焦制御手段は、前記領域設定手段により設定された前記複数のコントラスト評価領域のうち、各評価領域内の画像データのコントラスト勾配の検出精度が所定値以上で、且つ、当該撮像装置から最も近い距離にコントラストのピークを有するコントラスト評価領域の出力結果を採用して、前記撮像手段を合焦させることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記領域設定手段は、前記注目被写体の画像領域の水平方向に対して垂直方向を優先して前記コントラスト評価領域を設定することを特徴としている。
請求項13に記載の発明の合焦方法は、
撮像手段を備える撮像装置を用いた合焦方法であって、前記撮像手段により撮像された撮像画像内の合焦対象となる注目被写体の画像領域の形状を特定する処理と、特定された前記注目被写体の画像領域の形状に合わせて複数のコントラスト評価領域を設定する処理と、設定されたコントラスト評価領域内の画像データに基づいて、前記撮像手段を合焦させる処理と、を行うことを特徴としている。
請求項14に記載の発明のプログラムは、
撮像手段を備える撮像装置のコンピュータを、前記撮像手段により撮像された撮像画像内の合焦対象となる注目被写体の画像領域の形状を特定する特定手段、この特定手段により特定された前記注目被写体の画像領域の形状に合わせて複数のコントラスト評価領域を設定する領域設定手段、この領域設定手段により設定されたコントラスト評価領域内の画像データに基づいて、前記撮像手段を合焦させる合焦制御手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、注目被写体の画像領域の形状に合わせて設定された複数のコントラスト評価領域によって自動合焦処理の精度を向上させることができる。
本発明を適用した一実施形態の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 撮像装置による自動合焦処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図2の自動合焦処理の続きを示すフローチャートである。 図2の自動合焦処理にて抽出される注目被写体の一例を模式的に示す図である。 図2の自動合焦処理に係る画像の一例を模式的に示す図である。 図2の自動合焦処理に係る画像の一例を模式的に示す図である。 図2の自動合焦処理に係る画像の一例を模式的に示す図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した一実施形態の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の撮像装置100は、撮像画像(例えば、撮像画像G2;図6(a)参照)内の合焦対象となる注目被写体(例えば、注目被写体S2)の画像領域(例えば、画像領域A2;図6(b)参照)の形状を特定し、当該注目被写体の画像領域の形状に合わせてAF評価領域(例えば、AF評価領域P2;図6(d)参照)を複数設定して、これらAF評価領域内の画像データに基づいて、レンズ部1を合焦させる。
具体的には、図1に示すように、撮像装置100は、レンズ部1、レンズ駆動部2、電子撮像部3、ユニット回路4、撮像制御部5、画像生成部6、AF処理部7、画像処理部8、表示部9、画像記録部10、操作入力部11、バッファメモリ12、プログラムメモリ13、中央制御部14等を備えている。
また、レンズ駆動部2、撮像制御部5、画像生成部6、AF処理部7、画像処理部8、表示部9、画像記録部10、バッファメモリ12、プログラムメモリ13、中央制御部14は、バスライン15を介して接続されている。
レンズ部1は、例えば、複数のレンズを備えて構成され、具体的には、フォーカスレンズ、ズームレンズ(何れも図示略)等を備えている。
レンズ駆動部2は、レンズ部1に備わるフォーカスレンズやズームレンズをそれぞれ光軸方向に駆動させる。具体的には、レンズ駆動部2は、フォーカスモータやズームモータ等の駆動源と、中央制御部14からの制御信号に従って駆動源を駆動させるドライバ等を備えている(何れも図示略)。
電子撮像部3は、レンズ部1の光軸上に配置されている。また、電子撮像部3は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサから構成され、レンズ部1の各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
ユニット回路4は、電子撮像部3から出力される被写体の光学像に応じたアナログの撮像信号が入力され、入力された撮像信号を保持するCDSと、その撮像信号を増幅するゲイン調整アンプ(AGC)、増幅された撮像信号をデジタルの撮像信号に変換するA/D変換器(ADC)等から構成されている。
そして、ユニット回路4は、デジタルの撮像信号を画像生成部6及びAF処理部7に送信する。
撮像制御部5は、中央制御部14が設定するフレームレートに従ったタイミングで、電子撮像部3やユニット回路4を駆動させる制御を行う。具体的には、撮像制御部5は、TG(Timing Generator)、電子撮像部3を駆動するドライバ等(何れも図示略)を備え、TGを介してドライバやユニット回路4の動作タイミングを制御する。即ち、中央制御部14が、プログラムメモリ13から読み出したプログラム線図に従ってシャッタースピードを設定すると、撮像制御部5のTGは、当該シャッタースピードに対応する電荷蓄積時間をシャッターパルスとしてドライバに出力し、ドライバからの駆動パルス信号に従って電子撮像部3を動作させて電荷蓄積時間(露光時間)を制御する。
このように構成されたレンズ部1、電子撮像部3、ユニット回路4及び撮像制御部5は、被写体を撮像する撮像手段を構成している。
画像生成部6は、ユニット回路4から送られてきた画像データに対してγ補正処理、ホワイトバランス処理などの処理を施すとともに、輝度色差信号(YUVデータ)を生成する。そして、画像生成部6は、生成された輝度色差信号の画像データをバスライン15を介して中央制御部14に出力する。
AF処理部7は、撮像画像(例えば、撮像画像G1、G2、G3;図5(a)、図6(a)、図7(a)参照)中の注目被写体(例えば、注目被写体S1、S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A1、A2、A3;図5(b)、図6(b)、図7(b)参照)を特定する画像領域特定部7aを具備している。
画像領域特定部7aは、例えば、ユニット回路4から画像データが送られてくる毎に当該画像データに対して、水平方向(横)及び垂直方向(縦)ともに所定倍率の縮小処理を行って、低解像度の画像データ(例えば、横×縦:40×30画素;図4参照)Lを逐次生成する。そして、画像領域特定部7aは、低解像度の画像データLに対して所定の画像認識技術を利用して合焦対象となる注目被写体を特定して画像領域を抽出する。ここで、注目被写体の特定処理は、例えば、色や明るさの変化の連続性から注目被写体の輪郭を抽出することで行っても良いし、予め注目被写体の種類を特定しておき当該注目被写体の特徴情報と比較判定して輪郭を抽出することで行っても良い。
なお、図5(b)、図6(b)、図7(b)にあっては、画像データを二値化して表しており、ドットなし白抜きで表されている画像領域A1、A2、A3が注目被写体S1、S2、S3に相当し、ドット有りの黒で表されている画像領域が注目被写体S1、S2、S3以外の部分に相当する。
また、注目被写体は、必ずしも一つの被写体として独立している必要はなく、複数の被写体が前後方向に重なった状態であっても良いし、複数の被写体が左右若しくは上下方向に離れて分離した状態であっても良い。
その後、画像領域特定部7aは、抽出された注目被写体の画像領域の寸法を特定した後、当該注目被写体の画像領域を囲む最小の矩形枠Wを当該注目被写体の画像領域の仮形状として設定する。具体的には、画像領域特定部7aは、注目被写体の画像領域のx軸方向(水平方向)の最大の座標x2と最小の座標x1との差から水平幅xを算出するとともに、y軸方向(垂直方向)の最大の座標y2と最小の座標y1との差から垂直幅yを算出することで(図4参照)、当該水平幅x及び垂直幅yの矩形枠(仮コントラスト評価領域)Wを注目被写体の画像領域の仮形状として設定する。
ここで、画像領域特定部7aは、撮像手段としてのレンズ部1、電子撮像部3、ユニット回路4及び撮像制御部5により撮像された撮像画像内の、合焦対象となる注目被写体の画像領域を囲む最小の矩形枠Wを、当該注目被写体の画像領域の仮形状として設定する被写体設定手段を構成している。また、画像領域特定部7aは、撮像画像内の、注目被写体の画像領域の形状を特定する特定手段を構成している。
また、AF処理部7は、画像領域特定部7aにより特定された注目被写体(例えば、注目被写体S1、S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A1、A2、A3)の寸法がAF評価領域(例えば、AF評価領域P1、P2、P3;図5(c)、図6(c)、図7(c)参照)として設定可能な最小寸法よりも大きいか否かを判定する寸法判定部7bを具備している。
寸法判定部7bは、具体的には、画像領域特定部7aにより設定された矩形枠Wの寸法が、予め設定されている各AF評価領域の最小寸法よりも大きいか否かを判定する。AF評価領域の最小寸法は、例えば、低解像度(例えば、横×縦:40×30画素)の画像データLに対して、最小の水平幅Xminが6画素、最小の垂直幅Yminが4画素に設定されている。そして、寸法判定部7bによる判定の結果、領域設定部7e(後述)は、矩形枠Wの寸法が各AF評価領域の最小寸法よりも大きい場合、AF評価領域を複数設定する一方で、矩形枠Wの寸法が各AF評価領域の最小寸法以下である場合、最小寸法のAF評価領域を一つ設定する。
ここで、寸法判定部7bは、注目被写体の画像領域の寸法がAF評価領域(コントラスト評価領域)の設定可能な最小寸法よりも大きいか否かを判定する寸法判定手段を構成している。
また、AF処理部7は、画像領域特定部7aにより設定された矩形枠(仮コントラスト評価領域)Wの寸法に応じて、当該矩形枠Wの分割数を決定する分割数決定部7cを具備している。
分割数決定部7cは、矩形枠Wの垂直幅y及び水平幅xの比率(縦横比Rate)に応じて矩形枠Wの分割数、即ち、領域設定部により複数設定されるAF評価領域P1、P2、P3の設定数を算出する。具体的には、分割数決定部7cは、先ず、矩形枠Wの縦横比Rateを垂直幅y及び水平幅xから下記式(1)に従って算出する。
Rate=(x/y)×100 …式(1)
次に、分割数決定部7cは、算出した縦横比Rateに応じて、AF評価領域の全体形状(例えば、「1×n型」、「2×n型」、「n×n型」、「n×1型」、「n×2型」;nは自然数)を決定し、その後、AF評価領域の全体形状に応じて、矩形枠Wの寸法と各AF評価領域の最小寸法により規定される所定の計算式から矩形枠Wの分割数Nx、Nyを算出する。
例えば、分割数決定部7cは、縦横比Rateが44よりも小さい場合には、AF評価領域の全体形状を「1×n型」に決定した後、矩形枠Wの垂直幅yをAF評価領域の垂直方向の最小寸法Yminで除算することで矩形枠Wの垂直方向の分割数Nyを算出する。なお、矩形枠Wの水平方向の分割数Nxは、AF評価領域の全体形状が「1×n型」であるため、「1」となる。
また、例えば、分割数決定部7cは、縦横比Rateが44以上で66よりも小さい場合には、AF評価領域の全体形状を「2×n型」に決定した後、矩形枠Wの垂直幅yをAF評価領域の垂直方向の最小寸法Yminで除算することで矩形枠Wの垂直方向の分割数Nyを算出する。なお、矩形枠Wの水平方向の分割数Nxは、AF評価領域の全体形状が「2×n型」であるため、「2」となる。
また、例えば、分割数決定部7cは、縦横比Rateが66以上で266よりも小さい場合には、AF評価領域の全体形状を「n×n型」に決定した後、矩形枠Wの垂直幅yをAF評価領域の垂直方向の最小寸法Yminで除算することで矩形枠Wの垂直方向の分割数Nyを算出する。なお、矩形枠Wの水平方向の分割数Nxは、AF評価領域の全体形状が「n×n型」であるため、垂直方向の分割数Nyと等しい値となる。
また、例えば、分割数決定部7cは、縦横比Rateが266以上で400よりも小さい場合には、AF評価領域の全体形状を「n×2型」に決定した後、矩形枠Wの水平幅xをAF評価領域の水平方向の最小寸法Xminで除算することで矩形枠Wの水平方向の分割数Nxを算出する。なお、矩形枠Wの垂直方向の分割数Nyは、AF評価領域の全体形状が「n×2型」であるため、「2」となる。
また、例えば、分割数決定部7cは、縦横比Rateが400以上の場合には、AF評価領域の全体形状を「n×1型」に決定した後、矩形枠Wの水平幅xをAF評価領域の水平方向の最小寸法Xminで除算することで矩形枠Wの水平方向の分割数Nxを算出する。なお、矩形枠Wの垂直方向の分割数Nyは、AF評価領域の全体形状が「n×1型」であるため、「1」となる。
ここで、分割数決定部7cは、注目被写体の画像領域の垂直方向及び水平方向の長さの比率に応じて、複数隣接して設定されるAF評価領域の垂直方向及び水平方向の設定数を決定する決定手段を構成している。
なお、上記した縦横比Rate、AF評価領域(AF枠)の全体形状や分割数Nx、Nyは一例であって、これらに限られるものではなく、適宜任意に変更することができる。
また、AF処理部7は、矩形状の各AF評価領域(例えば、AF評価領域P1、P2、P3)の寸法を算出する寸法算出部7dを具備している。
寸法算出部7dは、矩形枠Wの垂直幅yを分割数決定部7cにより決定された矩形枠Wの垂直方向の分割数Nyで除算してAF評価領域の垂直幅Yを算出した後、予め規定されているAF評価領域の形状(例えば、横:縦が4:3の比率等)に従ってAF評価領域の水平幅Xを演算する。
ここで、寸法算出部7dは、注目被写体の画像領域の形状及び寸法(矩形枠Wの形状及び寸法)、並びに、分割数決定部7cにより決定されたAF評価領域の垂直方向及び水平方向の設定数(矩形枠Wの分割数)に応じて、AF評価領域の寸法を算出する算出手段を構成している。
また、AF処理部7は、寸法算出部7dにより算出された寸法のAF評価領域(例えば、AF評価領域P1、P2、P3)を注目被写体(例えば、注目被写体S1、S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A1、A2、A3)の形状に合わせて複数設定する領域設定部7eを具備している。
領域設定部7eは、寸法算出部7dによりAF評価領域の寸法が設定される毎に、注目被写体の画像領域の形状に合わせて複数のAF評価領域を逐次設定する。具体的には、領域設定部7eは、寸法判定部7bにより矩形枠Wの寸法が所定のAF評価領域として設定可能な最小寸法よりも大きいと判定された場合に、矩形枠Wの水平幅xの中点とAF評価領域(AF枠)の水平幅Xの中点とが略重なるように矩形状のAF評価領域を複数隣接させて配置する。即ち、領域設定部7eは、注目被写体の画像領域の水平方向に対して垂直方向を優先してAF評価領域を設定する。これにより、領域設定部7eは、複数のAF評価領域からなる全体として拡張された矩形枠が設定される。
なお、図5(c)、図6(c)、図7(c)にあっては、二値化した画像データに対してAF評価領域P1、P2、P3を設定した状態を表している。
ここで、領域設定部7eは、注目被写体の画像領域の形状に合わせて複数のAF評価領域を設定する領域設定手段を構成している。
なお、領域設定部7eは、寸法判定部7bにより矩形枠Wの寸法がAF評価領域P1の最小寸法以下であると判定された場合には、AF評価領域P1を一つだけ設定する(図5(a)〜図5(c)参照)。
また、AF処理部7は、領域設定部7eにより設定されたAF評価領域(例えば、AF評価領域P1、P2、P3)内に注目被写体(例えば、注目被写体S1、S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A1、A2、A3)を所定の割合以上含むか否かを判定する領域判定部7fを具備している。
領域判定部7fは、領域判定手段として、注目被写体の画像領域の仮形状としての矩形枠Wに合わせて領域設定部7eにより設定された複数のAF評価領域について、各AF評価領域内から注目被写体の画像領域(注目被写体領域)を検出した後、当該注目被写体領域を所定の割合(例えば、5割)以上含むか否かを判定する。
また、AF処理部7は、領域判定部7fの判定結果に応じて、注目被写体(例えば、注目被写体S1、S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A1、A2、A3)を所定の割合以上含まないAF評価領域を除外する評価対象除外部7gを具備している。
評価対象除外部7gは、除外手段として、複数のAF評価領域のうち、領域判定部7fにより当該注目被写体領域を所定の割合以上含まないと判定されたAF評価領域を無効AF枠として評価対象から除外する。これにより、領域判定部7fにより当該注目被写体領域を所定の割合以上含むと判定されたAF評価領域のみが有効AF枠として設定される。
また、AF処理部7は、合焦状態の判定に係るAF評価値を算出する評価値算出部7hを具備している。
評価値算出部7hは、ユニット回路4からAF処理部7に送られてきた各画像データについてAF評価値を算出する。具体的には、評価値算出部7hは、画像領域特定部7aにより生成された低解像度の画像データ(例えば、横×縦:40×30画素;図4参照)Lのうち、領域判定部7fにより有効AF枠として設定されたAF評価領域(例えば、AF評価領域P1、P2、P3)の画像データに基づいて、画像のコントラストの高低を示すAF評価値(コントラスト評価値)を算出する。
画像処理部8は、画像生成部6により生成された画像データ(YUVデータ)を所定の符号化方式(例えば、JPEG方式等)により圧縮・符号化する符号化部(図示略)や、画像記録部10から読み出された符号化された画像データを当該符号化方式に対応する復号化方式で復号化する復号化部等(何れも図示略)を具備している。
表示部9は、バッファメモリ12に格納された1フレーム分のYUVデータをビデオ信号に変換した後、ライブビュー画像として表示画面に表示する。具体的には、表示部9は、被写体の撮像により生成された複数の画像フレームに基づいてライブビュー画像を表示したり、本撮像画像として撮像されたレックビュー画像を表示する。
また、画像再生時においては、表示部9は、画像記録部10から読み出されて画像処理部8にて復号化された画像データに基づく画像を表示する。
画像記録部10は、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成されている。また、画像記録部10は、画像処理部8の符号化部(図示略)により所定の符号化方式(例えば、JPEG方式やMPEG方式等)により圧縮・符号化された静止画像データや動画像データを記憶する。
操作入力部11は、当該撮像装置100の所定操作を行うためのものである。具体的には、操作入力部11は、被写体の撮影指示に係るシャッタボタン、撮像モードや機能等の選択指示に係る選択決定ボタン、ズーム量の調整指示に係るズームボタン等を備え(何れも図示略)、これらのボタンの操作に応じて所定の操作信号を中央制御部14に出力する。
バッファメモリ12は、画像データ等を一時保存するバッファであるとともに、中央制御部14のワーキングメモリ等としても使用される。
プログラムメモリ13には、当該撮像装置100の機能に係る各種プログラムやデータが格納されている。また、プログラムメモリ13には、静止画撮影時、連写時、ライブビュー画像撮影時等の各撮影時における適正な露出値(EV)に対応する絞り値(F)とシャッタースピードとの組み合わせを示すプログラム線図を構成するプログラムAEデータや、EV値表も格納されている。
中央制御部14は、撮像装置100の各部を制御するワンチップマイコンである。
また、中央制御部14は、操作入力部11から出力され入力された操作信号に基づいて、撮像装置100の各部を制御する。具体的には、中央制御部14は、操作入力部11のシャッタボタンの所定操作に従って出力された撮像信号が入力されると、プログラムメモリ13に記憶されている所定のプログラムに従って、TGにより電子撮像部3及びユニット回路4の駆動タイミングを制御して静止画像を撮影する処理を実行する。この静止画像の撮影によりバッファメモリ12に格納された1フレーム分のYUVデータは、画像処理部8にてJPEG方式等により圧縮され符号化されて、画像記録部10に静止画像データとして記録される。
また、中央制御部14は、AF処理部7の評価値算出部7hにより有効AF枠であるAF評価領域(例えば、AF評価領域P1、P2、P3)の画像データに基づいて算出されたAF評価値に基づいて、所定の制御信号をレンズ駆動部2に出力してフォーカスモータを駆動させることで、レンズ部1の合焦位置を調整する。このとき、中央制御部14は、AF処理部7の領域設定部7eにより設定された複数のAF評価領域のうち、評価値算出部7hにより算出された各評価領域内の画像データのコントラスト勾配の検出精度が所定値以上で、且つ、当該撮像装置100から最も近い距離にコントラストのピークを有するAF評価領域3の出力結果を採用して、撮像手段を合焦させても良い。即ち、複数の注目被写体に対して複数のAF評価領域が設定された場合であっても、至近優先で一の注目被写体にピントを合わせるようにしても良い。
ここで、中央制御部14及びレンズ駆動部2は、領域設定部7eにより設定されたAF評価領域内の画像データに基づいて、撮像手段を合焦させる合焦制御手段を構成している。
次に、撮像装置100による合焦方法法に係る自動合焦処理について、図2〜図7を参照して説明する。
図2及び図3は、自動合焦処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図4は、自動合焦処理にて抽出される注目被写体の一例を模式的に示す図である。
自動合焦処理は、ライブビュー画像の表示中に、ユーザによって操作入力部11のシャッタボタンが所定操作(例えば、半押し操作等)された場合に、中央制御部14の制御下にて繰り返し実行される処理である。なお、シャッタボタンの操作の有無に関わらずライブビュー画像の表示中に必ず実行するようにしても良い。
図2に示すように、被写体の撮像により生成された撮像画像(例えば、撮像画像G1、G2、G3)の複数の画像フレーム(図5(a)、図6(a)、図7(a)等参照)に係る画像データがユニット回路4からAF処理部7に送られてくる毎に、AF処理部7は、当該画像データから注目被写体(例えば、注目被写体S1、S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A1、A2、A3)を抽出する処理を行う(ステップS1)。
具体的には、AF処理部7の画像領域特定部7aは、ユニット回路4から送られてきた各画像データに対して所定倍率の縮小処理を行って低解像度の画像データ(例えば、横×縦:40×30画素;図4参照)Lを生成した後、低解像度の画像データLに対して所定の画像認識技術を利用して合焦対象となる注目被写体S1、S2、S3(図5(b)、図6(b)、図7(b)等参照)を特定して抽出する。
次に、画像領域特定部7aは、抽出された注目被写体の画像領域を囲む最小の矩形枠Wを当該注目被写体の画像領域の仮形状として設定する(ステップS2)。
具体的には、画像領域特定部7aは、注目被写体S1、S2、S3の画像領域A1、A2、A3のx軸方向(水平方向)の水平幅x及びy軸方向(垂直方向)の垂直幅yを算出して(図4参照)、当該水平幅x及び垂直幅yの矩形枠Wを設定する。
続けて、AF処理部7の寸法判定部7bは、画像領域特定部7aにより設定された矩形枠Wの寸法が、予め設定されているAF評価領域(例えば、AF評価領域P1、P2、P3)として設定可能な最小寸法よりも大きいか否かを判定する(ステップS3)。
ここで、矩形枠Wの寸法がAF評価領域の最小寸法よりも大きくないと判定されると(ステップS3;NO)、AF処理部7の領域設定部7eは、矩形枠Wの中心座標に最小寸法のAF評価領域(AF枠)の中心座標が重なるように当該最小寸法のAF評価領域P1(図5(c)参照)を一つ設定する(ステップS4)。
その後、中央制御部14は、領域設定部7eにより設定された最小寸法のAF評価領域P1の縁部分に対応するAF枠表示F1(図5(d)参照)をライブビュー画像の注目被写体S1、S2、S3と重なるように表示部9に表示させるとともに(ステップS5)、AF処理部7の評価値算出部7hによりAF評価領域P1、P2、P3の画像データに基づいて算出されたAF評価値に基づいて、所定の制御信号をレンズ駆動部2に出力してフォーカスモータを駆動させることで、レンズ部1の合焦位置を調整する。
一方、ステップS3にて、矩形枠Wの寸法がAF評価領域の最小寸法よりも大きいと判定されると(ステップS3;YES)、AF処理部7の分割数決定部7cは、矩形枠Wの垂直幅y及び水平幅xの比率(縦横比Rate)を垂直幅y及び水平幅xから下記式(1)に従って算出する(ステップS6)。
Rate=(x/y)×100 …式(1)
その後、AF処理部7は、矩形枠Wの縦横比Rateに応じて処理を分岐させる(ステップS7)。
具体的には、縦横比Rateが44よりも小さい場合には、分割数決定部7cは、AF評価領域の全体形状を「1×n型」に決定し(ステップS711)、続けて、矩形枠Wの垂直幅yをAF評価領域の垂直方向の最小寸法Yminで除算することで矩形枠Wの垂直方向の分割数Nyを算出するとともに、矩形枠Wの水平方向の分割数Nxを「1」に設定する(ステップS712)。
また、縦横比Rateが44以上で66よりも小さい場合には、分割数決定部7cは、AF評価領域の全体形状を「2×n型」に決定し(ステップS721)、続けて、矩形枠Wの垂直幅yをAF評価領域の垂直方向の最小寸法Yminで除算することで矩形枠Wの垂直方向の分割数Nyを算出するとともに、矩形枠Wの水平方向の分割数Nxを「2」に設定する(ステップS722)。
また、縦横比Rateが66以上で266よりも小さい場合には、分割数決定部7cは、AF評価領域の全体形状を「n×n型」に決定し(ステップS731)、続けて、矩形枠Wの垂直幅yをAF評価領域の垂直方向の最小寸法Yminで除算することで矩形枠Wの垂直方向の分割数Nyを算出するとともに、矩形枠Wの水平方向の分割数Nxを垂直方向の分割数Nyと等しい値に設定する(ステップS732)。
また、縦横比Rateが266以上で400よりも小さい場合には、分割数決定部7cは、AF評価領域の全体形状を「n×2型」に決定し(ステップS741)、続けて、矩形枠Wの水平幅xをAF評価領域の水平方向の最小寸法Xminで除算することで矩形枠Wの水平方向の分割数Nxを算出するとともに、矩形枠Wの垂直方向の分割数Nyを「2」に設定する(ステップS742)。
また、縦横比Rateが400以上の場合には、分割数決定部7cは、AF評価領域の全体形状を「n×1型」に決定し(ステップS751)、続けて、矩形枠Wの水平幅xをAF評価領域の水平方向の最小寸法Xminで除算することで矩形枠Wの水平方向の分割数Nxを算出するとともに、矩形枠Wの垂直方向の分割数Nyを「1」に設定する(ステップS752)。
次に、AF処理部7の寸法算出部7dは、矩形枠Wの垂直幅yを分割数決定部7cにより決定された矩形枠Wの垂直方向の分割数Nyで除算してAF評価領域(例えば、AF評価領域P2、P3)の垂直幅Yを算出した後、所定のAF評価領域の形状(例えば、横:縦が4:3の比率等)に従ってAF評価領域の水平幅Xを演算することで、AF評価領域の寸法を算出する(ステップS8)。
続けて、AF処理部7の領域設定部7eは、寸法算出部7dにより算出された寸法のAF評価領域(例えば、AF評価領域P2、P3)を、低解像度の撮像画像Lに対して注目被写体(例えば、注目被写体S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A2、A3)の形状に合わせて複数隣接させるように配置する(ステップS9;図6(c)、図7(c)等参照)。
そして、領域設定部7eは、複数のAF評価領域(例えば、AF評価領域P2、P3)の各々について低解像度の撮像画像Lの端部からはみ出しているか否かを判定する(ステップS10)。
ここで、AF評価領域が撮像画像の端部からはみ出していると判定されると(ステップS10;YES)、領域設定部7eは、撮像画像の端部からはみ出したAF評価領域が存在しないように全てのAF評価領域の配置を調整する(ステップS11)。即ち、注目被写体(例えば、注目被写体S2、S3)が撮像画像の上下左右の各端部に近い部分にある場合には、AF評価領域が撮像画像の端部からはみ出す場合がある。この場合、各AF評価領域のAF評価値を平等に判断する上で何れのAF評価領域も撮像画像からはみ出さないように、領域設定部7eは、各AF評価領域の寸法及び形状を変更することなく全てのAF評価領域が撮像画像内に配置されるようにずらす。
続けて、領域設定部7eは、全てのAF評価領域(例えば、AF評価領域P2、P3)の中心座標を算出した後(ステップS12)、AF評価領域の寸法が予め設定されているAF評価領域として設定可能な最大寸法(例えば、横×縦:40×30画素からなる低解像度の画像データLに対して、最大の水平幅Xmaxが8画素、最大の垂直幅Ymaxが6画素)よりも大きいか否かを判定する(ステップS13)。また、ステップS10にて、AF評価領域が撮像画像の端部からはみ出していないと判定された場合も(ステップS10;NO)、領域設定部7eは、処理をステップS12に移行させて、それ以降の処理を行う。
そして、ステップS13にて、AF評価領域(例えば、AF評価領域P2、P3)が最大寸法よりも大きいと判定されると(ステップS13;YES)、領域設定部7eは、既に配置されているAF評価領域の代わりに最大寸法のAF評価領域を中心座標をずらさないように配置する(ステップS14)。即ち、注目被写体(例えば、注目被写体S2、S3)の寸法が大きいために、分割された複数のAF評価領域を注目被写体に対して設定しても各AF評価領域の寸法が大きくなってしまい、AF評価領域内のコントラスト評価を適正に行うことができない虞がある。この場合、最大寸法のAF評価領域を設定し直すことで、AF評価領域が隣接した状態とはならないが、AF評価領域内のコントラスト評価を適正に行うことができる。
次に、AF処理部7の領域判定部7fは、領域設定部7eにより設定された複数のAF評価領域(例えば、AF評価領域P2、P3)について、各AF評価領域内から注目被写体(例えば、注目被写体S2、S3)の画像領域(注目被写体領域)を検出した後(ステップS15)、当該注目被写体領域を所定の割合(例えば、5割)以上含むか否かを判定する(ステップS16)。また、ステップS13にて、AF評価領域が最大寸法よりも大きくないと判定された場合も(ステップS13;NO)、領域判定部7fは、処理をステップS15に移行させて、それ以降の処理を行う。
そして、ステップS16にて、注目被写体領域を所定の割合以上含まないと判定されると(ステップS16;NO)、AF処理部7の評価対象除外部7gは、複数のAF評価領域(例えば、AF評価領域P2、P3)のうち、注目被写体領域を所定の割合以上含まないAF評価領域を無効AF枠に設定して評価対象から除外する(ステップS17)。一方、注目被写体領域を所定の割合以上含むと判定されると(ステップS16;NO)、AF処理部7の評価対象除外部7gは、複数のAF評価領域のうち、注目被写体領域を所定の割合以上含むAF評価領域を有効AF枠に設定する(ステップS18)。
次に、中央制御部14は、有効AF枠に設定されたAF評価領域(例えば、AF評価領域P2、P3)の縁部分に対応するAF枠表示F2、F3(図6(c)、図7(c)等参照)をライブビュー画像の注目被写体(例えば、注目被写体S2、S3)の形状に合わせて表示部9に表示させるとともに(ステップS19)、AF処理部7の評価値算出部7hにより有効AF枠であるAF評価領域の画像データに基づいて算出されたAF評価値に基づいて、所定の制御信号をレンズ駆動部2に出力してフォーカスモータを駆動させることで、レンズ部1の合焦位置を調整する。
従って、上記の自動合焦処理によれば、例えば、図5(a)〜図5(d)に示すように、「花」などをマクロで撮影する場合には、「花びら」の中心部分を注目被写体S1として抽出して、当該注目被写体S1の画像領域A1を囲む矩形枠Wの寸法がAF評価領域の最小寸法よりも大きくなくても、最小寸法のAF評価領域P1(図5(c)参照)を一つ設定して、最小寸法のAF評価領域P1の縁部分に対応するAF枠表示F1(図5(d)参照)をライブビュー画像にて注目被写体S1と重なるように表示する。
これに対して、例えば、図6(a)〜図6(d)に示すように、ピンポン球などの「白いボール」を晴れた日の屋外で撮影する環境のように、被写体にコントラストがない場合であっても、「白いボール」を注目被写体S2として検出し、当該注目被写体S2の画像領域A2を囲む矩形枠Wの縦横比RateからAF評価領域P2の設定数を決定した後、各AF評価領域P2の寸法を算出することができる。そして、2×2型の4つのAF評価領域P2を注目被写体S2の画像領域A2の形状に合わせて隣接させるように設定して(図6(c)参照)、AF評価領域P2の縁部分に対応する4つのAF枠表示F2(図6(d)参照)をライブビュー画像にて注目被写体S2と重なるように表示する。
また、例えば、図7(a)〜図7(d)に示すように、被写体(例えば、積み重ねられた「複数のサイコロ」)が端にある構図であっても、当該「複数のサイコロ」を注目被写体S3として検出することができ、上記と同様に、1×4型の4つのAF評価領域P3を注目被写体S3の画像領域A3の形状に合わせて隣接させるように設定して(図7(c)参照)、AF評価領域P3の縁部分に対応する4つのAF枠表示F3(図7(d)参照)をライブビュー画像にて注目被写体S3と重なるように表示する。
以上のように、本実施形態の撮像装置100によれば、撮像画像(例えば、撮像画像G1、G2、G3)内の合焦対象となる注目被写体(例えば、注目被写体S1、S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A1、A2、A3)の形状を特定し、当該注目被写体の画像領域の形状に合わせて複数のAF評価領域(例えば、AF評価領域P2、P3)を設定して、これらのAF評価領域内の画像データに基づいて、レンズ部1を合焦させることができる。即ち、自動合焦処理にて、注目被写体の画像領域の形状を逐次特定し、逐次特定された注目被写体の画像領域の形状に合わせて複数のAF評価領域を逐次設定するので、部位によってコントラストが異なるような注目被写体をAFの対象とする場合であってもコントラストの低い部分にAF領域が設定されてしまうことを防止することができ、さらに、注目被写体全体を含むように大きなAF領域を設定する場合のように、AF評価領域内の画像データにおけるコントラスト勾配が緩くなることを防止することができる。
従って、注目被写体の画像領域の形状に合わせて設定された複数のAF評価領域によって自動合焦処理の精度を向上させることができる。
また、注目被写体(例えば、注目被写体S1、S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A1、A2、A3)の寸法がAF評価領域(例えば、AF評価領域P1、P2、P3)の最小寸法よりも大きい場合には、矩形状のAF評価領域P2、P3を複数隣接させて設定する一方で、注目被写体の画像領域の寸法がAF評価領域の最小寸法以下である場合、最小寸法のAF評価領域P1を一つ設定するので、注目被写体の画像領域が如何なる寸法であってもAF評価領域の設定を適正に行うことができる。
さらに、注目被写体(例えば、注目被写体S1、S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A1、A2、A3)の垂直方向及び水平方向の比率に応じて、即ち、注目被写体の画像領域の形状及び寸法に基づいて当該注目被写体の画像領域の仮形状として設定された矩形枠Wの寸法に応じて、AF評価領域の垂直方向及び水平方向の設定数を決定するので、注目被写体の画像領域の形状及び寸法に応じてAF評価領域の設定数を変化させることができ、複数のAF評価領域の設定を適正に行うことができる。
また、注目被写体(例えば、注目被写体S1、S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A1、A2、A3)の形状及び寸法並びにAF評価領域(例えば、AF評価領域P1、P2、P3)の垂直方向及び水平方向の設定数に基づいて、AF評価領域の寸法を算出するので、注目被写体の画像領域の形状や当該画像領域の寸法やAF評価領域の垂直方向及び水平方向の設定数に応じてAF評価領域の寸法を変化させることができ、複数のAF評価領域の設定を適正に行うことができる。
なお、AF評価領域の寸法の算出は、AF評価領域の垂直方向及び水平方向の設定数を基準として行われば良く、必ずしも注目被写体の画像領域の形状及び寸法を基準とする必要はない。
さらに、注目被写体(例えば、注目被写体S1、S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A1、A2、A3)の仮形状としての矩形枠Wに合わせて設定された複数のAF評価領域(例えば、AF評価領域P1、P2、P3)について、当該注目被写体の画像領域を所定の割合以上含まない場合に、当該AF評価領域を評価対象から除外するので、注目被写体の画像領域を囲む矩形枠Wに対応する複数のAF評価領域の中から、注目被写体の画像領域に対応しないAF評価領域を無効AF枠に設定して評価対象から除外することができ、注目被写体の画像領域に対応するAF評価領域のみを有効AF枠として設定することができ、複数のAF評価領域の設定を適正に行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、領域設定部7eによるAF評価領域の設定にあっては、注目被写体の画像領域の輪郭部分と交わるように配置しても良い。即ち、注目被写体自体にはコントラストが少ない場合であっても、少なくとも注目被写体とそれ以外の部分との境界にコントラスト差があることから評価値算出部7hによってより適正なAF評価値を算出することができ、自動合焦処理をより適正に行うことができる。
また、注目被写体の画像領域の特定にあっては、ユニット回路4から送られてきた画像データから低解像度の画像データLを生成して当該画像データLを用いて行うようにしたが、必ずしも低解像度の画像データLを生成する必要はなく、ユニット回路4から送られてきた画像データ自体を用いて行っても良い。
さらに、注目被写体の画像領域の形状及び寸法を特定するようにしたが、これに限られるものではなく、少なくとも注目被写体の画像領域の形状を特定すれば寸法を特定するか否かは適宜任意に変更することができる。
また、合焦制御手段として、中央制御部14及びレンズ駆動部2を例示したが、これに限られるものではなく、電子撮像部3を光軸方向に移動させる駆動機構(図示略)を設け、当該駆動機構を中央制御部14の制御下にて駆動させるようにしても良い。
さらに、撮像装置100の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これに限られるものではなく、少なくとも撮像手段、特定手段、領域設定手段、合焦制御手段を備える構成であれば適宜任意に変更することができる。
加えて、上記実施形態にあっては、特定手段、領域設定手段、合焦制御手段としての機能を、中央制御部14の制御下にて、AF処理部7が駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部14によって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
即ち、プログラムを記憶するプログラムメモリ13に、特定処理ルーチン、領域設定処理ルーチン、合焦制御処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、特定処理ルーチンにより中央制御部14のCPUを、撮像手段により撮像された撮像画像(例えば、撮像画像G1、G2、G3)内の合焦対象となる注目被写体(例えば、注目被写体S1、S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A1、A2、A3)の形状を特定する特定手段として機能させるようにしても良い。また、領域設定処理ルーチンにより中央制御部14のCPUを、特定処理ルーチンにより特定された注目被写体(例えば、注目被写体S1、S2、S3)の画像領域(例えば、画像領域A1、A2、A3)の形状に合わせて複数のコントラスト評価領域を設定する領域設定手段として機能させるようにしても良い。また、合焦制御処理ルーチンにより、領域設定処理ルーチンにより設定されたコントラスト評価領域内の画像データに基づいて、撮像手段を合焦させる合焦制御手段として機能させるようにしても良い。
100 撮像装置
1 レンズ部
2 レンズ駆動部
3 電子撮像部
7 AF処理部
7a 画像領域特定部
7b 寸法判定部
7c 分割数決定部
7d 寸法算出部
7e 領域設定部
7f 領域判定部
7g 評価対象除外部
14 中央制御部

Claims (14)

  1. 撮像手段と、
    この撮像手段により撮像された撮像画像内の合焦対象となる注目被写体の画像領域の形状を特定する特定手段と、
    この特定手段により特定された前記注目被写体の画像領域の形状に合わせて複数のコントラスト評価領域を設定する領域設定手段と、
    この領域設定手段により設定されたコントラスト評価領域内の画像データに基づいて、前記撮像手段を合焦させる合焦制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記領域設定手段は、矩形状の前記コントラスト評価領域を複数隣接させて設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記注目被写体の画像領域の垂直方向及び水平方向の長さの比率に応じて、複数隣接して設定される前記コントラスト評価領域の垂直方向及び水平方向の設定数を決定する決定手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記特定手段は、更に、前記注目被写体の画像領域の寸法を特定し、
    前記決定手段は、
    前記注目被写体の画像領域の形状及び寸法に基づいて設定された仮コントラスト評価領域の寸法に応じて、前記コントラスト評価領域の垂直方向及び水平方向の設定数を決定することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記決定手段により決定された前記コントラスト評価領域の垂直方向及び水平方向の設定数に応じて、前記コントラスト評価領域の寸法を算出する算出手段を更に備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像装置。
  6. 前記特定手段は、更に、前記注目被写体の画像領域の寸法を特定し、
    前記算出手段は、
    前記注目被写体の画像領域の形状及び寸法、並びに前記決定手段により決定された前記コントラスト評価領域の垂直方向及び水平方向の設定数に基づいて、前記コントラスト評価領域の寸法を算出することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記特定手段は、更に、前記注目被写体の画像領域の寸法を特定し、
    前記注目被写体の画像領域の寸法が前記コントラスト評価領域として設定可能な最小寸法よりも大きいか否かを判定する寸法判定手段を更に備え、
    前記領域設定手段は、
    前記寸法判定手段による判定の結果、前記注目被写体の画像領域の寸法が前記コントラスト評価領域の最小寸法よりも大きい場合、前記コントラスト評価領域を複数設定する一方で、前記注目被写体の画像領域の寸法が前記コントラスト評価領域の最小寸法以下である場合、前記コントラスト評価領域を一つ設定することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記注目被写体の画像領域を囲む最小の矩形を当該注目被写体の画像領域の仮形状として設定する被写体設定手段と、
    この被写体設定手段により設定された前記注目被写体の画像領域の仮形状に合わせて前記領域設定手段により設定された複数のコントラスト評価領域について、当該注目被写体の画像領域を所定の割合以上含むか否かを判定する領域判定手段と、
    前記複数のコントラスト評価領域のうち、前記領域判定手段により当該注目被写体の画像領域を所定の割合以上含まないと判定されたコントラスト評価領域を評価対象から除外する除外手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記領域設定手段は、前記注目被写体の画像領域の輪郭部分と交わるように前記コントラスト評価領域を設定することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の撮像装置。
  10. 前記特定手段は、前記注目被写体の画像領域の形状を逐次特定し、
    前記領域設定手段は、前記特定手段により逐次特定された前記注目被写体の画像領域の形状に合わせて複数のコントラスト評価領域を逐次設定することを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の撮像装置。
  11. 前記合焦制御手段は、
    前記領域設定手段により設定された前記複数のコントラスト評価領域のうち、各評価領域内の画像データのコントラスト勾配の検出精度が所定値以上で、且つ、当該撮像装置から最も近い距離にコントラストのピークを有するコントラスト評価領域の出力結果を採用して、前記撮像手段を合焦させることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の撮像装置。
  12. 前記領域設定手段は、前記注目被写体の画像領域の水平方向に対して垂直方向を優先して前記コントラスト評価領域を設定することを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の撮像装置。
  13. 撮像手段を備える撮像装置を用いた合焦方法であって、
    前記撮像手段により撮像された撮像画像内の合焦対象となる注目被写体の画像領域の形状を特定する処理と、
    特定された前記注目被写体の画像領域の形状に合わせて複数のコントラスト評価領域を設定する処理と、
    設定されたコントラスト評価領域内の画像データに基づいて、前記撮像手段を合焦させる処理と、
    を行うことを特徴とする合焦方法。
  14. 撮像手段を備える撮像装置のコンピュータを、
    前記撮像手段により撮像された撮像画像内の合焦対象となる注目被写体の画像領域の形状を特定する特定手段、
    この特定手段により特定された前記注目被写体の画像領域の形状に合わせて複数のコントラスト評価領域を設定する領域設定手段、
    この領域設定手段により設定されたコントラスト評価領域内の画像データに基づいて、前記撮像手段を合焦させる合焦制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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