JP2010286645A - 立体撮像装置と立体撮像方法 - Google Patents

立体撮像装置と立体撮像方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010286645A
JP2010286645A JP2009140169A JP2009140169A JP2010286645A JP 2010286645 A JP2010286645 A JP 2010286645A JP 2009140169 A JP2009140169 A JP 2009140169A JP 2009140169 A JP2009140169 A JP 2009140169A JP 2010286645 A JP2010286645 A JP 2010286645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
unit
index
arrangement position
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009140169A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Mizoguchi
正和 溝口
Tomonori Ishikawa
朝規 石川
Kenji Hirose
憲志 廣瀬
Tsutomu Uzawa
勉 鵜澤
Yasushi Namii
泰志 浪井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Medical Systems Corp
Original Assignee
Olympus Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Medical Systems Corp filed Critical Olympus Medical Systems Corp
Priority to JP2009140169A priority Critical patent/JP2010286645A/ja
Publication of JP2010286645A publication Critical patent/JP2010286645A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】より小型で容易且つ低コストで組み立てることができる安価な立体撮像装置と立体撮像方法とを提供する。
【解決手段】立体撮像装置は、検出系によって検出された光学系の配設位置を取得し、配設位置における撮像部によって撮像される画像内の指標の位置情報を算出し、算出結果から撮像部によって撮像される画像の中心を示す中心情報と位置情報との差を演算し、演算結果と光学系の配設位置とを対応付けて記録し、配設位置の取得と、位置情報の算出と、差の演算と、対応付けの記録とを、光学系の移動範囲内における配設位置毎に行い、光学系が移動系によって配設位置に移動した際に演算結果を読み出し、読み出した演算結果を基に位置情報を中心情報に一致させることで、記録されている画像を補正する映像処理を施し、映像処理された画像を表示部に表示させる映像処理部を具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検体を立体的に撮像する立体撮像装置と立体撮像方法とに関する。
一般的に被検体を立体的に撮像する装置として、例えば立体撮像装置が挙げられる。この立体撮像装置には、被検体を立体的に撮像するために光軸の配設位置(レンズの配設位置またはレンズの傾き)を調整する必要が生じる。そのため立体撮像装置は、光軸の配設位置を調整するレンズ調整機構を有している。レンズ調整機構は、立体撮像装置の内部に配設されている。
またレンズ調整機構を含むこのような立体撮像装置は、複数の組立冶具を用いて組み立てられている。
例えば特許文献1には、立体撮像装置の各画像間に生じる位置ずれの調整作業を簡略化する撮像範囲調整システム、立体撮像装置、調整装置、及び撮像範囲調整方法が開示されている。
また例えば特許文献2には、専門知識を持たない者であっても簡単且つ高精度に光軸の向き調整が行えるようにするための技術を提供する3次元画像処理装置、光軸調整方法、光軸調整支援方法が開示されている。
特開2006−276743号公報 特開2006−17632号公報
上述した立体撮像装置において、立体撮像装置を小型化にするためには、レンズ調整機構を小型化する必要がある。しかしながらレンズ調整機構が小型化すると、光軸の配設位置の微細な調整が要求され、光軸の調整のための高い技能が要求され、時間と手間の増加によるコスト増につながる。このようにレンズ調整機構を小型化することは容易ではなく、結果的に立体撮像装置を小型化することは容易ではなく、立体撮像装置をより容易且つ低コストで組み立てることが容易ではない。
そのため本発明は、上記課題を鑑みて、より小型で容易且つ低コストで組み立てることができる安価な立体撮像装置と立体撮像方法とを提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、指標を撮像する光学系と、前記光学系を介して前記指標を立体撮像する撮像部とを有する撮像光学系と、前記撮像部によって立体撮像された画像を立体的に表示する表示部と、前記光学系を光軸に沿って移動させる移動系と、前記移動系によって光軸に沿って移動した前記光学系の配設位置を検出する検出系と、前記検出系によって検出された前記光学系の前記配設位置を取得し、前記配設位置における前記撮像部によって撮像される前記画像内の前記指標の位置情報を算出し、算出結果から前記撮像部によって撮像される前記画像の中心を示す中心情報と前記位置情報との差を演算し、演算結果と前記光学系の前記配設位置とを対応付けて記録し、前記配設位置の取得と、前記位置情報の算出と、前記差の演算と、前記対応付けの記録とを、前記光学系の移動範囲内における配設位置毎に行い、前記光学系が前記移動系によって前記配設位置に移動した際に前記演算結果を読み出し、読み出した前記演算結果を基に前記位置情報を前記中心情報に一致させることで、記録されている前記画像を補正する映像処理を施し、映像処理された前記画像を前記表示部に表示させる映像処理部と、を具備することを特徴とする立体撮像装置を提供する。
また本発明は目的を達成するために、光学系によって指標を撮像し、前記光学系を介して前記指標を撮像部によって立体撮像するステップと、前記撮像部によって立体撮像された画像を表示部によって立体的に表示するステップと、移動系によって前記光学系を光軸に沿って移動させるステップと、前記移動系によって光軸に沿って移動した前記光学系の配設位置を検出系によって検出するステップと、前記検出系によって検出された前記光学系の前記配設位置を取得し、前記配設位置における前記撮像部によって撮像される前記画像内の前記指標の位置情報を算出し、算出結果から前記撮像部によって撮像される前記画像の中心を示す中心情報と前記位置情報との差を演算し、演算結果と前記光学系の前記配設位置とを対応付けて記録し、前記配設位置の取得と、前記位置情報の算出と、前記差の演算と、前記対応付けの記録とを、前記光学系の移動範囲内における配設位置毎に行い、前記光学系が前記移動系によって前記配設位置に移動した際に前記演算結果を読み出し、読み出した前記演算結果を基に前記位置情報を前記中心情報に一致させることで、記録されている前記画像を補正する映像処理を施し、映像処理された前記画像を前記表示部に表示させる映像処理部ステップと、を具備することを特徴とする立体撮像方法を提供する。
本発明によれば、より小型で容易且つ低コストで組み立てることができる安価な立体撮像装置と立体撮像方法とを提供することができる。
図1は、第1の実施形態における立体撮像装置の概略図である。 図2は、指標プレートと指標とを示す図である。 図3は、中心位置と交差点とのずれと、指標の傾き(θ)とを示す図である。 図4は、映像処理部の構成を示すブロック図である。 図5Aは、第1の実施形態における交差点と中心位置との差(ずれ(X、Y))と、画像の座標系に対する指標の傾き(θ)とを補正する動作を説明するフローチャートである。 図5Bは、第1の実施形態における観察時の動作を示すフローチャートである。 図6は、補正部が、交差点と中心位置とを一致させ、指標の傾き(θ)と画像の座標系とを一致させたことを示す図である。 図7は、第2の実施形態における立体撮像装置の概略図である。 図8は、第2の実施形態の映像処理部の構成を示すブロック図である。 図9は、切り出し座標を示す図である。 図10Aは、第2の実施形態における交差点と中心位置との差(ずれ(X、Y))と、画像の座標系に対する指標の傾き(θ)とを補正する動作を説明するフローチャートの一部である。 図10Bは、第2の実施形態における交差点と中心位置との差(ずれ(X、Y))と、画像の座標系に対する指標の傾き(θ)とを補正する動作を説明するフローチャートの他部である。 図11は、第2の実施形態における観察時の動作を示すフローチャートである。 図12は、補正部が四角形を画像に合わせるように補正する動作を示す図である。 図13は、立体撮像装置の変形例を示す図である。 図14は、変形例における交差点と中心位置との差(ずれ(X、Y))と、画像の座標系に対する指標の傾き(θ)とを補正する動作を説明するフローチャートである。 図15は、変形例における観察時の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1乃至図6を参照して第1の実施形態について説明する。図1は、立体撮像装置1の概略図である。
図1に示すような立体撮像装置1は、医療機器に配設されている。この医療機器とは、例えば手術用顕微鏡や立体(3D)内視鏡である。
図1に示すように立体撮像装置1は、図2に示すような指標プレート2に配置されている指標3を撮像する光学系20と、光学系20を介して指標3を立体撮像するCCD17とを有する撮像光学系21とを有している。
図2に示すように指標プレート2は、平板である。指標3は、平面状である。この指標3は、例えば十字状の指標であり、指標プレート2における基準となる。指標3は、長辺3aと短辺3bとから構成されており、長辺3aと短辺3bとが交差する交差点3cを有している。交差点3cは、指標3の中心位置である。なお指標3は、十字状であるがこれに限定する必要はない。指標3の形状は、指標3の中心位置と、指標3が傾いている状態とを識別することができればよい。
光学系20は、指標3を観察する対物レンズ11(焦準光学系)と、ズーム光学系13(変倍光学系)と、対物レンズ11とズーム光学系13とによって観察される指標3の像を結像する結像レンズ15とを有している。
対物レンズ11は、焦準光学系である。本実施形態の対物レンズ11は光軸に沿って移動せず、対物レンズ11の配設位置は固定されている。
ズーム光学系13は、光軸に沿って移動する図示しないレンズを複数有している。ズーム光学系13の移動とは、レンズを光軸に沿って移動させることを示す。ズーム光学系13は、レンズを光軸に沿って移動させることで撮像倍率を自在に可変する変倍光学系である。
一般的に、ズーム光学系13が光軸に沿って移動すると、図3に示すようにCCD17によって撮像される画像4の中心位置(撮像中心位置)4aと、後述する表示部45に実際に表示される表示の中心位置となる交差点3cを含む指標3とは観察時に問題ないレベルで微小にずれが生じる。しかしながら立体撮像装置1の小型化によって、このようなずれを、観察時において観察の妨げとならないレベルに抑えることは、容易ではない。従って本実施形態では、このずれを補正する。この補正を行うために上述した指標3が用いられる。
CCD17は、対物レンズ11とズーム光学系13とを透過し、結像レンズ15によって結像された像(指標3)を立体撮像する撮像部である。
本実施形態ではズーム光学系13と結像レンズ15とCCD17とは、左右観察用に2つ配設されている。なおCCD17を1つとして、左右観察像を1つのCCDで撮像する構成としてもよい。
対物レンズ11とズーム光学系13と結像レンズ15とCCD17とは、光軸上に配設されている。上述した光学系20は、対物レンズ11とズーム光学系13と結像レンズ15とを有し、指標3を撮像する。ここで、指標3は、対物レンズ11に対して所望の位置、例えば焦準位置且つ光軸が指標3の法線となる位置に設置されている。
また図1に示すように立体撮像装置1は、ズーム光学系13を光軸に沿って移動させるズームモータ31aと、ズームモータ31aによって移動したズーム光学系13の光軸上の配設位置を検出するためのズームエンコーダ31bと、ズームモータ31aの駆動を制御して光軸上におけるズーム光学系13の配設位置を制御し、ズームエンコーダ31bからズーム光学系13の光軸上の配設位置を検出する制御部35と、ズーム光学系13を光軸に沿って移動させるためにズームモータ31aと制御部35とを操作する操作部であるズーム操作部37とをさらに有している。
ズームモータ31aは、ズーム光学系13の少なくとも一方を光軸に沿って移動させる。
制御部35は、本実施形態では、ズーム光学系13(変倍光学系)を制御するズーム制御部である。制御部35は、ズームエンコーダ31bによって光軸上におけるズーム光学系13の移動量を検出してもよい。
以下において、ズームモータ31aと制御部35とは、光学系20におけるズーム光学系13を光軸に沿って移動させる移動系である。
また以下において、ズームエンコーダ31bと制御部35とは、ズームモータ31aと制御部35とによって光軸に沿って移動した光学系20におけるズーム光学系13の光軸上の配設位置を検出す検出系である。
また図1に示すように立体撮像装置1は、CCD17によって撮像された映像を映像信号に変換するカメラコントロールユニット(以下、CCU41)と、CCU41から映像信号を受信し、制御部35からズーム光学系13の配設位置を含む制御結果を受信して、受信した映像信号と制御結果とを基に後述する各種の映像処理を施す映像処理部43と、CCD17によって立体撮像され、映像処理部43によって映像処理された画像4を立体的(3次元)に表示する表示部45とをさらに有している。
CCU41は、CCD17と同数配設されている。
表示部45は、例えば3Dモニタなどである。
上述したずれを補正するために、実際の観察動作の前の補正動作として、映像処理部43は、制御部35とズームエンコーダ31bとによって検出されたズーム光学系13の配設位置を取得する。次に映像処理部43は、この配設位置におけるCCD17によって撮像される画像4内の指標3の位置情報を算出する。次に映像処理部43は、算出結果からCCD17によって撮像される画像4の中心を示す中心情報と指標3の位置情報との差を演算する。次に映像処理部43は、演算結果とズーム光学系13の配設位置とを対応(関連)付けて記録する。
なお映像処理部43は、上述した配設位置の取得と、位置情報の算出と、差の演算と、対応付けの記録とを、ズーム光学系13の移動範囲内における配設位置毎に行う。
また映像処理部43は、この配設位置に対応する演算結果を読み出す。次に映像処理部43は、読み出した演算結果を基に位置情報を中心情報に一致させる。つまり映像処理部43は、記録されている画像4を補正する映像処理を施す。
また実際の観察動作において、ズーム光学系13が制御部35とズームモータ31aとによって配設位置を移動した際に、映像処理部43は、上述した配設位置を取得し、この配設位置におけるCCD17によって撮像される画像4を記録し、この配設位置に対応する演算結果を読み出す。そして映像処理部43は、読み出した演算結果を基に位置情報を中心情報に一致させる(画像4を補正する映像処理を施す)。最後に、映像処理部43は、映像処理された画像4を表示部45に表示させる。
なお本実施形態では、指標3の位置情報とは、図2と図3とに示すように、CCD17によって撮像される画像4内における指標3の中心位置である交差点3cと、画像4の座標系に対する指標3の傾き(θ)とを示す。なお位置情報は、交差点3cと、指標3の傾き(θ)との少なくとも一方であってもよい。また指標3の傾き(θ)とは、詳細には、画像4の座標系に対する長辺3aの傾きを示す。
また本実施形態では、中心情報は、図3に示すように、CCD17によって撮像される画像4の中心位置4aと、画像4の座標系とを示す。なお中心情報は、中心位置4aと、画像4の座標系との少なくとも一方であってもよい。
次に図4を参照して本実施形態の映像処理部43について詳細に説明する。
映像処理部43は、制御部35から光軸上におけるズーム光学系13の配設位置を含む制御結果を取得するズーム光学系位置取得部51と、ズーム光学系13の移動範囲内における配設位置毎に、CCD17によって撮像され、CCU41によって映像信号として送信された指標3を含む画像4を一時的に記録する指標記録部53と、ズーム光学系13の移動範囲内における配設位置毎に、指標記録部53に記録された画像4から指標3の形状を認識する認識部55と、ズーム光学系13の移動範囲内における配設位置毎に、且つ認識部55によって認識された指標3の形状を基に、指標記録部53に記録された画像4内における指標3の中心位置(交差点3c)と、指標記録部53に記録された画像4の座標系に対する指標3の傾き(θ)とを算出し、ズーム光学系13の移動範囲内における配設位置毎に、交差点3cと中心位置4aとの差(ずれ(X、Y))を演算し、画像4の座標系に対する指標3の傾き(θ)を演算する指標算出部57と、指標算出部57によって演算された配設位置毎の演算結果と、ズーム光学系位置取得部51が取得したズーム光学系13の配設位置とを対応付けて記録する演算位置記録部61とを有している。
また映像処理部43は、ズーム光学系13が制御部35とズームモータ31aによって配設位置に移動した際に、ズーム光学系位置取得部51が取得したズーム光学系13の配設位置に対応する演算結果を演算位置記録部61から読み出す読み出し部63と、読み出し部63が読み出した演算結果を基に、指標記録部53に記録されている画像4を補正する補正部65と、補正部65による補正がズーム光学系13の移動範囲内における配設位置毎に対して行われたか否かを判別する判別部67とを有している。
ズーム光学系位置取得部51は、変倍位置取得部である。
また指標記録部53は、補正動作として上述したように指標3を含む画像4を一時的に記録するが、観察時の動作としては指標3を含まない画像4を一時的に記録する。観察時において、指標3を含まない理由は、観察時に指標3を用いないためである。
認識部55は、画像処理によって指標3のエッジを抽出し、この抽出によって検出された形状のマッチングによって指標3を認識する。
指標算出部57によって算出される指標3の傾き(θ)は、CCD17によって撮像された画像4内における傾きである。指標算出部57は、指標記録部53にて記録された画像4を基に中心位置4aを算出する。指標算出部57は、算出された中心位置4aを基に、交差点3cと中心位置4aとの差を演算する。
指標算出部57によって演算された演算結果は、差(ずれ(X、Y))及び傾き(θ)を含んでいる。この演算結果は、画像4を補正するための画像補正情報である。
補正部65における補正とは、交差点3cを中心位置4aに一致させて差(ずれ(X、Y))を解消し、傾き(θ)を傾かせて画像4の座標系に一致させて傾き(θ)を解消することを示す。より詳細には、補正部65は、指標記録部53に記録されている交差点3cを中心位置4aに移動させて差(ずれ(X、Y))を無くし、指標3を傾かせて画像4の座標系に揃えるように補正する。
このように、補正部65は、交差点3cを中心位置4aに移動させて、交差点3cと中心位置4aとを一致させ(差(ずれ(X、Y))を0にする)、指標3の傾き(θ)を傾かせて、指標3の傾き(θ)と画像4の座標系とを一致させる(傾き(θ)を0にする)。結果として、補正部65は、中心位置4aと、表示部45に実際に表示される表示の中心となる交差点3cとを一致させ、指標3を傾かせることで、指標記録部53に記録されている画像4を補正し、表示部45に表示される画像4のずれを解消する。
演算位置記録部61と読み出し部63と補正部65とは、指標算出部57による演算結果に基づいて、画像4を補正して再構築する画像補正再構築部である。
次に図5Aと図5Bと図6とを参照して本実施形態における交差点3cと中心位置4aとの差(ずれ(X、Y))と、画像4の座標系に対する指標3の傾き(θ)とを補正する動作を説明する。
この補正は、立体撮像装置1が使用され立体撮像装置1が実際に被検体を観察(撮像)する前に行われる。また本実施形態では、ズーム光学系13のみを所望な範囲移動させて、補正を行う。またこの補正動作は、本実施形態では左右観察用のズーム光学系13と結像レンズ15とCCD17とに対して行われる。
図5Aに示すようにズーム光学系位置取得部51は、制御部35から光軸上におけるズーム光学系13の配設位置を含む制御結果を取得する(Step1)。
指標記録部53は、ズーム光学系位置取得部51が取得したズーム光学系13の配設位置において、CCD17によって撮像され、CCU41によって映像信号として送信された指標3を含む画像4を一時的に記録する(Step2)。
認識部55は、この配設位置において、指標記録部53に記録された画像4から指標3の形状を認識する(Step3)。
指標算出部57は、この配設位置、且つ認識部55によって認識された指標3の形状を基に、指標記録部53に記録された画像4内における指標3の中心の位置(交差点3c)と、指標記録部53に記録された画像4の座標系に対する指標3の傾き(θ)とを算出する。
そして図3に示すように指標算出部57は、この配設位置における、差(ずれ(X、Y))を演算し、傾き(θ)を演算する(Step4)。
つまり指標算出部57は、画像補正情報を演算する。
演算位置記録部61は、指標算出部57によって演算されたこの配設位置における演算結果(差(ずれ(X、Y))と傾き(θ))と、ズーム光学系位置取得部51が取得したズーム光学系13の配設位置とを対応付けて記録する(Step5)。
読み出し部63は、ズーム光学系位置取得部51が取得したズーム光学系13の配設位置に対応する演算結果を演算位置記録部61から読み出す(Step6)。
補正部65は、読み出し部63が読み出した演算結果に基づいて、指標記録部53に記録されている画像4を補正する(Step7)。
より詳細には、補正部65は、図6に示すように交差点3cと中心位置4aとを一致させ、指標3の傾き(θ)を傾かせて画像4の座標系とを一致させる。
判別部67は、補正部65による補正がズーム光学系13の移動範囲内における配設位置毎に対して行われたか否かを判別する(Step8)。
Step8において、判別部67が、補正部65による補正がズーム光学系13の移動範囲全てに対して行われていない、と判別した場合(Step8:No)、制御部35によってズームモータ31aが駆動し、ズーム光学系13を光軸に沿って所望な位置に移動させる(Step9)。そしてStep1に戻り、ズーム光学系位置取得部51は、制御部35から光軸上におけるズーム光学系13のこの配設位置を含む制御結果を取得する。
Step8において、判別部67が、補正部65による補正がズーム光学系13の移動範囲全てに対して行われた、と判別した場合(Step8:Yes)、Step1乃至Step9にて説明した立体撮像装置1が使用され立体撮像装置1が実際に被検体を撮像する前に行われる交差点3cと中心位置4aとの差(ずれ(X、Y))と、画像4の座標系に対する指標3の傾き(θ)とを補正する動作が終了する。
つまりズーム光学系13の移動範囲内における配設位置毎における補正動作が終了することを示す。
次に図5Bに示す本実施形態における観察時の動作が行われる。観察時の動作では、補正動作に使用される指標3は使用されない。
観察時の動作は、補正動作が終了した後に行われる。
まずズーム光学系13が観察のためにズーム操作部37と制御部35とズームモータ31aとよって光軸に沿って所望な位置に移動した際に、この位置におけるStep1の動作が行われる。
次に、指標記録部53は、この配設位置において、CCD17によって撮像され、CCU41によって映像信号として送信された画像4を一時的に記録する(Step2a)。
観察時の動作のために、この画像4には、指標3は含まれない。
そしてStep6とStep7との動作が行われる。
そして表示部45は、映像処理部43によって映像処理された画像4を立体的(3次元)に表示する(Step10)。
これにより全ての動作は、終了する。より詳細には、ズーム光学系13が上述したように光軸に沿って所望な位置に移動する度に、Step1とStep2aとStep6とStep7とStep10との動作が繰り返し行われる。
このような補正が行われた後、観察動作が行われる(立体撮像装置1は被検体を撮像する)。このとき上述した補正によって表示部45には、差(ずれ(X、Y))と傾き(θ)との無い画像4が表示される。
また補正部65による補正がズーム光学系13の移動範囲全てに対して行われた(補正動作が行われた)場合、観察時においてStep1乃至Step9に示す補正動作は省略される。これによりズーム光学系13の移動範囲全てにわたって補正が一度行なわれると、観察時において表示部45は、差(ずれ(X、Y))と傾き(θ)との無い画像4を常に表示することとなる。
このように本実施形態では、レンズ調整機構を省略し、映像処理部43にて、ズーム光学系13の配設位置に対応する差(ずれ(X、Y))と傾き(θ)とを基に、画像4を補正する。これにより本実施形態では、レンズ調整機構の調整と、光軸の配設位置の微細な調整と、光軸の調整のための高い技能と、調節する光軸の数に対応する冶具とが不要となる。よって本実施形態では、より小型で容易且つ低コストで組み立てることができる安価な立体撮像装置1を提供することができる。
また本実施形態では、差(ずれ(X、Y))と、傾き(θ)とを補正することができる。
また本実施形態では、指標算出部57によって演算された配設位置毎の演算結果と、ズーム光学系位置取得部51が取得したズーム光学系13の配設位置とを演算位置記録部61にて、対応付けて記録させ、補正部65による補正がズーム光学系13の移動範囲全てに対して行っている。そのため本実施形態は、ズーム光学系13の移動範囲全てにわたって補正が一度行なわれると、観察時においてStep1乃至Step9に示す補正動作を省略することができる。つまり、本実施形態は、ズーム光学系13の移動範囲内における配設位置毎に、Step1乃至Step9に示す補正動作が一度行われると、観察時においてStep1乃至Step9に示す補正動作を省略することができる。よって本実施形態では、観察時における画像処理の遅延を抑えることができる。
また本実施形態では、立体撮像装置1を使用する前に上述した補正を行うために、立体撮像装置1を使用する際は常に差(ずれ(X、Y))と傾き(θ)との無い最良の画像4を提供することができ、使用者の疲労を削減することができる。
また本実施形態では、CCD17が1つのみ配設されていても、交差点3cのみを算出を算出し、交差点3cと中心位置4aとの差(ずれ(X、Y))のみを演算し、画像4を補正し、上述した効果を得ることができる。
なおCCD17が1つのみ配設されている場合、上記において交差点3cと中心位置4aとの差(ずれ(X、Y))のみのケースを説明したが、これに限定する必要はなく、画像4の座標系に対する指標3の傾き(θ)のみを演算してもよい。
このように、本実施形態では、交差点3cと中心位置4aとの差(ずれ(X、Y))と、画像4の座標系に対する指標3の傾き(θ)と少なくとも一方が用いられる。
次に図7乃至図12を参照して本発明に係る第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と同一の構成については第1の実施形態と同一の参照符号を付すことにより説明を省略する。
図7に示すように本実施形態の立体撮像装置1は、対物レンズ11を光軸に沿って移動させるフォーカスモータ33aと、フォーカスモータ33aによって移動した対物レンズ11の光軸上の配設位置を検出するためのフォーカスエンコーダ33bと、対物レンズ11を光軸に沿って移動させるためにフォーカスモータ33aと制御部35とを操作する操作部であるフォーカス操作部39とをさらに有している。
本実施形態の対物レンズ11は、第1の実施形態とは異なり光軸に沿って移動可能な可変焦準光学系である。そのため本実施形態では、補正が行われる場合、指標プレート2は対物レンズ11の焦点に配設され、焦準が指標3に定まった状態で補正が行われる。この作業は、対物レンズ11が光軸に沿って移動するたびに行われる。
本実施形態の制御部35は、第1の実施形態と同様にズームモータ31aの駆動を制御して光軸上におけるズーム光学系13の配設位置を制御し、第1の実施形態と同様にズームエンコーダ31bからズーム光学系13の光軸上の配設位置を検出し、フォーカスモータ33aの駆動を制御して光軸上における対物レンズ11の配設位置を制御し、フォーカスエンコーダ33bから対物レンズ11の光軸上の配設位置を検出する。
このように本実施形態の制御部35は、ズーム光学系13(変倍光学系)と対物レンズ11(可変焦準光学系)とを制御する光学制御部である。本実施形態の制御部35は、第1の実施形態における制御部35(ズーム制御部35)の機能も有している。制御部35は、ズーム光学系13と同様に対物レンズ11の移動量を検出してもよい。
以下において、フォーカスモータ33aと制御部35とは、光学系20における対物レンズ11(焦準光学系)を光軸に沿って移動させる移動系である。
また以下において、フォーカスエンコーダ33bと制御部35とは、フォーカスモータ33aと制御部35とによって光軸に沿って移動した光学系20における対物レンズ11の光軸上の配設位置を検出す検出系である。
本実施形態の映像処理部43は、CCU41から映像信号を受信し、制御部35からズーム光学系13の配設位置と対物レンズ11の配設位置とを含む制御結果を受信して、受信した映像信号と制御結果とを基に後述する各種の映像処理を行う。
次に図8を参照して本実施形態の映像処理部43について詳細に説明する。
映像処理部43は、制御部35から光軸上における対物レンズ11の配設位置を含む制御結果を取得する対物レンズ位置取得部71と、ズーム光学系13の移動範囲内におけるズーム光学系13の配設位置毎に、及び対物レンズ11の移動範囲内における対物レンズ11の配設位置毎に、指標算出部57によって算出された交差点3cと指標3の傾きとを基に、指標3における所望な座標を算出する切り出し座標算出部73と、ズーム光学系13の配設位置と対物レンズ11の配設位置とに対応(関連)付けて、切り出し座標算出部73によって算出された算出結果を記録する算出位置記録部75と、読み出し部63によって読み出された算出結果を基に、指標記録部53に記録された画像4から所望する範囲の画像を切り出す画像切り出し部77とをさらに有している。
対物レンズ位置取得部71は、焦準位置取得部である。
切り出し座標算出部73によって算出される算出結果とは、切り出し座標である。
切り出し座標算出部73は、この算出結果を記録してもよい。
切り出し座標算出部73によって算出される指標3の切り出し座標は、認識部55によって認識された指標3の形状を基に予め所望に設定されている。
例えば図2に示すように指標3が十字状の場合、図9に示すように長辺3aと平行な長辺5aと、短辺3bと平行な短辺5bとからなる四角形5cが指標3を収めるように配設され、切り出し座標はこの四角形5cの4隅5dとなる。
画像切り出し部77が切り出す所望する範囲の画像とは、4隅5dを含む四角形5cの画像である。
なお本実施形態における指標記録部53は、補正動作において、ズーム光学系13の移動範囲内におけるズーム光学系13の配設位置毎に、及び対物レンズ11の移動範囲内における対物レンズ11の配設位置毎に、CCD17によって撮像された指標3を含む画像4を一時的に記録する。また指標記録部53は、第1の実施形態と同様に、観察時の動作としては指標3を含まない画像4を一時的に記録する。
また本実施形態における認識部55は、ズーム光学系13の移動範囲内におけるズーム光学系13の配設位置毎に、及び対物レンズ11の移動範囲内における対物レンズ11の配設位置毎に、指標記録部53に記録された画像4から指標3の形状を認識する。
また本実施形態における指標算出部57は、認識部55によって認識された指標3の形状を基に、且つズーム光学系13の移動範囲内におけるズーム光学系13の配設位置毎に、及び対物レンズ11の移動範囲内における対物レンズ11の配設位置毎に、指標記録部53に記録された画像4内における指標3の中心位置(交差点3c)と、指標記録部53に記録された画像4の座標系に対する指標3の傾き(θ)とを算出する。
また本実施形態における読み出し部63は、ズーム光学系13の配設位置と対物レンズ11の配設位置とに対応付けられている算出結果を算出位置記録部75から読み出す。
また本実施形態の判別部67は、指標算出部57によって算出されたズーム光学系13の配設位置毎の算出結果がズーム光学系13の移動範囲内におけるズーム光学系13の配設位置の全てに対して算出位置記録部75によって対応付けられて記録されたか否かを判別し、さらに指標算出部57によって算出された対物レンズ11の配設位置毎の算出結果が対物レンズ11の移動範囲内における対物レンズ11の配設位置の全てに対して算出位置記録部75によって対応付けられて記録されたか否かを判別する。
また本実施形態の補正部65は、画像切り出し部77によって切り出された所望する範囲の画像(4隅5dを含む四角形5c)を指標記録部53に記録されている画像4に合わせるように補正する。
ここで補正部65は、画像切り出し部77によって切り出された上述した画像を、モニタなどの表示部45に合わせるように補正してもよい。
より詳細には、補正部65は、第1の実施形態と同様に、交差点3cを中心位置4aに移動させて交差点3cと中心位置4aとの差(ずれ(X、Y))を無くし、指標3を傾かせて画像4の座標系に揃えるように補正する。
さらに本実施形態の補正部65は、四角形5cの大きさが画像4の大きさまたは表示部45と一致するように四角形5cを拡大または縮小する。
次に図9と図10Aと図10Bとを参照して本実施形態における交差点3cと中心位置4aとの差(ずれ(X、Y))と、画像4の座標系に対する指標3の傾き(θ)とを補正する動作について説明する。
なおこの補正は、立体撮像装置1が使用され立体撮像装置1が実際に被検体を観察(撮像)する前に行われる。また本実施形態では、対物レンズ11とズーム光学系13とを所望な範囲移動させて、補正を行う。またこの補正動作は、左右観察用のズーム光学系13と結像レンズ15とCCD17とに対して行われる。
対物レンズ位置取得部71は、制御部35から光軸上における対物レンズ11の配設位置を含む制御結果を取得する(Step21)。
次にStep1動作が行われる。
次に、指標記録部53は、対物レンズ位置取得部71が取得した対物レンズ11の配設位置とズーム光学系位置取得部51が取得したズーム光学系13の配設位置とにおいて、CCD17によって撮像され、CCU41によって映像信号として送信された指標3を含む画像4を一時的に記録する(Step2b)。
次に認識部55は、対物レンズ位置取得部71が取得した対物レンズ11の配設位置とズーム光学系位置取得部51が取得したズーム光学系13の配設位置とにおいて、指標記録部53に記録された画像4から指標3の形状を認識する(Step3a)。
次に指標算出部57は、対物レンズ位置取得部71が取得した対物レンズ11の配設位置とズーム光学系位置取得部51が取得したズーム光学系13の配設位置とにおいて、認識部55によって認識された指標3の形状を基に、指標記録部53に記録された画像4内における指標3の中心位置(交差点3c)と、指標記録部53に記録された画像4の座標系に対する指標3の傾き(θ)とを算出する(Step4a)。
図9に示すように切り出し座標算出部73は、対物レンズ位置取得部71が取得した対物レンズ11の配設位置とズーム光学系位置取得部51が取得したズーム光学系13の配設位置とにおいて、指標算出部57によって算出された交差点3cと指標3の傾きとを基に、指標3における所望な座標(四角形5cの4隅5d)を算出する(Step22)。
算出位置記録部75は、ズーム光学系13の配設位置と対物レンズ11の配設位置とに対応付けて、切り出し座標算出部73によって算出された算出結果を記録する(Step23)。
判別部67は、指標算出部57によって算出されたズーム光学系13の配設位置毎の算出結果がズーム光学系13の移動範囲内におけるズーム光学系13の配設位置の全てに対して算出位置記録部75によって対応付けられて記録されたか否かを判別する(Step24)。
Step24がNoの場合、Step9に進み、Step1に戻る。
Step24がYesの場合、判別部67は、指標算出部57によって算出された対物レンズ11の配設位置毎の算出結果が対物レンズ11の移動範囲内における対物レンズ11の配設位置の全てに対して算出位置記録部75によって対応付けられて記録されたか否かを判別する(Step25)。
Step25において、判別部67が、対応付けが対物レンズ11の移動範囲全てに対して行われていない、と判別した場合(Step25:No)、制御部35によってフォーカスモータ33aが駆動し、対物レンズ11を光軸に沿って所望な位置に移動させる(Step26)。そしてStep21に戻り、対物レンズ位置取得部71は、制御部35からこの位置における対物レンズ11の配設位置を含む制御結果を取得する。
Step25において、判別部67が、対応付けが対物レンズ11の移動範囲全てに対して行われた、と判別した場合(Step25:Yes)、補正動作は終了する。
なおこの動作において、Step21とStep1との順番は、入れ替わってもよい。このときStep24とStep25との順番は、入れ替わる。
次に図11と図12とを参照して本実施形態における観察時の動作を説明する。
観察時の動作は、Step25が終了した後に行われる。
Step1とStep21との動作が行われる。
読み出し部63は、ズーム光学系位置取得部51が取得したズーム光学系13の配設位置と、対物レンズ位置取得部71が取得した対物レンズ11の配設位置とに対応付けられている算出結果を算出位置記録部75から読み出す(Step31)。
指標記録部53は、この配設位置において、CCD17によって撮像され、CCU41によって映像信号として送信された画像4を一時的に記録する(Step2c)。
画像切り出し部77は、読み出し部63によって読み出された算出結果を基に、指標記録部53に記録された画像4から所望する範囲の画像を切り出す(Step32)。
画像切り出し部77が切り出す所望する範囲の画像とは、4隅5dを含む四角形5cの画像である。
図12に示すように補正部65は、画像切り出し部77によって切り出された所望する範囲の画像(4隅5dを含む四角形5c)を指標記録部53に記録されている画像4に合わせるように補正する(Step33)。
次にStep10の動作が行われ、全ての動作は終了する。より詳細には、ズーム光学系13と対物レンズ11とが上述したように光軸に沿って所望な位置に移動する度に、Step1とStep21とStep31とStep2cとStep32とStep33とStep10との動作が繰り返し行われる。
このように本実施形態では、ズーム光学系13と対物レンズ11とを光軸に沿って移動させても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また本実施形態では、図10Aと図10Bとに示す対物レンズ11とズーム光学系13とにおける差(ずれ(X、Y))と、傾き(θ)とを補正する動作が一度行われると、図10Aと図10Bとに示す補正動作を省くことができる。よって本実施形態では、観察時における画像処理の遅延を抑えることができる。
また本実施形態では、差(ずれ(X、Y))と、傾き(θ)と、対物レンズ11を移動させることによって倍率差とを補正することができる。
なお第1の実施形態ではズーム光学系13を光軸に沿って移動させ、第2の実施形態ではズーム光学系13と対物レンズ11とを光軸に沿って移動させたが、これに限定する必要は無い。
図13に示すように例えば対物レンズ11のみが光軸に沿って移動してもよい。
この場合、図13に示すようにズームモータ31aとズームエンコーダ31bとズーム操作部37とが省略される。つまり本実施形態のズーム光学系13は光軸に沿って移動せず、ズーム光学系13の配設位置は固定されている。また図10Aと図10Bと図11とにおいて、例えばStep1,2b,2c,3a,4a,9,22,23,24,31におけるズーム光学系13の動作が省略される。
ここで図14を参照して補正動作を説明する。
図14に示すようにStep21の動作が行われる。
次に、指標記録部53は、対物レンズ位置取得部71が取得した対物レンズ11の配設位置において、CCD17によって撮像され、CCU41によって映像信号として送信された指標3を含む画像4を一時的に記録する(Step2d)。
次に認識部55は、この配設位置において、指標記録部53に記録された画像4から指標3の形状を認識する(Step3b)。
次に指標算出部57は、この配設位置、且つ認識部55によって認識された指標3の形状を基に、指標記録部53に記録された画像4内における指標3の中心位置(交差点3c)と、指標記録部53に記録された画像4の座標系に対する指標3の傾き(θ)とを算出する(Step4b)。
次に、切り出し座標算出部73は、対物レンズ位置取得部71が取得した対物レンズ11の配設位置において、指標算出部57によって算出された交差点3cと指標3の傾きとを基に、指標3における所望な座標(四角形5cの4隅5d)を算出する(Step22a)。
次に算出位置記録部75は、対物レンズ11の移動範囲内における対物レンズ11の配設位置毎に、切り出し座標算出部73によって算出された算出結果と、対物レンズ位置取得部71が取得した対物レンズ11の配設位置とを対応付けて記録する(Step23a)。
次にStep25とStep26との順番で動作が行われる。
これにより補正動作が終了する。
次に図15を参照して観察時の動作について説明する。
図15に示すように、観察時の動作では、Step21の動作が行われる。
次に読み出し部63は、対物レンズ位置取得部71が取得した対物レンズ11の配設位置に対応する算出結果を算出位置記録部75から読み出す(Step31a)。
次に指標記録部53は、この配設位置において、CCD17によって撮像され、CCU41によって映像信号として送信された画像4を一時的に記録する(Step2d)。
次にStep32とStep33とStep10との順番で動作が行われ、全ての動作は終了する。より詳細には、対物レンズ11が上述したように光軸に沿って所望な位置に移動する度に、Step21とStep31aとStep2eとStep32とStep33とStep10との動作が繰り返し行われる。
このように例えば対物レンズ11のみが光軸に沿って移動しても、上述した第1と第2との実施形態と同様の効果をえることができる。
また本実施形態では、図14に示す対物レンズ11における差(ずれ(X、Y))と、傾き(θ)とを補正する動作が一度行われると、図14に示す動作を省くことができる。よって本実施形態では、観察時における画像処理の遅延を抑えることができる。
また本実施形態では、第1の実施形態と第2の実施形態と図13乃至図14とに示すように、光学系20は、変倍光学系であるズーム光学系13と焦準光学系である対物レンズ11とを有している。
また移動系における制御部35とズームモータ31aとフォーカスモータ33aとは、ズーム光学系13と対物レンズ11との少なくとも一方を光軸に沿って移動させており、これにより上述した効果を得ることができる。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
(付記1)
指標(3)を撮像する光学系(20)と、前記光学系(20)を介して前記指標(3)を立体撮像する撮像部(17)とを有する撮像光学系(21)と、
前記撮像部(17)によって立体撮像された画像(4)を立体的に表示する表示部(45)と、
前記光学系(20)を光軸に沿って移動させる移動系(35、31a、33a)と、
前記移動系(35、31a、33a)によって光軸に沿って移動した前記光学系(20)の配設位置を検出する検出系(35、31b、33b)と、
前記検出系(35、31b、33b)によって検出された前記光学系(20)の前記配設位置を取得し、前記配設位置における前記撮像部(17)によって撮像される前記画像(4)内の前記指標(3)の位置情報を算出し、算出結果から前記撮像部(17)によって撮像される前記画像(4)の中心を示す中心情報と前記位置情報との差を演算し、演算結果と前記光学系(20)の前記配設位置とを対応付けて記録し、前記配設位置の取得と、前記位置情報の算出と、前記差の演算と、前記対応付けの記録とを、前記光学系(20)の移動範囲内における配設位置毎に行い、前記光学系(20)が前記移動系(35、31a、33a)によって前記配設位置に移動した際に前記演算結果を読み出し、読み出した前記演算結果を基に前記位置情報を前記中心情報に一致させることで、記録されている前記画像(4)を補正する映像処理を施し、映像処理された前記画像(4)を前記表示部(45)に表示させる映像処理部(43)と、
を具備することを特徴とする立体撮像装置(1)。
(付記2)
前記光学系(20)は、変倍光学系(13)と焦準光学系(11)とを有し、
前記移動系(35、31a、33a)は、前記変倍光学系(13)と前記焦準光学系(11)との少なくとも一方を光軸に沿って移動させることを特徴とする付記1に記載の立体撮像装置(1)。
(付記3)
前記位置情報は、前記撮像部(17)によって撮像される前記画像(4)内における前記指標(3)の中心位置(3c)と、前記画像(4)の座標系に対する前記指標(3)の傾きとの少なくとも一方であり、
前記中心情報は、前記撮像部(17)によって撮像される前記画像(4)の撮像中心位置(4a)と、前記画像(4)の座標系との少なくとも一方であることを特徴とする付記2に記載の立体撮像装置(1)。
(付記4)
前記映像処理部(43)は、
前記検出系(35、31b)から光軸上における変倍光学系(13)の前記配設位置を含む制御結果を取得する変倍位置取得部(51)と、
前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記撮像部(17)によって撮像された前記指標(3)を含む前記画像(4)を一時的に記録する指標記録部(53)と、
前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)から前記指標(3)の形状を認識する認識部(55)と、
前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記配設位置毎に、且つ前記認識部(55)によって認識された前記指標(3)の形状を基に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)内における前記指標(3)の前記中心位置(3c)と、指標記録部(53)に記録された前記画像(4)の座標系に対する前記指標(3)の傾きとを算出し、前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記中心位置(3c)と前記撮像中心位置(4a)との差を演算し、前記画像(4)の座標系に対する前記指標(3)の傾きを演算する指標算出部(57)と、
前記指標算出部(57)によって演算された前記配設位置毎の演算結果と、前記変倍位置取得部(51)が取得した前記変倍光学系(13)の前記配設位置とを対応付けて記録する演算位置記録部(61)と、
前記変倍光学系(13)が前記移動系(35、31a)によって前記配設位置に移動した際に前記変倍位置取得部(51)が取得した前記配設位置に対応する演算結果を前記演算位置記録部(61)から読み出す読み出し部(63)と、
前記読み出し部(63)が読み出した演算結果を基に、前記中心位置(3c)を前記撮像中心位置(4a)に一致させて差を解消し、前記指標(3)の傾きを傾かせて前記画像(4)の座標系に一致させて差を解消することで、前記指標記録部(53)に記録されている前記画像(4)を補正する補正部(65)と、
前記補正部(65)による補正が前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記配設位置毎に対して行われたか否かを判別する判別部(67)と、
を有していることを特徴とする付記3に記載の立体撮像装置(1)。
(付記5)
映像処理部(43)は、
前記検出系(35、31b)から光軸上における変倍光学系(13)の前記配設位置を含む制御結果を取得する変倍位置取得部(51)と、
前記検出系(35、33b)から光軸上における焦準光学系(11)の前記配設位置を含む制御結果を取得する焦準位置取得部(71)と、
前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記変倍光学系(13)の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記焦準光学系(11)の前記配設位置毎に、前記撮像部(17)によって撮像された前記指標(3)を含む前記画像(4)を一時的に記録する指標記録部(53)と、
前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記変倍光学系(13)の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記焦準光学系(11)の前記配設位置毎に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)から前記指標(3)の形状を認識する認識部(55)と、
前記認識部(55)によって認識された前記指標(3)の形状を基に、且つ前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記変倍光学系(13)の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記焦準光学系(11)の前記配設位置毎に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)内における前記指標(3)の前記中心位置(3c)と、指標記録部(53)に記録された前記画像(4)の座標系に対する前記指標(3)の傾きとを算出する指標算出部(57)と、
前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記変倍光学系(13)の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記焦準光学系(11)の前記配設位置毎に、前記指標算出部(57)によって算出された前記中心位置(3c)と前記指標(3)の傾きとを基に、前記指標(3)における所望な座標を算出する座標算出部(73)と、
前記変倍光学系(13)の前記配設位置と前記焦準光学系(11)の前記配設位置とに対応つけて、前記座標算出部(73)によって算出された算出結果を記録する算出位置記録部(75)と、
前記座標算出部(73)によって算出された前記変倍光学系(13)の前記配設位置毎の算出結果が前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記変倍光学系(13)の前記配設位置の全てに対して前記算出位置記録部(75)によって対応付けられて記録されか否かを判別し、さらに前記座標算出部(73)によって算出された前記焦準光学系(11)の前記配設位置毎の算出結果が前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記焦準光学系(11)の前記配設位置の全てに対して前記算出位置記録部(75)によって対応付けられて記録されたか否かを判別する判別部(67)と、
前記変倍光学系(13)の前記配設位置と前記焦準光学系(11)の前記配設位置とに対応付けられている算出結果を算出位置記録部(75)から読み出す読み出し部(63)と、
前記読み出し部(63)によって読み出された算出結果を基に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)から所望する範囲の画像を切り出す画像切り出し部(77)と、
前記画像切り出し部(77)によって切り出された所望する範囲の画像を前記指標記録部(53)に記録されている前記画像(4)に合わせるように補正する補正部(65)と、
を有していることを特徴とする付記3に記載の立体撮像装置(1)。
(付記6)
映像処理部(43)は、
前記検出系(35、33b)から光軸上における焦準光学系(11)の前記配設位置を含む制御結果を取得する焦準位置取得部(71)と、
前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記撮像部(17)によって撮像された前記指標(3)を含む前記画像(4)を一時的に記録する指標記録部(53)と、
前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)から前記指標(3)の形状を認識する認識部(55)と、
前記認識部(55)によって認識された前記指標(3)の形状を基に、且つ前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)内における前記指標(3)の前記中心位置(3c)と、指標記録部(53)に記録された前記画像(4)の座標系に対する前記指標(3)の傾きとを算出する指標算出部(57)と、
前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標算出部(57)によって算出された前記中心位置(3c)と前記指標(3)の傾きとを基に、前記指標(3)における所望な座標を算出する座標算出部(73)と、
前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記座標算出部(73)によって算出される算出結果と、前記焦準位置取得部(71)が取得した前記焦準光学系(11)の前記配設位置とを対応付けて記録する算出位置記録部(75)と、
前記算出位置記録部(75)によって算出された前記焦準光学系(11)の前記配設位置毎の算出結果が前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記焦準光学系(11)の前記配設位置の全てに対して対応付けられたか否かを判別する判別部(67)と、
前記焦準光学系(11)が前記移動系(35、33a)によって前記配設位置に移動した際に前記焦準位置取得部(71)が取得した前記焦準光学系(11)の前記配設位置に対応する算出結果を算出位置記録部(75)から読み出す読み出し部(63)と、
前記読み出し部(63)によって読み出された算出結果を基に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)から所望する範囲の画像を切り出す画像切り出し部(77)と、
前記画像切り出し部(77)によって切り出された所望する範囲の画像を前記指標記録部(53)に記録されている前記画像(4)に合わせるように補正する補正部(65)と、
を有していることを特徴とする付記3に記載の立体撮像装置(1)。
(付記7)
医療機器に配設されていることを特徴とする付記4乃至6のいずれか1つに記載の立体撮像装置(1)。
(付記8)
前記医療機器は、手術用顕微鏡または立体内視鏡であることを特徴とする付記7に記載の立体撮像装置(1)。
(付記9)
光学系(20)によって指標(3)を撮像し、前記光学系(20)を介して前記指標(3)を撮像部(17)によって立体撮像するステップと、
前記撮像部(17)によって立体撮像された画像(4)を表示部(45)によって立体的に表示するステップと、
移動系(35、31a、33a)によって前記光学系(20)を光軸に沿って移動させるステップと、
前記移動系(35、31a、33a)によって光軸に沿って移動した前記光学系(20)の配設位置を検出系(35、31b、33b)によって検出するステップと、
前記検出系(35、31b、33b)によって検出された前記光学系(20)の前記配設位置を取得し、前記配設位置における前記撮像部(17)によって撮像される前記画像(4)内の前記指標(3)の位置情報を算出し、算出結果から前記撮像部(17)によって撮像される前記画像(4)の中心を示す中心情報と前記位置情報との差を演算し、演算結果と前記光学系(20)の前記配設位置とを対応付けて記録し、前記配設位置の取得と、前記位置情報の算出と、前記差の演算と、前記対応付けの記録とを、前記光学系(20)の移動範囲内における配設位置毎に行い、前記光学系(20)が前記移動系(35、31a、33a)によって前記配設位置に移動した際に前記演算結果を読み出し、読み出した前記演算結果を基に前記位置情報を前記中心情報に一致させることで、記録されている前記画像(4)を補正する映像処理を施し、映像処理された前記画像(4)を前記表示部(45)に表示させる映像処理部ステップと、
を具備することを特徴とする立体撮像方法。
(付記10)
前記光学系(20)は、変倍光学系(13)と焦準光学系(11)とを有し、
前記移動させるステップは、前記変倍光学系(13)と前記焦準光学系(11)との少なくとも一方を前記移動系(35、31a、33a)によって光軸に沿って移動させることを特徴とする付記9に記載の立体撮像方法。
(付記11)
前記位置情報は、前記撮像部(17)によって撮像される前記画像(4)内における前記指標(3)の中心位置(3c)と、前記画像(4)の座標系に対する前記指標(3)の傾きとの少なくとも一方であり、
前記中心情報は、前記撮像部(17)によって撮像される前記画像(4)の撮像中心位置(4a)と、前記画像(4)の座標系との少なくとも一方であることを特徴とする付記10に記載の立体撮像方法。
(付記12)
前記映像処理ステップは、
変倍位置取得部(51)によって、前記検出系(35、31b)から光軸上における変倍光学系(13)の前記配設位置を含む制御結果を取得し、
指標記録部(53)によって、前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記撮像部(17)によって撮像された前記指標(3)を含む前記画像(4)を一時的に記録し、
認識部(55)によって、前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)から前記指標(3)の形状を認識し、
指標算出部(57)によって、前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記配設位置毎に、且つ前記認識部(55)によって認識された前記指標(3)の形状を基に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)内における前記指標(3)の前記中心位置(3c)と、指標記録部(53)に記録された前記画像(4)の座標系に対する前記指標(3)の傾きとを算出し、指標算出部(57)によって、前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記中心位置(3c)と前記撮像中心位置(4a)との差を演算し、前記画像(4)の座標系に対する前記指標(3)の傾きを演算し、
前記指標算出部(57)によって演算された前記配設位置毎の演算結果と、前記変倍位置取得部(51)が取得した前記変倍光学系(13)の前記配設位置とを演算位置記録部(61)によって対応付けて記録し、
前記変倍光学系(13)が前記移動系(35、31a)によって前記配設位置に移動した際に前記変倍位置取得部(51)が取得した前記配設位置に対応する演算結果を読み出し部(63)によって前記演算位置記録部(61)から読み出し、
補正部(65)によって、前記読み出し部(63)が読み出した演算結果を基に、前記中心位置(3c)を前記撮像中心位置(4a)に一致させて差を解消し、前記指標(3)の傾きを傾かせて前記画像(4)の座標系に一致させて差を解消することで、前記指標記録部(53)に記録されている前記画像(4)を補正し、
前記補正部(65)による補正が前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記配設位置毎に対して行われたか否かを判別部(67)によって判別する、
ことを特徴とする付記11に記載の立体撮像方法。
(付記13)
前記映像処理ステップは、
変倍位置取得部(51)によって、前記検出系(35、31b)から光軸上における変倍光学系(13)の前記配設位置を含む制御結果を取得し、
焦準位置取得部(71)によって、前記検出系(35、33b)から光軸上における焦準光学系(11)の前記配設位置を含む制御結果を取得し、
指標記録部(53)によって、前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記変倍光学系(13)の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記焦準光学系(11)の前記配設位置毎に、前記撮像部(17)によって撮像された前記指標(3)を含む前記画像(4)を一時的に記録し、
認識部(55)によって、前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記変倍光学系(13)の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記焦準光学系(11)の前記配設位置毎に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)から前記指標(3)の形状を認識し、
前記認識部(55)によって認識された前記指標(3)の形状を基に、且つ前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記変倍光学系(13)の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記焦準光学系(11)の前記配設位置毎に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)内における前記指標(3)の前記中心位置(3c)と、指標記録部(53)に記録された前記画像(4)の座標系に対する前記指標(3)の傾きとを指標算出部(57)によって算出し、
前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記変倍光学系(13)の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記焦準光学系(11)の前記配設位置毎に、前記指標算出部(57)によって算出された前記中心位置(3c)と前記指標(3)の傾きとを基に、前記指標(3)における所望な座標を座標算出部(73)によって算出し、
前記変倍光学系(13)の前記配設位置と前記変倍光学系(13)の前記配設位置とに対応付けて、前記座標算出部(73)によって算出された算出結果を、算出位置記録部(75)によって記録し、
前記座標算出部(73)によって算出された前記変倍光学系(13)の前記配設位置毎の算出結果が前記変倍光学系(13)の移動範囲内における前記変倍光学系(13)の前記配設位置の全てに対して前記算出位置記録部(75)によって対応付けられて記録されか否かを判別し、さらに前記座標算出部(73)によって算出された前記焦準光学系(11)の前記配設位置毎の算出結果が前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記焦準光学系(11)の前記配設位置の全てに対して前記算出位置記録部(75)によって対応付けられて記録されたか否かを判別部(67)によって判別し、
前記変倍光学系(13)の前記配設位置と前記焦準光学系(11)の前記配設位置とに対応付けられている算出結果を読み出し部(63)によって算出位置記録部(75)から読み出し、
前記読み出し部(63)によって読み出された算出結果を基に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)から所望する範囲の画像を画像切り出し部(77)によって切り出し、
前記画像切り出し部(77)によって切り出された所望する範囲の画像を前記指標記録部(53)に記録されている前記画像(4)に合わせるように補正部(65)によって補正する、
ことを有していることを特徴とする付記11に記載の立体撮像方法。
(付記14)
映像処理部(43)は、
焦準位置取得部(71)によって、前記検出系(35、33b)から光軸上における焦準光学系(11)の前記配設位置を含む制御結果を取得し、
指標記録部(53)によって、前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記撮像部(17)によって撮像された前記指標(3)を含む前記画像(4)を一時的に記録し、
認識部(55)によって、前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)から前記指標(3)の形状を認識し、
前記認識部(55)によって認識された前記指標(3)の形状を基に、且つ前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)内における前記指標(3)の前記中心位置(3c)と、指標記録部(53)に記録された前記画像(4)の座標系に対する前記指標(3)の傾きとを指標算出部(57)によって算出し、
前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標算出部(57)によって算出された前記中心位置(3c)と前記指標(3)の傾きとを基に、前記指標(3)における所望な座標を座標算出部(73)によって算出し、
前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記座標算出部(73)によって算出される算出結果と、前記焦準位置取得部(71)が取得した前記焦準光学系(11)の前記配設位置とを算出位置記録部(75)によって対応付けて記録し、
前記算出位置記録部(75)によって算出された前記焦準光学系(11)の前記配設位置毎の算出結果が前記焦準光学系(11)の移動範囲内における前記焦準光学系(11)の前記配設位置の全てに対して対応付けられたか否かを判別部(67)によって判別し、
前記焦準光学系(11)が前記移動系(35、33a)によって前記配設位置に移動した際に前記焦準位置取得部(71)が取得した前記焦準光学系(11)の前記配設位置に対応する算出結果を読み出し部(63)によって算出位置記録部(75)から読み出し、
前記読み出し部(63)によって読み出された算出結果を基に、前記指標記録部(53)に記録された前記画像(4)から所望する範囲の画像を画像切り出し部(77)によって切り出し、
前記画像切り出し部(77)によって切り出された所望する範囲の画像を前記指標記録部(53)に記録されている前記画像(4)に合わせるように補正部(65)によって補正する、
ことを有していることを特徴とする付記11に記載の立体撮像方法。
(付記15)
医療機器に用いられることを特徴とする付記12乃至14のいずれか1つに記載の立体撮像装置(1)。
(付記16)
前記医療機器は、手術用顕微鏡または立体内視鏡であることを特徴とする付記15に記載の立体撮像装置(1)。
1…立体撮像装置、2…指標プレート、3…指標、3a…長辺、3b…短辺、3c…交差点、4…画像、4a…中心位置、5a…長辺、5b…短辺、5c…四角形、5d…隅、11…対物レンズ、13…ズーム光学系、15…結像レンズ、17…CCD、20…光学系、21…撮像光学系、31a…ズームモータ、31b…ズームエンコーダ、33a…フォーカスモータ、33b…フォーカスエンコーダ、35…制御部、37…ズーム操作部、39…フォーカス操作部、41…CCU、43…映像処理部、45…表示部、51…ズーム光学系位置取得部、53…指標記録部、55…認識部、57…指標算出部、61…演算位置記録部、65…補正部、67…判別部、71…対物レンズ位置取得部、73…座標算出部、75…算出位置記録部。

Claims (10)

  1. 指標を撮像する光学系と、前記光学系を介して前記指標を立体撮像する撮像部とを有する撮像光学系と、
    前記撮像部によって立体撮像された画像を立体的に表示する表示部と、
    前記光学系を光軸に沿って移動させる移動系と、
    前記移動系によって光軸に沿って移動した前記光学系の配設位置を検出する検出系と、
    前記検出系によって検出された前記光学系の前記配設位置を取得し、前記配設位置における前記撮像部によって撮像される前記画像内の前記指標の位置情報を算出し、算出結果から前記撮像部によって撮像される前記画像の中心を示す中心情報と前記位置情報との差を演算し、演算結果と前記光学系の前記配設位置とを対応付けて記録し、前記配設位置の取得と、前記位置情報の算出と、前記差の演算と、前記対応付けの記録とを、前記光学系の移動範囲内における配設位置毎に行い、前記光学系が前記移動系によって前記配設位置に移動した際に前記演算結果を読み出し、読み出した前記演算結果を基に前記位置情報を前記中心情報に一致させることで、記録されている前記画像を補正する映像処理を施し、映像処理された前記画像を前記表示部に表示させる映像処理部と、
    を具備することを特徴とする立体撮像装置。
  2. 前記光学系は、変倍光学系と焦準光学系とを有し、
    前記移動系は、前記変倍光学系と前記焦準光学系との少なくとも一方を光軸に沿って移動させることを特徴とする請求項1に記載の立体撮像装置。
  3. 前記映像処理部は、
    前記検出系から光軸上における変倍光学系の前記配設位置を含む制御結果を取得する変倍位置取得部と、
    前記変倍光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記撮像部によって撮像された前記指標を含む前記画像を一時的に記録する指標記録部と、
    前記変倍光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標記録部に記録された前記画像から前記指標の形状を認識する認識部と、
    前記変倍光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、且つ前記認識部によって認識された前記指標の形状を基に、前記指標記録部に記録された前記画像内における前記指標の前記位置情報と、指標記録部に記録された前記画像の座標系に対する前記指標の前記位置情報とを算出し、前記変倍光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記位置情報と前記中心情報との差を演算し、前記画像の座標系に対する前記指標の前記位置情報を演算する指標算出部と、
    前記指標算出部によって演算された前記配設位置毎の演算結果と、前記変倍位置取得部が取得した前記変倍光学系の前記配設位置とを対応付けて記録する演算位置記録部と、
    前記変倍光学系が前記移動系によって前記配設位置に移動した際に前記変倍位置取得部が取得した前記配設位置に対応する演算結果を前記演算位置記録部から読み出す読み出し部と、
    前記読み出し部が読み出した演算結果を基に、前記位置情報を前記中心情報に一致させて差を解消し、前記指標の前記位置情報を傾かせて前記画像の座標系に一致させて差を解消することで、前記指標記録部に記録されている前記画像を補正する補正部と、
    前記補正部による補正が前記変倍光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に対して行われたか否かを判別する判別部と、
    を有していることを特徴とする請求項2に記載の立体撮像装置。
  4. 映像処理部は、
    前記検出系から光軸上における変倍光学系の前記配設位置を含む制御結果を取得する変倍位置取得部と、
    前記検出系から光軸上における焦準光学系の前記配設位置を含む制御結果を取得する焦準位置取得部と、
    前記変倍光学系の移動範囲内における前記変倍光学系の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系の移動範囲内における前記焦準光学系の前記配設位置毎に、前記撮像部によって撮像された前記指標を含む前記画像を一時的に記録する指標記録部と、
    前記変倍光学系の移動範囲内における前記変倍光学系の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系の移動範囲内における前記焦準光学系の前記配設位置毎に、前記指標記録部に記録された前記画像から前記指標の形状を認識する認識部と、
    前記認識部によって認識された前記指標の形状を基に、且つ前記変倍光学系の移動範囲内における前記変倍光学系の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系の移動範囲内における前記焦準光学系の前記配設位置毎に、前記指標記録部に記録された前記画像内における前記指標の前記位置情報と、指標記録部に記録された前記画像の座標系に対する前記指標の前記位置情報とを算出する指標算出部と、
    前記変倍光学系の移動範囲内における前記変倍光学系の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系の移動範囲内における前記焦準光学系の前記配設位置毎に、前記指標算出部によって算出された前記指標の前記位置情報を基に、前記指標における所望な座標を算出する座標算出部と、
    前記変倍光学系の前記配設位置と前記焦準光学系の前記配設位置とに対応つけて、前記座標算出部によって算出された算出結果を記録する算出位置記録部と、
    前記座標算出部によって算出された前記変倍光学系の前記配設位置毎の算出結果が前記変倍光学系の移動範囲内における前記変倍光学系の前記配設位置の全てに対して前記算出位置記録部によって対応付けられて記録されか否かを判別し、さらに前記座標算出部によって算出された前記焦準光学系の前記配設位置毎の算出結果が前記焦準光学系の移動範囲内における前記焦準光学系の前記配設位置の全てに対して前記算出位置記録部によって対応付けられて記録されたか否かを判別する判別部と、
    前記変倍光学系の前記配設位置と前記焦準光学系の前記配設位置とに対応付けられている算出結果を算出位置記録部から読み出す読み出し部と、
    前記読み出し部によって読み出された算出結果を基に、前記指標記録部に記録された前記画像から所望する範囲の画像を切り出す画像切り出し部と、
    前記画像切り出し部によって切り出された所望する範囲の画像を前記指標記録部に記録されている前記画像に合わせるように補正する補正部と、
    を有していることを特徴とする請求項2に記載の立体撮像装置。
  5. 映像処理部は、
    前記検出系から光軸上における焦準光学系の前記配設位置を含む制御結果を取得する焦準位置取得部と、
    前記焦準光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記撮像部によって撮像された前記指標を含む前記画像を一時的に記録する指標記録部と、
    前記焦準光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標記録部に記録された前記画像から前記指標の形状を認識する認識部と、
    前記認識部によって認識された前記指標の形状を基に、且つ前記焦準光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標記録部に記録された前記画像内における前記指標の前記位置情報と、指標記録部に記録された前記画像の座標系に対する前記指標の前記位置情報とを算出する指標算出部と、
    前記焦準光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標算出部によって算出された前記位置情報を基に、前記指標における所望な座標を算出する座標算出部と、
    前記焦準光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記座標算出部によって算出される算出結果と、前記焦準位置取得部が取得した前記焦準光学系の前記配設位置とを対応付けて記録する算出位置記録部と、
    前記算出位置記録部によって算出された前記焦準光学系の前記配設位置毎の算出結果が前記焦準光学系の移動範囲内における前記焦準光学系の前記配設位置の全てに対して対応付けられたか否かを判別する判別部と、
    前記焦準光学系が前記移動系によって前記配設位置に移動した際に前記焦準位置取得部が取得した前記焦準光学系の前記配設位置に対応する算出結果を算出位置記録部から読み出す読み出し部と、
    前記読み出し部によって読み出された算出結果を基に、前記指標記録部に記録された前記画像から所望する範囲の画像を切り出す画像切り出し部と、
    前記画像切り出し部によって切り出された所望する範囲の画像を前記指標記録部に記録されている前記画像に合わせるように補正する補正部と、
    を有していることを特徴とする請求項2に記載の立体撮像装置。
  6. 光学系によって指標を撮像し、前記光学系を介して前記指標を撮像部によって立体撮像するステップと、
    前記撮像部によって立体撮像された画像を表示部によって立体的に表示するステップと、
    移動系によって前記光学系を光軸に沿って移動させるステップと、
    前記移動系によって光軸に沿って移動した前記光学系の配設位置を検出系によって検出するステップと、
    前記検出系によって検出された前記光学系の前記配設位置を取得し、前記配設位置における前記撮像部によって撮像される前記画像内の前記指標の位置情報を算出し、算出結果から前記撮像部によって撮像される前記画像の中心を示す中心情報と前記位置情報との差を演算し、演算結果と前記光学系の前記配設位置とを対応付けて記録し、前記配設位置の取得と、前記位置情報の算出と、前記差の演算と、前記対応付けの記録とを、前記光学系の移動範囲内における配設位置毎に行い、前記光学系が前記移動系によって前記配設位置に移動した際に前記演算結果を読み出し、読み出した前記演算結果を基に前記位置情報を前記中心情報に一致させることで、記録されている前記画像を補正する映像処理を施し、映像処理された前記画像を前記表示部に表示させる映像処理部ステップと、
    を具備することを特徴とする立体撮像方法。
  7. 前記光学系は、変倍光学系と焦準光学系とを有し、
    前記移動させるステップは、前記変倍光学系と前記焦準光学系との少なくとも一方を前記移動系によって光軸に沿って移動させることを特徴とする請求項6に記載の立体撮像方法。
  8. 前記映像処理ステップは、
    変倍位置取得部によって、前記検出系から光軸上における変倍光学系の前記配設位置を含む制御結果を取得し、
    指標記録部によって、前記変倍光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記撮像部によって撮像された前記指標を含む前記画像を一時的に記録し、
    認識部によって、前記変倍光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標記録部に記録された前記画像から前記指標の形状を認識し、
    指標算出部によって、前記変倍光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、且つ前記認識部によって認識された前記指標の形状を基に、前記指標記録部に記録された前記画像内における前記指標の前記位置情報と、指標記録部に記録された前記画像の座標系に対する前記指標の前記位置情報とを算出し、指標算出部によって、前記変倍光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記位置情報と前記中心情報との差を演算し、前記画像の座標系に対する前記指標の前記位置情報を演算し、
    前記指標算出部によって演算された前記配設位置毎の演算結果と、前記変倍位置取得部が取得した前記変倍光学系の前記配設位置とを演算位置記録部によって対応付けて記録し、
    前記変倍光学系が前記移動系によって前記配設位置に移動した際に前記変倍位置取得部が取得した前記配設位置に対応する演算結果を読み出し部によって前記演算位置記録部から読み出し、
    補正部によって、前記読み出し部が読み出した演算結果を基に、前記位置情報を前記中心情報に一致させて差を解消し、前記指標の前記位置情報を傾かせて前記画像の座標系に一致させて差を解消することで、前記指標記録部に記録されている前記画像を補正し、
    前記補正部による補正が前記変倍光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に対して行われたか否かを判別部によって判別する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の立体撮像方法。
  9. 前記映像処理ステップは、
    変倍位置取得部によって、前記検出系から光軸上における変倍光学系の前記配設位置を含む制御結果を取得し、
    焦準位置取得部によって、前記検出系から光軸上における焦準光学系の前記配設位置を含む制御結果を取得し、
    指標記録部によって、前記変倍光学系の移動範囲内における前記変倍光学系の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系の移動範囲内における前記焦準光学系の前記配設位置毎に、前記撮像部によって撮像された前記指標を含む前記画像を一時的に記録し、
    認識部によって、前記変倍光学系の移動範囲内における前記変倍光学系の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系の移動範囲内における前記焦準光学系の前記配設位置毎に、前記指標記録部に記録された前記画像から前記指標の形状を認識し、
    前記認識部によって認識された前記指標の形状を基に、且つ前記変倍光学系の移動範囲内における前記変倍光学系の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系の移動範囲内における前記焦準光学系の前記配設位置毎に、前記指標記録部に記録された前記画像内における前記指標の前記位置情報と、指標記録部に記録された前記画像の座標系に対する前記指標の前記位置情報とを指標算出部によって算出し、
    前記変倍光学系の移動範囲内における前記変倍光学系の前記配設位置毎に、及び前記焦準光学系の移動範囲内における前記焦準光学系の前記配設位置毎に、前記指標算出部によって算出された前記指標の前記位置情報を基に、前記指標における所望な座標を座標算出部によって算出し、
    前記変倍光学系の前記配設位置と前記変倍光学系の前記配設位置とに対応付けて、前記座標算出部によって算出された算出結果を、算出位置記録部によって記録し、
    前記座標算出部によって算出された前記変倍光学系の前記配設位置毎の算出結果が前記変倍光学系の移動範囲内における前記変倍光学系の前記配設位置の全てに対して前記算出位置記録部によって対応付けられて記録されか否かを判別し、さらに前記座標算出部によって算出された前記焦準光学系の前記配設位置毎の算出結果が前記焦準光学系の移動範囲内における前記焦準光学系の前記配設位置の全てに対して前記算出位置記録部によって対応付けられて記録されたか否かを判別部によって判別し、
    前記変倍光学系の前記配設位置と前記焦準光学系の前記配設位置とに対応付けられている算出結果を読み出し部によって算出位置記録部から読み出し、
    前記読み出し部によって読み出された算出結果を基に、前記指標記録部に記録された前記画像から所望する範囲の画像を画像切り出し部によって切り出し、
    前記画像切り出し部によって切り出された所望する範囲の画像を前記指標記録部に記録されている前記画像に合わせるように補正部によって補正する、
    ことを有していることを特徴とする請求項7に記載の立体撮像方法。
  10. 映像処理部は、
    焦準位置取得部によって、前記検出系から光軸上における焦準光学系の前記配設位置を含む制御結果を取得し、
    指標記録部によって、前記焦準光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記撮像部によって撮像された前記指標を含む前記画像を一時的に記録し、
    認識部によって、前記焦準光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標記録部に記録された前記画像から前記指標の形状を認識し、
    前記認識部によって認識された前記指標の形状を基に、且つ前記焦準光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標記録部に記録された前記画像内における前記指標の前記位置情報と、指標記録部に記録された前記画像の座標系に対する前記指標の前記位置情報とを指標算出部によって算出し、
    前記焦準光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記指標算出部によって算出された前記位置情報を基に、前記指標における所望な座標を座標算出部によって算出し、
    前記焦準光学系の移動範囲内における前記配設位置毎に、前記座標算出部によって算出される算出結果と、前記焦準位置取得部が取得した前記焦準光学系の前記配設位置とを算出位置記録部によって対応付けて記録し、
    前記算出位置記録部によって算出された前記焦準光学系の前記配設位置毎の算出結果が前記焦準光学系の移動範囲内における前記焦準光学系の前記配設位置の全てに対して対応付けられたか否かを判別部によって判別し、
    前記焦準光学系が前記移動系によって前記配設位置に移動した際に前記焦準位置取得部が取得した前記焦準光学系の前記配設位置に対応する算出結果を読み出し部によって算出位置記録部から読み出し、
    前記読み出し部によって読み出された算出結果を基に、前記指標記録部に記録された前記画像から所望する範囲の画像を画像切り出し部によって切り出し、
    前記画像切り出し部によって切り出された所望する範囲の画像を前記指標記録部に記録されている前記画像に合わせるように補正部によって補正する、
    ことを有していることを特徴とする請求項7に記載の立体撮像方法。
JP2009140169A 2009-06-11 2009-06-11 立体撮像装置と立体撮像方法 Pending JP2010286645A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009140169A JP2010286645A (ja) 2009-06-11 2009-06-11 立体撮像装置と立体撮像方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009140169A JP2010286645A (ja) 2009-06-11 2009-06-11 立体撮像装置と立体撮像方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010286645A true JP2010286645A (ja) 2010-12-24

Family

ID=43542391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009140169A Pending JP2010286645A (ja) 2009-06-11 2009-06-11 立体撮像装置と立体撮像方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010286645A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI424245B (zh) * 2012-03-01 2014-01-21 Altek Corp 變焦及對焦機構及其影像擷取裝置
KR101859197B1 (ko) * 2018-01-22 2018-05-21 주식회사 연시스템즈 실시간 입체 현미경

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0787385A (ja) * 1993-09-10 1995-03-31 Canon Inc 撮像装置
JPH0888868A (ja) * 1994-09-20 1996-04-02 Canon Inc 複眼撮像装置
JPH08317424A (ja) * 1995-05-19 1996-11-29 Olympus Optical Co Ltd 立体撮影装置
JPH11325890A (ja) * 1998-05-14 1999-11-26 Fuji Heavy Ind Ltd ステレオカメラの画像補正装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0787385A (ja) * 1993-09-10 1995-03-31 Canon Inc 撮像装置
JPH0888868A (ja) * 1994-09-20 1996-04-02 Canon Inc 複眼撮像装置
JPH08317424A (ja) * 1995-05-19 1996-11-29 Olympus Optical Co Ltd 立体撮影装置
JPH11325890A (ja) * 1998-05-14 1999-11-26 Fuji Heavy Ind Ltd ステレオカメラの画像補正装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI424245B (zh) * 2012-03-01 2014-01-21 Altek Corp 變焦及對焦機構及其影像擷取裝置
KR101859197B1 (ko) * 2018-01-22 2018-05-21 주식회사 연시스템즈 실시간 입체 현미경

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6049518B2 (ja) 画像処理装置、内視鏡装置、プログラム及び画像処理装置の作動方法
JP5154392B2 (ja) 撮像装置
JP2010134374A (ja) 顕微鏡システム及び該動作方法
JP6666467B2 (ja) 医療用観察装置、及び制御方法
JP2010057619A (ja) 立体画像撮影表示システム
JP6659133B2 (ja) スライドおよびスライドとカバーガラスのセット、並びに顕微鏡システム
JP2009060378A (ja) 多眼撮影システムにおける調整用画像表示方法および多眼撮影システム
WO2011118066A1 (ja) 撮影装置及びその制御方法
JP5091099B2 (ja) 撮像装置
JP2011149931A (ja) 距離画像取得装置
KR100747733B1 (ko) 평행축 입체 카메라 및 입체영상 생성방법
JP5919288B2 (ja) レンズシステム及びカメラシステム
US11663716B2 (en) Optical imaging system and corresponding apparatus, method and computer program
JP2006323172A (ja) 合焦情報取得装置
JP2010286645A (ja) 立体撮像装置と立体撮像方法
JP2016051167A (ja) 画像取得装置およびその制御方法
JP6935389B2 (ja) 医療用立体観察装置、医療用立体観察方法、及びプログラム
JP2021005860A (ja) 撮像装置、および、撮像装置の制御方法
JP5149984B2 (ja) 撮像装置
JP2016051168A (ja) 画像取得装置およびその制御方法
WO2017145606A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び内視鏡システム
JP4833304B2 (ja) 撮像装置
JP2019045249A (ja) 計測装置および計測装置の作動方法
JP4346888B2 (ja) 顕微鏡装置
JP5209137B2 (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130927

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140401