JP2010286172A - 加熱炉 - Google Patents
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Abstract
【課題】 環状の被加熱物に生じる熱変形を抑制することができるとともに、炉内の熱損失を低減することができる加熱炉を提供する。
【解決手段】 円筒状の外側炉壁3の内周内方に内側炉壁4を配置し、外側炉壁3の内周面3aには外側発熱体5を、内側炉壁4の外周面4aには内側発熱体6をそれぞれ配置する。環状の被加熱物Wの外周面が外側炉壁3の内周面3aに対向するとともに、当該被加熱物Wの内周面が内側炉壁4の外周面4aに対向した状態で炉床2に載置された当該被加熱物Wを、その外周側から外側発熱体5により加熱処理するとともに、内周側から内側発熱体6により加熱処理する。
【選択図】 図1
【解決手段】 円筒状の外側炉壁3の内周内方に内側炉壁4を配置し、外側炉壁3の内周面3aには外側発熱体5を、内側炉壁4の外周面4aには内側発熱体6をそれぞれ配置する。環状の被加熱物Wの外周面が外側炉壁3の内周面3aに対向するとともに、当該被加熱物Wの内周面が内側炉壁4の外周面4aに対向した状態で炉床2に載置された当該被加熱物Wを、その外周側から外側発熱体5により加熱処理するとともに、内周側から内側発熱体6により加熱処理する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば、環状の金属製品の加熱に用いられる加熱炉に関する。
従来、金属製品等の熱処理に用いられる加熱炉には、炉内のグリッド上に被加熱物を載置し、被加熱物の外側に配置したヒータにより炉内を昇温することで被処理物を加熱、熱処理を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載の加熱炉を用いて、例えば大型ベアリングの軌道輪のような環状の被加熱物を加熱しようとすると、以下のような問題が生じる。すなわち、被加熱物は、その外周部の外側に配置されたヒータにより加熱されるので、被加熱物の内周部と外周部とをそれぞれ処理温度まで昇温するのに時間差が発生し、被加熱物の熱変形が大きいという問題が生じる。
また、被加熱物の内周部より内側の炉内中央部には、加熱する必要のない余分な加熱空間が存在するため、炉内での熱損失が大きいという問題が生じる。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、環状の被加熱物に生じる熱変形を抑制することができるとともに、炉内の熱損失を低減することができる加熱炉を提供することを目的とする。
また、被加熱物の内周部より内側の炉内中央部には、加熱する必要のない余分な加熱空間が存在するため、炉内での熱損失が大きいという問題が生じる。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、環状の被加熱物に生じる熱変形を抑制することができるとともに、炉内の熱損失を低減することができる加熱炉を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の加熱炉は、軸線を上下方向に向けた状態で設けられた筒状の外側炉壁と、前記外側炉壁の内周内方に設けられ、前記外側炉壁との間で環状空間を形成した筒状または柱状の内側炉壁と、前記環状空間の下部側を閉塞するとともに、被加熱物の外周面が前記外側炉壁の内周面に対向するとともに当該被加熱物の内周面が前記内側炉壁の外周面に対向した状態で当該被加熱物を載置する炉床と、前記環状空間の上部側に開閉可能に設けられた蓋体と、前記外側炉壁の内周に配置され前記被加熱物をその外周側から加熱する外側発熱体と、前記内側炉壁の外周に配置され前記被加熱物をその内周側から加熱する内側発熱体と、を備えていることを特徴とする。
このような構成の加熱炉によれば、被加熱物の外周面が外側炉壁の内周面に対向するとともに、当該被加熱物の内周面が内側炉壁の外周面に対向した状態で炉床に載置された当該被加熱物を、その外周側から外側発熱体により加熱するとともに、内周側から内側発熱体により加熱することができる。したがって、被加熱物の内周部と外周部とをそれぞれ処理温度まで昇温するときの時間差を短縮することができ、被加熱物に生じる熱変形を抑制することができる。
また、外側炉壁の内周内方に内側炉壁を配置するようにしたので、炉内中央部の余分な加熱空間を減少させることができる。したがって、加熱空間を必要最小限の大きさにすることができ、炉内での熱損失を低減することができる。
また、外側炉壁の内周内方に内側炉壁を配置するようにしたので、炉内中央部の余分な加熱空間を減少させることができる。したがって、加熱空間を必要最小限の大きさにすることができ、炉内での熱損失を低減することができる。
また、前記炉床が、前記内側炉壁の軸線回りに回転駆動される環状の回転床部を有することが好ましい。この場合には、環状の被加熱物をその軸線が内側炉壁の軸線とほぼ一致する状態となるように炉床に載置することにより、回転床部によって、当該被加熱物を内側炉壁の軸線回りに自転させることができる。したがって、炉内温度の不均一や外側発熱体または内側発熱体の配置等に起因して、当該被加熱物に対する加熱の度合が不均一になる部分が生じたとしても、加熱の度合いが不均一な部分に対して被加熱物を相対移動させることができ、被加熱物に局部的な加熱の過不足が生じるのを防止できる。この結果、被加熱物全体として均一に加熱処理することができる。
本発明に係る加熱炉によれば、被加熱物の内周部と外周部とをそれぞれ処理温度まで昇温するときの時間差を短縮することができるため、被加熱物に生じる熱変形を抑制することができる。また、加熱空間を必要最小限の大きさにすることができるため、炉内での熱損失を低減することができる。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る加熱炉の構成を示す断面図である。この加熱炉1は、例えば、大型のベアリングの軌道輪等の大径環状の被加熱物Wを熱処理すべく加熱するために用いられるものである。
図1において、加熱炉1は、床面に掘られたピットPに収容設置されたピット炉であり、炉内を昇温することで被加熱物Wの加熱処理を行うバッチ式の炉を構成している。
加熱炉1は、円筒状の外側炉壁3と、外側炉壁の内周内方に設けられた円筒状の内側炉壁4と、外側炉壁3と内側炉壁4との間に形成された環状空間からなる炉室Rの下部側を閉塞する環状の炉床2と、前記炉室Rの上部側を開閉する環状の蓋体である上蓋7とを備えている。
加熱炉1は、円筒状の外側炉壁3と、外側炉壁の内周内方に設けられた円筒状の内側炉壁4と、外側炉壁3と内側炉壁4との間に形成された環状空間からなる炉室Rの下部側を閉塞する環状の炉床2と、前記炉室Rの上部側を開閉する環状の蓋体である上蓋7とを備えている。
外側炉壁3は、断熱材および耐火煉瓦等によって形成されており、ピットPの底面に載置されたベース盤30から立設された複数の支柱(図示せず)によって、その軸線Xを上下方向に向けた状態で支持されている。
内側炉壁4は、断熱材および耐火煉瓦等によって形成されており、ピットPの底面に載置された円環状の中心ベース盤40から立設された複数の支柱9によって支持されている。また、内側炉壁4は外側炉壁3と同軸に設けられている。さらに、内側炉壁4は、その外径寸法が被加熱物Wの内径寸法よりも小さくなるように形成されている。これにより、被加熱物Wの内周面が内側炉壁4の外周面4aに対向した状態で、当該被加熱物Wを炉床2に載置させることができる。
内側炉壁4は、断熱材および耐火煉瓦等によって形成されており、ピットPの底面に載置された円環状の中心ベース盤40から立設された複数の支柱9によって支持されている。また、内側炉壁4は外側炉壁3と同軸に設けられている。さらに、内側炉壁4は、その外径寸法が被加熱物Wの内径寸法よりも小さくなるように形成されている。これにより、被加熱物Wの内周面が内側炉壁4の外周面4aに対向した状態で、当該被加熱物Wを炉床2に載置させることができる。
外側炉壁3の内周面3aには、外側発熱体5が配置されている。外側発熱体5は、外側炉壁3の内周面3aの全周に亘って取り付けられた多数のロッドヒータにより構成されており、被加熱物Wを炉床2に載置した状態で被加熱物Wの外周面全体が外側発熱体5に対向して配置されるようになっている。これにより、外側発熱体5は、被加熱物Wをその外周側から加熱することができる。
内側炉壁4の外周面4aには、内側発熱体6が配置されている。内側発熱体6は、内側炉壁4の外周面4aの全周に亘って取り付けられた多数のロッドヒータにより構成されており、被加熱物Wを炉床2に載置した状態で被加熱物Wの内周面全体が内側発熱体6に対向して配置されるようになっている。これにより、内側発熱体6は、被加熱物Wをその内周側から加熱することができる。
上蓋7は、断熱材等によって形成された環状の部材である。上蓋7は、炉室Rの上部開口からその内部に挿入されて上部開口を閉塞するとともに、外側炉壁3の外周側に固定された開閉機構8によって、炉室Rの上部開口を開閉可能とされている。
開閉機構8は、上蓋7の上面側に水平に延びるとともに当該上蓋7がワイヤによって吊り下げられているアーム8aと、アーム8aを回動自在に支持している回動軸部8bと、上蓋7を上下方向に昇降させるためのエアシリンダ8cとを有している。
エアシリンダ8cは、アーム8aに設けられた複数の滑車に巻き掛けられたワイヤによって上蓋7に接続されており、その伸縮動作によって、上蓋7をアーム8aに設けられたガイド8dに沿って上下方向に昇降可能に構成されている。
エアシリンダ8cは、アーム8aに設けられた複数の滑車に巻き掛けられたワイヤによって上蓋7に接続されており、その伸縮動作によって、上蓋7をアーム8aに設けられたガイド8dに沿って上下方向に昇降可能に構成されている。
上蓋7は、開閉機構8によって、炉室R内に挿入され上部開口を閉塞する閉塞位置(図1の実線で示す位置)と、アーム8a直下まで上昇し外側炉壁3から完全に抜き出された状態である上昇位置(図1の破線で示す位置)との間を昇降する。
アーム8aは、回動軸部8bの軸回りに回動自在であり、エアシリンダ8cの作動によって上蓋7が上昇位置にある場合、このアーム8aを回動させることで、上蓋7を炉室Rの上方から側方に退避させることができ、外側炉壁3の上端開口を開くことができる。
アーム8aは、回動軸部8bの軸回りに回動自在であり、エアシリンダ8cの作動によって上蓋7が上昇位置にある場合、このアーム8aを回動させることで、上蓋7を炉室Rの上方から側方に退避させることができ、外側炉壁3の上端開口を開くことができる。
このように、加熱炉1は、上蓋7を炉室Rの上方から退避させて開くことができるので、炉室R内に環状の被加熱物Wを収容したり、加熱後の被加熱物Wを取り出すことができ、大型のベアリングの軌道輪等といった大径環状の被加熱物Wの加熱を行うことができる。
炉床2は、内側炉壁4の軸線X回りに回転駆動される回転床部10と、被加熱物Wを載置する環状の支持部材20とを有している。支持部材20は、回転床部10の上面10aに一体回転可能に配置されている。
図2は、図1のA−A線矢視断面図である。なお、図2においては、後述する支持ローラ11、およびガイドローラ13の態様を示しており、その他の部分は省略して示している。図1および図2を参照して、回転床部10は、断熱材および耐火煉瓦等によって環状に形成されており、その軸線が内側炉壁4の軸線Xと一致するように配置されている。回転床部10は、ピットPの底面に載置されたベース盤30に設けられた複数の支持ローラ11によって支持されている。
ベース盤30は、図2に示すように、中心ベース盤40から放射状に延びる矩形板状に形成された部材であり、その周方向に沿って例えば6個等配されている。支持ローラ11は、これらベース盤30それぞれから立設されたブラケット11aに回転自在に固定されており、回転床部10の下方に位置するように周方向に沿って例えば6箇所に等配されている。
各支持ローラ11は、当該支持ローラ11が転走する軌道12aが形成された環状の軌道部材12を、内側炉壁4の軸線X回りに回転可能に支持している。軌道部材12は、その上面12bに回転床部10が一体に固定された環状の部材であり、その内外周面は回転床部10の内外周面とほぼ面一となるように形成されている。
複数の支柱9の外側面それぞれには、軌道部材12の内周面12cを転走するガイドローラ13が設けられている。支柱9は、中心ベース盤40の周方向に等配されて立設されている。ガイドローラ13は、これら支柱9の外側面に突設されたブラケット13aそれぞれに回転自在に固定されており、これら6つのガイドローラ13の外接円の軸線が内側炉壁4の軸線Xと一致しかつ前記外接円が軌道部材12の内周面12cの径寸法と一致するように配置されている。このため、軌道部材12が支持ローラ11上で回転すると、各ガイドローラ13は、軌道部材12の回転軸線と、内側炉壁4の軸線Xとがほぼ一致した状態となるように軌道部材12を保持しつつ軌道部材12の内周面12cを転走する。
以上のように、軌道部材12は、ガイドローラ13によってその回転軸線が内側炉壁4の軸線Xに一致するように保持されつつ、支持ローラ11によって内側炉壁4の軸線X回りに回転可能に支持されている。
また、軌道部材12の外方には、軌道部材12の外周面12d全周に亘って固定された図示しないアタッチメント付きチェーンに係合して当該軌道部材12および回転床部10を回転駆動する駆動装置14が設けられている。
回転床部10は、軌道部材12の上面12bに一体に固定されており、上記構成によって、軌道部材12とともに内側炉壁4の軸線X回りに回転駆動される。
また、軌道部材12の外方には、軌道部材12の外周面12d全周に亘って固定された図示しないアタッチメント付きチェーンに係合して当該軌道部材12および回転床部10を回転駆動する駆動装置14が設けられている。
回転床部10は、軌道部材12の上面12bに一体に固定されており、上記構成によって、軌道部材12とともに内側炉壁4の軸線X回りに回転駆動される。
回転床部10の上面10aに配置された支持部材20は、回転床部10の外径に一致する外径に形成された環状のグリッドにより構成されており、回転床部10の上面10aの上方を覆っている。この支持部材20は、炉床2に載置される被加熱物Wを支持した状態で回転床部10とともに一体回転可能とされている。
以上の構成によって、本実施形態の加熱炉1は、環状の被加熱物Wをその軸線が内側炉壁4の軸線Xとほぼ一致させた状態となるように炉床2に載置するとともに、回転床部10を回転駆動することにより、炉床2に載置される環状の被加熱物Wを内側炉壁4の軸線X回りで自転させつつ熱処理を行うことができる。
回転床部10の外周面10bと、外側炉壁3の内周面3aとの間には、回転床部10が回転するのを許容するための僅かな隙間が設けられている。前記隙間は、炉室Rと炉外との間を連通しているため、炉室R内の熱が逃げてしまい、当該加熱炉1の処理効率を低下させるため、本実施形態の加熱炉1では、この隙間をシールするためのシール機構を有している。すなわち、このシール機構は、軌道部材12の外周面12dに設けられ、ジルコンサンド等の耐火粉末16aが貯められた上方に開口する外側環状溝部16と、外側炉壁3の下面から突設され先端が耐火粉末16aに接した状態で外側環状溝部16に挿入された外側環状板17とにより構成されている。
上記シール機構は、外側環状板17、外側環状溝部16に貯められた耐火粉末16a、および軌道部材12(回転床部10)の外周面によって、上記隙間が炉外へ連通するのを遮断することができる。さらに、回転床部10(軌道部材12)が回転したとしても、これらと共に回転する外側環状溝部16に貯められた耐火粉末16aと、外側環状板17とが相対回転するため、外側環状板17が耐火粉末16aに接したまま相対回転することができる。よって、上記隙間の連通を遮断したまま回転床部10の回転を許容することができる。
回転床部10の内周面10cと、内側炉壁4の外周面4aとの間にも、回転床部10が回転するのを許容するための僅かな隙間が設けられているが、上記と同様、軌道部材12の内周面12cに設けられ、ジルコンサンド等の耐火粉末18aが貯められた上方に開口する内側環状溝部18と、固定床部7の下面から突設され先端が耐火粉末18aに接した状態で内側環状溝部18に挿入された内側環状板19からなるシール機構を有しているので、隙間の連通を遮断したまま回転床部10の回転を許容することができる。
なお、上記両環状溝部16,18に貯められた耐火粉末16a,18aとして、本実施形態では、ジルコンサンドを用いたが、他の耐火粉末、例えば、アルミナ、シリカ、ジルコニア等のセラミックス粉末を用いてもよい。
なお、上記両環状溝部16,18に貯められた耐火粉末16a,18aとして、本実施形態では、ジルコンサンドを用いたが、他の耐火粉末、例えば、アルミナ、シリカ、ジルコニア等のセラミックス粉末を用いてもよい。
上記のように構成された加熱炉1によれば、環状の被加熱物Wの外周面が外側炉壁3の内周面3aに対向するとともに、当該被加熱物Wの内周面が内側炉壁4の外周面4aに対向した状態で炉床2に載置された当該被加熱物Wを、その外周側から外側発熱体5により加熱するとともに、内周側から内側発熱体6により加熱することができる。したがって、被加熱物Wの内周部と外周部とをそれぞれ処理温度まで昇温するときの時間差を短縮することができ、被加熱物Wに生じる熱変形を抑制することができる。
また、外側炉壁3の内周内方に内側炉壁4を配置するようにしたので、炉内中央部の余分な加熱空間を減少させることができる。したがって、加熱空間を必要最小限の大きさにすることができ、炉内での熱損失を低減することができる。
また、外側炉壁3の内周内方に内側炉壁4を配置するようにしたので、炉内中央部の余分な加熱空間を減少させることができる。したがって、加熱空間を必要最小限の大きさにすることができ、炉内での熱損失を低減することができる。
また、本実施形態の加熱炉1において、環状の被加熱物Wをその軸線が内側炉壁4の軸線Xとほぼ一致する状態となるように炉床2に載置することにより、回転床部10およびその上面10aに一体回転可能に配置された支持部材20によって、被加熱物Wを内側炉壁4の軸線X回りに自転させることができる。したがって、炉内温度の不均一や外側発熱体5または内側発熱体6の配置等に起因して、当該被加熱物Wに対する加熱の度合が不均一になる部分が生じたとしても、加熱の度合いが不均一な部分に対して被加熱物Wを相対移動させることができ、被加熱物Wに局部的な加熱の過不足が生じるのを防止できる。この結果、被加熱物W全体として均一に加熱処理することができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、内側炉壁4を筒状に形成している場合について例示したが、柱状に形成することも可能である。
また、上記実施形態では、本発明をピット炉に適用した場合を例示したが、ボトムアップ型やベル型等の他の加熱炉に対しても本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、本発明をピット炉に適用した場合を例示したが、ボトムアップ型やベル型等の他の加熱炉に対しても本発明を適用することができる。
1 加熱炉
2 炉床
3 外側炉壁
3a 内周面
4 内側炉壁
4a 外周面
5 外側発熱体
6 内側発熱体
7 上蓋(蓋体)
10 回転床部
W 被加熱物
X 軸線
2 炉床
3 外側炉壁
3a 内周面
4 内側炉壁
4a 外周面
5 外側発熱体
6 内側発熱体
7 上蓋(蓋体)
10 回転床部
W 被加熱物
X 軸線
Claims (2)
- 軸線を上下方向に向けた状態で設けられた筒状の外側炉壁と、
前記外側炉壁の内周内方に設けられ、前記外側炉壁との間で環状空間を形成した筒状または柱状の内側炉壁と、
前記環状空間の下部側を閉塞するとともに、被加熱物の外周面が前記外側炉壁の内周面に対向するとともに当該被加熱物の内周面が前記内側炉壁の外周面に対向した状態で当該被加熱物を載置する炉床と、
前記環状空間の上部側に開閉可能に設けられた蓋体と、
前記外側炉壁の内周に配置され前記被加熱物をその外周側から加熱する外側発熱体と、
前記内側炉壁の外周に配置され前記被加熱物をその内周側から加熱する内側発熱体と、
を備えていることを特徴とする加熱炉。 - 前記炉床が、前記内側炉壁の軸線回りに回転駆動される環状の回転床部を有する請求項1に記載の加熱炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009140262A JP2010286172A (ja) | 2009-06-11 | 2009-06-11 | 加熱炉 |
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JP2009140262A JP2010286172A (ja) | 2009-06-11 | 2009-06-11 | 加熱炉 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2010286172A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106011405A (zh) * | 2016-07-07 | 2016-10-12 | 安庆市庆华精工机械有限责任公司 | 一种新型35号钢热处理装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS58188595U (ja) * | 1982-06-10 | 1983-12-14 | 住友軽金属工業株式会社 | ピツト炉のシ−ル構造 |
JPH0599573A (ja) * | 1991-10-09 | 1993-04-20 | Murata Mfg Co Ltd | 焼成炉 |
JPH05172471A (ja) * | 1991-12-20 | 1993-07-09 | Murata Mfg Co Ltd | 炉床回転式バッチ炉 |
-
2009
- 2009-06-11 JP JP2009140262A patent/JP2010286172A/ja active Pending
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Legal Events
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Effective date: 20120313 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A02 | Decision of refusal |
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