JP2010284950A - 化粧パネル及び化粧パネルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】製造者は、ユーカリ製の高比重合板基材1の上面に、高比重のUV硬化型樹脂を含む目止め剤を用いた目止め処理を施すことによって目止め層21を形成し、目止め層21の上面に、実質的に水分を含まない接着剤を塗布してから、オレフィンシートを用いてなる化粧材41を目止め層21の上面に貼り合わせる。この結果、目止め層21と化粧材41との間に接着層31が形成される。高比重合板基材1及び目止め層21は耐キャスター性及び耐衝撃性に優れており、目止め層21が形成されていることによって化粧パネル71の表面平滑性が向上されている。また、化粧材41及び接着層31から水分が放出されないため、水分に起因するパンク及び変形の発生が抑制される。
【選択図】図1
Description
この場合、化粧材としては、オレフィンシート、又は湿潤木材製の化粧単板(以下、湿潤化粧単板という)が用いられる。接着剤としては、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、又は尿素・メラミン共縮合樹脂等の水性接着剤が用いられる(特許文献3〜5参照)。
このような不都合を解消するために、ラワン合板基材と化粧材との間に、化粧パネルの表面を強化するための表面強化材を介在させることがある。表面強化材としては、MDF(中密度繊維板)又は樹脂含浸紙等の、硬度が高い材料が用いられる(特許文献2〜6参照)。ラワン合板基材、表面強化材、及び化粧材からなる化粧パネルは、耐キャスター性及び耐衝撃性が高い。
合板基材の材料として好適な植林木は、例えばユーカリ(比重0.81)、カメレレ(比重0.64)、及びゴムノキ(比重0.65)である。比重0.6以上の木材を、以下では高比重材という。また、少なくとも一面が高比重材を用いてなる高比重層である合板基材を、以下では高比重合板基材という。
高比重合板基材は硬度が高い。このため、高比重合板基材を用いてなる化粧パネルは、高比重合板基材と化粧材との間に表面強化材を介在せずとも、十分に高い耐キャスター性及び耐衝撃性を有する。
また、目止め剤として、UV硬化型樹脂が用いられることもある(特許文献1,4,9参照)。UV硬化型樹脂は、紫外線を照射することによって低温で硬化させることができ、作業能率がよいという利点を有する。
このような不都合を解消するために、合板基材と化粧材とを積層する際に、透湿性を有する金型に水分を逃がすことが提案されている(特許文献10参照)。
このため、水性パテを用いて目止め処理を施した高比重合板基材は、水性パテが充填されている部分の硬度が、周囲の硬度よりも低い。従って、このような高比重合板基材を用いてなる化粧パネルには、部分的に耐キャスター性及び耐衝撃性が低いという問題がある。
以上のような問題を解決するための技術は、特許文献1〜11には記載されていない。
まず、製造者は、高比重合板基材の一面に目止め処理を施す。このために、製造者は、高比重合板基材の一面にUV硬化型目止め剤を塗布する。このとき、高比重合板基材の一面に存在する凹部にUV硬化型目止め剤が充填される。次いで、製造者は、塗布されたUV硬化型目止め剤に紫外線を照射する。このとき、塗布されたUV硬化型目止め剤が硬化する。
以上の結果、高比重合板基材の一面に、目止め層が形成される。
また、UV硬化型樹脂の硬化物は、耐水性及び硬度が高い。しかも、高比重層の比重以上の比重を有するUV硬化型樹脂の硬化物は、高比重合板基材の硬度と同程度以上の硬度を有する、と考えられる。更に、UV硬化型樹脂の硬化時の収縮は小さいため、硬化したUV硬化型樹脂の体積は、硬化前の体積と略等しい。
このため、UV硬化型目止め剤を用いて目止め処理を施した高比重合板基材は、UV硬化型目止め剤が充填されている部分の硬度が、周囲の硬度と同程度以上である。また、目止め処理後に、無視できない凹部が高比重合板基材の一面に残留する可能性が低い。
まず、製造者は、高比重合板基材の一面に、透湿性目止め剤を用いて目止め処理を施す。この結果、高比重合板基材の一面に、透湿性粉状体が含まれている目止め層(以下、透湿性目止め層という)が形成される。
化粧材として湿潤化粧単板が用いられる場合、接着剤としては、水性接着剤が用いられる。このとき、湿潤化粧単板は、水性接着剤を用いて、例えば透湿性目止め層の表面に直接的に接着される。
透湿性粉状体が含まれていない目止め層は透湿性が低い。一方、透湿性目止め層は透湿性が高い。このため、湿潤化粧単板及び/又は水性接着剤から放出された水分は、透湿性目止め層を透過することによって、空気中に放散される。
逆に、UV硬化型樹脂に対する透湿性粉状体の混合量が少ない場合、透湿性目止め剤の比重は、UV硬化型目止め剤の比重と同程度である。また、透湿性目止め剤のコストの増大量が小さい。ただし、透湿性目止め層は、十分な透湿性を得ることができない虞がある。
従って、UV硬化型樹脂に対する透湿性粉状体の混合量は、重量比で65%以下、好ましくは10%以上、65%以下の範囲であることが望ましい。
まず、製造者は、高比重合板基材の一面に、UV硬化型目止め剤を用いて目止め処理を施す。この結果、高比重合板基材の一面に、目止め層が形成される。
次いで、製造者は、目止め処理が施された高比重合板基材の一面、即ち目止め層に、透湿性表面強化材を積層する。
更に、製造者は、透湿性表面強化材が積層された高比重合板基材の一面側に、化粧材を積層する。この結果、本発明の化粧パネルが得られる。
透湿性表面強化材は透湿性が高い。このため、湿潤化粧単板及び/又は水性接着剤から放出された水分は、透湿性表面強化材を透過することによって、空気中に放散される。
このため、高比重合板基材の表面における硬度のバラつきが、化粧パネルの表面の硬度に悪影響を及ぼすことが抑制される。
まず、製造者は、高比重合板基材の一面に、UV硬化型目止め剤を用いて目止め処理を施す。この結果、高比重合板基材の一面に、目止め層が形成される。
ところで、無水接着剤を用いて高比重合板基材に接着することが可能な化粧材は、オレフィンシート又は乾燥木材製の化粧単板(以下、乾燥化粧単板という)等に限られ、湿潤化粧単板を接着することはできない。従って、無水接着剤及び化粧材から水分が放出されることはない。
また、表面平滑性が高い化粧パネルを得ることができる。何故ならば、目止め処理後に、無視できない凹部が高比重合板基材の一面に残留する可能性が低いからである。
この結果、高品質の化粧パネルを得ることができる。
この結果、高品質の化粧パネルを得ることができる。
また、高比重合板基材の一面における硬度が均一でないときでも、透湿性表面強化材によって、化粧パネルの表面における硬度を均一にすることができる。しかも、この硬度は、高比重合板基材の硬度と同程度以上の硬度である。この結果、耐キャスター性及び耐衝撃性が高い化粧パネルを得ることができる。
この結果、高品質の化粧パネルを得ることができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る化粧パネル71の構成を模式的に示す断面図であり、図2は、化粧パネル71の製造方法の説明図である。
図1に示すように、化粧パネル71は、高比重合板基材1の一面に、化粧材41を積層してなる。ただし、高比重合板基材1と化粧材41との間には、目止め層21及び接着層31が介在している。以下では、化粧パネル71の化粧材41側を、上側という。
高比重合板基材1は、100%ユーカリ製の高比重層11〜15を上から下へこの順に積層してなる5層合板である。高比重合板基材1は、比重0.81である。
無水接着剤310は、湿気硬化型ウレタン樹脂系のホットメルト接着剤(PUR:ポリウレタンリアクティブホットメルト)を用いてなる。PURは、全く水分を含まないか、又は、不可避量の水分を含むため、無水接着剤310は、実質的に水分を含まない。
化粧材41は、ポリエチレンベースのオレフィンシートを用いてなる。
しかしながら、図2(a)に示すように、高比重層11の上面には、凹部11a,11a,…が存在する。即ち、高比重層11の上面は、表面平滑性が低い。このため、高比重層11の上面に目止め処理を施す必要がある。
次いで、製造者は、塗布されたUV硬化型目止め剤210に対し、紫外線照射装置Lを用いて紫外線Vを照射することによって、UV硬化型目止め剤210を硬化させる。この結果、高比重層11の上面に、目止め層21が形成される。
目止め層21の厚みは数μm程度であるが、凹部11aに充填されている分も合わせれば、最大1mm程度である。
更に詳細には、製造者は、100℃〜130℃に加熱して溶融させた無水接着剤310を、高比重層11の上面に、80g/m2 塗布する。なお、無水接着剤310は、高比重層11の上面及び化粧材41の下面の少なくとも一方に塗布してあればよい。また、無水接着剤310の塗布量は、80g/m2 以上、100g/m2 以下であることが好ましい。
無水接着剤310が硬化することによって、目止め層21と化粧材41との間に接着層31が形成され、図1に示す化粧パネル71が得られる。
更に、目止め層21は、耐水性が高い。
また、UV硬化型目止め剤210は、硬化することによって体積が減少することはほとんどない。このため、高比重層11の上面に、凹部11a,11a,…が残留することがない。つまり、目止め層21が形成されることによって、高比重層11の上面の表面平滑性が向上され、延いては、化粧パネル71の上面の表面平滑性が向上される。
以上の結果、化粧パネル71は、耐キャスター性、耐衝撃性、及び表面平滑性が向上された高品質の床材として用いることができる。
また、化粧材41は、オレフィンシートに限定されず、例えば乾燥化粧単板を用いてなるものであってもよい。
更に、高比重合板基材1を構成する木材は、比重(気乾比重)0.6以上の高比重材であれば、ユーカリ製に限定されず、カメレレ製又はゴムノキ製等であってもよく、複数種類の木材が混合されていてもよい。
そして、試験官は、各試験片に形成された凹みの内、最も大きいものの凹み量を、ノギスを用いて測定し、6個分の測定結果を平均した。
そして、試験官は、各衝撃点の凹み量をノギスで測定し、30個分の測定結果を平均した。
また、デュポン式衝撃試験では、化粧パネル71の試験片については0.16mm、第1化粧パネルの試験片については0.64mmの凹み量が得られた。つまり、化粧パネル71が、第1化粧パネルに比べて十分に高い耐衝撃性を有していることがわかる。
図3は、本発明の実施の形態2に係る化粧パネル72の構成を模式的に示す断面図であり、図4は、化粧パネル72の製造方法の説明図である。
以下では、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
図3に示すように、化粧パネル72は、高比重合板基材1の上面に、化粧材42を積層してなる。ただし、高比重合板基材1と化粧材42との間には、透湿性目止め層22及び接着層32が介在している。また、化粧材42の上面には、表面保護膜5が形成されている。
水性接着剤320は、尿素・メラミン樹脂系接着剤を用いてなる。
化粧材42は、ビーチ(ブナ)製の湿潤化粧単板を用いてなり、0.25mmの厚みを有する。
透湿性目止め剤220を用いて形成される透湿性目止め層22の厚みは、数μm程度である。従って、UV硬化型目止め剤210に混合される透湿性粉状体の直径は、最大でも数μm程度である。
目止め処理においては、製造者は、図4(a)に示すように、まず、高比重層11の上面に全体的に均一に、透湿性目止め剤220を塗布する。このとき、凹部11a,11a,…に透湿性目止め剤220が充填される。
次いで、製造者は、塗布された透湿性目止め剤220に対し、紫外線照射装置Lを用いて紫外線Vを照射することによって、透湿性目止め剤220を硬化させる。この結果、高比重層11の上面に、透湿性目止め層22が形成される。
次いで、製造者は、高比重層11の上面に、化粧材42を熱圧にて接着(いわゆる熱圧貼り)する。ただし、熱圧貼りの条件は、温度110℃、圧力7kg/cm2 、及び加圧時間60秒である。
水性接着剤320が硬化することによって、透湿性目止め層22と化粧材42との間に接着層32が形成される。
最後に、製造者は、化粧材42の上面にUV硬化型樹脂製の塗料を塗布し、塗布した塗料を硬化させることによって、化粧材42の上面に表面保護膜5を形成する。
以上の結果、図3に示す化粧パネル72が得られる。
更に、透湿性目止め層22は、耐水性が高い。
また、透湿性目止め剤220は、硬化することによって体積が減少することはほとんどない。このため、高比重層11の上面に、凹部11a,11a,…が残留することがない。つまり、透湿性目止め層22が形成されることによって、高比重層11の上面の表面平滑性が向上され、延いては、化粧パネル72の上面の表面平滑性が向上される。
以上の結果、化粧パネル72は、耐キャスター性、耐衝撃性、及び表面平滑性が向上された高品質の床材として用いることができる。
また、化粧材42は、湿潤化粧単板に限定されず、例えばオレフィンシートを用いてなるものであってもよい。
更に、水性接着剤320は、尿素・メラミン樹脂系接着剤に限定されず、例えばエチレン酢酸ビニル共縮合樹脂系接着剤を用いてなるものであってもよい。
このような透湿性粉状体の混合量は、化粧パネル72のコスト増大を抑制するために、重量比65%以下であればよい。また、重量比10%以上であれば、透湿性目止め剤220が十分な透湿性を有する、と考えられる。
また、コストの抑制と透湿性の向上とが両立可能であれば、透湿性粉状体は、珪酸塩を含む無機多孔質材料以外のもの(例えば有機材料)を用いて構成されていてもよい。
以上の結果、第2化粧パネルが得られる。
また、デュポン式衝撃試験では、化粧パネル72の試験片については0.15mm、第2化粧パネルの試験片については0.62mmの凹み量が得られた。つまり、化粧パネル72が、第2化粧パネルに比べて十分に高い耐衝撃性を有していることがわかる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る化粧パネル73の構成を模式的に示す断面図であり、図6は、化粧パネル73の製造方法の説明図である。
以下では、実施の形態1,2に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
図5に示すように、化粧パネル73は、高比重合板基材1の上面に、透湿性表面強化材6及び化粧材42をこの順に積層してなる。ただし、高比重合板基材1と透湿性表面強化材6との間には、透湿性目止め層22及び接着層33が介在している。また、透湿性表面強化材6と化粧材42との間には、接着層32が介在している。更に、化粧材42の上面に、表面保護膜5が形成されている。
透湿性表面強化材6は、MDFを用いてなる透湿性板材であり、0.6mmの厚みと、高比重合板基材1の比重以上の比重とを有する。なお、透湿性表面強化材6は、樹脂含浸紙を用いてなる透湿性シートであってもよい。また、透湿性表面強化材6の厚みは、0.6mm以上、1.5mm以下であることが好ましい。
最後に、製造者は、化粧材42の上面に表面保護膜5を形成する。
以上の結果、図5に示す化粧パネル73が得られる。
化粧材42及び水性接着剤320,330からは、化粧パネル73のパンク及び変形の原因となる水分が放出される。ところが、透湿性目止め層22及び透湿性表面強化材6が透湿性を有するため、放出された水分は、透湿性目止め層22又は透湿性表面強化材6を透過することによって、空気中に放散される。従って、化粧パネル73は、パンク及び変形の発生が抑制されている。
以上の結果、化粧パネル73は、耐キャスター性、耐衝撃性、及び表面平滑性が向上された高品質の床材として用いることができる。
また、化粧パネル73は、水性接着剤320,330の代わりに無水接着剤310,310を用い、且つ、化粧材42の代わりに化粧材41を用いてなる構成であってもよい。この場合、化粧材41、無水接着剤310,310、及び透湿性表面強化材6からは水分が放出されないため、パンク及び変形の発生が抑制される。このとき、透湿性目止め層22ではなく目止め層21が形成されていてもよい。
また、デュポン式衝撃試験では、化粧パネル72の試験片については0.22mm、化粧パネル73の試験片については0.20mmの凹み量が得られた。つまり、化粧パネル72,73の耐衝撃性には大差がないことがわかる。
ただし、化粧パネル72の試験片の最大凹み量は0.37mmであり、最小凹み量は0.11mmである。つまり、凹み量のバラつきが大きい。一方、化粧パネル73の試験片の最大凹み量は0.25mmであり、最小凹み量は0.12mmである。即ち、凹み量のバラつきが小さい。
透湿性目止め剤220は、UV硬化型目止め剤210よりも比重が低い。このため、透湿性目止め剤220を用いて目止め処理を実行した場合、透湿性目止め層22の凹部11a,11a,…夫々を充填している部分の硬度が、周囲の硬度よりも低くなる。この傾向は、透湿性目止め剤220に混合されている透湿性粉状体の量が多いほど顕著になる。
つまり、高比重合板基材1の上面、延いては化粧パネル72の上面に、硬度のバラつきが生じている。
表3に示すように、キャスター試験では、第3化粧パネルの試験片については0.17mmの凹み量が得られた。ここから、化粧パネル71〜73夫々は、第3化粧パネルに比べても、十分に高い耐キャスター性を有していることがわかる。
また、デュポン式衝撃試験では、第3化粧パネルの試験片については0.35mmの凹み量が得られた。ここから、化粧パネル71〜73夫々は、第3化粧パネルに比べても、十分に高い耐衝撃性を有していることがわかる。
また、本発明の効果がある限りにおいて、化粧パネル71,72,73に、実施の形態1〜3に開示されていない構成要素が含まれていてもよく、化粧パネル71,72,73の製造工程に、実施の形態1〜3に開示されていない製造工程が含まれていてもよい。
11 高比重層
21 目止め層
210 UV硬化型目止め剤(目止め剤)
22 透湿性目止め層(目止め層)
220 透湿性目止め剤(目止め剤)
31 接着層
310 無水接着剤(接着剤)
41,42 化粧材
6 透湿性表面強化材(透湿性シート又は透湿性板材)
71,72,73 化粧パネル
V 紫外線
Claims (8)
- 少なくとも一面が高比重層である合板基材の前記一面の側に化粧材を積層してなる化粧パネルにおいて、
前記一面には、前記高比重層の比重以上の比重を有するUV硬化型樹脂を含む目止め層が形成されていることを特徴とする化粧パネル。 - 前記目止め層には、透湿性を有する粉状体が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の化粧パネル。
- 前記一面と前記化粧材との間に、前記高比重層の比重以上の比重を有する透湿性シート又は透湿性板材が介在していることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧パネル。
- 前記一面と前記化粧材との間に、実質的に水分を含まない接着剤を用いてなる接着層が介在していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の化粧パネル。
- 少なくとも一面が高比重層である合板基材の前記一面の側に化粧材を積層してなる化粧パネルの製造方法において、
前記高比重層の比重以上の比重を有するUV硬化型樹脂を含む目止め剤を前記一面に塗布し、塗布された目止め剤に紫外線を照射することによって前記目止め剤を硬化させる目止め処理を前記一面に施してから、前記化粧材を積層することを特徴とする化粧パネルの製造方法。 - 透湿性を有する粉状体を前記UV硬化型樹脂に混合してなる目止め剤を用いて前記目止め処理を前記一面に施してから、前記化粧材を積層することを特徴とする請求項5に記載の化粧パネルの製造方法。
- 前記目止め処理を前記一面に施し、次いで、前記高比重層の比重以上の比重を有する透湿性シート又は透湿性板材を前記一面に積層してから、前記透湿性シート又は透湿性板材の表面側に前記化粧材を積層することを特徴とする請求項5又は6に記載の化粧パネルの製造方法。
- 少なくとも前記化粧材を積層する際には、実質的に水分を含まない接着剤を用いて、前記化粧材を前記一面の側に接着することを特徴とする請求項5乃至7の何れか一項に記載の化粧パネルの製造方法。
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