JP2010284879A - 印字ラベル作成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂フレームを用いた場合であっても、切断刃による切断性能の悪化を防止し、良好な切断性能を維持する。
【解決手段】印字ラベル作成装置1は、樹脂により成形されたフレーム13と、カバーフィルム51を搬送する押圧ローラ192、サーマルヘッド16、カッタ刃63、カットレバー4、カッタ刃受け部材41、及びフレーム13に取り付けられる着脱カバー6B2を有し、フレーム13は、テープ排出スリット24の近傍における、カッタ刃63のスライド方向に沿って搬送経路を挟んだ一方側及び他方側に、第1リブ42及び第2リブ43をそれぞれ一体的に形成しており、着脱カバー6B2は、フレーム13への取り付け状態において、第1リブ42及び第2リブ43を、カッタ刃63のスライド方向に沿って搬送経路と反対側からそれぞれ支持可能な、突起部45及び支持リブ46を備えている。
【選択図】図10

Description

本発明は、被印字テープに所望の印字を行って印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に関する。
従来、所望の内容を被印字テープに印字し、印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置が多様な用途に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
この印字ラベル作成装置は、フレームと、このフレームに設けられ、このフレームに形成されたテープ排出口へ向かう搬送経路に沿って被印字テープ(印刷用テープ)を搬送する搬送手段(テープ送りローラ)と、この搬送手段により搬送される被印字テープに所望の印字を行う印字手段(サーマルヘッド)と、フレームのうちテープ排出口の近傍に設けられ、搬送経路と直交するスライド方向にスライド移動して、印字された後の被印字テープを押し切る切断刃(カッター刃)と、フレームに対し回動可能に支持され、切断刃をスライド移動させるための操作レバー(カッターレバー)と、フレームのうちテープ排出口の近傍に設けられ、切断刃による被印字テープの切断時に切断刃を受け止める切断刃受け部材(カッター刃受け部材)とを有している。
特開2006−181750号公報
上記従来技術では、印字手段により被印字テープに対しユーザ所望の内容を印字させた後、操作者がレバー部材を回動操作することにより被印字テープを切断し、印字ラベルを作成する。詳細には、レバー部材の操作により、テープ排出口近傍に配置された切断刃が、搬送経路と直交する方向にスライドし移動する。そして、切断刃受け部材が上記スライドしてくる切断刃を受け止め、切断刃と切断刃受け部材との間に生じる押圧力で被印字テープを押圧し、鋭利な切断刃によって切断を行う。
このとき、切断刃及び切断刃受け部材は上記押圧力の反力を受けるが、切断刃は上記スライド方向に沿った一方側へ(言い換えれば搬送経路と反対側へ)向かう反力を受け、切断刃受け部材は上記スライド方向に沿った他方側へ(言い換えれば搬送経路と反対側へ)向かう反力を受け、それぞれ搬送経路を挟んで逆向きの反力を受けることとなる。切断刃及び切断刃受け部材はいずれもフレームのテープ排出口の近傍に設けられているため、フレームのテープ排出口近傍には、切断刃からの上記一方側へ向かう反力と、切断刃受け部材からの上記他方側へ向かう反力とが伝達される。
ところで、近年、印字ラベル作成装置の分野においても、装置の低価格化が要望されている。一般に、上記フレームは、例えば金属等の剛性の高い部材により形成される場合が多いが、上記の低価格化の要望に応えるための方策として、樹脂により形成した樹脂フレームを用いることが検討されている。この場合には、上述したように、樹脂フレームのテープ排出口近傍に対し、切断刃からの上記一方側へ向かう反力と、切断刃受け部材からの上記他方側へ向かう反力とが伝達されることとなる。しかしながら、樹脂の剛性は金属等に比較すると低いことから、上記の反力の伝達によって、樹脂フレームは、テープ排出口を挟んで上記一方側領域と上記他方側領域とが、互いに離反するように変形するおそれがある。特に、印字ラベル作成装置の使用を継続した場合、切断刃に摩耗が生じ、操作者がレバー部材をより強く操作するようになる。このとき、樹脂フレームの変形は、更に大きくなる傾向にある。このようにして樹脂フレームが変形すると、切断刃による切断性能が更に悪化し、被印字テープの切断不良を引き起こす可能性があった。
本発明の目的は、樹脂フレームを用いた場合であっても、切断刃による切断性能の悪化を防止し、良好な切断性能を維持できる印字ラベル作成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、樹脂により成形された樹脂フレームと、前記樹脂フレームに設けられ、当該樹脂フレームに形成されたテープ排出口へ向かう搬送経路に沿って被印字テープを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記被印字テープに所望の印字を行う印字手段と、前記樹脂フレームのうち前記テープ排出口の近傍に設けられ、前記搬送経路と直交するスライド方向にスライド移動して、印字された後の前記被印字テープを押し切る切断刃と、前記樹脂フレームに対し回動可能に支持され、前記切断刃をスライド移動させるための操作レバーと、前記樹脂フレームのうち前記テープ排出口の近傍に設けられ、前記切断刃による前記被印字テープの切断時に当該切断刃を受け止める切断刃受け部材と、前記樹脂フレームに対し取り付けられ、前記搬送手段、前記印字手段、前記切断刃、前記切断刃受け部材を少なくとも収納する機構収納空間を前記樹脂フレームと協働して形成するカバー部材とを有する印字ラベル作成装置であって、前記樹脂フレームは、前記テープ排出口の近傍における、前記スライド方向に沿って前記搬送経路を挟んだ一方側及び他方側に、2つの被支持部をそれぞれ一体的に形成しており、前記カバー部材は、前記樹脂フレームへの取り付け状態において、前記2つの被支持部を、前記スライド方向に沿って前記搬送経路と反対側からそれぞれ支持可能な、2つの支持部を備えていることを特徴とする。
本願第1発明においては、搬送手段が搬送経路に沿って被印字テープをテープ排出口へ向かって搬送し、その被印字テープに対し印字手段が印字を行う。その後、切断刃と切断刃受け部材との協働により、印字後の被印字テープが切断され、所望の印字を備えた印字ラベルが作成される。
ここで、上記被印字テープの切断時には、操作者が操作レバーを操作することにより、テープ排出口近傍に配置された切断刃が搬送経路と直交する方向(詳細にはスライド方向に沿った他方側へ向かって)にスライドし移動する。そして、切断刃受け部材が上記スライドしてくる切断刃を受け止め、切断刃と切断刃受け部材との間に生じる押圧力で被印字テープを押圧し、鋭利な切断刃によって切断を行う。
このとき、切断刃及び切断刃受け部材は上記押圧力の反力を受けるが、切断刃は上記スライド方向に沿った一方側へ(言い換えれば搬送経路と反対側へ)向かう反力を受け、切断刃受け部材は上記スライド方向に沿った他方側へ(言い換えれば搬送経路と反対側へ)向かう反力を受け、それぞれ搬送経路を挟んで逆向きの反力を受けることとなる。切断刃及び切断刃受け部材はいずれも樹脂フレームのテープ排出口の近傍に設けられているため、樹脂フレームのテープ排出口近傍には、切断刃からの上記一方側へ向かう反力と、切断刃受け部材からの上記他方側へ向かう反力とが伝達される。この結果、そのままでは、樹脂フレームは、テープ排出口を挟んで上記一方側領域と上記他方側領域とが互いに離反するように変形することとなる。
そこで本願第1発明においては、樹脂フレームのうちテープ排出口の近傍に、2つの被支持部を一体的に形成し、樹脂フレームに取り付けられるカバー部材に上記2つの被支持部に対応した2つの支持部を設けている。樹脂フレームの2つの被支持部は、搬送経路を挟み上記一方側と上記他方側とにそれぞれ設けられており、カバー部材の2つの支持部は、それら2つの被支持部を搬送経路と反対側から支持する。これにより、上記切断刃において生じる搬送経路と反対側へ向かう反力と、上記切断刃受け部材において生じる搬送経路と反対側へ向かう反力とを、それぞれ各支持部を介して受け止めることができる。この結果、樹脂フレームの、上記2つの反力による上記離反方向への変形を抑制することができるので、樹脂フレーム変形による切断刃の切断性能の悪化を防止することができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記一方側の前記被支持部は、前記搬送手段としての搬送ローラを保持するローラホルダを覆うように設けられた板部の、基部に対し垂直に立設された板部リブであり、前記2つの支持部のうち前記一方側に位置する1つの支持部は、前記板部リブの前記一方側から係止して支持することを特徴とする。
テープ排出口近傍において切断刃より樹脂フレームに伝達されるスライド方向一方側への反力を、樹脂フレームの基部から板部リブへ伝達し、この板部リブを、1つの支持部でスライド方向一方側から支持する。これにより、当該伝達された反力に抗して、樹脂フレームの変形を抑制することができる。
第3発明は、上記第2発明において、前記一方側の前記1つの支持部は、前記カバー部材の基部に対し垂直に立設された一方側支持リブであることを特徴とする。
板部リブへ伝達された反力を、一方側支持リブがスライド方向一方側から支持する。これにより、強度補強部材であるそれら2つのリブの剛性を利用して、樹脂フレームの変形を確実に抑制することができる。
第4発明は、上記第1乃至第3発明のいずれかにおいて、前記他方側の前記被支持部は、前記切断刃受け部材を取り付けるための取り付けリブであり、前記2つの支持部のうち前記他方側に位置する1つの支持部は、前記取り付けリブの前記他方側から係止して支持することを特徴とする。
テープ排出口近傍において切断刃受け部材より伝達されるスライド方向他方側への反力を取り付けリブで受け止め、この取り付けリブを、1つの支持部でスライド方向他方側から支持する。これにより、当該伝達された反力に抗して、樹脂フレームの変形を抑制することができる。
第5発明は、上記第4発明において、前記他方側の前記1つの支持部は、前記カバー部材の基部に対し垂直に立設された他方側支持リブであることを特徴とする。
取り付けリブへ伝達された反力を、他方側支持リブがスライド方向他方側から支持する。これにより、強度補強部材であるそれら2つのリブの剛性を利用して、樹脂フレームの変形を確実に抑制することができる。
本発明によれば、樹脂フレームを用いた場合であっても、切断刃による切断性能の悪化を防止し、良好な切断性能を維持することができる。
本発明の一実施の形態の印字ラベル作成装置の全体構成を表す斜視図である。 着脱カバーが取り外され、かつ、カートリッジ及び乾電池をカートリッジホルダ及び電池収納部に装着した状態における印字ラベル作成装置の内部構造を表す斜視図である。 着脱カバーが取り外され、かつ、カートリッジ及び乾電池をカートリッジホルダ及び電池収納部から取り外した状態における印字ラベル作成装置の内部構造を表す斜視図である。 カートリッジの内部構造を表す平面図である。 着脱カバーの前面を表す斜視図である。 フレームに配設されたガイドホルダの詳細構造を表す斜視図である。 カッタホルダの詳細構造を表す斜視図である。 カッタ刃による印刷済みラベル用テープの切断動作を説明する説明図である。 カッタ刃及びカッタ刃受け部材が受ける押圧力の反力を説明する説明図である。 図3中のX−X′断面に相当する断面で破断して示す一部破断斜視図、及び、図10(a)中矢印D方向からの矢視図である。 図3中のXI−XI′断面に相当する断面で破断して示す一部破断斜視図、及び、図11(a)中矢印E方向からの矢視図である。XI−XI′断面による横断面図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各図内に「前」「後」「左」「右」「上」「下」の注記がある場合は、明細書中内の説明における、前方、後方、左方、右方、上方、下方とは、その注記された方向を指す。
図1は、本実施形態の印字ラベル作成装置1の全体構成を表す斜視図である。
図1に示すように、印字ラベル作成装置1は、ユーザの手によって把持されるハンディ型の印字ラベル作成装置である。この印字ラベル作成装置1の筐体6は、装置前面を構成する前カバー6Aと、装置後面を構成する後カバー6Bとで構成されている。さらにこの後カバー6Bは、種々の機構を内蔵する後カバー本体6B1と、カートリッジ31や乾電池8(いずれも後述の図2参照)を着脱する際に後カバー本体6B1より取り外し可能な着脱カバー6B2(カバー部材)とで構成されている。
上記前カバー6Aの上側には、印刷データや、設定画面等を表示するための液晶表示部(図示せず)が設けられている。この液晶表示部の前面は、例えば透明のアクリル板等であるカバーパネル2Aによって覆われている。液晶表示部の下側には、印字ラベル作成装置1を操作するためのキーボード部3が設けられている。このキーボード部3には、文字、記号及び数字等の文字キーや、種々の機能キーが含まれている。また上記後カバー本体6B1の右側上端には、印刷済みラベル用テープ80(後述の図4参照)を切断するためのカットレバー4(操作レバー)が設けられている。
図2及び図3は、着脱カバー6B2を取り外した状態の印字ラベル作成装置1の内部構造を後部側から見た斜視図である。なお、図2はカートリッジ31及び乾電池8をカートリッジホルダ7及び電池収納部9に装着した状態、図3はカートリッジ31及び乾電池8をカートリッジホルダ7及び電池収納部9から取り外した状態を表している。
これら図2及び図3に示すように、上記前カバー6A及び上記後カバー本体6B1の内部には、樹脂(例えば合成樹脂など)により成形されたフレーム13(樹脂フレーム)が配設されている。そして、このフレーム13の後側上部には、カートリッジ31を着脱するために凹状に形成された平面視矩形状の上記カートリッジホルダ7が設けられている。
カートリッジホルダ7の下側には、モータ(図示せず)を収納するためのモータ収納部5が設けられている。モータ収納部5のさらに下側には、乾電池8を収納するための上記電池収納部9が設けられている。
上記フレーム13の上部には、印刷済みラベル用テープ80を外部に排出するためのテープ排出スリット24(テープ排出口)が形成されている。また、フレーム13の右側上部には、ローラホルダ17(詳細構造は後述)が設けられている。ローラホルダ17の後側には、当該ローラホルダ17を覆うように設けられ、板状形状を有した合成樹脂製の板部25が設けられている。なお、この板部25はフレーム13と一体的に形成されている。さらに、この板部25の上部には、開口部である突起部挿入口10が設けられている。上記着脱カバー6B2が後カバー本体6B1に着脱されることにより、着脱カバー6B2に設けられた突起部45(後述の図5参照)が突起部挿入口10に挿抜される。
また、後カバー本体6B1の上端部にはロック穴11が設けられ、下端部にはロック穴12が2箇所設けられている。上記着脱カバー6B2が後カバー本体6B1に取り付けられた際に、着脱カバー6B2に設けられたロック部材47,48(後述の図5参照)がそれぞれロック穴11,12に嵌め込まれる。
上記フレーム13の略中央部には凹状に形成されたギア用凹部26が設けられている。ギア用凹部26には、ギア(図示せず)が設けられており、当該ギアの歯部は隠蔽用傘部114によって覆われ露出しない構造となっている。そして、ギアの後側には、インクリボン55(後述の図4参照)を巻き取るためのリボン巻取軸14が立設されている。上記ギア及びこれと噛合するフレーム13の前面側に設けられた複数のギア(図示せず)はそれぞれ合成樹脂で形成されており、またこれらのギアを回転可能に支持するギア軸(図示せず)も合成樹脂で形成されており、フレーム13と一体的に形成されている。
また、リボン巻取軸14の右側にはリブ30が立設されている。このリブ30の右側面には矩形状の放熱板であるヒートシンク15が設けられている。そして、リブ30とテープ排出スリット24との間には、ローラ軸20が立設されている。このローラ軸20は合成樹脂で形成されており、フレーム13と一体的に形成されている。ローラ軸20の左側には、凸部27が立設されている。この凸部27は、カートリッジ31の凹部(図示せず)に挿入されることで、カートリッジ31の前後方向の位置決めをするものである。
また、上記フレーム13のうち上記テープ排出スリット24の近傍には、カッタ刃63(切断刃。後述の図6参照)を備えるカッタホルダ60(後述の図6参照)を内部に収容したガイドホルダ40が設けられている。さらに、上記フレーム13のうち上記テープ排出スリット24の近傍で、上記ガイドホルダ40の左側には、カッタ刃受け部材41(切断刃受け部材)が設けられている。このカッタ刃受け部材41は、カッタ刃63による印刷済みラベル用テープ80の切断時に、当該カッタ刃63を受け止めるためのものである。
また、上記カットレバー4は、(後述のレバー軸65を軸として)フレーム13に対し回動可能に支持されており、上記カッタ刃63をスライド移動させることができる(詳細は後述する)。
また、図3に示すように、上記テープ排出スリット24の近傍には、第1リブリブ42及び第2リブ43が、それぞれフレーム13と一体的に形成されている。テープ排出スリット24より右側に形成された第1リブ42(板部リブ、一方側の被支持部)は、上記板部25の平面状の後面部25A(基部)に対し垂直に立設されている。一方、テープ排出スリット24より左側に形成された第2リブ43(取り付けリブ、他方側の被支持部)は、上記カッタ刃受け部材41の左側に立設されており、当該カッタ刃受け部材41を保持する(取り付ける)ためのものである。したがって、後述のカッタ63による印刷済みラベル用テープ80の切断に際し、カッタ刃受け部材41は、切断動作のどの時点においても、一定の位置(即ち、第2リブ43等により保持されている位置)から動くことはほとんどない。なお、第1リブ42及び第2リブ43の詳細については、後述の図10及び図11で説明する。
図4は、カートリッジ31の内部構造を表す平面図である。なお、この図4には、カートリッジ31の内部構造と共に、ローラホルダ17、リブ30、ヒートシンク15、サーマルヘッド16等を図示している。
図4に示すように、カートリッジケース33内の左側下部には、透明フィルム状のカバーフィルム51(被印字テープ)を巻回したカバーフィルムスプール52が回転可能に配置されている。このカバーフィルムスプール52から繰り出されたカバーフィルム51は、カートリッジ開口371に向けて案内され、当該カートリッジ開口371から送出される。またカートリッジケース33内の右側下部には、インクリボン55を巻回したリボンスプール56が回転可能に配置されている。このリボンスプール56から繰り出されたインクリボン55は、カートリッジ開口371に向けて案内され、カバーフィルム51と共に送出される。
カバーフィルムスプール52とリボンスプール56との間には、リボン巻取スプール57が回転可能に配置されている。このリボン巻取スプール57は、リボンスプール56からインクリボン55を引き出すと共に、文字等の印刷(印字)で消費されたインクリボン55を巻き取る。
カートリッジケース33内の上部には、基材テープ53を巻回した基材テープスプール54が回転可能に配置されている。この基材テープスプール54から繰り出された基材テープ53は、テープ搬送ローラ39に向けて案内され、当該基材テープ53と印刷済のカバーフィルム51とが、テープ搬送ローラ39と押圧ローラ192(搬送ローラ、搬送手段)とによって圧着されて印刷済みラベル用テープ80となり、ラベル用テープ排出口59に向けて搬送される。
また、カートリッジホルダ7に装着されたカートリッジ31の右側には、プラテンローラユニット18と押圧ローラユニット19とを備えたアーム状のローラホルダ17が、軸支部171を中心に左右方向に揺動可能に設けられている。このローラホルダ17も上記フレーム13と同様に合成樹脂製である。上記着脱カバー6B2が取り付けられると、突起部45(後述の図5参照)によりローラホルダ17がカートリッジ31方向に移動する。これにより、ローラホルダ17に設けられた押圧ローラユニット19とプラテンローラユニット18とが印刷位置(図4に示す位置)に移動する。
上記プラテンローラユニット18は、ヒートシンク15の右側に配置されている。プラテンローラユニット18には、プラテンローラ182とプラテンローラ用ギア(図示せず)とが設けられている。プラテンローラ182は、ヒートシンク15の右側面に設けられたサーマルヘッド16(印字手段)に対向する位置に配置されている。サーマルヘッド16は、押圧ローラ192、プラテンローラ182等により搬送されるカバーフィルム51に対し、所望の印字を行うものである。プラテンローラ用ギアは、フレーム13の前側に設けられたギア(図示せず)に噛合されており、モータから動力を伝達されたプラテンローラ用ギアが回転することで、プラテンローラ182が回転する。これにより、プラテンローラユニット18が印刷位置に移動した際に、プラテンローラ182は、カバーフィルム51とインクリボン55とをサーマルヘッド16に対して押圧しつつ、文字、図形、記号等が印刷されたカバーフィルム51をその回転により押圧ローラユニット19の方向へ搬送する。
押圧ローラユニット19には、押圧ローラ192と押圧ローラ用ギア(図示せず)とが設けられている。押圧ローラ192は、上記ローラ軸20に対向する位置に配置されおり、カバーフィルム51、基材テープ53、及び印刷済みラベル用テープ80を、上記テープ排出スリット24へ向かう搬送経路(矢印ア,イ,ウ参照)に沿って搬送する。ローラ軸20は、円柱状に形成された円柱部201と、この円柱部201の外周から外側に向かって放射状に形成された6個のリブ202とから構成されている。また、ローラ軸20は、カートリッジ31に設けられたテープ搬送ローラ39の軸孔391に挿入され、テープ搬送ローラ39を回転可能に支持している。
押圧ローラ用ギアは、上記フレーム13の前側に設けられたギア(図示せず)に噛合されており、モータから動力を伝達された押圧ローラ用ギアが回転することで、押圧ローラ192が回転する。これにより、押圧ローラユニット19が印刷位置に移動した際に、押圧ローラ192は、カバーフィルム51と基材テープ53とを、ローラ軸20に回転可能に支持されたテープ搬送ローラ39に対して押圧する。これにより、印刷が行われたカバーフィルム51と基材テープ53とが圧着され印刷済みラベル用テープ80となり、上記ラベル用テープ排出口59より排出される。なお、その後の印刷済みラベル用テープ80の搬送経路(言い換えれば、カバーフィルム51の搬送経路。以下同様)は、押圧ローラ192等により、上記ガイドホルダ40と上記カッタ刃受け部材41(図2等参照)との間を、下から上へ搬送されて上記テープ排出スリット24へ案内され、当該テープ排出スリット24から印字ラベル作成装置1の外部に排出される。
なお、上記プラテンローラ182及び押圧ローラ192のローラ軸(図示せず)はそれぞれ合成樹脂製であり、また上記プラテンローラ用ギア及び上記押圧ローラ用ギアもそれぞれ合成樹脂で形成されている。
図5は、着脱カバー6B2の前面を表す斜視図である。
図5に示すように、着脱カバー6B2の前面6aの左側上端部には前述したロック部材47が立設され、下端部には前述した2つのロック部材48が立設されている。着脱カバー6B2が上記後カバー本体6B1に対し取り付けられた際に、これらロック部材47,48がそれぞれ上記後カバー本体6B1に設けられたロック穴11,12(図2等参照)に嵌め込まれる。これにより、着脱カバー6B2の自然開放が防止されるようになっている。
そして、着脱カバー6B2が上記後カバー本体6B1(言い換えれば、フレーム13)に対し取り付けられることにより、前述した押圧ローラ192、サーマルヘッド16、カッタ刃63、及びカッタ刃受け部材41等からなる種々の機構を収納する機構収納空間(=着脱カバー6B2とフレーム13との間に生じる空間)を、フレーム13と協働して形成することができるようになっている。
また、着脱カバー6B2の前面6a(基部)の右側上部には、突起部45(一方側支持リブ、一方側の支持部)が、着脱カバー6B2の前面6aに対し垂直に立設されている。着脱カバー6B2が上記後カバー本体6B1に対し着脱されることにより、突起部45が上記後カバー本体6B1に設けられた突起部挿入口10(図2等参照)に挿抜される。これにより、上記ローラホルダ17を印刷位置(図4に示す位置)に移動させたり、待機位置(図3に示す位置)に移動させたりすることができるようになっている。また、突起部45は、着脱カバー6B2が上記後カバー本体6B1へ取り付けられた状態(言い換えれば、フレーム13に取り付けられた状態。以下同様)において、フレーム13と一体的に形成された第1リブ42(図3参照)を、当該第1リブ42の右側から支持可能となっている(詳細は後述する)。
また、着脱カバー6B2の前面6aの上部には、支持リブ46(他方側支持リブ、他方側の支持部)が、着脱カバー6B2の前面6aに対し垂直に立設されている。支持リブ46は、着脱カバー6B2が上記後カバー本体6B1へ取り付けられた状態において、フレーム13と一体的に形成された第2リブ43(図3参照)を、当該第2リブ43の左側から支持可能となっている(詳細は後述する)。
以上のような構成である印字ラベル作成装置1において、本実施形態の最大の特徴は、前述したように、フレーム13が第1リブ42及び第2リブ43をそれぞれ一体的に形成しており、着脱カバー6B2が突起部45及び第2支持リブ46を備えている点にある。以下、この詳細について説明する。
図6(a)、フレーム13に配設されたガイドホルダ40の詳細構造を表す、図3の部分抽出拡大図である。図6(b)は図6(a)中の矢印A方向からの矢視図である。
これら図6(a)及び図6(b)に示すように、ガイドホルダ40は、例えば図6(a)中の右手前側の側面が開口された略直方体形状に形成され、その開口された側面が上記カッタ刃受け部材41に対向する状態で、フレーム13に配設されている(図2及び図3も参照)。このガイドホルダ40は、カッタ刃63を備えるカッタホルダ60を、その内部に収容している。カッタ刃63は、前述した搬送経路と直交するスライド方向(例えば図6(a)での左奥〜右手前方向。詳細は後述)にスライド移動して、印字された後のカバーフィルム51(言い換えれば、印刷済みラベル用テープ80。以下同様)を押し切るものである。上記カッタホルダ60は、ガイドリブ61及び接触凸部62を有している(詳細は図7で後述する)。また、ガイドホルダ40は、溝部64を有している。
図7(a)は、上記カッタホルダ60の詳細構造を表す、図6(a)の部分抽出拡大図である。図7(b)は図7(a)中の矢印B方向からの矢視図である。
これら図7(a)及び図7(b)に示すように、カッタホルダ60は、略長方形状に形成されている。そして、例えばカッタホルダ60の図7(a)中の右手前側の側面には、カッタ刃63が当該側面の端部から突出して取り付けられている。なお、カッタ刃63の突出量は、上記印刷済みラベル用テープ80の厚み(例えば、0.1mm)よりも大きくなっている。
また、カッタホルダ60は、前述したように、ガイドリブ61及び接触凸部62を有している。ガイドリブ61は、カッタホルダ60の上面に立設されている。接触凸部62は、カッタホルダ60の側面の略中央部分に形成されている。したがって、カッタホルダ60を上記ガイドホルダ40に収容した場合(図6に示す状態)、接触凸部62は、カッタホルダ60をガイドホルダ40の溝部64に嵌合する(図6(b)参照)。
すなわち、上記カットレバー4が回動操作された場合、カットレバー4の接触部4A(後述の図8参照)は、溝部64に進入し、接触凸部62と接触することになる。また、カッタホルダ60は、連結補強部66を有している。連結補強部66は、上記ガイドリブ61と接触凸部62とを連結するためのものである。
図8(a)、図8(b)、及び図8(c)は、カッタ刃63による印刷済みラベル用テープ80の切断動作を説明する説明図である。図8(a)にはカットレバー4に対する回動操作が行われていない状態(初期状態)を表し、図8(b)にはカッタ刃63の先端が印刷済みラベル用テープ80に接触した状態を表し、図8(c)にはカッタ刃63の先端がカッタ刃受け部材41に接触した状態を表している。なお、これら図8(a)、図8(b)、及び図8(c)は、印字ラベル作成装置1から着脱カバー6B2を取り外した状態において、テープ排出スリット24近傍における、カッタボタン4、ガイドホルダ40、及びカッタ刃受け部材41を後面側から透視した図に相当する。
これら図8(a)、図8(b)、及び図8(c)に示すように、カットレバー4は、上記フレーム13に形成されたレバー軸65を軸として、フレーム13に対し回動可能に支持されている。ここで、前述のようにして、ラベル用テープ排出口59(図4参照)より排出された印刷済みラベル用テープ80は、押圧ローラ192(図4参照)等により、上記搬送経路に沿って、ガイドホルダ40とカッタ刃受け部材41との間を下から上へ搬送される。そして、テープ排出スリット24へ案内され、当該テープ排出スリット24から印字ラベル作成装置1の外部に(その一部が)排出され、図8(a)に示す状態になる。
そして、図8(a)に示すように、ユーザによってカットレバー4の回動操作がまだ行われていない初期状態においては、カットレバー4は、初期位置(図8(a)に示す位置)に位置する。この初期位置に位置する場合、カットレバー4の接触部4Aは、上記接触凸部62から離間している。
このとき、ユーザによってカットレバー4の回動操作が行われると、当該カットレバー4は、レバー軸65を軸として、レバー回転方向Rへ回動する。そして、カットレバー4が所定量回動すると、カットレバー4の接触部4Aは、上記接触凸部62に接触する。その後、ユーザの操作に伴いカットレバー4がレバー回転方向Rへさらに回動すると、上記接触部4Aは、上記溝部59(図6(b)参照)に進入し、接触している接触凸部62を介して、カッタホルダ60を、印刷済みラベル用テープ80の搬送経路と直交する矢印Cの方向(左方向)へスライド移動させる。またこのとき、カッタホルダ60の矢印Cの方向へのスライド移動に伴い、カッタ刃63も矢印Cの方向にスライド移動する。なお、この矢印Cの方向が、各請求項記載の「搬送経路と直交するスライド方向」に対応している。
そして、カットレバー4がレバー回転方向Rへさらに回動され、上記接触部4A及び接触凸部62を介して、カッタホルダ60が、矢印Cの方向へ所定量スライド移動すると、カッタ刃63の先端は、印刷済みラベル用テープ80と接触する(図8(b)に示す状態)。その後、カットレバー4がレバー回転方向Rへさらに回動されると、上記接触部4A及び接触凸部62を介して、カッタホルダ60が、矢印Cの方向へさらにスライド移動する。これに伴い、カッタ刃63は、印刷済みラベル用テープ80に接触した状態から、カッタ刃63とカッタ刃受け部材41との間に生じる押圧力(=カットレバー4の回動操作に基づく力)により、徐々にカッタ刃63が印刷済みラベル用テープ80を押し切りつつ、最終的にカッタ刃受け部材41に接触する(図8(c)に示す状態)。これにより、カッタ刃63は、カットレバー4の回動操作に基づくカッタ刃63とカッタ刃受け部材41との間に生じる押圧力により、印刷済みラベル用テープ80を完全に押し切ることができる。
図9は、カッタ刃63及びカッタ刃受け部材41が受ける上記押圧力の反力を説明する説明図である。なお、この図9は上記図8(c)で示す状態に対応している。
図9に示すように、カッタ刃63による印刷済みラベル用テープ80の切断時には、カッタ刃63及びカッタ刃受け部材41は、それぞれ上記押圧力の反力を受ける。すなわち、カッタ刃63は、上記矢印Cの方向(図8(a)等参照)に沿って上記搬送経路と反対側(=右側)へ向かう反力H1を受け、カッタ刃受け部材41は、上記矢印Cの方向に沿って上記搬送経路と反対側(=左側)へ向かう反力H2を受け、それぞれ上記搬送経路を挟んで逆向きの反力を受けることになる。そして、上記搬送経路の右側へ向かう反力H1は、テープ排出スリット24近傍のフレーム13の右側へ伝達され、上記搬送経路の左側へ向かう反力H2は、テープ排出スリット24近傍のフレーム13の左側へ伝達されるのである。
図10(a)は、図3中のX−X′断面に相当する断面で破断して示す、印字ラベル作成装置1の一部破断斜視図である。また、図10(b)は、図10(a)中矢印D方向からの矢視図である。なお、これら図10(a)及び図10(b)では、カートリッジ31をカートリッジホルダ7から取り外した状態を表している。
これら図10(a)及び図10(b)に示すように、押圧ローラ192の右側、すなわち、上記矢印Cの方向(図8(a)等参照)に沿って上記搬送経路を挟んだ右側(一方側)には、前述の第1リブ42が、フレーム13と一体的に形成されている(図3も参照)。したがって、上記カッタ刃63とカッタ刃受け部材41との協働による印刷済みラベル用テープ80の切断時における、上記搬送経路の右側へ向かう反力H1(図9参照)は、図中右向きに第1リブ42に伝達されることになる。
また、着脱カバー6B2には、着脱カバー6B2が後カバー本体6B1に取り付けられた状態(この図10(a)及び図10(b)に示す状態)において第1リブ42と接触し、第1リブ42の右側の位置になるように、前述の突起部45が、着脱カバー6B2の前面6aに対し垂直に立設されている(図5も参照)。すなわち、突起部45は、着脱カバー6B2の後カバー本体6B1への取り付け状態では、第1リブ42の右側、言い換えれば、上記矢印Cの方向に沿って上記搬送経路と反対側から、第1リブ42を係止して支持している。したがって、突起部45は、上記第1リブ42に伝達された上記搬送経路の右側へ向かう反力H1を、第1リブ42を介して受け止めることができる。
図11(a)は、図3中のXI−XI′断面に相当する断面で破断して示す、印字ラベル作成装置1の一部破断斜視図である。また、図11(b)は、図10(a)中矢印E方向からの矢視図である。
これら図11(a)及び図11(b)に示すように、カッタ刃受け部材41の左側、すなわち、上記矢印Cの方向(図8(a)等参照)に沿って上記搬送経路を挟んだ左側(他方側)には、上記第2リブ43が、フレーム13と一体的に形成されている(図3も参照)。したがって、上記カッタ刃63とカッタ刃受け部材41との協働による印刷済みラベル用テープ80の切断時における、上記搬送経路の左側へ向かう反力H2(図9参照)は、図中左向きに第2リブ43に伝達されることになる。
また、着脱カバー6B2には、着脱カバー6B2が後カバー本体6B1に取り付けられた状態(この図11(a)及び図11(b)に示す状態)において、第2リブ43と接触し、第2リブ43の左側の位置になるように、支持リブ46が、着脱カバー6B2の前面6aに対し垂直に立設されている(図5も参照)。すなわち、支持リブ46は、着脱カバー6B2の後カバー本体6B1への取り付け状態では、第2リブ43の左側、言い換えれば、上記矢印Cの方向に沿って上記搬送経路と反対側から、第2リブ43を係止して支持している。したがって、支持リブ46は、上記第2リブ43に伝達された上記搬送経路の左側へ向かう反力H2を、第2リブ43を介して受け止めることができる。
上述したように、本実施形態の印字ラベル作成装置1においては、装着されたカートリッジ31より供給されるカバーフィルム51等が、押圧ローラ192等により所定の搬送経路に沿ってテープ排出スリット24へ向かって搬送され、上記カバーフィルム51に対しサーマルヘッド16により所定の印字が行われる。その後、この印刷済のカバーフィルム51と基材テープ53とが圧着されて形成された印刷済みラベル用テープ80が、カッタ刃63とカッタ刃受け部材41との協働により、所定の長さに切断されることで、所望の印字を備えた印字ラベルが作成される。
印刷済みラベル用テープ80の切断時には、操作者によりカットレバー4が操作されることにより、テープ排出スリット24近傍に配置されたカッタ刃63が、上記搬送経路と直交する方向(詳細には図8(a)等に示す矢印Cの方向に沿った左側へ向かって)に、スライドし移動する。そして、カッタ刃受け部材41が上記スライドしてくるカッタ刃63を受け止め、カッタ刃63とカッタ刃受け部材41との間に生じる押圧力で、印刷済みラベル用テープ80を押圧し、鋭利なカッタ刃63によって切断が行われる(図8(a)〜図8(c)を参照)。
この切断の際、カッタ刃63及びカッタ刃受け部材41は、上記押圧力の反力を受ける。カッタ刃63は、上記矢印Cの方向に沿った右側へ(言い換えれば搬送経路と反対側へ)向かう反力H1を受け、カッタ刃受け部材41は、上記矢印Cの方向に沿った左側へ(言い換えれば搬送経路と反対側へ)向かう反力H2を受け、それぞれ搬送経路を挟んで逆向きの反力を受けることとなる(図9を参照)。本実施形態では、フレーム13のうちテープ排出スリット24の近傍に、第1リブ42及び第2リブ43を一体的に形成し(図3参照)、着脱カバー6B2に上記第1リブ42及び第2リブ43に対応した、突起部45及び支持リブ46を設けている(図5参照)。そして、着脱カバー6B2の後カバー本体6B1への取り付け状態では、着脱カバー6B2側の突起部45及び支持リブ46は、上記フレーム13側の第1リブ42及び第2リブ43を、上記搬送経路と反対側から支持する(図10及び図11参照)。これにより、カッタ刃63において生じる上記搬送経路と反対側へ向かう反力H1と、カッタ刃受け部材41において生じる上記搬送経路と反対側へ向かう反力H2とを、それぞれ突起部45及び支持リブ46を介して受け止めることができる。この結果、フレーム13の、上記2つの反力H1,H2による上記離反方向への変形を抑制することができるので、フレーム13の変形によるカッタ刃63の切断性能の悪化を防止することができる。特に、強度補強部材であるそれら2つの第1リブ42及び突起部45の剛性や、第2リブ43及び支持リブ46の剛性を利用して、フレーム13の変形を確実に抑制することができる。
なお、上記図3、図5、図10、図11等に示す、第1リブ42、第2リブ43、突起部45、及び支持リブ46の形状は一例であり、この形状に限定するものではない。
また、以上においては、基材テープ53とは別のカバーフィルム51に印字を行ってこれらを貼り合わせる方式であったが、これに限られず、基材テープに備えられた被印字テープ層に印字を行う方式(貼りあわせを行わないタイプ)に本発明を適用してもよい。この場合、基材テープが被印字テープを構成する。
また上記ロールを直接印字ラベル作成装置1側に着脱可能に装着する構成も考えられる。さらにはカートリッジ31のような印字ラベル作成装置1の本体側に着脱可能なものにも限られず、装置本体側に着脱不能のいわゆる据え付け型あるいは一体型としてロール等を設けることも考えられる。この場合も同様の効果を得る。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印字ラベル作成装置
4 カットレバー(操作レバー)
6B2 着脱カバー(カバー部材)
13 フレーム(樹脂フレーム)
16 サーマルヘッド(印字手段)
17 ローラホルダ
24 テープ排出スリット(テープ排出口)
25 板部
41 カッタ刃受け部材(切断刃受け部材)
42 第1リブ(板部リブ、被支持部)
43 第2リブ(取り付けリブ、被支持部)
45 突起部(一方側支持リブ、支持部)
46 支持リブ(他方側支持リブ、支持部)
51 カバーフィルム(被印字テープ)
63 カッタ刃(切断刃)
192 押圧ローラ(搬送ローラ、搬送手段)

Claims (5)

  1. 樹脂により成形された樹脂フレームと、
    前記樹脂フレームに設けられ、当該樹脂フレームに形成されたテープ排出口へ向かう搬送経路に沿って被印字テープを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記被印字テープに所望の印字を行う印字手段と、
    前記樹脂フレームのうち前記テープ排出口の近傍に設けられ、前記搬送経路と直交するスライド方向にスライド移動して、印字された後の前記被印字テープを押し切る切断刃と、
    前記樹脂フレームに対し回動可能に支持され、前記切断刃をスライド移動させるための操作レバーと、
    前記樹脂フレームのうち前記テープ排出口の近傍に設けられ、前記切断刃による前記被印字テープの切断時に当該切断刃を受け止める切断刃受け部材と、
    前記樹脂フレームに対し取り付けられ、前記搬送手段、前記印字手段、前記切断刃、前記切断刃受け部材を少なくとも収納する機構収納空間を前記樹脂フレームと協働して形成するカバー部材と
    を有する印字ラベル作成装置であって、
    前記樹脂フレームは、
    前記テープ排出口の近傍における、前記スライド方向に沿って前記搬送経路を挟んだ一方側及び他方側に、2つの被支持部をそれぞれ一体的に形成しており、
    前記カバー部材は、
    前記樹脂フレームへの取り付け状態において、前記2つの被支持部を、前記スライド方向に沿って前記搬送経路と反対側からそれぞれ支持可能な、2つの支持部を備えている
    ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
  2. 請求項1記載の印字ラベル作成装置において、
    前記一方側の前記被支持部は、
    前記搬送手段としての搬送ローラを保持するローラホルダを覆うように設けられた板部の、基部に対し垂直に立設された板部リブであり、
    前記2つの支持部のうち前記一方側に位置する1つの支持部は、
    前記板部リブの前記一方側から係止して支持する
    ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
  3. 請求項2記載の印字ラベル作成装置において、
    前記一方側の前記1つの支持部は、
    前記カバー部材の基部に対し垂直に立設された一方側支持リブである
    ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の印字ラベル作成装置において、
    前記他方側の前記被支持部は、
    前記切断刃受け部材を取り付けるための取り付けリブであり、
    前記2つの支持部のうち前記他方側に位置する1つの支持部は、
    前記取り付けリブの前記他方側から係止して支持する
    ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
  5. 請求項4記載の印字ラベル作成装置において、
    前記他方側の前記1つの支持部は、
    前記カバー部材の基部に対し垂直に立設された他方側支持リブである
    ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
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