JP2010284325A - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】X線の照射範囲を必要最小限に制限して被検体の被曝線量のさらなる低減を図る。
【解決手段】X線管41は、X線を放射する。X線検出器61は、それぞれがX線を検出する複数のX線検出素子を配列してなる。X線絞り器43は、X線管41と前記X線検出器との間の区間におけるX線の照射範囲を可変設定するものであり、それぞれが照射範囲を個別に設定可能な複数の機構部を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検体でのX線の透過状況に基づいて被検体の断層画像を生成するX線コンピュータ断層撮影装置(X線CT装置)に関する。
X線CT装置は、絞り機構によってX線の照射範囲を必要最小限に制限することにより、被検体の被曝線量の低減を図っている。
従来のX線CT装置における絞り機構は、2枚の遮蔽板の相対的な位置を変化させることによって、その2枚の間に形成されるスリットの幅を調節するように構成されている。そしてスリットを透過したX線のみを被検体に照射する。
なお、特許文献1には、2枚の遮蔽板のそれぞれを個別に移動させることを可能とした機構が開示されている。
特開2001−78994
従来は、絞り機構が上記のような構造であったためにX線の照射範囲を1つしか設定することができない。このため、互いに離間した複数の領域を同時に撮影したい場合には、それらの領域を包含する大きな照射範囲を設定しなければならず、撮影領域以外にもX線を照射せざるを得ない。このため従来は、撮影条件によっては不必要な被曝を生じさせるという不具合があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、X線の照射範囲を必要最小限に制限して被検体の被曝線量のさらなる低減を図ることにある。
本発明の第1の態様によるX線コンピュータ断層撮影装置は、X線を放射するX線管と、それぞれが前記X線を検出する複数のX線検出素子を配列したX線検出器と、前記X線管と前記X線検出器との間の区間における前記X線の照射範囲を可変設定するものであり、それぞれが前記照射範囲を個別に設定可能な複数の照射範囲設定手段とを備える。
本発明によれば、X線の照射範囲を必要最小限に制限して被検体の被曝線量のさらなる低減を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るX線CT装置の構成を示すブロック図。 図1中のX線絞り器の一部の詳細な構造を示す平面図。 図2に示されるX線絞り器のうちの上段部のみの平面図。 図2に示されるX線絞り器のうちの下段部のみの平面図。 図2に示される構造の一部を図2中の左方から目視した様子を示す図。 図2中のA−A矢視断面図。 図1中のX線絞り器の構造の変形例を示す図。 図7中のB−B矢視断面図。 第1の動作状態におけるX線照射状況の一例を示す図。 第2の動作状態におけるX線照射状況の一例を示す図。 第2の動作状態におけるX線照射状況の一例を示す図。 第3の動作状態におけるX線照射状況の一例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施形態に係るX線CT装置100の構成を示すブロック図である。
図1に示すようにX線CT装置100は、機構部2、機構制御部3、X線発生部4、高電圧発生部5、X線検出部6、画像演算・記憶部8、表示部9、操作部10、システム制御部11、および天板12を含む。
X線発生部4およびX線検出部6は、図示しない円環状の回転架台に対向関係で搭載されている。回転架台は、架台回転機構21により駆動されて回転する。このとき、X線発生部4とX線検出部6とが、同一の回転軸の軸周りを回転する。X線発生部4およびX線検出部6の回転軌道の内側に、被検体200が配置される。
機構部2は、架台回転機構21および寝台移動機構22を含む。架台回転機構21は、回転架台を回転させる。寝台移動機構22は、天板12を移動させる。
機構制御部3は、システム制御部11からの制御信号に従い、所望の撮影状態を形成するように機構部2を制御する。
X線発生部4は、X線管41、フィルタ(ウエッジ)42およびX線絞り器43を含む。X線管41はX線を放射する真空管であり、陰極(フィラメント)より放出された熱電子を陽極と陰極の間に印加させた高電圧によって加速させてタングステン陽極に衝突させX線を発生させる。フィルタ42は、X線の放射角度の相違により生じる被検体200を透過する距離の相違を補償するためにX線の強度に空間的な分布を持たせる。X線絞り器43は、X線管41と被検体200との間に位置し、X線管41から照射されたX線ビームを、観察部位以外の不要な被曝をさせないために、所定の照射視野サイズに絞り込む。
高電圧発生部5は、X線管41の陽極と陰極の間に印加する高電圧を発生する。
X線検出部6は、X線検出器61、ゲートドライバ62およびデータ収集システム63を含む。
X線検出器61は、複数のX線検出素子列を回転軸に沿う方向に配列して構成される。X線検出器61の各X線検出素子は、入射するX線の強度に応じた大きさの電流信号を出力する。
ゲートドライバ62は、X線検出器61が有するゲートを駆動する。
データ収集システム63はさらに、I−V変換器、積分器、プリアンプおよびアナログ・ディジタル・コンバータを含む。I−V変換器は、X線検出器61から出力される電流信号を電圧信号に変換する。積分器は、I−V変換器から出力される電圧信号をX線の曝射周期に同期して周期的に積分する。プリアンプは、積分器の出力信号を増幅する。アナログ・ディジタル・コンバータは、プリアンプの出力信号をディジタル化し、スキャンデータとして出力する。
画像演算・記憶部8は、データ記憶回路81および画像演算回路82を含む。データ記憶回路81は、X線検出部6より出力されるスキャンデータを記憶する。画像演算回路82は、データ記憶回路81に記憶されたスキャンデータに対して、所定の演算処理を施し、断層画像を再構成する。データ記憶回路81は、画像演算回路82で再構成された断層画像を表した画像データも記憶する。
表示部9は、表示用画像メモリ91、D/A変換器92、表示回路93およびモニタ94を含む。表示用画像メモリ91は、データ記憶回路81に記憶された画像データが表す断層画像に、システム制御部11から与えられる付帯情報を表した数字や各種文字などを合成して形成される表示データを保存する。D/A変換器92は、表示用画像メモリ91に記憶された表示データをアナログ信号に変換する。表示回路93は、上記のアナログ信号をTVフォーマットに変換して映像信号を生成する。モニタ94は、上記の映像信号を表示する。モニタ94としては、例えば液晶表示器やCRTなどの表示デバイスを利用できる。
操作部10は、装置操作者がこのX線CT装置100に対して行う種々の指示を入力する。操作部10は、表示パネル、キーボード、各種スイッチ、マウス等を備えたインタラクティブなインターフェイスである。
システム制御部11は、図示しないCPUと記憶回路を備える。システム制御部11は、操作部10から送られてくる信号に基づいて、X線CT装置100における周知の機能を実現するように上記の各ユニットが動作するように制御する。さらにシステム制御部11は、次の各機能を備える。この機能の1つは、被検体200に関して、互いに離間して位置する2つの関心領域を設定する。上記の機能の1つは、上記の2つの関心領域のそれぞれにX線を照射するとともに、これら2つの関心領域の間に位置する領域に照射されるX線は遮蔽するようにX線絞り器43を制御する。上記の機能の1つは、上記の2つの関心領域にそれぞれ照射されたX線のX線検出器61での検出状況に基づいて複数の関心領域のそれぞれに関する断層画像を生成するよう画像演算・記憶部8を制御する。上記の機能の1つは、上記の2つの関心領域の一方であるモニタ領域に照射されたX線のX線検出器61での検出状況に基づいてモニタ領域におけるCT値の変化をモニタする。上記の機能の1つは、上記のようにモニタされたCT値の変化に応じて定まる撮像タイミングで上記の2つの関心領域の他方である撮影領域に照射されたX線のX線検出器61での検出状況に基づいて当該撮影領域に関する断層画像を生成するように画像演算・記憶部8を制御する。上記の機能の1つは、互いに異なる2つの照射範囲を形成するようにX線絞り器43を制御する。上記の機能の1つは、被検体200に関して関心領域を設定する。上記の機能の1つは、上記の複数の照射範囲のそれぞれを関心領域が通過するように被検体200を移動させるように寝台移動機構22を制御する。そして上記の機能のもう1つは、複数の照射範囲で関心領域を透過したX線のX線検出器61での検出状況のそれぞれに基づいて関心領域に関する複数の断層画像を生成するように画像演算・記憶部8を制御する。
図2は図1中のX線絞り器43の一部の詳細な構造を示す平面図である。図3は図2に示されるX線絞り器43のうちの上段部のみの平面図である。図4は図2に示されるX線絞り器43のうちの下段部のみの平面図である。図5は図2に示される構造の一部を図2中の左方から目視した様子を示す平面図である。図6は図2中のA−A矢視断面図である。
X線絞り器43は、遮蔽板43a,43b,43c,43d、リードスクリュー43e,43f,43g,43h、LMガイド43i,43j,43k,43m、支持部材43n,43p,43q,43r,43s,43t,43u,43vおよびモータ43w,43x,43y,43zを含む。
遮蔽板43a,43b,43c,43dは、X線を透過しない鉛などの材料により形成された薄板である。
リードスクリュー43e,43f,43g,43hは、細長い円筒状をなし、その外周面に螺旋溝が形成されている。LMガイド43i,43j,43k,43mは、細長い円筒状をなす。リードスクリュー43e,43f,43g,43hおよびLMガイド43i,43j,43k,43mは、いずれも天板12の長手方向に平行な状態で配置され、直接あるいはX線絞り器43の筐体(図示せず)を介してX線発生部4の筐体(図示せず)に固定される。また、LMガイド43j、リードスクリュー43e、LMガイド43i、ならびにリードスクリュー43fは、この順番で一列に並んでいる。LMガイド43m、リードスクリュー43g、LMガイド43k、ならびにリードスクリュー43hは、この順番で一列に並んでいる。LMガイド43j、リードスクリュー43e、LMガイド43i、ならびにリードスクリュー43fがなす列と、LMガイド43m、リードスクリュー43g、LMガイド43k、ならびにリードスクリュー43hがなす列とは、互いに平行している。
支持部材43n,43p,43q,43rは、貫通するネジ穴が形成されており、このネジ穴にリードスクリュー43e,43f,43g,43hがそれぞれ挿通されている。支持部材43n,43p,43q,43rのネジ穴は、リードスクリュー43e,43f,43g,43hの螺旋溝と噛み合う。
支持部材43s,43t,43u,43vは、貫通孔が形成されており、この貫通孔にLMガイド43i,43j,43k,43mがそれぞれ挿通されている。支持部材43s,43t,43u,43vの貫通孔の径は、LMガイド43i,43j,43k,43mの外径よりも若干大きく、支持部材43s,43t,43u,43vはLMガイド43i,43j,43k,43mに沿って移動可能である。
支持部材43nおよび支持部材43s、支持部材43pおよび支持部材43t、支持部材43qおよび支持部材43u、支持部材43rおよび支持部材43vがそれぞれペアをなし、各ペアによって遮蔽板43a,43b,43c,43dをそれぞれ支持する。より具体的には、支持部材43nおよび支持部材43sと支持部材43pおよび支持部材43tとは、遮蔽板43aと遮蔽板43bとを天板12の長手方向に沿って並ぶ状態で支持する。支持部材43qおよび支持部材43uと支持部材43rおよび支持部材43vとは、遮蔽板43cと遮蔽板43dとを天板12の長手方向に沿って並ぶ状態で保持する。
モータ43w,43x,43y,43zは、その回転軸にリードスクリュー43e,43f,43g,43hがそれぞれ取り付けられている。かkしてモータ43w,43x,43y,43zは、リードスクリュー43e,43f,43g,43hをそれぞれ回転させる。モータ43w,43x,43y,43zとしては、可逆的に回転が可能な周知の構造のものを用いることができる。モータ43w,43x,43y,43zの回転は、システム制御部11によって個別に制御される。
なお、遮蔽板43a,43b、リードスクリュー43e,43f、LMガイド43i,43j、支持部材43n,43p,43s,43tおよびモータ43w,43xを含む機構部と、遮蔽板43c,43d、リードスクリュー43g,43h、LMガイド43k,43m、支持部材43q,43r,43u,43vおよびモータ43y,43zを含む機構部とは、X線管41によるX線の放射方向の中心方向に沿って互いに離間して位置している。
図7は図1中のX線絞り器43の構造の変形例を示す図である。図8は図7中のB−B矢視断面図である。なお、図7および図8において図2乃至図6と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。そして図7および図8では、遮蔽板43a,43bを含む側の機構部のみを示している。
図7および図8に示した構造では、リードスクリュー43fとLMガイド43mとの間隔が、リードスクリュー43eとLMガイド43iとの間隔とほぼ同じとなっている。そしてリードスクリュー43eおよびLMガイド43iとリードスクリュー43fおよびLMガイド43mとは、X線管41によるX線の放射方向の中心方向に沿って互いに離間して位置している。
また図7および図8に示した構造では、支持部材43n,43p,43s,43tに代えて、支持部材43n′,43p′,43s′,43t′を備えている。支持部材43n′,43p′,43s′,43t′は、支持部材43n,43p,43s,43tと同様にリードスクリュー43e,43fおよびLMガイド43i,43jがそれぞれ挿通されている。そして支持部材43n′,43s′は遮蔽板43aを、また支持部材43p′,43t′は遮蔽板43bを、リードスクリュー43eとLMガイド43iとの間に位置させる状態でそれぞれ支持する。
そして遮蔽板43c,43dを含む側の機構部についても同様に変形したものを用いてX線絞り器43を構成する。
以上の図7および図8に示した構造は、図2乃至図6に示した構造に代えて全く同様に使用できる。しかし、以下においては、X線絞り器43が図2乃至図6に示す構造であるとして説明を続ける。
次に以上のように構成されたX線CT装置100の動作について説明する。
モータ43wを回転させてリードスクリュー43eを回転させると、リードスクリュー43eの螺旋溝と支持部材43nのネジ穴との噛み合いによって、支持部材43nがリードスクリュー43eに沿って移動する。これに応じて遮蔽板43aおよび支持部材43sも移動するが、支持部材43sの移動はLMガイド43iに沿った方向に規制される。従って遮蔽板43aは、天板12の長手方向に沿って移動する。この移動の向きは、モータ43wの回転方向に応じて180度変化する。従って遮蔽板43aは、天板12の長手方向に沿って任意に往復移動することができる。同様にモータ43x,43y,43zの回転により、遮蔽板43b,43c,43dはそれぞれ、天板12の長手方向に沿って任意に往復移動することができる。
このように、遮蔽板43a,43b,43c,43dは、天板12の長手方向についての位置をそれぞれ個別、かつ任意に設定することが可能である。このため遮蔽板43aと遮蔽板43bとの間、ならびに遮蔽板43cと遮蔽板43dとの間に、それぞれスリットを形成することが可能であり、これにより互いに離間した2つのX線照射範囲を形成することができる。そしてこのような特徴を利用することによって、例えば以下に説明するような動作状態にて撮影を行うことができる。
(第1の動作状態)
図9は第1の動作状態におけるX線照射状況の一例を示す図である。なお図9においては、X線管41、遮蔽板43a,43b,43c,43d、X線検出器61および被検体200の位置関係を模式的に示しており、それらの距離は正確には示していない。また、被検体200は典型的には人体であるが、矩形により省略して示している。
第1の動作状態においては、システム制御部11はまず、被検体200に関する2つの関心領域R1,R2をそれぞれ設定する。この関心領域の設定は、例えば操作部10を利用してのユーザ指示に応じて行う。そして、システム制御部11は、関心領域R1を完全に含むX線照射範囲を形成するように遮蔽板43a,43bの位置を設定し、また関心領域R2を完全に含むX線照射範囲を形成するように遮蔽板43c,43dの位置を設定する。これによりシステム制御部11は、図9に示すような状態を形成する。
この状態においてシステム制御部11は、X線検出部6により取得された透視画像に基づいて2つの関心領域R1,R2について断層画像を再構成するように画像演算回路82を制御する。
このように第1の動作状態においては、離間した2つの関心領域を同時に撮影できるが、2つの関心領域に挟まれた領域に位置する被検体200の部位に対するX線の照射線量は低減することができる。これにより、被検体200の被曝線量を低減できる。
なお、2つの関心領域は、いずれも医用診断用の画像を得るべき領域として設定されても良いが、医用診断用の画像を得るための領域は一方のみとし、他方はモニタ用の領域としても良い。例えば、造影剤を利用した撮影の場合、医用診断の対象となる臓器に至る血管の上流側において造影剤濃度(CT値)の変化をモニタし、これに応じて検出した適切なタイミングで医用診断の対象となる臓器を撮影する、いわゆるリアルプレップ撮影が行われており、上記の第1の動作状態はこのような撮影に適用しても有益である。
このリアルプレップにおいては従来、まず単一のX線照射範囲に関心領域R1を位置させて関心領域R1におけるCT値の変化をモニタする。そして、当該CT値が設定値になったことに応じてX線照射範囲に関心領域R2が位置するように被検体200を移動させた上で、関心領域R2について本撮影を行う。このように従来は、CT値が設定値に到達してから本撮影を開始するまでに被検体200を移動させるための時間を確保する必要があり、これは最短でも例えば2秒程度に及ぶ。
しかしながら上記の第1の動作状態においては、被検体200を移動させることなく速やかに本撮影を開始することが可能である。なお、本撮影の対象となる関心領域を含むX線照射範囲を、モニタしているCT値が設定値に到達する以前から形成しておけば、CT値が設定値に到達した直後から本撮影を開始することが可能である。ただし、このようにすると、本撮影の対象となる関心領域に無駄な被曝を生じさせてしまうことになるため、CT値が設定値に到達してから本撮影の対象となる関心領域を含むX線照射範囲を形成することが望ましい。しかし、本実施形態においては、このような動作は遮蔽板の移動のみにより実現でき、被検体200を移動させる必要はないから、例えば0.5秒程度と従来よりも大幅に短縮できる。
(第2の動作状態)
図10および図11は第2の動作状態におけるX線照射状況の一例を示す図である。なお図10および図11においては、X線管41、遮蔽板43a,43b,43c,43d、X線検出器61および被検体200の位置関係を模式的に示しており、それらの距離は正確には示していない。また、被検体200は典型的には人体であるが、矩形により省略して示している。
第2の動作状態においては、システム制御部11はまず、被検体200に関する1つの関心領域R3と当該関心領域R3を撮影する時間差とを設定する。この関心領域および時間差の設定は、例えば操作部10を利用してのユーザ指示に応じて行う。そして、システム制御部11は、上記の時間差に応じて定まる距離だけ互いに離間した2つのX線照射範囲をそれぞれ形成するように遮蔽板43a,43b,43c,43dの位置を設定する。これによりシステム制御部11は、図10に示すような状態を形成する。
システム制御部11は寝台移動機構22を制御して天板12を移動させることによって被検体200を一定の速度で移動させる。そしてシステム制御部11は、図10に示すように上記のようにして設定した2つのX線照射範囲の一方に関心領域R3が入った状態にてX線検出部6により取得された透視画像に基づいて関心領域R3についての断層画像を再構成するように画像演算回路82を制御する。なお、関心領域R3についての断層画像を再構成するために必要な透視画像を取得し終えたならば、システム制御部11は遮蔽板43dを移動させて遮蔽板43cと遮蔽板43dとの間のスリットを閉じる。
システム制御部11はさらに被検体200を移動させて、図11に示すように2つのX線照射範囲のもう一方に関心領域R3が入った状態にてX線検出部6により取得された透視画像に基づいて関心領域R3についての断層画像を再構成するように画像演算回路82を制御する。なお、図11に示す状態となるまで、あるいはその直前までは、遮蔽板43aと遮蔽板43bとの間のスリットを閉じておいても良い。
かくして第2の動作状態においては、1つの関心領域R3について2度の撮影が行われることになるが、この2度の撮影は、それぞれが行われる位置P1,P2の離間距離Lと、被検体200の移動速度から決まる時間差を持って行われることになる。
このように第2の動作状態によれば、同一部位についての時間差撮影を単純な動作によって実現できる。そして、2つの撮影タイミングのインターバルにおいては、関心領域R3についてもX線の照射が行われないので、被検体200の被曝線量を低減できる。
なお、ヘリカル撮影を行うようにし、2つのX線照射領域を関心領域R3よりも狭く設定しても良い。
また上記では、被検体200の移動速度を一定とすることを前提として、時間差に基づいて2つのX線照射範囲の離間距離が定まることとしているが、2つのX線照射範囲の離間距離を一定として、時間差に基づいて被検体200の移動速度を変化させても良いし、時間差に基づいて2つのX線照射範囲の離間距離と被検体200の移動速度との双方を変化させても良い。
(第3の動作状態)
図12は第3の動作状態におけるX線照射状況の一例を示す図である。なお図12においては、X線管41、遮蔽板43a,43b,43c,43d、X線検出器61および被検体200の位置関係を模式的に示しており、それらの距離は正確には示していない。また、被検体200は典型的には人体であるが、矩形により省略して示している。
第3の動作状態においては、システム制御部11はまず、被検体200に関する1つの関心領域R4を設定する。この関心領域の設定は、例えば操作部10を利用してのユーザ指示に応じて行う。そして、システム制御部11は、関心領域R4を完全に含むX線照射範囲を形成するように遮蔽板43a,43bの位置を設定し、またこのように遮蔽板43a,43bにより形成されたX線照射範囲を妨げることがないように遮蔽板43c,43dの位置を設定する。これによりシステム制御部11は、図12に示すような状態を形成する。
この状態においてシステム制御部11は、X線検出部6により取得された透視画像に基づいて関心領域R4について断層画像を再構成するように画像演算回路82を制御する。
このように第3の動作状態においては、既存の一般的なX線CT装置と全く同様な撮影が行える。
なお、関心領域R4を完全に含むX線照射範囲を形成するように遮蔽板43c,43dの位置を設定し、またこのように遮蔽板43d,43cにより形成されたX線照射範囲を妨げることがないように遮蔽板43a,43bの位置を設定することも可能である。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
被検体200を移動させずに、X線発生部4およびX線検出部6を移動させても良いし、被検体とX線発生部4およびX線検出部6とを互いの相対的な位置を変化させるように同時に移動させても良い。
遮蔽板の数をさらに増やして、より多くのX線照射範囲を形成できるようにしても良い。
遮蔽板を移動させるための機構は、例えばリニアモータを利用する機構などのような別の構造を採用可能である。
フィルタ42を多板化することで、さらなる被曝低減を図ることもできる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
2…機構部、3…機構制御部、4…X線発生部、5…高電圧発生部、6…X線検出部、8…画像演算・記憶部、9…表示部、10…操作部、11…システム制御部、12…寝台、12…天板、41…X線管、43…X線絞り器、43a,43b,43c,43d…遮蔽板、43e,43f,43g,43h…リードスクリュー、43i,43j,43k,43m…LMガイド、43n,43p,43q,43r,43s,43t,43u,43v,43n′,43p′,43s′,43t′…支持部材、43w,43x,43y,43z…モータ、61…X線検出器、100…X線CT装置。

Claims (5)

  1. X線を放射するX線管と、
    それぞれが前記X線を検出する複数のX線検出素子を配列したX線検出器と、
    前記X線管と前記X線検出器との間の区間における前記X線の照射範囲を可変設定するものであり、それぞれが前記照射範囲を個別に設定可能な複数の照射範囲設定手段とを具備したことを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記被検体に関して、互いに離間して位置する複数の関心領域を設定する設定手段と、
    前記複数の関心領域のそれぞれに前記X線を照射するとともに、前記複数の関心領域の間に位置する領域には照射されるX線は遮蔽するように前記複数の照射範囲設定手段を制御する制御手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記複数の照射範囲にそれぞれ照射されたX線の前記X線検出器での検出状況に基づいて前記複数の関心領域のそれぞれに関する断層画像を生成する生成手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記設定手段は、少なくとも1つのモニタ領域と少なくとも1つの撮影領域を前記複数の関心領域として設定し、
    前記設定手段により設定されたモニタ領域に照射されたX線の前記X線検出器での検出状況に基づいて前記モニタ領域におけるX線吸収係数の変化をモニタするモニタ手段と、
    前記モニタ手段によりモニタされたX線吸収係数の変化に応じて定まる撮像タイミングで前記撮影領域に照射されたX線の前記X線検出器での検出状況に基づいて当該撮影領域に関する断層画像を生成する生成手段とをさらに具備することを特徴とする請求項2に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. それぞれが設定する前記照射範囲をそれぞれ異ならせるように前記複数の照射範囲設定手段を制御する制御手段と、
    前記被検体に関して関心領域を設定する設定手段と、
    前記複数の照射範囲設定手段が設定する複数の前記照射範囲のそれぞれを前記関心領域が通過するように前記被検体と、前記X線管、前記X線検出器および前記複数の照射範囲設定手段との少なくともいずれか一方を移動させる移動手段と、
    前記複数の照射範囲で前記関心領域を透過したX線の前記X線検出器での検出状況のそれぞれに基づいて前記関心領域に関する複数の断層画像を生成する生成手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
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