JP2010283772A - 映像表示制御装置、映像表示制御方法およびこの制御方法を用いる映像機器 - Google Patents

映像表示制御装置、映像表示制御方法およびこの制御方法を用いる映像機器 Download PDF

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【課題】OSD画像と同時に表示される別画像情報がOSD画像に隠されて見づらくなることを防止する。
【解決手段】この発明の一実施の形態に係る映像表示制御方法では、主画面上に背景画像を提供し(ST10)、前記主画面上の第1オンスクリーン表示位置にオンスクリーン表示画像を表示し(ST26)、前記主画面上であって前記第1オンスクリーン表示位置と重なり得る別画像表示位置に前記オンスクリーン表示画像とは別の画像(Widget画像)を表示する(ST12)。前記主画面上において、前記オンスクリーン表示画像が前記別の画像(Widget画像)の少なくとも一部を覆い隠すときは(ST20yes)、前記別画像表示位置を避けた第2オンスクリーン表示位置(空き領域)に前記オンスクリーン表示画像を移動させる(ST22〜ST24)。
【選択図】図6

Description

この発明は、簡易アプリケーションの表示やオンスクリーン表示などの映像表示制御を行う映像表示制御装置、映像表示制御方法および、この制御方法を用いる映像機器に関する。
ウィジェット(Widget)は、アプリケーションの一形態として2005年末頃から注目を集めるようになっている。Widgetとは、パーソナルコンピュータなどのデスクトップ上で特定の機能を実行するための簡易的なアプリケーションの総称である。Widgetは、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の要素が強い簡易なプログラムである。Widgetとして提供される機能は多様であり、計算機のようなものからニュースリーダー、スケジュール管理や天気予報、ウェブカメラ映像の表示、簡単なゲーム、株価チェックなど、様々なものが提供されている。オンラインで提供されているWebサービスをデスクトップ環境で利用できるようにしたWidgetも多数開発されている。なおWidgetとは、元々、小型の装置や仕掛け、部品、名前がない(あるいは思い出せないような)規格品、といった意味の英語である。簡易なアプリケーションとしてのWidgetは、これらの意味に加えて、ウィンドウ(window)やガジェット(gadget)の意味も含んだ言葉として理解されている。
近年のデジタル再生機器では、再生中の動画上にGUIの画像をオンスクリーン表示(OSD)したり、動画表示領域に別の画像情報(Widgetの画像情報など)を表示したりする機能が追加されている。このような機器においては、OSD画像と同時に別画像情報を表示する際に、別画像情報がOSD画像に隠されて、別画像情報の内容が見づらくなることが起き得る。このような不便を解消する方法として、OSD画像の表示位置を適宜シフトすることが考えられる(特許文献1参照)。
特開2004−235947号公報
特許文献1では、ソース映像の上にOSD映像を重ねて表示する際に、モニターの画面モードに応じてOSD映像の表示位置をシフトして、OSD映像が欠けないようにしている。しかし、OSD映像は欠けなくても、同時に別の画像情報が表示されている場合、この別画像情報(Widgetの画像情報など)がOSD画像に部分的または全面的に覆い隠されてしまう可能性は残る。
この発明の課題の1つは、OSD画像と同時に表示される別画像情報がOSD画像に隠されて見づらくなることを防止することである。
この発明の一実施の形態に係る映像表示制御装置は、背景画像提供手段と、オンスクリーン表示手段と、別画像表示手段と、表示制御手段を備えている。ここで、前記背景画像提供手段(図1の106、1007;図2の106、1007a)は、主画面(400および/または114の画面)上に背景画像(DVDビデオ再生映像など)を提供する(図6のST10)。前記オンスクリーン表示手段(1002;1002a、1002b)は、前記主画面(400)上の第1オンスクリーン表示位置にオンスクリーン表示画像(1002c〜1002e)を表示する(ST26)。前記別画像表示手段(1004;1004a、1004b)は、前記主画面(400)上であって、前記第1オンスクリーン表示位置と重なり得る別画像表示位置に前記オンスクリーン表示画像とは別の画像(Widget画像1004c)を表示する(ST12)。前記表示制御手段(1002)は、前記主画面(400)上において前記オンスクリーン表示画像(1002c、1002d)が前記別の画像(Widget画像)の少なくとも一部を覆い隠すときは(図4(c))(ST20yes)、前記別画像表示位置を避けた第2オンスクリーン表示位置(空き領域)に前記オンスクリーン表示画像(1002c、1002d)を移動させる(図5(b)〜(d))(ST24)。
なお、背景画像と別の画像(Widget画像)とオンスクリーン表示(OSD)画像の表示順序は特に限定されない。
この発明によれば、OSD画像と同時に表示される別画像情報がOSD画像に隠されて見づらくなることを防止することができる。
この発明の一実施の形態に係る映像表示制御装置の構成を説明する図。 図1の装置におけるシステムモデルの一例を説明する図。 図1の装置におけるWidgetの表示例を説明する図。 図1の装置におけるOSDとWidgetの表示例(この発明を用いない場合)を説明する図。 図1の装置におけるOSDとWidgetの表示例(この発明を用る場合)を説明する図。 図1の装置における表示制御の一例を説明するフローチャート図。 表示プレーンの画素構成の一例を説明する図。 表示プレーンにおける連続領域を検索するアルゴリズムの一例を説明する図。 図8のアルゴリズムを用いた、連続領域の検出結果を例示する図。 図6の表示制御における空き領域関連処理の具体例を説明するフローチャート図。
以下、図面を参照してこの発明の種々な実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施の形態に係る映像表示制御装置を説明する図である。この映像表示制御装置は、マイクロコンピュータ(MPU)の処理機能の一部として、表示再生装置(デジタル映像機器)10に組み込まれている。
表示再生装置10は、MPU100と、メモリ部102と、タイマ部104と、DVDやBDなどの光ディスクメディア(あるいはメモリカードメディア)を扱うメディアドライブ部106と、High-Definition Multimedia Interface(HDMI)などのデジタルAVインターフェイス108と、タッチパネルなどのユーザ操作入力部110と、リモコン112aからのユーザ操作指令を受信するリモコン受光部112と、ビデオ映像(背景画像)およびGUI画像(OSD画像やWidget画像)を表示する表示部114と、インターネットなどのネットワーク118に接続される通信部116を備えている。ここで、メモリ部102は、MPU100が実行するファームウエア(後述する図6、図10のフローチャート参照)を記憶するエリア、このファームウエアを実行する際に使用するワークエリア、その他の情報を一時記憶するエリアを含んでいる。
HDMIインターフェイス108は、入力切換部30を介して、デジタルTVなどの映像表示装置40のHDMIインターフェイスに適宜接続される。映像表示装置40には、入力切換部30を介して、他の再生機器(DVDプレーヤ、BDプレーヤ、セットトップボックス、AVパソコン、コンピュータゲーム機など)も接続可能となっている。
MPU100は、102〜116からデータを適宜取得するデータ取得部1001と、表示部114の画像表示スクリーン(図示せず)および/または映像表示装置40の画像表示スクリーン400で表示すべきオンスクリーン表示情報(GUI画像)を生成するOSD表示生成部1002と、ネットワーク118等からのWidget画像(外部映像情報)に対応した表示情報を生成するWidget表示生成部1004と、Widget画像を表示したあとの表示画面上の空き領域を検索する空き領域検索部1005と、ユーザ入力部110またはリモコン112aからの操作入力等に基づき表示部114および/または映像表示装置40に対して表示の指示を行う表示指示部1006と、メディアドライブ部106などからの再生信号(背景画像などの映像信号)を処理する再生信号処理部1007と、再生信号(背景画像)の画像プレーン上にWidget画像の画像プレーンを重ね、このWidget画像の画像プレーン上にOSD画像の画像プレーンを重ねる画像合成部(Blender)1008などを備えている。
図2は、図1の装置10におけるシステムモデルの一例を説明する図である。ビデオCDあるいはDVD(もしくはBD)等の映像メディア106aに記録された映像情報はMedia Player(図1のメディアドライブ部に対応)106により再生される。Memory Card(ギガバイトクラスの大容量フラッシュメモリ)106bに記録された映像情報もMedia Player106により再生される。
Media Player106により再生された映像情報のうち、ビデオ情報部分(例えばMPEG2−PS、MPEG2−TS、またはMPEG4−AVCでエンコードされたデータストリーム)は、Video Decoder1007aによりデコードされ、背景画像1007cとしてビデオ表示プレーンに描画される。また、Media Player106により再生された映像情報のうち、副映像情報部分(例えばDVDビデオの字幕情報)は、Subtitle Decoder1007bによりデコードされ、字幕1007dとしてビデオ表示プレーン上の字幕表示プレーンに描画される。
一方、インターネットなどのネットワーク118経由で取得したWidget Contents1001aは、Widget Engine1004aにより処理されWidget Renderer1004bにより画像化される。画像化されたWidget画像1004cは、ビデオ表示プレーンまたは字幕表示プレーンより上のWidget画像表示プレーンに描画される。
また、装置10に固有のオンスクリーン表示はOSD Engine1002aにより処理され、OSD Renderer1002bにより画像化される。画像化されたOSD画像1002c〜1002eは、Widget画像表示プレーンより上のOSD画像表示プレーンに描画される。
背景画像1007cのビデオ表示プレーンと字幕1007dの字幕表示プレーンとWidget画像1004cのWidget画像表示プレーンとOSD画像1002c〜1002eのOSD画像表示プレーンはBlender1008において合成され、背景画像上にWidget画像とOSD画像が配置された合成画像が主画面(画像表示スクリーン400など)に出画する。
Blender1008内の合成処理では、Widget画像表示プレーンにおいてWidget画像が存在しないエリアの画素は透明となっており、透明な画素を通してその下の背景画像や字幕が見えるようになっている。同様に、OSD画像表示プレーンにおいてOSD画像が存在しないエリアの画素は透明となっており、透明な画素を通してその下の背景画像、字幕、Widget画像などが見えるようになっている。この例では、一番上の表示プレーンはOSDで、一番下の表示プレーンはビデオとなっている。
なお、Widget画像の画素および/またはOSD画像の画素は、通常は不透明画素(その下の表示プレーンの画素が見えない)であることが多いが、半透明画素(その下の表示プレーンの画素がうっすらと見える)でもよい。あるいは、Widget画像を構成する画素群および/またはOSD画像を構成する画素群の中に、透明あるいは半透明の画素が部分的に含まれていてもよい。
図3は、図1の装置10におけるWidgetの表示例を説明する図である。Widgetにはいくつかの表示形態がある。例えば、図3(a)の表示状態(SideBar mode)では、Widget画像1004cが表示スクリーン(主画面)400の左脇に配置されている。図3(b)の表示状態(Dock mode)では、Widget画像1004dが表示スクリーン400の下側に配置されている。図3(c)の表示状態(Information/Alert mode)では、Widget画像1004eが表示スクリーン400の右上隅に配置されている。図3(d)の表示状態(Full mode)では、Widget画像1004fが表示スクリーン400全体を覆うように配置されている。
図4は、図1の装置10におけるOSDとWidgetの表示例(この発明を用いない場合)を説明する図である。表示スクリーン400での表示が背景画像とOSD画像1002c〜1002eだけの場合(図4(a))は問題がない。また、表示スクリーン400での表示が背景画像とWidget画像1004cだけの場合(図4(b))も問題はない。しかし、表示スクリーン400において背景画像とWidget画像1004cとOSD画像1002c〜1002eが同時に表示される場合(図4(c))は、Widget画像1004cがOSD画像1002c、1002dに隠れて見え難くなるという問題が生じる。すなわち、Widget画像に対するOSD画像(Widgetよりも上の表示プレーン)の重なりによってWidget部分の視認性が悪くなる。
図5は、図1の装置10におけるOSDとWidgetの表示例(この発明を用る場合)を説明する図である。表示スクリーン(主画面)400での表示が背景画像とOSD画像1002c〜1002eだけの場合(図5(a))は、この発明を実施しなくても問題はない。しかし、Widget画像1004cと被る位置でOSD表示が行われると、Widget画像に対するOSD画像の重なりによってWidget部分の視認性が悪くなるという問題が生じる。この問題は、この発明を実施することで解決できる。
すなわち、Widget画像1004cの表示位置に対してOSD画像1002c、1002dの表示位置が重なる場合は、この重なりが出ない画面右側の位置にOSD画像1002c、1002dの表示位置を移動させる(図5(b))。その際、単に移動させただけではOSD画像1002dが表示スクリーン400からはみ出してしまう場合は、そのOSD画像のサイズを適宜変更(リサイズ)し、表示スクリーン400に収まるサイズのOSD画像1002d*として表示する。
同様に、Widget画像1004dの表示位置に対してOSD画像1002dの表示位置が重なる場合は、この重なりが出ない画面上側の位置にOSD画像1002dの表示位置を移動させる(図5(c))。また、Widget画像1004eの表示位置に対してOSD画像1002eの表示位置が重なる場合は、この重なりが出ない画面下側の位置にOSD画像1002eの表示位置を移動させる(図5(d))。
もし、Widget画像1004fがOSD画像と大きく重なり、この重なりを回避しつつOSD表示が可能なスペースが表示スクリーン400に残らないときは、OSD画像を消去してWidget画像1004fの視認性を確保する(図5(e))。
図6は、図1の装置10における表示制御の一例を説明するフローチャートである。この制御により、図5(b)〜(e)に例示されるような表示制御を行うことができる。なお、背景画像とWidget画像とOSD画像の表示順序は特に限定されないが、ここでは、初めに背景画像が表示され、次にWidget画像が表示され、そのあとにOSD画像が表示される場合を例にとって説明する。
まず、図1のメディアドライブ106に例えばDVDディスクが装填され、そのディスクからビデオ再生が始まったとする。再生されたビデオ映像は、表示部114の表示スクリーン(図示せず)および/または映像表示装置40の表示スクリーン400に、背景画像として表示される(ST10)。(以下、表示スクリーンについては映像表示装置40の表示スクリーン400で代表する。)続いて、図1のネットワーク118から装置10内にWidget画像が取り込まれ、その画像が表示スクリーン400に表示される(ST12)。
その後、ユーザのリモコン操作などによりOSD表示が要求されると(ST14yes)、その時点でのWidgetの表示状態(図3参照)が取得される(ST16)。取得したWidgetの表示状態がFull mode(図3(d))であれば(ST18yes)、Widget画像と被らないOSD表示スペースがないので、OSDは消去され(ST32)、OSDの表示処理は終了する。その場合の画面表示状態は、例えば図5(e)のようになる。
取得したWidgetの表示状態がFull modeでないときは(ST18no)、表示しようとしているOSD画像の表示位置が表示しているWidget画像の表示位置と被るか(OSD画像の少なくとも一部がWidget画像重なるか)をチェックする(ST20)。このチェックは、Widget画像の表示プレーンとOSD画像の表示プレーンを画素毎に比較することで行うことができる。Widget画像表示プレーンの非透明画素位置とOSD画像表示プレーンの非透明画素位置との間に重複が見つかれば、OSD画像の表示位置がWidget画像の表示位置と被る(少なくとも部分的に重なる)ことになる。
表示しようとしているOSD画像の表示位置が表示しているWidget画像の表示位置と被る(少なくとも部分的に重なる)場合は(ST20yes)、Widget画像表示プレーンのうち、透明な画素群の領域を空き領域として検出する(ST22)。Widgetアプリケーションから直接Widget画像の表示位置情報が得られるときは、Widget画像表示プレーンのうちWidget画像の表示位置を除いた領域を、空き領域として検出できる。WidgetアプリケーションからWidget画像の表示位置情報が得られないときは、図7〜図9を参照して後述する方法で、この空き領域を検出できる。
空き領域が検出されたら、その空き領域の画素位置にOSD画像が移動する(感覚的にはOSD画像がWidget画像を避けて空き領域に逃げ込む)ように、OSDの表示位置を制御する(ST24)。移動先の空き領域のサイズがOSD画像サイズより小さいときは、その空き領域サイズに収まるようにOSD画像サイズを調整する処理も、適宜行う(ST24)。
なお、比較的大きなWidget画像の内部に透明画素群で構成される透明領域があり、この透明領域がOSD表示に使用できる程度の広さを持つときは、このWidget画像の透明領域内にOSD画像が移動するような制御(ST24)を行うことも可能である。
OSD画像の表示位置がWidget画像の表示位置と被らないような表示位置/サイズの調整が済んだら(ST24)、あるいはこの調整をしなくてもOSD画像の表示位置がWidget画像の表示位置と被らない場合は(ST20no)、同じ表示スクリーン(主画面)400の背景画像上で、Widget画像とともに、OSD画像の表示が行われる(ST26)。図5(b)(c)(d)は、このような表示を例示している。
その後ユーザのリモコン操作により(あるいはOSD表示のタイムアウト処理により)OSD消去の要求が出ると(ST28yes)、OSDは消去され(ST32)、OSDの表示処理は終了する。その場合の画面表示状態は、図5の表示例からOSD画像1002c〜1002eを除いたものとなる。
OSD消去の要求がなく(ST28no)、Widgetの状態に変化がない間は(ST30no)、OSD表示が継続する(ST26)。Widget画像の表示中にそのWidgetの状態が変化したときは(ST30yes)、ST16〜ST30の処理が再び実行される。Widgetの状態が変化する具体例としては、図5(b)のSideBar状態が図5(c)のDock状態へ変化し、あるいは図5(d)のInformation状態が図5(e)のFull状態へ変化する、といったものがある。
図7は、Widget画像などを表示する表示プレーンの画素構成の一例を説明する図である。各画素は、輝度レベル(コントラストに対応)を示すアルファ係数Alphaと、赤成分レベルを示す赤係数Redと、緑成分レベルを示す緑係数Greenと、青成分レベルを示す青係数Blueを、属性情報として持っている。赤係数Redと緑係数Greenと青係数Blueそれぞれの数値に応じて任意の色を指定できる。属性情報Alphaが0の画素は透明画素を示す。透明画素は、その下位プレーンの同位置にある画素を全く遮蔽しない。
表示プレーンにおけるGUI画像(Widget画像やOSD画像など)の描画状態を取得できない場合は、実際のGUI画像が描画される表示プレーンの空き領域を検索する。その具体例の1つとして、透明な画素が連続して確保できる矩形領域を検索する方法がある(透明でなく単色が連続するような矩形領域でもよい)。図7に例示されるように、画像表示スクリーン400の表示プレーンの一部分を拡大して見ると、透明・非透明などは画素の属性情報(カラー値)を見ることで判断できる。Alphaが“0”の場合は透明になる。図7の例では拡大部分が透明と青の画素で構成されているのがわかる。
各画素のレベルが8ビットで表現される場合、属性情報(Alpha,Red,Green,Blue)がそれぞれ(255,0,0,255)の画素は青の不透明画素を示す。同様に、(255,0,255,0)の画素は緑の不透明画素を示し、(255,255,0,0)の画素は赤の不透明画素を示す。属性情報のうちAlphaの8ビットが1〜254の間を示すときは、その数値に応じた半透明画素を示す。例えば、属性情報(Alpha,Red,Green,Blue)が(127,127,127,127)の画素はグレーの半透明画素となる。いずれにせよ、属性情報のAlphaが0の透明画素と、Alphaが0以外の非透明画素との区別は、各画素の属性情報の数値をチェックすれば判る。すなわち、ある表示プレーンにおいて、そのプレーン内にある非透明な画像(GUI画像)の領域は、属性情報のAlphaが0以外の画素を検索して抽出すれば、検出できることになる。
図8は、表示プレーンにおける連続領域を検索するアルゴリズムの一例を説明する図である。二次元平面(X−Y平面)の表示プレーンの左上隅を原点とすると、この原点から画素スキャンを開始し、透明な画素(Alphaが“0”の画素)を検索する(図8(a))。表示プレーンの横幅(X軸方向)の検索が終了したら(図8(b))、その横幅でY軸方向に同様な検索を行う(図8(c))。図8の例示ではY軸方向の4列目で非透明画素が見つかるので、そこで検索スキャンを停止する。この停止までに確保できた透明画素の領域を図8(c)のAで示す。
次に、Y軸方向4列目において非透明画素(図8(c)の例ではX軸方向3画素目)が見つかるまで画素スキャンを行い、非透明画素が見つかった箇所までの横幅(この例では2画素幅)でY軸方向に同様な検索を行う。この検索はY軸方向に新たな非透明画素が見つかるまで行う。検索対象プレーンの下限までスキャンしても非透明画素が見つからなければ、そこで検索スキャンを停止する。この停止までに確保できた透明画素の領域を図8(d)のBで示す。同様な処理の繰り返しで、透明画素の領域C、Dを検出する。
図9は、図8のアルゴリズムを用いた透明画素連続領域の検出結果を例示する図である。このアルゴリズムにより検出された透明画素領域A、B、C、Dが、不透明画素領域(WidgetやOSDなどのGUI画像領域)Gの周辺に存在する空き領域となる。なお、以上の説明は透明な画素の連続領域を見つけるためのアルゴリズムの一例に過ぎず、このアルゴリズムにこだわる必要はない。
図10は、図6の表示制御における空き領域関連処理(ST22〜ST24)の具体例を説明するフローチャートである。まず、図8、図9を参照して説明した方法で、Widget画像表示プレーンにおける空き領域を検索する(ST22a)。検索された空き領域(例えば図9の透明画素領域A、B、C、D)のうち、どれか(例えば一番広い透明画素領域C)に、表示しようとしているOSD画像が収まるかどうかチェックする(ST22b)。収まるときは(ST22byes)、OSD画像の表示位置を調整して、検出された空き領域の1つ(例えば図9の領域C)に対応する位置に移動させる(ST24a)。空き領域があってもそこにOSD画像が収まらないときは(ST22bno)、OSD画像の表示位置およびその表示サイズを調整して、検出された空き領域の1つ(例えば図9の領域C)に対応する位置に移動させる(ST24b)。ここでの表示サイズ調整は、OSD画像のX軸方向および/またはY軸方向のサイズが空き領域(領域C)に収まるように行われる。このような調整がなされたあと、OSD表示処理(図6のST26)に戻る。
<実施の形態の効果>
a.ビデオ等のコンテンツ再生画面の上にGUIを表示するWidgetのようなアプリケーションと、機器組み込みのGUI(OSD)を個別に表示できるような再生装置の場合、お互いのGUI表示が重なり、視認性が悪くなることがある。そこで機器組み込みのOSDを表示する位置を、他のGUIの表示位置に応じて、移動、リサイズ等の調整をすることにより、表示の重なりを抑制し、視認性の向上を実現する。
すなわち、再生装置のOSD(再生状態アイコン、タイムバーなど)の表示位置がWidgetのような他のアプリケーションで表示しているGUIと干渉しないように、OSDの位置および/またはサイズをコントロールすることで、ユーザへの視認性を向上させる。
b.パーソナルコンピュータのマルチウインドウ環境のように、マルチ画面で画面形状が色々と変化するような場合でも、OSD表示が他のウインドウを見難くすることを防止できる。
<実施の形態と発明との対応例>
この発明の一実施の形態に係る映像表示制御方法では、主画面(400)上に背景画像を提供し(図6のST10);前記主画面上の第1オンスクリーン表示位置にオンスクリーン表示画像を表示し(図4(a))(図6のST26);前記主画面上であって前記第1オンスクリーン表示位置と重なり得る別画像表示位置に前記オンスクリーン表示画像とは別の画像(Widget画像)を表示するようにしている(図4(b))(図6のST12)。
前記主画面上において、前記オンスクリーン表示画像が前記別の画像(Widget画像)の少なくとも一部を覆い隠すときは(図4(c))(図6のST20yes)、前記別画像表示位置を避けた第2オンスクリーン表示位置(空き領域)に前記オンスクリーン表示画像を移動させる(図5(b)(c)(d))(図6のST22〜ST24)。
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。例えば、背景画像とWidget画像とOSD画像の表示順序は任意とすることができる。具体的には、Widget画像表示中にその表示位置を避けるようにOSD表示を行うことのみならず、OSD表示中にOSD表示位置と重なるWidget画像が生じたら、そのWidget画像の表示位置を避けるようにOSD表示位置を移動させたりOSD表示サイズを変更したりすることもできる。また、この発明はパーソナルコンピュータにおいて実施することもできるし、デジタルTV、ゲーム機、もしくは携帯電話にその一機能として組み込むこともできる。
また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10…表示再生装置(ネットワーク接続可能なビデオプレーヤなど)、20…他の再生機器(DVD/BDプレーヤなど)、30…入力切換部(AVセレクタなど)、40…映像表示装置(デジタルTVなど)、100…マイクロコンピュータ(MPU)、102…メモリ部、104…タイマ部、106…メディアドライブ部(DVD/BDドライブ、および/またはICカードスロットなど)、108…デジタルAVインターフェイス(HDMI I/Fなど)、110…ユーザ操作入力部(タッチパネルなど)、112…リモコン受光部、114…表示部、116…通信部、118…ネットワーク(インターネットなど)、400…画像表示スクリーン。

Claims (6)

  1. 主画面上に背景画像を提供する背景画像提供手段と;
    前記主画面上の第1オンスクリーン表示位置にオンスクリーン表示画像を表示するオンスクリーン表示手段と;
    前記主画面上であって、前記第1オンスクリーン表示位置と重なり得る別画像表示位置に前記オンスクリーン表示画像とは別の画像を表示する別画像表示手段と;
    前記主画面上において、前記オンスクリーン表示画像が前記別の画像の少なくとも一部を覆い隠すときは、前記別画像表示位置を避けた第2オンスクリーン表示位置に前記オンスクリーン表示画像を移動させる表示制御手段を具備した映像表示制御装置。
  2. 移動後の前記オンスクリーン表示画像の中に前記主画面に収まらなくなるものがあれば、その主画面に収まらないオンスクリーン表示画像の表示サイズをその主画面に収まる表示サイズのオンスクリーン表示画像に変更する手段をさらに具備した請求項1に記載の映像表示制御装置。
  3. 移動後の前記オンスクリーン表示画像を表示するスペースが前記主画面に残らないときは、その主画面に収まらないオンスクリーン表示画像を消去する手段をさらに具備した請求項1に記載の映像表示制御装置。
  4. 前記別の画像の表示プレーンは、前記背景画像の表示プレーンを覆う配置にあり、
    前記別の画像の表示プレーンは、前記オンスクリーン表示画像の表示プレーンにより覆われる配置にあり、
    前記別の画像の表示プレーンは、透明な画素平面上に非透明なあるいは有色の画素を前記別の画像として含み、
    前記第2オンスクリーン表示位置が、前記別の画像の表示プレーンのうち前記透明な画素部分に存在する請求項1に記載の映像表示制御装置。
  5. 主画面上に背景画像を提供し;
    前記主画面上の第1オンスクリーン表示位置にオンスクリーン表示画像を表示し;
    前記主画面上であって、前記第1オンスクリーン表示位置と重なり得る別画像表示位置に前記オンスクリーン表示画像とは別の画像を表示し;
    前記主画面上において、前記オンスクリーン表示画像が前記別の画像の少なくとも一部を覆い隠すときは、前記別画像表示位置を避けた第2オンスクリーン表示位置に前記オンスクリーン表示画像を移動させる映像表示制御方法。
  6. 映像情報が記録されたメディアを再生し、再生した映像情報を背景画像として主画面上に提供する手段と;
    前記主画面上の第1オンスクリーン表示位置にオンスクリーン表示画像を表示するオンスクリーン表示手段と;
    前記主画面上であって、前記第1オンスクリーン表示位置と重なり得る別画像表示位置に前記オンスクリーン表示画像とは別の画像を表示する別画像表示手段と;
    ネットワークに接続されこのネットワークから前記別の画像の情報を取得する手段と;
    前記主画面上において、前記オンスクリーン表示画像が前記別の画像の少なくとも一部を覆い隠すときは、前記別画像表示位置を避けた第2オンスクリーン表示位置に前記オンスクリーン表示画像を移動させる表示制御手段を具備した映像機器。
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