JP2010283683A - ストリーム復号装置及びストリーム復号方法 - Google Patents

ストリーム復号装置及びストリーム復号方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のストリームの復号処理を時分割して並列に行う際に、品質の保証を必要とするストリームの表示品質を保証するとともに、復号処理リソースを効率良く利用できるようにする。
【解決手段】受付部101は、復号品質の保証を必要とするギャランティ型ストリームについては、最大復号処理リソース量xaと現在割り当てられている復号処理リソース量xcとを加算し、加算結果が最大で利用可能な復号処理リソース量Xよりも小さい場合に復号開始依頼を受け付け、復号品質の保証を必要としないベストエフォート型ストリームについては、常に復号開始依頼を受け付ける。そして、切替部102は、ギャランティ型ストリームを復号対象のストリームとして、ベストエフォート型ストリームよりも優先的に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明はストリーム復号装置、ストリーム復号方法、プログラム及び記憶媒体に関し、特に、複数のストリームを時分割して並列に復号するために用いて好適な技術に関する。
近年、放送及び通信のインフラが成熟したことに伴い、エンドユーザは多様な経路から膨大な数の映像・音声ストリームを容易に入手することが可能となっている。また、薄型ディスプレイやプロジェクタに代表されるように、表示装置が大型化することにより、複数のストリームを1つの表示装置上で同時に視聴したいという新たな要求が生じている。
このような状況の中、近年、家庭用テレビやレコーダでは、複数のストリームを単一のシステムで取り扱うことを可能とする技術が発達している。このシステムの中心となるのは、圧縮されたストリームの復号を行うストリーム復号モジュール(以下、デコーダと称す)である。例えばDSPと称される専用プロセッサでは、複数のストリームを単一のプロセッサで時分割して並列に処理することが可能である。
また、情報圧縮技術が発達したことにより、映像・音声ストリームのフォーマットが多様化している。このような多様化に対応するため、デコーダでは、単一のモジュールでMPEG2、H.264、JPEGなどといった多様なフォーマットに対応可能になってきている。
ここで、例えば動画ストリームには、それぞれの画面間の表示間隔を表すフレームレートが設定されており、表示品質を保つためには一定時間内に一定量の復号処理を行う必要がある。一方、デコーダが提供する復号処理リソースは有限であるため、ストリームの表示品質を保つためには、デコーダが提供する復号処理リソースの範囲内でデコーダに復号処理を依頼しなければならない。特に、複数のストリームを同時に復号処理が可能なデコーダに対して復号処理を依頼する場合には、依頼した復号処理の総和が復号処理リソースの範囲内に収まる必要がある。
複数のストリームを単一のデコーダで復号処理する際に、デコーダの提供する復号処理リソースの範囲内でデコーダに復号処理を依頼する技術としては、例えば、特許文献1または特許文献2に開示されている。特許文献1に記載のMPEGデコーダでは、フレームレートなどのストリームシーケンスヘッダ情報に応じて予め割り当て量を決定し、デコードエラーの発生を抑制している。また、特許文献2に記載の動画像復号化装置では、必要となる復号処理リソース量の総和をシーケンスヘッダ情報より見積り、デコーダが提供する復号処理リソースと比較する。そして、比較した結果、復号処理リソースの不足が予測される場合には、優先度の低いストリームをダウンコンバートしている。
特開2001−309371号公報 特開2002−112195号公報
しかしながら、従来の方法では、表示品質の保証と復号処理リソースの有効利用とが同時に実現されていない。以下、表示品質の保証を優先した場合に、復号処理リソースの有効利用が十分に実現されていない複数の例を挙げる。
MPEG2の放送ストリームにはHD(High Definition)モードとSD(Standard Definition)モードとが存在し、同一ストリームであっても放送時間帯によってこれらのモードが変化する。そのため、表示品質を保証するためにはHDモードをある程度余裕をもって復号処理できる復号処理リソースを常に確保しておく必要がある。その結果として、実際の放送ストリームの内容がSDモードであった場合には、確保したデコーダの処理能力に余裕ができ、復号処理リソースを十分に活用できないこととなる。
また、より細かな具体例としては、MPEG2ビデオストリームは、Iピクチャ、Pピクチャ及びBピクチャで構成されており、通常Pピクチャ及びBピクチャの復号処理はIピクチャの復号処理よりも重い。そこで、Pピクチャ及びBピクチャの復号処理に合わせてデコーダの復号処理リソースを確保すると、Iピクチャの処理時にはデコーダの処理能力に余裕ができ、復号処理リソースを十分に活用できないこととなる。
さらに、フレームレートや処理モードが変化しないストリームにおいても、含まれるコンテンツの内容の変化に応じて、必要となるデコーダの復号処理リソースが大きく変化する。表示品質を保証するためには、最大負荷に合わせてデコーダの復号処理リソースを確保する必要がある。したがって、負荷の低いシーンを復号化する場合には、確保したデコーダの処理能力に余裕ができ、復号処理リソースを十分に活用できないこととなる。
図11は、表示品質の保証を優先した場合における複数のストリームに対する復号処理リソースの割り当て方法の概略を説明する図である。
図11において、1101〜1104はデコーダに対して復号開始依頼が要求されたストリームである。図11に示す例では、放送受信Aストリーム1101、放送受信Bストリーム1102、放送受信Cストリーム1103、静止画デコードストリーム1104の順に復号開始依頼が要求されたものとする。
また、1105〜1107は、デコーダが各ストリームに復号処理リソースを割り当てる際の基準時間を表し、例えば放送受信Aストリーム1101のフレームレートを考慮して1/30sなどに設定される。
ここで、表示品質を保証するためには、すべての基準時間において復号処理リソースが不足しないことが求められる。図11に示す例では、各ストリームの最大負荷を考慮すると、復号開始依頼を受け付け可能なストリームは、放送受信Aストリーム1101、放送受信Bストリーム1102のみとなる。一方、基準時間t2及び基準時間t3においては、放送受信Aストリーム1101、及び放送受信Bストリーム1102の復号処理が基準時間t1での復号処理に比べ少ない。その結果、復号処理リソースの空き時間1108、1109が生じている。
このように、表示品質を保証するために各ストリームの最大負荷をもとに復号開始依頼の受け付け可否を判定すると、必要となる復号処理リソースを最大限に活用することができない。また、復号処理リソースに空き時間が発生した場合においても、他のストリームに復号処理を割り当てることはできない。
また、前述したパターンとは逆に、復号処理リソースの有効利用を優先して、表示品質の保証が十分に実現されない場合もある。このようなパターンは、例えば各ストリームに優先度を付加し、全てのストリームを一旦受け付けた後に、優先度に基づいて復号処理リソースを割り当てる方法が相当する。
図12は、優先度を利用して復号処理リソースの有効利用を実現した場合における複数のストリームに対する復号処理リソースの割り当て方法の概略を説明する図である。
図12において、1201〜1204はデコーダに対して復号開始依頼が要求されたストリームである。図12に示す例では、復号処理の優先度順は、放送受信Aストリーム1201、放送受信Bストリーム1202、放送受信Cストリーム1203、静止画デコードストリーム1204の順とする。
また、1205〜1207は、デコーダが各ストリームに復号処理リソースを割り当てる際の基準時間を表し、例えば放送受信Aストリーム1201のフレームレートを考慮して1/30sなどに設定される。
ここで、基準時間t2及び基準時間t3においては、放送受信Aストリーム1201、及び放送受信Bストリーム1202の復号処理が軽いため、次に復号処理優先度の高い放送受信Cストリーム1203に復号処理リソースが割り当てられ、復号処理がなされる。しかしながら、放送受信Cストリーム1203を完全に復号処理するために十分な復号処理リソースは確保されず、その結果として不足時間1208、1209が生じている。ここで、放送受信Cストリーム1203が復号品質を保証すべきストリームであった場合には、不足時間が生じる復号処理は、その要求を満たさないこととなる。
このように、復号処理リソースの有効利用するために優先度を利用して復号処理リソースを割り当てると、復号品質を保証すべきストリームを部分的にしか復号処理しない可能性があり、表示品質が保証できない。
本発明は前述の問題点に鑑み、複数のストリームの復号処理を時分割して並列に行う際に、品質の保証を必要とするストリームの表示品質を保証するとともに、復号処理リソースを効率良く利用できるようにすることを目的としている。
本発明のストリーム復号装置は、入力される複数のストリームを並列に復号するストリーム復号装置であって、前記複数のストリームに対し、復号開始依頼をストリーム単位で受け付ける受付手段と、前記受付手段によって復号開始依頼が受け付けられたストリームの中から復号対象のストリームを切り替える切替手段と、前記切替手段によって切り替えられたストリームを復号する復号手段とを有し、前記受付手段は、復号品質の保証を必要とする第1のストリームについては、前記復号品質を保証して前記復号手段による復号が可能な場合に前記復号開始依頼を受け付け、前記切替手段は、前記第1のストリームを前記復号対象のストリームとして、復号品質の保証を必要としない第2のストリームよりも優先的に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、複数のストリームの復号処理を時分割して並列に行う場合において、ギャランティ型ストリームの表示品質を保証するとともに、復号処理リソースを有効に利用することができる。
第1の実施形態のストリーム復号装置の構成例を示すブロック図である。 受付部に入力されるストリームの詳細情報の一例を示す図である。 第1の実施形態における復号処理手順の一例を示すフローチャートである。 復号開始依頼を受け付ける処理手順の一例を示すフローチャートである。 復号終了依頼を受け付ける処理手順の一例を示すフローチャートである。 ストリームを選択する処理手順の一例を示すフローチャートである。 復号処理リソースの最大必要量の見積もり一覧例を示す図である。 受付可否判定結果の一例を示す図である。 第2の実施形態のストリーム復号装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態の復号処理手順の一例を示すフローチャートである。 復号処理リソースの割り当て方法の概略を説明する図である。 復号処理リソースの割り当て方法の概略を説明する図である。 図6に示した復号処理を適用したときの処理結果の一例を示す図である。 復号処理を行った場合の映像の表示画面の一例を示す図である。 サービス種別と復号品質種別との定義ファイルの一例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の技術的範囲が本実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態におけるストリーム復号装置100の構成例を示すブロック図である。
図1において、受付部101は、複数のストリームと、各ストリームの復号品質情報と、各ストリームに対する復号依頼とを受け取り、復号開始の依頼を選択的に受け付ける。ここで、復号品質情報とは、復号品質の保証を必要とする第1のストリーム(以下、ギャランティ型ストリーム)と、復号品質の保証を必要としない第2のストリーム(以下、ベストエフォート型ストリーム)との種別を表す情報である。この復号品質情報は、例えばストリーム復号装置100に復号依頼を出すモジュールから与えられる。
復号処理が必要なストリームの中には、復号品質を保証すべきギャランティ型ストリームと、復号品質の保証を必要としないベストエフォート型ストリームとが存在する。ベストエフォート型ストリームの例としては、静止画像の復号処理では、フレームレートが存在しないため、復号処理に時間的な制約がない。また、ストリームのフォーマットを特定するようなプレデコード処理は、表示を伴わないため、同様に復号処理に時間的な制約がない。さらには、例えばインターネットを経由して取得するコンテンツの中には、所定のフレームレートに拘らずベストエフォートで表示することが許容されるストリームが存在する。これらのベストエフォート型ストリームは、復号処理リソースが十分に確保できていない状況下においても、部分的に復号処理が可能である。
切替部102は、受付部101において復号開始依頼を受け付けた複数のストリームに対して復号処理リソースを順次割り当て、その割り当てに従い復号対象のストリームを切り替える。デコード部103は、切替部102において復号対象としたストリームの復号処理を行う。制御部104は、ストリーム復号装置100全体の制御を行う。
また、受付部101において受け付ける復号依頼は、例えばテレビのスイッチON・OFFやチャンネル変更などのユーザによる操作をトリガとし、復号開始依頼や復号終了依頼として与えられるものである。これらのユーザによる操作の入力を行う入力手段としては、例えばリモコン、キーボード、マウス、ディジタイザ、タッチパネル、ジョイスティックなどの多様な操作機器が想定されるが、本実施形態では、入力手段は何でもよい。
さらに、デコード部103の復号結果である出力ストリームを出力する出力手段としては、例えば映像出力手段としてモニタ、音声出力手段としてスピーカ、ヘッドホンなどの多様な出力機器が想定される。本実施形態では、入力手段と同様に、出力手段は何でもよい。
図2は、本実施形態において受付部101に入力されるストリームの詳細情報の一例を示す図である。
図2において、201〜204はそれぞれ受付部101に入力される入力ストリームであり、図2では復号開始依頼を受け付けた順に並べられている。
205はストリームIDであり、例えば受付部101によってストリームごとに一意のストリームIDが割り当てられている。図2に示す例では、復号開始依頼を受け付けた順に「0001」から「0004」までのストリームIDを割り当てている。206は復号品質種別であり、ストリームごとにギャランティ型、またはベストエフォート型の種別が与えられている。
207はサービス種別であり、各ストリームが所属するサービスの種別が与えられている。208はストリームタイプであり、例えば各ストリームの圧縮フォーマットが与えられている。また、209は対象ストリームのフレームレートであり、210、211はそれぞれ、対象ストリームの横サイズ、縦サイズである。
ここで、サービス種別207の情報はストリーム復号装置100に復号処理を依頼するモジュールより取得されるものである。また、ストリームタイプ208の情報はストリーム復号装置100の前段で多重化された信号を複数のストリームに分割するDemuxの処理結果より取得されるものである。さらに、フレームレート209、横サイズ210、及び縦サイズ211の情報は、受付部101に入力される入力ストリームの属性情報のシーケンスヘッダ情報からそれぞれ取得されるものである。
図3は、本実施形態における復号処理手順の一例を示すフローチャートである。以下、フローチャートに沿って、図2の具体例を参照しながら本実施形態の処理について説明する。
図3において、ストリーム復号装置100の電源が投入されることにより処理を開始する。そして、ステップS301において、制御部104は、システムの初期化を行う。この初期化処理には、ストリーム復号装置100の電源が入った場合の種々の制御が含まれている。例えば、デコード部103の復号処理に必要となるレジスタ値の設定や、ストリーム復号装置100全体のメモリリソース、ハードウェアリソースの状態確認などが初期化処理に含まれている。
次に、ステップS302において、受付部101は、デコード部103が保持する最大で利用可能な復号処理リソース量Xの情報を取得する。本実施形態では、単位時間あたりに最大で利用可能な復号処理リソース量Xが400Mcycle/secであるものとして、以降において説明する。
次に、ステップS303において、受付部101は、現在すでに割り当てられている復号処理リソース量xcの初期値として0を設定する。そして、ステップS304において、受付部101は、新たな処理依頼を受け付けているか否かを判定する。この判定の結果、新たな処理依頼を受け付けている場合は、ステップS305に進む。一方、ステップS304の判定の結果、新たな処理依頼を受け付けていない場合は、ステップS309に進む。本実施形態では、図2に示すように、最初にストリーム201の復号開始依頼を受け付け、その後順次ストリーム202〜ストリーム204の復号開始依頼を受け付けたものとして、以降において説明する。
次に、ステップS305において、ステップS304において受け付けていると判定した新たな処理依頼の種類を判定する。この判定の結果、新たな処理依頼が復号開始依頼である場合は、ステップS306に進み、新たな処理依頼が復号終了依頼である場合はステップS307に進む。また、新たな処理依頼がその他の依頼である場合はステップS308に進む。図2に示した具体例では、ストリーム201〜ストリーム204について復号開始依頼を受け付けるため、順次ステップS306の処理に進むこととなる。
次に、ステップS306において、ステップS305で判定した復号開始依頼に基づき、受付部101は復号開始依頼を選択的に受け付ける。この処理の詳細な内容については、図4のフローチャートの説明において詳述する。
一方、ステップS307においては、ステップS305で判定した復号終了依頼に基づき、受付部101は復号終了依頼を受け付ける。この処理の詳細な内容については、図5のフローチャートの説明において詳述する。さらに、ステップS308においては、ステップS305で判定したその他の要求に基づき、種々の処理を行う。ステップS308において実施される処理としては、例えば、復号パラメータの設定などが挙げられる。
次に、ステップS309において、切替部102は、これまでに受付部101によって復号開始依頼を受け付けたストリームの中から、復号処理を行うストリームを選択する。この処理の詳細な内容については、図6のフローチャートの説明において詳述する。そして、ステップS310において、デコード部103は、ステップS309において選択されたストリームの復号処理を行う。
次に、ステップS311において、復号処理を終了するか否かを判定する。この判定の結果、復号処理を終了しない場合は、ステップS304に戻る。一方、ステップS311の判定の結果、復号処理を終了する場合は、ステップS312に進む。そして、ステップS312において、制御部104は、システムの終了処理を行い、処理を終了する。この終了処理には、ストリーム復号装置100の電源OFFに先立つ種々の制御が含まれており、例えば、メモリリソース、ハードウェアリソースの終了処理を順次行う。
図4は、図3のステップS306における受付部101による復号開始依頼を選択的に受け付ける処理手順の一例を示すフローチャートである。
図4において、まず、ステップS401において、復号開始依頼が対象とするストリームがギャランティ型ストリームであるか否かを判定する。この判定の結果、ギャランティ型ストリームである場合はステップS402に進む。一方、ステップS401の判定の結果、ベストエフォート型ストリームである場合はステップS405に進む。図2に示した具体例では、ストリーム201からストリーム203の何れかの復号開始依頼を受け付けた場合には、対象とするストリームがギャランティ型ストリームであるため、ステップS402に進む。一方、ストリーム204の復号開始依頼を受け付けた場合には、ステップS405に進む。
次に、ステップS402において、ストリームの属性情報を基に、対象とするギャランティ型ストリームが必要とする最大復号処理リソース量xaの情報を取得する。このとき、最大復号処理リソース量xaは、例えば図7に示すような復号処理リソースの最大必要量の見積もり一覧を利用する。ここで、図7に示す復号処理リソースの最大必要量701は、デコード部103の復号処理能力を加味して予め算出され、システム初期化時に受付部101に保持される。
また、サービス種別によっては、同一ストリームであるにも関らず時間経過によってフレームレートやサイズが変更する場合がある。図7に示す復号処理リソースの最大必要量の見積もり一覧は、フレームレートやサイズが可変のストリームにも対応し、この可変を考慮した値を復号処理リソースの最大必要量として保持する。図2に示したストリーム201〜ストリーム203の場合は、行702及び行703を参照し、最大復号処理リソース量が200Mcycle/secと算出される。
次に、ステップS403において、ステップS402で算出した最大復号処理リソース量xaと現在割り当てられている復号処理リソース量xcとを加算し、加算結果と最大で利用可能な復号処理リソース量Xとを比較する。この比較の結果、最大で利用可能な復号処理リソース量Xの方が大きい場合は、ステップS404に進む。一方、ステップS403の判定の結果、加算結果の方が大きい場合は、ステップS406に進む。
図2に示した具体例の場合は、ストリーム201及びストリーム202の処理までは最大で利用可能な復号処理リソース量Xの方が大きいと判定されるため、ステップS404に進む。ところが、ストリーム203の処理時には、最大で利用可能な復号処理リソース量X=400Mcycle/secに対して加算結果が600Mcycle/secとなり、加算結果の方が大きいため、ステップS406に進むこととなる。
次に、ステップS404において、現在割り当てられている復号処理リソース量xcと、ステップS402で算出した最大復号処理リソース量xaとの和を、現在割り当てられている復号処理リソース量xcとする。
そして、ステップS405において、対象としているストリームの復号開始依頼を受け付け、復号処理に必要な前処理を行い、処理を終了する。この前処理には、例えば対象のストリームをストリーム復号装置100内で一時的に蓄積する処理や、出力するストリームを蓄積するためにメモリを確保する処理、デコード部103が復号処理を行うために必要なレジスタの設定などが含まれる。一方、ステップS406においては、対象としているギャランティ型ストリームの復号開始依頼を拒否する。
以上の処理ステップを経ることによって、本実施形態のストリーム復号装置100の受付部101は、ギャランティ型ストリームとベストエフォート型ストリームとで復号開始依頼の受け付け処理を変更する。この結果、ギャランティ型ストリームについては復号処理リソースを十分に割り当て可能な場合に限り復号開始依頼を受け付け、ベストエフォート型ストリームについては復号処理リソースの割り当て状態に関わらず復号開始依頼を受け付けることができる。図2に示した具体例の場合は、図4に示す処理ステップを、図3に示す処理により繰り返すことによって、図8に示すような受付可否判定結果801を得る。
図5は、図3のステップS307における受付部101による復号終了依頼を受け付ける処理手順の一例を示すフローチャートである。
図5において、まず、ステップS501において、復号終了依頼が対象とするストリームがギャランティ型ストリームであるか否かを判定する。この判定の結果、ギャランティ型ストリームである場合は、ステップS502に進む。一方、ステップS501の判定の結果、ベストエフォート型ストリームである場合は、ステップS503に進む。
次に、ステップS502において、ストリームの属性情報を基に、対象とするギャランティ型ストリームの最大復号処理リソース量xaの情報を取得し、現在割り当てられている復号処理リソース量xcより復号処理リソース量xaを減算する。そして、減算結果を現在割り当てられている復号処理リソース量xcと設定する。
次に、ステップS503において、復号処理における後処理を行い、処理を終了する。この後処理には、例えば対象とするストリームに対して確保していたメモリの開放や、デコード部103が復号処理を中止するために必要なレジスタの設定などが含まれる。
図6は、図3のステップS309における切替部102による、復号処理を行うストリームを選択する処理手順の一例を示すフローチャートである。
図6において、まず、ステップS601において、既に図3のステップS306で復号開始依頼を受け付けているギャランティ型ストリームの中から、新たに1つを選択し、これを復号対象ストリームとする。図2に示す具体例の場合では、ストリーム201が選択されたものとして、以降の処理を説明する。
次に、ステップS602において、現在復号対象ストリームが復号可能であるか否かを判定する。この判定の結果、復号可能である場合は、ステップS608に進む。一方、ステップS602の判定の結果、現在復号が不可能である場合はステップS603に進む。ここで、現在復号可能であるか否かの判定には、例えば、切替部102におけるストリームを蓄積するメモリに、閾値以上のストリームが蓄積されているか否かなどの情報を用いる。図2に示した具体例の場合では、ストリーム201が復号可能であると判定されたものとして、以降において説明する。
次に、ステップS603において、復号開始依頼を受け付けた全てのギャランティ型ストリームについて復号可能か否かの判定を行ったか否かを判定する。この判定の結果、また、復号可能か否かの判定を行っていないギャランティ型ストリームがある場合は、ステップS601に戻る。一方、ステップS603の判定の結果、全てのギャランティ型ストリームについて復号可能か否かの判定を行った場合は、ステップS604に進む。
次に、ステップS604において、既に復号開始依頼を受け付けているベストエフォート型ストリームの中から、新たに1つを選択し、これを復号対象ストリームとする。そして、ステップS605において、現在復号対象ストリームが復号可能であるか否かを判定する。
この判定の結果、復号可能である場合は、ステップS608に進む。一方、ステップS605の判定の結果、現在復号が不可能である場合は、ステップS606に進む。現在復号が可能であるか否かの判定には、ステップS603と同様に、例えば、切替部102におけるストリームを蓄積するメモリに、閾値以上のストリームが蓄積されているか否かなどの情報を用いる。
次に、ステップS606において、復号開始依頼を受け付けた全てのベストエフォート型ストリームについて復号可能か否かの判定を行ったか否かを判定する。この判定の結果、また、復号可能か否かの判定を行っていないベストエフォート型ストリームがある場合は、ステップS604に戻る。一方、ステップS606の判定の結果、全てのベストエフォート型ストリームについて復号可能か否かの判定を行った場合は、ステップS607に進む。そして、ステップS607において、復号処理が実施可能なストリームが存在しなかったため、復号処理を実施するストリームをなしとする。
一方、ステップS608においては、復号対象ストリームを、復号処理を実施するストリームとして選択する。図2に示した具体例では、ストリーム201が復号処理を実施するストリームとして選択されることとなる。
以上の処理ステップを経ることによって、ストリーム復号装置100の切替部102は、ギャランティ型ストリームを優先的に復号対象のストリームに選択する。そして、ギャランティ型ストリームの復号処理が不可能な場合のみベストエフォート型ストリームを復号対象のストリームに選択するようにしている。
図13は、図2に示した具体例に対し、図6に示した復号処理を適用したときの処理結果の一例を示す図である。
図13において、1301〜1304はストリーム復号装置100に対して復号依頼がなされたストリームである。図13に示す例では、放送受信Aストリーム1301、放送受信Bストリーム1302、放送受信Cストリーム1303、及び静止画デコードストリーム1304はそれぞれ、図2に示したストリーム201からストリーム204に対応している。
また、1305〜1307は、デコード部103が各ストリームに復号処理リソースを割り当てる際の基準時間を表し、例えば、放送受信Aストリーム1301のフレームレートを考慮して1/30sなどに設定される。
ここで、基準時間t2及び基準時間t3においては、放送受信Aストリーム1301、及び放送受信Bストリーム1302の復号処理が基準時間t1の時と比べて軽い。そこで、ベストエフォート型ストリームとして復号開始依頼を受け付けていた静止画デコードストリーム1304に復号処理リソースを割り当て、復号処理を行う。その結果として、例えば、図14に示すように、画面1401上に放送受信Aストリーム1301の復号結果1402、放送受信Bストリーム1302の復号結果1403、及び静止画デコードストリーム1304の復号結果1404を出力することが可能となる。
ここで、静止画デコードストリーム1304については、十分な復号処理リソースが割り当てられていないものの、ストリーム204は復号品質の保証を必要としないベストエフォート型ストリームである。このため、静止画デコードストリーム1304の復号結果1404はユーザにとって有効な表示になり得るものである。
また、図14に示した例は、映像ストリームの復号処理における具体例であるが、例えば音声ストリーム復号処理などのその他の処理に対しても同様の効果が得られることは言うまでもない。さらに、本実施形態の範囲には、同一装置内の複数の処理に本発明を適用した場合も含まれることは言うまでもない。
以上のように本実施形態におけるストリーム復号装置100によれば、ベストエフォート型ストリームについては復号処理リソースに余裕がない場合でも復号依頼を受け付けておく。そして、ギャランティ型ストリームを優先的にデコードしつつ、復号処理リソースに余裕がない時にベストエフォート型ストリームをデコードするようにした。これにより、複数のストリームの復号処理を時分割して並列に行う場合において、ギャランティ型ストリームの表示品質を保証するとともに、復号処理リソースを有効に利用することができる。
なお、本実施形態においては、ギャランティ型ストリームを優先的にデコードし、復号処理リソースに余裕がない場合にベストエフォート型ストリームをデコードしたが、この時、復号対象となるベストエフォート型ストリームが複数存在する場合もある。そこで、受付部101は、ベストエフォート型ストリームに対しては、復号処理の優先度を示す復号処理優先度を付与する。そして、復号対象となるベストエフォート型ストリームが複数存在する場合に、切替部102は、この復号処理優先度に基づいて復号対象のデコードを選択するようにしてもよい。なお、復号処理優先度は、復号開始依頼を受け付けた順に優先度を付与するなど、どのような優先順位に設定してもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について、第1の実施形態との差異を中心に図10のフローチャートを参照しながら説明する。なお、本発明の技術的範囲が本実施形態に限定されるものではない。
図9は、本実施形態におけるストリーム復号装置900の構成例を示すブロック図である。
図9において、品質決定部904は、入力されるストリームの属性情報を基に、ギャランティ型ストリームであるかベストエフォート型ストリームであるかの種別をストリーム単位で決定し、復号品質情報として受付部901に通知する。
受付部901は、複数のストリームと、各ストリームの復号品質情報と、各ストリームに対する復号依頼とを受け取り、復号開始の依頼を選択的に受け付ける。切替部902は、受付部901において復号開始依頼を受け付けた複数のストリームに対して復号処理リソースを順次割り当て、その割り当てに従い復号対象のストリームを切り替える。デコード部903は、切替部902において復号対象としたストリームの復号処理を行う。制御部905は、ストリーム復号装置900全体の制御を行う。
また、受付部901において受け付ける復号依頼は、例えばテレビのスイッチON・OFFやチャンネル変更などのユーザ操作入力をトリガとし、復号開始依頼や復号終了依頼として与えられるものである。これらのユーザによる操作の入力を行う入力手段としては、例えばリモコン、キーボード、マウス、ディジタイザ、タッチパネル、ジョイスティックなどの多様な操作機器が想定されるが、本実施形態では、入力手段は何でもよい。
さらに、デコード部903の復号結果であるストリームを出力する出力手段としては、例えば映像出力手段としてモニタ、音声出力手段としてスピーカ、ヘッドホンなどの多様な出力機器が想定される。本実施形態では、入力手段と同様に、出力手段は何でもよい。
図10は、本実施形態における復号処理手順の一例を示すフローチャートである。以下、フローチャートに沿って本実施形態の処理について説明する。
図10において、ストリーム復号装置900の電源が投入されることにより処理を開始する。そして、ステップS1001において、制御部905は、システムの初期化を行う。この初期化処理には、ストリーム復号装置900の電源が入った場合の種々の制御が含まれている。例えば、デコード部903の復号処理に必要となるレジスタ値の設定や、ストリーム復号装置全体のメモリリソース、ハードウェアリソースの状態確認などが初期化処理に含まれている。
次に、ステップS1002において、受付部901は、デコード部903が保持する復号処理リソース量Xの情報を取得する。そして、ステップS1003では、受付部901は、現在割り当てられている復号処理リソース量xcの初期値として0を設定する。
次に、ステップS1004において、受付部901は、新たな処理依頼を受け付けているか否かを判定する。この判定の結果、新たな処理依頼を受け付けている場合は、ステップS1005に進む。一方、ステップS1004の判定の結果、新たな処理依頼を受け付けていない場合は、ステップS1010に進む。
次に、ステップS1005において、品質決定部904は、ステップS1004において受け付けていると判定した新たな処理依頼が対象とするストリームの属性情報に基づいて復号品質種別を決定する。この復号品質種別の決定は、例えばストリームのサービス種別と復号品質種別とを対応付けた定義ファイルを利用する。
図15は、ストリームのサービス種別と復号品質種別とを対応付けた定義ファイルの一例を示す図である。
図15に示す具体例では、例えば行1501においては、動画ストリームである放送受信サービスがギャランティ型ストリームに対応付けられている。一方、行1502においては、静止画ストリームである静止画デコードサービスがベストエフォート型ストリームに対応付けられる。
また、図15に示すように、ネットワークの帯域が保証されているネットワークコンテンツはギャランティ型ストリームに対応付けられ、ネットワークの帯域が保証されていないネットワークコンテンツはベストエフォート型ストリームに対応付けられている。
一方、ディスプレイにストリームを表示する以外に、ディスプレイに表示するのではなく、ストリームのフォーマットを特定するようなプレデコード処理等を行うために復号が必要な場合もある。属性情報にディスプレイ表示の有無の情報がある場合は、ディスプレイ表示を行うものがギャランティ型ストリームに対応付けられ、ディスプレイ表示を行わないものがベストエフォート型ストリームに対応付けられる。
次に、ステップS1006において、ステップS1004において受け付けていると判定した新たな処理依頼の種類を判定する。この判定の結果、新たな処理依頼が復号開始依頼である場合は、ステップS1007に進み、新たな処理依頼が復号終了依頼である場合は、ステップS1009に進む。また、新たな処理依頼がその他の依頼である場合は、ステップS1009に進む。
次に、ステップS1007において、ステップS1006で判定した復号開始依頼に基づき、受付部901は復号開始依頼を選択的に受け付ける。この処理の内容については、第1の実施形態において説明した図4のフローチャートと同様の手順であるため、説明は省略する。
一方、ステップS1008においては、ステップS1006で判定した復号終了依頼に基づき、受付部901は復号終了依頼を受け付ける。この処理の内容についても、第1の実施形態において説明した図5のフローチャートと同様の手順であるため、説明は省略する。
さらに、ステップS1009においては、ステップS1006で判定したその他の要求に基づき、種々の処理を行う。ステップS1009において実施される処理としては、例えば、復号パラメータの設定などが挙げられる。
次に、ステップS1010において、切替部902は、これまでに受付部901によって復号開始依頼を受け付けたストリームの中から、復号処理を行うストリームを選択する。この処理の内容については、第1の実施形態において説明した図6のフローチャートと同様の手順であるため、説明は省略する。そして、ステップS1011において、デコード部903は、ステップS1010において選択されたストリームの復号処理を行う。
次に、ステップS1012において、復号処理を終了するか否かを判定する。この判定の結果、復号処理を終了しない場合は、ステップS1004に戻る。一方、ステップS1012の判定の結果、復号処理を終了する場合は、ステップS1013に進む。そして、ステップS1013において、制御部905は、システムの終了処理を行い、処理を終了する。この終了処理には、ストリーム復号装置900の電源断に先立つ種々の制御が含まれており、例えば、メモリリソース、ハードウェアリソースの終了処理を順次行う。
以上のように本実施形態におけるストリーム復号装置900によれば、ストリームのサービス種別より復号品質種別を決定し、ベストエフォート型ストリームについては復号処理リソースに余裕がない場合でも復号依頼を受け付けておく。そして、ギャランティ型ストリームを優先的にデコードしつつ、復号処理リソースに余裕がない時にベストエフォート型ストリームをデコードするようにした。これにより、複数のストリームの復号処理を時分割して並列に行う場合において、ギャランティ型ストリームの表示品質を保証するとともに、復号処理リソースを有効に利用することができる。
また、第1の実施形態と同様に、復号対象となるベストエフォート型ストリームが複数存在する場合には、復号処理優先度を付与して、復号処理優先度に基づいて復号対象のデコードを選択するようにしてもよい。さらに、第1の実施形態1及び第2の実施形態に示した処理手順を同一装置内で実現し、例えば動作モードを切り替えるなどして動作させるようにしてもよい。
(本発明に係る他の実施形態)
本発明の目的は、以下のように場合においても達成される。まず、前述した第1及び第2の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 ストリーム復号装置、101 受付部、102 切替部、103 デコード部、104 制御部

Claims (11)

  1. 入力される複数のストリームを並列に復号するストリーム復号装置であって、
    前記複数のストリームに対し、復号開始依頼をストリーム単位で受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって復号開始依頼が受け付けられたストリームの中から復号対象のストリームを切り替える切替手段と、
    前記切替手段によって切り替えられたストリームを復号する復号手段とを有し、
    前記受付手段は、復号品質の保証を必要とする第1のストリームについては、前記復号品質を保証して前記復号手段による復号が可能な場合に前記復号開始依頼を受け付け、
    前記切替手段は、前記第1のストリームを前記復号対象のストリームとして、復号品質の保証を必要としない第2のストリームよりも優先的に切り替えることを特徴とするストリーム復号装置。
  2. 入力される複数のストリームを並列に復号するストリーム復号装置であって、
    前記ストリームの属性情報に基づいて、復号品質の保証の有無を決定する品質決定手段と、
    前記複数のストリームに対し、復号開始依頼をストリーム単位で受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって復号開始依頼が受け付けられたストリームの中から復号対象のストリームを切り替える切替手段と、
    前記切替手段によって切り替えられたストリームを復号する復号手段とを有し、
    前記受付手段は、前記品質決定手段によって復号品質の保証を必要とすると決定された第1のストリームについては、前記復号品質を保証して前記復号手段による復号が可能な場合に前記復号開始依頼を受け付け、
    前記切替手段は、前記第1のストリームを前記復号対象のストリームとして、前記品質決定手段によって復号品質の保証を必要としないと決定された第2のストリームよりも優先的に切り替えることを特徴とするストリーム復号装置。
  3. 前記品質決定手段は、表示を行うストリームについては、前記第1のストリームと決定し、表示を行われないストリームについては、前記第2のストリームと決定することを特徴とする請求項2に記載のストリーム復号装置。
  4. 前記品質決定手段は、動画ストリームについては、前記第1のストリームと決定し、静止画ストリームについては、前記第2のストリームと決定することを特徴とする請求項2又は3に記載のストリーム復号装置。
  5. 前記品質決定手段は、ネットワークの帯域が保証されているストリームについては、前記第1のストリームと決定し、ネットワークの帯域が保証されていないストリームについては、前記第2のストリームと決定することを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のストリーム復号装置。
  6. 前記受付手段は、前記第2のストリームに対して復号処理優先度を付与し、
    前記切替手段は、前記第1のストリームを復号対象のストリームとして優先的に切り替えた後、前記第2のストリームに対しては、前記復号処理優先度に従って復号対象のストリームを切り替えることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のストリーム復号装置。
  7. 入力される複数のストリームを並列に復号するストリーム復号方法であって、
    前記複数のストリームに対し、復号開始依頼をストリーム単位で受け付ける受付工程と、
    前記受付工程において復号開始依頼が受け付けられたストリームの中から復号対象のストリームを切り替える切替工程と、
    前記切替工程において切り替えられたストリームを復号する復号工程とを有し、
    前記受付工程においては、復号品質の保証を必要とする第1のストリームについては、前記復号品質を保証して前記復号工程における復号が可能な場合に前記復号開始依頼を受け付け、
    前記切替工程においては、前記第1のストリームを前記復号対象のストリームとして、復号品質の保証を必要としない第2のストリームよりも優先的に切り替えることを特徴とするストリーム復号方法。
  8. 入力される複数のストリームを並列に復号するストリーム復号方法であって、
    前記ストリームの属性情報に基づいて、復号品質の保証の有無を決定する品質決定工程と、
    前記複数のストリームに対し、復号開始依頼をストリーム単位で受け付ける受付工程と、
    前記受付工程において復号開始依頼が受け付けられたストリームの中から復号対象のストリームを切り替える切替工程と、
    前記切替工程において切り替えられたストリームを復号する復号工程とを有し、
    前記受付工程においては、前記品質決定工程において復号品質の保証を必要とすると決定された第1のストリームについては、前記復号品質を保証して前記復号工程における復号が可能な場合に前記復号開始依頼を受け付け、
    前記切替工程においては、前記第1のストリームを前記復号対象のストリームとして、前記品質決定工程において復号品質の保証を必要としないと決定された第2のストリームよりも優先的に切り替えることを特徴とするストリーム復号方法。
  9. 入力される複数のストリームを並列に復号するようコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記複数のストリームに対し、復号開始依頼をストリーム単位で受け付ける受付工程と、
    前記受付工程において復号開始依頼が受け付けられたストリームの中から復号対象のストリームを切り替える切替工程と、
    前記切替工程において切り替えられたストリームを復号する復号工程とをコンピュータに実行させ、
    前記受付工程においては、復号品質の保証を必要とする第1のストリームについては、前記復号品質を保証して前記復号工程における復号が可能な場合に前記復号開始依頼を受け付け、
    前記切替工程においては、前記第1のストリームを前記復号対象のストリームとして、復号品質の保証を必要としない第2のストリームよりも優先的に切り替えるようコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 入力される複数のストリームを並列に復号するようコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記ストリームの属性情報に基づいて、復号品質の保証の有無を決定する品質決定工程と、
    前記複数のストリームに対し、復号開始依頼をストリーム単位で受け付ける受付工程と、
    前記受付工程において復号開始依頼が受け付けられたストリームの中から復号対象のストリームを切り替える切替工程と、
    前記切替工程において切り替えられたストリームを復号する復号工程とをコンピュータに実行させ、
    前記受付工程においては、前記品質決定工程において復号品質の保証を必要とすると決定された第1のストリームについては、前記復号品質を保証して前記復号工程における復号が可能な場合に前記復号開始依頼を受け付け、
    前記切替工程においては、前記第1のストリームを前記復号対象のストリームとして、前記品質決定工程において復号品質の保証を必要としないと決定された第2のストリームよりも優先的に切り替えるようコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項9又は10に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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