JP2010283667A - 受信装置および受信信号の等化方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】等化特性の異なる複数の等化器106−1〜106−nと、各等化器106−1〜106−nの次段の復調器107−1〜107−n、復号器108−1〜108−n、誤り判定器109−1〜109−nを設ける。制御器110は、複数の等化器106−1〜106−nの中から、使用優先度の情報を参照して1以上の等化器を選択して、受信信号の等化を行う。また、制御器110は、誤り判定器109−1〜109−nの判定出力を基に、受信成功の判定結果を得た信号の検出頻度もしくは検出タイミングまたは等化器の受信成功頻度の少なくとも一つを利用して、使用優先度の情報を更新する。
【選択図】図1
Description
本発明によれば、異なる等化特性の複数の等化器の中から、無線端末ごと、あるいは、チャネル特性ごとに受信成功の可能性が高い等化特性を持つ等化器を優先して使用することにより演算時間の増加を抑え、演算量を低減することができる。
本発明によれば、上記発明において、まず、使用優先度が基準値以上の等化器を選択することで、送信頻度の高い無線システムあるいは無線端末からの送信信号に対して、受信成功の可能性が高い等化特性を持つ等化器を優先して使用することにより、演算量を低減することができる。
本発明によれば、上記発明において等化器に優先順位を設定し、優先順位の最上位の等化器から順に使用することで、送信頻度の高い無線システムあるいは無線端末からの送信信号に対して、受信成功の可能性が高い等化特性を持つ等化器を優先して使用することにより、演算量を低減することができる。
本発明によれば、所望信号の周波数特性解析および/または遅延プロファイル解析と、各等化器の周波数特性および/または遅延プロファイル解析について相関値を算出し、この相関値に基づいて選択する等化器を決定することで、送信頻度の高い無線システムあるいは無線端末からの送信信号に対して、受信成功の可能性が高い等化特性を持つ等化器を優先して使用することにより、演算量を低減することができる。
本発明によれば、適応等化器により補正可能な無線システムに対して、適応等化器を利用して受信成功の可能性の高い固定等化器を生成し、追加することができるため、異なる等化特性の複数の等化器を必ずしも用意する必要がなく、あらかじめ用意することで使用することになる受信成功の可能性の低い固定等化器にかかる演算量を削減することができる。
本発明によれば、上記発明において、取得した受信データを符号化・変調を行い、参照信号を作成し、この参照信号と蓄積された受信信号に基づき、適応等化器で十分なトレーニングを行って等化係数を更新することにより、より受信成功の可能性の高い等化特性を持つ固定等化器を追加することができる。
本発明によれば、使用優先度の低い等化器を削除することで、使用する等化器を受信成功の可能性が高い等化器に限定することができ、受信装置の演算量の増加を抑圧できる。
本発明によれば、固定等化器の追加に対し、受信成功の可能性の高い等化器を残しつつ、受信装置の等化器保持数の限度数超過や演算量の増加を抑圧することができる。
A.第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る受信装置は、アンテナ100と、RF部101と、AD変換部102と、受信信号蓄積器103と、所望信号検出器104と、等化器選択器105と、等化器106−1〜106−nと、復調器107−1〜107−nと、復号器108−1〜108−nと、誤り判定器109−1〜109−nと、制御器110を備えている。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態は、等化器を選択する際に、優先順位の最上位の等化器から順に使用することで、送信頻度の高い無線システムあるいは無線端末からの送信信号に対して、受信成功の可能性が高い等化特性を持つ等化器を優先して使用できるようにしている。本発明の第2実施形態の受信装置の構成は、図1に示す第1実施形態と同様であるが、制御器110における動作が第1実施形態と異なっている。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図4は、本発明の第3実施形態の受信装置の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、本発明の第3実施形態に係る受信装置は、アンテナ300と、RF部301と、AD変換部302と、受信信号蓄積器303と、所望信号検出器304と、等化器選択器305と、等化器306−1〜306−nと、復調器307−1〜307−nと、復号器308−1〜308−nと、誤り判定器309−1〜309−nと、制御器310と、信号解析器314とを備えている。アンテナ300、RF部301、AD変換部302、受信信号蓄積器303、所望信号検出器304、等化器選択器305、等化器306−1〜306−n、復調器307−1〜307−n、復号器308−1〜308−n、誤り判定器309−1〜309−nは、図1に示した第1の実施形態におけるアンテナ100、RF部101、AD変換部102、受信信号蓄積器103、所望信号検出器104、等化器選択器105、等化器106−1〜106−n、復調器107−1〜107−n、復号器108−1〜108−n、誤り判定器109−1〜109−nと同様に構成される。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図6は、本発明の第4実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。図6に示すように、本発明の第4実施形態に係る受信装置は、アンテナ400と、RF部401と、AD変換部402と、受信信号蓄積器403と、所望信号検出器404と、等化器選択器405と、固定等化器406−1〜406−nと、復調器407−1〜407−nと、復号器408−1〜408−nと、誤り判定器409−1〜409−nと、制御器410と、適応等化器456と、復調器457と、復号器458と、誤り判定器459とを備えている。アンテナ400、RF部401、AD変換部402、受信信号蓄積器403、所望信号検出器404、等化器選択器405、等化器406−1〜406−n、復調器407−1〜407−n、復号器408−1〜408−n、誤り判定器409−1〜409−nは、図1に示した第1の実施形態におけるアンテナ100、RF部101、AD変換部102、受信信号蓄積器103、所望信号検出器104、等化器選択器105、等化器106−1〜106−n、復調器107−1〜107−n、復号器108−1〜108−n、誤り判定器109−1〜109−nと同様に構成される。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図8は、本発明の第5の実施形態を示すブロック図である。図8に示すように、本発明の第5実施形態に係る受信装置は、アンテナ500と、RF部501と、AD変換部502と、受信信号蓄積器503と、所望信号検出器504と、等化器選択器505と、固定等化器506−1〜506−nと、復調器507−1〜507−nと、復号器508−1〜508−nと、誤り判定器509−1〜509−nと、制御器510と、適応等化器556と、復調器557と、復号器558と、誤り判定器559と、再符号化器560と、再変調器561とを備えている。アンテナ500、RF部501、AD変換部502、受信信号蓄積器503、所望信号検出器504、等化器選択器505、固定等化器506−1〜506−n、復調器507−1〜507−n、復号器508−1〜508−n、誤り判定器509−1〜509−n、適応等化器556、復調器557、復号器558、誤り判定器559は、図6に示した第4の実施形態におけるアンテナ400、RF部401、AD変換部402、受信信号蓄積器403、所望信号検出器404、等化器選択器405、等化器406−1〜406−n、復調器407−1〜407−n、復号器408−1〜408−n、誤り判定器409−1〜409−n、適応等化器456、復調器457、復号器458、誤り判定器459と同様に構成される。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。この実施形態は、図6に示した第4の実施形態において、適応等化器456を選択して固定等化器を生成した場合に、固定等化器406−1〜406−nのうち、使用優先度が基準値よりも低い固定等化器を削除するようにしたものである。この実施形態の構成は、図6に示した第4の実施形態(または図8に示した第5の実施形態)と同様である。
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。この実施形態は、前述の第6の実施形態において、固定等化器406−1〜406−nの個数が限度数を超えた場合に、各固定等化器406−1〜406−nの使用記録の検出頻度または受信成功頻度が最も低い固定等化器から順に、固定等化器の個数が限度以下となるように、固定等化器406−1〜406−nを削除するものである。
101、301、401、501 RF部
102、302、402、502 AD変換部
103、303、403、503 受信信号蓄積器
104、304、404、504 所望信号検出器
105、305、405、505 等化器選択器
106−1〜106−n、306−1〜306−n 等化器
107−1〜107−n、307−1〜307−n、407−1〜407−n、507−1〜507−n 復調器
108−1〜108−n、308−1〜308−n、408−1〜408−n、508−1〜508−n 復号器
109−1〜109−n、309−1〜309−n、409−1〜409−n、509−1〜509−n 誤り判定器
110、310、410、510 制御器
314 信号解析器
406−1〜406−n、506−1〜506−n 固定等化器
456、556 適応等化器
457、557 復調器
458、558 復号器
459、559 誤り判定器
560 再符号化器
561 再変調器
Claims (9)
- 受信信号を蓄積する受信信号蓄積器と、
前記受信信号蓄積器に蓄積された受信信号から所望信号を検出する所望信号検出器と、
等化特性の異なる複数の等化器と、
前記複数の等化器の中から1以上の等化器を選択する等化器選択器と、
等化された受信信号を復調する複数の復調器と、
復調された受信データを復号する複数の復号器と、
復号された受信データの誤り判定を行う複数の誤り判定器と、
前記受信信号蓄積器および前記等化器選択器を制御する制御器とを備え、
前記制御器は、前記所望信号検出器の入力受信信号の判定結果を基に、受信成功の判定結果を得た無線システムあるいは無線端末からの信号の検出頻度もしくは検出タイミングまたは等化器の受信成功頻度の少なくとも一つを利用して算出される使用優先度の情報を参照して、前記複数の等化器の中から1以上の等化器を選択し、
前記入力受信信号を前記選択された等化器で等化し、前記復調器で受信信号を復調し、前記復号器で受信データを復号し、復号された受信データの誤りを前記誤り判定器により判定し、
前記誤り判定器の誤り判定結果に基づいて、前記入力受信信号に対する前記各等化器の等化特性を評価し、前記使用優先度の情報を更新する
ことを特徴とする受信装置。 - 前記制御器は、前記使用優先度が基準値以上の等化器を選択し、前記誤り判定器の誤り判定結果から受信成功かどうかを判定し、前記選択した等化器で受信が成功しなければ、前記使用優先度が基準値未満の等化器を選択することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
- 前記制御器は、前記使用優先度に基づいて前記複数の等化器に対して優先順位を設定し、前記誤り判定器の誤り判定結果から受信成功と判定されるまで、前記優先順位の高い等化器から順に等化器を選択することを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
- さらに、所望信号の周波数特性解析および/または遅延プロファイル解析を行う信号解析器を有し、
前記制御器は、各等化器の周波数特性および/または遅延プロファイル特性に関する情報を登録し、
前記信号解析器で解析された所望信号の周波数特性解析および/または遅延プロファイル解析と、前記登録されている各等化器の周波数特性および/または遅延プロファイル解析について相関値を算出し、前記相関値に基づいて、選択する等化器を決定することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の受信装置。 - さらに、受信信号に応じて適応的に等化係数を更新させて所望の特性に設定できる適応等化器を有し、
前記複数の等化器による等化で受信が成功しなければ、前記適応等化器を用いて等化を行い、前記適応等化器による等化で受信成功であった場合に、当該適応等化器と等化係数パターンを同一に設定した固定等化器を追加することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の受信装置。 - さらに、受信信号の符号化方式および変調方式と同様の符号化および変調を行う再符号化器および再変調器を有し、
受信データ出力を分岐し、復調された受信データを前記再符号化器および前記再変調器により再び符号化および変調して前記適応等化器に対する参照信号を生成し、前記生成された参照信号を用いて前記適応等化器の等化係数を更新することを特徴とする請求項5に記載の受信装置。 - 前記適応等化器と等化係数パターンを同一に設定した固定等化器を追加した場合に、前記複数の等化器の中で使用優先度が基準値よりも低い等化器を削除することを特徴とする請求項5または6に記載の受信装置。
- 等化器の個数の限度数を設定し、
前記適応等化器と等化係数パターンを同一に設定した固定等化器を追加した場合に、等化器の個数が前記限度数を超えたかどうかを判定し、前記等化器の個数が前記限度数を超えた場合に、前記等化器の個数が前記限度数以下になるように、使用優先度が低いものから順に等化器を削除することを特徴とする請求項7に記載の受信装置。 - 受信信号を蓄積するステップと、
前記蓄積された受信信号から所望信号を検出するステップと、
前記所望信号検出器の入力受信信号判定結果を基に、受信成功の判定結果を得た無線システムあるいは無線端末からの信号の検出頻度もしくは検出タイミングまたは等化器の受信成功頻度の少なくとも一つを利用して算出される使用優先度の情報を参照して、前記複数の等化器の中から1以上の等化器を選択するステップと、
前記選択された等化器で等化された受信信号を復調するステップと、
復調された受信データを復号するステップと、
復号された受信データの誤り判定を行うステップと、
前記誤り判定結果に基づいて、前記入力受信信号に対する前記各等化器の等化特性を評価し、前記使用優先度の情報を更新するステップと
を含むことを特徴とする受信信号の等化方法。
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