JP2010283251A - 半導体人工分子および半導体発光素子 - Google Patents

半導体人工分子および半導体発光素子 Download PDF

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Abstract

【課題】量子ドットから構成される所望とする状態の人工分子が形成できるようにする。
【解決手段】第1半導体からなる各々離間して配置された複数の量子ドット101と、これら量子ドット101の間に配置された第2半導体からなる半導体層102とを少なくとも備える。また、第1半導体と第2半導体とはエネルギーギャップ(バンドギャップエネルギー)が異なり、各々の量子ドット101の間隔Lbは、第1半導体中の励起子のボーア半径の0.5倍〜5倍の範囲とされている。また、よりよくは、この間隔が、第1半導体中の励起子のボーア半径の1倍〜5倍の範囲とされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の量子ドットより構成された半導体人工分子および半導体発光素子に関するものである。
例えば、化合物半導体により形成された原子の持つド・ブロイ波長程度の寸法の量子ドットは、この構造の中に、電子および正孔、あるいは電子と正孔が結合した励起子を閉じ込め、図19に示すように、これらの電気特性および光特性を決定する。例えば、励起子を構成する電子と正孔とが再結合すると、結合前に持っていたエネルギーが光として放出される。ここで、量子ドットにおいては、状態密度がエネルギーに関してデルタ関数的に完全に離散化しており、特定のエネルギーに状態が集中するため、例えば、低閾値、高ゲイン、熱特性のよい発光素子が実現可能となる。
このような量子ドットを用いた技術として、1個の量子ドットに多数の電子を閉じ込める方法が提案されている(非特許文献1参照)。ここでは、1個の量子ドットに複数の電子を閉じ込め、その電気特性を解明し、電子の個数によって電気特性が変化することが確認されている。この手法では、複数の電子を相互作用させることは可能であるが、その特性は、量子ドットの大きさや、量子ドットの構成材料で決まってしまい、本発明で実現される人工分子を形成することは不可能である。
また、近接した量子ドットを探索する方法も提案されている(非特許文献2参照)。これは、自己形成型量子ドットの作製手法を拡張したものである。自己形成型量子ドットは、半導体基板の上に、これとは格子定数が異なる半導体を膜状に成長させ、格子定数の違いによる歪み効果により、膜状に成長している半導体を量子ドットに形成させるようにしたものである。非特許文献2では、GaAs基板の上に、InAsの量子ドットを作製している。
このような自己形成による量子ドットでは、通常、量子ドット形成のための半導体層は、1層を成長させているが、非特許文献2では、2層成長させるようにしている。このため、1層目の成長による量子ドットと2層目の成長による量子ドットが、より近接して存在している状態が得られるようになる。この技術では、1層目による量子ドットに閉じ込められた励起子と2層目による量子ドットに閉じ込められた励起子とが相互作用し、単独の場合の励起子エネルギーとは異なるエネルギーを取るようになる。非特許文献2では、1層目と2層目とによる各々の量子ドットの間隔を変化させた状態を形成し、これらの間隔と励起子エネルギーとの関係を報告している。
S.Tarucha, et al. , "Shell Filling and Effects in a Few Electrpn Quantum Dot", PHYSICAL REVIEW LETTERS, Vol.77, No.17, pp.3613-3616, 1996. M.Bayer, et al. ,"Coupling and Entangling of Quantum States in Quantum Dot Molecules", Science, Vol.291, pp.451-453, 2001. 熊谷 信昭 著、「電磁気学基礎論」、オーム社、第1版第1刷発行、315〜321ページ、1987年。
しかしながら、まず、非特許文献1の技術では、複数の電子を相互作用させることは可能であるが、この特性は、量子ドットの大きさおよび量子ドットの構成材料などで決定されるため、複数の量子ドットによる相互作用を利用した、いわゆる人工分子を構成させることができない。
また、非特許文献2では、偶然に相互作用している量子ドットの組を見つけ出し、これらの特性を調べているものであり、所望とする状態の人工分子を形成しようとしているものではない。また、非特許文献2の技術では、自己形成型量子ドットを用いているため、複数の量子ドットが相互作用を起こす状態を意識的に形成することが不可能である。
以上に説明したように、上述した関連する技術では、量子ドットから構成される所望とする状態の人工分子を形成することができないという問題があった。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、量子ドットから構成される所望とする状態の人工分子が形成できるようにすることを目的とする。
本発明に係る半導体人工分子は、第1半導体からなる各々離間して配置された複数の量子ドットと、これら量子ドットの間に配置された第2半導体からなる半導体層とを少なくとも備え、第1半導体と第2半導体とはエネルギーギャップが異なり、各々の量子ドットは、第1半導体中の励起子のボーア半径の0.5倍〜5倍の範囲で離間している。
上記半導体人工分子において、各々の前記量子ドットは、前記第1半導体中の励起子のボーア半径の1倍〜5倍の範囲で離間しているとよりよい。また、量子ドットは、上記半導体層を介して基板の上に形成されていればよい。また、量子ドットの各々は、基板の上に第2半導体からなる層を介して積層されていてもよい。
また、上記半導体人工分子において、量子ドットは、柱状の領域に積層されていてもよい。また、柱状の領域の径は、量子ドットの大きさ以上とされ、第1半導体のエネルギーギャップに相当する光波長の半分以下とされていればよい。また、複数の柱状の領域を備えるようにしてもよい。
本発明に係る半導体発光素子は、上述した半導体人工分子を活性層としたものである。
以上説明したように、本発明によれば、第1半導体からなる複数の量子ドットを、第1半導体とは異なるエネルギーギャップの第2半導体からなる半導体層を介し、各々の量子ドットが、第1半導体中の励起子のボーア半径の0.5倍〜5倍の範囲で離間しているようにしたので、量子ドットから構成される所望とする状態の人工分子が形成できるようになるという優れた効果が得られる。
本発明の実施の形態における半導体人工分子の構成を模式的に示す斜視図である。 一方の量子ドット101に1個の励起子が閉じ込められている状態を示すエネルギーバンド図である。 励起子の生成を示すエネルギーバンド図である。 単一量子ドットおよび2つの量子ドットのエネルギー状態の比較を示す特性図である。 2個の量子ドットの間隔とトンネリング確率との関係を示した相関図である。 量子ドットの間隔と、励起子の交換によって発生するエネルギーとの関係を示した相関図である。 2つの量子ドットを半導体層からなる柱状構造内に形成した構成を示す構成図である。 柱状構造内の量子ドットの励起子から発生する光の電界分布を示す説明図である。 柱状構造内の量子ドットの励起子から発生する光の電界分布を示す説明図である。 複数の柱状構造よりなる半導体人工分子を備える構成を示す斜視図である。 実施例1における半導体人工分子の構成を示す断面図である。 実施例1における半導体人工分子の製造方法例を示す工程図である。 実施例1における半導体人工分子の製造方法例を示す工程図である。 実施例1における半導体人工分子の製造方法例を示す工程図である。 実施例1における他の半導体人工分子の構成を示す断面図である。 実施例2における半導体人工分子の構成を示す断面図である。 実施例2における半導体人工分子の製造方法例を示す工程図である。 実施例2における半導体人工分子の製造方法例を示す工程図である。 実施例2における半導体人工分子の製造方法例を示す工程図である。 実施例2における半導体人工分子の製造方法例を示す工程図である。 実施例2における他の半導体人工分子の構成を示す断面図である。 実施例2における他の半導体人工分子の構成を示す斜視図である。 実施例2における他の半導体人工分子の製造途中の状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における半導体発光素子の構成例を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の形態における他の半導体発光素子の構成を模式的に示す断面図である。 量子ドットにおけるエネルギーギャップの状態を示すバンド図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態における半導体人工分子の構成を模式的に示す斜視図である。この半導体人工分子は、第1半導体からなる各々離間して配置された複数の量子ドット101と、これら量子ドット101の間に配置された第2半導体からなる半導体層102とを少なくとも備える。また、第1半導体と第2半導体とはエネルギーギャップ(バンドギャップエネルギー)が異なり、各々の量子ドット101の間隔Lbは、第1半導体中の励起子のボーア半径の0.5倍〜5倍の範囲とされている。また、よりよくは、この間隔が、第1半導体中の励起子のボーア半径の1倍〜5倍の範囲とされている。
ここで、上述したように各々の量子ドット101の大きさおよび位置の制御は、各々の量子ドット101を柱状の半導体(柱状の領域)に存在させるとよい。この柱状構造の径を、量子ドットと同じ大きさ以上で、量子ドットのエネルギーギャップを光波長に変換したものの半分以下にするとよい。例えば、第2半導体からなる柱状構造体の中に、上述したように、半導体層102を介して複数の量子ドット101が形成されていればよい。柱状構造体の径と各量子ドット101および半導体層102の層厚とにより、各量子ドット101の大きさおよび配置の制御が行え、各量子ドット101に閉じ込められた電子および励起子間の相互作用を大きくすることができる。なお、柱状構造は、円柱であってもよく、角柱であってもよい。
また、このような半導体よりなる柱状構造を複数設け、各柱状構造の距離を、上述同様に、励起子ボーア半径の0.5倍以上で、5倍以下としてもよい。このような構造により、異なる柱状構造の量子ドットの間で、量子ドット中の電子、および励起子同士が相互作用することが可能となり、結果として多数の電子、および励起子が相互作用することが可能となる。上述したような半導体人工分子を、例えば、発光ダイオード、レーザダイオードなどの光素子の活性層に用いれば、半導体人工分子の特徴を反映した特性が観測されるようになる。
例えば、量子ドット101は、GaAsやInAsから構成することができる。また、第2半導体より構成する半導体層102は、GaAsやInAsよりエネルギーギャップの大きい半導体から構成する。GaAsから量子ドット101を構成した場合、AlGaAsから半導体層102を構成すればよい。また、InAsから量子ドット101を構成した場合、AlAsから半導体層102を構成すればよい。
このように、エネルギーギャップが異なる2つの半導体(化合物半導体)から構成した半導体人工分子のエネルギーバンド構造は、図2Aに示すようになる。図2Aでは、一方の量子ドット101に1個の励起子が閉じ込められている状態を示している。この励起子は、半導体(半導体人工分子)が光を吸収することで生成される。通常の半導体では、電子が価電子帯に存在し、図2Bに示すように、光照射により、照射された光を吸収して光からエネルギーを得ることにより、価電子帯に存在していた電子が伝導帯に遷移する。これにより、価電子帯には電子の抜けた後である、電子と逆のプラスの電荷を持つ正孔が発生し、電子正孔対が生成される。この後、マイナスの電荷を持つ伝導帯の電子とプラスの電荷を持つ価電子帯の正孔とがクーロン力により引き合い、電子と正孔の結合状態である励起子(自由励起子)を形成する。このように、励起子は、光によって生成される。
光は、時間的に振動する電磁波なので、光によって作られた励起子も時間的に振動する成分をもつ。一方で、励起子は、プラスとマイナスの電荷を持った粒子が結合している双極子とみなすことができる。電磁気学の原理に従うと、時間的に振動する双極子は電磁波を発生する(非特許文献3参照)。従って、光によって生成された励起子は、電磁波、すなわち光を発生するようになる。
もし、量子ドットの中で上述したように光が発生した場合、この際にもう1つの量子ドットが存在すれば、発生した光は、2つめの量子ドット中の電子が吸収し、2つめの量子ドットの中で励起子を形成する。2つめの量子ドットで形成された励起子は、再び光を発生させるので、1つめの量子ドットの励起子に吸収される。このように、近接された2つの量子ドットの間では、光の受け渡しが起こる。もし、2つの量子ドットの両方に励起子が生成されていれば、2つの励起子は同時に光を放出し、放出された各々の光を、互いに吸収しあうことになる。言い換えると、励起子の交換が起こる。
以上の励起子の時間的な移動により、2つの量子ドットの励起子状態を反映した新しいエネルギー状態が形成される。2つの量子ドットの大きさと場所は、後述するように、電子ビームなどの光源を用いたリソグラフィー技術を用いる方法、および金粒子を配置する方法を用いて精密に制御することができる。
ここで、単一量子ドットおよび2つの量子ドットのエネルギー状態の比較を図3に示す。2つの量子ドットは、間隔Lbが40nmの場合である。図3において、実線が2つの量子ドットよりなる半導体人工分子のエネルギー状態を示し、点線が単一量子ドットのエネルギー状態を示している。なお、量子ドットは、GaAsから構成し、また、量子ドットの大きさは、3nm×30nm×30nmである。実線に示すように、量子ドット中の励起子が相互作用すると、エネルギー構造が明瞭に変化していることが分かる。この励起子間の相互作用は、励起子が光を発生することに起因する。
近接する2つの量子ドット間の別の相互作用としては、量子ドットに閉じ込められた電子のトンネリングがある。この相互作用では、電子が実際に両方の量子ドットに存在するようになるため、1つの大きい量子ドットの性質をもつようになってしまう。従って、半導体人工分子を構成する量子ドットの間隔としては、電子のトンネリングが起こらないようにすることが重要となる。
図4は、2個の量子ドットの間隔とトンネリング確率との関係を示した相関図である。ここでは、GaAsからなる量子ドットの場合を示しており、GaAsの励起子ボーア半径は10μm程度である。図4に示すように、励起子ボーア半径の0.5倍より小さい範囲で、トンネリング確率が大きくなっている。従って、半導体人工分子における量子ドット間の距離は、少なくとも、励起子のボーア半径の0.5倍以上とすることが重要となる。また、量子ドット間が、励起子のボーア半径より離れていれば、上述した電子のトンネリングはほぼ発生しないものとなる。
また、図5は、量子ドットの間隔と、励起子の交換によって発生するエネルギーとの関係を示した相関図である。このエネルギーは、量子ドットの間隔が大きいほど小さくなり、ボーア半径の5倍程度で、もとの励起子の吸収エネルギー幅(図3の点線のピーク幅:約10μeV)と同程度になる。この状態では、量子ドット間における励起子のエネルギー移動時間が無限に長くなり、実効的には相互作用が存在しない場合と区別することが困難となる。従って、量子ドットの間隔は、ボーア半径の5倍以下とすることが重要となる。
2つの量子ドット間の励起子の交換効果を大きくするためには、量子ドットを半導体層からなる柱状構造内に形成することが有効である。図6では、GaAs(第1半導体)からなる量子ドット601をAlGaAs(第2半導体)からなる柱状構造602の中に形成している。この場合、一方の量子ドット601中の励起子から発生した光は、柱状構造602の中を選択的に伝搬し、他方の量子ドット601に吸収される。柱状構造602の屈折率が2.5〜3.0程度であり、この周囲の真空の屈折率が1であることから、柱状構造602は光導波路として作用し、量子ドット601より発生した光は、柱状構造602の中を選択的に伝播する。このように光を伝播させるためには、柱状構造602の径は、量子ドット601のエネルギーギャップに対応する光の波長の半分以下であることが望ましい。
図7および図8は、励起子から発生する光の電界分布711および電界分布811を示したものである。図7は、柱状構造702と量子ドット701の大きさ(径)を等した状態を示す断面図である。このように、柱状構造702の径を、少なくとも量子ドット701の径に等しくしておくことで、量子ドット701の励起子から発生する光は、電界分布711の状態を維持し、柱状構造702を伝播することができる。言い換えると、量子ドットの径より柱状構造の径を小さくすると、光導波路として機能しなくなる。
また、図8は、柱状構造802の径を量子ドット801の径より大きくした状態を示す断面図である。図8に示すように、励起子から発生される光の電界分布811に柱状構造802の径を等しくすることで、量子ドット801の励起子から発生する光は、柱状構造802を効率よく伝播することができ、効率的に励起子を交換することができる。なお、この状態は、導体柱状構造802の径が、量子ドット801のエネルギーギャップに対応する光の波長の奇数倍の状態である。柱状構造702の径は、量子ドット701より小さくなると、光導波路として機能しなくなる。
以上は、量子ドット2個での作用であるが、量子ドットが3個以上存在しても同様の効果により、量子ドット3個以上が相互作用したことに起因するエネルギー状態が見られた。なお、複数の量子ドットは、第2半導体の層もしくはこの層を介して所定の基板の上に形成すればよい。例えば、基板の上に、第2半導体の層を介し、量子ドット、第2半導体からなる半導体層,量子ドットが、積層されていればよい。例えば、上述した柱状構造が、基板の上に直立している状態である。
また、基板の上の第2半導体の層の上の同一平面上に、2つの量子ドットが第1半導体中の励起子のボーア半径の1倍〜5倍の範囲で離間して配置され、これらの間に第2半導体よりなる半導体層が形成されていればよい。例えば、上述した柱状構造が、基板の上に、基板平面方向に延在して形成されている状態である。
また、図9の斜視図に示すように、複数の柱状構造911,912,913を、基板901の上に横方向に配置すれば、1個の柱状構造911の中での量子ドット902間の相互作用に加えて、異なる柱状構造911,912,913の間での相互作用も得られた。なお、各半導体鋳造構造は、2つの量子ドット902が、半導体層903の中に収容されている。
以下、実施例を用いてより詳細に説明する。
[実施例1]
はじめに、実施例1における半導体人工分子について、図10および図11A〜図11Cを用いて説明する。図10は実施例1における半導体人工分子の構成を模式的に示す断面図である。また、図11A〜図11Cは、実施例1における半導体人工分子の製造方法例を説明するための工程図である。この半導体人工分子は、GaAsからなる基板1001の上に、基板1001の平面の法線方向に離間して配置されたGaAsからなる2つの量子ドット1002と、これら量子ドット1002の周囲を覆うAlGaAsからなる半導体層1003とを備える。この半導体人工分子では、各量子ドット1002は、この周囲が半導体層1003で覆われているが、2つの量子ドット1002は、これらの間に配置されている半導体層1003を介し、基板1001の平面の法線方向に積層されている。
この半導体人工分子の製造について簡単に説明すると、まず、図11Aに示すように、GaAsからなる基板1001の上に、AlGaAsからなる半導体層1101、GaAsからなる半導体層1102、AlGaAsからなる半導体層1103、GaAsからなる半導体層1104、およびAlGaAsからなる半導体層1105を積層する。例えば、よく知られた有機金属気相成長(MOCVD)法により、As素の原料としてアルシン、Alの原料としてトリメチルアルミニウム、ガリウムの原料としてトリメチルガリウムを用いることで上述した積層構造が形成できる。また、分子線エピタキシー(MBE)法によりこれらの層を形成することもできる。
例えば、半導体層1101は、層厚100nmに形成し、半導体層1102は、層厚2nmに形成し、半導体層1103、層厚12nmに形成し、半導体層1104、層厚3nmに形成し、半導体層1105、層厚100nmに形成すればよい。この積層構造は、半導体層1102および半導体層1104が量子井戸となり、半導体層1101,半導体層1103,および半導体層1105が障壁層となる多重(2重)量子井戸構造である。
次に、電子ビームを用いた公知のフォトリソグラフィ技術によりマスクパターンを形成する。マスクパターンの断面寸法(径)は、所望とする量子ドットの径にほぼ等しいものとする。例えば、マスクパターンは、径を50nm程度に形成すればよい。次いで、このマスクパターンを用いた公知の選択エッチングにより、上述した2重量子井戸構造をエッチングすることで、図11Bに示すように、半導体層1003a,量子ドット1002,半導体層1003a,量子ドット1002,および半導体層1003aが、基板1001の上に積層された柱状構造1106を形成する。なお、図11Bは、上述したマスクパターンを除去した後の状態を示している。
この後、柱状構造1106の側方をAlGaAsで埋め込むことで、図11Cに示すように、基板1001の平面の法線方向に離間して配置された2つの量子ドット1002と、これら量子ドット1002の周囲を覆う半導体層1003とを備える半導体人工分子が形成される。本実施例によれば、上述したように、マスクパターンを用いたエッチングで柱状構造1106を形成しているので、柱状構造1106(量子ドット1002)の配置および大きさが、容易に制御できる。
なお、エッチング方法としては、酸を使ったウエットエッチングおよび塩素などのガスを使ったドライエッチングのいずれにおいても、同様の構造が作製できた。また、量子ドットおよびこの周囲をおおう半導体層を構成する半導体としては、GaAs/AlGaAs、InAs/InGaAs、InAsP/InPなどの組み合わせがある。この半導体人工分子は、バンドギャップの狭い半導体からなる量子ドットをバンドギャップの広い半導体からなる半導体層で囲まれていればよい。また、上述では、2重量子井戸構造を形成したが、3重量子井戸構造、あるいはこれ以上の多重量子井戸構造を形成すれば、これらを上述同様にパターニングすることで、3個以上の量子ドットからなる半導体人工分子を形成することができる。
なお、上述では、基板1001の広い領域(全域)に、半導体層1003を形成するようにしたが、これに限るものではない。図11Bに示した柱状構造1106を形成した後、柱状構造1106の側方をAlGaAsで埋め込む時に、この埋め込みを途中で停止し、図12に示すように、側方の一部まで半導体層1013を形成して柱状の状態を維持するようにしてもよい。この場合でも、量子ドット1002は、半導体層1013内に完全に埋め込まれた構造となっている。このようにすることで、量子ドット1002が配置されている柱状構造の部分の径を、所望の値に制御することができる。
[実施例2]
次に、実施例2の半導体人工分子について、図13および図14A〜図14Dを用いて説明する。図13は実施例2における半導体人工分子の構成を模式的に示す断面図である。また、図14A〜図14Cは、実施例2における半導体人工分子の製造方法例を説明するための工程図である。この半導体人工分子は、GaAsからなる基板1301の上に、基板1301の平面の法線方向に離間して配置されたGaAsからなる2つの量子ドット1304と、これら量子ドット1304の間に配置されたAlGaAsからなる半導体層1303bとを備える。
また、基板1301の側の量子ドット1304は、AlGaAsからなる半導体層1303aの上に形成されている。また、基板1301からみてより上方の量子ドット1304の上には、AlGaAsからなる半導体層1303cが形成されている。また、半導体層1303cの上には、金粒子1302が配置されている。これらの半導体層1303a,量子ドット1304,半導体層1303b,量子ドット1304,半導体層1303cにより、柱状構造が形成され、いずれの層も同じ径に形成されている。
次に、製造方法について説明する。まず、図14Aに示すように、基板1301の上に径が30nm程度の金粒子1302を配置する。例えば、平均粒径が30nmの金粒子が分散された市販されている金コロイド液を、基板1301の上に塗布し、加熱して媒質を除去することで、基板1301の上に金粒子1302を配置することができる。
次に、MOCVD法により、As原料としてアルシン、Al原料としてトリメチルアルミニウム、Ga原料としてトリメチルガリウムを用い、基板温度を500℃とする。これにより、図14Bに示すように、金粒子1302の直下の基板1301上にAlGaAsが成長し、半導体層1303aが形成される。この成長方法によれば、金粒子1302が存在する箇所において、金の触媒効果により供給される原料(原料ガス)が選択的に分解する。この結果、金粒子1302と同径の柱状の半導体層1303aが成長する。半導体層1303aは、例えば、高さ100nm程度に形成すればよい。
以上のようにして、柱状の半導体層1303aを形成したら、トリメチルアルミニウムの供給を停止することで、金粒子1302の下の半導体層1303aの上に、GaAsを成長させ、図14Cに示すように、量子ドット1304を形成する。このGaAsの成長においても、金粒子1302が存在する箇所において、金の触媒効果により供給される原料(原料ガス)が選択的に分解する。この結果、金粒子1302と同径の柱状の量子ドット1304が形成されるようになる。量子ドット1304は、高さ(厚さ)2nm程度に形成すればよい。
次に、再びトリメチルアルミニウムの供給を開始し、上述した半導体層1303aと同様にすることで、図14Dに示すように、金粒子1302の下の量子ドット1304の上に、高さ12nm程度に半導体層1303bを形成する。また、引き続いて、トリメチルアルミニウムの供給を停止することで、金粒子1302の下の半導体層1303bの上に、GaAsを成長させ、高さ2nm程度の量子ドット1304を形成する。この後、トリメチルアルミニウムの供給を再開し、半導体層1303aと同様にすることで、金粒子1302の下の量子ドット1304の上に、高さ100nm程度に半導体層1303cを形成する。
以上に説明したように、金粒子1301を配置した箇所に、金粒子1301と同径の柱状構造とした半導体人工分子を形成することができる。このため、本実施例によれば、金粒子1301の径と配置とを制御することにより、形成箇所と大きさを制御して半導体人工分子を作製することができる。本実施例では、2個の量子ドット1304を形成する場合に対説明したが、AlGaAsの成長とGaAsの成長とのサイクル数をより増やせば、3個以上の量子ドットからなる半導体人工分子を作製できる。
なお、GaAsの結晶からなる基板1301の主面を(111)面としておくことで、各層を、基板1301の主面の法線方向に結晶成長させることができ、柱状構造を基板1301の平面の法線方向に直立した構造とすることができる。このようにすることで、基板1301の平面の法線方向に離間して2つの量子ドット1304を配置させることができる。
また、上述したように、金粒子1301の下に、半導体層1303a,量子ドット1304,半導体層1303b,量子ドット1304,半導体層1303cからなる柱状構造を形成した後、基板温度を600℃程度に上昇させてAlGaAsを成長させれば、図15の断面図に示すように、上記柱状構造の周囲を被覆する半導体層1305を形成することができる。基板温度を600℃程度とすることで、金粒子1301が存在しない箇所においても、原料ガスの分解が得られ、金粒子1301が存在しない領域にもAlGaAsが成長する。半導体層1305を形成することで、GaAsからなる量子ドット1304が、AlGaAsの層に埋め込まれた状態が得られる。
なお、上述では、1つの柱状構造を形成する例を示したが、これに限るものではなく、例えば、図16Aに示すように、量子ドット中の励起子のボーア半径の0.5倍〜5倍の距離離間して、基板1301の上に複数の柱状構造1311,1312,1313を形成することができる。
例えば、基板1301の上に、柱状構造を形成使用とする複数の箇所に、30nm程度の径の開口を備えたマスクパターンを形成する。例えば、電子線露光を用いた公知のリソグラフィー技術により、上記マスクパターンを形成すればよい。次いで、このマスクパターンの上に、層厚30nm程度の金層を形成する。例えば、真空蒸着法により金層を形成することができる。この後、上記マスクパターンをリフトオフ(除去)すれば、図16Bに示すように、所望とする間隔で、径が30nm程度の金パターンからなる複数の金粒子1302が形成できる。
この後、前述同様に、各金粒子1302の下に、半導体層1303a,量子ドット1304,半導体層1303b,量子ドット1304,半導体層1303cからなる柱状構造を形成すればよい。各柱状構造は、量子ドット中の励起子のボーア半径の0.5倍〜5倍の距離内に配置されているので、基板1301の上に、縦方向に加えて横方向にも各量子ドットが結合した半導体人工分子を形成することができる。
[半導体発光素子]
次に、上述した半導体人工分子による半導体発光素子について説明する。図17は、本発明の実施の形態における半導体発光素子の構成を模式的に示す断面図である。この半導体発光素子は、n型のGaAsからなる基板1701の上に、基板1701の法線方向に離間して配置されたGaAsからなる2つの量子ドット1704a,1704bと、これら量子ドット1704a,1704bの間に配置され、アンドープのAlGaAsからなる半導体層1705とを備える。
また、基板1701の側の1704aは、アンドープのAlGaAsからなる半導体層1703の上に形成されている。また、基板1701からみてより上方の量子ドット1704bの上には、アンドープのAlGaAsからなる半導体層1706が形成されている。また、半導体層1703の下の基板1701の上には、n型のAlGaAsからなるn型半導体層1702が形成されている。また、半導体層1706の上には、p型のAlGaAsからなるp型半導体層1707が形成されている。また、p型半導体層1707の上には、金粒子1708が配置されている。
これらの、n型半導体層1702,半導体層1703,量子ドット1704a,半導体層1705,量子ドット1704b,半導体層1706,およびp型半導体層1707により、柱状構造が形成され、いずれの層も、金粒子1708と同じ径(例えば30nm)に形成されている。これらの構造は、前述と同様であり、金粒子1708を用いた選択成長により形成することができる。
また、この半導体発光素子は、上述した柱状構造の側部を覆うポリイミドからなる絶縁部1709を備える。また、絶縁部1709の上には、p型半導体層1707に接続するAuからなる電極1710が形成されている。また、基板基板1701の裏面には、AuGeNiからなる電極1711が形成されている。
上述の構成とした半導体発光素子によれば、電極1710と電極1711とに直流電源を接続して電流を注入すると、量子ドット1704a,半導体層1705,および量子ドット1704bよりなる半導体人工分子による活性層からの発光(波長0.8〜0.9μm程度)が得られ、発光ダイオードとして動作した。
次に、上述した半導体人工分子による他の半導体発光素子について説明する。図18は、本発明の実施の形態における他の半導体発光素子の構成を模式的に示す断面図である。この半導体発光素子は、n型のGaAsからなる基板1801の上に、基板1801の法線方向に離間して配置されたGaAsからなる2つの量子ドット1804a,1804bと、これら量子ドット1804a,1804bの間に配置され、アンドープのAlGaAsからなる半導体層1805とを備える。
また、基板1801の側の1804aは、アンドープのAlGaAsからなる半導体層1803の上に形成されている。また、基板1801からみてより上方の量子ドット1804bの上には、アンドープのAlGaAsからなる半導体層1806が形成されている。また、半導体層1803の下の基板1801の上には、n型のAlAs層とn型のAlGaAs層との周期構造(Distributed Bragg Reflectror:DBR)からなるn側反射部1802が形成されている。また、半導体層1806の上には、p型のAlAs層とp型のAlGaAs層との周期構造(DBR)からなるp側反射部1807が形成されている。また、p側反射部1807の上には、金粒子1808が配置されている。
これらの、n側反射部1802,半導体層1803,量子ドット1804a,半導体層1805,量子ドット1804b,半導体層1806,およびp側反射部1807により、柱状構造が形成され、いずれの層も、金粒子1808と同じ径(例えば30nm)に形成されている。これらの構造は、前述と同様であり、金粒子1808を用いた選択成長により形成することができる。
また、この半導体発光素子は、上述した柱状構造の側部を覆うポリイミドからなる絶縁部1809を備える。また、絶縁部1809の上には、p側反射部1807に接続するAuからなる電極1810が形成されている。また、基板基板1801の裏面には、AuGeNiからなる電極1811が形成されている。
この半導体発光素子は、量子ドット1804a,半導体層1805,および量子ドット1804bよりなる半導体人工分子による活性層が、n側反射部1802とp側反射部1807とによる共振器構造に挟まれた半導体レーザである。上述の構成とした半導体発光素子によれば、電極1810と電極1811とに直流電源を接続して電流を注入すると、レーザ発振光が観測できた。
なお、上述では、量子ドットを構成する第1半導体および量子ドットの間に配置される半導体層を構成する第2半導体を、化合物半導体から構成したが、これに限るものではない。第1半導体と第2半導体とのエネルギーギャップが異なっていればよい。また、上述した半導体発光素子では、基板の側をn型としたが、これに限るものではなく、基板の側をp型としてもよいことはいうまでもない。
本発明では、量子ドットより構成し、配置や大きさを制御した半導体人工分子を形成し、また、この半導体人工分子を用いて半導体発光素子を形成しているので、例えば、半導体発光素子の特性を設計することを可能になる。これは、光通信、光装飾の分野での応用が期待できる。
101…量子ドット、102…半導体層。

Claims (8)

  1. 第1半導体からなる各々離間して配置された複数の量子ドットと、
    これら量子ドットの間に配置された第2半導体からなる半導体層と
    を少なくとも備え、
    前記第1半導体と前記第2半導体とはエネルギーギャップが異なり、
    各々の前記量子ドットは、前記第1半導体中の励起子のボーア半径の0.5倍〜5倍の範囲で離間している
    ことを特徴とする半導体人工分子。
  2. 請求項1記載の半導体人工分子において、
    各々の前記量子ドットは、前記第1半導体中の励起子のボーア半径の1倍〜5倍の範囲で離間している
    ことを特徴とする半導体人工分子。
  3. 請求項1または2記載の半導体人工分子において、
    前記量子ドットは、前記第2半導体からなる層を介して基板の上に形成されている
    ことを特徴とする半導体人工分子。
  4. 請求項3記載の半導体人工分子において、
    前記量子ドットの各々は、基板の上に前記半導体層を介して積層されている
    ことを特徴とする半導体人工分子。
  5. 請求項4記載の半導体人工分子において、
    前記量子ドットは、柱状の領域に積層されていることを特徴とする半導体人工分子
  6. 請求項5記載の半導体人工分子において、
    前記柱状の領域の径は、前記量子ドットの大きさ以上とされ、前記第1半導体のエネルギーギャップに相当する光波長の半分以下とされている
    ことを特徴とする半導体人工分子
  7. 請求項5または6記載の半導体人工分子において、
    複数の前記柱状の領域を備えることを特徴とする半導体人工分子
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体人工分子を活性層としたことを特徴とする半導体発光素子。
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