JP2010282363A - 誤送信防止装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】端末100から受けたメールを送信遅延時間の経過後に送信することにより、メールの誤送信を防止するための誤送信防止装置200であって、端末から受けたメールのアドレス情報、タイトル及びメール本文を含むメール情報を格納するメール情報格納部209と、メールのタイトル及びメール本文に基づいてメールの重要度を算出すると共に、メールのアドレス情報及びメール情報内の過去のアドレス情報に基づいて、誤送信のリスク度を算出する重要度/リスク度算出部205と、算出された重要度及びリスク度に基づいて、送信遅延時間を算出する送信遅延時間算出部206とを備えている。
【選択図】図2
Description
本発明の一つの局面によれば、メールのタイトル及びメール本文に基づいてメールの重要度を算出すると共に、メールのアドレス情報及びメール情報内の過去のアドレス情報に基づいて、誤送信のリスク度を算出し、算出された重要度及びリスク度に基づいて、送信遅延時間を算出するので、遅延時間後の送信により電子メールの誤送信を防止する際に、状況の変化に応じて遅延時間を動的に決定でき、信頼性を向上させることができる。
図1は本発明の第1の実施形態に係る誤送信防止装置を適用した誤送信防止システムの構成を示す模式図である。この誤送信防止システムは、n台の端末100−1〜100−nが誤送信防止装置200及び送信メールサーバ(SMTP(simple mail transfer protocol)サーバ)装置300を通してメールをインターネット400上の図示しない送信先端末に送信する構成となっている。ここで、n台の端末100−1〜100−nは、互いに同一構成であるので、任意の端末100を代表例として以下の説明を行う。また、誤送信防止装置200は、送信メールサーバ装置300内に配置してもよい。いずれにしても、送信者が端末100から送信したメールは、誤送信防止装置200を介して送信メールサーバ装置300からインターネット400上に送信されるものとする。
端末100は、送信者の操作により、Webブラウザ部101、または一般メーラ部102からメールを送信するものとする。Webブラウザ101からメールを送信する場合は、送信メールに対して重要さの度合い(例えば、高、中、低など)を設定できるものとする。但し、本実施形態では、一般メーラ部102からメールを送信するものとする。
処理制御部214は、判定結果が新規送信メールの場合、その送信メールを形態素解析部203に送出する。
処理制御部214は、ステップST20の判定結果が送信取消メールの場合、その送信メールを送信取消処理部208に送出する。
<メールの種別判定処理:ST20の詳細>
メール種別判定部207は、図9に示すように、処理制御部214からメール及びメールIDを取得する(ST21)。
ステップST25の後、メール種別判定部207は、処理を抜ける。
重要度/リスク度算出部205は、図10に示すように、処理制御部214から送信メールを取得する(ST51)。なお、この例では存在しないが、メールの重要さの度合いが存在する場合には、当該重要さの度合いをも取得する。
送信遅延時間算出部206は、図11に示すように、処理制御部214から、送信メールと、重要度/リスク度算出部205にて算出した「メールの重要度」と「送信のリスク度」を取得する(ST61)。
(但し、「メールの重要度×送信のリスク度」が100を超える場合はこの値を100に丸める。)なお、メール送信遅延時間を算出する手法は、これに限定されない。例えば、この計算式は、上限値と下限値との間において、メールの重要度と送信のリスク度の大きさに応じて上限値に近づける趣旨である。従って、同様な趣旨の計算式や数値テーブル等が適宜、使用可能となっている。
送信取消処理部208は、図12に示すように、処理制御部214から、送信取消メールを取得する(ST91)。
次に、本発明の第2の実施形態に係る誤送信防止装置について説明する。
本実施形態は、第1の実施形態における新規送信メールの場合の具体例であり、装置構成としては第1の実施形態と同様である。なお、以下の各実施形態も装置構成は第1の実施形態と同様である。
メール種別判定部207は、前述同様に、図9に示したようにステップST21,ST22を実行する。パラメタ設定部213で送信取消メールのタイトルパターンが「(取消)+メールのタイトル」の場合、ステップST22の判定において、送信メール1のタイトルがタイトルパターンに一致しない。
始めに、重要度算出処理の具体例を述べる。ここで、送信メール1は、次の(i1)〜(i3)のものとする。
(i2)送信時にメールの重要さの度合いは設定されていない。
(i3)本文に「社外秘」が1回出現している。
次に、リスク度算出処理の具体例を述べる。ここで、過去の送信メールは、次の(r1)〜(r4)のものとする。
<送信遅延時間算出処理の具体例>
ここで、送信者情報格納部211においては、送信者Aの端末100(アドレス:userA@XXX)の送信遅延時間の上限値として300秒、下限値として60秒が書き込まれているとする。なお、これらの値は一例である。
(但し、「メールの重要度×送信のリスク度」の値が100を超える場合はこの値を100に丸める)
このとき、送信遅延時間算出部206は、メール送信遅延時間の上限値300秒と下限値60秒、メールの重要度10点、送信のリスク度8点及び所定の計算式に基づいて、次に示すように送信メールのメール送信遅延時間を算出する。
しかる後、送信遅延時間算出部206は、メールの状態を「送信待ち」とし、現在日時にメール送信遅延時間175秒を加算して得られた日時を送信予定日時(例:2009/04/01 12:00:00)としてメール情報格納部209に格納する。これにより、メール情報格納部209のメール情報テーブルは図14に示すように更新される。
次に、本発明の第3の実施形態に係る誤送信防止装置について説明する。
本実施形態は、第2の実施形態における送信取消メールの場合の具体例である。以下、順次動作を説明する。
メール種別判定部207は、前述同様に、図9に示したようにステップST21,ST22を実行する。パラメタ設定部213で送信取消メールのタイトルパターンが「(取消)+メールのタイトル」の場合、ステップST22の判定において、送信メール2のタイトルがタイトルパターンに一致する。
送信取消処理部208は、この送信取消メールのタイトル「(取消)APIの仕様について」からタイトルパターン「(取消)」を除いた文字列「APIの仕様について」と一致し、送信取消メールと送信元「userA@XXX」が等しい最新のメールをメール情報格納部209から検索する(ST92)。
次に、本発明の第4の実施形態に係る誤送信防止装置について説明する。
本実施形態は、第3の実施形態の後の再送メールの場合の具体例である。以下、順次動作を説明する。
メール種別判定部207は、前述同様に、図9に示したようにステップST21,ST22を実行する。パラメタ設定部213で送信取消メールのタイトルパターンが「(取消)+メールのタイトル」の場合、ステップST22の判定において、送信メール3のタイトルがタイトルパターンに一致しない。
次に、本発明の第5の実施形態に係る誤送信防止装置について説明する。
次に、本発明の第6の実施形態に係る誤送信防止装置について説明する。
次に、本発明の第7の実施形態に係る誤送信防止装置について説明する。
本実施形態は、第6の実施形態後の再送メールの場合の具体例である。以下、順次動作を説明する。
Claims (7)
- 端末から受けたメールを送信遅延時間の経過後に送信することにより、前記メールの誤送信を防止するための誤送信防止装置であって、
前記端末から受けたメールのアドレス情報、タイトル及びメール本文を含むメール情報を格納するメール情報格納手段と、
前記メールのタイトル及びメール本文に基づいて、前記メールの重要度を算出する重要度算出手段と、
前記メールのアドレス情報及び前記メール情報内の過去のアドレス情報に基づいて、前記誤送信のリスク度を算出するリスク度算出手段と、
前記重要度及び前記リスク度に基づいて、前記送信遅延時間を算出する送信遅延時間算出手段と、
を備えたことを特徴とする誤送信防止装置。 - 請求項1に記載の誤送信防止装置において、
前記タイトル及びメール本文を解析して単語統計情報を生成する単語統計情報解析手段を更に備えており、
前記メール情報内の過去のメール情報は、前記重要度算出手段により算出されたメールの重要度を更に含んでおり、
前記重要度算出手段は、
[i1]前記端末から受けたメールのタイトル及びメール本文と、前記過去のメール情報のうち、メールの重要度がしきい値を超えたメール情報内のタイトル及びメール本文との類似度を前記単語統計情報に基づいて計算し、前記類似度から得られる第1部分重要度と、
[i2]前記端末から受けたメールに送信時設定重要度合いが設定済みの場合に前記送信時設定重要度合いから得られる第2部分重要度と、
[i3]前記端末から受けたメールのタイトル及びメール本文に予め指定された重要キーワードが出現する回数または割合から得られる第3部分重要度とのうち、
少なくとも1つ以上の部分重要度に基づいて、前記メールの重要度を算出する重要度算出部と、
算出した重要度を前記メール情報に書き込む手段と、
を備えたことを特徴とする誤送信防止装置。 - 請求項1に記載の誤送信防止装置において、
前記リスク度算出手段は、
[r1]前記メールのアドレス情報と、前記過去のアドレス情報とが一致したメールの数又は割合から得られる第1部分リスク度と、
[r2]前記メールのアドレス情報内の送信元アドレスと、前記過去のアドレス情報内の送信元アドレスとが一致したメールのうち、前記重要度算出手段により算出された重要度がしきい値を越えるメールの数又は割合から得られる第2部分リスク度と、
[r3]前記メールのアドレス情報内の送信元アドレスと、前記過去のアドレス情報内の送信元アドレスとが一致したメールのうち、送信の取消を実行した回数から得られる第3部分リスク度と、
[r4]前記メール情報のうちの送信取消前の送信先アドレスと取消後の送信先アドレスが異なっていて前記送信取消前の送信先アドレス又は取消後の送信先アドレスと、前記メールの送信先アドレスとが一致したメールの数又は割合から得られる第4部分リスク度とのうち、
少なくとも1つ以上の部分リスク度に基づいて、前記誤送信のリスク度を算出するリスク度算出部を備えたことを特徴とする誤送信防止装置。 - 請求項1に記載の誤送信防止装置において、
前記アドレス情報のうちの送信元アドレスに該当する送信者アドレス毎に、前記送信遅延時間の上限値及び下限値を格納する送信者情報格納手段を更に備えており、
前記送信遅延時間算出手段は、前記重要度及び前記リスク度の大きさに応じて前記下限値から前記上限値に近づけるように、前記送信遅延時間を算出することを特徴とするメール誤送信防止装置。 - 請求項1に記載の誤送信防止装置において、
前記送信遅延時間の経過前に、前記メールに対する送信取消メールを受けた場合、当該メールの送信を取り消すと共に、前記送信取消メールによって取り消されたメールの送信取消情報を前記メール情報に書き込む送信取消処理手段を更に備えたことを特徴とする誤送信防止装置。 - 請求項5に記載の誤送信防止装置において、
前記送信取消情報が書き込まれたメール情報を示す誤送信メールIDと、前記誤送信メールIDのメールに対して再送したメール情報を示す再送メールIDとを関連付けて格納するための再送履歴格納手段と、
前記送信取消情報がメール情報に書き込まれたとき、当該メール情報を示す誤送信メールIDを前記再送履歴格納手段に書き込む誤送信メールID書込手段と、
前記端末から受けたメールの送信元アドレス及びタイトルに基づいて、前記送信取消情報が書き込まれたメール情報のうち、当該送信元アドレス及びタイトルと一致する送信元アドレス及びタイトルをもつメール情報を検索し、当該一致するメール情報がある場合には、前記端末から受けたメールの種別を再送メールと判定するメール種別判定手段と、
前記検索により得られたメール情報を示す誤送信メールIDに関連付けて、前記再送メールのメール情報を示す再送メールIDを前記再送履歴格納手段に書き込む再送メールID書込手段と、
を備えたことを特徴とする誤送信防止装置。 - 端末から受けたメールを送信遅延時間の経過後に送信することにより、前記メールの誤送信を防止するための誤送信防止装置に用いられるプログラムであって、
前記誤送信防止装置を、
前記端末から受けたメールのアドレス情報、タイトル及びメール本文を含むメール情報を前記誤送信防止装置のメール情報格納手段に書き込む手段、
前記メールのタイトル及びメール本文に基づいて、前記メールの重要度を算出する重要度算出手段、
前記メールのアドレス情報及び前記メール情報内の過去のアドレス情報に基づいて、前記誤送信のリスク度を算出するリスク度算出手段、
前記重要度及び前記リスク度に基づいて、前記送信遅延時間を算出する送信遅延時間算出手段、
として機能させるためのプログラム。
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