JP2010282039A - 望遠レンズ付きカメラ支持装置 - Google Patents

Abstract

【課題】撮影の準備や運搬作業の簡略化を図ると共に、撮影者が満足する写真を容易に撮影することのできる望遠レンズ付きカメラ支持装置を提供する。
【解決手段】望遠レンズ付きカメラ支持装置１０は、三脚１３の雲台１４に装着される固定ベース１５と、固定ベース１５に対して前後方向に移動可能な可動ベース１６とを備え、可動ベース１６は、望遠レンズ１１を前後の位置で支持する第１レンズ支持部２５及び第２レンズ支持部３０と、カメラ１２を支持するカメラ支持ブラケット３４とが装着可能なように構成されている。
【選択図】図１

Description

本発明は、望遠レンズを備えたカメラを支持するための望遠レンズ付きカメラ支持装置に関するものである。

一般に、望遠レンズを装着したカメラを三脚にセットして被写体を撮影する場合、望遠レンズが前方に延出していると共にかなりの重量を有するため、カメラブレのない写真を撮るのは極めて困難であった。

そこで、従来、望遠レンズを装着したカメラで被写体を撮影する際には、三脚を前後に２台立て、一方の三脚でカメラを固定し、他方の三脚で望遠レンズを支持したりして行っていた（公知・公用の従来技術に基づき発明したため、出願人は本発明に関連する先行技術文献を知らない）。

しかしながら、上記した従来の方法では、撮影場所に２台の三脚を持ち運んでセットする必要があるため、撮影の準備や運搬作業に非常に手間及び労力を要するといった問題があった。

また、２台の三脚の高さや角度を精度よく調整することが難しいため、撮影者が満足する写真をなかなか撮影することができないといった問題もあった。

本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、撮影の準備や運搬作業の簡略化を図ると共に、撮影者が満足する写真を容易に撮影することのできる望遠レンズ付きカメラ支持装置を提供することを目的とするものである。

上記した目的を達成するため、本発明は、望遠レンズを備えたカメラを支持するための望遠レンズ付きカメラ支持装置であって、三脚の雲台に装着される固定ベースと、該固定ベースに対して前後方向に移動可能な可動ベースとを備え、該可動ベースは、前記望遠レンズを前後の位置で支持する第１レンズ支持部及び第２レンズ支持部と、前記カメラを支持するカメラ支持ブラケットとが装着可能なように構成されていることを特徴とする。

そして、本発明に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置において、前記可動ベースは、前記第１レンズ支持部と前記第２レンズ支持部のうちの少なくともいずれか一方のレンズ支持部の装着位置を前後方向に移動可能なように構成されているのが好ましい。

また、本発明に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置において、前記カメラ支持ブラケットは、前記カメラの装着位置を前後方向に移動可能なように構成されているのが好ましいい。

さらに、本発明に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置において、前記カメラ支持ブラケットは、前記カメラの装着位置を上下方向に移動可能なように構成されているのが好ましい。

さらにまた、本発明に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置において、前記カメラ支持ブラケットは、前記カメラの装着位置を鉛直方向に回転可能なように構成されているのが好ましい。

本発明によれば、撮影の準備や運搬作業の簡略化を図ることができると共に、撮影者が満足する写真を容易に撮影することができる等、種々の優れた効果を得ることができる。

本発明の第１の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す側面図である。 本発明の第１の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す背面図である。 本発明の第２の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す側面図である。 本発明の第３の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す側面図である。 本発明の第３の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す背面図である。 本発明の第４の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す側面図である。 本発明の第５の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す側面図である。

以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。

先ず、図１及び図２を参照しつつ、本発明の第１の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置について説明する。ここで、図１は本発明の第１の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す側面図、図２は同実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す背面図である。

本実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置１０は、望遠レンズ１１を備えたカメラ１２を支持するためのものであり、三脚１３の雲台１４に装着される金属製の固定ベース１５と、固定ベース１５に対して前後方向に移動可能な金属製の可動ベース１６とを備えて構成されている。

固定ベース１５は、前後水平方向に延びる平板部材１７と、平板部材１７の左右両縁部に沿って形成された側壁１８，１９とを備えて構成されており、両側壁１８，１９の間に形成された溝部２０に沿って可動ベース１６が前後方向にスライド可能となっている。

平板部材１７には、前後水平方向に沿って所定間隔で複数（図示では５個）の取付縦孔２１が穿設されており、取付縦孔２１のいずれか２箇所に下方からネジ２２を螺合することにより固定ベース１５が雲台１４の所定位置に締結される。

一方の側壁１８には外側に向かって付勢された係合解除操作部２３が取り付けられており、常時は係合解除操作部２３が一方の側壁１８から外側に突出し、係合解除操作部２３から溝部２０に向かって突出する係止部（図示省略）が可動ベース１６の被係止部（図示省略）に係止することにより可動ベース１６が固定ベース１５から脱落するのを防止する。一方、係合解除操作部２３を押圧した状態で可動ベース１６を後方に引くと、前記係止部と可動ベース１６の被係止部との係止状態が解除され、可動ベース１６を固定ベース１５から分離させることができるようになる。

また、他方の側壁１９には、外側に向かって付勢された可動ベース固定片（図示省略）と、該可動ベース固定片を貫通して平板部材１７に螺合する固定操作部２４とが取り付けられている。そして、固定操作部２４を所定方向に回転させると、前記可動ベース固定片が内側に移動して可動ベース１６に当接し、可動ベース１６が固定ベース１５の所要位置に固定される。

可動ベース１６は、前後水平方向に延びる平板状を成し、その前端部には望遠レンズ１１を前方の第１位置で支持する第１レンズ支持部２５が立設されている。第１レンズ支持部２５の上端にはクッション材２６及びベルト２７が取り付けられ、望遠レンズ１１の前方部分は、クッション材２６に載置された上でベルト２７に巻き付けられることにより第１レンズ支持部２５に固定される。

また、可動ベース１６の略中央部には、前後方向に沿って長孔２８が穿設されており、該長孔２８に下方からネジ２９を挿通し、前記第１位置より後方の第２位置で望遠レンズ１１を支持する第２レンズ支持部３０にネジ２９が螺合することにより第２レンズ支持部３０が可動ベース１６上の所望位置に固定される。なお、この場合、第２レンズ支持部３０は望遠レンズ１１の付属品であるが、望遠レンズ１１に付属されていない場合には別個に用意する。

さらに、可動ベース１６の後端部には支持台３１が立設されており、この支持台３１には複数（図示では３個）の取付横孔３２が穿設されており、いずれかの取付横孔３２に後方からネジ３３を螺合することによりカメラ１２を支持するカメラ支持ブラケット３４が装着される。

カメラ支持ブラケット３４は、支持台３１の後面に沿って側方に延出する側方位置調整板３５と、側方位置調整板３５の先端部上部に固定されて後方水平方向に延出する前後位置調整板３６と、前後位置調整板３６上に固定されて上方鉛直方向に延出する上下位置調整板３７とを備えて構成されている。

側方位置調整板３５には側方に沿って長孔３８が穿設されており、この長孔３８の所望位置に後方からネジ３３を挿通し、支持台３１にネジ３３を螺合させることによりカメラ支持ブラケット３４が側方所望位置に固定される。

また、前後位置調整板３６には、前後方向に沿って穿設された長孔３９と、長孔３９に沿ってスライド可能な締結具４０とが設けられ、前後位置調整板３６上に上下位置調整板３７を載置して締結具４０で締め付けることにより上下位置調整板３７は前後位置調整板３６上の所望位置に固定される。

さらに上下位置調整板３７には、上下方向に沿って長孔４１が穿設されており、この長孔４１に側方からネジ４２を挿通し、カメラ１２にネジ４２が螺合することによりカメラ１２が所望高さに固定される。

次に、図３を参照しつつ、本発明の第２の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置について説明する。ここで、図３は本発明の第２の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す側面図である。なお、説明の簡略化のため、上記した第１の実施の形態と同様の構成については、図３中、図１及び２と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。

本実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置５０において、上記した第１の実施の形態の場合と異なるのは、支持台３１に固定されるカメラ支持ブラケット５１であり、このカメラ支持ブラケット５１は、支持台３１の後面に沿って形成されるブラケット固定板５２と、ブラケット固定板５２の一端部から後方水平方向に延出するカメラ固定板５３とを備えて構成されている。

ブラケット固定板５２には上下方向に長孔（図示省略）が穿設されており、この長孔の所望位置に後方からネジ５４を挿通し、支持台３１にネジ５４を螺合させることによりカメラ支持ブラケット５１が支持台３１に固定される。

また、カメラ固定板５３には、前後方向に沿って穿設された長孔５５と、長孔５５に沿ってスライド可能な締結具５６とが設けられ、カメラ固定板５３上にカメラ１２を載置して締結具５６で締め付けることによりカメラ１２はカメラ固定板５３上の所望位置に固定される。この時、カメラ１２と望遠レンズ１１との間にテレコンバータを挿入する場合には、図６中に二点鎖線で示すように、カメラ１２を後方に移動させた位置でカメラ固定板５３に固定する。

次に、図４及び図５を参照しつつ、本発明の第３の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置について説明する。ここで、図４は本発明の第３の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す側面図、図５は同実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す背面図である。なお、説明の簡略化のため、上記した第１の実施の形態と同様の構成については、図４及び図５中、図１及び２と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。

本実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置６０は、上記した第１の実施の形態と同様の固定ベース１５と、固定ベース１５に対して前後方向に移動可能な金属製の可動ベース６１とを備えて構成されている。

可動ベース６１は、前後水平方向に延びる平板状を成し、その前端部には前後方向に沿って長孔６２が穿設されており、該長孔６２に下方からコインロック式ネジ６３を挿通し、望遠レンズ１１を前方の第１位置で支持する第１レンズ支持部６４にコインロック式ネジ６３が螺合することにより第１レンズ支持部６４が可動ベース６１上の所望位置に固定される。

第１レンズ支持部６４の上部にはベルト６５が取り付けられていると共に、２個の回転可能なウレタンモールドベアリング６６が並設されており、望遠レンズ１１の前方部分は、そのベアリング６６に載置された上でベルト６５に巻き付けられることにより第１レンズ支持部６４に固定される。なお、望遠レンズ１１の搬送時、第１レンズ支持部６４はコインロック式ネジ６３を緩めることにより可動ベース６１から取り外され、望遠レンズ１１の前方部分にレンズフードが格納される（図４の二点鎖線参照）。

また、可動ベース６１の略中央部には、前後方向に沿って長孔６６が穿設されており、該長孔６６に下方からネジ６７を挿通し、前記第１位置より後方の第２位置で望遠レンズ１１を支持する第２レンズ支持部３０にネジ６７が螺合することにより第２レンズ支持部３０が可動ベース６１上の所望位置に固定される。

さらに、可動ベース６１の後端部には支持台６８が立設されており、この支持台６８に後方から締結具６９を螺合することによりガイド板７０が固定されている。ガイド板７０は、略１／４円弧形状を成し、この形状に沿ってガイド孔７１が穿設され、ガイド孔７１は少なくとも９０°（図５では９０°の両側に２０°の遊び角）の内角を有している。

カメラ支持ブラケット７２は、ガイド板７０の後面に沿って形成されるブラケット固定板７３と、ブラケット固定板７３の一端部から後方に延出するカメラ固定板７４とを備えて構成されている。

ブラケット固定板７３には、長孔７５が穿設されており、この長孔７５に沿って締結具７９の先端部７６がスライド可能となっており、前方からガイド孔７１を挿通した締結具７９を締め付けることによりカメラ支持ブラケット７２はガイド孔７１に沿って鉛直方向に所望角度回転した位置に固定される。

カメラ固定板７４には、前後方向に沿って穿設された長孔７７と、長孔７７に沿ってスライド可能な締結具７８とが設けられ、カメラ固定板７４上にカメラ１２を載置して締結具７８で締め付けることによりカメラ１２はカメラ固定板７４の所望位置に固定される。この時、カメラ１２と望遠レンズ１１との間にテレコンバータを挿入する場合には、図４
中に二点鎖線で示すように、カメラ１２を後方に移動させた位置でブラケット固定板７４に固定する。

なお、上記した第３の実施の形態において、カメラ支持ブラケット７２は、支持台６８を介して可動ベース６１に固定されるようになっているが、支持台６８を省略して可動ベース６１にガイド板７０が直接固定されるように構成してもよい。

次に、図６を参照しつつ、本発明の第４の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置について説明する。ここで、図６は本発明の第４の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す側面図である。なお、説明の簡略化のため、上記した第１の実施の形態と同様の構成については、図６中、図１及び２と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。

本実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置８０は、上記した第１〜第３の実施の形態の望遠レンズ１１と異なるタイプの望遠レンズ８１を備えたカメラ８２を支持するためのものであり、上記した第１の実施の形態と同様の固定ベース１５と、固定ベース１５に対して前後方向に移動可能な金属製の可動ベース８３とを備えて構成されている。

可動ベース８３は、前後水平方向に延びる平板状を成し、その前端部には望遠レンズ８１を前方の第１位置で支持する第１レンズ支持部８４が立設されている。なお、この場合、第１レンズ支持部８４は望遠レンズ８１の付属品であるが、望遠レンズ８１に付属されていない場合には別個に用意する。

また、可動ベース８３の後端部には支持台８５が立設されており、この支持台８５には複数（図示では２個）の取付凹部８６が穿設されており、いずれかの取付凹部８６に後方からネジ８７を螺合することによりカメラ８２を支持するカメラ支持ブラケット８８が装着される。

カメラ支持ブラケット８８は、支持台８５の後面に沿って形成されるブラケット固定板８９と、ブラケット固定板８９の一端部から後方水平方向に延出するカメラ固定板９０とを備えて構成されている。

ブラケット固定板８９には上下方向に長孔（図示省略）が穿設されており、この長孔の所望位置に後方からネジ８７を挿通し、支持台８５にネジ８７を螺合させることによりカメラ支持ブラケット８８が支持台８５に固定される。この時、カメラ８２が大型の場合には、図６中に実線で示すように、カメラ固定板９０を下方側に向けた状態でブラケット固定板８９を固定し、カメラ８２が中型の場合には、図６中に二点鎖線で示すように、カメラ固定板９０を上方側に向けた状態でブラケット固定板８９を固定する。

また、カメラ固定板９０には、前後方向に沿って穿設された長孔９２と、長孔９２に沿ってスライド可能な締結具９３とが設けられ、カメラ固定板９０上にカメラ８２を載置して締結具９３で締め付けることによりカメラ８２はカメラ固定板９０上の所望位置に固定される。この時、カメラ８２と望遠レンズ８１との間にテレコンバータを挿入する場合には、図６中に二点鎖線で示すように、カメラ８２を後方に移動させた位置でカメラ固定板９０に固定する。

次に、図７を参照しつつ、本発明の第５の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置について説明する。ここで、図７は本発明の第５の実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置を示す側面図である。なお、説明の簡略化のため、上記した第１の実施の形態と同様の構成については、図７中、図１及び２と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。

本実施の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置１００は、上記した第１〜第３の実施の形態の望遠レンズ１１及び第４の実施の形態の望遠レンズ８１と異なるタイプの望遠レンズ１０１を備えたカメラ１０２を支持するためのものであり、上記した第１の実施の形態と同様の固定ベース１５と、固定ベース１５に対して前後方向に移動可能な金属製の可動ベース１０３とを備えて構成されている。

可動ベース１０３は、前後水平方向に延びる平板状を成し、その前端部には望遠レンズ１０１を前方の第１位置で支持する第１レンズ支持部１０４が立設されている。第１レンズ支持部１０４の上端にはクッション材１０５及びベルト１０６が取り付けられ、望遠レンズ１０１の前方部分は、クッション材１０５に載置された上でベルト１０６に巻き付けられることにより第１レンズ支持部１０４に固定される。

また、可動ベース１０３の略中央部には、前後方向に沿って長孔（図示省略）が穿設されており、該長孔に下方からネジ（図示省略）を挿通し、前記第１位置より後方の第２位置で望遠レンズ１０１を支持する第２レンズ支持部１０７にネジが螺合することにより第２レンズ支持部１０７が可動ベース１０３上の所望位置に固定される。なお、この場合、第２レンズ支持部１０７は望遠レンズ１０１の付属品であるが、望遠レンズ１０１に付属されていない場合には別個に用意する。

さらに、可動ベース１０３の後端部には支持台１０８が立設されており、この支持台１０８には複数（図示では２個）の取付凹部１０９が穿設されており、いずれかの取付凹部１０９に後方からネジ１１０を螺合することによりカメラ１０２を支持するカメラ支持ブラケット１１１が装着される。

カメラ支持ブラケット１１１は、支持台１０８の後面に沿って形成されるブラケット固定板１１２と、ブラケット固定板１１２の一端部から後方水平方向に延出するカメラ固定板１１３とを備えて構成されている。

ブラケット固定板１１２には上下方向に長孔（図示省略）が穿設されており、この長孔の所望位置に後方からネジ１１０を挿通し、支持台１０８にネジ１１０を螺合させることによりカメラ支持ブラケット１１１が支持台１０８に固定される。この時、カメラ１０２が大型の場合には、図７中に実線で示すように、カメラ固定板１１３を下方側に向けた状態でブラケット固定板１１２を固定し、カメラ１０２が中型の場合には、図７中に二点鎖線で示すように、カメラ固定板１１３を上方側に向けた状態でブラケット固定板１１２を固定する。

また、カメラ固定板１１３には、前後方向に沿って穿設された長孔１１４と、長孔１１４に沿ってスライド可能な締結具１１５とが設けられ、カメラ固定板１１３上にカメラ１０２を載置して締結具１１５で締め付けることによりカメラ１０２はカメラ固定板１１３上の所望位置に固定される。この時、カメラ１０２と望遠レンズ１０１との間にテレコンバータを挿入する場合には、図７中に二点鎖線で示すように、カメラ１０２を後方に移動させた位置でカメラ固定板１１３に固定する。

このように上記した本発明の第１〜第５の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置１０，５０，６０，８０，１００によれば、三脚１３を複数台設置することなく、望遠レンズ１１，８１，１０１を前後２箇所で支持すると共にカメラ１２，８２，１０２自体を支持することができる。したがって、望遠レンズ付きカメラ１２，８２，１０２を容易且つ安定性よく支持することができ、撮影の準備や運搬作業の簡略化を図ると共に、撮影者は満足する写真を容易に撮影することができる。

また、本発明の第１の形態に係る望遠レンズ付きカメラ支持装置１０，５０，６０，８０，１００は、望遠レンズ１１，８１，１０１の長さや種類及びカメラ１２の大きさや種類等に応じて、望遠レンズ１１，８１，１０１やカメラ１２，８２，１０２の支持位置を前後方向、側方及び上下方向に任意に調整可能であるため、被写体に応じて、望遠レンズ１１，８１，１０１やカメラ１２，８２，１０２の種類を取り替えたり、テレコンバータを挿入したりすることができ、使用勝手を高めることができる。

１０ 望遠レンズ付きカメラ支持装置
１１ 望遠レンズ
１２ カメラ
１３ 三脚
１４ 雲台
１５ 固定ベース
１６ 可動ベース
２５ 第１レンズ支持部
３０ 第２レンズ支持部
３４ カメラ支持ブラケット
５０ 望遠レンズ付きカメラ支持装置
５１ カメラ支持ブラケット
６０ 望遠レンズ付きカメラ支持装置
６１ 可動ベース
６４ 第１レンズ支持部
７２ カメラ支持ブラケット
８０ 望遠レンズ付きカメラ支持装置
８１ 望遠レンズ
８２ カメラ
８３ 可動ベース
８４ 第１レンズ支持部
８５ 支持台
８８ カメラ支持ブラケット
１００ 望遠レンズ付きカメラ支持装置
１０１ 望遠レンズ
１０２ カメラ
１０３ 可動ベース
１０４ 第１レンズ支持部
１０７ 第２レンズ支持部
１１１ カメラ支持ブラケット

Claims (5)

1. 望遠レンズを備えたカメラを支持するための望遠レンズ付きカメラ支持装置であって、
   三脚の雲台に装着される固定ベースと、
   該固定ベースに対して前後方向に移動可能な可動ベースと、
   を備え、該可動ベースは、前記望遠レンズを前後の位置で支持する第１レンズ支持部及び第２レンズ支持部と、前記カメラを支持するカメラ支持ブラケットとが装着可能なように構成されていることを特徴とする望遠レンズ付きカメラ支持装置。
2. 前記可動ベースは、前記第１レンズ支持部と前記第２レンズ支持部のうちの少なくともいずれか一方のレンズ支持部の装着位置を前後方向に移動可能なように構成されている請求項１に記載の望遠レンズ付きカメラ支持装置。
3. 前記カメラ支持ブラケットは、前記カメラの装着位置を前後方向に移動可能なように構成されている請求項１又は２に記載の望遠レンズ付きカメラ支持装置。
4. 前記カメラ支持ブラケットは、前記カメラの装着位置を上下方向に移動可能なように構成されている請求項１〜３のいずれか１の請求項に記載の望遠レンズ付きカメラ支持装置。
5. 前記カメラ支持ブラケットは、前記カメラの装着位置を鉛直方向に回転可能なように構成されている請求項１〜４のいずれか１の請求項に記載の望遠レンズ付きカメラ支持装置。
   
   

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