JP2011150263A - 映画撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタル一眼レフカメラの動画撮影は、レンズ、レンズマウント、カメラ姿勢制御手段に問題があり、画面ぶれ、光軸ずれ、カメラ方向のずれなどを生じ、高品質な映画を撮ることができない。
【解決手段】カメラ本体5にPLレンズマウント14を固定し、カメラ本体5をカメラ固定板19の上にカメラ固定用ねじ22で固定し、PLレンズマウント14の取付リング部9の外周下部7とカメラ固定板19の隙間にマウント支持固定用スペーサ20を入れ、該マウント支持固定用スペーサ20を介して取付リング部9をカメラ固定板19にねじ止めしたことを特徴とする。二ねじカメラ固定方式のカメラ姿勢制御手段1の2個のねじで2個のカメラ固定板固定用ねじ穴18をねじ止めすることによりカメラ姿勢制御手段1に装着することができる。
カメラ固定板19をカメラ固定板固定台26の上に2箇所でねじ止めして、カメラ本体5の高さを所定の高さにすることができる。
【選択図】図11
【解決手段】カメラ本体5にPLレンズマウント14を固定し、カメラ本体5をカメラ固定板19の上にカメラ固定用ねじ22で固定し、PLレンズマウント14の取付リング部9の外周下部7とカメラ固定板19の隙間にマウント支持固定用スペーサ20を入れ、該マウント支持固定用スペーサ20を介して取付リング部9をカメラ固定板19にねじ止めしたことを特徴とする。二ねじカメラ固定方式のカメラ姿勢制御手段1の2個のねじで2個のカメラ固定板固定用ねじ穴18をねじ止めすることによりカメラ姿勢制御手段1に装着することができる。
カメラ固定板19をカメラ固定板固定台26の上に2箇所でねじ止めして、カメラ本体5の高さを所定の高さにすることができる。
【選択図】図11
Description
本発明は、デジタル一眼レフカメラを用いて、テレビCMやミュージッククリップや劇映画などの本格的な映像を撮影することのできる映画撮影装置に関するものである。
従来、映画を撮影するためには、映画撮影用のカメラ、映画撮影用のレンズ、三脚やクレーンやドリーやモーション制御装置など映画撮影用の姿勢制御手段があって、これらを使用して映画の撮影が行われていた。
一方、写真を撮影するための、写真撮影用カメラ、写真撮影用のレンズ、三脚や杖など写真撮影用の姿勢制御手段があって、これらを使用して写真の撮影が行われていた(実開平6−28494号公報参照。)。
近年、デジタル技術の発達により、写真撮影用のカメラに動画撮影機能が搭載されたデジタルカメラが登場し、デジタル一眼レフカメラにも動画撮影機能が搭載されている。現在、デジタル一眼レフカメラの上位機種には、映画撮影用カメラと比べて遜色無い優れた動画撮影機能を有したものまで市場に出てきている。
デジタル一眼レフカメラの動画撮影機能は映画用カメラに匹敵するものが現われてきたが、しかし、映画として通用する質の高い映像の撮影は実際には困難であった。
その最大の原因はレンズである。写真撮影用カメラレンズでは、映画に要求される厳密なフォーカス送りや細やかなズームワークが困難であるため、本格的な映画撮影はできない。また、写真用のレンズには、映画撮影で使用される高倍率なリング式ズームレンズが用意されていない。本格的映画を撮影するためには、厳密なフォーカス送りや細やかなズームワークができ、高倍率なリング式ズームレンズが用意されているPLマウントレンズの使用が不可欠であるが、写真撮影用カメラのマウントと規格が異なるため、PLマウントレンズをデジタル一眼レフカメラに装着することができない。
PLマウントレンズをマウント規格の異なるデジタル一眼レフカメラに装着するために、レンズとカメラマウントの間を取り持つレンズアダプタがあるが、レンズアダプタを装着した場合、重いレンズを装着するとアダプタ接合によって遊びや狂いが生じ、カメラの光軸とレンズの光軸が直線にならずにずれる光軸ずれを起こす場合がある。また、アダプタ部分でのレンズとカメラの整合の不完全さが原因で、フォーカス送りの際に画面ぶれが起きる。したがって撮影方針としてそういった難点を許容できない場合はレンズアダプタは使用できない。
デジタル一眼レフカメラで映画撮影が困難なもう一つの原因は、カメラに対するマウントのねじ固定が、レンズの重量によって徐々に変形を起こし、光軸がずれてしまう点である。映画撮影に用いられるPLマウントレンズの中でも、大型ズームレンズなどは重量が10kg以上、長さが50cmを超えるものもある。重量の大きなレンズを使用する場合、カメラ側マウントに大変大きな負荷が加わる。デジタル一眼レフカメラの場合、合成樹脂製のボディに形成されたねじ穴にマウントをねじ止めしているケースが多い。レンズの重量による負荷がマウントに集中し、ねじ止め部分がレンズの重みで変形し、レンズとカメラの光軸にずれを生じる原因となっている。最終的には、合成樹脂製ボディに形成されたマウント固定用ねじ穴がばかになってしまう。デジタル一眼レフカメラのボディは、映画用レンズの重量に耐えて光軸を維持し続ける強度は持ち合わせていなかった。。
もう一つの原因は、デジタル一眼レフカメラの向きを正確に一定方向に定めることが困難なためである。映画撮影では、カメラの向きを固定して変化させない撮影が求められる場合や、同じカメラワークを何度も繰り返す撮影が求められる場合がある。カメラの向きを正確に制御できなければならない。しかし、写真撮影用カメラの固定は一ネジカメラ固定方式なので、ねじを中心にカメラが台に対して回転するため、一定方向に正確にカメラの向きを固定し続けることは非常に困難である。カメラワークや、カメラやレンズの操作や、人が歩く振動などでも、微妙にカメラの向きにずれが生じてしまい、一定したアングルを正確に維持し続けることができなかった。
さらにもう一つの原因は、カメラの向きを制御するための姿勢制御手段が、デジタル一眼レフカメラ用の三脚や杖では、正確かつ精密なカメラワークは困難であり、画面ぶれを起こしてしまう点にある。映画撮影用の姿勢制御手段(映画用三脚、クレーン、ドリー、モーション制御装置など。)を使用できればよいのであるが、映画撮影用カメラの固定は前後二箇所の二ねじカメラ固定方式であり固定には太いねじを使用するので、一ねじカメラ固定方式の細いねじを使用するデジタル一眼レフカメラを固定することがそのままではできない。
また、フォローフォーカスやスライドベースなどの各種アクセサリーは映画撮影には欠かせないものだが、従来のデジタル一眼レフカメラで使用することはできなかった。各種アクセサリーを使用できるのは、カメラ姿勢制御手段が映画撮影用の二ねじカメラ固定方式のであること、レンズがPLマウントレンズであること、PLマウントレンズを固定する高さがアクセサリーの使用に適した所定の高さに固定しなければならないことが、デジタル一眼レフカメラで利用できない原因である。映画撮影用カメラの底部からレンズマウントまでの高さが比較的あるのに対して、デジタル一眼レフカメラの場合は底部からレンズマウントまでの高さは非常に低い。各種アクセサリーはカメラ姿勢制御手段側に装着して用いられるが、映画撮影用カメラをカメラ姿勢制御手段に取り付けた場合にはレンズの高さがアクセサリーを使用可能な所定の高さに合致するように作られているため、デジタル一眼レフカメラをカメラ姿勢制御手段に取り付けた場合のレンズの高さは低すぎてしまう。
一方、写真を撮影するための、写真撮影用カメラ、写真撮影用のレンズ、三脚や杖など写真撮影用の姿勢制御手段があって、これらを使用して写真の撮影が行われていた(実開平6−28494号公報参照。)。
近年、デジタル技術の発達により、写真撮影用のカメラに動画撮影機能が搭載されたデジタルカメラが登場し、デジタル一眼レフカメラにも動画撮影機能が搭載されている。現在、デジタル一眼レフカメラの上位機種には、映画撮影用カメラと比べて遜色無い優れた動画撮影機能を有したものまで市場に出てきている。
デジタル一眼レフカメラの動画撮影機能は映画用カメラに匹敵するものが現われてきたが、しかし、映画として通用する質の高い映像の撮影は実際には困難であった。
その最大の原因はレンズである。写真撮影用カメラレンズでは、映画に要求される厳密なフォーカス送りや細やかなズームワークが困難であるため、本格的な映画撮影はできない。また、写真用のレンズには、映画撮影で使用される高倍率なリング式ズームレンズが用意されていない。本格的映画を撮影するためには、厳密なフォーカス送りや細やかなズームワークができ、高倍率なリング式ズームレンズが用意されているPLマウントレンズの使用が不可欠であるが、写真撮影用カメラのマウントと規格が異なるため、PLマウントレンズをデジタル一眼レフカメラに装着することができない。
PLマウントレンズをマウント規格の異なるデジタル一眼レフカメラに装着するために、レンズとカメラマウントの間を取り持つレンズアダプタがあるが、レンズアダプタを装着した場合、重いレンズを装着するとアダプタ接合によって遊びや狂いが生じ、カメラの光軸とレンズの光軸が直線にならずにずれる光軸ずれを起こす場合がある。また、アダプタ部分でのレンズとカメラの整合の不完全さが原因で、フォーカス送りの際に画面ぶれが起きる。したがって撮影方針としてそういった難点を許容できない場合はレンズアダプタは使用できない。
デジタル一眼レフカメラで映画撮影が困難なもう一つの原因は、カメラに対するマウントのねじ固定が、レンズの重量によって徐々に変形を起こし、光軸がずれてしまう点である。映画撮影に用いられるPLマウントレンズの中でも、大型ズームレンズなどは重量が10kg以上、長さが50cmを超えるものもある。重量の大きなレンズを使用する場合、カメラ側マウントに大変大きな負荷が加わる。デジタル一眼レフカメラの場合、合成樹脂製のボディに形成されたねじ穴にマウントをねじ止めしているケースが多い。レンズの重量による負荷がマウントに集中し、ねじ止め部分がレンズの重みで変形し、レンズとカメラの光軸にずれを生じる原因となっている。最終的には、合成樹脂製ボディに形成されたマウント固定用ねじ穴がばかになってしまう。デジタル一眼レフカメラのボディは、映画用レンズの重量に耐えて光軸を維持し続ける強度は持ち合わせていなかった。。
もう一つの原因は、デジタル一眼レフカメラの向きを正確に一定方向に定めることが困難なためである。映画撮影では、カメラの向きを固定して変化させない撮影が求められる場合や、同じカメラワークを何度も繰り返す撮影が求められる場合がある。カメラの向きを正確に制御できなければならない。しかし、写真撮影用カメラの固定は一ネジカメラ固定方式なので、ねじを中心にカメラが台に対して回転するため、一定方向に正確にカメラの向きを固定し続けることは非常に困難である。カメラワークや、カメラやレンズの操作や、人が歩く振動などでも、微妙にカメラの向きにずれが生じてしまい、一定したアングルを正確に維持し続けることができなかった。
さらにもう一つの原因は、カメラの向きを制御するための姿勢制御手段が、デジタル一眼レフカメラ用の三脚や杖では、正確かつ精密なカメラワークは困難であり、画面ぶれを起こしてしまう点にある。映画撮影用の姿勢制御手段(映画用三脚、クレーン、ドリー、モーション制御装置など。)を使用できればよいのであるが、映画撮影用カメラの固定は前後二箇所の二ねじカメラ固定方式であり固定には太いねじを使用するので、一ねじカメラ固定方式の細いねじを使用するデジタル一眼レフカメラを固定することがそのままではできない。
また、フォローフォーカスやスライドベースなどの各種アクセサリーは映画撮影には欠かせないものだが、従来のデジタル一眼レフカメラで使用することはできなかった。各種アクセサリーを使用できるのは、カメラ姿勢制御手段が映画撮影用の二ねじカメラ固定方式のであること、レンズがPLマウントレンズであること、PLマウントレンズを固定する高さがアクセサリーの使用に適した所定の高さに固定しなければならないことが、デジタル一眼レフカメラで利用できない原因である。映画撮影用カメラの底部からレンズマウントまでの高さが比較的あるのに対して、デジタル一眼レフカメラの場合は底部からレンズマウントまでの高さは非常に低い。各種アクセサリーはカメラ姿勢制御手段側に装着して用いられるが、映画撮影用カメラをカメラ姿勢制御手段に取り付けた場合にはレンズの高さがアクセサリーを使用可能な所定の高さに合致するように作られているため、デジタル一眼レフカメラをカメラ姿勢制御手段に取り付けた場合のレンズの高さは低すぎてしまう。
解決しようとする問題点は、動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフカメラに、映画撮影に適したPLマウントレンズが使用できない点である。
また、動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフカメラのマウントとボディのねじ止めは、PLマウントレンズの重量に耐えて光軸を維持するうえで強度が不足している点である。
また、動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフカメラは一ねじ固定方式であるため、ねじを中心に回転し、カメラの向きがずれてしまう点である。
また、動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフカメラに、二ねじ固定方式の映画撮影用姿勢制御手段を使用できない点である。
また、動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフカメラに、映画撮影用のフォローフォーカスやスライドベースなどの各種アクセサリーが使用できない点である。
また、上記した各問題点が総合された結果、映画として通用する高品質の映像を撮ることが困難であった点である。
また、動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフカメラのマウントとボディのねじ止めは、PLマウントレンズの重量に耐えて光軸を維持するうえで強度が不足している点である。
また、動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフカメラは一ねじ固定方式であるため、ねじを中心に回転し、カメラの向きがずれてしまう点である。
また、動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフカメラに、二ねじ固定方式の映画撮影用姿勢制御手段を使用できない点である。
また、動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフカメラに、映画撮影用のフォローフォーカスやスライドベースなどの各種アクセサリーが使用できない点である。
また、上記した各問題点が総合された結果、映画として通用する高品質の映像を撮ることが困難であった点である。
本発明は、映画撮影用の三脚、雲台、ドリー、クレーン、モーションコントロール装置などのカメラ姿勢制御手段に二ねじカメラ固定方式で装着することが可能な映画撮影装置であって、底部にカメラ固定用ねじ穴が1つ形成され、前面のマウント取付部分に複数のマウント取付用ねじ穴が均等に形成された、動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフカメラであるカメラ本体と、該カメラ本体のマウント取付部分に取り付けるための前記複数のマウント取付用ねじ穴と対応する複数のマウント取付用貫通孔が形成され、外周下部にマウント支持固定用ねじ穴が1個形成された取付リング部と、該取付リング部の前側に一定範囲内回転可能に取り付られ一定方向に回転させて内周に形成された複数の係合爪を回転させることによりPLマウントレンズの付根外周に形成されている複数の係合爪と係合してPLマウントレンズを着脱自在に固定させることのできる係合リング部を有したPLレンズマウントと、直線上に、前記カメラ固定用ねじ穴に対応したカメラ固定用貫通孔と、前記マウント支持固定用ねじ穴に対応したマウント支持固定用貫通孔と、2個のねじでカメラを固定する方式のカメラ姿勢制御手段の2個のねじに対応した間隔を有する2個のカメラ固定板固定用ねじ穴が配され、前記マウント支持固定用貫通孔が前端部近くに形成されているカメラ固定板と、前記カメラ固定板の上にカメラ本体を固定した際に前記取付リング部の外周下部とカメラ固定板との間に生じる隙間を埋めて取付リング部をカメラ固定板に支持固定するためのものであり、上面は取付リング部の外周下部が密着して安定するよう逆R状に形成され、中央には前記マウント支持固定用貫通孔および前記マウント支持固定用ねじ穴に対応した垂直の貫通孔が形成されたマウント支持固定用スペーサとを有し、前記カメラ本体と前記PLレンズマウントがマウント取付部分のマウント取付用貫通孔と取付リングのマウント取付用ねじ穴をマウント取付用ねじでねじ止めすることによって固定され、該PLレンズマウントおよびカメラ本体とカメラ固定板が、カメラ本体は前記カメラ固定板の上面にカメラ固定用貫通孔とカメラ固定用ねじ穴をカメラ固定用ねじでねじ止めすることによって固定され、PLレンズマウントの取付リング部は前記カメラ固定板との隙間に前記マウント支持固定用スペーサを配してマウント支持固定用貫通孔とマウント支持固定用ねじ穴をマウント支持固定用ねじでねじ止めすることによって支持固定されていることを特徴とする。
また、前記カメラ本体がPLレンズマウント以外のレンズマウントが装着された市販のデジタル一眼レフカメラであり、該レンズマウントを取り外したうえで前記PLレンズマウントを取り付けることを特徴とする。
また、前記カメラ本体のボディが合成樹脂製であり、該合成樹脂製のボディに前記マウント取付用ねじ穴が形成されていることを特徴とする。
また、前記PLレンズマウントにPLマウントレンズを装着したことを特徴とする。
また、二ねじカメラ固定方式のカメラ姿勢制御手段である三脚、雲台、ドリー、クレーン、モーションコントロール装置のいずれか1つに、2箇所でねじ止め固定されたことを特徴とする。
また、前記2箇所のカメラ固定板固定用ねじ穴に対応した2個のカメラ固定板固定用ねじを上面に配し、カメラ姿勢制御手段の2個のねじに対応した間隔を有する2個のカメラ姿勢制御手段固定用ねじ穴を底面に配した、カメラ固定板固定台を有し、前記2個のカメラ固定板固定用ねじで前記カメラ固定板固定台の上に前記カメラ固定板を固定し、カメラ姿勢制御手段の2個のねじをカメラ固定板固定台固定用ねじ穴にねじ止めして前記カメラ固定板固定台を固定することにより、前記カメラ固定板固定台の底面から一定の高さに前記カメラ本体を固定することができることを特徴とする。
また、カメラ姿勢制御手段側に、フォローフォーカス,マットボックス,レンズ支持台,その他の映画撮影用アクセサリーのうち、1つまたは複数が装着可能であって、前記カメラ本体の高さが、装着されたアクセサリーを使用可能な所定の高さに前記PLマウントレンズを固定できる高さであることを特徴とする。
また、前記カメラ本体がPLレンズマウント以外のレンズマウントが装着された市販のデジタル一眼レフカメラであり、該レンズマウントを取り外したうえで前記PLレンズマウントを取り付けることを特徴とする。
また、前記カメラ本体のボディが合成樹脂製であり、該合成樹脂製のボディに前記マウント取付用ねじ穴が形成されていることを特徴とする。
また、前記PLレンズマウントにPLマウントレンズを装着したことを特徴とする。
また、二ねじカメラ固定方式のカメラ姿勢制御手段である三脚、雲台、ドリー、クレーン、モーションコントロール装置のいずれか1つに、2箇所でねじ止め固定されたことを特徴とする。
また、前記2箇所のカメラ固定板固定用ねじ穴に対応した2個のカメラ固定板固定用ねじを上面に配し、カメラ姿勢制御手段の2個のねじに対応した間隔を有する2個のカメラ姿勢制御手段固定用ねじ穴を底面に配した、カメラ固定板固定台を有し、前記2個のカメラ固定板固定用ねじで前記カメラ固定板固定台の上に前記カメラ固定板を固定し、カメラ姿勢制御手段の2個のねじをカメラ固定板固定台固定用ねじ穴にねじ止めして前記カメラ固定板固定台を固定することにより、前記カメラ固定板固定台の底面から一定の高さに前記カメラ本体を固定することができることを特徴とする。
また、カメラ姿勢制御手段側に、フォローフォーカス,マットボックス,レンズ支持台,その他の映画撮影用アクセサリーのうち、1つまたは複数が装着可能であって、前記カメラ本体の高さが、装着されたアクセサリーを使用可能な所定の高さに前記PLマウントレンズを固定できる高さであることを特徴とする。
本発明の映画撮影装置は、カメラ本体にPLレンズマウントが取り付けられているので、PLマウントレンズを装着することができる。
また、PLレンズマウントの取付リング部をマウント固定用スペーサの上面に形成した逆Rの面に密着させて、カメラ固定板に固定しているので、カメラ本体のマウント取付用ねじ穴にかかる負荷を大幅に軽減することができ、大型ズームレンズの重量にも耐える強度がある。PLレンズマウントに加わるレンズの荷重をカメラ固定板に逃がすことができる。そのため、レンズとカメラの光軸がずれない。
また、デジタル一眼レフカメラをカメラ固定用ねじとマウント固定用ねじの2箇所で固定するため、カメラの向きがカメラ固定板に対して常に固定されている。カメラの向きが変化することなく常に一定している。PLレンズマウントの取付リングの外周下部がマウント固定用スペーサの上面に形成された逆Rの面に密着して固定されているため、カメラ固定板とマウント固定用スペーサと取付リング部が力学的に一体化して強度が増す効果があり、左右への動きを強固に制止できる構造となっている。
また、デジタル一眼レフカメラが固定されているカメラ固定板は、2ねじカメラ固定方式に対応した2つのカメラ固定用ねじ貫通孔を有しているので、二ねじカメラ固定方式の映画撮影用姿勢制御手段を使用することができる。
また、PLマウントレンズが使用でき、二ねじカメラ固定方式の映画撮影用のカメラ姿勢制御手段が使えることで、映画撮影用のアクセサリーを利用することが可能となる。PLレンズマウントの高さが、カメラ固定板をカメラ姿勢制御手段に取り付けた場合に各種アクセサリーが使用可能な高さになる場合はそのようにして取り付けることができる。しかしそれでは所定の高さより低すぎる場合は、低すぎる分を補う高さを有したカメラ固定板固定用台にカメラ固定板を取り付けた上でカメラ姿勢制御手段に取り付けることにより、PLマウントレンズの高さを各種アクセサリーが使用可能となる所定の高さに固定することが可能となる。
上記した各効果が総合された結果として、映画として通用する高品質の映像を撮影することが可能となる。
また、PLレンズマウントの取付リング部をマウント固定用スペーサの上面に形成した逆Rの面に密着させて、カメラ固定板に固定しているので、カメラ本体のマウント取付用ねじ穴にかかる負荷を大幅に軽減することができ、大型ズームレンズの重量にも耐える強度がある。PLレンズマウントに加わるレンズの荷重をカメラ固定板に逃がすことができる。そのため、レンズとカメラの光軸がずれない。
また、デジタル一眼レフカメラをカメラ固定用ねじとマウント固定用ねじの2箇所で固定するため、カメラの向きがカメラ固定板に対して常に固定されている。カメラの向きが変化することなく常に一定している。PLレンズマウントの取付リングの外周下部がマウント固定用スペーサの上面に形成された逆Rの面に密着して固定されているため、カメラ固定板とマウント固定用スペーサと取付リング部が力学的に一体化して強度が増す効果があり、左右への動きを強固に制止できる構造となっている。
また、デジタル一眼レフカメラが固定されているカメラ固定板は、2ねじカメラ固定方式に対応した2つのカメラ固定用ねじ貫通孔を有しているので、二ねじカメラ固定方式の映画撮影用姿勢制御手段を使用することができる。
また、PLマウントレンズが使用でき、二ねじカメラ固定方式の映画撮影用のカメラ姿勢制御手段が使えることで、映画撮影用のアクセサリーを利用することが可能となる。PLレンズマウントの高さが、カメラ固定板をカメラ姿勢制御手段に取り付けた場合に各種アクセサリーが使用可能な高さになる場合はそのようにして取り付けることができる。しかしそれでは所定の高さより低すぎる場合は、低すぎる分を補う高さを有したカメラ固定板固定用台にカメラ固定板を取り付けた上でカメラ姿勢制御手段に取り付けることにより、PLマウントレンズの高さを各種アクセサリーが使用可能となる所定の高さに固定することが可能となる。
上記した各効果が総合された結果として、映画として通用する高品質の映像を撮影することが可能となる。
本発明の好適実施の形態を添付図面を用いて説明する。
図中5はデジタル一眼レフカメラのカメラ本体である。カメラ本体5の底部にはカメラ固定用ねじ穴2が1つ形成されている。
図1,図2は市販されている状態のデジタル一眼レフカメラである。既成で取り付けられているレンズマウント24は、PLレンズマウントではない。カメラ本体5の前面のマウント取付部分3には、複数のマウント取付用ねじ穴4が均等に形成されている。
図3,図4,図5,図6は、図1,2のカメラから既成のレンズマウント24を取り外し、PLレンズマウント14に交換したカメラである。最初のレンズマウント24は4本のねじで合成樹脂製のボディに固定されていたが、PLレンズマウント14を固定するねじを6本に増やし、固定強度を強化している。PLレンズマウント14は取付リング部9と係合リング部13からなる。取付リング部9は、カメラ本体5のマウント取付部分3に取り付けるための複数のマウント取付用ねじ穴4と対応する複数のマウント取付用貫通孔6が形成されており、外周下部7にはマウント支持固定用ねじ穴8が1個形成されている。係合リング部13は、前記取付リング部9の前側に一定範囲内回転可能に取り付られており、一定方向に回転させて内周に形成された複数の係合爪10を回転させることによりPLマウントレンズ11の付根外周に形成されている複数の係合爪12と係合してPLマウントレンズ11を着脱自在に固定させることができる。PLマウントレンズ11の係合爪12の数は通常4枚であるので、係合リング部13の係合爪10の数もこれと同数の4枚である。図3,図4,5の係合リング部13は時計回りに回転させた状態をあわらし、レンズを取り外せる体勢である。図6の係合リング部13は反時計回りに回転させた状態をあらわし、レンズを固定している体勢である。
図7,図8,図9はカメラ固定板19である。カメラ固定板19の直線上に、前記カメラ固定用ねじ穴2に対応したカメラ固定用貫通孔15と、前記マウント支持固定用ねじ穴8に対応したマウント支持固定用貫通孔16と、2個のねじでカメラを固定する方式のカメラ姿勢制御手段1の図示しない2個のねじに対応した間隔を有する2個のカメラ固定板固定用ねじ穴18が形成されている。前記マウント支持固定用貫通孔16は前記カメラ固定板19の前端部近くに形成される。こうすることで、装着されたPLマウントレンズ11の位置がカメラ固定板19よりも前方になるため、カメラ固定板19はレンズの邪魔になることはない。図では、前の方のカメラ固定板固定用ねじ穴18はマウント支持固定用貫通孔16とカメラ固定用ねじ穴2の間に形成され、後の方のカメラ固定板固定用ねじ穴18はカメラ固定用ねじ穴2の後方に形成されているが、これに限定されるものではない。
図10はマウント支持固定用スペーサ20であり、Aは正面、Bは側面をあらわしている。上面は取付リング部9の外周下部7が密着して安定するよう逆R状が形成され、中央にはマウント支持固定用ねじ23を通すための貫通孔が垂直に設けられている。
図11は、マウント取付用ねじ21でPLレンズマウント14をカメラ本体5に固定し、カメラ固定用ねじ22でカメラ本体5をカメラ固定板に固定し、マウント支持固定用ねじ23でマウント支持固定用スペーサ20を介して取付リング部9を支持固定する組立工程をあらわしている。組立終わった状態が図12,図13,図14である。図15は、取付リング部9とマウント支持固定用スペーサ20とカメラ固定板19が、マウント支持固定用ねじ23で固定されている状態をあわらす部分拡大断面図である。マウント固定用スペーサ20を取付リング部9とカメラ固定板19の隙間に介装してねじ止めしている。取付リング部9の外周下部7は、マウント支持固定用スペーサ20の上面の逆Rに密着し安定した状態で支持固定されているため、取付リング部9が横に動くことはできない構造である。カメラ本体5は、カメラ固定用ねじ22とマウント支持固定用ねじ23の2箇所で固定されるので、カメラの向きが安定して固定される。
図中11はPLマウントレンズである。図16,図17,図18,図20のPLマウントレンズ11は単焦点レンズであり、図22のPLマウントレンズ11は大型ズームレンズである。PLマウントレンズ11のフォーカスリングは歯車になっていて、アクセサリーであるフォローフォーカス27のフォーカス送り用の歯車と噛み合わせることができる。
図18は、PLマウントレンズ11をPLレンズマウント14に装着固定した状態をあらわしている。PLレンズマウント14の前端がカメラ固定板19の前端部よりも前に突出しているため、カメラ固定板19がレンズの邪魔にならない構造となっている。
図中26は、前記カメラ本体5をカメラ固定板固定台26の底面から一定の高さにを固定することができるカメラ固定板固定台である。カメラ固定板固定台26の上面には前記2箇所のカメラ固定板固定用ねじ穴18に対応した2個のカメラ固定板固定用ねじ25を配し、底面にはカメラ姿勢制御手段1の2個のねじに対応した間隔を有する2個のカメラ姿勢制御手段固定用ねじ穴18を配した構造である。2個のカメラ固定板固定用ねじ25の間隔と、2個のカメラ姿勢制御手段固定用ねじ穴18の間隔は、どちらも同じである。前記2個のカメラ固定板固定用ねじ25で前記カメラ固定板固定台26の上に前記カメラ固定板19を固定する。図19は、カメラ固定板固定台26の2個のカメラ固定板固定用ねじ25でカメラ固定板19を固定する工程をあらわしている。カメラ固定板19の先端部とカメラ固定板固定台26の先端部をほぼ同じ位置に揃える。これは、カメラ固定板19の先端部と同様に、カメラ固定板固定台26の先端部も、レンズの邪魔にならないようにするためである。カメラ固定板固定台26の底面に設けられた2個のカメラ固定板固定台固定用ねじ穴28は、カメラ固定板固定台26をカメラ姿勢制御手段1に図示しない2個のねじで固定するためのものである。
図19,図20,図22に図示されているカメラ固定板固定台26の後部には、モニターを設置できる台が設けられている。
図20,図21,図22は、カメラ固定板固定台26をカメラ姿勢制御手段1に取り付けた状態をあらわしている。雲台の図示しない2個のねじをカメラ固定板固定台固定用ねじ穴28にねじ止めして固定する。この雲台は、図22に示すような三脚の一部として用いられている場合もあるが、図示しないクレーンやドリーやモーション制御装置などの一部である場合もある。
図20,図21,図22のカメラ姿勢制御手段1は、下部がスライドプレートで、該スライドプレートの上にブリッジプレートが前後方向にスライド可能に装着され、該ブリッジプレートの上に前記カメラ固定板固定台26が装着され、前記ブリッジプレートの左右に2本のロッドが装着されている。図22は、前記スライドプレートを三脚のヘッドに装着した状態をあらわしている。
映画撮影用の各種アクセサリーは、カメラ姿勢制御手段1のロッドを利用して取り付けるスタイルが一般的である。図20,図21のロッドにはフォローフォーカス27が装着されている。図20にあらわれた円形ハンドルを回転させることで、ギア機構を介して、PLマウントレンズ11のフォーカスリングをスムーズに回転させることができる。図22のロッドにはレンズ支持台29とマットボックス17が装着されている。レンズ支持台29は、PLマウントレンズ11の重量が大きい場合に装着してレンズを支持するためのものである。マットボックス17はレンズ前方に配置して、フィルターを入れたり、光を遮ったりするためのものであるが、その装着方法は、レンズ前方にクリップ等で装着する場合と、図22に示すようにロッドに支持させる場合がある。
なお、映画撮影用アクセサリーを使用する場合、フォローフォーカス27,マットボックス17,レンズ支持台29,その他のアクセサリーのうち、1つを選択してもよいし、2つ以上を選択してもよい。
本発明の映画撮影装置は、二ねじカメラ固定方式であれば、三脚や雲台やクレーンやドリーやモーションコントロール装置など、どのような種類のカメラ姿勢制御手段1にでも装着可能である。
なお、カメラ固定板19に図示された符号のない2個のねじ穴は、三脚のヘッド部のワンタッチプレートやブリッチプレートに直接カメラ固定板19を装着する場合に使用するためのものである。
図1,図2は市販されている状態のデジタル一眼レフカメラである。既成で取り付けられているレンズマウント24は、PLレンズマウントではない。カメラ本体5の前面のマウント取付部分3には、複数のマウント取付用ねじ穴4が均等に形成されている。
図3,図4,図5,図6は、図1,2のカメラから既成のレンズマウント24を取り外し、PLレンズマウント14に交換したカメラである。最初のレンズマウント24は4本のねじで合成樹脂製のボディに固定されていたが、PLレンズマウント14を固定するねじを6本に増やし、固定強度を強化している。PLレンズマウント14は取付リング部9と係合リング部13からなる。取付リング部9は、カメラ本体5のマウント取付部分3に取り付けるための複数のマウント取付用ねじ穴4と対応する複数のマウント取付用貫通孔6が形成されており、外周下部7にはマウント支持固定用ねじ穴8が1個形成されている。係合リング部13は、前記取付リング部9の前側に一定範囲内回転可能に取り付られており、一定方向に回転させて内周に形成された複数の係合爪10を回転させることによりPLマウントレンズ11の付根外周に形成されている複数の係合爪12と係合してPLマウントレンズ11を着脱自在に固定させることができる。PLマウントレンズ11の係合爪12の数は通常4枚であるので、係合リング部13の係合爪10の数もこれと同数の4枚である。図3,図4,5の係合リング部13は時計回りに回転させた状態をあわらし、レンズを取り外せる体勢である。図6の係合リング部13は反時計回りに回転させた状態をあらわし、レンズを固定している体勢である。
図7,図8,図9はカメラ固定板19である。カメラ固定板19の直線上に、前記カメラ固定用ねじ穴2に対応したカメラ固定用貫通孔15と、前記マウント支持固定用ねじ穴8に対応したマウント支持固定用貫通孔16と、2個のねじでカメラを固定する方式のカメラ姿勢制御手段1の図示しない2個のねじに対応した間隔を有する2個のカメラ固定板固定用ねじ穴18が形成されている。前記マウント支持固定用貫通孔16は前記カメラ固定板19の前端部近くに形成される。こうすることで、装着されたPLマウントレンズ11の位置がカメラ固定板19よりも前方になるため、カメラ固定板19はレンズの邪魔になることはない。図では、前の方のカメラ固定板固定用ねじ穴18はマウント支持固定用貫通孔16とカメラ固定用ねじ穴2の間に形成され、後の方のカメラ固定板固定用ねじ穴18はカメラ固定用ねじ穴2の後方に形成されているが、これに限定されるものではない。
図10はマウント支持固定用スペーサ20であり、Aは正面、Bは側面をあらわしている。上面は取付リング部9の外周下部7が密着して安定するよう逆R状が形成され、中央にはマウント支持固定用ねじ23を通すための貫通孔が垂直に設けられている。
図11は、マウント取付用ねじ21でPLレンズマウント14をカメラ本体5に固定し、カメラ固定用ねじ22でカメラ本体5をカメラ固定板に固定し、マウント支持固定用ねじ23でマウント支持固定用スペーサ20を介して取付リング部9を支持固定する組立工程をあらわしている。組立終わった状態が図12,図13,図14である。図15は、取付リング部9とマウント支持固定用スペーサ20とカメラ固定板19が、マウント支持固定用ねじ23で固定されている状態をあわらす部分拡大断面図である。マウント固定用スペーサ20を取付リング部9とカメラ固定板19の隙間に介装してねじ止めしている。取付リング部9の外周下部7は、マウント支持固定用スペーサ20の上面の逆Rに密着し安定した状態で支持固定されているため、取付リング部9が横に動くことはできない構造である。カメラ本体5は、カメラ固定用ねじ22とマウント支持固定用ねじ23の2箇所で固定されるので、カメラの向きが安定して固定される。
図中11はPLマウントレンズである。図16,図17,図18,図20のPLマウントレンズ11は単焦点レンズであり、図22のPLマウントレンズ11は大型ズームレンズである。PLマウントレンズ11のフォーカスリングは歯車になっていて、アクセサリーであるフォローフォーカス27のフォーカス送り用の歯車と噛み合わせることができる。
図18は、PLマウントレンズ11をPLレンズマウント14に装着固定した状態をあらわしている。PLレンズマウント14の前端がカメラ固定板19の前端部よりも前に突出しているため、カメラ固定板19がレンズの邪魔にならない構造となっている。
図中26は、前記カメラ本体5をカメラ固定板固定台26の底面から一定の高さにを固定することができるカメラ固定板固定台である。カメラ固定板固定台26の上面には前記2箇所のカメラ固定板固定用ねじ穴18に対応した2個のカメラ固定板固定用ねじ25を配し、底面にはカメラ姿勢制御手段1の2個のねじに対応した間隔を有する2個のカメラ姿勢制御手段固定用ねじ穴18を配した構造である。2個のカメラ固定板固定用ねじ25の間隔と、2個のカメラ姿勢制御手段固定用ねじ穴18の間隔は、どちらも同じである。前記2個のカメラ固定板固定用ねじ25で前記カメラ固定板固定台26の上に前記カメラ固定板19を固定する。図19は、カメラ固定板固定台26の2個のカメラ固定板固定用ねじ25でカメラ固定板19を固定する工程をあらわしている。カメラ固定板19の先端部とカメラ固定板固定台26の先端部をほぼ同じ位置に揃える。これは、カメラ固定板19の先端部と同様に、カメラ固定板固定台26の先端部も、レンズの邪魔にならないようにするためである。カメラ固定板固定台26の底面に設けられた2個のカメラ固定板固定台固定用ねじ穴28は、カメラ固定板固定台26をカメラ姿勢制御手段1に図示しない2個のねじで固定するためのものである。
図19,図20,図22に図示されているカメラ固定板固定台26の後部には、モニターを設置できる台が設けられている。
図20,図21,図22は、カメラ固定板固定台26をカメラ姿勢制御手段1に取り付けた状態をあらわしている。雲台の図示しない2個のねじをカメラ固定板固定台固定用ねじ穴28にねじ止めして固定する。この雲台は、図22に示すような三脚の一部として用いられている場合もあるが、図示しないクレーンやドリーやモーション制御装置などの一部である場合もある。
図20,図21,図22のカメラ姿勢制御手段1は、下部がスライドプレートで、該スライドプレートの上にブリッジプレートが前後方向にスライド可能に装着され、該ブリッジプレートの上に前記カメラ固定板固定台26が装着され、前記ブリッジプレートの左右に2本のロッドが装着されている。図22は、前記スライドプレートを三脚のヘッドに装着した状態をあらわしている。
映画撮影用の各種アクセサリーは、カメラ姿勢制御手段1のロッドを利用して取り付けるスタイルが一般的である。図20,図21のロッドにはフォローフォーカス27が装着されている。図20にあらわれた円形ハンドルを回転させることで、ギア機構を介して、PLマウントレンズ11のフォーカスリングをスムーズに回転させることができる。図22のロッドにはレンズ支持台29とマットボックス17が装着されている。レンズ支持台29は、PLマウントレンズ11の重量が大きい場合に装着してレンズを支持するためのものである。マットボックス17はレンズ前方に配置して、フィルターを入れたり、光を遮ったりするためのものであるが、その装着方法は、レンズ前方にクリップ等で装着する場合と、図22に示すようにロッドに支持させる場合がある。
なお、映画撮影用アクセサリーを使用する場合、フォローフォーカス27,マットボックス17,レンズ支持台29,その他のアクセサリーのうち、1つを選択してもよいし、2つ以上を選択してもよい。
本発明の映画撮影装置は、二ねじカメラ固定方式であれば、三脚や雲台やクレーンやドリーやモーションコントロール装置など、どのような種類のカメラ姿勢制御手段1にでも装着可能である。
なお、カメラ固定板19に図示された符号のない2個のねじ穴は、三脚のヘッド部のワンタッチプレートやブリッチプレートに直接カメラ固定板19を装着する場合に使用するためのものである。
1 カメラ姿勢制御手段
2 カメラ固定用ねじ穴
3 マウント取付部分
4 マウント取付用ねじ穴
5 カメラ本体
6 マウント取付用貫通孔
7 外周下部
8 マウント支持固定用ねじ穴
9 取付リング部
10 係合爪
11 PLマウントレンズ
12 係合爪
13 係合リング部
14 PLレンズマウント
15 カメラ固定用貫通孔
16 マウント支持固定用貫通孔
17 マットボックス
18 カメラ固定板固定用ねじ穴
19 カメラ固定板
20 マウント支持固定用スペーサ
21 マウント取付用ねじ
22 カメラ固定用ねじ
23 マウント支持固定用ねじ
24 レンズマウント
25 カメラ固定板固定用ねじ
26 カメラ固定板固定台
27 フォローフォーカス
28 カメラ固定板固定台固定用ねじ穴
29 レンズ支持台
2 カメラ固定用ねじ穴
3 マウント取付部分
4 マウント取付用ねじ穴
5 カメラ本体
6 マウント取付用貫通孔
7 外周下部
8 マウント支持固定用ねじ穴
9 取付リング部
10 係合爪
11 PLマウントレンズ
12 係合爪
13 係合リング部
14 PLレンズマウント
15 カメラ固定用貫通孔
16 マウント支持固定用貫通孔
17 マットボックス
18 カメラ固定板固定用ねじ穴
19 カメラ固定板
20 マウント支持固定用スペーサ
21 マウント取付用ねじ
22 カメラ固定用ねじ
23 マウント支持固定用ねじ
24 レンズマウント
25 カメラ固定板固定用ねじ
26 カメラ固定板固定台
27 フォローフォーカス
28 カメラ固定板固定台固定用ねじ穴
29 レンズ支持台
Claims (7)
- 映画撮影用の三脚、雲台、ドリー、クレーン、モーションコントロール装置などのカメラ姿勢制御手段(1)に二ねじカメラ固定方式で装着することが可能な映画撮影装置であって、
底部にカメラ固定用ねじ穴(2)が1つ形成され、前面のマウント取付部分(3)に複数のマウント取付用ねじ穴(4)が均等に形成された、動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフカメラであるカメラ本体(5)と、
該カメラ本体(5)のマウント取付部分(3)に取り付けるための前記複数のマウント取付用ねじ穴(4)と対応する複数のマウント取付用貫通孔(6)が形成され、外周下部(7)にマウント支持固定用ねじ穴(8)が1個形成された取付リング部(9)と、該取付リング部(9)の前側に一定範囲内回転可能に取り付られ一定方向に回転させて内周に形成された複数の係合爪(10)を回転させることによりPLマウントレンズ(11)の付根外周に形成されている複数の係合爪(12)と係合してPLマウントレンズ(11)を着脱自在に固定させることのできる係合リング部(13)を有したPLレンズマウント(14)と、
直線上に、前記カメラ固定用ねじ穴(2)に対応したカメラ固定用貫通孔(15)と、前記マウント支持固定用ねじ穴(8)に対応したマウント支持固定用貫通孔(16)と、2個のねじでカメラを固定する方式のカメラ姿勢制御手段(1)の2個のねじに対応した間隔を有する2個のカメラ固定板固定用ねじ穴(18)が配され、前記マウント支持固定用貫通孔(16)が前端部近くに形成されているカメラ固定板(19)と、
前記カメラ固定板(19)の上にカメラ本体(5)を固定した際に前記取付リング部(9)の外周下部(7)とカメラ固定板(19)との間に生じる隙間を埋めて取付リング部(9)をカメラ固定板(19)に支持固定するためのものであり、上面は取付リング部(9)の外周下部(7)が密着して安定するよう逆R状に形成され、中央には前記マウント支持固定用貫通孔(16)および前記マウント支持固定用ねじ穴(8)に対応した垂直の貫通孔が形成されたマウント支持固定用スペーサ(20)とを有し、
前記カメラ本体(5)と前記PLレンズマウント(14)がマウント取付部分(3)のマウント取付用貫通孔(6)と取付リングのマウント取付用ねじ穴(4)をマウント取付用ねじ(21)でねじ止めすることによって固定され、
該PLレンズマウント(14)およびカメラ本体(5)とカメラ固定板(19)が、カメラ本体(5)は前記カメラ固定板(19)の上面にカメラ固定用貫通孔(15)とカメラ固定用ねじ穴(2)をカメラ固定用ねじ(22)でねじ止めすることによって固定され、PLレンズマウント(14)の取付リング部(9)は前記カメラ固定板(19)との隙間に前記マウント支持固定用スペーサ(20)を配してマウント支持固定用貫通孔(16)とマウント支持固定用ねじ穴(8)をマウント支持固定用ねじ(23)でねじ止めすることによって支持固定されていることを特徴とする映画撮影装置。 - 前記カメラ本体(5)がPLレンズマウント以外のレンズマウント(24)が装着された市販のデジタル一眼レフカメラであり、該レンズマウント(24)を取り外したうえで前記PLレンズマウント(14)を取り付けることを特徴とする請求項1記載の映画用撮影装置。
- 前記カメラ本体(5)のボディが合成樹脂製であり、該合成樹脂製のボディに前記マウント取付用ねじ穴(4)が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の映画用撮影装置。
- 前記PLレンズマウント(14)にPLマウントレンズ(11)を装着したことを特徴とする請求項1,2または3記載の映画用撮影装置。
- 二ねじカメラ固定方式のカメラ姿勢制御手段(1)である三脚、雲台、ドリー、クレーン、モーションコントロール装置のいずれか1つに、2箇所でねじ止め固定されたことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の映画用撮影装置。
- 前記2箇所のカメラ固定板固定用ねじ穴(18)に対応した2個のカメラ固定板固定用ねじ(25)を上面に配し、カメラ姿勢制御手段(1)の2個のねじに対応した間隔を有する2個のカメラ姿勢制御手段固定用ねじ穴(18)を底面に配した、カメラ固定板固定台(26)を有し、前記2個のカメラ固定板固定用ねじ(25)で前記カメラ固定板固定台(26)の上に前記カメラ固定板(19)を固定し、カメラ姿勢制御手段(1)の2個のねじをカメラ固定板固定台固定用ねじ穴(28)にねじ止めして前記カメラ固定板固定台(26)を固定することにより、前記カメラ固定板固定台(26)の底面から一定の高さに前記カメラ本体(5)を固定することができ、前記カメラ固定板(19)の先端部とカメラ固定板固定台(26)の先端部がほぼ同じ位置に揃っていることを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の映画撮影用装置。
- カメラ姿勢制御手段(1)側に、フォローフォーカス(27),マットボックス(17),レンズ支持台(29),その他の映画撮影用アクセサリーのうち、1つまたは複数が装着可能であって、前記カメラ本体(5)の高さが、装着されたアクセサリーを使用可能な所定の高さに前記PLマウントレンズ(11)を固定できる高さであることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載の映画撮影用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010013566A JP2011150263A (ja) | 2010-01-25 | 2010-01-25 | 映画撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010013566A JP2011150263A (ja) | 2010-01-25 | 2010-01-25 | 映画撮影装置 |
Publications (1)
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JP2010013566A Pending JP2011150263A (ja) | 2010-01-25 | 2010-01-25 | 映画撮影装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2011150263A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108907701A (zh) * | 2013-03-26 | 2018-11-30 | 株式会社尼康 | 固定台 |
-
2010
- 2010-01-25 JP JP2010013566A patent/JP2011150263A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108907701A (zh) * | 2013-03-26 | 2018-11-30 | 株式会社尼康 | 固定台 |
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