JP2010280411A - シート部材収納ケース - Google Patents

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正彦 立澤
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Abstract

【課題】 薄板状で材料の量を削減することができると共に確実にディスク及び冊子等を保持することができるシート部材収納ケースを提供することにある。
【解決手段】 シート部材収納ケース2は、縁壁部4bを有する基板部4と、基板部4に設けられた保持部8と、基板部4の板部4aから突出する抜止部10とを備えている。縁壁部4bは、シート部材6を支持すると共に一方向が開口して挿脱部4cを形成している。保持部8は、板部4aに対向するように縁壁部4bから突出している。抜止部10は、挿脱部4cの中央付近に設けられている。シート部材6は、それを持ち上げたり撓ませることにより抜止部10を乗り越えて、挿脱部4cから挿脱される。これにより、シート部材6は、単なる衝撃や振動によって挿脱部4cから脱落することはなく、確実に収納保持される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスク、磁気ディスク等のディスク及び説明書、歌詞カード、写真、冊子等の薄片からなるシート部材を収納する収納ケースに関するものである。
一般に、ディスクを収納する収納ケースとしては、ディスクの中央孔に適合するボス部が設けられた本体と、この本体に開閉自在に取り付けられた蓋体とからなるものが知られている。この収納ケースでは、本体に収めたディスクを、蓋体を閉じることで、本体と蓋体により表裏面から保護するものとなっていた。しかしながら、この収納ケースの場合、本体と蓋体の両方を別々に設けなければならず、更にそれらを組み付けなければならないために、製造に手間がかかり、コストが高くなるという問題があった。また、近年ではコスト及び省資源化の観点から、可能な限り材料の量を削減することが必要となっているが、この収納ケースでは本体と蓋体の二体からなり、更に、開閉部分の強度を保つため適度な厚みも必要であり、材料の量を削減することは困難であった。
また、基板にディスクの外周に係合する3つの爪部を設け、その1つの爪部を操作して撓ませることでディスクを取り外すように構成した収納ケースも提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この収納ケースでは、歌詞カードや冊子をディスクと共に収納することができないという問題があった。また、ディスクは爪部により数点で保持されているだけであるため、衝撃でディスクが外れる危険性もあった。このため、基板や爪部の強度を高めなければならず、厚みを増して強度を高めることが必要であり、材料の量を削減することは困難であった。
実開平6−57886号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点を解決し、薄板状で材料の量を削減することができると共に確実にディスク及び冊子等を保持することができるシート部材収納ケースを提供することにある。
本発明のシート部材収納ケースは、板面の輪郭の内面にシート部材が収まり且つ前記シート部材を支持し少なくとも一方向が開口して挿脱部を形成する縁壁部を有する基板部と、該基板部の板面に対向して前記シート部材を保持する前記縁壁部の一部に設けられた保持部と、前記挿脱部の中央付近に前記基板部の板面から突出して、収められた前記シート部材の抜脱を阻止する抜止部と、を備えている。このシート部材収納ケースにおいては、シート部材が前記抜止部を乗り越えるように軽く持ち上げることで、前記挿脱部から前記シート部材を挿脱するものである。また、このシート部材収納ケースにおける前記シート部材は、ディスク及び薄片の一方又は両方からなる。
また、このシート部材収納ケースにおける前記基板部は、前記抜止部に隣接する位置に前記シート部材の押し上げを可能とする第1の切欠部を有している。また、前記基板部は、前記保持部に対向する位置に成形時に形成される孔を有し、該孔の縁にテーパー面が形成されている。また、前記基板部は、前記挿脱部に相反する位置に、前記シート部材の押し出しを可能とする第2の切欠部も有している。
また、前記基板部は、略中央に前記ディスクを収納保持するディスク収納部を有し、該ディスク収納部の外側に前記保持部が設けられている。また、前記保持部は、前記基板部の板面に対向するように前記縁壁部から突出する突出片と、該突出片に設けられ且つ先端が前記基板部の板面に向かって飛び出している弾性を有する舌状片と、を備えている。
本発明のシート部材収納ケースでは、基板部の縁壁部でシート部材を支持し、保持部と基板部の板部との間にシート部材をしている。特に、シート部材をシート部材収納ケースに挿脱する挿脱部には、板面から突出する抜止部が設けられており、収納されたシート部材が抜脱することを防いでいる。これにより、一枚の薄板状のケースに、確実にディスク等のシート部材を収納することができる。
また、本発明のシート部材収納ケースは、可動する部分や撓ませる部分を設ける必要がないため、ケースにそれを変形させるような力が加わることがない。従って、必要以上に強度を高めなくてもディスク等を確実に保持することができ、可能な限り厚みを薄くして省資源化することができる。
また、シート部材は、挿脱部からスライドさせるように挿脱させることで収納及び取り出すことができ、ディスクだけでなく歌詞カード、説明書、写真、冊子、カタログ等の薄片もディスクと共に収めることができる。
また、本発明においては、基板部の抜止部に隣接する位置及び挿脱部に相反する位置に、それぞれ第1及び第2の切欠部を設けている。これにより、第1の切欠部から指を入れてディスク等のシート部材を押し上げて抜止部を乗り越えさせて取り出し易くすることができ、また、第2の切欠部内のディスク等のシート部材を水平方向に押すことで押し出すことを可能にしている。
また、本発明のシート部材収納ケースを成形する際に、基板部の板部で保持部に対向する位置にほぼ保持部と同形状の孔が形成される場合がある。本発明においては、この孔の縁にテーパー面を設けているので、ディスク、冊子等を基板部の板部に沿って差し込んだときに、そのディスク等が孔の縁に引っ掛かることがなく、スムーズに収納することができる。
また、本発明における基板部の中央にはディスク収納部を設けており、そこにディスクを収納することもできる。この場合、冊子等を挿脱部から挿入してディスクに重なるようにその前面に収納することができ、衝撃等でディスクが外れて脱落することを確実に防ぐことができる。
また、保持部に弾性を有する舌状片を設けているので、この舌状片の弾性によって薄いシートも確実に保持することができる。
本発明の実施例1に係るシート部材収納ケースの正面図である。 図1に示すシート部材収納ケースの背面図である。 図1に示すシート部材収納ケースの平面図である。 図1に示すシート部材収納ケースの底面図である。 図1に示すシート部材収納ケースの右側面図である。 図1に示すシート部材収納ケースの左側面図である。 図1に示すシート部材収納ケースの斜視図である。 図1におけるA部の拡大斜視図である。 図1におけるB−B線断面図である。 図1に示す収納ケースにシート部材を収納する場合の斜視図である。 図1に示す収納ケースからシート部材を取出す場合の部分斜視図である。 図11におけるC−C線断面図である。 本発明に係るシート部材収納ケースの抜止部の変形例を示す側面図である。 本発明に係るシート部材収納ケースの抜止部の他の変形例を示す側面図である。 本発明の実施例2に係るシート部材収納ケースの正面図である。 図15に示すシート部材収納ケースの背面図である。 図15に示すシート部材収納ケースの平面図である。 図15に示すシート部材収納ケースの底面図である。 図15に示すシート部材収納ケースの右側面図である。 図15に示すシート部材収納ケースの左側面図である。 図15に示すシート部材収納ケースの斜視図である。 図15におけるD−D線断面図である。
本発明のシート部材収納ケースは、縁壁部を有する基板部と、この基板部に設けられた保持部と、基板部の板面から突出する抜止部とを備えている。縁壁部は、シート部材を支持すると共に少なくとも一方向が開口して挿脱部を形成している。また、保持部は、基板部の板面に対向するように縁壁部から突出している。更に、抜止部は、挿脱部の中央付近に設けられている。このシート部材収納ケースにおいて、シート部材は、それを持ち上げたり撓ませることにより抜止部を乗り越えて、挿脱部から挿脱される。これにより、シート部材は、単なる衝撃や振動によって挿脱部から脱落することはなく、確実に収納保持される。この結果、1枚の薄板状のケースに、ディスク及び冊子等の薄片を確実に収納することができる。また、脱着のために可動部分を設ける必要もないため、高い強度を必要とせず、厚みを薄くして材料を削減し、省資源化を図ることができる。
以下添付図面に基づいて本発明の実施例1を説明する。図1は本発明の実施例1に係るシート部材収納ケースの正面図、図2乃至図6は図1に示すシート部材収納ケースのそれぞれ背面図、平面図、底面図、右側面図及び左側面図、図7はシート部材収納ケースの斜視図である。図1乃至図7において、本実施例におけるシート部材収納ケース2は、透明、半透明あるいは不透明なプラスチックからなるものであり、外観が1枚の薄板状をなすものである。
4は基板部である。本実施例における基板部4は、矩形状をなす板部4aと、その周囲に設けられた縁壁部4bを有している。板部4aは、その板面の輪郭の内側にディスク、冊子等のシート部材6が収まる大きさに設定されている。即ち、CD、DVD等のディスク6aの直径が120mmであるため、これよりわずかに大きくなるように設定されている。また、縁壁部4bは、板部4aの輪郭に沿って囲うと共に板面に垂直に突出する縦壁として形成されている。この縁壁部4bは、一方向(本実施例では図1中右方)が開口するように、板部4aの図1中右端辺には形成されておらず、この開口部分がシート部材6を挿脱する挿脱部4cとなる。
8は挿脱部4cから挿入されたシート部材6を保持する保持部である。この保持部8は、正面形状が略舌状をなし、縁壁部4bの先端から基板部4の板部4aに対向するように突出することで縁壁部4bの一部に設けられる突出片からなる。また、保持部8に対応する板部4aの部位には保持部8と略同一形状の孔16が設けられているが、これら保持部8及び孔16は、収納ケースをプレス成形する際に同時に形成される。なお、本実施例における保持部8は、シート部材6の挿脱方向に対して左右の対向する縁壁部4b(図1中上下の縁壁部4b)にそれぞれ3つずつ設けられ、挿脱部4cと相反する位置にある縁壁部4b(図1中左端の縁壁部4b)に2つ設けられている。この保持部8は、少なくとも対向する縁壁部4bにそれぞれ1つずつ設けられていればシート部材6を保持することが可能であるが、シート部材6の反りや搬送時の衝撃等を考慮して複数設けられることが望ましい。
10は挿脱部4cの中央付近に設けられた抜止部である。この抜止部10は、図1及び図5に示すように、基板部4の板部4aの板面から突出することにより、挿脱部4cの一部を塞ぐ縦壁として形成されている。本実施例における抜止部10は、シート部材6の挿脱方向(例えば図1中左右方向)から見て挿脱部4cの両隅部までは達しない細長い矩形状をなす直方体からなり、シート部材6が、この抜止部10を乗り越えることで挿脱部4cから挿脱可能となっている。
基板部4の板部4aと保持部8との間隔は、CD、DVD等のディスク6aの厚みを約1.2mmとした場合に、約1.2mm〜1.8mmに設定されるのが望ましい。また、抜止部10は、板部4aからの高さが約0.5mm〜0.9mmに設定され、保持部8は、シート部材6の移動やそりにより外れることがないように、縁壁部4bから略10mm前後突出するように設定されるのが望ましい。
12,14は第1及び第2の切欠部である。第1の切欠部12は、挿脱部4cの中央に基板部4の板部4aの端辺から板部4aの中心に向かって形成されている。挿脱部4cの中央付近には抜止部10が設けられており、本実施例における第1の切欠部12は抜止部10を2つに分断するように形成されて、抜止部10に隣接することになる。一方、第2の切欠部14は、挿脱部4cに相反する位置にある板部4aの端辺中央から挿脱部4cに向かって形成されている。この第1及び第2の切欠部12,14は、共に指を差し込む部分であるため、指の差し込みが可能な大きさで、且つ正面形状が略U形状をなすように形成されている。
前述したように、本実施例におけるシート部材収納ケース2の板部4aには、収納ケース成形時に孔16が形成される。そして、図8及び図9に示すように、この孔16の全周縁には板部4aの表面(図1中手前の面)から背面に向かって開口が狭まるように傾斜したテーパ面16aが設けられている。このテーパ面16aを設けた1つ目の目的は、挿脱部4cから挿入されたシート部材6の先端部6bが、孔16の縁に引っ掛かって挿入しにくくなることを防ぐためである。換言すればシート部材6の挿入を容易にするためである。この目的のためだけであれば、挿脱部4cに相反する孔16の周縁側にだけテーパ面16aを設けても良い。本実施例において孔16の全周縁にテーパ面16aを設けた2つ目の目的は、孔16の周囲における板部4aと縁壁部4bとの接合強度を高めるためである。即ち、孔16の全周縁にテーパ面16aを設けることで、テーパ面16aと縁壁部4bとの接合部16bが傾斜する。そのために、孔16の周囲では板部4a側と縁壁部4b側とを傾斜した長い壁で接合することができ、この接合部分を垂直の短い壁で接合する場合に比べて孔16の周囲の強度を高めることができる。
上記構成からなるシート部材収納ケース2において、シート部材6を収納するには、はじめに抜止部10(図7を参照)の上にシート部材6を乗せて、板部4aと保持部8との間にシート部材6を差し込む。次に、図10に示したように、そのままシート部材6を押し込むと、シート部材6はその外側面が縁壁部4bに支持されると共に縁壁部4bに沿って基板部4の奥へ進んで収納される。このようにシート部材収納ケース2内に収納されたシート部材6は、板部4a内に収まることで保護され、縁壁部4bにより3方向から支持され、板部4aと保持部8との間に挟持されて脱落しないように保持される。更に、シート部材6の後端部6cが、図11及び図12に二点鎖線で示したように、抜止部10に突き当たることで挿脱部4cから抜脱することなく確実に収納される。
上記のようにシート部材収納ケース2内に収納されたシート部材6を取り出すには、図11及び図12に示したように、はじめに第1の孔12からシート部材6の後端部6cを矢印a方向に押し上げる。これによりシート部材6全体が持ち上がるかあるいは図11に示しように、シート部材6の後端部6cの中央部分が持ち上がってわずかに湾曲し、抜止部10を乗り越えることが可能な状態になる。ここで、そのままシート部材6の後端部6cをつまみ上げて挿脱部4cから矢印b方向に引き出すかあるいは第2の切欠部14に側方から指を入れてシート部材6の先端部6bを押し出すことにより取り出すことができる。
このように、本実施例のシート部材収納ケース2においては、使用者がシート部材6を意識的に持ち上げて抜止部10を乗り越えさせることにより、シート部材6をシート部材収納ケース2に収めたり取り出すことができる。このため、一般的な使用時における振動や衝撃でシート部材6が抜止部10を乗り越えることはなく、確実に収納することができる。尚、このようにシート部材6を持ち上げることで挿脱可能となるため、抜止部10の高さ(板部4aからの突出丈)を高くすると脱落し難くなるが、挿脱もやり難くなる。また、シート部材6が湾曲させ易いものであれば、抜止部10が高くても挿脱可能である。このため、本実施例においては、一般的なディスク及びそれに添付する冊子を挿脱することを想定して、その厚みより低く且つ衝撃等で乗り越えない高さとして、シート部材6の略半分程度の高さに抜止部10の高さを設定している。尚、シート部材6によっては湾曲しにくかったり極めて薄いものもあるので、これに対応するため、本実施例では抜止部10の高さを約0.5mm〜0.9mmに設定するのが望ましい。また、シート部材6は、その端部の中央部分付近が湾曲させたときに最も持ち上がるため、この中央部分付近だけが抜止部10に突き当たるようにすれば、シート部材6を大きく湾曲させなくても挿脱させることができる。このため、抜止部10を挿脱部4cの中央部分付近だけに設けており、挿脱部4cの中央部分を除く隅部までの部分は、図1、図7及び図11にも示したように開口した状態としている。また、抜止部10は、シート部材6に少なくとも1ヵ所突き当たるようにすれば、シート部材6の抜脱を防ぐことができる。このため、必ずしも抜止部10が挿脱方向から見て矩形となる形状に形成する必要はない。例えば、図13に示すように、挿脱方向から見て挿脱部4cの中央付近に頂点が位置する三角形に形成し、あるいは図14に示すように台形状に形成しても良い。
図15は本発明の実施例2に係るシート部材収納ケースの正面図であり、図16乃至図21は図15に示すシート部材収納ケースのそれぞれ背面図、平面図、底面図、右側面図、左側面図、斜視図である。尚、図1等に示す実施例1に係るシート部材収納ケース2と同一部分に関しては同一の符号が付してある。図15乃至図21において、本実施例におけるシート部材収納ケース22は、実施例1におけるシート部材収納ケース2と同様に、基板部4と、基板部4の三方の周囲を囲む縁壁部4bと、絶縁部4bから水平方向に突出する保持部8と、縁壁部4bが設けられていない挿脱部4cの中央付近に設けられた抜止部10と、を備えている。また、基板部4の板部4aには、第1及び第2の切欠部12,14と孔16が実施例1におけるシート部材収納ケース2と同様に設けられている。なお、この実施例では第1及び第2の切欠部12,14は、ほぼ同一形状である。
一方、本実施例におけるシート部材収納ケース22の板部4aの中央には、ディスク収納部24が設けられている。このディスク収納部24は、ディスク6aに適合する円形の凹部24aと、ディスク6aの中央孔に適合する円筒状又は円柱状のボス部24bとを備えている。また、凹部24aには、外周の2ヵ所に、指を入れ易くするため外方に突出するように設けられた略半円形状の張出凹部24cが設けられている。また、ボス部24bの周囲には、ディスク6aの中央孔周囲を支持する円形に盛り上がった支持部24dが設けられている。
また、本実施例における保持部8は、正面形状が略舌状をなし、縁壁部4bの先端から基板部4の板部4aとほぼ平行に突出することで縁壁部4bの一部に設けられる水平方向の突出片8aと、この突出片8aの中央付近において一辺を残して舌状に切り起こして形成された舌状片8bとを備えている。本実施例における突出片8aは、シート部材6の挿脱方向に対して左右の対向する縁壁部4b(図15中上下の縁壁部4b)にそれぞれ2つずつ設けられ、挿脱部4cに相反する位置にある縁壁部4b(図15中左端の縁壁部4b)に2つ設けられている。また、実施例1と同様に、板部4aには各突出片8aに対応する位置に孔16が形成され、この孔16の全周縁にはテーパ面16aが設けられている。
一方、舌状片8bは、図21及び図22に示すように、その先端が基板部4の板部4aに向かって飛び出すように折曲されており、弾性を有している。この舌状片8bの先端8cは、板部4aの板面と同一面上に位置するか又は孔16内に向かって板部4aよりも更に背面側に位置するように設定されている。尚、この舌状片8bは、全ての保持部8が備えている必要はないものであり、一部の保持部8に設けるだけで良い。また、この舌状片8bは、シート部材6を挿入する際にシート部材6に抗することがないように、突出片8aとの接続部分からシート部材6が進む方向に向かって斜めに突出するように形成されている。
上記構成からなるディスク収納部24には、基板部4の板部4aに対面する方向からディスク25を収めることになる。また、このディスク収納部24に収めたディスク25を取り出すときにも、基板部4の板部4aに面する上方向へ取り出すことになる。このため、ディスク収納部24と保持部8とが重ならないように配置することが必要であり、本実施例においては、ディスク収納部24の外側に保持部8を設けている。これにより、基板部4の板部4aは、シート部材6の挿脱方向に長い長方形をなすことになり、実施例1における略正方形の板部4aよりもわずかに大きくなる。
前述した実施例1のシート部材収納ケース2においては、ディスク6a及び冊子等のシート部材6を全て挿脱部4cから挿脱していたが、本実施例のシート部材収納ケース22においては、ディスク6aをディスク収納部24に対面方向から着脱し、冊子等のシート部材6を挿脱部4cから挿脱することになる。シート部材6の挿脱は実施例1の図10乃至図12で示したのと同様の手順で行なわれるので、詳細な説明を省略する。
本実施例におけるディスク収納部24に収められたディスク6aは、図21に示したように、その上にシート部材6が重なることで外れて脱落することが阻止され、確実に収納されることになる。
また、例えば、紙片、写真等の極めて薄いシート部材6を収納する場合、収納したシート部材6が浮き上がったり湾曲して抜止部10を乗り越え易くなり、振動等によって抜脱する可能性もある。本実施例においては、一部の保持部8に舌状片8bを設けているので、一枚の紙のような極めて薄いシート部材6であっても、図22に示したように舌状片8bの先端8cが板部4aの方向にシート部材6を押さえ付けることになる。これにより、シート部材6が浮き上がって抜止部10を乗り越えることを防ぐことができ、極めて薄いシート部材6でも抜脱することなく確実に収納することができる。
尚、実施例1及び2におけるシート部材収納ケース2,22は、そのままでもディスク6aや冊子等のシート部材6を保護すると共に確実に収納することができるが、このシート部材収納ケース2,22ごと薄く透明な袋等に収めることで、店頭に並べても汚れることがなく、取り扱いも更に簡便にすることができる。
また、シート部材6としてディスクと冊子等の薄片を収める場合、冊子や二つ折りにした紙片の中にディスクを挟んだ状態で基板部4の挿脱部4cに差し込むことにより、挿脱時におけるディスクの損傷を防ぐことができる。
2,22 シート部材収納ケース
4 基板部
4a 板部
4b 縁壁部
4c 挿脱部
6 シート部材
8 保持部
8a 突出片
8b 舌状片
10 抜止部
12 第1の切欠部
14 第2の切欠部
16 孔
16a テーパ面
16b 接合部
24 ディスク収納部
24a 凹部
24b ボス部
24c 張出凹部
24d 支持部

Claims (8)

  1. 板面の輪郭の内面にシート部材が収まり且つ前記シート部材を支持し少なくとも一方向が開口して挿脱部を形成する縁壁部を有する基板部と、
    該基板部の板面に対向して前記シート部材を保持する前記縁壁部の一部に設けられた保持部と、
    前記挿脱部の少なくとも中央付近に前記基板部の板面から突出して、収められた前記シート部材の抜脱を阻止する抜止部と、を備え、
    前記抜止部を乗り越えさせることにより前記挿脱部から前記シート部材を挿脱することを特徴とするシート部材収納ケース。
  2. 前記シート部材は、ディスク及び薄片の一方又は両方からなる請求項1に記載のシート部材収納ケース。
  3. 前記基板部は、前記抜止部に隣接する位置に前記シート部材の押し上げを可能とする第1の切欠部を有する請求項2に記載のシート部材収納ケース。
  4. 前記基板部は、前記保持部と対向する位置に孔を有し、該孔の周縁にテーパ面が形成されている請求項2に記載のシート部材収納ケース。
  5. 前記基板部は、前記挿脱部に相反する位置に、前記シート部材の押し出しを可能とする第2の切欠部を有する請求項3に記載のシート部材収納ケース。
  6. 前記基板部は、略中央に前記ディスクを収納保持するディスク収納部を有し、該ディスク収納部の外側に前記保持部が設けられている請求項2乃至5のいずれか一つに記載のシート部材収納ケース。
  7. 前記保持部は、前記基板部の板面に対向するように前記縁壁部から突出する突出片と、該突出片に設けられ且つ先端が前記基板部の板面に向かって飛び出している弾性を有する舌状片と、を備える請求項6に記載のシート部材収納ケース。
  8. 前記抜止部は、挿脱部の両隅部には形成されていない請求項1に記載のシート部材収納ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107297969A (zh) * 2017-08-22 2017-10-27 东方化成(惠州)精密制品有限公司 一种日历盒

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