JP2010279603A - 鼻マスク - Google Patents

鼻マスク Download PDF

Info

Publication number
JP2010279603A
JP2010279603A JP2009136197A JP2009136197A JP2010279603A JP 2010279603 A JP2010279603 A JP 2010279603A JP 2009136197 A JP2009136197 A JP 2009136197A JP 2009136197 A JP2009136197 A JP 2009136197A JP 2010279603 A JP2010279603 A JP 2010279603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nasal
frame
nasal mask
mask
septum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009136197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4555386B1 (ja
Inventor
Kiyohiko Uematsu
清彦 植松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2009136197A priority Critical patent/JP4555386B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4555386B1 publication Critical patent/JP4555386B1/ja
Publication of JP2010279603A publication Critical patent/JP2010279603A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Abstract

【課題】快適な装着状態を長時間維持できる鼻マスクを提供する。
【解決手段】左右の鼻孔220L,220Rの各々に挿入されて鼻中隔210を左右両側から挟む2つの鼻中隔挟み部111L,111Rを鼻孔220L,220Rへの挿入方向先端側に有し、鼻中隔挟み部111L,111Rによって鼻中隔210を挟んだ状態としたときに鼻孔220L,220Rへの挿入方向後端側が鼻孔220L,220Rの各々の入口面よりも外側に位置する鼻マスク脱落防止部110と、鼻マスク脱落防止部110の挿入方向後端側に位置して、鼻孔220L,220Rの各々の入口面に対向する開口部を有するフレーム120と、少なくとも開口部を覆うようにフレーム120に支持されるフィルタ130L,130Rとを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、花粉や粉塵などの防御用として好適な鼻マスクに関する。
花粉やハウスダストなど空気中を浮遊する微粒子によるアレルギー性鼻炎に悩まされる人は年々増加傾向にある。このようなアレルギー性鼻炎対策としては、マスクの着用が一般的であるが、従来の一般的なマスクは、鼻及び口を含む顔の下半分を覆うため、見た目に大げさな印象を与え、また、対話がしづらく飲食時にはマスクを外さなければならないといった不便さもあることからマスクの着用を嫌う人も多い。
一方、このような顔半分を覆う一般的なマスクに対して鼻のみを覆うマスク(鼻マスクという)が従来から様々提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。特許文献1〜3に開示されている鼻マスクは、いずれも鼻に装着されるマスクであるため、従来の一般的なマスクが有する上記した課題は解消される。なお、特許文献2においては「防塵マスク」と表記されているが、鼻に装着されるマスクであるため、ここでは「鼻マスク」として説明する。
特開2002−345986号公報 特開2007−301345号公報 特開2003−305135号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示されている鼻マスクは、いずれも鼻孔内にフィルタを挿入するものであるため、当該鼻マスクの装着中は、鼻孔内に異物が存在することによる不快感を使用者に与えることは否めない。
すなわち、特許文献1に開示された鼻マスクは、弾性を有するC型の輪環状フレームに支持されたフィルタを輪環状フレームごと鼻孔内に挿入するものであり、輪環状フレームが鼻孔内で広がろうとする働きによって鼻マスクの脱落防止機能を持たせている。
このように、特許文献1に開示された鼻マスクは、該鼻マスクの装着中においては、輪環状フレームが鼻孔内で広がろうとする力を常に使用者に与えることになるため、このような鼻マスクを長時間使用することは苦痛である。
一方、特許文献2に開示された鼻マスクは、左右のフィルタを連結する連結部が、鼻中隔を挟む機能を有しているため、この連結部(特許文献1においては挟み部としている)によって鼻マスクの脱落防止が図れる。このため、特許文献2に開示された鼻マスクは、単に、フィルタは鼻孔内に挿入されるだけのものであるが、フィルタが鼻孔内に挿入されるという点では特許文献1に開示された鼻マスクと同じであり、鼻孔内に異物が存在することによる不快感を使用者に与えることは否めない。
しかも、特許文献2に開示された鼻マスクは、挟み部の先端(鼻孔内部への挿入方向先端部)にフィルタが取り付けられているため、挟み部を鼻孔の所定位置にまで挿入した状態においては、フィルタは鼻孔の入口からさらに奥に入った位置にまで達することとなる。このため、使用者に与える不快感はより大きなものとなり、このような鼻マスクを長時間使用することは苦痛である。
これに対して、特許文献3に開示された鼻マスクは、特許文献1及び特許文献2に開示された鼻マスクとは異なり、フィルタを鼻孔内に挿入するものではなく、粘着剤を塗布したフィルタを鼻孔の入口に貼りつける絆創膏式の鼻マスクである。このため、鼻孔内にフィルタが挿入されないので、特許文献1及び特許文献2に開示された鼻マスクのようにフィルタが鼻孔内に挿入されることによる不快感を使用者に与えることはない。
しかしながら、特許文献3に開示された鼻マスクは、粘着剤が鼻の皮膚に直接触れることになるので、粘着剤がアレルギー症状を引き起す原因となる場合もある。また、特許文献3に開示された鼻マスクは、当該鼻マスクの装着中においては、鼻孔の入口に絆創膏が貼られているのと同じ状態であるので、長時間その状態が継続することは不快であり、このような鼻マスクを長時間使用することは苦痛である。
そこで本発明は、快適な装着状態を長時間維持できる鼻マスクを提供することを目的とする。
(1)本発明の鼻マスクは、左右の鼻孔の各々に挿入されて鼻中隔を左右両側から挟む2つの鼻中隔挟み部を前記鼻孔への挿入方向先端側に有し、前記鼻中隔挟み部によって前記鼻中隔を挟んだ状態としたときに前記鼻孔への挿入方向後端側が前記鼻孔の各々の入口面よりも外側に位置する鼻マスク脱落防止部と、前記鼻マスク脱落防止部の前記挿入方向後端側に位置して、前記鼻孔の各々の入口面に対向する開口部を有するフレームと、少なくとも前記開口部を覆うように前記フレームに支持されるフィルタとを有することを特徴とする。
このように、本発明の鼻マスクにおいては、フィルタが鼻孔内に挿入されるものではなく、フレームに保持された状態で鼻孔の入口面に存在するものであるため、鼻孔内に異物が存在することによる不快感を使用者に与えることがない。また、粘着剤などにより皮膚に直接貼り付けて使用するものではないため、接着剤が皮膚に悪影響を及ぼすというような不具合を未然に防止することができる。したがって、本発明の鼻マスクは、快適な装着状態を長時間維持できる鼻マスクとすることができる。
(2)本発明の鼻マスクにおいては、前記鼻マスク脱落防止部及び前記フレームは、別体として形成され、前記鼻マスク脱落防止部の挿入方向後端側が前記フレームに対して接合されることが好ましい。
これは、鼻マスク脱落防止部及びフレームをそれぞれ別部品として形成するものであり、このようにすることで、それぞれの部品は単純なものとすることができ、それぞれの部品の製造を容易にすることができる。なお、鼻マスク脱落防止部とフレームとを別部品として形成することによって、鼻マスク脱落防止部とフレームとを接合するための工数は増えるが、両者の接合は接着剤などにより容易に行うにことができる。また、鼻マスク脱落防止部とフレームとを接合したあとは、接着剤が直接皮膚に触れることはないので、接着剤が皮膚に悪影響を及ぼすという心配もない。
(3)本発明の鼻マスクにおいては、前記鼻マスク脱落防止部及び前記フレームは、一体として形成されることもまた好ましい。
このように、鼻マスク脱落防止及びフレームを一体として形成することも可能であり、このようにすることで、部品点数を減らすことができ、組み立て工数も減らすことができる。
(4)本発明の鼻マスクにおいては、前記鼻中隔挟み部には、球形状部が形成されていることが好ましい。
このように、鼻中隔挟み部が球状部をなすことにより、本発明の鼻マスクを装着したときに、鼻孔の粘膜などに損傷を与えにくくすることができる。
(5)本発明の鼻マスクにおいては、前記球形状部は、シリコンコーティングによって形成されることが好ましい。
このように、シリコンコーティングにより球形状部を形成することにより、球形状部を柔らかくすることができ、鼻孔の粘膜などに損傷を与えにくくする効果をより高めることができる。
(6)本発明の鼻マスクにおいては、前記フレームは、前記左右の両端部に使用者が指でつまむことのできる把持部を有することが好ましい。
これにより、本発明の鼻マスクの装着及び取り外しを容易に行うことができる。また、当該把持部を折り曲げ自在とすれば、鼻の左右の鼻翼の表面に沿うように左右両端の把持部をそれぞれ折り曲げることにより、鼻マスクの装着状態をより確実にすることができる。
(7)本発明の鼻マスクにおいては、前記フレームは、曲げ力が与えられることによって所定形状が形成されたときにその所定形状を保持することができ、かつ、弾性を有する素材により形成されることが好ましい。
フレームをこのような素材により製造することにより、当該フレームを鼻孔の入口面の形状に容易に合わせることができ、装着された鼻マスクを鼻孔の入口面に密接状態とすることができる。これにより、鼻マスクの存在が目立なくすることができるとともに、フィルタによるフィルタ効果を高めることができる。なお、フレームは、透明又は人間の皮膚の色に近い色とすることが好ましく、フィルタ及び鼻マスク脱落防止部は、人間の鼻孔は外から見たときに黒く見えることからそれに合わせた色とすることが好ましく、フレーム、フィルタ及び鼻マスク脱落防止部をこのような色とすることにより、装着された鼻マスクの存在を、より目立たなくすることができる。
(8)本発明の鼻マスクにおいては、前記フレームは、フレーム全体が前記フィルタを形成するフィルタ素材によって覆われた構成とすることもまた好ましい。
このように、フレーム全体がフィルタを形成する素材で覆われた構成とすることも可能であり、このような構成とすることによって、フレームがフィルタ素材に埋め込まれたものとなり、他人からフレームが目視できない状態となり、見栄えのよい鼻マスクとすることができる。
実施形態1に係る鼻マスク101の構成を示す図。 実施形態1に係る鼻マスク101を分解して示す斜視図。 実施形態1に係る鼻マスク101を人間の鼻200に装着した状態を模式的に示す断面図。 実施形態1に係る鼻マスク101の装着手順を説明する図。 実施形態2に係る鼻マスク102の構成を示す図。 脱落防止部一体型フレーム150の構成を示す平面図。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る鼻マスク101の構成を示す図である。図1(a)は正面図であり、図1(b)は平面図である。また、図2は、実施形態1に係る鼻マスク101を分解して示す斜視図である。図3は、実施形態1に係る鼻マスク101を人間の鼻200に装着した状態を模式的に示す断面図である。
実施形態1に係る鼻マスク101は、図1から図3に示すように、鼻中隔210を左右両側から挟むことによって鼻マスク101の脱落を防止する鼻マスク脱落防止部110と、鼻孔220L,220Rの各入口面に対向する開口部121L,121Rを有するとともに左右方向の両端部に把持部122L,122Rを有するフレーム120と、開口部121L,121Rを覆うようにフレーム120に支持されるフィルタ130L,130Rとを有している。
鼻マスク脱落防止部110は、例えば、ポリエチレン樹脂、塩化ビニール樹脂などの弾性を有する素材によって薄板状に形成され、実施形態1に係る鼻マスク101においては、平面形状がほぼC字状をなしている。
この鼻マスク脱落防止部110は、鼻中隔210を左右両側から挟む2つの鼻中隔挟み部111L,111Rを鼻孔220L,220Rへの挿入方向先端側に有している。そして、鼻中隔挟み部111L,111Rにはシリコンコーティングなどによる球形状部が形成されている。これにより、鼻中隔挟み部111L,111Rが鼻中隔210を挟んだ状態となったとき、鼻中隔210を柔らかく挟むことができるため、鼻孔内の粘膜などに損傷を与えないようにすることができる。
また、鼻マスク脱落防止部110は、鼻孔220L,220Rへの挿入方向後端側(鼻マスク脱落防止部110の湾曲部における最後端部の外面110b)がフレーム120に対して接着剤などで接合される。これにより、鼻マスク脱落防止部110の挿入方向後端側にフレームが位置するため、鼻中隔挟み部111L,111Rが鼻中隔210を挟んだ状態となったとき、フレーム120は、鼻孔220L,220Rの入口面よりも外側に位置する。
また、鼻マスク脱落防止部110とフレーム120との接合部A(図1(b)において太線で示す部分)は、フレーム120の左右方向において所定幅Wを有している。このように、鼻マスク脱落防止部110とフレーム120との接合部Aが、フレーム120の左右方向において所定幅Wを有することにより、両者の接合状態が確実なものとなるとともに、実施形態1に係る鼻マスク101を鼻200に装着する際、フレーム120の把持部122L,122Rを図1(b)の矢印a方向に曲げてフレーム120を湾曲させると、鼻中隔挟み部111L,111Rには矢印b,b’方向への回転力が働き、鼻中隔挟み部111Lと鼻中隔挟み部111Rとの間隔が広くなるため、鼻中隔挟み部111L,111Rを鼻孔220L,220Rに挿入しやすくなる。
また、鼻マスク脱落防止部110の湾曲部における最後端部すなわちフレーム120との接合部Aの厚み(湾曲部における最後端部の内面110aと外面110bとの間の厚み)はできるだけ薄くすることが好ましい。これは、実施形態1に係る鼻マスク101を装着した状態(図3参照)としたときに、フレーム120との接合部Aの厚みが薄いほど、鼻マスク脱落防止部110の存在が目視されにくくなり、また、フレーム120を鼻孔220L,220Rの入口に密接させることができるからである。
また、フレーム120は、フィルタ保持部123L,123Rと、フィルタ保持部123L,123Rを連結する連結部124とを有している。なお、フィルタ保持部123L,123Rには、上記した開口部121L,121Rが設けられるとともにその左右両端側には上記した把持部122L,122Rが突設されている。
なお、フィルタ保持部123L,123Rは、それぞれ対応する鼻孔220L,220Rの入口面よりも一回り大きい程度の外形寸法を有している。また、これらフィルタ保持部123L,123Rに設けられる開口部121L,121Rは、鼻孔220L,220Rの入口面とほぼ同じ大きさか、それよりも一回り小さいものとする。
また、フィルタ保持部123L,123Rへのフィルタ130L,130Rの取り付けは、例えば、フィルタ130L,130Rをフレーム120の開口部121L,121Rよりも一回り程度大きなものとして、それぞれに「糊しろ」を設け、この「糊しろ」に接着材などを塗布してフレーム120のフィルタ保持部123L,123Rに接着することによって行う。なお、図1において、破線で示されている卵型形状の枠がフィルタ130L,130Rの外形であり、フレーム120の開口部121L,121Rよりも一回り程度大きなものとなっている。
また、フレーム120は、曲げ力が与えられることによって所定形状が形成されたときにその所定形状を保持することができ、かつ、弾性を有する軽量な素材であることが好ましい。このような条件を備える素材としては、例えば、シリコン樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニール樹脂などの素材を例示することができ、実施形態1に係る鼻マスク101のフレーム120は、これらの素材を薄いフィルム状として用いる。
このような素材を用いてフレーム120を形成することにより、当該フレーム120を自分の鼻孔220L,220Rの入口面の湾曲した形状に沿うような形状とすることが容易となり、それによって、実施形態1に係る鼻マスク101を鼻に200に装着したときに、フレーム120を鼻孔220L,220Rに密接した状態(例えば図3参照)とすることができる。
なお、フレーム120は、図1(b)に示すように、フレーム120を平面的に見たとき、おおまかには、V字型をなしている。すなわち、フレーム120を平面的に見たときにフィルタ保持部123L及びフィルタ保持部123Rを直線と考えた場合、それぞれの直線がなす角度は180度未満となるように設定しておくが、160度未満となるように設定することが好ましい。
フレーム120をこのような形状とすることによって、鼻マスク101を装着したときにフレーム120を鼻孔220L,220Rに密接した状態とすることができる。すなわち、把持部122L,122Rを矢印a方向に曲げてフレーム120を湾曲させて、鼻中隔挟み部111L,111Rを鼻孔220L,220R内に挿入したあと、把持部122L,122Rの曲げ力を解除することにより、フィルタ保持部123L,123Rがその復帰力によって元に戻ろうとするので、フレーム120を鼻孔220L,220Rに密接した状態とすることができる。
また、フィルタ130L,130Rの素材は、通気性と防塵性とを兼ね備えるとともに、鼻水などを吸水し易くするために吸水性を有し、かつ、軽量な素材であることが好ましい。これらの要素を有するものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、これらの要素を有する不織布などが好適である。また、フィルタ130L,130Rの厚みは、十分なフィルタ機能を有する程度の厚みとすることが好ましい。
図4は、実施形態1に係る鼻マスク101の装着手順を説明する図である。まずは、図4(a)に示すように、フレーム120の把持部122L,122Rを矢印a方向(図1(b)参照)に少し曲げて湾曲させ、鼻マスク脱落防止部110の鼻中隔挟み部111Lと鼻中隔挟み部111Rとの間隔を広くした状態として、鼻中隔挟み部111L,111Rを左右の鼻孔220L,220Rに挿入して行く。図4(a)は、鼻中隔挟み部111Lと鼻中隔挟み部111Rとの間隔が広がった状態が示されている。なお、鼻中隔挟み部111L,111Rの鼻孔220L,220Rへの挿入は、鼻マスク脱落防止部110の湾曲部における最後端の内面110aが鼻中隔210の先端部に当接する状態(図3に示す状態)となるまで行う。
そして、フレーム120の把持部122L,122Rの矢印a方向への曲げ力を解除すると、鼻中隔挟み部111Lと鼻中隔挟み部111Rとの間隔が元の間隔に戻り、鼻中隔挟み部111L,111Rが左右両側から鼻中隔210を挟む状態となる。
これにより、図4(b)に示すように、実施形態1に係る鼻マスク101が鼻200に適切に装着された状態となる。このとき、鼻中隔挟み部111L,111Rにはシリコンコーティングによる球形状部が形成されているので、鼻中隔210を柔らかく挟むことができ、鼻孔220L,220Rの粘膜などに損傷を与えないようにすることができる。
実施形態1に係る鼻マスク101が確実に装着された状態となると、フィルタ130L,130Rは、左右の鼻孔220L,220Rの入口面に対向し各々の入口面を覆う状態となり、かつ、フレーム120のフィルタ保持部123L,123Rが鼻孔220L,220Rの入口面を囲む皮膚に密接した状態となる。そして、フレーム120の把持部122L,122Rが鼻200の左右の鼻翼230L,230Rの表面に沿うように把持部122L,122Rをそれぞれ折り曲げることにより、実施形態1に係る鼻マスク101の装着状態をより確実なものとすることができる。
ところで、実施形態1に係る鼻マスク101において、フレーム120は、透明又は人間の皮膚の色に近い色とすることが好ましい。また、人間の鼻200は、他人から見たときに鼻孔220L,220Rが黒く見えることから、鼻マスク脱落防止部110及びフィルタ130L,130Rの色は、黒又は黒に近い色とすることが好ましい。フレーム120、鼻マスク脱落防止部110及びフィルタ130L,130Rをこのような色とすることにより、装着された鼻マスク101の存在を目立たなくすることができる。
また、これとは逆に、鼻マスク101を1つの装飾品として考えることもできる。この場合、使用者の好みの色を選べるように、フレーム120やフィルタ130L,130Rの色を多種用意しておけば、使用者は自分の好みの色の鼻マスクを装着することができる。
また、フィルタ130L,130Rに活性炭や芳香剤を含ませるようにしてもよく、これによれば、悪臭の漂う環境下での作業を行う場合、実施形態1に係る鼻マスク101を装着することにより、快適に作業を行うことができる。また、フィルタ130L,130Rに鼻炎などを緩和する効果を有する薬剤を含ませるようにしてもよい。
以上説明したように、実施形態1に係る鼻マスク101は、フィルタ130L,130Rが鼻孔220L,220Rの内部に挿入されるものではなく、鼻孔130L,130Rの入口面に存在するものである。このため、実施形態1に係る鼻マスク101を装着したとき、鼻孔130L,130Rの内部に異物が存在することによる不快感を使用者に与えることがない。また、鼻マスクを装着して、例えばジョギング、サイクリングなどの運動を行う場合、フィルタ130L,130Rが鼻孔220L,220Rの内部に挿入されていないので、息苦しさからも解放され、これらの運動を快適に行うことができる。
また、実施形態1に係る鼻マスク101は、鼻中隔210を鼻中隔挟み部111L,111Rによって適切な弾性力によって挟むようにしているので、装着後の鼻マスク101が簡単に脱落してしまうというような不具合を防止することができ、しかも、着脱は容易である。
また、鼻中隔挟み部111L,111Rにはシリコンコーティングによる球形状部が形成されているので、鼻中隔210を柔らかく挟むことができ、鼻孔220L,220Rの粘膜などに損傷を与えないようにすることができる。
[実施形態2]
図5は、実施形態2に係る鼻マスク102の構成を説明する図である。なお、図5において、図1から図4と同じ構成要素には同一符号が付されている。実施形態2に係る鼻マスク102は、図5に示すように、フィルタ130L,130Rとして使用される素材(フィルタ素材という。)131でフレーム120全体を覆った構成としている。したがって、フレーム120がフィルタ素材131の中に埋め込まれたものとなり、外部からフレーム120が目視されない状態となる。なお、実施形態2に係る鼻マスク102においては、鼻マスク102を装着したとき、フレーム120におけるフィルタ保持部123L,123Rに設けられた開口部121L,121Rに位置するフィルタ素材131がフィルタ130L,130Rとしての機能を果たす。
なお、実施形態2に係る鼻マスク102においては、フィルタ130L,130R以外の部分におけるフィルタ素材131は、フィルタ130L,130Rに比べて薄くするようにしてもよい。これにより、鼻マスク全体が厚ぼったくなるのを防ぐことができ、実施形態2に係る鼻マスク102を装着したときに鼻マスク102の存在を目立ちにくくすることができる。
また、実施形態1に係る鼻マスク101と同様、フィルタ130L,130Rとなる部分に活性炭、芳香剤、鼻炎を緩和する効果のある薬剤などを含ませるようにしてもよく、また、フィルタ素材131全体に活性炭、芳香剤、鼻炎を緩和する効果のある薬剤などを含ませるようにしてもよい。
[実施形態3]
上記各実施形態では、フレーム120及び鼻マスク脱落防止部110を別体として形成して、両者を接着剤などに接合するようにしたが、フレーム120及び鼻マスク脱落防止部110を一体として形成するようにしてもよい。なお、フレーム120及び鼻マスク脱落防止部110を一体として形成されたものを脱落防止部一体型フレーム150と呼ぶことにする。
図6は、脱落防止部一体型フレーム150の構成を示す平面図である。脱落防止部一体型フレーム150は、図6に示すように、フレーム部151(上記各実施形態におけるフレーム120に対応している)と、フレーム部151のほぼ中央部(図2に示すフレーム120における連結部124に対応する部分)において突出された2本の挟み片152L,152R(上記各実施形態における鼻マスク脱落防止部110に対応している)とを有している。なお、挟み片152Lと挟み片152Rとは所定間隔Wを有している。そして、これら挟み片152L,152Rは、先端部に鼻中隔挟み部153L,153Rを有しており、鼻中隔挟み部153L,153Rは、上記各実施形態と同様、シリコンコーティングなどによる球形状部が形成されている。
図6に示すように、挟み片152Lと挟み片152Rとが所定間隔Wを置いて突設されているため、フレーム部151の左右の把持部154L,154Rを矢印a方向に少し曲げて湾曲させると、鼻中隔挟み部153L,153Rには矢印b,b’方向への回転力が働き、鼻中隔挟み部153Lと鼻中隔挟み部153との間隔が広くなるため、鼻マスクの装着を容易なものとすることができる。
なお、図6に示すような脱落防止部一体型フレーム150において、フレーム部151の形状や構成などは、実施形態1に係る鼻マスク101で示したフレーム120(例えば図2参照)と同様とすることができる。また、当該フレーム部151に取り付けられるフィルタも実施形態1に係る鼻マスク101で示したフィルタ130L,130R(例えば図2参照)と同様のものを使用することがき、その取り付け方も実施形態1に係る鼻マスク101と同様とすることができる(例えば図1参照)。また、実施形態2に係る鼻マスク102と同様、フレーム全体(フレーム部151全体)をフィルタ素材131で覆うことも可能である。
図6に示すような脱落防止部一体型フレーム150を用いることによっても実施形態1及び実施形態2と同様、フィルタ130L,130Rが鼻孔220L,220Rの入口面に存在する鼻マスクを製造することができ、それによって、実施形態1及び実施形態2に係る鼻マスクと同様の効果が得られる。また、図6に示すような脱落防止部一体型フレーム150を用いることによって、部品点数を減らすことができ、組み立て工数も減らすことができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能となるものであり、例えば、下記(1)〜(3)に示すような変形も可能である。
(1)鼻マスク脱落防止部110は、上記各実施形態においては薄板状としたが、これに限られるものではなく、鼻中隔210を適切に挟むことができればよいので、例えば、ワイヤー状の部材を用いて形成してもよい。
(2)フレーム120も上記各実施形態に示したような構成に限られるものではなく、例えば、ワイヤーなどによって構成することも可能である。特に、実施形態2に係る鼻マスク101のように、フィルタ素材131でフィルタ全体を覆うような構成とする場合には、フレーム120をワイヤーとすることも容易である。なお、フレームをワイヤーによって形成する場合にも、曲げ力が与えられることによって所定形状が形成されたときにその所定形状を保持することができ、かつ、わずかな弾性を有する軽量な素材であることが好ましい。
(3)上記各実施形態では、鼻中隔挟み部111L,111Rの球形状部はシリコンコーティングにより形成するようにしたが、これに限られるものではなく、鼻マスク脱落防止部110として使用される素材(ポリエチレン樹脂、塩化ビニール樹脂など)そのものの先端部(鼻中隔挟み部111L,111R)を球形状とするようにしてもよい。
101・・・実施形態1に係る鼻マスク、102・・・実施形態2に係る鼻マスク、110・・・鼻マスク脱落防止部、111L,111R鼻中隔挟み部、120・・・フレーム、121L,121R・・・開口部、122L,122R・・・把持部、123L,123R・・・フィルタ保持部、124・・・連結部、130L,130R・・・フィルタ、131・・・フィルタ素材、150・・・脱落防止部一体型フレーム、151・・・フレーム部、152L,152R・・・挟み片、153L,153R・・・鼻中隔挟み部、154L,154R・・・把持部、200・・・鼻、210・・・鼻中隔、220L,220R・・・鼻孔

Claims (8)

  1. 左右の鼻孔の各々に挿入されて鼻中隔を左右両側から挟む2つの鼻中隔挟み部を前記鼻孔への挿入方向先端側に有し、前記鼻中隔挟み部によって前記鼻中隔を挟んだ状態としたときに前記鼻孔への挿入方向後端側が前記鼻孔の各々の入口面よりも外側に位置する鼻マスク脱落防止部と、
    前記鼻マスク脱落防止部の前記挿入方向後端側に位置して、前記鼻孔の各々の入口面に対向する開口部を有するフレームと、
    少なくとも前記開口部を覆うように前記フレームに支持されるフィルタと、
    を有することを特徴とする鼻マスク。
  2. 請求項1に記載の鼻マスクにおいて、
    前記鼻マスク脱落防止部及び前記フレームは、別体として形成され、前記鼻マスク脱落防止部の挿入方向後端側が前記フレームに対して接合されることを特徴とする鼻マスク。
  3. 請求項1に記載の鼻マスクにおいて、
    前記鼻マスク脱落防止部及び前記フレームは、一体として形成されることを特徴とする鼻マスク。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の鼻マスクにおいて、
    前記鼻中隔挟み部には、球形状部が形成されていることを特徴とする鼻マスク。
  5. 請求項4に記載の鼻マスクにおいて、
    前記球形状部は、シリコンコーティングによって形成されることを特徴とする鼻マスク。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の鼻マスクにおいて、
    前記フレームは、前記左右の両端部に使用者が指でつまむことのできる把持部を有することを特徴とする鼻マスク。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の鼻マスクにおいて、
    前記フレームは、曲げ力が与えられることによって所定形状が形成されたときにその所定形状を保持することができ、かつ、弾性を有する素材により形成されることを特徴とする鼻マスク。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の鼻マスクにおいて、
    前記フレームは、フレーム全体が前記フィルタを形成するフィルタ素材によって覆われた構成とすることを特徴とする鼻マスク。
JP2009136197A 2009-06-05 2009-06-05 鼻マスク Expired - Fee Related JP4555386B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009136197A JP4555386B1 (ja) 2009-06-05 2009-06-05 鼻マスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009136197A JP4555386B1 (ja) 2009-06-05 2009-06-05 鼻マスク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4555386B1 JP4555386B1 (ja) 2010-09-29
JP2010279603A true JP2010279603A (ja) 2010-12-16

Family

ID=42978756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009136197A Expired - Fee Related JP4555386B1 (ja) 2009-06-05 2009-06-05 鼻マスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4555386B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105749446A (zh) * 2016-05-11 2016-07-13 童许斌 一种鼻罩
CN107308565A (zh) * 2017-07-01 2017-11-03 高级全球创新有限公司 一种新型过滤口罩
WO2018230892A1 (ko) * 2017-06-14 2018-12-20 양영철 비공 마스크
KR20220144472A (ko) * 2021-04-20 2022-10-27 장용기 김서림 방지구

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102102165B1 (ko) * 2018-07-31 2020-05-29 조일근 교체형 콧구멍 마스크

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5018096U (ja) * 1973-06-11 1975-02-27
JPS6047542U (ja) * 1983-09-08 1985-04-03 平沢 曠 フィゴ−式鼻マスク
JPS60175258U (ja) * 1984-04-28 1985-11-20 村田 松太郎 口ひげ型鼻孔フイルタ−
JPS63147478A (ja) * 1986-12-11 1988-06-20 村田 松太郎 口ヒゲ型鼻孔口外側フイルタ−の製造方法
JPH03101132U (ja) * 1990-02-02 1991-10-22
JP2001000566A (ja) * 1999-06-21 2001-01-09 Kiyoshi Takamoto マスク
JP2002345986A (ja) * 2001-05-18 2002-12-03 Takeshi Ri 鼻マスク
JP2003305135A (ja) * 2002-04-17 2003-10-28 Takao Akeura 絆創膏式鼻マスク
JP2007301345A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Jin-Gu Joung 防塵マスク

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5018096U (ja) * 1973-06-11 1975-02-27
JPS6047542U (ja) * 1983-09-08 1985-04-03 平沢 曠 フィゴ−式鼻マスク
JPS60175258U (ja) * 1984-04-28 1985-11-20 村田 松太郎 口ひげ型鼻孔フイルタ−
JPS63147478A (ja) * 1986-12-11 1988-06-20 村田 松太郎 口ヒゲ型鼻孔口外側フイルタ−の製造方法
JPH03101132U (ja) * 1990-02-02 1991-10-22
JP2001000566A (ja) * 1999-06-21 2001-01-09 Kiyoshi Takamoto マスク
JP2002345986A (ja) * 2001-05-18 2002-12-03 Takeshi Ri 鼻マスク
JP2003305135A (ja) * 2002-04-17 2003-10-28 Takao Akeura 絆創膏式鼻マスク
JP2007301345A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Jin-Gu Joung 防塵マスク

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105749446A (zh) * 2016-05-11 2016-07-13 童许斌 一种鼻罩
WO2018230892A1 (ko) * 2017-06-14 2018-12-20 양영철 비공 마스크
CN107308565A (zh) * 2017-07-01 2017-11-03 高级全球创新有限公司 一种新型过滤口罩
KR20220144472A (ko) * 2021-04-20 2022-10-27 장용기 김서림 방지구
KR102574967B1 (ko) 2021-04-20 2023-09-07 장용기 김서림 방지구

Also Published As

Publication number Publication date
JP4555386B1 (ja) 2010-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5941244A (en) Dustproof mask
JP4555386B1 (ja) 鼻マスク
US6216694B1 (en) Stuff-in type nose plug with air filters
US20080053448A1 (en) Nasal filter
KR101951300B1 (ko) 마스크 어셈블리
KR20170104196A (ko) 미세먼지제거용 마스크
KR102377040B1 (ko) 조립형 투명 마스크
KR20140128666A (ko) 안면 접착기능을 갖는 밀폐 마스크
KR101582353B1 (ko) 자유변형에 의한 형상유지 마스크
JP2007021156A (ja) 鼻の花粉侵入防止具
JP4021450B2 (ja) 鼻美容衛生器具
KR20190100690A (ko) 방진 마스크
KR200395267Y1 (ko) 레저용 마스크
JP2006217936A (ja) 二重構造マスク
JPH0576420U (ja) 眼窩部保護用ゴーグル付使い捨てマスク、およびマスク装着式ゴーグル
JP3119003U (ja) 鼻用マスク
JP6867720B2 (ja) マスク
JP2016176165A (ja) マスク
US20230173311A1 (en) Nasal mask and associated filter
KR102328660B1 (ko) 밀착형 마스크용 필터
JP2013052212A (ja) 赤ちゃん用おしゃぶりマスク
TW201242633A (en) Endonasal filter modified to sustain simulated stud piercing
US20220400786A1 (en) Protective mask
US20210330915A1 (en) Mouthpiece connector and breathing system
KR20220165430A (ko) 립뷰 기능이 구비된 안면마스크

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100715

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees