JP2002345986A

JP2002345986A - 鼻マスク

Info

Publication number: JP2002345986A
Application number: JP2001188877A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Ri; 威李; Kenmin Ri; 建民李
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-05-18
Filing date: 2001-05-18
Publication date: 2002-12-03

Abstract

(57)【要約】【課題】従来のマスク機能を完全に維持することがで
き、鼻と口を同時に覆い、呼吸でメガネに曇りが生じる
視界不良、話しづらさなど従来のマスクがもつ幾つかの
欠点を解決する、着脱自在とフィルターの使い捨てを特
徴とする衛生的に清潔で、使い易く、安全な、ファッシ
ョン性に優れた鼻マスクを提供する。【解決手段】本発明の鼻腔内装着用の鼻マスクは、一
対の輪環状の「Ｃ」形状フレームを互いに逆向きに連結
した鼻マスクフレームにフィルターを取付けて構成す
る。フィルターは、従来から使用されている布帛製など
であれば特に限定されない。また、フィルターに呼吸で
きるような固形などの芳香剤あるいは薬剤などを用いる
ことで爽快感や鼻炎、花粉症などの治療効果、あるいは
健康増進効果も得られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は鼻マスクに関する。
さらには、呼吸気に対する交換式フィルターによる使い
捨てと着脱自在を可能とした鼻腔内装着用鼻マスクに関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来のマスクは、かぜや、花粉症等の予
防や治療のために、鼻腔と口とが完全に覆われてしまう
ような大型のサイズのものが多く、引掛用のゴムひもを
両耳に掛けて使われるのが普通である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】近年、花粉によるアレ
ルギー性鼻炎の症状を持つ人が増えている。従来のよう
なマスクを使用すると、口と鼻の両方を同時に覆ってし
まう形になり、ある程度不便もあり、苦痛である。ま
た、呼吸でメガネに曇りが生じる視界不良問題もあり、
他人と話をする場合も話しづらいなど幾つかの問題点が
ある。このため、使い易く、ファッション、美観上から
も使用装着状態が見て分かりにくいマスクが望まれてい
る。

【０００４】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的とするところは、装着時の不便や苦
痛感、メガネの曇り、対話のしずらさ問題等を解消した
鼻腔内装着用鼻マスクを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の鼻腔内装着用鼻
マスクは、輪環状の「Ｃ」形状のフレームにフィルター
を取付けて構成し、使用時、簡単に抜け落ちてこない程
度の大きさにすればよい。フィルターは布帛製であれば
周縁部硬化処理など特に限定されない。布帛とはガーゼ
などの織布，不織布，編布のことであり、従来から使用
されているものである。フィルターの大きさ、形状は限
定されないが、通常は楕円で鼻腔の大きさ、形状であれ
ばよい。フィルターの厚さも限定されないが、従来から
使用されているものである。

【０００６】輪環状の「Ｃ」形状のフレームとしては、
鼻腔内に入るような大きさの一対の輪環状「Ｃ」形状の
もの、または、それに近い形状のもので、その材料は弾
力性素材とし、特に限定するものではない。鼻腔に合わ
せるために「Ｃ」形状で、両鼻腔間にも弧形状等両鼻腔
間の距離に合わせた連結部を設けて両鼻腔用に一体化す
る。あるいは、片側単独用に構成する。

【０００７】輪環状の「Ｃ」形状のフレームの素材とし
ては、特に限定するものではないが、例えば、シリコン
樹脂やポリエチレン樹脂、塩化ビニール樹脂、エラスト
マー樹脂、ゴム、金属などの素材から作成するのが望ま
しい。弾性、弱弾性があり、鼻腔において違和感なく装
着できるものであればよい。

【０００８】輪環状の「Ｃ」形状のフレームは、フィル
ターを一体に固定または着脱自在とし、さらに付着保持
性をもたせるため、完全な輪環状でなく、「Ｃ」形状と
したことを特徴としている。

【０００９】輪環状の「Ｃ」形状のフレームは、周縁部
を処理したフィルターをその表面に貼布または、内側に
挿入することができるよう断面形状を特に限定するもの
ではないが「Ｃ」形状とすることが望ましい。これによ
り、フィルターを確実に取り付けると共に脱落しないよ
うにすることができる。

【００１０】本発明の鼻腔内装着用鼻マスクにおいて
は、フィルターは、従来のマスク用の素材で周縁部を処
理したもので、輪環状の「Ｃ」形状のフレームに挿入で
きるよう概略鼻腔形状のチップとし、輪環状の「Ｃ」形
状のフレームに対して着脱自在とすることが望ましい。

【００１１】フィルターの周縁部は、特に限定するもの
ではないが、公知の適宜手段で、粘着処理、硬化処理な
どの処理を施す。粘着処理は、フィルターの周縁部にテ
ープを付けるなど。硬化処理は、輪環状の「Ｃ」形状の
フレームに挿入でき、着脱が自在にできるような硬さと
し、フィルター周縁部を硬化処理する合成樹脂、ゴムな
どの弾性材料については、機械的強度が比較的弱いもの
が望ましい。

【００１２】また、フィルターはその周縁部を硬化処理
したもので、公知の適宜手段で左右分を直接連結して一
体化してもよい。

【００１３】輪環状の「Ｃ」形状のフレームの断面形状
は特に限定するものではないが、「Ｏ」形状とすること
も考えられる。この場合には、輪環状の「Ｃ」形状のフ
レームの周囲に、微孔を設けて、芳香剤あるいは薬剤な
どをこの中に付加して用いることで、爽快感や鼻炎、花
粉症などの治療効果、あるいは健康増進効果も得られ
る。

【００１４】フィルターの種類は特に限定されない。例
えば、呼吸できるような固形などの芳香剤あるいは薬剤
を単独に、またはフィルターに付加して用いることで爽
快感や鼻炎、花粉症などの治療効果も得られる。

【００１５】

【実施例】本発明の鼻腔内装着用鼻マスクの斜視図を図
１に示した。図１において、１が輪環状の「Ｃ」形状の
フレームであり、２がフィルターであり、３が２つの輪
環状の「Ｃ」形状のフレーム１を連結している連結部で
ある。

【００１６】輪環状の「Ｃ」形状のフレーム１の素材と
しては、特に限定するものではないが、合成樹脂やゴム
などの素材で上記の目的にそうものであればよい。これ
らの素材の具体例としては、例えばシリコン樹脂やポリ
エチレン樹脂、金属等といった素材によって形成すれば
よいが、特に弾力性を有するものが装着感もよく望まし
い。

【００１７】本発明の鼻腔内装着用鼻マスクの形状は、
特に限定するものではないが、鼻腔内に挿入した時に違
和感の生じない、鼻腔形状に近似させた多少ゆがんだ形
にしたり、あるいは、鼻腔内の形状と一致する様な形に
してもよい。または、子供用、大人用などを設けて選定
するようにしてもよい。輪環状の「Ｃ」形状のフレーム
１の太さは、特に限定するものではないが、フィルター
２が確実に支持できればできるだけ細いものが望まし
い。

【００１８】輪環状の「Ｃ」形状のフレーム１は、周縁
部を処理したフィルター２をその表面に貼布または、内
側に挿入することができるよう断面形状を特に限定する
ものではないが図２に示すように「Ｃ」形状とすること
が望ましい。これにより、フィルター２を確実に取り付
けると共に脱落しないようにすることができる。

【００１９】美感上、本発明の鼻マスクの着用をさらに
目立たせないようにするためには、連結部３は透明な素
材で構成することが望ましい。

【００２０】連結部３は、特に限定するものではない
が、前記輪環状の「Ｃ」形状のフレーム１と同じ様な素
材を用いて一体成形してもよいし、合成樹脂やゴムを使
用してもよい。また連結部３は必ずしも必要ではなくな
くてもよい。なお、治療などの使用目的によっては、片
方だけの単独使用も考えられるので、その場合には連結
部３は不要であるが、フィルター２を吸込まないよう
に、連結部３を付けることが望ましい。

【００２１】輪環状の「Ｃ」形状のフレーム１の断面形
状は特に限定するものではないが、図３示すように
「Ｏ」形状とすることも考えられる。この場合には、輪
環状の「Ｃ」形状のフレーム１の周囲に、多数の微孔を
設けて、芳香剤あるいは薬剤などをこの中に付加して用
いることで、爽快感や鼻炎、花粉症などの治療効果、あ
るいは健康増進効果も得られる。

【００２２】

【発明の効果】本発明の鼻マスクは、鼻腔内に装着され
るので、従来のマスクの欠点である装着時の不便、苦痛
感、対話のしずらさ、メガネの曇りなどの問題が解消で
きる。また、例えば、かぜ、花粉症による鼻炎の防止
や、粉塵やタバコの煙などが発生する大気汚染環境下で
の呼吸器の保護などに有効である。

【００２３】断面形状が「Ｏ」形状の輪環状の「Ｃ」形
状のフレームの周囲に、微孔を設けて、芳香剤あるいは
薬剤などをそのフレームの中に付加して用いることで、
爽快感や鼻炎、花粉症などの治療効果、あるいは健康増
進効果も得られる。

【００２４】前記フィルターに呼吸できるような固形な
どの芳香剤あるいは薬剤などを単独にまたは従来のマス
ク材に付加して用いることで、爽快感や鼻炎、花粉症な
どの治療効果、あるいは健康増進効果も得られる。

【００２５】本発明の鼻マスクは鼻腔内に装着されるの
で、装着状態が目立たず、装着しても美観を損ねること
がない。

【００２６】左右両側の輪環状の「Ｃ」形状のフレーム
を連結部を設けて連結するため、何らかの原因で吸込む
ことがなく安全である。

【００２７】前記フィルターは、鼻腔のサイズのもの一
対で足りるので、従来のマスクに比べて大幅な素材の節
約ができ、省資源となる。

【００２８】本発明の鼻マスクは、簡単な構造で、大量
生産に適し、コストも安価に生産することができる。

【００２９】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の鼻腔内装着用鼻マスクの斜視図であ
る。

【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。

【図３】断面形状が「Ｏ」形状の輪環状の「Ｃ」形状の
フレームを用いた本発明の鼻腔内装着用鼻マスクの斜視
図である。

【符号の説明】

１輪環状の「Ｃ」形状のフレーム２フィルター３連結部４微孔

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】輪環状の「Ｃ」形状のフレームを左右両側
の鼻腔に挿入できるように互い逆向きに連結した鼻マス
クフレームと、これにフィルターを一体に固定または着
脱自在に構成したことを特徴とする鼻腔内装着用鼻マス
ク。
【請求項２】フィルターに、鼻腔内に挿入できるような
楕円またはそれに近い形状で、従来マスク材でチップ状
に構成したもの、あるいは楕円またはそれに近い形状で
穴あるいはネットがある芳香剤、薬剤などを用いた請求
項１に記載の鼻腔内装着用鼻マスク。または、この輪環
状の「Ｃ」形状のフレームをその周囲に微孔を設けて、
芳香剤あるいは薬剤などをこの中に付加して用いるよう
に構成した請求項１に記載の鼻腔内装着用鼻マスク。
【請求項３】請求項１の輪環状の「Ｃ」形状のフレーム
を連結しないで、左または右の片側だけの単独使用ある
いは両側使用できるようにした請求項１または請求項２
に記載の鼻腔内装着用鼻マスク。
【請求項４】請求項２のフィルターを、公知手段で直接
左右連結して構成した請求項１または請求項３に記載の
鼻腔内装着用鼻マスク。