JP2010278641A - ビタビ復号装置および地上デジタル放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パンクチャ処理で削除されたビットデータの影響を考慮した信頼度情報を用いることで、誤り訂正能力ひいては復号の精度を向上させることができるビタビ復号装置を提供する。
【解決手段】パンクチャド畳み込み符号化系列の変調信号を復調部3が復調処理してビットデータ列をデパンクチャ処理部8に出力し、デパンクチャ処理部8は、入力されるビットデータ列に対してデパンクチャ処理をし、ビット信頼度変更部10は、デパンクチャ処理後のビットデータ列に対してパンクチャドパターンに応じた所定のビット位置の信頼度を下げる方向に変更し、軟判定ビタビ復号部11は、信頼度が変更されたビットデータ列に対して軟判定ビタビ復号処理を行う。
【選択図】図6
【解決手段】パンクチャド畳み込み符号化系列の変調信号を復調部3が復調処理してビットデータ列をデパンクチャ処理部8に出力し、デパンクチャ処理部8は、入力されるビットデータ列に対してデパンクチャ処理をし、ビット信頼度変更部10は、デパンクチャ処理後のビットデータ列に対してパンクチャドパターンに応じた所定のビット位置の信頼度を下げる方向に変更し、軟判定ビタビ復号部11は、信頼度が変更されたビットデータ列に対して軟判定ビタビ復号処理を行う。
【選択図】図6
Description
本発明は、パンクチャド畳み込み符号化系列をビタビ復号する技術に関する。
地上デジタル放送等では、データ送信時の符号化処理として、パンクチャド畳み込み符号化処理が採用されている(例えば、特許文献1を参照)。パンクチャド畳み込み符号は、入力のビット信号列に対して、畳み込み符号化処理とパンクチャ処理の2つの処理を実施することによって生成される。
畳み込み符号化処理では、入力Mビット、出力Nビット(符号化率M/N)と拘束長K、各ビット出力の生成多項式X1, X2,・・・,XNに従って畳み込み符号化系列が生成される。畳み込み符号化処理は、ビット遅延のためのシフトレジスタと、排他的論理和演算器の組み合わせで実現できる。パンクチャ処理では、パンクチャ符号化率J/Lに従って、畳み込み符号化されたビット信号列(Nビットずつ組み合わされた信号列)Jビットを、パンクチャドパターンに従って(J−L)ビット削除してLビットに変換したパンクチャド畳み込み符号化系列が生成される。
図1に、パンクチャド畳み込み符号化処理の過程におけるビットデータ列の様子の一例を示す。入力ビットデータ列(b0, b1, b2, b3, b4, b5,・・・)は、畳み込み符号化処理後、2ビットのデータの組み合わせ(x0, x1, x2, x3, x4, x5,・・・、y0, y1, y2, y3, y4, y5,・・・)となり、パンクチャ符号化処理により、パンクチャドパターンに従って所定の位置のビットデータが削除され、最終的に出力ビットデータ列(x0, y0, y1, x2, x3, y3, y4, x5,・・・)が得られる。
このようにして生成された出力ビットデータ列は変調されて、伝送路に変調波として送出される。そして、受信側は、変調波を受信し復調を行った後、デパンクチャ処理、ビタビ復号処理の順に実施する。デパンクチャ処理およびビタビ復号処理により、伝送路でのノイズ混入等によりビット誤りを含んでいる受信信号を誤り訂正し、符号化前の情報の再生を図る。
デパンクチャ処理は、パンクチャドパターンに従って削除されたビット位置にダミービットと呼ばれる任意のビットデータを挿入する処理である。
ビタビ復号処理は、受信符号化系列と、送信側の符号化により生成された可能性のある全ての符号化系列とを比較し、受信符号化系列に最も近い符号化系列を選択し、これを復号して元の情報系列を再生する処理のことである。ビタビ復号処理は主に、ブランチメトリック(受信符号化系列と各符号化系列との差分)を求める処理、ACS(Add:加算/Compare:比較/Select:選択)を繰り返す処理と、最終的にデータを復号するトレースバック処理の3つの処理からなる。
図2に、受信側での復号処理の過程におけるビットデータ列の様子の一例を示す。これは、上述した図1と対応している。復調後のビットデータ列(x0’, y0’, y1’, x2’, x3’, y3’, y4’, x5’,・・・)は、デパンクチャ処理により、ダミービットdmが挿入された2ビットのデータの組み合わせ(x0’, y0’, dm , y1’, x2’, dm , x3’, y3’, dm , y4’, x5’, dm ,・・・)となり、最終的にビタビ復号処理により、復号化ビットデータ列(b0’, b1’, b2’, b3’, b4’, b5’,・・・)が得られる。
ビタビ復号には、2値のビットデータ(「0」または「1」、「−1」または「+1」等)からなる復調後のビットデータ列に対してデパンクチャ処理をした後のビットデータ列を入力として用いる硬判定ビタビ復号と、2値の間の値(「0」から「1」までの間の値、「−1」から「+1」までの間の値等)をとるビット毎の信頼度情報からなる復調後のビットデータ列に対してデパンクチャ処理をした後のビットデータ列を入力として用いる軟判定ビタビ復号とがある。なお、信頼度情報は、2値の値が最も信頼度が高く、2値の中間値が最も信頼度が低いこととなる(例えば、「0」と「1」が最も信頼度が高く、「0.5」が最も信頼度が低い等)。
硬判定ビタビ復号より軟判定ビタビ復号の方が処理は複雑であるが、誤り訂正能力が高く、受信機の性能を向上させるために軟判定ビタビ復号が採用されることが多い。
軟判定ビタビ復号を採用する場合、デパンクチャ処理で挿入されるダミービットは、2値のいずれかの値(例えば、「0」または「1」)ではなく、2値の中間値(例えば、2値が「0」と「1」であれば「0.5」)を用いるのが一般的である。これにより、パンクチャ処理で削除されたビットのビット誤りを発生させる確率は低くできるものの、軟判定の信頼度としては最も低い値を与えることになり、正しくビット再生される確率も高いとはいえない。
上述したような信頼度情報を用いた軟判定ビタビ復号は、硬判定ビタビ復号より高い精度のACS処理が可能となり、誤り訂正能力が向上する。しかしながら、この信頼度情報にはパンクチャ処理で削除されたビットデータの影響が考慮されておらず、誤り訂正能力が十分に高いとはいえなかった。
上記問題点を鑑みて、本発明は、パンクチャ処理で削除されたビットデータの影響を考慮した信頼度情報を用いることで、誤り訂正能力ひいては復号の精度を向上させることができるビタビ復号装置および地上デジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のビタビ復号装置は、所定の畳み込み符号化率に従って畳み込み符号化処理がされた後、所定のパンクチャドパターンに従って所定位置のビットデータを削除するパンクチャ処理がされることにより生成されるパンクチャド畳み込み符号化系列の変調信号を復調処理して得られるビットデータ列が入力され、該入力されるビットデータ列に対して前記所定のパンクチャドパターンに従ってビットデータが削除された位置にダミービットを挿入してビットデータ列を生成するデパンクチャ処理部と、
前記デパンクチャ処理部が生成したビットデータ列に対して前記所定のパンクチャドパターンに応じた所定のビット位置の信頼度を下げる方向に変更してビットデータ列を生成するビット信頼度変更部と、
前記ビット信頼度変更部が生成したビットデータ列に対して軟判定ビタビ復号処理を行う軟判定ビタビ復号部と、
を備える構成とした。
前記デパンクチャ処理部が生成したビットデータ列に対して前記所定のパンクチャドパターンに応じた所定のビット位置の信頼度を下げる方向に変更してビットデータ列を生成するビット信頼度変更部と、
前記ビット信頼度変更部が生成したビットデータ列に対して軟判定ビタビ復号処理を行う軟判定ビタビ復号部と、
を備える構成とした。
このような構成によれば、パンクチャ処理で削除されたビットデータの影響によりビット誤りが発生しやすいビット位置の信頼度を下げる方向に変更して軟判定ビタビ復号処理を行うので、誤り訂正能力ひいては復号の精度を向上させることができる。
また、上記構成において、前記復調処理して得られるビットデータ列は、2値の値からなるビットデータ列、または2値の間の値をとる信頼度情報からなるビットデータ列であるようにしてもよい。
このような構成によれば、デパンクチャ処理部の入力を2値の値からなるビットデータ列(硬入力)としても、パンクチャドパターンに応じた所定のビット位置の信頼度を下げる方向に変更して軟判定ビタビ復号処理を行うので、従来の硬判定ビタビ復号を用いたビタビ復号装置よりも誤り訂正能力が向上する。また、従来の軟判定ビタビ復号を用いたビタビ復号装置でも、デパンクチャ処理部の入力を2値の間の値をとる信頼度情報からなるビットデータ列(軟入力)とするが、本発明では、パンクチャドパターンに応じた所定のビット位置の信頼度を下げる方向に変更するので、従来の軟判定ビタビ復号を用いたビタビ復号装置よりも誤り訂正能力が向上する。
また、上記目的を達成するため、本発明の地上デジタル放送受信装置は、畳み込み符号化率1/2に従って畳み込み符号化処理された後、地上デジタル放送の規格で定められた符号化率のパンクチャドパターンに従ってパンクチャ処理されることにより生成されるパンクチャド畳み込み符号化系列の変調信号を受信し、上記いずれかの構成のビタビ復号装置を備えることとした。
本発明のビタビ復号装置および地上デジタル放送受信装置によれば、パンクチャ処理で削除されたビットデータの影響を考慮した信頼度情報を用いることで、誤り訂正能力ひいては復号の精度を向上させることができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
ここではまず、本発明の主な特徴であるパンクチャドパターンに応じた信頼度情報の生成方法について説明する。
デパンクチャ処理後のビットデータ列は、畳み込み符号化後の正しいビットデータ列と比較すると、ある周期において、ある所定のビット位置にビット誤りの発生が集中する。
図3は、地上デジタル放送で採用されている符号化率3/4のパンクチャ処理(パンクチャドパターン:「101、110」)によるパンクチャド畳み込み符号化系列(図1参照)を受信側で受信した場合のデパンクチャ処理後のビットデータ列(図2参照)を解析した結果であり、18ビットの周期における各ビット位置のビット誤り発生率を示す。図3から、18ビットの周期における0、1、9、10番目のビット位置にビット誤りの発生が集中していることが分かる(図2でいえば、0番目はx0’、1番目はy0’、9番目はy4’、10番目はx5’)。また、このような現象は伝送路の状態に関わらず生じる。これは、パンクチャ処理で削除したビットが影響しているものと考えられる。
そこで、デパンクチャ処理後のビットデータ列に対して、ビット誤りの発生が集中しているビット位置(18ビット周期における0、1、9、10番目、すなわち、0、1、9、10、18、19、27、28、36、37、45、46・・・番目)の信頼度を下げる方向に変更してから、軟判定ビタビ復号処理を行うことで、誤り訂正能力が向上する(図2でいえば、x0’、y0’、y4’、x5’の信頼度を下げる方向に変更する)。信頼度を下げる方向に変更するとは、2値の中間値に近づけるように変更することである。
ビット周期およびビット誤りが集中するビット位置は、パンクチャドパターンによって変化するため、信頼度を下げる方向に変更するビット位置は、パンクチャドパターンに応じたものとなる。地上デジタル放送では、符号化率として上述の3/4の他に、5/6、7/8が採用されているが、これらの符号化率の放送を受信する場合は、これらの符号化率のパンクチャドパターン(符号化率5/6では「10101、11010」、符号化率7/8では「1000101、1111010」)に応じたビット位置の信頼度を下げる方向に変更する必要がある。
次に、本発明の具体的な構成について説明する。図4は、地上デジタル放送受信装置の一般的な概略構成を示す。
地上デジタル放送受信装置は、チューナ部2と、復調部3と、誤り訂正部4と、デマルチプレクサ(DEMUX)5と、映像復号部6と、音声復号部7と、を備え、アンテナ1が接続される。
アンテナ1は、屋外において配置されており、パンクチャド畳み込み符号化系列の変調波であるデジタル放送波を受信し、高周波デジタル変調信号をチューナ部2に出力する。
チューナ部2は、高周波デジタル変調信号から選局周波数の信号を抽出して、抽出されたデジタル変調信号を復調部3に出力する。復調部3は、デジタル変調信号に対して復調処理を行いビットデータ列を生成し、生成されたビットデータ列を誤り訂正部4に出力する。誤り訂正部4は、復調部3から入力されるビットデータ列に対して誤り訂正を行い、トランスポートストリームを取り出し、取り出したトランスポートストリームをDEMUX5に出力する。
DEMUX5は、トランスポートストリームから、MPEG2(Moving Picture Experts Group2)準拠で符号化された映像ストリームおよび音声ストリームを分離する。
映像復号部6は、DEMUX5から入力される映像ストリームに対して復号処理を行い、復号化された映像信号を出力する。また、音声復号部7は、DEMUX5から入力される音声ストリームに対して復号処理を行い、復号化された音声信号を出力する。
本発明は誤り訂正部4に特徴を持たしたものである。まず、本発明の第1実施形態について説明する。
図5に、硬判定ビタビ復号を行う従来の誤り訂正部の構成を示す。従来の誤り訂正部4は、デパンクチャ処理部8と、硬判定ビタビ復号部9を有しており、その後段には不図示のバイト変換部、バイトデインタリーブ部、リードソロモン復号部を有する。
復調部3は、2値の値(「0」または「1」等)からなるビットデータ列(硬入力)を生成し、生成したビットデータ列をデパンクチャ処理部8に出力する。デパンクチャ処理部8は、復調部3から入力されるビットデータ列に対して、パンクチャドパターンに従ってビットデータが削除された位置にダミービットを挿入するデパンクチャ処理を行い、デパンクチャ処理後のビットデータ列を硬判定ビタビ復号部9に出力する。ここで挿入するダミービットは、2値のいずれかの値とする。そして、硬判定ビタビ復号部9は、デパンクチャ処理部8から入力されるビットデータ列に対して硬判定ビタビ復号処理を行い、復号化ビットデータ列を後段に出力する。
これに対して、本発明の第1実施形態では、図6に示すように、ビット信頼度変更部10を追加し、硬判定ビタビ復号部9を軟判定ビタビ復号部11に置き換えている。
復調部3は、2値の値からなるビットデータ列(硬入力)を生成し、生成したビットデータ列をデパンクチャ処理部8に出力する。2値の値は、最も信頼度が高い信頼度情報となる。デパンクチャ処理部8は、復調部3から入力されるビットデータ列に対して、パンクチャドパターンに従ってビットデータが削除された位置にダミービットを挿入するデパンクチャ処理を行い、デパンクチャ処理後のビットデータ列をビット信頼度変更部10に出力する。ここで挿入するダミービットは、2値の中間値とする(「0」と「1」の場合は「0.5」等)。
そして、ビット信頼度変更部10は、デパンクチャ処理部8から入力されるビットデータ列に対して、パンクチャドパターンに応じた所定のビット位置の信頼度を下げる方向に変更し、信頼度を変更したビットデータ列を軟判定ビタビ復号部11に出力する。そして、軟判定ビタビ復号部11は、ビット信頼度変更部10から入力されるビットデータ列に対して軟判定ビタビ復号処理を行い、復号化ビットデータ列を後段に出力する。
このような第1実施形態によれば、デパンクチャ処理部8の入力としては従来(図5)と同様の硬入力を用いるが、デパンクチャ処理で2値の中間値のダミービットを用い、さらにビット信頼度変更部10により信頼度を変更して軟判定ビタビ復号を行うので、従来よりも誤り訂正能力が向上して、復号の精度が向上する。
なお、デパンクチャ処理部8でのダミービット挿入およびビット信頼度変更部10での信頼度変更は、ある固定のパンクチャドパターンに応じたものであってもよいし、受信するデジタル放送波に含まれるTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号に記載された符号化率のパンクチャドパターンに応じたものとしてもよい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図7に、軟判定ビタビ復号を行う従来の誤り訂正部の構成を示す。従来の誤り訂正部4は、デパンクチャ処理部8と、軟判定ビタビ復号部11を有しており、その後段には不図示のバイト変換部、バイトデインタリーブ部、リードソロモン復号部を有する。
復調部3は、2値の間の値(「0」から「1」までの間の値等)をとる信頼度情報からなるビットデータ列(軟入力)を生成し、生成したビットデータ列をデパンクチャ処理部8に出力する。デパンクチャ処理部8は、復調部3から入力されるビットデータ列に対して、パンクチャドパターンに従ってビットデータが削除された位置にダミービットを挿入するデパンクチャ処理を行い、デパンクチャ処理後のビットデータ列を軟判定ビタビ復号部11に出力する。ここで挿入するダミービットは、2値の中間値とする。そして、軟判定ビタビ復号部11は、デパンクチャ処理部8から入力されるビットデータ列に対して軟判定ビタビ復号処理を行い、復号化ビットデータ列を後段に出力する。
これに対して、本発明の第2実施形態では、図8に示すように、ビット信頼度変更部10を追加している。
復調部3は、2値の間の値(「0」から「1」までの間の値等)をとる信頼度情報からなるビットデータ列(軟入力)を生成し、生成したビットデータ列をデパンクチャ処理部8に出力する。デパンクチャ処理部8は、復調部3から入力されるビットデータ列に対して、パンクチャドパターンに従ってビットデータが削除された位置にダミービットを挿入するデパンクチャ処理を行い、デパンクチャ処理後のビットデータ列をビット信頼度変更部10に出力する。ここで挿入するダミービットは、2値の中間値とする。
そして、ビット信頼度変更部10は、デパンクチャ処理部8から入力されるビットデータ列に対して、パンクチャドパターンに応じた所定のビット位置の信頼度を下げる方向に変更し、信頼度を変更したビットデータ列を軟判定ビタビ復号部11に出力する。そして、軟判定ビタビ復号部11は、ビット信頼度変更部10から入力されるビットデータ列に対して軟判定ビタビ復号処理を行い、復号化ビットデータ列を後段に出力する。
このような第2実施形態によれば、デパンクチャ処理部8の入力としては従来(図7)と同様の軟入力を用いるが、ビット信頼度変更部10により信頼度を変更して軟判定ビタビ復号を行うので、従来よりも誤り訂正能力が向上して、復号の精度が向上する。
なお、デパンクチャ処理部8でのダミービット挿入およびビット信頼度変更部10での信頼度変更は、ある固定のパンクチャドパターンに応じたものであってもよいし、受信するデジタル放送波に含まれるTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号に記載された符号化率のパンクチャドパターンに応じたものとしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、実施形態は本発明の趣旨の範囲内であれば種々に変更可能である。例えば、本発明に係るビタビ復号装置は、地上デジタル放送受信装置に備えられるものに限られることはない。
1 アンテナ
2 チューナ部
3 復調部
4 誤り訂正部
5 デマルチプレクサ(DEMUX)
6 映像復号部
7 音声復号部
8 デパンクチャ処理部
9 硬判定ビタビ復号部
10 ビット信頼度変更部
11 軟判定ビタビ復号部
2 チューナ部
3 復調部
4 誤り訂正部
5 デマルチプレクサ(DEMUX)
6 映像復号部
7 音声復号部
8 デパンクチャ処理部
9 硬判定ビタビ復号部
10 ビット信頼度変更部
11 軟判定ビタビ復号部
Claims (3)
- 所定の畳み込み符号化率に従って畳み込み符号化処理がされた後、所定のパンクチャドパターンに従って所定位置のビットデータを削除するパンクチャ処理がされることにより生成されるパンクチャド畳み込み符号化系列の変調信号を復調処理して得られるビットデータ列が入力され、該入力されるビットデータ列に対して前記所定のパンクチャドパターンに従ってビットデータが削除された位置にダミービットを挿入してビットデータ列を生成するデパンクチャ処理部と、
前記デパンクチャ処理部が生成したビットデータ列に対して前記所定のパンクチャドパターンに応じた所定のビット位置の信頼度を下げる方向に変更してビットデータ列を生成するビット信頼度変更部と、
前記ビット信頼度変更部が生成したビットデータ列に対して軟判定ビタビ復号処理を行う軟判定ビタビ復号部と、
を備えることを特徴とするビタビ復号装置。 - 前記復調処理して得られるビットデータ列は、2値の値からなるビットデータ列、または2値の間の値をとる信頼度情報からなるビットデータ列であることを特徴とする請求項1に記載のビタビ復号装置。
- 畳み込み符号化率1/2に従って畳み込み符号化処理された後、地上デジタル放送の規格で定められた符号化率のパンクチャドパターンに従ってパンクチャ処理されることにより生成されるパンクチャド畳み込み符号化系列の変調信号を受信し、
請求項1または請求項2に記載のビタビ復号装置を備えることを特徴とする地上デジタル放送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009127775A JP2010278641A (ja) | 2009-05-27 | 2009-05-27 | ビタビ復号装置および地上デジタル放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009127775A JP2010278641A (ja) | 2009-05-27 | 2009-05-27 | ビタビ復号装置および地上デジタル放送受信装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2009127775A Pending JP2010278641A (ja) | 2009-05-27 | 2009-05-27 | ビタビ復号装置および地上デジタル放送受信装置 |
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