JP2010277766A - 加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱電極を被加熱材の形状に追従させながら加圧雰囲気下においてその被加熱材を高周波誘電加熱することが可能な加熱装置を提供する。
【解決手段】ピン支持台21にピン電極10が貫通する貫通穴21aならびに加圧流体が流入出する圧力供給口21bを設ける。そして、ピン支持台21,21によって加熱保持部30を挟み密閉空間を形成する。そして、ピン電極10,10によって被加熱材(食材51)を保持・加熱しながら、圧力供給口21bと、必要に応じて加圧ポート31aを介して加圧流体を加熱保持部30の内部に供給して、又は排気弁31eを介して加圧流体を排気して食材51を加圧雰囲気下で高周波誘電加熱する。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱装置、特に、加熱電極を被加熱材の形状に追従させながら加圧雰囲気下においてその被加熱材を高周波誘電加熱することが可能な加熱装置に関する。
食材を電気的に加熱する方法の一つである誘電加熱法は、被加熱材(誘電体)に高周波電圧を印加し、被加熱材を構成する各分子の極性を高周波で変化させ、それに伴う分子の回転・衝突・振動・摩擦等に起因する内部発熱によって被加熱材を加熱する方法である。従って、誘電加熱法は食材の表面を過加熱することなく食材の内部まで深く加熱することが出来る利点を有している。
また、被加熱材(包装食品)を収容する加熱室を加圧しながら被加熱材を誘電加熱することにより、包装食品を100℃以上にまで加熱する高周波加熱殺菌装置が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平9−163961号公報
上記高周波加熱殺菌装置では、平板電極と平板電極との間の外周部をシール部材を用いてシールして密閉空間を形成し、被加熱材が置かれたその密閉空間を圧縮空気で加圧しながら被加熱材を高周波誘電加熱している。
しかし、対向した平板電極によって被加熱材を誘電加熱する上記従来技術は、被加熱材が不定形の場合、不定形な被加熱材に対し形状追従性が無いため安定した加熱が困難である。
そこで、本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、加熱電極を被加熱材の形状に追従させながら加圧雰囲気下においてその被加熱材を高周波誘電加熱することが可能な加熱装置を提供することにある。
前記目的を達成するために請求項1に記載の加熱電極では、被加熱材を加圧しながら対向電極により前記被加熱材を保持し加熱する加熱装置であって、
前記電極を駆動する電極駆動手段は加圧流体であることを特徴とする。
上記加熱装置では、加熱電極は加圧流体によって駆動されるため、その加圧流体を被加熱材の加圧に対しても流用することが可能となる。加圧流体を被加熱材の加圧に対しても流用することによって「加熱電極の駆動」と「被加熱材の加圧」に係る各機構を共有化することができ、その結果、全体の構成を簡素化することが可能となる。また、後述するように加熱電極をピン電極によって構成することによって、加圧雰囲気下において電極を被加熱材の形状に追従させて当接することが可能となり、これにより、被加熱材、特に不定形な被加熱材を従来よりも高温かつ均一に誘電加熱することが可能となる。
請求項2に記載の加熱装置では、前記電極駆動手段は前記加圧流体を蓄える電極駆動室を備え、該電極駆動室は前記被加熱材に該加圧流体を供給する圧力供給口を備えることとした。
上記加熱装置では、上記構成とすることにより、「加熱電極の駆動」と「被加熱材の加圧」に係る各機構を一体化し、全体の構成を簡素化することが可能となる。
請求項3に記載の加熱装置では、前記被加熱材を加熱・保持する加熱保持室を備え、該加熱保持室は該被加熱材に加圧流体を供給する圧力供給口と、加圧流体を排気する排気口を各々備えることとした。
上記加熱装置では、上記構成とすることにより、被加熱材を所望の値に加圧することが可能となる。これにより、後述するピン電極の効果と相俟って、被加熱材、特に不定形な被加熱材を従来よりも高温かつ均一に誘電加熱することが可能となる。
請求項4に記載の加熱装置では、請求項3に記載の加熱装置において、前記電極駆動室の圧力供給口と前記加熱保持室の圧力供給口とが同一である構成とした。
上記加熱装置では、上記構成とすることにより、各機構をより簡素化し、全体の構成を簡素化することが可能となる。
請求項5に記載の加熱装置では、請求項4に記載の加熱装置において、前記電極駆動室は前記電極を支持する貫通穴を備えた支持部を有し、前記貫通穴が前記圧力供給口となる構成とした。
上記加熱装置では、上記構成とすることにより、各機構をより簡素化し、全体の構成を簡素化することが可能となる。
請求項6に記載の加熱装置では、前記電極駆動室と前記加熱保持室は、一体化された密閉容器で構成されていることとした。
上記加熱装置では、上記構成とすることにより、「加熱電極の駆動」と「被加熱材の加圧」に係る各機構をより簡素化し、全体の構成を簡素化することが可能となる。
請求項7に記載の加熱装置では、前記電極はピン電極であることとした。
上記加熱装置では、上記構成とすることにより、電極を被加熱材の形状に追従させて電気的および熱的作用を被加熱材に及ぼすことが可能となる。これにより、加圧雰囲気の効果と相俟って、被加熱材、特に不定形な被加熱材を従来よりも高温かつ均一に誘電加熱することが可能となる。
本発明の加熱装置によれば、電極を被加熱材の形状に追従させながら加圧雰囲気下において被加熱材、特に不定形な被加熱材を従来よりも高温かつ均一に誘電加熱することが可能となる。
本発明の加熱装置を示す要部断面説明図である。 本発明の加熱装置に係るピン電極及び電極駆動部を示す説明図である。 実施例1に係るピン支持台を示す要部断面説明図である。 実施例2に係る加熱装置を示す要部断面説明図である。 図4のA部拡大図である。 実施例2に係るピン電極駆動室圧力、加熱保持室圧力、および加熱保持室排気弁圧力の相関関係を示す説明図である。 実施例2に係る被加熱材を示す説明図である。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。
図1は、本発明の加熱装置100を示す要部断面説明図である。
この加熱装置100は、被加熱材に当接し電気的または熱的作用を及ぼすピン電極10,10と、ピン電極10,10を駆動するピン電極駆動部20,20と、被加熱材をピン電極10,10によって所定位置に保持しながら加圧雰囲気下で高周波誘電加熱する加熱保持部30と、ピン電極駆動部20,20または加熱保持部30に圧力(加圧流体)を供給する加圧部40とを具備して構成される。なお、本実施例では、被加熱材として包材50に包まれた食材51が、加熱保持部30においてピン電極10,10によって上下(垂直方向)に保持され、なお且つ加圧された状態で高周波誘電加熱される。
ピン電極10は、図2に示すように、食材に直に当接するピンヘッド11と、ピンヘッド11に結合しピン支持台21との電気的または熱的接点となりピン電極10のピン支持台21に対する移動量(ストローク)を規定するロッド12と、ピンヘッド11の端位置(ストローク量)を規定すると共にストッパーとして機能するピンキャップ13と、ピン電極の戻り手段、挙動安定化手段および支持手段としてのスプリング14とから成る。
ピンヘッド11は、例えば半球部と円筒部が組み合わされた形状を成し、ロッド12は例えば細長円筒形状を成し一方の端部をピンヘッド11と反対側の端部をピンキャップ13とネジ結合している。また、ロッド12は、ピン支持台21の貫通穴21aに挿通されピン支持台21との電気的または熱的接点となる。
なお、ピンヘッド11とロッド12の結合については、食材の形状に応じてピンヘッドの交換をすることが可能なネジ結合が好ましいが、切削や溶接など一体に形成してあっても良い。または、ロッド12とピンキャップ13を切削、溶接、加締めなどにより一体に形成してピンヘッド11とロッド12をネジ結合としても良い。
また、ピンヘッド11、ロッド12およびピンキャップ13の材質としては、上記ピン支持台21と同じアルミ、銅、カーボン、チタン、白金等の導電材である。
スプリング14は、その一端をピン電極10に、他端を圧力チャンバ22に結合され、ピン電極10の初期位置を決定すると共に、ピン電極10の急激な挙動をスプリングの弾性力によって吸収しピン電極10の挙動を安定化させる機能を有する。また、弾性力によってピン電極10を初期位置に戻す機能がある。
電極駆動部20は、ピン電極10に対し電気的および熱的接点を確保しながら横方向に支持するピン支持台21と、ピン電極10を駆動する加圧流体を蓄える圧力チャンバ22から成る。
ピン支持台21には、ピン電極10が摺動しながら相対変位する貫通穴21aがピン電極10ごとに別個独立に設けられている。この貫通穴21aの内径は、ピン電極10のロッド12の外径より僅かに大きい程度である。これにより、各ピン電極10はピン支持台21と通電または伝熱しながらピン支持台21に対し軸方向に別個独立に相対変位し、被加熱材(食材51)の形状に好適に追従することが可能となる。
ピン電極10の駆動は、後述するように圧力チャンバ22の内圧を制御することにより行われる。なお、ピン電極10の駆動は、圧力チャンバ以外に、ダイヤフラムなどの弾性体を用いることでも容易に実現することが出来る。
また、ピン支持台21は、加熱保持部30に圧力を供給するための圧力供給口21bを備えている。これにより、ピン電極10を駆動する圧力によって同時に被加熱材をも加圧することが可能となる。その結果、ピン電極10,10を被加熱材の外形に追従させた状態で被加熱材をピン電極10,10によって保持しながら加圧雰囲気下で高周波誘電加熱することが可能となる。従って、被加熱材を高温状態、例えば100℃以上に均一に高周波誘電加熱することが可能となる。
また、ピン支持台21はピン電極10に対する電源または熱源となるため、その材質としては、ピン電極10と同等か若しくはそれ以上の導電率および熱伝導率を有する材質が好ましい。
また、ピン支持台21の形状は平板の他、曲面を有する複合形でもあっても良い。
圧力チャンバ22は、加圧流体を貯めるインナースペース22aと、加圧流体(例えば、ガス)の流路となるチャンネル22bと、外部の高圧ガス源と連結する加圧ポート22cとから成る。ここで、インナースペース22aの圧力Pinが外気Poutよりも高い場合は、貫通穴21aの入口と出口において圧力勾配が生じピン電極10がインナースペース22aのガス圧により押し下げられ下方に相対変位することとなる。一方、インナースペース22aの圧力Pinが外気Poutよりも低い場合は、それとは逆向きの圧力勾配が生じピン電極10が押し上げられ上方に相対変位することとなる。このように、インナースペース22aの圧力を調整することにより、ピン電極10をピン支持台21に対し相対変位させることが可能となる。また、ピン電極が食材に当接した状態でインナースペース22aの圧力を調整することにより、ピン電極10が食材に当接する押圧を変えることが可能となる。従って、ピン電極10が食材に当接した状態でインナースペース22aの圧力を調整することにより、ピン電極10により食材を所定の位置に保持・加熱することが可能となる。従って、この加熱装置100に搬送手段を具備させることにより、ピン電極10,10による食材の加熱・保持搬送を安定して行うことが可能となる。
なお、使用されるガスについては、例えば清浄な空気および窒素等の不活性ガスである。
ピン電極10の駆動は、前述したように圧力チャンバ22の内部を加圧することにより行われるが、圧力チャンバ以外にダイヤフラムなどの弾性体を用いることでも容易に実現することが出来る。
再び図1に戻り、加熱保持部30は、密閉空間を形成する加熱チャンバ壁31から成り、加熱チャンバ壁31は、外部の加圧源40と連結する加圧ポート31a、加圧流体が流入するチャンネル31b、加圧流体が流出するチャンネル31c及び排気ポート31d、加圧流体の流出をオン/オフして加熱保持部30の内部の圧力を調整する排気弁31eを備える。
ところで、通常は、ピン電極10を駆動した加圧流体が圧力供給口21bを介して加熱保持部30に供給され、加熱保持部30の内部(雰囲気)は加圧される。加熱保持部30の内部を更に昇圧したい場合、あるいはPin<Poutを形成しピン電極10を初期位置に戻したい場合は、加圧ポート31aを介して加圧流体を供給して加熱保持部30の内部を更に加圧することが出来る。
また、排気弁31eを手動または自動にてオン/オフして加圧流体の一部を外部へ排気することによって、加熱保持部30の内部圧力を所望の圧力に調整することが可能となる。
加熱チャンバ壁31の材質は、上下のピン支持台の短絡を防止するため、非導電性物質(絶縁物)である。
加圧源40は、高圧ガス源41と、調圧弁42,43,44と、圧力供給ライン45とから成る。高圧ガス源41は高圧ガスボンベ又は圧縮機である。調圧弁42,43,44は下流の圧力を一定の圧力に調圧するバルブである。また圧力供給ライン45は配管またはフレキシブルホースである。
また、ピン電極10に印加される高周波電源(図示せず)の周波数は、例えば、数kHzから数百MHzまたは3MHzから100MHzである。
また、包材50の材質は、例えばPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の樹脂、鉄やアルミ等の金属、紙、ガラス、その組み合わせからなる複合材等からなり、包装形態はフィルム、トレー、カップ状の容器など特に規定されるものではない。また、これら容器に塗料や蒸着処理など各種表面処理が施されてあっても良い。
なお、本実施例では、2つのピン電極10,10を用いた誘電加熱例を示したが、これに限らず、ピン電極10と通常の平板電極との組み合わせによる誘電加熱であっても良い。また、電極の配置についても、垂直方向だけでなく水平方向であっても良い。
また、本実施例では、ピン電極10はスプリング14によって懸架または支持されているが、ピン電極10はスプリング14がないフリーであっても良い。
図3は、実施例1に係るピン支持台21を示す要部断面説明図である。
このピン支持台21では、貫通穴21a,21a間に温度調整用水(以下、「温調水」という。)が流れる水路21cが縦貫している。従って、ピン電極10が食材51に当接している状態で温調水を流すことより、温調水とピン電極10との間で熱交換が行われるのと同時に、ピン電極10と食材51との間でも熱交換が行われるため、結果として食材の表面が間接的に加熱または冷却される。従って、温度上昇が鈍い加熱不良の場合は温調水として熱水を流すことにより、逆に温度上昇が急峻で目標温度を超えそうな過加熱の場合は温調水として冷却水を流すことにより、食材51に対する精度の良い温度制御が可能となる。このように、ピン支持台21の内部に水路21cを形成し温調水を流すことにより、雰囲気全体を空調するより食材に対する効率的な温度制御が可能となる。また、高周波電源の周波数や出力調整では温度調整が難しい食材に対する加熱温度の微調整が可能となる。
なお、加熱保持部30の内部および被加熱材を更に加圧・加熱したい場合は、加圧ポート31aを介して蒸気を供給して加熱保持部30の内部を加圧・加熱することも可能である。
また、加熱保持部30の内部および被加熱材を冷却したい場合は、加圧ポート31aを介して冷媒を供給して加熱保持部30の内部および被加熱材を冷却することも可能である。
図4は、本発明の実施例2に係る加熱装置200を示す要部断面説明図である。
この加熱装置200は、被加熱材に当接し電気的および/または熱的作用を及ぼすピン電極10'、ピン電極10'を支持すると共にピン電極10'を駆動する加圧流体を蓄えるピン電極駆動室20'、加圧流体により駆動されるピン電極10',10'によって被加熱材(食材51)を所定位置に保持しながら加圧雰囲気下で高周波誘電加熱する加熱保持室30'、ピン電極駆動室20'に圧力(加圧流体)を供給するピン電極駆動室圧力供給弁46、加熱保持室30'から圧力(加圧流体)を排気する加熱保持室圧力排気弁47を具備して構成される。この加熱装置200は、ピン電極10'が摺動する摺動貫通穴に、加熱保持室30'に圧力(加圧流体)を供給する圧力供給口としての機能を具備させている。つまり、ピン電極10'の駆動に使用された圧力(加圧流体)は、その圧力供給口を介して加熱保持室30'に供給され、加熱保持室30'において被加熱材(食材51)を加圧するために使用される。
また、この加熱装置200は、ピン電極として、ヘッドとロットとの間に段差のないピン電極10'を採用しているが、段差のある上記ピン電極10を採用することも可能である。また、ピン電極10'に戻り機構としてのスプリングを設けることも可能である。
図5は、図4のA部拡大図である。
この部位は、ピン電極10'とピン支持台21'との摺動部拡大であり、ピン電極駆動室20'の加圧流体を加熱保持室30'に供給する圧力供給口と、ピン支持台21'に給電された高周波電力をピン電極10'に導電する高周波導電部とを構成している。
図6に、ピン電極駆動室圧力、加熱保持室圧力、および加熱保持室排気弁圧力の相関関係を示す。ピン電極駆動室20'の圧力上昇に伴い加熱保持室30'の圧力は上昇するが、その際、加熱保持室30'に設けられた排気弁からの排気圧力を調整することにより、ピン電極10'による被加熱材保持圧力を常に最適値に保った状態で加熱保持室30'の加圧制御が可能である。
図7に示すように、パウチ包装された不定形状の「竹の子」:250gを加熱保持室30'に納め、ピン電極10'による保持及び加熱保持室の雰囲気圧力設定をおこない高周波誘電加熱した。設定条件は、電源周波数:40MHz、電源出力:2kW、ピン径:3mm、加熱保持室圧力:0.23MPa、ピン電極による被加熱材保持圧力:0.008MPa、加熱時間:40sec、ピン電極とピン支持台からなる圧力供給口隙間:約0.1mmである。同時に包材表面にサーモラベルを添付し誘電加熱中の包材表面温度を計測した。その結果、包材表面温度が130℃まで昇温し、本発明の有効性を確認することが出来た。
本発明の加熱装置は、特に不定形の食材の誘電加熱に好適に適用することが可能である。
10 ピン電極
11 ピンヘッド
12 ロッド
13 ピンキャップ
14 スプリング
20 電極駆動部
21 ピン支持台
21a 貫通穴
21b 圧力供給口
22 圧力チャンバ
22a インナースペース
22b チャンネル
22c 加圧ポート
30 加熱保持部
31 加熱チャンバ壁
31a 加圧ポート
31b,31c チャンネル
31d 排気ポート
31e 排気弁
40 加圧部
41 高圧ガス源
42,43,44 調圧弁
45 圧力供給ライン
46 ピン電極駆動室圧力供給弁
47 加熱保持室圧力排気弁
100,200 加熱装置

Claims (7)

  1. 被加熱材を加圧しながら対向電極により前記被加熱材を保持し加熱する加熱装置であって、
    前記電極を駆動する電極駆動手段は加圧流体であることを特徴とする加熱装置。
  2. 前記電極駆動手段は前記加圧流体を蓄える電極駆動室を備え、該電極駆動室は前記被加熱材に該加圧流体を供給する圧力供給口を備える請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記被加熱材を加熱・保持する加熱保持室を備え、該加熱保持室は該被加熱材に加圧流体を供給する圧力供給口と、加圧流体を排気する排気口を各々備える請求項1又は2に記載の加熱装置。
  4. 前記電極駆動室の圧力供給口と前記加熱保持室の圧力供給口とが同一である請求項3に記載の加熱装置。
  5. 前記電極駆動室は前記電極を支持する貫通穴を備えた支持部を有し、前記貫通穴が前記圧力供給口となる請求項4に記載の加熱装置。
  6. 前記電極駆動室と前記加熱保持室は、一体化された密閉容器で構成されている請求項3から5の何れかに記載の加熱装置。
  7. 前記電極はピン電極である請求項1から6の何れかに記載の加熱装置。
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