JP2010277595A - 仮想サーバ管理システムおよびその方法ならびに管理サーバ装置 - Google Patents

仮想サーバ管理システムおよびその方法ならびに管理サーバ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010277595A
JP2010277595A JP2010141173A JP2010141173A JP2010277595A JP 2010277595 A JP2010277595 A JP 2010277595A JP 2010141173 A JP2010141173 A JP 2010141173A JP 2010141173 A JP2010141173 A JP 2010141173A JP 2010277595 A JP2010277595 A JP 2010277595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
server
virtual server
physical
virtual
movement history
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010141173A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5360000B2 (ja
Inventor
Toshinori Takemura
俊徳 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2010141173A priority Critical patent/JP5360000B2/ja
Publication of JP2010277595A publication Critical patent/JP2010277595A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5360000B2 publication Critical patent/JP5360000B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】各仮想サーバが過去に稼動していた物理サーバの情報を一元管理する。
【解決手段】仮想サーバ23が稼動する複数の物理サーバ2と通信可能に接続され、仮想サーバ23の生成、停止、物理サーバ2間の移動を管理する管理サーバ装置1は、システム状況監視手段11、システム状況管理手段12、システム状況記憶部13、仮想サーバ移動手段14、移動履歴管理手段15、移動履歴記憶部16を備える。移動履歴記憶部16は、仮想サーバ23の移動履歴を記録する。仮想サーバ移動手段14は、システム状況監視手段11からの要求に従って仮想サーバの移動を制御する。移動履歴管理手段15は、仮想サーバ移動手段14から仮想サーバの移動に関する移動履歴を受け取って移動履歴記憶部16に記録して管理する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の物理サーバ上で稼動する仮想サーバの移動を管理する仮想サーバ管理システムおよびその方法に関し、特に各仮想サーバの移動履歴を一元管理する仮想サーバ管理システムおよびその方法ならびに管理サーバ装置に関する。
単一の物理サーバ(ワークステーションやパーソナルコンピュータ等のコンピュータ)上で複数のオペレーティングシステム(OS)を動作させることにより、1台のコンピュータを仮想的に複数台のサーバとして使うことのできる仮想サーバ技術が知られている。この種の技術を適用した製品として、ヴイエムウェア社による「VMWare ESX Server」、マイクロソフト社による「VirtualServer」、および米国XenSource社による「Xen」などが知られている。これらの製品では、仮想サーバ生成用のコマンドを発行することにより新たな仮想サーバを、物理サーバ上に生成することができる。
また、複数台の物理サーバがネットワークを通じて相互に通信可能に接続された疎結合な分散プロセッサ環境において、リソースの利用効率や業務の負荷に応じて、自動または手動により、物理サーバに生成された仮想サーバを他の物理サーバに移動させる技術が知られている。仮想サーバの移動技術を記載した文献としては、例えば特許文献1および特許文献2がある。また、VMwareではVMotion、Xenではmigrationとして仮想サーバの移動機能を提供している。
このように複数台の物理サーバから構成された情報処理システムにおいては、物理サーバおよびその上で稼動する仮想サーバに障害が発生した場合にその原因の究明および障害回復方法の解明に役立つように、個々の物理サーバにログファイルを備え、物理サーバおよび仮想サーバの稼動状況をログファイルに記録している。個々の物理サーバに備わるログファイルには、その物理サーバ上における仮想サーバの起動、停止、仮想サーバの転送、仮想サーバの起動のための設定(メモリやCPUなどのリソース割当)など、仮想サーバの実行に関する処理の実行結果を記録するログ(以下、仮想サーバログと称す)と、物理サーバ自身の稼動状況(ハードウェアの障害や性能の情報、OSの稼動状況など)を記録するログ(以下、物理サーバログと称す)とが記録されている。
特開平10−283210号公報 特開2005−115653号公報
仮想サーバ環境において、仮想サーバに何らかの障害が発生した場合、システム管理者がその障害原因を究明したり障害回復方法を解明するためには、仮想サーバが現に稼動している物理サーバで採取され記録されたログに加えて、過去に稼動していた物理サーバで採取され記録されたログを参照しなければならない場合がある。その理由は、物理サーバAで支障なく稼動していた仮想サーバを別の物理サーバBへ移動した場合に、起動に失敗したり、起動に成功しても期待通りのスループットが出ないなどの何らかの障害が発生したとき、物理サーバBで採取され記録されたログと、支障なく稼動していた物理サーバAで採取され記録されたログとの比較が、障害の原因の絞込みや障害回復方法の解明に有効だからである。
前述したように、各物理サーバのログファイルには、その物理サーバ上における仮想サーバの起動、停止、仮想サーバの転送に関する仮想サーバログが記録されているので、システム管理者は仮想サーバが現に稼動している物理サーバのログファイルを調べることで、過去に稼動していた物理サーバを特定することができる。しかしながら、物理サーバのログファイルには、その物理サーバ上で稼動するすべての仮想サーバのログが記録されており、さらに物理サーバ自身のログも含まれているため、ログファイルの中身を参照して過去に稼動していた物理サーバの情報を見つけ出すだけでも、かなりの手間が必要であり、該当する物理サーバ上のログファイルを参照するまでに長い時間を必要としていた。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたものであり、その目的は、各仮想サーバが過去に稼動していた物理サーバの情報を一元管理することにある。
本発明の別の目的は、システム管理者が仮想サーバのログを迅速に参照できるようにすることにある。
本発明の管理サーバ装置は、物理的なコンピュータを物理サーバ、物理サーバ上で稼働する仮想的なコンピュータを仮想サーバとするとき、物理的なコンピュータを物理サーバ、物理サーバ上で稼働する仮想的なコンピュータを仮想サーバとするとき、仮想サーバが稼動する複数の物理サーバと通信可能に接続され、仮想サーバの物理サーバ間の移動を管理する管理サーバ装置において、仮想サーバの移動履歴を記録する移動履歴記憶部と、仮想サーバの移動を制御する仮想サーバ移動手段と、該仮想サーバ移動手段から仮想サーバの移動に関する移動履歴を受け取って上記移動履歴記憶部に記録する移動履歴管理手段とを備える。
本発明にあっては、物理サーバ上の仮想サーバが他の物理サーバに移動する毎に、その移動履歴を生成して移動履歴記憶部に記録することにより、仮想サーバの移動履歴を移動履歴記憶部で一元的に管理する。これにより、各物理サーバ上のログファイルを参照しなくても移動履歴記憶部を参照するだけで、各仮想サーバが過去にどの物理サーバで稼動していたかが把握できる。
また本発明にあっては、仮想サーバに関するイベントメッセージの生成時、移動履歴を参照して、仮想サーバが現在存在する物理サーバおよび過去に存在していた物理サーバを特定し、それらの物理サーバのログファイルへのリンクを張ったイベントメッセージを生成する。これにより、システム管理者は管理端末の画面に表示されたイベントメッセージのリンクをクリックするだけで、仮想サーバが現在存在する物理サーバおよび過去に存在していた物理サーバのログファイルの内容を参照することができる。
イベントメッセージに張るリンクは、一つの物理サーバのログファイルをリンク先とする単一方向リンクであっても良いし、複数の物理サーバのログファイルをリンク先とする多方向リンクであっても良い。多方向リンクを使用すれば、ワンクリックで仮想サーバが現在存在する物理サーバおよび過去に存在していた物理サーバのログファイルの内容が参照できる。また、多方向リンクの記述内におけるリンク先の記述順序を仮想サーバが移動した物理サーバの順序に合わせておけば、リンクされたログファイルを表示する管理端末において、移動順番に従った順でログファイルを表示したり、移動順番に従って一つの仮想ログに合成したりすることが可能となる。
またイベントメッセージに張るリンクには、イベントの発生時刻、仮想サーバの識別子を付加しても良い。こうすれば、リンクされた物理ファイルに記録されているログのうち、イベントの発生時刻付近のログのみを抽出して表示したり、その識別子の仮想サーバに関連するログのみを抽出して表示することが可能となる。
また本発明にあっては、仮想サーバに関するイベント発生時、移動履歴記憶部へのリンクを張ったイベントメッセージを生成する。これにより、システム管理者は管理端末の画面に表示されたイベントメッセージのリンクをクリックするだけで、移動履歴記憶部に記憶されている移動履歴を参照することができる。ここで、移動前後の物理サーバの識別子の箇所に当該物理サーバのログファイルへのリンクを張った移動履歴を生成しておけば、表示された移動履歴のリンクをクリックすると、仮想サーバが現在存在する物理サーバおよび過去に存在していた物理サーバのログファイルの内容を参照することができる。
本発明によれば、複数の物理サーバ間を仮想サーバが移動する仮想サーバ環境において、各仮想サーバの移動履歴を一元的に管理することができる。その理由は、物理サーバ上の仮想サーバが他の物理サーバに移動する毎に、その移動履歴を生成して移動履歴記憶部に記録するためである。
また本発明によれば、仮想サーバの移動履歴を移動履歴記憶部で一元的に管理しているため、各物理サーバ上のログファイルを参照しなくても、移動履歴記憶部を参照するだけで、各仮想サーバのログがどの物理サーバにあるかを正確に把握することができる。これにより、システム管理者が仮想サーバのログを迅速に参照することができる。
本発明の第1の実施の形態のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における移動履歴記憶部に記憶されている移動履歴の説明図である。 本発明の第1の実施の形態における管理サーバの処理例を示すフローチャートである。 イベントメッセージに設定されるリンク情報の具体例を示す図である。 管理端末の画面に表示されるイベントメッセージ、ログファイルの表示例を示す図である。 ログファイルの単位要素の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例における管理端末の画面の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の変形例における管理端末の画面の表示例を示す図である。
『第1の実施の形態』
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態は、管理サーバ1と、複数の物理サーバ2と、管理端末3と、ネットワーク4とから構成される。
管理サーバ1は、各物理サーバ2上における仮想サーバの生成、停止、移動など仮想サーバに関する管理を実行するコンピュータであり、システム状況監視手段11、システム状況管理手段12、システム状況記憶部13、仮想サーバ移動手段14、移動履歴管理手段15、移動履歴記憶部16、イベントメッセージ生成手段17およびイベントメッセージ通知手段18を備えている。
システム状況監視手段11は、各物理サーバ2自身および各物理サーバ2上の各仮想サーバに関する各種の情報を、後述する物理サーバ2上の管理エージェントから収集する手段である。システム状況監視手段11が収集する情報は、性能情報と負荷情報と障害情報とに大別される。性能情報には、搭載CPU数、CPUのクロック数、物理メモリ量、ネットワーク帯域、ハードディスク容量などの物理サーバ2が搭載しているハードウェアに関する情報と、それらが仮想サーバにどれだけ割り当てられたかという仮想サーバ毎の割当量の情報とが含まれる。また、負荷情報には、各物理サーバおよび各仮想サーバのCPU使用率、メモリ使用率、空きメモリ量、ネットワーク使用率、空きハードディスク容量などの情報が含まれる。障害情報には、物理サーバおよび仮想サーバが何らかの原因で停止したことを示す障害通知などが含まれる。
またシステム状況監視手段11は、収集した情報をシステム状況管理手段12に伝達するとともに、負荷情報および障害情報を解析して、イベントメッセージの通知の必要性および仮想サーバの移動の必要性を判断する機能を有する。
システム状況管理手段12は、システム状況監視手段11から通知された情報をシステム状況記憶部13に記憶して管理する手段である。
システム状況記憶部13は、システム状況監視手段11により収集された情報を記憶する記憶媒体であり、例えばハードディスクで構成される。
仮想サーバ移動手段14は、システム状況監視手段11からの要求に従って、物理サーバ2上の仮想サーバを別の物理サーバ2に移動させる手段である。移動先となる物理サーバ2は、システム状況管理手段12を通じてシステム状況記憶部13に記憶されている情報を参照して仮想サーバ移動手段14が自動的に選択するか、管理端末3を通じてシステム管理者により選択される。仮想サーバを移動させる際、仮想サーバ移動手段14は、移動元の物理サーバ2と移動先の物理サーバ2の後述する管理エージェントに対して仮想サーバの移動を指示する。仮想サーバを物理サーバ間で移動させる技術自体は、特許文献1および2に記載されるように公知の技術なので、その詳細な説明は省略する。
また仮想サーバ移動手段14は、仮想サーバの移動の成功、失敗にかかわらず、移動時刻、移動対象となった仮想サーバの識別子、移動元の物理サーバ2の識別子および移動先の物理サーバ2の識別子を含む移動履歴情報を生成し、移動履歴管理手段15に通知する。同時に仮想サーバ移動手段14は、仮想サーバの移動が成功したか、失敗したかの処理結果をシステム状況監視手段11に通知する。この通知には、仮想サーバの識別子、移動元および移動先の物理サーバ2の識別子が付加される。
移動履歴管理手段15は、仮想サーバ移動手段14から通知された移動履歴情報を移動履歴記憶部16に記憶して管理する手段である。
移動履歴記憶部16は、仮想サーバの移動履歴情報を記憶する記憶媒体であり、例えばハードディスクで構成される。
図2を参照すると、移動履歴記憶部16には、1以上の移動履歴情報がその発生時刻順に記憶される。個々の移動履歴情報は、移動時刻、移動元物理サーバID、移動先物理サーバIDおよび仮想サーバIDから構成される。例えば、時刻t2を含む移動履歴情報は、時刻t2に仮想サーバ1が物理サーバAから物理サーバBに移動したことを示している。移動元物理サーバIDおよび移動先物理サーバIDとしては、たとえば物理サーバのホスト名が使用される。また仮想サーバIDは、すべての物理サーバ上の仮想サーバにわたってユニークなID文字列が使用される。
イベントメッセージ生成手段17は、システム状況監視手段11からの要求に従ってイベントメッセージを生成する手段である。作成されたイベントメッセージは、イベントメッセージ通知手段18に伝達される。イベントメッセージ生成手段17は、イベントメッセージの生成の際、システム状況監視手段11からの通知に仮想サーバの識別子が含まれていれば、その仮想サーバの識別子を含む移動履歴情報を移動履歴管理手段15を通じて移動履歴記憶部16から検索し、この検索で得られた移動履歴情報を解析して、仮想サーバが現在存在する物理サーバ2および過去に存在していた物理サーバ2を検出し、それらの物理サーバ2のログファイルへのハイパーリンク(以下、リンクと称す)を張ったイベントメッセージを生成する。
管理端末3は、キーボードやマウスなどの入力装置と、ディスプレイなどの出力装置を備える端末(コンソール)である。管理端末3は、管理サーバ1に接続して、システム管理者によって入力された各種操作を管理サーバ1に送信する機能と、各種操作の実行状況と情報システムの稼動状況を管理サーバ1から受信して、出力装置に出力する機能を有する。図1では、管理端末3の有する手段のうち、特にイベントメッセージの表示とログファイルの表示に関連する手段として、イベントメッセージ受取手段31、イベントメッセージ表示手段32およびログファイル表示手段33のみを図示してある。
イベントメッセージ受取手段31は、管理サーバ1のイベントメッセージ通知手段18から送信されたイベントメッセージを受信する機能を有する。
イベントメッセージ表示手段32は、イベントメッセージ受取手段18で受信したイベントメッセージを表示装置の画面に表示する機能を有する。
ログファイル表示手段33は、表示装置の画面に表示されたイベントメッセージ中のリンク部分がマウスによりクリックされたときに、リンク先のログファイルを物理サーバ2の後述するログ取得手段から取得して表示装置の画面に表示する機能を有する。
物理サーバ2は、プログラム制御により動作するコンピュータであり、管理エージェント21と、仮想マシンモニタ22と、複数の仮想サーバ23と、ログファイル24と、ログ取得手段25とから構成される。
管理エージェント21は、仮想マシンモニタ22および仮想サーバ23からハードウェアとソフトウェアの性能情報および負荷情報ならびに障害情報を取得して管理サーバ1のシステム状況監視手段11へ送信する機能と、管理サーバ1の仮想サーバ移動手段14からの指示に応じて仮想マシンモニタ22に対して仮想サーバ23の生成、破棄、他の物理サーバ2への移動を要求する機能と、物理サーバログおよび仮想サーバログを採取してログファイル24に記録する機能とを有する。
仮想マシンモニタ22は、物理サーバ2が有するCPUやメモリなどのハードウェア資源を各仮想サーバ23に配分するとともに、仮想サーバ23の生成および破棄を制御する機能を有する。
各仮想サーバ23は、アプリケーションプログラムを実行させる論理的なサーバである。アプリケーションプログラムとしては、ショッピングサービス、ブログサービス、課金サービスなど各種のサービスを提供するプログラムが考えられる。
ログファイル24は、仮想サーバログと物理サーバログとを記録する記憶媒体であり、例えばハードディスク装置により構成される。
ログ取得手段25は、ログ取得の要求に対してログファイル24を検索し、該当するログを要求元に返却する機能を有する。
ネットワーク4は、管理サーバ1と複数の物理サーバ2とを接続するネットワークである。図1では管理端末3はネットワーク4には接続されていないが、管理端末3をネットワーク4を介して管理サーバ1に接続する構成であっても良い。
以上のような機能を持つ管理サーバ1、物理サーバ2、管理端末3およびネットワーク4の具体例を以下に示す。
管理サーバ1は、イーサネット(Ethernet)(登録商標)などのネットワーク接続手段を備え、Windows(登録商標)やLinuxなどのOSが動作するコンピュータで実現することができる。また、システム状況監視手段11、仮想サーバ移動手段14、イベントメッセージ生成手段17およびイベントメッセージ通知手段18は、OS上のソフトウェアモジュールとして実現できる。さらに、システム状況管理手段12およびシステム状況記憶部13と、移動履歴管理手段15および移動履歴記憶部16とは、既存のデータベース製品、あるいはメモリ上にシステム状況情報や移動履歴情報を格納するソフトウェアモジュールを用いることができる。
物理サーバ2は、イーサネット(Ethernet)などのネットワーク接続手段を備え、VMware GSX Server、VMware ESX Server、Xenなどの仮想マシンモニタ22と、それらの仮想マシンモニタ22によって制御される1つ以上の仮想サーバ23とが稼動するコンピュータで実現できる。各仮想サーバ23では、Windows Server、Red Hat Enterprise Linux、Solaris、HP-UXなどのサーバ向けOSが稼動する。さらに、その上で、Internet Information Server, Apache HTTP Serverなどのウェブ・サーバ、Enterprise Java(登録商標) Beans(EJB)などのアプリケーション・コンテナ、OracleやDB2、MySQLなどのデータベース管理システムなどのアプリケーションプログラムが稼動する。ログファイル24およびログ取得手段25は、既存のデータベース製品、あるいはメモリ上にシステム状況情報や移動履歴情報を格納するソフトウェアモジュールを用いることができる。
物理サーバ2における管理エージェント21の構成は、仮想マシンモニタ22の種類に依存する。VMware GSX Serverのように、ホストOS上で動作する仮想マシンモニタ22を用いる場合、管理エージェント21はホストOS上のソフトウェアとして動作する。一方、VMware ESX ServerやXenのように、ホストOSを必要としない種類の仮想マシンモニタ22を用いる場合には、仮想マシンモニタ22中のソフトウェアモジュールとして管理エージェント21を動作させるか、Xen Domain0などの特権仮想マシン上のプロセスとして管理エージェント21を動作させる構成を取る。
管理端末3の具体例は、キーボードとマウスからなる入力装置と、液晶表示装置と、管理サーバ1との接続手段とを備える端末装置である。典型的な例は、Windowsが動作するパーソナルコンピュータ(PC)であり、Internet Explorerなどのウェブ・ブラウザを通して管理サーバ1に接続する。
ネットワーク4の具体例は、イーサネット(Ethernet)によるローカルエリアネットワーク(LAN、Local Area
Network)、およびインターネットである。
次に、フローチャートを用いて、本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
各物理サーバ2の管理エージェント21は、仮想マシンモニタ22および仮想サーバ23からハードウェアとソフトウェアの性能情報および負荷情報ならびに障害情報を取得して、管理サーバ1のシステム状況監視手段11へシステム状況情報として送信する。
管理サーバ1のシステム状況監視手段11は、何れかの物理サーバ2の管理エージェント21からシステム状況情報を受信すると(図3のステップS101)、システム状況管理手段12を通じてシステム状況記憶部13に保存するとともに(ステップS102)、受信したシステム状況情報が何れかの仮想サーバ23に関連する負荷情報および障害情報であればそれを解析して、仮想サーバ23の移動が必要かどうかを判定する(ステップS103)。
仮想サーバ23の移動が必要な場合、システム状況監視手段11は仮想サーバ移動手段14に対して、移動対象とする仮想サーバ23および稼動している物理サーバ2の識別子を通知してその移動を要求する。これに応じて仮想サーバ移動手段14は、システム状況管理手段12を通じてシステム状況記憶部13に記憶されている性能情報と負荷情報を参照して、リソースに余裕のある他の物理サーバ2を移動先に選択するか、あるいは管理端末3を通じてシステム管理者から指定された物理サーバ2を移動先に選択し、移動元の物理サーバ2と移動先の物理サーバ2の管理エージェント21に対して仮想サーバ23の移動を指示することにより、仮想サーバ23を移動させる(ステップS104)。そして、仮想サーバ移動手段14は、移動させた仮想サーバ23の識別子、移動元と移動先の物理サーバ2の識別子および現在時刻から構成される移動履歴を移動履歴管理手段15を通じて移動履歴記憶部16へ記憶する(ステップS105)。また、仮想サーバ移動手段14は移動処理の結果をシステム状況監視手段11へ通知する。
システム状況監視手段11は、仮想サーバ23の移動処理の結果を仮想サーバ移動手段14から受け取ると、仮想サーバ23の識別子およびその他必要な情報を通知してイベントメッセージの生成をイベントメッセージ生成手段17に要求する。また、システム状況監視手段11は、今回受信した負荷情報および障害情報を解析した結果、仮想サーバの移動が必要ないと判断した場合、今回受信した負荷情報および障害情報に関してシステム管理者にイベントメッセージを通知する必要があるか否かを判断し(ステップS106)、必要があればイベントメッセージの生成をイベントメッセージ生成手段17に要求する。このとき、仮想サーバ23に関するイベントメッセージの生成要求については、その仮想サーバ23の識別子を付加する。
イベントメッセージ生成手段17は、システム状況監視手段11からの要求に従ってイベントメッセージを生成する(ステップS107)。このとき、仮想サーバ23に関するイベントメッセージであるかどうかを判別し(ステップS108)、仮想サーバ23に関するイベントメッセージであれば、その仮想サーバ23の識別子を含む移動履歴を移動履歴管理手段15を通じて移動履歴記憶部16から参照し、その仮想サーバ23が現在存在する物理サーバ2および過去に存在していた物理サーバ2のログファイル24へのリンクをイベントメッセージに設定する(ステップS109)。イベントメッセージ生成手段17は、生成したイベントメッセージをイベントメッセージ通知手段18へ伝達する。イベントメッセージ通知手段18は、このイベントメッセージを管理端末3へ通知する(ステップS110)。
管理端末3では、イベントメッセージ受取手段31が管理サーバ1のイベントメッセージ通知手段18から通知されたイベントメッセージを受信し、この受信したイベントメッセージをイベントメッセージ表示手段32が端末画面に表示する。システム管理者は端末画面に表示されたイベントメッセージにより、仮想サーバの移動や仮想サーバの障害などのイベントを認識することができる。
端末画面に表示されるイベントメッセージにログファイル25のリンクが設定されている場合、システム管理者がそのリンクをマウスなどのポインティングデバイスでクリックすると、ログファイル表示手段33がリンク先のログファイル25の内容を該当する物理サーバ2のログ取得手段25から取得し、端末画面に表示する。これにより、システム管理者は、障害などが発生した仮想サーバ23が現在存在する物理サーバ2のログファイル24および過去に存在した物理サーバ2のログファイル24の内容を確認することが可能になる。
次に具体例を挙げて本実施の形態の動作をより詳しく説明する。
1)具体例1
物理サーバAで稼動していた仮想サーバ1が物理サーバBに移動した後、仮想サーバ1上で動作するWebサーバプログラムのスループットが低下した場合を例にする。
この場合、まず、物理サーバBの管理エージェント21は、仮想サーバ1のスループットが低下したことを障害情報として管理サーバ1に通知する。管理サーバ1のシステム状況監視手段11は、図3のステップS106において、仮想サーバ1のスループットが低下した旨のイベントメッセージの生成が必要と判断し、その旨をイベントメッセージ生成手段17に通知する。イベントメッセージ生成手段17は、仮想サーバ1の移動履歴を参照し、仮想サーバ1の現在および過去に稼動していた物理サーバ2のログファイル24へのリンクを張ったイベントメッセージを生成する。例えば、仮想サーバ1が物理サーバX上で初めて生成され、その後、物理サーバAに移動し、さらに物理サーバBに移動した場合、図2に示すように2つの移動履歴が移動履歴記憶部16に記憶されているため、直前1回分の移動に限定してそのログファイル24へのリンクを張ったイベントメッセージを生成する場合(勿論、過去のすべてのログファイル24へのリンクを張っても良い)、例えば以下のようなイベントメッセージを生成する。
「仮想サーバ1のスループットが低下しました。仮想サーバ1のログファイルは物理サーバA物理サーバBにあります。」
イベントメッセージ中のアンダーラインを引いた「物理サーバA」および「物理サーバB」の箇所に物理サーバAおよび物理サーバBのログファイル24へのリンクが設定されている。物理サーバAのログファイル24へのリンクを張った「物理サーバA」の箇所のHTMLテキストの一例を図4(a)に示す。hostname_Aは物理サーバAの識別子、LogServletは、物理サーバA上で動作するログ取得手段25の識別子、pid=Aはログ取得手段25に渡すパラメータである。図4(a)の例では、物理サーバAのログファイル24の内容すべてを表示するため、物理サーバAの識別子を指定したパラメータpid=Aだけを設定している。「物理サーバB」の箇所にも同様にして物理ファイルBのログファイル24へのリンクが張られている。メッセージ中の物理サーバの表記順は、移動順と同じになっている。
イベントメッセージ生成手段17で生成されたイベントメッセージは、イベントメッセージ通知手段18を通じて管理端末3に通知され、例えば図5(a)に示すように端末画面に表示される。システム管理者が、表示されたイベントメッセージ中の「物理サーバA」の箇所をクリックすると、管理端末3のログファイル表示手段33は、図4(a)のリンク情報のリンク先に従って、ネットワーク4経由で物理サーバAのログ取得手段25に対してパラメータpid=Aを添えてログの取得を要求する。ログ取得手段25は、物理サーバAのログファイル24を読み出し、ネットワーク4経由でログファイル表示手段33へ送信する。ログファイル表示手段33は、例えば図5(b)に示すように物理サーバAのログファイル24を表示するウィンドウを開いてログを表示する。同様に、「物理サーバB」の箇所がクリックされると、図5(c)に示すように物理サーバBのログファイル24を表示するウィンドウが開いてログが表示される。
システム管理者は、物理サーバBのログファイルを調査して、仮想サーバ1のスループットが低下している原因を調べる。調査の結果、たとえばメモリ不足によるスワップの頻発が原因であった場合、システム管理者は、物理サーバA上で期待通りのスループットが出ていた時のメモリ量と比較を行って、メモリ量の調整を行うことでスループットの改善を図る。
2)具体例2
物理サーバAで稼動していた仮想サーバ1を物理サーバBに移動する際、物理サーバB上での仮想サーバ1の起動に失敗した場合を例にする。
この場合、仮想サーバ移動手段14からシステム状況監視手段11に対して、物理サーバA上の仮想サーバ1を物理サーバBに移動させる際、物理サーバB上での仮想サーバ1の起動に失敗した旨が通知される。システム状況監視手段11は、これに応じてイベントメッセージ生成手段17に必要なイベントメッセージの生成を要求する。イベントメッセージ生成手段17は、仮想サーバ1の移動履歴を参照し、仮想サーバ1の現在および過去に稼動していた物理サーバ2のログファイル24へのリンクを張ったイベントメッセージを生成する。たとえば、仮想サーバ1が物理サーバX上で初めて生成され、その後、物理サーバAに移動し、さらに物理サーバBに移動した時点で起動に失敗した場合、図2に示すように2つの移動履歴が移動履歴記憶部16に記憶されているため、直前1回分の移動に限定してそのログファイル24へのリンクを張ったイベントメッセージを生成する場合、例えば以下のようなイベントメッセージを生成する。
物理サーバA上の仮想サーバ1を物理サーバBに移動させる際、仮想サーバ1の起動に失敗しました。」
イベントメッセージ中のアンダーラインを引いた「物理サーバA」および「物理サーバB」の箇所には、具体例1と同様に、物理サーバAおよび物理サーバBのログファイル24へのリンクが設定されている。従って、システム管理者は、仮想サーバ1の起動に失敗した物理サーバ2のログファイル24および仮想サーバ1が正常に起動されていた物理サーバ2のログファイル24の内容を、メッセージ中のリンクをクリックするだけで参照することが可能となる。この場合、システム管理者は、物理サーバAで正常に起動したときの仮想サーバ1の設定(メモリやCPUなどのリソース割当)と物理サーバBにおける仮想サーバ1の設定とを比較して、起動が失敗した原因を絞り込んでいくことになる。
3)具体例3
負荷変動の発生により仮想サーバ1を物理サーバAから物理サーバBに移動させた場合を例にする。
この場合、管理サーバ1のシステム状況監視手段11は、図3のステップS103において、物理サーバAから送られてくる負荷情報を解析して、負荷の高まった仮想サーバ1の移動を決定し、その旨を仮想サーバ移動手段14に要求する。仮想サーバ移動手段14は、システム状況記憶部13を参照して適切な移動先物理サーバとして物理サーバBを選択し、物理サーバAから物理サーバBへ仮想サーバ1を移動させる。そして、その移動履歴を移動履歴記憶部16に記憶し、移動処理結果をシステム状況監視手段11に通知する。システム状況監視手段11は、必要なイベントメッセージの生成をイベントメッセージ生成手段17に要求する。イベントメッセージ生成手段17は、仮想サーバ1の移動履歴を参照し、具体例1および2と同様にして、仮想サーバ1の現在および過去に稼動していた物理サーバA、Bのログファイル24へのリンクを張ったイベントメッセージを生成する。イベントメッセージの例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
「仮想サーバ1の負荷が閾値50%を超えたため、仮想サーバ1を物理サーバAから物理サーバBに移動しました。」
イベントメッセージ中のアンダーラインを引いた「物理サーバA」および「物理サーバB」の箇所に、具体例1および具体例2と同様に、物理サーバAおよび物理サーバBのログファイル24へのリンクが設定されている。従って、システム管理者は、仮想サーバ1の移動元の物理サーバAのログファイル24を参照することにより、過負荷障害の原因を究明することができる。
次に本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態によれば、仮想サーバ移動手段14から仮想サーバ23の移動に関する移動履歴を受け取って移動履歴記憶部16に記録して管理する移動履歴管理手段15を管理サーバ1に備えるようにしているため、各仮想サーバ23の移動の状況を一元管理することが可能になる。これによって、各物理サーバ2のログファイル24を調べなくても、移動履歴記憶部16を参照すれば、すべての仮想サーバ23の移動履歴を把握することが可能になり、各仮想サーバ23が過去に稼動していた物理サーバ2の情報を迅速に見つけ出すことができる。
また本実施の形態によれば、仮想サーバ23が現在存在する物理サーバ2および過去に存在していた物理サーバ2のログファイル24へのリンクを張ったイベントメッセージを生成するイベントメッセージ生成手段17を管理サーバ1に備えるようにしているため、システム管理者は表示されたイベントメッセージ中のリンクをクリックするだけで、仮想サーバ23が現在存在する物理サーバ2のログファイル24や、過去に稼動していた物理サーバ2のログファイル24を参照することができる。これにより、仮想サーバ23の障害原因の究明作業や障害回復方法の解明作業の効率を高めることが可能となる。
さらに本実施の形態によれば、複数の物理サーバ2に分散するログファイル24を一箇所に集めないため、ネットワーク4や記憶装置の負荷が集中しないように効率的にログが参照できる。
次に本実施の形態の変形例について説明する。
1)変形例1
この変形例1では、イベントメッセージ中のリンク情報にパラメータとして、イベント対象の仮想サーバ23の識別子を付加することで、ログファイル24中のログのうち、仮想サーバ23に関連するログだけをフィルタリングして表示する。
図4(b)にイベントメッセージ生成手段17がイベントメッセージに張るリンクの一例を示す。この例では、図4(a)に示したリンク情報に、仮想サーバ23の識別子の値を設定したvid=1というパラメータが追加されている。このリンク情報に従って呼び出される該当物理サーバ2のログ取得手段25は、ログファイル24に記憶されたログのうち、パラメータで指定された仮想サーバ23に関連するログを抽出して、ログファイル表示手段33へ送信する。
図6にログファイル24に記憶されるログの基本要素を示す。1つのログは、時刻、メッセージIDおよびログメッセージで構成される。時刻は、当該ログを収集した時刻を示す。メッセージIDはログを他のログと区別する識別子である。ログメッセージの部分には、仮想サーバ23の起動、停止などの処理の実行結果やエラーなどの障害の記録など、様々なイベントに関する情報が含まれる。イベントには、その物理サーバ2上で稼動する仮想サーバ23に関するものや、物理サーバ2自体の稼動状況も含まれる。どの仮想サーバ23を対象とするログであるかは、ログメッセージ部分に仮想サーバ23の識別子を記述することで区別する。ログ取得手段25は、ログメッセージ部分を解析し、パラメータで指定された仮想サーバ23の識別子を含むログを抽出する。
この変形例1によれば、イベントメッセージ中のリンクをクリックした際、リンク先の物理サーバ2のログファイル24に記憶されているログのうち、イベント対象となる仮想サーバ23に関連するログのみが表示されるため、ログの表示にかかる時間を短縮でき、また、仮想サーバ23に関連するログを大量のログから探し出す手間を省くことができる。
2)変形例2
この変形例2では、イベントメッセージ中のリンク情報にパラメータとして、イベント発生時刻を付加することで、ログファイル24中のログのうち、イベント発生時刻付近のログだけをフィルタリングして表示する。
図4(c)にイベントメッセージ生成手段17がイベントメッセージに張るリンクの一例を示す。この例では、図4(a)に示したリンク情報に、イベント発生時刻を設定したt=20060509161900というパラメータが追加されている。このリンク情報に従って呼び出される該当物理サーバ2のログ取得手段25は、ログファイル24に記憶されたログのうち、パラメータで指定された時刻付近(たとえば前後N時間。Nは予め定められた値)のログを抽出して、ログファイル表示手段33へ送信する。ログファイル24に記憶されるログの基本要素が図6に示した構成を有する場合、ログ取得手段25は、ログに付けられた時刻とパラメータで指定された時刻とを比較して必要なログを抽出する。
この変形例2によれば、イベントメッセージ中のリンクをクリックした際、リンク先の物理サーバ2のログファイル24に記憶されているログのうち、イベント発生時刻付近のログだけをフィルタリングして表示できるため、イベント発生時刻付近のログを大量のログから探し出す手間を省くことができる。
なお、イベントメッセージ中のリンクのうち、移動前の物理サーバ2のログファイル24へのリンクにイベント発生時刻のパラメータを設定すると、イベント発生時刻が移動時刻からN時間以上経過している場合、実質的に表示されるログは0になる。このため、イベント発生時刻のパラメータの設定は、仮想サーバ23が現在稼動している物理サーバ2のログファイル24へのリンクに限定するようにしても良い。
また、変形例1と変形例2とを組合せ、図4(d)に示すように、イベントメッセージ中のリンク情報にパラメータとして、イベント対象の仮想サーバ23の識別子およびイベント発生時刻を付加することで、ログファイル24中のログのうち、仮想サーバ23に関連するログであってイベント発生時刻付近のログだけをフィルタリングして表示する変形例も考えられる。
3)変形例3
今まで説明したリンクは1つのリンク先のみにリンクする単一方向リンクであったが、この変形例3では、イベントメッセージ中の1箇所に複数のリンク先を定義した多方向リンクを設定することにより、システム管理者が1つのリンクとして表示された箇所をクリックすると、複数のログファイルを同時に表示する。
たとえば実施の形態の具体例1のように、物理サーバAで稼動していた仮想サーバ1が物理サーバBに移動した後、仮想サーバ1上で動作するWebサーバプログラムのスループットが低下したとき、イベントメッセージ生成手段17は、たとえば「仮想サーバ1」の箇所に物理サーバAのログファイル24と物理サーバBのログファイル24の2つのリンク先を設定した「仮想サーバ1のスループットが低下しました。」のようなイベントメッセージを作成する。これにより、システム管理者が「仮想サーバ1」の箇所をクリックすると、図5(c)のように物理サーバAと物理サーバBの2つのログファイル24の内容を同時に表示することができる。
イベントメッセージ中の1箇所に複数のリンク先をリンクする多方向リンクとしては、たとえば、XLink(XML Linking Language)の拡張リンクにおける多方向リンクを利用することができる。
なお、後述する変形例4と同様に、多方向リンクに記述される複数のリンク先の記述順序を仮想サーバ23が稼動していた時刻の早い順に合わせておき、リンクされたログファイル24を表示する管理端末3のログファイル表示手段33において、移動順番に従った順序でログファイルを表示するようにしても良い。また、この変形例3と変形例1または変形例2のアイデアを組合せ、多方向リンクでリンクするそれぞれのログファイルから仮想サーバ識別子やイベント発生時刻でフィルタリングしたログを表示する変形例も考えられる。また、フィルタリングの条件は、仮想サーバ識別子とイベント発生時刻に限定されず、エラーメッセージだけを抽出するといったフィルタリングも可能である。
4)変形例4
この変形例4では、仮想サーバに関するイベントメッセージ中の1箇所に複数のリンク先を時系列順に定義した多方向リンクを設定することにより、システム管理者が1つのリンクとして表示された箇所をクリックすると、イベント対象の仮想サーバ23に関する複数のログを時系列順に1つの仮想的なログファイルに合成して表示する。
たとえば実施の形態の具体例1のように、物理サーバAで稼動していた仮想サーバ1が物理サーバBに移動した後、仮想サーバ1上で動作するWebサーバプログラムのスループットが低下したとき、イベントメッセージ生成手段17は、たとえば「仮想サーバ1」の箇所に物理サーバAのログファイル24と物理サーバBのログファイル24の2つのリンク先を時系列順、つまり仮想サーバ23が稼動していた時刻の早い順に設定し、且つ、パラメータとして仮想サーバ1の識別子をそれぞれ設定した、「仮想サーバ1のスループットが低下しました。」のようなイベントメッセージを作成する。
システム管理者が「仮想サーバ1」の箇所をクリックすると、ログファイル表示手段33は、物理サーバAのログファイル取得手段25および物理サーバBのログファイル取得手段25に対してログを要求する。物理サーバAおよび物理サーバBの各ログファイル取得手段25は、自物理サーバのログファイル24に記憶されたログのうち仮想サーバ1に関するログを抽出して、ログファイル表示手段33に送信する。ログファイル表示手段33は、リンク情報に記述されるリンク先の並び順に従って、物理サーバAのログファイル24から抽出されたログの後ろに物理サーバBのログファイル24から抽出されたログを結合して、たとえば図7に示すように1つのウィンドウで表示する。
イベントメッセージ中の1箇所に複数のリンク先をリンクさせる多方向リンクとしては、変形例3と同様に、たとえばXLink(XML Linking Language)の拡張リンクにおける多方向リンクを利用することができる。
『第2の実施の形態』
図8を参照すると、本発明の第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態と比較して、管理サーバ1の仮想サーバ移動手段14Aおよびイベントメッセージ生成手段17Aの機能が仮想サーバ移動手段14およびイベントメッセージ生成手段17の機能と相違し、また、管理端末3がさらに移動履歴表示手段34を備えている点で相違する。
管理サーバ1の仮想サーバ移動手段14Aは、物理サーバ識別子の箇所にその物理サーバのログファイルへのリンクを張った移動履歴を作成して、移動履歴管理手段15を通じて移動履歴記憶部16に記憶する。つまり、本実施の形態の場合、図2に示される移動履歴の移動元物理サーバIDの箇所および移動先物理サーバIDの箇所のその物理サーバのログファイル24へのリンクが張られている。
イベントメッセージ生成手段17Aは、ログファイル24へのリンクでなく移動履歴記憶部16へのリンクを張ったイベントメッセージを作成する。具体的には、図4のリンク情報中のリンク先を移動履歴管理手段15に変えたリンク情報を設定する。
管理端末3の移動履歴表示手段34は、イベントメッセージ表示手段32により端末画面に表示されたイベントメッセージ中のリンクがクリックされると、移動履歴管理手段15に移動履歴の取得を要求する。移動履歴管理手段15は、移動履歴記憶部16から移動履歴を読み出し、移動履歴表示手段34へ送信する。移動履歴表示手段34は、受信した移動履歴を端末画面に表示する。これにより、一連の移動履歴が端末画面に表示される。
次にシステム管理者が、端末画面に表示された移動履歴中のリンクをクリックすると、ログファイル表示手段33が該当する物理サーバ2のログ取得手段25に対してログを要求し、返却されるログをたとえば図9に示すように別ウィンドウにて端末画面に表示する。
次に本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態によれば、仮想サーバ移動手段14Aから仮想サーバ23の移動に関する移動履歴を受け取って移動履歴記憶部16に記録して管理する移動履歴管理手段15を管理サーバ1に備えるようにしているため、各仮想サーバ23の移動の状況を一元管理することが可能になる。これによって、各物理サーバ2のログファイル24を調べなくても、移動履歴記憶部16を参照すれば、すべての仮想サーバ23の移動履歴を把握することが可能になり、各仮想サーバ23が過去に稼動していた物理サーバ2の情報を迅速に見つけ出すことができる。
また本実施の形態によれば、移動履歴記憶部16へのリンクを張ったイベントメッセージを生成するイベントメッセージ生成手段17Aを管理サーバ1に備えるようにしているため、システム管理者は表示されたイベントメッセージ中のリンクをクリックするだけで、仮想サーバの移動履歴の一覧を参照することができる。
さらに本実施の形態によれば、ログファイル24へのリンクを張った移動履歴を生成する仮想サーバ移動手段14Aと移動履歴記憶部16へのリンクを張ったイベントメッセージを生成するイベントメッセージ生成手段17Aを管理サーバ1に備えるようにしているため、システム管理者は表示されたイベントメッセージのリンクをクリックして表示される移動履歴のリンクをクリックするだけで、仮想サーバが現在存在する物理サーバ2のログファイル24や、過去に稼動していた物理サーバ2のログファイル24を参照することができる。これにより、仮想サーバの障害原因の究明作業や障害回復方法の解明作業の効率を高めることが可能となる。
またさらに本実施の形態によれば、複数の物理サーバ2に分散するログファイル24を一箇所に集めないため、ネットワーク4や記憶装置の負荷が集中しないように効率的にログが参照できる。
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明は以上の実施の形態にのみ限定されず、その他各種の付加変更が可能である。例えば、リンクの張り方やパラメータの渡し方は、HTMLの場合でも幾つかの方法があり、HTML以外の方法も各種存在するため、本発明において、リンクの張り方自体は任意である。また、本発明の管理サーバ1は物理サーバ2と物理的に別のコンピュータである必要はなく、何れかの物理サーバ2を構成するコンピュータを管理サーバ1として使用することも可能である。さらに、本発明の管理サーバ1は、その有する機能をハードウェア的に実現することは勿論、前述したようにコンピュータとプログラムとで実現することができる。プログラムは、磁気ディスクや半導体メモリ等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータを前述した各実施の形態における管理サーバ1として機能させ、前述した処理を実行させる。
1…管理サーバ
11…システム状況監視手段
12…システム状況管理手段
13…システム状況記憶部
14、14A…仮想サーバ移動手段
15…移動履歴管理手段
16…移動履歴記憶部
17、17A…イベントメッセージ生成手段
18…イベントメッセージ通知手段
2…物理サーバ
21…管理エージェント
22…仮想マシンモニタ
23…仮想サーバ
24…ログファイル
25…ログ取得手段
3…管理端末
31…イベントメッセージ受取手段
32…イベントメッセージ表示手段
33…ログファイル表示手段
34…移動履歴表示手段

Claims (10)

  1. 物理的なコンピュータを物理サーバ、物理サーバ上で稼働する仮想的なコンピュータを仮想サーバとするとき、仮想サーバが稼動する複数の物理サーバと通信可能に接続され、仮想サーバの物理サーバ間の移動を管理する管理サーバ装置において、仮想サーバの移動履歴を記録する移動履歴記憶部と、仮想サーバの移動を制御する仮想サーバ移動手段と、該仮想サーバ移動手段から仮想サーバの移動に関する移動履歴を受け取って前記移動履歴記憶部に記録する移動履歴管理手段とを備えることを特徴とする管理サーバ装置。
  2. 仮想サーバに関するイベント発生時、前記移動履歴記憶部へのリンクを張ったイベントメッセージを生成するイベントメッセージ生成手段を備えることを特徴とする請求項1記載の管理サーバ装置。
  3. 前記仮想サーバ移動手段は、移動前後の物理サーバの識別子の箇所に当該物理サーバのログファイルへのリンクを張った移動履歴を生成することを特徴とする請求項2記載の管理サーバ装置。
  4. 物理的なコンピュータを物理サーバ、物理サーバ上で稼働する仮想的なコンピュータを仮想サーバとするとき、仮想サーバが稼動する複数の物理サーバと、仮想サーバの物理サーバ間の移動を管理する管理サーバ装置と、該管理サーバ装置で生成されたイベントメッセージを表示する管理端末とが相互に通信可能に接続された仮想サーバ管理システムにおいて、前記管理サーバ装置は、仮想サーバの移動履歴を記録する移動履歴記憶部と、仮想サーバの移動を制御する仮想サーバ移動手段と、該仮想サーバ移動手段から仮想サーバの移動に関する移動履歴を受け取って前記移動履歴記憶部に記録する移動履歴管理手段とを備えることを特徴とする仮想サーバ管理システム。
  5. 前記管理サーバ装置は、仮想サーバに関するイベント発生時、前記移動履歴記憶部へのリンクを張ったイベントメッセージを生成するイベントメッセージ生成手段を備えることを特徴とする請求項4記載の仮想サーバ管理システム。
  6. 前記仮想サーバ移動手段は、移動前後の物理サーバの識別子の箇所に当該物理サーバのログファイルへのリンクを張った移動履歴を生成することを特徴とする請求項5記載の仮想サーバ管理システム。
  7. 物理的なコンピュータを物理サーバ、物理サーバ上で稼働する仮想的なコンピュータを仮想サーバとするとき、仮想サーバが稼動する複数の物理サーバと通信可能に接続されたコンピュータにより仮想サーバを管理する方法において、
    前記コンピュータが、仮想サーバを物理サーバ間で移動させる第1のステップと、
    前記コンピュータが、移動させた仮想サーバの移動履歴を生成する第2のステップと、
    前記コンピュータが、生成した移動履歴を移動履歴記憶部に記録する第3のステップとを含むことを特徴とする仮想サーバ管理方法。
  8. 前記コンピュータが、仮想サーバに関するイベント発生時、前記移動履歴記憶部へのリンクを張ったイベントメッセージを生成する第4のステップを含むことを特徴とする請求項7記載の仮想サーバ管理方法。
  9. 前記第2のステップでは、移動前後の物理サーバの識別子の箇所に当該物理サーバのログファイルへのリンクを張った移動履歴を生成することを特徴とする請求項8記載の仮想サーバ管理方法。
  10. 物理的なコンピュータを物理サーバ、物理サーバ上で稼働する仮想的なコンピュータを仮想サーバとするとき、仮想サーバが稼動する複数の物理サーバと通信可能に接続されたコンピュータに、
    仮想サーバを物理サーバ間で移動させる第1の処理と、
    移動させた仮想サーバの移動履歴を生成する第2の処理と、
    生成した移動履歴を移動履歴記憶部に記録する第3の処理とを行わせるためのプログラム。
JP2010141173A 2010-06-22 2010-06-22 仮想サーバ管理システムおよびその方法ならびに管理サーバ装置 Active JP5360000B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010141173A JP5360000B2 (ja) 2010-06-22 2010-06-22 仮想サーバ管理システムおよびその方法ならびに管理サーバ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010141173A JP5360000B2 (ja) 2010-06-22 2010-06-22 仮想サーバ管理システムおよびその方法ならびに管理サーバ装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006151154A Division JP4609380B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 仮想サーバ管理システムおよびその方法ならびに管理サーバ装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013104673A Division JP5477497B2 (ja) 2013-05-17 2013-05-17 仮想サーバ管理システムおよびその方法ならびに管理サーバ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010277595A true JP2010277595A (ja) 2010-12-09
JP5360000B2 JP5360000B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=43424439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010141173A Active JP5360000B2 (ja) 2010-06-22 2010-06-22 仮想サーバ管理システムおよびその方法ならびに管理サーバ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5360000B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012120635A1 (ja) * 2011-03-08 2012-09-13 株式会社日立製作所 計算機の管理方法、管理装置、及び計算機システム
JP2012208736A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Ntt Data Corp フィルタリング装置、フィルタリング方法、フィルタリングプログラム
JP2015148843A (ja) * 2014-02-04 2015-08-20 西日本電信電話株式会社 仮想マシン管理システム、仮想マシン管理方法、環境管理サーバ及びプログラム
US9336050B2 (en) 2011-09-22 2016-05-10 Fujitsu Limited Server device, log transferring method, and log transferring system

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001154997A (ja) * 1999-11-17 2001-06-08 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 移動エージェント管理装置およびその方法
JP2001236332A (ja) * 2000-02-25 2001-08-31 Victor Co Of Japan Ltd 通信システム及びプログラム記録媒体
JP2001306349A (ja) * 2000-04-27 2001-11-02 Mitsubishi Electric Corp バックアップ装置及びバックアップ方法
JP2004361994A (ja) * 2003-05-30 2004-12-24 Toshiba Corp データ管理装置、データ管理方法及びプログラム
JP2005115653A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Ntt Data Corp 仮想マシン管理装置及びプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001154997A (ja) * 1999-11-17 2001-06-08 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 移動エージェント管理装置およびその方法
JP2001236332A (ja) * 2000-02-25 2001-08-31 Victor Co Of Japan Ltd 通信システム及びプログラム記録媒体
JP2001306349A (ja) * 2000-04-27 2001-11-02 Mitsubishi Electric Corp バックアップ装置及びバックアップ方法
JP2004361994A (ja) * 2003-05-30 2004-12-24 Toshiba Corp データ管理装置、データ管理方法及びプログラム
JP2005115653A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Ntt Data Corp 仮想マシン管理装置及びプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012120635A1 (ja) * 2011-03-08 2012-09-13 株式会社日立製作所 計算機の管理方法、管理装置、及び計算機システム
JP2012208736A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Ntt Data Corp フィルタリング装置、フィルタリング方法、フィルタリングプログラム
US9336050B2 (en) 2011-09-22 2016-05-10 Fujitsu Limited Server device, log transferring method, and log transferring system
US10055243B2 (en) 2011-09-22 2018-08-21 Fujitsu Limited Server device transferring log of virtual machine at migration thereof
JP2015148843A (ja) * 2014-02-04 2015-08-20 西日本電信電話株式会社 仮想マシン管理システム、仮想マシン管理方法、環境管理サーバ及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5360000B2 (ja) 2013-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4609380B2 (ja) 仮想サーバ管理システムおよびその方法ならびに管理サーバ装置
US10678601B2 (en) Orchestration service for multi-step recipe composition with flexible, topology-aware, and massive parallel execution
JP5477497B2 (ja) 仮想サーバ管理システムおよびその方法ならびに管理サーバ装置
US11157373B2 (en) Prioritized transfer of failure event log data
US20110225582A1 (en) Snapshot management method, snapshot management apparatus, and computer-readable, non-transitory medium
US10027534B1 (en) Log management system and method for distributed computing systems
JP4811830B1 (ja) コンピュータリソース制御システム
US10305817B1 (en) Provisioning system and method for a distributed computing environment using a map reduce process
CN107544832A (zh) 一种虚拟机进程的监控方法、装置和系统
JP6009089B2 (ja) 計算機システムを管理する管理システム及びその管理方法
JP5360000B2 (ja) 仮想サーバ管理システムおよびその方法ならびに管理サーバ装置
US11372705B1 (en) Intelligent monitoring of backup and recovery activity in data storage systems
JP5740338B2 (ja) 仮想環境運用支援システム
US11853383B2 (en) Systems and methods for generating a snapshot view of virtual infrastructure
KR100992417B1 (ko) 통합관리방법 및 통합관리시스템, 그 기록매체
KR101596325B1 (ko) 서버/스토리지 관리 시스템
US11777810B2 (en) Status sharing in a resilience framework
EP3993353A2 (en) System and method for managing clusters in an edge network
JP5684640B2 (ja) 仮想環境管理システム
JPWO2013105186A1 (ja) サービスレベル管理装置、プログラム、及び、方法
JP2012089109A (ja) コンピュータリソース制御システム
US20230315604A1 (en) Using a task identifier to identify processing services that have processed a task
US11609958B1 (en) System and method for managing log records of elements of a distributed computing environment
JP2015106329A (ja) 運用作業の履歴を検索する情報処理装置、情報処理システム、運用作業履歴検索方法及びそのためのプログラム
CN116578432A (zh) 一种应用业务系统、电子设备和存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20120711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130517

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5360000

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150