JP2010277077A - ワイヤグリッド偏光子 - Google Patents
ワイヤグリッド偏光子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010277077A JP2010277077A JP2010102553A JP2010102553A JP2010277077A JP 2010277077 A JP2010277077 A JP 2010277077A JP 2010102553 A JP2010102553 A JP 2010102553A JP 2010102553 A JP2010102553 A JP 2010102553A JP 2010277077 A JP2010277077 A JP 2010277077A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- wire grid
- grid polarizer
- light
- semiconductor compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/30—Polarising elements
- G02B5/3025—Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state
- G02B5/3058—Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state comprising electrically conductive elements, e.g. wire grids, conductive particles
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/003—Light absorbing elements
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/20—Filters
- G02B5/22—Absorbing filters
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
- G02F1/133528—Polarisers
- G02F1/133548—Wire-grid polarisers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
【課題】格子線による反射が低減されたワイヤグリッド偏光子であって、従来よりも単純な構造を有するワイヤグリッド偏光子を提供する。
【解決手段】このワイヤグリッド偏光子は、基板上に格子線となる多数の金属の線を、光の波長より短い間隔で平行に配置されてなるワイヤグリッド偏光子であって、格子線の表面に、金属の窒化物、金属の砒化物、金属のリン化合物および金属とアンチモンの化合物からなる群から選ばれる1種以上の半導体化合物からなる層が積層されてなることを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】このワイヤグリッド偏光子は、基板上に格子線となる多数の金属の線を、光の波長より短い間隔で平行に配置されてなるワイヤグリッド偏光子であって、格子線の表面に、金属の窒化物、金属の砒化物、金属のリン化合物および金属とアンチモンの化合物からなる群から選ばれる1種以上の半導体化合物からなる層が積層されてなることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、ワイヤグリッド偏光子に関する。特に、面光源照明装置、ディスプレイおよびプロジェクターに好適なワイヤグリッド偏光子に関する。
ワイヤグリッド偏光子は、ガラス等からなる基板上に格子線(grating lines or grid lines)となる多数の金属線(ワイヤ)を、光の波長より短い周期(格子線の周期は、格子線の幅と格子線同士の間隔の和。)で平行に配置した回折格子からなり、透過する光を偏光光にする機能がある。ワイヤグリッド偏光子は、光源から出射し、ワイヤグリッド偏光子を透過する光のうち、格子線と平行な方向に電場が振動する光を反射し、格子線と垂直な方向に電場が振動する光を透過し、光源から出射された光から偏光光を生成する。
ここで、光の成分のうち、入射面(光に屈折、反射、回折等を生じさせる面に垂直な面で入射光を示す直線を含む面。)に対して電場が垂直に振動する成分をS偏光成分、入射面内で電場が振動する成分をP偏光成分という。格子線表面で反射されるのは主にS偏光成分であり、透過するのは主にP偏光成分である。
例えば、ワイヤグリッド偏光子が、プロジェクターに用いられる場合は、光源から出射し、RGB(赤、緑、青)の表示用に分離された光のそれぞれについて、偏光光を生成するために1ヶ所で用いられ、さらに液晶表示板を通過した後の光のうち液晶表示板で偏光した光を選択的に透過させるために1ヶ所で用いられ、通常は液晶表示板を挟んで2ヶ所で用いられる。
従来のプロジェクターの問題点として、ゴースト映像が挙げられる。ゴースト映像の発生原因の一つとして、従来のワイヤグリッド偏光子の格子線の表面で反射された光が基板等により再度反射され、出射して生じる現象が挙げられている。そこで、金属の線を用いてなる格子線による反射の少ないワイヤグリッド偏光子が求められていた。
このような問題点を解決しうるワイヤグリッド偏光子として、アルミニウム線からなる格子線の表面に、SiO2層/Si層/SiO2層の3層を積層したワイヤグリッド偏光子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、アルムニウム線を含めて合計4層からなる格子線を製造する必要があり、格子線による反射が低減されたワイヤグリッド偏光子として、より単純な構造を有し、簡易に製造することができるものが求められていた。
本発明の目的は、格子線による反射が低減されたワイヤグリッド偏光子であって、従来よりも単純な構造を有するワイヤグリッド偏光子を提供することにある。
そこで、本発明者は、格子線の表面での反射が低減されたワイヤグリッド偏光子として、より単純な構造を有するものについて鋭意検討した結果、格子線に特定の半導体化合物の層を設けてなるワイヤグリッド偏光子が、格子線の表面での反射が低減されたワイヤグリッド偏光子となることを見出し、本発明を完成させるに至った。
[1] 本発明のワイヤグリッド偏光子は、基板上に格子線(grating lines or grid lines)となる多数の金属の線を、光の波長より短い周期で平行に配置されてなるワイヤグリッド偏光子であって、格子線の表面に、金属の窒化物、金属の砒化物、金属のリン化合物および金属とアンチモンの化合物からなる群から選ばれる1種以上の半導体化合物からなる層が積層されてなることを特徴とする。
[2] 半導体化合物の屈折率の虚数部が0.2以上3.0以下であることが好ましい。
[3] 半導体化合物が、AlAs、GaAs、InGaAs、GaP、InP、GaN、InN、InGaN、AlN、AlGaN、GaSbおよびInGaSbからなる群から選ばれる1種以上の半導体化合物であることが好ましい。
[4] ワイヤグリッド偏光子において、透明基板と、前記透明基板上に形成されたストライプ状の複数の金属線と、前記金属線上に形成された光吸収層と、を備え、前記光吸収層は、半導体化合物から構成され前記光吸収層を構成する前記半導体化合物は、前記半導体化合物の屈折率nmの実数部をnr、虚数部をnjとし、iを虚数単位とし、屈折率nm=nr+i×njとして、前記光吸収層の厚さをdtとした場合、以下の関係式の全てが、300nm以上850nm以下の波長範囲内で満たされることを特徴とする。
10nm≦dt≦80nm
1.8≦nr≦5.7
0.001≦nj≦3.0
1.8≦nr≦5.7
0.001≦nj≦3.0
[5]本発明のワイヤグリッド偏光子は、前記金属線の前記配列周期をPLとした場合、0<PL<400nmであることを特徴とする。
[6] 本発明のワイヤグリッド偏光子は、1つの前記金属線の幅をMWとし、前記金属線の面内の充填率FF=MW/PLとすると、以下の関係式を更に満たすことを特徴とする。
0<FF≦50%
0<FF≦50%
[7] 本発明のワイヤグリッド偏光子は、透明基板と、前記透明基板上に形成されたストライプ状の複数の金属線と、前記金属線上に形成された光吸収層と、を備え、前記光吸収層は、半導体化合物から構成され、前記光吸収層を構成する前記半導体化合物は、前記半導体化合物の屈折率nmの実数部をnr、虚数部をnjとし、iを虚数単位とし、屈折率nm=nr+i×njとして、前記光吸収層の厚さをdtとした場合、以下の関係式の全てが、380nm以上780nm以下の波長範囲内で満たされることを特徴とする。
20nm≦dt≦80nm
2.5≦nr≦5.7
0.001≦nj≦3.0
20nm≦dt≦80nm
2.5≦nr≦5.7
0.001≦nj≦3.0
[8] 本発明のワイヤグリッド偏光子は、前記金属線の前記配列周期をPLとした場合、0<PL<400nmであることを特徴とする。
[9] 本発明のワイヤグリッド偏光子は、1つの前記金属線の幅をMWとし、前記金属線の面内の充填率FF=MW/PLとすると、以下の関係式を更に満たすことを特徴とする。
0<FF≦50%
0<FF≦50%
本発明のワイヤグリッド偏光子は、従来よりも単純な構造を有し、格子線の表面での反射が低減されているので、面光源照明装置、ディスプレイおよびプロジェクターに用いた場合、出射光の余分な反射を生じることが少ない。特に、ディスプレイとプロジェクターに用いた場合、本発明のワイヤグリッド偏光子は、ゴーストの発生が少なくなるので、工業的に有用である。
以下、実施形態に係るワイヤグリッド偏光子について説明する。同一要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図9は、ワイヤグリッド偏光子10の斜視図であり、図10は、図9に示したワイヤグリッド偏光子10のX−X矢印断面図である。同図に示すように、x軸、y軸、及びz軸からなる3次元直交座標系を設定する。
図9及び図10に示すように、本発明のワイヤグリッド偏光子10は、基板1上に、回折格子を構成するストライプ2を備えている。このストライプ2は、格子線(grating lines or grid lines)となる多数の金属線(格子線)2Aを、光の波長より短い周期で平行に配置されてなる。ストライプ2は、格子線2Aの表面に積層された光吸収層2Bを備えている。光吸収層2Bは、金属の窒化物、金属の砒化物、金属のリン化合物、および、金属とアンチモンの化合物からなる半導体化合物の1種以上からなる。
なお、光の進行方向はyz平面(入射面)に含まれており、基板1の厚み方向はz軸であり、基板1の主表面はxy平面である。ストライプ2を構成する格子線2A及び光吸収層2Bの延びている方向は、それぞれx軸に平行である。1つの格子線2Aの延びる方向は、TE波成分(S偏光成分)の振動方向(x軸方向)に一致していることとする。
図11は、複数の化合物半導体層を備える場合のワイヤグリッド偏光子10の断面図である。この場合も、ワイヤグリッド偏光子10の平面構成は、図9に示したものと同一である。
図11に示すように、光吸収層2Bは、2層以上の光吸収層2B1,2B2を格子線2A上に順次積層することとしてもよい。光吸収層2B1,2B2は、それぞれ、金属の窒化物、金属の砒化物、金属のリン化合物および金属とアンチモンの化合物からなる半導体化合物の1種以上からなる。
光の反射を抑制するには、通常であれば、光の波長λの1/4の厚さの透明物質の層を設ければよいと考える。この場合のλ/4は光学距離であり、光が格子線2Aに入射する前に光が透過する物質の屈折率をn1とし、該透明物質の屈折率をn2としたとき、屈折率n2を用いて計算される光学距離である。
しかしながら、偏光子10の格子線2Aの上に、光学距離でλ/4となる厚さの透明物質の層を設けても、反射を抑制する効果が十分ではないことを本発明者は見出した。そして、鋭意検討の結果、意外にも特定の半導体化合物の層を格子線表面に設けることが、格子線2Aの表面での光の反射の抑制に有効であることを見出したのである。
本発明において、格子線2Aの表面に、金属の窒化物、金属の砒化物、金属のリン化合物、および、金属とアンチモンの化合物からなる半導体化合物の1種以上からなる光吸収層2Bが積層される前の、元のワイヤグリッド偏光子としては、工業的に通常用いられるワイヤグリッド偏光子を使用することができる。すなわち、透明基板1上に多数の金属の線2Aを平行に配置してなり、金属線2Aの周期PLは、入射光の波長λより短い(PL<λ)。なお、光吸収層2Bが形成される前のワイヤグリッド偏光子においても、金属の線2Aの長手方向(x軸方向)に略直交する平面を入射面(yz平面)とする入射光ILに対してP偏光成分を選択的に透過させると共に、S偏光成分を主に反射させる機能を有する。光吸収層2Bの形成は、ワイヤグリッド偏光子の偏光の機能、すなわち、ワイヤグリッド偏光子を透過した光はP偏光となる機能には影響しない。
フィルファクタ(fill-factor)FFとは、金属の線2Aの幅MWを金属の線の周期PL(金属の線の幅+金属の線同士の間隔)で除した値、すなわち、FF=MW/PLで定義される。なお、隣接する金属の線2A間の隙間の寸法をWとすると、MW+W=PLが成立しているため、FF=MW/(MW+W)を満たしている。なお、フィルファクタFFは、100%とすると光が透過せず、0%では偏光子として機能しないため、0%<FF<100%であることが必要である。十分に光を透過させる機能を有するために、フィルファクタFFは、好ましくは0.5以下(50%以下)である。
本発明のワイヤグリッド偏光子は、元のワイヤグリッド偏光子の格子線2Aの表面に、金属の窒化物、金属の砒化物、金属のリン化合物および金属とアンチモンの化合物からなる群から選ばれる1種以上の半導体化合物からなる光吸収層2Bが積層されてなる。
ここで、特定の波長の光に対する物質の持つ屈折率nmは、実数部nrと虚数部njからなり(nm=nr+i×nj、iは虚数単位を示す。)、本願実施例におけるシミュレーションにおいても、半導体化合物に応じたnrとnjを選び、計算を行っている。計算を行うと、njは偏光子の格子線の表面での光の反射の抑制に大きく影響することがわかった。
例えば、格子線2Aの周期PL=155nm、格子線2Aの高さd1=200nm、フィルファクタFF=0.3、格子線2Aが形成されている基板1の屈折率n=1.5とし、入射光が偏光子10の面に垂直に入射する(z軸に沿って入射する)とし、格子線2Aの表面に形成した半導体化合物の光吸収層2Bの厚さd2=80nmとし、その半導体化合物のnjを1とし、nr=1.8、nr=2.3、nr=2.8の3とおりに変化させた場合における反射率を計算した結果は図1のようになり、波長400nmから700nmの範囲で反射率が30%以下に低減することがわかった。nrの増加に伴って、反射率の極小値を与える波長λが大きくなるが、nrが1.8以上2.8以下の間では、反射率が30%以下に低減されている。
そこで、入射光の波長λを480nmに固定し、nrを2.5とし、光吸収層2Bの厚さd2は54nmとし、nj以外の他の条件は前記と同様とし、njを変化させた場合のTM(Transverse Magnetic)波成分(ここではP偏光成分とする)透過率と、TE(Transverse Electric)波成分(ここではS偏光成分とする)の反射率を計算した結果は図2のようになり、反射はnjが1となるあたりで最も抑えられることがわかった。
さらに、例えば、入射光の波長λを540nmとし、nrを3.5とし、光吸収層2Bの厚さd2は38nmとし、njを変化させた場合のP偏光成分の透過率とS偏光成分の反射率を計算した結果は図3のようになり、やはり、反射はnjが1となるあたりで最も抑えられることがわかる。なお、d2は正確には38.571nmであるが、小数点以下の数値を切り捨てた。
光吸収層(半導体化合物)が単層の場合(dt=d2(図10)の場合)、入射光の波長λ、光吸収層の屈折率の実数部nr、又は光吸収層の厚さdtに大きく依存せず、虚数部njが1となるあたりで反射が最も抑えられる。
光吸収層(半導体化合物)が2層からなる場合(dt=d21+d22(図11)の場合)、入射光の波長λ、光吸収層の屈折率の実数部nr、又は光吸収層の厚さdtに大きく依存せず、光吸収層の第1層2B1の虚数部njが1.85となるあたりで反射が最も抑えられる。
入射光の波長λが300nm以上850nm以下の範囲において、実数部nrが1.8以上5.7以下、厚さdtが10nm以上80nm以下の範囲の場合、虚数部njが1の近傍において、特に、0.001以上3.0以下の範囲で反射率が低くなる。
可視光の波長領域(380nm〜780nm)において、厚さdtの範囲としては20nm以上80nm以下が好ましく、実数部nrの範囲としては2.5以上5.7以下が好ましい。njの範囲としては、0.001以上3.0以下が好ましく、0.2以上3.0以下がより好ましく、0.2以上2.1以下がさらに好ましく、0.3以上1.9以下がよりさらに好ましい。
なお、半導体においては、屈折率nmの実数部nrは、虚数部njよりも大きく、nr>njなる関係が満たされている。
可視光の波長域は、380nm〜780nmであるから、波長λが400nm以上700nm以下の光を対象とするワイヤグリッド偏光子の場合は、可視光を対象とする装置に適用することが可能である。この場合、周期PLは、入射光よりも小さいこととすれば偏光子の機能を奏し、周期PLが0となる場合は物理的に有り得ないため、格子線の配列周期PLの満たす範囲は、可視光の全波長域に渡って使用する場合は、0<PL<360nmであることが好ましい。
このようにnjの好ましい範囲を半導体化合物について算出すると、半導体化合物としては、屈折率の虚数部njは0.001以上3.0以下が好ましく、0.2以上3.0以下がより好ましく、0.2以上2.1以下がさらに好ましく、0.3以上1.9以下がよりさらに好ましい。
本発明に用いる半導体化合物としては、III−V族化合物半導体に属する化合物およびII−VI族化合物半導体に属する化合物が挙げられ、III−V族化合物半導体に属する化合物が好ましい。
III−V族化合物半導体に属する化合物としては、具体的には、AlAs、GaAs、InGaAs、GaP、InP、GaN、InN、InGaN、AlN、AlGaN、GaSb、InGaSb、AlGaInP、AlGaAsP、InGaAsP、AlInAsP、AlGaAsN、InGaAsN、AlInAsN、GaAsSbN、GaInAsSbPが挙げられる。中でも、格子線を構成する金属に積層して製造するときの製造の容易さの点と、可視光に適している点で、InGaAs、InGaN、AlGaN、InGaSb、InP、GaAs、GaSb、GaPがより好ましく、InGaAs、InGaSb、InP、GaP、GaSbがさらにより好ましい。
II−VI族化合物半導体に属する化合物に関して、その構成元素としては、II族元素をしてMg、Zn、Cd、Hgが挙げられ、VI族元素としてはO、S、Se、Teが挙げられ、これらを組み合わせた化合物半導体として、ZnO、CdTe、又は、ZnSeなどが知られている。
本発明に用いるワイヤグリッドは、工業的に通常実施されている方法により、透明な基板上に金属の線を平行に形成することにより製造することができる。
可視光に対して透明な基板1としては、ガラス(石英ガラス、フッ化カルシウムガラスを含む)、サファイア、水晶、樹脂(PMMA(ポリメチルメタクリレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PS(ポリスチレン)など)からなる基板が挙げられる。基板の材料の屈折率の好ましい範囲は1.4〜1.9である。
格子線2Aを構成する金属線の材料としては、アルミニウム、金、銀、白金、パラジウム、ニッケル、クロム、マンガン、チタンが挙げられ、ステンレス、ハステロイ、ジュラルミンなどの合金を用いることもできる。
透明な基板上に金属の線を平行に形成するには、蒸着法やスパッタリング法などの方法を用いることができる。すなわち、透明な基板上にストライプ状のラインパターンをフォトレジストで形成し、この上に蒸着法やスパッタリング法で金属を堆積し、光吸収層2Bの形成後に、フォトレジストを除去すればよい。
格子線となる金属の線2Aの表面に、金属の窒化物、金属の砒化物、金属のリン化合物および金属とアンチモンの化合物からなる群から選ばれる1種以上の半導体化合物からなる光吸収層2Bを積層するには、蒸着法やスパッタリング法などの方法を用いることができる。すなわち、上述のストライプ状のラインパターン上に、金属層を堆積した後、この上に、半導体化合物層を、蒸着法やスパッタリング法で堆積した後、フォトレジストを除去すればよい。
(実施例)
(実施例)
以下、本発明をさらに詳細に説明するために実施例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
すべての実施例、比較例において、偏光度の光の波長による変化を計算機シミュレーションにより求めた。計算に用いたプログラムは、発明者らが新たに作成したFDTD(Finite Difference Time Domain)法の計算用のプログラムであり、Maxwellの方程式を解いてシミュレーションを行った。なお、この計算結果を市販のシミュレーションソフト「GSOLVER(Grating Solver Development Company 製)」で確認したところ、同様の結果が得られたため、信頼性の得られる演算が行われていることが判明した。
FDTD法は、演算対象となるFDTD領域を複数のセルに分割して、Maxwellの方程式内の空間および時間微分を有限差分によって近似することでMaxwellの方程式を直接解く1つの演算手法である。光は電磁波であって、電界成分Eと磁界成分Hを有しており、Maxwellの方程式は、これらのパラメータの関係を規定しているため、Maxwellの方程式を用いて、光の挙動を演算することができる。FDTD法は、例えば、特開2000−105259号公報や特開2000−227450号公報において知られており、演算の安定化を目的として、本例では特開2009−223669号公報に記載のものを用いたが、いずれもMaxwellの方程式を用いたシミュレーションであるため、同様の結果が得られる。
なお、電界成分Eが得られた場合、材料の比誘電率をεとすると、電束密度D=εEで与えられるが、ε=(nr+inj)2=1+ωp 2/(ω(−(i/τc)−ω))を満たしている。ωは光の角周波数、ωpはプラズマ角周波数、τcは衝突時間であるが、ωp及びτcは、Drudeモデルの一次の特性パラメータである。プラズマ角周波数ωpは、金属中の光の入射によって生じた電界に、自由電子の振動が追従できなくなる限界の周波数である。
なお、実施例及び比較例における屈折率のデータは、以下の文献に記載されたものを採用した。なお、アルミニウムの屈折率は、以下の文献(4)の透過率データを、一次のDrudeモデルにフィッティングすることによって、一次のDrudeパラメータ(ωp=3.039×1016、τc=6.244×10−15s)から求めた。
(1)D. E. Aspnes and A.A. Studna, "Dielectric functions and optical parameters of Si, Ge, GaP,GaAs, GaSb, InP, InAs, and InSb from 1.5 to 6.0 eV", Phys. Rev. B 27,985-1009 (1983)
(2)S. Adachi, "Physical properties of III-V semiconductorcompounds, 1992, Wiley (New York)
(3)M. M. Y. Leung, A. B. Djurisic, and E. Herbert, " Refractiveindex of InGaN/GaN quantum well", Journal of Appl. Phys., 84, 6312 (1998)
(4)C. L. Foiles, "Optical properties of pure metals and binaryalloys", Chapter 4 of Landolt-Bornstein Numerical Data and FunctionalRelationships in Science and Technology New Series, Vol. 15, Subvolume b, K. H.Hellwege and J. L. Olsen, Ed. Springer-Verlag, Berlin 1985, pp. 228.
(1)D. E. Aspnes and A.A. Studna, "Dielectric functions and optical parameters of Si, Ge, GaP,GaAs, GaSb, InP, InAs, and InSb from 1.5 to 6.0 eV", Phys. Rev. B 27,985-1009 (1983)
(2)S. Adachi, "Physical properties of III-V semiconductorcompounds, 1992, Wiley (New York)
(3)M. M. Y. Leung, A. B. Djurisic, and E. Herbert, " Refractiveindex of InGaN/GaN quantum well", Journal of Appl. Phys., 84, 6312 (1998)
(4)C. L. Foiles, "Optical properties of pure metals and binaryalloys", Chapter 4 of Landolt-Bornstein Numerical Data and FunctionalRelationships in Science and Technology New Series, Vol. 15, Subvolume b, K. H.Hellwege and J. L. Olsen, Ed. Springer-Verlag, Berlin 1985, pp. 228.
実施例及び比較例における共通条件として、格子線2Aはアルミニウムからなるとし、格子線2Aの厚さd1=200nm、格子線2A及びこの上に積層される光吸収層2B(2B1,2B2)の周期PL=155nm、フィルファクタFF=0.3とした。基板1の屈折率n=1.5、材料はガラスであり、シミュレーションでは基板の厚みは吸収境界条件を使って無限にして固定した。基板の厚みは、波長よりも大きく、0.5mmまでになる場合もある。
ここで、tpはTM波成分(ここではP偏光成分とする)の透過率、tsはTE波成分(ここではS偏光成分とする)の透過率である。なお、1つの格子線の延びる方向は、TE波成分の振動方向(x軸方向)に一致していることとする。
(実施例1)
図10に示す構造において、InGaAsからなる厚さd2=20nmの光吸収層2Bを格子線2A上に積層した場合について計算した。すなわち、以下のパラメータを用いた。
図10に示す構造において、InGaAsからなる厚さd2=20nmの光吸収層2Bを格子線2A上に積層した場合について計算した。すなわち、以下のパラメータを用いた。
結果を図4に示した。図4の曲線のaはP偏光成分の透過率、bは偏光度、cはP偏光成分とS偏光成分の合計の反射率を示す。全波長領域にわたって反射が抑制され、特に、300〜500nmにおいて反射率は10%以下に低下した。一方、P偏光成分の透過率は、全波長領域にわたって80%以上となった。偏光度は300〜700nmにおいて0.986〜1.000となった。
(実施例2)
図11に示す構造において、InGaSbからなる厚さd21=20nmの光吸収層2B1とInPからなる厚さd22=20nmの光吸収層2B2をこの順で格子線2A上に積層する場合について計算した。すなわち、以下のパラメータを用いた。
図11に示す構造において、InGaSbからなる厚さd21=20nmの光吸収層2B1とInPからなる厚さd22=20nmの光吸収層2B2をこの順で格子線2A上に積層する場合について計算した。すなわち、以下のパラメータを用いた。
結果を図5に示した。図5の曲線のaはP偏光成分の透過率、bは偏光度、cはP偏光成分とS偏光成分の合計の反射率を示す。全波長領域にわたって反射率は10%以下という低い値に抑えられた。一方、P偏光成分の透過率は、全波長領域にわたって80%以上となった。偏光度は0.999〜1.000となった。
(実施例3)
図10に示した構造において、InPからなる厚さd2=20nmの光吸収層2Bを格子線2A上に積層する場合について計算した。結果を図6に示した。すなわち、以下のパラメータを用いた。
図10に示した構造において、InPからなる厚さd2=20nmの光吸収層2Bを格子線2A上に積層する場合について計算した。結果を図6に示した。すなわち、以下のパラメータを用いた。
図6の曲線のaはP偏光成分の透過率、bは偏光度、cはP偏光成分とS偏光成分の合計の反射率を示す。全波長領域にわたって抑えられ、特に300〜450nmにおいては反射率は10%以下に低下した。一方、P偏光成分の透過率は、全波長領域にわたって70%以上となった。偏光度は、300〜700nmにおいて0.984〜1.000となった。
(実施例4)
図11に示した構造において、GaSbからなる厚さd21=20nmの光吸収層2B1とGaPからなる厚さd22=20nmの光吸収層2B2をこの順で格子線2A上に積層する場合について計算した。すなわち、以下のパラメータを用いた。
図11に示した構造において、GaSbからなる厚さd21=20nmの光吸収層2B1とGaPからなる厚さd22=20nmの光吸収層2B2をこの順で格子線2A上に積層する場合について計算した。すなわち、以下のパラメータを用いた。
結果を図7に示した。図7の曲線のaはP偏光成分の透過率、bは偏光度、cはP偏光成分とS偏光成分の合計の反射率を示す。全波長領域にわたって抑えられ、特に440〜640nmにおいては反射率は10%以下440nm以下の短波長領域でも20%に低下した。一方、P偏光成分の透過率は、全波長領域にわたって80%以上となった。偏光度は、300〜700nmにおいて0.992〜1.000となった。
(実施例5)
GaAsからなる厚さd2=20nmの光吸収層2Bを格子線2A上に積層する場合について計算した。すなわち、以下のパラメータを用いた。
GaAsからなる厚さd2=20nmの光吸収層2Bを格子線2A上に積層する場合について計算した。すなわち、以下のパラメータを用いた。
結果を図8に示した。図8の曲線のaはP偏光成分の透過率、bは偏光度、cはP偏光成分とS偏光成分の合計の反射率を示す。全波長領域にわたって抑えられ、特に300〜460nmにおいては、反射率は10%以下に低下した。一方、P偏光成分の透過率は、全波長領域にわたって70%以上となった。偏光度は、300nm〜700nmにおいて0.986〜1.000となった。
以上、光吸収層2Bは厚みが十分にある場合には光を吸収することができるが、下限値として、20nm以上の厚さがあれば、少なくとも80nm以下の厚さにおいて、屈折率が2.5≦nr≦5.7、0.001≦nj≦3.0であれば、可視光(波長380nm〜780nm)において、十分に反射が抑制され、10nm≦dt≦80nm、1.8≦nr≦5.7、及び、0.001≦nj≦3.0であれば、紫外線から赤外線の範囲(波長300nm〜850nm)において、十分に反射が抑制される。また、光吸収層2Bの材料としては、InGaAs、InGaSb、InP、GaSb、GaP、GaAsについての反射率が低減する旨のデータが示されたが、この他、光吸収層2Bの材料として、AlAs、GaN、InN、InGaN、AlN、又は、AlGaNを用いた場合においては、紫外線(波長が380nm未満)の領域において、反射率を30%以上減少させることができる。
10・・・ワイヤグリッド偏光子、1・・・基板、2・・・ストライプ(回折格子)、2A・・・金属線(格子線)、2B,2B1,2B2・・・光吸収層。
Claims (7)
- 基板上に格子線となる多数の金属の線を、光の波長より短い間隔で平行に配置されてなるワイヤグリッド偏光子であって、格子線の表面に、金属の窒化物、金属の砒化物、金属のリン化合物、及び、金属とアンチモンの化合物からなる群から選ばれる1種以上の半導体化合物からなる層が積層されてなることを特徴とするワイヤグリッド偏光子。
- 半導体化合物の屈折率の虚数部が0.001以上3.0以下である請求項1に記載のワイヤグリッド偏光子。
- 半導体化合物が、AlAs、GaAs、InGaAs、GaP、InP、GaN、InN、InGaN、AlN、AlGaN、GaSb、及び、InGaSbからなる群から選ばれる1種以上の半導体化合物である請求項1または2に記載のワイヤグリッド偏光子。
- ワイヤグリッド偏光子において、
透明基板と、
前記透明基板上に形成されたストライプ状の複数の金属線と、
前記金属線上に形成された光吸収層と、
を備え、
前記光吸収層は、半導体化合物から構成され前記光吸収層を構成する前記半導体化合物は、前記半導体化合物の屈折率nmの実数部をnr、虚数部をnjとし、iを虚数単位とし、屈折率nm=nr+i×njとして、前記光吸収層の厚さをdtとした場合、以下の関係式:
10nm≦dt≦80nm
1.8≦nr≦5.7
0.001≦nj≦3.0
の全てが、300nm以上850nm以下の波長範囲内で満たされることを特徴とするワイヤグリッド偏光子。 - ワイヤグリッド偏光子において、
透明基板と、
前記透明基板上に形成されたストライプ状の複数の金属線と、
前記金属線上に形成された光吸収層と、
を備え、
前記光吸収層は、半導体化合物から構成され、
前記光吸収層を構成する前記半導体化合物は、前記半導体化合物の屈折率nmの実数部をnr、虚数部をnjとし、iを虚数単位とし、屈折率nm=nr+i×njとして、前記光吸収層の厚さをdtとした場合、以下の関係式:
20nm≦dt≦80nm
2.5≦nr≦5.7
0.001≦nj≦3.0
の全てが、380nm以上780nm以下の波長範囲内で満たされることを特徴とするワイヤグリッド偏光子。 - ワイヤグリッド偏光子において、
前記金属線の前記配列周期をPLとした場合、0<PL<400nmであることを特徴とする請求項4又は5に記載のワイヤグリッド偏光子。 - ワイヤグリッド偏光子において、
1つの前記金属線の幅をMWとし、
前記金属線の面内の充填率FF=MW/PLとすると、
以下の関係式:
0<FF≦50%
を更に満たすことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載のワイヤグリッド偏光子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010102553A JP2010277077A (ja) | 2009-04-28 | 2010-04-27 | ワイヤグリッド偏光子 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009108927 | 2009-04-28 | ||
JP2010102553A JP2010277077A (ja) | 2009-04-28 | 2010-04-27 | ワイヤグリッド偏光子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010277077A true JP2010277077A (ja) | 2010-12-09 |
Family
ID=43019328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010102553A Pending JP2010277077A (ja) | 2009-04-28 | 2010-04-27 | ワイヤグリッド偏光子 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010277077A (ja) |
KR (1) | KR20100118539A (ja) |
CN (1) | CN101876722A (ja) |
TW (1) | TW201100887A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102519584A (zh) * | 2011-11-10 | 2012-06-27 | 北京邮电大学 | 单片集成正交平衡光探测器 |
CN104105987A (zh) * | 2011-12-05 | 2014-10-15 | Lg化学株式会社 | 偏振分离元件 |
JP2015502581A (ja) * | 2011-12-22 | 2015-01-22 | エルジー・ケム・リミテッド | 偏光分離素子の製造方法 |
US9599869B2 (en) | 2013-01-23 | 2017-03-21 | Samsung Display Co., Ltd. | Display apparatus |
WO2018012523A1 (ja) * | 2016-07-13 | 2018-01-18 | Scivax株式会社 | 光学素子、発光素子およびこれらを用いた光学装置、並びにこれらの製造方法 |
WO2019244585A1 (ja) * | 2018-06-18 | 2019-12-26 | デクセリアルズ株式会社 | 偏光板およびその製造方法 |
US11035991B2 (en) | 2018-01-31 | 2021-06-15 | Samsung Display Co., Ltd. | Polarizer, optical apparatus including polarizer, display apparatus including polarizer, and method of preparing polarizer |
JP2023063519A (ja) * | 2018-04-25 | 2023-05-09 | デクセリアルズ株式会社 | 偏光板及び偏光板の製造方法 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BR112014013560A2 (pt) * | 2011-12-05 | 2017-06-13 | Lg Chemical Ltd | elemento de separação por polarização de raio ultravioleta, métodos para fabricar um elemento de separação por polarização de raio ultravioleta, e para irradiar luz, e, dispositivo de irradiação de luz |
US9547395B2 (en) * | 2013-10-16 | 2017-01-17 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Touch and hover sensing with conductive polarizer |
CN105487160B (zh) * | 2016-01-15 | 2018-12-18 | 京东方科技集团股份有限公司 | 金属线栅偏振器及其制作方法、显示装置 |
CN105467499A (zh) | 2016-01-15 | 2016-04-06 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种金属线栅偏振片及其制造方法、显示面板及显示装置 |
CN105700163A (zh) * | 2016-04-07 | 2016-06-22 | 武汉华星光电技术有限公司 | 一种柱透镜薄膜及3d显示装置 |
CN105938214A (zh) * | 2016-07-04 | 2016-09-14 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 亚波长光栅偏光片及其制作方法 |
CN106249337B (zh) * | 2016-08-04 | 2019-01-22 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 金属线栅偏光片与液晶显示装置 |
CN107065058B (zh) * | 2017-04-21 | 2019-03-22 | 南京大学 | 用作太赫兹和红外光偏振调制的薄膜材料及其制备方法 |
CN109426025A (zh) * | 2017-08-31 | 2019-03-05 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种液晶显示面板、其制备方法、彩膜基板及显示装置 |
CN112014916B (zh) * | 2019-05-30 | 2022-06-21 | 上海微电子装备(集团)股份有限公司 | 一种偏振线栅及其制作方法 |
CN111090176B (zh) * | 2020-01-08 | 2021-11-30 | 上海交通大学 | 一种反射不对称的金属光栅偏振分束器 |
-
2010
- 2010-04-27 JP JP2010102553A patent/JP2010277077A/ja active Pending
- 2010-04-28 CN CN2010101713120A patent/CN101876722A/zh active Pending
- 2010-04-28 KR KR1020100039359A patent/KR20100118539A/ko not_active Application Discontinuation
- 2010-04-28 TW TW099113560A patent/TW201100887A/zh unknown
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102519584A (zh) * | 2011-11-10 | 2012-06-27 | 北京邮电大学 | 单片集成正交平衡光探测器 |
CN104105987A (zh) * | 2011-12-05 | 2014-10-15 | Lg化学株式会社 | 偏振分离元件 |
JP2015500508A (ja) * | 2011-12-05 | 2015-01-05 | エルジー・ケム・リミテッド | 偏光分離素子 |
US9541693B2 (en) | 2011-12-05 | 2017-01-10 | Lg Chem, Ltd. | Polarized light splitting element |
JP2015502581A (ja) * | 2011-12-22 | 2015-01-22 | エルジー・ケム・リミテッド | 偏光分離素子の製造方法 |
US9599869B2 (en) | 2013-01-23 | 2017-03-21 | Samsung Display Co., Ltd. | Display apparatus |
WO2018012523A1 (ja) * | 2016-07-13 | 2018-01-18 | Scivax株式会社 | 光学素子、発光素子およびこれらを用いた光学装置、並びにこれらの製造方法 |
JPWO2018012523A1 (ja) * | 2016-07-13 | 2019-04-25 | Scivax株式会社 | 光学素子、発光素子およびこれらを用いた光学装置、並びにこれらの製造方法 |
US11035991B2 (en) | 2018-01-31 | 2021-06-15 | Samsung Display Co., Ltd. | Polarizer, optical apparatus including polarizer, display apparatus including polarizer, and method of preparing polarizer |
JP2023063519A (ja) * | 2018-04-25 | 2023-05-09 | デクセリアルズ株式会社 | 偏光板及び偏光板の製造方法 |
JP7372494B2 (ja) | 2018-04-25 | 2023-10-31 | デクセリアルズ株式会社 | 偏光板及び偏光板の製造方法 |
WO2019244585A1 (ja) * | 2018-06-18 | 2019-12-26 | デクセリアルズ株式会社 | 偏光板およびその製造方法 |
JP2019219454A (ja) * | 2018-06-18 | 2019-12-26 | デクセリアルズ株式会社 | 偏光板およびその製造方法 |
US10928574B2 (en) | 2018-06-18 | 2021-02-23 | Dexerials Corporation | Polarizing plate, production method thereof and optical apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101876722A (zh) | 2010-11-03 |
KR20100118539A (ko) | 2010-11-05 |
TW201100887A (en) | 2011-01-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010277077A (ja) | ワイヤグリッド偏光子 | |
US9910198B2 (en) | Optical filter and optical apparatus | |
JP5527327B2 (ja) | 発光素子、光源装置及び投射型表示装置 | |
EP2733752B1 (en) | Light emitting element and method for manufacturing the same | |
KR20210088759A (ko) | 증강 현실 시스템을 위한 아웃커플링 격자 | |
JP2005172844A (ja) | ワイヤグリッド偏光子 | |
JP2002182003A (ja) | 反射防止機能素子、光学素子、光学系および光学機器 | |
JP4941127B2 (ja) | 光共振器 | |
WO2019111787A1 (ja) | 発光装置およびその製造方法 | |
US10338282B2 (en) | Increased accuracy corner cube arrays for high resolution retro-reflective imaging applications | |
WO2018047717A1 (ja) | 半導体発光素子およびそれを含む発光装置 | |
JPWO2007108212A1 (ja) | 周期構造体及び周期構造の作製方法並びに応用製品 | |
CN111090176B (zh) | 一种反射不对称的金属光栅偏振分束器 | |
GB2535515A (en) | Metasurface for control of light propogation | |
JP2009223074A (ja) | 偏光変換素子 | |
Charlton et al. | Photonic quasi-crystal LEDs: design, modelling, and optimisation | |
KR101165526B1 (ko) | 자기조준 광결정을 기반으로 한 편광 빔스플리터, 이 편광 빔스플리터를 포함하는 편광 빔스플리터 슬랩 및 이 편광 빔스플리터를 이용하여 광파를 직교편광시키는 방법 | |
CN115398315A (zh) | 具有宽视场的波导显示系统 | |
TW201918732A (zh) | 繞射光學元件、投影裝置及測量裝置 | |
JP2013231780A (ja) | 反射防止構造及び光学部材 | |
JP2016541023A (ja) | 偏光系 | |
JP2016080847A (ja) | 光学素子および光学機器 | |
CN105929531A (zh) | 一种激光角反射器远场衍射强度的数值仿真方法 | |
JP2017533451A (ja) | 誘電体偏光ビームスプリッタ | |
JP6611443B2 (ja) | 光学フィルタおよび光学装置 |