JP2010274718A - 車軸ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増加させることなく材料の歩留りを向上でき、低コスト化及び軽量化を推進しつつ、強度の低下を抑制した板金溶接組立構造の車軸ケースを提供する。
【解決手段】下方が開放された溝形断面に形成され車幅方向中央部に上部膨出部2を有する上部側板3と、上方が開放された溝形断面に形成され車幅方向中央部に下部膨出部4を有する下部側板5とが向かい合って溶接された板金溶接組立構造の車軸ケース1であって、上部膨出部2は、車幅方向中央部が上方に膨出されたウェブ13を有し、下部膨出部4は、車幅方向中央部が下方に膨出されたウェブ15を有し、上部膨出部2及び下部膨出部4の内の少なくとも一方は、ウェブ13の車幅方向に沿った膨らみ始めから膨らみの頂点の間の部分に、膨らみ始めのウェブ13の幅及び膨らみの頂点のウェブ13の幅よりも幅狭に形成されたくびれウェブ18を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、下方が開放された溝形断面の上部側板と上方が開放された下部側板とを向かい合わせて溶接した板金溶接組立構造の車軸ケースに関する。
図1に示すように、板金溶接組立構造の車軸ケース1Jは、一般に、下方が開放された溝形断面形状であり車幅方向中央部に上方に膨出された上部膨出部2Jを有する上部側板3Jと、上方が開放された溝形断面形状であり車幅方向中央部に下方に膨出された下部膨出部4Jを有する下部側板5Jとを向かい合わせて溶接し、その前方の中央開口部に、ギヤケース(ディファレンシャルギヤ用)を取り付けるためのリング状の補強部材6を溶接し、後方の中央開口部に、ギヤの潤滑油等を密閉するための略半球殻状のカバー7を溶接し、概略構成されている(特許文献1の図1)。
このような車軸ケース1Jの上部側板3J及び下部側板5Jは、図5(a)に示すように、矩形の素材板8Jを打ち抜き、ハッチングで示す余分な部分(切り屑)9Jを除去してブランク品10Jとし、そのブランク品10Jをプレス加工により一点鎖線の部分で折り曲げる等することで、成形されている。図5(a)のブランク品10Jの山の頂部11Jより右方(車幅方向内方)の縁部が車軸ケース1Jの中央開口部となり、山の頂部11Jより左方(車幅方向外方)の縁部が上部側板3Jと下部側板5Jとの溶接部12Jとなり、山の頂部11Jが溶接部12Jの車幅方向内側溶接端となる。
この上部側板3Jの上部膨出部2Jは、図1に示すように、車幅方向中央部が上方に膨出されたウェブ13Jと、ウェブ13Jの前端及び後端から夫々下方に延出されたフランジ14Jとにより、下方が開放された溝形断面に形成され、下部側板5Jの下部膨出部4Jは、車幅方向中央部が下方に膨出されたウェブ15Jと、ウェブ15Jの前端及び後端から夫々上方に延出されたフランジ16Jとにより、上方が開放された溝形断面に形成されている。
従来の車軸ケース1Jの上部側板3J及び下部側板5Jは、上部膨出部2J及び下部膨出部4Jにおけるウェブ13J、15Jの幅が、車幅方向に沿って略一定となっていた。すなわち、図5(a)に示すように、ブランク品10Jの折り曲げ線である一対の一点鎖線が略平行(略直線)となっていた。
特開2009−1252号公報 特開2007−62538号公報
ところで、図5(a)に示すブランク品10Jの一点鎖線から山の頂部11Jまでの距離Aは、製品(車軸ケース)の寸法により定まる。このため、一対の一点鎖線が略平行であると、ブランク品10Jの山の頂部11J同士の間隔は、上記距離Aを2倍したものに一点鎖線同士の間隔Bを加算した長さとなり、素材板8Jの幅がその長さに定められる。この結果、従来の車軸ケース1Jにおいては、ブランク品10Jを得るべく素材板8Jを打ち抜く際、ハッチングで示す切り屑9Jが後述する図5(b)に示す本発明品と比べて多くなり、材料の歩留りが低下する。これは、材料コスト、ひいては車軸ケース1Jの製造コストを低減する上で大きな障害となっていた。
歩留りの低下を防止するため、特許文献2の図3に示すように、車軸ケースの前後の中央開口部の両脇に、三角形の板を二枚ずつ継ぎ足す構造とした車軸ケースが知られている。この構造の車軸ケースによれば、上部側板及び下部側板のブランク品が略矩形板となるため、材料の歩留り低下を抑制できる。しかし乍ら、このような構造では、部品点数が増加するため、それに伴う部品加工費の増大及び組立加工費の増大が避けられず、加えて三角板の溶接に伴う耐久強度の低下も問題となり得る。
そこで、本発明の目的は、部品点数を増加させることなく材料の歩留りを向上でき、低コスト化及び軽量化を推進しつつ、強度の低下を抑制した板金溶接組立構造の車軸ケースを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、車幅方向に沿って下方が開放された溝形断面に形成され、車幅方向中央部に上部膨出部を有する上部側板と、車幅方向に沿って上方が開放された溝形断面に形成され、車幅方向中央部に下部膨出部を有する下部側板とを備え、これら上部側板と下部側板とが向かい合って溶接された板金溶接組立構造の車軸ケースであって、上記上部膨出部は、車幅方向中央部が上方に膨出されたウェブを有し、上記下部膨出部は、車幅方向中央部が下方に膨出されたウェブを有し、これら上部膨出部及び下部膨出部の内の少なくとも一方は、ウェブの車幅方向に沿った膨らみ始めから膨らみの頂点の間の部分に、膨らみ始めのウェブの幅及び膨らみの頂点のウェブの幅よりも幅狭に形成されたくびれウェブを有するものである。
また、上記上部膨出部及び下部膨出部のくびれウェブの部分を各膨出部の内方から外方に車軸に対して斜めに切断した断面が、下方が開放された台形であってもよい。
また、上記上部膨出部及び下部膨出部のくびれウェブの部分を車軸に直交して鉛直に切断した断面が、下方が開放されたコ字形であってもよい。
本発明に係る車軸ケースによれば、部品点数を増加させることなく材料の歩留りを向上でき、低コスト化及び軽量化を推進しつつ、強度の低下を抑制できる。
従来例を示す車軸ケースの分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車軸ケースの分解斜視図である。 (a)は図2のIIIa−IIIa線断面図、(b)は図2のIIIb−IIIb線断面図、(c)は図2のIIIc−IIIc線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 (a)は従来の車軸ケース用側板(上部又は下部側板)の展開図、(b)は本発明の一実施形態に係る車軸ケース用側板の展開図である。 本発明の別の実施形態に係る車軸ケースの分解斜視図である。 (a)は図6のVIIa−VIIa線断面図、(b)は図6のVIIb−VIIb線断面図、(c)は図6のVIIc−VIIc線断面図である。 図6のVIII−VIII線断面図である。 本発明の更に別の実施形態に係る車軸ケース(三角板を用いたもの)の分解斜視図である。 (a)は従来の車軸ケース用側板(三角板を用いたもの)の展開図、(b)は本発明の一実施形態に係る車軸ケース用側板(三角板を用いたもの)の展開図である。
本発明の好適実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る車軸ケース1は、板金溶接組立構造であって、車幅方向に沿って下方が開放された溝形断面に形成され車幅方向中央部に上部膨出部2を有する上部側板3と、車幅方向に沿って上方が開放された溝形断面に形成され車幅方向中央部に下部膨出部4を有する下部側板5とを備え、これら上部側板3と下部側板5とを向かい合わせて溶接(突合溶接)し、その前方の中央開口部に、ギヤケース(ディファレンシャルギヤ用)を取り付けるためのリング状の補強部材6を溶接し、後方の中央開口部に、ギヤの潤滑油等を密閉するための略半球殻状のカバー7を溶接することで、概略構成されている。
上部側板3の下端及び下部側板5の上端には、上部側板3と下部側板5とを溶接するための溶接部12が車幅方向に沿って形成されており、その溶接部12の車幅方向内側の端部が車幅方向内側溶接端11となり、車幅方向外側の端部が車幅方向外側溶接端17となる。
上部側板3の上部膨出部2は、車幅方向に沿って配置されて車幅方向中央部が上方に膨出されたウェブ13と、ウェブ13の前端及び後端から夫々下方に延出されたフランジ14とを有する。同様に、下部側板5の下部膨出部4は、車幅方向に沿って配置されて車幅方向中央部が下方に膨出されたウェブ15と、ウェブ15の前端及び後端から夫々上方に延出されたフランジ16とを有する。
本実施形態の特徴とするところは、上部膨出部2及び下部膨出部4が、ウェブ13、15の車幅方向に沿った膨らみ始めから膨らみの頂点の間の部分に、膨らみ始めのウェブ13、15の幅及び膨らみの頂点のウェブ13、15の幅よりも幅狭に形成されたくびれウェブ18を有する点にある。なお、このくびれウェブ18は、上部膨出部2及び下部膨出部4の双方ではなく、いずれか一方にのみ設けてもよい。
このくびれウェブ18の部分を、各膨出部2、4の内方から外方に車軸に対して斜めに切断した断面は、下方が開放された台形となっている。
すなわち、上部膨出部2(下部膨出部4も同様)は、図3(a)に示すように、くびれウェブ18の部分と車幅方向内側溶接端11とを通る斜めの切断面が下方が開放された台形であり、図3(b)に示すように、くびれウェブ18よりも膨らみの頂点側の部分と車幅方向内側溶接端11とを通る切断面が下方が開放されたコ字形であり、図3(c)に示すように、くびれウェブ18よりも膨らみ始め側の部分と車幅方向内側溶接端11とを通る切断面が下方が開放されたコ字形となっている。そして、図4に示すように、上部膨出部2のフランジ14(下部膨出部4のフランジ16も同様)には、中央開口部の両脇に、斜めにV字状の谷19が形成されている。
上部及び下部側板3、5は、図5(b)に示すように、矩形の素材板8のハッチングで示す余分な部分(切り屑)9を除去するように素材板8を打ち抜いてブランク品10を得、そのブランク品10をプレス加工により一点鎖線の部分で折り曲げる等することで、成形される。図5(b)のブランク品10の山の頂部11より左方(車幅方向内方)の縁部が車軸ケース1の中央開口部となり、山の頂部11より右方(車幅方向外方)の縁部が上部側板3と下部側板5との溶接部12となり、山の頂部11が溶接部12の車幅方向内側溶接端となる。
なお、上部側板3と下部側板5とは同様の構成なので、以下、上部側板3のみを説明する。
図5(b)に示すブランク品10の一点鎖線(折曲線)同士の間隔は、図2にも示すように、上部膨出部2の膨らみ始めとなる部分の間隔Bと、上部膨出部2の膨らみの頂点となる部分の間隔Bとは略等しく、上部膨出部2の膨らみ始めとなる部分から膨らみの頂点となる部分の間において、上記間隔Bよりも滑らかに狭く設定された間隔B1となっている。なお、上部膨出部2の膨らみ始めとなる部分の間隔Bと、上部膨出部2の膨らみの頂点となる部分の間隔Bとは、多少異なっていてもよく、それら間隔よりも間隔B1が狭ければよい。
かかるブランク品10をプレス成形すると、図5(b)の右側の間隔Bが上部膨出部2の膨らみ始めの部分のウェブ13となり、図5(b)の左側の間隔Bが上部膨出部2の膨らみの頂点の部分のウェブ13となり、図5(b)の中央の間隔B1がくびれウェブ18となる。
ここで、図5(b)に示す間隔Bは、図5(a)に示す従来品の間隔Bと同一であり、図5(b)に示す間隔B1の部分から山の頂部11までの距離Aも、図5(a)に示す従来品の距離Aと略同一となっている。よって、図5(b)に示す本実施形態のブランク品10の山の頂部11同士の間隔(A+B1+A)は、間隔Bから間隔B1を減じた分だけ、図5(a)に示す従来のブランク品10Jの山の頂部11J同士の間隔(A+B+A)よりも、狭くなる。
この結果、本実施形態においては、従来品よりも幅がB−B1の分だけ小さな素材板8を用いることができ、ハッチングで示す切り屑9の面積が小さくなり、材料の歩留りが大幅に向上し、コストダウンを推進できる。加えて、ブランク品10の面積が小さくなるので、製品(車軸ケース1)の軽量化にも繋がる。
また、本実施形態に係る車軸ケース1は、引用文献2に開示されたような三角板を用いておらず、部品点数は図1に示す従来品と同数である。従って、部品点数が増加することはなく、部品点数の増加に伴う部品加工費の増大及び組立加工費の増大を回避でき、低コストとなり、また、三角板の溶接に伴う耐久強度の低下が生じることもない。
本実施形態に係る車軸ケース1は、上記くびれウェブ18を備えていても、上部側板3と下部側板5とを突合溶接する溶接部12が図1に示す従来品と同様に直線状となっているので、上部側板3と下部側板5との溶接作業を従来品と同様に行え、溶接装置等を改変する必要はない。加えて、上部及び下部側板3、5の前方の溶接部12と後方の溶接部12との前後方向の間隔、上部及び下部膨出部2、4におけるリング状補強部材6の取付面と略半球殻状カバー7の取付面との前後方向の間隔を従来品と等しくできるので、関連部品の形状変更が不要となり、従来の組立装置等の改変も不要となる。
ところで、上述のように上部及び下部膨出部2、4にくびれウェブ18を設けると、かかる車軸ケース1は、図3(a)に示すように、くびれウェブ18を通る断面が台形となってくびれウェブ18が無い図1に示すタイプよりも断面積が減少するため、車軸が通る中心線(車軸ケース1の中立軸)に対する断面係数が一部減少することは避けられない。しかし乍ら、くびれウェブ18を設けても、上記中立軸からの高さが最小すなわち断面係数が最小となる部分(溶接部12)の前後方向の幅は従来の車軸ケース1Jと変わらないので、くびれウェブ18が車軸ケース1全体の強度や剛性に与える影響を最小限に抑えることが可能である。
本発明の変形実施形態を図6〜図8に示す。
図6に示すように、この車軸ケース1aは、基本的な形態が前実施形態の車軸ケース1と同様であり、上部膨出部2及び下部膨出部4のくびれウェブ18の部分を車軸に直交して鉛直に切断した断面を、下方が開放されたコ字形とした点のみが前実施形態と相違する。よって、前実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、相違点のみを述べる。
この車軸ケース1aの上部側板3a、下部側板5aの展開図は、図5(b)に示す前実施形態の上部側板3、下部側板5の展開図と同一である。すなわち、ブランク品10自体は同一であり、一点鎖線で折り曲げる点も同一であるが、その他の部分(谷19の部分)のプレス成形による変形のさせ方が異なっている。
すなわち、この車軸ケース1aの上部膨出部2a及び下部膨出部4aは、図7(a)に示すように、くびれウェブ18の部分よりも膨らみ頂点側の部分を車軸に直交して鉛直に切断した断面が下方が開放された幅広のコ字形であり、図7(b)に示すように、くびれウェブ18の部分を車軸に直交して鉛直に切断した断面が下方が開放された幅狭のコ字形であり、図7(c)に示すように、くびれウェブ18の部分よりも膨らみ始め側の部分を車軸に直交して鉛直に切断した断面が下方が開放された幅広のコ字形となっている。そして、図8に示すように、上部及び下部膨出部2a、4aのフランジ14、16には、中央開口部の両脇に、鉛直方向にV字状の谷19aが形成されている。
この変形実施形態は、溶接部12が直線状とならない点を除き、前実施形態と同様の構成となるので、溶接部12が直線状であることに起因する作用効果を除き、前実施形態と同様の作用効果を発揮できる。なお、くびれウェブ18は、上部及び下部膨出部2a、4aの双方に設けるのではなく、いずれか一方のみに設けてもよい。
本発明の別の変形実施形態を図9、図10を用いて説明する。
これまで述べた実施形態は、特許文献2の図3に示す三角板を使用しない車軸ケースであったが、本発明は、三角板を使用する車軸ケースにも適用できる。
図10(a)は三角板を用いた従来の車軸ケース用側板の展開図、図10(b)は三角板を用いた本実施形態に係る車軸ケース用側板の展開図である。本実施形態に係る車軸ケース1bは、図10(b)のブランク品10bをプレス成形して上部側板3b又は下部側板5bとした後、その山の頂点11bと山の頂点11bとの間に図9に示す三角板20を溶接し、前後の中央開口部にリング状補強部材6と略半球殻状カバー7とを溶接し、概略構成される。この車軸ケース1bは、山の頂点11bと山の頂点11bとの間に三角板20を溶接する点を除き、最初の実施形態と同様の構成となっている。よって、最初の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態に係る車軸ケース1bは、図10(a)及び図10(b)を対比すれば明らかなように、素材板8bの大きさ自体はそれ程小型化されないので、上部及び下部側板3b、5bそのものの歩留り向上の効果は小さい。しかし乍ら、車軸ケース1bの軽量化や三角板20の小型化に伴う部品コスト及び組立コストの低減が図れ、加えて三角板20の溶接位置が車軸ケース1bの中立軸に近付くため、車軸ケース1bの耐久性も向上する。
1 車軸ケース
2 上部膨出部
3 上部側板
4 下部膨出部
5 下部側板
13 ウェブ
18 くびれウェブ

Claims (3)

  1. 車幅方向に沿って下方が開放された溝形断面に形成され、車幅方向中央部に上部膨出部を有する上部側板と、
    車幅方向に沿って上方が開放された溝形断面に形成され、車幅方向中央部に下部膨出部を有する下部側板とを備え、
    これら上部側板と下部側板とが向かい合って溶接された板金溶接組立構造の車軸ケースであって、
    上記上部膨出部は、車幅方向中央部が上方に膨出されたウェブを有し、
    上記下部膨出部は、車幅方向中央部が下方に膨出されたウェブを有し、
    これら上部膨出部及び下部膨出部の内の少なくとも一方は、ウェブの車幅方向に沿った膨らみ始めから膨らみの頂点の間の部分に、膨らみ始めのウェブの幅及び膨らみの頂点のウェブの幅よりも幅狭に形成されたくびれウェブを有する
    ことを特徴とする車軸ケース。
  2. 上記上部膨出部及び下部膨出部のくびれウェブの部分を各膨出部の内方から外方に車軸に対して斜めに切断した断面が、下方が開放された台形である請求項1に記載の車軸ケース。
  3. 上記上部膨出部及び下部膨出部のくびれウェブの部分を車軸に直交して鉛直に切断した断面が、下方が開放されたコ字形である請求項1に記載の車軸ケース。
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