JP2010273923A - 遠隔操作型アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 細長いパイプ部の先端に設けられた工具の姿勢を遠隔操作で変更することができ、工具を高速回転させて切削加工することができ、パイプ部の組立性および量産性が良好な遠隔操作型アクチュエータを提供する。
【解決手段】 細長形状のスピンドルガイド部3と、その先端に姿勢変更自在に取付けられた先端部材2と、スピンドルガイド部3の基端が結合された駆動部ハウジング4aとを備える。先端部材2は、工具1を保持するスピンドル13を回転自在に支持する。スピンドルガイド部3は、スピンドル13に回転を伝達する回転軸22を有する。スピンドルガイド部3内に、回転軸22を回転自在に支持する回転軸支持部材26と、この回転軸支持部材26を固定状態に支持する固定支持部材30,34と、これら回転軸支持部材26と固定支持部材30,34間の隙間寸法を調整する隙間調整手段51とを設ける。
【選択図】 図2

Description

この発明は、工具の姿勢を遠隔操作で変更可能で、医療用、機械加工等の用途で用いられる遠隔操作型アクチュエータに関する。
医療用として骨の加工に用いられたり、機械加工用としてドリル加工や切削加工に用いられたりする遠隔操作型アクチュエータがある。遠隔操作型アクチュエータは、直線形状や湾曲形状をした細長いパイプ部の先端に設けた工具を遠隔操作で制御する。ただし、従来の遠隔操作用アクチュエータは、工具の回転のみを遠隔操作で制御するだけであったため、医療用の場合、複雑な形状の加工や外からは見えにくい箇所の加工が難しかった。また、ドリル加工では、直線だけではなく、湾曲状の加工が可能なことが求められる。さらに、切削加工では、溝内部の奥まった箇所の加工が可能なことが求められる。以下、医療用を例にとって、遠隔操作型アクチュエータの従来技術と課題について説明する。
整形外科分野において、骨の老化等によって擦り減って使えなくなった関節を新しく人工のものに取り替える人工関節置換手術がある。この手術では、患者の生体骨を人工関節が挿入できるように加工する必要があるが、その加工には、術後の生体骨と人工関節との接着強度を高めるために、人工関節の形状に合わせて精度良く加工することが要求される。
例えば、股関節の人工関節置換手術では、大腿骨の骨の中心にある髄腔部に人工関節挿入用の穴を形成する。人工関節と骨との接触強度を保つには両者の接触面積を大きくとる必要があり、人工関節挿入用の穴は、骨の奥まで延びた細長い形状に加工される。このような骨の切削加工に用いられる医療用アクチュエータとして、細長いパイプ部の先端に工具を回転自在に設け、パイプ部の基端側に設けたモータ等の回転駆動源の駆動により、パイプ部の内部に配した回転軸を介して工具を回転させる構成のものがある(例えば特許文献1)。この種の医療用アクチュエータは、外部に露出した回転部分は先端の工具のみであるため、工具を骨の奥まで挿入することができる。
人工関節置換手術では、皮膚切開や筋肉の切断を伴う。すなわち、人体に傷を付けなければならない。その傷を最小限に抑えるためには、前記パイプ部は真っ直ぐでなく、適度に湾曲している方が良い場合がある。このような状況に対応するためのものとして、次のような従来技術がある。例えば、特許文献2は、パイプ部の中間部を2重に湾曲させて、パイプ部の先端側の軸心位置と基端側の軸心位置とをずらせたものである。このようにパイプ部の軸心位置が先端側と軸心側とでずれているものは、他にも知られている。また、特許文献3は、パイプ部を180度回転させたものである。
特開2007−301149号公報 米国特許第4,466,429号明細書 米国特許第4,265,231号明細書 特開2001−17446号公報
生体骨の人工関節挿入用穴に人工関節を嵌め込んだ状態で、生体骨と人工関節との間に広い隙間があると、術後の接着時間が長くなるため、前記隙間はなるべく狭いのが望ましい。また、生体骨と人工関節の接触面が平滑であることも重要であり、人工関節挿入用穴の加工には高い精度が要求される。しかし、パイプ部がどのような形状であろうとも、工具の動作範囲はパイプ部の形状の制約を受けるため、皮膚切開や筋肉の切断をできるだけ小さくしながら、生体骨と人工関節との間の隙間を狭くかつ両者の接触面が平滑になるように人工関節挿入用穴を加工するのは難しい。
一般に、人工関節置換手術が行われる患者の骨は、老化等により強度が弱くなっていることが多く、骨そのものが変形している場合もある。したがって、通常考えられる以上に、人工関節挿入用穴の加工は難しい。
そこで、本出願人は、人工関節挿入用穴の加工を比較的容易にかつ精度良く行えるようにすることを目的として、工具の姿勢を遠隔操作で変更可能とすることを試みた。工具の姿勢が変更可能であれば、パイプ部の形状に関係なく、工具を適正な姿勢に保持することができ、きめ細かな加工が可能になる。しかし、工具は細長いパイプ部の先端に設けられているため、工具の姿勢を変更させる機構を設ける上で制約が多く、それを克服するための工夫が必要である。なお、細長いパイプ部を有しない医療用アクチュエータでは、手で握る部分に対して工具が設けられた部分が姿勢変更可能なものがある(例えば特許文献4)が、遠隔操作で工具の姿勢を変更させるものは提案されていない。
被切削面をきれいに仕上げるには、工具を高速回転させて加工することが必要である。それには、工具へ回転を伝達する回転軸を高速で回転させなければならない。しかし、回転軸が設けられる細長いパイプ部内は、工具の姿勢を変更させるための機構も設けられるため、構造が複雑になる。よって、パイプ部内に回転軸を機能的かつコンパクトに収容し、さらにパイプ部の組立性および量産性が良好な構成とすることが求められる。
この発明は、細長いパイプ部の先端に設けられた工具の姿勢を遠隔操作で変更することができ、またパイプ部内で回転軸を無理なく支持することができて、工具を高速回転させて切削加工することができ、さらに工具に回転を伝達する回転軸がパイプ部内に機能的かつコンパクトに収容されて、パイプ部の組立性および量産性が良好な遠隔操作型アクチュエータを提供することを課題としている。
この発明にかかる遠隔操作型アクチュエータは、細長形状のスピンドルガイド部と、このスピンドルガイド部の先端に先端部材連結部を介して姿勢変更自在に取付けられた先端部材と、前記スピンドルガイド部の基端が結合された駆動部ハウジングとを備え、前記先端部材は、工具を保持するスピンドルを回転自在に支持し、前記スピンドルガイド部は、前記駆動部ハウジング内に設けられた工具回転用駆動源の回転を前記スピンドルに伝達する回転軸と、両端に貫通したガイド孔とを内部に有し、先端が前記先端部材に接して進退動作することにより前記先端部材を姿勢変更させる姿勢操作部材を前記ガイド孔内に進退自在に挿通し、前記姿勢操作部材を進退させる姿勢変更用駆動源を前記駆動部ハウジング内に設け、前記スピンドルガイド部内で前記回転軸を回転自在に支持する回転軸支持部材と、この回転軸支持部材を固定状態に支持する固定支持部材と、これら回転軸支持部材と固定支持部材間の隙間寸法を調整する隙間調整手段とを設けたこと特徴とする。
この構成によれば、先端部材に設けた工具の回転により、骨等の切削が行われる。その場合に、姿勢変更用駆動源により姿勢操作部材を進退させると、この姿勢操作部材の先端が先端部材に対し作用することにより、スピンドルガイド部の先端に先端部材連結部を介して姿勢変更自在に取付けられた先端部材が姿勢変更する。姿勢変更用駆動源は、スピンドルガイド部の基端側の駆動部ハウジング内に設けられており、上記先端部材の姿勢変更は遠隔操作で行われる。姿勢操作部材はガイド孔に挿通されているため、姿勢操作部材が長手方向と交差する方向に位置ずれすることがなく、常に先端部材に対し適正に作用することができ、先端部材の姿勢変更動作が正確に行われる。
スピンドルガイド部内で回転軸を回転自在に支持する回転軸支持部材を設けたことにより、回転軸を高速回転させて工具回転用駆動源の回転をスピンドルに伝達することが可能である。そのため、工具を高速で回転させて加工を行うことができ、被切削面をきれいに仕上げられる。回転軸支持部材は固定支持部材により固定状態に支持されるため、回転軸の振動を抑えることができ、回転軸や回転軸支持部材の損傷を防げる。また、使用時のアクチュエータ全体の振動も小さくなるため、操作性が向上し、騒音も低減できる。
回転軸支持部材と固定支持部材間の隙間寸法を調整する隙間調整手段が設けられているため、加工精度等による隙間寸法の違いに対応することができ、固定支持部材により回転軸支持部材を確実に固定状態に支持することができる。また、スピンドルガイド部がどのような形状であっても、それに対応して、固定支持部材により回転軸支持部材を確実に固定状態に支持することができ、組立性および量産性に優れる。例えば、隙間調整手段が設けられていない場合、スピンドルガイド部が直線形状のものでは、回転軸支持部材と固定支持部材間の隙間が広すぎると、固定支持部材により回転軸支持部材をしっかり支持することができず、回転軸の振動が大きくなる。その結果、回転軸や回転軸支持部材が損傷したり、使用時の振動や騒音が大きくなることがある。スピンドルガイド部が湾曲形状のものでは、前記隙間が狭いと組立性が悪くなる。隙間調整手段が設けられていれば、このような問題が解決される。
この発明において、前記固定支持部材は、内径部に前記ガイド孔を有する部材であってよい。
内径部に前記ガイド孔を有する部材を固定支持部材とすれば、固定支持部材とガイド孔用の部材とを兼用させることができ、部品点数を削減できる。
この発明において、前記回転軸支持部材は、軸方向に並ぶ複数の転がり軸受とすることができる。その場合、隣合う転がり軸受間に、これら転がり軸受に対し予圧を与えるばね要素を設けるのがよい。
転がり軸受は、回転軸を回転自在に支持するのに適する。回転軸支持部材としての隣合う転がり軸受間に、これら転がり軸受に対し予圧を与えるばね要素を設ければ、転がり軸受の支持剛性が高くなるため、回転軸の高速回転が可能になる。
この発明において、前記隙間調整手段は、前記回転軸支持部材の外周に設けた弾性部材とすることができる。
隙間調整手段が弾性部材であれば、回転軸支持部材と固定支持部材間の隙間の大きさに応じて弾性部材が変形することにより、常に回転軸支持部材を安定して支持することができる。また、隙間調整手段が弾性部材であれば、回転軸の振動を弾性部材が吸収することで、回転軸の振動を低減させられる。
前記隙間調整手段が弾性部材である場合、前記回転軸支持部材は、外輪の外径面に1つ以上の環状溝が設けられた転がり軸受であり、前記弾性部材は、前記環状溝に嵌め込まれたOリングとすることができる。
弾性部材をOリングとすると、転がり軸受の外周に弾性部材を容易に設けることができ、組立性が向上する。
また、前記転がり軸受の外輪の外径面に2つ以上の環状溝が設けられ、前記隙間調整手段としての弾性部材は、前記2つ以上の環状溝にそれぞれ嵌め込まれたOリングからなっていてもよい。
弾性部材として、回転軸支持部材の外周に2つ以上のOリングを設ければ、転がり軸受を安定して固定することができ、Oリングの変形により回転軸支持部材に作用するモーメント荷重等を低減できる。
前記隙間調整手段としての弾性部材は、前記回転軸支持部材の外周面にコーティングされたものであってもよい。
弾性部材を回転軸支持部材の外周面にコーティングされたものとすれば、回転軸支持部材の外周に弾性部材を容易に設けることができ、組立性が向上する。
前記隙間調整手段としての弾性部材は、前記スピンドルガイド部の組立状態において圧縮された状態にあるのがよい。
スピンドルガイド部の組立状態において弾性部材が圧縮された状態とすることで、回転軸支持部材と固定支持部材間の隙間の大きさに応じて弾性部材を変形させて、常に回転軸支持部材を安定して支持することが可能になる。
前記スピンドルガイド部の外郭となる外郭パイプと、この外郭パイプの内部にあって内部に前記ガイド孔が形成されたガイドパイプとを有する場合、前記隙間調整手段は、前記外郭パイプの内径寸法、前記ガイドパイプの外径寸法、および前記回転軸支持部材の外径寸法の少なくとも1つ以上を調整することで前記隙間寸法を調整する構成とすることができる。
例えば、外郭パイプの内径寸法と回転軸支持部材の外径寸法が高精度で加工されている場合、外径寸法が異なる複数のガイドパイプを用意しておき、スピンドルガイド部の形状に合った外径寸法のガイドパイプを選択的に用いることにより、回転軸支持部材と固定支持部材間の隙間寸法を調整できる。外郭パイプの内径寸法とガイドパイプの外径寸法が高精度で加工されている場合は、外径寸法が異なる複数の回転軸支持部材を用意し、またガイドパイプの外径寸法と回転軸支持部材の外径寸法が高精度で加工されている場合は、内径寸法が異なる複数の外郭パイプを用意することで、前記同様、回転軸支持部材と固定支持部材間の隙間寸法を調整できる。
前記隙間寸法は、プラス100μmないしマイナス10μmの範囲内とするのがよい。
一般に、隙間寸法が大きすぎると、回転軸の振動が大きくなる。そのため、隙間寸法はなるべく小さいのが望ましいが、スピンドルガイド部が湾曲形状である場合、ある程度の隙間寸法がないと組立性が悪くなる。スピンドルガイド部が直線形状や直線に近い形状である場合は、隙間を負隙間にすることができる。負隙間にすれば、回転軸支持部材はしっかり固定されるが、極端な負隙間は組立性が損なわれる。実験等から、隙間寸法は上記範囲内とするのが好ましいことが分かった。
この発明において、前記スピンドルガイド部は湾曲した箇所を有していてもよい。
姿勢操作部材は可撓性であるため、スピンドルガイド部に湾曲した箇所があっても、ガイド孔内で進退させることができる。
この発明の遠隔操作型アクチュエータは、細長形状のスピンドルガイド部と、このスピンドルガイド部の先端に先端部材連結部を介して姿勢変更自在に取付けられた先端部材と、前記スピンドルガイド部の基端が結合された駆動部ハウジングとを備え、前記先端部材は、工具を保持するスピンドルを回転自在に支持し、前記スピンドルガイド部は、前記駆動部ハウジング内に設けられた工具回転用駆動源の回転を前記スピンドルに伝達する回転軸と、両端に貫通したガイド孔とを内部に有し、先端が前記先端部材に接して進退動作することにより前記先端部材を姿勢変更させる姿勢操作部材を前記ガイド孔内に進退自在に挿通し、前記姿勢操作部材を進退させる姿勢変更用駆動源を前記駆動部ハウジング内に設け、前記スピンドルガイド部内で前記回転軸を回転自在に支持する回転軸支持部材と、この回転軸支持部材を固定状態に支持する固定支持部材と、これら回転軸支持部材と固定支持部材間の隙間寸法を調整する隙間調整手段とを設けたため、細長いパイプ部の先端に設けられた工具の姿勢を遠隔操作で変更することができ、またパイプ部内で回転軸を無理なく支持することができて、工具を高速回転させて切削加工することができ、さらに工具に回転を伝達する回転軸がパイプ部内に機能的かつコンパクトに収容されて、パイプ部の組立性および量産性が良好である。
この発明の一実施形態にかかる遠隔操作型アクチュエータの概略構成を示す図である。(A),(B)はそれぞれスピンドルガイド部の形状が異なる遠隔操作型アクチュエータを示す。 (A)は図1(A)の遠隔操作型アクチュエータの先端部材およびスピンドルガイド部の断面図、(B)はそのIIB−IIB断面図、(C)は先端部材と回転軸との連結構造を示す図である。 同遠隔操作型アクチュエータの回転軸支持部材および隙間調整手段の断面図である。 (A)は同遠隔操作型アクチュエータの工具回転用駆動機構および姿勢変更用駆動機構の断面図、(B)はそのIVB−IVB断面図である。 異なる回転軸支持部材および隙間調整手段の断面図である。 さらに異なる回転軸支持部材および隙間調整手段の断面図である。 異なる隙間調整手段の構成を示すスピンドルガイド部の断面図である。 (A)はこの発明の異なる実施形態にかかる遠隔操作型アクチュエータの先端部材およびスピンドルガイド部の断面図、(B)はそのVIIIB−VIIIB断面図である。 (A)はこの発明のさらに異なる実施形態にかかる遠隔操作型アクチュエータの先端部材およびスピンドルガイド部の断面図、(B)はそのIXB−IXB断面図である。 (A)は同遠隔操作型アクチュエータの工具回転用駆動機構および姿勢変更用駆動機構の断面図、(B)はそのXB−XB断面図である。 (A)はこの発明のさらに異なる実施形態にかかる遠隔操作型アクチュエータの先端部材およびスピンドルガイド部の断面図、(B)はそのXIB−XIB断面図である。 (A)はこの発明のさらに異なる実施形態にかかる遠隔操作型アクチュエータの先端部材およびスピンドルガイド部の断面図、(B)はそのXIIB−XIIB断面図、(C)は先端部材のハウジングを基端側から見た図である。
この発明の一実施形態を図1〜図4と共に説明する。図1において、この遠隔操作型アクチュエータは、回転式の工具1を保持する先端部材2と、この先端部材2が先端に姿勢変更自在に取付けられた細長形状のスピンドルガイド部3と、このスピンドルガイド部3の基端が結合された駆動部ハウジング4aと、この駆動部ハウジング4a内の工具回転用駆動機構4bおよび姿勢変更用駆動機構4cを制御するコントローラ5とを備える。駆動部ハウジング4aは、内蔵の工具回転用駆動機構4bおよび姿勢変更用駆動機構4cと共に駆動部4を構成する。図1(A)はスピンドルガイド部3が直線形状の遠隔操作型アクチュエータを示し、同図(B)はスピンドルガイド部3が湾曲形状の遠隔操作型アクチュエータを示す。
図2は、図1(A)に示す遠隔操作型アクチュエータの先端部材2およびスピンドルガイド部3の断面図である。先端部材2は、略円筒状のハウジング11の内部に、一対の軸受12によりスピンドル13が回転自在に支持されている。スピンドル13は、先端側が開口した筒状で、中空部に工具1のシャンク1aが嵌合状態に挿入され、回り止めピン14によりシャンク1aが回転不能に結合される。この先端部材2は、先端部材連結部15を介してスピンドルガイド部3の先端に取付けられる。先端部材連結部15は、先端部材2を姿勢変更自在に支持する手段であり、球面軸受からなる。具体的には、先端部材連結部15は、ハウジング11の基端の内径縮径部からなる被案内部11aと、スピンドルガイド部3の先端に固定された抜け止め部材21の鍔状部からなる案内部21aとで構成される。両者11a,21aの互いに接する各案内面F1,F2は、スピンドル13の中心線CL上に曲率中心Oが位置し、基端側ほど径が小さい球面とされている。これにより、スピンドルガイド部3に対して先端部材2が抜け止めされるとともに、姿勢変更自在に支持される。
スピンドルガイド部3は、駆動部ハウジング4a内の工具回転用駆動源41(図4)の回転力を前記スピンドル13へ伝達する回転軸22を有する。この例では、回転軸22はワイヤとされ、ある程度の弾性変形が可能である。ワイヤの材質としては、例えば金属、樹脂、グラスファイバー等が用いられる。ワイヤは単線であっても、撚り線であってもよい。図2(C)に示すように、スピンドル13と回転軸22とは、自在継手等の継手23を介して回転伝達可能に接続されている。継手23は、スピンドル13の閉塞した基端に設けられた溝13aと、回転軸22の先端に設けられ前記溝13aに係合する突起22aとで構成される。上記溝13aと突起22aとの連結箇所の中心は、前記案内面F1,F2の曲率中心Oと同位置である。回転軸22と突起22aは別部材として構成してもよい。
スピンドルガイド部3は、このスピンドルガイド部3の外郭となる外郭パイプ25を有し、この外郭パイプ25の中心に前記回転軸22が位置する。回転軸22は、それぞれ軸方向に離れて配置された複数の回転軸支持手段としての転がり軸受26によって回転自在に支持されている。各転がり軸受26間には、これら転がり軸受26に予圧を発生させるためのばね要素27A,27Bが設けられている。ばね要素27A,27Bは、例えば圧縮コイルばねである。転がり軸受26の内輪26aに予圧を発生させる内輪用ばね要素27Aと、外輪26bに予圧を発生させる外輪用ばね要素27Bとがあり、これらが交互に配置されている。前記抜け止め部材21は、固定ピン28により外郭パイプ25のパイプエンド部25aに固定され、その先端内周部で転がり軸受29を介して回転軸22の先端部を回転自在に支持している。パイプエンド部25aは、外郭パイプ25と別部材とし、溶接等により結合してもよい。
外郭パイプ25の内径面と回転軸22の間には、両端に貫通する1本のガイドパイプ30が設けられ、このガイドパイプ30の内径孔であるガイド孔30a内に、ワイヤ31aとその両端の柱状ピン31bとでなる姿勢操作部材31が進退自在に挿通されている。先端部材2側の柱状ピン31bの先端は球面状で、先端部材2の姿勢操作部材31との接触面であるハウジング11の基端面11bに当接している。ハウジング11の基端面11bは、外径側ほどスピンドルガイド部3側に近い傾斜面とされている。駆動部ハウジング4a側の柱状ピン31bの先端も球面状で、後記レバー43b(図4)の側面に当接している。柱状ピン31bを省いて、1本のワイヤ31aのみで姿勢操作部材31を構成してもよい。
上記姿勢操作部材31が位置する周方向位置に対し180度の位相の位置には、先端部材2のハウジング11の基端面とスピンドルガイド部3の外郭パイプ25の先端面との間に、例えば圧縮コイルばねからなる復元用弾性部材32が設けられている。この復元用弾性部材32は、先端部材2を所定姿勢側へ付勢する作用をする。
また、外郭パイプ25の内径面と回転軸22の間には、前記ガイドパイプ30とは別に、このガイドパイプ30と同一ピッチ円C上に、複数本の補強シャフト34が配置されている。これらの補強シャフト34は、スピンドルガイド部3の剛性を確保するためのものである。ガイドパイプ30と補強シャフト34の配列間隔は等間隔とされている。ガイドパイプ30および補強シャフト34の外径面は、外郭パイプ25の内径面に接している。
前記ガイドパイプ30および補強シャフト34は、転がり軸受26の外周側に位置して転がり軸受26を固定状態に支持する固定支持部材である。ガイドパイプ30および補強シャフト34と転がり軸受26との間には隙間50(図3)があり、この隙間50を埋めるように、転がり軸受26の外輪26bの外径面に、隙間調整手段としての環状の弾性部材51が設けられている。図3に示すように、弾性部材51は幅広帯状で、外輪26bの外径面の軸方向全域を覆っている。弾性部材51の材料としては、硬度の低いものが好ましく、例えばシリコンゴム等のゴム材や、フッ素樹脂等の樹脂材が用いられる。弾性部材51は、例えばコーティングにより外輪26bの外径面に設けられる。コーティングによれば、外輪26bの外径面に弾性部材51を容易に設けることができる。
ガイドパイプ部3の組立状態では、弾性部材51の前記隙間50に位置する部分が圧縮状態になっている。これにより、ガイドパイプ30および補強シャフト34が、弾性部材51を介して転がり軸受26の外径面を支持する。スピンドルガイド部3を構成する部品、すなわち外郭パイプ25、ガイドパイプ30、補強シャフト34、および転がり軸受26の加工精度等によって、製品毎に隙間寸法δに若干の違いがあるが、隙間寸法δに応じて弾性部材51が変形するため、どの製品についても転がり軸受26を確実に固定状態に支持することができる。
図1(B)のスピンドルガイド部3が湾曲形状の遠隔操作型アクチュエータの場合、図示は省略するが、外郭パイプ25、ガイドパイプ30、および補強シャフト34を湾曲形状とする必要がある。回転軸22は変形しやすい材質を用いるのが良く、例えば形状記憶合金が適する。他は、スピンドルガイド部3が直線形状のものと同じ構成である。
図4は、駆動部ハウジング4a内の工具回転用駆動機構4bおよび姿勢変更用駆動機構4cを示す。工具回転用駆動機構4bは、工具回転用駆動源41を備える。工具回転用駆動源41は、例えば電動モータであり、その出力軸41aが前記回転軸22の基端に結合させてある。なお、回転軸22は、後記レバー43bに形成された開口44を貫通させてある。
姿勢変更用駆動機構4cは、姿勢操作部材31に対応する姿勢変更用駆動源42を備える。姿勢変更用駆動源42は、例えば電動リニアアクチュエータであり、図4(A)の左右方向に移動する出力ロッド42aの動きが、増力伝達機構43を介して前記姿勢操作部材31に伝達される。増力伝達機構43は、支軸43a回りに回動自在なレバー43bを有し、このレバー43bにおける支軸43aからの距離が長い作用点P1に出力ロッド42aの力が作用し、支軸43aからの距離が短い力点P2で姿勢操作部材31に力を与える構成であり、姿勢変更用駆動源42の出力が増力して姿勢操作部材31に伝達される。増力伝達機構43を設けると、小さな出力のリニアアクチュエータでも姿勢操作部材31に大きな力を与えることができるので、リニアアクチュエータの小型化が可能になる。姿勢変更用駆動源42は、回転モータであってもよい。また、リニアアクチュエータ等を設ける代わりに、手動により先端部材2の姿勢を遠隔操作してもよい。
姿勢変更用駆動機構4cには、各姿勢変更用駆動源42の動作量をそれぞれ個別に検出する動作量検出器45が設けられている。この動作量検出器45の検出値は、姿勢検出手段46に出力される。姿勢検出手段46は、動作量検出器45の出力により、先端部材2のX軸(図4)回りの傾動姿勢を検出する。姿勢検出手段46は、上記傾動姿勢と動作量検出器45の出力信号との関係を演算式またはテーブル等により設定した関係設定手段(図示せず)を有し、入力された出力信号から前記関係設定手段を用いて傾動姿勢を検出する。この姿勢検出手段46は、コントローラ5に設けられたものであっても、あるいは外部の制御装置に設けられたものであってもよい。
また、姿勢変更用駆動機構4cには、電動アクチュエータである姿勢変更用駆動源42に供給される電力量をそれぞれ個別に検出する供給電力計47が設けられている。この供給電力計47の検出値は、荷重検出手段48に出力される。荷重検出手段48は、供給電力計47の出力により、先端部材2に作用する荷重を検出する。荷重検出手段48は、上記荷重と供給電力計47の出力信号との関係を演算式またはテーブル等により設定した関係設定手段(図示せず)を有し、入力された出力信号から前記関係設定手段を用いて荷重を検出する。この荷重検出手段48は、コントローラ5に設けられたものであっても、あるいは外部の制御装置に設けられたものであってもよい。
コントローラ5は、前記姿勢検出手段46および荷重検出手段48の検出値に基づき、工具回転用駆動源41および姿勢変更用駆動源42を制御する。
この遠隔操作型アクチュエータの動作を説明する。
工具回転用駆動源41を駆動すると、その回転力が回転軸22を介してスピンドル13に伝達されて、スピンドル13と共に工具1が回転する。工具1を回転させて骨等を切削加工する際に先端部材2に作用する荷重は、供給電力計47の検出値から、荷重検出手段48によって検出される。このように検出される荷重の値に応じて遠隔操作型アクチュエータ全体の送り量や後記先端部材2の姿勢変更を制御することにより、先端部材2に作用する荷重を適正に保った状態で骨の切削加工を行える。
使用時には、姿勢変更用駆動源42を駆動させて、遠隔操作で先端部材2の姿勢変更を行う。例えば、姿勢変更用駆動源42により姿勢操作部材31を先端側へ進出させると、姿勢操作部材31によって先端部材2のハウジング11が押されて、先端部材2は図2(A)において先端側が下向きとなる側へ案内面F1,F2に沿って姿勢変更する。逆に、姿勢変更用駆動源42により姿勢操作部材31を後退させると、復元用弾性部材32の弾性反発力によって先端部材2のハウジング11が押し戻され、先端部材2は図2(A)において先端側が上向きとなる側へ案内面F1,F2に沿って姿勢変更する。その際、先端部材連結部15には、姿勢操作部材31の圧力、復元用弾性部材32の弾性反発力、および抜け止め部材21からの反力が作用しており、これらの作用力の釣り合いにより先端部材2の姿勢が決定される。先端部材2の姿勢は、動作量検出器45の検出値から、姿勢検出手段46によって検出される。そのため、遠隔操作で先端部材2の姿勢を適正に制御できる。
先端部材2のハウジング11の基端面11bが外径側ほどスピンドルガイド部3側に近い傾斜面とされているため、姿勢操作部材31がハウジング11の基端面11bを押したときに、姿勢操作部材31に対してハウジング11の基端面11bが滑りやすく、ハウジング11の円滑な姿勢変更ができる。
姿勢操作部材31はガイドパイプ30のガイド孔30aに挿通されているため、姿勢操作部材31が長手方向と交差する方向に位置ずれすることがなく、常に先端部材2に対し適正に作用することができ、先端部材2の姿勢変更動作が正確に行われる。また、姿勢操作部材31はワイヤからなり可撓性であるため、スピンドルガイド部3が湾曲していても先端部材2の姿勢変更動作が確実に行われる。さらに、スピンドル13と回転軸22との連結箇所の中心が案内面F1,F2の曲率中心Oと同位置であるため、先端部材2の姿勢変更によって回転軸22に対して押し引きする力がかからず、先端部材2が円滑に姿勢変更できる。
スピンドルガイド部3内において、回転軸支持部材である転がり軸受26によって回転軸22が回転自在に支持されているため、回転軸22を高速回転させて工具回転用駆動源41の回転をスピンドル13に伝達することが可能である。ばね要素27A,27Bにより転がり軸受26に予圧がかけられているため、転がり軸受26の支持剛性が高く、回転軸22を高速回転させるのに適する。ばね要素27A,27Bは隣合う転がり軸受26間に設けられているので、スピンドルガイド部3の径を大きくせずにばね要素27A,27Bを設けることができる。このように、回転軸22を高速回転させることが可能であるため、工具1を高速で回転させて加工を行うことができる。そのため、被切削面をきれいに仕上げることができ、工具1に作用する切削抵抗を低減させられる。
転がり軸受26が固定支持部材であるガイドパイプ30および補強シャフト34により固定状態に支持されているため、回転軸22の振動を抑えることができる。そのため、回転軸22や転がり軸受26の損傷を防げると共に、使用時の振動や騒音を低減できる。転がり軸受26の外輪26bとガイドパイプ30および補強シャフト34との間に隙間調整手段として弾性部材51が設けられているため、加工精度等による隙間寸法δの違いに対応することができ、ガイドパイプ30および補強シャフト34により転がり軸受26を確実に固定状態に支持することができる。
また、弾性部材51が設けられているため、スピンドルガイド部3がどのような形状であっても、それに対応して弾性変形し、ガイドパイプ30および補強シャフト34により転がり軸受26を確実に固定状態に支持することができる。例えば、弾性部材51等の隙間調整手段が設けられていない場合、図1(A)に示すスピンドルガイド部3が直線形状のものでは、転がり軸受26とガイドパイプ30および補強シャフト34との隙間50が広すぎると、ガイドパイプ30および補強シャフト34により転がり軸受26をしっかり支持することができず、回転軸22の振動が大きくなる。図1(B)に示すスピンドルガイド部3が湾曲形状のものでは、前記隙間50が狭いと組立性が悪くなる。弾性部材51が設けられていれば、このような問題が解決される。
細長形状であるスピンドルガイド部3には、回転軸22および姿勢操作部材31を保護状態で設ける必要があるが、外郭パイプ25の中心部に回転軸22を設け、外郭パイプ25と回転軸22との間に、姿勢操作部材31を収容したガイドパイプ30と補強シャフト34とを円周方向に並べて配置した構成としたことにより、回転軸22および姿勢操作部材31を保護し、かつ内部を中空して軽量化を図りつつ剛性を確保できる。全体のバランスも良い。また、ガイド孔30a形成用の部材であるガイドパイプ30を固定支持部材に兼用させているため、部品点数を削減できる。
この遠隔操作型アクチュエータは、例えば人工関節置換手術において骨の髄腔部を削るのに使用されるものであり、施術時には、先端部材2の全部または一部が患者の体内に挿入して使用される。このため、上記のように先端部材2の姿勢を遠隔操作で変更できれば、常に工具1を適正な姿勢に保持した状態で骨の加工をすることができ、人工関節挿入用穴を精度良く仕上げることができる。スピンドルガイド部3が湾曲形状のものは、直線形状のものでは届きにくい骨の奥まで先端部材2を挿入することが可能な場合がある。図1(A),(B)にそれぞれ示すスピンドルガイド部3が直線形状のものと湾曲形状のものを適宜使い分けることにより、人工関節置換手術における人工関節挿入用穴の加工を精度良く仕上げることができる。
図5は隙間調整手段としての弾性部材の異なる例を示す。この弾性部材52は幅狭帯状で、回転軸支持部材としての転がり軸受26の外輪26bの外径面に設けられた環状溝53に嵌め込まれている。弾性部材52を環状溝53に嵌め込むことで、外輪26bの外径面から弾性部材52が離脱するのを防止できる。
図6は弾性部材のさらに異なる例を示す。この弾性部材54は2本のOリング54aからなり、各Oリング54aは、転がり軸受26の外輪26bの外径面に設けられた環状溝55にそれぞれ嵌め込まれている。弾性部材54をOリング54aで構成すれば、外輪26bの外径面に弾性部材54を容易に設けることができ、組立性が良好である。図6の例では、弾性部材54が2本のOリング54aからなるため、転がり軸受26を安定して固定することができ、Oリング54aの変形により転がり軸受26に作用するモーメント荷重等を低減できる。
図7は隙間調整手段の異なる例を示す。この隙間調整手段56は、弾性部材は設けずに、外郭パイプ25の内径寸法D1、ガイドパイプ30および補強シャフト34の外径寸法D2、および転がり軸受26の外径寸法D3の少なくとも1つ以上を調整することで、ガイドパイプ30および補強シャフト34と転がり軸受26との間の隙間寸法を調整する構成としたものである。この場合、隙間は、例えばプラス30μmないしマイナス10μm程度が好ましい。理想的には負隙間であるのが良いが、スピンドルガイド部3が湾曲形状ある場合の組立性を考慮すると、正隙間にすることが必要な場合もある。
例えば、外郭パイプ25の内径寸法D1と転がり軸受26の外径寸法D3が高精度で加工されている場合、外径寸法D2が異なる複数のガイドパイプ30および補強シャフト34を用意しておき、スピンドルガイド部3の形状に合った外径寸法D2のガイドパイプ30および補強シャフト34を選択的に用いることにより、隙間寸法δを調整できる。外郭パイプ25の内径寸法D1とガイドパイプ30および補強シャフト34の外径寸法D2が高精度で加工されている場合は、外径寸法D3が異なる複数の転がり軸受26を用意し、またガイドパイプ25の外径寸法D2と転がり軸受25の外径寸法D3が高精度で加工されている場合は、内径寸法D1が異なる複数の外郭パイプ25を用意することで、前記同様、隙間寸法δを調整できる。
一般に、ガイドパイプ30および補強シャフト34と転がり軸受26との間の隙間寸法が大きすぎると、回転軸22の振動が大きくなる。そのため、隙間寸法はなるべく小さいのが望ましいが、スピンドルガイド部3が湾曲形状である場合、ある程度の隙間寸法がないと組立性が悪くなる。スピンドルガイド部3が直線形状や直線に近い形状である場合は、隙間50を負隙間にすることができる。負隙間にすれば、転がり軸受26はしっかり固定されるが、極端な負隙間は組立性が損なわれる。実験等から、隙間寸法は、プラス100μmないしマイナス10μmの範囲内とするのが好ましいことが分かった。
図8は遠隔操作型アクチュエータの異なる実施形態を示す。この遠隔操作型アクチュエータは、外郭パイプ25内の互いに180度の位相にある周方向位置に2本のガイドパイプ30を設け、そのガイドパイプ30の内径孔であるガイド孔30a内に姿勢操作部材31が進退自在に挿通してある。2本のガイドパイプ30間には、ガイドパイプ30と同一ピッチ円C上に複数本の補強シャフト34が配置されている。復元用弾性部材32は設けられていない。案内面F1,F2は、曲率中心が点Oである球面、または点Oを通るX軸を軸心とする円筒面である。図は、隙間調整手段として幅広帯状の弾性部材51を設けた例を示しているが、他の隙間調整手段を採用してもよい。
駆動部4(図示せず)には、2つの姿勢操作部材31をそれぞれ個別に進退操作させる2つの姿勢変更用駆動源42(図示せず)が設けられており、これら2つの姿勢変更用駆動源42を互いに逆向きに駆動することで先端部材2の姿勢変更を行う。例えば、図8における上側の姿勢操作部材31を先端側へ進出させ、かつ下側の姿勢操作部材31を後退させると、上側の姿勢操作部材31によって先端部材2のハウジング11が押されることにより、先端部材2は図8(A)において先端側が下向きとなる側へ案内面F1,F2に沿って姿勢変更する。逆に、両姿勢操作部材31を逆に進退させると、下側の姿勢操作部材31によって先端部材2のハウジング11が押されることにより、先端部材2は図8(A)において先端側が上向きとなる側へ案内面F1,F2に沿って姿勢変更する。その際、先端部材連結部15には、上下2つの姿勢操作部材31の圧力、および抜け止め部材21からの反力が作用しており、これらの作用力の釣り合いにより先端部材2の姿勢が決定される。この構成では、2つの姿勢操作部材31で先端部材2のハウジング11に加圧されるため、1つの姿勢操作部材31だけで加圧される前記実施形態に比べ、先端部材2の姿勢安定性を高めることができる。
図9は遠隔操作型アクチュエータのさらに異なる実施形態を示す。この遠隔操作型アクチュエータは、外郭パイプ25内の互いに120度の位相をなす周方向位置に3本のガイドパイプ30が設けられ、各ガイドパイプ30の内径孔であるガイド孔30a内に姿勢操作部材31(31U,31L,31R)が進退自在に挿通してある。ガイドパイプ30と同一ピッチ円C上には、ガイドパイプ30と交互に補強シャフト34が配置されている。案内面F1,F2は、曲率中心が点Oである球面であり、先端部材2は任意方向に傾動可能である。図は、隙間調整手段として幅広帯状の弾性部材51を設けた例を示しているが、他の隙間調整手段を採用してもよい。
図10は、この遠隔操作型アクチュエータの工具回転用駆動機構4bおよび姿勢変更用駆動機構4cを示す。工具回転用駆動機構4bは、図4のものと同じ構成である。姿勢変更用駆動機構4cは、各姿勢操作部材31(31U,31L,31R)にそれぞれ対応する3個の姿勢変更用駆動源42(42U,42L,42R)を備える。各姿勢変更用駆動源42の出力ロッド42aの動きが、増力伝達機構43を介してそれぞれ個別に各姿勢操作部材31に伝達される。増力伝達機構43は、支軸43a回りにそれぞれ独立して回動自在なレバー43b(43bU,43bL,43bR)を有する。また、各姿勢変更用駆動源42(42U,42L,42R)に、姿勢変更用駆動源42の動作量をそれぞれ個別に検出する動作量検出器45(45U,45L,45R)と、姿勢変更用駆動源42に供給される電力量をそれぞれ個別に検出する供給電力計47(47U,47L,47R)とが設けられている。
使用時には、各姿勢変更用駆動源42(42U,42L,42R)を互いに連係させて駆動することで、各姿勢操作部材31(31U,31L,31R)を進退させて、先端部材2の姿勢変更を行う。
例えば、図9における上側の1つの姿勢操作部材31Uを先端側へ進出させ、かつ他の2つの姿勢操作部材31L,31Rを後退させると、上側の姿勢操作部材31Uによって先端部材2のハウジング11が押されることにより、先端部材2は図9(A)において先端側が下向きとなる側へ案内面F1,F2に沿って姿勢変更する。このとき、各姿勢操作部材31の進退量が適正になるよう、各姿勢変更用駆動源42が制御される。各姿勢操作部材31を逆に進退させると、左右の姿勢操作部材31L,31Rによって先端部材2のハウジング11が押されることにより、先端部材2は図9(A)において先端側が上向きとなる側へ案内面F1,F2に沿って姿勢変更する。
また、上側の姿勢操作部材31Uは静止させた状態で、左側の姿勢操作部材31Lを先端側へ進出させ、かつ右側の姿勢操作部材31Rを後退させると、左側の姿勢操作部材31Lによって先端部材2のハウジング11が押されることにより、先端部材2は右向き、すなわち図9(A)において紙面の裏側向きとなる側へ案内面F1,F2に沿って姿勢変更する。左右の姿勢操作部材31L,31Rを逆に進退させると、右の姿勢操作部材31Rによって先端部材2のハウジング11が押されることにより、先端部材2は左向きとなる側へ案内面F1,F2に沿って姿勢変更する。
このように姿勢操作部材31を円周方向の3箇所に設けることにより、先端部材2を上下左右の2軸(X軸、Y軸)の方向に姿勢変更することができる。その際、先端部材連結部15には、3つの姿勢操作部材31の圧力、および抜け止め部材21からの反力が作用しており、これらの作用力の釣り合いにより先端部材2の姿勢が決定される。この構成では、3つの姿勢操作部材31で先端部材2のハウジング11に加圧されるため、先端部材2の姿勢安定性が高い。
図11はさらに異なる実施形態を示す。この遠隔操作型アクチュエータのスピンドルガイド部3は、外郭パイプ25の中空孔24が、中心部の円形孔部24aと、この円形孔部24aの外周における互いに120度の位相をなす周方向位置から外径側へ凹んだ3つの溝状部24bとでなる。溝状部24bの先端の周壁は、断面半円形である。そして、円形孔部24aに回転軸22と転がり軸受26とが収容され、各溝状部24bに姿勢操作部材31(31U,31L,31R)が収容されている。図は、隙間調整手段として幅広帯状の弾性部材51を設けた例を示しているが、他の隙間調整手段を採用してもよい。
外郭パイプ25を上記断面形状としたことにより、外郭パイプ25の溝状部24b以外の箇所の肉厚tを厚くなり、外郭パイプ25の断面2次モーメントが大きくなる。すなわち、スピンドルガイド部3の剛性が高まる。それにより、先端部材2の位置決め精度を向上させられるとともに、切削性を向上させられる。また、溝状部24bにガイドパイプ30を配置したことにより、ガイドパイプ30の円周方向の位置決めを容易に行え、組立性が良好である。
なお、前記各実施形態は、固定支持部材がガイドパイプ30および補強シャフト34でなっていたが、この実施形態の場合、固定支持部材がガイドパイプ30だけでなる。
図12に示す遠隔操作型アクチュエータは、先端部材2のハウジング11の基端面11b(同図(C))に径方向の溝部11cを形成し、この溝部11cの底面に、姿勢操作部材31の球面状をした先端を当接させている。溝部11cおよび姿勢操作部材31は回転防止機構37を構成し、溝部11cに挿入された姿勢操作部材31の先端部が溝部11cの側面に当たることで、先端部材2がスピンドルガイド部3に対してスピンドル13の中心線CL回りに回転するのを防止している。図は、隙間調整手段として幅広帯状の弾性部材51を設けた例を示しているが、他の隙間調整手段を採用してもよい。
回転防止機構37を設けることにより、姿勢操作部材31の進退を制御する姿勢操作用駆動機構4c(図4)やその制御装置の故障等により工具1を保持する先端部材2が制御不能となった場合でも、先端部材2が中心線CL回りに回転して加工箇所の周りを傷付けたり、先端部材2自体が破損したりすることを防止できる。なお、図12は姿勢操作部材31が1本である場合の例を示しているが、姿勢操作部材31が複数本である場合にも同様のことが言える。
上記各実施形態は、回転軸支持部材が転がり軸受26であるが、回転軸支持部材は滑り軸受であってもよく、あるいは回転軸22を回転自在に支持することのできる他の部材であってもよい。
以上、医療用の遠隔操作型アクチュエータについて説明したが、この発明はそれ以外の用途の遠隔操作型アクチュエータにも適用できる。例えば、機械加工用とした場合、湾曲状をした孔のドリル加工や、溝内部の奥まった箇所の切削加工が可能になる。
1…工具
2…先端部材
3…スピンドルガイド部
4a…駆動部ハウジング
5…コントローラ
13…スピンドル
15…先端部材連結部
22…回転軸
26…転がり軸受(回転軸支持部材)
30…ガイドパイプ(固定支持部材)
30a…ガイド孔
31…姿勢操作部材
34…補強シャフト(固定支持部材)
41…工具回転用駆動源
42…姿勢変更用駆動源
50…隙間
51…弾性部材(隙間調整手段)
52…弾性部材(隙間調整手段)
53…環状溝
54…弾性部材(隙間調整手段)
54a…Oリング
55…環状溝
56…隙間調整手段

Claims (11)

  1. 細長形状のスピンドルガイド部と、このスピンドルガイド部の先端に先端部材連結部を介して姿勢変更自在に取付けられた先端部材と、前記スピンドルガイド部の基端が結合された駆動部ハウジングとを備え、
    前記先端部材は、工具を保持するスピンドルを回転自在に支持し、前記スピンドルガイド部は、前記駆動部ハウジング内に設けられた工具回転用駆動源の回転を前記スピンドルに伝達する回転軸と、両端に貫通したガイド孔とを内部に有し、先端が前記先端部材に接して進退動作することにより前記先端部材を姿勢変更させる姿勢操作部材を前記ガイド孔内に進退自在に挿通し、前記姿勢操作部材を進退させる姿勢変更用駆動源を前記駆動部ハウジング内に設け、
    前記スピンドルガイド部内で前記回転軸を回転自在に支持する回転軸支持部材と、この回転軸支持部材を固定状態に支持する固定支持部材と、これら回転軸支持部材と固定支持部材間の隙間寸法を調整する隙間調整手段とを設けたことを特徴とする遠隔操作型アクチュエータ。
  2. 請求項1において、前記固定支持部材は、内径部に前記ガイド孔を有する遠隔操作型アクチュエータ。
  3. 請求項1または請求項2において、前記回転軸支持部材は、軸方向に並ぶ複数の転がり軸受であり、隣合う転がり軸受間に、これら転がり軸受に対し予圧を与えるばね要素を設けた遠隔操作型アクチュエータ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記隙間調整手段は、前記回転軸支持部材の外周に設けた弾性部材である遠隔操作型アクチュエータ。
  5. 請求項4において、前記回転軸支持部材は、外輪の外径面に1つ以上の環状溝が設けられた転がり軸受であり、前記隙間調整手段としての弾性部材は、前記環状溝に嵌め込まれたOリングである遠隔操作型アクチュエータ。
  6. 請求項5において、前記転がり軸受の外輪の外径面に2つ以上の環状溝が設けられ、前記隙間調整手段としての弾性部材は、前記2つ以上の環状溝にそれぞれ嵌め込まれたOリングからなる遠隔操作型アクチュエータ。
  7. 請求項4において、前記隙間調整手段としての弾性部材は、前記回転軸支持部材の外周面にコーティングされたものである遠隔操作型アクチュエータ。
  8. 請求項4ないし請求項7のいずれか1項において、前記隙間調整手段としての弾性部材は、前記スピンドルガイド部の組立状態において圧縮された状態にある遠隔操作型アクチュエータ。
  9. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記スピンドルガイド部の外郭となる外郭パイプと、この外郭パイプの内部にあって内部に前記ガイド孔が形成されたガイドパイプとを有し、前記隙間調整手段は、前記外郭パイプの内径寸法、前記ガイドパイプの外径寸法、および前記回転軸支持部材の外径寸法の少なくとも1つ以上を調整することで前記隙間寸法を調整する構成である遠隔操作型アクチュエータ。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項において、前記隙間寸法は、プラス100μmないしマイナス10μmの範囲内である遠隔操作型アクチュエータ。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項において、前記スピンドルガイド部は湾曲した箇所を有する遠隔操作型アクチュエータ。
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