JP2010273858A - X線撮影装置及びその制御方法 - Google Patents

X線撮影装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010273858A
JP2010273858A JP2009129063A JP2009129063A JP2010273858A JP 2010273858 A JP2010273858 A JP 2010273858A JP 2009129063 A JP2009129063 A JP 2009129063A JP 2009129063 A JP2009129063 A JP 2009129063A JP 2010273858 A JP2010273858 A JP 2010273858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray imaging
fpd
time
ray
bias application
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009129063A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5350079B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Matsuno
裕之 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009129063A priority Critical patent/JP5350079B2/ja
Publication of JP2010273858A publication Critical patent/JP2010273858A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5350079B2 publication Critical patent/JP5350079B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】FPDのタイムアウト時間をシステム状態に応じて変更する。
【解決手段】S202でFPDがアタッチ状態かどうかを判定し、アタッチ状態である場合はS203に進み、S203で患者情報が入力されてないと判断されるとS204に進み、バイアス印加のタイムアウト時間を読み込み、例えば0に設定する。S203で検査が開始されていない、特に患者情報が入力され、かつ撮影プロトコルが未入力の場合にS209に進み、バイアス印加のタイムアウト時間を読み込み例えば2分に設定する。同様に、S203で患者情報が入力され、かつ撮影プロトコルが入力されているとS210に進み、バイアス印加のタイムアウト時間を読み込み、例えば10分に設定する。
また、S202でアタッチ状態でないとS208に進み、デタッチ操作を実行してS205に進む。
【選択図】図8

Description

本発明は、撮影準備時間を最適化するX線撮影装置及びその制御方法に関するものである。
近年の医用診断を目的としたX線撮影装置には、X線の強度に比例した電気信号に変換するFPD(平面検出器Flat Panel Detector)を採用したデジタルX線撮影装置が使用されている。特に、FPDでは撮影直後に画像を確認できるので、フィルムの現像処理を待たずに、撮影直後に失敗したか否かが直ちに判断でき、撮影オーダの実行が迅速に行えるようになっている。つまり、ユーザであるX線技師にとって、時間当りの撮影効率を向上させることができる。
しかし、一般にFPDはアナログフィルムと比較し、システムノイズを補正するために、特許文献1のように電源投入後から撮影まで、画質の安定に所定の時間を必要とする。
また、FPDは蛍光体と光電変換素子及びスイッチTFTで構成されており、通電時間に反比例してFPDの感度が低下することが知られている。そこで、FPDを常時撮影可能なバイアス印加状態にして放置しておくことも画質にとって良くない。加えて、消費電力を削減するために、所定時間が経過するとバイアス印加状態をタイムアウトする制御を行っている。
このようなバイアス印加制御を行うため、FPDと制御コントローラとは信号ラインと電源ラインを備えたケーブルによって接続している。しかし、アナログフィルムと比較し、ケーブルは撮影前の取り回しの利便性が悪く、例えば集中治療室の患者を検査する際に、他の装置や点滴のチューブと干渉して邪魔になることがある。
そこで特許文献2のように、FPDを接続するケーブルをコネクタ部で外した状態で患者の整位を行うことや、分離した状態でX線照射することが求められ、この分離操作をデタッチ操作と呼んでいる。一方で、このデタッチ操作に対して、コネクタを再接続して通常の状態に復帰する操作をアタッチ操作と呼んでいる。
特開平10−104766号公報 特開2000−254115号公報
前述したFPDのケーブルを着脱可能にしたシステム構成において、ケーブルを外すとFPDに電源を供給できなくなる。即ち、ケーブルを再接続後に、画像ノイズが安定して撮影可能になるまで、例えば少なくとも10秒の待ち時間が必要となる。そのため、予備的にFPDにバイアス印加をしておかないと、撮影したい場合に、直ちに使用可能にすることができず、使い勝手が損われるという問題がある。
本発明の目的は、接続状態を変更でき、X線撮像センサによる撮影が可能となるまでの時間を短縮することで、ユーザの利便性を向上させると共に、システムの消費電力の低減を図ることができるX線撮影装置及びその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るX線撮影装置は、X線像をデジタル画像としてFPDから成るX線撮像センサにより撮影するX線撮影装置であって、前記X線撮像センサの接続状態を検知する手段と、X線撮影の制御パラメータを記憶する記憶手段と、前記制御パラメータを変更するコマンド通信手段と、前記X線撮像センサへのバイアス印加のタイムアウト時間を計測する計測手段と、検査進行状態を検知する検知手段と、制御コマンドを送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係るX線撮影装置の制御方法は、X線像をデジタル画像としてFPDから成るX線撮像センサにより撮影するX線撮影装置において、撮影条件の入力により前記X線撮像センサに対するバイアス印加のタイムアウト時間を設定するステップと、前記バイアス印加の時間を計測するステップと、前記X線撮像センサのバイアス印加を停止させるステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るX線撮影装置及びその制御方法によれば、X線撮像センサを接続した場合に、検査の進行程度に応じて制御コマンドを出力し、撮影可能になるまでの待ち時間を制御することができ、更には省電力制御も可能になる。
X線画像撮影システムのブロック回路構成図である。 X線撮影制御部のブロック回路構成図である。 検査画面の説明図である。 撮影画面の説明図である。 撮影画面の説明図である。 撮影画面の説明図である。 コマンド通信制御の動作フローチャート図である。 接続割り込み制御の動作フローチャート図である。 タイムアウト時間の記憶例の説明図である。 接続変更を指示する表示画面の説明図である。 接続変更を指示する表示画面の説明図である。 温度制御の動作フローチャート図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1はX線画像撮影システムのブロック回路構成図であり、本実施例のX線撮影装置1は、主としてX線管球2、X線発生制御部3、X線撮影ユニット4、X線撮影制御部5から構成されている。X線管球2の前方には被検者Sを介して、X線撮像センサとしてのFPDを含むX線撮影ユニット4が配置されており、X線撮影ユニット4のデジタル画像の出力はコネクタ6、制御線7を介してX線撮影制御部5に接続されている。
また、X線撮影制御部5の出力は、X線発生制御部3を介してX線管球2に接続され、更にX線撮影制御部5はLAN8を介して移動型のモバイルX線撮影装置9、ビューア10と接続されている。更に、X線撮影制御部5はLAN8を介して外部のRIS(Radiology Information System)11、PACS(Picture Archiving and Communication System)12とも接続されている。ここで、RIS11とは医師からの撮影指示を放射線科で進行管理するシステムであり、PACS12とは医療において使われ、医療用画像データをネットワークで信号の送受信を行うためのシステムである。
制御線7は信号ラインと電源供給ラインで構成され、信号ラインは制御パラメータの送信、撮影タイミング制御及び撮影画像の転送に使用される。制御線7はコネクタ6によって着脱可能に構成され、患者の姿勢の整位をする際にX線撮影ユニット4をX線撮影制御部5と一時的に外して再接続することや、移動型のモバイルX線撮影装置9と接続することも可能である。
本実施例1では、RIS11から入力された撮影プロトコルに従い、X線発生制御部3の指令によりX線管球2からX線を発生し、X線撮影ユニット4によりX線撮影を行う。撮影プロトコルとはX線撮影の単位であり、例えば胸部、上腕、下肢、頭部、頚椎、腰部等の撮影部位や、撮影方向、姿勢、角度、管電圧、管電流、照射時間、管球距離等のX線撮影条件等の撮影条件が定められている。
撮影が終了した画像及び付帯情報は、X線撮影制御部5からPACS12に出力され、医師はX線画像を画像ビューア10で観察して診断することができる。ユーザであるX線技師は、例えばX線撮影室の空き状態によって、X線撮影装置1やモバイルX線撮影装置9のうちの最適なX線撮影装置を使用することが可能である。
図2はX線撮影制御部5の詳細なブロック回路構成図を示している。CPU21は、RAM22、HDD(ハードディスクドライブ)23、ディスプレイ24、マウス25、キーボード26が接続されている。
CPU21はRAM22に格納された命令を実行することで、装置の制御や撮影画像の画像処理などを行う。また、CPU21はディスプレイ24上に表示した画面に対する入力を行い、その結果をディスプレイ24上に反映させる。制御プログラムはHDD23に記憶されており、HDD23にはX線撮影装置のプログラム起動に必要なOS(オペレーティングシステム)や、プログラムの実行に必要なデータベースも格納し、RAM22の命令はOS上で動作する。ディスプレイ24は画像、アイコン、文字等の要素を表示し、X線技師はマウス25、キーボード26を用いて、ディスプレイ24に表示した撮影画面を基にX線撮影装置1の操作を行う。
図3はX線検査を実施するために、RIS11から受信した検査オーダをディスプレイ24に表示した検査画面30を示している。メッセージ領域31にX線技師がなすべき操作を案内するメッセージを表示し、リスト32に患者情報を表示し、選択した患者について、医師から指定された撮影すべき部位を示す撮影プロトコル表示部33に表示する。
CPU21が実行する制御プログラムでは、この検査画面30でX線技師がX線撮影ユニット4のFPDに対しデタッチ操作又はアタッチ操作しても、画面上に表示されることはない。X線技師が画面上の検査開始をするため、「次へ」ボタン34を押すと、CPU21が実行する制御プログラムは、X線検査を実行する画面に遷移する。
図4はディスプレイ24に表示したX線検査の撮影画面40を示し、X線撮影を実行するため、FPDの状態がデタッチ状態であるかアタッチ状態であるかを状態表示部41に表示する。撮影プロトコル表示部42には選択中の撮影プロトコルを、これから撮影するプロトコルであることを示すために緑色のボタンと共に表示する。メッセージ表示部43には、FPDのノイズが減少し撮影可能状態の場合に、制御プログラムにより「READY」を表示すると共に、背景色を緑色に変化させ、撮影可能であることを表示する。
図5に示す撮影画面40は、図4の撮影可能状態において、CPU21が実行する制御プログラムが、X線技師がFPDの制御線7を外したことを、デタッチ状態として状態検知した例を示している。制御プログラムはFPDのデタッチを検知した状態表示部41に×印を上書きし、OFF状態であることを表示する。更に、メッセージ表示部43を「FPDの接続状態を確認してください」の表示に変更し、このとき撮影プロトコル表示部42は選択中の表示を維持する。
図6は図5の状態から、制御線7を接続しFPDのアタッチ状態を検知した撮影画面40を示している。選択しているFPDがアタッチ操作されたことを検知すると、FPDの状態表示部41をONとすると共に、撮影プロトコル表示部42の表示に応じた制御コマンドをFPDに送信し、X線撮影待ちに遷移させる。暗電流ノイズを除去するために、所定時間、スイッチTFTのリフレッシュ駆動を行い、X線撮影可能になるまでメッセージ表示部43には、「しばらくお待ちください」と表示される。
例えば本実施例の場合には、通電開始から10秒を経過し、FPDの暗電流ノイズが減少したことを検出すると、図4の撮影可能状態に復帰させる。撮影画面40上の表示を見て、X線技師はX線照射スイッチを押してX線を被検者Sに照射し、被検者SのX線像を撮影する。
FPDを駆動する制御プログラムは、制御コマンドにより受信したタイムアウト時間を通電開始から計測し、X線撮影が実行されなければ省電力化のためにFPDへのバイアス印加の通電を停止し、バイアス印加を解除する。このタイムアウト処理は、X線撮影制御部5が実行するプログラムで時間計測し、通電停止のコマンドをFPDに送信しても実現可能である。
図7はFPDの状態通知を受信したときの動作フローチャート図である。先ず、CPU21が実行する制御プログラムが、FPDから状態通知イベントを受信するとステップS100に進み処理を開始する。ステップS101でCPU21はFPDのステータス状態コードI=0〜3を受信する。次に、ステップS102で現在のバイアス印加のタイムアウト時間をメモリから読み込む。なお、図7で説明するSLEEP状態等は次の表1のような状態を示している。
表1
CPU バイアス印加 状態
SLEEP ON OFF コネクタ接続直後。省電力状態
IDLE ON ON 撮影駆動準備中(一時的な遷移)
READY ON ON 撮影可能
OFF OFF OFF 電源OFF コネクタ非接続
ステップS103では、通知されたステータス状態コードIにより分岐し、I=1の場合にはステップS104に進み、システム状態をSLEEP状態とし、FPDにバイアス印加する制御コマンドを送信する。また、ステータス状態コードがI=2の場合はステップS105に進み、システム状態をIDLEにする。I=3の場合はステップS106に進み、システム状態を撮影可能なREADY状態とし、I=0の場合はステップS107に進みOFF状態とする。
次に、ステップS108に進んでバイアス印加の制御コマンドを送信し、続いてステップS109に進んでシステム状態を遷移し、ステップS110に進みステータス処理を終了する。
図8はFPDに対するアタッチ操作を検知したときの割り込み処理(Interrupt Sub Routine)を示し、図7のステップS102のバイアス印加のタイムアウト時間を、システム状態に応じて変化させる。CPU21が実行する制御プログラムがアタッチ操作による再接続を検知すると、ステップS200の接続検知割り込み処理を行う。次にステップS201に進み、多重の割り込み処理を実行しないように割り込み禁止とする。
続いて、ステップS202に進み、FPDがアタッチ状態かどうかを判定する。アタッチ状態である場合はステップS203に進み、検査中かどうかを判定する。ステップS203で患者情報が入力されてない場合の状態N=1と判断されるとステップS204に進み、バイアス印加のタイムアウト時間をメモリN1から読み込み、例えばタイムアウト時間を0に設定する。
このステップS204について、図7に戻って説明すると、ステップS102のタイムアウト時間を制御プログラムにより0に設定するので、ステップS107で通信させるコマンドは、バイアス印加を省略することを指示できる。つまり、図8の制御がない場合は、システム状態に依存せずにFPDにバイアス印加する。しかし、撮影準備のためではなく、単にFPDを再接続する場合には制御コマンドを出力する必要がないのに、バイアス印加し感度を低下させてしまう結果になる。
ステップS205では、制御コマンドを受信した場合と同じイベントをFPDから発生させ、その後にステップS206に進んで割り込みを許可して、ステップS207に進み、割り込み処理を終了する。
図9はHDD23に記憶したタイムアウト時間(分)を示し、列800はシステム状態に対応し、列801は検査未実施の場合のバイアス印加のタイムアウト時間を示している。検査が開始されている場合は、列802を参照しタイムアウト時間を読み出す。
また、ステップS202でアタッチ状態でない場合はステップS208に進み、デタッチ操作を実行してステップS205に進む。
更に、ステップS203で検査が開始されていない場合に、特に患者情報が入力され、かつ撮影プロトコルが未入力の場合の状態N=2と判断されるとステップS209に進む。この場合に、バイアス印加のタイムアウト時間をメモリN2から読み込み、例えば2分に設定する。これにより、優先度が直ちに撮影が始まるシステム状態として動作を設定できる。
同様に、ステップS203で患者情報が入力され、かつ撮影プロトコルが入力されている場合の状態N=3と判断されるとステップS210に進み、バイアス印加のタイムアウト時間をメモリN3から読み込み、例えば10分に設定する。これにより、患者の撮影実行中にFPDのバイアス印加をタイムアウトさせ難いシステム状態を設定できる。
そこで本実施例では、FPDの接続を検知した場合に、撮影可能状態になるまでの待ち時間を短縮するために、検査進行状態に応じてFPDにバイアス印加するかどうか、更にはそのタイムアウト時間を決定することが可能となる。
実施例2においては、図1の制御線7の部分をケーブルによって接続しない構成、即ち信号ラインの代りに無線LANによるワイヤレス通信で構成している。同時に、電源ラインの代りにバッテリをFPDに搭載することで、FPDとX線撮影制御部5とを論理的に接続可能となる。
実施例1では、コネクタ6によって一旦、FPDを含むX線撮影ユニット4がX線撮影制御部5の制御下から離脱させることや、再接続したときに検知ができる。しかし、ワイヤレス通信の場合に、コネクタ6によるデタッチ操作及びアタッチ操作の代りに、信号強度に応じて接続先を自動切換えすると、接続先の誤りを生ずる虞れがあるため、X線技師がX線撮影装置1に明示的に指示する必要がある。
例えば、検査中に制御線7を一旦外して被検者Sの姿勢の整位を行い、再度制御線7を接続する一時的なデタッチ操作及びアタッチ操作は、物理的な接続がないので不要になる。しかし、モバイルX線撮影装置9にFPDを持つX線撮影ユニット4を共有して使用する場合には、X線撮影制御部5に解放指示をする必要がある。
何故なら、モバイルX線撮影装置9はX線撮影制御部5との論理的な接続を継続しているため、制御コマンドを受け取ることはできない。仮に、別の接続要求を自動的に検知して接続を解放すると、解放すべきでない場合にも誤検知により論理的な接続を失う可能性がある。従って、撮影時にX線撮影装置1とX線撮影装置9の間で同期がとれなくなるという問題がある。
そこで、CPU21が実行する制御プログラムは、論理的な接続を解除するために、X線技師は図6においてFPDの状態を示す状態表示部41を押す。これにより、図10の表示画面50に遷移し、接続対象を走査し、FPD名称、無線LANの信号強度、既存の論理接続の有無、暗号方式を図10の表51に表示する。
図10の接続確認の表示画面50を表示した後に、X線技師によって指示ボタン52で「解放」が選択されると、プログラムされた論理的な接続を解除する制御コマンドをFPDに送信する。更に、接続状態を表示するため、非選択状態として指示ボタン52を図5に示す状態表示部41のように×印を上書き表示する。X線技師が指示ボタン52を操作せずに、「OK」ボタン53を選択すると、CPU21は論理接続を維持したまま元の画面に戻す。
CPU21が実行する制御プログラムが、前述の論理的な接続が解放されていることを確認すると、CPU21は表51のコネクションを「なし」と表示する。対象とするFPDを表示画面50上で選択し、選択されたFPDと接続を確立させる場合には、指示ボタン52で「接続」を選択する。
更に、FPD上にワイヤレス接続変更ボタンを付加し、X線技師が指示ボタン52を押して接続変更した状態で、モバイルX線撮影装置9の画面でFPDの選択を行うことができる。このとき、CPU21が実行する制御プログラムは、ワイヤレス移動体を走査して受信したFPDの情報を、図11に示すように表示する。
このように、ワイヤレス通信構成の場合でも、接続変更時にコマンドを通信することで論理的な接続を形成する。そして、FPDを撮影可能にさせる条件として、同様に検査の入力に応じてコマンド通信内容を変化させて実行する。
実施例3においては、図1においてX線撮影ユニット4に設けたスイッチTFTの内部温度を取得するため、FPDに図示しない温度センサが付加されている。図12は図8のステップS202において、アタッチ状態を検出したときのフローチャート図を示している。
FPDは内部温度に依存して画質が変動する特性があるため、バイアス印加の直後の温度では、非線形の補正データによる補正を行わないと、エラーを起こす虞れがある。
これに対して、実施例3では電源投入後のFPDの温度を取得し、線形データで補正可能な定常温度に加速遷移させることで、画質を安定させる制御を行う。また、使用頻度が増加し、内部温度の冷却が必要になる場合には、電圧印加時間を減少させる制御が必要となる。
CPU21が実行する制御プログラムは、ステップS301で現在の温度情報Tを取得し、ステップS302で予め設定した上限値THの閾値と比較する。温度が上限値THよりも高い場合にはステップS303に進み、冷却シーケンスを実行する。この冷却シーケンスでは、FPDのバイアス印加を停止し、冷却ファンの回転数を上げると同時に、バイアス印加のタイムアウト時間Nを短縮する。タイムアウト時間Nの短縮方法は、図9に示した表を冷却用のテーブルに変更することで行い、続いてステップS304で終了する。
また、低温環境で電源投入直後のような場合に、ステップS302の判定でステップS305に進み、予め設定した下限値TLよりも低いとステップS306に進み、FPDの温度を上昇させるために加熱シーケンスを実行する。加熱シーケンスでは、例えば強制的にバイアス印加し、タイムアウト時間Nを通常状態よりも長く設定することで、FPDの内部温度を上昇させる。
例えば実施例2では、X線検査が開始してないときはバイアス印加を停止させたが、本実施例3ではタイムアウト時間N1を5分に変更することで、温度が低く安定してないときは加速が可能になる。この制御により、早期にFPDを既定の温度に上げて、補正後の画質を安定させる効果を得る。
FPDの温度が定常状態と判定し、ステップS305を抜けると、温度制御を実行せずにステップS304に進み、本サブルーチンを抜ける。つまり、温度が定常状態になった場合には図8の制御を実行するので、タイムアウト時間N1を0に設定し、不要な電力消費を回避するように制御する。
以上説明したように、実施例3ではFPDの温度に応じて制御パラメータを決定することで、制御コマンドを最適化できる。
1 X線撮影装置
2 X線管球
3 X線発生制御部
4 X線撮影ユニット
6 コネクタ
7 制御線
9 モバイルX線撮影装置
10 ビューア
11 RIS
12 PACS
21 CPU
22 RAM
23 HDD
24 ディスプレイ
25 マウス
26 キーボード
30 検査画面
40 撮影画面
50 表示画面

Claims (6)

  1. X線像をデジタル画像としてFPDから成るX線撮像センサにより撮影するX線撮影装置であって、前記X線撮像センサの接続状態を検知する手段と、X線撮影の制御パラメータを記憶する記憶手段と、前記制御パラメータを変更するコマンド通信手段と、前記X線撮像センサへのバイアス印加のタイムアウト時間を計測する計測手段と、検査進行状態を検知する検知手段と、制御コマンドを送信する送信手段とを備えたことを特徴とするX線撮影装置。
  2. 前記制御コマンドはバイアス印加のタイムアウト時間を設定する設定手段を備え、前記X線撮像センサの接続を検知するとバイアス印加し、前記タイムアウト時にバイアス印加を停止することを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置。
  3. 前記タイムアウト時間の設定手段は、前記検査進行状態を検知する検知手段により検査中でないと検知すると前記バイアス印加のタイムアウト時間を0とし、前記バイアス印加を行わないことを特徴とする請求項2に記載のX線撮影装置。
  4. 前記タイムアウト時間の設定は、患者情報又は撮影条件が入力されたかどうかにより行うことを特徴とする請求項3に記載のX線撮影装置。
  5. 前記X線撮像センサの内部温度を取得する取得手段と、前記内部温度と閾値との比較により、前記タイムアウト時間の設定手段は前記バイアス印加のタイムアウト時間を設定することを特徴とする請求項2に記載のX線撮影装置。
  6. X線像をデジタル画像としてFPDから成るX線撮像センサにより撮影するX線撮影装置において、撮影条件の入力により前記X線撮像センサに対するバイアス印加のタイムアウト時間を設定するステップと、前記バイアス印加の時間を計測するステップと、前記X線撮像センサのバイアス印加を停止させるステップとを備えることを特徴とするX線撮影装置の制御方法。
JP2009129063A 2009-05-28 2009-05-28 X線撮影装置及びその制御方法 Expired - Fee Related JP5350079B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009129063A JP5350079B2 (ja) 2009-05-28 2009-05-28 X線撮影装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009129063A JP5350079B2 (ja) 2009-05-28 2009-05-28 X線撮影装置及びその制御方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013172353A Division JP2014014695A (ja) 2013-08-22 2013-08-22 X線撮影装置及びx線撮影方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010273858A true JP2010273858A (ja) 2010-12-09
JP5350079B2 JP5350079B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=43421378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009129063A Expired - Fee Related JP5350079B2 (ja) 2009-05-28 2009-05-28 X線撮影装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5350079B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012148046A (ja) * 2010-12-27 2012-08-09 Fujifilm Corp 放射線画像撮影システム、放射線画像撮影装置およびプログラム
US9894306B2 (en) 2013-03-06 2018-02-13 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging system, control apparatus, control method, and storage medium
US9962137B2 (en) 2013-03-06 2018-05-08 Canon Kabushiki Kaisha Control apparatus, radiation imaging apparatus, radiation imaging system, and control method of radiation imaging apparatus, controlling a state of a radiation sensor based on first and second times from an initialization operation
US10201323B2 (en) 2013-03-06 2019-02-12 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging system, control apparatus, control method, and storage medium

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001066720A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Canon Inc 撮像装置、撮像システム、撮像方法、及び記憶媒体
JP2005270655A (ja) * 2004-03-22 2005-10-06 General Electric Co <Ge> 熱及び電源管理を備えたデジタル放射線検出器
JP2006208305A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 放射線画像検出器及び放射線画像撮影システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001066720A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Canon Inc 撮像装置、撮像システム、撮像方法、及び記憶媒体
JP2005270655A (ja) * 2004-03-22 2005-10-06 General Electric Co <Ge> 熱及び電源管理を備えたデジタル放射線検出器
JP2006208305A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 放射線画像検出器及び放射線画像撮影システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012148046A (ja) * 2010-12-27 2012-08-09 Fujifilm Corp 放射線画像撮影システム、放射線画像撮影装置およびプログラム
US9894306B2 (en) 2013-03-06 2018-02-13 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging system, control apparatus, control method, and storage medium
US9962137B2 (en) 2013-03-06 2018-05-08 Canon Kabushiki Kaisha Control apparatus, radiation imaging apparatus, radiation imaging system, and control method of radiation imaging apparatus, controlling a state of a radiation sensor based on first and second times from an initialization operation
US10201323B2 (en) 2013-03-06 2019-02-12 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging system, control apparatus, control method, and storage medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP5350079B2 (ja) 2013-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10617379B2 (en) Radiographic imaging control apparatus, radiographic imaging apparatus, radiographic imaging system, method for controlling the same, and computer program relating to the control method
US10368826B2 (en) Radiant ray generation control apparatus, radiation imaging system, and method for controlling the same
JP6164876B2 (ja) X線画像撮影システム
US9131905B2 (en) Radiographic imaging control apparatus and method
WO2012033029A1 (ja) X線画像診断装置
JP5350079B2 (ja) X線撮影装置及びその制御方法
JP6141051B2 (ja) 放射線撮影の制御装置、放射線撮影装置、放射線撮影システム
JP2004141473A (ja) X線撮影システム
JP2023026606A (ja) 放射線発生制御装置、放射線発生制御システム及び放射線撮影システム
JP2014171553A (ja) 放射線撮像システム、制御装置、制御方法及びプログラム
US20140254765A1 (en) Display control apparatus, display control method, and computer-readable storage medium storing program
JP4960061B2 (ja) 超音波診断装置及び診断プログラム
JP5538705B2 (ja) 放射線撮影システム及びその制御方法、並びに、プログラム
JP2014014695A (ja) X線撮影装置及びx線撮影方法
JP6174870B2 (ja) 放射線撮像システム、制御装置、制御方法およびプログラム
JP6141052B2 (ja) 放射線撮影の制御装置
JP2019017625A (ja) 放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影装置
JP2006026215A (ja) 眼科用画像記録装置、方法、及びプログラム
JP2014195587A (ja) 制御装置、放射線撮影システム、制御方法、及びプログラム
JP6840519B2 (ja) 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影方法、及びプログラム
JP2012050536A (ja) コンソール、入力端末、および、x線画像撮影システム
JP6700882B2 (ja) 放射線撮像装置、その制御方法、放射線撮像システム及びプログラム
JP5832585B2 (ja) 制御装置、制御システム、放射線撮影システム及びその制御方法、並びに、プログラム
JP5460626B2 (ja) 放射線撮影システム、制御装置及び制御方法
JP2019122724A (ja) 放射線撮影装置、転送制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130430

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130821

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees