JP2010272936A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画像処理装置であって、特定の画像処理機能を実行させるための設定をボタンに新たに登録するための登録手段と、ボタンに新たに登録される設定の内容が他のボタンに既に登録されている設定の内容と一致又は類似するかどうかを比較する比較手段と、比較手段によりボタンに新たに登録される設定が他のボタンに既に登録されている設定と一致又は類似すると判定した場合に、ボタンに新たに登録される設定を登録するかどうかの指示をユーザから受け付ける受け付け手段とを備え、登録手段は、受け付け手段が受け付けた指示に従って前記ボタンに新たに登録される設定を登録するかどうかを決定することを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
ユーザは登録しているファンクションボタンの機能をよく確認せずに新たな登録操作を行いがちである。そのため、同じ登録内容のファンクションボタンまたは、ほぼ同じ内容のボタン、例えば解像度だけが異なるボタン(以降、近似ボタン)などが多数登録されてしまう場合があった。このため、類似した内容のファンクションボタンがたくさん登録され、かえって使いにくいものとなっていた。
このような場合に、ボタン情報が無駄に登録されてしまうことを改善する提案が下記特許文献1に提案されている。
しかし、ユーザによっては設定内容が同じであったとしても、一律に登録を禁止されるのは不便と感じるケースがある。例えば、同じ定型業務が定義されているボタンであっても、新しく作成したボタンにつけた名称の方がユーザにとってより理解しやすい場合などがある。そのような場合は、登録を禁止するのではなく、ボタンの名称を上書きして登録したいと考える場合がある。
しかしながら、このような固定的な判断基準は、ユーザとしてみると却って不便になるケースが出る場合がある。
例えば、ユーザが行う業務によって、コピー解像度の違いには注目しないが出力枚数が異なる設定のボタンを多数登録したい場合もある。
ユーザによっては、新たに登録されるボタンの機能が既に登録されているボタンの機能と類似していても、別のボタンとして登録したい場合もある。また、新たに登録されるボタンの機能が既に登録されるボタンと類似している場合に、一つのボタンにまとめて使用した方が便利なボタンもある。
画像処理装置であって、特定の画像処理機能を実行させるための設定をボタンに新たに登録するための登録手段と、ボタンに新たに登録される設定の内容が他のボタンに既に登録されている設定の内容と一致又は類似するかどうかを比較する比較手段と、比較手段によりボタンに新たに登録される設定が他のボタンに既に登録されている設定と一致又は類似すると判定した場合に、ボタンに新たに登録される設定を登録するかどうかの指示をユーザから受け付ける受け付け手段とを備え、登録手段は、受け付け手段が受け付けた指示に従って前記ボタンに新たに登録される設定を登録するかどうかを決定することを特徴とする。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
170は情報処理装置(PC)である。情報処理装置(PC)170、画像処理装置110、120、130は、LAN100に接続され、互いに通信可能に構成されている。140はファイアウォールであり、LAN100を外部のインターネット150に接続する。また、LAN100はファイアウォール140、インターネット150を介して更に別のネットワーク160に接続される。以下、図1のシステムにおいて実現される機能の例について述べる。
ユーザは、PC170のプリンタドライバから印刷データを画像処理装置110へ送信し、画像処理装置110は印刷データを受信し印刷する。この機能をプリント機能と呼ぶ。
以上に述べたシステム構成、実現する機能はあくまで例であり、本発明において特定のシステム構成および特定の機能について限定することはない。上記に述べた以外にも別の機器がネットワークに接続され新たな機能が提供されることもある。
図2において、201はCPUで、ROM202もしくはハードディスク(HD)211に記憶された、あるいはフレキシブルディスク(FD)212より供給される各種ソフトウエアを実行する。CPU201は、システムバス204に接続される各機器を総括的に制御する。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。205はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)209や不図示のポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。206はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)210の表示を制御する。
208はネットワークインタフェースカード(NIC)で、LAN220を介して、ネットワークプリンタ、他のネットワーク機器あるいは他のPCと双方向にデータをやりとりする。なお、本実施形態においては、LAN220は図1におけるLAN100と同じものである。
図3において、画像処理装置110は、ROM302もしくはハードディスク(HD)311に記憶された、あるいはフレキシブルディスク(FD)312より供給される各種プログラムを実行するCPU301を備える。
加えてCPU301は、システムバス304に接続される各機器を総括的に制御する。303はRAMで、CPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
画像処理装置110は、プリンタエンジン313を備える。ここで、プリンタエンジン313がモノクロプリンタであればモノクロプリントエンジンコントローラとモノクロプリントエンジンを備える。
また、プリンタエンジン313がカラープリンタであればカラープリントエンジンコントローラとカラープリントエンジンを備える。
307はディスクコントローラ(DKC)で、ハードディスク(HD)311およびフレキシブルディスク(FD)312とのアクセスを制御する。
308はネットワークインタフェースカード(NIC)で、LAN320を介して、ネットワークプリンタ、他のネットワーク機器あるいは他のPCと双方向にデータをやりとりする。なお、本実施形態においては、LAN320は図1におけるLAN100と同様なものである。
また、UI309上には各機能処理に対応した設定画面を含む複数の画面を表示可能であり、本画面はその1つである。
画像処理装置110は、画面上にファンクションボタン(ボタン)401〜406を配置している。画像処理装置110は、ボタン登録機能を使うことによって提供する機能や実行するための設定をファンクションボタン401〜406のいずれかに登録することができる 例えばセンド機能を実行するためには、ユーザは以下の(1)〜(4)の操作を行う。
このような操作を完了してはじめてユーザは、設定したセンド機能を実行することができる。
予め、(1)から(3)までの設定を画面上のボタン401〜406のいずれかに登録することによって、ユーザはセンド機能の実行時に登録したボタンを一度押下することで、上記(1)から(3)までの設定を呼び出すことができる。この後、ユーザは、原稿をスキャナの原稿台に置けば、通常時と同じ設定にてセンド機能処理を実行させることができる。
また、ボタン401〜406に登録されているときの画面400は、ボタン401〜406上にボタン名称を表記し、登録された内容をユーザに表示する。図4は、ボタン404のボタン名称414が「送信1」と、ボタン401が「コピー1」と表示されている例である。
加えて、本実施形態における画像処理装置110は、外部装置から画面のボタン401〜406を登録することも可能である。
しかし、本画面に示すように登録されたボタンの名称を表示するだけでは、ボタンの機能を把握することができなかった。このため、既に登録されたボタンと同一機能あるいは既に登録されたボタンと類似した機能を新たなボタンとして登録してしまう場合があった。
このことは、画面上でボタン401〜406のボタン名称414のみが表示されているだけで、設定されている機能の内容を確認することが難しいために発生していた。
また、UI310を用いずに、ネットワーク上の外部装置などから自動でボタンに機能処理を登録する場合においては、登録済みボタンと新規登録ボタンが類似しているかどうかを判断ができない。その結果、類似しているボタン、例えば解像度だけが異なるセンド機能のボタンなどが多数登録されてしまう。そこで、本実施形態では、以下に示すようにボタン登録処理を制御する。
ボタン登録処理が開始されると、S510で、ユーザは、ボタンに登録すべき登録内容の設定をUI309に表示される登録画面を用いて行う。ここで、登録すべき登録内容は、ボタンの名称や、ボタンが押されることによって実行される処理の内容である。
次に、S511で、CPU301は、HD311に登録された既存の登録ボタン内容を取得する。次に、S512で、CPU301は、デバイスは登録された内容と既存の登録ボタンの内容を比較し、同一ボタンがあるかどうかを判断する。ここで、同一ボタンが無いとCPU301が判断した場合は、S514へ進み、CPU301は、S510で設定された内容をボタン情報としてHD311に登録する。さらに、CPU301は、図4に示したUI309に新規ボタンとして表示するように画面情報を更新して、ボタン登録処理を終了する。
一方、S512で、同一ボタンがあるとCPU301が判断した場合は、S513では、同一ボタンの処理を行い、ボタン登録処理を終了する。
図6において、610、620は登録ボタンの内容を表す設定ファイルである。設定ファイル610は既に登録されているボタン、例えば図4に示したボタン404の内容である。
設定ファイル620は図5に示したボタン登録処理のS510で設定された、新規登録ボタンの設定内容である。
このとき、CPU301が比較ファイルの範囲650も比較対象とすることにより、設定内容の全てが同一であるボタンを判定することができる。
このように、CPU301は比較ファイルの内容を変更することによって、設定内容が類似しているボタン、設定内容が同一のボタンの判定を自由に変更することができる。
図7において、設定ファイル710は既に登録済みのボタン404の登録内容である。図7に示すとおり、ボタンの設定がXML(Extensible Markup Language)などのマークアップランゲージにより記述されている。これにより自由度の高い設定をすることが可能である。行711はapp−typeタグであり、本設定ファイルを使用するデバイス300内で動作するアプリケーションを表している。行711はScanToSendと表示されていて、図1で述べたセンド機能を実現するアプリケーションを指定している例である。行712と行713は、resolutionという設定項目が600であることを表している。
一方、設定ファイル720は新規に登録するボタンの設定内容である。
設定ファイル720は、設定ファイル710と同様に行721でセンド機能を実現するアプリケーションを指定している。また、行722と行733は、resolutionが600を、行724と行725は、address が¥¥Host1¥WF¥0002を表している。そして、行726と行727は、colorがbwという設定項目とその設定値を表している。
このように、設定ファイル710と720は、違いはaddressの項目の¥¥Host1¥WF¥以下のみで、0001、0002だけである。
行811〜813は、項目641に相当するものである。行811で、これ以降に比較対象が記述されることを示している。行812では、比較対象のタグを表していて、ここではapp−typeというタグが、設定ファイルの比較対象となることを表現している。行813は、比較対象の記述が終了することを示している。つまり、行811〜行813は、app−typeというタグの全要素を比較対象として指定している。
行814と行818で比較対象の記述の始まりと終わりを示している。行815では<compare−tag>としてitemを指定し、行816で<compare−tag−value>としてaddressを指定している。これはitemタグとその要素がaddressであることを指定している。設定ファイル710を例に説明すると、itemタグは行712、行714、行716と複数出現しているが、それらの要素のうちaddressは行714である。
つまり、行814〜行818は、項目addressとその設定値¥¥Host¥WF¥までを比較対象として指定している。
図9は、図8に示した比較ファイル900の内容をネストしたタグの指定方法による記述例を示す図である。図9に示されるタグは、XML(Extensible Markup Language)などのマークアップランゲージにより記述されている。
<send−setting>
<item>address</item>、
<value>¥¥Host1¥WF¥0001</value>
</send−setting>
のような記述、つまり<send−setting>タグにネストした項目addressの値で、先頭12文字を比較対象として指定している。
そして、S1002で、図11に示すUI1100をUI309に表示して、ボタンの登録についてユーザからの登録指示を受け付ける。そして、その指示の内容を判別する。そして、CPU301は、その判別結果に基づいて、新規のボタンに対する登録処理を決定することができる。ここで、登録処理として、図11に示すUI1100を用いて新規の登録と、既存のボタンに設定を上書する上書登録とをユーザが決定することができる。
図11において、画面1100は、図4に示した画面400の上にポップアップで表示されるものである。
メッセージ1114は、登録しようとしている内容は既に同一の設定内容のボタンまたは類似する設定内容のボタンが存在することを操作ユーザに示している。その際、ユーザがボタン1111を押下すれば、そのまま無視して登録処理を実行する。
そして、S1004で、CPU301はユーザが設定した内容を新規のボタン情報としてHD311に登録して、本処理を終了する。
一方、S1002で、ユーザが既存のボタンに上書き登録するために上書登録ボタン1112を押下しているとCPU301が判断した場合は、S1005へ進む。そして、S1005で、CPU301はユーザが設定した内容を既存のボタン情報としてHD311に上書で登録して、本処理を終了する。
一方、S1001で、ボタン登録の指示が外部装置からの登録であるとCPU301が判断した場合は、S1003へ進む。
図12において、画面1200は、画面400上のボタンで同一内容として判断されたボタン1201と1206のみを表示し、それ以外のボタン1202、1203、1204、1205をグレーアウト表示している。
ユーザの操作としては、例えばボタン1201を指定し、ボタン1211を押下すると、画面400のボタン401に上書き登録される。
本例では、以前に登録されたボタンの内容と近似する設定を登録した場合、すなわち近似ボタンを上書きした場合には、確認情報1301にてどの点が変更になったかをユーザにメッセージで確認させている。
図13の例では、確認情報1301では、ボタンの名称が、「議事録送信」から「第7開発部フォルダ送信」となっている。
1302は上下キーで、確認情報1301の記述内容がさらに多い場合にスクロール操作する際に押下される。ボタン1303は、ユーザが画面1300を確認時に押下するものである。
このように、CPU301が図11、図12、図13のような画面を図5に示したS520によって表示制御する。これにより、新規登録内容が既存のボタンと同一ボタンまたは近似ボタンと判断されたときの振る舞いについて、ユーザからの指示に従って変更することができる。つまり、ユーザビリティの向上を図ることができる。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
170 PC
Claims (15)
- 画像処理装置であって、
特定の画像処理機能を実行させるための設定をボタンに新たに登録するための登録手段と、
前記ボタンに新たに登録される設定の内容が他のボタンに既に登録されている設定の内容と一致又は類似するかどうかを比較する比較手段と、
前記比較手段により前記ボタンに新たに登録される設定が前記他のボタンに既に登録されている設定と一致又は類似すると判定した場合に、前記ボタンに新たに登録される設定を登録するかどうかの指示をユーザから受け付ける受け付け手段とを備え、
前記登録手段は、前記受け付け手段が受け付けた指示に従って前記ボタンに新たに登録される設定を登録するかどうかを決定することを特徴とする画像処理装置。 - 前記登録手段は、前記受け付け手段が受け付けた指示が前記ボタンに新たに登録される設定を登録する指示である場合は、前記設定を前記ボタンに登録することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記登録手段は、特定の画像処理機能を実行させるために複数の項目の設定が可能で、
前記比較手段は、前記複数の項目のうち比較する項目を指定する指定手段をさらに含み、
前記比較手段は、前記指定手段により指定された項目の設定が新たに登録される設定の内容と他のボタンに既に登録されている設定の内容と一致するかどうかを比較することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。 - 前記登録手段による設定はマークアップランゲージにより記述することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記登録手段は、前記受け付け手段が受け付けた指示がボタンに新たに登録される設定を前記他のボタンに既に登録されている設定に上書きする指示である場合は、前記他のボタンに新たに登録される設定を上書き登録することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記登録手段は、画像処理機能を実行させるため設定を外部装置から受信して登録することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記指定手段による指定はマークアップランゲージにより記述することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 画像処理装置の制御方法であって、
特定の画像処理機能を実行させるための設定をボタンに新たに登録するための登録工程と、
前記ボタンに新たに登録される設定の内容が他のボタンに既に登録されている設定の内容と一致又は類似するかどうかを比較する比較工程と、
前記比較工程により前記ボタンに新たに登録される設定が前記他のボタンに既に登録されている設定と一致又は類似すると判定した場合に、前記ボタンに新たに登録される設定を登録するかどうかの指示をユーザから受け付ける受け付け工程とを備え、
前記登録工程は、前記受け付け工程が受け付けた指示に従って前記ボタンに新たに登録される設定を登録するかどうかを決定することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 前記登録工程は、前記受け付け工程が受け付けた指示が前記ボタンに新たに登録される設定を登録する指示である場合は、前記設定を前記ボタンに登録することを特徴とする請求項8記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記登録工程は、特定の画像処理機能を実行させるために複数の項目の設定が可能で、
前記比較工程は、前記複数の項目のうち比較する項目を指定する指定工程をさらに含み、
前記比較工程は、前記指定工程により指定された項目の設定が新たに登録される設定の内容と他のボタンに既に登録されている設定の内容と一致するかどうかを比較することを特徴とする請求項8または9に記載の画像処理装置の制御方法。 - 前記登録工程による設定はマークアップランゲージにより記述することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記登録工程は、前記受け付け工程が受け付けた指示がボタンに新たに登録される設定を前記他のボタンに既に登録されている設定に上書きする指示である場合は、前記他のボタンに新たに登録される設定を上書き登録することを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記登録工程は、画像処理機能を実行させるため設定を外部装置から受信して登録することを特徴とする請求項8記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記指定工程による指定はマークアップランゲージにより記述することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置の制御方法。
- 請求項8〜14のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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