JP2010272061A - 貨幣入金処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ある操作者が受入口により入金貨幣を装置内に受け入れ、この装置内に受け入れられた貨幣が一時保留部に一時的に保留された後に、貨幣の返却権限のない操作者により返却指示が行われ、この操作者が装置外に返却された貨幣を持ち去ってしまうことを防止することができる貨幣入金処理装置を提供する。
【解決手段】貨幣入金処理装置10には、一時保留部45、67に一時的に保留された貨幣についての収納指示または返却指示を受け付けるとともに、操作者の認証処理を受け付ける操作部88が設けられている。操作部88に返却指示が入力された際に、操作部88により操作者が貨幣の返却権限を有するか否かの認証処理を行い、この操作者が貨幣の返却権限を有することが認証された場合のみ、返却部17、21により一時保留部45、67に一時的に保留された貨幣を装置外へ返却する。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙幣や硬貨等の貨幣の入金処理を行う貨幣入金処理装置に関し、とりわけ、入金貨幣を一時保留部に一時的に保留するとともに、所定の返却処理により一時保留部に一時的に保留された貨幣を装置外に返却することができる貨幣入金処理装置に関する。
従来から、例えば特許文献1等に示すように、紙幣や硬貨等の貨幣の入金を行う様々な貨幣入金処理装置が知られている。このような貨幣入金処理装置においては、操作者が受入口により入金貨幣を装置内に受け入れると、装置内に受け入れられた貨幣は一時保留部に一時的に保留されるようになっている。その後、操作者が操作部により収納指示を行うと、一時保留部に一時的に保留された貨幣は装置内にある収納部に送られ、この収納部に収納される。一方、操作者が操作部により返却指示を行うと、一時保留部に一時的に保留された貨幣は返却部より装置外に返却される。
特開2003−281597号公報
特許文献1に示すような従来の貨幣入金処理装置においては、操作者が受入口により入金貨幣を装置内に受け入れ、この装置内に受け入れられた貨幣が一時保留部に一時的に保留された後、収納指示や返却指示等を行うことを操作者が忘れてしまう場合がある。この場合、装置内への貨幣の受け入れを行った操作者が貨幣入金処理装置から離れた後、別の操作者が貨幣入金処理装置の前に立ち、この操作者が返却指示を行うと、一時保留部に一時的に保留された貨幣は返却部より筐体の外部に返却され、この返却された貨幣が入金者とは別の操作者により持ち去られてしまうおそれがある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ある操作者が受入口により入金貨幣を装置内に受け入れ、この装置内に受け入れられた貨幣が一時保留部に一時的に保留された後に、貨幣の返却権限のない操作者により返却指示が行われ、この操作者が装置外に返却された貨幣を持ち去ってしまうことを防止することができる貨幣入金処理装置を提供することを目的とする。
本発明の貨幣入金処理装置は、貨幣の入金処理を行う貨幣入金処理装置であって、入金貨幣を装置内に受け入れる受入口と、前記受入口により装置内に受け入れられた貨幣を識別する識別部と、前記識別部で正常な貨幣であると識別された貨幣を一時的に保留する一時保留部と、前記一時保留部に一時的に保留された貨幣を収納する収納部と、前記一時保留部に一時的に保留された貨幣を装置外へ返却する返却部と、少なくとも前記受入口、前記識別部、前記一時保留部の間で貨幣を搬送する搬送部と、前記一時保留部に一時的に保留された貨幣についての収納指示または返却指示を受け付けるとともに、操作者の認証処理を受け付ける操作部と、前記操作部に前記返却指示が入力された際に、前記操作部により操作者が貨幣の返却権限を有するか否かの認証処理を行い、この操作者が貨幣の返却権限を有することが認証された場合のみ前記返却部により前記一時保留部に一時的に保留された貨幣を装置外へ返却するよう前記返却部の制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
このような貨幣入金処理装置によれば、操作者が貨幣の返却権限を有する場合のみにおいて、一時保留部に一時的に保留された貨幣を装置外に返却することができるようになる。このため、ある操作者が受入口により入金貨幣を装置内に受け入れ、この装置内に受け入れられた貨幣が一時保留部に一時的に保留された後に、貨幣の返却権限のない操作者により返却指示が行われ、この操作者が装置外に返却された貨幣を持ち去ってしまうことを防止することができる。
本発明の貨幣入金処理装置においては、前記制御部は、前記認証処理を行う際に、前記返却指示を前記操作部に入力した操作者が、前記受入口により入金貨幣を装置内に受け入れさせた入金者であるか否かの確認を行い、前記返却指示を前記操作部に入力した操作者が入金者であることが確認された場合に、この操作者が貨幣の返却権限を有することを認証するようになっていてもよい。
また、本発明の貨幣入金処理装置においては、前記制御部は、前記認証処理を行う際に、前記返却指示を前記操作部に入力した操作者が、前記貨幣入金処理装置の管理を行う管理者であるか否かの確認を行い、前記返却指示を前記操作部に入力した操作者が管理者であることが確認された場合に、この操作者が貨幣の返却権限を有することを認証するようになっていてもよい。
本発明の貨幣入金処理装置においては、前記操作部は、操作者が保持する情報記録媒体に記録された操作者の権限に係る情報の読み取りを行う読み取り機構を有し、前記制御部は、前記読み取り機構により読み取られた操作者の権限に係る情報に基づいて前記認証処理を行うようになっていてもよい。
この場合、前記読み取り機構により前記情報記録媒体が保持されている状態のときに、前記制御部は、前記読み取り機構により読み取られた操作者の権限に係る情報に基づいて前記認証処理を行うようになっていてもよい。
本発明の貨幣入金処理装置においては、前記制御部において、前記認証処理を行うか否かを選択的に設定することができるようになっており、前記制御部は、前記認証処理を行うことが設定された場合のみにおいて、前記返却指示を前記操作部に入力した操作者が貨幣の返却権限を有するか否かの認証処理を行うようになっていてもよい。
この際に、前記制御部において、前記認証処理を行うことが設定されており、かつ、前記返却指示を前記操作部に入力した操作者が貨幣の返却権限を有していない場合に、前記一時保留部に一時的に保留された貨幣を前記収納部に自動的に収納することを選択的に設定することができるようになっており、前記制御部は、前記一時保留部に一時的に保留された貨幣を前記収納部に自動的に収納することが設定された場合のみにおいて、前記一時保留部に一時的に保留された貨幣を前記収納部に収納するよう前記収納部の制御を行うようになっていてもよい。
本発明の貨幣入金処理装置によれば、ある操作者が受入口により入金貨幣を装置内に受け入れ、この装置内に受け入れられた貨幣が一時保留部に一時的に保留された後に、貨幣の返却権限のない操作者により返却指示が行われ、この操作者が装置外に返却された貨幣を持ち去ってしまうことを防止することができる。
本発明の実施の形態による貨幣入金処理装置の全体構成を示す斜視図である。 図1に示す貨幣入金処理装置における紙幣処理部の構成の概略を示す側面図である。 図1に示す貨幣入金処理装置における硬貨処理部の構成の概略を示す側面図である。 図1に示す貨幣入金処理装置における制御ブロック図である。 本実施の形態による貨幣入金処理装置の特徴的な動作を説明するためのフローチャートである。 図5のフローチャートに示すような動作が行われる際のタッチパネルにおける表示内容を示す図である。 図5のフローチャートに示すような動作が行われる際のタッチパネルにおける表示内容を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一の実施の形態について説明する。図1乃至図7は、本実施の形態に係る貨幣入金処理装置を示す図である。このうち、図1は、本発明の実施の形態による貨幣入金処理装置の全体構成を示す斜視図であり、図2および図3は、それぞれ、図1に示す貨幣入金処理装置における紙幣処理部および硬貨処理部の構成の概略を示す側面図である。また、図4は、図1に示す貨幣入金処理装置における制御ブロック図である。
また、図5は、本実施の形態による貨幣入金処理装置の特徴的な動作を説明するためのフローチャートであり、図6および図7は、図5のフローチャートに示すような動作が行われる際のタッチパネルにおける表示内容を示す図である。
まず、図1乃至図3を用いて、貨幣入金処理装置10の全体構成について説明する。図1乃至図3に示すように、貨幣入金処理装置10は筐体11を有している。そして、貨幣入金処理装置10を前面から見て筐体11の右側域には紙幣を処理するための紙幣処理部12が配設されている。また、貨幣入金処理装置10を前面から見て筐体11の左側域には硬貨を処理するための硬貨処理部13が配設されている。また、図1等に示すように、貨幣入金処理装置10の筐体11の下部には、紙幣や硬貨を収納するための収納部25が設けられている。
まず、紙幣処理部12の具体的な構成について図1および図2を用いて説明する。紙幣処理部12は、入金する紙幣を紙幣の長手方向から複数枚一括して受け入れ可能とする入金口としての紙幣受入口15、受け入れた紙幣のうち不適正であったり識別不能であったりする紙幣等のリジェクト紙幣を返却する紙幣リジェクト口16、受け入れた紙幣を収納する前に入金がキャンセルされた場合に受け入れた紙幣を返却する紙幣返却口17をそれぞれ有し、これらの紙幣受入口15、紙幣リジェクト口16、紙幣返却口17が筐体11の前面上部の右側域に上から順に配設されている。
また、図2に示すように、紙幣処理部12には、紙幣受入口15に複数枚一括して挿入される紙幣を一括して受け入れるとともに後方へ向けて(図2の右方向へ向けて)1枚ずつ紙幣を繰り出す紙幣繰出部41、この紙幣繰出部41から1枚ずつ繰り出される紙幣を受け入れて搬送する紙幣搬送部42、この紙幣搬送部42により搬送される紙幣の金種、真偽、正損等の識別を行う紙幣識別部43がそれぞれ設けられている。また、紙幣リジェクト口16の後側(図2における右側)には、紙幣搬送部42から分岐されて送り込まれるリジェクト紙幣を収納するとともに紙幣リジェクト口16からリジェクト紙幣を取り出し可能とする紙幣リジェクト部44が配設されている。また、紙幣返却口17の後側(図2における右側)には、紙幣搬送部42から送り込まれる正規の紙幣を一時的に保留し、紙幣の収納時には紙幣を下方の収納部25側に移動させるとともに返却時には紙幣返却口17から紙幣を取り出し可能とする紙幣一時保留部45が配設されている。また、収納部25内には、当該収納部25に対して着脱自在に配設され、紙幣を収納する紙幣収納部として機能する紙幣収納カセット26が設けられている。さらに、紙幣の収納時に、紙幣一時保留部45に一時的に保留されている紙幣を紙幣収納カセット26に収納させる収納手段47が設けられている。
紙幣繰出部41は、紙幣受入口15から複数枚一括して挿入される紙幣を挟持して紙幣繰出部41内に取り込む一対の取込ローラ48、および紙幣繰出部41内に取り込んだ紙幣を紙幣搬送部42に向けて繰り出す繰出ベルト49を有している。また、紙幣繰出部41には、繰出ベルト49に対向して逆転し、繰出ベルト49で繰り出される紙幣を1枚ずつに規制する逆転ローラ50が設けられている。
次に、硬貨処理部13の具体的な構成について図1および図3を用いて説明する。硬貨処理部13は、入金する硬貨を受け入れる入金口としての硬貨受入口19、受け入れた硬貨のうち不適正であったり識別不能であったりする硬貨等のリジェクト硬貨を返却する硬貨リジェクト口20、受け入れた硬貨を収納する前に入金がキャンセルされた場合に受け入れた硬貨を返却する硬貨返却口21をそれぞれ有し、これらの硬貨受入口19、硬貨リジェクト口20、硬貨返却口21が筐体11の前面上部の左側域に上から順に配設されている。
また、図3に示すように、硬貨処理部13には、硬貨受入口19に一括投入された硬貨を受け入れて1枚ずつ繰り出す硬貨繰出部61、この硬貨繰出部61から1枚ずつ繰り出される硬貨を受け入れて搬送する硬貨搬送部62、この硬貨搬送部62により搬送される硬貨の金種、真偽、正損等の識別を行う硬貨識別部63がそれぞれ設けられている。また、硬貨処理部13には、硬貨搬送部62から分岐されてリジェクトシュート64を通って送り込まれるリジェクト硬貨を収納するリジェクト部65が設けられている。また、硬貨搬送部62から送り出されて一時保留シュート66を通って送り込まれる正規の硬貨を一時的に保留する硬貨一時保留部67が設けられている。また、硬貨返却口21に対して着脱自在となっており、硬貨の返却時に硬貨一時保留部67から送り込まれる返却硬貨を受け入れて収納する返却箱68が設けられている。さらに、収納部25内には、当該収納部25に対して着脱自在に配設され、硬貨の収納時に硬貨一時保留部67から送り込まれる硬貨を受け入れて収納する硬貨収納部として機能する硬貨収納カセット27が設けられている。
硬貨繰出部61は、この硬貨繰出部61の底部を構成して硬貨を前方に向けて(図3における左方向に向けて)繰り出す繰出ベルト70、およびこの繰出ベルト70に対向して逆転し繰出ベルト70により繰り出される硬貨を1枚ずつに規制する逆転ローラ71を有している。
また、図1に示すように、貨幣入金処理装置10の筐体11の上面にはタッチパネル82および各種操作キー84a〜84dが設けられている。ここで、タッチパネル82には貨幣入金処理装置10による紙幣や硬貨の処理状況、より具体的には例えば入金紙幣や入金硬貨の金種毎の枚数や合計金額等の情報が表示されるようになっている。また、操作者がタッチパネル82により後述する制御部80に対して様々な指示を与えることができるようになっている。また、各種操作キー84a〜84dとして、スタートキー84a、ストップキー84b、確定キー84cおよび取消キー84dがそれぞれ設けられている。
また、図1に示すように、貨幣入金処理装置10の筐体11の前面にはカードリーダ86が設けられている。このカードリーダ86は、操作者が携帯している磁気カードやICカード等のIDカードのID情報を読み取るようになっている。そして、カードリーダ86により読み取られた操作者のID情報に基づいて、操作者の操作権限の確認が行われるようになっている。ここで、タッチパネル82、各種操作キー84a〜84dおよびカードリーダ86により操作部88が構成されている。
次に、貨幣入金処理装置10における紙幣処理部12や硬貨処理部13の各構成要素の制御を行う制御部80について図4を用いて説明する。制御部80は貨幣入金処理装置10の筐体11内に設置されている。
図4に示すように、制御部80には、紙幣処理部12の各構成要素(例えば、紙幣繰出部41、紙幣搬送部42、紙幣識別部43、紙幣リジェクト部44、紙幣一時保留部45、収納手段47等)および硬貨処理部13の各構成要素(例えば、硬貨繰出部61、硬貨搬送部62、硬貨識別部63、硬貨一時保留部67等)、タッチパネル82、操作キー84a〜84d、カードリーダ86、インターフェース90、プリンター92等が接続されている。
制御部80には、紙幣処理部12の紙幣識別部43による紙幣の金種等の識別結果の情報や、硬貨処理部13の硬貨識別部63による硬貨の金種等の識別結果の情報が送られるようになっている。また、制御部80には、タッチパネル82や各種操作キー84a〜84d等の操作部88により入力された情報が送られるようになっている。
また、制御部80は、紙幣処理部12や硬貨処理部13の各構成要素を制御したり、タッチパネル82の表示内容を制御したりするようになっている。また、制御部80に接続されたインターフェース90を介して、制御部80は、貨幣入金処理装置10とは別の装置である外部装置と様々な信号の送受信を行うことができるようになっている。また、制御部80にはプリンター92が接続されており、このプリンター92により入金貨幣の計数結果等の印字を行うことができるようになっている。プリンター92は貨幣入金処理装置10の筐体11とは別個に設けられていてもよく、あるいは筐体11の表面に取り付けられていてもよい。
次に、このような構成からなる貨幣入金処理装置10の動作、具体的には紙幣処理部12における紙幣の入金処理および硬貨処理部13における硬貨の入金処理について説明する。以下に示す貨幣入金処理装置10の動作は、制御部80が紙幣処理部12や硬貨処理部13の各構成要素を制御することにより行われる。
まず、紙幣処理部12における紙幣の入金処理についてその基本的な動作を以下に説明する。操作者が複数枚の紙幣を一括して紙幣受入口15に挿入すると、この挿入された紙幣は紙幣繰出部41に一括して受け入れられる。そして、紙幣繰出部41から紙幣搬送部42に紙幣が1枚ずつ繰り出され、紙幣搬送部42により紙幣が搬送される。紙幣識別部43は、紙幣搬送部42により搬送される紙幣の金種、真偽、正損等の識別を行う。ここで、紙幣識別部43により不適正であると識別された紙幣や識別不能であった紙幣は、リジェクト紙幣として紙幣搬送部42から紙幣リジェクト部44に送られる。紙幣リジェクト部44に送られた紙幣は、操作者が紙幣リジェクト口16を介して筐体11の外部に取り出すことができる。一方、紙幣識別部43により適正であると識別された紙幣は、紙幣搬送部42から紙幣一時保留部45に送られ、この紙幣一時保留部45で一時的に保留される。
紙幣受入口15により筐体11の内部に受け入れられた紙幣が紙幣一時保留部45で一時的に保留されると、操作者は、タッチパネル82や各種操作キー84a〜84dにより、紙幣一時保留部45で一時的に保留された紙幣についての収納指示または返却指示を行う。操作者により収納指示がなされると、紙幣一時保留部45で一時的に保留された紙幣は、収納手段47により、この紙幣一時保留部45の下方にある紙幣収納カセット26に送られ、紙幣収納カセット26に紙幣が収納される。一方、操作者により返却指示がなされると、紙幣返却口17が開き、紙幣一時保留部45で一時的に保留された紙幣は、操作者が筐体11の外部から取り出し可能となり、筐体11の外部に返却されることとなる。
次に、硬貨処理部13における硬貨の入金処理についてその基本的な動作を以下に説明する。操作者が複数枚の硬貨を一括して硬貨受入口19に投入すると、この投入された硬貨は硬貨繰出部61に一括して受け入れられる。そして、硬貨繰出部61から硬貨搬送部62に硬貨が1枚ずつ繰り出され、硬貨搬送部62により硬貨が搬送される。硬貨識別部63は、硬貨搬送部62により搬送される硬貨の金種、真偽、正損等の識別を行う。ここで、硬貨識別部63により不適正であると識別された硬貨や識別不能であった硬貨は、リジェクト硬貨として硬貨搬送部62から分岐されてリジェクトシュート64を通ってリジェクト部65に送られ、リジェクト硬貨はリジェクト部65に収納される。リジェクト部65に収納された硬貨は、操作者が硬貨リジェクト口20を介して筐体11の外部に取り出すことができる。一方、硬貨識別部63により適正であると識別された硬貨は、硬貨搬送部62から一時保留シュート66を介して硬貨一時保留部67に送られ、この硬貨一時保留部67で一時的に保留される。
硬貨受入口19により筐体11の内部に受け入れられた硬貨が硬貨一時保留部67で一時的に保留されると、操作者は、タッチパネル82や各種操作キー84a〜84dにより、硬貨一時保留部67で一時的に保留された硬貨についての収納指示または返却指示を行う。操作者により収納指示がなされると、硬貨一時保留部67は図3に示すような状態から右方向に動き、その後硬貨収納カセット27の真上の位置に到達すると硬貨一時保留部67の底部が開くことにより、硬貨一時保留部67で一時的に保留された硬貨は硬貨収納カセット27に送られ、硬貨収納カセット27に硬貨が収納される。一方、操作者により返却指示がなされると、硬貨一時保留部67は図3に示すような状態から左方向に動き、その後返却箱68の真上の位置に到達すると硬貨一時保留部67の底部が開くことにより、硬貨一時保留部67で一時的に保留された硬貨は返却箱68に送られ、返却箱68に硬貨が収納される。そして、返却箱68のロック機構(図示せず)が解除され、返却箱68に収納された硬貨は、操作者が筐体11の外部から取り出し可能となり、筐体11の外部に返却されることとなる。
次に、本実施の形態による貨幣入金処理装置10の特徴的な動作について図5乃至図7を用いて説明する。ここで、図5は、本実施の形態による貨幣入金処理装置10の特徴的な動作を説明するためのフローチャートであり、図6および図7は、図5のフローチャートに示すような動作が行われる際のタッチパネル82における表示内容を示す図である。
本実施の形態においては、操作部88に貨幣の返却指示が入力された際に、操作部88のカードリーダ86により操作者が貨幣の返却権限を有するか否かの認証処理を行い、この操作者が貨幣の返却権限を有することが認証された場合のみ紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された紙幣や硬貨を筐体11の外部へ返却するようになっている。より詳細には、制御部80は、上述のような認証処理を行う際に、返却指示を操作部88に入力した操作者が、紙幣受入口15や硬貨受入口19により入金紙幣や入金硬貨を筐体11の内部に受け入れさせた入金者であるか否かの確認を行い、返却指示を操作部88に入力した操作者が入金者であることが確認された場合に、この操作者が貨幣の返却権限を有することを認証する。あるいは、制御部80は、上述のような認証処理を行う際に、返却指示を操作部88に入力した操作者が、貨幣入金処理装置10の管理を行う管理者であるか否かの確認を行い、返却指示を操作部88に入力した操作者が管理者であることが確認された場合に、この操作者が貨幣の返却権限を有することを認証する。
図5に示すようなフローチャートにより、本実施の形態による貨幣入金処理装置10の特徴的な動作について以下に詳しく説明する。
貨幣入金処理装置10が待機状態となっているときに、タッチパネル82には、「モードを選択してください」という言葉とともに、計数ボタンおよび入金ボタンが表示されている。ここで、操作者が入金処理を行う際に、タッチパネル82に表示された入金ボタンを押下すると(図5のSTEP1参照)、制御部80において、操作者が携帯するIDカードのID情報により入金者の情報の取得を行うことが予め設定されているか否かの判断が行われる(図5のSTEP2参照)。より具体的に説明すると、制御部80において、入金処理の開始時に、操作者が携帯するIDカードのID情報により入金者の情報の取得を行うか、あるいは操作者がレジ番号や操作者の認証番号を手入力することにより入金者の情報の取得を行うかのうちどちらの方法を用いるかが予め設定されている。そして、制御部80において、入金処理の開始時に、操作者が携帯するIDカードのID情報により入金者の情報の取得を行うことが予め設定されている場合には(図5のSTEP2の「YES」参照)、タッチパネル82には図6(a)に示すような表示がなされ、操作者は、自分が携帯するIDカードをカードリーダ86に通す(図5のSTEP3参照)。なお、タッチパネル82における図6(a)に示すような表示において、紙幣および硬貨の収納金額がそれぞれ表示されるようになっており、もし紙幣収納カセット26や硬貨収納カセット27がフル状態またはニアフル状態となっている場合にはこのことも表示されるようになっている。操作者が携帯するIDカードのID情報の確認がカードリーダ86によりなされると(図5のSTEP4の「YES」参照)、入金者の情報が取得され、この入金者の情報が制御部80に送られる。
一方、制御部80において、入金処理の開始時に、操作者がレジ番号や操作者の認証番号を手入力することにより入金者の情報の取得を行うことが予め設定されている場合には、(図5のSTEP2の「NO」参照)、タッチパネル82には図6(b)に示すような表示がなされ、操作者はタッチパネル82によりレジ番号や操作者の認証番号を手入力する(図5のSTEP5参照)。このようにして入金者の情報が取得され、この入金者の情報が制御部80に送られる。
入金者の情報が取得されると、タッチパネル82には図6(c)に示すような表示がなされる。具体的には、図6(c)に示すように、タッチパネル82には、入金者の情報として、操作者の認証番号およびレジ番号が表示される。この際に、操作者がタッチパネル82に表示される手入力ボタンを押すと(図5のSTEP6の「YES」参照)、タッチパネル82には図6(d)に示すような表示がなされる。そして、操作者は、紙幣処理部12や硬貨処理部13で処理されるべきバラ紙幣やバラ硬貨以外の品目である、棒金硬貨の本数や現金以外の受入品の金額をタッチパネル82により手入力する(図5のSTEP7参照)。なお、タッチパネル82における図6(d)に示すような表示では、10円硬貨50枚分の棒金硬貨の本数を手入力するようになっているが、タッチパネル82の「次へ」のボタンや「前へ」のボタンを押すことにより、タッチパネル82における表示が、他の金種の棒金硬貨の本数や、現金以外の受入品の金額を手入力する画面に切り替わる。また、図6(d)に示すようなタッチパネルの画面において戻るボタンを押すことにより、棒金硬貨の本数や現金以外の受入品の金額をタッチパネル82により手入力するモードが終了する。
また、タッチパネル82に図6(c)に示すような表示がなされているときに、操作者が紙幣を紙幣処理部12の紙幣受入口15に投入し、および/または硬貨を硬貨処理部13の硬貨受入口19に投入し(図5のSTEP8の「YES」参照)、スタートキー84aを押すと、紙幣受入口15や硬貨受入口19により筐体11の内部に紙幣や硬貨が受け入れられ、これらの紙幣や硬貨は紙幣識別部43や硬貨識別部63により金種等が識別され、紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に送られる(図5のSTEP9参照)。この際に、筐体11の内部に受け入れられた紙幣や硬貨の計数が紙幣識別部43や硬貨識別部63により行われ、図6(e)に示すように計数結果がタッチパネル82に表示される。紙幣や硬貨の計数が終了すると、タッチパネル82には図6(f)に示すような表示がなされる。
タッチパネル82に図6(f)に示すような表示がなされているときに、操作者がタッチパネル82に表示された詳細ボタンを押すと、紙幣や硬貨の計数結果の詳細、具体的には金種毎の枚数が表示される。また、タッチパネル82に図6(f)に示すような表示がなされているときに、操作者がタッチパネル82に表示された手入力ボタンを押すと、図5のSTEP7に示すような、棒金硬貨の本数や現金以外の受入品の金額の手入力を行うことができるようになる。また、タッチパネル82に図6(f)に示すような表示がなされているときに、操作者が更に紙幣を紙幣処理部12の紙幣受入口15に投入し、および/または硬貨を硬貨処理部13の硬貨受入口19に投入し、スタートキー84aを押すと(図5のSTEP10の「YES」参照)、図5のSTEP8やSTEP9に示すような、新たな入金紙幣や入金硬貨の計数を行うことができるようになる。
タッチパネル82に図6(f)に示すような表示がなされているときに、操作者が取消キー84dを押すと(図5のSTEP11の「YES」参照)、紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された紙幣や硬貨の返却処理が行われる。このような返却処理の詳細については後述する。また、タッチパネル82に図6(f)に示すような表示がなされているときに、操作者が確定キー84cを押すと(図5のSTEP12参照)、紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された紙幣や硬貨の収納処理が行われる。
紙幣や硬貨の収納処理が行われる際に、紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67から紙幣や硬貨が収納部25の紙幣収納カセット26や硬貨収納カセット27に送られ、これらの紙幣収納カセット26や硬貨収納カセット27に紙幣や硬貨が収納される(図5のSTEP13参照)。また、このときに、紙幣収納カセット26や硬貨収納カセット27に収納された紙幣や硬貨の金額等が制御部80により集計され(図5のSTEP14参照)、この集計結果がプリンター92により印字される。上述のような貨幣の収納処理が終了すると、タッチパネル82には図6(g)に示すような「入金完了」の表示がなされ、貨幣入金処理装置10は待機状態に戻る。
一方、紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に紙幣や硬貨が一時的に保留されているときに、操作者が取消キー84dを押した場合には(図5のSTEP11の「YES」参照)、制御部80において、操作者の認証処理を行うことが予め設定されているか否かの判断が行われる(図5のSTEP15参照)。より具体的に説明すると、制御部80においては、操作者の認証処理を行うか否かを選択的に設定することができるようになっており、このような設定は事前に行われている。
ここで、制御部80において、操作者の認証処理を行うことが予め設定されている場合には(図5のSTEP15の「YES」参照)、タッチパネル82には図6(h)に示すような表示がなされ、操作者に対してIDカードをカードリーダ86に通すことを要求する。そして、操作者が、自分が携帯するIDカードをカードリーダ86に通すと(図5のSTEP16参照)、カードリーダ86によりIDカードのID情報が取得され、この操作者が入金者または貨幣入金処理装置10の管理者であるか否かの認証が行われる(図5のSTEP17参照)。取消キー84dを押した操作者が貨幣の返却権限を有することが認証されると、具体的には例えば取消キー84dを押した操作者が入金者または管理者と同一の人物であることが認証されると(図5のSTEP17の「YES」参照)、タッチパネル82には図7(i)に示すような表示がなされ、紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された紙幣や硬貨は、紙幣返却口17や硬貨返却口21を介して操作者が筐体11の外部から取り出し可能となる(図5のSTEP18参照)。そして、操作者が返却貨幣を筐体11の外部に取り出すと、貨幣の返却処理が終了し、タッチパネル82には図6(c)に示すような表示がなされる。一方、取消キー84dを押した操作者が入金者または管理者と同一の人物ではないことが制御部80において確認されると、タッチパネル82には図7(j)に示すような表示がなされるとともにエラー音が発せられ(図5のSTEP19参照)、紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された紙幣や硬貨は操作者に返却されない。
また、制御部80において、操作者の認証処理を行うことが予め設定されていない場合には(図5のSTEP15の「NO」参照)、貨幣の返却処理が無条件で行われることとなり、タッチパネル82には図7(i)に示すような表示がなされ、紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された紙幣や硬貨は、紙幣返却口17や硬貨返却口21を介して操作者が筐体11の外部から取り出し可能となる(図5のSTEP18参照)。
以上のように本実施の形態の貨幣入金処理装置10によれば、紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された紙幣や硬貨についての収納指示または返却指示を受け付けるとともに、操作者の認証処理を受け付ける操作部88が設けられている。そして、操作部88に返却指示が入力された際に(図5のSTEP11の「YES」参照)、操作部88により操作者が貨幣の返却権限を有するか否かの認証処理を行い(図5のSTEP16、STEP17参照)、この操作者が貨幣の返却権限を有することが認証された場合のみ(図5のSTEP17の「YES」参照)、紙幣返却口17や硬貨返却口21により紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された紙幣や硬貨を筐体11外へ返却するようになっている。このことにより、操作者が貨幣の返却権限を有する場合のみにおいて、紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された紙幣や硬貨を筐体11の外部に返却することができるようになる。このため、ある操作者が紙幣受入口15や硬貨受入口19により入金紙幣や入金硬貨を筐体11内に受け入れ、この筐体11内に受け入れられた紙幣や硬貨が紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された後に、貨幣の返却権限のない操作者により返却指示が行われ、この操作者が筐体11外に返却された紙幣や硬貨を持ち去ってしまうことを防止することができる。
より具体的には、制御部80は、上述のような認証処理を行う際に、返却指示を操作部88に入力した操作者が、紙幣受入口15や硬貨受入口19により入金紙幣や入金硬貨を筐体11の内部に受け入れさせた入金者であるか否かの確認を行い、返却指示を操作部88に入力した操作者が入金者であることが確認された場合に、この操作者が貨幣の返却権限を有することを認証する。あるいは、制御部80は、上述のような認証処理を行う際に、返却指示を操作部88に入力した操作者が、貨幣入金処理装置10の管理を行う管理者であるか否かの確認を行い、返却指示を操作部88に入力した操作者が管理者であることが確認された場合に、この操作者が貨幣の返却権限を有することを認証する。このことにより、返却指示を操作部88に入力した操作者が入金者や管理者ではない場合には、この操作者は紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された紙幣や硬貨とは関係のない者と考えられるため、紙幣や硬貨が筐体11の外部から抜き取れるようになることはない。
なお、上述のような貨幣入金処理装置10においては、制御部80は、返却指示を操作部88に入力した操作者が、管理者または入金者である場合に、操作者が貨幣の返却権限を有することを認証するようになっているが、他の例として、制御部80は、返却指示を操作部88に入力した操作者が管理者である場合にのみ、操作者が貨幣の返却権限を有することを認証するようになっていてもよい。この場合、操作者が入金者であっても貨幣の返却権限はないこととなる。あるいは、制御部80は、返却指示を操作部88に入力した操作者が入金者である場合にのみ、操作者が貨幣の返却権限を有することを認証するようになっていてもよい。この場合、操作者が管理者であっても貨幣の返却権限はないこととなる。なお、貨幣の返却権限を有する者の設定は、制御部80において予め行うことができるようになっている。
また、本実施の形態の貨幣入金処理装置10においては、操作部88は、操作者が保持するIDカード(情報記録媒体)に記録された操作者の権限に係るID情報の読み取りを行うカードリーダ86(読み取り機構)を有し、制御部80は、カードリーダ86により読み取られた操作者の権限に係るID情報に基づいて認証処理を行うようになっている(図5のSTEP16、STEP17参照)。
また、本実施の形態の貨幣入金処理装置10においては、制御部80において、認証処理を行うか否かを選択的に設定することができるようになっており、制御部80は、認証処理を行うことが設定された場合のみにおいて(図5のSTEP15の「YES」参照)、返却指示を操作部88に入力した操作者が貨幣の返却権限を有するか否かの認証処理を行うようになっている(図5のSTEP16、STEP17参照)。
なお、本実施の形態による貨幣入金処理装置10は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。
例えば、操作部88のカードリーダ86は、操作者が携帯するIDカードを差し込んだままの状態で保持することができるようになっていてもよい。このような構成の貨幣入金処理装置10においては、カードリーダ86によりIDカードが保持されている状態のときに、制御部80は、カードリーダ86により読み取られた操作者の権限に係る情報に基づいて認証処理を行うこととなる。
また、制御部80において、操作者が貨幣の返却権限を有するか否かの認証処理を行うことが設定されており(図5のSTEP15の「YES」参照)、かつ、返却指示を操作部88に入力した操作者が貨幣の返却権限を有していない場合には、紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された紙幣や硬貨を収納部25の紙幣収納カセット26や硬貨収納カセット27に自動的に収納することを選択的に設定することができるようになっていてもよい。このような変形例では、制御部80は、紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された紙幣や硬貨を収納部25の紙幣収納カセット26や硬貨収納カセット27に自動的に収納することが設定された場合のみにおいて、この一時的に保留された紙幣や硬貨を紙幣収納カセット26や硬貨収納カセット27に収納するよう紙幣処理部12や硬貨処理部13の各構成要素の制御を行うこととなる。
このような変形例に係る貨幣入金処理装置10によれば、管理者等の貨幣の返却権限を有する者が貨幣入金処理装置10のそばにいない場合には、次の入金処理ができるように、紙幣一時保留部45や硬貨一時保留部67に一時的に保留された紙幣や硬貨を自動的に収納処理するような設定を行うことができるようになる。
また、操作部88に貨幣の返却指示が入力された際に、操作者が貨幣の返却権限を有するか否かの認証処理を行う方法としては、図5のSTEP16に示すような、操作者が携帯するIDカードをカードリーダ86に通す方法に限定されることはない。他の方法としては、操作者がタッチパネル82により操作者のIDコードと暗証番号を入力することにより、操作者が貨幣の返却権限を有することが認証されるようになっていてもよい。
10 貨幣入金処理装置
11 筐体
12 紙幣処理部
13 硬貨処理部
15 紙幣受入口
16 紙幣リジェクト口
17 紙幣返却口
19 硬貨受入口
20 硬貨リジェクト口
21 硬貨返却口
25 収納部
26 紙幣収納カセット
27 硬貨収納カセット
41 紙幣繰出部
42 紙幣搬送部
43 紙幣識別部
44 紙幣リジェクト部
45 紙幣一時保留部
47 収納手段
48 取込ローラ
49 繰出ベルト
50 逆転ローラ
61 硬貨繰出部
62 硬貨搬送部
63 硬貨識別部
64 リジェクトシュート
65 リジェクト部
66 一時保留シュート
67 硬貨一時保留部
68 返却箱
70 繰出ベルト
71 逆転ローラ
80 制御部
82 タッチパネル
84a スタートキー
84b ストップキー
84c 確定キー
84d 取消キー
86 カードリーダ
88 操作部
90 インターフェース
92 プリンター

Claims (7)

  1. 貨幣の入金処理を行う貨幣入金処理装置であって、
    入金貨幣を装置内に受け入れる受入口と、
    前記受入口により装置内に受け入れられた貨幣を識別する識別部と、
    前記識別部で正常な貨幣であると識別された貨幣を一時的に保留する一時保留部と、
    前記一時保留部に一時的に保留された貨幣を収納する収納部と、
    前記一時保留部に一時的に保留された貨幣を装置外へ返却する返却部と、
    少なくとも前記受入口、前記識別部、前記一時保留部の間で貨幣を搬送する搬送部と、
    前記一時保留部に一時的に保留された貨幣についての収納指示または返却指示を受け付けるとともに、操作者の認証処理を受け付ける操作部と、
    前記操作部に前記返却指示が入力された際に、前記操作部により操作者が貨幣の返却権限を有するか否かの認証処理を行い、この操作者が貨幣の返却権限を有することが認証された場合のみ前記返却部により前記一時保留部に一時的に保留された貨幣を装置外へ返却するよう前記返却部の制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする貨幣入金処理装置。
  2. 前記制御部は、前記認証処理を行う際に、前記返却指示を前記操作部に入力した操作者が、前記受入口により入金貨幣を装置内に受け入れさせた入金者であるか否かの確認を行い、前記返却指示を前記操作部に入力した操作者が入金者であることが確認された場合に、この操作者が貨幣の返却権限を有することを認証することを特徴とする請求項1記載の貨幣入金処理装置。
  3. 前記制御部は、前記認証処理を行う際に、前記返却指示を前記操作部に入力した操作者が、前記貨幣入金処理装置の管理を行う管理者であるか否かの確認を行い、前記返却指示を前記操作部に入力した操作者が管理者であることが確認された場合に、この操作者が貨幣の返却権限を有することを認証することを特徴とする請求項1または2記載の貨幣入金処理装置。
  4. 前記操作部は、操作者が保持する情報記録媒体に記録された操作者の権限に係る情報の読み取りを行う読み取り機構を有し、
    前記制御部は、前記読み取り機構により読み取られた操作者の権限に係る情報に基づいて前記認証処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の貨幣入金処理装置。
  5. 前記読み取り機構により前記情報記録媒体が保持されている状態のときに、前記制御部は、前記読み取り機構により読み取られた操作者の権限に係る情報に基づいて前記認証処理を行うことを特徴とする請求項4記載の貨幣入金処理装置。
  6. 前記制御部において、前記認証処理を行うか否かを選択的に設定することができるようになっており、前記制御部は、前記認証処理を行うことが設定された場合のみにおいて、前記返却指示を前記操作部に入力した操作者が貨幣の返却権限を有するか否かの認証処理を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の貨幣入金処理装置。
  7. 前記制御部において、前記認証処理を行うことが設定されており、かつ、前記返却指示を前記操作部に入力した操作者が貨幣の返却権限を有していない場合に、前記一時保留部に一時的に保留された貨幣を前記収納部に自動的に収納することを選択的に設定することができるようになっており、
    前記制御部は、前記一時保留部に一時的に保留された貨幣を前記収納部に自動的に収納することが設定された場合のみにおいて、前記一時保留部に一時的に保留された貨幣を前記収納部に収納するよう前記収納部の制御を行うことを特徴とする請求項6記載の貨幣入金処理装置。
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