JP2010269964A - ガラス素子用成形金型の製造方法、ガラス素子用成形金型、光学素子の成形方法、光学素子、ガラスブランクの成形方法、及びガラスブランク - Google Patents
ガラス素子用成形金型の製造方法、ガラス素子用成形金型、光学素子の成形方法、光学素子、ガラスブランクの成形方法、及びガラスブランク Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】CVD−SiC膜層22,32に形成される基準面SS上に、PVD法を用いて非常に薄いSiC中間膜層23,33を形成し、ストイキオメトリのずれのない膜を形成することで、酸・アルカリ等の溶液に対する耐性を著しく高めることができる。また、PVD法は成膜温度もCVDに比べて低く、結晶粒も成長せず、特定の結晶面の選択エッチングも排除できる。さらに、CVD−SiC膜層22,32の精密加工後にSiC中間膜層23,33を形成するため、下層のCVD−SiC膜層22,32の成膜自由度を高くすることができる。
【選択図】図2
Description
図1等を参照して、本発明の第1実施形態に係るガラス素子用成形金型としての成形金型10について説明する。成形金型10を組み込んだ成形装置200は、原材料であるガラスを溶融して直接プレス,あるいは加熱されたプリフォームガラスを加圧成形するための装置であり、図3に示すような光学素子(例えばガラスレンズ100、導光板300、ビームシェーパー400等)を製造することができる。本実施形態では特にガラスレンズ100の成形について説明する。なお、成形装置200は、主要な部材である成形金型10の他に、ガラスレンズ100の成形にあたって上型1及び下型2の開閉等を行うための制御駆動装置4等をさらに備える。
以下、本発明に係る第2実施形態のガラス素子用成形金型等について説明する。第2実施形態のガラス素子用成形金型等は、第1実施形態の金型を変形したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態と同様である。
以下、本発明に係る第3実施形態のガラス素子用成形金型等について説明する。第3実施形態のガラス素子用成形金型等は、第1実施形態の金型を変形したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態と同様である。
以下、本発明に係る第4実施形態のガラス素子用成形金型等について説明する。第4実施形態のガラス素子用成形金型等は、第1実施形態の金型を変形したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態と同様である。
Claims (14)
- SiCで形成されたガラス素子の成形転写面の土台となる母材の表面上にCVD法にてCVD−SiC膜層を形成する工程と、
前記CVD−SiC膜層にガラス素子の成形転写面に対応する基準面を形成する工程と、
前記基準面を形成した前記CVD−SiC膜層の上にPVD法にてSiC中間膜層を形成する工程と、
前記SiC中間膜層の上に保護膜を形成する工程と、
を備えることを特徴とするガラス素子用成形金型の製造方法。 - SiCで形成されガラス素子の成形転写面の土台となる母材の表面上にPVD法にてSiC中間膜層を形成する工程と、
前記SiC中間膜層の上にCVD法にてCVD−SiC膜層を形成する工程と、
前記CVD−SiC膜層にガラス素子の成形転写面に対応する基準面を形成する工程と、
前記基準面を形成した前記CVD−SiC膜層の上に保護膜を形成する工程と、
を備えることを特徴とするガラス素子用成形金型の製造方法。 - 前記保護膜は、Au、Pt、Ir、及びRhのいずれかの貴金属若しくはそれらを含む合金、又はCr、Ti、及びAlのいずれかの金属若しくはそれらを含む化合物の膜で形成されることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一項に記載のガラス素子用成形金型の製造方法。
- ガラス素子の第1の成形転写面を成形するための下型と、
前記ガラス素子の第2成形転写面を成形するための上型と、
を備え、
前記下型と前記上型の少なくとも一方は、SiCで形成され前記成形転写面の土台となる母材と、前記母材の表面上に形成される前記成形転写面に対応する基準面を表面に有するCVD−SiC膜層と、前記CVD−SiC膜層の上にPVD法にて形成されるSiC中間膜層と、前記SiC中間膜層の上に形成される保護膜とを有することを特徴とするガラス素子用成形金型。 - ガラス素子の第1の成形転写面を成形するための下型と、
前記ガラス素子の第2の成形転写面を成形するための上型と、
を備え、
前記下型と前記上型の少なくとも一方は、SiCで形成され前記成形転写面の土台となる母材と、前記母材の表面上にPVD法にて形成されるSiC中間膜層と、前記SiC中間膜層の上に形成される前記成形転写面に対応する基準面を表面に有するCVD−SiC膜層と、前記CVD−SiC膜層の上に形成される保護膜とを有することを特徴とするガラス素子用成形金型。 - 前記保護層は、Au、Pt、Ir、及びRhのいずれかの貴金属若しくはそれらを含む合金、又はCr、Ti、及びAlのいずれかの金属若しくはそれらを含む化合物の膜で形成されることを特徴とする請求項4及び請求項5のいずれか一項に記載のガラス素子用成形金型。
- 前記SiC中間膜層の厚さは、0.001μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項4から請求項6までのいずれか一項記載のガラス素子用成形金型。
- 前記SiC中間膜層は、スパッタ法により成膜されることを特徴とする請求項4から請求項7までのいずれか一項に記載のガラス素子用成形金型。
- 前記SiC中間膜層は、蒸着法により成膜されることを特徴とする請求項4から請求項7までのいずれか一項に記載のガラス素子用成形金型。
- 前記SiC中間膜層は、イオンプレーティング法により成膜されることを特徴とする請求項4から請求項7までのいずれか一項に記載のガラス素子用成形金型。
- 請求項4から請求項10までのいずれか一項に記載のガラス素子用成形金型を用いることを特徴とする光学素子の成形方法。
- 請求項11に記載の光学素子の成形方法を用いて成形されることを特徴とする光学素子。
- 情報記録媒体用基板に加工されることとなる薄板状のガラスブランクを成形するためのものであって、
請求項4から請求項10までのいずれか一項に記載のガラス素子用成形金型を用いることを特徴とするガラスブランクの成形方法。 - 請求項13に記載のガラスブランクの成形方法を用いて成形されることを特徴とするガラスブランク。
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