JP2010269785A - 自転車駐車装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】人による操作なしに、自転車の駐車、引き出しの過程で駐車台にブレーキが働きスライドできないようにした、より安全なものとする。
【解決手段】駐車台2が、駐車完了位置側まで自転車4を導入して受載する受載フレーム10、受載フレーム10を昇降できるように支持する支持手段30、受載フレーム10を自転車受載負荷未満の付勢力で所定の上昇位置を保つように付勢する付勢手段40を備え、受載フレーム10と一体的に昇降するブレーキシュー8a、このブレーキシュー8aと駐車台2の全スライド域にて対向し合い、ブレーキシュー8aが下降したとき互いに摩擦接触して駐車台2がスライドしないように制動を掛けるブレーキレール7、からなるブレーキ手段50と、駐車台2の駐車完了位置での自転車4の前輪5の受載負荷に応動して受載フレーム10を上昇させるように働く前輪受載応動手段60とを適時に働かせる。
【選択図】図8b
【解決手段】駐車台2が、駐車完了位置側まで自転車4を導入して受載する受載フレーム10、受載フレーム10を昇降できるように支持する支持手段30、受載フレーム10を自転車受載負荷未満の付勢力で所定の上昇位置を保つように付勢する付勢手段40を備え、受載フレーム10と一体的に昇降するブレーキシュー8a、このブレーキシュー8aと駐車台2の全スライド域にて対向し合い、ブレーキシュー8aが下降したとき互いに摩擦接触して駐車台2がスライドしないように制動を掛けるブレーキレール7、からなるブレーキ手段50と、駐車台2の駐車完了位置での自転車4の前輪5の受載負荷に応動して受載フレーム10を上昇させるように働く前輪受載応動手段60とを適時に働かせる。
【選択図】図8b
Description
本発明は、自転車駐車装置に関し、更に詳しくは、自転車の長手方向に対して直交乃至若干の傾斜角を有したり、前後や上下にずらせて多数の自転車を同時に駐車できるように、幾つかの駐車台をガイドフレームの長手方向にスライドできるように設置し、自転車を駐車及び引き出す際に、駐車台が移動しないように制動して、安定かつ安全に駐車及び引き出しを行えるようにして、使用の利便性を極大化した自転車駐車装置に関する。
このような自転車駐車装置は、自転車の利用が増すにつれて、自転車を狭い場所で多数台同時に駐車、及び保管できるようにするため、下記の特許文献1〜3に開示されるものなど多くの提案がなされ、実用されている。この種の自転車駐車装置によれば、ガイドフレーム上に幾つかの自転車駐車台を備え、これら自転車駐車台に自転車を駐車させた後、自転車駐車台をガイドフレームに沿ってその長手方向の何れか一方にスライドさせることで寄せ合い、より多い自転車を狭い空間に駐車可能になる。また、自転車の引き出しは隣接の自転車駐車台を遠ざけることで他の自転車駐車台や自転車に邪魔されないで容易に行える。
しかし、使用者が自転車を駐車台に駐車しようとする際、自転車駐車台が自由にスライドすると駐車や引き出しが困難になる。これに対応するのに、特許文献1は、自転車駐車台の自転車導入側の端部近傍に利用者の足または導入される自転車の車輪で下方に押圧される部分を有するストッパ操作部材と、このストッパが下方に押圧されると前端部がガイドフレームに当接されるストッパ部材とを設け、自転車を駐車する際および引き出す際に、人の足または車輪によってストッパ操作部材が下方に押圧されることで、自転車駐車台が移動しないようにする技術を開示している。
また、特許文献2は、ガイドフレームまたは別に設けたレールに押し当てる押し当て部材を駐車台に設け、この押し当て部材を操作するためのペダルを二輪車の車輪で踏み得るように駐車台側の車輪導入部近傍に設けて、駐車台にブレーキを掛けられるようにした技術を開示している。
また、特許文献3は、ガイドフレームに押し当てる押し当て部材を駐車台に設け、この押し当て部材を操作するためのペダルを設け、このペダルにタイマーを取り付けて所定の時間が経過したら、押し当て部材のガイドフレームへの押し当てを解除する技術を開示している。
しかし、特許文献1、2に開示の人が駐車台の導入側で操作する技術では、駐車台の自転車導入側で人がブレーキ操作し続けながら、自転車を駐車台の奥にまで送り込む作業をすることになり、作業が必ずしも容易とはいえず、背格好の小さな子供などではなお更である。また、特許文献1に記載の駐車台に導入側での自転車の車輪による押し下げによりブレーキが働く技術では、自転車の前輪と後輪との間でブレーキが働かなくなるのを回避し切れない問題がある。
さらに、特許文献3に開示の駐車台の自転車の導入側で人がブレーキ操作してからタイマーによって所定時間ブレーキが持続して働くようにする技術では、自転車の前輪と後輪との間でブレーキが働かなくなるといった問題や人が操作し続けるといった問題が解消するが、タイマーの設置とペダルとの連結構造上高価につく上、故障しやすい問題がある。
しかも、特許文献1〜3の人が操作する技術では、必ず操作される保証はなく、操作忘れや不知によるブレーキ動作なしでの自転車の駐車や取り出しが行われるのを防止しきれない問題がある。
本発明は、そのような問題に鑑み、人による操作なしに、駐車台に自転車が導入されて、前輪が駐車完了位置に到達するまで、および前輪が駐車完了位置から離れて自転車が駐車台から引き出されるまで、の各過程の間、ブレーキが働き駐車台がスライドできないようにした、自転車の駐車、引き出しにより安全な自転車駐車装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記のような課題を解決するために、平行な複数のガイドフレームに沿ってスライドできるように支持された幾つかの駐車台を備え、各駐車台にその導入端側から自転車を導入して前輪が所定の駐車完了位置に達した状態に駐車し、また駐車した自転車を導入端側に引き出せるようにした自転車駐車装置において、駐車台は、自転車の導入端側から前輪に対応する駐車完了位置側まで自転車を導入して受載する受載フレームと、この受載フレームを昇降できるように支持する支持手段と、受載フレームを自転車受載時の負荷未満の付勢力で所定の上昇位置を保つように付勢する付勢手段とを備え、受載フレームと一体的に昇降するブレーキシューと、このブレーキシューと駐車台の全スライド域にて対向し合うように設けられて、ブレーキシューが下降したとき互いに摩擦接触して駐車台がスライドしないように制動を掛けるブレーキレールと、からなるブレーキ手段と、駐車台の駐車完了位置での自転車の前輪の受載負荷に応動して受載フレームを上昇させるように働く前輪受載応動手段とを設けたことを特徴としている。
このような構成では、幾つかの駐車台が平行な複数のガイドフレームに沿ってスライドするので、多数の駐車台に自転車を受載して狭い範囲に寄せ合い駐車させるのに有用であり、自転車の駐車や取り出しには隣接の駐車台を遠ざけて容易に作業できる。特に、駐車台は、自転車を駐車し、引き出す際に、導入側から前輪に対応した駐車完了域側までに位置する受載フレームに自転車が乗り上げ、前輪や後輪が受載され続けるので、その間の自転車受載負荷が受載フレームを上昇位置に保っている付勢手段の付勢力に打ち勝って、受載フレームが下降させ続けられる。従って、その間受載フレームと一体に下降しているブレーキシューは、駐車、引き出し作業以外の特別な人為操作なしに、ブレーキレールに摩擦接触して制動し続け駐車台のガイドフレームに沿ったスライドを阻止する。しかも、自転車の前輪が受載フレームから駐車完了位置にある前輪受載応動手段上に乗り移って駐車が完了すると、前輪受載応動手段が前輪の受載負荷に応動して受載フレームを上動させて、ブレーキシューをブレーキレールから引き離すので、特別な人為操作なしに駐車台の制動を解きガイドフレームに沿ってスライドさせられるようにする。
上記において、さらに、支持手段は、駐車台の基部フレームと受載フレームとの複数個所間を複数のリンクで連結してなり、各リンクは、その傾斜角の増減に伴い受載フレームが昇降されるようにし、付勢手段は、各リンクを傾斜角増大側に直接または間接に付勢するばねとし、前輪受載応動手段は、受載フレームとの境界部に対応する位置を支点にシーソー動作するレバー部材よりなり、支点から駐車完了位置側に前輪受載部を持ち、受載フレーム側に受載フレームの昇降に連動する習性を与えられた連動部を持ち、この連動によって前輪受載応動手段は、受載フレームが上昇位置にあるとき、前輪受載部が下降位置とされ、受載フレームが下降位置にあるとき、前輪受載部が上昇位置にあるようにし、上昇位置にある前輪受載部に前輪の受載負荷が働くと下降されて連動部で受載フレームを上昇させるようにしたものとすることができる。
上記において、さらに、各リンクは、前輪に対応した駐車完了位置側に傾斜して受載フレームを支持したものとすることができる。
本発明の自転車駐車装置によれば、特に、駐車台は、自転車を駐車し、引き出す際に、導入側から前輪に対応した駐車完了域側までに位置する受載フレームに自転車が乗り上げ、前輪や後輪が受載され続けるのを利用して、その間受載フレームと一体に下降しているブレーキシューは、駐車、引き出し作業以外の特別な人為操作や、タイマーによる時限維持などなしに、ブレーキレールに摩擦接触させて制動し続け駐車台のガイドフレームに沿ったスライドを阻止するので、安全かつ軽易に使用でき、安価でもある。しかも、自転車の前輪が駐車完了位置にあると、前輪受載応動手段により受載フレームを上動させて特別な人為操作なしに駐車台の制動を解きガイドフレームに沿ってスライドさせられるようにするので、駐車自転車どうしの寄せ合わせや引き離しにも簡易に対応できる。
本発明の実施の形態に係る自転車駐車装置の1つの具体例につき、図1〜図9を参照しながら以下に説明し、本発明の理解に供する。
図1〜図3に示す本実施の形態の自転車駐車装置3は、図2に示すように平行な複数のガイドフレーム1に沿ってスライドできるように支持された幾つかの駐車台2を備えている。各駐車台2にその導入端側から図8aに示す状態から図8bに示す状態に自転車4を導入して前輪5が図8cに示すように所定の駐車完了位置に達した状態に駐車し、また駐車した自転車を導入端側に引き出せるようにした基本構成を有するものである。駐車台2は、自転車4の導入端側から前輪5に対応する駐車完了位置側まで自転車を導入して受載する受載フレーム10と、この受載フレーム10を昇降できるように支持する支持手段30と、受載フレーム10を自転車受載時の負荷未満の付勢力で所定の上昇位置を保つように付勢する付勢手段40とを備え、受載フレーム10と一体的に昇降するブレーキシュー8aと、このブレーキシュー8aと駐車台2の全スライド域にて対向し合うように設けられて、ブレーキシュー8aが下降したとき互いに摩擦接触して駐車台2がスライドしないように制動を掛けるブレーキレール7と、からなるブレーキ手段50と、駐車台2の駐車完了位置での自転車4の前輪5の受載負荷に応動して受載フレーム10を上昇させるように働く前輪受載応動手段60とを設けている。
このように、幾つかの駐車台2が平行な複数のガイドフレーム1に沿ってスライドするので、多数の駐車台2に自転車4を受載して狭い範囲に寄せ合い駐車させるのに有用であり、自転車4の駐車や取り出しには隣接の駐車台2を遠ざけて容易に作業できる。特に、駐車台2は、自転車4を駐車し、引き出す際に、導入側から前輪5に対応した駐車完了域側までに位置する受載フレーム10に自転車4が乗り上げ、図8bに示すように前輪5や後輪5aが個別か同時かのいずれかで受載され続けるので、その間の自転車受載負荷が受載フレーム10を上昇位置に保っている付勢手段40の付勢力に打ち勝って、受載フレーム10が図8bに示すように下降させ続けられる。従って、その間受載フレーム10と一体に下降しているブレーキシュー8aは、駐車、引き出し作業以外の特別な人為操作なしに、図8bに示すようにブレーキレール7に摩擦接触して制動し続け駐車台2のガイドフレーム1に沿ったスライドを阻止する。しかも、自転車4の前輪5が受載フレーム10から駐車完了位置にある前輪受載応動手段60上に乗り移って駐車が完了すると、前輪受載応動手段60が前輪5の受載負荷に応動して受載フレーム10を上動させて、ブレーキシュー8aをブレーキレール7から引き離すので、特別な人為操作なしに駐車台2の制動を解きガイドフレーム1に沿ってスライドさせられるようにする。
本実施の形態の1つの具体的特徴によれば、駐車台2は、自転車4を駐車し、引き出す際に、導入側から前輪5に対応した駐車完了域側までに位置する受載フレーム10に自転車4が乗り上げ、前輪5や後輪5aが受載され続けるのを利用して、その間受載フレーム10と一体に下降しているブレーキシュー8aは、駐車、引き出し作業以外の特別な人為操作や、タイマーによる時限維持などなしに、ブレーキレール7に摩擦接触させて制動し続け駐車台2のガイドフレーム1に沿ったスライドを阻止するので、安全かつ軽易に使用でき、安価でもある。しかも、自転車4の前輪5が駐車完了位置にあると、前輪受載応動手段60により受載フレーム10を上動させて特別な人為操作なしに駐車台2の制動を解きガイドフレーム1に沿ってスライドさせられるようにするので、駐車自転車4どうしの寄せ合わせや引き離しにも簡易に対応できる。
1つの具体例では、支持手段30は、駐車台2の基部フレーム9と受載フレーム10との複数個所間を複数のリンク11で連結してなり、各リンク11は、その傾斜角の増減に伴い受載フレーム10が昇降されるようにし、付勢手段40は、各リンク11を傾斜角増大側に直接または間接に付勢する図5に示すようなばね14とし、前輪受載応動手段60は、受載フレーム10との境界部に対応する位置を支点にシーソー動作する図7a、図7bに示すようなレバー部材15よりなり、支点から駐車完了位置側に前輪受載部17を持ち、受載フレーム10側に受載フレーム10の昇降に連動する習性を与えられた連動部18を持ち、この連動によって前輪受載応動手段60は、受載フレーム10が上昇位置にあるとき、前輪受載部17が図7aに示す下降位置とされ、受載フレーム10が下降位置にあるとき、前輪受載部17が図7bに示す上昇位置にあるようにし、上昇位置にある前輪受載部17に前輪5の受載負荷が働くと下降されて連動部18で受載フレーム10を上昇させるようにしたものとしてある。
これにより、支持手段30は駐車台2において、自身の基部フレーム9に受載フレーム10を長手方向複数個所でリンク連結するだけの簡単かつ安価な構造にて平行移動にて昇降するように支持できる。また、付勢手段40は、図示例のようにリンク11の下部連結ピン12まわりに蔓巻きタイプのばね14を働かせるだけで簡易に実現するし、各リンク11にばね14を分担して働かせることにより、各ばね14に必要な付勢力、ばね力を軽減して装着作業しやすくしながら、受載フレーム10をその全長において均等に付勢力を働かせることができる。ここで、各リンク11は、前輪5に対応した駐車完了位置側に傾斜して受載フレーム10を支持しており、単なるレバー部材15とした前輪受載応動手段60の連動部18への傾き動作で受載フレーム10を連動部18に載せるだけのごく簡単な形で、双方をスムーズに連動させられる。受載フレーム10の所定の上昇位置は、ストッパで規制することもできるが、特別な記載手段なしに、受載フレーム10の自重とばね14の付勢力とのバランス点として決定することもできる。
図示例について、さらに詳述すると、複数のガイドフレーム1は図1、図2に示すように両端間を連結フレーム6にて連結され、駐車台2はガイドフレーム1と直交乃至図2に示すように若干の角を有したり、前後や上下にずらせたりして、多数台の駐車台2がスライダー20ガイドフレーム1にスライドできるように連結設置されている。複数のガイドフレーム1間には、ガイドフレーム1と平行にブレーキレール7を設けてある。これに対応して、受載フレーム10にはガイドフレーム1に沿った移動域においてブレーキレール7上に対向し合うブレーキシュー8aがプッシャ8に支持して設けられている。
ここで、ブレーキシュー8aが選択的にブレーキレール7に接触、接触解除されるようにすることのために、駐車台2を構成する横断面が略U状の基部フレーム9には、角運動を行える受載フレーム10を、角運動しながら上下に昇降可能に、幾つか(図示した例は、3つである場合)のリンク11と連結する。受載フレーム10も、横断面が略U状になるように構成できる。図示の例では、幾つかのバー10bを自転車4の前輪5及び後輸5aが通過するとき、下方に落ち込まず、前後進できるように所定間隔で水平に固定して構成した場合を例示している。即ち、駐車台2の基部フレーム9に、第1ピン12を使用してリンク11の下部を軸支し、リンク11の上部は、受載フレーム10と第2ピン13で連結するが、リンク11が上昇位置に弾力支持されるように、トーションタイプのばね14を第1ピン12に介在して、基部フレーム9とリンク11間を弾力支持するようにする。前記ばね14によって自転車4が受載フレーム10の上部に前輪5や後輪5a、またはその両方が乗り上げると、その重さによって、ばね14が圧縮され、受載フレーム10がリンク11の回動を伴い角運動をしながら下降し、自転車4が受載フレーム1 0から引き出されると、ばね14の復元弾性によって上昇するようにしている。
そして、前受載フレーム10の中間には、プッシャ8を設け、このプッシャ8の下端部に固定されたブレーキシュー8aが、摩擦ブレーキレール上面に固定された摩擦パッド7aに選択的に密着され、駐車台2をスライドしないように制動するようにする。前記ブレーキシュー8aと摩擦パッド7aは、摩擦係数が大きいゴムなどの材質を使用し、相互接触、相互圧接時、制動状態が強固になるようにするのが望ましい。
一方、駐車台2の基部フレーム9のー側、即ち、自転車4が完全に駐車台2に積載が済んだ時、前輪5が位置する駐車完了位置には、プッシャ8とブレーキレール7とのブレーキ手段50による制動状態を解除できるレバー部材とした前輪受載応動手段60が角運動可能に設けられる。前輪受載応動手段60は、基部フレーム9に上部が前記第3ピン16によって角度調節可能に設けられ、前輪5が安置される前輪受載部17が、自転車4の駐車進入方向の内側に形成され、その反対側には、受載フレーム10の端部10aの下部側に位置する連動部18が位置するようにして、前輪5が受載フレーム10から前輪受載部17に乗り移った瞬間、第3ピン16を基点としてレバー部材15が反時計方向に角度調節され、連動部18が受載フレーム10の端部10aを押し上げることになり、これに伴いプッシャ8が持ち上げられてブレーキシュー8aをブレーキレール7から離すので、制動状態を自動的に解除できるようにする。
図面中の未説明の符号19を付して示すのは、自転車4を駐車台2に駐車する際、転倒されないように駐車台2に設けられ、安定的に支持するサポータである。上記のように構成できる本実施の形態の自転車駐車装置3が採用しているブレーキ手段50は、自転車4の駐車秩序の確立のため、自転車4を駐車するとき、安定的な駐車が可能であり、使用の利便性を極大化できるものであって、これの使用方法などを以下により詳しく説明する。
図8a〜図8cにおいて、順次な自転車4の駐車過程を示すように、駐車台2に自転車4を駐車するため、前輪5を駐車台2の受載フレーム10に乗せると、自転車4の自重によって、幾つかの角運動するリンク1 1がばね1 4の弾性を克服し、下部に角運動して受載フレーム10全体が下降することになり、前記受載フレーム10の中間に設けられたプッシャ8のブレーキシュー8aがブレーキレール7の摩擦パッド7aに圧接され、駐車台2は、ガイドフレーム1において長手方向にスライド移動ができない制動状態に転換され、使用者が自転車4を駐車台2に駐車する際に安定的に駐車が可能であり、自転車4の前輪5が駐車台2の受載フレーム10を経て前輪受載応動手段60に達し、前輪受載部17を下方に押すと、前輪受載応動手段60のレバー部材15が第3ピン16に角度調節可能に設けられ、反時計方向(図7bから図7aの状態)に角運動し、レバー部材15の前輪受載部17と反対側に設けられた連動部18が、受載フレーム10の端部10aを押し上げながら上昇することになり、プッシャ8がブレーキレール7から分離されて駐車台2は制動解除状態に転換され、駐車台2は、ガイドフレーム1において長手方向にスライド移動可能な状態、になるのである。
このように、自転車4を駐車台2に駐車した後、駐車台2をガイドフレーム1において長手方向にスライド移動させ、隣接する駐車台2と最小間隔で自転車4を保管すると、狭い空間でもより多い自転車4の駐車及び保管が可能であり、駐車されている自転車4を引き出そうとする場合、隣接する駐車台2との間隔が保障されないと、自転車4のハンドルやペダルなどに干渉を受けずに引き出すことができないので、駐車台2をガイドフレーム1に沿って隣接する駐車台2との間隔を広めることができるように、長手方向にスライド移動させた後、自転車4を駐車台2に駐車する際の方向と反対方向に引き出すと、まず、前輪5がレバー部材15の前輪受載部17から外れ、レバー部材15が第3ピン16を中心に時計方向(図7aから図7bの状態)に角運動し、連動部18が受載フレーム10の端部10aを上方に押していた状態が解除されるので、受載フレーム10は、自転車4の重さによって再度下降することになり、プッシャ8がブレーキレール7に圧接され、駐車台2は制動状態に転換されて自転車4を駐車台2から安定的に引き出すことができ、駐車台2の受載フレーム10から自転車4が完全に引き出されると、受載フレーム10は、ばね14の復元弾性によって角運動上昇しながらクランピング状態から解除され、駐車台2が、ガイドフレーム1において長手方向にスライド移動が可能な状態に転換されるものである。
本発明は、添付の図面に示された具体例を参考として説明したが、これは、1つの例示であり、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、これより多様な変更及び均等な具体例が可能であることを理解できる。よって、本発明の保護範囲は、添付の請求の範囲によってのみ定められるべきである。
本発明の自転車駐車装置は、狭い空間で多数の自転車を効率的に駐車できるようにした自転車駐車装置に実用でき、自転車を駐車台に駐車及び引き出す時、駐車台がガイドフレーム長手方向にスライドされないように制動されることになり、自転車の安定的な駐車及び引き出しが可能なものであって、関連産業の発展に大きく役に立たせることができる。
1 ガイドフレーム
2 駐車台
3 自転車駐車装置
4 自転車
5 前輪
5a後輪
7 ブレーキレール
7a 摩擦パッド
8 プッシャ
8a ブレーキシュー
9 基部フレーム
10 受載フレーム
10a 端部
11 リンク
14 ばね
15 レバー部材b
17 前輪受載部
18 連動部
30 支持手段
40 付勢手段
50 ブレーキ手段
60 前輪受載応動手段
2 駐車台
3 自転車駐車装置
4 自転車
5 前輪
5a後輪
7 ブレーキレール
7a 摩擦パッド
8 プッシャ
8a ブレーキシュー
9 基部フレーム
10 受載フレーム
10a 端部
11 リンク
14 ばね
15 レバー部材b
17 前輪受載部
18 連動部
30 支持手段
40 付勢手段
50 ブレーキ手段
60 前輪受載応動手段
Claims (3)
- 平行な複数のガイドフレームに沿ってスライドできるように支持された幾つかの駐車台を備え、各駐車台にその導入端側から自転車を導入して前輪が所定の駐車完了位置に達した状態に駐車し、また駐車した自転車を導入端側に引き出せるようにした自転車駐車装置において、駐車台は、自転車の導入端側から前輪に対応する駐車完了位置側まで自転車を導入して受載する受載フレームと、この受載フレームを昇降できるように支持する支持手段と、受載フレームを自転車受載時の負荷未満の付勢力で所定の上昇位置を保つように付勢する付勢手段とを備え、受載フレームと一体的に昇降するブレーキシューと、このブレーキシューと駐車台の全スライド域にて対向し合うように設けられて、ブレーキシューが下降したとき互いに摩擦接触して駐車台がスライドしないように制動を掛けるブレーキレールと、からなるブレーキ手段と、駐車台の駐車完了位置での自転車の前輪の受載負荷に応動して受載フレームを上昇させるように働く前輪受載応動手段とを設けたことを特徴とする自転車駐車装置。
- 支持手段は、駐車台の基部フレームと受載フレームとの複数個所間を複数のリンクで連結してなり、各リンクは、その傾斜角の増減を伴い受載フレームが昇降されるようにし、付勢手段は、各リンクを傾斜角増大側に直接または間接に付勢するばねとし、前輪受載応動手段は、受載フレームとの境界部に対応する位置を支点にシーソー動作するレバー部材よりなり、支点から駐車完了位置側に前輪受載部を持ち、受載フレーム側に受載フレームの昇降に連動する習性を与えられた連動部を持ち、この連動によって前輪応動部材は、受載フレームが上昇位置にあるとき、前輪受載部が下降位置とされ、受載フレームが下降位置にあるとき、前輪受載部が上昇位置にあるようにし、上昇位置にある前輪受載部に前輪の受載負荷が働くと下降されて連動部で受載フレームを上昇させるようにした請求項1に記載の自転車駐車装置。
- 各リンクは、前輪に対応した駐車完了位置側に傾斜して受載フレームを支持した請求項2に記載の自転車駐車装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR2020090006051U KR200456956Y1 (ko) | 2009-05-19 | 2009-05-19 | 자전거 주차장치의 주차대 클램핑장치 |
Publications (1)
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Country Status (2)
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